鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第18節】3歩進んで2歩下がるみたいな…の川崎戦
結果
6月25日(土) 2011 J1リーグ戦 第18節
鹿島2-2川崎F(18:30/カシマ/17,409人)
[得点者]
31' 田代有三③(鹿島)←岩政大樹③
45'+1 中田浩二①(鹿島)
70' 田中裕介(川崎F)
90'+5 小林悠(川崎F)
[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:遠藤、野沢
MF:伊野波、増田
DF:イバ、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
セットプレイ二閃
柴崎がケガ、小笠原もコンディションがよくないようで伊野波と増田というボランチの組み合わせとなりました。
前線の4人のメンバーは変わらず、DFラインにはアレックスに代わって新井場が左サイドバックに入る布陣でした。
鹿島の戦い方はここのところと変わらず、前線からしっかりプレスをかけて田代を起点にして攻めるという形なのですが、これまで試合の終盤に守備固めでボランチに伊野波を起用することはあってもスタートからというのは初めてだったので立ち上がりは少し周りと合ってないところが観られました。
相手も好調の川崎ということもあって序盤は攻められますが、前線からしっかりプレスすることで守ると次第に鹿島ペースになっていきます。
遠藤のミドルシュート、CKからの二次攻撃の田代の飛び出し、右サイドから遠藤、西と繋いでのセンタリングに興梠が合わせたシーン、CKから田代の強烈ヘッドをGKにセーブされるなどいい攻撃をしていただけにできればこの時点で先制点が欲しかったですね。
しかし、31分にはセンターサークル付近からの岩政のリスタートを田代が負傷した横山に代わって入った薗田と競り合いながら胸トラップ、そのままゴールに流し込んで先制します。
その後は川崎の速いカウンターにゴール前までボールを運ばれるシーンもあったのですが、攻守の切り替えをしっかりして守ると、鹿島も興梠のクロスに野沢のシュートが田代に当たるなど決定機を作ります。
そして、ロスタイムには再びセットプレイから中田が華麗で強烈なボレーシュートで追加点をあげます。
前半の残り5分は少し気になる部分もあったのですが、ほとんど川崎に思うようなプレイをさせずに鹿島の流れで後半に入ります。

前線からのプレスが生命線
後半も鹿島がセットプレイ、サイドからの攻撃、ミドルシュートといいリズムで攻めて試合のペースを握ります。
さらには薗田が二枚目のイエローカードで退場、鹿島は勢いに乗って押し込みパスを回して数的優位を上手く利用して攻めます。
中田のヘディングがバーに当たるというシーンもあったのですが、得点を決められずにいると次第に前半残り5分に見られた心配事が顔を出します。
中田のゴール、ハーフタイムで持ち直したものの、田代に相当疲労が見えていたんですよね。
この試合でもよく前線からボールを追って、後ろからのロングボールにも競って起点となっていたのですが、途中からサイドに張りだしている時間も多くなって連戦の負担もあって所々プレスに行けないシーン、ボールの落下地点に入れないシーンが見えて来ました。
そういった場面では何とか中盤でボールを絡め取って守っていたのですが、そうこうするうちにさすがに全体的な運動量も低下し始めて、10人になって逆に前へいく意識が強くなった川崎に押し込まれるシーンが多くなります。
今の鹿島は攻守において田代にかなりの負担がかかっており、やはり連戦の疲労が相当なものでしたから交代するのは仕方ないとしても、前線からのプレスが生命線となっているのでイゴールか大迫を投入してもう一度しっかりプレスをかけさせれば失点は防げたと思います。

読み違えた選手交代
ところがオリヴェイラ監督は田代、遠藤に交代して本山、小笠原を入れて増田を二列目に上げる4-2-3-1にします。
珍しく采配の意図を説明してミスを認めていますが、確かにポゼッションとパス回しのできる選手を入れてピッチをワイドに使うことで数的優位を生かすという作戦は10人になった相手には有効です。
しかし、それは数的不利になったことで相手が自陣ゴール前に引きこもって守りを固めていることが前提です。
そうすれば鹿島はボールを自由に回せますからね。
本山がからんでの増田のシュートや小笠原のスルーパスに新井場が抜け出したり、その狙いが実際に見えた時間帯もあったのですが、同時に引いて守らず前から積極的に守備する意識が高い川崎の選手の前でボールを回すという戦い方だったので奪われてから速攻を受けるシーンも目立ち始めました。
その最たる例が小笠原がボールをかっさらわれて矢島に決められたシーンだったのですが、これはオフサイドに助けられます。
最終的な判断というのは主審がするものですから、副審の判断を覆すのはまったく問題ありません。
その代わり副審の判断に沿ってとったオフサイドも最終的には主審の判断で笛を吹くわけですから、判定にミスがあっても主審は自分のミスとして受け入れなければなりません。
この場面は小林がヘディングをした時点では、最後に押し込んだ矢島の前に中田とゴールの中にいた新井場がいたのでオフサイドではないですね。
ケガや相手選手との接触など不可抗力の場合は別として、基本的にはエンドラインの外にいる選手もオフサイドの判定に数えられますから。
ユーロ08のオランダ-イタリア戦でもパヌッチがエンドラインの外にはじき出されている間にファン・ニステルローイに決められたシーンがあったのですが、これはパヌッチが味方GKのブッフォンと接触したため、主審は不可抗力とはみなさずオフサイドを取りませんでした。
つまり、矢島はオフサイドではなかったです。
ただ、その1つ前のシーンはオフサイドの可能性もあります。
小林のシュートを曽ケ端がセーブして浮いたボールを川崎の選手がヘディングシュートした瞬間です。
最初にシュートした小林はその勢いのままエンドライン付近まで走っており、川崎の選手がヘディングした時点で新井場、岩政と並んでいたのですが、岩政より微妙に出ていたと観えなくもないです。
かなり微妙ですし、主審がどちらのオフサイドを取ったのか(恐らく矢島の方)は知りませんが、誤審にしろ主審がものすごくよく観ていたにしろ鹿島が助けられたのは確かです。
しかし、それも勝利には結び付けられず、ロスタイムのセットプレイではマークの確認もできておらず、集中力もなくこぼれ球を押し込まれてしまいます。
1トップにせず単純にFWを入れ替えて前線からのプレスをしっかり掛けさせ、中盤で繋がずに前から守備をして来る川崎のDFラインの裏を狙わせれば十分守りきれた試合だったんですけどね。
川崎は後ろが気になってプレスが鈍りますし、オフサイドになっても鹿島にとっては何のリスクもないわけですから。
ケガもあってかなり疲労も見えていた田代は分かりますがFWを入れずに、相手に脅威を与えていた遠藤、ボランチでバランスを取っていた増田を交代したのも明らかに失策でしたし、3枚目のアレックスの投入も意味が分からなかったです。

