鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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パラグアイ戦プレビュー
日本の選手たちも言っていますが、パラグアイは強いですね。
こーめいもチームとして機能してないことからカメルーン戦は付け入る隙がある、デンマーク戦も相手が勝ちに来ないといけない状況から勝ち点を取れる可能性はあるとプレビューで書いたのですが、パラグアイ戦にはこの2チームほど勝機は見出せません。
ただ、付け入る隙はないものの大量失点はしないだろうと書いたオランダ戦ほど絶望的でもありません。
今回の対戦で参考になるのは同じようにアジアと南米の戦いとなった韓国-ウルグアイ戦でしょうね。
韓国が一時は同点に追いつき大健闘したのですが、セットプレイだけでなく攻めに出た時間では流れの中からもチャンスを多く作っていたのですけどね。
やはりゲーム運びやストライカーの違いなどスコア以上の差は感じました。
ウルグアイとパラグアイの違いはもちろんあるので、それも踏まえながら試合の要点になりそうなところを見ていきたいと思います。

試合の入り方に注意
韓国はギリシャ戦以外は監督の選手起用を始め、メンタル的にも試合の入り方に失敗した感があります。
特に負けたアルゼンチン戦、ウルグアイ戦は序盤に失点しており、集中力を欠いていましたね。
日本も軒並み試合の入り方はよくなく、押し込まれてチャンスを作られていることも多いです。
特にデンマーク戦では4-2-3-1にフォーメーションを変更したものの、機能せずにピンチを招き、選手の判断でこれまでの4-1-4-1に戻してよくなったという経緯がありましたからね。
いらないことはせず、これまで通りにまずは守備をしっかりする意識を持って集中すべきです。
こーめいもこれまで守りきるだけではいつかやられるので攻撃が大事と言っていますが、それは相手が攻めにかかって生まれた隙をつくカウンターでの攻撃のことで、今の日本では能動的な攻撃をすればチャンスも作れますが、攻守のバランスを取るのが難しくそれ以上のピンチを迎えると思います。
もともとこーめいは、選手の能力を引き出せればグループリーグ突破もできると言っていたように、ドイツW杯や北京五輪に比べればその部分ではかなりできていると言えるのでこれまでの戦いを継続してほしいですね。

しっかりとした守備組織
南米勢の特徴としては、やはり守備がしっかりしていますよね。
これを崩すのはなかなか骨が折れると思います。
それにこれまでの対戦相手は日本から勝ち点3を取ることが必須条件で、日本はまずは失点しないことさえ気をつければよかったわけで有利な状況で戦えていたわけです。
しかし、決勝トーナメントになると状況は五分で相手も根競べができるので、無理に攻めに行く必要はなく守るべき時間帯は守ればいいということができます。
とにかく相手に有利な状況になればゲームを思うように運ばれてしまうので、当たり前なのですがこれまで通り先制点を与えないことが本当に本当に大事ですね。

基本的な戦いが勝負を分ける
運動量が多く、攻守において球際に強いのも南米勢の特徴です。
こぼれ球へのアプローチはもちろん、守備でもしっかりマークに付いて行って体をぶつけてボールを奪取しますからね。
日本よりも球際でファイトできる韓国もウルグアイ相手では負けるシーンも多かったです。
ウルグアイは堅守速攻型なので1点を取ってからはかなり後ろに意識が行って4-3-3の3ラインの間が開いて、韓国も攻撃を作ることができるようになりましたが、パラグアイはチリに近いチームです。
攻守の切り替えも早くてより前からプレッシャーをかけてボールを奪いに来ますから、攻撃を跳ね返して拾ったボールをまた簡単に奪われていたらとんでもないことになりますよ。
特に前からの組織的なプレッシャーや球際の強さなど、組織と個の総合力はカメルーンとデンマークをはるかにしのぐでしょう。
運動量と球際の争いで互角にやり合えないと相当厳しい戦いになると思います。
それだけにこれまで同様に日本選手のコンディションが鍵となりそうですね。

長期戦は不利
そのコンディション調整がうまくいっても長期戦は日本に不利になります。
選手交替で人数は使っていますが、日本は実質13、4人で戦っていますし、特に松井は戦術的にも90分持たせることを前提としてないくらいの負担がかかっていますからね。
それに選手交替にしても運動量の多い遠藤、松井、長谷部、大久保あたりから3人を替えざるをえなくなるでしょうから、時間が経てば経つほど守りきるための選手交替を切るしかなくなります。
リードされていたら当然ですが、引き分けの状況でも残り20分になったら思い切ってCBを新たに入れて闘莉王をFWにしたり、バランスを崩さない上で得点を取りに行く必要もあるかもしれません。
日本は絶対に早い時間に得点は許してはいけないですが、何とか早い段階で得点をしたいという難しい試合になりそうですね。

日本の勝機
勝機があるとすればやはりデンマーク戦のようにセットプレイから得点を取って、有利な状況で試合を進めたいですね。
韓国もセットプレイからチャンスを作って得点もしましたし、いくつか決定機は必ずあるはずですから。
あとはミドルシュートがどかーんと入ったりすればいいですね。
理想はドイツがイングランドに決めたようなカウンターです。
こーめいは現在の守備がそうであるように日本の選手は力を引き出してあげれば、ドイツのようなカウンターもできるポテンシャルは持っていると思いますが、やはりそれだけの時間がなかったですからあくまで理想ですけどね。
ウルグアイは前の3、4人だけで攻めることが多いですが、パラグアイの攻撃時には前線に人数をかけてくるのでよりカウンターはしやすいと思います。
しかし、それだけに後ろから上がってくる選手には気をつけないといけません。
パラグアイもこれまでの対戦相手同様に4-3-3ですからある程度守れるでしょうが、特に気をつけたいのはベラの上がりです。
長い距離を走っていいタイミングでペナルティエリアに入ってきますからね。
しっかり中盤からマークに付いていかないとゴール前でフリーにしてしまいますよ。
攻撃で言えば、ウルグアイにはゲームを作っていたフォルランと点取り屋ルイス・スアレスという強烈な個がいますが、パラグアイはカバニャスの離脱などあってそこまでではないという違いがありますね。
サンタクルスのポストプレイをまず封じればこれまで通り組織で対応していけそうなだけに、やはり球際の戦いが重要で悪いボールの取られ方をくれぐれもしないよう気をつけてほしいです。
果たして、日本初のベスト8達成なるのでしょうか!?

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フリーキック、ちゅど~ん…のデンマーク戦
結果
6月25日(金) 2010FIFAワールドカップ南アフリカ
デンマーク1-3日本(03:30/ロイヤ/27,967人)
[得点者]
17' 本田圭佑(JPN)
30' 遠藤保仁(JPN)

81' トマソン(DEN)
87' 岡崎慎司(JPN)

