鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第24節】期待と不安のドロー…の広島戦
結果
9月25日(土) 2010 J1リーグ戦 第24節
広島1-1鹿島(15:00/広島ビ/15,180人)
[得点者]
20' 李忠成(広島)
90'+2 大迫勇也④(鹿島)
[フォーメーション]
FW:興梠、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
ゴールの差が出た立ち上がり
鹿島は前節の大宮戦同様に興梠が縦パスを受けるとよく体を張ってキープして起点となっていました。
試合の入り方はよく、いきなりマルキーニョスが決定機を迎えるなどいい攻撃をしていました。
大宮戦ではラッキーなゴールから先制して試合運びが楽になりましたけど、この試合では決定機をものに出来なかったことから難しい試合展開になっていきましたね。

狂った歯車
立ち上がり15分ほどは試合を優位に運んでいたもののその後鹿島はリズムを崩していきます。
広島は3-4-2-1ですが、5バックになることもあり鹿島にスペースを与えなくなりましたね。
立ち上がりの鹿島の攻撃に対応したプレスをかけはじめて来たこともあったのですが、鹿島としてはケガ明けの小笠原がまったく精彩を欠いていたというのが大きな誤算でした。
こんなに攻守にからめない小笠原は初めて見た気がします。
さらに興梠、中田が立て続けに痛めてから鹿島は勢いがなくなっていった感があり、縦パスが入らなくなり、バイタルエリアも空くようになりましたね。
ボランチの森崎と青山にプレスをかけられずに縦パスをどんどん入れられ始め、受け手である李、高萩、高柳にも簡単にボールを当てさせていました。
さらにそこからワンタッチ、ツータッチではたかれていたのでまったくプレスのかけどころが掴めずに守備は後手に回ってしまいます。
この守備の悪さは結局修正されることなく、90分続いてしまいましたね。
そんな流れから鹿島の右サイドの新井場の悪癖がが出て李にゴールを奪われます。
ドリブルで仕掛けられると下がりながらの守備になるのですが、新井場は信じられないくらいボールから目を放してしまうので簡単に逆をとられてしまうんですよね。
そこを突かれていいセンタリングを入れられてしまいました。
先制点を奪われたことで広島は徐々に意識が守備的になり、鹿島としては厳しい試合展開となります。
ストヤノフや佐藤、ミキッチら主力がいればもっと後ろから細かく繋いで来る本来のサッカーをしていたのでしょうが、彼らがいないことで割り切って守ってカウンターという鹿島が苦手とする戦い方をされたので、先制点を奪われたことはかなり大きかったと言えます。

押し込んだ後半
後半になると広島は完全に引いてボールを奪ったら前の選手に素早く当ててカウンターという戦い方になります。
鹿島は縦パスがなかなか入らない状況が続いていたのでサイドに出すのですが、必ず2人はプレッシャーにきており攻めあぐねます。
それでも広島のDFラインがかなり下がっていたので、チャンスも作っていたのですが、ゴール前に固まった広島の壁、そして当たっていた西川の懸命な守備に阻まれてしまいます。
鹿島の守備は相変わらず機能しておらずボールを奪われた後のほとんどの縦パスは前線の3人に当てられてしまっていたのですが、広島の選手のミスが多く鹿島としては助かりましたね。
オリヴェイラ監督のコメントになるように鹿島もかなりチャンスは作ってはいましたが、本来なら失点してもおかしくないカウンターの形がいくつも作られていました。
残り20分で本調子ではない小笠原に替えて本山を入れますがリズムは生まれません。
結局、終盤に岩政が上がってパワープレイに切り替えてからより押し込めるようになりましたね。
浦項戦など今季は拙いパワープレイが多かった鹿島ですが、この試合ではチーム全体の意思統一もされて岩政を狙ったいいボールがいくつも上がっていました。
パワープレイの名前通り力づくで押し込んで最後は大迫のミドルで西川の守りも突き崩して何とか引き分けに持ち込みました。

名古屋が清水に大勝したため、これで再び勝ち点差7となりました。
しかし、まだ10試合あるので可能性は十分あります。
ポジティブな要素を挙げれば、名古屋は優勝争いの経験もなくこれからはそのプレッシャーとも戦っていかないといけません。
また、下位との対戦が多いですがリーグ終盤になるとやりづらさも出て来ますからね。
そして何といってもホームでの直接対決が残っています。
気になるのは監督がピクシーで、選手には闘莉王がいるということです。
この2人がいると優勝のプレッシャーもはねのけてしまう可能性もあるかもしれません。
あとこれまで優勝争いをして来たクラブと違って日程面で鹿島が有利というわけではないんですよね。
何より鹿島がこの3年見せた終盤の勢い、強さがいまひとつ感じられないかなって気がします。
そのあたりが心配なところです。
藤本の負傷と岩下の退場というトラブルがありましたが、名古屋は清水に大勝していますからね。
次節のホームでの清水戦は残り10試合の行方、優勝の行方を占う一戦と言っていいと思います。
絶対に勝たなければなりませんね。