4-2-3-1の守備
最後に以前から言っている4-2-3-1の守備の問題についても書いておきます。
この試合でも4-2-2-2と同じように守っていましたね。
まず4-2-3-1の布陣を取るのですが、1トップだとどうしても前線からプレスをかけきれないので、遅れてトップ下の本山が高い位置までプレスをかけ、その後ろに出来たスペースには動ける伊野波がまたプレスに行き、バイタルエリアが思い切り開いてしまうという状況に陥っていました。
そのため、川崎に簡単にパスを繋がれて押し込まれる原因になりましたね。
昨季は野沢とガブリエルがボールをキープできずにサイドに開いていたので、トップ下の選手を入れることで選手間の距離を短くしてパスを繋ぐというメリットがありました。
しかし、今の鹿島は田代が起点になれていますし、野沢、遠藤も中央でプレイ出来ていますから、攻撃面で4-2-3-1をやるメリットはまったくありません。
ドリブルで縦に仕掛けてクロスを入れてチャンスメイクできる選手がいれば別ですけどね。
守備では攻守の切り替えを早くして4-2-3-1でブロックを作って守れば、4-2-2-2程高度な判断力と運動量を必要としないのでメリットはありますが、同じように前線から追っていたら何の意味もありません。
結局オリヴェイラ監督がフォーメーションの特性を理解しておらず、鹿島のチーム状況の変化に付いて来れていないということですね。
それに上述した采配ミスが重なれば2点差を守りきれなくても仕方ないのかなと思います。

清水戦へ采配ミスから学べる事
試合展開からかなりがっくりなドローだったのですが、こーめいは正直川崎相手にここまでいい試合ができるとは思いませんでした。
試合の終わらせ方を間違わなければ勝てていた試合でしたから。
スターティングメンバーも昨季からかなり入れ代わってチームを新しく作って行く中で、オリヴェイラ監督も試行錯誤があるでしょうが、チームが固まって行けば采配にも勝利の方程式というものが生まれて来ると思います。
しかし、そのためにも采配ミスをミスと認めて学習していかなければいけないですね。
とりあえずこれからの采配は、前線からのプレスを徹底、失点する前の積極的な選手交代、増田はボランチで固定、スピードのある選手に裏を狙わせる交代策(スーパーサブの育成)、(夏場の戦いや試合終盤に運動量が落ちるようなら)4-2-3-1の守備の改善を心がければかなり勝ちきることができていくのではないかと思います。
5連戦も終わり7月は6月に比べて少しですが日程も楽になります。
戦術練習をする時間もできますから、かなり田代に頼ったサッカーなので前回に書いたような課題の修正をお願いしたいですね。
1つ気になることもありますが、それはまた機会があれば書きたいと思います。
次の清水戦からは延期になっていた試合が続きますね。
多くの選手が退団した清水は当初はあまりいい試合が出来ていませんでした。
伊藤翔を覚醒させるか、伊藤翔と心中するか、伊藤翔を諦めるかしないと厳しいなと思っていたのですが、3つ目の選択をして高原を中心に据えてチーム状態がよくなって来ましたね。
ゴドビ監督は(特にホームでは)勝ち点3を目指してリスクを冒して得点を取りに来ますし、勝っているときは5バックにしてでも守りきるというかなり大胆な采配をして来ます。
監督の采配勝負となるかもしれません。
高原をしっかり抑えて、サイドの高木、大前らのドリブルを抑えれば失点は防げると思います。
鹿島はやることを変える必要はありませんし、この試合の前半のような守備が出来れば十分戦えるでしょう。
攻撃に関してはやはりもっと流れの中からきっちり決められるようになりたいですね。
3歩進んで2歩下がろうと着実に進んで行くことが大事です。

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【J1第17節】1歩ずつ前へ…の神戸戦
結果
6月22日(水) 2011 J1リーグ戦 第17節
神戸0-1鹿島(19:00/ホームズ/9,705人)
[得点者]
37' 田代有三②(鹿島)
[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
総評
暑い中の連戦となりましたが、神戸に走り負けることなくしっかりプレスもして得意のカウンターから1点を奪い、最後まで守りきって2試合連続の完封、今季初の連勝となりました。
得点もいい守備からのカウンターで鹿島らしかったですし、これまでと違って確実にチャンスの質と量も上がっていますね。
そこを決め切れなかったので最後まで苦しい試合展開となりましたが、危ないシーンを作られながらも守りきって勝ったのも鹿島らしかったです。
快勝とは行きませんでしたが、そんなにすぐにチームができあがっていくわけではないですから一歩ずつ進んでいくことが大事ですね。
しかし、鹿島らしいサッカーを志向するようになってからは、チーム作りの基盤も固まって来て試合内容も確実によくなっています。
そこでこれからもっとよくなるためにも鹿島の現状とこれからの課題を確認しておきたいと思います。