試合の感想
試合の立ち上がり、デンマークはいきなりガンガン攻めてくるということはなかったですが、意識はやはり攻撃に向いていました。
日本も試合前から言っていたように勝ちにいくという意識が高く、しかもデンマークも勝ちに来ている状況ですからこれまでの2試合よりも攻撃できていましたね。
そのため、お互い隙のあったDFの裏を突き合う展開となりました。
どちらもチャンスがありながらも決め切れなかったのですが、その後すぐに日本は意識を守備的に戻しましたね。
試合は予想通りデンマークがボールをよりポゼッションして日本がそれを受けるという展開でしたが、デンマークはサイドから早めに放り込むボールを入れて来るのではなく、これまで同様に繋いできちんとビルドアップしてきました。
これは日本としてはラッキーでしたね。
これまでの守り方で十分対応できる攻撃でしたから。
そんな中、本田のFKが決まって日本が先制します。
デンマークは攻撃に意識が行っている分、日本に攻められたときはどうしてもファウルで止める場面が多くなっていましたからね。
そして、30分には今度は遠藤がフリーキックを直接決めます。
今大会は高地やボールの影響から直接FKからのゴールはほとんど生まれておらず、決まってもGKの前でバウンドするような形だったんですよね。
ここに来て綺麗なFKがちゅど~んと2発生まれました。
この2本のFKで試合の主導権は完全に日本が握りましたね。
デンマークは浮足立っており、得点後しばらくは日本がリズムを掴んでいました。
早目にラーセンを投入してベンチ側は明らかにパワープレイを狙っていたのですが、ハーフタイムをはさんでもデンマークの選手はうまく前線の高さを使えていませんでしたね。
後半は早い時間で日本の選手がかなり疲れていて、ペースを握られました。
しかし、デンマークは相変わらずビルドアップから攻撃を作ろうとしていたり、ロングボールを入れても日本のゴールに向かうような処理のしやすいものが多かったです。
真正面から来るボールを真正面にはじきかえすのはDFとしては楽ですからね。
しかも、攻撃側は後ろから来るボールを処理して前を向いてシュートまで持っていかないといけないので難しいプレイになります。
サイドからどんどん入れられると日本は押し込まれてこぼれ球や競り合いから何が起こるか分かりませんでしたからね。
実際に後ろの人数を削って放り込みが増えて来た時間帯では長谷部がPKを取られたようなシーンも出て来ましたし、それで1点差に追いつかれたのですが、その後も日本は落ち着いて試合を運びます。
日本は引き分けでもいいわけですし、慌てる必要はなにもなかったですからね。
最後は本田が手薄になった守備陣をドリブルで突破して、交替で入った岡崎が試合を決定づける得点を奪いました。

これで日本はグループリーグを2位突破となりました。
決勝トーナメントで当たるのはグループFで1位となったパラグアイです。
今大会調子がいい南米勢ですが、パラグアイも手ごわい相手です。
攻守に球際で激しく強いですし、バランスがよく技術もあるので、体をぶつけながらも柔らかいタッチでボールをコントロールしてマイボールにしてきます。
運動量もあってしっかり守備をするのですが、攻撃時には数をかけて攻めてきます。
グループリーグで対戦したどの相手よりも、日本は相性が悪くやりづらい相手になると思います。
でも、日本のやることは変わりませんし、少しずつですがチームとしても今の戦い方が形になりつつありますね。
詳しいことはプレビューで書きますが、パラグアイに勝利してベスト8に入れたらたいしたものですよ。

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デンマーク戦プレビュー
夏風邪をひいて連日のW杯観戦で睡眠不足もあって治りきっていないので、できるだけ手短にいきたいと思います。
一応、プレビューにかぶる内容もあるので、こちらも参考にしてください。

強豪カメルーンを撃破
デンマークはカメルーンに2-1で逆転勝ちしました。
前回の記事でカメルーンがおもしろい事態になっていたと書きましたが、メンバーとフォーメーションが大きく変わっていましたね。
こーめいがベストとワーストの結末…のカメルーン戦で書いたように、ルグエン監督にこういうシステムにされたら怖いと言った形です。
FW:ウェボ、エトオ
MF:エマナ
MF:エノー、ジェレミ
MF:A・ソング
DF:エコト、バソング、エンクルー、エムビア
GK:ハミドゥ

もともと適材適所ができないとルグエン監督を批判していたメディアやサポーター、サッカー関係者らも提案していたシステムなんですよね。
日本戦後にメディアから相当叩かれたか、選手主導のメンバー起用だったのかは分かりませんが、ルグエン監督も独自の起用理由で採用していたフォーメーションや選手配置にこれ以上は拘ることもできなかったのでしょう。
そういう意味では岡田監督と似ている道を歩んでいると思います。
その効果も日本同様にいい方に向かい、エトオはゴール前に置いておくとやはり怖い存在ですし、エマナはトップ下に入ってドリブルで仕掛けてシュートや2トップとワンツーで抜け出したりと、かなり攻撃のヴァリエーションが増えていました。
Aソングの展開力も加わり、攻撃時はジェレミが早い段階で高めの位置に入ってウィングになっていましたが、中央の枚数が増えたのでサイド攻撃も怖さを増していましたね。
守備は相変わらず酷かったので、強豪と呼べるほどの強さではなかったのですが、攻撃は間違いなく日本戦とは比べ物にならないくらいパワーアップしていました。
デンマークはそのカメルーンの攻撃にかなりピンチもありましたが、結局パスミスからの失点だけに抑えて競り勝ったのですから、やはり力があると思います。
この大会、逆転勝ちはこのデンマーク-カメルーンのカード以外にギリシャがナイジェリア(韓国はナイジェリアに逆転したもののドロー決着)に演じた2試合だけですからね。
しかもギリシャの逆転勝ちはナイジェリアのカイタが早々に退場したのが大きかったので、純粋な逆転勝ちをしたのは今のところデンマークだけです。
カメルーンの守備が酷いとは言え、逆転勝ちした攻撃力は侮れないと言えるでしょう。

デンマークの戦略
これまでのデンマークは守備から攻撃への速い切り替えでのカウンターと、ポゼッション時はビルドアップしてからのサイド攻撃という形を取っていました。
ベントナーのコンディションも上がっており、ロンメダールは調子が良さそうですが、こういう戦いで来るなら日本はこれまで同様の戦い方をすれば守れると思います。
日本は守備的な戦術なのでカウンターを受けづらいですし、数的優位を保って守ればロンメダールらにサイドを突破されることもそうないと思います。
ただ、今の日本の守備には前線に高さのある選手を置いて早めにサイドからロングボールを入れて来る戦術が有効と思われ、オルセン監督もそういった戦術を取ってくると考えられます。
こーめいがカメルーンの監督ならイドリス、オランダの監督ならフンテラールを使っていたと思いますが、ルグエン監督もファン・マルバイク監督も自分たちのスタイルで戦うことを選択してきましたね。
ファン・マルバイク監督は試合後に、「日本はあまり前からプレスをかけてこなかった。それで試合が難しくなった」とコメントしていましたが、最近の日本の戦いのスカウティングは怠っていたのかもしれません。
それでも問題ないと思っていたのでしょうけど。
早めにロングボールを入れられると、日本の今のブロックを作った中盤の守備効果が薄れますし、DFラインもかなり押し込まれるでしょうからね。
しかも、高さのある闘莉王と中澤を避けてベントナーを左サイドに置かれるとまたやっかいです。
センタリングに対しても外から入って来られるとCBも対応しづらくなりますからね。
終盤になればケガから復帰した欧州予選5得点、194センチのラーセンの投入もあるでしょう。
ロングボール一辺倒の攻撃ばかりならいいですが、トマソンにくさびのボールを入れて中央からも起点を作られたら対応が難しくなるでしょうね。

日本の対抗策
もしかしたら駒野→今野はあるかもしれませんが、スターティングメンバーは同じでくるでしょうね。
メンバーを変更できるほどチームが熟成してないですし、余裕もないですから。
日本はこれまでと同じように守るしかないですし、ロングボールを入れられたらとにかく体をつけて競ってこぼれ球を拾っていくしかないでしょう。
そこから攻撃に繋げればいいんですけどね。
デンマークはケアが出場停止ですがクロルドルップもいい選手です。
オランダやカメルーンのように攻撃に人数をかけなければ、なかなか得点を取るのは厳しいと思いますけど、デンマークも攻撃的に来るでしょうからカウンターにチャンスを見出せるかもしれません。
日本がリードもしくは同点の状況でしたら、カメルーン戦のような選手交替でいいと思います。
もし早々に先制点をとられたらオランダ戦のような中途半端な選手交替ではなく、闘莉王を上げて得点を取りに行ってほしいですね。
闘莉王がいないとペナルティエリア内でチャンスは作れないですから、どんな時間帯であろうと思いきって点を取りに行った方がいいと思います。
ただ、攻守のバランスを崩してデンマークのカウンターにあってはそこで終わりなので、岩政を入れるか阿部をDFラインに下げて今野を中盤に入れるなど対策は取っておく必要はあります。

