鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第8節】仕掛けて蹴散らす鹿蹴るサッカー…のG大阪戦
結果
4月28日(土) 2012 J1リーグ戦 第8節
鹿島5-0G大阪(15:34/カシマ/17,583人)
[得点者]
42' 遠藤康③(鹿島)←西大伍②
53' 興梠慎三④(鹿島)←新井場徹①
71' 大迫勇也①(鹿島)←ドゥトラ②
89' 本山雅志①(鹿島)←大迫勇也②
90'+3 大迫勇也②(鹿島)←遠藤康①

[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ドゥトラ
MF:小笠原、、遠藤
MF:柴崎
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
66分:小笠原→青木
77分:ドゥトラ→本山、興梠→ジュニーニョ


試合の感想
似たもの同士の違い
固定メンバーだった昨季までと違ってスターティングメンバーが読めない今年の鹿島ですが、ジョルジーニョ監督がこの試合で選択したのは前節後半のメンバー、システムでした。
ドゥトラ、小笠原、遠藤、柴崎らが構成する中盤がダイヤモンド型の4-4-2という攻撃的な布陣ですね。
G大阪は中盤がボックス型の4-4-2、こちらも前節に快勝した清水戦と同じメンバーでした。
両クラブとも今季から新監督を迎えたのですが、3連敗スタートした後に引き分け、1つの敗戦を挟んで2連勝中とまったく同じ星取り表となっており、G大阪に監督交代はあったものの似たもの同士の対戦となりました。
しかし、試合内容には前半から差が見てとれましたね。
ファーストシュートは興梠、続いてドゥトラがドリブルからシュートを放つと、大迫も左サイドから仕掛けてゴールを狙います。
立ち上がりから前線の3人が積極的にドリブルで仕掛けていましたね。
そして前線からプレスをかけてボールを奪うと、鹿島の遠藤がG大阪のボランチ、サイドハーフの間の中途半端な位置でボールを受けて攻撃の起点になっていました。
両サイドバックの上がり、また大迫の流れる動きからサイドの高い位置までボールを運べていましたし、ここのところはそこからシンプルで意図のあるクロスが入っているので得点の可能性を感じさせます。
23分には遠藤のドリブルでの仕掛けからドゥトラに繋いで小笠原の決定機を迎えますが、これをゴールの上にはずしてしまいます。
しかし、鹿島はセットプレイを含めて攻撃がシュートで終わることが多かったですね。
一方G大阪はポゼッションをしてボールは回すものの、攻撃の形が作れていません。
昨季はイ・グノが高い位置で起点になっていたのですが、今季はそういう選手がいなかったですからね。
ラフィーニャはフィニッシャーとしての能力は高いですが、ポストプレイをしたりDFラインの裏を狙ったりと攻撃の起点になるようなタイプではないです。
それでも今季もこれまで毎試合得点をしていましたが、序盤は個の力によるものが多く、ここのところは佐藤が起点になれていましたからね。
しかし、鹿島はこの佐藤をしっかりケアして起点にさせませんでした。
そのため、G大阪は武井、ラフィーニャの苦し紛れのミドルシュートや遠藤のFKくらいでしかシュートまでは持って行けていませんでしたね。
ただ、30分くらいから流れがややG大阪に傾きます。
遠藤が右サイドの高い位置に顔を出すようになると、寺田、加地の3人でそこに起点を作られるようになります。
左サイドも同じように藤春が高い位置を取ることはあったのですが、こちらは遠藤と西がよく守っていました。
右サイドは小笠原、新井場、柴崎ともに中央を開けたくない、ドゥトラもあまり下がると今度は明神がフリーになって来るということでマークの受け渡し、プレスが出来ていませんでしたね。
そのため、タッチライン際に張る選手がフリーになってしまっていました。
単純にクロスを入れられるだけなら佐藤の高さがやややっかいだったものの、中央の岩政と山村を中心に跳ね返せていましたが、サイドの高い位置で起点を作られてそこからバイタルエリアを狙われると危ない場面をいくつか作られてしまいました。
その嫌な時間帯は体を張って守ると終了間際にチャンスを迎えます。
遠藤のサイドチェンジから新井場がドリブルで上がり、大迫にパス。
そこで大迫がボールをキープしたことでG大阪の選手が中央へ寄って行き、そこから右サイドへの展開によって西のマークに藤春が引き出されます。
そのため右サイドに大きなスペースが空いてそこを大迫が突き、ボールを受けると上手くキープして起点に、西がペナルティエリアに侵入する時間を作ってパスを出します。
そして、西からのパスを遠藤が左足一閃、ゴール左上に突き刺して先制します。
遠藤の3試合連続のゴールでリードして後半を迎えます。

