鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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9月の鹿島:ギリギリの戦いの末路
9-10月日程
9月の試合の感想
9月の成績はルヴァン杯と天皇杯を含めて5勝1敗でした。
数字だけを見ると悪くないように思えますが、ルヴァン杯の2戦目は勝利したと言っても敗退が決まった試合でした。
リーグ戦も下位クラブにとことん苦戦、勝利した試合もギリギリ感がハンパなかったですね。

大宮戦では先発出場した金森が金崎といい距離感での連携を見せ、そこに遠藤も絡んでいい攻撃が出来ていました。
そして、金森の仕掛けからの折返しを金崎が決めて先制します。
怪我の遠藤と交代で入った安部もいいプレイを見せていました。
もう1枚前線にいい選手が入っていればもっと得点できていたでしょうが、もはやトップでも存在感のない土居の2列目起用はさらに悲惨でしたね。
守備陣が耐えてくれたから良かったものの、最後の方は押し込まれる時間も増えました。
1点を守りきって勝ちはしましたが、とても内容の良かった試合とは言えませんでした。

ここから修正してくるかと思いきや、さらに試合内容は低迷します。
新潟戦は前半にあっさり2失点、後半に入ってレアンドロのハットトリックで逆転。
終了間際に金崎がPKを決めますが、この試合もギリギリの勝利でしたね。

天皇杯の浦和戦のスコアは新潟戦と同じでした。
逆転勝ちの新潟戦と違って、1度は追いつかれたものの鹿島が終始先手を取る展開だった上に、浦和の守備がゆるかったので安心して見ていられました。
しかし、それだけにこの試合は勝った事以外、何の評価にも値しなかったですね。
浦和の布陣は4-1-4-1だったので、バイタルエリアにスペースがあった上に、マークもゆるかったので鹿島の選手は余裕で前を向いてプレイできていました。
前線でもっとも出場時間が多いのにろくに活躍できていない選手でも、あれだけフリーにすれば結果を残して当たり前というくらい浦和の守備は酷かったです。
相手の守備が悪かっただけで、鹿島の試合内容が良かったわけではありませんでした。

こんな状態にも関わらず、大岩監督の采配は修正されるどころか悪くなる一方です。
運動量のある選手や金崎との連携がいい選手、得点という結果を出せるFWを使わずに、走らない選手、消えているだけの選手を使います。
そのため、G大阪戦はいよいよ文字通りのギリギリの勝利でしたね。
曽ケ端の凡ミス失点はあったものの、中村がPKを獲得します。
金崎のシュートは止められてしまいますが、詰めていたレアンドロが冷静に決めて前半のうちに同点に追いつきます。
以前なら後半の早い時間帯で鈴木、続いて安部という交代で早めに決勝点を入れていたのですが、大岩監督も徐々に石井監督と似て選手交代をする時間が鈍って来ましたね。
その上、交代させる選手も間違っており、それが完全に9月の苦戦に繋がっています。
G大阪戦は永木のCKに植田が頭で合わせて、ロスタイムに決勝ゴールが生まれましたが、さすがにいつもこんな上手く行くわけないですからね。
そして浦和のようにバイタルの守備がゆるいクラブもそうそういません。
大宮戦はウノゼロでしたし、新潟戦は大逆転、G大阪戦は終了間際のゴールと下位クラブや調子の悪いクラブに何とか勝っていたという状態でした。
ましてや、新潟戦とG大阪戦は2、3人目の交代カードと決勝ゴールはどちらも80分を過ぎてからでしたからね。
毎試合、2枚目の交代カードを残り10分で切って、そこから得点してくれるような選手がベンチにいるなら誰が監督をやっても勝てますよ。
こんな愚かな采配を続けていたら勝てなくなるのは当たり前という流れが出来上がっていましたね。

その予想通り、鳥栖戦は完敗を喫してしまいます。
インテンシティの高い相手に金崎、レアンドロ、中村もボールキープに手こずっていました。
土居にいたっては消えているだけで何もできていなかったですから、鹿島は常に10人で戦っている状態です。
大宮、新潟、G大阪戦はそれでも何とかなりましたが、石井監督のときもそうだったようにチームの問題点をいつまでも改善できずにいると必ず低迷して行きますね。
最初の交代させる選手を土居にしておけば充分勝てる可能性はありましたが、そうしなかった時点で負ける可能性がぐんと高まってしまいました。
この試合も2枚目の交代は78分と遅く、後手に回った展開のままだったので先制されるのも致し方ないです。
当然、都合よくそう何度も終盤に得点を取れるわけもないですからね。
石井監督同様に土居を引っ張ってしまったので、それが負けに繋がりました。
この敗戦でせっかく8まで開いていた勝ち点差も5まで縮まってしまい、残り6試合予断を許さなくなって来ましたね。
それ以上に、大岩監督が采配を修正できなければ優勝争いももう少しもつれる展開になる恐れもあります。

選手の正しい評価の仕方
今回は選手のプレイの見方と正しい評価の仕方について書きます。
なぜ、このタイミングでかというと、今季のJ1ではこれまでに7クラブで監督が交代しているからです。
監督が代われば起用する選手も違って来ます。
しかし、カンフル剤的な効果はあっても、チームや選手が劇的に変わることは多くありません。
そんな中で、鹿島は大岩監督になってチームも選手も劇的に変わったクラブであると言えます。
特に石井監督のときに活躍できていなかったPJ、レアンドロがフィットして、中村も持ち味を発揮できるようになって来ました。
監督が代わることでもともと持っていた選手の能力が引き出されるという典型例ですよね。
逆に言えば、選手が活躍できないのは監督がその能力を殺している場合もあるということです。
ただ、大岩監督の采配にも翳りが見え始めているので、このタイミングで正しい選手の評価の仕方をしっかり認識しておいてほしいですね。
・ボールの取られ方
サポーター視点はもちろんのこと、メディアの各媒体でも選手評価で得点を付けていますが、基本ボールのあるところしか見れてないですね。
具体的には得点シーン、ボールを奪われたところ、あとは見ていて決定機くらいです。
特にボールを奪われる=ダメな選手っていうイメージが横行していますが、これはまったくの逆ですね。
相手のプレッシャーが厳しいところでボールをキープするプレイ、前を向いてドリブルで仕掛けるプレイ回数が多い選手は、当然ボールを奪われるシーンは出て来ます。
メッシだろうと、ジダンだろうとボールを取られない選手はいないですからね。
しかし、守る方からすればこういう選手の方が怖いわけです。
もちろん、プレイの成功率は大事で取られていてばかりいてはマズイですが、極端な話9回ボールを奪っても、1回やられて失点したら守る方としては負けです。
バックパスや横パスのように誰でもできる無難で楽なプレイばかりをしている選手はミスは少なくなりますが、チームに何ももたらなさいですし、守る方からすればすごくありがたい選手なんですよね。
なぜなら、身体を張ってボールをキープしようとする選手やドリブルで仕掛けて来る選手相手に守るのはいつだって気が抜けないですし、ここでボールをキープされたらやられる、ドリブルで仕掛けられたら苦しいという気持ちでやっていますから。
それに対してミスの少ない無難なプレイしかできない選手は、ちょっとプレスに行く素振りを見せさえすれば、勝手にボールを下げてくれるので楽です。
これは前線だけでなくボランチの選手も同じで、レオ・シルバのようにあの位置で相手をかわして守備を一枚はがしてくれると、すごく助かるわけです。
守備側は後ろの選手がマークをずれて、守りにいかないといけないですからね。
ボールは取られないけどかわせない選手より、ボールを取られることはあるけどかわせる選手の方がずっと価値が高いですし、レベルの高いリーグではそういう選手も多くて評価されます。
もちろん、後ろの選手の場合、ボールを奪われたら即失点に繋がるので時間帯や試合展開を考えて、セイフティファーストのプレイをすべきだとこーめいは思いますけどね。
前後半の終了間際や、得点してリードを奪った後の時間帯などは気をつけた方がいいでしょう。
ただ、大岩監督は攻撃指向なので、レオ・シルバには自由にさせている感じです。
選手を評価する上で大事なのは、まずどういうボールの取られ方をしたのかを見ることですね。
タメを作るための身体を張ったプレイ、チャンスを作るためのドリブルでの仕掛けなど前向きなプレイであるのか、単純なミスなのか、ボールの持ちすぎなのか、パスの出しどころがなくて球離れが悪かったのかなど、細かいところまで見ていないとまともな評価はできません。
それにともなってゴールシーンや決定機だけでなく、攻撃の起点を見なければならないですね。
例えチャンスを作るまでには行かなくても、今のプレイが上手く行っていたら攻撃が始まっていたというプレイをしっかり見ることが重要ですね。