攻撃の現状と課題
組み立てはほとんど田代、興梠へのロングボールでしたね。
そこで競り勝って味方に繋げて、こぼれ球を拾ってという展開ではいい攻撃ができています。
しかし、空中戦は勝てない相手には勝てないですから、中田や小笠原も言っているようにもっとメリハリ、ヴァリエーションが必要です。
まずは前回も述べたようにもっと足元に楔のボールを入れて確実に落とすというプレイを増やしたいですね。
2人が同時にDFラインの裏に走る動きをすることが多いので、1人は引いてボールをもらいたいところです。
ハイボールだとどうしてもボールの処理が難しくなりますし、その間にDFに詰められることになります。
また、体力も使うのでこの試合でも後半はまったく2トップにボールが収まらなくなって行きましたね。
そのため、神戸に押し込まれる時間が増えてしまいました。
それとボランチの関係に目をやると、増田のポジショニングはあまり変わらないのですが、増田より前にポジションを取ることが多かった柴崎と比べて、小笠原は下がってボールをもらいたがるので中盤の選手との距離ができてしまっていました。
そのため、余計にロングボールに頼ることになってしまいましたね。
全盛期の小笠原ならプレスをかけられてもフィジカルの強さでキープできていたのですが、最近は復調して来たとは言え競り負ける場面も多いです。
もっと前で起点になれればいいのですが、そこら辺がもしかしたら影響しているのかもしれませんね。
それに小笠原がいたら周りの選手もつい頼ってしまってボールを預けてしまいますから。
だから若い選手は自分が中心になってプレイするくらいの気持ちでやらなければいけないですし、増田ももっと高いポジションを取っていいですし、小笠原に指示するくらいの強い気持ちが欲しいですね。
もう1つの解決策としては小笠原が下がって3バックの布陣で組み立てる方法です。
展開力のあるボランチやアンカーが最終ラインに入って両サイドバックを高い位置にして攻撃を組み立てるというやり方はメジャーですし、実際に鹿島でも観られます。
しかし、その形での全体の意思統一がされていません。
手段としては野沢か遠藤のうち1人がボランチの位置まで下がって、もう1人がトップ下に入り、3-5-2にするというのが有効でしょうね。
そうすることで例えば右サイドの西にボールを出した場合、トップ下がそちらに寄ればボランチと3人の関係で三角形を作ることができ、4-2-2-2よりも選手間の距離も縮まるのでパスを回しやすくなります。
そうすれば相手がプレスに来ても3人のパス交換でいなせますし、その間に逆サイドが上がってサイドチェンジ、もしくは2トップがDFの裏を狙うという選択肢も生まれます。
さらに攻撃的に行きたければ、右のCBがオーバーラップをかけるのも面白いですね。
とにかく今は小笠原が下がるだけで全体でビルドアップしやすいように動けていないので、戦術練習をして意思統一をすることが必要でしょう。
あとは両サイドバックからのビルドアップもほしいですね。
この試合では西がボールを奪われるシーンが多かったですが、DFラインでボールを回したときにサイドからどうビルドアップするかというのも全体の基本的な動きを意思統一しないといけないですね。
それからこれは前回書いたのですが、守備が良くなってる分ショートカウンターのチャンスが増えているもののやはり2トップのところでミスが多いです。
その最たる例が田代のパスを受けた興梠が宇宙開発をしてしまったシーンですね。
もちろんGKとの1対1なので興梠が決めなければいけないシーンなのですが、田代がしっかりボールをコントロールしてドリブルで仕掛ければ自分が1対1の状況に持ち込めました。
GKを引きつけておいてからパスを出せば興梠も無人のゴールに蹴り込むだけたったのですが、田代が最初のコントロールをミスしてしまったのであのタイミングでのパスを選択したんですよね。
プレス、ハイボールの競り合いと2トップはかなり運動量が多かったですから、あの時点で疲労があったと思いますが、やはり前半からトラップがきっちり出ていれば、パスの精度が高ければというシーンが多く観られますから。
磐田戦のように2点差あればイゴールを使うのもおもしろいと思いますけどね。
大迫ももう帰って来ますし、選択肢が増えるのはいいことです。
最後にこれも前回書いて、小笠原も同じことを言っていますが、サイドからクロスを入れることで田代の高さをもっと上手く生かしたいですね。
何度かいいクロスに田代が飛び込んでというシーンもありますし、形も作れて来ているのであとは出し手と中へ入る動きを練習で確認して意思統一すれば得点に繋がっていくと思います。
興梠がDFラインとGKの間のスペースを狙って、田代が少し下がり目で入っていくのが理想でしょう。
当然、状況によって臨機応変に対応することが大事になってくるわけですが、基本的な動きを練習しているのとそうでないのでは全然違いますからね。

守備の現状と課題
守備に関しては広島戦あたりからDFラインで跳ね返すことはでき始めており、田代が入ってからは前線からのプレスもよくなっています。
相手のサイドからの攻めも中盤の選手がフォローしてほとんど2対1の状況で守れていますからね。
西が1対1の状況の時にちょっと簡単にセンタリングを入れられ過ぎていたのが気になりますけど。
また、運動量が落ちる段階でボランチにスピードと運動量がある伊野波を入れる交代は非常に有効です。
交代策で言えばかつてダニーロが担っていたクローザ―という役目は、この試合では伊野波が入ってからは柴崎に託されていたみたいですね。
しかし、どうも動きが悪くまったくボールが収まらないと思っていたらファーストプレイで痛めてしまったようです。
大きなケガにならないといいですね。
その柴崎に代わって本山が入ってそこでやっと少しボールが収まる状況となりました。
むしろ守備での問題は後半になると前線にボールが収まらなくなって、押し込まれる展開になるとことですね。
これは2トップの動きに問題があるのですが、前半と同じ感覚でハイボールを競るようなポジションを取っていることが多いです。
鹿島が守ってボールを奪ったら、どちらかが真っ先にサイドのスペースに流れてそこでボールをもらえば時間も作れてDFラインも押し上げられますから。
それができれば、この2試合のようにしっかりプレスをかければ守備についてはかなり安定感が生まれるでしょう。

次節は折り返しの川崎戦
そんな感じはまったくしないですが、明日はひとまず折り返しての川崎戦となります。
川崎は昨年までガツンと当たって潰しに来てカウンターというイメージがありますが、今年からテクニカルな戦い方になっていますね。
山瀬のドリブルや矢島のポストプレイなど相馬監督は日本人の中ではバイタルエリアを上手く利用できていると思いますし、仙台や柏に並んで現在いいサッカーをしているクラブです。
前節は退場者を出しながらも勝っていますから。
川崎にいい試合をして勝利できれば自信になるでしょうし、上位で戦える目処もつくと思います。
遠藤こそ途中交代でできるだけ休ませながら起用していますが、2トップ、野沢、増田あたりはかなり負担がかかっていますし、疲労は相当なものでしょう。
しかし、連戦の最後、ホームでの試合、川崎との(リーグ戦では)最後の対戦、アウェイでは敗戦というのをモチベーションに明日の試合も走りきって鹿島らしい試合を見せて欲しいですね。
もっと選手間でコミュニケーションをとって意思疎通を図って行けば得点力も上がって来ると思いますよ。

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【J1第16節】梅雨空の光明…の磐田戦
結果
6月18日(土) 2011 J1リーグ戦 第16節
鹿島2-0磐田(19:00/カシマ/11,830人)
[得点者]
06' 興梠慎三③(鹿島)←岩政大樹②
64' 田代有三①(鹿島)

[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:遠藤、野沢
MF:柴崎、増田
DF:アレックス、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
久しぶりに走り勝つ
両クラブともに言えることですが、前節の試合内容は何だったのかなという真逆のパフォーマンスでしたね。
鹿島は前線の選手はまったく同じですが、ボランチにルーキーの柴崎、CBに伊野波、サイドバックは左にアレックス、右に新井場という布陣でした。
甲府戦の不甲斐ない試合を受けて増田などのコメントを見ると、メンタル面でかなり強いものを感じたのですが、全体的に立ち上がりから動きがよかったですね。
特に攻守の切り替えが早かったです。
逆に磐田は過密日程の3戦目の影響か、アウェイ連戦のせいか、前節の柏戦で力を出しつくしたのか、柳下監督の言うとおり「借りた猫のように腰が引けていた」状態でした。
U-22代表に2人取られてますし、ほとんど同じメンバーで戦っていますからね。
運動量、出足、攻守の切り替えともに鈍く、特にセットプレイの守備は酷かったです。
鹿島はこの試合は2トップの役割分担の問題がだいぶ整理されていて、序盤は田代が下がってグラウンダーの楔のボールを受けていましたね。
増田のポストに当たったミドルもその流れからの攻撃でした。
そこから何と4度立て続けにコーナーキックのチャンス。
磐田はゾーンで守っているのでDFの間に飛び込まれると後手に回りやすいという弱点はあるのですが、それにしても鹿島にセットプレイの練習をさせてくれているのかと思うような集中力のない守備でしたね。
岩政のヘッドを興梠が胸トラップ、反転してシュート、先制点を奪います。
しかし、これは完全にハンド。
山形戦にあったGKとの1対1のシーンもですが、興梠のトラップが上手くいったシーンは90%ハンドだと思います(笑)
いいタイミングでDFラインに抜けてスルーパスを受けるシーンでもトラップミスでチャンスを台無しにすることが多いですから、もっと練習した方がいいですね。
この試合の鹿島の一番よかったところは、本当に久しぶりに運動量で勝っていたというところですね。
その上、審判に助けられて早々に先制点を奪えたのも大きく、試合運びも楽になりました。