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【J1第23節】反撃の狼煙…の大宮戦
結果
9月18日(土) 2010 J1リーグ戦 第23節
鹿島3-0大宮(15:00/カシマ/14,199人)
[得点者]
11' マルキーニョス⑦(鹿島)←中田浩二
26' マルキーニョス⑧(鹿島)
58' マルキーニョス⑨(鹿島)←ガブリエル

[フォーメーション]
FW:興梠、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
ラッキーゴール2発
お互いに4-4-2という同じフォーメーションで対峙するので、アウェイの大宮がもう少し守備的な立ち上がりを見せるのかと思いましたが、試合開始から積極的に来ていましたね。
開始から5分は大宮が右サイドから攻め込んでいました。
しかし、その前へ向かう気持ちがやや空回りしている感じもありました。
まず右サイドバックの村上がタッチを割ったボールを大宮ボールと勘違いして、特にいらだつ場面でもないのにジウトンを押します。
その後、今度は左サイドバックの鈴木が足の裏を見せる危険なプレイでイエローカードをもらいます。
大宮はこの空回りによるラフプレイで運を逃がしてしまった感じがしましたね。
その後、鹿島が攻め始めると11分には中田のミドルシュートがマルキーニョスに当たって入るラッキーゴールで先制します。
小笠原が太もも裏に違和感を訴えて青木と交替する事態となりましたが、前節の仙台戦でも中田と青木でコンビを組んでいたため混乱もなく、鹿島はさらに攻め立てます。
ゴール前で獲得したFKから野沢が壁に当たって跳ね返ったボールをもう一度シュート、マルキーニョスに当たってこぼれたところを興梠、ガブリエルとバーに当てて最後はマルキーニョスが押し込みます。
しかし、これはマルキーニョスに当たった時点で興梠がオフサイドポジションにいました。
大宮は猛抗議するも判定が覆るわけもなく、ラファエルがイエローカードをもらってしまいます。
その後はそれまでルーズだったボールホルダーへのチェックを大宮の選手が厳しくやり始めて膠着状態となり、鹿島はカウンターを狙っていきます。
追加点を奪うということがここのところの課題だったのですが、ラッキーな形だったとは言え前半のうちに2点差をつけるいい展開でハーフタイムを迎えます。

体を張ったプレイがチャンスを生む
後半になっても鹿島が攻め立てます。
まずジウトンが体を張ってボールをキープして攻め上がるとマルキーニョスのシュートを導き出します。
その後も前線の選手がバイタルエリアで体を張ってボールをキープしたところからチャンスが生まれていましたね。
特に興梠はかなり前線で起点になれていました。
58分のマルキーニョスのゴールも興梠が左サイドで体を張ってボールをキープしたところから生まれました。
ガブリエルとのワンツーからマルキーニョスが冷静に決めて初ハットトリックを達成します。
パス能力の高い小笠原がいなくなってどうなるかと思いましたが、興梠があれだけボールをキープしてくれたら周りもパスを出しやすかったでしょうし、動きやすくもあったでしょうね。
3点目も興梠がキープしたからガブリエルが上がる時間を作れました。
そして、この試合ではガブリエルも前線でいい起点になれていました。
1点目のシーンはガブリエルが左サイドでタメを作れたから中田のミドルシュートが生まれたわけですし、3点目もいい仕事をしてそれがアシストに繋がりました。
野沢とプレイスタイルがかぶっていたガブリエルですが、この試合では役割分担がはっきりし始めていました。
本山に近いゲームメイクという仕事をしていましたし、最近目立っていた運動量豊富な守備も見せていました。
まだ上位陣に通じるかは分かりませんが、ガブリエルがもっとゲームメイクできるようになれば野沢ももっと生かされるようになるでしょう。
気温が下がって運動量を取り戻した鹿島は選手のキレも違い、仙台戦同様に大宮に攻撃の形をほとんど作らせていませんでした。
しかし、終盤に差し掛かるとさすがに疲労が見えはじめて前線でボールが収まらなくなってきます。

不満の残る選手交替
久しぶりに大量得点をとった鹿島ですが、追加点と並ぶもう1つの課題は解消されたわけではありません。
運動量が落ちて前線でボールがおさまらなくなってからも選手交替はなし。
小笠原のケガで前半にカードを1枚使っていたとはいえ、3点差であることを考えるともっと早くに動くべきでしたね。
鹿島はいい試合をしていて運動量が落ちてからも悪くない試合運びでしたが、それを選手交替で再びいい試合に持っていくということもやっていかないと新化は不可能でしょう。
オリヴェイラ監督の致命的な弱点である交替の遅さ、流れの読めない交替は普段は選手の運動量にカバーされています。
しかし、その運動量がなくなると途端にチームの足を引っ張るのは8月の試合を観た人なら嫌というほど思い知ったでしょう。
しかも鹿島は試合の終盤はクローズしにかかるので、残り7分でFW2人を入れてもあまりいい効果は生まれません。
佐々木、大迫は当然得点が欲しいわけですが、チーム自体は試合をクローズという流れなのでその意識とともにポジショニングにギャップができるんですよね。
3点差ということを考えるなら、遅くとも残り20分で佐々木か大迫を入れるべきでしょう。
ただでさえ7分で得点をするのは難しいのに、得点を取りに行っていない時間帯に若いFWを起用しても育たないですよ。
それならもう1つ低いポジションにフレッシュな遠藤を入れるなどして起点を作らないと攻撃の形ができないですね。

