鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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ドゥトラ獲得
ドゥトラ選手の加入について(鹿島オフィシャル)
≪選手プロフィール≫
■選手名:セルジオ ドゥトラ ジュニオール Sergio Dutra Junior
■登録名:ドゥトラ DUTRA
■背番号:11
■生まれ:1988年4月25日、ブラジル サンパウロ州サントス市出身
■サイズ:188センチ、76キロ
■ポジション:MF
■経歴(カッコ内は加入年)
E.C.サント・アンドレ・ユース(2006)-E.C.サント・アンドレ(2008)-京都サンガF.C.(2010)
■日本での公式戦成績
J1リーグ 26試合5得点
J2リーグ 30試合6得点
ナビスコカップ 4試合1得点
天皇杯 8試合2得点

大木監督と起用方法で揉めてチームを離れていたドゥトラを京都から完全移籍で獲得しましたね。
シーズン前に外国人選手獲得を目指して失敗したので夏までは現戦力で様子を見るということでしたが、3連敗したので新しい所属先を探していたドゥトラ獲得に動いたという流れでしょう。
正直、バタバタ感、行き当たりばったり感は否めませんね。
しかも、ドゥトラは京都を退団していたわけではないので交渉次第では移籍金がかかっている可能性もあります。
プレイスタイルは鹿島が待望する10番タイプの選手ではなく、ドリブルでゴリゴリ押していくタイプですね。
フィジカルは強いのでボールをキープはできますが、周りを使うというタイプではなく球離れが悪い印象がありパスもあまり得意ではないです。
使い方が難しい選手でありますが、2年前からの鹿島はプレスが厳しかったり、引いて守られると手も足も出なくなるのでドリブルで強引に仕掛けてシュートを積極的に打って行くドゥトラはいいアクセントになるかもしれませんね。
レギュラーを保障されないと不平分子になったり、練習をサボったりとまだ若いせいもあってメンタルをコントロールできず熱くなるところもありますが、ジーコがアルシンドをコントロールしていたようにジョルジーニョ監督にきちんと制御してもらいたいです。
もう少し時間があれば慌てて獲得に動く必要がなかったかもしれませんが、移籍期間の関係上どうしてもこのタイミングになりますし、シーズン途中に獲得した選手はリカルジーニョなどJリーグ経験者もフィットしなかった過去があるので早いタイミングで獲得したというのは悪くないかもしれませんね。
契約も1年間ですし、活躍できなかったら来シーズンはレジナウドやヘベルチを狙いに行ったらいいですから。
こーめいが不安に思うのはドゥトラが入ったことでトップ下で起用して、まだ攻守に機能していないダイヤモンド型の4-4-2を再び採用するのではないかということです。
ただでさえまだ時間がかかりそうなのにまたフォーメーションを変更して新しい選手を入れてということになるといつまで経ってもチームが固まらないですからね。
ドゥトラは大木監督に鍛えられて守備もよくやるようになってるようですが、プレイスタイル的にもFWに起用してスルーパス数が多くチャンスメイクのできるジュニーニョを1列下げた方がいいような気もします。
今日練習に合流したばかりで、しばらくは京都のチーム練習にも参加していなかったわけですから横浜FM戦の出場はないんじゃないでしょうかね。
横浜FMにもドゥトラが加入してこちらは加入前もバリバリ試合をこなしていたのでベンチ入りはあるかもしれません。
ジョルジーニョ監督にはブレずに横浜FM戦では今季の鹿島はこういう試合をするんだというのも見せてもらって、今季リーグ戦初勝利といきたいです。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

【J1第3節】継続と新生の差…の広島戦
結果
3月24日(土) 2012 J1リーグ戦 第3節
広島2-0鹿島(13:04/広島ビ/14,349人)
[得点者]
25' 佐藤寿人(広島)
71' 大崎淳矢(広島)
[フォーメーション]
FW:大迫、ジュニーニョ
MF:遠藤、柴崎
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、イバ
GK:曽ケ端

[選手交代]
59分:小笠原、ジュニーニョ→青木、興梠
76分:遠藤→昌子


試合の感想
試合の流れ
鹿島は中3日の戦いでしたが、4-2-2-2のフォーメーションでナビスコ杯神戸戦とまったく同じメンバーでした。
広島はいつも通りの3-4-2-1の布陣でケガの石原のポジションには大崎が入りました。
試合は両クラブの完成度、これまで積み上げて来たものの差が如実に出ましたね。
広島は監督が代わったものの戦術はペトロビッチ監督のものを踏襲、そこに今季は+アルファで守備の意識を高めているところです。
そして、タイトル獲得こそできなかったものの、これまでも若い選手を積極的に起用して育ててチームを作っているので、主力が抜けてもその継続性によってカバーできている状況ですね。
かたや鹿島はジョルジーニョ監督になって戦い方もこれまでとは変えて再構築している最中です。
しかも若い選手を積極的に起用せずに育てて来られなかったため、いきなり若い選手を起用しても現段階ではすぐに実力を発揮しやすい環境ではありません。
この継続性という面で鹿島は広島に大きく遅れを取っていますね。
その上鹿島は中2日、中3日での戦い、広島はナビスコ杯がなかったためコンディション面でも差がありました。
その影響が運動量、球際の競り合い、こぼれ球への反応という部分で出ていたのは否めないですね。
ただ、動きに差が出たのは戦術面の影響も大きいでしょう。
広島は布陣をコンパクトにして組織的にプレスをかけて来ていましたし、ビルドアップについても一日の長がありました。
広島が優勢に試合を進める中、鹿島は大迫のくさびからチャンスを作っていきますが、どちらも手堅い戦い方でシュート本数が少ないまま時間が経過していきます。
しかし、25分に三度セットプレイから失点します。
最初にヘディングでクリアしたのですが下がりながらの対応だったのであまり大きくクリアできず、その後のDFラインの押し上げも遅れてしまいましたね。
そのため、佐藤をオフサイドにかけられず決められてしまいました。
クリアしたボールへのアプローチも鹿島の選手は遅かったですね。
先制されてしまうと広島にさらにしっかり守られてしまいます。
それでも昨季よりは縦にボールを入れる意識は高くなっており、大迫のスルーパスから柴崎が抜け出す決定機を作ります。
遠藤が滑ってハンドを取られてしまったのですが、ここは柴崎が思い切ってシュートを打ってよかったですね。
やはりシュートを打つことで勢いが出ますから。
その後は広島の守備を打開できずに段々と消極的なプレイが顔を出し始め、昨季のように横パスやバックパスの多い試合になります。

後半になるとジョルジーニョ監督がさっそく手を打って来ます。
柴崎をアンカー、遠藤をトップ下に置く中盤がダイヤモンド型の4-4-2に布陣を変更して来ました。
前半の戦いを観れば布陣変更して来るのは監督として優秀と言えますが、ダイヤモンド型の4-4-2を選択したのはジョルジーニョ監督の未熟さと言えます。
新井場が退場したシーンもそうであったように、前半から多く観られた中盤でプレスがかからずにフリーで前を向いてボールを持たれる問題は改善されていませんでした。
新井場は上手くタックルに入ったのですが、レフェリーはどちらがボールに先に触ったのか観えてないのに雰囲気でファウルをとってしまった感じですね。
こーめいは他クラブの試合も観ていますが、PKや退場などの勝敗を左右するジャッジからスローイン、コーナーキックとゴールキックのリスタートの判定など今季は特に誤審が多いです。
開幕の仙台戦でもジュニーニョが倒されてファウルとシーンでも、レフェリーの指示したリスタートの位置が明らかに間違っていましたからね。
それでリスタートに時間がかかっていましたから、アクチュアルタイムを伸ばすならまず誤審をなくすくことから始めないといけないと思いますよ。
1人少なくなったこともあり、小笠原、ジュニーニョに代えて青木、興梠を入れますが、ただでさえ前半攻めあぐねたのに数的不利でさらに苦しくなってしまいます。
大迫や柴崎らの個での打開からチャンスを作りかけますが、広島はゴール前でもよく体を張って守っていましたね。
逆にカウンターから2失点目を献上してしまいます。
この場面も広島のボールホルダーにはノープレッシャーでDFラインにとっては厳しい状況だったのですが、アレックスの判断ミスは明らかですね。
大崎についてポジションを絞って来たのにミキッチがサイドでフリーと見るや否やいきなりマークを外してミキッチへプレスに行きます。
守備の鉄則はまず中央のリスクをケアすることです。
1人少ない状況なら尚更でサイドの守備が後手に回るのは仕方ないです。
それを中央にフリーの選手を作ってわざわざサイドを優先する選択をするなんてDFとして有り得ない判断ですね。
大崎をフリーにすれば当然そこを使われますし、山村の対応も遅れることになります。
マークの受け渡しは青山がドリブルで仕掛けて来た場合、ミキッチへボールを出した場合にアレックスがそれぞれプレスに行った時点でするべきですね。
サイドへの守備は実際にミキッチにボールが出てからでいいですし、数的不利なのですからまずはサイドからの攻撃も中央を固めて跳ね返して行くしかありません。
何とか一矢報いて終わりたい鹿島はロスタイムに大迫のスルーパスから興梠が抜け出すのですが空振り、無得点での開幕3連敗となってしまいました。

プレスが効かなかった理由
広島戦のプレス
この試合、鹿島の選手はあまり動けていませんでした。
これは日程的なものもありますが、前線からのプレスがはまらなかったことも大きいです。
そもそも4-4-2では広島の3-4-2―1には相性が悪いんですよね。
まずは2トップが3バックにプレスをかけるのですが、広島にはその前にボランチとサイドハーフがいます。
ここへのプレスの仕方が難しくなるんですよね。
遠藤と柴崎がミキッチと山岸をケアしてしまうと相手のボランチには小笠原と増田がプレスをかけなくてはいけなくなります。
そうなると距離があるのでプレスに行ききれなくなりますし、これによってジョルジーニョ監督が言うように青山が自由にビルドアップできていました。
そして、2シャドーもフリーになりますからね。
また、佐藤は岩政と山村の2人で見ることになるのですが、佐藤が下がってボールを受けた時に鹿島はピンチになることが多かったです。
その場合にCBが付いていくのか、ボランチに受け渡すのかという判断になるのですが、佐藤が下がった場合は相手の2シャドーのうち1人が飛び出して来るのでCBがついていくのも難しいんですよね。
しかし、マークを受け渡すには小笠原と増田の守備、ポジショニングでは不安があるとうことで試合後に山村が「相手の攻めに対して、いくところがはっきりいけなかった。」と言っていたのはまさにこのことです。
鹿島がボールを支配して主導権を握れないと小笠原と増田、新井場とアレックスという攻撃的なメンバーではちょっときついですね。

