鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第10節】問題点のおさらいに飽き飽き…のG大阪戦
結果
7月27日(水) 2011 J1リーグ戦 第10節
鹿島1-4G大阪(19:00/カシマ/13,298人)
[得点者]
07' 武井択也(G大阪)
19' 増田誓志③(鹿島)
80' イグノ(G大阪)
83' ラフィーニャ(G大阪)
88' イグノ(G大阪)
[フォーメーション]
FW:大迫、田代
MF:ガブリエル、野沢
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
中3日ということもありますが、この試合では何かを変えるということもなかったので、これまでにも散々言い続けて来た問題が浮き彫りになり負けるべくして負けたと言えるでしょうね。
特に目新しいこともありませんがせっかくなので攻撃、守備、監督のセクションに分けて問題点を整理したいと思います。
攻撃の問題
問題その1:仕掛け、ボールを運ぶ意識のなさ
ゲームがスタートしてまず思ったのは、この守備ではG大阪が失点し続けるのも当然だということでした。
攻守の切り替えは遅く運動量も少ないですし、人数が揃っていても鹿島のボールホルダーに厳しくプレスに行くことはなく自由にさせていました。
立ち上がりいきなりその隙を突いて野沢から田代という決定機を迎えますがこれを決め切れず。
その後はG大阪が上手くボールを回して落ち着かせると鹿島がミスから失点しまうのですが、15分頃大迫がペナルティエリア内でボールをもらって前を向いて仕掛けるというプレイが出ます。
実はこのプレイからやや鹿島が攻めることができ始め、セットプレイから同点に追い付きます。
サッカーではストライカーの仕掛ける動きからリズムが変わることはままありますからね。
そして、その後も大迫が仕掛けてコーナーキックをもらうというシーンがありました。
久しぶりに大迫らしいプレイが見られたのですが、これもG大阪の守備がルーズだったことが大きいですね。
しかし、全体的には仕掛ける意識、ボールを運ぶ意識が少なく、スペースがあるにも関わらずほとんどの選手がトラップした地点から動かずに周りの選手が動くのを待っているだけ。
パスを回していても大きな展開、早い展開は皆無で各駅停車のパス回しではいくらルーズなG大阪の守備でも崩せないですね。
いい形でボールを奪っても縦に早く行ける選手がいないので、味方の上がりを待つ=G大阪の選手も戻って来るという状況で、鹿島はしきりにサイドからチャンスを作ろうとしていましたがパスの手数と人数がかかってしまっているので、G大阪もゴール前に人数を揃えて守っており大きなチャンスには結びつきませんでした。
そのため、結局流れの中からは田代の頭からというのが唯一可能性を感じそうなプレイだったのですが、こぼれ球を狙うやり方は当然相手もやって来ていますし、田代一辺倒では守られやすいですよね。
こーめいはG大阪の守備がゆるいだけにMFとDFラインの間でもっと大迫にボールを集めて仕掛けさせたり、ポストプレイをさせたら面白いと思っていたのですが、普段からそういう戦術練習をしてないのでなかなか出し手と受け手の動きが合わなかったり、2トップの動きがかぶったりでした。
それでも指示して修正すればと思うのですが、オリヴェイラ監督の指示は消極的で35分から大迫は4-2-3-1の布陣の左に入る時間が多くなりました。
DFからすればボールを持って前を向かれたら嫌なエリア、仕掛けられたら嫌なエリアというのは、ペナルティエリア内、ゴール前バイタルエリア、それ以外のペナルティエリア付近、サイドという順になります。
だから、G大阪の守備陣は大迫にペナルティエリア内で仕掛けられるのが一番嫌だったはずなのですが、オリヴェイラ監督自ら脅威をゴール前から遠ざけてくれたのでラッキーだと感じていたと思いますよ。
こーめいが特にG大阪との攻撃の違いを感じたのは2失点目です。
あの場面はG大阪の遅行になったのですが、流れの中から左サイドの守備には野沢が回っていました。
そこでボールホルダーへの寄せが甘くセンタリングを入れられ、セカンドボールへの反応でも遅れを取って失点してしまいました。
ただ、このシーンでは守備よりも攻撃力の問題が浮き彫りにされた気がしましたね。
本来なら野沢がもっとボールホルダーに寄せなければいけないのですが、夏場の戦いは寄せられない場面も出て来ます。
そして、G大阪は前半からあのくらいルーズな守備をずっとしていたんですよね。
だから鹿島にも勝てるチャンスは十分あったのですが、その同じ状況の中で流れの中からゴールできない鹿島とゴールできるG大阪の得点力の差が出たように思います。
少し前の鹿島だったらあのくらいボールを持たせてもらえていたら好き放題攻撃できていたんですけどね(´д` ;)

問題その2:外国人の質の差
G大阪がスペースを与えてくれていたのでこの前線のメンバーでも仙台戦のようにボールを持つことはできましたが、攻撃にアクセントがまったくないですよね。
そして、鹿島の試合しか観ない人は分からなかったのかもしれませんが、前節の柏戦でガブリエルとレアンドロ・ドミンゲスのレベルの差は歴然たるものでした。
とにかくアイデア、パスセンス、シュート力、パス・シュート精度がなくてキープ力も皆無のためトップ下に入ってからはボールロストも目立ちました。
結局、大迫を左に入れて起点にさせたのもガブリエルでは物足りなかったということですからね。
柏のレアンドロ・ドミンゲスには1得点1アシストと結果を出され、この試合でもイグノが2得点、途中出場のラフィーニャにも持ち味を出されてしまいました。
もちろん監督が持ち味を上手く引き出せているかどうかもありますが、単純に個の力の高さにも大きな差がありますよね。
鹿島はフロントが09年にレアンドロ・ドミンゲスを獲得に動いていたのですが、ブラジル時代にオリヴェイラ監督と一悶着あったということで断念。
代わりにオリヴェイラ監督の希望で大金をはたいてガブリエルを獲得しました。
そのため、ガブリエルに関しては決して口にはしないでしょうが、恐らくオリヴェイラ監督自身もいいとは思ってなくて、メンツのために使い続けているだけのように思いますね。

問題その3:バイタルエリアを使う意識の低さ
これも柏戦、G大阪戦と観ていればバイタルエリアを使う意識に大きな差があることが分かったと思います。
やっているサッカーを観ていれば柏とG大阪がそういう戦術練習をしているのが観てとれますよね。
柏では北嶋と工藤が2トップをしていて、後者がくさびのパスをよく受けていたのですが、工藤のフィジカルや足元の技術が日本人選手の中でずば抜けているとは思いません。
しかし、あれだけくさびを受けてきちんと落とせるというのは日ごろから戦術練習をしている賜ですよね。
出し手と受け手の意思疎通が出来ているからこそいいポジショニングで受け取れますし、きちんとボールを落とせるところに味方のフォローが入っているということです。
鹿島の戦術練習はというと左サイドにボールを出してボランチにバックパス、そこからオーバーラップした右サイドバックに一気に展開するというものくらい。
とりわけオリヴェイラ監督にバイタルエリアを使おうという意識、くさびのボールを入れようと言う意識が低いです。
そのため選手が流れの中で臨機応変にやっているのですが、それでは縦パスの数自体が少なくなかなか有効なパスも生まれません。
この試合では野沢がバイタルエリアに入ってボールを受ける意識が高かったですが、出し手と受け手の意思疎通が合わない、暑さで動けない、相手のプレッシャーが厳しい、疲労がたまるというさまざまな理由でパスがずれてボールを失うことが多くなって来るんですよね。
3連覇した時の鹿島、昨季の上位3クラブ、今季躍進している柏など強いクラブは決まってバイタルエリアを使うのが上手いです。
横浜FMは徹底的にリスクを排除したリアクションサッカーなので少し特殊ですが、昨年に比べたら渡邉がポストプレイができるようになっていますし、何より小野が仕掛けられるのが大きいですよね。
「バイタルエリアを制す者はJリーグを制す」と言っても過言ではないです。

守備の問題
問題その1:DFラインのミス
1失点目は最近続いているDFラインのミスからの失点でした。
これは集中力とコミュニケーションの問題ですから選手間で修正してほしいところですね。

問題その2:運動量の低下
ここのところ試合の終盤に失点することが多いですが、それは運動量の低下と無関係ではないでしょう。
G大阪戦の4失点目のカウンターも鹿島の人数は揃っていたんですよね。
4対2の状況だったため、右サイドに流れたイグノに小笠原が付いていけば問題なかったのですが、夏場の連戦ということもあってこの試合の小笠原は相手選手に付いていけないシーンが多かったです。
青木や本田がいるのでボランチは早めに交代して運動量を上げる必要がありますね。

問題その3:個の力の低さ
3失点目のカウンターは個の力で止めないといけない状況です。
岩政の対応が実に中途半端でしたね。
3対3の状況でラフィーニャには増田、イグノには中田がマークについていたのですが、岩政がもっと佐々木に距離を詰めてパスを封じ、相手の動きに合わせて下がって攻撃を遅らせるということをしなければなりません。
しかし、あの距離感の守備ではパスもドリブルも何でもできますから守っているうちに入らないですよね。
C大阪の茂庭なら個の力で止めている場面です。
鹿島は前線からのプレスに頼りがちなので、走れている時は目立たないですがもっと個の守備力を上げていかなければいけませんね。

問題その4:守備の仕方のズレ
4失点目はG大阪にボールを奪われてアレックスが高い位置からプレスをかけました。
その後ろのスペースをイグノに使われて失点しまったのですが、アレックスの判断は間違いではないです。
得点を取りに行く状況でしたし、もともと鹿島は臨機応変に前線からプレスをかけてそれに連動して後ろがプレスをしたり、スペースをカバーするという守備のやり方ですからね。
しかし、これを夏場にやるのは難しく、鹿島が毎年失速する原因の1つとなっています。
これは青木、ジウトンの時も生じた問題ですが、動ける選手は前からプレスに行くのですが、動けない選手がそのフォローをできないから起こってしまうわけです。
そのため、夏場でも前線からプレスをかけるのか、それともボールを奪われたらまず自分のポジションに戻るのかという守備のやり方をチーム内で徹底しなければなりません。
それをしないと同じミスは繰り返し起こりますよ。
こーめいは後者の方が夏場には向いている守り方だと思いますね。