酷かった副審のジャッジ
鹿島の2点目のミスジャッジは前述しましたが、この試合の副審はレベルが低かったですね。
前半のガブリエルの浮き球パスに抜け出した興梠がループヘッドを放ったシーンも明らかにオフサイドでしたし、後半の中田のヘッドをGK北野がセーブした後、マルキーニョスが天井を狙って上に外したシーンも中田がオフサイドでした。
また、前半の金澤のイエローカードですがこのプレイはきちんとボールにアプローチしてCKに逃げたいい守備でした。
主審のポジショニングは悪くはなったですが観えなかったのでマルキーニョスを倒して決定機を阻止したという判定だったのですが、副審はきちんと金澤がボールにアプローチしていたことを観てないといけないですよね。
大宮の選手もセルフジャッジをし過ぎて動けてなかったのも問題ですが、かなりお粗末なジャッジが多かったです。
下手は下手なりにホームびいきに笛を吹けというのがこーめいのJリーグの審判に対する考えですが、さすがにアウェイでも鹿島がこのジャッジをされていたら腹が立つというか、一生懸命やっている選手がかわいそうになるジャッジでした。
これも何度も言っていますが、ミスがあるのは仕方ないとしてもこの試合の副審(特に前半の大宮サイド)はまともにオフサイドが取れてなかったですし、酷すぎましたね。
一応試合を検証してミスのあったレフェリーは出場停止を科せられるシステムがあるそうですが、選手同様に発表すべきですし、誤審で受けたカードは取り消すようにすべきでしょう。
優勝争いが佳境になる終盤の大事な試合でこういうあまりにレベルの低いミスで試合が台無しにならないことを祈るばかりです。

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【J1第22節】ギリギリ勝負の350勝達成…の仙台戦
結果
9月11日(土) 2010 J1リーグ戦 第22節
鹿島1-0仙台(19:00/カシマ/16,869人)
[得点者]
40' 中田浩二②(鹿島)
[フォーメーション]
FW:興梠、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
崩しきれないもセットプレイから
お互いに水曜日にナビスコ杯を戦って中2日で迎えた試合となりました。
鹿島は小笠原が出場停止でしたが、仙台も故障者続出。
特にフェルナンジーニョを欠くことは、鹿島ではマルキーニョスを欠くことに匹敵しますからね。
仙手倉森監督曰く、「手堅い守備から隙を突く」という戦いが精一杯といったところでしょう。
立ち上がりから主導権は鹿島が握ります。
ただ、仙台は直近3試合を2勝1分け、特に守備はよくなってきています。
鹿島は前線の4人が交互にボールを受けに下がる動きをしていた序盤こそいい攻撃を見せますが、次第に動き出しの回数が減って来ると後ろの選手もパスの出しどころに困り始めます。
鹿島はボールこそ支配しますが攻め手に欠け、一方仙台の攻撃も決定機は中原が抜け出して曽ケ端と1対1を迎えたシーンくらいでした。
攻める鹿島と守る仙台という展開ながらも試合は膠着状態が続きますが、こういうときはセットプレイがものを言います。
前半40分にコーナーキックから野沢のボールを興梠が頭でそらすと、中田が超反応を見せて先制点を奪います。

オープンな展開、閉ざされたスコア
後半になっても鹿島が優勢に試合を進めますが、両クラブとも次第に疲労が目立ち始めます。
この疲労の度合いによるプレイの質が後半の試合を左右します。
先に疲労が顕著になったのは仙台で、パスミスも多くなっていましたね。
さらにフォーメーションが間延びして、中盤に大きなスペースが出来ていました。
それに対して鹿島はまだ前線からプレスをかけることができていたので、高い位置でボールを奪う機会が多くなります。
また、中盤に大きなスペースがあるので低い位置でボールを奪っても容易にゴール前までボールを運べていました。
しかし、ここでのプレイで鹿島側にも疲労が影響を及ぼします。
高い位置でボールを奪っても後ろの押し上げが遅く攻めに人数をかけられず、攻めも雑になってスペースにボールを持ちあがってからやたらミドルシュートばかり打っていましたね。
小笠原、本山、遠藤らゲームメイクできる選手がいなかったこともあって、早くて雑な攻撃ばかりでいい形でゴールまで迫れたのは興梠の反転シュートだけでした。
結局追加点を奪えずに、悪夢の8月によく見られた1点差のまま試合終盤の局面を迎えるという展開になります。

