鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第21節】退化の確信…の浦和戦
結果
8月28日(土) 2010 J1リーグ戦 第21節
浦和1-1鹿島(18:00/埼玉/51,177人)
[得点者]
80' ポンテ(浦和)
90'+5 本山雅志②(鹿島)←岩政大樹
[フォーメーション]
FW:興梠、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:青木、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
低調同士の対戦
いい試合内容だったという見方もある浦和戦でしたが、こーめいには退化を確信させる90分でした。
それでも確かにこの試合は序盤から運動量も多く前線から積極的にプレスをかけて、浦和にはほとんど何もさせませんでした。
それにはいくつか理由があります。
まず、この試合の前にはオリヴェイラ監督に渇を入れられて、岩政曰く、「今日やらないと誰でも替えられてしまうような状況だった」ということです。
つまり、固定メンバーで戦っている時にはない危機感が選手に芽生えていたということですね。
そして、マルキーニョスが復帰したことで前線の運動量が増え、プレスのスイッチがはっきりしたのも効果が大きかったです。
ただ、前節のC大阪戦があまりにも何もできずに酷過ぎたということ。
この試合の対戦相手は同じ夏場に弱く調子のよくない浦和であることも鹿島の試合内容がよく見えた大きな要素でした。
相対的に考えると上位陣、つまり前節のC大阪のような相手にいい試合ができるまでよくなっているとは思えません。
つまり、決して鹿島が良かったわけではなく、浦和に比べて良かったというだけです。
その証拠に浦和に思うようなサッカーをさせなかったにも関わらず、最初のシュートが生まれたのは20分頃。
試合終盤まではお互いシュート2本しか打てていませんでした。
夏に弱い、そして調子の悪い同士の対戦だと納得するような内容でしたね。

試合を支配した後半
決して良かったとは言えない前半でしたが、後半は確実に鹿島がリズムを掴んでいました。
運動量や球際での競り合いでは鹿島が勝っていましたし、こぼれ球も拾えていました。
実際に徐々に浦和ゴールに近づいており、イバの右サイドからの崩し、マルキーニョスが仕掛けてシュートまで行くなどいい形を作っていましたね。
そして、興梠がサヌに倒されてPKをもらいます。
ただ、このPKを巡るシーンも両クラブの調子の悪さが出ていたように思います。
サヌが興梠を後ろから蹴ったのですが、あの守備はあまりに軽率です。
そして、マルキーニョスのPKも助走の距離、助走の仕方、タイミング、コースのすべてが甘く、GKに止められても仕方がないものでした。
それでも鹿島の選手たちは気持ちを落とすことなく、PK失敗後もマルキーニョスのバー直撃のヘッドなどチャンスを作り、果敢な戦いを見せます。
しかし、選手が奮闘すればするほど監督が足を引っ張るのが今の鹿島です。

選手交替、3つのタイミング
この試合もオリヴェイラ監督の選手交替が遅すぎたために苦しい状況に追い込まれてしまいました。
それはこれまでのオリヴェイラ監督の采配、そしてこの試合を見ていて予想がつきました。
つまり、選手たちが走れている、リズムを掴んでいる→現状維持という判断を下すだろうと。
しかし、こーめいが見る限り、選手交替のタイミングは3つあり、そのどれかで動いていたらこの試合は勝利を手にすることができていたでしょうね。
①鹿島にリズムがあった時間帯
これはPK前後の時間帯です。
確かにこの時間帯は鹿島がいい攻撃をしており動く必要はなかったかもしれませんが、いいリズムの時にゴールにからめるフレッシュな選手を投入して得点の可能性を上げるのも監督の仕事です。
そもそも特段機能しているとは言い難い上に捻挫をしていたガブリエルをスタメン起用した意味が分からないですし、交替を引っ張る理由も分かりません。
興梠もこの試合は動きにキレがありませんでした。
大迫、本山、遠藤あたりを入れて早めに試合を決めに行くべきだったと思います。
②浦和が押し返して来た時間帯
PK失敗から5分後、試合の流れに注意して観ていた人は気づいたと思いますが、実はこれまで鹿島が握っていたリズムが浦和に押し返され始めます。
この時間で攻撃的なフレッシュな選手を入れて、再び鹿島に取り戻すという采配は監督としては必須でしたね。
③浦和のカウンターが機能してきた時間帯
浦和が押し返し始めてからさらに5分後、カウンターという手段によって浦和にリズムが傾きます。
宇賀神のバー直撃のシュートなどもあり、ここで動かなければやられると思って観ていたのですが、思った通りポンテにカウンターから決められてしまいましたね。
どうして浦和のカウンターがチャンスに繋がっていったかというと、単純に鹿島の選手の運動量がこの時間帯に落ちて来たからです。
特に前線の選手が攻から守への切り替えで戻れなくなったのがその原因です。
この暑い時期に運動量が落ちることは分かりきっていることなのに、選手交替をしないのは自殺行為としかいい様がないです。
試合の流れも考えれば、監督ならば絶対に動かなければならないというレベルのタイミングでしたけどね…。

何とかドロー決着
勝てない8月には定番となっているのが、失点後の慌てての本山投入です。
得点後は浦和に勢いが出ていたのですが、ロスタイムには守りに入ってくれたので助かりました。
フィンケ監督になってから浦和は守備ラインが下がりすぎるという悪癖があり、サイドからのボールに弱いのは試合を見ていれば誰でも分かることですからね。
浦和の守備が酷いおかげもあって、何とかコーナーキックのこぼれ球から同点ゴールを決めることができました。

追いつかれてのドローが多かったですが、この試合は追いついてのドロー。
そして、これまでの試合に比べればよく見えたのは確かですが、選手の組み合わせや選手起用、交替の采配、運動量という根本的な問題が解決しない限りよくなることはないでしょう。
何も変えてない、変わらないのに自然とうまくいったら人生これほど楽なことはないですよ。
確実に変わるものがあるとすればそれは気候です。
しかし、この調子だと9月もまだまだ暑いでしょうし、連戦となります。
どうせ固定メンバーで戦うでしょうから、勝たなければ疲労しか得るものがない戦いが続きそうですね。
昨季5連敗したときもやはりメンバーを替えずに戦っていたので、控え選手に不満が溜まりました。
本山が絶妙なタイミングで呼びかけて食事会を開いて事なきを得ましたが、今年も同じようにうまくいくとは思えません。
実際にC大阪戦で初出場を果たした宮崎もレンタル移籍を考えていたと言っていましたし、他にもそう考えている選手もいるでしょう。
小笠原や中田、柳沢らも入団初年度、特に2年目から起用されて成長してレギュラーになりましたから。
本山はルーキーイヤーはリーグ戦1試合のみで、その後はタイプ的にどうしても途中出場で使われることが多かったですけどね。
確かにあの年代のルーキーは豊作でしたが、現在の遠藤、(イジョンスがいたときは起用されなかった)伊野波、船山、青木はルーキーイヤーの彼らよりも下ってことなんですかね。
来季入団してくるプラチナ世代の選手たちは、小笠原らのように起用されるのでしょうか…。
こーめいにはこの浦和戦は、固定メンバー=現状維持という選択をして徐々に退化に向かっているクラブの現状が凝縮されていた90分だと思います。
ナビスコ杯、天皇杯で少し流れが変わってくればいいですけどね…。

