大分トリニータ 【08シーズン目標:6、7位】 14位 勝ち点41 12勝5分17敗 42得点60失点 補強度:☆☆ 選手層:☆ 攻撃力:☆☆☆ 守備力:☆☆ 監督力:☆☆☆☆ 経験値:☆☆ 序盤戦:☆☆
【IN】 GK石田良輔(大分U-18) DF小林亮(柏:レンタル) DF山崎哲也(C大阪:完全移籍) DF小林宏之(TDK:完全移籍) DF藤田義明(千葉:レンタル→完全移籍) MF家長昭博(G大阪:レンタル) MF鈴木慎吾(新潟:レンタル→完全移籍) MF前田俊介(広島:レンタル延長) MF川田和宏(鳥取:レンタル復帰) MF清武弘嗣(大分U-18) MF小手川宏基(大分U-18) MF井上裕大(大分U-18) FWウェズレイ(広島:完全移籍)
【OUT】 GK河原正治(愛媛:レンタル) DF福元洋平(G大阪:レンタル) DF三木隆司(名古屋:完全移籍) DF梶原公(未定:長崎レンタル中) MF梅崎司(浦和:完全移籍) MF内村圭宏(愛媛:レンタル延長) MF柴小屋雄一(鳥栖:レンタル延長) MF倉本崇史(水戸:レンタル延長) MF西野晃平(水戸:レンタル延長) MF宮沢正史(仙台:レンタル) MFアウグスト(サントス:レンタル終了) FW山崎雅人(G大阪:完全移籍) FW松橋章太(神戸:完全移籍)
補強度:☆☆ ~離脱者多数も、残留者多数は大きい~ 何と言っても梅崎の退団は大きいですよねぇ。 昨季は出番にそれ程恵まれなかった福元、三木が出場機会を求めて移籍。 さらには山崎、松橋章もチームを去りました。 松橋も徐々に出場機会が減って行ったことを考えると、出番を求めて他チームに移籍する選手が多いのかなと思います。 言い換えると試合に出場できない選手をフロントが引きとめるだけの魅力がチームに欠けるのかもしれませんね。 J1に昇格して成績は順調にステップアップしてきましたが、スポンサー問題などもあってフロントの方針など昨季から少しブレが出ているように思われます。 大きな補強は家長とウェズレイだけですが、昨季途中に加入してチーム力を底上げしたドイスボランチのエジミウソン、ホベルトを始め、前田はレンタル延長、鈴木は完全移籍、懸念材料だった根本も残留が決まりました。 家長とウェズレイは戦力として言うまでもなく、これら残留した主力級の選手の存在が大きいということで☆2つとしました。 今季は何としてでも中位進出を果たして、大分ならではのチームカラーを打ち出し、その確立を図りたいところですね。 ただ、家長がケガで長期離脱を余儀なくされたためその穴埋め補強をできるかが、これからの焦点となってくるでしょう。
【予想フォーメーション】
GK:①西川、②下川 CB:①上本、②藤田 CB:①森重 CB:①深谷、②小林 DH:①ホベルト、②金崎 DH:①エジミウソン、②梅田、③藤田 OH:①家長、②鈴木 SH:①鈴木、②根本、③前田 SH:①高橋、②梅田、③梅田 FW:①高松、②前田 FW:①ウェズレイ、②松橋
選手層:☆ ~今季のブレイクは誰か~ 選手層は全体的に薄いですが、特に後ろの人数がいませんね。 三木、福元、宮沢らが移籍したのに対して、新加入は小林にユースからの昇格者だけですから。 ただ、昨季はもともと得点力があった高橋が完全にブレイクしました。 シャムスカ監督なら、なんだかんだで今季も若い才能を引き出して戦力にしそうです。 前の方は比較的駒が揃ってますし、今季の強みは何と言っても昨季総ハズレだった外国人が計算できるということです。 そのため退団した選手は多いですが、昨季に比べると選手層は厚くなっている印象があります。
攻撃力:☆☆☆ ~ウェズレイはなんだかんだで点を取る~ Jリーグもすでに8年目となるウェズレイですが、二桁試合出場のシーズンは得点も二桁取っています。 頼もしいのはチームを選ばないところですね。 昨季降格した広島でも17得点をたたき出しています。 大分も3-5-2ですから、サイドからいいクロスを上げれば今季も15得点は取るのではないでしょうか。 ウェズレイだけでも心強いのにトップ下には家長が加入、さらに鈴木、昇り調子の高橋、その下にホベルト、エジミウソンといれば、昨季8得点だった高松も相乗効果で二桁得点いけそうです。 控えにも前田、松橋、根本らがいるため、攻撃力は問題ないと思います。 ただ、☆3つはトップ下という重要なポジションに家長が入ることを想定してのもので、ケガをしてしまったためさすがに☆は1つ減らして考えた方がいいかもしれません。