8月と変わったことは…
試合終盤、同点ゴールを奪いに来た仙台に攻め込まれるシーンも出始めます。
この試合でも選手交替は遅く、終了間際に失点して追いつかれていた嫌な展開と同じ流れだったのですが、この日の鹿島は8月と明かに違っていたことがあります。
それは運動量です。
全体的にこの試合では仙台より鹿島の運動量の方が勝っていましたが、これまでの鹿島と比べてもよく走れていました。
9月にしては気温も高い鹿嶋だったのですが、やはり朝夕の空気、昼の日差しも8月と比べて明かに違います。
その影響が大きかったように思います。
ガブリエルはこれまでもよく守備に走っていましたが、この日は90分そのパフォーマンスが落ちることはありませんでした。
これまでと違ってオリヴェイラ監督が野沢の方を交替させたのも頷けます。
相変わらず攻撃ではあまり役に立てていませんけどね…。
そして特に動けているなと感じたのがシュートブロックのシーンです。
DFラインの選手を中心に青木、途中から入った大岩、ボランチになった伊野波など仙台の選手に猛然と突っ込んでことごとく防いでいましたね。
結果が出ていない期間はこの最後の最後で体を張ったディフェンスができていませんでしたから。
そのまま逃げ切り、伸びに伸びていた350勝達成となりました。

しかし、決して試合内容がよかったわけではありません。
対戦相手は故障者が多くスタメンを組むのにも難儀した下位の仙台でしたし、日程面で同条件だったのも大きかったです。
ただ、これから涼しくなってくるともっと運動量も戻って来るでしょうし、鹿島らしいサッカーが観られるようになると思います。
当たり前ですが、今のままでは来季もACL制覇や過密日程、夏場の戦い、トーナメント戦など鹿島が抱える根本的な課題の解決になるわけではありません。
ですが、4連覇に向けてリーグ終盤の追い上げをはかるにも、とりあえずの課題はこの試合でも明らかであったように追加点を奪うということですね。
反撃ののろしが上がったとまでは言えませんが、反撃の火種がくすぶって来たかなという試合でした。

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【N杯準々決勝】そして、歴史は繰り返される…の川崎戦
結果
9月8日(水) 2010 ヤマザキナビスコカップ
川崎F3-1鹿島(19:00/等々力/9,406人)
[得点者]
32' 田坂祐介(川崎F)
33' 小笠原満男(鹿島)
79' 中村憲剛(川崎F)
88' ヴィトールジュニオール(川崎F)

[フォーメーション]
FW:興梠、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:青木、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、大岩、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想

台風の影響で強風、小雨の中始まった第2戦は、無得点では100%勝ち上がれない川崎が当然のように立ち上がりから攻勢を仕掛けてきます。
特にヴィトール・ジュニオールやジュニーニョがサイドに流れてボールをもらいドリブルで仕掛けたり、サイドバックもからんでのサイド攻撃はやっかいでした。
鹿島はそれを受ける形となったのですが、運動量のあった前半は対応できていました。
試合の主導権は握られていましたが、川崎が攻撃的に来ていた分ガブリエルの当たりそこねシュートなど決定機を作ります。
しかし、25分を過ぎた頃に風向きが変わります。
この日は不規則な強風がスタジアムを舞っていたのですが、基本的に前半は川崎が追い風を受ける形となっていました。
それが30分前後に顕著になって、FKのボールが伸びて曽ケ端がCKに逃げるシーンが2度あり、川崎の選手も縦パスを狙ってDFラインの裏を突くなど風をうまく利用していましたね。
そのため、この時間鹿島は押し込まれる時間帯となってしまい、サイド攻撃から田坂に先制ゴールを奪われてしまいます。
しかし、鹿島もすぐに反撃。
1分後には左サイドのスペースに走り込んだ野沢が折り返し、DFのクリアが中途半端になったところを小笠原がボレーをたたき込みます。
その後は風も少し弱まった感もあり、同点のまま前半を折り返します。