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不振脱出のための分かりやすいサッカー
鹿島の分かりにくいサッカー
まず、鹿島のサッカーを簡単におさらいしてみましょう。
分かりにくいというと語弊がありますが、鹿島は攻守において難しいサッカーをしています。
最近先発で使われている選手では興梠、大迫、野沢、ガブリエルですが、攻撃においては前線にボールのおさまりどころがなく、ドリブルで仕掛けたりタメを使って後ろの押し上げを促す選手がいません。
もちろん相手との力関係があるので下位のクラブとの対戦では大迫や興梠のポストプレイも機能することもありますが、上位陣との対戦ではまったくと言って良いほど何もできなくなります。
特に野沢とガブリエルは消える時間が多くなりますね。
それは清水戦、C大阪戦をご覧の通りです。
マルキーニョスが唯一特異な存在となっています。
ポストプレイが得意なわけではありませんが、フィジカルを生かしてボールをキープ、前を向いてドリブルも仕掛けられるのでそこで周りが連動して動ける時間ができます。
マルキーニョスが出場していない試合は3分1敗、負傷交代した仙台、清水戦は2敗。
この成績がマルキーニョスの存在、ひいては前線で起点になれる選手の重要性を物語っていると言えるでしょう。
つまり、前線の選手が体を張ってボールをおさめられないと、それだけ短い時間(ワンタッチ、ツータッチのプレイ)で周りが連動して動いていかないと攻撃が機能しません。
しかし、夏場や連戦で運動量が落ちると、そんな速いタイミングで連動していくことができなくなります。
そのためパスミスが多くなり、鹿島が得意とするパスワークが死んでしまいます。
しかもドリブルができる選手、個の力で崩せる選手がいないのでパスワークでの崩しのみが唯一の生命線となっていますから、なおさら致命的と言えます。
そのため、鹿島の選手は相手の守備を崩せないとより早いタイミングでパスを出して崩そうとするので、ボールロストが多くなり、ポゼッションが下がりリズムをどんどん悪くしてしまいます。
さらに対戦相手の力量、疲労の具合によっては、前線の起点もマルキーニョスだけでは厳しい状況に陥ってしまうこともままあります。

次に守備ですが、こちらもポイントは連動です。
フォーメーションがきちんと整っている時は、当然マルキーニョス、興梠と前線からプレスをかけてそれに連動して後ろの選手が動きます。
しかし、布陣が崩れているときの鹿島は個々の判断でまずボールホルダーに近い選手がプレスを仕掛けてそれに合わせて周りが臨機応変に対応します。
守備でも難しいことをしているんですよね。
そのため、運動量が落ちると相手の攻撃に対応できない選手が出始め、ピッチのあちこちでボコボコと守備に穴が開いてきます。
こうなると後ろの選手はどう対応していいか分からなくなり、余計に走れなくなるという悪循環が生まれてしまいます。
これが攻守において鹿島の運動量が落ちるときに機能しなくなる理由です。
同じことを繰り返して何も打開策を打たないから毎年同じ過ちを繰り返します。
これまでは勝てない時期が終わると快進撃を見せて優勝してきましたが、これは単純に運動量が復活したので勝てるようになったというだけです。
勝てない時期をなくすには、運動量の落ちる試合ではとにかく分かりやすいサッカーをするということが重要となって来ます。

分かりやすいサッカーをするために
分かりやすい攻撃
やはりオフェンシブハーフのポジションでもボールをおさめられる選手が必要となってくるでしょうね。
運動量が落ちる時期は、ボールのおさまりどころをはっきりさせてまずはそこに納める、ドルブルが得意な選手に仕掛けさせるという分かりやすい攻撃をすることです。
選手名を挙げれば遠藤か本山ということになります。
特に密集地でもボールをキープでき、ドリブルができる遠藤が理想でしょうね。
むしろ野沢とガブリエルの同時起用より、遠藤と本山の同時起用の方が機能すると思います。
もちろん固定メンバーで戦っていてはせっかく中断中にいいキャンプを行って選手のコンディションを上げてもすぐ落ちてしまいますからね。
コンディションを維持するということに気を遣ってローテーションをすることは必須です。

分かりやすい守備
これは前節対戦したC大阪や本番直前で方針転換した日本代表の守り方が参考になると思います。
鹿島はボールを取られた時点で前からプレスをかけに行く守りをしていますが、運動量の落ちる時期はまずある程度リトリートしてポジションに戻って、ブロックを作ってゾーンで守ればそうやられることはないと思います。
もちろん攻守の切り替えが遅過ぎてもいけないですし、ズルズルとゴール前まで引きすぎてもいけないですけどね。
4-4-2で中盤をフラットにしてブロックを作るという方法もありますが、現状からすればバイタルエリアでボールをおさめられるときついので4-2-3-1、もしくは4-1-4-1のフォーメーションがいいでしょう。
C大阪が現在Jリーグで最小失点なのもこういう分かりやすい守備で、選手がきっちりそれをこなしているからです。
日本代表も4-1-4-1にして選手の動きが見違えるようによくなりましたよね。
あれはやることがはっきりしたから選手が動けるようになったわけです。
当然、どう動いていいか分からないと思い切り走れませんし、それは運動量の低下に繋がっていきます。
今の鹿島は運動量が落ちて普段の守備が機能しないため、どう動いていいか分からなくなりさらに動けなくなるという悪循環に陥る試合もありますから。

もう1つの問題
もう1つ鹿島のサッカーを分かりにくくしている要素があります。
それは同じタイプの選手が多いということです。
その最たるコンビは中盤の野沢とガブリエルです。
この2人についてはこれまで散々述べて来たので詳細は省きます。
さらに興梠、大迫、途中出場で起用されている佐々木も細かく見ればタイプが違うと言えなくもないですが、オフザボールの動き方はほとんど同じですし得点スタイルは完全にかぶっています。
いずれもゴールに近いエリアでないと得点できないですし、高さもありません。
ポストプレイの精度やドリブル、DFラインの裏を取る動きなど能力も大差ありません。
そしてもう1つは篤人の去ったサイドバックです。
新井場とジウトンはどちらも攻撃的で守備が苦手、オーバーラップしてからのプレイスタイルも似ていますよね。
同じタイプが多いとどうしてもワンパターンになってしまいます。
まったく同じ仕事をすればいいというわけでないので、どちらがどういう仕事をするかというのも分かりにくいです。
ですから、例えばサイドバックなら宮崎や當間を使ってそちらを守備的、新井場やジウトンのサイドを攻撃的にするなど役割をはっきりした方が選手たちもプレイしやすいと思います。

不振打開のための布陣
これまでのことを踏まえて、連戦や夏場の不振打開の布陣を考えてみます。
純粋なサイドハーフがいないので、4-1-4-1よりも4-2-3-1がいいでしょう。
[レギュラーフォーメーション]
FW:マルキーニョス
MF:野沢、小笠原、遠藤
MF:中田、青木
DF:宮崎、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端

[ローテーション用フォーメーション]
FW:興梠
MF:本山、遠藤、ガブリエル
MF:鈴木、船山
DF:ジウトン、伊野波、大岩、當間
GK:曽ケ端

もちろんごっそりメンバーを入れ替えるわけではなく、ローテーション用フォーメーションのメンバーからレギュラーフォーメーションに対戦相手や日程を考慮しながら2,3人を組み込むという形にします。
トップ下ができる人材が少ないので、船山あたりにさせてもおもしろいかもしれませんね。

オリヴェイラ監督が何か手を打ってくるということはないでしょうから、これまで通りのフォーメーションと戦い方で玉砕する試合はしばらく続くかもしれませんね。
ただ、浦和も夏に弱いクラブです。
しかも、ケガや出場停止、海外移籍で出場できないメンバーも多いです。
鹿島はガブリエルがケガということで本山が先発になるようです。
あと中田もケガで出場できないかもしれませんが、逆にマルキーニョスは復帰予定です。
上述したようにマルキーニョスに加えて本山が高い位置で起点になれれば、攻撃面で改良は見られるかもしれませんね。

