鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第13節】危機的状況…の広島戦
結果
5月29日(日) 2011 J1リーグ戦 第13節
広島2-1鹿島(19:00/広島ビ/8,049人)
[得点者]
9' 森崎浩司(広島)
18' 興梠慎三①(鹿島)←大迫勇也①
90'+1 森崎浩司(広島)
[フォーメーション]
FW:興梠
MF:大迫、ガブリエル、野沢
MF:小笠原、青木
DF:アレックス、伊野波、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
4-2-3-1の狙いと問題
FCソウル戦の惨敗からフロント、監督との対談を経て導き出された広島戦の布陣はガブリエルをトップ下、大迫を左に配する4-2-3-1という布陣でした。
この選択の是非は後述するとして、オリヴェイラ監督の狙いは大迫を左のワイドに開かせてそこを起点にしようというものだったと思います。
大迫がドリブルで仕掛けて中に切り込めばアレックスがオーバーラップするスペースと時間を作れますし、広島の右サイドを崩してガブリエルや野沢、興梠をゴール前に飛び込ませるという狙いです。
そうすることでミキッチを守備に奔走させれば、広島の攻撃のストロングポイントを消すこともできます。
しかし、それには大きな問題がありました。
ここのところ明らかに低調、不調の大迫にボールが収まらず仕掛けられずで、思った通りまったく起点になれていませんでした。
ガブリエルや野沢は自分がボールを持ってどうするというタイプではないので、鹿島の攻撃はまったく機能しない試合となりました。
もう1つの問題は前線からの守備で、トップ下のガブリエルが飛び出してファーストプレスをかけていました。
これ自体は悪いことではないのですが、普段の4-2-2-2と4-2-3-1では当然守り方が違って来ます。
4-2-3-1の布陣で守ると当然、両翼の大迫と野沢は両サイドに開いたポジションを取っています。
その状態でトップ下のガブリエルが相手のDFラインにプレスに行くと、その後ろには広大なスペースが出来てしまいます。
広島にそのスペースにボールをいられるとボランチがプレッシャーをかけに行くことになるのですが、すでに守備で後手に回っているため簡単にゴール前に運ばれてしまい、バイタルエリアにはスペースができ、左サイドバックのアレックスがミキッチに1対1を仕掛けられる状況に陥っていました。
ガブリエルが布陣を崩すことで大迫、野沢のポジションは守備をする上でまったく意味を持たなくなり、DFラインが危険にさらされて中盤の選手の後追いディフェンス(鹿島ゴールに向かう広島選手を追いかけながら守備すること)が目立ちましたね。
広島がガブリエルの後ろのスペースをもっと徹底して使っていれば1失点では済まなかったでしょうね。
これは選手だけの問題ではなく、オリヴェイラ監督もフォーメーションの特性を理解していないことが大問題です。
広島の先制点はスーパーなゴールでしたが、こういった攻守の問題点が重なり鹿島が攻守に機能していなかったのですから、必然の失点だったと言えるでしょう。

広島の緩さに助けられた前半
そんな問題を抱えながら戦っていた鹿島ですが、広島の緩さに助けられます。
広島は鹿島の選手に比べて出足がよく、序盤こそ攻勢を仕掛けて先制点を奪いましたが、プレスがまったくかかってないところでのパスミスも多く、守備に関してもかなり杜撰でした。
鹿島の選手がボールを持っていてもアタッキングサードでプレスをかけてこなかったため、バイタルエリアでもガブリエルや野沢がボールを持つことができていました。
リトリートするものの、人数が揃っていてもまったくボールを奪いに来ませんでしたね。
失点シーンはその最たる例で右サイドから流れたセンタリングを大迫が拾ってゴール前に放り込むと、フリーだった興梠がヘッドで押し込みます。
タッチラインを割ると思っていたのか、この場面での広島の守備は信じられないレベルでした。
ミキッチは大迫にまったく詰めることもなくドフリーでセンタリングを上げさせ、ゴール前は人数は揃っていたのに守備陣も完全に集中力を失って飛び込んできたガブリエル、興梠をフリーにしていましたね。
この得点の前にも鹿島の右サイドからガブリエルがポストに当てるという形もありましたし、広島の守備は本当に緩かったです。
形はどうあれ1点は1点ということで、同点ゴールが入ってからは鹿島の選手は意識が前向きになり、広島の方はやけに引いてしまいます。
ここからは前述した広島のプレスの甘さもあって鹿島がポゼッションをするのですが、ガブリエルと野沢はボールを持たせてもらっても攻撃で違いを作り出せませんね。
唯一脅威となっていたのは西のDFの裏を狙ったスルーパスやアーリークロスに興梠が飛び込むシーンでしたね。
FCソウル戦後のコメントで、「前の選手の飛び出しもそうだけど、裏へ飛び出す動き自体が少ない。前で受けることが多く、相手も読みやすかったと思うとこーめいが指摘したこととまったく同じことを言っており、まさにそれを実践した形でした。
ただ、中盤にボールが収まらず上がっていけなかったので後方からのスルーパスでは限度がありましたね。
本来は西がしていたようなプレイを中盤の選手がしなければいけません。
この試合は一見鹿島がボールを回していい攻撃をしているようでしたが、実際は広島の選手の前でパスを回しているだけで守備陣を崩した場面はなく、シュートもたったの3本という前半でした。
これは昨季このメンバーで戦っていた試合、今季のゼロックススーパー杯名古屋戦を見た人なら分かると思いますが、鹿島の典型的な勝てない試合展開でした。

修正力の違いが勝負を分ける
後半になると両監督の修正力の違いが勝敗を分けます。
まず広島のペトロヴィッチ監督は前半緩かったプレスの部分を修正し、バイタルエリアで激しく鹿島のボールホルダーに当たらせます。
こうなると不調な大迫はもとより、ボールキープ力のないガブリエル、野沢は簡単にボールを奪われカウンターを受けるシーンが多くなります。
鹿島の攻撃は前半以上に何もできなくなり、後半最初のシュートを打てたのも24分のガブリエルの苦し紛れの枠に飛ばないミドルレンジからのものでした。
こーめいならハーフタイムというか、ペトロヴィッチ監督がハーフタイムで緩いプレスを引き締めて来ることは火を見るより明らかだったので、スペースを与えてもらっていた前半のうちに大迫に交代して遠藤をトップ下に入れ、ガブリエルを左サイドに回しますね。
そうしていれば前半のうちにもう1点くらいは取れたはずです。
そして、守備面ではむやみにプレスをかけずに基本的には1トップの興梠にパス方向を左右のどちらかに絞らせるようにプレスをかけさせ、中盤の3枚はブロックを作って対処します。
そこで相手のパスやドリブルを引っかけてショートカウンター、もしくはパスコースを限定して後ろのボランチやDF陣ににインターセプトさせます。
さらに攻守の切り替えの部分では、守備に戻れるガブリエルにミキッチのケアをさせますね。
ミキッチの仕掛けはJリーグではレベルが高いので、中途半端な高さ(後ろにスペースがある状態)でサイドバックが守備に回るとなかなか止めづらいです。
アレックスが1対1の守備に強さを見せるタイプならよかったのですがそうではありませんし、新井場に交代したとしても結果は同じですから。
途中からボランチの小笠原がケアしていましたが、4-2-3-1の布陣ならボランチではなくサイドハーフにケアさせるべきですね。
しかし、オリヴェイラ監督の選んだ交替策は大迫のポジションに増田を入れることでした。
この中盤の3枚の並びはFCソウル戦の途中からありましたが、まったく機能しなかった布陣を繰り返してどうしようというのかまったく意図が分かりません。
結局、10分も経たないうちに小笠原に代えて柴崎を入れ、増田をボランチに下げます。
増田も本来はガブリエルや野沢と同じくゴール前に飛び込んで行くのを得意とする選手ですし、ボランチの位置ならともかくパス配給役としてはオフェンシブハーフではきついという感じですね。
終盤には小谷野も投入されるのですが、昨季までまったくと言っていいほど起用されてないのにチームが機能しないこの状況で、得点を取りに行かなければならない試合展開で使われてもなかなか持ち味を発揮できませんよね。
後半に入ってからは中盤がオープンになり、カウンターの仕掛け合いという様相を呈していたのですが、どちらもボールを奪う位置が低かったのと最終ラインでは体を張って守れていたので得点までは至りませんでした。
しかし、ロスタイムに再び森崎浩にスーパーなミドルを決められてしまいます。
この試合の2ゴール、開幕戦のイチョンス、前節浦和戦の高崎とどれもスーパーなゴールだったとは言え、これだけ決められるというのは鹿島の守備に問題があるのは明らかですね。
端的に言えばファーストボランチ不在ということなのですが…。
最後は森脇が一発退場するというアクシデントもありましたが、野沢のシュートも左にはずれて試合終了。
昨季と今季の引き分け多発メンバーで挑んだ試合だったのですが、全体的な運動量が減って守備が弱体化した分、負けてしまったという試合でした。