勢いが勝敗を分けた後半
後半は鹿島が追い風を受けていたのですが、川崎の勢いの前にそのアドバンテージを生かせません。
川崎との第1戦目、天皇杯では日程で有利な立場だったことが大きく9月は2連勝で始まりましたが、この試合は両チームとも中2日での試合でした。
鹿島は珍しくメンバーを大きく替えて天皇杯アルテ高崎戦を戦いましたが、選手を休ませていたのは川崎も同じでした。
そのため、この日は第1戦目と違って川崎の方が終始運動量、勢いで勝っていましたね。
鹿島の選手は後半になると運動量が低下して来て、前線にボールがおさまらなくなります。
そのため、せっかく追い風でもミドルシュートすら打てず、川崎のように前線でドリブルを仕掛ける選手もいないのでCKの獲得もままなりませんでした。
そしてゲームが動いた最初のきっかけとなったのが鹿島の最初の選手交替でした。
この日の交替は早かったのですが、ガブリエルに替えて中田を入れたことで前線の選手の数が減り、余計に押し込まれる展開となってしまいましたね。
本当は前線に起点を作るような交替をしたかったところです。
川崎は63分に中村を入れるもののやはり疲れがあって精彩を欠いていましたが、その中村に小笠原がファウルをして2枚目のイエローカード、退場となってしまいます。
小笠原は体力が0になっても負けん気は常に100%なので、抜かれそうになるとファウルで止めてしまうんですよね。
1枚目のイエローは青木のパスミスのせいだったので小笠原に非はありませんが、退場になる前にもバイタルエリアでファウルをしており、軽率なプレイだったと言えるでしょう。
退場しそうな雰囲気が漂っていただけにその前に交替しておきたいところでした。
10人になってからはベンチからもとにかく引いて守れと指示が出ていたのですが、この日の川崎の攻撃を引いて守るのは至難の業です。
単純にサイドから放り込んでくれれば跳ね返すこともできたでしょうが、終始サイドを切り崩してきましたからね。
そのためDFラインが極端に低くなり、バイタルエリアがぽっかり開いて中村にミドルシュートをたたき込まれます。
そして、DFラインが引きすぎていたら3失点目のようなことも起こりますよね。
DFラインが下がらざるをえなかったそもそもの原因は、後半になって前線に起点がまったくと言ってできなかったことです。
そのため、こぼれ球を拾われて押し込まれ続ける展開となってしまいましたね。
運動量も落ち、1人目の選手交替で前線の選手が減り、小笠原の退場で数的不利になってしまっては万事休すです。

繰り返されたミス
中盤の組み合わせ
このブログで再三書いて来ました(サッカーの基本がなってない…のC大阪戦不振脱出のための分かりやすいサッカー)が、野沢とガブリエルは似たタイプでどちらも前線で起点になれないのでJリーグの上位陣相手では苦しいですね。
1戦目こそ川崎が中2日での遠征だったので運動量で上回ることができましたが、それができなければとにかく前でボールがおさまりません。
マルキーニョスが絶好調でキープ力を全面的に担ってくれればいいのですが、この試合ではあまりキレてないように見えました。
運動量の低下
この日は気温が23度で暑くはなかったのですが、鹿島の選手の運動量は後半にかなり落ちたように思います。
単純に川崎の攻撃に前半からさらされて守備に奔走させられたというのもあります。
しかし、攻撃的な選手が多くなっているのに守備的なサッカーをしていますから、そこで選手のタイプとチームのスタイルの間でギャップができて余計な負担がかかっているように思います。
もっと攻守のバランスに気を遣った選手起用、スタイルを執っていかないといけないですね。
トーナメント向きではないオリヴェイラ監督
これも以前に書きました(鹿島の致命的な弱点)が、オリヴェイラ監督はリーグ戦とトーナメント戦とで戦い方や采配を変えることはありません。
この日も残り30分で守りに入る選手交替をしていますが、トーナメント戦を勝ち上がるにはとにかく勢いが大事です。
興梠は試合前に、「昨年はどこか引き分けでもいいという気持ちがあったかもしれない」と反省してこの試合に臨んでいましたが、この日は監督に「引き分けでもいい」という気持ちがあったようです。
川崎の選手はとにかく勝つんだっていう気持ちが強くてそれが走れる原動力になって、勝利に向かって勢いがありました。
守りに入った鹿島がその勢いにのまれるのも自然な流れだったと言えるでしょう。
まー、8月のようにベンチが動かないまま結果が出ないという状況よりは、動いて失敗する方がまだマシですが…。

チーム作りや選手起用のやり方を変えてない以上、同じミスが繰り返されるのは当たり前のことです。
アウェイで2年連続川崎に逆転負け、昨季のFCソウル戦を彷彿させるような小笠原の退場、過密日程での取りこぼし、安定した力はあるものの勢いがないチームでトーナメント早期敗退。
このままでは何度も何度も同じ失敗の歴史を繰り返すでしょうね。
幸い、台風が過ぎてからやや(特に朝夕)涼しくなって来ています。
この週末はまだ暑くなりそうですが来週から気温も下がって来るようです。
歴史が繰り返されるならここからの巻き返しに期待したいです。
昨年までと違ってベテラン勢が精彩を欠いて、安定感が落ちているような気がしますが…。
明日の仙台戦は19時キックオフですし、仙台も中2日での試合となります。
ホームですし、ここで勝てないようなら後半戦一気に苦しい様相を呈してくるでしょうから、かなり重要な一戦になりそうですね。

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ザッケローニは日本代表監督に適しているのか
先日、日本代表監督が無事に決まりました。
ビザの関係から今日のグアテマラ戦までは原技術委員長が代行で指揮を執ります。
そのため、ザッケローニ監督がどんなサッカーをするのか、実際にそれを観られるのは10月の試合(対戦相手はアルゼンチンという噂)ということになりますね。
それまで時間があるので、こーめいの知識、新たに調べたこと、そして欧州サッカーに詳しい知人に聞いたことなどをもとに、ザッケローニ監督がどんなサッカー、チーム作りをするのかを探って行きたいと思います。