サイド攻撃が封じられた理由
広島戦攻撃時
この試合では神戸戦で見せていたようなサイド攻撃がまったくと言っていいほどできませんでした。
それもシステムの問題が大きいです。
相手が4バックの場合は片方のサイドでボールを持てば守備もそちらにシフトして来ますので、素早くサイドチェンジすれば逆サイドにスペースが生まれています。
神戸戦の時にサイドチェンジをもっと有効に使いたいと書いたのですが、新井場やアレックスがいい形でサイドのスペースを突けていたのはこのサイドチェンジからの形でした。
しかし、広島の場合は3バック、さらにそのサイドのスペースはサイドハーフが埋めて(今季は守備意識が高くなっており先制してからは特に)5バック気味に守るのでサイドチェンジがあまり有効ではありません。
新井場やアレックスがもっと1対1で仕掛けていけたらいいのですが、そういうことができる選手ではないので縦へのスペースを埋められてしまったらサイド攻撃は手詰まりになってしまいます。
そのため広島に上手く守られて横パス、バックパスが増えて行きましたね。
4-2-2-2で突破口を作るなら遠藤が右サイドで起点になって新井場が高い位置を取った時は広島の山岸と森崎がプレスに来ていました。
ボランチの1枚が流れて来ているので中央にスペースが出来ていたんですよね。
ここを小笠原や増田が突いていけばよかったのですが、上がっていってボールを要求する場面はありませんでした。
大迫が一番有効に使えており、くさびのパスを受けてからチャンスを作っていましたね。
ただ、組織的に守っている広島と手探り状態で攻めている鹿島では連動性や動き、反応の速さに差が生まれるのは当然で攻めきるまでには至りませんでした。
こーめいが前回のブログで大迫や遠藤、柴崎が中央で起点になれるようにしていかないといけないと書いたのはこういうことです。
サイドからだけではどうしても攻めの幅が狭くなってしまいますからね。
小笠原はシステム云々より選手が試合をやるんだから気持ちが大事とよく言います。
確かにこの試合でももっと走って球際やセカンドボールの反応ももっと厳しく行けていればまだやれたと思いますよ。
しかし、何をやればいいのか分からない状態ではいくら気持ちがあっても空回りするだけです。
サッカーも格闘技も突きつめれば陣取り合戦であり、相手の陣地にいかにスペース(隙)を作ってそこを侵略していくかが重要になって来ます。
そういうことを考えてプレイできてないからバックパス、横パスばかりになってしまうわけですよ。

3-4-2-1の攻略法
例:4-2-3-1
ジョルジーニョ監督は後半からダイヤモンド型の4-4-2にして来ましたが、これは有効な手ではないですね。
では、どうすればよかったかというと4-2-2-2を基本布陣とするなら守備の時は大迫を下がり目に置いてボランチをケアする形、4-2-3-1にしてプレスをかければもっと上手く守れました。
最初から4-2-3-1で戦うなら大迫、遠藤、柴崎の並びでもOKです。
ジュニーニョが3CBにプレスをかけてコースを限定して、その前のミキッチ、青山、森崎、山岸には柴崎、大迫、遠藤で見る形ですね。
中央は広島の3人に対して鹿島は2ボランチ、2CBで見れば数的優位を保てるのでそこでボールを奪ってしまえば、プレスの掛け心やボールの取りどころがはっきりしないなんて事態にはならなかったわけです。
攻撃のときは3トップにして相手の3バックのサイドのスペースを突いていけば、広島のサイドハーフは下がらざるを得なくなるので両サイドバックを高い位置に上げて中盤で数的優位を作って攻めることができます。
もっと攻撃的に行くなら4-3-3(4-1-2-3)でも良かったと思います。
これも3トップで相手の3バックに圧力をかけられますし、インサイドハーフが相手のボランチにどんどんプレスをかけて行けば前からボールを奪いやすいですから。
ペトロビッチ監督が3-4-2-1のフォーメーションを好んで使っているのは後ろからパスを繋いで攻撃しやすいというのもありますが、Jリーグでは2トップ、4-4-2のクラブが多く、そういった相手に優位に戦えるからです。
新監督になってチームを作り直している鹿島にとってはちょっと難易度の高い対戦相手だったと言えますが、今回システムや戦術について触れたのは横浜FM戦の次に浦和戦があるからです。
ジョルジーニョ監督は試合のビデオを観て分析しているでしょうから、浦和戦には何らかの対策をしてきてくれることを期待しております。

横浜FMに向けて
厳しい結果が続いており、そんな流れの中引き続き次戦もアウェイですが横浜FMもチーム状態がよくないようですね。
今季の試合はまだ観ていないのでよく分かりませんが、ここが鹿島の正念場となりそうです。
新井場が出場停止なので誰を起用するのか気になります。
西が間に合うのか、経験のある青木を起用するのか、この試合で途中出場した昌子を抜擢するのか。
とりあえずサイドバックの弱点を修正するために西の復帰にまだかかるならバランスを考えても浦和戦から先は左に新井場、右に守備的な青木、昌子を起用するのもありかと思います。
まだ得点がありませんが、ポジティブに考えればG大阪のように失点が多く個の力で得点を取っているクラブより立て直しやすいと思います。
そのG大阪は監督、コーチ陣の入替えとなりましたが、試合を観ても今の鹿島より混沌としてましたからね。
鹿島の失点はセットプレイからと退場してからですし、攻撃も次第にかみ合っていくでしょう。
ただ、セットプレイで失点、シュートまで行かれているシーンはだいたい新井場がマークをはずしているんですよね。
今は再び試合前日にはセットプレイの練習をやっているようですが、もっと徹底してほしいです。
今度はインターバルが1週間ありますからしっかり準備をしていい試合を観せてくれるでしょう。

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【ナビスコ杯第1節】新生鹿島の第一歩…の神戸戦
結果
3月20日(火) 2012 ヤマザキナビスコカップ
鹿島2-0神戸(15:00/カシマ/11,379人)
[得点者]
20' 大迫勇也①(鹿島)←小笠原満男①
45'+1 遠藤康①(鹿島)←ジュニーニョ①

[フォーメーション]
FW:大迫、ジュニーニョ
MF:遠藤、柴崎
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、山村、岩政、イバ
GK:曽ケ端

[選手交代]
67分:小笠原→青木
74分:ジュニーニョ→興梠


試合の感想
前節の前半戦をベースに
鹿島は伝統の4-2-2-2のフォーメーションで、日程は中2日だったもののメンバーチェンジはケガという情報もある中田に代わって山村が入っただけでした。
やはりジョルジーニョ監督も川崎戦の前半をベースにすることを考えているようですね。
対して神戸は大久保、伊野波らは帯同もしておらずリーグ戦から7人のメンバーを入れ替えて来ました。
まだ消化試合が5試合に満たないため今節はベストメンバー規定は適用されないということで思い切った入れ替えをしていたクラブもありますが、こーめいはいいことだと思いますね。
ベストメンバー規定なんてない方がJリーグの全体的なレベルアップに繋がりますし、中・長期的な目で見ればそれがクラブ内の競争率を高めることになり、チーム力が上がって行きますから。
大久保がいないのは大きかったですが、神戸はやりたいサッカーがはっきりして来ているのでメンバーが代わっても連携面でやや不備はあるものの選手たちは同じ絵を描けていたと思います。
ただ、今日の鹿島はそれをさせませんでしたね。
鹿島らしい中盤で繋いでからの展開、そしてサイドバックの思い切った上がりで攻めるということが出来ていました。
DFラインに初先発の山村が入っておりボランチが2人とも攻撃的な選手だったこともあって、立ち上がりの10分こそ神戸にDFラインとボランチの間にボールを入れられてシュートまで行かれていましたが、すぐに修正してペースを握りましたね。
攻め込んでセットプレイを得るとCKから決定機を作って行き、20分には小笠原から大迫のヘッドで先制します。
その後も鹿島は攻め続けるのですが、中盤の選手のポジショニング、距離感がよくなっているのでこぼれ球を拾うことが出ており、分厚い攻めが生まれていました。
柴崎のループパスを遠藤がシュート、惜しくもポストに当たるなど流れの中から決定機を作ります。
ふんわりしたパスでゴールキーパーも出て来ていたので合わせるのが難しいシュートになって決め切れなかったですが、このシーンのようにボールを奪ってからシンプルに縦を速く狙って行く攻撃も良かったです。
ロスタイムにはイバの縦パスを受けたジュニーニョがセンタリング、中央に入った遠藤がボレーを決めて突き放します。
後半に入ってからも大迫の展開から右サイドを上がったイバ、その折り返しを柴崎が合わせきれなかったものの流れの中からチャンスを作ります。
その後は小笠原が痛み、中2日の影響で運動量が減ってプレスが弱まったので押し込まれるシーンも増えますがゴール前でよく体を張って跳ね返します。
こうなると鹿島は当然カウンターから追加点を狙うのですが、なかなか攻めきれない場面が続きましたね。
それでもはずしてしまいましたがジュニーニョがPKを得るなどチャンスも多く作っていました。
神戸の決定機はカウンターから橋本の縦パスに反応した都倉のシュートくらいで、それも曽ケ端が1対1を制してしっかり失点0に抑えました。
実に鹿島らしいサッカーでジョルジーニョ監督の公式戦初勝利となりましたね。

前節からの修正点
前回のブログで課題として挙げたビルドアップ、前線からのプレス、ジュニーニョとの連携、攻撃をやり切ることが改善されていました。
まずビルドアップについては中田が欠場ということもあって起用された山村がいい縦パスをいくつか入れていましたね。
前節途中出場した時もそうでしたが、さすがに代表経験も豊富なのでプレイが落ち着いていますし周りをよく見ていますよね。
そのためトラップのボールの置きどころがいいですし、ヘディングもただクリアするだけでなく味方に繋いでいる場面が多かったです。
また、選手はドリブルやボールを運ぶ時に利き足でボールを扱うのですが、山村は左足を普通に使っていますしパスも出していましたね。
クリアが中途半端になったりマークの受け渡しで上手く行かない場面もありましたが、非常に判断力が高くインターセプト、プレス、カバーリングなど積極的に行えていました。
中田の状態によってはしばらくはスターティングメンバーに名を連ねそうですが、ポジションを譲らないという気持ちでがんばって欲しいですね。
中田が復帰してからも積極的に起用していきたい選手ですし、岩政、山村の3人でCBは上手く回していきたいです。
次に前線からプレスですが、これも前節より良くなっていましたね。
そのためボールの取りどころがよく、ギリギリでオフサイドになりましが遠藤からジュニーニョへのスルーパスなど惜しいチャンスも生まれました。
高い位置でボールを奪えるようになったことに加えて、前線で起点ができるようになったのでオフサイドの数も増えて来たのはいい傾向です。
ただ、後半は運動量の問題からプレスがかけられなくなっていたのでそこは修正が必要ですね。
ジュニーニョとの連携も思った以上によくなっていて動き出しのタイミングなど後ろの選手と合って来ていました。
ただ、あまりポストプレイは得意でなくボールが収まったところでのミスが多かったです。
やはりジュニーニョは前を向いてドリブルを仕掛けさせてこそ怖さを発揮しますし、くさびのボールは大迫が非常に上手く収めて展開もできていましたから、役割分担の比率を修正した方がいいですね。
もちろんもっと連携が上がって行けば、1人が下がったらもう1人が裏を狙い、1人がサイドに流れたらもう1人がゴールを取れるポジションに入って行くというのを臨機応変にやって行けばいいと思います。
最後はこの2年間ずっと問題になっている消極的なプレイについてですが、この試合ではサイドからシンプルに攻撃をやり切る事ができていました。
そのため流れの中からも多くチャンスを作れていましたし、その効果もあって序盤からコーナーキックが多かったですよね。
実際に最初の決定機だった山村のヘッドを岩政が押し込めず大迫が左にはずしてしまったシーン、先制点のシーンもシンプルにクロスを入れることでコーナーキックを奪っています。
2点目のシーンもジュニーニョが相手DFを抜き切らずに入れたセンタリングからでした。
昨年ならあの役割を興梠や野沢がしていたのですが、必ずトラップを自陣側にして相手ゴールに背を向けるのでDFに詰められてバックパスという流れになっていましたからね。
柴崎は相変わらずいいパスを入れますし、ミスしても臆せずどんどんチャレンジしていくので観ていて楽しいですし頼もしいです。
秀逸だったのがPKを奪ったシーンで、それまでは縦に早く行っていたのを柴崎がボールをキープして遅行に切り替えた判断です。
あれで神戸の選手は足が止まってプレスに行けていなかったですし、ジュニーニョどころか大迫も捕まえ切れておらず2人に裏を取られてしまいましたからね。