ふりだしに戻る
昨季後半に連発した引き分け試合、今季のゼロックススーパー杯の名古屋戦を彷彿とさせる不甲斐ない試合でしたね。
試合後のオリヴェイラ監督のコメントもまったく同じです(笑)
内容としては両チームとも互角で、どっちが勝ってもおかしくないゲームだった。攻撃面でいい動きがあっても、ゴールを決めるという大事なことが出来ていないのが未熟なところ。早急に直さないと取り返しのつかないことになる。いい形で成長させて、結果を出せる、戦える選手たちにしないといけない。クラブやスタッフがその気持ちがあっても後は選手たちの気持ちが大事。意識を植えつけたい。(代表のための)中断期間があるが、代表に4人の選手が行ってしまうので連係を深めることがまた出来ない。代表に選ばれるのは喜ばしいことだが、そういうマイナス面もある
昨季から芝、暑さ、日程、審判などいろんなもののせいにして来ましたし、試合内容はよかった、あとは決めるだけというのはずっと言い続けていますが、そういう状況に陥っているのは昨季の7月の新潟戦からずっとですよ。
オリヴェイラ監督のいう早急というのは何年後のことなのでしょうか?
この試合を観て、鹿島の攻撃がよかった、チャンスを作れている、試合内容はよくなっていると思った方、残念ながらサッカーを観る目が現時点で0です。
もしくは今年から鹿島の試合を観始めた人か、記憶力がまったくない人でしょうね。
もっとJリーグの他の試合(特に鹿島とスタイルが同じ柏)や欧州の試合を観て勉強するべきです。
ゼロックススーパー杯の後でも名古屋相手に押していたと楽観視するサポーターは多かったですが、こーめいは鹿島が良かったわけではなく出来の悪い名古屋に比べて鹿島がよかっただけ、10点満点なら名古屋:鹿島=2:3というレベルの試合だと『不甲斐ないオンパレード…の名古屋戦』の記事で書きました。
どちらのサッカーの観方が正しかったかは、その後の鹿島と名古屋の戦績、試合内容を観れば一目瞭然でしょう。
サッカーを観るということでも書きましたが、試合を観てどちらがペースを握っていた、どちらの決定機が多かったなんてことは誰でも、それこそ素人でも分かることなんですよ。
大事なのは対戦相手がどれだけのレベルだったかということです。
この試合を10点満点で採点するなら広島:鹿島=3:2というレベルです。
森崎のゴールは素晴らしかったですが、決して広島の出来がよかったわけではありません。
広島はいいサッカーをするときは非常に見応えのある試合を見せるのですが、ムラも多く今日のような低調な試合も多々あります。
それが原因で連勝が非常に少ないクラブです。
昨季のリーグ戦では14勝、今季鹿島戦までに3勝しており、17回の連勝するチャンスがあったにも関わらず、連勝回数はたったの3ですからね。
このデータがいかにムラの多いチームであるかを物語っており、この試合はまさにそんな内容でした。
また、ガブリエルを推す人もサッカーのことをまったく分かってない人が多いですね。
運動量が多く、よくスペースに顔を出してボールに触っていたのでいいように見えますが、攻守の戦術部分に目をやれば足を引っ張っていました。
前線でのタメ、ゲームメイクなどまったくできずに、単にパスを回しているだけ。
攻撃の形が作れていないので、相手の守備陣を崩せていません。
こんな試合は昨季から何度も見せられて来ました。
またこの試合に限っては守備の面でもシステムの問題を無視して、プレイの局面だけを見てよくプレスをかけていたから、いい仕事をしたとは言えません。
サッカーの戦術や選手の役割、チームの機能性の事を分からない人ほど、運動量がある=いいパフォーマンスだったと思うんでしょうね。
確かに走っているかどうかは、素人でも分かりますからね。
しかし、それを基準に考える人にとっては、あれだけ所属したクラブにタイトルをもたらしまくったビスマルクは最低の外国人助っ人ということになりますね。
ただ、ガブリエルに関してはオリヴェイラ監督の起用の仕方にも問題があり、遠藤や本山と同時起用すればもっと持ち味を出せるはずですし、守備固めに途中出場で起用すればこの試合でもドローで追われていたのではないかと思います。
カルロン獲得に200万ユーロを費やしたことで批判が集まっていますが、ガブリエルに関しても所属先のポルトゲーザがレンタル移籍をごねたため共同保有ということになりましたから、報道に出ていないだけでかなりの移籍金がかかっています。
また、カルロンをマルキーニョスと比べるサポーターは多いですが、ガブリエルをビスマルクや本山と比べる人がいないのは不思議ですね。
鹿島のオフェンシブハーフの助っ人外国人は10番の仕事をしなければならないわけで、過去の10番タイプの選手と比べたらもっともレベルの低い選手ですよね。
タイプが違うといえばそれまでですが、それはカルロンとマルキーニョスも同じわけですから。
まあ、要するにサッカーの事を何も分かってない人の世迷言にしか過ぎないということですね。
よく結果が出ないとサポーターが出場してない選手に幻想を抱きますが、出ていない選手を起用するだけでチームが好転したら監督業なんて楽なものです。
この試合の前までもケガで出場していなかったガブリエルに幻想を抱いているサポーターが多かったですが、結果は昨季の勝てない時期劣化版というサッカーしかできませんでした。
昨季からの鹿島の問題はガブリエルと野沢を同時起用していることで、この広島戦の試合内容はまったく好転しておらずふり出しに戻っただけに過ぎません。
むしろこれまでなら引き分けることができていた分、劣化したと言えます。
実際今季ガブリエルが先発出場した試合も、ACL・ゼロックス含めて1勝5分(PK負含む)1敗と勝ててませんからね。
試合を観てどんな感想を持とうと自由ですが、サッカーのことをまったく理解しないであの選手がよかった、どの選手が悪いとか言ってもまったく無意味でしかありません。

危機的状況と10番の不在
この試合に臨むに当たってフロントと監督の間で会談があり、新戦力の融合やこれからのチーム作りの方針などが話し合われました。
それを受けてのオリヴェイラ監督のこの試合の判断は鹿島の未来が危機的な状況にあることを表しています。
まず、4-2-3-1という布陣ですがこれはオリヴェイラ監督が昨季横浜FM戦で実際に使う前にこーめいが提案した布陣です。
キープ力のない野沢とガブリエルが相手のプレスを嫌ってワイドに開くため、前線の選手間の距離が開きすぎていたので、(こーめいは遠藤や本山を起用するのがファーストチョイスでしたが)この2人の同時起用にこだわるならトップ下のポジションに選手を入れて選手間の距離を縮めてパス交換をしやすくするというあくまでオプション的な布陣です。
つまり、これからの鹿島のサッカーのチーム作りについて話し合われた後の試合ならば4-2-2-2というフォーメーション以外選択肢はないはずです。
4-2-3-1で戦うということは鹿島の未来から鹿島らしさ、鹿島の伝統を捨てることになりますからね。
監督との話し合いでフロントがそれでもいいと判断したのならこの選択も分かりますが、おそらくそれはないので監督との意思疎通が上手く言っているとは思えないです。
もう1つは起用したメンバーについてです。
昨季から鹿島が勝てないのは10番タイプの選手が不在だからです。
鹿島の攻撃はこれまでジーコから始まって、レオナルド、ビスマルク、本山という10番が担って来ました。
鹿島と同じタイプのクラブである現在好調の柏ではレアンドロ・ドミンゲスがこの役割を担っています。
左サイドバックのジョルジ・ワグネルも鹿島の左サイドバック同様に守備に問題がありますが、10番タイプがいることで持ち味の攻撃力を発揮できてますし、チームとして十分機能していますよね。
このブログを読んでいる方なら、3連覇している時期からこーめいが将来のことを考えて遠藤を試合に出場させて育てていくよう言い続けていたことを知っていると思います。
それを怠ってきたため現在があるわけで、鹿島のサッカーを再び作っていくなら遠藤を起用し続けるしかありません。
言っておきますが、3連覇に貢献した本山は今でこそ鹿島が誇る偉大な10番ですが、ビスマルクが去って10番を背負った02シーズンこそ00、01シーズンにリーグ連覇した強さがあって天皇杯を制しましたが、それからはずっとタイトルを獲れてなかったわけですからね。
遠藤を起用して育てていくか、もしくは鹿島が獲得に動いたものの、オリヴィエラ監督と過去にひと悶着あって獲得を見送った柏のレアンドロ・ドミンゲスのような10番タイプを獲得するかです。
しかし、それは来季以降の話になるので今季やるべき答えはすでに出ていて、遠藤と誰(野沢、ガブリエル、増田、柴崎、本山らを対戦相手を考えて)を組み合わせるかの選択肢しかないのです。
ガブリエルが来季以降も鹿島でプレイすることになるならこの共同保有という形を続けるか、残りの移籍金を払って完全移籍させるかということになります。
しかし、能力を考えると貴重な外国人枠を1つ割くほどのものではなく来季100%ガブリエルは鹿島でプレイしていません。
つまり、鹿島の将来について話し合い、考えた上でメンバーを選ぶなら遠藤をスターティングメンバーからはずし、ガブリエルを起用(2人の同時起用はOK)することは有り得ないのです。
この2点から考えても、フロントが鹿島の将来についてしっかりしたヴィジョンを持てずに迷走しているか、オリヴェイラ監督ときちんと意思疎通が取れていないかのどちらかなのでしょう。
クラブの方針にブレがある状態では、本当に残留できればOKというシーズンになってしまうかもしれませんね。
ただ、単純に中断前の試合なので結果を求めに行っただけでという可能性もなくはないです。
それは2週間後の山形戦のメンバー、戦い方ではっきりするでしょう。
そんなに簡単にチーム状況が良くなるとも思えないので、中断期間にコンディションだけでも上げてもらいたいものです。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