ただ、鹿島らしく
2つ目によかったのは、甲府戦と違って野沢と遠藤が中央に入ってプレイしていたことです。
これで選手間の距離が近くなったのでテンポよくボールを回すことができていましたね。
そのため磐田はプレスの掛けどころがはっきりせず、守備で後手に回り、攻撃でも積極性を欠いていました。
野沢も「サイドチェンジは相手に読まれている。内側からも崩したいが、選手同士の距離が遠い」と言っていたので選手間で話し合って改善したのかもしれません。
ただ、この試合はアレックス、新井場と攻撃的な両サイドバックだったにも関わらずほとんど上がらなかったのでそれ程厚みのある攻撃はできていませんでしたね。
前線で起点は作れていたのでこれは上がれなかったのではなく、恐らく磐田の攻撃の起点を抑えるために意図してオーバーラップを抑えていたのだと思います。
磐田(というかG大阪以外の日本人監督のクラブ)は前田などターゲットがいるのにほとんどくさびの縦パスを入れずに、サイドから攻撃を作って行こうとするんですよね。
そのため、バイタルエリアを上手く使えないのでサイドを抑えればある程度攻撃を封じることができます。
守備への切り替えが早かったこと、そして両サイドバックが上がらないことで守備のバランスが崩れなかったので磐田のサイドからの攻撃を抑えられました。
それを考えると早い時間帯で先制点を取れたのは本当に大きかったですね。

篤人と同じ香り
そしてもう1つ良かったのは初スタメンの柴崎でしょう。
攻守に動き出しが早く、いいパス、インターセプト、ミドルシュートなど積極的なパフォーマンスを見せてくれました。
高2の時に鹿島との契約が決まってからインタビューなどをいくつか見たのですが、しっかりした考えを持っているという印象で、実際に試合に出場してからも落ち着いたプレイをしていました。
06シーズンに加入してアウトゥオリ監督に開幕スタメンに抜擢された篤人と同じ雰囲気があり、自分が何をすべきかをしっかり分かっているクレバーなタイプですね。
篤人が鹿島に加入してDFラインからのビルドアップは右サイドからになっていましたし、シャルケでもその能力を発揮してファルファンとのからみから自分でビルドアップしながら上がっていくプレイを見せていました。
ボランチから後ろにこういう選手がいると攻撃の組み立てがだいぶ違って来ますね。
実際は柴崎のパスを引っかけられてボールを奪われるシーンも幾度かあり、全体的に攻守の切り替えが早かったのでカウンターを浴びずに済んだという部分もありますが、チャレンジのパスがほとんどでしたし、危険な横パスを取られたのは1回だけでした。
逆にミスに委縮することなく積極的にプレイしていましたし、増田が柴崎のプレイしやすいようにケアしていましたね。
やっぱり若い選手が持ち味を出しやすいように経験ある選手がフォローするのは重要です。
まだスターティングメンバーでプレイしたのは1試合だけですし、警戒され始めると思うようにプレイできなくなりますし、何よりいいプレイをするのといいプレイをし続けるのは難易度が全然違います。
そのため、スターシステム好きなマスコミのように持ちあげすぎるのも厳禁ですが、持っている選手と言うのは確かですね。
プレイの出来に過度に一喜一憂することなく、起用し続けながら大事に育てていってもらいたいです。

2トップの関係性
守備に関しては田代がセットプレイでも高さを見せ、それ以上にプレスの始点になることで安定性をもたらしましたね。
もっとも悪かったのは金園と曽ケ端が1対1になったシーンで、興梠と野沢の連携ミスでボールを奪われたので、ボールホルダーの近くにいたのもこの2人なのですが、プレスに行かず歩きながら下がっていたのが原因です。
そのため、中盤の増田と柴崎がプレスに行こうか迷ってポジションが中途半端になってDFラインとの間、バイタルエリアに簡単にボールを入れられてしまいましたね。
遠藤が戻りながらの守備で何とか引っかけたのですが、下がりながらの守備だったのでこぼれ球が金園に渡ってしまいました。
あれだけ前線がプレスをさぼると決定機を作られてしまいますが、このシーン以外はよくプレスを掛けられていましたね。
くさびのボールに関しては空中のボールは田代、興梠ともによく収めており、増田、遠藤のミドルシュート、興梠の落としを遠藤が拾って野沢のシュート、左サイドからの遠藤とアレックスのクロスなど流れの中からのチャンスはほとんど2トップに当ててからでした。
それだけにもっとシンプルに足元に入れてきちっと落とすポストプレイが欲しいところですね。
ハイボールをDFと競りながら落とすというのは相当疲れが溜まるプレイですし、実際に後半になると2トップへのボールのおさまりが悪くなったので磐田にサイドから攻められるシーンも多くなりました。
それからこの試合は高い位置でボールを奪ってからのカウンターというのが多かったのですが、興梠と田代に当てるとそこからなかなか展開ができないですよね。
例えば柳沢のように周りを上手く使ったり、マルキーニョスのように仕掛けてシュートまで持っていくことができたらもっと楽に後半のゲームを運べましたし、早く追加点、そして3点目も奪えていたと思います。
相手のクリアミスを拾って追加点を奪えたので良かったですが、あのまま試合が進めば終盤に何が起こるか分からない状況になっていましたよ。
磐田が仙台戦のように3-5-2にして来なかったのにも助けられました。
この2トップの関係性で言えば、興梠が裏を狙うのが得意で、田代は高さが特徴なのでやはりこの試合の序盤のように田代が下がってくさびのボールを受けていくべきですね。
そうやって攻撃を組み立てれば全体が上がれるので、この試合は両サイドバックがあまり上がらなかったですが、サイドからセンタリングを入れられます。
田代の高さをより生かすならDFラインからのロングボールではなくて、名古屋のケネディのようにサイドからシンプルに狙って高い位置で競らせてそのこぼれ球を狙いたいですね。
もっとFWの特徴を生かした戦術を練習して、チームの意思統一を図れば得点が多くなるはずです。
2トップで言えば、リクシル賞は田代の方がふさわしかったと思いますけど。
前からそうだったように興梠は連戦になるとパフォーマンスが落ちるのでミスが多かったですし、FWがいない状況なので次の神戸戦が心配ですね。