さらなる課題の修正
前半で一番気になったのはサイドチェンジをもっと有効に使いたいということですね。
ジョルジーニョ監督がハーフタイムでそういう指示を出してくれればと思っていたら、ロスタイムにゴールが生まれました。
これも曽ケ端のゴールキックをトラップした遠藤が中央へドリブルをしてイバにサイドチェンジしたことで生まれました。
後半最初のチャンスやコーナーキックを奪ったシーンなどを含めてこの試合のいい攻撃はほとんどサイドチェンジからなんですよね。
それから右サイドの高い位置で遠藤が起点になり、そこから後ろのイバがフリーの状態でボールをもらう場面が多かったのですが、やはりアレックスにしても1対2、2対2などサイドをしっかり守られている状態だと縦にいいパスが入らないです。
ではなぜ2点目ではイバがいいパスをジュニーニョに出せたかと言うと、左サイドの遠藤からサイドチェンジのパスが来て、神戸の守備が横にシフトする前にボールをもらえているからです。
それだとスペースがあるので新井場もいいパスを出せますし、ジュニーニョもしっかりそのスペースを狙っていましたよね。
後半はカウンター主体の攻撃になってしまいましたが、これからもサイドチェンジはもっと意識して使ってほしいです。
それから上のレベルを目指していくには大迫、遠藤、柴崎らが中央でも起点になるシーンも増やしていきたいですね。
中盤の小笠原、増田、遠藤、柴崎のうち3人が三角形を作ってパス交換をしたらまず相手はプレスをかけきれない、逆に言えばプレスをいなすことはできるので必ず1人がフリーで前を向いてボールを持てる状況を作り出せます。
そうすると誰からでも鋭いパスが前線に出ますし、この試合も中盤の選手の距離感がいい時はチャンスになっていました。
そういった攻撃の形、連携を突きつめていって欲しいですね。
守備に関してはこの試合の危ない場面はほとんどサイドのスペースを突かれてCBが釣りだされる所から始まっていました。
両サイドバックが高い位置を取るのでその裏にスペースが出来るのは当然なのですが、そこを誰が埋めるかですよね。
青木や本田がいれば攻撃のときでも守備のことを考えたポジションを取っているのでボランチがフォローする形もできると思いますが、小笠原と増田のドイスボランチだとどちらも攻撃時は高い位置を取っているのでCBがケアするやり方になります。
その間にサイドバックや中盤の選手が戻ってくるのですが、その時の連携、マークの確認は徹底しておいた方がいいですね。
あと両サイドバックの1対1の守備が弱いので抜かれてCBが釣りだされる形もあるので、やはりビルドアップ含めてサイドバックの人選、若い選手の育成は考えていかないといけないです。
同じ守備ができない選手ならビルドアップ出来る方がまだいいですから。
選手交代についてのジョルジーニョ監督の判断については良かったと思います。
小笠原が痛めたのもありますが、運動量が減ってプレスが弱まったあの時間帯に青木を入れておかないと失点していた可能性が高いです。
実際に昨年はそういう試合が多かったですからね。
また、鹿島が勝っているときは相手がDFラインを高くして攻めて来るので興梠の投入は思った通りでした。
ただ、カウンターの仕方は修正の必要があります。
興梠にはDFラインに張り付いてひたすら裏を狙わせた方が絶対に相手の脅威になりますし、攻撃の手も鈍ります。
興梠がいつものように下がってボールをもらったりサイドに流れてからむのですが、何度も言うようにそこからパスが出ないんですよね。
そういう役目は大迫にさせるか、本山と興梠はセットで投入すると言うのも有効だと思います。
あと大迫はもっと強引でもシュートを狙って行って欲しかったです。
そこら辺は修正ポイントですね。
交代カードは使いきって良かったと思いますが、1枚余らせたのは大迫、遠藤、柴崎、山村らに90分出場させて勝ちきることで自信をつけさせようという意図があったのかと思います。
ただ、やはりサイドバックが今一番弱いポジションですからこういう試合展開だと10分、5分でも出場させるために鈴木、伊東など1人は控えに入れておいてほしいですね。

広島戦に向けて
三つ子の魂百までというか、選手の特徴を生かして4-2-2-2で戦えば若い選手を思い切って起用してもやはり鹿島のサッカーになりますね。
久しぶりに鹿島らしいサッカーで勝利したので録画した試合を何度も観てしまいました。
もちろん神戸がメンバー変更していたこともありますし、強い相手と戦えば上手くいかない部分も出て来るでしょうが、ベースは出来たというか、鹿島のスタイルに立ち返ることは出来ましたね。
戦力値としてはまだまだ低いので若い選手を育てて総合力も高めていかないといけないですが、本田や西が復帰すれば大きな戦力になります。
柴崎は非常にクレバーな選手で自分の特徴を出しつつチームのバランスも上手く取っていますし、遠藤ともどもよくボールを運んでリズムを作っていました。
ジョルジーニョ監督が試合後にコメントしていたように中盤のバランスがいいです。
広島戦は中3日のアウェイ、しかも広島はナビスコ杯第1節は試合なしでしたから日程的にはかなり不利ですが、メンバー変更はなくこのまま継続していくかもしれませんね。
でも、若い選手はやはり走れるのでいい試合をして経験値を高めてほしいです。
そして、リーグ戦でも初勝利を手にしたいですね。

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【J1第2節】最下位から這い上がろう…の川崎戦
結果
3月17日(土) 2012 J1リーグ戦 第2節
鹿島0-1川崎F(14:04/カシマ/19,010人)
[得点者]
45'+2 レナト(川崎F)
[フォーメーション]
FW:大迫、ジュニーニョ
MF:遠藤、柴崎
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、イバ
GK:曽ケ端

[選手交代]
45分:増田→山村
62分:小笠原→土居
79分:遠藤→岡本


試合の感想
蘇る4-2-2-2
前節からメンバーの変更がなかったら今シーズンは先の見えない戦いが続いてしまうと不安だったのですが、ジョルジーニョ監督は仙台戦に途中出場をしていいプレイをしていた遠藤と柴崎をスターティングメンバーに入れて来ましたね。
ただ、フォーメーションも4-4-2のボックス型に変更して来ました。
もともとダイヤモンド型に執着があるわけではなさそうでしたが、こんなに早く変えて来るとは思いませんでしたね。
川崎も4-4-2、前節とまったく同じメンバーでした。
鹿島はフォーメーションとメンバーを変更することで、大なり小なり改善が見られたのはビルドアップ、中盤の距離間、前線からのプレス、ポストプレイの4つです。
前節DFラインとアンカーからのビルドアップに問題があったのですが、この試合ではボランチに小笠原と増田が入ったためにボールキープ力、展開力で前半は鹿島が優勢に立ちましたね。
新潟戦ではレナトや山瀬が積極的にドリブルして縦に勢い迫力のある攻撃を見せていた川崎に対してかなり攻撃的なメンバーでしたが、中盤は全員がボールを持ってパスも出せるのでその力で試合をコントロール出来ていました。
そして何より良かったのが遠藤と柴崎のポジショニングですね。
オリヴェイラ監督のラスト2年はボールキープできない野沢やガブリエルがオフェンシブハーフのレギュラーを務めていたため、次第に中盤がフラットの4-4-2になって前線からプレスをかけずにブロックを作ってゾーンで守る戦い方に移行していました。
そのため、攻撃でも選手間の距離が開いてしまって前に詰まる事態に陥っていたのですが、この試合では遠藤と柴崎はサイドに開きすぎずに中央でボールをもらって展開するシーンが目立ちましたね。
それもあってポジションチェンジも頻繁にしていましたし、サイドのスペースをサイドバックがいい形でオーバーラップできていました。
また、ボックス型に戻したことで前線からのプレスが復活します。
ダイヤモンド型でもそうであったようにあまり前線から積極的にプレスをせず、またその掛けどころ、ボールの奪いどころがはっきりしないでいたのですが、次第に2トップが相手にプレッシャーをかけるようになって中盤の選手もそれに続いていくようになります。
それにより高い位置でボールを奪う場面も増え、(ジュニーニョへのパスが合わないことが多かったですが)そこから速い攻撃に繋げようとする意図が見えましたね。
大迫も中盤がボックス型になったことでポストプレイをしやすそうでしたし、ボールが収まったときにはいい攻撃の形が出来ていました。
前半は鹿島の代名詞とも言うべきブラジル流の4-2-2-2の戦い方が時間と共に蘇って来ているようでした。

前半の修正すべき点
改善が見られた反面まだまだ不十分な点、課題も見られました。
まず、小笠原と増田のドイスボランチになったことで鹿島が押し込んでいる時間、守備をしている時間でも高い位置を取り過ぎてバイタルエリアに大きなスペースが出来ていたことです。
しかし、これは途中から増田が低めの位置を取ることで修正していましたね。
2つ目は遠藤、柴崎が中盤からいい展開をした後のプレイです。
シンプルにクロスを上げればいいものを何故かここ数年の鹿島は躊躇して横パス、バックパスを選択してしまいますよね。
実際に柴崎の展開から新井場、グラウンダーのクロスをジュニーニョがシュートした決定機はその形から生まれています。
逆にアレックスはボールをもらうと止まって攻撃の流れを切る場面が多かったですし、失点前のシーンでも遠藤の展開から柴崎が左サイドで1対1の状況が出来たのですが、いいタイミングでオーバーラップしたアレックスを使わずにバックパスしたことで攻撃の流れを失ってしまいました。
水戸戦では鈴木はよく仕掛けていましたし、梅鉢、伊東も割とシンプルにクロスを上げていていいリズムが生まれていました。
サイド攻撃に関して昨季とまったく異なるのはサイドの選手がフリー、もしくは1対1の状況でボールをもらえているということですね。
それだけにもっと攻撃をやり切る意識を高めた方がいいですね。
縦パスに関してはまず後ろの選手はジュニーニョの動きを見てそこに出すことが多かったのですが、裏を狙うのかくさびになって受けるかなどまだ連携、出し手とのタイミングが合ってないのでそこでボールを失うことが多かったです。
相手チームもジュニーニョを最優先で警戒してきますから、まずは大迫に当ててから展開する方がいいですね。
実際に大迫にくさびのボールが出た時はよく収めていい展開していましたし、後半はその形からジュニーニョがGKと1対1になる場面がありました。
最後は前線からのプレスがまだまだ探り探りだったので徹底すれば後半はもっといい試合が出来ていたはずなのですが…。
ロスタイムの失点は曽ケ端の悪癖ですね。
ジュニーニョやマゾーラに決められたサイドからの角度のないシュートでもそうですが、こういう状況では曽ケ端はセンタリングに山を張りますから。
センタリングを警戒するポジションを取るのならいいですが、完全に山を張っているので間違ったポジショニングをしてしまっています。
完全なミスからのいらない失点でした。