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【J1第20節】サッカーの基本がなってない…のC大阪戦
結果
8月21日(土) 2010 J1リーグ戦 第20節
鹿島0-1C大阪(18:30/カシマ/19,024人)
[得点者]
55' 乾貴士(C大阪)
[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:ガブリエル、野沢
MF:青木、小笠原
DF:宮崎、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
ブログを欠く気力も湧いて来ない程の完敗でしたから、今回はその完敗した理由を3つ程簡潔に書いておきたいと思います。
その理由もこれまで散々繰り返して来たミスで、学習能力もなく同じ失敗を繰り返してしまっただけにすぎませんからね。
少ない運動量
中2日で遠征してきたC大阪に中3日でホームの鹿島が完全に走り負けていましたね。
良かったのはせいぜい初めの5分ほどで、特に固定メンバーで戦っている前線は動けていませんでした。
2トップにはボールがおさまらず、そして負担の大きい野沢とガブリエルは攻→守への切り替えが遅く攻守において酷かったです。
C大阪も疲労がなかったわけではなく、その証拠にパスミスが多かったです。
鹿島もチャンスが作れてなかったわけではないのですが、ほとんどはC大阪のミスからで鹿島が能動的にチャンスを作るというシーンは終盤に1つ、2つあった程度でした。
しかも、鹿島の選手の方が疲労が激しく運動量がなくミスも多かったので、この試合では相手のミスに付け込むこともできませんでしたね。
C大阪は後半に運動量が落ちて、先制したこともあってDFラインも下がりました。
そのため、鹿島は遠藤や本山が起点になって押し込みはしましたが、C大阪の選手はしっかり終盤でもプレスはかけて来ていたので守備を崩すには至りませんでしたね。
この走れるC大阪と走れない鹿島の違いは、選手たちが何をすべきか明確に理解できているかどうかによるところが大きいと思います。
C大阪は攻守において戦術がはっきりしていて、それがよく浸透していますね。
難しい事はしていないですが、選手を適材適所に配置して能力を引き出しています。
C大阪・クルピ監督、代表監督を仰天推薦(サンスポ)
クルピ監督がオリヴェイラ監督を日本代表監督に推薦したということですが、クルピ監督こそ代表監督に合ってるんじゃないかと思いますね。
これまでもそうであったように運動量で勝てなければ鹿島のサッカーは機能しません。
そして、夏場も同じ戦いをしていては結果が出ないのもこれまで通りです。
戦い方を変更すべきだと思いますが、その具体的な戦い方については次回に書きます。

機能しないオフェンシブハーフ
運動量がなかったことに並んでもう1つ大きな敗因は、野沢とガブリエルのプレイがあまりに酷過ぎたということです。
これまでも書いて来たようにこの2人はスペースに走ってボールをもらいたがります。
特に体力的にきつくなったり、プレスをしっかりかけてくる相手、上位陣との対戦となるとその傾向が顕著になって試合から消えます。
実際にこの試合でもほとんどの時間で消えていましたよね。
野沢とガブリエルは体を張ってボールをキープするということはしませんし、チームのことをまったく考えずに自分たちがきついから相手のプレスのきついところを避けてポジショニングします。
その結果、4-2-4のようなフォーメーションになってしまい、後ろの選手はパスの出し所がなくて困る場面が多くなっていました。
しかも、ボランチと前線4人の間にC大阪の5人の中盤の選手がしっかりブロックを作って守っていましたからね。
結果、長い距離のパスを送るしかなくなりC大阪の選手におもしろいように奪われてしまいましたね。
これでは後ろの選手がピルロやシャビ・アロンソであろうとどうしようもないですよ。
前線で起点ができないから当然サイドバックも上がれません。
イバが試合後に「チームとしては完敗だった。なにもできなかった」と言っていましたが、野沢とガブリエルが自分勝手なポジショニングをとってばかりいたのが原因です。
もっと選手間の距離を縮めてショートパスを繋ぐようにするのはサッカーの基本ですが、何度同じミスを繰り返せば気が済むのでしょうね。

新戦力と失点シーン
この試合では青木と宮崎が新しい戦力としてスターティングメンバーに名を連ねました。
前述したように試合内容が悪かったのは前線の選手によるところが大きいので、後ろの選手が変わったことが原因ではありません。
初出場初先発となって宮崎は無難なデビュー戦だったと言えるでしょう。
最初の5分、前線で起点が作れていた時間帯はオーバーラップして攻撃にも絡んでましたし、守備でも一番相手に選手に当たっていけていたのは連戦の疲労のない宮崎でしたからね。
失点シーンは左サイドから崩されてしまいましたが、ダイレクトプレイの連続によるものでしたから仕方ないです。
それより曽ケ端の対応が問題ですね。
ああいう状況ではGKはニアを抜かれるというのは絶対にさせてはいけないです。
これはもうGKのセオリー、サッカーの基本です。
日本のサポーターやメディアはまだまだ未熟なので甘い言葉を吐く人もいますが、どんなファインセーブを連発していても許されるミスではないですよ。
欧州ではこんなミスをしたら、レギュラーから降ろされることもありますからね。
センタリングを警戒するならもう半歩ニア寄りにポジショニングしなければなりません。
そうしていたら外にはじき出せていました。
要するにこれは曽ケ端の致命的なポジショングミスと判断ミスによる失点だったというわけです。

固定メンバーで戦って来たツケ
この試合では最近多いオリヴェイラ監督の選手起用、選手交替の拙さも出てしまいました。
本山、佐々木の投入まではまだ分からないでもないですが、ここ数試合同じメンバー交代でまったく結果を出せてないですからね。
最初に遠藤を投入するという選択肢もあったはずです。
しかし、そもそもその遠藤の投入では3つのミスを犯しています。
1つはそもそも最後のカードを切る時間が遅いというこれまでも何度もあったミスですが、残り2つは固定メンバーで戦って来たため、使い慣れてない選手の起用を間違ったことです。
まず、青木に替えて遠藤を入れましたが、こーめいは宮崎に交替して青木を右サイド、新井場を左サイドに回す方がいいと思いました。
普段、出場機会をまった与えていないのにこのコンディションの中、初出場初スタメンでいきなり90分使うというのはちょっと理解できません。
案の定、宮崎が足をつって小笠原が左サイドをケアする形になって終盤に得点を取りに行くところで攻撃が機能しきれませんでしたね。
そして、最後は遠藤の起用方法です。
左サイドで起点になっていましたが、遠藤は中央でプレイさせた方がより得点のチャンスを生み出せます。
こーめいならトップ下か右サイドで使っていましたね。
実際野沢が迎えた決定機も中央で起点ができていたからでした。
また、右サイドなら中央に切り込んでミドルシュートという選択肢も生きますし、新井場のオーバーラップを促すこともできたのでもっと分厚い攻めができたでしょう。
左サイドに固定されてはC大阪のプレスをかいくぐってドリブル突破してもゴールから遠くたいしたチャンスになりませんし、センタリングを上げてもC大阪はゴール前は人数を揃えて守っていました。
高さでも終始勝てていませんでしたから効果は薄かったですね。
普段控えで起用しない選手が多いというのは、こういうところでも悪影響が出てきてしまいますね。

昨年までは他クラブが付きあってくれたから優勝できましたが、このまま同じ失敗を続けていたら今季もリーグタイトルを取れるとは限りません。
何かを変えて行かなければなりませんが、その何かの具体的な内容は次回ということで。

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【J1第19節】アクシデントの末のドロー…のG大阪戦
結果
8月17日(火) 2010 J1リーグ戦 第19節
G大阪1-1鹿島(19:003/万博/20,046人)
[得点者]
06' 大迫勇也③(鹿島)←興梠慎三
90' 橋本英郎(G大阪)
[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:ガブリエル、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
縦パス!!
ここのところブログでも毎回書いて来ましたが、最近の鹿島の立ち上がりはいいですね。
この日も小笠原を中心に縦パスを繰り出し、2トップの興梠と大迫がよくクサビのボールをおさめて起点となっていました。
先制点は6分のスローインからでした。
興梠が入れたセンタリングを大迫がうまく頭でそらしてこの試合では早々に決定機をものにします。
G大阪は立ち上がり、そしてリスタートということもあって集中力を欠いていた感じでしたね。
この試合も前半の押し込める時間帯に得点を取れましたから、鹿島としては追加点を取れるか、そして守りきれるかというのが課題でした。
15分頃からは今度はG大阪の前線の選手に縦パスが入りだしてペースを奪われます。
小笠原、中田の2人が前にプレスに行きすぎてバイタルエリアを空けてしまうシーンが目立ちました。
小笠原が前にいくのはいつものことなのですが、中田の疲労が顕著で運動量が少なくうまくカバーリングできていませんでしたね。
平井、イグノに決定機を作られはしましたが、最後まできっちり付いて行き体を投げ出す守備ができていました。
そして、G大阪の選手より出足がよく、セカンドボールを拾えていたことが大きかったですね。
このため、相手の攻撃をほとんど単発で終わらせることができていました。
30分頃からは再び鹿島も縦パスが入りだして流れを取り戻すのですが、追加点は奪えないまま前半終了となります。