コンディションとメンタルコントロール
前提としてコンディションとメンタル面では五分以上の状態にもっていっておかないと戦えないですからね。
特に日本は引き分けでもグループリーグ突破という状況なので、そういったことが無意識にプレッシャーとなって意識が後ろに向かないようにしなければいけません。
韓国がアルゼンチンに大敗したときのように監督の選手起用、采配から腰が引けていると選手が力を発揮できないですからね。
こういった舞台での戦いの経験も少ないですから、引き分けではなく勝ちにいくというメンタルを強く持つことは重要となってくるでしょう。

日本がデンマークに勝ちに行かなければならない状況で勝ちきるというのは難しいと思いますが、デンマークの方が勝ちに来ないといけない状況ならば日本も勝ち点を得るチャンスはあると思います。
チーム作りに失敗した影響というのはどうしても出てしまいますが、見栄えの悪いサッカーとは言え今はこれが精いっぱいなのも確かです。
せっかくのチャンスですからグループリーグ突破を目指して全力で戦ってほしいですね。

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善戦惜敗、2つの悔恨…のオランダ戦
6月19日(土) 2010FIFAワールドカップ南アフリカ
オランダ1-0日本(20:30/ダーバ/62,010人)
[得点者]
53' スナイダー(NED)

岡田ジャパンの現状とグループリーグ突破に向けて
試合内容については、オランダ戦プレビューで書いたことがほぼそのまま起こっているので改めて書きません。
グループリーグ突破を賭けての直接対決デンマーク戦に向けて、迷走を重ねて仏の段階へ…のイングランド戦で書いたこれができればベスト4ということで挙げた項目について吟味し、岡田ジャパンの現状を確認していきたいと思います。
・守備組織の構築
イングランド戦と同じ4-1-4-1というフォーメーションで戦っており、現状を考えると上々の成果をあげていると思います。
こーめいが守りはまだいいと書いた通り、Jリーグの降格しそうなクラブが新監督を迎えて守備的に戦って勝ち点を拾っていくのもそうですが、守備の構築はある程度短時間でも立て直せますからね。
これはこのまま続けていけばいいし、続けていくしかないですね。
・攻撃の形
やはり問題は攻撃です。
松井というサイドアタッカーを入れて何とか攻撃の糸口を作ってはいますが、カメルーン戦ではシュートはわずか5本。
オランダ戦では相手の9本を上回る10本を放ちましたが、ペナルティエリア内のシュートはセットプレイからの阿部と闘莉王のヘッド、パワープレイに出た終盤の岡崎のシュートだけです。
つまり、闘莉王が上がっているとき以外はペナルティエリアでシュートを打ててないということですね。
あとは全部ミドルシュートで枠にいったものは少なかったので、オランダの選手もコメントしていましたが怖さはなかったみたいです。
オランダ戦はこのミドルシュートの差が結果に繋がったとも言えるでしょう。
日本人のミドルシュートは精度と威力がないですが、ミドルレンジから打てるチャンスはあるのでこれから世界と戦っていく上では育成段階から見直していかないといけないところかもしれません。
いいミドルシュートを打つ選手がいないということは、そのままGKのレベルにも関係してきますから。
攻撃に関しては短時間でよくできることはあまりないと思いますが、得点を取るならカメルーン戦のようにゴールで近い位置でシュートを打てるようにするか、いいミドルシュートが1本出ればというところでしょうね。
デンマーク戦はとにかく先制点を与えないようにし、もし奪われたら闘莉王を上げるしかないんじゃ…。
・カウンター攻撃の構築
これも攻撃の形の1つではあるのですが、守るだけで精一杯な状況が続いてますから厳しいですね。
ただ、デンマークは勝たなければいけないのでカウンターで得点を奪いたいですし、チャンスはあると思います。
早くボールを動かす、ボールを素早く運ぶ、大きな展開をするという部分の修正は可能でしょうが、どのタイミングでリスクを犯して攻めあがるかの判断は、今の戦術・メンバーであまりやってないですから現状では難しいものがあるでしょうね。
・アジアレベル
これはオランダ戦もミドルシュートや駒野のクロスなどありましたが、今さら言っても仕方ありません。
・ゲームの流れを読む
カメルーン戦のように日本のプラン通りに進めばいいのですが、相手が手を打って変化して来たときに柔軟に対応するのはチームが成熟しなければ難しいです。
オランダ戦のようにエリアが投入されたとき、失点したとき、残り20分になったら攻めに行くなど事前に考えられる状況に合わせてできるだけプランを決めておくことが重要となってくるでしょう。
・中村俊輔と本田の起用の仕方
これはチーム全体の選手起用にも言えるのですが、やはり急造チームでテストをできてないのでスタメンもいじれないですし、選手交替も手探りですね。
前述したように守備は構築しやすいので守備的な交替なら計算できるのですが、攻撃的な交替となるとオランダ戦では中村俊輔と本田を共存させる時間を作ったのですがうまく機能してくれませんでした。
サイドには縦に仕掛けられてボールを運べる選手、1トップにはボールをキープできる選手というセオリーをはずさないことを心がけるしかないですね。
ただ、そのために駒がいないのが頭を悩ませる問題ではあるのですが…。

率直な感想
強豪国オランダ相手に選手たちは奮闘し、スナイデルの一発によって1点差で負けてしまいましたが、良く戦った上でのいい試合だったと思います。
サッカーを普段からあまり観ない人なら、もう少しで引き分けに持ち込めたという悔しさで一杯だと思います。
確かにこーめいも1つの想いとしてはそういう気持ちもあるのですが、いつもの善戦惜敗の結果にもう1つの悔恨の念がどうしても生まれてしまいます。
そもそも日本は守備的な戦いをすれば強豪相手に善戦惜敗することはこれまでも幾度も繰り返されて、このオランダ戦の結果は特に目新しい成果でもないからです。
本来ならこの壁に立ち向かう1つの手段としてオシム就任だったと思うのですが、病気によって退くこととなったため岡田監督になりました。
しかし、岡田監督でもその壁にチャレンジする権利を得ることはできたと思います。
あの迷走さえなければですが…。
選手は力をふりしぼって戦っていただけに、岡田監督が夢遊病にかかってしまったせいで善戦惜敗の壁にチャレンジできなかったのは非常に残念に想いますね。
岡田ジャパンのレベルの低下につられて、(こういう言い方が正しいのかは知らないですが)サッカー偏差値が下がっていった人とは違って、せっかくのW杯という舞台の強豪国と戦える機会でもっと選手に多くの可能性、チャレンジを与えられたかと思うとやはりこーめいはただ惜しかった、悔しいだけではおさまらない気持ちがあります。
結局時間がなかったばかりに、迷走を重ねて仏の段階へ…のイングランド戦でこーめいが予見した通りになったということですからね。
この試合の視聴率は43・0%だった(ゴールデンタイムのオランダ戦なので50%は越えるかと思っていたのですが)そうですが、このうち10%弱の方はきっとこーめいと同じ気持ちを抱いていると思います。
ただ、今大会のことだけを考えるとこのオランダ戦の結果でグループリーグ突破を賭けてデンマークに対して優位な立場で戦えるようになったわけですし、残りの30%強の普段サッカーをあまり観ない人がこういう戦い方をすれば日本も強豪国相手に善戦できるんだと希望を抱いてくれたなら、日本サッカー界にとってポジティブなものをもたらしてくれた一戦だったと思います。
ただ、サッカーをより知っていけばその0-1というスコアの間に、0円と1ユーロもの差があることを知るのですが…。