後半の選手交代
ジョルジーニョ監督はいきなり増田に代えて山村を入れて来ましたね。
試合終了後のコメントからすると、増田のポジションが低すぎたのでボランチをもっと高い位置でプレイさせ、遠藤と柴崎、そしてDFラインの位置を高くさせようとした意図があったようですね。
そうすることでオフェンシブハーフにはFWに縦パスを入れることを要求していたみたいですから、もっと布陣をコンパクトにして選手間の縦の距離を縮めたかったのでしょう。
ただ、DFラインを高くするにはやはり前線からのプレスをもっと徹底しないといけないですし、小笠原とコンビを組むボランチは守備を考えて下がってバランスを取らざるを得ないです。
その上、DFラインのビルドアップ力を考えるとボランチが1枚下がってボールをもらって展開しないといけないわけで、確かに布陣は間延びしていた傾向はありますが、仙台と違って川崎の前線の選手はCBにもプレスをかけていてくれたので逆に中盤で繋ぎやすくはなっていたんですよね。
FWへの縦パスは前述したように大迫に入れることで解決できましたから。
川崎がリードしたことで後半はプレスの位置が下がる可能性もありましたが、前半は現段階ではいいバランスで戦えていたので同じメンバーで引っ張って良かったですね。
確かにさらに上を目指す戦いをするなら布陣をコンパクトにする必要はありますが、段階を追ってやっていかないと難しいです。
土居の起用に関しても、いいものを持っているので使っていけば面白い選手になると育成に重きを置いた交代でしたし、先を見据えた上での選択だったと感じます。
しかし、最後のカードである岡本を含めて3人とも鹿島でほとんどプレイしていないのでこの状況で起用しても上手くいくはずもなく次第に尻すぼみになってしまいました。
また、増田、小笠原、遠藤とパスを展開できる選手を次々に下げて、最後には3トップ気味にして中盤が薄くなってしまったのでDFラインからパスを出さなければならなくなったのですが、再びビルドアップ力の無さを露呈してしまいましたね。
川崎も後半は矢島、楠瀬など前線の選手を代えてプレスを強化して来たこともあって終盤はボールを前に運べない状況になりました。
そのためせっかく入れた岡本を生かす機会もなく、ホーム300戦目200勝のかかった試合を飾ることができませんでした。
ホーム開幕戦も敗れてしまい、2連敗で最下位ですね。

ナビスコ杯神戸戦に向けて
ただ、それ程悲観することはなくこの試合の前半をベースに戦って上述したことを修正して行けば鹿島らしいサッカーが戻って来るのもそう遠くないように思います。
ボランチは復帰すれば本田、そこに小笠原や柴崎、増田をからめて、相手によっては青木を起用でもいいわけですし、2列目も本山、遠藤、増田、柴崎、土居らを組み合わせていけば思ったよりやっていけそうです。
柴崎は2列目よりボランチでのプレイの方がいいと思いますし、DFラインのビルドアップに関しては至急手を打たないといけないですけどね。
この試合の選手交代を見ても、ジョルジーニョ監督は小手先だけでなくその先を見据えてかなり抜本的な改善を考えているのでしょう。
コメントでもいろいろ試しながらやっていると言っていますし、実際の試合でどの選手がどこまで出来るのかを見ている部分もあると思います。
今の鹿島にはオリヴェイラ監督のように目先の勝点3を欲して固定メンバー、ベテランを起用して戦って勝点1を拾うのがやっとの試合を続けていくか、チームの将来を考えて若い選手を育てながら抜本的な改革をするかの2つの道があります。
前者を選べばどうなるかはすでにこの2年で結果が出ていますし、その惨状が現在の状況ですからね。
イ・ジョンス、ジウトン、アレックス、西、本田、岡本、ジュニーニョなど他クラブの主力を獲得していかないと成り立たなくなりますし、実際にオリヴェイラ監督の終盤は自転車操業のようになっていました。
よく知らない他サポは勘違いして鹿島は世代交代が上手く行ってないと思っている人がいますが、そんな甘い状況ではなくオリヴェイラ監督時代に世代交代は1度完全に失敗している状況です。
そこから立て直さないといけないわけですから、少々強引でも若い選手を育てていかないといけないですね。
だから後者の選択肢しか残っていないわけですが、若い選手を起用すればポンポンとすぐに育って行くわけではない(もしそうなら今こんなに苦労していないですし、だからこそ3連覇しているいい状況の時から起用していくように言っていたわけ)ですから辛抱する期間は必要ですね。
ただ、それ程楽観視できないのは開幕連敗、5試合勝ちなしだった07シーズンは前年のアウトゥオリ監督が若い選手を育てていてくれたのに対して、ジョルジーニョ監督の初年度はほとんど一から選手を育てていかないといけないということです。
今季の戦力はもともと鹿島史上もっとも低いと言ってもいいくらいですから、若い選手の伸び代にかかっていると言っても過言ではありません。
戦力について言えばこの試合のレナト、ジェシ、大宮のカルリーリョス、C大阪のケンペス、ブランキーニョなどを見ると、やはりきちっとスカウティングすればいい外国人は獲得できるんだなって感じです。
以前、こーめいがブログに書いたような対策をとって鹿島も観る目を養っていかなければいけませんね。
ナビスコ杯の神戸戦に向けての修正はすでに述べて来ましたが、(青木がケガということもあるようですが)2戦目でフォーメーションを4-2-2-2にしたのならもうコロコロ変更しないで戦ってほしいです。

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【J1戦力分析2012】FC東京、鳥栖、札幌
J1戦力分析2012の最後は昇格した3クラブです。
J2はあまり観ないのでこーめいの持っている情報が少なく、J1の開幕戦を観てからと思いましたが、まだ鳥栖と札幌の試合は観ていません。
しかし、鳥栖と札幌はプレシーズンマッチを観ても監督が代わっていないので昨季からの戦い方が継続されていますし、ポポヴィチ新監督を迎えたFC東京の試合はゼロックス、ACL、開幕戦と観ましたからその範囲での予想になります。
3クラブとのやりたいサッカーははっきりしているのが特徴ですし、それがJ1の舞台で通じるかどうかが焦点になりそうです。

FC東京
昨季成績:1位 勝点77 28勝8分7敗 67得点22失点
フロント・監督
序盤、躓きながらもJ2を圧倒的な強さで優勝しましたが、J1で戦うために監督交代に踏み切ったのはいい判断ですし、ポポヴィッチ監督を招聘したのはいい仕事でしたね。
昨季とはチームスタイルがガラッと正反対になりますが、大分で途中就任した時もそうでしたがポポヴィッチ監督は戦術を浸透させるのが非常に速いです。
今季もこれまでの3試合を観るとすでにやりたいサッカーは見えて来ており、いい内容で戦えています。
今野の退団、ACL、柏やC大阪が昇格したシーズンに比べて外国人がルーカスだけというのが懸念材料ですね。
センターライン
ルーカス-長谷川-梶山-森重-権田
フォーメーションは4-2-3-1で、センターラインを見るとそれほど選手が揃っている感じではないですが、オシム監督もそうだったようにポポヴィッチ監督も若い選手を育てるのが上手く、何より選手の能力を最大限引き出すのを得意としていますからね。
渡邉を補強しましたし、平山、田辺、米本、サイドには石川、河野、太田などいい選手がいます。
それでも当時ポポヴィッチ監督が率いていた大分の方が選手の質が高かったようには思いますけどね。
バイタルエリア
フォーメーションも4-2-3-1ですし、ショートパスを繋いで行くスタイルでポジショニングもしっかり指導されていますから上手く使っていけるようになると思います。
主力FWが飛び出しの得意とするタイプではないのでやや渋滞がちになりそうですが、羽生など2列目の選手が飛び出すのを得意としているのでバランスがいいですよね。

サガン鳥栖
昨季成績:2位 勝点69 19勝12分7敗 68得点34失点
フロント・監督
尹監督になってから運動量が多く、非常にインテンシティの高いチームになりましたね。
昨季の初めに試合を観ていいサッカーをしているなと思ったらシーズン終盤には昇格争いをしていました。
やりたいサッカーがはっきりしていて選手に迷いがないですし、カウンターだけでなくポゼッションをしてもサイドから攻める術も持ち合わせています。
予算的なものからどうしても戦力が薄いので鳥栖のサッカーが1年続けられるかが重要となって来るでしょう。
あとはパスミスが多いのでそれをいかに減らせるかですね。
センターライン
豊田-池田orキム・ミヌ-岡本-キム・クナン-赤星
戦力的には厳しいですが、チーム全体でハードワークがしっかり根付いていますね。
問題は豊田を始め、中心選手にケガや出場停止があった場合にどう戦うかでしょうか。
しかし、戦力値は昨年の山形を完全に凌駕していると思います。
バイタルエリア
キーマンはやはり豊田ですよね。
基本的にはサイドからの攻撃が多いですが、一度豊田に当ててから展開することが多いですし、豊田がサイドに流れても他の選手が2,3人はゴール前に入っていくようにチームが作られています。
キム・ミヌは前線でアクセントを作れる選手で、バイタルエリアでおもしろいプレイをしてくれそうですね。

コンサドーレ札幌
昨季成績:3位 勝点68 21勝5分12敗 49得点32失点
フロント・監督
鹿島サポのこーめいからすると、数年に一度やって来る遠くに住んでいる親戚のおじさんという感じです。
なかなかJ1に定着できないものの厳しい資金繰りの中、これだけの回数を昇格しているのはすごいことですよね。
札幌と言えばカウンタースタイルというイメージがあるのですが、石崎監督のもと堅守速攻スタイルを磨いて来ています。
バルデス、ウィル、エメルソン、フッキ、ダニルソンなどいい外国人を獲得して来た歴史があり、資金を考えると仕方ないですが現在は外国人力が弱くなっていますね。
センターライン
前田orキリノ-内村-河合-ノース-イ
キリノもそうですが、今季加入した前田もドリブルでどんどん仕掛けていくタイプなので堅守速攻スタイルには向いていますよね。
ボランチには能力の高い河合がいますし、イ・ホスンはまだ21歳と若いですがいいGKです。
C大阪のキム・ジンヒョンよりも能力は高いのではないかと思いますし、G大阪や浦和が獲得に乗り出すんじゃないかと思っていましたよ。
鹿島から杉山が移籍したので活躍して欲しいですが、イ・ホスンからポジションを奪うのはなかなか難しそうです。
堅守速攻は守れないと始まらないですが、河合にイ・ホスンがいてCBのノースがかなりやれればJ1でもある程度守れる目処が立つかもしれません。
バイタルエリア
札幌のスタイルだとバイタルエリアを積極的に使っていく必要はないですから、ボールを奪ったら前線に入れて前田やキリノに仕掛けさせて、その間に後ろができるだけ押し上げるというのが得点への近道ですね。
ただ、攻撃に関してはJ1レベルになると厳しいものがあると思います。