監督の問題
問題その1:ローテーション
この試合では興梠→大迫、新井場→西とメンバーが変わっただけでした。
興梠のケガがなかったら恐らくスタメンだったので、実質は1人入れ替えただけですね。
毎回サイドバックを変更して来るのはオリヴェイラ監督曰く、「サイドバックには高い要求をしている」からだそうですが、恐らく前述したサイドバックを一気に上げる戦術を取っているからだと思います。
しかし、柏戦のように前線にボールが収まらなければサイドバックも上がれないので実際はあまり負担がかかっているわけではないんですけどね。
そして、ローテーションしているポジションの選手を必ず交代させるのも愚の骨頂だと思いますが、本質的な問題として夏場の連戦でローテーションをしないという判断は理解しがたいです。
思った通り走れない選手が多かったですし、元気だったのは増田とアレックス、あと積極的に仕掛けていた大迫くらいでしょう。
大迫は自分の得意な形になれば持ち味は出せていましたから、役割をはっきりさせてあげればもっと動けたと思いますね。
そして何よりまた小笠原が動けなくなって来ているのが心配です。
そもそも前節負けて中3日ですから、何かを変えるとしたらメンバーを代えるしかなかったわけですからね。
試合後のコメントではまだ諦めていないと言っていましたが、勝つために何もしないというのは諦めているか神頼みしているかのどちらかでしょう。
言っていることとやっていることが矛盾していたら物事は上手くいかないのも当然ですね。

問題その2:選手交代の遅さ
1枚目のカードは74分に遠藤投入でした。
オリヴェイラ監督にしては早く感じるかもしれませんが、夏場の戦いでは他のクラブの監督はハーフタイムで動く場合もありますし、西野監督のように65分辺りで2枚代えという采配も多く観られます。
遠藤が投入されたので当然、得点を取りに行きましたがその時点ではスターティングメンバーはアレックス以外全員疲れていましたねf(^^;)
そのため交代の効果は薄くなり、攻撃的に行った分後ろをフォローできる運動量のある選手もいなかったのでカウンターを受ける形となりました。
そもそも交代=即効果が出る訳ではないですから、残り16分でも遅すぎます。
そして、夏場なら残り30分で動いてもいいくらいです。
実際にG大阪は途中出場の佐々木とラフィーニャがいい動きをしていましたからね。
結局、その運動量の差が出て失点、この試合も慌てて選手交代という流れとなりました。
どうして上手くいってない選手交代を改めず同じことを繰り返すのでしょうね。

問題その3:戦術練習の引き出しのなさ
結局はチームが低迷している一番の原因はここだと思います。
エースストライカーはマルキーニョスから興梠へ、10番は本山からガブリエルへと移っているわけですから選手の個のレベルとともにチーム力が落ちているのは確かです。
しかし、オリヴェイラ監督に戦術の引き出しがあれば選手の能力を引き出すことができますから。
ただ、鹿島からはそういう戦術がまったく見えないんですよね。
だからよほど変な監督を連れて来ない限り、監督交代をすれば確実によくなると思います。
柏に負けてしまいましたが、今季快進撃を見せているユースを率いるキッカ監督に臨時でやってもらってもいいと思います。
現在ユースは4-2-3-1もしくは4-3-3の布陣でやっているみたいですね。
それでいてブラジルらしさもあるようで戦術には長けているのではないかと思います。
とりあえずくさびのボールを入れる形、サイドから田代の頭を狙う形、遠藤や小谷野に1対1を仕掛けさせる形だけでも戦術練習をして意思統一を図ってくれたらずっとよくなるんですけどね。

希望は新外国人と柴崎だけか…
秋になれば走れるようになるのでもう少しよくなる可能性もありますが、監督交代がなければこの先の希望は新外国人のタルタと柴崎くらいとなるでしょう。
タルタの動画をまだ観てないのでどんな選手かはまだ分かりませんが、フィジカルが強く、ボールをキープできて、自分から仕掛けてシュートまでいけるような選手でないと厳しいと思います。
というのも周りの選手との連携で攻撃を組み立てていくような選手だと前述した理由でオリヴェイラ監督が使いこなせないです。
実際にカルロンがそうでしたからね。
リーグ戦では84分の出場で1ゴールという記録でしたが、その川崎戦の得点はゴール前の混戦でDFとGKをうまくはずして落ち着いて決めたものでした。
観る人が観れば分かりますが、ああいうゴールは他の日本人FWではちょっと決められないです。
震災に加えてケガ、大人しい性格もあってなかなか馴染めなかったのかもしれませんね。
貧しい家庭で育って家族を支えるために自らも工場で働いていた苦労人で、ポルトガルの強豪クラブからオファーがあったにも関わらず、レンタルではなく完全移籍での獲得を望んだ鹿島を選んでくれました。
そのため、当初400万ユーロを要求されていた移籍金も200万ユーロになったわけですが、その鹿島からレンタルで放出されることになって忍びない気持ちですね。
オリヴェイラ監督は若手育成手腕の無さが目立ちますが、07年以降入団した選手でレギュラーに定着させることができた選手はいないんですよね。
獲得した選手すべてが能力が低かったというわけではないですから、やはり戦術の引き出しが無さ過ぎて選手を上手く使えていないということです。
実際にカルロンもこーめいからすれば戦術練習を2,3してスタメンで使っていけば十分活躍できる力のある選手なのですが、1年のレンタルということでもう戻って来ることはないでしょうし、それが証明されることもないでしょう。
欧州で活躍して鹿島に移籍金を入れてほしいですね。
オリヴェイラ監督のもとではボールをキープできてシュートやパスまで持っていけるマルキーニョスや本山のような選手が前線に2人はいないと攻撃が機能しません。
きちんとその辺りを抑えてスカウティングされているのでしょうかね。
新外国人は明らかに慌てて探しに行ったという感じですから、あまり期待はしないでおきます。
合流はまだかかるということですから、まず目の前のC大阪戦ですね。
日程は不利でアウェイで苦手な相手、乾のラストゲームということもあってあまりいい材料はありません。
かなり攻撃的な割にアマラウがいなくなって守備力は落ちているのでカウンターで得点できればいいですね。
大勝した清水戦のように球際を激しく来られたらコテンパンにやられてしまう可能性もありますが…。
ピンパォンに関してはゴール前での得点感覚はいいものを持っていましたが、DFラインの裏を取る動きやくさびを受ける動き、サイドに流れてボールを引き出す動きが少なく1トップ向きではなかったですね。
そのため、契約延長しなかったのも頷けます。
新しい外国人選手の獲得も決まるようですが、1トップならターゲットになってポストプレイもできる小松の方が機能していましたから、むしろピンパォン時より今の方が怖いですね。
攻撃はマルティネスがいるのといないのではかなり違うのでそこをしっかり抑えたいです。
この試合の遠藤のように自由にやらせたらやっかいですよ。
何も変えなければよくなることもないので、スターティングメンバーは大胆に代えて欲しいですね。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

【J1第6節】スコア以上の差を見せられた敗戦…の柏戦
結果
7月23日(土) 2011 J1リーグ戦 第6節
柏2-1鹿島(19:00/国立/30,807人)
[得点者]
32' 北嶋秀朗(柏)
56' 田代有三⑤(鹿島)←野沢拓也④
79' レアンドロ・ドミンゲス(柏)
*田代の得点は岩政に、野沢のアシストは田代に修正されるかもしれません。
[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:ガブリエル、野沢
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、新井場
GK:曽ケ端


試合の感想
進化する監督と懐かしむ監督
競った展開となりましたが、両監督の実力の差が勝敗を分けてしまった試合となりました。
オリヴェイラ監督は勝っている時はチームをいじらないというセオリー通りやはりメンバーはそのままでした。
インターバルは一週間あり、今日は気温もそれほど高くなかったのでそれ自体は悪い判断ではないのですが、前節から見ても野沢は完全に疲れが溜まっていたのでグァルディオラ監督のように毎試合スターティングメンバーを入れ替える方が有効だとこーめいは思いますね。
昨季の横浜FM戦の敗戦のように1週間インターバルがあるからと言って動けるわけではないですし、チームに刺激を与える方が有効です。
一方のネルシーニョ監督は4人を入れ替えます。
前節負けていたこともありますが、田中を事実上温存、サイドバックには練習でいい動きをしていた中島を今季初スタメンで起用します。
この辺りは大胆ですし、よく選手のコンディションを把握して戦術理解力が高いからできるのでしょうね。
何よりそういう起用は選手のモチベーションを高め、チームの雰囲気をよくします。
前半は鹿島が攻勢を仕掛けますが、柏は慌てず守ってカウンターを狙います。
さすがに田代の高さには手を焼いていましたが、バイタルエリアでのインテンシティーを高めることで鹿島の前線の選手に満足にボールをキープさせません。
そのため、鹿島は攻めているようで実際には決定機と呼べるもののほとんどは柏の守備の仕方に明らかに問題があったセットプレイからで、前半流れの中からのチャンスはありませんでした。
ボランチからのボールに興梠が裏を狙う動きに可能性を感じるくらいでしたね。
柏は後半勝負の雰囲気を漂わせており、あまりリスクを冒さずに攻撃するときも早めにクロスを入れる狙いを持っていました。
それが北嶋のゴールに繋がり、前半は柏にうまく守られてリードを奪われて終わります。
後半に入ると思った通り柏が攻撃的に来ていきなり決定機を作られますが、徐々に高くなった湿度に運動量が落ちていきます。
そこからは前半にあったバイタルエリアでのインテンシティーも落ちたので鹿島が攻勢を強めます。
ここで前半から穴の見えていた柏のセットプレイの守備をついて同点に追い付きます。
柏はラインを低く引きすぎていたのでGKが飛び出せずにゾーンで守っていた選手の間にいいボールを放り込めばかなりの確率でチャンスになっていましたね。
記録は田代になっていますが、得点したのは岩政でした。
オフサイド判定は微妙で、手は出ていてもオフサイドにはならないのですが足も出ていたかなという感じでした。
そこからは田代が前半以上に猛威を振るい大迫がGKと1対1になるなど鹿島の時間帯だったのですが、この時間帯にオリヴェイラ監督が動けなかったのが勝敗に大きく影響しました。
ケガの興梠に代わってハーフタイムに大迫を入れていた影響はあったでしょうが、ここ2年くらいはもう勝負所を見極められなくなっていますよね。
2枚目の西の投入にしても疲れた新井場を下げて運動量を上げるという意味以上はなく、前線にいい形でボールがおさまってなかったので得点を取りに行く交代とはなっていませんでした。
逆にネルシーニョ監督は流れを代えるべく早めに動いて来ます。
そして、鹿島の選手の運動量も落ちて来ていた残り15分で水野を入れた時点で流れが変わり、レアンドロ・ドミンゲスにミドルシュートをたたき込まれて勝ちこされます。
それにしても柏の縦パスの入れ方、バイタルエリアの使い方は非常に上手く機能的で相当戦術練習をやっているのでしょうね。
一方鹿島は例のごとくリードされてから慌てての選手交代で遠藤を投入します。
しかし、田代の頭を狙うしか戦術がなく上手く守られて敗北を喫してしまいました。
最後の最後は監督の戦術理解力の差も見せつけられるスコア以上の完敗となりました。
同じブラジル監督ですがネルシーニョ監督はローテーション、調子のいい選手の抜擢、若手の積極起用、選手交代のアグレッシブさ、戦術練習など近代的な采配を取り入れていますよね。
それに比べてオリヴェイラ監督は古いブラジル人らしく、固定メンバーで戦うことを好み、選手交代は遅く、戦術理解力が低いです。
もちろん必ずしもネルシーニョ監督の采配が当たってオリヴェイラ監督の采配がはずれるというわけではないのですが、世界のサッカーを観ても結果を出しているのは前者の方です。
ネルシーニョ監督もそれを知っているから相当研究しているのでしょうし、V川崎や名古屋を率いていた時と比べてかなり進化している印象を受けます。
進化する監督と昔を懐かしむだけの監督、両者のチーム作りの差が結果に表れたということでしょう。

