水戸戦を中心に鹿島オフシーズンのまとめ |
こんばんは、映画を観るとその世界にのめり込んでしまうことはままありますが、「今会いにいきます」を観た後でも、現実にあるのはせいぜい「暇会いにいきます」という暇つぶしの出会いくらいなものだと思うこーめいです。
・中後、千葉へレンタル移籍 ・石神、C大阪へレンタル移籍 ・大迫、高校選手権で大活躍 ・秋田の引退試合 ・大迫、川島、宮崎の入団 ・鹿島初ブラジル国籍以外の外国人選手パクチュホの獲得 ・石川、深井、羽田の完全移籍 ・金古、マルシーニョの移籍 ・Jリーグの日程決定、開幕戦は浦和 ・ACLの対戦相手決定 ・宮崎キャンプ(ホンダロック戦、船山のケガ) ・本山の復活、小笠原、中田の回復 ・プレシーズンマッチ水戸戦
思いつくままに挙げたので抜けている部分があったり時系列も順不同ですが、オフシーズンはだいたいこんな感じのことがありました。 これまでは1つ1つを取り上げてブログに書いていたのですが、時間がないので今回はブラジルのリオのカーニバル、スペイン牛追い祭りと並び称される世界三大フェスティバルの1ついばらきサッカーフェスティバル水戸戦について書きたいと思います。
この時期はキャンプ明けですからコンディションが良くないのは仕方ないですが、それにしても昨季の同対戦以上に動きが悪く、ミスも多くDFラインもバタバタしていました。 ハイボールの処理やパスの受け手と出し手の意思疎通などが悪く、オフシーズンが長かったせいか明らかに試合勘が戻ってないなぁという立ち上がりでした。 しかし、これは試合後のオリヴェイラ監督のコメントにあるように、「試合勘、あるいは互いの距離や動きの質とか、そういった部分を微調整する、感触を掴むという目的の練習試合という位置づけ」なわけですから当然と言えば当然、特に問題はありません。 水戸は高崎にロングボールを合わせる、荒田にDFラインの裏を狙わせるというプレイに加えて割りと序盤はしっかり中盤で繋ごうという意図もあってダイレクトではたくシーンも目立ちました。 そのため鹿島はDFの裏を取られたり、バイタルエリアでパスを何本も繋がれてピンチになったりしていましたが事なきを得て、20分頃から徐々に試合勘も戻り始めてきたかな~という感じでした。 サイドチェンジを織り交ぜたパスも次第に繋がり始めて新井場の上がりや仕掛けも出て来たのですが、シュートを打つ意識がまだまだ戻ってないのかまったくと言っていいくらいありませんでした。 ようやく本山のボレー、興梠のヘッドなどぼちぼち見られ始めて、コーナーキックも多くなっていたので終了間際にセットプレイから1点くらい取れるかな~と思って観ていたところ、流れの中から先制点が入りました。 ダニーロのパスがラッキーな形でDFラインの裏を狙っていた興梠の元へこぼれてそれをしっかりと決めました。
後半は最初から興梠に替わって大迫が入りました。 後半の立ち上がりもリズムはよくなかったですし、大迫もあまりボールに触れませんでしたね。 マルキーニョスに替わって佐々木が入って、2トップの仕掛けから折り返しという形が徐々に出て来ます。 野沢が下がってボールをもらってさばいてから上がっていくというプレイをし始めてからだいぶスムーズにボールが回るようになりましたね。 それから本山に替わって増田が入って中盤が安定して、さらに新井場に替わってパクチュホが入ります。 64分には相手のクリアボールを野沢が豪快に蹴りこんで追加点。 そこで岩政に替わって大岩が入ります。 71分にはダニーロの替わって遠藤が入ってからさらによくボールが回るようになりました。 いきなりいいオフザボールの動きからシュートまで行ってポスト直撃。 左サイドでは遠藤、パクチュホがボールを持つと2,3人に囲まれても奪われなかったですし、ボールの預けどころが出来てチーム全体が動きやすくなりました。 終了間際ポジションチェンジを頻繁にしていた遠藤が右から中央にドリブルで切り込んでスルーパス、野沢がGKとの1対1を落ち着いて決めてこの試合2点目。 ロスタイムには遠藤と同じように大迫が右から中央にドリブルで切り込んで左足で豪華にミドルシュート。 終わってみれば昨季以上の4-0という快勝となりました。
