鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第16節】大事なことを忘れていた…の柏戦
結果
7月13日(土) 2013 J1リーグ戦 第16節
柏2-1鹿島(19:05/国立/25,904人)
[得点者]
42' ダヴィ⑥(鹿島)←中田浩二①
67' クレオ(柏)
90'+2 クレオ(柏)
[フォーメーション]
FW:ダヴィ、大迫
MF:ジュニーニョ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
72分:ダヴィ、小笠原→本山、本田
78分:遠藤→野沢


試合の感想
スロースターターズ
柏は4-4-2もしくは4-2-3-1で来るかと思いましたが、ここのところ多用している3-4-2-1でしたね。
ただ、守備時は5-4のブロックを作って守るものの、広島や浦和と違って攻撃時は常に5トップになるようなことはありませんので特別な対処は必要ありません。
鹿島は4-4-2、前節との違いは前野に代わって左サイドバックに中田が入ったことです。
試合はお互いにスロースタート。
柏は前節の湘南戦もそうだったのですが、運動量が少なくて相手にペースを握られていましたね。
湘南の選手のパスミスや判断ミスで前半に失点することはなかったのですが、かなり自由にプレイさせていましたから。
能動的にやれていたプレイは鹿島のポストプレイに厳しくいくことくらいでした。
そのため、鹿島は序盤からもっとエンジンをかけて入ればよかったのですが、セレーゾ監督もどちらかというとあまりリスクを冒さないで試合に入るのが好きですからね。
ロングボールを多用、柏もミスが多かったですが鹿島も小笠原や中田に単純なパスミス、トラップミスも目立ってリズムに乗れない立ち上がりとなります。
それでもポゼッションは鹿島が握ってファーストシュートはダヴィ。
山村の縦パスを遠藤がスライディングを受けながら綺麗に流してダヴィがミドルシュートを放ちました。
柏はフォーメーション的に守る時は5バックになるので、リスクを冒して人数をかけて攻めないとなかなか崩せないですよね。
5-4の形で守られるとボールを動かしてもサイドにもスペースができにくいです。
大迫、遠藤にくさびのボールはよく入っていたので周りの選手がもっと近くでプレイしてフォローして行けば良かったのですが、セレーゾ監督の指示もあったのか重心は全体に後ろ気味。
追い越す動きや押し上げがなかったので攻撃に迫力が出ません。
23分に山村の持ち過ぎからボールを奪われて柏が攻め上がった辺りから、少し試合が動いて来ましたね。
このチャンスで柏の意識が攻撃に移ったため、鹿島もダヴィのドリブル突破、柴崎のスルーパスからジュニーニョとチャンスを作りかけます。
その後には鹿島のCKからの逆襲で柏がカウンター、最終的に工藤が決定機を迎えますが、ここはヘディングシュートを曽ケ端が防いでくれます。
鹿島は川崎戦でもスローインからカウンターを受けて失点した場面がありましたが、両サイドバック、ボランチとも上がっていました。
いずれも原因は似たようなもので、最終ラインは2対1の数的優位で守れているのですが、その前のエリアを埋める選手がいないって状況になっていますね。
この場面はセットプレイだったので青木、山村、中田もゴール前に上がって最終ラインは西と柴崎で守ることになっています。
そして、小笠原はCKのキッカー、そして、遠藤がショートコーナーを受けます。
もちろん大迫、ダヴィ、ジュニーニョもゴール前に入っていてペナルティアーク付近に誰もいないので、クリアされたボールは100%相手に拾われますし、そのまま持ち上がられたら西と柴崎が数的不利になるのは必然です。
セットプレイにしろスローインにしろ、ここの守備の仕方は修正しないと同じやられ方は何度もしてしまうでしょうね。
結局、柏の前半のシュートはこの時の1本だけだったわけですが、柏はここぞという時には後ろからも押し上げて人数をかけて攻めることが出来ていました。
逆に鹿島はダヴィがらしい突破でサイドを駆け上がっていましたが、ゴール前に人が少なすぎでしたね。
唯一人数をかけられていた攻撃はCBからのフィード、サイドチェンジ、2列目のタメからの西の上がりですが、センタリングやパスのミスが多くてチャンスを演出するまでには至りませんでした。
それでも攻める時間が多かった鹿島は遠藤、柴崎からのダヴィへのスルーパスなど柏のゴール前に迫る回数は増えて行きます。
前半のうちに少なくとも1点は取っておきたいという試合のペースだったのですが、終了間際に先制します。
CKから二次攻撃。
遠藤の右足クロスをニアで大迫が潰れながら後ろに流すと、さらにそれを中田がオーバーヘッド気味に後ろに送って最後はダヴィが詰めました。
柏の出来を考えるともっと積極的に攻めていれば前半のうちに複数得点できていたのではないかという試合展開でしたが、それでもこの久しぶりの先制点を上手く活かして後半を戦えれば十分勝てるという前半の内容でした。
ただ、この時こーめいは大事なことをすっかり忘れていました。