問題の本質はそのまま
前節、仙台に大勝したことで好調、上向きだと言われていたチーム状況ですが、こーめいは前回の記事で仙台の出来が悪かっただけと書きました。
もちろん小笠原、増田のボランチコンビなど良くなっている部分はあるのですが、鹿島が抱える問題の本質はまったく改善されてないんですよね。
まず運動量については例年に比べると走れていますが、後半に運動量が落ちて来た時間帯で選手交代を使って得点を取りに行く、リズムを取り戻すということが出来ていません。
また、最近多く観られる疲労から集中力を失って凡ミスで失点しまう悪癖にも大きな影響を及ぼしています。
これはオリヴェイラ監督の采配1つで改善されることなんですけどね。
それから攻撃面で言えば、前線の4人は相手に厳しくプレッシャーをかけられると2トップはパス、トラップの精度が極端に低くなってミスが多くなり、2列目はフィジカルが弱く仕掛けられないのでボールをキープできなくなるということです。
仙台は早いうちに2失点していたので、高い位置からボールを奪いに行かなければいかなかったのですが、あの試合を観てこーめいが対戦相手の監督なら鹿島のボランチのところでボールを取りに行かず、プレスをかけて前にパスを出させて、興梠、田代、ガブリエル、野沢に入ったときに人数をかけてボールを奪うようにすれば簡単に抑えられ、カウンター攻撃もできると思いましたね。
わざわざ鹿島の弱点を突く戦術を事前に書くことはしませんでしたが、実際に柏は前半そういう守り方ができたいたため、鹿島は前線にボールがまったく収まっていませんでした。
田代はよく競り合ってファイトできていましたが、こぼれ球のところで厳しく来られてボールを奪われるシーンが目立ちました。
柏の運動量が落ちた後半にようやくボールを持て出したと言う感じですよね。
しかし、それも鹿島の運動量が落ちるまでの間で長続きはしなかったのですが…。
結局鹿島の現状は相手と運動量が互角以上の状態で、相手が厳しくプレスに来なければいい攻撃ができるというだけなのです。
だから仙台戦はいい試合をしているように見えただけで、左サイドのガブリエルとアレックスのコンビがよかったと言っているサポーターもいましたが、柏戦ではまったくと言っていいほどそういうシーンは観られませんでした。
それも前線でボールがおさまらないという問題の本質が改善されていないからなのです。
首位争いをしている柏なので負けても仕方ないと思うサポーターは別として、後述しますがこーめいは鹿島の目標はあくまでリーグ・ACL制覇だと考えています。
しかし、特にACLでは当たりが強いクラブが多いのでクラブの目標は今のままではいつまで経っても達成できません。
またオリヴェイラ監督は最後を決められるかどうかの差だと決まり文句の言い訳していましたが、それは完全にタラレバの話で鹿島が決定機を全部決めていたら柏も決めているので結局4-5くらいで負けていますよ。
名古屋戦でも書きましたが、その勝敗を分ける1点が決まるかどうかはチームとして狙いを持った攻撃ができているか、選手の個の能力を引き出せているか、選手交代は的確に出来ているかが関わってくるのです。
名古屋ならケネディの高さを生かして早めに当てて周りの選手が詰める狙い、柏ならバックパスと3人目の動きを上手く使って縦パスを入れる狙いからレアンドロ・ドミンゲスのミドルシュートなど戦術が徹底されている強みがあるんですよ。
だから土壇場で得点が取れるのです。
同じタラレバの話をするなら、オリヴェイラ監督がネルシーニョ監督のようにチームで縦パスを入れる戦術練習、バイタルエリアを上手く使う戦術練習をしていれば勝てたと思いますけどね。

目標はリーグ優勝、ACL制覇
こーめいのブログは常にリーグの覇権奪回、悲願のACL優勝を目標として書いています。
なぜなら鹿島アントラーズというクラブがそれを目標としているからです。
これまでも同様のスタンスでローテーション、若手起用、若手のレンタル移籍など数々提案して来たのもその目標を達成してほしいからです。
それらについてはフロントもこのシーズンから方針として採用していますが、遅すぎたため残念ながら今年はタイトルを取ることではなく、世代交代がメインとなっています。
しかし、目標が変わることはなく、今季はリーグの覇権奪回、悲願のACL優勝するためのチーム作りをする年ということになります。
そうなるとまずは最低でも3連覇した時期までチーム力(あくまでチーム力であって戦い方や戦術は同じ失敗を繰り返すのではなく新化しなければならない)を高める必要があります。
そういう観点を持つことができれば、3連覇したときの本山に比べてガブリエルの能力がかなり劣っているということは明らかだと分かります。
当時の本山よりいいと思っている人はいないと思いますし、もしそう思う人がいたら相当のサッカー音痴でしょう。
つまりガブリエルがいいと言う人は、①昨季から鹿島のサッカーを観始めた人、②本山の攻守に渡る獅子奮迅の活躍を忘れた人、③もうリーグ・ACL制覇を諦めた人ということです。
①の人は、本山の活躍ぶりを知らないのだから仕方ありません。
②の人は、よほど記憶力がないか、3連覇に多大な貢献をしてくれた本山に対する感謝の気持ちが足りないのでしょう。
③の人は、よくいるのですが鹿島のサッカーの質が落ちると自分で勝手に目標を下げてしまう不思議なサポーターです。
口ではタイトルをと言っている人もいますが、何故か現状に満足してしまってタイトルを取れるようなもっと上のチームを目指して欲しいとは思わなくなるんですよね。
個人でどういう目標を持とうが自由ですが、クラブがリーグとACL優勝を目指しているのだからサポーターもそういうチーム作りができているかしっかり観るべきだと思います。
こーめいは本山ではなくガブリエルが出場していたらリーグ3連覇を成し遂げられたとは思っていませんし、ましてやガブリエルだったらACL制覇が可能だったとも思いません。
実際、昨季のリーグ戦はガブリエルがスタメンになってからは勝ちきれない試合が多かったですし、ACLもいつものトーナメント1回戦の敗退でした。
篤人の移籍は大きかったですが、前線の6選手は本山からガブリエルに代わっただけでしたし、実際に本山が出場した試合は攻撃のクォリティの差が一目瞭然でしたからね。
そして、昨年のプレイを観て判断するとそれはこれからも同じです。
そもそもガブリエルが良いと言う人は具体的にいいところを書いてないことが多く、リーグ制覇、ACL獲得のためにどこがいいのかなんて根拠のあることを書いている人は皆無ですからね。
しかし、本山がいいパフォーマンスを見せて3連覇した時でもACLでは敗退しましたから、ガブリエルに本山以上のものを見出しているということは確かなのでしょうね。
それが何なのかこーめいもぜひ知りたいですが、それを明記する人はいないのです。
要するにそこには何の根拠もなく、口だけということです。
こーめいは鹿島が将来的に目標を達成するためには、フィジカルが強く、ドリブルができパスセンスもある遠藤を起用する方が可能性が高いと思います。
タイプ的にも鹿島では貴重な選手ということもありますから、他の選手との組み合わせとしてもチームを機能させやすくなります。
そして、何よりこれからまだ成長も見込めますからね。
きちんと鹿島のサッカーを観ている人にはわかりますが、実際に今季継続して起用されてかなり成長(特に守備面)しています。
しかし、それはこーめいが一人の選手にこだわっているわけではなく、クラブが目標を達成するのにもっとも可能性が高い選手だからというだけです。
小谷野の方が可能性があると思えば小谷野を推しますし、来季仮に柏のレアンドロ・ドミンゲスが加入すればレギュラーで起用すればいいと思います。
つまり、常に目標を達成するためにはどうすればいいかを考えてブログを書いているわけです。
こーめいのブログを読んで一人の選手にこだわっていると思うような方は、自分で「目先のことしか観ていない」、「サッカー・チーム作りに関してまったく分かってない」、「文章読解力がない」と吐露しているようなものです。
そして、そういう人の決まった共通点は「思考する」ということができていないですね。
簡単に言うと自分が思ったこと=考えたこと、そしてそれは正しいというスタンスなのです。
普通の人は自分で思った事柄について、まずそれが正しいのか、的を射ているのか考えて(検証して)みます。
しかし、「考える」ということができてないので、単なる思ったことの羅列、自己満足の妄想文であり、肝心な根拠が何も書かれてないんですよね。

問題の本質を見極める力
1試合を観てどちらのクラブがいい試合をしていた、悪かったなどということは誰でも、それこそ素人でも分かることです。
そして、思ったことを羅列するだけなんてことは幼稚園児でもできるのです。
「考える」ことをすれば、重要なのは問題の本質を見極める力と気づくはずです。
現在の鹿島で言えば前述したように夏場や連戦になると運動量が低下して結果が出ないこと、攻撃面で言えばプレッシャーが強いと2トップの技術精度の低さが出てしまい、2列目の野沢、ガブリエルのフィジカルの弱さ、ボールのキープのできなさが出てしまうことです。
こーめいが何故鹿島が勝っても負けても同じことを強調して言い続けるかというと、常にクラブの目標を見据えて試合を観ているからです。
だから1試合の結果に影響されてブレることはないのです。
そして、目標を達成するには問題の本質的な改善が不可欠で、それができないと勝つことはできても勝ち続けることはできません。
それらの指摘した問題の本質が改善されずに同じミスが何年も繰り返されているから、同じことを言わないといけないという状況にもどかしさを感じ、また同じことを繰り返し言うわけです。
また、こーめいは以前ブログの更新を頻繁にしていた頃はおかげ様でブログランキング1位を取らせてもらった時期があったのですが、今では忙しさもあってマイペース更新。
更新回数が落ちていますから余計に毎回同じことを書かなければならないという部分もあるわけですけどね。
現在の鹿島は夏場や連戦の失速については今季からローテーションが用いられて改善される可能性が出ていますが、結局前線の選手が相手に早く強くプレッシャーをかけられたらミスが多くなる、ボールをキープできなくなるという問題はそのままになっています。
だから仙台戦のようにスペースを与えてもらえればいいプレイができるのは当たり前ですし、それで勝ったからと言ってリーグやACL優勝できるチーム作りが出来ているわけではありません。
05シーズンの野沢のゴールで勝ったアウェイ広島戦のように前線から猛プレスをかけられ、球際で激しく来られても、全選手がしっかり体を張ってボールをキープして、相手の守備をかいくぐり得点できるような試合ができたならいいのですが、仙台戦ではボランチの2人ができていたくらいでしたからね。
実際05シーズンの前半戦はいいサッカーをして結果も出ていました。
すでに将来的にもタイトルを諦めているダメサポーターは知らないですが、当然こーめいはリーグやACL優勝を目指しているので常にそれを意識して試合を観ています。
何度も言いますが、問題の本質が解決できていなければ1試合勝つことはできても、勝ち続けることはできないからです。
こーめいのブログを読んで何を目標に書いているのか、問題の本質をどうとらえているかを読み取れない方は、やはり自分で「目先のことしか観ていない」、「サッカー・チーム作りに関してまったく分かってない」、「文章読解力がない」と吐露しているようなものです。