バルセロナのように
4-2-2-2のサッカーというか、鹿島らしい試合で観ていておもしろかったですね。
選手たちも積極的なプレイが出来ており、甲府戦とは違って眩しかったです。
Jリーグ創設から変わらず1つのスタイルを追求し続けているのは鹿島だけであり、ユースの監督にブラジル人のキッカ氏を招聘したのはバルセロナのようにトップチームと下部組織が同じサッカーをするのが狙いなわけですから、やっぱりこういう鹿島らしいサッカーをしなければいけないですよね。
世代交代の真っただ中でまだチーム作りはこれからですが、基本的に鹿島らしいサッカーをするための選手を獲得して来ているわけですからある程度は形になるものです。
このサッカーを続けて行くことで全体の連携、意思統一ができればチームも固まったいきますし、そこから全体のレベルが上がれば再び「誰が出ても鹿島は鹿島」と言われるようになると思います。
本来なら山形戦からこの流れで甲府戦に行ってほしかったのですけどね。
磐田のパフォーマンスがよくなかったというのはありますし、暑くなってから走れるのかという課題も残っていますが、これからも勝ったり負けたりするかもしれませんが鹿島らしいサッカーを見せてほしいですね。
次はウィークデイのアウェイ神戸戦です。
神戸は運動量とカウンターのチームですが、最近は少し運動量が落ちているかなという印象です。
この試合のように走り負けなければいいサッカーを見せてもらえるのではないかと思います。

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【J1第15節】チーム作りとは意思統一を図ること…の甲府戦
結果
6月15日(水) 2011 J1リーグ戦 第15節
鹿島0-1甲府(19:00/カシマ/7,810人)
[得点者]
90'+2 ハーフナーマイク(甲府)
[フォーメーション]
FW:田代、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、増田
DF:イバ、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
戦術練習に問題
普段のカシマスタジアムに比べて照明が暗いのはもちろん知っていましたが、選手の輝きまで山形戦からさらに落ちてしまうとは思いませんでした。
むしろ普段より低い位置にある照明の方がやたら眩しいって感じです。
前回、勝ったり負けたり不安定なシーズンになるとは言ったものの、こんなに試合内容が悪いとは予想していなかったので録画を見直す気にもなれないですが、相手の守備を崩せない原因ははっきりしていますね。
ミスが多い、バックパスが多い、動き出しが少ない、仕掛けるプレイが皆無など表面上の原因を挙げればキリがないのですが、根本的な原因は2つです。
山形戦でもそうでしたが、左サイドで遠藤がボールを持って相手の守備を引きつけて小笠原に戻し、そこから一気に右サイドを駆け上がった西に展開と言う形でこの試合もチャンスを作りかけるシーンは観られました。
立ち上がりはその西を使った攻撃からセンタリングを入れるシーンがあったのですが、これが今の鹿島のもっとも形になっている攻撃ですよね。
この形についてはある程度選手間で意思統一できているので、遠藤が持っている間に西がすでに高いポジションを取り始めていることができています。
ただ、この形を徹底的に狙っているというわけでもないですし、チーム全体で共有している戦術パターンがあまりにも無さ過ぎです。
つまり1つ目の根本的な原因は、オリヴェイラ監督が練習で相手の守備を崩す複数の戦術パターンの反復練習をしているとは思えないということです。
この試合も決定機、シュートが少なかったですが、数少ない流れの中でのチャンスは同じように小笠原を使って興梠の飛び出しを生かしてGKと1対1になったシーン、遠藤が中央へ切り込んでからの興梠へのスルーパス、逆サイドへの展開、あとはショートカウンターというのが有効なパターンだったのですが、もっと練習でそういった形を反復練習しなければなりません。
鹿島には仕掛けられる選手がいないですが、左サイドにいる時は遠藤に縦に行かせてクロス、もしくは相手にDFを押し下げるなどさせるだけでも全然違うんですけどね。
選手間の意思統一がされていないので、攻撃時に連動できておらず、受け手の動き出しが遅かったり、出し手がボールの出し所を探してノッキングを起こして結局バックパスというシーンが度々観られました。
今はどの選手も手探り状態で動いていますからパスを繋いでいても攻撃のテンポがまったくあがっていません。
そのため、まずはしっかり攻撃の戦術練習をして複数のパターンで選手が連動できるようにしなければいけません。
そして、まだ先のことになりますがそれをベースにアドリブを加えて鹿島らしい攻撃をしていかなければ、いつまでたっても攻撃の形が確立されませんよね。
また、パスの出し手がボールを運ぶ意識が重要になります。
前回こーめいはバックパスが多すぎると言いましたが、スペースがあれば安易にバックパスを選択すべきではなくボールを運ばなければなりません。
受け手の動き出しがないからパスを出せないというのは素人考えです。
スペースにボールを運ぶことでDFをかわせばパスコースができますし、タメを作って相手DFを引きつければ周りも動き出せるわけですからそこでもまたパスコースができます。
これが起点になるということで、鹿島のサッカーをしっかり見続けていれば本山がこういうプレイを得意としていたからこそ、周りは連動して動けて本山もいいパスを出せていたことが分かると思います。
また、そうすることでミドルシュートを打つチャンスも増えるんですけどね。
この試合では起点となるべき遠藤が何故か守備でがんばっていて後ろの選手と相手をサンドイッチしてボールを奪うと言うことは一番できていたのですが、攻撃時はサイドに開きすぎ、ドリブルの選択を忘れてパスしか考えていなかったのでノッキングを起こしていました。
しかし、後半からドリブルで中に切り込んでいくようになってから攻撃の形が作れそうな雰囲気にはなっていましたし、復調傾向にある小笠原もDFをかわしてパスを出すということはできていました。
こういったプレイを起点にして周りの選手が連動するという戦術パターンを練習して全体の意思統一を図らなければなりません。

コミュニケーションに問題
もう1つは選手間のコミュニケーションです。
前回ベテラン選手の個の力のなさが問題と書きましたが、それはコーチングについても言えます。
三連覇していた頃は攻守に動き出しの早いマルキーニョスに合わせて周りが動いていました。
そして、後ろから本山がコーチングをしていたのですが、現在のメンバーでは前線にリーダー的な存在がいないんですよね。
年齢、立場的に野沢になるのでしょうが天才肌で感覚でプレイしているので戦術には疎いですし、プレイスタイル的には遠藤がやるべきなのでしょうがオリヴェイラ監督の失策のせいで今年が経験を積む時期になってしまっています。
それにチーム全体が機能するようなコーチングをするにはどうしても出場経験がある程度ないと難しいですから。
そう考えると興梠が言うべきなのですが、メディアにはけっこう言っているのですが実はあまり本人にガーッと言うタイプでもないんですよね。
だから山形戦の岩政との言い合いのようなことをもっと前線の選手とやっていいと思いますし、やらないといつまでもチームの意思統一が図れないです。
オリヴェイラ監督があてにならない以上、選手同士でコミュニケーションをとって修正していかなければなりませんし、例え練習である程度選手間の意思統一ができたとしても試合になれば相手によってピッチ上で微調整することは必要ですからね。