・消えている時間
試合から消えている時間が多い選手は、評価得点が高くなる傾向にあります。
なぜなら、ボールに絡む回数が少ないということはミスも少ないということですから、ミスだけを数える減点方式でしか選手を評価できない人にとっては平均点になりやすいからです。
しかし、実のところ評価しようにもどんなプレイをしていたか記憶に残っておらず、がんばって思い出してみるとボールに絡んでいる時はミスなくバックパスや横パスを繋いでいたから、攻撃にアクセントを付けていたという訳の分からない評価をする人が多くなります。
サッカーをきちんと分かっている人は決して減点方式で選手を評価しないので、試合から消えている時点で点数はマイナスですけどね。
ワンタッチゴーラーにこういう選手が多いですが、そういう選手はやはりゴールを奪う仕事をしないと厳しい点数をつけられてしかるべきなのですよ。

・監督の采配に依存
メディアの点数で特によく見られるのが、この監督采配依存の評価ですね。
早い時間に替えられた選手=プレイが良くなかったという認識で悪い点数を付け、どんなに消えていてチームの役に立っていなくても監督が交代を引っ張ったら何かしらいいところがあったのだろうということで高めの点数をつけている人が目立ちます。
実際にプレイが悪かった選手が真っ先に替えられることも多いので間違っていはいないですが、監督の判断が常に正しいわけではないですからね。
監督が常に正しい采配ができるなら、どこのリーグも順位は資金や戦力で決まって行きます。
実際にそうなっていないのは、資金力や戦力がある監督が選手を上手く活かせていなかったり、采配ミスをしているからです。
そもそもメディアの付ける得点は自分の目で見て評価するものであって、監督の判断に依存して選手を評価すること自体がおかしいです。
それにその監督の評価もしているわけですから。
「近くで観ている監督が選んだ先発選手なんだから」というコメントをする人は、サッカーをまったく理解できていない人だと思って間違いないです。
そういう人たちは、算数の先生が「1+1=3」と書いても知識がないから気づかないだけですからね。

・ベテラン、実績重視
これもよく見られますが、若い選手ほど点数を低く付けられ、実績のあるベテランほど甘い評価になることが多いです。
現にG大阪戦の失点でも、昌子の寄せや対応も悪かったように書いているメディアやサポーターがいました。
あんな失点は100%GKの責任ですよ。
DFがある程度シュートコースを切っていて、あの角度まで追い込んでるならニアに入れられるなんてことは、GKとしてあってはならないわけです。
仮に入れられるパターンとしてはGKの頭上に強烈なシュートを打たれた場合ですが、ファン・ウィジョは昌子の守備で強いシュートを打てる態勢ではなかったですからね。
磐田戦も小笠原の守備怠慢で失点しているのに、初先発していた安部のせいにする声が多かったです。
失点すれば若い選手のせい、無難なプレイをしていればベテランの評価が高くなるという傾向は改めないといけないでしょう。

・メディア
メディアにとって顔面偏差値が高く、女性に人気のある選手のインタビューはできるだけ取りたいものです。
しかし、心の狭い選手だったら悪い点数を付けると、インタビューに応じてくれなくなる可能性もあります。
そのため、先発で起用され続けてもろくに結果を出せていない選手でも、悪い点数を付け続けることはできないという心理が働きます。
こういった客寄せ的な選手は、実際より1点差し引いた点数が正しい評価と思った方がいいですね。

・そもそも試合観戦数が少ない
そもそもの問題として、試合観戦数の少ない人の評価は当てになりません。
比較する対象が足りなすぎますし、代表や海外サッカーを見ない人は、より上のレベルを知らないので、評価は当然甘くなります。
鹿島のサッカーしか見ない人は、その中でしかプレイや選手を評価できないですからね。
よく応援する選手を代表に推す声がありますが、今の鹿島で代表に入れそうなレベルの選手は実際のところ金崎、昌子、若さも買われて植田くらいです。
代表候補レベルで永木や遠藤、将来性を考えれば鈴木や安部がおもしろい存在という感じですね。
デュエルという言葉がありますが、練習時間の短い代表は特に個の力を重要視するので、球際で戦えない選手は厳しいです。
クラブと違って連携で個の弱さをごまかせないですから。
よほど運動量がある、決定力のずば抜けたワンタッチゴーラーなら別ですけど、そういう選手はいないですからね。
選手を評価するということは比較するということですから、より多くの比較材料を持っていなければいい加減な評価しかできないというわけです。