ブログの見極め方
こーめいは前述した「考えることをしない人」を思考弱者と呼んでいるのですが、これまでいくつも観て来た中でブログに関して言えば、コメント欄を設置していないものは「思考弱者」で問題の本質を理解できていない傾向が強いです。
なぜなら最初から人の意見を聞く気がないというスタンスですし、コメント欄を設置しないいかなる理由があろうとも自分を批判される立場に置いてないので結局適当なことを書いていたらいいんですよね。
そのため、いつまでたってもサッカーを観る目が養われないわけです。
そういうチラシの裏レベルの駄文でも毎日サポーターの耳に心地いいことを書いておけば人気を取るのは超簡単なので勘違いするのでしょうが…。
そもそも自分が人を批判するのはOKで、自分は批判されたくないという身勝手な俺様ルールでは、何を言っても説得力がないです。
こーめいのブログを継続して読んでくれている方はご存じだと思いますが、サッカーに関して批判もしますがきちんとその問題に対して自分の解決方法を書くようにしています。
その理由は、批判するだけなら誰でもできますし、クラブにもっといいサッカーをしろ、若い選手に成長しろというなら自分もサッカーを観る目を高めるべきだと思うからです。
料理下手、味音痴な隣の奥さんに自分が作った評判のいい料理を酷評されれば主婦も腹が立つように、サッカー選手だってサッカーが分からない人に文句だけを言われたら腹が立つというものです。
もちろんチケットやグッズ購入、クラブ会員になるなどチームに金銭面で貢献している分は文句を言う権利があると言えますが、それはサポーターではなくお客様の言い分ですから。
どのブログを読んで楽しめるかは人それぞれでしょうが、残念ながら鹿島の系のブログにもアントラーズクズダメブログと言えるものがあるのでしっかり見極めないとそんなブログを観ていてもサッカーについて何かを得るということはできません。
放出系のブログ(鹿島ブログだったら鹿島のニュースを貼り付けたもの)や多くの試合を観てそのレビューを書いているブログはいいのですが、コラム的な記事(あくまでコラム的であって内容はその体をなしてない)を毎日更新するとなると非常に薄っぺらになるんですよね。
そういう人は何が楽しくて妄想文を毎日垂れ流してネット上に自分が「思考弱者」であることを必死にアピールしているのか不思議でならないのですが、そんな暇があったら1試合でも多くサッカーを観ることをお勧めします。
ただ、長年サッカーを観ている人でもサッカーを学ぶ、サッカーから学ぶことができてないというサッカーの何を観ているのか不思議な人もいますから、結局サッカーを観るにしても、ブログを書くにしても「考える」ことができていなければ無意味なんですけどね。

次戦はG大阪戦
次戦は何故かACLの関係で延期されていたG大阪との対戦です。
今のままではとてもタイトルを狙える状態ではなく、そのためのチーム作りができているとも言えないですが、仙台戦のように1勝することは十分可能です。
G大阪は2試合少ない中で上位につけていたので隠れ首位とも言われていましたが、ここ2試合は勝てていないです。
アドリアーノの離脱にも宇佐美の移籍にも攻撃力が落ちる気配は感じませんが、どうにも開幕から守備が不安定ですね。
当初はケガ人の影響かと思いましたが、メンバーが揃ってからも安定感を欠いているので付け入る隙はあるでしょう。
真っ向からの得点の取り合いになったら前線の迫力に欠ける鹿島の不利になるので、仙台戦のように引いて守った方がいいと思います。
相手にボールを持たせて割り切ってカウンター狙いが一番勝てる可能性は高いと思います。
夏場の連戦なのでそういった戦い方もありだと思いますし、選手起用によっては十分将来的な目標を達成するためのチーム作りに向けた戦いもできるはずです。
ウイークデイにあり、連戦となるので選手起用がより重要な鍵を握ることとなるでしょう。
こーめいは所用で実家に帰らなければなりませんので、ホームですが参戦もできずブログの更新は遅れるかもしれません。

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【J1第5節】夏中の光を披露…の仙台戦
結果
7月17日(日) 2011 J1リーグ戦 第5節
鹿島3-0仙台(18:30/カシマ/17,120人)
[得点者]
13' 増田誓志②(鹿島)←ガブリエル②
18' 野沢拓也②(鹿島)←田代有三①
69' 田代有三④(鹿島)←興梠慎三①

[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:ガブリエル、野沢
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、新井場
GK:曽ケ端


試合の感想
前節と変わったこと
スターティングメンバーは大迫に代わって田代、西に代わってアレックスが入り、新井場が右に回るという布陣になりました。
前節と大きく変わったところはないのですが、選手間である程度修正きたと思われる部分はいくつか観られました。
まず、守備に関してはあまり高い位置からプレスをかけずに布陣をコンパクトにしてその中で相手のボールを奪うという守り方をしていましたね。
攻撃は前回名古屋のケネディの使い方について書きましたが、この試合では鹿島も序盤に野沢、アレックスのセンタリングから田代へと、シンプルに田代の高さを生かす意図がありました。
また、仕掛けの意識も高くはなっていましたが、残念ながら仕掛けられる選手がいないので崩すまでには至りませんでした。
それでもスペースがあればボールを運ぶという意識が高くなったのは良くなったところですね。
しかし、前半に2得点できたのは仙台のパフォーマンスがあまりに悪かったことが大きかったですね。
無敗中はものすごかった運動量は半分以下に減り、ケアレスなパスミスが多く、出足の悪さも目立ちました。
梁の最初のフリーキックのミスにも相当疲労が溜まっていると見てとれました。
ここ8試合の中でももっともパフォーマンスの低い対戦相手でした。
そのため、全体的には鹿島もそれほどよくはなく、縦パスを入れても相変わらずミスで2トップにおさまらず、守備を固められるとパスを回すだけで崩す場面もアレックスのシュートの場面くらいでほとんどありませんでした。
数多くあったカウンターの攻撃もこれまで同様に前半は結実しませんでしたね。
ただ、この試合何が一番良かったかというとボールの奪い方が素晴らしかったです。
秀逸だったのは小笠原と増田で、中盤で複数の仙台選手がプレスをかけて来た状況、逆に鹿島が人数をかけてボールを奪いに行った状況ですべてこのボランチ2人がマイボールにしていたんですよね。
それが大きかったので、次第に鹿島ペースになりました。
しかも、仙台の選手を小笠原と増田のところで引きつけてくれている上にそこからいいボールが出て来ていたので、前線の選手はかなりスペースをもらって楽にプレイさせてもらえていました。
赤嶺へのロングボール、柳沢へのくさびのボールも岩政と中田が抑えていたので、仙台に中央を好きに使わせてなかったですね。
コーナーキックから増田、アレックスのクリアボールを興梠、田代とヘディングで繋いで野沢がゴールを奪うとペースは完全に鹿島のものとなってカウンターし放題の状況になりました。
しかし、追加点は奪えず2点差のまま後半に突入します。

ようやくカウンター
浦和、川崎戦など前半に2点をリードして追いつかれるという試合がありましたが、さすがにこの日の仙台のパフォーマンスを観るとその心配はまったく感じられなかったですね。
後半になると鹿島の左サイド、ガブリエルとアレックスを突いて関口中心に仕掛ける意図が明らかでしたが、前述したように中央はボランチとCBがしっかり固めていたので、仙台はサイドから攻めるしかないという状況でした。
逆に相手が重心を前に持って来て攻めて来てくれたため鹿島も攻めやすくなり、野沢のセンタリングから田代が決定機を迎えます。
60分頃になると鹿島も運動量が落ちてお互いに間延び、数的同数でカウンターを受けるシーンも出てくるのですが、思った通り疲労の色の濃い仙台も押し上げられないので勢いのない攻撃でしたね。
松下、高橋と投入して攻撃意識を高めたところ、鹿島がカウンターから久しぶりの3点目を奪います。
カウンターからの得点は遠藤→田代とあったのですが、2トップのからみでようやく取れたというシーンでしたね。
これで試合は決まりました。

采配は変わらず低調
このところ采配ミスで勝てないことが続いていましたが、負けたから采配が悪い、勝ったから良いというわけでもありません。
この試合でもオリヴェイラ監督の選手交代には問題がありましたね。
まず、3点目が入ってから動くのが遅いです。
興梠を休ませるのはいいですが、青木を入れて増田を上げて4-2-3-1にする意味も意図も結局観られなかったですね。
むしろ守備のバランスを崩してそこから攻められるシーンが目立ちましたから。
それに現在もっとも負担がかかっているのが興梠、野沢、増田なので青木を入れるならそのままボランチに入れて増田を休ませるべきでした。
そして3点差あるので3枚目のカードはもっと早く(2枚目のカードを切った残り10分で)切っていいですし、昌子を使うくらいの余裕が欲しかったですね。
こーめいが何度も言い続けて来たことですが、もっと若い選手を使って上手く世代交代をやってくれば、今季ここまで苦労することも成績が落ち込むことはなかったわけです。
結局、3点差ある試合でも若い選手を思い切って使えないオリヴェイラ監督の勇気のなさが4年間積もり積もって今の状況に陥ってしまったわけですからね。
この点差、試合内容で昌子を起用できないようでは、これまで同様にこの先も若い選手は育てられないでしょう。