ダイヤモンドの輝き
後半は鹿島のペースでずっと試合が進むわけですが、これはハーフタイムのジョルジーニョ監督の修正が大きかったです。
G大阪は前半と同じように右サイドで起点を作ろうとするのですが、後半の鹿島は新井場、小笠原のボールホルダーに近い方がしっかりプレスに行けていました。
また、G大阪の遠藤に対してはドゥトラではなく柴崎がアンカーから飛び出してケアしていましたし、小笠原、柴崎、遠藤のサイドへのシフトもスムーズになっていました。
これによってG大阪は完全に攻め手を失いましたね。
佐藤が起点になれず、前半唯一の望みだった頼みの右サイドからの攻めも封じられてしまったので、必然的に主導権は鹿島に移りG大阪は後手に回るシーンが多くなります。
鹿島は前半に比べて高い位置を取れるようになった新井場が完全にサイドの主導権を掌握、多くのチャンスを演出していましたね。
53分にはスローインのリスタートからドゥトラがドリブルで突進、G大阪の選手を3人引きつける絶妙なタイミングで左サイドを駆け上がった新井場にパスを出すと、そのセンタリングを興梠が上手くトラップしてニアサイドに決めます。
あの体勢からゴールの枠に飛ばせるのはやはり体にキレがある証拠で、興梠のコンディションの良さが窺えるゴールでした。
興梠の4試合連続ゴールで突き放すと、やはり観たいのは大迫のゴールですよね。
引き続き右サイドを中心にチャンスを作ると興梠の折り返しを大迫がシュートしますがDFに当たってバー直撃。
その後も興梠のヘッドもポストに当たるなどゴールへの期待感と運の悪さによる感情のアップダウンが目白押しです。
G大阪はポゼッションしても選手たちがどうゴールを奪えばいいか、そのための形を共通意識として持てていないので、鹿島にボールを取られてカウンターを受けるためにボールをポゼッションしているような状態でしたね。
その証拠に後半のシュートは途中出場のパウリーニョが苦し紛れに放ったロングシュート2本と武井のミドルシュートのみでした。
大迫のクロスにドゥトラのヘッド、ドゥトラのドリブルからのクロスが大迫に合わないなど決定機が続き、71分、待望の大迫のゴールが生まれます。
クリアボールを拾ったドゥトラがドリブルで突進、シュートコースがなかったのでギリギリで大迫に流します。
シュートはまたもやDFに当たりますが、それがGKのタイミングをはずしていい所に飛びましたね。
その後もドゥトラの推進力は留まることを知らず、バー直撃のシュートなどありますが、77分に本山とジュニーニョと交代となります。
ここからは上手くパスを回しながら相手を引き出して隙を作って突いていくという形になりましたね。
89分には遠藤が中央へドリブルで切り込むと大迫にパス、その落としを本山が決めてこちらも今シーズン初ゴールとなりました。
この得点シーンはジュニーニョが遠藤の外を回って追い抜くことで加地がそちらに釣られたので遠藤が中央へ切り込めましたね。
こういう動き直して外を追い抜くという動きはまだまだ少ないので見習ってほしいです。
さらにロスタイムには遠藤のフィードから大迫が決めてダメを押します。
藤ヶ谷はトラップしようとしたのか分かりませんが、角度的に右足で処理しづらかったので触れなかったんですかね。
大迫は1点を取るのに苦労していましたが、入るときはこんなものかもしれません。
連勝対決は鹿島が大勝で制す結果となりました。