アクシデント!!
後半に入るとアクシデントが続出します。
まずは前半に小笠原が競り合いから落下した時に後頭部を激しくピッチに打ちつけたため、大事をとって交替、青木が投入されます。
後半はやはり得点を取りに来るG大阪が積極的に前に来る展開となります。
57分には宇佐美が左サイドに入り、イグノとのドリブルに手を焼かされます。
しかし、鹿島は前節のFC東京戦ほど極端に運動量が落ちることはありませんでした。
ドリブルに付いて行くのはさすがに厳しそうでしたが、それでも全体的に集中力も高く最後のところはしっかり抑えていましたし、単純に放り込まれたボールは簡単にはじき返していました。
そして、後半もセカンドボールはよく拾えていましたね。
ただ、青木が入ったことでバイタルエリアの運動量が増えたのですが、やはり小笠原がいなくなって縦パスが入る回数は減って来ていましたね。
野沢かガブリエルが高い位置で起点になれればよかったのですが、そういうタイプではないのでオリヴェイラ監督は64分に本山を投入してきます。
本山が高い位置でボールをキープしてくれればというところだったのですが、ここで2つ目のアクシデントが起きます。
中田が危険なプレイで2枚目のイエローカードで退場します。
1枚目もふりきられそうなところを相手を引っ張って倒し、2枚目も遅れ気味で足の裏を見せて行ったので妥当な判定でした。
どちらのファウルもやはり疲労で体が思うように動かずに遅れ気味になったという感じでしたね。
本山をボランチの位置に下げて大迫の1トップにして対応、10人になっても数的不利を感じさせずに果敢にカウンターからチャンスを作るのですがシュートまではなかなか持っていけませんでした。
74分に両チームが動いて来ます。
鹿島は大迫に替えて大岩を入れます。
興梠の1トップ、伊野波をボランチの位置に上げます。
G大阪はドリブルが得意の佐々木と高さのあるチョジェジンを投入してきます。
これはサイドから仕掛けてチョジェジンに合わせていこうという狙いでしょうね。
しかし、交替が功を奏したのは鹿島でした。
とにかく鹿島はドリブルで仕掛けられるのが嫌だったのですが、中央から果敢に仕掛けて来るイグノがいなくなったのは助かりました。
そして、右サイドの佐々木のドリブルは立て続けに2度ジウトンがシャットアウト。
それ以降はボールを奪われてからのカウンターを恐れたのか、佐々木はドリブルで仕掛けずにセンタリングを放り込みます。
岩政、大岩と揃えば単純な放り込みのボールは跳ね返せますからね。
さらにこれまで後半は疲労で動けずにパスミスも多くなっていた小笠原と中田がアクシデントとは言え、青木と伊野波に交替していたのでこの試合は終始セカンドボールを拾って繋ぐことができていましたね。
そこからカウンターに繋げられていたので、G大阪の攻撃へのけん制にもなりました。
そこで3つ目のアクシデントが起きます。
野沢がGKと1対1であとはシュートを打つだけというシーンで橋本に後ろから倒されます。
状況的にもポジション的にも完全に得点機会の阻止だったにも関わらず、村上主審は一発退場ではなくイエローカードを提示します。
この橋本のファウルと中田の1枚目のイエローカードのファウルを同列に扱うというのは明かに誤審と言えるでしょう。
トドメとなる得点機は主審に阻まれるも鹿島はリズムよく守れていました。
怖いのは宇佐美のドリブルだけだと思っていたのですが、ロスタイムに入ろうかというところでふっと集中が切れたように感じましたね。
その宇佐美にフリーの状態で精度の高いセンタリングを上げられ、それをチョジェジンが落とし、本来すでにピッチにいないはずの橋本に決められて追いつかれてしまいます。
鹿島は最後まで諦めずにキックオフからいきなり興梠が決定機を生み出しますが、シュートは藤ケ谷に阻まれます。
350勝まであと一歩だったのですが、2戦連続ドローという結果となりました。
しかし、新潟戦やFC東京戦とは違ってこの試合では早めの交替が効いて最後まで動けていました。
最後の最後で集中力を欠いて失点したのは残念でしたが守備も悪くはなかったですし、攻撃も最後まで可能性を感じさせましたからね。
大迫の空振りなどありましたが、シュートまではあまり行けてなかったのでカウンター攻撃をもっとシュートで終わらせたかったですね。
4連勝中のG大阪とのアウェイでの対戦、多くのアクシデントがあったことを考えると引き分けという結果は悪くはないと思います。
FC東京戦とは違って選手たちはよく戦っていましたし、選手交替も手を尽くした上での結果でしたからね。
早めの選手交替、走れる選手を入れるという効果の大きさが出た試合でした。
走れない選手でもいいなら、ジーコはまだ現役でやっていることでしょう。
どんなに経験があっても走れなければその経験は生かせないのですからね。
それからG大阪の宇佐見もそうなのですが、Jリーグの他の試合を見てもC大阪の家長、川崎のジュニーニョなどペナルティエリア付近でドリブルで仕掛けられる選手が、この夏場の戦いでは非常に怖い存在になっていると思います。
8月になってから勝利がありませんが、こういう試合を続けていれば結果は付いてくると思います。
ただ、この試合ではアクシデントの末の選手交替がうまく機能した感じですから、次節も最後まで走れる試合ができるかは分からないですけどね。
それ以前に中田とジウトンが出場停止、小笠原も今のところ微妙ということで先発メンバーもどうなるか分からないです。
連戦なので中田にとってはいい休みになればと思いますが…。
名古屋、清水が大敗して鹿島は得失点差で2位、首位とは勝ち点差2となりました。
しかし、後ろには川崎、C大阪、G大阪、新潟と迫っており、首位から7位までの勝ち点差はたったの7ですね。
今シーズンも混戦模様のJリーグとなりそうです。

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【J1第18節】変えない弱さと変えた弱さ…のFC東京戦
結果
8月14日(土) 2010 J1リーグ戦 第18節
鹿島1-1F東京(19:00/カシマ/23,640人)
[得点者]
27' 興梠慎三(鹿島)←小笠原満男
86' 今野泰幸(F東京)
[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:ガブリエル、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
スペースと運動量があるうちは機能する攻撃
ここ最近の鹿島の立ち上がりはいいです。
ガツガツ当たって来られた清水戦では完全に手詰まりの感がありましたが、新潟、神戸戦、そしてこの試合のようにある程度スペースを与えてくれる相手ならば攻撃がよく機能していますね。
大迫や興梠のポストプレイ、野沢とガブリエルのスペースでボールをもらう動き、小笠原のドリブルでの持ちあがりとバイタルスペースを上手く使えていました。
ここのところ失点する試合も多くなっていることから守備でも集中してしっかりケアできていましたね。
ほとんど一方的な試合内容から得点はセットプレイによるものでしたが、流れの中からも何度もチャンスを作れていました。
大迫がGKと1対1になったシーンや、シュートまではいきませんでしたが興梠や大迫がヘッドで合えばという場面も多かったです。
しかし、これまで同様に運動量が落ちると途端に攻撃ができなくなります。
その予兆は前半から出ており、先制した後は2点目を取りに行く意識が低下し始めて自ら完全にペースダウン。
この段階から嫌な雰囲気が漂っていました。
鹿島の選手は後ろでボールをゆっくりセイフティに回すだけで、まったく怖さを醸し出せていませんでした。
そのボール回しでFC東京の選手を走らせることができていればよかったのですが、相手も前半はこのままでいいという感じでほとんど追って来なかったですからね。
得点を狙うという意識がまったくないのですから、FC東京の選手も必死でボールを追う必要もなく、ただ単に自分たちが掴んでいたリズムを自ら捨てて、時間を浪費するだけのくだらないボール回しだったと言えるでしょう。