デンマークはカメルーンに2-1で逆転勝利したので、直接対決で日本は引き分け以上でグループリーグ突破です。
その試合を観たのですが、カメルーンは非常におもしろい事態となっていましたね。
デンマーク戦についてはプレビューで改めて詳しく書きますが、そのカメルーンのおもしろい事態について触れておかない意味のないプレビューになってしまいそうです。

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オランダ戦プレビュー
先発メンバーの決断
まずはオランダ戦にどういったスタンスで臨むかという判断が重要となってきます。
カメルーンに勝利した勢いのままに同じメンバーで戦うという選択肢もありますし、3戦目のデンマーク戦に勝負をかけ、イエローカードをもらっている阿部や運動量の多かった遠藤、前線で体を張ってボールをキープしていた松井や本田らを休ませるということも考えられるでしょう。
こーめいはこれはもうコンディション次第だと思いますね。
大久保は特にいい調子を維持していますし、3戦目もいいコンディションで戦えそうな選手は使っていけばいいと思います。
ただ、日本は高地→低地→高地での戦いとなり、他の試合を観ていると最初の時間(日本時間20:30)のキックオフはまだ日差しもきつく、コンディション的にきつそうなので数人は入れ替えた方がいいと思います。
一番やってはいけないのは、連携を少しでも高めるために同じメンバーで挑むということです。
なぜなら1試合くらいで急造布陣の連携が良くなれば普段からのチーム作りで苦労はないですし、カメルーン戦と違ってオランダ相手では日本の思うような試合運びもできないです。
そうなってくると連携を高めるどころの話ではないですからね。
とにかく日本がオランダやデンマークに勝ることができるとすればコンディションくらいしかないわけで、2戦目は(3戦目をベストで迎えるための)コンディション重視でメンバーを決めるのがいいと思います。
それは外部からでは分かりにくいので、何とも言えません。
それを前提にもしメンバーを替えるとしたらどうするかを考えると、負担の大きい中盤の選手でしょうね。
阿部→稲本、遠藤→中村憲、長谷部→稲本、大久保→中村憲、松井→玉田あたりから、数人ということになるのではないかと思います。
本田→森本も考えられますが、森本は打撲で16日を別メニューだったそうで、たいしたことはないですが得点を取りに行く状況での唯一の切り札と考えると先発では使ってこないでしょう。
ただ、日本の今の戦い方と状況を考えると中央のメンバー(阿部、遠藤、長谷部)は替えづらいですね。
何しろ直前でできたチームですから、この戦術を元に使えるバックアップメンバーやオプションはほとんど試されてなく、1戦目同様にぶっつけ本番になりますから。
いずれにせよ、本田の1トップ、松井の右サイド起用は、イングランド戦後の4-1-4-1の攻撃の形でも書いたように、サイドアタッカーとしては能力の高い松井を入れ、サイドでは脅威を発揮できないものの中盤に入れると守備に問題が出て来る本田を1トップに置くという判断からの布陣でした。
ですから、メンバーを替えるにしても4-1-4-1の基本ははずさない布陣を心がけないといけないですね。

フォーメーションは4-1-4-1
こーめいはカメルーン戦プレビューでオーストラリアの二の舞は避けたいと書きましたが、岡田監督もこの試合を教訓に、「受けに回った戦いだけはしたくない。攻守にわたってこちらから仕掛けていくような試合にしよう」と選手たちに話したそうですね。
その結果、当初4-3-2-1と言われていたフォーメーションも実質はイングランド戦と同じ4-1-4-1でむやみに下がり過ぎずに守れていたことが功を奏したと言えます。
オーストラリアも後半の始めからこの布陣でいい守りをしていましたからね。
カメルーンと違ってオランダはトップ下を置く布陣ですが、ドイツもそうですし、オランダと対戦したデンマークもアンカーを置く4-3-3の布陣ですから日本も4-1-4-1で守って問題ないと思います。
おそらくオランダは同じスターティングメンバーで来ると思いますが、パス主体で崩してくるファン・デル・ファールトとカイトの両サイドなら守れないことはないでしょう。
というよりデンマークはオウンゴールという不運はありましたがしっかり守れていましたから、日本も守れないと3戦目が苦しくなります。
ファン・ペルシーはかなりやっかいですが、1戦目以上に先に失点しないことが重要となりますね。
オランダは1戦目も先制してからはポゼッションしつつ、リスクの少ない攻めを選択していたので日本の選手が集中力を失くさない限りは大量失点は避けられると思います。

狙うはサイドバックの外のスペース
守備に課題があると言われるオランダですが、日本が得点を取ろうと思ってもなかなか付け入る隙はないでしょう。
狙い目とするなら、サイドバックの外のスペースですね。
特に左サイドバックのファン・ブロンクホルストのサイドなのですが、反対サイド(日本の左サイド)でボールを持たれると中央に絞り過ぎてサイドのスペースが開くんですよね。
ハンガリーやデンマークもそこを狙ってチャンスを作っていました。
岡田ジャパンは夢遊病時代の後遺症で大きな展開は未だに多くはないですが、左サイドで作って一気に右に展開する攻撃を狙いたいですね。
そのためにも左サイドはある程度守備も計算できそうな中村憲を入れるのもいいかもしれません。
右サイドはドリブルで仕掛けられる選手ですね。
玉田は左利きですが中に入ってシュート、オーバーラップした右サイドバックを使うという攻撃も有効です。
松井にしろ玉田にしろ、どのみち右サイドバックがもう少し上がって行って攻撃にからめないと厳しいと思いますけどね。
何しろカメルーン戦はシュート5本、コーナーキック0ですから、せめてセットプレイをもう少し取らないと一方的に攻められる展開にもなりかねません。

オランダの引き出しへの対応
上述した攻守を徹底すれば、何とか守って何とか攻撃の糸口を探れるといった展開にできると思います。
しかし、オランダはカメルーンと違って相手の出方に応じて次々と引き出しを開けて来ます。
前述したようにパスで崩してくるスターティングメンバー相手には対応できたとしても、オランダは後半に機を見てエリア、アフェライ、フンテラールらを投入して来るはずです。
エリアはサイドアタッカーで縦への突破力がありますが、状況判断がすぐれタメを作って逆サイドにパスを展開したり、DFラインの裏を狙って走って来たりもしますからね。
ウォルコットなど現在イングランドのサイドアタッカーに多い縦を切れば封じれるという選手ではないので非常にやっかいです。
デンマークもエリアが入ってからは守備を崩されることが多かったですからね。
イングランド戦では後半から入ったライト・フィリップスに左サイドで起点を作られましたし、スピードのある篤人や矢野らフレッシュな選手を入れて対応するなどしないと好きなようにやられてしまいそうです。
アフェライももともと突破力がある選手な上に昨季はクラブで中央のポジションを経験してプレイの幅を広げましたし、フンテラールの高さ目がけて押し込まれたら日本は苦しいでしょうね。
カメルーンは日本のシナリオを書き変えるだけの力もなく、それ以前に内紛でそれどころではなかったので、最後まで日本の狙った通りに試合が進みました。
しかし、これまでもこーめいが書いて来たように世界の強豪国は試合中に戦い方を修正し、監督も次々と手を打って来ます。
オランダの引き出しに対応できなければ、勝ち点を得るのは難しいでしょう。

戦いの場は標高0m
もう1つ気をつけたいのは1戦目と違って今度のスタジアムのあるダーバンは低地だということです。
カメルーン戦の日本はパス数も少なく、パス成功率も低かったです。
ショートパスを次々とケアレスミスで相手に渡しても、カメルーンが長いボールをパスミスして返してくれました。
これは高地の影響があったからです。
ジャブラニは構造上空気抵抗を受けにくいボールではありますが、これまでの試合を観ても物理的に考えてもあきらかに影響は、高地>ボールという状況ですね。
オランダ戦は標高0mなのでカメルーン戦のようにパスミスが多いことは致命的ですし、逆にもっと大きな展開のパスを使っていくべきだと思います。