ドリブルがもたらしたもの
昨季と今季でもっとも違うものと言えばドリブルの回数ですよね。
昨季はボールをもらった場所からテコでも動かないというようなサッカーでしたが、今季はドリブルでボールを運ぶことで縦への推進力が出ておもしろいサッカーになっています。
データで見ても明白ですが、昨季のドリブル回数は354でこれはリーグ15番目でした。
今季は6節終了時点で87、リーグで4番目の多さとなっています。
昨季は大迫、遠藤の2人がドリブル回数トップ2だったのですが、この2人は今季も序盤から積極的にドリブルで仕掛けていました。
特に遠藤は昨季に比べてポジションが中央寄りになったことで効果的なドリブルができ、起点になって来ていましたからね。
動き出しのタイミングも早くなって相手に詰められる前にスペースにボールを運べていますし、相手からすればかなりやっかいな存在になっています。
それに加えてドゥトラのドリブルがまたすごいですし、相変わらず大迫もいい仕掛けをしています。
その上興梠も今季は仕掛ける場面が多いですし、ジュニーニョもドリブルは得意ですからね。
また、中盤の選手の距離感が改善されたことでサイドバックもオーバーラップする回数が増えていますし、新井場、西になってドリブルからセンタリングという攻撃の形も脅威になっています。
この辺りはボックス型の時からよくなっていましたからね。
ダイヤモンド型になってさらにドリブル力には拍車がかかっていますが、ドリブルが増えたと言ってもいいタイミングで周りの選手を使えています。
ドゥトラもこの試合の前半は少し持ち過ぎてボールロストする場面もありましたが、京都時代と違って格段に球離れがいいです。
特に2点目の新井場へのパスは観ていて思わず上手いって叫んでしまいましたね。
何てことはないパスですがタイミングが絶妙でした。
ドリブルだけでなくフィジカルがあるのでボール奪取もよくしてくれますし、高さもあるので競り勝ってくれるのも大きいです。
昨季に比べてゴールに向かう意識が段違いですし、このドリブルの威力がさらに鹿島のパスサッカーを高めてくれると思います。

ダイヤモンドか、ボックスか
大阪勢との対戦でダイヤモンド型が機能したことで、これからはどちらのフォーメーションで戦うのかという話にもなると思いますが、こーめいはどちらも使っていけばいいと思います。
メリットがあれば必ずデメリットもあるわけですから、複数のフォーメーションを使えた方がいいですからね。
ダイヤモンド型はドゥトラがトップ下に入ったことも大きいですが、やはりアンカーに柴崎が起用されることで後方からのビルドアップが安定します。
後ろの選手が相手のプレスをかいくぐってボールを出せるので前線の選手が生きるわけですから。
また、今の鹿島には後ろでボールを持って何かできるサイドバックがおらず、高い位置を取れてなんぼなので、小笠原と遠藤が低い位置で起点になれることで新井場と西が上がりやすくなっているのも効いていますね。
カウンターについてもトップ下にボールを収められる選手がいれば起点ができますし、前線の選手間の距離もよくなっています。
攻撃的に行きたい時やスペースがあるときはダイヤモンド型の方がメリットは大きいでしょうね。
ただ、やはり守備に関してはバイタルエリアが危険にさらされる事が多く、ポストプレイの上手い選手、2列目から飛び出して行く選手が多いクラブとの対戦ではやられる場面も増えると思います。
でも、得点の取り合いで勝つというのも1つの選択肢ですし、それにドゥトラ、小笠原、遠藤と球際が強くてボール奪取が上手い選手が揃い、その後ろを柴崎がクレバーにフォローしているので意外と守備力の高さが目立ちます。
この試合の後半は上手く組織で守れていましたし、これからもっと良くなる可能性はあるので期待したいですね。
後はそれぞれのポジションを出来る選手が少ないっていうのが問題です。
トップ下は今のクオリティなら遠藤を入れてもいいかなとは思いますが、やはりドゥトラ以外では威力が落ちそうですし、アンカーも柴崎でないとプレスをかけられたらそこで詰まってしまうでしょうね。
本田が復帰すれば柴崎や遠藤をそれぞれ1つ上げることも可能かもしれません。
これもいろんな組み合わせで新しい輝きが出て来るかもしれないので楽しみではあります。
試合の主導権を握れれば間違いなく破壊力はとんでもないです。
ボックス型については改めて言うまでもないですよね。
C大阪戦など失点してはいましたが、機能すれば安定感はこちらの方が上です。
また、ダイヤモンド型ほど人を選ばないので汎用性は高いです。
分かりやすく「逆襲のシャア」で例えるならボックス型はジェガン、ダイヤモンド型はリ・ガズィといったところです。
対戦相手や試合状況によってダイヤモンドとボックスを使い分ける宝石箱方式(ジュエリーボックスシステム)で戦えば選手層も厚くなり、戦術も幅広くなると思います。