4-2-2-2の布陣、このメンバーでチーム作りをするのはいいのですが、チーム作りをするということは意思統一を図ることでもあるので、それができていないとただ試合をやってるだけになりますし、監督がきちんとチームの意思統一を図っていかないと機能するまでに相当な時間がかかりますよ。
しかし、試合後のオリヴェイラ監督のコメントを見ると、まったく問題点を分かっていません。
しかも、ハーフタイムの指示では、「落ち着いてボールを回すこと」って言ってましたし(´д` ;)
ボールは回せてたので必要なのは仕掛けることでしょ。
危機的状況…の広島戦でも書きましたが、「早急に直さないと取り返しのつかないことになる。」と言っていたにも関わらずまったく改善されていませんし、何度も言うようにこの状況は昨季の新潟戦から続いています。
もう限界なのかなと思いますね。

出場してない選手への妄想
甲府戦の前には田代、新井場待望論が多かったですが、試合後には一気に無くなりましたね(笑)
相変わらず出場してない選手が出れば一気に状況が打開できると思っているサポーターもいますが、柏のレアンドロ・ドミンゲスのような選手だったら別ですけど残念ながら今の鹿島には1人でチームを変えられる選手、この選手がいなければチームが機能しないという選手はいません。
もともと山形に行く前から田代と興梠の2トップの相性はそれ程よくないですし、この試合でも田代はよく競り勝っていましたが、落とすボールが興梠との動きに合うシーンは本当に少ないです。
また、田代がポストプレイをできないので興梠が中途半端に下がって来ることが多くなり、あげくの果てに2人ともサイドに流れてボールをもらうのですが、そこから仕掛けやセンタリングをあげることはできず、必ずバックパスです。
あれだと守る方からするとかなり楽なんですよね。
U-22代表で自信を取り戻して復調傾向にあった大迫が前節の山形戦でようやく天皇杯のように興梠との役割分担がはっきりして来たかと思ったのですが、田代との2トップになったためまたあやふやになってしまいました。
前述したようにしっかりコミュニケーションをとって田代とも役割分担をはっきりさせてほしいですね。
出場してない選手で妄想待望論が出そうなのはケガで離脱しているガブリエルですが、もしこの試合に出場していたら伊東、ダニエルに潰されまくってカウンターの餌食になっていたでしょうね。
今季入団の柴崎、イゴールは面白い存在ではありますが、先発で活躍できるかは未知数ですし、甲府が守備を固めていた時間帯だと柴崎も思うようにプレイできるかどうか。
でも、柴崎は前への意識が高くて面白いパスも出せますし、イゴールも鹿島で少ない仕掛けられる選手なので途中交代での起用にしてももうちょっと時間を与えてあげてもいいと思います。
まあ、今季入団の2人をあの状況で起用しなければいけない、頼らなければいけないということにチーム作りが上手くいってない現状が表れていますね。

ヴィジョンの差が勝敗を分ける
スコアレスドローのままロスタイムに突入したのですが、最後はチーム作りのヴィジョンの差が勝敗を分けましたね。
甲府のゲームプランははっきりしていて、攻撃を捨ててでもまず守るということでチームが意思統一されています。
この戦い方には前線の選手、特にハーフナーや永里は自分の持ち味を出せずに不満を持っていると思いますが、切り札の存在が三浦監督のヴィジョンを成り立たせていますよね。
試合展開にもよりますが、この試合のようにスコアレスドローなら残り30分あたりで切り札の片桐を投入して得点を取りに行きます。
試合を観た人なら分かると思いますが、この片桐という選手は上手いですし流れを変えられるスーパーサブです。
アルゼンチンでプレイした経験があり、パスやドリブルが南米のリズムですよね。
よくハーフナーを観ておりいいタイミングでパスを入れていましたし、少々強引でもミドルシュートを打って行き、1対1なら果敢に仕掛けてバックパスなんてしません。
このあたり南米で武者修行しただけあって日本人選手とのメンタルが明らかにいますし、ピッチに入るやいなや鹿島の攻撃に足りないものを全部やっていましたね。
逆に鹿島の交代選手を観ると、本来片桐のようなプレイができる本山は全盛期のパフォーマンスが期待できない状態で、柴崎はいいプレイを見せていたもののやはり若さが見えました。
後半になると野沢、ボランチから後ろの選手がかなり疲れていたのでボールが前に運ばれるシーンが少なかったんですよね。
それなのに高い位置を取っていたのであまりボールに触ることができませんでした。
ボールをもらいに下がって自分が展開役に周り、野沢を前に残す方がよかったですね。
片桐によってペースを甲府に持って行かれていたわけですから。
イゴールにいたってはそもそも時間が短いというのもありますし、最後はパワープレイになりました。
それにやはり後ろの選手が疲れ過ぎていましたね。
この運動量にもチームのヴィジョン、選手の意思統一の差がありました。
甲府はもともと片桐が入ってから攻撃するというプランですし、片桐が入れば攻撃できると選手は分かっているから試合の終盤でも走ることができ、攻めに行くことができました。
鹿島はチームが固まってない上に前半から手探り状態で右往左往、しかも途中からフォーメーションが変わって、新しい選手が入っていって…という不毛状態では選手も走れなくなるのは当たり前です。
チームの意思統一がされない状態ではどう走ればいいのか分からないので、当然動きも鈍りますし疲労も余計に溜まりますよね。
三浦監督のチーム作りで将来的に上位を狙えるようになるかは別として、チームの戦い方、ヴィジョンがはっきりしている甲府と、選手も監督も暗中模索、疑心暗鬼の中でプレイしている鹿島ではこういう結果に終わるのも必然と言えるでしょう。
とにかく練習、コミュニケーションでチームの意思統一を図ってほしいものですが、なにぶん過密日程なので修正するのも難しいと思います。
対戦相手も磐田ですから勝ち点を得るのも厳しいかもしれませんが、週末のカシマスタジアムでは2階に設置された仮設照明ではなく、選手が眩しく感じるようなプレイを見せて欲しいです。

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【J1第14節】ベース作りの第一歩…の山形戦
結果
6月11日(土) 2011 J1リーグ戦 第14節
山形0-2鹿島(16:004/NDスタ/11,012人)
[得点者]
35' 興梠慎三②(鹿島)←岩政大樹①
40' 岩政大樹③(鹿島)←小笠原満男②