さらにくだらない後半
後半になるとFC東京が動いて来ます。
今野と森重の位置を入れ替えることによって、前半は自由に使えていたバイタルエリアを今野がカバー、しっかり鹿島選手に当たっていくことで前線でなかなかボールが収まらなくなっていきます。
もちろん今野一人でカバーしきれていたわけではないですが、この城福監督の決断は効果が大きかったです。
今野はボランチに入ればボールも運べますし、いいタイミングで前線に入っていけますからね。
その効果に加えて後半11分に椋原に変わって大竹を入れることで、サイド攻撃が機能し始め右サイドバックの中村に再三フリーでクロスを入れられるようになります。
鹿島は運動量の低下が後半開始から顕著だったせいもあって、この試合のオリヴェイラ監督の最初の交替は早く、残り30分のところで本山を投入します。
しかし、小笠原、野沢、中田、2トップは完全にヘトヘトで流れを変えることはできません。
城福監督は重松、リカルジーニョと立て続けにカードを切って来ます。
鹿島はまったく走れず前線にボールを納められず、パスミスも多くなってニッチもサッチも行かない状況となりますが、ここでのベンチの動きが遅れてしまいます。
選手交替から10分を目安にして、流れが変わらなければ次の手(これについては後述)を打つべきですよね。
ポストに当たって曽ケ端の両手におさまった中村のクロス、平山のパスミス、リカルジーニョのトラップミスなど対戦相手が上位陣だったらまず間違いなくこの時間帯で追いつかれていたでしょう。
動かないオリヴェイラ監督にイライラしつつ、よっぽど運が良ければこのまま逃げ切れるかなと思って見ていたのですが、やはりこれ程酷い試合をしていれば運も味方はしてくれませんね。
前線の選手を削って青木を投入しますが、全体としてこれだけ動けてないのですから、青木だけでFC東京の攻勢を抑えきることはできずに今野に同点弾を決められてしまいます。
大岩の投入準備をしようとしていた鹿島ベンチは、この試合でも慌てて佐々木を入れることになります。
そこからは1度自ら捨てた攻めるという意識をふり絞るのですが、すでに体力も時間も少なすぎました。
前半はいいサッカーをしながら自らリズムを放棄してボールを回していたのに、後半は完全に走り負けるという情けないことこの上ない試合でしたね。
ヘトヘトでまったく走れないのに交替してもらえず、FC東京の攻撃に振り回され続ける選手を見て楽しめるドSなサポーターだけは満足できる後半だったかもしれません。

失敗続きの選手交替への回答
よくオリヴェイラ監督は結果が出ない時でもこれまでと同じことをしたことが結果に繋がったと言います。
そしてその言葉を受けて、変えないことが鹿島の強さに繋がっているという内容の記事を見ることがあります。
しかし、今の鹿島は変わってないのかというとそうではありません。
昨季までは試合を終わらせる役割はダニーロが担っていました。
相手のプレッシャーが早い前半にはその力を発揮できませんでしたが、ダニーロはその独特なリズムのドリブルとキープ力で後半途中出場ではクローザーという仕事を果たしていました。
このクローザーという存在は重要で、出場時間が短かったものの神戸戦では途中出場の興梠が前線でボールをキープすることで攻撃を活性化して守備を助けました。
現在この役割を本山にやらせようとしていますが、本山は本来バランサーです。
近年はプレイエリアが低いため、ダニーロのように高い位置で起点になるということができていません。
特に押し込まれている展開ではボールを奪った後に起点になることよりも、守備でのプレスに意識を使っているのでどうしても下がってしまいます。
そこでクリアをしても前線にボールが収まらないのでこの試合のように押し込まれっぱなしになります。
本山をクローザーとして使うならもっと高い位置を取らせるようにしなければなりません。
しかし、本山はダニーロと違ってスペースを上手く使ってボールをキープするタイプなので体を張って相手の当たりを受けつつボールをキープしなければならない仕事は最適とは言えないでしょう。
もう1人最近試合の終盤で使われているのは佐々木です。
佐々木の場合は、クローザーというより追いつかれたり、勝ち越されたりして得点するために慌てて短い時間で出場させられることが多いです。
しかし、どの試合にせよ途中出場にもかかわらず80分以上戦って来た相手の選手に球際で競り勝ててないですから、現在のコンディションではクローザーの仕事をこなすのは困難です。
実は前節なぜかベンチ入りもしておらずケガかとも思ったので書かなかったのですが、この役割がもっとも適しているのは遠藤です。
重心が低くキープ力があって、ドリブルが得意でパンチ力あるミドルシュートも持っています。
疲れているところに遠藤を入れられてボールがおさめられたら、相手選手としてもなかなかボールを奪えず、油断したらシュートまでもっていかれるので本当に嫌だと思うんですけどね。
今季本山とガブリエルがケガをしているときはスタメンでも活躍した遠藤を使わないというのは不可解です。
こうしてクローザーという部分を見ても、鹿島はこれまでのやり方を変えてないわけではなく、こういう戦術の部分で変わっている(変わってしまっている)ことがあるんですよね。
変えていないのは固定メンバー、ベテラン重視の選手起用や交替でそれが完全に今年も足を引っ張っています。
そもそもこの部分を変えないからこの3年間同じミス、失敗(夏場の失速、ACL敗退、過密日程での取りこぼし、トーナメント早期敗退も?)を繰り返しているわけです。
つまり、変えない部分と変える部分を完全に取り違えてしまっているのです。
そして、それが結果に出ています。
変える部分と変えない部分の見極めをしっかりしてほしいですね。