それでは気になる点をいくつか。 まず、注目の大迫ですがしっかり結果を残すあたりストライカーとして期待をうかがわせますね。 ただ、これまでも言われているようにボールをもらう動きは質、量、連携と課題があります。 動き出しが遅いですし、量も少ないですからね。 大迫のもっともすごいところは高校選手権でもそうでしたが、プレッシャーの中でも結果を出すメンタルの強さだと思います。 そして、もう1つ特筆すべきところはそのクレバーさでしょう。 この日の得点はロスタイム、そして遠藤のプレイをなぞるような形での得点でした。 おそらく中央をドリブルで切り込んだら水戸は対応できないという思い、そして試合も終了に近づいてとにかく最後にシュートを1本くらい打っておこうという考えがあったのだと思います。 試合中に的確な判断ができるクレバーさを持っているということでしょう。 クレバーさは成長するに当たって最大の武器となりますからね。 これからが楽しみです。
遠藤とパクチュホの下半身の強さは相当なものですね。 DFに当たられてもバランスを崩しませんし、囲まれても必ずマイボールにしてました。 さらに2人とも野沢と同じでボールを引き出して、ボールをもらったらまたそこから何かできるというプレイができます。 こういうプレイを高いレベルでできる選手ってあまり日本人にいませんから重宝すると思います。
逆に心配なのはダニーロです。 昨季は途中出場から結果を残すという第1段階の変身を見せましたが、この試合では先発からのスタートでやはりほとんど目立ちませんでした。 実際に野沢が捌く役をしてましたし、遠藤が入ってからの方がよくボールも回ってました。 まだコンディションが上がってないというのはもちろんありますが、フリーザのように第2、第3の変身はあるのでしょうかね。 オリヴェイラ監督たっての希望ということで契約更新したわけですから、フリーザのように第3形態はほとほどに第4形態に変身してほしいものです。 ただ、その場合は金髪選手に苦手意識が出そうですが…(^^;)
もう1つ心配どころはボランチの本山ですね。 一昨年の小笠原復帰、昨季の小笠原のケガで青木の相棒が変わったわけですが、やはりそのときは中盤のバランスをとるのに苦心しています。 特に小笠原が入ったときはG大阪に大敗しました。 逆に中後や増田のようにボランチをやり慣れている選手の方がまだフィット、調整は早くできている感じはありますね。 ですから攻撃的な本山のボランチ起用というのはバランス面を考えるともう少し時間が必要かもしれません。 本来なら小笠原に次いでセカンドチョイスとなる船山がキャンプでケガをしてしまったのは痛いですね。
FWに関しては田代がベンチに入ってなかったのでケガかと思ったのですが、おそらく田代はすでにベンチ入り確定ということでメンバーに入ってなかったのしょう。 もう1人を佐々木と大迫のどちらかにするか見極める意図があったのだと思います。 ゴールという結果を出したのは大迫ですが、チームとしての機能、ボールタッチの回数などは佐々木に軍配が上がりますし、実際にいい動きはしてましたからね。 ゼロックスではどちらがベンチに入るのかにも注目です。
今季のスローガンは「飛躍」で、また補強から見ても若い選手にチャンスを与えて育てようという意図があるのは明らかです。 そして遠藤やパクチュホ、佐々木に大迫らがいいパフォーマンスを見せてくれましたから、今季は若手の成長、活躍が特に楽しみなシーズンとなりそうです。
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もうすぐ09シーズン開幕! |
こんばんは、昨日のレッドカーペッドのU字工事の漫才で鹿島アントラーズがネタにされてうれしかったこーめいです。 今季から栃木SCがJ2に参戦しますから、やはりU字工事は水戸ホーリーホックをかなり意識していましたね。
遅ればせながら明けましておめでとうございます。 ブログ休止中も当サイトに訪問、ポチっとしてくださった方もいてありがとうございます。 今季はペースはかなり落としながらも月1、できれば隔週くらいで更新していけたらな~と思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
・鹿島アントラーズオフシーズンのまとめ ・J1、09シーズン展望 ・09日本代表豪州戦までの総評 ・J1三分の計~サテライト改革案~
とりあえず現在のところ上記のような記事を書いていこうかな~と思っています。 あくまで予定は未定ですけど…(^^;) なお、時間の関係上コメントの返信はしない方向でいこうと思っていますのでご了承ください。 それでは、本年もよろしくお願いします。
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