【ACLラウンド16】何もかもが悪すぎた…のFCソウル戦
結果
5月25日(水) AFCチャンピオンズリーグ2011
ソウル3-0鹿島(19:30/ソウル/12,725人)
[得点者]
37' バン スファン(ソウル)
54' ダムヤノビッチ(ソウル)
90'+4 コ ミョンジン(ソウル)
[フォーメーション]
FW:興梠、カルロン
MF:増田、野沢
MF:青木、小笠原
DF:アレックス、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
オリヴェイラ監督の専売特許
この試合では大迫に代わりカルロン、浦和戦を休んだ小笠原と新井場が復帰し、その新井場はアレックスが西に代わって左サイドに入ったので右サイドバックとして起用されました。
そして、中盤では遠藤のところに増田が入るというスターティングメンバーとなりました。
こーめいはカルロンをFWの軸にして、遠藤が疲労した時のために増田や柴崎を試しておくべきだと書きましたが、それはチーム作りの上でこれまでのリーグ戦やこれからのリーグ戦のことを言っていたのですが…。
この重要な一発勝負で起用するならば、尚更これまで起用するチャンスがあったわけですからもっとカルロンや増田を起用しておけばいいのにと思いました。
ただ、アウェイの一発勝負なので守備のことを考えれば前線からボールを終えるカルロン、運動量のある増田を起用するのは悪い選択肢ではないですし、田代がケガで大迫も不調、遠藤が疲労でキレを失っているなら起用するしかないとも言えますけどね。
ただ、カルロンなんてこれまでJリーグで72分、ACLもこの試合までは120分程しかプレイしていませんからね。
昨季固定メンバーで戦っていた時に主力がケガ、出場停止だった時もそうでしたが、普段まったく起用しない宮崎、當間を選手がいないからといっていきなり出場させても、そうそういいプレイができるわけではないです。
しかも、主力が戻って来たらまたまったく使わなくなるので選手は自信を失うことに繋がります。
リーグ終盤から天皇杯で継続的に起用された宮崎がいいパフォーマンスを見せましたが、新戦力を組み込もうと思ったらある程度継続して使うことが大事です。
カルロンがプレスの始点になることである程度前線からのプレスはできていたので、守備は川崎戦ほど悪いと言うこともなかったのですが、まず守備を考えるなら西を起用せず、わざわざ新井場を右サイドに回してまで攻撃力が特徴の2人を両サイドに配したことに疑問を持った方は多いでしょう。
この理由は簡単で、こーめいがこれまでも指摘してきたオリヴェイラ監督専売特許の選手名鑑起用によるものです。
選手名鑑起用というのは、選手の能力、プレイスタイル、コンディション、パフォーマンスに関係なく、各ポジションの年齢の高い順、出場試合の多い順にまるで選手名鑑を見て決めたかのように選手(外国人は3割増計算)を起用することを言います。
オリヴェイラ監督が昨季まで頑なに固定メンバーで戦っていたのはこれが理由ですし、実際にACLは田代や中田、アレックスらを優先して起用する傾向がありました。
恐らくケガの影響がなければ増田ではなく、ガブリエルが起用されていたはずです。
確かにチームには経験を持ったベテラン選手の力が必要ではありますが、経験や実績がある選手で固めれば機能するというわけではありません。
3連覇した時はマルキーニョス、本山、(パフォーマンスが落ちる前の)小笠原、篤人と攻守に計算できる選手がバランスを取ってくれていたので、この選手名鑑機能でも機能していました。
しかし、現在は攻守にハイパフォーマンスを期待できる選手は皆無です。
そのため、より選手の組み合わせに気をつけてメンバーを組まなければなりません。
例えば右サイドバックが攻撃的な選手(西、新井場)なら左サイドバックと右ボランチには守備的な選手(宮崎、中田、本田、青木あたり)、そして右サイドバックの前にはボールをキープできる選手(遠藤、本山)ということになります。
もちろん攻守の組み合わせ以外にも重要な要素もあり、場合によってはそちらを優先して組み合わせを考える必要があるのですが、以前にも書きましたがオリヴェイラ監督はこういうことにはまったく無関心で、自分たちのチームが機能することよりも相手の長所をつぶす局所的な選手起用が多いですね。
懸念した通りターンオーバーが上手くできていないということです。
この大一番でオリヴェイラ監督が出した答えは結局、過去4年間で失敗し続けた経験、実績のある選手を優先して起用するというものだったわけです。

ダメだ、こりゃ…
この試合は誰が悪かったとかではなく全員ダメだったわけですが、前述したようにカルロンがプレスの始点になって守備が悪かったというわけではありません。
ただ、DFラインの裏にロングボールを入れられたときのカバーリング、GKとの連携など守備陣はシドニーFC戦のように不安定で、ボランチを含めた後ろの選手はこぼれ球を拾った後のビルドアップでパスミスが多かったです。
また、フリーの選手がいるにも関わらずパスを出すためにトラップ、振り向く、パスと3テンポくらいかかっていたので、その間に相手選手に詰められてボールロストしていましたね。
オフェンシブハーフの2人にはボールが収まらず、サイドに開きすぎて2トップとの距離も開いていたのでカルロンがサイドに流れてボールを引き出した場面でもフォローに行けずにロングボールのこぼれ球も拾えていませんでした。
2トップにもボールが収まらず、カルロンはゴールをした川崎戦はまだ動けていたように思いますが動きは緩慢で、頭を狙ったロングボールばかりの攻めと興梠とのコンビネーションに明らかに戸惑っていました。
興梠は前線でボールが収まらないと分かると敢えて引いて受けるというプレイをしていましたが本領発揮できる場面はなく存在感が希薄でした。
悪いばかりの中で何がもっとも悪かったかという攻撃ですね。
カルロンの頭を狙ったロングボールばかりでした。
こーめいが思った以上にはカルロンが競ってヘッドで落としてはいましたが、FCソウルがきちっと守りを固めている状況であのプレイは難しいですよね。
相手の守備が崩れている時に興梠がスペースを突いて走り、カルロンがそこにボールを落とすという形ならチャンスになると思いますけど。
中盤との距離も開いていたのでこぼれ球も拾えていませんでした。
FCソウルに何の脅威も与えられていませんでしたね。
こーめいが監督だったら選手にもっとDFラインの裏を狙うよう指示しますね。
ロングボールを蹴るのはいいですが興梠に裏を狙わせるなどもっと工夫が必要ですし、サイドからGKとDFラインの間にアーリークロスを入れるのも有効です。
実際に野沢や新井場などセンタリングを入れるタイミングはありましたが、すべてバックパスでした。
DFラインの裏を狙えば相手もそこをケアするため意識が後ろに行き、鹿島ももっと押し上げることもできロングボールのこぼれ球も拾えるようになっていたはずです。
FCソウルはDFラインの前に来るロングボールを跳ね返せばいいだけですし、鹿島の攻撃がまったく怖くなかったので次第に全体的に攻撃意識が高くなっていきました。
そして、スルーパスやアーリークロスなど積極的に鹿島のDFラインの裏を狙って来ましたよね。
逆サイドからのクロスのアレックスの守備に怖さを感じながらも何とか守備は対処していたのですが、失点はアンラッキーな部分もありました。
プレスに行った野沢がひっかけたボールがちょうどいい楔のボールになってしまい、そこで伊野波が競り負けて数的不利の状況に陥りました。
アレックスの股間を抜かれていいシュートを決められてしまったのですが、完全に2対1の状況でスペースに走ったもう1人のケアもどうしても考えないといけない状況だったので寄せが甘くなったのは仕方ないところでしょう。
まずは守備をという意識があったものの、攻撃に脅威がなく前半は脅威のシュート0で終わってしまいました。

後半の始まりの終わり
後半のオリヴェイラ監督の選手交代ですでにこの試合の終わりを告げられたようでした。
これは得点をするために何が必要かオリヴェイラ監督が分かってない証拠ですね。
カルロンに代えてガブリエルを入れたのですが、必要なのは相手のDFラインの裏を突く攻撃ですから2トップを削るのは逆効果ですし、ボールの収まらない3人を2列目に置いても仕方ありません。
その証拠に前半に比べて意識は攻撃的になっていたにも関わらず、後半のシュートも(野沢のFK含む)たったの3本でした。
システム変更、選手交代が機能していなかったということです。
むしろ前線からのプレスがかからなくなったため、後半開始から何度も決定機を作られます。
失点シーンはFCソウルのGKからのロングボールだったのですが、岩政が競りきれず、新井場の戻りが遅く、そのスペースを突かれ、伊野波がマークしきれずというミスが重なりました。
いつもは交代が遅いオリヴェイラ監督もさすがに動かざるを得ずコンディションが未知数の遠藤を投入します。
他の選手もこれまで攻撃の起点になっていたのは遠藤だと分かっているのでボールを集めますが、浦和戦に続いて調子がいいとは言えずFCソウルの選手のプレスの前にバックパスが多かったです。
ただ、この時間帯は鹿島選手全員がボールを大事にしようという意識が強すぎて、チャレンジのパスというのはほとんどなかったですね。
ボールに触る機会が増えるにつれ、遠藤も右サイドから中央にドリブルでボールを運んで左サイドに展開というこれまで攻撃の起点になっていたプレイが見られるようにはなったのですが時すでに遅かったです。