・逃げ癖がある
逃げ癖は聞きなれない言葉だと思います。
鹿島の選手で言えば青木の横トラップ、ガブリエルのコロコロ劇場、野沢のヒールパス、土居のダイレクトプレイがこれに当たります。
一つ一つ説明していくと、青木の場合はトラップを必ず自分の横に置いてしまうんですよね。
その理由は、トラップミスや相手選手のプレッシャーでボールを奪われないためです。
その反面、チャンスがあっても前へのパスがすぐさま出せません。
横にトラップしている分、必ず持ち直してからでないとパスを出せないので攻撃には大変不利になってしまいます。
ただ、青木は後ろの選手なのでセイフティファーストと考えれば、決して悪いことばかりではないですけどね。
この逃げ癖が、致命的と言えるくらい影響のあるのは前線の選手です。
ガブリエルの場合は、相手に詰められて接触するとすぐに倒れてピッチをコロコロ転がるというものでした。
その度に試合が止まるので非常に見苦しかったですし、ファウルを取ってもらえればいいですがあまりに頻繁にコロコロしてるので次第にスルーされて味方をピンチにするばかりでしたね。
野沢もフィジカルコンタクトやドリブルで状況を打開するのが苦手なので、相手から詰められたときはヒールパスをよく使っていましたね。
これは相手の意表を付けるのでまだいいですが、味方も反応できないことも多いのでボールロストの原因となっていました。
それに、これもあまりにやりすぎていたので相手からすれば、いいボールの奪いどころになっていましたね。
もっとも最悪なのが土居のダイレクトプレイです。
土居はパスを受けたときにほとんどダイレクトではたきます。
当然、プレイ精度が低くなりますし、短いパスしか出せないので他の選手が近くにいないと通りません。
ボールをキープしてタメを作れもしないのに、短距離のダイレクトパスしか出せないというのは周りの選手からしたら相当やりづらいんですよね。
鈴木や金森と比べて、土居と金崎の連携プレイが圧倒的に少ないのはこのためです。
土居の逃げ癖が特にタチが悪いのは、パスを出せる選手がいなかったら誰もいないスペースに出す、角度的に通らないって分かっているのにズレたパスを出す、あげくの果てには自分よりマークが厳しい選手に平気でパスします。
なおかつ、フリーで前を向ける状態でもバックパスしますからね。
サッカー素人はボールキープやドリブルしようとして取られた場合はボールロストと判断しますが、土居のようなプレイはパスが通らなかったと認識するので、減点方式の採点では反映されません。
しかし、実際はボールロスト数はかなりのもので鹿島の攻撃が土居で潰れていることは多いです。
土居は今季前線の選手でもっとも出場時間が多いですが、リーグ戦ではたったの2得点2アシスト。
プレイが良かったと言われた試合は、石井監督時代の鳥栖戦。
もう1つは先日の天皇杯浦和戦です。
これには、フォーメーションの噛み合わせというれっきとした理由があります。
鳥栖戦は2列目の起用でしたが、相手が4-3-1-2の布陣だったのでサイドの選手はフリーになりやすいんですよね。
しかも、山本からパスを受けてもダイレクトで戻すので、山本がボールを持って相手のマークを引き付ける時間が多くフリーでプレイできていました。
浦和戦は相手が4-1-4-1だったので、バイタルにスペースがあり、守備もゆるかったのでフリーでプレイできていました。
しかし、フリーでプレイできれば誰だっていいプレイはできるわけですよ。
むしろ、他の選手だったらもっと結果を出せていたでしょうね。
土居は起用されている時間を考えると、どのシーズンもふた桁得点はできず物足りないですが、昨年のファーストステージまではそれなりにゴールはしていました。
セカンドステージからぱったりとゴールできなくなりました。
土居のこれまでのゴールパターンは、相手からも味方からも消えておいてチャンスを作ってもらって、ゴール前で決めるいわゆるワンタッチゴーラー、ごっつぁんゴールというスタイルでした。
ゴールできていたのは信じられないくらい試合から消えているので、相手がマークを疎かにしていたからです。
ところが、さすがに消えているからと言ってノーマークにしているとやられるという認識に変わりました。
そして、今は普通にマークさえしていれば、勝手にボールロストやバックパスをしてくれる楽に守れる選手と思われているわけです。
ゴール前でも普通に見ていれば守備をするのは難しくないので、相手からすればマークに付いていてもやられる鈴木の方がよっぽど怖い存在です。
ゴールを取れなくなっているのは理由があるわけで、雑魚専として弱いチームや守備のゆるいチーム、簡単に言えばフリーでプレイさせてくれるチーム相手なら得点できることもありますが、コンスタントに稼ぐことはできないでしょうね。
はっきり言って、土居を評価している人はサッカーのこと何も分かっていないと思っていいです。

これらの逃げ癖は、癖というだけあってもう身体に染み付いているので払拭するのは相当難しいです。
根本的な意識改革を行わなければいけないですから。
逃げ癖がある選手でも、若い頃は代表入りを期待される場合も多いですが、大成はしないですね。
大成しないというのは、具体的に代表候補にも引っかからないレベルということです。
チームでの主軸にもなれず、連携力に依存した枝葉の部分でがんばるしかないです。
それも何かしらの武器がないと厳しいですけどね。

選手を評価するなら技術だけでなく、ボディバランスや体の使い方など細かいところ、欲を言えば逃げ癖まで見るようにしないといけないです。
そうでないと、プレシーズンの段階でどの選手が優れている、鹿島にフィットするということは分からないです。
特に監督にこの能力がないと新戦力をフィットさせるのに時間がかかりますし、チームを作るのに無駄が多くなってしまいますね。
PJやレアンドロなんて、石井監督のときはすでに不要論が多く出ていましたけど、プレシーズンからこの2人を評価していたこーめいからすれば、これだけ能力のある選手を活かせないのは監督に問題があるわけです。
そして、大岩監督がそれを証明してくれました。
選手や監督と違って、実際に試合でその実力を見ることができないコーチの能力は分からないので、大岩監督があそこまで能力を引き出せるとはさすがに予想はできなかったですけどね。
結果を残してから評価することは、数字を数えられる幼稚園児でもできることです。
選手を評価するなら結果を残す前にしておいてこそ説得力がありますし、逆に数字でしか判断できない人は過去の実績によるしかないですからね。
サッカー選手の評価は現在結果を残していることと、これから結果を残せるかどうかこそが重要です。

10月の展望
10月は日本代表の親善試合があるため、リーグ戦3試合と天皇杯1試合だけになっています。
4試合と言っても、またもや鹿島はアウェイ3連戦になるんですよね。
正直、今の大岩監督の采配が続くようなら、このアウェイ3連戦はかなり厳しい戦いになるのではないかと思います。
横浜FMはACL出場圏内、広島と札幌は降格ラインの瀬戸際にいますからね。
ただ、PJが戻って来たことをきっかけに采配が正常化すれば、再び2位との勝ち点差を引き離すこともできます。
そうすれば、10月が終わった時点でリーグ戦も天皇杯も優勝までもう少しというところに立っていることができるでしょう。