昇格組総括
FC東京はポポヴィッチ監督がいいチームを作るでしょうし、広島、C大阪、柏と躍進して来ましたからその系譜を継ぐと思います。
ただ、上述した3クラブと比べると中心選手である今野の移籍、ACL出場、外国人力の違いがありますから、ACL圏内まではさすがに食い込めないのではないかと思います。
鳥栖はいいサッカーをしていますし、選手の意思統一がされていますからケガ人が出ずにハードワークを続けられれば残留する可能性は高いと思います。
スタイルとしては昨季の神戸に近いものがありますね。
資金力がないですから戦力面では劣っていますが、戦術面では勝っているのではないかと思います。
札幌も財政が苦しいのでどうしてもそういうクラブは残留が厳しくなってしまいますよね。
ただ、08シーズンの時よりは戦える状態にしあがっていると感じます。
堅守を崩されてしまうと選手が自信を失って立て直せずにずるずる行ってしまうことになるので、どこまで持ちこたえていけるかですね。
今季は降格しそうなクラブもあまり見当たらないですから、残留争いも例年より少しレベルが高いものになるかもしれません。

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【J1第1節】初戦はこんなもの…の仙台戦
結果
3月10日(土) 2012 J1リーグ戦 第1節
仙台1-0鹿島(14:04/ユアスタ/18,250人)
[得点者]
62' 上本大海(仙台)
[フォーメーション]
FW:ジュニーニョ、大迫
MF:本山
MF:小笠原、増田
MF:青木
DF:アレックス、中田、岩政、イバ
GK:曽ケ端

[選手交代]
56分:本山→柴崎
69分:大迫→興梠
75分:青木→遠藤


試合の感想
試合の流れ
試合の流れと言うほど流れても波打ってもいなかったのでさっくり行きます。
鹿島はダイヤモンド型の4-4-2、仙台はボックス型の4-4-2での戦いだったのですが、チームの完成度の差がそのまま出てしまった試合でしたね。
サイドハーフに関口、太田というドリブルのできる選手を置いた手倉森監督の狙い通り、鹿島はアンカーの青木のサイドにドリブルでボールを運ばれるとDFラインがずるずると下がってしまい、序盤は押し込まれます。
DFラインがかなり低いので一発いいクロスが合うと危ないのですが、ゴール前で何とか跳ね返していました。
10分過ぎから鹿島もボールを回せるようになるのですが、仙台の守備の前にまったくボールを前線に運べなかったですね。
これも手倉森監督の狙いだったのでしょうけど、仙台の守備は鹿島のCBにプレスをかけるシーンもありましたが、やたらめったら前からプレスというわけではなく、掛けどころを心得ていました。
詳しくは後述しますが、鹿島はビルドアップがまったくと言っていいほどできずに試合の流れは基本的にこの状態で進んで行きます。
中盤をダイヤモンド型にしているので選手間の距離が縮まってパスが繋がる時はサイドからいい攻撃ができているのですが、そういう場面は本当に少なかったです。
ジョルジーニョ監督はハーフタイムの修正で何とかしようと思ったのかもしれませんがどうにもならず、56分に動きの悪かった本山に代えて柴崎を投入します。
そこからはサイドチェンジの意識が高まるのですが、62分にコーナーキックから失点してしまいます。
増田が完全に赤嶺のマークをはずしてしまい、その折り返しにボールウォッチャーになってしまった新井場が上本をフリーにしてしまいましたね。
その後は大迫に代えて興梠を入れるも何も変わらず、ようやく試合に流れができたのは青木に代えて遠藤が入った頃からでした。
フォーメーションは4-4-2になったのですが、攻撃時は昨季の中盤フラットの4-4-2と鹿島従来の4-2-2-2の中間のようなポジショニングでしたね。
ボランチに小笠原と柴崎が入ることでようやく縦にパスが入りだし、遠藤がドリブルで仕掛けていたので前への推進力が出て来ました。
そのためミドルシュートも出ましたし、2トップも動くやすくなってジュニーニョへのスルーパス、DFラインの裏へ飛び出した選手へのパスなど攻撃にバリエーションが出て来ました。
ようやくリズムが出て来たのですが追いつくだけの時間はなく、ジョルジーニョ監督の初陣は敗戦となってしまいました。

アンカーとDFラインの問題
ジョルジーニョ監督は昨季の鹿島の試合を観て選手間の距離が遠いので、それが縮まってパス交換しやすいように中盤をダイヤモンド型にしました。
それはいいのですが、これまでこーめいが言ったようにダイヤモンド型のフォーメーションはトップ下とアンカーのポジションの選手がキーになります。
そしてこの試合ではビルドアップでその問題が如実に表れてしまいましたね。
こーめいはアンカーのポジションには本田の復帰と柴崎の成長が必要と書きましたが、青木ではやはり縦にパスが出ないです。
この試合、いい縦パスが入っている時は増田か本山が下がって出していましたから。
アンカーから展開できないとなるとDFラインからの攻撃を組み立てていかないといけないのですが、こちらも篤人が移籍してからビルドアップに問題を抱えています。
CBからはインサイドハーフ、トップ下に長い縦パスを入れたり、サイドに大きく展開することが望まれますがそのほとんどのパスがサイドバックか、アンカーの青木でした。
新井場もビルドアップ能力は低いので仕方なくアレックスが前にパスを出す役割を担っていたのですが、こちらもお世辞にも上手いとは言えませんからね。
及第点と言えるのは恐らく練習でやっている2トップが相手DFラインの前で受けるロングボールくらいでしょうね。
ビルドアップのできなさがこの試合のすべてと言っても問題ないです。
後ろの5人はフリーでボールを持たせてもらっていることが多かったのですが、ボールを運ぶという基本的なことができてないですし、受け手がいい状態でいるタイミングで出せない、精度の悪さが目立ちましたね。

中盤の問題
小笠原、増田、本山とパサーばかりが揃って長い距離を走る選手、スペースでボールをもらおうとする動き、ドリブルでボールを運ぶ意識がなかったですね。
そのため、仙台のプレッシャーをモロに受けてしまいました。
昨季はサイドハーフのポジションの選手がプレッシャーを受けていたのですが、そこから1つボールを下げればボランチがボールを展開してくれていたのでボールを前線に運ぶことはできていました。
しかし、前線に起点になれる選手がいなかったので得点力不足に陥りましたけどね。
この試合はインサイドハーフが一番プレッシャーをかけらていたのですが、そこから後ろに下げても前述したように前にパスを出せる選手がいないですからね。
この違いがどこまでボールを運べたかの違いなのですが、ジュニーニョ以外にメンバーは変わっていないので昨季からの根本的な問題は変わってないということですね。
DFラインの選手にも言えるのですがとにかく中盤の選手がボールを運べないですね。
前にスペースがあるのにドリブルをしない、ドリブルをしても相手を引きつけない内にパスを出すのでまったく意味がないです。
これではボールが回らないですよね。
ドリブルをして相手を引きつけるからその後ろにスペースができ、ボールをもらう選手は動けるわけですし、動き出しのタイミングも取れるわけです。
フリーでドリブルしている選手がマークのついている選手にパスを出すシーンが多すぎです。
経験のある選手をいくら出してもこんな基本的なことが出来てないと意味ないですよね。
前半の増田のボレーはジュニーニョが、ジュニーニョがいい形でスルーパスを受けたシーンは遠藤が、ジュニーニョのポストに当たったシュートはアレックスが、そして遠藤のミドルシュート、いい形での攻撃はすべて名前を上げたそれぞれの選手がボールを前に運ぶことから始まっています。
水戸戦は遠藤、サイドバックに若い選手を使っていたので前への勢いはあったのですが、開幕戦は結局昨季と同じメンバーで戦ったので厳しい言い方をすればその場から動かない老人のようなサッカーになってしまいましたよね。
一番年上のジュニーニョはよく動いていましたけど。

2トップの問題
大迫は五輪代表、ケガがあったのでまだ新しいシステムに慣れておらず、ジュニーニョとのコンビネーションもどうしたらいいのか迷いながらやっている感じがありましたね。
これまでは下がってくさびのボールを受ける動きをしていたのですが、トップ下やインサイドハーフなど中央に選手が集まっているので戸惑っているのかもしれません。
中盤に加えて2トップともに足元でボールを受け過ぎていたのでもっと裏を狙う動きが欲しいところですが後ろがあのデキでは動き出しのタイミングが難しかったでしょうね。
ジュニーニョはもともとスペースで受けるのも得意ですし、実際に遠藤がドリブルでボールを運ぶようになってからはDFラインの裏を狙う動きをしていましたから。
だからジュニーニョと大迫の相性は悪くないと思うので連携を高めてほしいですね。

選手交代の検討
選手交代は的確だったと思います。
本山、大迫、青木と退いた選手はそれぞれコンディションの悪さが見えたり、持ち味を出せてなかったですからね。
交代して入った選手も柴崎はサイドチェンジとビルドアップ、失点してから投入された興梠は前線からのプレスとスペースでボールを受ける動き、遠藤はドリブルでボールを運ぶこととミドルシュートなど指示が出ていたと思われます。
実際にそういうプレイが出来ていましたし、意図は明確でした。
交代の時間帯もハーフタイムで修正できなかったと判断しての1枚目、失点してからの2枚目、残り15分で最後のカードを切るなど早かったです。
ただ、交代の順番としてはまずビルドアップの問題を解決するために失点した後の2枚目は青木に代えて遠藤の方がよかったでしょうね。
柴崎をボランチにしたことでボールを展開できるようになり、遠藤の前への推進力で攻撃に勢いがついてサイドから攻撃することもできるようになりましたから、そこで最後のカードとして岡本を使っておけばもしかしたら同点に追いついたかもしれません。
岡本はFWの中では身長が最も高く、ゴール前に入って行く動きが特徴ですから、今の鹿島のサイドアタックに向いている選手と言えます。
ジョルジーニョ監督がブレイク候補に挙げていたのもそういう意図があってのことだと思います。