恥ずかしい程の負けっぷり
最後は前線の枚数を増やすわけでもなく、何故か西を投入。
ロスタイムにはCKから跳ね返されたボールを青木が拾って中途半端なバックパス、それをさらわれると飛び出した曽ケ端もかわされて3点目を奪われてしまいました。
結局最後までDFラインの裏を突くパスはまったく出ず、まるでこれまでのサッカー人生で培って来たものをすべて忘れてしまったような恥ずかしい負けっぷりでした。
サッカーはメンタルのスポーツとはよく言いますが、自信を失くすとここまで何もできなくなるのだと思い知らされる散々な内容でした。

これからの展望
広島戦に勝利すればまだ優勝ペースに乗れると前回書きましたが、この調子では広島戦も期待は持てないですね。
今年は大量補強してACL優勝を目指すという目標でしたが、新戦力が多く入って世代交代を進めながらというのはかなり虫が良すぎました。
ただ、震災の影響がなければこのラウンド16までにもっとリーグ戦をこなせていたので可能性はあったのですが、こういうことになった以上大量補強は新しいチームを作るためだったと切り替えるしかないですね。
端的に言えば06シーズンのような感じになると思います。
あのシーズンは無冠、リーグ戦も6位でしたが、こーめいはオリヴェイラ監督が3連覇できたのはこの1年があったからこそだと思います。
アウトゥオリ監督が興梠、田代、増田、中後、ルーキーの篤人などを積極的に起用していましたからね。
あれで選手層に厚みが出て起用できる選手の幅が増えたわけですが、逆にオリヴェイラ監督は07年以降入団した選手を今年になるまでほとんど起用していませんでしたから。
そのツケが大きかったのと新戦力が多いこと、ケガ人が多く79年組の復活が難しいことが重なっているわけですから、早めに軸を固定して試合をこなす中で新戦力を取り込みながらチームの形を作って行って、若い選手も積極的に使いたいところです。
FW:興梠、カルロン
MF:野沢、遠藤
MF:中田、増田
DF:アレックス、伊野波、岩政、西
GK:曽ケ端

こーめいが考えるメンバーはこんな感じですが、要所要所休ませながらも主軸は継続して起用して行ってまずはチームを作ることから始めていかないといけないでしょう。
ベテランの力は必要ですから79年組で一番期待できそうな中田をボランチに置いて増田もしくは使えるようなら柴崎と組ませ、本田は中田の控えにして、青木はCBかSBの方がいいでしょう。
攻撃は遠藤を軸にカルロンをできるだけ早くフィットさせます。
もちろんある程度起用して期待できそうにないなら昨季のガブリエルのように固執して使う必要はないですし、日本人FWの調子がよければ和製2トップでもいいです。
ただ、日本人2トップでタイトルを獲ろうと思ったら柳沢と同じくらいの動き出しの速さとポストプレイの巧みさ、鈴木と同じくらいのフィジカルの強さとキープ力、そして前線からのあの脅威の守備がないと厳しいと思います。
CBは選択肢が少ないですから伊野波と岩政、右サイドバックは篤人のように攻守両面の戦力となることを期待して西、左サイドは新井場もアレックスも守備力は対して差はないので攻撃に期待できるアレックスでいいと思います。
ACLは今年も決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいましたが、せめてもの慰みは今季は6月も7月もウィークデイにほとんど試合が組まれているので、厚い選手層が無駄にならないことです。
チームの骨格さえできれば1つのきっかけで大きく変わる可能性もあるので、リーグ優勝もまだまだ悲観的になる必要はありませんが、今のところはシーズンが終わって3位に入っていれば上出来という状況ですかね。
とりあえずまだしばらく我慢が必要ですし、広島戦が終わったら小中断があるのでコンディションだけでも上げてもらいたいです。

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【J1第12節】がっくしドロー…の浦和戦
結果
5月21日(土) 2011 J1リーグ戦 第12節
浦和2-2鹿島(16:00/埼玉/37,521人)
[得点者]
13' 西大伍①(鹿島)
62' 増田誓志①(鹿島)←野沢拓也③

67' 高崎寛之(浦和)
69' マゾーラ(浦和)
[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:増田、青木
DF:アレックス、伊野波、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
前線からのプレス
鹿島は前節川崎戦の不甲斐ない前半の内容を受けていくつか変更点、修正点がありました。
まずパフォーマンスの悪い小笠原と新井場を温存という形にして、調子のいい増田とケガから復帰したアレックスがスターティングメンバーとなりました。
戦術面に関しては、練習でも意識していた前線からのプレスがこの試合ではできていましたね。
2トップがボールを追っていくことで後ろも連動してプレスをかけ、序盤でいきなり高い位置でボールを奪ってショートカウンターというシーンが2度ありました。
浦和は鈴木をアンカーに置く4-3-3であまりポジションを変えないというか、スペースを使ってボールをもらう動きがないのでプレスの的も絞りやすかったです。
そのため前半は鹿島ペースで試合が進んで行き、13分にサイド攻撃から待望の先制点を奪います。
西の移籍後初ゴールとなったわけですが、完全に興梠に当たって入っていましたよね。
オフサイドもハンドもなかったですし、西のゴールとなったままですが公式記録はきちんとすべきですし、興梠のゴールに修正されるべきだと思いますけどね。
前線からの守備でリズムを掴んだ鹿島はボールをロストした後もすぐに奪い返すシーンが多く、2,3度立て続けに不用意なボールロストが起こらない限り危険な状況になることもなく、終始鹿島ペースで進んだ前半でした。

今ひとつの攻撃
それだけに前半で追加点を取っておきたかったのですが、こーめいが懸念していたことがこの試合で出てしまいました。
増田がうまくパスを散らしてゲームを作っていたのですが、これまで攻撃の起点になっていた遠藤に疲労が溜まってこの試合では簡単にボールを取られることが多かったですね。
再開後はほとんどの試合をスタメンでフル出場していましたし、前線でのボールキープや攻撃の打開を1人で担っていました。
以前ブログで遠藤1人に頼りわけには行かないので休ませながら起用していないといけないと書いたのですが、ずっとオフェンシブハーフの選手層が薄い状態です。
本山とガブリエルが復帰して来ていますが、ケガ人が多いようなら増田や柴崎の起用などもこれから考えていかないといけないでしょう。
そして大迫は相変わらずミスが多く、ボールが収まりません。
簡単にフリーの選手にはたけばいいところも判断が遅く、体を張ってキープするわけでもなく相手に奪われていました。
この2人のどちらにもボールが収まらないと野沢、興梠も存在感が薄まってしまいます。
それでもチャンスは何度か作れていたのですが、やはり課題は最後のフィニッシュにかかるプレイの精度ですね。
選手間の連携、タイミングという問題もあるのですが、もっとも大きいのはシュート、ラストパス、トラップという個の能力です。
鹿島と同じように失点の多いG大阪がリーグ戦で攻め勝てているのもアドリアーノやイグノの存在、個の能力の高さがあるからです。
やはり興梠、大迫の2トップではそこに限界があり、急激に上手くなるわけでもないですからカルロンを早く主軸に置くことが重要でしょう。
確実に日本人FWより技術はしっかりしていますし、ゴール前での落ち着きもありますから。
ケガがあって起用できなかったというのもありますが、カルロンがC大阪のピンパォンや新潟のブルーノ・ロペスと同じ時間起用されていれば少なくとも彼ら以上にフィットしていたと思います。

サイドをうまく使った攻撃
後半になると浦和は右サイドにマゾーラ、アンカーに山田暢を入れます。
攻撃にテコ入れをした後半は浦和が盛り返して来ますが、オリヴェイラ監督は58分に遠藤に代えて本田を投入します。
遠藤のパフォーマンスからしても妥当だと思いますが、オリヴェイラ監督はマゾーラへの対応を考えての交代で、増田を左サイドに出すことでアレックスと連動してケアさせる意図があったみたいですね。
こーめいは右サイドのマゾーラには怖さはないのでそれ程気にすることはないと思っており、むしろマルシオのポジションが高くなりエジミウソンとの距離が縮まったことで、攻められたときに鹿島のバイタルエリアに出来たスペースを使われる場面が見られていたのが気になりました。
そのため、本田に守備を強化するためにそのエリアをケアさせたいのかと思っていましたね。
実際には本田は積極的に攻撃参加しており、2点目にからみます。
攻撃の形は先制点とまったく同じでしたね。
右サイドでボールを繋いで浦和の守備を引きつけると左サイドに出来たスペースにアレックスがオーバーラップ。
そこを使うことで浦和の守備は鹿島の左サイドに振られます。
そこで中央への折り返しからもう一度一気に右サイドに展開します。
1点目は西が、2点目は野沢がそのスペースを上手く突きました。
これだけ左右に振られるとどうしてもマークミスが出て来てしまいます。
ゴール中央へ入り込んだ増田がドフリーでゴールを決めて2点差とします。
この一連のサイド攻撃は昨年になりを潜めていた鹿島らしい攻撃で、以前も述べましたが攻撃の形は確実によくなっています。
それだけにやはりフィニッシュにかかる部分の精度や連携を向上することが、これから重要となってきますね。