得点アシスト9月
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8月の鹿島:采配も停滞で立て直しが必要
8-9月日程
8月の試合の感想
8月は霧の中の戦いからスタートでした。
この試合は、選手も言っていたように逆サイドやGKから相手ゴール付近も見えなかったということですから、戦いづらかったでしょうね。
そのため、内容は良くなかったですが、仙台戦はとりあえず勝てばOKという感じでした。
続く神戸戦は先制されるも、金崎の2ゴールで逆転勝利しました。
土居に代わって鈴木が入ってチャンスメイク、同点になったことで勢いが出ましたからね。
しかし、川崎戦では完膚なきまでに叩きのめされました。
立ち上がりから川崎のプレスの前にビルドアップが満足に出来ていませんでしたね。
川崎は4-2-3-1の布陣でしたが、ボランチが下がって両サイドバックが高いポジションを取って3-6-1の形になる場面も多かったです。
鹿島は中盤の人数で負けていましたし、川崎のプレスにDFラインの裏を狙うロングボールも精度が低かったです。
そのため、前半から大岩監督が布陣の変更を指示したのも分かります。
ただ、それは攻撃を考えたらの話で守備には悪影響が出ていましたし、急な布陣変更と慣れないシステムで鹿島の選手は戸惑っていましたね。
その間に2失点してしまい、その後も失点。
この試合も途中出場の鈴木が最後に一矢を報いますが、完敗と言ってもいい試合でした。
確かに攻撃は機能していませんでしたが、守備は何とか耐えていたので後半早めに鈴木を投入してサイドからのクロスで攻めていく采配の方が良かったと思います。
中盤の支配力を高めるためのシステム変更という意図は分かりますが、リスクも大きかったですし、前線に高さのある鈴木を入れて頭に当ててこぼれ球を拾う、サイドからDFラインの裏を狙って早いクロスを入れる方が正解でした。
清水戦はレアンドロの早めの先制点で試合を有利に進めて、順位通りの無難な結果になりましたね。
8月最後のリーグ戦は上位対決のC大阪戦でした。
この試合も川崎戦同様に相手のプレスに苦しめられましたが、土居に代わって鈴木が入ってから流れが変わりましたね。
決勝点は金崎のクロスに鈴木が飛び込んでDF2人を引きつけます。
そのおかげでファーサイドでフリーになっていたレアンドロが落ち着いて決勝点を決めました。
このC大阪戦に勝利したことで、リーグ戦はすこぶる順調と言っていいでしょう。
ただ、その後のルヴァン杯の戦い方はまずかったですね。
もちろん、代表に昌子と植田を取られていたので最初から厳しい試合になると思っていたのですが、それだけにアウェイの初戦で曽ケ端と金崎を先発からはずすとは思いませんでした。
こーめいからするとCB2枚が替わるとなるとかなり大きな変化ですが、大岩監督はそう捉えなかったんでしょうかね。
2トップも土居と途中出場ばかりの鈴木ということで軸がなく、攻撃が不活性化していました。
しかもレアンドロとブエノが退場と2戦目の反撃にも響く結果となってしまいました。
この頃は安部がケガしていたのも大きかったですね。
ホームでの2戦目は9月に入っての試合ですが、キリがいいのでここまで触れておくと、この試合も守備が不安定でセットプレイからの失点がありましたが、鈴木の2得点、ケガから復帰した安部の得点と途中出場の選手が活躍して勝利しました。
しかし、失点があまりにも多く2戦合計の結果では届かず、ルヴァン杯早くも敗退となってしまいましたね。

敗因を考える
8月は2敗を喫してしまったということで、勝ち点を落としたFC東京戦と合わせて敗因を考えて行きたいと思います。
①ボランチに三竿健がいなかった
FC東京戦、川崎戦、ルヴァン杯の仙台戦と勝てなかった試合はすべて三竿健が最終ラインに入っていました。
川崎戦はボランチでの先発でしたが、途中から最終ラインに入ってまさにその時間帯から失点してしまいましたからね。
FC東京戦は植田が負傷中で、仙台戦は前述の通りCB2人が不在でした。
仙台戦はセットプレイからの失点がほとんどでしたが、ボランチに三竿健がいるのといないのではDFラインの前で相手の攻撃を止められるかどうかに大きな違いが出て来るんですよね。
バイタルエリアでの守備がいいとDFラインが脅かされるケースが少なくなりますし、そこで止められなくても三竿健の守備があるとDFがいい形で守ることができます。
逆に相手はバイタルエリアの守備をかいくぐってから攻めないと行けないので、その先の攻撃に無理が出てしまうんですよね。
控えにはブエノがいますが、やはりもう1枚CBで計算できる選手が欲しいところです。
仙台戦は仕方ないですが、できるだけ三竿健をボランチから動かさないようにしないといけないですね。
②2トップが万全ではなかった
FC東京、川崎戦は3連戦の3戦目アウェイでどちらも2トップは3戦先発していました。
FC東京戦はPJの個の力で追いつきましたが、やはり2人とも3戦先発だと運動量や球際の戦い落ちてしまう部分が見られます。
アウェイの仙台戦にいたってはFWの軸がいなかったわけで、あれではなかなか勝てるものではないですね。
ここは以前から言っているように鈴木や金森をもっと使って行って軸になれないまでも、そこに近づけるくらいの存在にして、上手くローテーションしていかないといけないです。
やはり連戦になると、軸になれるFWがチームに2人はいないと厳しいです。
PJが戻ってくれば前線の破壊力が上がるのはもちろん、ローテーションももっと楽になるんですけどね。
③運動量が少ない
連戦になるとやはり全体的な運動量が減る傾向にあります。
それによって、選手間の距離が微妙に広がってパスがずれる、通らないという状況が多くなっていますね。
これはローテーションをもっと上手くやりながら選手のコンディションを保つ、フレッシュな選手を起用していくということをやっていかないといけないですが、もう2つ重要なことがあります。
1つは伊東のような運動量の多い選手を起用するということですね。
走れる選手、後ろから追い越せる選手がいるといないとでは、前の選手の負担も全然違って来ますから。
逆に消えているだけの選手は他の選手の負担を増やしているだけになりますから、普段からボールに絡めない、身体を張れない選手ははずすようにすべきです。
この2つを心掛ければ、攻撃を活性化できると思います。
④中央に攻撃が偏りすぎ
以前にブログで「中央・サイド・流動性」によって、分かっていても止められない攻撃をと書きましたが、今の鹿島は攻撃が中央に偏っていますね。
対戦相手も鹿島のことを研究して来ていますから、パスを繋いで中央から攻撃するなら前からプレスをしっかりかける、バイタルエリアで厳しく当たって前線の選手に簡単にボールをキープさせないってことをやって来ています。
そこでボールを奪ってカウンターっていう狙いですね。
これは当たり前の対策で、実際に川崎戦、C大阪戦、仙台戦は前からのプレスに苦しんでいました。
川崎戦、C大阪戦、ホームの仙台戦、いずれもサイドからのクロスで得点を上げています。
これはすべて鈴木が入っている時間帯なんですよね。
金崎と土居の2トップだと、金崎がボールを受けるためにサイドに流れて攻撃の組立てに参加することが多いです。
そうすると土居がゴール前にいることになるのですが、これだと相手からすればまったく怖くないですし、センタリングを上げても跳ね返されるだけになってしまいます。
ところが、鈴木がいるとマークに付かれていても競り勝てますから、相手からすればかなりの脅威なんですよね。
そのため、鈴木自身のゴールも生まれていますし、C大阪戦のようにDFを引きつけて味方をフリーにというメリットも生まれます。
そして、なんといっても鈴木がゴール前にいればサイドから早めにクロスを入れられるので、相手の守備を崩す必要がないんですよね。
そうすれば相手のプレスが強くても得点の形は作れますし、アーリークロスをDFラインの裏に入れれば相手はラインを高く保つことが怖くなります。
そうするとプレスやバイタルエリアでの守備にも影響が出て来て、中央からの攻撃もしやすくなります。
現在の鹿島は中央からの攻撃に偏っていて、鈴木が出てからサイドからの攻めの形が出来て得点を奪えている状況ですから、やはり早めに鈴木を先発で起用するようにすべきですね。
もっとサイドから攻撃できれば、相手も中央だけに絞って守備することもできなくなるので、鹿島の攻撃を分かっていても止められなくなるでしょう。