守備力:☆☆ ~外国人ボランチコンビで安定感を~ 昨季は途中で加入したエジミウソンが19節、ホベルトは22節からボランチに定着して大分はホームで強さを見せるようになりました。 ホームで確実に勝ち点を稼げたことが降格争いからのいち早い脱出に繋がりました。 キャンプからこの両ボランチを中心とした守備を熟成させれば、昨季ワースト4位だった失点数も確実に減らせると思います。 よくチームのセンターラインを背骨に例えます。 そして、センターラインがしっかりしていれば大きく崩れることはありません。 ホベルト、エジミウソンは人体で言うなれば骨盤ですね。 背骨がしっかりしていられるのも、支える骨盤あってこそです。 ただ、前述したように後ろの方は選手層が限りなく薄いのでケガ人がでればたちまち苦しくなるでしょうね。
監督力:☆☆☆☆ ~マジック発動の駒は揃っている~ シャムスカ監督の手腕に関しては今さら言うまでもないと思います。 お金のない地方クラブで手腕を振るうのが好きで、決して充実してはいない戦力でも若手を育てながらいいチームに仕上げます。 昨季は外国人がまったく使えなかったこともあって、さすがにシャムスカマジックを発動しようにもネタを仕込むだけの選手がいなかったですからね。 しかし、ホベルト、エジミウソンを獲得してからはチーム力を確実に上げて来ました。 今季もチームの骨盤であるドイスボランチが安定してさえいれば、結果を残していくと思います。
経験値:☆☆ ~06シーズン越えを狙う~ 目標は6,7位ということで、06年の8位越えという意図でしょう。 大分は昇格初年度の03年を14位、04年13位、05年11位、06年8位と少しずつですが確実にステップアップしてきました。 そのため、実は昨年も同じ順位を目標としてたんですよね。 しかし、外国人の不振と梅崎の離脱もあって降格争いをすることになったのはフロントとしても不本意この上なかったでしょう。 しかし、横浜FM戦後のサポーターの決起がなければフロントはエジミウソンらを獲得するつもりはなかったので、むしろ救われたと言えるかもしれません。 1年越しの目標達成に向けて、シャムスカ監督がどういったチーム作りをするのか楽しみです。
第1節03月08日(土)A清水エスパルス(日本平) 第2節03月15日(土)H柏レイソル(九石ド) 第3節03月30日(日)A名古屋グランパス(瑞穂陸) 第4節04月02日(水)Hガンバ大阪(九石ド) 第5節04月05日(土)A大宮アルディージャ(NACK) 第6節04月12日(土)H川崎フロンターレ(九石ド) 第7節04月20日(日)Aジュビロ磐田(ヤマハ) 第8節04月26日(土)H横浜F・マリノス(九石ド) 第9節04月29日(火)AFC東京(味スタ)
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序盤戦:☆☆ ~ホームが辛い…~ 1節から見ていくと取り立てて特徴のない対戦順ですが、ホームだけをピックアップするとけっこうな相手が序盤から続きますね。 柏、G大阪、川崎、横浜と実力もさることながらかなりの補強をしているチームですから。 昨季終盤に見せたホームの強さを今季序盤も見せたいですね。 そうでないとホーム初勝利まで長引いてしまうことになりかねません。
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テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ
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