ローテーションの効果
仙台は首位に立っていた時もありますが、ズルズルと順位が下がっているように試合内容もかなり落ちて来ていますね。
そんな仙台に助けられての大勝だったわけですが、鹿島の得点もセットプレイと数多くあった中でようやく1つものにしたカウンターでした。
しかし、これから柏、G大阪、C大阪とやっかいな相手が続くので、ここで勝点3を取れたことが大きいですね。
田代をシンプルに狙う意図、ボールを運ぶ、仕掛ける意図、カウンター時のプレイの精度が継続できればよくなりそうですが、できなければ相変わらずという感じです。
ですが、1つの大きな夏中の光が見えました。
それは前節にも触れましたが、こーめいがもう4年前からずっと言い続けてやっと今季から取り入れられたローテーションの効果です。
この試合でも前節休んでいた田代は動きがよくなっていましたし、アレックスは何度もオーバーラップして運動量が多かったです。
そして、チームから離れて別メニューをこなしていた小笠原もコンディションがよくなって前節に引き続いていいパフォーマンスを見せていました。
夏場でも連戦でも連敗中でも同じ固定メンバーで戦い続けてまったく走れなかったこれまでと比べても今季はフレッシュな選手の出足がいいですよね。
コンディションを落とさないように休ませながら起用し、コンディションがどうしようもなく悪かったら別メニューで調整するという方法をとればこの試合のように運動量で相手を上回れる試合が多くなると思います。
そもそも、新潟戦、名古屋戦は相手監督がローテーションを上手く利用していて、鹿島はそれにやられて逆転負けしたわけですからね。
現段階では興梠、野沢、増田がほとんど出ずっぱりの状態ですが、興梠、野沢に代わって大迫、遠藤でも特に問題ないですし、本田と柴崎が復帰すれば増田も休ませることができます。
仙台は昇格してから4年間、7月の成績は4分11敗と鹿島以上に暑さに弱いようですが、どこのクラブも苦しんでいますから、運動量で上を行ければ夏場でも勝点を取って行ける可能性も出て来ましたね。
そして、夏に勝点を稼いたクラブは最終的にいい結果を残します。
まだかなり心もとないところもありますが、オリヴェイラ監督が選手起用、選手交代を上手くできるかが夏場の運命を握ることになりそうです。

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【J1第4節】見苦しい敗戦…の名古屋戦
結果
7月13日(水) 2011 J1リーグ戦 第4節
名古屋2-1鹿島(19:00/豊田ス/12,845人)
[得点者]
02' 大迫勇也②(鹿島)←ガブリエル①
35' ケネディ(名古屋)
79' ブルザノビッチ(名古屋)
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ガブリエル、野沢
MF:小笠原、増田
DF:新井場、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
新潟戦と変わったこと
前節から田代、遠藤、青木、アレックスに代わって大迫、ガブリエル、小笠原、新井場がスターティングメンバーに名を連ねました。
恐らくオリヴェイラ監督はまったく気を配ってないと思いますが、今季はローテーションを用いていくということで、メンバーが代わることでどうサッカーに変化が生じたのかを観ていくことが重要となっていきます。
前節、新潟戦からの変化は4つありました。
1つ目は上述した4人のキレがよく、特に動き出しが速かったのでそれにともなって攻撃時には全体が連動して動けていました。
実際に開始早々のカウンターからの得点もこれまでなら興梠に入ったところでノッキングを起こしていたところですが、小笠原がフォローに入るのが速かったです。
ゴール前にもしっかり人数をかけることができていました。
しかし、得点できたのは前節の新潟戦で浴びた逆転弾のときの鹿島のように、名古屋の選手があまりにも集中力を欠いてプレスにも行かずにボールウォッチャーになっていたことが大きかったです。
立ち上がり10分の名古屋はふわふわした感じで試合に入れていませんでしたね。
気温、湿度ともに新潟戦より低かったというのもありますが、代わって入った選手、特にここのところスターティングメンバーでなかった大迫、ガブリエル、小笠原の動き出しが良かったのはローテーションの効果が大きいということを意味していますね。
2つ目は2トップの動き出しが速かったことです。
前節の田代と興梠はボールをもらう動き出しがまったくなかったですが、この試合では前述したように大迫が速い動き出しを見せていました。
そのため中盤の選手が前を向いてボールを持ったときもパスを出しやすく、野沢のアーリークロスから大迫のヘッドというシーンにも繋がりました。
ただ、相変わらずボールが入ってもミスが多いですし、大迫もくさびのボールをもらおうとする意識はいいのですがおさめきれない場面が多いですね。
3つ目はボランチの展開力が高かったことです。
青木や伊野波が入るとどうしても展開と縦へ入れるパスに難があるのですが、この試合は小笠原と増田という組み合わせでした。
野沢とガブリエルという組み合わせでは2人とも高い位置、もしくはサイドに張り過ぎてボランチからなかなかボールが出せないということが多かったのですが、名古屋の守備がルーズだったことも手伝ってボールが回らないということはなかったですね。
先制点の小笠原の野沢に展開したパスもさすがにセンスを感じさせるものでした。
鹿島のカウンター成功率が落ちてきたのは興梠、田代、ガブリエル、青木らのパス精度、パスセンスではどうしてもこういった展開ができないので詰まってしまうことが大きな原因ですからね。
マルキーニョスのように仕掛けられる選手もいませんから。
4つ目は前線からの守備です。
やはり興梠と大迫のコンビでは甘くなりますね。
この試合はリトリートしてブロックを作ってから守るやり方をしているのかと思ったほどです。
田代やカルロンがいるときに比べると2トップが積極的に追いかける場面が少なく、後ろも連動してプレスをかけることができていませんでした。
しかし、それは名古屋も同じだったのでお互い簡単に縦パスを入れてバイタルエリアでボールを持てていましたね。
攻守の切り替えも遅かったので、そこでボールを奪えなければ押し込まれ、ボールを奪えればカウンターという前半から比較的オープンな展開になっていました。
そのため、これは無失点で抑えるのはなかなか難しいと思って観ていたのですが、やはり押し込まれた時間帯にコーナーキックから決められてしまいました。
失点シーンは岩政がケネディに完全に高さで負けたわけですが、曽ケ端の飛び出しも実に中途半端でしたね。
その後もお互いゴール前にボールを運ぶのですがミスもあって決定機は少なく、チャンスを生かせないまま前半終了となります。

4試合連続の采配ミス負け
この試合も監督の采配が勝負を分けそうな気配で後半に突入したのですが、やはり先に動いて来たのはストイコビッチ監督でしたね。
磯村に代えて中村を入れて前半にルーズだったバイタルエリアでのインテンシティを高めます。
一方、オリヴェイラ監督はハーフタイムの指示で前線からのプレスをしっかりかけるように指示します。
これで両クラブともに守備意識、球際での競り合いの激しさが増して来た部分はあるのですが、それだけに攻撃を組み立てて攻めるということがしづらくなって、結局試合展開は前半とそれほど変わらずにお互いカウンターからチャンスを窺うという場面が多かったですね。
ここからはこれまで何度も観てきた予想通りの展開でした。
ストイコビッチ監督が玉田、ブルザノビッチを投入して早めに得点を取りに動いて来たのに対して、オリヴェイラ監督は動けずに5つの采配ミスを犯します。
1つ目はこれまで何度も足を引っ張って来たオリヴェイラ監督の悪癖ですが、交代時間が遅すぎることです。
ようやく残り15分で本山を入れて来ます。
2つ目のミスは布陣を4-2-3-1に変更したことです。
得点を取りに行くところでFWを削る消極的な采配、しかも4-2-3-1のフォーメーションを自分のものに出来てないので本山にバイタルエリアでボールを持たせて攻撃するという狙い以外は何も見えません。
野沢かガブリエルにそのまま代えて4-2-2-2でやった方がよかったでしょうね。
思った通りそこから逆転弾を浴びて、慌ててFWを投入します。
そしてカルロンを入れるという3つ目のミスを犯します。
これも以前から言っていますが、普段起用していない選手を残り7分で投入しても活躍できるわけありません。
しかも、カルロンについてはオリヴェイラ監督自身が日本に慣れるまでに時間がかかると言っているわけですから起用するならスターティングメンバーからで、この状況でいきなり結果を求める使い方をする意味が分かりません。
4つ目のミスは遠藤を起用しなかったことですね。
名古屋の中央は高さと強さがあるわけですから、空中戦で挑むのではなく足元で勝負でき、ドリブル突破もできる選手を起用すべきでした。
5つ目のミスは采配の意図をチームに浸透できなかったことです。
交代で入った田代、カルロンの動きをみると恐らくパワープレイを指示されていたのだと思いますが、1枚目のカードが本山だっただけに選手たちは混乱してしまいましたよね。
失点した後に慌てて高さのあるFWを入れてその前に入れた本山の意味がなくなってしまうというこれまで何度も観れらた采配ミスでした。
結局早めにハイボールを入れるのか、ゲームを組み立てて攻めるのか中途半端になり、何故か右サイドに上がった野沢や西にハイボールを入れるというわけの分からない状態になっていました。
そこからは名古屋にうまく時間を使われながらプレイされて、得点の匂いはこれっぽっちもしませんでしたね。