3バックか、4バックか
ザッケローニと言えば、やはりウディネーゼ時代に生み出した3-4-3でしょう。
これはユベントスとの試合で左サイドバックのベルギー人ジェノーが前半3分に退場(←記憶違いがあったので修正しました)。
選手交替を行わずにそのまま3-4-2で試合を進めたところ思いのほか機能し、3-0で勝利した試合がきっかけでした。
ここから3バックに移行して97-98シーズンにはウディネーゼを3位に押し上げ、その後ACミランでは就任1年目でスクテッドを獲得します。
しかし、この3-4-3はアリゴ・ザッキのゾーンプレスのように緻密な計算から生み出されて戦術まで昇華されたものではなく、偶然の産物と言えるでしょう。
まさに一世を風靡したという表現がぴったりです。
インテル時代にはこのフォーメーションに無理矢理選手を押し込めたため、適材適所ができずに恐ろしくバランスの悪いチームとなり、成績も振るいませんでした。
しかし、インテルの前に指揮を執ったラツィオ時代、そして昨季のユベントスでは4バック(主に4-3-1-2)を採用しており、近年では3バックにあまりこだわりもないのかなと思います。

攻撃的か、守備的か
3-4-3というフォーメーションから攻撃的と言われていますが、イタリア人なので戦術には長けておりしっかり守備もさせます。
ザッケローニ監督自身も会見でバランスということを言っていました。
そもそも当時は今よりも守備的な戦術をとるクラブが多く、特にイタリアは顕著でしたからね。
おそらく3トップなり4-2-3-1なり、サイドプレイヤーを置く布陣を取るでしょうが、そのポジションにも守備を徹底させるでしょうね。
キャリアのピークだった頃は早めにトップのビアホフに当てるという戦術だったわけですが、思えばこの戦術は南アフリカW杯の岡田ジャパンにも共通するところがあると言えるかもしれません。
岡田ジャパンではW杯前の迷走があったために時間がなく守備をするのが精いっぱいでしたが、守備の組織と攻撃の組み立てをしっかり作れればおもしろいチームができるんじゃないでしょうか。
岡田監督は守備では1+1を3にできたと言っていましたが、こーめいからすればせいぜいDFラインと中盤の選手の4+5が10になった程度だと思います。
実際に1+1=3になっていたらもっと攻撃に人数をかけられたはずですからね。
日本人は若年層でトーナメント戦が多く経験する試合数も少ないので、とにかく戦術というものを理解できてない選手も多いです。
守備で1+1=3にすることができれば南アフリカW杯から進化して、攻撃に人数をかけることもできるようになるでしょう。
それは攻守においてポジショニングやプレイの判断を徹底して修正すればかなりよくなると思います。
そこはイタリア人指導者の得意とするところでしょうから期待したいですね。

日本に適している戦術は?
オシムも言っていましたが、システムが選手の上の来ることがあってはなりません。
どんなに素晴らしい理想の戦術があってもそれをできる選手がいなければ機能しないわけですからね。
Jリーグではサイドバックの人材が乏しかったため、一昔前までは3バックを採用しているクラブも多かったです。
最近は長友、篤人など若い選手も出て来て海外挑戦もしていますし、駒野も健在で宇賀神も将来を期待させるいい選手です。
逆にCBは中澤、闘莉王に頼りきりです。
パラグアイ戦に出場した栗原、岩政、槙野、そして森重らもいますが、3バックをするとなると真ん中の選手がいないんですよね。
トルシエ時代は宮本、現在3バックを採用している広島はストヤノフ(不在の時は中島)がやっているポジションなのですが、伊野波など可能性がありそうな選手がかろうじているくらいです。
ということで、現在の日本では4バックの方が適していると思います。
ザッケローニ監督は3トップを採用したいということなので本田を起用するなら4-2-1-3でしょう。
しかし、強豪国相手には4-2-3-1になってしまうという感じになるのかなと思います。
ただ、こーめいはこれまでも言ってきたように日本人に1トップは厳しいと思います。
実際にJリーグでも1トップ(3トップの真ん中)をやっているのは、エジミウソン(浦和)、ヨンセン(清水)、ケネディ(名古屋)、アドリアーノ(C大阪)です。
田代・長谷川(山形)、時々3トップの真ん中をやっている大島(新潟)、交替などで起用される播戸・小松(C大阪)はいまいちですし、日本人で機能していると言えるのは佐藤(広島)くらいじゃないでしょうかね。
4-2-1-3にしろ4-2-3-1にしろ真ん中にFWを置くシステムにするなら、トップ下に得点の取れる選手、サイドにドリブルで突破できる選手を置くなど組織で崩していく形をかなりの完成度で作っていく必要があります。
ただ、1トップに悲観的なこーめいですが、これからはハーフナー(甲府)がいれば何とかなるかなと思います。