勝負所に力を集中できたかが勝敗を分けた
1点ビハインドの柏は前半よりはアグレッシブに来ていましたが、鹿島も思惑通りに試合を運びます。
48分にいきなりビッグチャンス。
カウンターから柴崎が左サイドへいいパスを送るとジュニーニョがセンタリング、中央でダヴィが柏DF2人とGKも引きつけて少し触るとそのままボールは大外ドフリーの大迫へ。
余裕もコースも十分にあった決定機だったのですが、何と枠をはずしてしまいます。
ここで決めていたら試合も決められていたんですけどね…。
大迫は柏キラーなのでこーめいは決めてくれるものとシュートの瞬間にすでに喜んでいたのですが、どうやらザック御前試合では活躍しないというイメージの方が勝つようです。
しかし、鹿島はその後も試合を優位に進めてカウンター、小笠原のスルーパスからダヴィが抜け出したり、遠藤のミドルシュートとチャンスを作ります。
この時間帯は柴崎も積極的にゴール前に入っていたのですが、だいだい2人くらいしかいないのでジュニーニョはもっと得点の取れる所に入ってほしいですね。
その直後にも相手のミスからダヴィがボールを奪って単独でシュートまで行くのですが、完全に増嶋の右足に当たってCKなのにゴールキックと判定されてしまって、攻撃の勢いが途切れてしまいました。
そこからパスミスも重なって流れを柏に持って行かれるのですが、この時点ですでに60分は過ぎていました。
ここでこーめいは大事なことを忘れていたことに気が付きます。
7試合連続で先制されていたのでここのところはセオリー通りに残り30分で選手交代することが多くなっていたのですが、セレーゾ監督はリードしていたら動けない監督だったのです。
すっかり失念していましたね。
1点差でこの内容ならまず動かないでしょうけど、夏場の試合でしかも中2日、先発メンバーも1人しか入れ替えてないわけですから、残り30分で選手交代するのはセオリーでしょう。
案の定、運動量も減ってミスも増えて来ると67分に同点に追いつかれてしまいます。
ここはミスがいくつも重なっての失点でしたね。
まず左サイドの守備ですが中田がキム・チャンス、山村が田中を観る形になっていてそれぞれプレスも遅くなっているのですが、致命的だったのはキム・チャンスが一度田中に当てて裏に走り込んだのに中田がまったく付いて行かなかったことです。
それでラインぎりぎりのところでセンタリングを入れられて小笠原がいち早く守備に行ったのはいいのですが、バックパスされたらもう守備の意識がなくなっているんですよね。
もう1人残っていた西も同じで攻撃的な選手によくあることですが、危ないところには守備に行っても自分のところの危険が去るとボールウォッチャーになってしまいがちです。
クリアしたり相手のバックパスでボールが下がったら少しでもDFラインを押し上げるというのは基本ですから。
こういうディティールを徹底してやれないと失点はなくならないですよ。
それにはやはり攻撃的な選手がボランチやDFラインに多すぎるというのは問題で、しっかり守れる選手、常にどこが危険でどこにポジションを取れば相手の攻撃に対処できるかを考えてる選手を入れないといけないですね。
大谷のパスにクレオが反応して押し込むのですが、西の右足の位置を観ると並んでいるくらいですし、手前の小笠原は完全に残っていましたね。
追いつかれたことで慌てて2人交代、小笠原、ダヴィに代わって本田、本山を入れ、フォーメーションも4-2-3-1になります。
ただ、鹿島は最後までドタバタしてしまいましたね。
現在10位でホームの試合であることを考えたら柏の方が必死に勝ち点を狙いに行く展開になるはずなのですが、鹿島の方が何とか得点しようと前に急ぎ過ぎてミスが多くなりそこを突かれていました。
柏はボールを奪ってからの早い攻めを繰り出します。
75分には大迫がボールを奪われて工藤がペナルティエリアに侵入して来ますが、ここは山村がいい守備で止めます。
それで倒れた工藤がシミュレーションということでイエローカードが出されるのですが、これは完全に誤審ですね。
山村は工藤がトラップした瞬間に上手く体を入れてボールにアプローチしているのでファウルではないのですが、その際にフットボールコンタクトは生じているわけであれで倒れたのをダイブと見なされてはFWは堪ったものではないです。
シミュレーションはまったく触ってない時に倒れたり、大げさに倒れたりした時に取るべきものでこの場面は該当しないですね。
柏はジョルジ・ワグネルを入れて来ると残り10分で逆転した前節の湘南戦のように一気に勝負をかけて来ます。
鹿島も遠藤に代えて野沢を投入しますが、頼みの綱は左サイドのジュニーニョのみでした。
昨年もそうだったようにジュニーニョは中盤で起用するなら、サイドハーフの方がいいですよね。
川崎時代も3トップの左をやっていましたし、前に誰もいないのでやりやすいんでしょうね。
よく突破してセンタリングを上げていたのですが、大迫がわずかに届かないと言うシーンが2度ありました。
ロスタイムには再び左サイドからやられます。
完全にスタミナ切れの中田が太田につけずセンタリングを入れられると、ファーサイドの田中も中央のクレオもフリーにしてしまいました。
この流れは本山のボールロストから始まったのですが、山村がそのフォローにかなり奔走、左に流れたクレオについて青木も飛び出していたのでかなりマークがごちゃごちゃしてしまいました。
CBがいないので本田がさすがにいち早く下がってゴール前を埋めたのですが、大谷がフリーでバイタルエリアに上がっていたのでそこもいち早くケアします。
それで戻って来た本山がサイドからゴール前に入って来ていたクレオを一旦観るのですが、センタリングが上がった時点でボールウォッチャーになっていましたね。
柏は攻め時をよく知っており、前節に続いて相手が疲れて来たところに襲いかかって逆転勝ち。
鹿島は後半残り30分からこそ前半のスローペースのように、本山や野沢を入れてボールを回しながら確実に繋げる時にはくさびを入れて、そうでない時はシンプルにDFの裏を狙うようにしたかったです。
同点に追いつかれての野沢の投入はあまり効果的ではなかったです。
中2日の連戦ですからもう少しメンバーはいじっていいと思いますし、代わった中田にしても以前のメンバーに戻しているだけなので新しい発見は生まれないですよね。
勝てた試合でしたが、決定機を決められなかったこと、勝負所を見極めてそれに応じた選手交代や戦い方をできず、その部分で柏に上回られて悔しい敗戦となってしまいました。