2つの試合に学ぶ
上述したようにカメルーン戦はドイツ×オーストラリア戦を参考にすべしと述べて、まさにそれが現実となったわけですが、オランダ戦についても参考にしたい試合を2つ挙げておきます。
①スペイン×スイス
これこそまさにジャイアントキリングとなったわけですが、この試合を観てチャンピオンズリーグのインテルとバルセロナの戦いを思い出した人も多いと思います。
コンフェデのアメリカ戦もそうでしたが、スペインやバルセロナが敗れるのがこういった試合ですよね。
それでもどのチームが狙ってもやれるというものではありません。
クラブではチェルシーやインテルが該当しますが、条件としてはまずは守備をしっかりできること。
そして、もう1つはこれまでもブログで書いて来ましたが攻撃で相手に脅威を与えられる武器を持っているということです。
この試合でもスイスはゴール前にかなり人数をかけて守っていましたが、攻撃のときは4、5人スペインのゴール前に入っていましたからね。
そのため一度跳ね返されてもこぼれ球を拾って分厚い攻撃ができていました。
何より攻撃で相手に脅威を与えられる武器があれば、相手もそれを警戒するのでかさにかかって攻めて来ることはできないですからね。
いくらガード主体の戦い方でも一発を持ったボクサーであれば相手に勝てる可能性はありますが、やられっぱなしのサンドバッグでは絶対に勝てないのと同じです。
ちなみにこーめいが応援するスペインは初戦敗退となってしまいましたが、デルボスケの選手交代など的確でポゼッション、ポゼッション言われるサッカーですが、カウンターも冴えていたのでそれ程心配はしていません。
ホンジュラスでは同じように守ってもスイスのようにはいかないでしょうし、チリはビエルサの性格からして引くことはしないでしょう。
決勝トーナメントの相手になればスペイン相手でも攻撃に来る国も多いでしょうし、カウンターもしやすくなるでしょうからね。
唯一、スイス次第ではグループリーグ2位通過となってブラジルと当たる可能性があるのが気がかりですが…。
あとはFトーレスの調子次第というところでしょう。
②アルゼンチン×韓国
もう1つは大差のついた試合だったのですが、韓国のこの試合運びは中途半端でしたね。
後半になって前で守備できていたのでペースは握れていたのですが、1点差での敗退でいいのか得点を取りに行って同点とするのかベンチワークが後手に回ってしまっていました。
アルゼンチンの守備は1トップのパク・チュヨンにかなり自由にくさびのボールを受けさせていた時間帯があったので、こーめいならあそこで2トップにして得点を取りに行っていましたね。
あれだけくさびのボールが入っていたらもっと近くに選手を配置してたらチャンスを多く作れていましたから。
それにボールをポゼッションしてセンタリングを上げてもゴール前に1人しかいない状況が多く、実に中途半端な状況で攻めに行っていると感じました。
相手がアルゼンチンなのでホ・ジョンム監督も思いきれなかったのだと思いますが、その決断の遅さが大量失点を招いてしまいました。
日本も2戦目は強豪オランダで大量失点すると苦しくなります。
得点を取りにいくならいい時間帯に先手を打って思い切ることが必要ですし、1点差の負けでもいいなら割り切ってしっかり守るべきでしょう。
そういうはっきりした采配をしてほしいですね。

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ベストとワーストの結末…のカメルーン戦
結果
6月14日(月) 2010FIFAワールドカップ南アフリカ
日本1-0カメルーン(23:00/フリー/30,620人)
[得点者]
39' 本田圭佑(JPN)

試合の感想
改良と改悪の差が出た前半
前回、事前の準備がうまくいかなかったチームが劇的に良くなるということはないだろうと書きましたが、やはり両チームとも大きく変わることはなかったですね。
序盤の展開を観ていて、チーム作りに失敗した同士の戦いらしいという印象を受けました。
それでも日本は中盤のラインを下げず、イングランド戦のようにしっかりブロックを作って守れてましたし、サイドの守備でも数的優位を保つようにしてディフェンス面では直前での戦術変更だったことを考えればやるべきことはできていました。
問題は攻撃面だったのですが、90分を通じてそれほど決定機を作れなかったのを観てもカウンター攻撃を中心にいい形が作れていたとは思いません。
それでも布陣変更が功を奏して、1トップの本田が体を張ってよくキープ、右サイドの松井が前を向いて仕掛けられていたので前線に起点ができたのが日本の改良された点でした。
一方、カメルーンはAソングはケガで間に合わなかったらしいですが、結局エトオは右サイドでの起用、エマナら一部主力がスターティングメンバーからはずれました。
ルグエン監督は戦術的な判断と言ってましたが、直前でまたもやゴタゴタしたのかもしれませんね。
カメルーンはテストマッチのときよりもコンディションが悪く、とにかく動けず球際でも競れていませんでした。
さらにエマナがはずれたことやエトオの配置を右にしたことで、これまでも悪かった守備だけでなく攻撃でもまったく機能していませんでしたね。
前半はこの改良と改悪の差がはっきりと出ました。
得点はまさに改良を加えた右サイドの松井のセンタリングから1トップの本田という流れでしたね。
このシーンは大久保がまずゴール中央に斜めに入っており、ゴール前にある程度人数をかけられていましたからね。
これも松井が右サイドで積極的に仕掛けるっことでタメを作れていた効果です。
大久保の動きを囮にファーに流れた本田がトラップをミスしながらも落ち着いて決めました。
こーめいはあまりのカメルーンの出来の悪さに日本が得点を取れるかどうかという試合だなと思って観ていたので、これで勝ったと思いましたね。

思惑通りの後半
前半に得点が決まった時点で勝ったと思ったこーめいですが、ハーフタイムにもう一度本当に日本が勝てるか考えてみました。
何しろドイツ大会では(32試合中逆転勝利した試合は7回でその内の)2試合を日本が逆転負けされているわけですから。
そして、世界との戦いとなるとイングランド戦のようにたいていの相手が前半の途中、もしくはハーフタイムで修正してきます。
あまりの前半の酷い内容にルグエン監督が後半からエマナをトップ下に入れて来て、中盤をダイヤモンド型にした4-4-2にしてきたらまだ分からないと思いました。
しかし、国内メディアから適材適所ができないと散々批判されながらも、頑なに独自の起用方法に拘るルグエン監督のプライドの高さを考えるとそれはないという結論に至ります。
もしくはイドリスを早々に入れて来て後半開始からサイドからのロングボールをがんがん入れて押し込んで来たらきついと思いましたが、やはりそういった奇策には打って出てこなかったですね。
試合終盤にはイドリスを投入してパワープレイには来るでしょうが、そこさえ集中して守れればコンディションの差やカメルーンの酷さもあって問題なく勝てると脳内シミュレーションが完了します。
後半はそのシミュレーションのもと半ば勝利を確信して観ていたので冷や冷やすることもなかったです。
日本の選手も最後まで集中してよく守っていましたからね。
逆にカメルーンは本当に酷く、英国メディアが評しているように、今大会のこれまでの試合を全部観ている人なら間違いなくカメルーンをワーストチームと評すでしょう。
ギリシャやアルジェリアなどもあまりいい試合をできてはいませんでしたが、どういった戦いをするかというのはチームで共通した認識を持ってプレイしていましたからね。
もちろん相手がいるので日本がうまくカメルーンを封じたというのもあるのですが、カメルーンは90分通して攻守両面において自分たちが何をやりたいのか分からないままプレイしている感じでした。
サッカーの試合でもっともおもしろくないのは、観ていて本当に何をしたいのか分からないチームなんですよね。
日本人でなければ楽しめなかった試合だと思います。
終盤はカメルーンも押し込んで来てバー直撃のミドルシュートなどもありましたが、最後の最後の得点という部分ではやはりこれまでのベストな試合をした日本と大会ワーストチームと言えるカメルーンの差が出ましたね。