[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
2つのバックパス
リーグ再開戦はケガ人事情もあって中盤に遠藤、野沢、小笠原、増田とテクニカルな選手が名を連ねる4-2-2-2のスタートとなりました。
対する山形は磐田戦で大敗してからはまずは守備からという意識が高く、従来の4-3-3ではなく、古橋が下がり目の4-4―1-1に近いフォーメーションでしたね。
守備ブロックを低く作って、ある程度ボールを回されるのを覚悟でゴール前を固めてスペースを消すという戦い方でした。
そのため鹿島はボールをポゼッションしつつも山形の守備を崩すような攻撃はあまりできなかったのですが、それ以上にこの試合ではバックパス、横パスが多かったですね。
鹿島に無駄なバックパス、横パスが多いのは今に始まったことではなく、3連覇している頃からなのですが、この試合では再開戦ということもあってかなり選手は慎重に戦っている印象でした。
リスタートと位置付けられるこの試合で結果が出ないとチームが落ち込んでしまう可能性もありますからね。
そういう想いがあってリスクを冒さない選択肢が多くなっていたのかもしれません。
しかし、バックパスや横パスがすべて悪いわけではなく、いいバックパスと悪いバックパスがあります。
山形の守備ブロックが低かったので前線の選手にはプレッシャーがきつかったですが、ボランチの小笠原と増田は前を向いた状態でフリーでプレイできるシーンが多かったです。
そのため、前線4人のところにまずボールをあてて相手のプレッシャーを引きつけてから、ボランチに落としてDFの裏に走った興梠や大迫を狙うパス、そして遠藤が小笠原に落としてワンツーで裏を狙うというシーンもありましたね。
また、サイドでボールを持って相手を引きつけてからバックパ気味の横パス、そこから一気に逆サイドを狙うというシーンもありました。
前半にもあったのですが、一番分かりやすい例は後半遠藤が左サイドでボールを持って小笠原に下げ、右サイドを駆け上がった西に一気に展開、中央でアレックスのスルーから興梠野シュートというこの試合数少ない流れの中からのチャンスに繋がりました。
こういう形をもっと意識してやれれば良かったのですが、あまりにも少なかったですね。
相手のプレッシャーが来ている状態なら仕方ないですが、フリーで前を向いてボールを運べるシーンでも安易にバックパスを選択することが多かったです。
パスを繋いで相手の守備に隙を作る、疲れさせるという戦いもあるのですが、山形は低い位置でしっかりブロックを作って守っていたので、あんな相手に脅威を与えられないバックパスや横パスばかりでは隙を作れないですし、山形もパスを回されているというよりは回させているという意識なので疲労もありませんよね。
古橋、長谷川の負傷交代もあり、まずは守備からという山形の攻撃にも脅威を感じることはなかったですが、ある意味山形ペースで試合が進む中、前半のうちにセットプレイから2点を奪えたのはあまりにも美味しい展開でしたね。

チームのベース作り
後半に入ると2点ビハインドの山形が積極的に出てきます。
前半と比べて守備を始める位置が明らかに高くなり、フリーでプレイさせてもらっていた小笠原、増田のところにもプレッシャーをかけられていたため、その勢いに押し込まれます。
しかし、山形の攻勢に慣れると逆に前がかりになった守備のスペースを突き始めて再びポゼッションしてペースを握ります。
前半に比べると後半はスペースができたこともあってボールを前へ運ぶシーン、縦に入れるチャレンジするパスが増え始めます。
ただ、ボールの出し手と受け手の意図が合わない場面も多かったですね。
その分、ボールを取られてからカウンターを受けるシーンも多くなりますが、チャレンジする分にはまったく問題ないです。
逆にバックパスを奪わると、当然チャレンジの縦パスを奪われるより低い位置からカウンターを仕掛けられることになるのでは危険でしたね。
実際に廣瀬のバー直撃のシュートは大迫のバックパスを奪われてからでした。
前にスペースがあって振り向いてドリブルで仕掛けられる場面だっただけにまったく意味のないバックパスでしたね。
後半には少ないながらも流れの中からチャンスを作ったシーンがあったのですが、攻撃に関して言えば遅攻はほとんど遠藤が相手2人を引きつけるところから始まっていますね。
1対2の状況なので潰されるシーンもありますが、ファウルをよくもらっていましたし、そこを打開すれば遠藤に2人が来ているので他にスペース、フリーな選手ができていることになりますから。
連携が高まってチームのベースが固まって来ればもっと連動して動けてチャンスを作れるようになるはずです。
守備に関しては広島戦から相手にチャンスを作られてもシュートブロックなど、最終ラインで跳ね返すことはできはじめていますね。
問題は前線からのチェイシングとバイタルエリアの守備です。
この試合、2トップはほとんどプレスをかけていませんでしたが、岩政と興梠が言い合ってからはそれなりにできていました。
ただ、後半山形の縦パスを岩政がクリアしきれず大久保にシュートまで持って行かれたシーンでは大迫がボールホルダーにプレッシャーをかけなければいけなかったですね。
昨年までは真っ先にマルキーニョスが行っていたのですが、ああいうところで興梠や大迫、どちらもプレスにいかないシーンが時々見受けられます。
どこのチームでも高い位置から常に完璧にやっているわけではないですが、少なくともハーフウェイライン付近でフリーにしてボールを持たせてはいけません。
高い位置からのフィードでは後ろの選手も対応しきれないですからね。
バイタルエリアに関しての問題は、オフサイドに助けられたシーンを見ればよく分かります。
このシーンではDFラインに吸収された小笠原が、山形がボールを下げたにも関わらず押し上げず、増田はまったく人に付かずに遊んでいました。
あの守備では相手に自由にスペースを使われるのでピンチになっても当たり前ですね。
こういうシーンが多いのでよくミドルシュートを決められてしまっています。
中田、本田のファーストボランチを起用する、相手がボールを下げたら押し上げる、マークをしっかりする、オフェンシブハーフの野沢、遠藤がフォローするよう決めておくなど改善が必要ですね。
80分を過ぎると再びバックパスが多くなります。
サポーターとしては3点目を取ってほしいという気持ちもありますが、現在の状況では確実に無失点に抑えて勝ち点3を得るというのは何においても優先されるべきことなのでこれは仕方ないですね。
次戦に向けて田代を起用し、若い柴崎に経験を積ませ、伊野波でバイタルエリアを締め、
そのまま2点差を守って勝利しました。
相手が山形だから守れたというのもありますし、流れの中からチャンスをあまり作れなかったこともあって試合内容はよくありませんでした。
しかし、攻守にチームのベースを作っていくという試合という色が強かったですね。
ここからベースアップを目指していくわけですから、こういう試合は広島戦と違って内容が悪くても次に繋がります。