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五輪代表は関塚監督、フル代表はビクトル・フェルナンデス?
フェルナンデス氏 パラグアイ戦間に合う!(スポニチ)
新生日本9・4パラグアイ戦、前川崎監督・関塚氏が指揮も(報知)
ロンドン五輪代表監督には関塚氏が内定したようですね。
日本サッカー協会はフル代表監督でもその就任理由を曖昧にしてしまうことが多いですが、五輪代表はそれ以上に何を基準にして選んでるのか分かりません。
それなりの理由があって選んでるのでしょうからきちんと発表してほしいですね。
関塚監督は現在フリーの日本人監督の中では実力はトップクラスと言えるでしょうし、タイトルには手が届きませんでしたが川崎を昇格させて強くしたという実績があります。
鹿島に縁もあることですしこーめいとしては嬉しいのですが、日本サッカー協会がまだフル代表監督を決めることができていないうちに五輪代表監督が決まるというのはおかしいと思います。
欧州の強豪国ではフル代表と五輪代表監督を兼任するということはまずないです。
なぜならそういった国ではサッカーのスタイルが確立されているため、世代ごとで志向するサッカーが違うということはないからです。
そのため、そのサッカースタイルに合ったチーム作りができる監督を各世代の代表監督に選べば問題はありません。
しかし、日本はまだサッカーのスタイルが確立されておらず、現時点ではフル代表に就任した監督の目指すサッカーが日本のスタイルになります。
今のところ報道ではビクトル・フェルナンデス氏が有力となっていますが、関塚監督はフル代表にはコーチとして参加するのでしょう。
ですが、ビクトル・フェルナンデスが志向するサッカーを関塚監督もできるとは限らないんですよね。
これはオシム代表監督時に生じた問題だったのですが、北京五輪代表を率いていた反町監督はオシムのまね事をしようとしてまったくそれができずに結局チーム作りが遅れてしまいました。
これはオシムの後を継いだ岡田氏にも同じことが言えます。
監督にできないことをやらせようとするとそこで混乱が生じてしまうため、選手たちも何をしていいかまったく分からず悲惨な状況になりますからね。
よって、日本ではまずフル代表の監督を決めてどんなサッカーを目指すのかをはっきりさせてから五輪代表の監督を選ぶなり、フル代表監督に兼任を頼む(もしくは[例:オシム-ポポビッチ]師弟関係人事)なりするのが正しい順序と言えるでしょう。
パラグアイ戦を関塚監督が代行して指揮を執るという報道もありますが、それこそ五輪代表の日程に関係なく、五輪の監督こそしばらく代理を立ててやらせておけばいいと思いますけどね。
監督にできないことをさせるなら、フル代表と五輪代表でまったく違うサッカーをした方がまだいいです。
バルサなどを見てもトップチームと下のカテゴリが同じサッカーを目指す方が監督にとっても選手にとってもやりやすいですしチーム作りの上でも有効なのは確かですが、選手の能力を引き出せなければ意味ないです。
どんなスタイルにせよ選手の能力を引き出せるやり方をした方が選手も得られるものは大きいですから。
すでにビクトル・フェルナンデス監督が内定していて、同じサッカーを目指せると判断して関塚監督就任を決断したのならまったく問題ないですが、日本サッカー協会はそこまで考えているのでしょうかね。
もう1つ過去の過ちから学ばなければならないことは、監督の経験値です。
日本人監督となるとどうしても監督より選手の方が国際経験が豊富という状況になってしまい、監督の経験のなさが足を引っ張ってしまうことはアテネでも北京でも起こりました。
前述したようにこーめいは関塚監督就任は歓迎しますしもちろん応援する所存ですが、過去の失敗から学んで正しい道を進んでいるかというのはこれからのチーム作りを見て日本サッカー協会はきちんと精査しなければならないでしょう。
そして、日本代表監督にしろ五輪代表にしろ正式発表時にはその選出理由について理路整然とした説明がなされることを期待しています。
ただ、今回はフル代表の監督については『原技術委員長の好み』という実にシンプルな理由と言えなくもないです(笑)
スペインの中でもより攻撃的なスタイルの監督をというところでしょう。
まー、これまでの代表監督選出理由に比べたら実に単純で責任の所在も明らかでいいと思いますね。

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【J1第17節】ベンチワークが勝敗を分けた…清水戦
結果
8月7日(土) 2010 J1リーグ戦 第17節
清水2-1鹿島(18:303/アウスタ/19,848人)
[得点者]
37' 藤本淳吾(清水)
58' 興梠慎三(鹿島)←新井場徹
74' 枝村匠馬(清水)
[フォーメーション]
FW:大迫、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
ロングボールを蹴るだけだった前半
大雑把に表現すれば、残り25分までは磐田戦に近い試合の流れでした。
磐田戦では早々に先制点を奪われたことで引いて守られ、スペースを消されたことでボールを繋げずにロングボール一辺倒になってしまいました。
この試合では序盤こそスペースを利用してパスを繋げるシーンもありました(実際に前半のシュートは6分までの2本)が、清水のアグレッシブなプレッシャーに苦しめられます。
しっかりプレスをかけファウル気味にでも当たって来る相手になると、大迫もポストプレイがまだままならないですし、野沢とガブリエルもボールキープに関しては淡白なので前線で起点が作れなくなりますね。
そうなって来ると後ろもビルドアップに苦しんでロングボールが多くなります。
そのロングボールが効果的であればいいのですが、しっかりスペースを埋められている上に前線の選手に高さがないのでまったく競り勝てずにこぼれ球も全部拾われて清水の攻勢を許してしまいます。
ここからはこれまで何度も見られた鹿島の悪循環が始まり、後ろも繋げる場面でもやたらとロングボールばかり放り込み相手ボールにして、前線の選手もフリーでボールをキープできる場面でもダイレクトでパスを出して相手に渡してしまうプレゼントボールラッシュとなりました。
鹿島もGK西部からのプレゼントボールをもらうシーンがあったのですが、このラッキーチャンスは大迫が生かせず。
そして押されていたものの前節に続く曽ケ端のスーパーセーブもあって失点は免れていたのですが、マルキーニョスの負傷交代というアクシデント、岩政のハンドというプレゼントPKまで生まれて先制されてしまいます。
散々な内容だった前半と言えるでしょう。

攻撃のリズムを作れた後半立ち上がり
後半に入るとこれまた磐田戦のときのようにショートパスを繋いで攻撃を組み立てていきます。
これは前半飛ばしていた清水の運動量が落ちて来ていたというのと先制したことによりメンタル面で受け身になったこと、そして鹿島が全体的に攻撃に意識を持っていって清水に圧力をかけられていたからでしょう。
パスが繋がりだし清水を押し込むと、イバからのセンタリングをうまくDFの裏を取ったこおろきがヘッドで決めて追いつきます。
磐田戦ではここからさらに逆転に持っていけたのですが、清水が磐田と違ったのは同点に追いつかれた後にもう一度攻めに出てくるだけのタフさがフィジカル的にもメンタル的にもあったということです。
清水は同点とされた後は再度押し上げて徐々にリズムを取り戻し始めます。

拙い選手交替とパワープレイ
こーめいは再三、選手交替をもっと早くするようにと言っていたのですがこの試合でもベンチワークが選手たちの足を引っ張ってしまいましたね。
後半58分に同点に追いついてそこから10分程の間に清水がリズムを取り戻して来ていたにも関わらず、選手交替をしようとしなかったので鹿島ベンチは勝つ気がないんだなと感じました。
奥野コーチも試合後のコメントで、「1-1に追いついて、安心してしまった部分もあったと思う」と言っているので、そう感じていたのなら動いてほしかったですね。
それを選手交替で修正するのが仕事なのですから。
これが試合中にこの時間に手を打たないとやられるとこーめいのように確信を持って判断したのか、試合中感じてはいたけど試合後になって改めてあの時間がこの試合のターニングポイントだと思ったのかで大きな違いはあるのですが、どちらにせよこれまで同じミスを繰り返しているだけにそこから学習しておいてほしかったです。
清水の長谷川監督はそのリズムの変化を的確に読み取り、ゴール前に入っていける得点力のある枝村を投入して勝ちに行きます。
そして、その枝村がすぐに結果を出しましたね。
岡崎が胸で落としたボールの処理を曽ケ端と伊野波の連携ミスで失点してしまったのですが、交替選手の枝村があそこまで走っていたからこそ生まれたゴールですからね。
結果を出したかどうかというのは結果論と言えるところもありますが、しかるべく手を打って結果を出す可能性をあげるというがベンチの仕事です。
それができなかった鹿島は新潟戦同様に失点した後に慌てて本山を投入しますが、完全にリズムは清水に傾いてしまいます。
勝ち越されると清水は無理に攻めなくていいので、まずボールを奪うところで労力と時間を使わされてしまうんですよね。
ここら辺の試合運びも磐田とは違うところですよね。
うまく速攻と遅攻を使われて本山投入も効果が半減してしまいます。
磐田戦や新潟戦のように鹿島が押し込めている状況や、同点時なら清水も点を取りに来ているのでもっと本山の良さも出たでしょうけどね。
佐々木の投入も残り10分でしたけど、ここ数試合同じように使われてまったくいいプレイできてないですから厳しいです。
最後は岩政を上げてパワープレイをしますが、これも浦項戦のときに言ったように拙いですね。
まず、中央からロングボールを上げても正面から来るボールを正面にはじき返すのはCBにとって簡単なので効果はありません。
だからサイドから上げるようにしなければいけません。
それが出来ていたのでは浦項戦では篤人、この試合では小笠原でした。
現に中央からのボールでは岩政は競り勝てず、サイドから上がったボールには競り勝てていましたからね。
せっかく競り勝てていたのでもっとシンプルにサイドから上げればよかったのですが、全体の意思統一もできておらず中途半端でした。
浦項戦のように大一番の試合ではこういう状況になることもあるので、パワープレイの練習くらいしておいてほしいですね。
岩政を上げてからは岡崎にトドメを刺されそうなシーンを体を張って守ったシーンもあり、選手たちからは勝ちたい気持ちが見えていましたし、大迫や新戦力のジウトンやガブリエル、攻撃などは確実によくはなって来ているだけにベンチが勝つ気がなくて負けてしまうというのは久しぶりに怒髪天を突く試合でした。
どのくらい天を突きまくっていたかというと、前節西村主審に抗議していたオリヴェイラ監督くらいです(笑)