9月の展望
ルヴァン杯はすでに敗退してしまったので、リーグ戦と天皇杯のタイトルは何としても獲らないといけません。
特にDAZN初年度の今季は、リーグ戦優勝は至上命題です。
9月のリーグ戦は大宮、新潟の下位クラブとの対戦から始まるので、ここで鈴木、安部、金森あたりを上手く先発で起用して行きたいですね。
西がケガでまだ先発出場はしないようですから、伊東の活躍に期待です。
伊東はオーバーラップのタイミングがいいですし、シンプルにクロスを入れるので鈴木と一緒に起用してほしいところです。
PJや安部のケガはありましたが、こーめいが想定していたより大岩監督は前述した選手たちを上手く使いきれていないですね。
それが連戦や8月の結果に出てしまっています。
そして、9月も新潟、浦和、G大阪と3連戦があります。
浦和戦は天皇杯と言ってもこれまでのようにメンバーを大幅に変更することはできないですからね。
しかし、今回の3連戦はFC東京や川崎戦と違って、3戦目をホームで戦うことができます。
そのアドヴァンテージは上手く活かしたいですね。
浦和戦まで2試合しかないですが、伊東、鈴木、安部、金森を先発の戦力としてどれだけ組み込めるかが鍵となりそうです。
残されたタイトルを確実に獲るためにも、4度目の3連戦こそ失敗せずに3連勝と行きましょう。

得点アシスト8月
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7月の鹿島:負けなし記録を更新中
7-8月日程
7月の試合の感想
中2日の4連戦でスタートした7月、まずは3勝1分と負けなしで乗り切ります。
柏戦は大岩体制で初めて先制される展開となり苦戦しましたが、金崎やPJらの個人技で勝ちきることができました。
続くG大阪戦では、大岩体制で初先発となった遠藤がゴール。
その1点を守って勝利しますが、PJを早めに下げてからは攻撃の迫力を失って押し込まれる要因となってしまいましたね。
守りきれたから良かったものの、前線の選手交代のカードは見直さないといけないことが露わになった試合でした。
そして、そのせいでFC東京戦では初めて勝ち点を落としてしまいます。
逆転された後にPJの個人技で追いつくものの、鈴木の起用が遅く、安部もこの頃は使っていなかったので逆転するまでには至らなかったですね。
FC東京も調子がよくなかっただけでにもったいないドローとなってしまいました。
この試合では、3連戦先発出場のレオ・シルバが不調で失点の原因になるなど、連戦のローテーションの仕方にまだ甘いところが見られましたね。
連戦最後の天皇杯山形戦ではメンバーを入れ替えて臨み、岡崎戦と同様に大勝となりました。
月末の甲府戦もしっかり勝利した上に、セビージャ戦に続いて鈴木と安部が結果を残したことが大きかったですね。
7月は5勝1分で、大岩体制負け無しを継続中です。

守備の要はファーストボランチ
前回の記事で書いたように、鹿島の攻撃は大岩監督になってから破壊力が増しました。
やはり前線の選手の距離感が改善されたこと、ポジションが流動的になったこと、前線の選手のキープ力が上がっていることが大きな要因です。
そのおかげもあって中央からの攻撃、特にワンツーからの崩しによる得点も増えて来ていますね。
しかし、中央からの攻撃が増え、前線が流動的になると難しくなるのが守備のやり方です。
石井監督のときは2列目の選手がサイドに開くことが多かったため、守備時もサイドのケアがしやすかったです。
そして、中央からの攻撃よりサイドからの攻撃を増やすことで、ボールを奪われたあとのリスクも少なくすることができました。
ただ、それだと攻撃もサイドからが基本となるので、カイオのようなドリブル突破ができる選手がいないときつくなりますね。
今季は完全に攻撃が停滞して、つまらない試合が多くなっていましたし、結果もついて来なかったです。
大岩監督はこれまでの強かったときの鹿島がそうだったように、ファーストボランチを要としたサッカーを目指しています。
それが、三竿健を一貫として起用し続けている理由ですね。
前線が流動的ということは、ボールを奪われたあとの守備陣形は整っていないことが多いですから、攻撃を遅らせることが重要となります。
その仕事をしているのが三竿健ですね。
ピッチを幅広くカバーして、相手の攻撃を抑えています。
ここでポイントなのが、攻撃の芽を潰すのではなく、生ませないことを第一としていることです。
最近はやたらプレスをかけることや、ボールを奪うことこそ大事という考えが横行していますが、守備陣形が整っておらず、数的不利なのにボールを奪いに行ってかわされたら元も子もありません。
特にボールホルダーの傍にフリーの相手選手がいれば、プレスに行ってもそこに100%出されるだけですからね。
小笠原なんてよくこういうプレイをやって失点する原因となっていますが、これは逆に相手の攻撃のスイッチを入れてしまうことになります。
三竿は相手の攻撃を遅らせて、前線の選手が戻って来てプレスバック、もしくは守備陣形が整ってから奪取というプレイを地味ながらよくやっています。
また、状況によってはプロフェッショナルファウルで止めることもありますし、動きすぎてバイタルエリアを不用意に空けることもなく、非常にこのあたりの判断がいいですね。
小笠原、レオ・シルバ、永木はどうしてもボールを奪いに行くプレイをやってしまいがちですから、大岩監督が三竿健を重用するのも納得です。
ただ、小笠原はルイス・アルベルトのときもそうだったように、ブラジル人とボランチを組むとなぜか後ろに残って上手くバランスを取るので、レオ・シルバとのコンビは機能しています。
永木がレギュラーを奪取するには、ファーストボランチとしてのプレイを高めていかないといけないでしょうね。
7月の連戦は植田がケガをしていたため、三竿健はCBの出場でしたが、彼がボランチで出ていたら柏戦やFC東京戦も2失点はしていなかったと思います。
レオ・シルバを休ませることもできましたし、CBの層の薄さが響いた面もありましたね。
中央からの攻撃が多いということは、それだけ真ん中でボールを奪われることも多くなるので、相手のカウンターも早くなります。
そのため、鹿島の攻撃が好調を維持するためには、かつて本田、熊谷、中田、青木らがそうだったように、ファーストボランチの優れた判断力による地味なバランス調整が重要となって来ます。
もちろん、その後ろのCB2人の対応も大事ですが、できるだけそこまで行かせずにその前で相手の攻撃を終わらせるようにするためにも、ファーストボランチの仕事にはこれからも注目ですね。