清水戦に向けて
清水はFC東京との対戦でフランサとアレックスが退場しました。
アレックスの欠場は大きいですが鹿島の苦手な枝村あたりが出て来そうですし、CFもボールのおさまる高原に出て来られた方がやっかいですね。
そこは2CBとアンカーで潰していかないといけないです。
清水の守備はアンカーの村松が縦横無尽に駆け回って危ないスペースを消して来ますし、両ウィングも割と下がって守備をするので昨年より堅いですね。
それでもバイタルエリアを目がけてドリブルでガンガン仕掛けていったら相手は混乱すると思います。
ただ、清水のサイドバックとアンカーははビルドアップ能力は高くはなく、小野に気をつけないといけないですが、攻撃は基本的にサイドから。
高木と大前は足元でもらって仕掛けたがる傾向があるのでサイドをきっちり守ってドリブルを警戒していたら守れると思います。
サイド攻撃の際はペナルティエリア内に3人くらいは入って来ますけど、特に気をつけないといけないのはDFラインの裏を狙ったアーリークロスですね。
いいボールが入って来ますし、サイドからウィングが絞ったり後ろから飛び込んでこられるとフリーにさせてしまいがちですから危ないですよ。
鹿島はどういうフォーメーション、メンバーでいくのでしょうね。
こーめいは清水相手ならダイヤモンド型がいいと思いますが、それだと連戦なのでローテーションを考えると山村→中田、興梠→ジュニーニョくらいしか動かせないような気がします。
そのままでいきそうな気もしますし、また予想を上回る大胆な起用をして来る可能性もありますが、現時点で予想してもアテにはならないので楽しみに試合を待ちたいと思います。

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【J1第7節】大逆転でホーム最速200勝…のC大阪戦
結果
4月21日(土) 2012 J1リーグ戦 第7節
鹿島3-2C大阪(15:03/カシマ/12,110人)
[得点者]
21' キムボギョン(C大阪)
45' キムボギョン(C大阪)
57' ドゥトラ①(鹿島)
62' 興梠慎三③(鹿島)←ドゥトラ①
85' 遠藤康②(鹿島)←西①

[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:小笠原、遠藤
MF:青木、梅鉢
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
31分:梅鉢→柴崎
HT:青木→ドゥトラ
79分:興梠→ジュニーニョ


試合の感想
守備的に戦って後手に回る
鹿島は4-2-2-2、C大阪は4-2-3-1のフォーメーション。
どちらもスターティングメンバーは前節とまったく同じでしたね。
鹿島は青木と梅鉢のダブルボランチということでFC東京戦に続いてまずは守備からという意識が高かったです。
そのためC大阪の攻撃を受ける形となるのですが、前節と違っていたのは前回の記事で危惧したボランチのビルドアップ力、2列目のドリブル力ですね。
2トップが縦関係になって1人がC大阪のボランチを見ていたのですがもっとしっかりプレスにいかないといけなかったです。
簡単に2列目にボールを入れられていました。
そして特にチーム全体で気になったのはドリブルに対する守備ですね。
あっさりフェイントに引っかかって縦にドリブルで抜けられ、後追いディフェンスで追いすがるという場面が目立ちました。
そうなるとフリーで前を向いてボールを持たれてしまうのでDFラインは後手に回ってしまいます。
そのままフリーにしたら高精度のミドルを打たれてしまうので飛び出してプレスに行くのですが、寄せる前にパスを出されてしまうので、どこもマークがずれていくという現象が生じていました。
バイタルエリアでおもしろいようにパスを回されていた印象がありますが、すべて始まりはドリブルからなんですよね。
そして心配した通り、スローインからキムボギョンにドリブルで切り込まれるとブランキーニョ、清武とからんでキムボギョンに決められてしまいます。
ここは最初に西がキムボギョンについていたのですがバランスを崩したのかあっさりマークを外されてドリブルされてしまいましたね。
先制点を上げたC大阪は前線からプレスを積極的にかけて鹿島のビルドアップを担うボランチ、両サイドバック(特に西)の前へのパスを封じて来ます。
やはりこのメンバーだとプレスをかけられるとビルドアップが苦しくなりますよね。
それを解消するべく31分にジョルジーニョ監督が動きます。
梅鉢に代えて柴崎を投入、小笠原をボランチに下げます。
しかし、守備の問題は改善されていなかったので35分には山口のバー直撃のシュートを受け、さらには終了間際にキムボギョンのボールを山村が処理し損なってキムボギョンに拾われます。
そしてドリブルで突き進まれると上手く青木と岩政の間にパスを通されます。
ケンペスのシュートは曽ケ端がファインセーブするもこぼれ球がキムボギョンのところに行ってしまい押し込まれます。
運悪く相手に拾われてしまったのですが、至近距離のシュートですから曽ケ端には精一杯の対応だったでしょうね。
それよりも気になるのは西の守備です。
曽ケ端が飛び出したあとはボールウォッチャーになっているのですが、あそこは基本通りゴールの中に入らないといけないですね。
そうしたらシュートを体に当てられていた可能性もあります。
しかし、それ以上に悪かったのはやはり山村のハイボールへの対応です。
これまでもヘディングのクリアが中途半端になることがあったのですが、山村は常にクリアするだけでなく前の選手にパスを繋ぐという判断でプレイをしています。
それはすごくいいことなのですがやはり危ない状況の時、特にハイボールの処理はタッチに逃げる、大きくクリアするなどプレイをはっきりしないといけないですね。
繋げないCBより繋げるCBの方が絶対いいですしこれからも勇気を持ってドンドン縦パスを入れて行ってほしいですが、この辺の判断力は高めていく必要があります。