鹿島らしさを取り戻せ!
勝ったり負けたりが続いており、それ以上にチーム作りが進んでいないと感じる現在の鹿島ですが、それもそのはず目指すサッカーがはっきりしていないからです。
今季は鹿島らしいサッカーを取り戻すということでダヴィ、中村、前野を獲得、野沢も復帰させたのですが、セレーゾ監督は相手に合わせる戦いばかりしています。
これではなかなかチームは出来上がって行かないですし、この試合でも守備や高さのことを考えて中田を起用しましたけど前野がいないと推進力がなくなりますよね。
まずは自分たちのサッカーを作って、それをベースに微調整して相手に合わせるような戦い方をすべきです。
そこで、鹿島らしいサッカーをするにはどうすべきかですが、下記の7つのことが必要となって来ます。
①フォーメーションは4-2-2-2
②2列目のタメとFWのポストプレイ
③前線4人の流動性
④ボランチの高い守備力と広い守備範囲
⑤サイドバックの追い越す動き
⑥前線からのプレス
⑦DFラインからのビルドアップ

まず①についてですが、本山が先発出場できなくなった10シーズンから鹿島は従来の4-2-2-2ではなく、4-4-2の布陣で戦うようになりました。
この時点からでも遠藤、そしてなるべく川島などを起用して育てていくようにしていればよかったのですが、ボールの収まらないガブリエル、野沢を起用し続けてしまったために以降、完全に4-4-2の布陣で戦うこととなります。
さらに翌年には小笠原と増田、12シーズンからは小笠原と柴崎がボランチで組むことが多くなり、4-2-2-2での戦いがより難しくなって行きます。
鹿島のサッカーは2列目のタメとFWのくさび、そして前線の4人が距離の近いボックスの布陣で流動的に動くことが重要となり、そうすることで相手を撹乱します。
そして、相手の守備が中央に集まったところをサイドバックがオーバーラップで攻撃にからみます。
現在は遠藤が入ることで2列目のタメは出来てきていますし、中央でボールを受ける意識、回数も増えて来ています。
これによってボランチも高い位置を取れるので、この試合でも遠藤、柴崎からのスルーパスが出るシーンが多くありました。
ただ、中盤は基本フラットですしダヴィがあまり動かないこともあって前線の4人がポジションチェンジをすることは少なく、タメが作れても中田、西ではサイドバックの追い抜く動きはほとんどできません。
また、ボランチが2人とも攻撃的だとどうしても2列目はサイドの守備をケアしないといけないです。
2列目が中央でプレイしやすくするには、守備力と守備範囲のあるボランチがサイドをケアするようにしないといけないです。
つまり、鹿島らしいサッカーを目指すなら前野、本田、遠藤、中村をもっと起用して行くべきなのですが、そこら辺をセレーゾ監督が頑なに拒んでいるかのようですからね。
今のように相手に合わせてばかりでは今季が終わったところで何も残らないシーズンになってしまう恐れもあります。
中田を起用しても失点は減らないのですから、まずは鹿島らしいサッカーを構築すべくメンバーを選んでチーム作りをしていってほしいですね。

ホームでは強い
柏戦は負けてしまいましたが、鹿島は今季ホームでは6勝1分と好調なので磐田戦はしっかり勝ってプチ中断に入りたいですね。
清水戦同様、磐田もアウェイ連戦となります。
関塚監督になってチーム状態は良くなっていますが、そう簡単にチームが出来上がるわけでもないですから仙台戦ではあまりチャンスらしいチャンスも作れていなかったです。
鹿島の苦手なドリブルの得意な選手が多いので、スピードのある選手で後ろは固めたいですね。
特に山田には要注意です。
その山田と共に鹿島からは予想通り大迫と柴崎が東アジア選手権の代表メンバーに選ばれました。
発表されたメンバーを観ると実に的確かつかゆいところに手が届いている選出となっていると思います。
特に大迫はこの試合での悔しさを次節ゴールを決めることで晴らして、柴崎ともども代表でもレギュラーでプレイしてほしいですね。
久しぶりに代表の試合をワクワクしながら観られそうなので、磐田戦にしっかり勝利して気分良くプチ中断に入れればと思います。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