NYなミス×2
2点リードしてリーグ戦で久しぶりの勝ち点3を獲得できるかと思いきや、2つのN(流れ)Y(読めない)ミスが起きてしまいます。
1つは昨年からこーめいが散々言って来たオリヴェイラ監督の交代の遅さです。
選手交代の遅さ自体は今季改善されつつもあるものの、この試合ではレフェリーに文句を言うのに必死で監督としての仕事を忘れてしまうというオリヴェイラ監督の悪癖で交代が遅くなってしまいます。
確かに大迫が倒されたシーンはファウルですし、昨年の名古屋戦で明らかにPA外のファウルをPKと判定(副審のジャッジでFKに訂正)したあのレフェリーが日本ではもっとも評価が高いというのは悲劇的なことですが、審判に文句を言う前に監督の仕事をきちんとこなしていたら昨年も負け試合をドローに、引き分け試合を勝利にできた試合がいくらあったことか。
怒るのは別にいいのですが、怒鳴りながらも常に冷静な自分を頭上に置いておいて俯瞰して試合を見なければなりません。
こーめいだったらくさびのボールはいい形で入っているので、あそこでしっかりボールをキープできる選手がいれば追加点を取れる可能性が高くなり、失点する可能性も低くなると考えますね。
前線からのプレスもゆるくなっていましたし、カルロンは短い時間で流れを変えるタイプではありません。
前述したように早くフィットさせるためにも出場時間を増やす必要があります。
何より3連覇時に1点差で勝ちきれていたのはダニーロを途中出場からクローザ―として起用して、前線でキープさせていたからです。
大迫のパフォーマンスを考えてもカルロンを出場させない理由なんてなかったはずですけどね。
唯一カルロンが内転筋を痛めていたということがありますが、同点に追いつかれてからの15分程起用できて25分は使えないということはないでしょう。
実際にカルロンを入れてから早い動き出しでくさびのボールを受けていましたし、のらりくらりとボールをキープしながら攻撃して行けば十分2点差を守ることもできたでしょう。
そうすれば終了間際に柴崎を投入してより前線でボールを持つ時間を長くする選択肢もあったはずです。
オリヴェイラ監督が流れを読めずに、審判への怒りで脳みそを沸騰している間に悲劇が起きます。
くさびのボールを奪われてからのカウンターで高崎にミドルシュートを決められてしまいます。
高崎へのプレッシャーが甘かったというのもありますが、この失点は本田のNYなプレイが始まりです。
鹿島のリスタートで本田が相手DFライン前のスペースに入ってくさびのボールを受けるのですが、そこでキープできずに奪われます。
確かに本田の積極的に攻撃参加する意識は長所でもあり、2点目は流れの中からいいタイミングで中央のスペースに上がって得点にからみました。
しかし、2点差のリード、結果の出ていないリーグ戦で何としてでも勝ち点3が欲しいこの状況で、リスタート時にボランチがあの位置まで上がってくさびのボールを受ける必要なんてまったくないですからね。
FWが下がって受ければいいわけですし、監督からどういう指示があったかは知らないですがNYなプレイでした。
中田がCBにコンバートされたこともあって鹿島には守備のできるボランチがいないので、本田がしっかり守ってくれないと困るんですよね。
再びケガで離脱してしまいましたが、復帰したらまずは役割をはっきりさせて、チーム作りが進んで形が固まって来たら攻撃力を発揮してもらうようにしてほしいです。
勢いに乗った浦和は右サイドに回っていたマゾーラの突破から同点弾を奪います。
意表の突く角度のないところからのシュートだったのですが、曽ケ端はマゾーラの性格をまったく把握できてなかったですね。
確かにニアの高め、頭の上というのはGKにとって反応しづらいコースですが、シュートがあると頭にあったならあの角度なら止めることもできていたのではないかと思います。
同点後は浦和はドローでOKという雰囲気でしたが、鹿島の方もはっきりしませんでしたよね。
一応カルロン、新井場と攻撃的なカードとして切っていきましたが、本当に勝ちたかったのなら同点後すぐに交代カードをきるべきです。
終盤はスペースもできていたので、新井場ではなくドリブル突破のできる小谷野を投入してもよかったですね。
こんな中途半端な選手交代では再び勝ち越すことなどできず、一時は2点をリードしながらもがっくしなドロー決着となってしまいました。

リーグ戦の見通し
1勝2分2敗となかなか結果の出ないリーグ戦ではありますが、今季の鹿島は新戦力が多い上に世代交代、鹿島の主軸の入れ替えを行っており、もう少し時間がかかりそうです。
しかし、だからと言って絶望的な状況でもありません。
攻撃に関しては改善されていますし、暑い時期に走れるのかという心配はありますが守備も徐々によくなっていくでしょう。
今年はメンバーが多く入れ替わり、若い選手を積極的に起用して世代交代を図りながら新しくチームを作って行く時期に、ケガ人が多くしかも過密日程をターンオーバーも使っていくという難しい状況になっています。
がっちりチームが固まれば今の不安定さもなくなっていくでしょう。
それがいつになるかはやはりホームに帰ることができる時期になると思います。
ホームで勝ち点3、アウェイで勝ち点1を取れば34試合で勝ち点68になります。
鹿島はこれまでホーム2試合、アウェイ3試合、中断前の広島戦を入れれば勝ち点10を取れていれば優勝ペースとなります。
今季の現状を考えれば昨季の名古屋のように抜け出すクラブが出ることはないでしょうし、混戦となるでしょう。
現在の鹿島は勝ち点5ではありますが、広島戦に勝利すれば巻き返すには十分すぎる程の勝ち点となります。
そのためにもまずはこれまで壁となっているACL決勝トーナメントの初戦で結果を出して自信に繋げたいところですね。

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【J1第11節】前半が悪すぎた…の川崎戦
結果
5月15日(日) 2011 J1リーグ戦 第11節
川崎F3-2鹿島(16:00/等々力/19,643人)
[得点者]
10' ジュニーニョ(川崎F)
31' 山瀬功治(川崎F)
50' 遠藤康①(鹿島)
78' 小林悠(川崎F)
90'+2 カルロン①(鹿島)←柴崎岳①
[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、青木
DF:イバ、伊野波、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
前線の問題
とにかく酷い前半でした。
全体的に運動量が少なく球際での競り合いでもファイトできていなかったのですが、まず前線に目を向ければプレッシングがまるでできていません。
興梠と大迫がまったく守備でプレスをかけないシーンが多いので、後ろの選手も的を絞れずにディフェンスで後手に回ってしまいましたね。
フリーで前を向いてボールを持たせていたので川崎の選手はスルーパスを出しやすく、鹿島のDFラインはギリギリのところで足に引っかけたりと観ていて可哀そうになる状態でした。
攻撃面に関しては立ち上がりに興梠がペナルティエリア内での切り替えしから右サイドをえぐったり、遠藤がDFラインの裏にセンタリングを上げたりと惜しいチャンスがありました。
あそこのラストパスやシュートの精度、意思の疎通を高めていくことが必要でしょう。

後陣の問題
この試合の立ち上がりは前述したように鹿島が川崎のゴールに迫るシーンがありました。
その流れから押し込まれる展開になったのは小笠原の単純なパスミスと岩政の軽いプレイで矢島にシュートまで持って行かれたことが引き金でしたね。
前半は全体的に集中力のない鹿島でしが、後陣の軽いプレイはシドニーFC戦に続いて致命的で相手に勢いを与えてしまいました。
そして、セットプレイでもこぼれ球に反応が早いのは川崎の選手でジュニーニョに先制点を奪われます。
鹿島のプレッシングの酷さを見るといつかは失点しそうではありましたが、またもやセットプレイからでした。
また、攻撃では後陣からのロングボールが多く効果的な組み立てができていませんでしたし、逆に相手のロングボールにはしっかり競り合わずにバウンドさせてしまう場面が多かったのも問題です。
1失点で済めばラッキーと言う前半でしたが、31分に山瀬に追加点を奪われます。
プレスが効果的にかかっていないので人数をかけてボールを奪いに行ったところでも必ず川崎にパスやドリブルで抜け出されてピンチになっていましたし、2失点目はまさにそれを象徴するような場面でした。
それでも2失点で済んでよかったという前半でしたね。

遠藤とカルロンのゴール
ハーフタイムではオリヴェイラ監督から、守備と球際の競り合いについての指示が出ます。
それで後半からは鹿島の選手の運動量やレスポンスが上がって来ます。
50分に高い位置でボールを奪って、野沢のアーリークロスから遠藤が決めて反撃の狼煙を上げます。
早い段階で1点差に追いついたためまだまだ逆転できる可能性が出てきたのですが、前半より動きがよくなったとは言え、川崎を圧倒するほどではありませんでした。
それでも遠藤のミドルシュートや興梠のヘッドなど惜しいチャンスを作り後半は鹿島が押し込む時間が増えるのですが、この試合はどうも守備が不安定でリズムに乗り切れません。
2トップが前線から追えば後ろも連動して動きプレスがかかり、ボールを奪うシーンがあったのですが、そういう時間帯は本当に少なかったです。
また、奪ったボールをすぐ相手に取られてしまうことも多々ありました。
この時間帯でまず守備を安定させるために本田拓也を投入するなり、手を打ちたいところでしたね。
また、シドニーFC戦に続いてまったくボールが収まらなかった大迫ももっと早く交代してよかったです。
結局77分に増田とカルロンを一気に投入することになるのですが、その直後に致命的な3点目を奪われます。
曽ケ端の蹴ったボールがそのまま川崎の選手に渡り、まったくプレスのかからないままスルーパスを入れられて小林に決められてしまいました。
風の影響か不正確なキックが多かったのですが、ゴールキックやパントキックですらその状態でしたから、曽ケ端が苦手とする味方のバックパスをダイレクトで蹴り返すというプレイはなおさらですね。
しかし、そこで諦めることなく攻め続けます。
この試合では後方からのフィードもカルロンが頭でしっかり落としていましたし、こぼれ球も中盤の選手が拾えていました。
そこからリズムを掴むと中盤で繋いで左サイドに展開というシドニーFC戦で見せた攻撃を展開します。
しかし、残念ながらここでもベテランが足を引っ張ります。
オーバーラップした新井場が軽いプレイからチャンスをつぶすことが多かったですね。
もっとトラップ1つでもきちっとすればスピーディな攻撃ができるのにミスから相手DFに詰められるシーンが多かったです。
それでも相手がタッチにクリアしてのスローインからカルロンが競り合い、こぼれ球をこれまた途中出場の柴崎が素早く反応してヘディングで前に出します。
最後はカルロンがうまくGKをかわして初ゴールを上げます。
このゴールは動き出しもしくは動き直しの速さ、裏を取る動き、ゴール前の落ち着きというカルロンの良さがでたものでしたね。
しかし、ロスタイムのゴールでは時遅く、試合はそのまま終了。
勝ち点を奪うには至りませんでした。