直前での軌道修正とは言え、やることがはっきりしたため日本代表は選手の能力をある程度引き出して戦えているとは思います。
もともと岡田監督が得意とする唯一の戦い方なわけですから、本当はもっと早くにこういった戦い方をとって熟成させることができれば、選手の能力を最大限引き出すだけでなく、成長させることもできたのですけどね。
せっかくがんばって勝ち点3を得たのですから、オランダ戦、デンマーク戦をうまく戦ってグループリーグ突破を目指してほしいです。
こーめいはこれまでもカメルーンについてはチーム状態を考えると付け入る隙はある(迷走を重ねて仏の段階へ…のイングランド戦カメルーン戦プレビュー)と言っていました。
気になっていたのは本番に向けてルグエン監督が修正してくるか、チームが1つにまとまるかということだったのですが、むしろ悪くなっていましたね。
事前予想では日本は4位としていましたが、カメルーンが最下位になりそうです。
そんなカメルーンに対して、オランダ‐デンマーク戦を観る限り日本がオランダに付け入る隙はなく、攻守の組織・個両面においてデンマークの方が完成度はかなり高いと思います。
カメルーン戦のように簡単にはいかないと思いますが、デンマークも攻撃に問題を抱えています。
ベントナーはケガを抱えていてオランダ戦は時間制限の強行出場をしましたが精彩を欠いていました。
デンマークの攻撃はベントナー次第というところがありますからね。
日本も引き分けられる可能性はあると思います。
初戦の勝ち点3で最終戦までグループリーグ突破の可能性とそれまでの約10日間という時間ができたわけですから、少しでも今の戦い方を徹底、修正して選手の能力を少しでも多く引き出してほしいですね。
そのためにも次のオランダ戦、どういったスタンスで臨むかが重要になってくるでしょう。
そのことについてはまたオランダ戦のプレビューで書きたいと思います。

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カメルーン戦プレビュー
こんばんは、W杯を思う存分楽しんでいるこーめいです。
いよいよあと数時間で日本-カメルーンの試合です。
なんだかんだ言ってもW杯は楽しいですし、日本の試合は気になります。
本番前のテストマッチは散々ではありましたが、もしかしたら…っていう期待をどうしてもしてしまうのは、まだ結果が出ていないだけだからでしょうか。
人間は真実を信じるのではなく信じたいものを信じる生き物ですからね…。
本番になってチームが結束し劇的に変わることもありますが、フランスなど明らかに準備不足だった国は低調な試合をしてます。
それに劇的に変わるならアフリカ勢であるカメルーンの方が可能性が高いような気がしますね。
本番前のテストマッチが低調だっただけに油断はなさそうですし、エトオなんて本気で優勝狙ってるみたいです。
チームが一体となって集中力を高めてカメルーンが臨んで来れば、日本に勝ち目は乏しいでしょうね。
ですが、カメルーンもテストマッチの結果は思わしくなくそのままのチーム状態とすれば、つけ入る隙はあると思います。
日本にその隙を突く武器があるかどうかが問題なのですが…。

予想フォーメーションから見る日本の戦い方
FW:本田
MF:大久保、松井
MF:遠藤、阿部、長谷部
DF:長友、闘莉王、中澤、今野
GK:川島

本当に本田の1トップでいくのでしょうかね。
本田の特徴を生かすなら前向いてプレイさせてなんぼですから、相手のDFを背負ってプレイすることが多くなる1トップには不向きだと思います。
ただ、堅守速攻の戦いをするなら前線にボールキープできる選手がいないといけないわけで、チームとして機能させるために個を犠牲にするという苦肉の策なのでしょう。
そういうことも必要なときはあるのですが、直前の戦術変更と選手選考がマッチしてない問題の表れですよね。
それを今さら言っても仕方ないですが、準備段階で明らかに失敗している状態での苦肉の策ですから機能するか疑問です。
これがいきなり功を奏したら岡田監督は策士、いや奇策士と言えるでしょう。
さて、コートジボアール戦の長谷部トップ下起用の失敗から布陣は4-3-2-1にマイナーチェンジするわけですが、後ろに人数をかけて何とか守って本田に預けて大久保や松井を飛び出させるという狙いなのでしょう。
そして、前半は何とか0-0で乗り切り、後半に攻勢に出れればというところだと思います。
森本をかたくなにスタメンで使わないのはそういう意図があるからでしょう。
これも逆に言えば、切り札で使える選手がいないという選手選考の失敗が原因なんですけどね。
右サイドは駒野になるかもしれません。
今野は痛み止めを飲んで出場は可能のようですが、ケガを押しての強行出場は裏目に出そうなので無理はさせないでほしいですね。
岡田監督の「やれることはやった」という発言はまったく説得力を感じないですが、選手たちのコンディションはかなりよくなってきたと言ってるのでそちらが本当であればとコートジボアール戦よりはいい試合をできるかもしれません。

オーストラリアの二の舞は避けたい
布陣の変更からこーめいが懸念するのは、日本がドイツに大敗したオーストラリアの二の舞になることです。
カメルーンの攻撃は中盤はマクーンがパスを出すのですが、ゲームメイカータイプではなく決定的なパスを出してFWを生かしていく選手でもありません。
ですから、3トップに預けてそこから攻撃を作っていくことになるのですが、本来トップ下の選手であるエマナは右ウイングのポジションで生きてません。
エトオがボールを持てば取られないのでそこを起点として後ろの選手が上がって分厚い攻めができるのですが、そこを潰してしまえばある程度カメルーンの攻撃をおさえることができると思います。
やはり、それは高い位置でブロックを作ってパスコースを限定してエトオに入るボールを後ろの選手が狙っていくという方法がいいと思います。
しかし、4-3-2-1ですと高い位置ではなく最初から低い位置で守る事になるのかなとそこが心配なんですよね。
疲労の出る試合終盤やカメルーンが得点を取りに攻めにかかってきた場合は仕方ないですが、最初から日本自らリトリートしすぎてしまうと苦戦すると思います。
というのも、カメルーンの攻撃は前述したように組織としてはそれほど機能してないです。
しかし、簡単に前を向いてボールを運ばせてしまうとそういうチームでもリズムが出て来ますからね。
それともう1つ警戒しないといけないのはアーリークロスです。
岡田監督もアス・エコトのクロスを警戒してるようですが、サイドをパスやドリブル突破で崩して入れているわけではなく少し低い位置からフリーで早いボールを入れていることが多いんですよね。
そうなるとイドリスやモディングなど身長の高い選手、180cmですが高さと強さのあるウェボに合わせられて簡単に失点しまいますから。
オーストラリアはリトリートし過ぎてアタッキングサードに入る前のサイドのスペースをドイツに自由に使われて守備が崩壊してました。
ドイツとカメルーンの違いはありますが、クローゼのゴールなんてカメルーンも得意とするパターンですからね。
オーストラリアは後半から4-1-4-1にして高い位置でブロックを作ってゾーンで守るようにして、守備のリズムが出始めました。
ケーヒルが退場するまではしっかり守れてましたし、ドイツの選手は明らかにやりづらそうでパスミスも増えてましたからね。
フォーメーションは同じでなくていいですが、日本もオーストラリアの後半立ち上がりの守備をできるだけ長い時間徹底してやるべきです。
カメルーンはショートパスを繋いでくるのでブロックを作ってそのパスを引っ掛け、ロングボールやサイドから早めのセンタリングを多様して来た場合もしっかりとコースは限定して後ろの選手が対応しやすいようにしないといけないですね。
そして、高い集中力と運動量をもってしてこぼれ球を拾って本田ら前線の選手に繋げていければいいリズムができると思います。