同じミスの繰り返しにウンザリ
今回は奥野コーチが監督代行をしていたのですが、選手交替の遅さは特に奥野コーチが悪いというわけでなく、鹿島が戦力を生かしきれてないのはここ数年そうですよね。
特にここ最近の選手交替は試合の展開や選手の疲労はまったく無視。
最初のカードが本山が残り20分での投入となり、あとはスコアを見て機械的にカードを切るだけです。
直近で言えばそれで新潟戦でも交替が遅れて勝ち点を失っています。
パワープレイにしても浦項戦で同じ過ちをしており、この清水戦でも繰り返しています。
はっきり言って同じミスの繰り返しにこーめいはウンザリ来ています。
過去から何も学ばなければ、新化なんてできるわけないですよ。
昨季の飛翔もそうですが、現場の監督や選手はスローガンっていうものを認識しているのでしょうか?
もう一度、新化というスローガンを現場にも意識付けさせるべきです。
まだまだリーグ戦は折り返しなのでタイトルに関しては悲観することはないですが、今のままだとナビスコ杯、天皇杯、来季のACLなんて狙えないです。
なぜなら何も新化しておらず、ゆっくりと退化しているだけですから。
来季オリヴェイラ監督と複数年契約(2年+オプション1年)せずに単年契約で更新するなら、ACL優勝もしくはリーグ戦+ナビスコ杯or天皇杯優勝というノルマを課さなければ同じことの繰り返しでしょうね。
クラブが本当に新化を目指すなら、この根本的な問題を解決しなければなりません。
今季はACL優勝を目指して今季はイジョンスやジウトンを補強しましたが、選手補強ではどうにもならない問題ですからね。
来季いい新人が入り例え大幅な戦力補強をしても、今季がそうであるように(主力固定&選手交替が遅いため)鹿島の総合力は上がることはなく単にスターティングメンバーが変わっただけという結果になるだけです。
上を目指してない人や鹿島の試合をあまり観てない人にとってはたかが1敗に何をいきりたってるのかと思うかもしれませんが、ぶっちぎりで優勝できない、ACLで勝てない、世代交代が一向に進まないとここ数年同じ事が繰り返されているというのは決して偶然ではないということです。
本当にクラブが上を目指すつもりなら、現状を正しく把握し、問題点を洗い出し、過去から学び、未来を予測して、的確な判断をくだしてほしいものです。

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ターニングポイントの首位攻防戦!
明日は首位の鹿島と2位の清水の対戦であると同時に前半戦最後の試合となります。
名古屋とも勝ち点2差しかないのでアウェイと言えど勝たなければ首位陥落もあり得るまさに首位攻防戦となります。
J1全体のカードを見ても順位が近いクラブ同士の対戦が多いので、混戦となる試合が増えそうな予感です。
こういうところをきちっと勝利して、今年こそ小笠原の言っている「ぶっちぎりの優勝」を果たしたいですね。
これ、毎年言ってますけど…(^^;)

スターティングメンバー
メンバーは前節から変更はないようです。
エルゴラ情報によるとオリヴェイラ監督がベンチ入りできないためか、この週は長めのミーティングが多く行われたそうです。
また、興梠が復帰したことで、「また控えからがんばります」と言っていた大迫は「気が抜けている」と喝を入れられたそうです。
投げやりとか腐っているとかではないですが、オリヴェイラ監督の選手起用からすると控え選手がそう思うようになって来るのも無理はないと思います。
ここ4試合スタメンで1得点ですから、もう少し点が取れていると大迫もスタメンは譲らないって気持ちになったかもしれないですけどね。
ただ、この4試合ではいい動きをしています。
守備では前線からのプレス、攻撃ではオフザボールの動きがよくなりました。
特にポストプレイで起点になれてますし、決定機も必ず作っています。
せっかくチャンスを与えられるのですからそれをものにしてほしいですね。
興梠は復帰早々いい動きを見せていたものの前節7分の出場ですから、いきなりスタメンより途中出場でもう少し長い時間使ってからの方がいいかもしれませんね。
マルキーニョスは相変わらず運動量多く、ここ3試合連続で得点中です。
ガブリエルやジウトンもよく走れてますし、メンバー変更なしでもいけそうな気がします。

清水の戦い方
鹿島はいつもの(特に再開後に披露している攻撃の組み立て)サッカーをやるだけですが、清水がどう出て来るかには注目です。
最近は鹿島との試合では守備的な戦術をとってくるクラブも多いです。
清水もいつぞやのナビスコ杯では超守備的な戦いをして来ましたが、さすがにホームでの試合となるとこちらもいつものサッカーで来ると思います。
最近失点が多いので、まずは守備からという意識はあっても超守備的な戦い方はして来ないでしょう。
そうなると長谷川エスパルスとは7勝2分1敗と相性がよく、鹿島としてもガチンコ勝負は望むところです。
ただ、今季の清水には小野がいます。
前節出場停止だった神戸の大久保同様に、小野にもやられてる印象が強いのでミドルシュートには特に気をつけて欲しいです。
鹿島のべテラン2人のボランチコンビのでき、そして選手交替が重要となってきそうです。

システムは相性がいい
清水は4-3-3の布陣でくることは間違いないでしょう。
新潟戦がそうだったように、今の鹿島にはこのフォーメーションは相性がいいです。
清水は中盤が3枚なのでスペースを狙って動く野沢とガブリエルがプレイしやすいですから。
特に清水の両サイドバックの前のスペースを生かせますし、中盤の選手がそこをケアすれば今度はバイタルエリアが空いて大迫のポストプレイが行きます。
そこを埋めようとCBがケアしてくれば今度はDFラインの裏を狙えますからね。
3トップで来られるとどうしても鹿島の両サイドバックは上がりづらくはなりますが、これまで通りショートパスを繋いでゲームをつくり、スペースに走る野沢やガブリエルにロングパスで展開したりなど十分攻撃はできます。
それに機を見てサイドバックがオーバーラップして行けば、厚みのある攻撃ができるでしょう。
守備に関してはプレス命ですから、とにかく走りきることです。
そして、運動量が落ちた選手は的確に(もちろん試合展開にもよりますが)早い時間帯で交代することですね。
ジウトンは確かにディフェンス時のボールホルダーへの詰め方やポジショニングに難はありますが、コンディションがよく走れ過ぎている感があります。
試合終盤になるとジウトンがファーストプレッシャーをかけているシーンが多いですし、それに連動して周りが動ければ問題ないと思います。
昨季の青木が1人運動量が多く、周りとのプレスが合わなかった状況と似ていますね。
今は運動量の多いガブリエルと伊野波がジウトンのファーストプレスのケアをできてますし、中田浩二もよくカバーしています。
ただ、全体の運動量が落ちてくるとギャップが大きくなりますから、必ず選手交替しているガブリエルはいいとして、ボランチのところに青木を投入してやるとうまくプレスもリンクするのではないかと思います。
もちろん、ジウトンももっとディフェンスが巧くなることが大事ですが。
まー、結局はシステムがどうこう言っても勝ちたい気持ちが強い方が勝つわけですから、どれだけ走りきれるか、球際で戦えるかが大事なことは言うまでもありません。
両クラブとも最近は得点を多く取ってますしいい攻撃ができていると思うので、お互い攻め合って、そしてそれを気持ちのこもったプレイで守り抜いた方が勝つといういい試合が観れそうです。
鹿島としては1シーズンを振り返ればこの試合がいい意味でターニングポイントだったな~と言えるような結果にしたいですね。