8月の展望
8月は中3日ですが3連戦からのスタートとなるので、7月の連戦の反省を活かした選手起用が大事になって来ます。
つまり、3連戦で出場させる選手をできるだけ減らして、誰をどの試合で休ませるかってことですね。
3戦先発で起用する選手は、金崎、三竿、西、CBの2人くらいに絞るのが理想でしょう。
すでに、終わった仙台戦、神戸戦を見るとレオ・シルバやレアンドロ、山本を初戦で休ませていましたし、大岩監督はそのあたりもきっちり修正して来ているのだと思います。
PJがケガで離脱していますが、鈴木と安部の存在感がすさまじく、攻撃力は維持できていますね。
今後は金森も起用して、FWの使える選手に組み込んでいく必要があるでしょう。
中村やレアンドロ、安部、三竿などこーめいが早くから評価していた選手を起用して、しっかり結果を出していますし、伊東も地味にほとんどの試合で使っていますからね。
常々、選手の力を引き出すことが仕事と言っているように、大岩監督の選手を見極める能力はかなり高いと思います。
8月の試合には川崎戦、C大阪戦などが残っていますから、ここが山場になりそうです。
きっちり勝利して、夏が終わった時点で鹿島が独走態勢という状況を作っておきたいですね。

7月ゴールアシスト
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6月の鹿島:劇的な変化をもたらした大岩監督
6-7月日程
6月の試合の感想
大岩監督に交代してから明らかに鹿島のサッカーが変わり、6月は天皇杯も含めて4連勝スタートとなりました。
鈴木満強化部長も対戦カードを考えての、このタイミングでの監督交代だったのでしょう。
カテゴリーが下の岡崎をはじめ、リーグ戦の対戦相手も下位ばかりでしたが、それを差し引いても13得点1失点の全勝は素晴らしいです。
それもこれも、こーめいが前回の記事で監督解任の共通点として挙げた2列目の選手を入れ替えたことが大きかったですね。
広島戦から2列目は中村とレアンドロのコンビになりました。
この2人がいきなり結果を出して広島戦ではゴールを奪い、札幌戦ではアシストを決めましたね。
これまで石井前監督のときには、あまり使われず、起用されても活躍できていなかった2人でしたが、大岩監督の明確な戦術と的確なアドバイスでその真価を発揮し始めました。
それに対して、石井前監督はチーム全体の指示は出しても、選手個別の指示は出せなかったそうですから、昨年の永木や今季加入のレアンドロらがなかなかチームにフィットできなかったのも頷けます。
中村に関しては、セレーゾ時代からこーめいは土居ではなく、選手構成表のトップ下に彼を入れていましたから、ようやくかという感じです。
岡崎戦では、ターンオーバーを決行しながら5点を取っての快勝となりました。
天皇杯では下位カテゴリークラブにターンオーバーをして苦戦、ベストメンバーで臨んで敗戦ということも割とありますが、勝ったことはもちろん、しっかり若い選手が活躍したのも大きな成果でしたね。
これだけメンバーが代わっていいサッカーができているのは、やはり大岩監督のやりたいサッカーがしっかり描けており、指示が明確ということでしょう。
広島、札幌戦では後半失速、新潟戦ではおそらく練習で負荷をかけすぎて選手が走れなかったのだと思いますが、全体的に動きが悪かったですね。
その点は、これからの課題ではありますが、それを改善する選手も方法もあるので、6月のメンバーから多少入れ替えることで良くなって行くでしょう。
正直、結果はもちろん、内容も良くなっているので、特に書く事もないのですが、今回はその課題の改善点と鹿島の攻撃について書いておこうと思います。

分かっていても止められない攻撃へ昇華を
・2列目の選手のボールの収まり、ポジショニング
・追い抜く動き
・サイドチェンジ
・中央からの攻撃

大岩監督になってから、攻撃面で確実に変わっているのは上記の4点です。
広島戦や札幌戦など、前半にいい戦いができているのは、2列目の中村とレアンドロがボールを収めて、パスを出した後も走っているからですね。
これによって全線の4人の距離が近くなり、ボールが収まらずにダイレクトでしかパスをはたけない土居と足元が下手なPJでもテンポのいいパス交換ができています。
中村とレアンドロのポジションが真ん中に寄っていることもあって、サイド中心だった石井前監督のときと比べて中央からの攻撃も増えています。
守る側からすれば、当然ゴールが近い真ん中から攻められる方が怖いので、中央の守りを厚くして来ます。
しかし、鹿島のサッカーはサイドバックのオーバーラップもありますから、相手を中央に寄せてサイドからという攻撃も非常に得意としています。
というより、本来の鹿島のサイド攻撃はそういう形であり、その意識がサイドチェンジの増加にも繋がっていますね。
しかし、広島戦や札幌戦は後半に失速しています。
これは全体的に運動量が落ちて、選手間の距離が広がっていることが原因です。
そうなると当然、前線の選手がボールをキープして味方が走る時間を作らないといけないのですが、2列目の中村やレアンドロからいい形でトップにボールを送っても、土居とPJがロストしまくりなので、そこでボールを刈られて、その勢いのまま攻められてしまっていました。
PJはがんばってボールキープしようとはしていますし、大岩監督になって持ち味も結果も出せるようになって来ていますけどね。
この改善は選手を入れ替えるのがもっとも簡単です。
ところが今の鹿島には柳沢や大迫のようなタイプの選手がいません。
金崎もボールコントロールやパスがけっこう雑ですし、ポテンシャルはある鈴木もこのところ伸び悩んでいますからね。
もっともコンスタントに安定してボールを持てるのは現時点では金森だと思いますし、天皇杯で全得点に絡んだ安部も期待できます。
ただ、安部に関しては当面はチャンスがあれば途中交代で使って育てて行くのがいいでしょうね。
このトップでのボールの収まりを改善できれば、鹿島のサッカーの特徴である分かっていても止められない攻撃ができるようになると思います。
この分かっていても止められない攻撃っていうのは、文字通り脅威で、15シーズンに優勝した広島もそうでした。
もともと1トップ2シャドーでのフリックなどのコンビネーションによる中央からの崩し、ミキッチや柏によるサイドからの仕掛けと、広島の攻撃はやっかいなものでした。
しかし、その2つだとしっかりマークさえついてたら抑えることは可能でした。
15シーズンはそこにドウグラスという選手が加わって、ゴール前に高さが生まれました。
これによって、今まではミキッチや柏にドリブルでやられなければ守れていたのですが、ドリブルでマークを抜かなくても、アバウトでもクロスを上げてしまえば、ドウグラスが何とかしてくれていましたからね。
空中戦に競り勝つだけでなく、ペナルティエリア内でクロスを普通にトラップまでされたらDFはたまったものじゃありません。
この攻撃の威力はかなりのもので、戦力の乏しいチームだと抑えるのが大変で、どういう攻撃をしてくるか分かっていても止められないっていう状態でした。
鹿島のスタイルではやはり2列目の選手の能力、ポジショニングが重要ですね。
そこでボールを収めてゲームを作っていくわけですが、前線の選手が流動的に動くことで相手にとってはマークをしづらくなります。
中央の攻撃を抑えられても、今度はサイドバックがオーバーラップしてサイド攻撃。
そこでチャンスを作れなければサイドチェンジ、もしくはもう一度中央からと攻撃の目先を変えて行きます。
その度に、相手のDFは守備をシフトしながら、流動的に動く鹿島の選手を掴まえなければいけないので、必ずどこかにスペースが出来て、マークのズレが生じます。
広島の攻撃が中央、サイド、高さだったのに対して、過去の鹿島は中央、サイド、流動性を武器に分かっていても止められない攻撃を構築していました。
その分、ボールを奪われたあとの守備でも選手個人の高い判断力が求められるのですが、大岩監督のサッカーは、鹿島の本来のサッカーを取り戻そうという意識が見てとれますね。
守備については次回にでも書こうと思います。
懸念材料だった2列目は中村、レアンドロ、遠藤で回して行くでしょうし、トップとサイドバックの人選によっては、充分、分かっていても止められないサッカーを実現することは可能だと思います。