メンタルとコンディション
走れない、動けない、競り合えないという(特に前半は)酷い試合でしたね。
その原因についてですが、選手たちは口を揃えてコンディションはいいと言っていますが、メンタルとコンディションの両方に問題があるのは明白です。
ただ、セットプレイでの失点やあれだけケアレスなパスミスが多いことや、守備で走れないのはメンタルの問題の方が大きいと思います。
ここのところずっとですがどこか集中力がなく、試合に入れてない選手が多いですよね。
それが先制点を(特にセットプレイで)奪われる結果に繋がり、そこでようやく目を覚ますような試合が続いています。
マルキーニョスや本山、小笠原などチームを引っ張ることができる頼もしい存在がいればチーム全体が落ち着くんですけどね。
上海申花戦ではファインセーブを連発していた曽ケ端がそういう存在になれていたのですが、今の鹿島は誰も彼も不安定です。
小笠原もミスが多くとても本来のパフォーマンスとは言えません。
この試合の前半のシュート数は野沢の2本だけでした。
これまでだったらこういう展開では必ず小笠原がボールを運んで強引にでもシュートを打ちに行くのですが、そういう味方を引っ張るようなプレイもなかったですからね。
また、鹿島の2点目のシーンを見ると明らかに途中出場のカルロン、柴崎の2人はボールへのレスポンスが早く、コンディションの影響もあったのかなと思います。
精神的な支柱というかチームの軸になれる選手が必要ですし、紅白戦ではサブ組がレギュラー組を圧倒するなど選手層は厚いのですからコンディションの悪い選手は使わないことも必要でしょう。

攻守の改善点
そこでこれからの対策ですが、まず守備に関して言うと練習で前線からのプレスの掛け方を徹底して意識を高めることですね。
そして大迫に代えてカルロンを先発出場させます。
この試合でもそうでしたが、カルロンはマルキーニョスに引けをとらないくらいよくボールを追ってくれるのでそれでだいぶプレスに関しては良くなると思います。
コンディションも上がって来ているようですし、現在の大迫よりボールが収まるので攻撃でもリズムを作りやすくなるでしょう。
プレスの始点がはっきりすれば後ろの方は大丈夫だと思いますが、野沢、遠藤より守備のできる本山、ガブリエルのコンディション、ケガがよくなっているなら組み合わせでバランスを取ることもできます。
ただ、攻撃の組み立てができなくなっては意味がないですから、プレイスタイルを考えて遠藤-ガブリエル、本山-野沢で組み合わせるのがいいですね。
ボランチは小笠原に代えて守備のできる本田や運動量の期待出来る増田、柴崎らを起用するのもありだと思います。
攻撃に関しては良くなって来ているので守備が安定すればより得点力が発揮されるでしょう。
選手の組み合わせ、コンディションを見誤らなければ大丈夫です。

チームのバイオリズム
よくチームは生き物と言いますが、1年を通してずっと好調なクラブはまずありません。
現在は柏が好調ですが、必ずバイオリズムが落ちるときが来ます。
鹿島は新しいチームを作ろうとしている難しい段階で、オリヴェイラ監督初年度がそうだったようにまだ少し時間はかかるでしょう。
なおかつこの4年間に若い選手を育てなかったというツケ(こーめいが再三指摘して来た問題)もあり世代交代をしている途中の上、ケガ人も多い状態となっています。
そのため、おそらく1年を通して見ると現段階はもっともチームのバイオリズムが悪い状態だと思います。
2試合少ないとは言え15位という悲劇的な順位ですが、浦和戦、FCソウル戦、広島戦と終えればカシマスタジアムに戻れますし、メンタル面も落ち着くでしょう。
オリヴェイラ監督も若い選手を使うようになっていますし、いい選手が揃っているのは確かですからチームが形作ればまたいい試合を観ることができると思います。
そして、その時には3連覇した時よりもチーム力は数段上がっているはずです。
今年は例年以上にリーグ戦も混戦となりそうですから、優勝した07年のような巻き返しを期待しておきます。


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【ACL第6節】逆転勝利も2位突破…のシドニーFC戦
結果
5月10日(火) AFCチャンピオンズリーグ2011
鹿島2-1シドニーFC(15:00/国立/3,164人)
[得点者]
26' マット・ジャーマン(シドニ)
64' 大迫 勇也(鹿島)←ガブリエル
84' 野沢 拓也(鹿島)

[フォーメーション]
FW:大迫
MF:遠藤、小谷野、野沢
MF:小笠原、青木
DF:イバ、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
ふわふわゲーム
興梠が出場停止、本山、田代、アレックス、本田がケガ、ガブリエルもまだ万全という状況ではない中、小谷野がスターティングメンバーに入りました。
フォーメーションは大迫をトップ、その下に小谷野を配する4-2-3-1でしたね。
この試合は入り方からふわふわした感じが見てとれました。
開始直後にいきなり大ピンチを迎えて曽ケ端が活躍、その後攻撃時にはシドニーFCの守備に大きな穴があったもののそこを突くことができませんでした。
上海申花戦と違って球際で戦えておらず、ミスも多かったですね。
それでも遠藤や西からバイタルエリアに縦パスが供給され出して次第にリズムも出て来そうな雰囲気があったのですが、大迫がくさびのボールを受けきれない場面が多く、その1つがシドニーFCのカウンターに繋がってしまいます。
そのコーナーキックから失点、中田も負傷交代を余儀なくされます。
失点後のキックオフでも理解しがたい事態からピンチを招きますし、とにかくメンタル面でふわふわしていましたね。
また、後ろの6つのポジションのうち負傷で途中交代した中田、伊野波以外の5選手は、いずれも致命的なケアレスなパスミスをしてピンチを招きました。
特に小笠原はここのところ体を寄せられたら簡単にボールを奪われ、パスミス、中途半端な強さのパス、攻撃時のトラップミスなどこれまでは考えられなかったミスを連発していますね。
ここは小笠原をある程度休ませて柴崎、増田らを積極起用して早めに手を打ってチーム力の底上げをしておいた方がいいです。
まだチームを作っている段階で不安定な部分があるのは仕方ないですが、集中力の欠いたふわふわしたゲームでした。

蘇ったサイドアタック
これまでは前線の大迫、小谷野にボールを入れるもなかなかそこで納まらず、何とかシュートまで持って行ってもシドニーFCの固い中央を崩せないでいました。
そこで後半15分に小谷野に代えてガブリエルを投入することになるのですが、これで足元で受ける選手とスペースで受ける選手のバランスが良くなりましたね。
そして伊野波がリスクを冒して攻め上がったことでうまくサイド攻撃を使えましたね。
そのセンタリングをガブリエルが頭で落とし、大迫がボレーをたたき込みます。
同点に追いついてからはオリヴェイラ監督からも指示が出ていましたが、積極的にサイドの上がりを使うようになりましたね。
遠藤を中心に中央もしくは右サイドでゲームを組み立て、左サイドにスペースを作っておいてからそこに展開、サイドバックのオーバーラップを生かす攻撃が見えました。
これぞ鹿島本来の攻撃のスタイルなんですよね。
昨季は野沢とガブリエルがサイドに開いて蓋をしてサイドバックの上がりを妨げていましたし、何より高い位置で起点を作ることができていなかったのでオーバーラップすることもできませんでした。
ビルドアップもサイドからばかりだったので、相手の守備が整っているところを強引に突破しようというものが多かったですね。
サイドバックが高い位置を取ることはあっても、この試合のようにボールホルダーを追い越し、スピードに乗った状態で攻撃参加するということはほとんどありませんでしたから。
中央、逆サイドの高い位置で起点を作れればこの試合のように相手はそのエリアをケアしようと人数をかけて来ますから反対サイドにスペースが出来ます。
そこをサイドバックがつけば同点ゴールのシーンのようにチャンスに繋がります。
また、遠藤が中盤でボールを受けてパスを展開してくれるのでガブリエルもゴール前に入っていくことができています。
昨年のゼロックススーパー杯G大阪戦でこーめいが指摘していたことが、ようやく実現したという想いです。
カルロンが投入されてからもサイド攻撃を徹底すればもっと得点を取ることができたと思いましたが、遠藤が奪ったファウルから野沢がFKを決めて逆転。
ACLグループリーグを3勝3分の負けなしで締めくくりました。