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【J1第16節】サマータイムショー…の神戸戦
結果
7月31日(土) 2010 J1リーグ戦 第16節
鹿島3-0神戸(19:004/カシマ/16,415人)
[得点者]
08' 野沢拓也⑥(鹿島)←ガブリエル
32' 野沢拓也⑦(鹿島)←小笠原満男
74' マルキーニョス⑥(鹿島)←野沢拓也

[フォーメーション]
FW:大迫、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
攻撃力アップの予感
新潟戦もそうでしたが、試合の立ち上がりから鹿島はいい攻撃ができていますね。
磐田戦の後半から見られたように、いいポジショニングを取ってショートパスを繋ぎ、ロングボールの大きな展開を織り交ぜて攻撃を組み立てています。
この試合でもいきなり茂木に抜け出されるピンチがありましたが、そこを伊野波の読みとカバーリング、曽ケ端の勇気あるセーブで防ぐと野沢のヘディングシュートで先制します。
鹿島の攻撃を見ていて感じたのは、今季から新加入のガブリエルとジウトンの二人が周りの選手とだいぶ連携できるようになったということです。
パスの出しどころに迷うこともなくなりましたし、ボールをもらう動きもスムーズになってきました。
そのため先制点もガブリエルが左サイドで余裕を持った状態からいいクロスを上げましたね。
マルキーニョスがニアに走ってDFを引きつけ、それによってできたスペースに野沢が走り込んで行きました。
こういうスペースに走って使われるプレイはやはりうまいですし、野沢の得意なプレイですね。
ヘディングでのゴールは珍しいですが、きちっとラインに叩きつけるようなお手本通りのヘッドでした。
野沢は今季特に調子がよく連戦もタフにこなしていますし、セットプレイの精度も高いです。
新潟戦でも立ち上がりのいい攻撃が時間帯に得点できればと書いたのですが、あれだけいい攻撃ができていたらやはり得点が取れますよね。
しかし、夏場ということもあってどうしても時間限定の攻撃になってしまいます。
15分頃からは神戸にポゼッションされる時間帯も増え、シュートまで持っていかれ始めます。
こういう時間帯でFWがしっかりくさびのボールを受けられるといい攻撃が持続できるのですが、この日は大迫があまりそういう動きができていませんでしたね。
ただ、その流れを変えたのは大迫のプレイでした。
右サイド、遠目からのFKを大迫がヘッドで競り勝ってさらにはこぼれ球を振り向きざまに狙って行きました。
こういうFWの気合いの入ったプレイというのは試合の流れに影響を与えますからね。
そのCKから小笠原の意表をついたグラウンダーのパス。
それを野沢が左足で豪快に決めます。
一瞬、W杯の誤審で認められなかったランパードのミドルシュートを思い出しましたが、野沢のシュートはバーの下を叩いてゴールインした後、再びバーに当たってネットを揺らしました。
サッカーはメンタルのスポーツと言われますが、得点が入ったことによって鹿島の選手が再び動けるようになりましたね。
追加点こそなかったものの残りの時間を立ち上がり同様にいい攻撃を展開して終えます。

消耗合戦を展開
ところが後半になると再び鹿島の選手は運動量が落ちてしまい、神戸にチャンスを作られるシーンも出て来ます。
曽ケ端のセーブでことなきを得ますが、後半に入ってからの鹿島はサッカーではなくまるで体力の消耗合戦をしているようでした。
残り25分になって本山を投入しますが、これは磐田、新潟戦と違って得点を取るためではなく、バランスを取るための投入だったため試合の流れに大きな影響を与えることにはなりませんでした。
それでも、徐々に前がかりになってきた神戸からいい形でボールを奪い、DFラインのギャップをうまくついた野沢とマルキーニョスのラインで追加点を奪うことに成功します。
ところが神戸の選手のハンドを西村主審が見逃したということでオリヴェイラ監督が激昂!
完全にハンドでしたので怒るのは無理もないですが、次節は重要な清水戦なので退席処分は痛いですね。
退席処分にならない程度にしてほしいと祈りながらその様子を見ていたのですが、昨季のアウェイの川崎戦で西村主審に篤人がハンド(本当に腕に当たったかは微妙で映像からも確かなことは分からず)で退場、PKを取られた過去があったせいか、相当怒っていましたね。
こーめいは3点目が入った時点で素早く選手交替をしてほしかったので、審判に文句を言う前に仕事をしてほしいという気持ちだったのですが…。
気持ちは分かりますが、まずはやるべき仕事をきちんとこなしてほしかったです。
こーめいの気が確かならば、前回退席処分になった時も、ベンチ入りできなかった試合は清水戦ではなかったですかね。

選手交替の効果
その後の選手交替は奥野コーチの判断だったのか、オリヴェイラ監督の指示だったかは分かりませんが、おそらく前者だったのでしょうね。
オリヴェイラ監督はマルキーニョスを交替することはあまりなく、小笠原を交替するということはまずないですから。
退席のドタバタで交替が遅くなりましたが、興梠、青木と投入されて短い時間の中でも選手交替の効果がよく出ていました。
疲労が顕著になると単純なパスミスが出たり、逆に受け手が走れなくてボールに追いつけずに奪われるということが多くなってきます。
しかし、体力十分の興梠の動きはやはり際立っており、そこでボールがおさまるので攻撃が活性化されましたね。
それはシュート数を見ても表れているように、前半11本だったシュートは後半たったの5本。
そのうち3本は興梠が投入されてからです。
試合を見ていてもそれまで単純な体力消耗戦に終始していた試合内容からうって変わって、得点の気配が感じられそうな流れになりましたよね。
それと試合後のコメントで奥野コーチも、「夏場の試合は少し間延びする時間帯が出てくると思うんですよね。そういったなかでボールを落ち着かせてポゼッションできれば良いんですけど(以下略)」と言っていますが、興梠が前線でボールをキープできていたので鹿島のポゼッション率は上がりました。
それによって攻撃の活性化だけでなく、当然ポゼッションしてれば失点することはないので同時に守備でも効いていたと言えます。
それでもやはり疲労からのパスミスでボールを奪われ途中出場の小川にフリーでドリブルされて、DFラインはずるずる下がりながら対応するしかないというピンチが生まれ、小川がミドルシュートを選択してはずれて事なきを得るというシーンがありました。
あのタイミングで小川がミドルシュートを打ったのはなぜかというと、青木が猛烈な勢いで戻ってきて追いついているんですよね。
だから小川はミドルシュートを選択したのですが、スタメンから出ている小笠原や中田では絶対に追いつけてなかったです。
そうなるともっといい状態でシュートを打たれていた可能性もありますし、フリーなので好き放題できますからパスという選択肢も当然生きてきます。
つまり、残り10分のわずかな時間でしたが、選手交替で得点の可能性が生まれ、失点を防ぐことができたということです。
これができなかったから新潟戦では(昨季も何度も同じ失敗から経験した)勝ち点2を失うことになりましたし、特に夏場ですからこういった交替をもっと早く行うべきですね。
オリヴェイラ監督はサポーターにスタジアムに足を運ぶよう訴えていますが、勝っている状況でもこういう選手交替をして攻守を活性化していい試合を見せるようにしないと観客は増えていかないと思いますよ。
清水戦にベンチ入りできないのは痛いですが、奥野コーチが早い判断でカードを切ってくれれば選手交替という面においてはいい効果が出るかもしれませんね。
攻撃面においては前述したようによくなっているので、メンバー固定の夏の戦いで主力に疲れが蓄積していなければ涼しい気候の終盤戦では爆発してくれるのではないかと期待しています。
特に野沢はゴールでもアシストでも結果を出しています。
自称ミスターサマータイムと言っていますが、今季もミスタークライマックスぶりを発揮してもらってミスター1シーズンになってほしいですね。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ



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