【J1戦力分析】鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ
昨季成績と移籍情報
昨季成績:11位 勝点46 12勝10分12敗 50得点43失点
[IN]
DF:前野貴徳[25](完全移籍:愛媛)
DF:植田直通[19](高卒:大津高)
MF:野沢拓也[32](完全移籍:神戸)
MF:中村充孝[23](完全移籍:京都)
MF:川島大地[27](レンタルバック:京都)
FW:ダヴィ[29](完全移籍:ウム・サラル)
FW:豊川雄太[19](高卒:大津高)

[OUT]
DF:新井場徹[34](完全移籍:C大阪)
MF:レナト[29](レンタル終了:広州恒大)
MF:ドゥトラ[25](完全移籍:ロケレン)
MF:増田誓志[28](完全移籍:蔚山現代)
FW:興梠慎三[27](完全移籍:浦和)
FW:岡本英也[26](完全移籍:新潟)


2013選手構成表
予想フォーメーション:4-2-2-2
GK:曽ケ端準[34]、佐藤昭大[27]、川俣慎一郎[24]、八木直生[22]
CB:岩政大樹[32]、植田直通[19]
CB:青木剛[31]、昌子源[21]、山村和也[24]
SB:中田浩二[34]、前野貴徳[25]、鈴木隆雅[19]
SB:西大伍[26]、伊東幸敏[20]
DH:柴崎岳[21]、梅鉢貴秀[21]
DH:小笠原満男[34]、本田拓也[28]
OH:野沢拓也[32]中村充孝[23]川島大地[27]
OH:遠藤康[25]、本山雅志[34]、土居聖真[21]、宮内龍汰[19]
FW:ダヴィ[29]、ジュニーニョ[36]、中川義貴[20]
FW:大迫勇也[23]、豊川雄太[19]

※[新加入ルーキーレンタルバック]  ※年齢は13シーズンの表記
[コメント]
昨季はチーム事情から最終的に4-2-3-1で戦っていましたが、今季はブラジル流の4-2-2-2の復活となります。
2列目の選手がいかに中央でプレイできるかが鍵となりますね。
ピークを過ぎた代表クラスのベテランと将来有望な若手で構成され、中堅選手層が薄いのが特徴です。
また、今季は鹿島らしいサッカーの再生を目指して足元の技術のある選手が多くなっています。

監督力合計:22点
トニーニョ・セレーゾ監督
攻撃戦術力:★★★
守備戦術力:★★★★★★★
選手管理力:★★★★★★
精神統制力:★★★★★★

※各値は7点満点
※選手管理力はチームマネージメント力、精神統制力はモチベーターとしての能力
[コメント]
言わずと知れたブラジルのレジェンドですが、明るい性格で親しみやすくレジェンドとしての格とキャラクターで上手くチームマネージメントします。
現役時代に自らがプレイしていたイタリアの影響を色濃く受けているせいか、チームスタイルは守備的で指示も細かいです。
前線からの連動したプレス、相手のいいところを潰すやり方など守備の戦術力は高い反面、攻撃は選手任せなところがあります。
そのため、前線の選手の組み合わせが上手くいくかどうかが鍵です。
ネルシーニョ監督のように日本を離れている間に戦術力が成長していることを願います。

補強ポイント
①ストライカー
昨季の総決定機数はリーグ1位、決定力不足が目立ったので得点の獲れるブラジル人の獲得は必須でした。
ダヴィはフィニッシャーとしての能力は間違いないですし、監督がセレーゾのためか水戸戦を観ると甲府の時よりも守備をする意識が高く効果的なディフェンスが見られましたね。
退団が噂されていたジュニーニョと契約更新、豊川をFW登録したもののFWの選手層は薄いです。
②守備的サイドバック・③控えサイドバック
篤人が移籍してからDFラインからのビルドアップ力、守備力低下が顕著で凡ミスからの失点が多く不安定な戦いを余儀なくされていました。
ここにJ2でもレベルの高いプレイをしていた前野を獲得。
攻撃、守備、ビルドアップをもっともバランスよくできる人材だと思います。
ただ、それでもサイドバックの選手層もやや薄めですね。
④パサー
本山が先発出場できなくなってバイタルエリアでのボールキープ、スルーパスを出せる選手が不在となり鹿島らしさがここ数年なくなってしまいました。
中村は狭いエリアでもボールをキープできますし、ボールの持ち方は本山に似ていますね。
昨季まではJ2での戦いでしたが、一応J1でのプレイ経験もあり、何より足元の技術はずば抜けているので期待大です。
できればあまり得点にこだわらずにアシストにこだわって欲しいところですね。
⑤シャドーストライカー
昨季シャドーストライカーとして覚醒したドゥトラがロケレンに移籍したものの、フロントは早くから野沢を復帰させるべく動いていました。
水戸戦を観ても相変わらずバックパスが多くパサーやゲームメイクの仕事はまったくできないですが、シャドーの動きとセットプレイは期待が持てます。

総評
昨季はあまり積極的に補強せず現状の戦力で戦い、もともとジョルジーニョ監督続投でも2年目に戦力を整えてという方針だったので、今季は鹿島らしいサッカーを取り戻すべく的確に補強して来ました。
いいメンバーが揃ったのでセレーゾ監督がどの選手をどういう組み合わせで起用するかですね。
それによって成績も大きく変わって来そうですし、最適解を見つけるのにあまりに時間がかかってしまうと並みに乗り切れない状態に陥るかもしれません。
曽ケ端を始め昨季から引き続きベテラン勢の衰えが顕著なので、思い切って世代交代を図った方が将来的にも強いチームが作れるでしょうね。