新戦力と若手選手
すでにレギュラーと言って遜色ない遠藤は、この試合もほとんどノーミスでいい働きをしていましたね。
中盤でボールを受けての展開、ボールキープ、DFライン裏への危険なパスなど、昨年に比べてチームは確実に高い位置で起点を作れています。
逆転ゴールに繋がるファウルをもらったものの、欲を言えばもっと得点にからみたいところですがこのまま起用していけば結果を残していくでしょう。
はっきり言って遠藤がいなかったら昨季のようにボールを前に運べず、もっと攻め込まれる時間帯も多くなっています。
そこが引き分け止まりだった昨季と逆転勝ちできている今季の違いでしょうね。
セットプレイからの得点が多くなっていますが、それだけ相手ゴール前で起点を作ってファウルをもらえているということですから。
ただ、6、7月は過密日程になるので遠藤一人に頼っていられませんから、本山の復活は不可欠です。
練習復帰した本山ですが、今季もフル稼働は難しいと思いますので、柴崎、増田あたりにも同じような仕事をできるように準備しておくことも必要でしょう。
ゴールを決めたもののいまひとつパッとしないパフォーマンスの大迫はボールが収まらないですね。
上海申花戦でも書きましたが、あそこで収まっていればもっと攻撃のリズムが作れましたし、この試合では失点もなかったんですよね。
ファン・ニステルローイがそうだったように、ポストプレイは練習すれば習得できる技術ですから、居残り練習をしてしっかり身につけてほしいですね。
現在の日本人選手には動き出しが早くてくさびのボールをしっかり捌ける柳沢のような選手は少ないですから、それができるようになれば絶対フル代表でも重用されますから。
プロ初スタメンとなった小谷野はドリブル突破から野沢へのスルーパスなど持ち味を出したシーンもありました。
大迫がしっかりボールを収めることができれば、ドルトムントのバリオスと香川のような関係でもっと前を向いた状態でボールをもらい、スピードに乗ってドリブルで仕掛けることもできたと思います。
ただ、遠藤にボールがおさまるのは分かっているのですから、そのタイミングで前を向いて走りながらボールをもらうという手もありました。
相手DFを背負ったり、戻りながらボールをもらうシーンが多かったので、自分の特徴を出せるように受け方には工夫が必要ですね。
カルロンはまったく見せ場がなかったですが、時間も少なかったですしもともとゲームの組み立てに参加しながらリズムを作って行くタイプなので途中出場で流れを変える役割をするのは難しいでしょう。
残念なのはヘディングが下手だともう分かっているのに、カルロンが入ってからその頭を狙うフィードが多くなったことです。
サブ組とはだいぶ連携も上がって来ているようですが、もともとヘディングで落としてそこに誰かが入っていくというのは難しいですからね。
引き続きもっとサイド攻撃を多用すればゴール前でいい仕事をしてくれたと思います。
こーめいはそれ程心配はしていません。
西についてはまだ本領発揮とはいってないですが、縦パスを入れられるのはいいですね。
この試合でもバイタルエリアに鋭いパスを入れていました。
右サイドで攻撃を組み立ててDFを引きつけることができていたので、そこから一気に左サイドという展開が生きていました。

ぐらぐらジェンガ
これで福岡戦、上海申花戦に続いて3連勝と結果だけを見ると調子がいいようですが、試合内容は不安定でまるでジェンガのように勝ち点を積み上げているような状態です。
水原三星も勝利したため鹿島は2位、一発勝負の決勝トーナメント一回戦はアウェイでソウルFCと戦うことになりました。
ホームで戦えないのは残念ですが、まずはその前に川崎戦、浦和戦とありますから勝ち点を積み上げながら試合内容を向上させていきたいですね。
日曜日に対戦する川崎も相馬監督に代わってまだ戦い方が浸透しておらず、ぐらぐら不安定な状態です。
一言で表せば、「足を止めないサッカー」です。
攻撃のときもパスを出したら動く、守備でも前線からプレスをかけて動く、とにかく常に動いて足を止めないというのがコンセプトです。
しかし、これまでの川崎のサッカーはむしろ逆のスタイルでしたからね。
守備では球際を激しく当たって相手を潰し、ボールを奪うと素早く縦に展開してカウンターから得点するという個に依存した戦い方でした。
そのため、現在のポゼッションを基調とした戦い方に選手たちは戸惑い、「足を止めるな」と相馬監督から試合中もしきりに声がかかっているのですが、まだどう動いていいか分からないというのが本音でしょう。
苦手な等々力も昨年は勝ちましたし、球際の戦い、気持ちで負けなければ今の不安定な鹿島でも勝てる可能性は十分あります。
1つ気をつけたいのはジャッジです。
ACLの判定が不安定なのはいつものことですが、今季からJリーグでは接触プレイを流す傾向にあります。
そのため、これまでのようにファウルをもらうため簡単に倒れていては相手にリズムを与えてしまいます。
ACLでは逆にそういうファウルをきちんと取ってくれていましたからね。
それに加えてレフェリーによっては完全に足がかかっていたり、見えない真後ろからチャージ、昨年厳しく取ると言っていた手を使ったファウルも何故か流し気味になるところもあります。
そこらへんをしっかり見極めて戦ってほしいですし、基本的には球際を激しく行かないと不利になります。
ジャッジの不安定さは例年通りならこれから減っていくでしょうし、鹿島の不安定さも同じように試合を重ねるごとに安定していくと思います。
昨年よりいい攻撃の形をつくれるようになっていますから。
チームを作りつつ、勝ち点もしっかり積み上げていきたいですね。

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【ACL第5節】今年もグループリーグ突破…の上海申花戦
結果
5月3日(火) AFCチャンピオンズリーグ2011
鹿島2-0上海申花(15:00/国立/11,954人)
[得点者]
32' 興梠 慎三(鹿島)←小笠原満男
80' 興梠 慎三(鹿島)

[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、青木
DF:イバ、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
セットプレイでリズムを作る
この試合には球際で激しくいくこと、2トップの距離感の2つについて選手間で意識を高く持って臨んでいました。
特にラフプレイの多い中国のクラブ相手ですから、球際のぶつかり合いではかなり強い気持ちで当たっていました。
そこで負けなければ鹿島には能力の高い選手が揃っているので相手に後れを取ることを少ないです。
ただ、攻撃においてのビルドアップ、前線からの守備についてもまだまだこれからという感じですから、守備的な4-1-4-1の布陣で前半は0-0で折り返せばいいという戦いをして来た上海申花を崩すまでには至りません。
しかし、前節の福岡戦に比べればいい試合の入り方ができました。
立ち上がりは目立たなかった遠藤がDFの間でボールを受けるようになると、多くのファウルが鹿島に舞い込んで来ます。
この試合のレフェリーはアジアでは珍しくきちっとファウルを取るタイプでしたね。
そのため、鹿島は流れの中からリズムを掴めずともセットプレイから多くのチャンスを作り、小笠原の上手くタイミングをはずしたFKから興梠が得点を奪います。
先制点に繋がったファウルこそ新井場がもらったものでしたが、遠藤のボールキープによっていい場所でFKを得ることができ、次第に鹿島のペースになって行った前半でした。
また、守備的な相手にパスを回しているだけになりがちの鹿島の攻撃ですが、この試合では遠藤が頻繁にDFラインの裏を狙ういいパスを出して脅威を与えていましたね。
降り出した雨のためピッチがスリッピーになっていたので決定機にはなりませんでしが、興梠の飛び出しとはタイミングが合っており、上海申花のDFにとっては怖いプレイだったと思います。

曽ケ端のスーパーセーブ
後半になるとビハインドを負った上海申花がシステムを変更して前への圧力を強めて来ます。
マルキーニョスがいた頃に比べて前線からの守備のスタートのタイミングが遅く、プレスがかかりきらない現在の鹿島はそれにうまく対処できずに次第に押し込まれます。
また、小笠原、青木、野沢らは疲労がかなりあったようでパスミスからピンチを招くシーンもありました。
それでもディフェンスから攻撃へ切り替えたときに大迫に入るくさびのボールがきちんと収まれば鹿島が押し返すこともできたはずですが、ケガのせいか、雨のピッチのせいか、ボールロストすることが多かったですね。
しかし、課題の2トップの距離感という点で言えば悪くなかったと思います。
優勝した天皇杯では大迫がFWの位置から下がってボールをもらうことでトップ下のポジションでボールを受けていました。
大迫の強みはボールをもらった後にスペースがあれば前を向いて仕掛けることができるところですから、天皇杯ではそこからサイドにパスを散らしてゴール前に入っていくという形で攻撃のリズムを作っていましたからね。
この試合でもきちんと足元にボールを納めることができれば鹿島にいいリズムをもたらしてくれたでしょう。
後半はかなりのピンチを迎えますが、それを曽ケ端がことごとくセーブしてチームを救います。
最近は早々に失点をする試合も多かったですが、この試合では後ろの選手がふんばっていましたね。
終盤になると攻撃陣がその踏ん張りに応えます。
再びセットプレイのチャンスを生かし、交代で入ったガブリエルのヘッドのこぼれ球を興梠が押し込みます。
その後は試合をきちんとクローズして勝ち点3を獲得、水原三星も勝利したため4年連続の鹿島のグループリーグ突破が決定しました。