ホーム開幕戦に向けて
開幕戦は負けてしまいましたが、初戦はこんなものです。
仙台はリーグ一の堅守ですし、実際にこの試合の守備もかなりよかったですし、角田と冨田の中央は固いですよ。
鹿島はシーズン前にあまりプレシーズンマッチや練習試合をしませんし、一番強い対戦相手がJ2の下位クラブなのでシーズンが始まってから戦い方が通用せずに修正を余儀なくされるのはいつものことです。
重要なのは上述した問題を修正できるかどうかですよね。
昨季は結局修正できないままシーズンが終了し、今季もそれを引きずっています。
ビルドアップの問題については、こーめいは篤人がいなくなってから(当時)清水の児玉を獲得すべきといい、この2年は宮崎を起用するように言っています。
それは実現しなかったので現状戦力でどうにかしないといけないのですが、昨季からいるサイドバックでは西がまだ縦パスを入れられますが篤人に比べれば雲泥の差があります。
だから鈴木、伊東など新しく入った選手のビルドアップ能力を見極めて通用しそうなら積極的に起用し、候補がいなければ西、もしくは柴崎、梅鉢をコンバートするしかないでしょうね。
同時にCBには山村か昌子のうちビルドアップ能力の高い方をどちらか、アンカーには本田か柴崎と選手を入れ替える必要があると思います。
もちろん練習でもビルドアップのパターンをいくつか構築して連携と精度を高め、選手に自信を持って前にボールを入れさせることは必要ですが、結局パスで重要なのはセンスですからね。
同じ状況、タイミングでも縦パスを入れられる選手と後ろを向いてバックパスを出す選手がいますが、センスではあらゆる状況に対応できますが、練習では練習したパターンにしか対応できないですから。
それからボールを運ぶ練習はしっかりやって意識付けしないといけないですね。
オランダではCBでも練習中に前にスペースがあるのに横にパスを出したら怒鳴られます。
ボールを運ばないと選手間の距離が縮まらないですし、相手も動かない、スペースができない、フリーの選手が生まれないですからビルドアップできるわけがないんです。
それから中盤の組み合わせも考え直さなければいけません。
昨年も大迫と興梠、野沢とガブリエル、新井場と西とアレックスと左右の選手が似たタイプばかりで、この試合でも大迫とジュニーニョ、小笠原と増田、アレックスと新井場でしたからね。
特徴の異なる選手を組み合わせるのは基本ですし、複数の役割を担える選手にはしっかり練習で役割分担を意識づける必要があります。
以前から思っていましたが、できればシーズン前にJ1のクラブと練習試合をしてこういう課題を出して、修正してから開幕を迎えてほしいですね。
守備に関してはとりあえず今回は触れずにおきます。
まだジョルジーニョ監督も選手の特徴をしっかり把握してないでしょうから、J1のクラブ相手だとこんなにビルドアップできないのかとびっくりしているのかもしれません。
仙台戦を受けてどう修正して来るのか気になる一週間となりますが、現役時代はサイドバック、ボランチとやっていてビルドアップどころかキラーパスも繰り出していましたからね。
サイドバックのオーバーラップは昨季よりよくなってますから、ビルドアップについても上手く修正してくれることを期待しています。

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【J1戦力分析2012】清水、川崎、大宮
J1戦力分析の第5回目は清水、川崎、大宮です。
この3クラブの括りですが、特に何もないです。
最後のグループが昇格組なので、残った3つのクラブということです。
しかし、共通点がまったくないわけではなく、昨季二桁順で監督続投、就任2、3年目になり、チームを新しく作っていっている段階ですね。
ただ、それぞれの立場には段階的な違いがあり、清水は今季も太田やユングベリ、ボスナー、山本などが退団したので、ゴドビ監督2年目と言えどもさらに若い選手を育てながら昨季と同じくらいの成績で落ちつければ御の字というところでしょう。
川崎は相馬監督2年目で昨季のベース、経験がありますから、そこにブラジル人を加えて勝負の年というところですね。
大宮は補強を見ても明らかですが、鈴木監督は今季結果を出さないともう後がないというシーズンになりそうです。

清水エスパルス
昨季成績:10位 勝点45 11勝12分11敗 42得点51失点
フロント・監督
昨季から選手の流出が多かったですが、今季も太田が土壇場でFC東京に移籍しました。
岡崎の移籍の時も早川社長は選手と連絡が取れないと言っており、今季もまったく同じことを言っていました。
結局、岡崎の移籍問題も清水側がルールをきちんと把握しておらず、その主張には説得力がないことも明らかになりましたからね。
同じく退団することになったユングベリに関しては半年で2,000万円なら興行的には成功だったと言えますが、フロントと選手との信頼関係に問題があるのは明らかでしょう。
ただ、ゴドビ監督招聘は本当にいい仕事だったと言えますね。
昨季の戦力流出で降格するのではという声もありましたが、この順位につけることができたのは監督の力が大きいでしょう。
今季も上手く戦力の底上げをしていくのだろうと思います。
センターライン
高原-小野-ヨンアピンorカン・ソンホ-岩下-山本
今季も4-3-3で戦いますが、この布陣は攻守のバランスが取れて繋ぎのできるアンカー、ゲームメイクのできるインサイドハーフ、得点力がある万能型のCF、1対1の仕掛けで計算できるウィングが必要になって来ます。
昨季人選に手こずったアンカーポジションにはカン・ソンホが加入したことでヨンアピンをCBに回すこともできますし、厚みができましたね。
そして、外国人枠が空いたことで(実力は知らないですが)新しくCFも補強できました。
年齢を考えると高原1人に任せておくわけにもいかないので、シーズン中にゴドビ監督がいい選手を連れてくるかと思ったら早めに外国人枠を埋めて来ましたね。
問題はウィングとプレイメイカーです。
サイドは1対1で計算できるほどの選手はいませんが、昨季からいいプレイを見せている大前、それに高木、新加入の白など引き続き若い選手に思い切ってプレイさせて成長させていく狙いがあると思います。
深刻なのはプレイメーカーですよね。
小野の能力は相変わらず高いですが、やはり今季もケガは多くなるでしょう。
小野不在時に誰がその役目を務めるかが重要になって来ます。
第一候補は小林大悟ですが、昨季はヘルニアに苦しめられましたからトップフォームを取り戻せるかどうかですね。
白がインサイドハーフをやることもありますが、プレイスタイルはシャドータイプなので枝村に近いと言えます。
アレックスはいい選手ですが、ゲームを作るタイプではなく、サイドでドリブルを仕掛けていくタイプでもなく、CFで起用しても前線でボールをキープしてくれるタイプでもないので軸になれないのが痛いです。
プレシーズンマッチを観た感じでは、左サイドバックをやっていた河井がもっとも向いているように思います。
ドリブルの仕掛けもいいですが、周りをよく見ていて鋭いパスを通していましたし、かなり期待できるんじゃないでしょうかね。
ただ、ルーキー一年目でいきなり中盤のポジションに置いてゲームメイクさせるよりも、最初はプレッシャーの少ないサイドバックで経験を積ませていくとうのがゴドビ監督の考えなのかもしれません。
バイタルエリア
清水はピッチの幅を大きく使って攻めるのでサイド攻撃が多いのですが、中央に縦パスを入れる意識も高いです。
ゴドビ監督はバイタルエリアをもっと使いたい意図があるのだと思いますが、何ぶん高原のキープ力に頼るしかないので(小野がいないと特に)どうしてもサイドからという一辺倒な組み立てが多くなります。
それでもウィングの選手がドリブルでガンガン抜いて行ってくれればいいですが、日本人でサイドの1対1の仕掛けを計算できる選手ってまだいないですからね。
新外国人FWが前線でキープしてくれるようなタイプでしたら、今季はもっとバイタルエリアを使えるようになるでしょうし、そうすれば相手の守備の意識はまずは中央を固めることに向きますから、今度はウィングの大前や高木が仕掛けやすくなるという好循環が生まれると思います。

川崎フロンターレ
昨季成績:11位 勝点44 13勝5分16敗 52得点53失点
フロント・監督
J2から昇格して順調に成長、タイトルこそ獲得できなかったものの、好成績を残して観客動員数も毎年少しずつ増やしていましたが、昨季は低迷してしまいました。
監督交代、世代交代への着手、そして川崎の強みであるブラジル人を獲得しなかったことも影響していると思いますが、結果が出なくても観客動員数がほとんど落ちてないのはこのクラブのすごいところですよね。
昨季は8連敗など相馬監督の経験の無さが露呈した面もありますが、理想を高く求め過ぎたこともあってキャンプではその修正、そしてどういうサッカーをするのかという選手とすり合わせに力を注いだみたいです。
センターライン
レナト-山瀬-中村-ジェシ-杉山
川崎についてはあまり情報がないですが、レナトにはゴールゲッターとしての仕事を期待しているみたいなので実質ジュニーニョの後釜と考えているのでしょう。
新外国人がどれ程の実力かは分かりませんが、これまでもいいブラジル人を獲得して来たので(若いレネ・サントスはまだ分からないですけど)当たりなんじゃないでしょうかね。
特に昨季の試合を観ているとCBのパフォーマンスに問題があったので、ジェシについては相当スカウティングして取っているのではないかと思います。
昨季のチームに外国人が軸として加われば確実に良くはなるでしょう。
バイタルエリア
もともと前と後ろに分かれてのカウンターサッカーをやっていた時期が長かったので、あまりバイタルエリアを使う意識は高くなかったですが、ジュニーニョと中村がいるのでボールはキープできますしいい縦パスを多く入れていますよね。
今季はレナト次第というところになるのでしょうが、もともと中盤の選手なのでキープやパス能力は高いのでしょう。
矢島はポストプレイできますし、山瀬のドリブルもありますし、柴崎もゲームメイクはできますからこれにレネ・サントスも使える選手だったらかなり戦力が高くなると思います。
中村を2列目で上手く使えるようになればかなりバイタルエリアもより攻略しやすいでしょうが、攻撃的な選手が多いのでどう守備のバランスを取って行くかが今季も鍵になっていきそうです。
それができれば相馬監督の理想のサッカーに近づいていくんじゃないでしょうかね。

大宮アルディージャ
昨季成績:13位 勝点42 10勝12分12敗 38得点48失点
フロント・監督
資金もあってフロントはいい選手補強をしていますが、それが結果にまったく結びつかないという不思議な状況が続いていますね。
Jリーグでは人件費とリーグ順位の関係は綺麗に正比例になるのですが、埼玉の2クラブだけはこのグラフから大きくはずれています。
昨季は観客数水増しの呪いなのかと思うくらいホームで勝てなかったですし、フロントにも何らかの問題があるのでしょうが、補強にはお金をかけても監督にお金をかけないのが結果に結びつかない原因の1つかなと思います。
昨季もラファエルがやたらサイドに流れたり、最初からサイドハーフに使ったり、イ・チョンスの突破力を生かせなかったりと鈴木監督が選手の能力を引き出せていたとは言えなかったですからね。
今季はもはや言い訳のきかない戦力ですから、背水の陣で挑むシーズンになりそうです。
センターライン
ラファエル-カルリーニョス-上田-キム・ヨンゴォン-北野
昨季はゲームメイクできる選手が上田だけだったので物足りなさを感じましたが、カルリーニョスが入ったことでバランスはよくなると思われます。
左足の精度はかなり高く、バシバシとロングボールを展開していますね。
シュート意識も高いのでカルリーニョスは2列目に置いて、上田をボランチに起用した方がこーめいはいいと思います。
でないと2列目がドリブルで仕掛けていく選手ばかりになってしまいますからね。
ラファエルはゴール前にいてこそ怖さを発揮するので大きくサイドに流れないようにする、プレスの連動性やボールの取り方など守備の修正を加えればいいチームになると思いますけど、大宮は本当によく分からないクラブです。
戦力だけなら優勝争いしてもおかしくないです。
バイタルエリア
昨季はラファエルにボールが収まらないとなかなか前線で起点ができないっていうシーンが多かったですね。
しかし、そのラファエルがサイドでプレイすることも多かったのでくさびの入れ方をチームで徹底して、カルリーニョスと上田も起点にしてパスを回しつつ、チョ・ヨンチョルや東にドリブルで仕掛けさせたり、長い距離走らせてボールを引き出したりすれば面白いと思います。
やはり、戦力だけなら優勝争いしてもおかしくないです。