攻撃的に戦って先手を取る
前半はC大阪に手酷くやられた印象がありましたが、こーめいはしかるべき手を打てば逆転は十分可能だと考えていました。
C大阪のドリブルへの対応は遠藤くらいしかいい守備が出来てなかったですが、あまりに基本的なことが出来ずにかわされていたので逆にそこは意識を変えるだけで修正できる部分でした。
そして、前半途中出場した柴崎に試合勘のなさが見られたので1列下げるということですね。
それに新井場のシンプルなクロスからDFの中途半端なクリアをファーサイドの大迫が拾ってシュート、そして12分にも新井場のクロスから大迫のヘッド、さらに15分には小笠原の飛び出しからクロスに大迫が合わせるなど前半もゴールチャンスの数はC大阪に引けを取らなかったです。
クリアされたもののオーバーラップした西からファーサイドでフリーで待ち受けていた興梠、遠藤のヒールパスから抜け出した興梠が中央へパス、小笠原が切り返してしまったためシュートもまでは行けなかったですが、攻撃の形は多く作れていたので1点取ってしまえばまだ全然分からなくなると思っていました。
そうしたらジョルジーニョ監督はドゥトラを入れて、トップ下にドゥトラ、左に小笠原、右に遠藤、アンカーに柴崎と中盤をダイヤモンド型にして来ました。
この選手交代もそうですが、若手の起用やターンオーバーなどこーめいの予想とタイミングの速さを上回る大胆さを見せてくれますね。
それがこれまではハマってなかったのですが、この試合では功を奏します。
2列目だった遠藤が少しポジションを下げ、ボランチだった小笠原が少しポジションを上げたのでC大阪からすればサイドハーフが下がってみるにしても、ボランチがマークに行くにしても中途半端なポジションになりました。
しかも遠藤はこのところ相手との間合いの取り方が上手くなり寄せられる前にスーッとスペースにドリブルして行きますし、小笠原は寄せられても体を張れていたので2人ともボールをキープできていましたし2人くらいにプレスに来られても状況打開できていました。
それによって苦手なビルドアップから解放された新井場や西の中盤を追い越す動きが増えましたね。
さらにアンカーの柴崎がフリーになることが多く、前半少なかったサイドチェンジ、前線へのフィードなどその能力を発揮します。
さらにさらにドゥトラはスペースを見つけて自由に動き回っていたので相手からすれば捕まえづらく、どんどんドリブルで仕掛けるので効いていましたね。
57分には小笠原の粘りを遠藤がフォローしてボールを奪うとシンプルにクロス、GKがはじいたボールをバイタルエリアでフリーになっていたドゥトラが決めます。
反撃の狼煙を上げると右サイドを崩して小笠原の折り返しを遠藤、左サイドの崩しから遠藤のクロスに興梠のヘッドと決定機を作ります。
そして62分、今度は右サイドで2人に寄せられながら小笠原がパスを出すとドゥトラがサイドを疾走、クロスにニアの興梠が合わせて同点に追い付きます。
興梠は今季序盤は先発でなかったこともあってここのところコンディションが非常にいいですね。
苦手な連戦もターンオーバーで回避されていますから、それを続けていけばキレは落ちないと思います。
ここまでリーグ戦は3試合連続、ナビスコ杯で1得点していますが、すべてワンタッチです。
一番遠い距離からのゴールは大宮戦ですし、それだけ周りの選手も興梠がゴール前に入っていく形を作れているということですよね。
こーめいが興梠の理想像であると言ったワンタッチゴーラーとしての能力を発揮してくれています。
同点に追いついてからも攻撃で主導権を握った戦いを展開しますが、鹿島の方も運動量が落ちて来ます。
70分にはドゥトラとキムボギョンのからみからお互いに報復行為、両クラブともエキサイトします。
ドゥトラがキムボギョンに足を引っ掛けられていたので、しっかり見ていたはずの主審がファウルを取ればああはならなかったと思います。
その後悔の念があったのだと思いますが、報復行為はお互いに不発だったこともあってキムボギョンへのイエローカードだけで済まされます。
やはりドゥトラはああいうところで熱くなりやすいタイプですから、気をつけないと退場でチームに迷惑をかける場面も出て来そうですし、メンタルコントロールを心がけてほしいですね。
鹿島は足を痛めた興梠に代わってジュニーニョを投入して攻守に運動量を活性化すると85分、柴崎のサイドチェンジから西が駆け上がるとジュニーニョにくさび、折り返しをもらうとそのまま中央へドリブル、左サイドでフリーになっていた遠藤にスルーパスを出します。
それをニアサイドに豪快に突き刺して2試合連続の勝ち越しゴールで逆転します。
ニアの高めというのはセオリーですがものの見事に絶妙なコースに決めましたね。
残り時間もしっかり守ってリーグ戦も連勝、ホーム最速の200勝を達成します。