※データや予想はこーめいの独断と偏見によるものです。
※予想には隠れデータも考慮に入れています。

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テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ

【J1戦力分析】サンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島
昨季成績と移籍情報
昨季成績:1位 勝点64 19勝7分8敗 63得点34失点
[IN]
MF:岡本知剛[23](レンタル復帰:鳥栖)
MF:野津田岳人[19](昇格:広島ユース)
MF:パク・ヒョンジン[23](大卒:高麗大)
MF:キム・ジョンソク[19](高卒:春川機械工高)
FW:浅野拓磨[19](高卒:四日市中央工高)

[OUT]
DF:森脇良太[27](完全移籍:浦和)
DF:辻尾真二[28](レンタル契約満了:清水→大分)
DF:横竹翔[24](レンタル:鳥取)
DF:西岡大輝[25](レンタル栃木)
FW:平繁龍一[25](完全移籍:草津)
FW:大﨑淳矢[22](レンタル:徳島)


2013選手構成表
予想フォーメーション:3-4-2-1
GK:西川周作[27]、増田卓也[24]、原裕太郎[23]
CB:水本裕貴[28]、パク・ヒョンジョン[23]
CB:千葉和彦[28]、中島浩司[36]
CB:塩谷司[25]、ファン・ソッコ[24]
DH:森崎和幸[32]、鮫島晃太[21]
DH:青山敏弘[27]、岡本知剛[23]
SH:山岸智[30]、清水航平[24]
SH:ミキッチ[34]、石川大徳[25]
SD:高萩洋次郎[27]、野津田岳人[19]、イ・デホン[20]
SD:森崎浩司[32]、石原直樹[29]、キム・ジョンソク[19]
FW:佐藤寿人[31]、井波靖奈[21]、浅野拓磨[19]

※[新加入ルーキーレンタルバック]  ※年齢は13シーズンの表記
[コメント]
フォーメーションは3-4-2-1、ストーブリーグも静かで布陣、メンバー共に大きくは変わらないですね。
補強は岡本のレンタルバック以外は(野津田は出場歴あるものの)すべてルーキーですが、選手流出の噂も多かったので主力の移籍を森脇のみにとどめたことは広島の財政面を考えると上出来のストーブリーグということになるでしょう。
選手それぞれのポジション、役割はほぼ固まっている感じですね。

監督力合計:24点
森保一監督
攻撃戦術力:★★★★★★
守備戦術力:★★★★★★
選手管理力:★★★★★
精神統制力:★★★★★★★

※各値は7点満点
※選手管理力はチームマネージメント力、精神統制力はモチベーターとしての能力
[コメント]
攻撃はペトロヴィッチ監督から引き継ぎ、守備は自らが整備することで連敗は少ないが連勝も少ないチームに勝負強さをもたらしました。
攻撃時は4-1-5の形で前線に数的優位を作って、ボランチからの繋ぎ、サイドへの展開、前線へのくさびで組み立てて行きます。
守備時にはリトリートして5-4-1の形で守り、ペトロヴィッチ監督と違うところはサイドに振られたときの守備陣のシフトの仕方、ボールホルダーへのプレスなど組織的なディフェンスを取り入れています。
サッカー関係者の間でも広島が優勝した要因にこの守備組織を挙げる人が多いですね。
それに加えていつも全力投球で手を抜かない姿勢が選手のモチベーションを高く保つことに繋がったのではないかと思います。
チームマネージメントについてはメンバー固定で戦い続けた場合、控え選手をどう扱うかがこれから注目になっていきますが、少数精鋭ですしまだ2年目なのでとりあえず問題になることはないでしょう。

補強ポイント
①控えボランチ
全体的に主力を補強しないといけないポジションはないので選手層を保つ補強が焦点になります。
ボランチには鳥栖にレンタル移籍した岡本が戻って来ました。
②控えFW
広島でもっとも補強が必要なのはここでしょうね。
実際に福岡の城後にアプローチしていましたが失敗。
城後が加入すれば佐藤のバックアップには十分すぎう補強になったのですけどね。
第2FWはシャドーも兼ねる石原になりそうです。
③攻撃的CB
守備力はいまひとつも昨季は重要なところでゴールを決めた森脇が移籍したので、CBと言えどやや攻撃力が落ちることになります。
守備力に関しては塩谷、ファン・ソッコで補えるでしょうし、ゼロックスでは水本が積極的に攻撃参加していたので広島のスタイルはそのままに戦えそうです。
④控えシャドー
バックアップの第一候補は石原ですが、1トップの控えも兼務することを考えると野津田、イ・デホン、キム・ジョンソクがどこまでやれるかが重要になりそうですね。
⑤ドリブラー
あまりクローズアップされないですが、ミキッチのドリブルは広島のサッカーに相当重要だと思うんですよね。
やはり、相手に守られた時、ミキッチの仕掛けがないとなかなかチャンスを作れないことがありますから。
ブニョドコル戦でもそれを非常に感じました。
昨季からミキッチがケガがちなだけに、もう1人ドリブルの仕掛けが計算できる外国人がいれば申し分ないんですけどね。