見苦しいオリヴェイラ監督
試合後のオリヴェイラ監督のお得意の言い訳を要約すると、鹿島が負けているときはロスタイムが短く勝っている時は長い、日程が鹿島だけ不利、試合は完全に支配していた、決め切れない選手が悪いというものでした。
これまで何度もして来た言い訳ですが、1つ1つ精査してみましょう。
まずロスタイムですが、確かに闘莉王など倒れていた時間はありますが4分あったわけですから短いということはありません。
それにJリーグは杓子定規なレフェリーが多いですが、ロスタイムに関してはそれがいい方向に働いておりきちっと取っています。
だからこーめいは試合を観ていればロスタイムが何分なのかはほとんど当てられます。
この試合も妥当なもので特に鹿島が不利をこうむっているということはないですよ。
それに田代とカルロンを投入してからは鹿島の選手はむしろ混乱しており、あれでは例えロスタイムが10分あっても追いつけてないです。
試合後にレフェリーに何を言っているのかと不思議に思っていたのですが、見当はずれもいいところの見苦しい言い訳でしかありませんね。
日程に関してはすでに多くの人が言っているように、前節の新潟戦は鹿島が圧倒的に有利でした。
しかも甲府-新潟戦のみ4節を先立ってウイークデイに行うというよく理由の分からない日程の恩恵を鹿島が受けていたことになります。
よって名古屋、G大阪、浦和戦のときに鹿島だけが不当に不利な日程を強いられるなんてことはありません。
それに体力面のことを言うなら選手交替こそ、改善してもっと早くすべきですね。
被害妄想もいいところの見苦しい言い訳でしかありません。
次に完全に試合は支配していたという主張ですが、本当にそう思っているのなら監督を辞任した方がいいでしょう。
川崎戦の前半、清水戦はそうでしたが、この試合は特に鹿島が押していたという内容ではありませんでした。
お互い守備と攻守の切り替えがルーズでカウンターから攻めるという形でしたし、やはり興梠、大迫、野沢、ガブリエルでは高い位置で起点になれる選手がいないですから攻撃を組み立てて攻めると言う部分ではこれまでに比べて物足りなさが見えました。
また、名古屋の固い守備に跳ね返されて決定機自体もそれほど多くなかったですし、前節の田代のようにこれは決めなくてはという決定機も作れてなかったですからね。
これもメガネが曇っているか、暑さで脳みそが沸騰してしまったとしか思えない見苦しい言い訳でしかありません。
最後に昨年から勝てなかった試合ではほとんど述べている決め切れない選手が悪いという主張ですが、采配ミスで選手交代すればするほど得点できる可能性を減らしているのはオリヴェイラ監督自身です。
しかも、もう1年近くも言い続けている問題を解消できずにいるのもオリヴェイラ監督です。
この試合、どうして鹿島が2点目を取れずに名古屋が取れたかというとそれは選手の決定力、技術だけの問題ではありません。
名古屋はサイドから攻める場合にケネディはターゲットになるべくペナルティエリア内に早めに入るようにしています。
そこで高さと強さを生かして得点する、もしくは競り合ってこぼれたボールに味方選手が絡んでくるという形がしっかりと意思統一されています。
それはストイコビッチ監督がそういう風にチームに浸透させているんですよ。
まさに2点目はその形で、名古屋はこの得点パターンがあるからこそ終了間際にしぶとく得点して勝ちや引き分けに持ち込んで現在の10試合負けなしという記録に繋げているわけです。
それに対して鹿島はゴール前までボールは運ぶもののそういう形が確立されていません。
田代を起用し続けていた最近でも一向にその高さを生かすゴールパターンというのは作られてないんですよね。
結局その差が決定力として出ているわけですから、監督にも大きな責任があるわけです。
つまり、これも自らの責任を選手に転嫁する見苦しい言い訳でしかありません。
前節の記事で書いたように、もう何をしたらよくなるかどうか分からないのですべてを人のせいにしているということですよね。

どの歯車がいつ狂ったのか
今季から鹿島のサッカーを観始めた方はオリヴェイラ監督は実に無能な監督であると思うかもしれません。
しかし、無能であるならば3連覇なんてできないわけで、能力のある監督であることは間違いないです。
実際に1年目から守備を立て直してタイトルを獲得。
決して攻撃的なサッカーではありませんでしたが、79年組の能力と経験を生かし、外国人を適材適所で起用して、選手起用、采配にもストレスを感じることもほとんどありませんでした。
恐らく79年組があの頃のまま、もしくは25歳くらいのときから指揮を執っていればもっと長い期間結果を出し続けることも可能だったのではないかと思います。
それではいつ、どの歯車が狂ったのか。
それはオリヴェイラ監督に若手育成能力が決定的に欠けていたのが発端でした。
06シーズンにアウトゥオリ監督が経験を積ませておいた選手を起用できているうちはよかったのですが、次第に移籍などで鹿島を去って行きます。
にもかかわらず07年に入団した選手を試合で起用しながら育てるということができずに固定メンバーで戦い続け、控え選手の心が次第に離れていきます。
09シーズンの夏には涙ながらに増田がフロントに移籍を訴える状況に陥りますが、そのシーズンは何とか思いとどまらせ本山の決起会もあって3連覇を成し遂げます。
しかし、こーめいが3連覇しているときからこのブログで遠藤ら若い選手を試合で使わないと大変なことになると言い続けていた(まさに現在そうなってますが…)ように09シーズンにはその歯車が完全に狂って来ていました。
2つ目の歯車が狂ったのは10シーズンです。
この年にはガブリエル、ジウトンなどオリヴェイラ監督が希望するブラジル選手を獲得します。
特にガブリエルは所属先のポルトゲーザがレンタル移籍をごねたため一度交渉打ち切りになりかけたのをオリヴェイラ監督たっての希望ということで大枚をはたいて獲得します。
それまでの外国人はフロント主導で獲得していたのでオリヴェイラ監督はダニーロやマルシーニョなど適材適所の起用ができていたのですが、自分が獲得を希望したブラジル人に関しては問答無用でレギュラーポジションを与えます。
若手育成能力のなさと相まって若い選手を使わずに、どれだけお気に入り外国人が結果を出せなくても使い続けます。
特にガブリエルはチームに何1つプラスになるものをもたらしておらず、名古屋戦ではあれだけ体がキレている状態で、ボランチの2人のパス出しに助けられて、名古屋のルーズな守備も手伝って高い位置で楽にプレイさせてもらっていたのに何もできない、ヘディングしか能がないという改めてサッカー選手としての能力の低さをまざまざと見せつけることとなりましたね。
若い選手の成長する場は奪われて育たず、79年組の衰えが顕著になり、使えない助っ人外国人を起用しても成長をまったくすることなく、チーム力がガクっと落ちた状態となりました。
それを察した今季はフロントがオリヴェイラ監督が選手起用をしやすいように大型補強をしたのですが、新戦力にケガ人が多く出過ぎていますね。
今季はフロントが契約更新の条件として突きつけたローテーション、若手の起用にチャレンジするということでオリヴェイラ監督がどういう采配をするのか、成長することができるのかということに注目して観てみたいと思っていたのですが、やはり人間そう簡単には変わらないみたいです。
それがオリヴェイラ監督に学習能力がないという3つ目の狂った歯車です。
戦術を学ぶ、交代策を工夫する、若い選手を育てるなど自ら何かを学ぶということはまったく考えておらず、3連覇したいい時期のサッカーをすれば大丈夫と考えている節がありますね。
要するに過去への回帰を目指しているわけです。
例えば前節の黒崎監督や今節のストイコビッチ監督は暑いこの時期だからこそ、ベンチメンバー、交代カードを含めたゲームプランを考えて采配に工夫して来ているのに、オリヴェイラ監督は相変わらず「自分がスターティングメンバーに選んだ選手は70分プレイさせる」でしたっけ?
くだらない上に役に立たない方針にこだわっている試合もまだ観られますからね。
どのみちオリヴェイラ監督とは長くても今季限りだと思いますが、ケガ人が復帰して継続的に起用できるようになればフロントの補強は結実して、暑い時期が過ぎれば結果も出てくるようになると思います。
ただ昨年のFC東京もそうでしたが、シーズンを通して断続的にケガ人が出るようでしたら厳しい状況は9月以降も続くかもしれません。
しかし、戦力補強の話も出ていますからね。
こーめいが以前からその前からも言っているようにジウシーニョを獲得すればいいと思います。
中盤もできますからガブリエルを解雇して獲得すれば戦力アップ間違いなしです。
磐田ではベンチスタートになっていますし、十分可能性があります。
絶対活躍してくれると思いますね。
フロント主導の選手補強はケガ人が多いだけでハズレだとは思いませんけど、こーめいから見ればチームのバランスを考えてない補強が多いと感じます。
選手の短所しか観られない人や戦術、チームのバランスについて疎い人は分からないでしょうが、個の力はあるわけですから上手く起用すれば活躍できますよ。
あと外国人の獲得だけはもっと精度を高めてもらわないといけないですから、精査して獲得するべきだと思いますね。
オリヴェイラ監督の狂った歯車はもう治りそうにないので監督交代しか道はないでしょうが、フロントは過去のミスから学習して次に生かしてもらいたいです。
次は一時期の調子は落ちたものの、手堅い試合をする仙台とホームでの試合ですが、どんなメンバーになるのでしょうね。

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【J1第3節】鹿島の夏、走れない夏…の新潟戦
結果
7月10日(日) 2011 J1リーグ戦 第3節
鹿島1-2新潟(18:30/カシマ/10,602人)
[得点者]
56' 野沢拓也①[PK](鹿島)
59' ブルーノロペス(新潟)
88' チョヨンチョル(新潟)
[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:遠藤、野沢
MF:青木、増田
DF:アレックス、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
夏の風物詩・攻撃
ここのところ鹿島らしいサッカーをして確実に内容はよくなっていましたが、新潟戦も実に鹿島らしいサッカーでしたね。
暑さで運動量が落ちて走れなくなるところが…という意味ですけど。
チームが復調してからはここまで前線のプレス、攻守の切り替えなど出来ていたのですが、さすがに気温30度、湿度80%のコンディションではこうなってしまうでしょうね。
オリヴェイラ監督は暑さ対策に対して相変わらず無策ですし引き出しもないですし、これはもはや鹿島の夏の風物詩ですから仕方ないです。
しかし、前線からのプレスは昨年までに比べるとまだまだできていますし、試合の立ち上がりから25分くらいまでは攻撃の組み立ても悪くはなかったです。
右から遠藤が仕掛けてミドルシュートを打ったシーン、高い位置でボールを奪ってからのカウンター、中盤でボールを回してからの展開、田代へ当ててからの二次攻撃など形はできていました。
試合後に遠藤がコメントしているように、単純なトラップ、パスミスが多いのがシュートの少なかった原因ですね。
チャンスになりかけるところで2トップ、野沢にトラップ、パスミスが目立ちました。
特に野沢は疲労が顕著で運動量が少なく鹿島が分厚い攻めをしている時に左サイドでオフサイドになるという失態に加えて、走れない、仕掛けられない、キープてきないために(後ろに味方選手がいないのが分かっているのに相手選手のプレッシャーが来たため粋なパスを出しましたよというスタンスでボールロストの責任逃れをする)お得意のアリバイ作りのヒールパスをしていましたね。
自分が攻撃をけん引するという意識が見られず、本当にベテラン選手としてはまったく頼りにならない選手です。
試合をきちんと見ている人なら分かりますが、途中からバックパス、横パスが多くなったのは2トップの動き出しがなかったせいです。
増田もしくはボールをもらいに下がった遠藤が前を向いて完全にパスコースもできていたのですが、そのタイミングで2トップのどちらもくさびのボールを受けにバイタルエリアに顔を出さなかったですね。
もともと2人ともポストプレイをするタイプではないですが、新潟は守りの意識が高かったもののプレスは甘くスペースがあったのにあの動きの少なさは有り得ないです。
新潟はラインを高くしていたので田代が一度くさびのボールを受けて中盤の選手に落とし、興梠がDFラインの裏を狙えばチャンスになっていたんですけどね。
鹿島好きな人はぜひ録画を見直して見てください。
あれだけ前線の選手が動かなければ中盤の選手はパスの出しどころに困って横パス、バックパスばかりになります。
後半になると増田が前線のスペースに顔を出すようになってようやくパスの出しどころが出て来ます。
そのため前半に比べて高い位置で起点を作れるようになりますが、ここでもチャンスになりかけるところで増田のミスが続きましたね。
しかし、前線に人数がかけられるようになった鹿島は興梠のセンタリングに田代というこの試合最大の決定機を作ります。
それは相変わらず決め切れなかったものの、攻めに勢いが出て来た鹿島はコーナーキックの流れから遠藤が仕掛けてPKを奪取します。
野沢のPKはコースも悪く危なっかしかったですが何とか決まって先制します。