日本の得点の可能性
あまりに時間がなく急造感が否めないのでカウンターはそれ程形にならないと思い、あまり期待はしていません。
やはりセットプレイとミドルシュートでしょうね。
イングランドやアルジェリアの失点シーンを見ても、GKの前でバウンドするようなシュートはかなり処理しづらいみたいですからどんどん狙っていくべきですね。
それとセットプレイはW杯の開幕戦から昨日までの試合を観ても貴重な得点源となってます。
ギリシャやオーストラリアも立ち上がりのセットプレイでのビッグチャンスをものにしていたら、勝てたとは言いませんがもっといい勝負できたでしょうし、韓国やドイツを苦しめられたと思います。
そういうところをものにできるかどうかでしょうね。
もう1つ可能性があるとすればワンツーです。
カメルーンのDFラインはお世辞にも整っているとは言えず、ラインにギャップが生まれることが多いですから簡単なワンツーで裏を取る事は可能です。
その守備の脆さを突いていきたいです。
しかし、気をつけないといけないのはシュートにかかるシーンです。
世界レベルでは当然ですが、アフリカ勢は特にギリギリのとこで足が伸びて来ますからね。
カメルーンは守備は組織的ではなくても、コートジボアールがそうであったように1対1のところはスピードと強さでカバーして来ます。
フリーだからと言ってゴール前で余裕こいてると、決定機もことごとくシュートブロックに合うでしょう。
迷っている暇はなく、素早い判断力と決断力が必要になってきます。

日本のアドバンテージ
ドイツの試合を観たのですが、これまでの試合と違って不評であるジャブラニの扱い方が非常にうまいと感じました。
ボールが原因と思われるシュートを吹かしたり、センタリングやロングボールが大きくなるなどのミスは少なかったです。
というのも、今季のブンデスリーガはジャブラニを使ってたんですよね。
そして、ドイツ代表選手は全員がブンデスリーガでプレイしています。
実はJリーグも今季はW杯球と同じボールを使っています。
ですから、Jリーガーは扱いに慣れているはず…。
でも、高地でもなかった2試合で連続オウンゴールをした闘莉王はボールの軌道が分からないと言っていたので、あまりアドバンテージにはなってないのかもしれません(^^;)

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南アフリカW杯開幕
いよいよW杯開幕ですね。
日本代表は徹夜明けジンバブエ代表と練習試合をしてスコアレスドローだったみたいですが、そんな不甲斐なさも手伝って国内ではあまり盛り上がってないように感じます。
しかし、アルジェリア-スロベニア、ホンジュラス-チリなど強豪国以外のカードを民放の、しかもゴールデンタイムで放送するんですね。
日本代表以外の試合でも白熱した内容で視聴者の気を引いて普段あまりサッカーを観ない人たちへのサッカーに触れる機会になってくれればと思います。
日本代表のことについてはカメルーン戦の直前に触れようと思いますので、今回はW杯を楽しむためにも予想をしておきたいと思います。
グループA
1位:ウルグアイ
2位:南アフリカ
3位:フランス
4位:メキシコ
[展望]
メキシコが4位で首位通過がウルグアイって起こりそうにない気もしますが、単純にウルグアイはフォルランとルイス・スアレスがいれば得点はけっこう取れそうかなって思います。
メキシコは他の3国とサッカーの相性がよくないのでは?
南アフリカはブラジル合宿などを経て守備がよくなったと聞きますし、開催国なのでなんだかんだで2位通過すると予想。
フランスは3/3のスペイン戦を観ましたが、ボールを奪ったら縦に早く出すだけのカウンターサッカーでグルキュフやリベリなどタレント揃いですが、ドメネク監督が能力を引き出せておらずグループリーグ敗退もありえると思います。

グループB
1位:アルゼンチン
2位:韓国
3位:ナイジェリア
4位:ギリシャ
[展望]
3/3のドイツ戦を観ましたが、アルゼンチンは徐々によくなっている印象。
マラドーナ監督にいろいろ問題はありそうですが、グループリーグ首位突破は間違いないでしょう。
ただ、決勝トーナメントになれば監督経験の浅さが出て途中で力尽きると思います。
韓国はこれまでのアジア勢と比べてもレベルが高いと思いますし、グループリーグ突破の力を秘めていると思います。
それにアジア勢で1つくらいは結果を出してもらわないとって気持ちもあります。
ナイジェリアはミケルが出場できなくなったのが大きいと判断。
ギリシャはユーロ04を制したオットー・レーハーゲルが監督をしていますが、あの頃の守備力もカウンター力もなくなっていますね。

グループC
1位:イングランド
2位:アメリカ
3位:スロベニア
4位:アルジェリア
[展望]
イングランドが決勝トーナメントを勝ち上がっていけるかは、バリーの状態が鍵を握っているのではないかと思います。
グループリーグは問題ないでしょう。
アメリカは今大会もっとも堅守速攻に強さと鋭さがある国で、波乱を起こしてくれそうな予感もします。
結束力でスロベニアを3位、地理的に地の利があるのかよく分からないアルジェリアはメグニの離脱もあって下方修正です。

グループD
1位:ドイツ
2位:ガーナ
3位:セルビア
4位:オーストラリア
[展望]
このグループは地味にいい国が集まっています。
首位通過はドイツになるでしょうが、2位通過なら他の3国いずれにもチャンスありそうですからね。
セルビアは今大会のダークホースとして名前を挙げる人が多いですし、いい選手も揃ってます。
ガーナはエッシェンが参加できなかったのはかなり大きいですね。
初戦のこのカードで勝った方がグループリーグ突破しそうですが、ガーナはカメルーンに比べたら守備はいいですしスピードでセルビアの高いDFラインの裏を突くと予想しておきます。

グループE
1位:オランダ
2位:デンマーク
3位:カメルーン
4位:日本
[展望]
オランダは順当首位通過、日本は残念ながら最下位でしょう。
今のカメルーンは日本でもつけ入る隙がありそうなチーム状態で、これまで自国開催以外で対戦した相手の中でも弱い部類に入ると思います。
デンマークは初戦オランダで苦しいですが、その後堅実に勝ち点を積み重ねそうです。
ベントナーの状態が少し気がかりですけどね。

グループF
1位:パラグアイ
2位:イタリア
3位:スロバキア
4位:ニュージーランド
[展望]
強豪国が敗退しそうなのがグループAなら、シード国が2位通過しそうなのがイタリアかなって思います。
パラグアイはカバニャスの件でチームに一体感が生まれて奮闘しそうです。
イタリアは主力にベテランも多く、決勝トーナメントになったら苦しくなりそう。
ニュージーランドは厳しいでしょうから、必然的にスロバキアが3位となります。

グループG
1位:ブラジル
2位:コートジボアール
3位:ポルトガル
4位:北朝鮮
[展望]
ブラジルはアフリカ勢の身体能力に手を焼く印象があり、ポルトガルもブラジルからの帰化選手もいてスタイル的にも同じく苦手にしそうな予感です。
コートジボアールはドログバがケガをしましたが、出場は可能みたいなのでアフリカ勢では1番実力があるかなって思います。
それにしてもアフリカ勢は中心選手がケガで離脱するという悲劇にみまわれてますね。

グループH
1位:スペイン
2位:スイス
3位:ホンジュラス
4位:チリ
[展望]
優勝候補スペインは順当に首位通過でしょうね。
こーめいも応援してる国ですから。
スイスは初戦がスペインですが、バルネッタやインラーなど実力のある選手がけっこういますしこちらもこーめいが好きなチームでもあるんですよね。
ホンジュラスとチリはやっているサッカーの相性で順位を決めました。