7月はアウェイ連戦
7月はアウェイ4連戦からのスタートです。
しかも、リーグ戦3試合の間隔は中2日、中3日の天皇杯は今季から下位カテゴリーのホームで試合をするレギュレーションに変わっています。
G大阪戦はACLの関係でこのタイミングになっているわけですが、ACLの試合がないのにこんな過密日程になっているというのは、早々に敗退してしまった鹿島にとって皮肉な感じも受けます。
ACLを優勝するために、今季はこれだけの選手を補強したわけですからね。
逆に言えば、こんな理不尽なアウェイ連戦を乗り切れるだけの戦力が揃っているとも言えます。
抗議の意味を含めて、G大阪戦は柏戦に帯同した選手は連れて行かないという手もありますが、3,4人のメンバーを入れ替えながらの総力戦を展開していくことになるでしょう。
6月の戦いは下位クラブばかりでしたから、この7月で大岩監督のサッカーの真価が問われると思います。
真価というには、やっぱりきつすぎる日程ですけどね。
しかし、試合内容は確実に良くなっていますし、大岩監督のマネージメント次第では充分4連勝も狙えます。
連戦のあとはセビージャとの試合があって、最後は甲府戦です。
3連戦をすべて勝つと首位になりますし、FC東京戦からはもうリーグ戦の折り返しです。
柏、G大阪、FC東京にきっちり勝ちきれるようなら、小笠原の口癖である「ぶっちぎりで優勝する」というのも、今度こそ実現可能なのではないかと思います。
そして、連戦が終わったあとは、6月のメンバーから2,3人のレギュラー変更が起きているかもしれないですね。
柏戦は植田が負傷でいきなりピンチではありますが、CBに入る三竿健に代わって久しぶりのリーグ先発となる永木の働きが鍵になりそうです。
そして、前線にもメンバー変更がありそうなので、代わって出場する選手に期待です。
首位の柏を破って、いい連戦スタートにしたいですね。

得点アシスト6月

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5月の鹿島:噛み合いだした歯車をぶち壊して解任へまっしぐら
鹿島5-6スケジュール
5月の試合の感想
4月の終わりにチーム状態が少し上がって来たと書きましたが、その通り浦和戦ではいい試合をして、接戦をものにしました。
ここから上昇気流に乗って行ければ良かったのですが、もう1つのある意味重要な試合、ACLのムアントン戦で石井監督は噛み合いだした歯車をぶち壊してしまいましたね。
グループリーグの最終戦、すでにラウンド16への進出は決まっていましたが、石井監督は勝ちに行く姿勢を見せていました。
それはいいのですが、あそこまでガチに勝ちに行く采配を行うとは、予想の斜め上を行っていましたね。
ムアントン戦のテーマとしては、遠藤、レオ、昌子ら、替えのきかない主軸を休ませる、もしくは、彼ら主軸に金森、レアンドロ、三竿、伊東らをからめて行く2つがありました。
あくまで勝ちに行くと言っても、ローテーションによって選手を休ませる、またはチーム力を高める方法をとりながら戦わないといけないですよね。
しかし、石井監督はこのどちらも選ばなかったわけで、これが最大の失策となってしまいました。
一応、浦和戦から永木、鈴木、三竿雄の3人は替えていましたが、永木と鈴木は主力で今さらチームにフィットさせるための起用ではないですからね。
山本が出られなくて右サイドは三竿雄を起用していたくらいですが、それも継続して使うつもりがないなら、チーム力の向上には繋がりません。
先発メンバーでそこらへんのチョイスが大きく間違っていましたし、選手交代がこれまた最悪でした。
レオ・シルバには明らかに立ち上がりから疲労が見てとれましたし、ボールに食いつきすぎてかわされるシーンが多かったですね。
失点にも絡んでいましたし、早めに交代させるべきでした。
リードを許す展開にもならず、60分には勝ち越しゴールを決めていたのに、交代カードを1枚しか切らなかったのも謎です。
その1枚も88分ですからね。
この試合の先発メンバー選び、交代カードの采配が完全に歯車を狂わせました。
連戦となる神戸戦で選手がよく走れて、球際で戦えていたなら問題なかったのですが、当然そんなことはなく、遠藤とレオが試合中の負傷で離脱してしまいます。
昨年もこのブログで書いたように、そして実際にそうだったように、遠藤がいないと鹿島は攻撃の組み立てはできないですからね。
レオも出場できないとなると尚更です。
ここですでに石井監督の解任は見えて来ていましたね。
そして、予想を裏切ってくれることなく、遠藤とレオの抜けた鹿島の攻撃はあまりにも酷く、神戸、川崎、広州戦で合計1得点しか取れずに3連敗を喫します。
ホームでのラウンド16第2戦こそ勝利はしますが、2戦トータルでは引き分け、アウェイゴールの差でACL敗退が決まってしまいました。
5月は3勝3敗とはいうものの、1試合は相手も鹿島も勝っても負けても良かったムアントン戦。
そして、1つはホームで無失点勝利という余裕のある広州に上手く戦われたラウンド16の第2戦です。
結果だけでなく内容も悪く、ケガ人が出たことで石井監督の采配も再び幅がなくなり、5月に差し込んだ一条の光もまったくなくなって真っ暗闇になってしまいました。
そこが改善されていたなら、もう少し延命もできたと思いますが、この状態では解任もやむなしです。
相変わらずリーグ戦はホームで勝てていませんし、散々な結果の5月でしたね。
しかし、監督が交代したことで、鹿島にとってタイトルを獲るための大きなターニングポイントになるかもしれません。