偶然の産物
この試合のスターティングメンバー、選手起用についてはオリヴェイラ監督がよく考えているなと思った部分が2つありました。
1つ目はJ1で随一の攻撃力の乏しさである山形に対して、遠藤、野沢、小笠原、増田と攻撃的な選手を中盤に揃えたことです。
そして2つ目は終盤に伊野波をボランチ起用したことです。
バイタルエリアの守備に問題を抱えていいミドルシュートを打たれることが多い今の鹿島にとってこの交代策は有効でしたね。
しかし、この2つはどちらとも偶然の産物によるものでした。
中盤の構成がこのメンバーになったのもガブリエルのケガ、青木の体調不良があったからですし、伊野波の投入も小笠原から交代要請があったからでした。
本来ならそういう状況がなくても監督が相手の力や現在のチームの問題点を考えてこういった策を練るべきですよね。
オリヴィエラ監督はそういうことができないので、昨年までも結局対戦相手がどこでも固定メンバーで戦うことしかできませんでした。
例え偶然の産物だとしてもその有効性に気づいて、チームの戦術として昇華できればいいのですが、これまでの采配を考えるとあまり期待できないかもしれません…。
せめてケガ人が復帰することで再びチーム作りのベースがブレないことを願っています。

若手の負担とチャンス
07年:勝てるチーム作り、08年:チームの熟成と若手育成、09年:常勝チームの確立と世代交代の第一歩、10年:勝ちながら本格的な世代交代、11年:勝てるチーム作り。
本来ならこういうプランでチーム作りを進めていくべきで、このことについてはこーめいもこれまで書いて来たのですが、現状は若手育成と新たなチーム作りという06年に近い状況になっています。
ここでいう若手とは、オリヴェイラ監督に不当に出場機会、成長機会を奪われ続けて来た07年以降に入団した選手という意味ですが、79年組の衰えと固定メンバーの弊害でチームが0の状態からのスタートとなった状態でいきなりチームの主力級の活躍を求められる厳しい状況となっています。
例えば3連覇している時は、本山が守備に奔走してチームのバランスを取ることによって野沢は自由にプレイさせてもらっていたんですよね。
本来なら野沢がもっと守備をして遠藤がその持ち味である攻撃力を発揮できるような状況にしなければいけませんし、それが理想的な世代交代に繋がります。
しかし、今の鹿島はオリヴェイラ監督の大失策によって0からチームを作っていく状態になってしまったので、各選手にそんな余裕はなくむしろベテラン選手が若手におんぶに抱っこという状況ですね。
例えばC大阪のマルティネスと比べれば今の小笠原と増田のパフォーマンスには雲泥の差があり、鹿島のボランチにマルティネスのキープ力と展開力があればもっと前線の選手は生きるはずです。
また守備に関しては茂庭、上本らがしっかりカバーリング、潰しをできるので両サイドバックも思い切ってオーバーラップできます。
C大阪は数的不利のカウンターを受けることも多いのですが、失点数はリーグ6位タイ。
アマラウがいたらもっと少なかったでしょうね。
後ろに起点になれる選手と堅いCBがいるので、前の若い選手も思い切りよく攻撃できています。
つまり、ベテラン選手が若い選手のプレイしやすい状況を作っているわけです。
そして監督もそれを意図して行っています。
今の鹿島で頼りになるのは中田くらいで、ベテラン選手の個の力が弱すぎるというのが一番の問題ですね。
チーム状態が悪い中でいきなり若手に結果を出せと言われてもなかなか厳しい面もあります。
赤字続きの経営状況を新入社員にどうにかしろと言っているようなものですから。
今季入団して起用されている柴崎もそうですが、若手には特に負担がかかるシーズンとなるでしょうね。
しかし、逆にチャンスでもあるのでこの1年で大きく成長してくれればと思います。
勝ったり負けたり不安定なシーズンになりそうですが、結果はブレてもチーム作りがブレなければ強くなっていくことは間違いないです。
連戦で起用し続けてコンディションを落としたら元も子もないので要所では休ませることも必要ですが、あまり大きくメンバーを変更せず、まずはじっくりチームのベースを作ることに集中してほしいですね。
明日は甲府戦、使い慣れたキッチンの方が早く食事の用意ができるように、カシマスタジアムに戻ればパフォーマンスもよくなってチームのベース作りもより進んでいくでしょう。

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カシマスタジアム復活!!
結果
6月4日(土) 震災復興チャリティーイベント SMILE AGAIN
ANTLERS LEGENDS3-0WITH HOPE UNITED(14:00/カシマ/23,048人)
[得点者]
24' ジーコ(ANTLERS LEGENDS)
40' 石井 正忠(ANTLERS LEGENDS)
50' オウンゴール(ANTLERS LEGENDS)

感想
やっと戻って来れましたね。
やはりカシマスタジアムに戻って来るとほっとするというか、文字通りホームに帰って来た感じがしますが、スタジアムの雰囲気からは予想していた以上のリラックス感、楽しさがあったように感じます。
梅雨に入って寒い日が続いてましたがこの日から気温が上がりいい陽気の中、選手たちは募金活動に汗を流し、オリヴェイラ監督もピッチを駆け回り、いい息抜きが出来たのではないでしょうか。
いい意味でこれまで張り詰めていた緊張の糸が緩んだというか、メンタルにゆとりができたのではないかと思います。
チャリティーマッチに関しては、スピード感、インテンシティは(特に前半は)なかったですが、やはりジーコなどボールを持つと上手いですし、何かやってくれそうな期待感がありますよね。
正直、広島戦より観ていてワクワクしました。
早い段階でアルシンド親子の2トップになり、イゴールが意外な形でデビューとなりました。
周りの選手の面子が面子なだけに、やりづらそうでしたし本気を出していいのかなという迷いの中のプレイでした。
練習の時もそうですがフリーのところでのトラップなどミスが多い印象ですが、ボールを持って仕掛けさせたら現在の鹿島のFWの中ではもっともおもしろい存在ですね。
これからが楽しみです。
試合は鹿島レジェンドが先制して、後半は上手くゲームを運びながら攻守の切り替え早くカウンターを狙うという鹿島らしい試合でもありました。
選手、フロント、スタッフ、サポーターとも鹿島のサッカーはどんなものか、鹿島のサッカーの楽しさを思い出すきっかけになればと思います。
Jリーグの再開はアウェイ山形戦からとなりますが、15日15節の甲府戦からいよいよカシマスタジアムでの試合ですね。
根本的な問題を解決していかなければタイトルを狙えるような強いチームになることはできませんが、カシマスタジアムに戻って来たのをきっかけに仙台のようなファイトできるチームになれればと思います。

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特に応援してる選手は、内田篤人選手。
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