主導権の握り方
前半はFC東京戦同様に守備から入って主導権を握ろうとしたのですが、この試合ではC大阪にドリブルできる選手が多かったのもあってそれに失敗してしまいます。
前の記事で書いたようにやはりやや守備的過ぎますし、青木と梅鉢のダブルボランチではビルドアップに難が出て来ますよね。
逆に後半は攻撃的な4枚で中盤を構成して主導権を握りました。
2点ビハインドがあったのでかなり攻撃的に行ったわけですが、この試合の前半と後半の中間がちょうどバランスのいい構成になると思います。
そうなるとやはり小笠原、柴崎、増田+梅鉢、本田、青木の組み合わせが良く、現時点では小笠原と梅鉢のコンビが第一候補となりますね。
小笠原がボランチに入ればそこでキープできるのでサイドバックも上がりやすくなりますし、当然相手もまずそこにプレスをかけてくるので梅鉢もプレイしやすいです。
それに役割分担もはっきりしますからね。
鹿島は守備もしっかりするのが伝統ですが、やはり攻撃で主導権を握ることができないといけないですしホームなら尚更です。
ただ、ジョルジーニョ監督もできれば柴崎をスターティングメンバーから使いたがっていたので同じ考えだと思いますし、主導権の握り方は改善されて行くでしょう。

G大阪戦に向けて
G大阪も徐々に本来の姿を取り戻して来ていますね。
前線からのプレス、攻撃の組み立てとまだ全盛期ほどではないですが、遠藤はコンディションがよくなっている感じです。
そこからのパスは気をつけないといけないですが、攻撃についてはFWの佐藤を押さえればある程度防げると思います。
得点は取っていますが、フィニッシュの形にはまだ模索中という感じを受けますから、攻撃の形については鹿島の方が作れていると思います。
守備は特にセットプレイの守りに難を抱えていますし、そこに付け込みたいですね。
鹿島は柴崎を2列目に入れて本来の中盤の構成に戻すと思います。
気になるのは少し調子が落ちている大迫ですね。
相変わらず前線で起点になっていますしいいドリブルでの仕掛けも見せていますが、リーグ戦ではまだゴールがないということで焦りや迷いがあるのかなと思います。
プレイの判断が遅い場面が増えていますね。
もしかしたら調子の上がっているジュニーニョが先発で出場するかもしれませんが、この試合も決定機は迎えていますからそんなに気負わずにいつも通りのプレイをしたら得点は取れると思います。
鹿島と同じ勝ち点ですが、G大阪は得失点差で1つ上の順位にいます。
この2クラブはこれから順位を上げていくでしょうが、ホームですしどうせならここで叩いてゴールデンウィークの連戦にはずみをつけたいですね。

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【ナビスコ杯第3節】大胆起用で3連勝…の札幌戦
結果
4月18日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
札幌1-2鹿島(19:03/札幌ド/6,877人)
[得点者]
16' 榊翔太(札幌)
85' ジュニーニョ①[PK](鹿島)
90'+4 岡本英也①(鹿島)←遠藤康①

