| 【J1第11節分析】いいウノゼロ…の大分戦 |
【結果】 鹿島1−0大分(19:00/カシマ/8,286人) [得点者] 66' ダニーロ◆兵島)←小笠原 [選手交替] 16' ダニーロ←本山雅志 18' 高橋大輔←松橋優 35' 前田俊介←ホベルト 38' 中後雅喜←野沢拓也 44' 興梠慎三 ←田代有三 [フォーメーション] □鹿島は4−4−2 FW:マルキーニョス、田代 MF:本山、野沢 MF:青木、小笠原 DF:イバ、伊野波、岩政、篤人 GK:曽ケ端 いつものフォーメーションですが、大岩がケガのため伊野波がCBに入りました。 □大分は3−5−2 FW:松橋、ウェズレイ MF:鈴木、金崎、小林 MF:ホベルト、エジミウソン DF:上本、森重、深谷 GK:西川 ケガから復帰した高橋はベンチからのスタートでしたね。
【前半】 ○代表にはない新鮮さ 久しぶりの公式戦となりましたが、試合の入り方はよかったです。 開始早々、本山や小笠原のミドルシュート、そして篤人を小笠原が追い越す動きなど代表に欠けているプレイが見られましたね。 しばらく代表の試合ばかり見ていたので新鮮さを感じました。 サイドからスムーズに攻撃を展開してチャンスを作ってましたし、そこから奪ったセットプレイ、またゴール前が固ければミドルシュートといい攻撃ができていました。 △やや試合勘が戻ってない場面も 攻守の切り替え、特にボールを奪った後のDFラインの押し上げが遅くて、そこのところがやや試合勘の問題なのかなと感じました。 試合が進むごとに徐々に改善されていきましたからね。 あとマルキーニョスは珍しくシュートも少なく、90分を通して試合勘が戻ってないように見えました。 ○相手に持たせて回させる 中盤に大分がポゼッションする時間帯があったのですが、持たれているというより持たせているという感じでした。 鹿島はプレスも機能していましたし、マークもしっかり見れていました。 特に大分のFWに入るくさびのボールはCBが狙ってインターセプトをよくしていましたね。 ボールを奪ってからのカウンターを狙っている時間帯でした。 △攻めるも攻め倦む いい守備から再び鹿島の時間帯となるのですが、大分の守備がよくて攻め倦みました。 チーム全体のプレスもしっかりできているのですが、中盤のホベルト、エジミウソンが特に効いてますし、3枚のCBも非常に強く球際を激しくきていました。 この時点で大分は1試合少ないのですが、首位の浦和と並んで失点11でリーグ1位(14節終了時点では鹿島と並んで失点12でリーグ1位)だったんですよね。 だから鹿島はいい攻撃ができていたのですが、なかなか得点までは至らなかったです。 そして前半はそのまま終了、スコアレスドローで折り返します。
【後半】 ○前半終盤のペースで始まる 後半も鹿島がボールを支配して攻める展開から始まります。 ただ、やっぱり大分の守備がいいのでなかなかシュートまではいかせてもらえないっていう感じでしたね。 △バー直撃2発 ホベルトのミドルシュートがバーに当たってから、少しずつ大分にリズムが出て来ましたね。 その後は、金崎が突破して角度のないところから思い切りのいいシュートを放つシーンもありましたが、これもバーに当たって助かりました。 ☆ダニーロ投入、5分でゴール 大分にリズムが行きかけていると睨んだオリヴェイラ監督は早目に動きます。 本山に替えてスーパーサブのダニーロを投入しました。 そして、5分後のコーナーキックでダニーロが先制します。 こちらはバーに当たって入りましたね。 ○セットプレイの集中力が復活 中断前の勝てない時期と比べて変わったなと思うところの1つはセットプレイの守備です。 よく集中してマークにつけていたと思いますよ。 だから大分はCKが8本もあったのですが、あまり怖さは感じられませんでしたね。 ○守りきる強さが復活 相手はビハインドを負っていてリスクをおかして攻めて来ますから、終盤押し込まれるのは仕方がないです。 しかし、鹿島はプレス、マークがしっかりできており、大分にほとんどチャンスを作らせませんでしたね。 いい時の守備ができていました。 大分は終盤にシュートを多く放ってますが、それは鹿島の守備がよくてゴール前に入れないから苦し紛れに打ったミドルシュートがほとんどでした。 そこもしっかりシュートブロックにいけており、はじき返していましたね。 大分の攻撃で怖かったのは何と言っても金崎の突破力でしょう。 唯一そこからは危ないシーンを作られていましたが、最後のところは体を投げ出してケアしていました。 中断前の勝てない時期と比べて、もう1つの変わったところはこの危険なエリアをケアするスピードですね。 ○カウンターがいい 終盤、相手が押し込んで来ましたが、鹿島も守っているだけではありませんでした。 ボールを奪って繋いで、大きな展開からいいカウンターをいくつも見せましたね。 カウンターと言っても放り込んで前の選手だけで得点を取るというスタイルではなく、しっかり篤人ら後ろの選手も上がってワイドな展開ができていました。 田代がフリーでのヘディングを決めておけばというところだったのですが…。 でも、守ってるだけとカウンターという怖さがあるのとではぜんぜん違いますからね。 大分は得点を取りに行きたいのですが、鹿島のカウンターのケアもしないといけないため攻撃に全力を注ぐことはできませんでした。 そんなこんなが功を奏して1点を守りきって再開最初の試合を勝利で飾りました。