総評
仙台に比べても全体的に選手層の薄さは否めないですね。
すでにミキッチとファン・ソッコがケガで離脱していますし、今季はACLも戦うとなると日程もハードですから。
ペトロヴィッチ監督は若い選手の起用はいとわないもののレギュラーを固定しがちだったのに対して、森保監督はどういった選手起用をするのか気になるところです。
ブニョドコル戦を観るとローテーションはやっていきそうです。
フロントも毎年タイトルを獲りに行くクラブではなくて、何年かに一度優勝争いに絡めればいいって言っていますし、若い選手を育てて行くチームカラーがより強くなっていくのでしょうね。
ただ、ゼロックス杯を見ると選手一人一人がやることをよく理解していて、チームとしてもまとまりがあって完成度の高さは光っています。

※データや予想はこーめいの独断と偏見によるものです。
※予想には隠れデータも考慮に入れています。

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テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ

【J1戦力分析】柏レイソル
柏レイソル
昨季成績と移籍情報
昨季成績:6位 勝点52 15勝7分12敗 57得点52失点
[IN]
GK:中村航輔[18](昇格:柏U-18)
DF:鈴木大輔[23](完全移籍:新潟)
DF:キム・チャンス[28](完全移籍:釜山アイパーク)
MF:谷口博之[28](完全移籍:横浜FM)
MF:狩野健太[27](完全移籍:横浜FM)
MF:太田徹郎[24](完全移籍:山形)
MF:秋野央樹[19](昇格:柏U-18)
MF:小林祐介[19](昇格:柏U-18)
FW:クレオ[28](レンタル:広州恒大)
FW:木村裕[19](昇格:柏U-18)

[OUT]
GK:川浪吾郎[22](完全移籍:徳島)
DF:那須大亮[32](完全移籍:浦和)
DF:福井諒司[26](完全移籍:東京V)
MF:水野晃樹[28](契約満了:甲府)
MF:安英学[35](契約満了:未定)
MF:中川寛斗[19](昇格→レンタル:湘南)
FW:ネット・バイアーノ[31](未定)


2013選手構成表
予想フォーメーション:4-2-2-2、3-5-2、4-2-3-1
GK:菅野孝憲[29]、桐畑和繁[26]、稲田康志[28]、中村航輔[18]
CB:近藤直也[30]、渡部博文[26]
CB:増嶋竜也[28]、鈴木大輔[23]
SB:橋本和[27]、山中亮輔[20]
SB:キム・チャンス[28]、藤田優人[27]
DH:栗澤僚一[31]、谷口博之[28]小林祐介[19]
DH:大谷秀和[29]、茨田陽生[22]、秋野央樹[19]
SH:ジョルジ・ワグネル[35]、狩野健太[27]
SH:レアンドロ・ドミンゲス[30]、太田徹郎[24]
FW:田中順也[26]、澤昌克[31]
FW:クレオ[28]、工藤壮人[23]、木村裕[19]

※[新加入ルーキーレンタルバック]  ※年齢は13シーズンの表記
[コメント]
新シーズンはボランチ2人の3-5-2を一貫して試していますね。
広島、浦和とACL対策のようですが、今のところ機能していません。
そのため、後半からシステムを変えることも多いです。
リーグ戦では4バックに戻す可能性もありますが、クレオが入ったことでブラジル型の4-2-2-2のフォーメーションが濃厚。
ただ、攻守のバランスを考えると一番安定感があるのは4-2-3-1だと思います。
ユース出身者が非常に多いのが特徴になっていますね。

監督力合計:25点
ネルシーニョ監督
攻撃戦術力:★★★★★
守備戦術力:★★★★★★
選手管理力:★★★★★★★
精神統制力:★★★★★★★

※各値は7点満点
※選手管理力はチームマネージメント力、精神統制力はモチベーターとしての能力
[コメント]
もう5年目になりますが、今季こそ那須が移籍したものの例年主力クラスが退団することも少なく、若い選手もユースから積極的に上げつつレンタル移籍も上手く使って非常に競争力の高いチームを作っていますね。
戦術的には守備から入るタイプでボールはややポゼッションされるくらいからカウンターでゴールを奪うのがもっとも得意な形です。
攻撃では何といってもレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルとレベルの高いブラジル人がゴール前で違いを創り出しています。
また、選手交代が早いのが特徴で悪いところを的確に洗い出して戦術的な修正を施します。
今季から導入した3-5-2(広島戦では3-4-2-1の形)については、攻守に機能していません。
ジョルジ・ワグネルやキム・チャンスを5バック気味に使うことで攻撃の持ち味が出せなくなっている上に、守備では3バックよりWBが下がっていることも多く、DFラインが崩れてしまっています。
広島戦ではそこを突かれなくて助かりましたが、早く修正しないと致命的になるでしょうね。
ジョルジ・ワグネルやキム・チャンスなど攻撃意識の高い選手をWBに起用するなら相手に合わせるまず守備からという考えではなく、攻撃から入って主導権を握らないと生きないと思います。
また、ビルドアップがジョルジ・ワグネルのいる左サイドからが多くて、トップ下右寄りに位置するレアンドロ・ドミンゲスがボールに触る回数が極端に減っているのでイライラ、チームにもリズムが出なくなっています。
始動が遅かったのでこれから良くなっては行くでしょうが、メンバー的にも3-5-2にはあまり適してはいないと思います