[フォーメーション]
FW:ジュニーニョ、岡本
MF:本山、土居
MF:青木、増田
DF:アレックス、山村、昌子、西
GK:佐藤

[選手交代]
HT:土居→ドゥトラ
64分:本山→遠藤、山村→佐々木


試合の感想
メンバーは8人入れ替え
鹿島は4-2-2-2のフォーメーションでしたが、FC東京戦に続いて先発だったのは青木、山村、西の3人のみ。
実に8人を入れ替えての大胆なスターティングメンバーとなりました。
札幌もフォーメーションはいつも通りの4-2-3-1でしたが、こちらも名古屋戦から引き続きスターティングメンバーに名を連ねたのは前、宮沢、ノース、岩沼の4人だけでした。
立ち上がりは両クラブとも良かったと思います。
鹿島はボールを回しながら前線にロングボールを入れて相手の隙を窺い、守備時も前線からのプレスでボールを奪えていましたし、マークの受け渡しも悪くなかったです。
札幌もリーグ戦に比べて前からよく守備をよくしており、まずはしっかり守ってカウンターという狙いですよね。
攻守にまったくオフザボールの動きをしない前田が出場している時より、ナビスコ杯のメンバーの方がいいサッカーをする印象があります。
時間が経過して行くと、この大幅に代わったメンバーで試合をするのが初めての鹿島に徐々に攻守で不備が目立ち始めます。
16分には青木からアレックスへのサイドチェンジをカットされるとそのままカウンターを受けます。
鹿島は守備の人数は揃っていたのですが、連携に問題がありました。
アレックスがオーバーラップしていたのでそのサイドを使われたわけですが、札幌の左サイドバック日高へのマークが曖昧でしたよね。
山村が行く形になったのですが寄せが甘く、いいセンタリングを入れられてしまいました。
そして2列目から飛び込んだ榊に対してもマークが付いて行ってなかったので、対応が遅くなってしまいゴールを決められてしまいました。
DFラインの3人は中央に絞らざるを得ないので、大外の榊は土居が戻って付いていかないとフリーにしてしまいますね。
誰がどこをケアするのか探り探りのため、積極的な寄せやマークが出来ずに隙を作ってしまったという感じです。
状況にもよりますが、こーめいはサイドバックの上がった後ろのスペースはボランチが埋めるべきだと思いますから青木に真っ先に日高のマークに行ってほしかったですね。
DFラインの選手が出て行くとゴール前の選手のマークの受け渡しでズレが生じやすくなりますし、青木はベテランですのでディフェンスリーダーでもあるわけですから。
山村は危険な選手、スペースを見つけるのが得意なのでいち早く動いていることが多いのですが、プレスに行くなら行くでもっと寄せを激しくしないといけないですね。
鹿島が先制されたことによって、より攻める鹿島、守る札幌という構図が強くなって行きます。
しかし、攻撃でもやはりメンバーが入れ替わったことで問題が生じていました。
1つはジュニーニョ、岡本ともにくさびのボールをおさめて展開することを得意としてはいないということです。
大迫や興梠ならくさびのボールをもらいに下がってくれますしよく収めてくれるのですが、この試合では縦へのボールがほとんど入れられずにいました。
その上DFラインの裏を狙う動きも少なかったですね。
そのため、サイドからビルドアップしようとするのですが、札幌のプレスをかいくぐるのに苦労します。
何とかアレックスのオーバーラップを使ってチャンスを窺うのですがひいき目に見てもファーストトラップを3回に1回は失敗していますし、ボールを持ったら止まってしまうので攻撃に勢いが出ません。
途中から本山と土居が縦のパスをもらうシーンが増えて、そこから攻撃を展開する場面が見られるようになりますが、攻め手は少なかったですね。
岡本が相手のボールを奪ってGKと1対1になったり、ジュニーニョが決定機を迎えるも足がもつれてしまうなどのチャンスはありましたが、全体的に運動量は少なかったです。
ボールホルダーを追い越す動き、サイドからの速いクロスなど得点を取るために必要なことができていなかったですね。