【得点シーン】 ☆ダニーロ投入、5分でゴール 小笠原(CK)→ダニーロ(ヘッド) 下がりながらの難しいシュートでしたが、うまく枠に運びました。 大分の方は交替直後でまだマークがはっきりしてなかったのかもしれませんね。 前半には田代もCKからのヘディングシュートをバーに当てていました。 大分のCKの数は鹿島の倍、クロスバーに当たったシュートがともに2本ということを考えるとサッカーの妙が表れた試合でしたね。 お互いいい守備をしていましたから、運、高さ、采配の妙、選手層などわずかな部分で勝敗を分けた感じです。 あと前半は田代もCKからバー直撃させてますから、大分はセットプレイの守備には課題があるのでしょう。 そして、ダニーロはロスタイムには素晴らしいスライディングクリアを見せており、勝敗を分けた最大の要因は気迫だったのかもしれませんね。
【感想】 タイトルにあるようにいいウノゼロ勝利だったと思います。 ディフェンスも守るところは守ってカウンターを狙うという事ができていますから、連戦にあたって少しは体力を温存できる戦い方ができるかなと思います。 セットプレイからの1得点だけでしたが、大分の守備はかなりいいです。 高橋が戻って来てもうすぐ家長も復帰でしょうから、得点力が加わったら間違いなく目標の7位以内は達成できると思いますよ。 また、ホームでは相当の強さを発揮してますから、11月のアウェイの試合ではもっと厳しい展開になるかもしれませんね。 その前に他のチームを思い切り苦しめてあげてください。
【選手評】 曽ケ端準 守備がいいとやっぱり素晴らしいパフォーマンスを見せてくれますね。 内田篤人 ケガから復帰して代表戦に出場してましたが、コンディションはいいようです。 日程はハードですが、気力が充実しているのでしょう。 岩政大樹・伊野波雅彦 急造コンビでしたが、安定していました。 伊野波は地味にいいカバーリングしていました。 経験を積めばいい選手になれるかな。 新井場徹 相変わらずコンディションがいいです。 コンディションがいいというより、プレイのレベルが1ランク完全に上がってるという印象もありますね。 田代とは相性がいいようで、いいクロスを送ってました。 野沢拓也 コンディションは悪くはないんでしょうが、あまり目立ってませんでしたね。 いいときはもっとアグレッシブにシュート狙いますから、前が開いたら打って行ってほしいです。 本山雅志 序盤、積極的にシュートを打ちましたね。 去年がすごすぎたため、やや見劣りする感もありますが、持続はできていると思います。 青木剛 こちらも1ランクレベルが上がってるプレイですね。 コンディションもいいようですが、1つ気になるのはフィジカルです。 中断前に比べるとちょっと当たり負けするシーンが見られたところが心配です。 キャンプで体を追い込んでるので、これからどんどん上がってくのかもしれませんね。 小笠原満男 ケガは完全に癒えているようです。 コンディションも戻ってます。
【今日のみどころ】 田代のプレイです。 ゴールすることはできませんでしたが、動き自体はよかったです。 それがシュート4本に繋がりました。 あまりサイドに流れずに中央をプレイエリアとして、クロスに対してニアに入ってシュートまでいっていました。 DFの間にうまく入って受けたダニーロのクロスはフリーだったので決めて欲しかったですね(^^;) あとはもっとポストプレイの精度を高めないといけません。 ちょっと簡単にボールを失うことが多いですから。 それとDFの裏を狙う動きをしてみるのもおもしろいと思います。 ゴールに焦っているというか、気持ちが勝ちすぎている部分もあるので、ニアで潰れるのも仕事と割り切って、この試合のように中央でプレイしてクロスもニアへ飛び込んだりする動きができていれば、ゴールは近いうちに生まれるでしょう。
【監督】 オズの魔法が力を取り戻しましたね。 交替で投入したダニーロが得点をしたこともそうですが、タイミングがすごくよかったです。 大分にリズムが移り始めてたところでしたからね。 でもこの試合を見ると、監督の采配を生かすも殺すも選手次第なところも大きいなと思います。 オリヴェイラ監督も大分のシャムスカ監督も采配をマジックと称されることがよくありますが、必ず選手を讃えるのもそういうところなのでしょうね。 監督自身は結果が出てないときもやっていることはあまり変わらないという意識はあると思います。 選手がチームの決まりごとをきちんとできているかどうかで、采配が当たる、当たらないということが決定する部分も大きいです。 それでも監督は選手を責めることなく、結果が出なければ責任は自分が負うことになるわけですから日程に文句を言いたくなる気持ちも分かる気がしますねf(^^;)
ポチっとありがとう、1位復帰です(^_^)→
テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ
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