補強ポイント
①ストライカー
昨季はリカルド・ロボ、ネットと獲得しましたが、どちらもフィットせず。
決定力の高いFWの獲得は不可欠でしたが、ここにクレオを持って来ました。
まだコンディションや連携が上がっておらず本領は発揮出来ていないものの、千葉戦ではいきなり決定機を迎えるなどゴール前のポジショニングはいいですね。
あそこで決められていたらチバギン杯ももっと接戦に持ち込めたのではないかと思います。
そんなに体を張るタイプではないですがくさびも受けられますし、ゴール前の密集地でも落ち着いてプレイできる印象でシュートセンスも感じます。
技術も高いので馴染めば周囲との連携からチャンスメイクもできそうです。
ただ、柏の場合は2列目にレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルが入るため、FWにも守備力が求められることになり、フィットするかは攻守のバランスも関係してくると思います。
②攻撃的SB
酒井の抜けた穴が埋まらず昨季後半は苦労したのですが、ここにもレベルの高い選手を補強しました。
キム・チャンスはトップスピードでタイミングのいいオーバーラップをしますし、運老幼もあってクロスの精度も高いですね。
体も張れるので連携が高まれば守備ももっとよくなるんじゃないでしょうか。
③セカンドボランチ
柏が一番獲得しなければならなかったのはこのポジションだと思います。
ネルシーニョ監督もレベルの高いボランチを欲しがっており今季もブラジル人、増田と獲得に動いたのですが、最終的に移籍金を払って谷口を獲得することになりました。
ポゼッションした時にどうしてもボランチの展開力の無さを感じますし、前述したように2列目にレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルが入るとボランチもかなり守備のできる選手を入れないと攻守のバランスが取れないんですよね。
谷口の補強はタイプ的にかなり妥協したものではないかと思います。
④控えCB
那須が移籍したところには新潟から鈴木を獲得しました。
控えにしては豪華な人選だと思っていたのですが、3バックをする構想がすでにあってのことなのでしょう。
これで守備的に行きたいときは増嶋をサイドバックに起用するオプションも獲れますね。
⑤控えチャンスメーカー
水野が抜けたポジションには狩野ということなのでしょう。
FWとサイドバック、CBの豪華さに比べるとボランチとこのポジションはやや地味ですが、全体的にはかなりの大型補強ですから今季にかける柏の本気度を感じます。

総評
柏は監督も選手も能力高い選手が揃っているのであとは攻守のバランスをどう取るかだと思うんですよね。
一番バランスがいいのはやはりトップ下に田中か澤を入れて相手のボランチを見させて、栗澤と大谷のダブルボランチがバイタルエリアをがっしり固める配置だと思います。
そこを昨年のように工藤とブラジル人、茨田と大谷か栗澤になると今度は2列目のレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルのところをいじらないとどうもしっくり来ないって感じです。
千葉戦なんて大谷も栗澤も出てなかったので3バック以外誰が守備をするのかって状態でしたからね。
ACLの貴州人和戦では攻撃は相変わらず機能してなかったですが、相変わらずの質の高いジョルジ・ワグネルのクロスでの形でリードした後、選手交代で上手く攻守のバランスを修正して逃げ切っていましたね。
このバランスを取れれば柏はACLを戦いながらリーグ戦でも優勝争いをできるのではないかと観ています。

※データや予想はこーめいの独断と偏見によるものです。
※予想には隠れデータも考慮に入れています。

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【J1戦力分析】浦和レッズ
浦和レッズ
昨季成績と移籍情報
昨季成績:3位 勝点55 15勝10分9敗 47得点42失点
[IN]
DF:森脇良太 [27](完全移籍:広島)
DF:那須大亮[32](完全移籍:柏)
MF:関口訓充[28](完全移籍:仙台)
MF:永田拓也[23](レンタル復帰:草津)
FW:興梠慎三[27](完全移籍:鹿島)
FW:阪野豊史[23](大卒:明治大)

[OUT]
DF:濱田水輝 [23](レンタル:新潟)
FW:ポポ[35](完全移籍:神戸)
FW:田中達也[31](完全移籍:新潟)


2013選手構成表
予想フォーメーション:3-4-2-1
GK:加藤順大[29]、山岸範宏[35]、大谷幸輝[24]
CB:槙野智章[26]、那須大亮[32]、岡本拓也[21]
CB:永田充[30]、山田暢久[38]
CB:森脇良太[27]、坪井慶介[34]
DH:鈴木啓太[32]、野崎雅也[20]
DH:阿部勇樹[32]、小島秀仁[21]
WB:宇賀神友弥[25]、野田紘史[27]
WB:梅崎司、関口訓充[28]、平川忠亮[34]、永田拓也[23]
SD:M・リシャルデス[32]、原口元気[22]、矢島慎也[19]
SD:柏木陽介[26]、山田直輝[23]
FW:興梠慎三[27]、デスポトビッチ、阪野豊史[23]