ベンチワークの新たな可能性
福岡戦に続いてこの試合のオリヴェイラ監督の選手交代はよかったと思います。
昨季は固定スターティングメンバーだった上にどんなにパフォーマンスが悪かろうとガブリエルを75分あたりまで引っ張り、本山か遠藤と交代、野沢はフル出場というのが定番でした。
この試合ではまず大迫を交代しており、続いて西、野沢をベンチに下げています。
西の交代はカードをもらっていましたし守備面の強化という意図でしょうが、大迫と野沢の交代は明らかにパフォーマンス、コンディションをきちんと観た上での選択でしたね。
昨年は選手のコンディションやパフォーマンスに関係なく、決まりきった交替策が多かったですからね。
試合後の会見でオリヴェイラ監督も褒めていましたが、よくボールをキープしていいパフォーマンスを見せていた遠藤を90分プレイさせたところがよかったですね。
そういう選手交代の選択が追加点を奪えるかどうかに繋がって来るという部分もあると思います。
ガブリエルも仕事をしましたし、柴崎は試合をクローズするという役割として新しい可能性を見せてくれていますね。
鹿島がリードしていれば相手が攻撃的に来ているのでスペースがありますから、そこで柴崎が落ち付いてボールを持つことができていましたし、いいタイミングでパスも出せていますから。
若い選手なので起用の仕方には気をつけなければなりませんが、1つの有効な選択肢になりそうです。

明日は15時から国立でシドニーFC戦です。
いよいよグループリーグ最終戦ですね。
すでにグループFも名古屋とFCソウルの勝ち抜けが決まっており、そのどちらかとホームかアウェイで戦うことになります。
名古屋は対戦相手がUAEのクラブというのもあるのでしょうが、主力の多くを遠征には連れていかず、水原三星の最終戦の相手上海申花もリーグ戦に備えて温存策をとるようです。
鹿島はケガ人が出てはいますが選手層が厚いですからそういうことは気にせず、何とか多くの得点を取って1位でグループリーグを突破してホームで戦いたいところですね。
決勝トーナメント1回戦はまだ国立での開催となりますが、リーグ戦では川崎、浦和、広島とアウェイ戦が続きますからACLまで遠征は避けたいです。
興梠が出場停止のため代わってカルロンというのは確定ですが、攻撃と守備バランスを考えると青木→本田という選択もいいと思います。
順位がどうなろうと名古屋、FCソウルのいずれかにPK戦で敗れたリベンジを果たせるチャンスは得られましたから、リーグ再開の川崎戦に向けてもいい試合内容で多くの得点を取って勝利したいですね。

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【J1第8節】勝つことで良くなっていけば…の福岡戦
結果
4月29日(金) 2011 J1リーグ戦 第8節
福岡1-2鹿島(13:00/レベスタ/12,147人)
[得点者]
40' 中町公祐(福岡)
59' 大迫勇也①(鹿島)
71' 岩政大樹②(鹿島)←野沢拓也①

[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、青木
DF:アレックス、伊野波、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
ヤバイ攻撃とマズイ守備
この試合はケガのカルロン、田代、本山に加えてACLの大事な一戦に向けて中田、新井場、ガブリエルを完全温存。
ベンチには小谷野、柴崎、昌子、イゴールが入るフレッシュなメンバーとなりました。
しかも、開始早々にアレックスが負傷してしまったため、左サイドバックには増田が入ることになります。
試合は前節に続いて低調。
コンディション云々以前に自信や鹿島のアイデンティティを失ってしまっているように感じました。
攻撃の組み立てはまったくできず、ロングボールを蹴るばかりでした。
興梠に裏を狙わせるボールならいいのですが、福岡のDFラインはそれほど高くなかったです。
それにしても簡単に福岡CBにクリアされるボール、明らかに誰も走ってないスペースへのボール、精度の低いボールが多すぎましたね。
福岡は4-2-3-1で1トップが相手のボランチからプレスをかけてくるので、比較的自由にボールを持てるはずのCBがぼんぼんとロングボールを蹴りまくります。
前線の動きも少なかったのですが、福岡のブロックとインテンシティーにただただロングボールを蹴ってばかりでした。
守備はと言えば興梠と大迫のところでプレスをかけられていないので、ボールの奪いどころがはっきりせずに簡単にボールを運ばれるシーンが目立ちました。
さらにボランチの小笠原と青木が2人して前に出過ぎたり、サイドに流れ過ぎることが多く、鹿島の右サイドから攻められたときにバイタルエリアがガラガラでした。
攻から守への切り替えも遅く、福岡の選手の2列目、3列目の飛び出しにも誰もついて来れていませんでした。
福岡は攻撃のバリエーションは少なく、サイドに出してからのセンタリングくらいなのですが、その形はよく練習されており、しっかり人数をかけてペナルティエリア内に飛び込んで来ます。
鹿島が失点シーンはまさにその形でしたね。
新潟、清水はこの攻撃をしっかり抑えていたのですが、鹿島は前述したようにプレスがかかっておらず、球際の寄せも甘く、攻から守への切り替えが遅く、飛び込んで来る相手選手をマークできていなかったら失点してしまうのも当然でしょう。
前半はシュートがたったの2本に終わり、先制されて折り返します。

北からやって来た新戦力西
後半に入ると福岡に三度不思議なことが起こります。
早い段階で運動量が落ち、足がパッタリ止まるのです。
ちなみにこれは前半の鹿島の精度と意味の無いロングボール攻勢が福岡に効いたというわけではありません。
オリヴェイラ監督もあまりの酷さにハーフタイムでもっとしっかり繋ぐこと、落ち着いて展開するよう指示しています。
開幕の新潟戦を観た時点では火山灰の影響のためキャンプでしっかり体力作りができなかった可能性があるのかと思ったのですが、再開戦の清水戦でも後半動けなくなっていたんですよね。
だから、この試合でもそうなるだろうとは思っていましたが、前半はいい試合をしていたのに本当にピタっと動けなくなりますね。
その証拠に福岡の6失点はすべて後半に生まれています。
70分くらいに運動量が落ちるのは分かるのですが、後半の早い段階であれだけ動けなくなるのはまったくもって不思議な持病としかいいようがありません。
これからも後半に走れなくなれば、せっかく前半にいい試合をしてもなかなか勝てないでしょうね。
福岡の運動量が極端に落ちたため、次第に鹿島は余裕を持ってボールを展開できるようになります。
ここで鹿島を救ったのは西でした。
ほとんど縦パスが入ってなかったこの試合、高いポジションを取れ出した西が前線の選手の動き出しに合わせていいタイミングでパスを入れて起点になっていました。
同点弾もまさにそこから生まれましたね。
野沢、遠藤、興梠とからんで最後は大迫が押し込みました。
1点取れば少しは動きがよくなるかなと思っていたのですが、さすがに勢いも出始めてコーナーキックから逆転します。
その後も守備のまずさは目立ち、攻勢をかけてきた福岡相手にカウンターからもチャンスを作るも得点を取りきることはできなかったのですが、何とか1点を守って今季リーグ戦初勝利を飾りました。

ターンオーバー
この試合ではグループリーグを突破するためにかなり重要となる上海申花戦に向けて大胆なメンバーの入れ替えを行って来ました。
ベンチメンバーを見るといささか極端過ぎる感じもしますが、アウェイ5連戦とACLも国立開催であることを考えるといたしかたない面もあると思います。
それにこーめいは若い選手を積極的に使うのは賛成ですから。
その中若いメンバーから柴崎がデビューすることになったのですが、印象としてはすごく落ち着いていましたね。
うまくボールをキープできますし、いいタイミングで前にパスも出せるのでルーキーイヤーから戦力になってくれそうです。
リードしている試合終盤などスペースが出来た時間帯に積極的に使っていきたいですね。

アイデンティティを取り戻せ
はっきり言ってこの試合は攻守ともに鹿島らしいサッカーはほとんどできておらず、対戦相手が持病を持つ福岡でなかったら前半にもっと失点をして試合を決められていたでしょうし、後半逆転することもできなかったでしょう。
攻撃では何故か改善されつつあったバイタルエリアを使う意識が薄くなっていますし、全体的な運動量も少ないです。
昨年固定メンバーで戦い続け、ガブリエルが入り、篤人、マルキーニョスが抜けたことで失ってしまった鹿島のアイデンティティを新戦力を上手く取り入れながら取り戻す作業がこれからも続いていくと思います。
本当にチームが形になってくるのは6月のカシマスタジアム復活からくらいになるかもしれませんね。
それまでは内容には我慢しつつ、何とか結果を残しながら戦っていければという感じでしょう。
ただ、この試合でも得点したことで多少動けるようになったように、メンタルの問題もあるようですから勝つことで良くなっていく部分もあると思われます。
それにターンオーバーが効いて上海申花戦では中田と新井場もフレッシュな状態で出場できますし、柴崎や西など若い選手が出ることでチームに活気、競争意識が出て来るのは大きなプラスです。
また、この試合ではオリヴェイラ監督の変化もポジティブに取っていいでしょう。
ターンオーバーに加えて、ハーフタイムの指示、選手交代もよかったと思います。
そして何より1点差という状況で柴崎を送り出すなんてことは昨季までは考えられなかったことですからね。
新戦力、若い力もそうですが、オズの魔法が復活すれば鹿島にとって大きな力になるでしょう。

忙しいので更新が遅れていますが、上海申花戦はシドニーFC戦の前に何とかアップしようと思います。

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