若手育成の手腕
これは特段すぐれているとも劣っているとも言い難いですね。
ウディネーゼ時代はクラブのスカウト事情から嘱望される若手外国人が多く用意されている状況で、代表レベルまでになったイタリア人はというといなかったと思います。
ミランでスクテッドを取ったときはチームが過渡期にあったので、サラーやアッビアーティら若手を起用して結果を出していましたが、2年目は実力不足が露呈したのか主軸になれませんでした。
トリノは若手が多く野心あふれるチームでしたが、結果はご存じの通り。
確かカイロ会長主導で行われた選手補強だったと思いますが、与えられた戦力をうまく使いこなせなかったのは事実です。
インテルでは前述したように若手どうこうではなく、チーム自体が機能していませんでした。
昨年のユベントスでは若手を育てるなんて状況ではありませんでしたからね。
日本代表はこれから世代交代も行っていかなければなりませんが、ザッケローニ監督の場合は若手を育てるうんぬんではなく、まずチームを機能させることが鍵となり、それをクリアできれば若手・ベテランなど関係なく、選手をうまく組み込んでいけるんじゃないでしょうか。

過去の名将
ザッケローニ監督の経歴を見るとここ10年ほどは結果を出しておらず、ブランクも多いですが結果が振るわずに解任されることも多かったです。
イタリアでは過去の名将と言われています。
しかし、これは仕方ないと思いますし、問題であるとも思いません。
ペジェグリーニやビクトル・フェルナンデスらとも交渉を行っていたという話がありましたが、結局日本代表の監督になってくれる人を欧州で探そうと思ったら、落ち目の有名監督かトップリーグの監督をしたくてもできない無名の若い監督、日本での仕事を最後と考える高齢監督になるでしょう。
最初から2年契約も視野に入れていたらまず野心旺盛でやる気のある無名の若い監督に任せる選択肢もあったと思いますが、日本サッカー協会の発掘力、マッチメイク能力を考えると有名監督に拘る必要性も理解できます。
何より監督の知名度で欧州の強豪国とマッチメイクしやすくなるという効果は大きいですからね。
それに母国では結果が出せなくても、環境が変われば名将となる可能性もあります。
Jリーグで3連覇をしているオリヴェイラ監督もブラジルでは終わった監督と言われていました。
2000年にコリンチャンスを率いて世界選手権を制覇してからは結果を出せず、サポーターと衝突することもたびたびでした。
実際に鹿島でも就任したシーズンは開幕から2敗3分け、ブラジルなら確実に解任されている結果です。
しかし、日本ではクラブも代表もそう簡単には解任しませんし、じっくりチームを作ることができます。
そういうところがオリヴェイラ監督に合っていたのでしょうし、ザッケローニ監督にも日本の環境がいい方に働くということは十分ありえるでしょう。

気になる点は…?
まず、気になるのがやる気です。
2年契約のオプション2年という契約ですが、飽きちゃって途中で帰ってしまうのではないかという心配があります。
ただ、すぐにナビスコ杯を視察したり、記者会見のコメントを聞く限りではけっこうやる気があるのではないかと感じています。
そして次に気になるのは経験です。
ザッケローニ監督は代表監督と国外での経験がありません。
代表監督経験がない人はたくさんいるので問題ないですが、国外で初めての指揮ということで日本の生活に慣れることができるのかが鍵となりますね。
これはやる気も含めて、チーム作りがうまく行って、日本の暮らしを気に入ってもらえれば4年間引き受けてくれる可能性もあるのかなと思います。
最後は長期プランでのチーム作りの手腕です。
トリノ時代のザッケローニを知っている人なら一番気になる点だと思います。
グランデトリノの復権を任されて大失敗したわけですからね。
日本には「困ったときの岡田」という言葉がありますが、イタリアでも「困ったときのザッケローニ」と言われていたようでここ最近も途中就任や短期政権が多かったです。
本番から逆算して考えて段階的にチームを作っていくというのはやはりオシムが抜群に上手かったですが、ザッケローニ監督の手腕はどうなのでしょうね。
ラツィオ以降はいずれも途中就任で、1年間チームを持ったということはありません。
トリノでもジャンニ・デ・ビアージの解任を受けて9月での就任でした。
つまり、いい形でチームを引き継いでじっくり仕事に専念できるならオリヴェイラ監督のように力を発揮してくれるのではないかと思います。
前述したように戦術には長けていますから、基本戦術がなっていない日本の選手にとっては合っているでしょうし、ブラジルW杯までにまず2年任せてみるとしても得られるものも大きいのではないかと思います。

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【N杯準々決勝】やっぱ走力でしょ…の川崎戦
結果
9月1日(水)2010ヤマザキナビスコカップ
鹿島2-1川崎F (19:00/カシマ/6,977人)
[得点者]
31' マルキーニョス(鹿島)
55' 興梠慎三(鹿島)←マルキーニョス