監督解任はすべて同じ理由
鹿島のフロントは監督を解任するときの理由に、成績はもちろん、選手との信頼関係がどうなっているのかを見ているそうですね。
今回、信頼関係は崩れていなかったとのことですが、石井監督は選手に個別に指示を出せなくて、それが理由で選手がピッチで好き勝手に自分の好むプレイばかりするようになっていました。
それは、試合を観ていれば分かりますし、そういう選手をはずせずに起用し続けていましたから、選手からはある意味舐められていた部分もあるのでしょう。
それも信頼関係が崩れているということになると、こーめいは思いますね。
しかし、それとは別に、監督が解任されるに至る共通の理由があります。
近年では、セレーゾ監督、石井監督が解任されましたが、成績が落ちて契約満了となったオリヴェイラ監督も含めて考えてみますと、やはり2列目の選手の起用方法が問題なんですよね。
オリヴェイラ監督が3冠をはじめ、数々のタイトルを獲得できたのは本山の存在が大きいです。
その証拠に本山がコンディションの問題から、出場できなくなると急激に弱くなって行きました。
11シーズンのナビスコ杯は、震災の影響でかなり有利な状況で獲得したものでしたからね。
オリヴェイラ監督は、本山が出場できなくなるとフェリペ・ガブリエルという鹿島史上、最悪の外国人を使い続けました。
ボールは持てず技術も低く、攻撃の組み立てができません。
それだけならまだしも、長期間出場機会を与えられてもまったく成長が見られない選手でした。
こーめいは早くからガブリエルではなく、遠藤を起用するように言っていました。
11シーズンはガブリエルの怪我もあって遠藤の出場機会も増えてはいましたが、オリヴェイラ監督は頑なにガブリエルを優先して使い続けたのでチームが弱体化、成績や試合内容を観れば、ネガティブな契約満了による退任は当然の結末でしたね。
むしろ、タイミング的には遅いくらいでした。
そして、12シーズンに就任したジョルジーニョ監督が、現在の主軸となっている遠藤をひとり立ちさせると言って積極起用するようになったんですね。
ジョルジーニョ監督は個人的な理由で1年での退任となりましたが、クラブは契約延長を申し出ていました。
リーグ戦の成績は初の二桁順位でしたが、あのシーズンは曽ケ端の凡ミスによる失点で勝ち点8は損してましたから、それがなければ普通に5位くらいにはいましたからね。
ジョルジーニョ監督時代は4-2-3-1で戦っていましたが、最初はドゥトラをトップ下で起用していました。
これまた、ボールを持てない、ゲームを作れないブラジル人でそこで攻撃が止まってしまうことが多かったです。
それから、2列目を左からドゥトラ、レナト、遠藤にすることでチームが機能したという経緯があります。
ボールの持てるレナトと遠藤が攻撃を作って、ボールを持てないドゥトラが左から中央に入って得点を獲るというパターンがはまっていました。
大迫の出場時間も、11シーズンから1000分近く増えました。
実は、大迫と遠藤が、それぞれFWとMFのポジションでファーストチョイスとなったのが、このシーズンです。
その次は、セレーゾ監督です。
セレーゾ監督も4-2-3-1を主として戦い、1年目の後半からはトップ下に土居を起用していました。
これがリンクマンとして機能はしていたのですが、トップの大迫と右の遠藤がボールを鬼キープしていたので、はっきり言って誰でもあのくらいの活躍はできて当然です。
それをセレーゾ監督が勘違いしてしまって、大迫のいなくなった2年目も起用し続けたので完全に攻撃が停滞していきます。
トップのダヴィがボールを持てないわけですから、トップ下はゲームを作る役割を担える選手を起用しないといけなかったですね。
それでも得点できていたのは、両サイドの遠藤とカイオの存在が大きかったからです。
しかし、タイトルを取れるようなチームになるとは思えない内容でしたから、解任されたのも仕方なかったです。
そして、石井監督が就任すると、まず土居をレギュラーからはずします。
その後、土居はケガで離脱。
鹿島のチーム状態は好転、ナビスコ杯を優勝します。
石井監督2年目は、土居をトップ起用していました。
2列目は遠藤とともにカイオ、シーズン終盤は柴崎を起用することで、ファーストステージ、チャンピオンシップ、天皇杯と優勝することができました。
鹿島は勝つためにスタイルにはこだわらないと言っても、戦力差からリーグ戦ではボールを支配して攻めることがどうしても多くなります。
そのため、2列目の選手がボールをキープしてゲームを作れないといけないわけです。
ガブリエルや土居のようなボールを持てない上に特別な武器があるわけでもない選手を、2列目で起用し続けるのは時間の無駄。
攻撃の組立ができなくなって、チームが停滞します。
しかも、致命的なのは出場時間をあれだけ与えられながら、まったく成長しないところです。
起用し続けて成長するならいいのですが、まったくプレイが変わらないと当然強くはなれないですし、そういった選手を起用しているということは、他の有能な選手が成長する機会を奪っているということですからね。
これは、常にタイトルを目指している鹿島にとって致命的ですし、こういう采配が続くと監督は解任、もしくはネガティブな退任になるのも致し方ないです。
だから、こーめいがこのブログでも何度も書いているように、主軸になれる選手となれない選手を見極めて起用しないといけないってことですね。
そして、ボールを持てる選手がいなくなったときは、そのポジションだけでなく、周りの選手も含めて一度選手構成を考えないといけません。
監督やコーチのようにプロとしてサッカーに関わる人でも、けっこうそういう見方ができてない場合って多いんですよね。
監督が解任されるには理由があるわけですし、それを分析すれば見えて来るものも必ずあります。
そういうところもしっかり学習して、同じ過ちを繰り返さないで欲しいですね。
鹿島のコーチとして長年携わって来て、実際にそれを観て来ている監督ならなおさらです。
大岩監督には、コーチ時代で得た経験をあますところなくフル活用して、チームをいい方向へ導いてほしいです。

6月の日程
前述しているように、後任は大岩コーチが昇格という形で監督となりました。
フォーメーションは4-2-2-2のままのようですが、いくつか石井監督のときとは変化を加えてくるようですね。
とりあえず、どんな采配、どんなチーム構成で戦っていこうとしているのか、6月の戦いを通して見ていきたいと思います。
もちろん、鹿島ですから優勝を狙うために勝っていかないといけません。
6月は代表の試合もあって、リーグ戦の試合は少ないです。
広島戦こそ準備期間があまりありませんが、プチ中断期間があるので大岩色も出して行きやすいのではないかと思います。
対戦相手も下位クラブばかりですし、結果を出しながらチームを立て直すというミッションもやりやすいタイミングでの就任だったと思います。
まずは、大岩監督の手腕に期待といったところでしょう。

得点アシスト5月

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J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
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