※[新加入ルーキーレンタルバック]  ※年齢は13シーズンの表記
[コメント]
フォーメーションはペトロヴィッチ監督の代名詞と言える4-2-3-1です。
今季は宇賀神がレギュラーとなり、梅崎は右サイドに回っています。
また、原口は昨季に続いてトップで起用されることにもなるでしょう。

監督力合計:20点
ペトロヴィッチ監督
攻撃戦術力:★★★★★★★
守備戦術力:★★
選手管理力:★★★★★★
精神統制力:★★★★★

※各値は7点満点
※選手管理力はチームマネージメント力、精神統制力はモチベーターとしての能力
[コメント]
練習は紅白戦が主体で攻撃の連動性を高め、守備の練習はほとんどしません。
昨季は広島戦では特別な守備対策を講じましたが、今季も基本的には攻撃偏重になるでしょう。
攻撃時は4-1-5の形でボランチへの繋ぎ、両サイドへの展開、トップへのくさびで攻撃を構築して行きます。
守備時はボールを取られるとリトリート、5バックでゴール前を固めて守ります。
広島と違って守備は個人の能力、判断に委ねられるのでプレスなどの連動性は高くないです。
それに加えて今季は3バックに槙野と森脇と攻撃的な選手が入るので、ボランチの阿部と鈴木の負担がさらに多くなりそうですね。
今季は選手層も厚くACLがあるためローテーションを組んで来ると言われていますが、先発メンバーを固定するきらいがあるペトロヴィッチ監督ですから選手起用がどう変わるのか気になるところですね。

補強ポイント
①ストライカー
ペトロヴィッチ監督のサッカーは独特で攻撃は組織的に展開されますが、フィニッシュの精度はどこのクラブでも同じように選手の個の能力に頼ることになります。
昨季は原口がフィニッシャー役を務めましたが興梠を獲得しました。
興梠は初速が圧倒的でDFラインの裏へ抜ける動きが得意、フィジカルもあるので割とボールも収まります。
ただ、足元の技術は高くないのでシュート精度、その前のトラップ精度を考えるとフィニッシュの精度はそれ程計算でいるものではないですね。
また、サイドからのクロスに合わせるより中央からのスルーパスから得点する方を得意としています。
デスポトビッチはケガスタートで今季も戦力としてあまり計算できそうにないので、シーズン途中に外国人FWの獲得もあるかもしれませんね。
②ドリブラー
WBにはシャドーもできる関口を獲得しましたね。
ドリブルでも仕掛けられますし、守備もできるのでうってつけの補強でしょう。
ただ、ペトロヴィッチ監督のサッカーではサイドにミキッチくらい1対1の仕掛けを計算できる選手が1人は欲しいところですね。
そうでないとサイドに展開したところで詰まってしまいますから。
③守備のできるCB・④控えボランチ
攻撃的なCBとしては森脇を獲得しましたが、攻守のバランスを考えると守備のできるCBと阿部と鈴木の控えにレベルの高い選手が必要でしょう。
柏から那須を獲得、唯一移籍金を払っての獲得でしたがボランチも出来ることや攻守のバランスを考えると今季のもっともいい補強と言えるかもしれません。
⑤パサー
浦和は中央にくさびを当ててワンツーで崩す攻撃はありますが、スルーパスからというよりサイドからの形が多いです。
シャドーにリシャルデス、柏木と能力の高い選手は揃っていますが、スルーパスの出せる意外性のある選手が1人いたら興梠も生かせますから、もっと中央からもチャンスが作れそうですけどね。

総評
昨季の試合に加えて今季のACLの広州恒大の試合を観ましたが、広島に比べて浦和には佐藤、高萩、ミキッチが足りないという印象です。
その広島もブニョドコル戦での敗退はミキッチがケガで欠場していたことでサイドの崩しが物足りなかったです。
攻撃は4-1-5の形なので対処方法は3トップ気味にして前からDFラインとボランチにプレスをかけてパスミスを誘うか、ゴール前で数的不利にならないように5バック気味に守ることになりますね。
浦和は攻撃時に中盤がスカスカ状態なのでボールを奪われるとプレスをかけられず、ずるずるとゴール前までリトリートします。
そのため、ボールホルダーがフリーで何でもできる状態なので簡単に裏へのスルーパスを狙われてしまいます。
広州恒大戦でもこの形から失点していましたし、昨季のJリーグでもそうでした。
一度守りを固めると5バックで人数をかけるのでけっこう守れるのですが、カウンターにはかなり弱い構造となっています。
補強は的確性も高くてお金をかけないでいい選手を上手く獲得したと言えますが、チーム力の上限値を上げるというより選手層を厚くするというものでした。
ただ、競争力が上がればその相乗効果でチーム力を上げることは可能でしょう。
クラブは当然タイトルを獲得するのが最大の目標ですが、ペトロヴィッチ監督は補強の仕方やサッカーのスタイルを観ても何が何でもというわけではなく、あくまで理想のサッカーでタイトルを獲るってスタンスですからね。
広島のようなクラブ向きで、そこは浦和のフロントと少し意識にズレがあるかなって感じます。
やはり守備の組織性のなさが気になりますし、個の能力に頼る割合が大きい分ACLのタイとなスケジュールがダイレクトに響くのではないかと思います。

※データや予想はこーめいの独断と偏見によるものです。
※予想には隠れデータも考慮に入れています。

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