68' 黒津勝(川崎F)
[フォーメーション]
FW:興梠、マルキーニョス
MF:ガブリエル、野沢
MF:青木、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
走力で勝った前半
鹿島もそうですが、川崎もここのところ調子がよくない(特にアウェイ)ので何とかなればと思っていたのですが、走力の違いが試合内容にそのまま反映した前半でした。
鹿島が中3日なのに対し、川崎は中2日での遠征だったんですよね。
同じ条件でC大阪には完敗してしまったのですが、この試合は鹿島が走り勝っていたので優位に進めることができました。
H&Aのトーナメント戦ということもあってどちらも慎重な立ち上がりでした。
特に川崎は前半は運動量を抑えて戦いたいという意図があったようで、そのせいでDFラインが低くフォーメーションが間延び、中盤にスペースがありましたね。
このため鹿島の選手はプレッシャーなくボールを持つことができ、徐々に試合を支配していきます。
そんな試合展開の中、流れの中から得点できなかったものの、31分にセットプレイからマルキーニョスが直接ゴール。
鹿島が先制して前半を終えます。

動き出した後半
後半になるとまず川崎が動いて来ます。
フォーメーションを4-3-3-にして、両サイドバックを積極的に高い位置を取らせて来ました。
そして鹿島側はガブリエルが負傷、後半4分に本山が入ります。
鹿島は川崎の変化、アクシデントにも冷静に対応し川崎のサイドバックの裏をついてカウンターから抜け出したマルキーニョスが中央へ折り返し、興梠のゴールで追加点を奪います。
7月31日の神戸戦以来の2ゴールとなったわけですが、思えば再開後の7月の4試合はすべて2点以上取っていました。
あとは運動量を落とさないように上手く選手交替さえできれば勝てると思ったのですが、その采配が8月の最大の問題点でしたからね。
川崎は失点後にすぐさま谷口を入れて得点を狙いに来ます。
相変わらずサイドバックが高く上がり、サイドで2対1の局面を作られることが多くなる展開の中、左サイドを縦に突破されセンタリングを入れられてしまいます。
ジウトンの守備は簡単に縦に行かせてしまう癖があるのですが、一応最後までついて行っていてクロスのコースを限定していました。
問題だったのは中央の人数が足りていなくて、ファーサイドの川崎の選手をフリーにしてしまっていたことですね。
谷口は本当にいいタイミングでゴール前に入っていいポジショニングを取ります。
その谷口の折り返しを黒津に押し込まれて1点差となってしまいます。
勝ちきれない試合が続いた8月と同じ嫌な雰囲気が漂いますが、この試合はマルキーニョス、青木、伊野波がよく走れていましたし、本山が早めに投入されていたことが功を奏しましたね。
本山はまだあまりコンディションがよくないようで本領発揮とは行っていませんが、疲弊した後半の野沢やガブリエルよりは走れていましたし、守備のバランス、ボールを持って溜めを作ることもある程度できていました。
また、川崎もさすがに運動量が落ちていたため、鹿島が走り負けているということはなかったです。

久しぶりのクローズ
失点した後の10分を乗り切るとそこで佐々木、遠藤と2枚目、3枚目のカードが立て続けに切られます。
佐々木の投入は79分だったものの、この日は3枚目の動きが非常に早かった(遠藤投入寸前にマルキーニョスが痛めて様子を見ていたので交替が遅れた)ですね。
川崎は交替で入った楠神のドリブルや谷口のダイビングヘッドなどフレッシュな選手が単発にチャンスを作っていましたが、アウェイでの初戦ということもあってリスクを冒して何としてでも同点に追いつくという気迫はなく、分厚い攻撃には繋がっていませんでした。
ここの所終盤に追いつかれることの多かった鹿島ですが、マルキーニョス、青木、伊野波に加えて佐々木、遠藤と走れる選手が入ったことが大きかったです。
特に遠藤は攻撃では高い位置でボールをおさめて時間を作っていましたし、守備でも高い位置でボールを奪っていました。
こういうシーンはこのところ見られませんでしたからね。
セイフティなプレイしか選択していなかったのは少し気になりましたが、クローザ―としての役割を十分こなしていました。
試合終盤まで走力で川崎に負けなかったこと、そして高い位置で起点を作れていたことが久しぶりの1点差を守っての勝利に繋がりました。
走力で負けなければ勝ちきれるという、いかに運動量(=運動量を維持するための選手起用と戦術)が大事かを改めて認識させる一戦でしたね。
ただ、まだ初戦が終わっただけです。
2戦目はアウェイですし、川崎はホームでは強いですし、今度はコンディション条件も同じになります。
アウェイゴールを与えてしまいましたが、昨季の悔しさを晴らすには絶好の機会と言えるでしょう。
中1日の相手との対戦となる天皇杯は流石に走り負けるという事はないと思いますから、ナビスコ杯準々決勝の2戦目でもいい試合をして勝ち上がることができれば、いい形でリーグ再開戦に入れるかもしれないですね。

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