夏の風物詩・守備
これで試合運びが楽になると思われましたが、守備面で夏の風物詩が顔を出します。
名古屋のダニルソンや闘莉王、C大阪の茂庭などは前線の運動量が落ちた時間帯、数的同数・不利の状況でも個の強さでピンチを防ぐことがままあるのですが、鹿島の後ろの選手は前線からのプレスがかかってないと守れないですね。
それどころか暑い時期は集中力を欠いてとんでもないミスをすることが夏の風物詩となっており、この試合の2失点もまさにそうでした。
1失点目は岩政が体を投げ出して大きくクリアしていれば何でもなかった場面なのですが、ミスで相手にボールを渡してしまいフォローに入った西がPKを取られてしまいました。
2失点目はゴール前に人数は揃っていたのに全員がボールウォッチャーになっていましたね。
もちろん失点シーンに繋がるミスはその前の段階から出ているのですが、どちらの失点もDFラインが集中して対応していれば防げた場面でした。

またまた采配ミス
これももはや鹿島の風物詩になってしまいましたね。
ここ2試合も采配ミスで勝点を逃していますが、オリヴェイラ監督はこの試合でも有り得ないミスをしました。
1枚目、2枚目のカードはほぼ同時だったのですが、相手にもっとも脅威を与えていた遠藤に代えてガブリエル、前線でハイボールを受けて起点になっていた田代に代えて大迫とどちらも代える選手を間違えてしまいましたね。
選手を代えれば代えるほど勝てる可能性が見えなくなる実にくだらない選手交代でした。
思った通り前線で起点になれる選手がいなくなったので鹿島が押し込まれる時間帯が増えて来ます。
そもそも昨年散々やって機能しなかった興梠と大迫の2トップ、野沢とガブリエルの中盤の構成で本当に得点が取れると思っていたのでしょうかね。
学習能力がないにも程がありますし、せめて遠藤とガブリエルの中盤を試すという発想がないのかなと思います。
昨年まったく機能しなかった布陣を何も手を加えることなくそのままやって機能すると思っていることが嘆かわしいですね。
大迫がくさびのボールをきちんと納められたとき、左サイドで前を向いたときこそ可能性を感じましたが、全体的にミスが多くあくまで可能性を感じさせる程度でしたね。
もっとポストプレイをしっかりできれば一気に可能性が花開くと思うのですが…。
対して新潟はチョヨンチョル、ミシェウと前線で起点になれる選手を入れて来ます。
勝敗はこの選手交代で分かれました。
こーめいだったら野沢に代えて本山を入れていましたね。
試合を観ていて気になっていたのは2つ。
1つ目は左サイドの守備なのですが、この試合では遠藤が右サイド、野沢が左サイドにポジションすることが多かったです。
攻撃面を考えるとそれがベストなのですが、守備になると野沢がさぼっているのでアレックスのところで穴ができていました。
これまでなら遠藤が左サイドにポジションすることが多く、アレックスの前でプレスをかけて相手の攻撃を遅らせたり、マークの受け渡しなどスムーズにやっていました。
そのため、アレックスがプレスをかけに上がり過ぎたりすることなく、中央に絞りすぎた場合でもポジション修正する時間を作っていたんですよね。
それを野沢がまったく守備をしないのでアレックスのポジションがかなり危なっかしいことになっていました。
もう1つは仕掛けの部分です。
得点を取るには仕掛けることが大事のですが、この試合の(ベンチも含めた)メンバーで仕掛けられるのは遠藤と本山だけですよね。
しかし、浦和の原口やG大阪の宇佐美らがそれぞれM・リシャルデスや柏木、遠藤や二川にゲームメイクや攻撃の組み立てをしてもらって仕掛けられる状況を作ってもらっているのに対し、遠藤はゲームメイクや攻撃の組み立てという役割を担っています。
そのため、本山を入れてその部分での負担を軽くしてもっと仕掛けやすい状況を作ればチャンスを多く作れたはずです。
前線での起点も増えますからね。
FWの交代は田代のケガがあるので仕方ない部分もありましたが、1枚目ですでに得点できる確率がぐっと下がっていたので采配ミスが敗戦を招いたことは間違いないです。

仕掛けられる選手が必要
オリヴェイラ監督は得点するためにはパスを繋ぐことが大事で、仕掛けることはどうでもいいと思っているようです。
後半になって運動量が落ちているわけですから、パスを繋いで繋いでというスタイルのガブリエルを入れるより、個の能力を生かす采配をしなければなりません。
これまではマルキーニョス(仕掛けてシュートという形)、本山(相手を抜きさる仕掛けではないがスペースにボールを運んでパスという形)が仕掛けられる選手だったのですが、今は遠藤だけになってしまっています。
しかも、前述したように遠藤はゲームメイクも担っていますから、本当は野沢がもっと仕掛けないといけないんですけどどこまでもマイペースですからね。
しかも、オリヴェイラ監督の育成能力が低いため、遠藤、川島、小谷野と仕掛けられる若い選手には長い間出場機会が与えられて来ませんでしたし、イゴールも積極的に起用する気はないようです。
そのためスーパーサブが育っておらず、勝ちきる選手交代ができていないですね。
オリヴェイラ監督は相変わらず試合後に決められない選手が悪いと言っていますが、仕掛けという意識が希薄で攻撃戦術の引き出しはなく自分でも何をどうしたらいいか分かっていないのでしょう。
以前にも書きましたが、攻撃に関してはもう限界が来ていますね。

夏の過密日程
夏場の失速は予想されたことですから、こーめいにとっては「来たか」という感じで新潟戦はそれほど悲観するほどのことでもありません。
鹿島らしいサッカーはできて来ていたわけでこれを続けていけばよくなっていくでしょう。
ただし、9月からですけどf(^^;)
ここのところ勝点を取りこぼす試合が続いていましたが、7、8月はなかなか勝点が取れない状況になるのではないかと思います。
例年通りなら誰が出ても勝てない時期なのですから、カルロンや本田など出場させて新戦力を積極起用して融合させてほしいですね。
とにかく勝つために少しは選手の組み合わせや戦術について考えて欲しいです。
どう組み合わせれば機能するか分からないなら、この時期に試して勝つためにあがいてほしいです。
それから田代や遠藤、増田、中田ら主軸になる選手はローテーションで休ませながら来る9月に備えて疲労が溜まらないようにすべきです。
そうすれば夏場で降格圏まで落ち込んでも秋から浮上して行けると思います。
お気に入りの興梠や昨年レギュラーポジションを与えて1年間まったく活躍できず、まったく成長もできなかったガブリエルの起用にオリヴェイラ監督がこだわらなければの話ですけどね。
次戦の名古屋戦は中2日での試合となります。
名古屋も運動量が多いチームではなく、前の5~6人で攻めて後ろの5~6人で守るという作業分担型です。
しかし、ケネディや永井、ダニルソン、闘莉王、復帰予定の楢崎と個の力があるので守れますし、得点を取りに行ったらしっかり取れるチームですね。
鹿島の方が日程的に不利ですが、日程面で圧倒的に有利だった新潟戦でやられてしまったことを名古屋に八つ当たりしてほしいところです。
中田の試合後のコメント、新潟に比べて名古屋とは相性がいいというのが数少ない希望というところでしょうか。

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【J1第2節】ミスミス勝点3を逃す…の清水戦
結果
7月2日(土) 2011 J1リーグ戦 第2節
清水0-0鹿島(18:30/アウスタ/15,528人)
[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:遠藤、野沢
MF:青木、増田
DF:アレックス、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
鹿島の優勢の試合展開
すでに雨でピッチは濡れていたのですが、ちょうど試合が始まる頃にまた降り始め、その影響かボールコントロールに苦慮する場面が多かったように思います。
それは鹿島だけではなく清水側にもトラップミスやパスミスが目立ち、そんな中で球際の競り合い、前線からのプレスで勝っていた鹿島が試合のリズムを握っていきます。
しかし、前節の仙台戦に続いてドイスボランチを敷く清水の守備は固く、攻守の切り替えも早かったのでなかなかボールを前に運べなかったですね。
もう1テンポ早いビルドアップのプレイが欲しかったのですが、やはり全体的にミスが多かったのと足元が気になったのか判断力の遅い場面が多かったです。
特に気になったのはボランチの展開力で前節の伊野波もこの試合の青木もそうですが、運動量があって守備面ではいいのですが、攻撃に関しては物足りなさを感じますね。
もっとボールを運んだり縦パスを入れる、サイドチェンジを織り交ぜるなどのプレイが出来ればいいのですが…。
この試合では増田もこれまでに比べて運動量少なく無難なプレイに終始していました。
柴崎がいればと思わせる試合展開でしたね。
それでも野沢のシュートがポストに当たるなど決定機も何度かあったのですが決め切れず、後半は1点の勝負、監督の選手交代が勝敗を分けそうな気配が漂っていました。