二桁順位監督続投組総括
清水はボスナー、ユングベリが去って外国人枠が空いたのは、チームを作る上でむしろ幸いだったと思います。
昨季のヨンアピンみたいにシーズン途中で補強するのかと思いましたが、すでに外国人枠を埋めていますし、若い選手も楽しみなので一気に伸びしろが広がった感じがありますね。
戦力の総合値は高くないですが、今季もゴドビ監督が上手く采配して昨季と同じくらいの順位にはつけてくるんじゃないでしょうか。
川崎は相変わらず守備の心配はありますが、その分得点を取って勝ち切っていく試合を増やせばいいですし、外国人をはずすことはないと考え外国人分だけ順位が上がると思います。
大宮はよく分かりません。
何度も言うように戦力だけなら優勝争いするポテンシャルがあるので上手くかみ合えば一気に上位に進出する可能性もあります。
しかし、今季もなんだかんだで残留ラインをコントロールする役割を担うのかな~という気持ちもあります。

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【J1戦力分析2012】広島、C大阪、浦和
J1戦力分析の第4回目は広島、C大阪、浦和です。
この3クラブの括りは攻撃的なサッカーを目指すであろうということです。
ペトロビッチ監督から森保監督になった広島はユースでもトップチームと同じサッカーをやっているということで、フォーメーションやシステムも大きな変更はないと思われます。
そのペトロビッチが監督に就任した浦和は当然、広島の時と同じようなサッカーをするでしょう。
C大阪はクルピ監督のもと、2バックとも言えるシステムで戦っていました。
今季から就任するソアレス監督は攻守のバランスに気を配りそうなので昨季までは攻撃的でないかもしれません。
攻撃的なサッカーをするクラブは試合を観ていても楽しいですね。
ただ、タイトルという話になると勢いがある分、トーナメント戦では躍進する印象がありますが、リーグ戦となるとどうしても攻撃に比重がかかっているため、失点も多くなり勝負強さを発揮できないイメージがあります。
攻撃的なスタイルを確立してJリーグでも成功しているG大阪もあれだけの戦力を揃えながらリーグ戦の優勝は1度きりですから。
魅力的なサッカーをしながら、同時に勝者のメンタリティーを発揮できるようなクラブは現れるのでしょうかね。
監督が試合中にできることは限られてますから試合の流れを読むのは選手の判断も重要になって来るのですが、攻守一体のサッカーでは本当に攻撃と守備のバランスをとるのは難しいと感じます。

サンフレッチェ広島
昨季成績:7位 勝点50 14勝8分12敗 52得点49失点
フロント・監督
ペトロビッチ監督の2年目では降格してしまったものの、J1に復帰してからは4位、7位×2と安定していい結果を残していましたし、ナビスコ杯と天皇杯でも準優勝を果たすなど確実にチーム力は上がっていましたね。
今季からはクラブライセンス制度の導入に備えて緊縮財政に移行、監督も交代して李、服部、高柳、ムジリらが退団したものの戦力補強もあまり積極的にできてないです。
資金が乏しいので仕方ない面もありますが、その分はダイレクトに結果に響きそうですね。
昨季までは連敗は少ないが、連勝も少ないというカラーがモロに出ていましたから、それを受けてなのかもしれませんが、森保監督は守備のノウハウも注入していくということです。
実際にキャンプでもそのための練習に取り組んでるようですから、それが上手く言えば勝負強さが身に付くということになり、上手くいかなければ攻撃の良さを失ってしまうという状態になりそうですね。
センターライン
佐藤-高萩or森崎浩-森崎和-千葉-西川
センターラインはこんな感じですが、広島は3-4-2-1という布陣で戦っているのでサイドの選手も重要ですね。
サイドからの崩しや激しいアップダウンのできる運動量も要求されます。
ミキッチは運動量もありますし、ドリブルでの仕掛けは現在のJリーグでは随一です。
いい外国人選手をもっと獲得できればタイトル争いにもからんでいけそうですけどね。
1年フルに働けるムジリのような選手が理想ですけど、それもやはり資金的に厳しいものがあるのでしょう。
しかし、ユースから若い日本人選手を育ててトップチームに上げていくっていうのが広島のカラーでもありますからね。
バイタルエリア
能力が飛び抜けた選手がいるわけではないですが、1トップの下に2シャドーを置く布陣なのでバイタルエリアを使いやすいと言えます。
また、1トップの佐藤の飛び出しが秀逸なので相手のDFラインは常に裏のスペースに注意を払っておかなければならず、それもバイタルエリアでボールをキープしやすい状況を手助けしていますよね。
パスを繋いで攻撃を組み立てて行くチームなのでバイタルエリアは組織的によく使えています。
しかし、特にミキッチなどサイドからの攻撃、夏場はカウンターの比重を増すなど臨機応変に多彩な攻めをするクラブですね。
攻撃では組織としてはかなり選手の能力を引き出せていたと思いますから、監督が代わってその部分がどうなるのかまず気になるところです。

セレッソ大阪
昨季成績:12位 勝点43 11勝10分13敗 67得点53失点
フロント・監督
07年から就任したクルピ監督のもといいチームを作って、この2年はJ1でも驚くほど攻撃的なサッカーで楽しませてくれました。
これまでも香川、家長の海外移籍などあっても上手くカバーしていたのですが、昨季は乾が海外へ、さらにはACLも勝ち進んでいたためリーグ戦では低迷してしまいました。
しかし、一番の問題は補強にあったと思います。
ここのところは少ない資金の中、一貫とした方針でピンポイントでいい補強が出来ていたのですが、昨季はキムボギョンから始まってピンパォン、ファビオ・ロペスと2列目タイプの選手にこだわり過ぎてしまったきらいがありますね。
クルピ監督に4-2-3-1の2バック気味に攻めるサッカーではボランチにボールキープと守備の出来る選手がいないと厳しいですし、1トップにもキープ力と打開力が求められます。
昨季は外国人枠の関係でアマラウを諦めてキム・ボギョンを選びましたし、新しく獲得したブラジル人は2人ともストライカータイプではなかったですから、そのせいでチームのバランスを崩してしまいました。
今季獲得したFWのケンペスはフィジカルが強く、アドリアーノに近いタイプだと思いますし、カルリーニョス獲得には大宮に敗れたものの、その後すぐ獲得したブランキーニョもいい選手の予感です。
昨季よりチームのバランスはよくなるんじゃないですかね。
ソアレス監督は攻撃的なサッカーを標榜するものの、クルピ監督程は攻撃的ではなく、攻守のバランスを気にするのではないかと思います。
若い時から監督をやっていて指導歴は豊富ですね。
センターライン
ケンペス-清武-ブランキーニョ-茂庭-キム・ジンヒョン
C大阪の情報はほとんど入って来ていないのでよく分かりませんが、基本フォーメーションは4-4-2でやるみたいですね。
4-2-3-1にしろ選手のバランスはよくなっていると思います。
ただ欲を言えばアマラウのようなしっかり守備の出来るボランチが欲しいところです。
キム・ボギョンも扇原も攻撃的な選手だけに五輪で活躍する山口に期待がかかりますね。
バイタルエリア
昨季までは4-2-3-1の2列目に能力の高い選手が集まっていたのでバイタルエリアもしっかり使えていましたよね。
その分、少しパスを回し過ぎる傾向もありましたが観ていて楽しいサッカーを繰り広げていました。
気になったのは10シーズンのように1トップがもっとボールを引き出したりキープしてくれればいいのですが、昨季はそれがなかったので相手のプレスがC大阪の2列目にダイレクトにかかって来る場面も多かったことです。
そして、アマラウ退団、マルチネスのケガもあって両サイドバックが高い位置を取れなくなり、後ろからのビルドアップも物足りなく感じました。
この辺りの問題はフロントも感じているのか、早くからケンペスの獲得に動いていましたよね。
ボランチにも若い日本人選手が育っていますし、昨季よりは楽しみを感じる布陣になっています。

浦和レッズ
昨季成績:15位 勝点35 8勝12分14敗 36得点43失点
フロント・監督
ここ数年はフロントの迷走が結果に影響を及ぼしているのは確かですね。
名前だけを見れば今季もという感じなのですが、今季は同じペトロビッチ監督でもある程度計算できる新しいスタートを切れるわけですが、監督選びの流れについては報道であったように一貫性は感じられませんでした。
しかし、ペトロビッチ監督の能力の高さには定評がありますからいいチームは作って来るでしょう。
それでも本人も言っているように時間はかかると思います。
また、育成能力は高いですがタイトルを取れるクラブにできるかというとまだ未知数の部分はあるわけで、そこに広島と浦和では求められるものに違いがありますよね。
またフィンケ監督のときのようにチーム作りとタイトルの狭間でどちらを優先するのかというせめぎ合いがあるとフロントの迷走がシーズン中に露呈してしまう可能性もあるかもしれません。
センターライン
田中-柏木-鈴木-阿部-加藤
ペトロビッチ監督のサッカーをやる中で阿部と槙野を獲得できたのは大きかったですね。
ただ、1トップや両サイドに目を向けると適任者を見つけ出す、もしくはコンバートするのは大変そうです。
広島と比較すると佐藤とタイプの似た選手は田中のみとなり、実際にデスポトビッチやポポはフィットできずにいますし、これからもなかなか難しいのではないかと思います。
そして、田中はケガが心配ですね。
また、サイドにはミキッチのように仕掛けられる選手や服部のように運動量があって守備ができる選手も必要でしょう。
恐らくペトロビッチ監督はポジションごとに決まった役割を求めていくでしょうから、選手がそれに対応するまでに時間がかかると思います。
さらなる戦力補強も含めて新しいセンターラインを築いていくシーズンになりそうです。
バイタルエリア
2シャドーを置いているのでバイタルエリアは広島のときのように上手く使って来ると思います。
原口、柏木、M・リシャルデス、山田、梅崎、エスクデロと2シャドーができそうな選手はたくさんいますからね。
いろいろ組み合わせを楽しめそうですが、理想は技術が高くてラストパスを出せる選手と運動量があってドリブルのできる選手ですね。
かつてのパレルモのパストーレとイリチッチ、ナポリのハムシクとラベッシのようなコンビはやはり質の高いプレイで攻撃をけん引しています。
ただ1トップが足元でボールを受けたがる選手だと相手のDFが前からがつがつ守備をしに来るので2シャドーのスペースがなくなります。
ということはナポリのカバーニのような長い距離を走ってパスを引き出せる選手との組み合わせがいいでしょうね。
後ろにはフィードのできる阿部がいますが、DFラインに入るならボランチから展開力が少し乏しいので小島の成長、もしくは柏木が入ることで補うことになるでしょうか。