決勝トーナメントからの予想はまたグループリーグが終わる頃にするかもしれません。
ちなみに優勝予想はブラジル、準優勝はスペインではないかと予想しています。
どちらもこーめいが応援する国ではあるのですが、1番好きなのはスペインなので優勝してほしいのですが最後の最後で日程のきつさが出そうですし、ブラジルの堅実さが勝るかなと思います。

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岡田監督の悪癖露呈…のコートジボアール戦
結果
6月4日(金) 国際親善試合
日本0-2コートジボワール(19:20/シオン/人)
[得点者]
13' オウンゴール(CIV)
80' コロ・トゥーレ(CIV)

試合の感想
試合は観ていたのですが、忙しくてしっかり観るとまでは行かなかったので今回は気になったところにいくつか触れてなるべくあっさり終わりたいと思います。
イングランド戦に引き続いてまずは守備からという戦い方でしたね。
この試合に向けてカウンターの練習をしていたということだったので、こーめいはそこに注目しようと思っていたのですが攻撃の可能性のなさは相変わらずで…(^^;)
それはある程度予想通りではあったのですが、それよりもこーめいが気になったのはしっかりブロックを作ってゾーンで守るということが特に押し込まれる前の序盤にできていなかったことです。
この試合、4-2-3-1で長谷部がトップ下に入る布陣だったのですが、イングランド戦と違って岡崎や長谷部らが前線からボールを追い回し過ぎていました。
そのため、フォーメーションが間延びして中盤でコートジボアールの選手に簡単にパスを通されることが多かったですね。
4-1-4-1でも4-2-3-1でもどちらでもいいのですが、本来なら中盤でラインをしっかり作って相手のパスコースを限定しておいて後ろの選手が狙いやすくしなければいけないのですが、むやみに追い回すことによってラインが崩れてイングランド戦のような守りはできていませんでした。
長谷部がトゥーレ・ヤヤを抑えるという特命を受けていたせいか、中途半端にハエのように追い回す守備を岡崎としつつ、逆に大久保と本田の両サイドはスペースを埋めるために下がり過ぎていましたね。
セットプレイからのオウンゴールでしたが、あれでは早めに失点するのも頷けます。
これこそが岡田監督、2つの悪癖と露呈したと言えるでしょう。
①システムを試しすぎる
この試合、カメルーンのAソング対策として長谷部をトップ下で使いトゥーレ・ヤヤに当てるというシステムにしました。
相手のストロングポイントを封じるというのはもちろん必要なことなのですが、今の日本代表は自分たちのスタイルすらまったく確立できてない状況です。
ですから、相手云々言っている余裕はなくまずイングランド戦の前半に展開したような守備を徹底させることが必要です。
チーム作りというのは1つ1つ段階を積み重ねて熟成させるもので、途中の必要かつ重要な過程を飛び越して相手に合わせた戦術を機能させようなんて虫が良すぎます。
それからブロックを作ってゾーンで守るということは、中盤のラインで積極的に追い回してボールを奪うという守備をするわけではありません。
あくまでパスコースを限定させて後ろの選手がそれを狙うという連動した守備によって守ればいいわけです。
中盤のラインで相手のパスをひっかけられれば幸いですが、追いかけまわしてもそうそう高い位置でボールを取れるというわけではないですからね。
つまり、そこでボール奪取力のある長谷部を使うこと自体ミスマッチなんですよね。
そもそも長谷部はウォルフスブルクでもアンカーのポジションを担っているブラジル代表ジョズエ、運動量が多く献身的な働きをする右サイドバックのリーターが後ろにいるからこそ積極的にアグレッシブな守備ができるわけで、阿部と遠藤にジョズエやリーターのような役割を求めるのは酷でしょう。
それに攻撃面で言えばウォルフスブルクでは得点を取りに行くときは長谷部を交代してインサイドハーフにリーターを上げるようにしています。
得点力は期待されてないんですよ。
長谷部の攻撃面での物足りなさは前監督のマガトも指摘しており、浦和時代から見ても得点力のある選手ではないですから。
そうなって来るとトップ下に入れると攻撃の面でも機能しなくなるのは必然です。
これまで岡田監督はシステムをコロコロ変えてきたわけですが、いろいろ試す割にその戦術に論理的な意図がないんですよね。
もとい岡田監督の中では論理的な意図があるのかもしれませんが、要するに的を射たものではないということです。
だから3トップや2トップ、稲本のアンカーなど様々なシステムを試してきたにも関わらず、何1つオプションになり得たものがありませんでした。
時間を無駄にしてチーム作りが遅れた原因ですよね。
②選手を試すことはしない
システムを試す割には、逆に選手は試さないんですよね。
この試合もイングランド戦とまったく同じメンバーで、カウンターに少しでも可能性を見出そうと思うなら森本を先発起用すべきだと思いますし、トップ下は中村憲剛の方がよかったと思いますけどね。
この悪癖は第三CBの選出、本田、森本の融合などにも悪影響を及ばしたのは周知の事実です。

イングランド戦で蜘蛛の糸ように細い光が真っ暗な雲間から差し込んできはしましたが、岡田監督の悪癖がある限りそうそうチームがいい方向に向かうということもないみたいですね。
北京五輪代表を率いた反町監督もそうでしたが、チーム作りに確固たる信念がなく、それが日本人指導者の限界とも言えるのでしょう。
日本の選手もコンディションが悪かったとは言え、岡田監督があれだけ運動量、運動量と言っていたのに攻守の切り替えが遅いのは堅守速攻の戦い方をする上で致命的ですね。
これまでは走らなくてもいいときでも走りまくっていたのに、守備ベースの戦い方になった途端に走らなくてはいけないときにも走れなくなってしまったという困った状態です。
もちろん走らなくてはいけない状況の1つは守→攻への切り替えの部分であるのですが、チームとしてどう攻めるかという戦術が確立されてないから選手も走れないのでしょうね。
先に失点をしたくない以上、攻撃に確信のおける形というものがなければ選手も思い切って上がれないですから。
それは仕方ないことだとも思います。
最後に、岡田監督は失点はセットプレイからで守備はある程度できたとコメントしてましたが、日本人ってサッカーの基本を知らない人が多いですよね。
サッカーというのは攻守一体のスポーツです。
今の日本代表のように守備だけやっていれば(実際は攻めることができないだけですが)ある程度守れるのは当たり前です。
戦いでも籠城して守るだけなら一定期間は守れます。
守りながら攻める、逃げながら戦うなど2つ以上のことを同時にやるとその難易度は比較にならないくらい上がります。
籠城してばかりではイングランド戦のようにいつか陥落するから、攻めなければなりません。
しかし、攻めれば守備に隙ができます。
実際に日本代表が攻めに行った終盤は韓国戦やコートジボアール戦でも失点していますよね。
PKとFKからでしたが、終盤に日本が攻めに出てカウンターを浴びるからファウルで止めるシーンも増えて来ます。
つまり、サッカーにおいては守っているだけの試合で、(しかも無失点に抑えられたわけでもないのに)守備がよかったなんて判断することはできないということです。
これは同様に選手についても言えることで、守っているだけのサイドバックと攻撃参加するサイドバックでは運動量もポジショニングもまったく違って来るわけで、守っているだけのサイドバックが必ずしも守備能力が高いということにはなりません。
日本人はこの攻守一体ということを理解せずにボールがある守備の局面、攻撃の局面だけを観て守備がいいとか攻撃がダメとか判断する人が多いですよね。
そういった素人とは違い、岡田監督はプロの監督ですから、本気ではなく負け惜しみで守備はある程度できたと言ったのだと思いたいです。

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