また采配ミス…
ゴドビ監督は2ボランチを敷いてもここまで守備的にするつもりはなかったようで、ハーフタイムに前半の出来を「相手をリスペクトし過ぎている」と評し、もっと攻撃的に行くことを指示しますが後半も鹿島の試合でした。
鹿島はここのところしっかりやれている前線からの守備で清水にほとんど決定機を作らせませんでしたし、いきなりセットプレイから田代のフリーでのヘッドなど前半に比べてより多くのチャンスを作ります。
しかし、ここでもシュートミス、トラップミスなどで自らチャンスをフイにするシーンがあまりに多すぎました。
清水は小野に代えて高木、平岡に代えて枝村と攻撃的にいく選手交代をしてきますが、それでも鹿島は自分たちのサッカーを貫いて相手にペースを渡しません。
逆に清水が攻撃的に来た分、左サイドの遠藤が起点になれる場面が増えます。
ですが、1度目のスルーパスは興梠がトラップを右に流してしまい、次のセンタリングは田代がトラップを足元に入れ過ぎてしまい強引に左足で打つ選択しかなくなってしまいます。
徐々に得点する可能性が高まって来ていたところで、オリヴェイラ監督が前節川崎戦に続いて致命的な采配ミスを犯します。
清水が高木を入れて来たことでイエローカードをもらっていた西に代えて伊野波を入れたのはいい判断だったのですが、2枚目のカードが問題でした。
せっかく左サイドで起点になり始めていた遠藤に代えて大迫を入れたのですが、この采配によって逆に左サイドを攻められるシーンが増えていきます。
ここのところ遠藤がよくボール奪取するだけでなく、相手の攻撃を遅らせる場面が多かったのですが、大迫を慣れないポジションに入れたことで攻守に機能性をなくしてしまいましたね。
オリヴェイラ監督は2点差で勝っている試合では使わないのに、得点を取りに行くという重要な場面で普段起用しない選手を出していきなり結果を出せという采配、練習でやっていないフォーメーションポジションでいきなりプレイさせる采配が多いんですよね。
大迫は出場機会をもらっている方なので前者の限りではないですが、この試合では後者の采配に戸惑っていました。
明らかに得点する可能性を低くする選手交代でしたね。
遠藤を交代するならもっと早くに小笠原を入れて前半から足りなかった攻撃の組み立て、フィニッシュにからむパスを出させるようにすべきです。
しかし、もっとシンプルで効果的なのは興梠と大迫を交代させることですよね。
前半からフィニッシュのところでミスの多かった2トップ(特に興梠)ですから、疲労が顕著になればミスが増えるのは道理です。
そこでフレッシュな選手を入れてチャンスをものにするという采配をなぜしなかったのか疑問です。
大迫が決定力のある選手かというとそうでもないですが、あれだけヘトヘトの興梠に比べればミスする確率は低かったでしょう。
思った通り、終盤に迎えた決定機を興梠が決め切れないシーンが出て来ます。
鹿島は終始チャンスを作れていましたから、そのフィニッシュの部分を大迫に任せていれば、決めていたかどうかは別として得点できる可能性は上がっていたでしょうね。
結局、ミスによって決定機をものにできなかったことが響き、さらにはオリヴェイラ監督が興梠にこだわって普段やったことのない4-2-2-2の左サイドに大迫を入れるという采配ミスをしてしまったことから、得点の可能性が急激に減って行きスコアレスドローの決着となりました。

昨季と質の違うドロー
前節は試合の終わらせ方を失敗してドロー、この試合は攻撃の終わらせ方にミスが目立ってドローという結果になってしまいました。
いい試合をしながらも引き分けが多くなってしまうと日本のマスコミやサポーターは短絡的に『決定力不足』と言ってしまうのですが、現在の引き分けと昨季+今季のACLを戦っていた頃までの引き分けではまったく質が違っています。
何が違うかというと、決定機の質と量ですよね。
ガブリエルが出場しているときは攻撃の形がまったく作れてない試合が多かったですし、相手が引いて守っている試合が多く、鹿島がボールをポゼッションしていたので鹿島ペースに見えましたが、実際は相手の守備の前でボールを回すだけでした。
少ない決定機も本当の決定機と呼べるシーンは少なく角度のないところでのGKとの1対1だったり、相手DFが何人も前にいる状態でのシュートだったりします。
それに対して現在はバイタルエリアも使えていますし、きちんと相手の守備を崩す攻撃もできています。
そのため、決定機の量も増えていますしFWが決めるだけという場面も観られ始めています。
つまり、一言で表すとこれまでは決定機不足だったのに対し、この試合では正真正銘の決定力不足だったわけです。

田代と興梠の2トップ
前回の記事で、「1つ気になることもありますが、それはまた機会があれば書きたいと思います」と書いたのですが、そのこーめいが気になっている部分こそが2トップの決定力・技術の問題で、それが予想より早くモロに出てしまったな…という感じです。
以前にも少し触れたのですが、最近は田代へのハイボールのこぼれ球を中盤の選手を含めてよく拾えているようにはなっているものの、田代と興梠のコンビはあまり相性がよくありません。
というのもタイプ的に似ているんですよね。
高さの田代とスピードの興梠なのでタイプが違うと思われるかもしれませんが、得点パターンに関してはほとんど同じです。
どちらも得点エリアはペナルティエリア内で、1対1で仕掛けてシュートまで行けるタイプではなく、くさびのボールを受けたり周りをうまく使ったりできるわけでなく、サイドに流れてボールをもらっても何かできる選手ではなく、シュート技術が高いわけでもありません。
つまり、周囲にお膳立てしてもらってあとは決めるだけというのが2人の得点パターンとなります。
この試合のシュート場面だけでなく、ここのところの試合でもいいパスを受けてのトラップミス、高い位置からボールを奪ってショートカウンター時のパスミスなどを含めたらかなりの数のチャンスを無駄にしていることになります。
どちらかが決定力がある、1対1で仕掛けてシュートまで行ける、ポストプレイが上手い、ミドルシュートを狙える、チャンスメイクできるなどの特徴があればいいんですけどね。
このままではいずれ限界が来るのは目に見えていたのですが、得点力アップのために改善を図っていくことが思ったより早く必要となりそうです。

得点力を上げるために
現在のメンバーを変えないという前提なら、試合後のコメントでオリヴェイラ監督が言っているように戦術練習をしてもっと攻撃の形を全体で共有、連携を高めることが最優先となるでしょうね。
実際にサイドからの攻撃でも中の動きと合っていないシーンも多々あり、FWだけでなく全体的にミスや判断が遅い場面も目立ちます。
決定機は多く作れているわけですから、これに最後のフィニッシュにかかる部分の精度、全体の意思疎通を向上することができれば得点力は上がると思います。
まだまだ田代の高さと興梠の初速の速さというポテンシャルを引き出し切れてないところもありますからね。
2つ目は中盤の得点力を上げることです。
野沢はこのところゴール前に入ってシュートまで行ける、らしいプレイが増えていますよね。
あとは落ち着いて決めるだけだと思います。
ボランチの攻め上がりも重要な得点源です。
この試合でもサイド攻撃の時に増田がペナルティエリア内に入っていけば大きなチャンスになるシーンが何度かありました。
せっかくゴール前に入っていく動きに関しては小笠原よりいいものを持っているのですから、勇気を持ってリスクを冒していくことが大事ですよね。
遠藤に関しては野沢との関係上どうしても下がり目のポジションでボールをもらうことが多くなってくるのですが、もっとミドルシュートを積極的に打って行くべきでしょう。
あの威力は相手にとってかなり脅威ですから。
4-2-2-2なのでポジションは流動的にするにしても、右サイドにいる時間をもっと増やすべきですね。
そこから中央に切り込んでのシュートという(逆サイドですが)宇佐見や原口がよくやっている形をモノにできれば相手はかなり嫌ですし、もっと楽にプレイできるようになるでしょう。
また、川崎戦でいいミドルシュートを放っていましたが、あのシーンでは野沢がくさびのボールを受けて落としているんですよね。
つまり、FWがもっとくさびのボールを受けて上手く周りを使えれば後ろの選手も前を向いた状態でボールを持てますから中盤の得点力も上がるということです。
3つ目の方法としては、とにかく居残り練習です。
シュート練習、トラップ練習などをひたすら行って精度を高めるという正攻法ですが、これは一朝一夕でなるものではないので地道な努力が必要でしょう。
しかし、それだけに効果的です。
ルーニーのヘディング、ナスリのフィジカル、カシージャスのハイボールへの対処、シャビ・アロンソの左足、ファン・ニステルローイのポストプレイなど挙げればきりがないですが、本来弱点の克服というのは若いうちに個人練習によって意識してやっておくべきですよね。
Jリーグでは基本的に下手な選手は下手なままですし、苦手なプレイは苦手なままですから。
例えばシュートだったらインサイド、インステップ、アウトサイドで思い切り打ってポストに当てられるようにするとか、トラップだったらソフトテニスのボールをピタッと足元に止められるようになるとか練習でそのくらいのことができるようになっておけば、実際の試合でも技術の違いを見せられると思いますね。
戦術的なことはどうしても試合を実際に経験して行かないと身に付かないものが多いですが、技術的なものは練習の工夫次第でいくらでも克服可能です。
Jリーグではシュート技術、トラップ、ロングレンジのパス、1対1の仕掛けは特にレベルが低いプレイなので、これらの技術を上げるだけで相当いい選手になれると思いますよ。
鹿島でも居残り練習をやっている選手はいますが、試合出場機会の少ない若い選手には最初の1~2年のうちに重点的に技術を高める個人練習を徹底的にやってもいいと思います。
ただ、何のプレッシャーのない状況でいくらシュート練習などしても試合で使えるようにはならないですけどね。
試合で想定される状況よりハイレベルなことを練習でできるようでないと試合で実力を発揮できませんから。
少し話が脱線しましたが、最後の方法としては2トップのメンバーを代えることです。
これは以前に書きましたが、ゴール前での落ち着きスキル、シュート技術、ポストプレイなど確実に日本人選手よりレベルの高いカルロンを軸にしていくことですね。
大迫も興梠や田代よりはドリブルで仕掛けられますしパスセンスもありますから起用していってもいいと思いますし、シュート技術の高い野沢を終盤にFWの位置に上げるのもありでしょう。
田代は現在の鹿島において重要選手ですのでしばらくははずせませんが、相方を興梠にこだわる必要はないですからね。
せっかくカルロンがケガから復帰して、大迫も代表から戻って来たわけですから他の選手をスターティングメンバーで起用して、興梠を試合終盤に出すというのも有効ですし、その方が相手DFも嫌だと思いますよ。

次はホームで新潟戦
次の試合は10日の日曜日にホームでの新潟戦となりますが、何故か新潟は4節の甲府戦をウィークデイの6日に行うんですよね。
つまり相手は中3日ということになります。
新潟は組織的な守備でまずはしっかり守り、ポゼッション時はサイドからビルドアップして攻撃するというスタイルです。
チョヨンチョルがいないのでスペースを上手く使えておらず、黒崎監督がサイドを起点に攻めるのを好むためバイタルエリアも有効に使えてないですが、ミシェルの下がってボールをもらう動きには要注意です。
そこはしっかり潰さないといけないですね。
あと気をつけたいのはカウンターです。
守から攻への切り替えが早いというわけではないですが、ブルーノ・ロペスは速くて何より強いですからしっかり捕まえておかないと危険です。
その2点に気をつけておけば最近の鹿島の守備なら抑えられると思います。
攻撃に関してはチャンスは作れますから、よりシュート意識を高く持ってしっかり決めることですね。
チャンスを逃していたら清水戦のようになってしまう恐れもあります。
ホームでの試合ですし、日程的に有利ですし、ここ2試合ドローが続いているので絶対に今度こそ勝点3を掴むいう気持ちで挑んで戦いたいですね。

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J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

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