攻撃的サッカー組総括
広島は監督が代わって補強もあまりできていないので、緊縮体制の分やはり順位が落ちてしまうと思います。
他のクラブを観るとあまり残留争いしそうなところが見当たらないのでもしかしたら相対的に残留争いに巻き込まれるかもしれません。
C大阪は、ケンペスがかなりやるのではないかと思いますし、チームのバランスが良くなって再び上位に進出してくるのではないかと思っています。
ただ、今季もシーズン途中で海外移籍があるかもしれませんけどね。
浦和はやはり時間がかかると思うので順位は上がるものの、それほど大躍進というシーズンにはならないと予想しています。
まずはフィンケ監督時代くらいに落ち着きそうな1年になるのではないかと思いますね。

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【J1戦力分析2012】鹿島、磐田、新潟
J1戦力分析の第3回は鹿島、磐田、新潟の3クラブです。
このグループはどういう括りかというと、昨季サイドを起点に攻撃していたクラブです。
ハーフタイムでは必ずと言っていいほど、「サイドを起点にして」「サイドを上手く使って」など監督から指示が出ていました。
しかし、各クラブ大迫や前田、B・ロペス、ミシェウなど前線にキープできる選手がいたという事実は、逆に言えば中央、バイタルエリアを上手く使う攻めの形を構築できなかったと言えます。
その理由は組織の観点で言えば監督の戦術の引き出しの問題、個の力の観点で言えばオフェンシブハーフにゲームメイクできるタイプの選手がいなかったというのが共通点になりますね。
やはりゴールから遠い場所でいくらパスを繋いでも相手にしてみれば怖くはないですし、中央で起点が作れないとなかなか上の順位には行けないですよね。
ただ、サイドを起点にする攻撃が悪いというわけではなくメリットもあります。
まず1つ目はサイドの方がプレッシャーが緩いのでビルドアップしやすいということ、タッチラインを背にしてプレイするので視野を取りやすいこと、そしてボールを奪われても中央で奪われるよりはリスクが少ないことなど挙げられます。
また、サイドからの攻撃も駒野などいいクロスを上げる選手、山田などドリブル突破のできる選手、前田や金園などゴール前でいいポジションに入っていける選手がいればかなり脅威になりますね。
今季は新潟が黒崎監督続投ですから昨季のサイド攻撃、カウンターに上積み出来るかが焦点となるでしょう。
鹿島と磐田は監督が交代したのでサッカーのスタイルも変化していきそうです。

鹿島アントラーズ
昨季成績:6位 勝点50 13勝11分10敗 53得点40失点
フロント・監督
ブラジル人選手の獲得と選手育成の面でいささか迷走してそれがそのまま順位に響いており修正は必要ですが、これまで培って来た経験があるためフロントの方針は安定していますから大崩れはないでしょう。
新監督にもジョルジーニョを連れて来ましたからね。
そのジョルジーニョ監督ですが、インタビューを見ると昨季の鹿島の試合をしっかり分析していますし、チーム作りへのビジョン、そのためのプロセスをきちんと描けていると感じます。
練習のバリエーションや戦術の引き出しも多そうですし、何より向上心が高いのでチームの成長に楽しみを抱けますね。
センターライン
ジュニーニョ-本山-本田-中田or岩政-曽ケ端
よく世代交代と言うと若い選手を起用することだと勘違いしている人がいますが、しっかりしたセンターラインを作ってそれに若い選手をからめていくのが理想です。
その観点からすると鹿島の今季のセンターラインはかなり豪華です。
このメンバーを軸に若い選手を組み込んで起用して行き、将来的にその若い選手がセンターラインに名前と連ねるというのが理想的な世代交代の流れになります。
問題はベテラン選手が多いのでケガやコンディションの心配があり、シーズンを通していいパフォーマンスを発揮できるかということ。
そして、今季からダイヤモンド型の4-4-2にしたので小笠原がセンターラインに組み込まれずに、新たにアンカーに能力の高い選手が必要となったことです。
いずれにせよ最重要なポジションであるトップ下に誰を起用するかを含めて、若い選手の成長が必須のシーズンになるでしょうね。
バイタルエリア
3連覇した時には本山とマルキーニョスという前線でキープできる選手がいましたが、この2年の間に本山はコンディションの問題、マルキーニョスは退団ということでレギュラーからはずれるとバイタルエリアを上手く使えなくなって行きました。
そのため、サイドを起点にする攻撃ばかりが目立つようになっていったのですが、それでもリーグ戦で上位の順位に位置出来ていたのは鹿島に能力の高い選手が集まっているからでしょう。
今季バイタルエリアを上手く使えるかどうかですが、個の能力ではジュニーニョ、大迫、本山にかかっていると思います。
今のところ前線でボールをキープできるのはこの3選手ですからね。
彼らの他にもドリブルで仕掛けたり、ゲームメイクできる選手が現れれば選手起用の幅も広がるでしょう。
もちろんジョルジーニョ監督が選手の能力を引き出せるかにもかかってますし、組織としての改良も必要ですね。
ジョルジーニョ監督は昨季の戦いにおいて攻守に浮いているポジションがあると言っていましたが、それは両サイドハーフのことでしょう。
中盤がフラットの状態だったので選手間の距離が広がっていましたから、攻撃ではパスを繋げずドリブルでの仕掛けも見られず、その上サイドバックの上がるスペースを消していました。
また、守備でも相手に中央から攻められるとまったく機能してなかったです。
それを解消するための中盤ダイヤモンド型の4-4-2でしょうね。
中盤は選手が流動的に動くものの中央寄りにポジションを取るので選手間の距離が縮まりますし、そこでのパス交換からバイタルエリアを使い、サイド攻撃はサイドバックのオーバーラップでという意図があると思います。
キャンプ、プレシーズンマッチなどで確実に変化は見られていますから昨季よりはバイタルエリアを使えるようになるでしょう。

ジュビロ磐田
昨季成績:8位 勝点47 13勝8分13敗 53得点45失点
フロント・監督
相変わらず主力の離脱が多いですが、その分の選手の補強はしっかりしていますね。
横浜FM同様に監督にはお金をかけないクラブで、今季はコーチから昇格した森下監督が指揮を執ります。
昨季の柳下監督はサイドを起点とする攻撃を構築して、前田、駒野に加えて大卒ルーキーの山田、金園、小林らを上手く起用して8位と1桁順位でフィニッシュしました。
ただ、いい選手が揃っているのでもっと上の順位に行けそうな気はするんですけどね。
今季は4-2-3-1の布陣でバルセロナのように中盤を細かく繋いでビルドアップしていくスタイルになるようです。
Jリーグでは新監督が理想を追って失敗するという例が過去にいくつもありますが、どういう結果になるのか興味深いですね。
いい選手が揃っているだけにあとは監督の手腕次第でしょう。
センターライン
前田-山田-小林-チョor千代反田-川口
本当にいい選手が揃っていますよね。
金園、山崎、ロドリゴ・ソウトもいますし、新加入のペク・ソンドンもイグノ級のインパクトと言われるだけのことはあります。
ただ、イグノがいたシーズンも順位は11位ですから結果に繋がるとは限りませんけど。
戦い方次第では躍進しそうですから、やはり監督が選手の能力を引き出せるかにかかってるでしょう。
バイタルエリア
プレシーズンマッチを観ると昨季より中央を使ってビルドアップしようという意図が目立つのですが、今のところ後ろに縦パスを入れられる選手がいない、前にボールをキープできる選手がいないというにっちもさっちもいかない状態です。
トップ下でも山田はある程度できるでしょうが、元来は使われるタイプの選手ですからね。
ペク・ソンドン、松浦もボランチのロドリゴ・ソウトもプレイメイカーというタイプではないですし、2列目にゲームメイクできる選手がいないとバルセロナみたいなサッカーをやるのは難しいんじゃないでしょうかね。
昨季みたいにサイドを起点にしつつ、そこからバイタルエリアももっと上手く使っていくような攻め方にすればいいと思うのですが、けっこうスタイルを変えていますから時間がかかりそうです。

アルビレックス新潟
昨季成績:14位 勝点39 10勝9分15敗 38得点46失点
フロント・監督
資金力の問題もあって毎年選手を引き抜かれるのですが、限られた資金の中でいい補強をしている印象がありますね。
平井、矢野、小谷野、中村と日本人の補強もですが、外国人を観る目はうらやましいくらいです。
まだトップフォームではないアラン・ミネイロはよく分からないですが、左サイドバックのキム・ジンスはビルドアップ、正確なクロス、タイミングのいいオーバーラップにインターセプトとかなり能力が高いと思います。
毎年ホームでは粘り強く戦えているところも強みですよね。
就任3年目の黒崎監督はよくも悪くも昨季とあまり変わらない印象があります。
センターライン
B・ロペス-ミシェウ-本間-菊地-鈴木-小澤or東口
プレシーズンマッチの清水戦では例年のごとく4-3-3を試していましたが、今年も上手く機能しそうにないですね。
矢野、平井が加入したことでミシェウをオフェンシブハーフで起用できるので4-4-2で決まりでしょう。
チョヨンチョルはいなくなりましたが、逆にチームのバランスは良くなっており、メンバーを固めていけばいいサッカーができるようになると思います。
問題はミシェウ不在時にどういうサッカーをするかですよね。
バイタルエリア
昨季はポゼッション時にサイドを起点にして攻めていたのですが、その割にチョヨンチョルに1対1で仕掛けさせるパス回しはできていなかったですし、縦パスを入れられる選手が後ろにいなかったですね。
バイタルエリアはミシェウとB・ロペスのからみで少し使われるくらいでした。
今季はミシェウが1列下がることでそこでのキープ、スルーパスが期待できると思います。
逆サイドはアラン・ミネイロや小谷野に積極的に仕掛けさせればいいんじゃないでしょうかね。
ボランチのポジションに展開力のある選手がいないのが難点ですが、新潟はカウンターも積極的に狙って行くスタイルなので当たりや守備に強い選手を並べて前線の選手でゴールを奪うという戦い方なら問題ないでしょう。
黒崎監督がバランスよく選手を起用できれば昨季より確実にバイタルエリアを使えると思います。

サイドアタック組総括
鹿島はもともと能力の高い選手が多いので大崩れはないと思いますし、監督次第という部分が大きいので若い選手が力を発揮すればいいサッカーができると思います。
あとは他クラブで優勝争いするようなクラブがそんなに多くなさそうなので、相対的に割と上位に食い込むのではないかと期待しています。
磐田はスタイルが大きく変わっており、経験のない森下監督ということで二桁順位に逆戻りするのではないかと思います。
戦術の浸透には時間がかかると思いますし、どうしても経験のない日本人監督、コーチから昇格した日本人監督というのは上手くいく印象がないです。
これまでも比較的良かったのは(最終年降格した)FC東京の城福監督や(1年目低迷した)清水の長谷川監督くらいですからね。
手倉森監督や関口監督はJ2からそれぞれ仙台、川崎を率いていましたし、J1でしかもサッカーのスタイルを変えるとなるとかなり難しいと思います。
新潟は黒崎監督が余計なことをせずにシンプルに選手の能力を引き出せば1桁順位に返り咲くのではないかと思いますね。

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