横行する誤審問題
広島戦、浦和戦、FC東京戦とこのところ勝敗や得点、退場に関わる部分であまりにも低レベルなミスが多く誤審に苦しめられていた鹿島ですが、この試合でも勝敗を左右する部分で重大な誤審が起こりました。
39分にカウンターから札幌のキリノがドリブルで仕掛けたわけですが、山村がそのままキリノについて行けば良かったのですが、昌子がカバーに入ったのでポジションがかぶってしまいました。
山村と昌子の1年目、2年目CBコンビなので仕方ない面もありますが、そのロスで対応が遅れた昌子がキリノを引っ張ってしまい2人ともバランスを崩して足が接触していまいたから、これは完全にPKでレッドカードですよね。
しかし、判定はキリノのシミュレーション、2枚目のイエローカードで退場となりました。
こーめいは他クラブの試合も観ていますが、今季は特に勝敗や得点、退場に関する誤審、しかも有り得ない低レベルの誤審が多いです。
今回は鹿島が有利になる誤審でしたが、前節FC東京に勝利するまでは勝てない状況で誤審の被害を受け続けてやりきれない気持ちになっていた身としては他人事ではないですし、あれでシミュレーションを取られていたら選手はやってられないですよ。
審判の質の低さについてはこのブログでも何度も触れて来ており、もう何年も前から同じことを言っていますが、不当なイエローカード、レッドカードの取り消しをすべきですし、大きな誤審をしたレフェリー、誤審ポイントの溜まったレフェリーはしばらく担当からはずし、研修させたりしないといけないです。
そして、当然その発表をすべきです。
しかし、それをやってしまうと年俸1,000万円、トップクラスは2,000万、3,000万円もらっていると言われるプロフェッショナルレフェリー(審判業で飯を食っている人)の能力の低さが知れ渡り、処分をされまくってしまうので、雇っているJFLの面子が潰れてしまいます。
本来は副業を持ってレフェリーをしている人から実績のある審判をプロフェッショナルレフェリーにすればいいのですがそうはなっておらず、JFLにはお気に入りや従順、コネのある人材をプロフェッショナルレフェリーにしたいという思惑があります。
つまり、いいジャッジをして評価が高いからプロフェッショナルレフェリーにするという考えではなく、来年はこの洋服、色が流行るというパリコレ方式で、この審判を売り出したいという理由で選出しているわけです。
だからクラブにはベストメンバーを強要しておいて、ゼロックススーパー杯にチャンスを与えたかったという理由で家本主審を起用して問題を起こし、研修送りになる事態を引き起こしてしまうわけです。
プロフェッショナルレフェリーは一度なると横綱のように降格することはないですし、家本主審も2度研修送りになった実績がありますが、現在も変わらずプロフェッショナルレフェリーですからね。
しかし、横綱のように品格や能力を問われることはありませんし、逆に能力が高いのにプロフェッショナルレフェリーになれないという審判が生まれてしまっているわけです。
プロフェッショナルレフェリーの資格剥奪は厳しいとしても、しっかりジャッジを精査する機関を作りプロフェッショナルレフェリー内でランク付けをして公にするべきです。
よく誤審は回り回って各クラブに被害や恩恵を与えるので公平だと主張する人がいます。確かにそうですが、それは向上心も考える力もない人間の言うことですよね。
誤審は少ない方がいいですし、少ない上で公平である方がずっといいに決まっています。
そのためにも誤審はなくならないとしても、できるだけ少なくする努力、正しく検証してそれを今後のレベルアップに生かしていくシステムを作っていかないといけないわけです。
現在はJFLの面子やコネなどあまりに馬鹿げた理由で選手が被害を受けている状態で、松崎審判委員長はいろんな理由をつけて言い訳をしていますが、その問題の本質は我那覇の冤罪事件、つまり青木・鬼武・川渕問題となんら変わらないものなのですよ。
そこには公にできない理由があるから、審判批判をしないようマスメディアや各クラブに圧力をかけ、審判を評価する第三機関を設けることをせずに身内だけで処理、隠ぺい体質を貫いているわけです。
とにかくJFLの体質を変えていかないと解決しないですし、誤審問題についてはJリーグのクラブ、サポーター全体で考えていかないことです。

押し込んで押し込んで逆転
数的優位になったことでますます鹿島が攻勢を仕掛けていくわけですが、守る札幌に攻めあぐねます。
ハーフタイムには土居に代わってドゥトラを投入するも結局はジュニーニョのドリブル突破くらいしか攻め手がなく、65分に遠藤と佐々木を投入してようやく猛攻体制になります。
左からジュニーニョ、右から遠藤、佐々木とドリブルで仕掛けられる選手が増えたために押し込む時間が増えて行きましたね。
特に遠藤と佐々木がよく裏を狙うフリーランニングをしてたいので攻撃も活性化しました。
ただ、どうしても中央、中央からという意識になってしまいミドルシュート含めて真ん中をぶち破ろうとするのですが札幌の好守に防がれます。
ゴール前へのボールも青木らが縦に入れることが多かったですが、前から来るボールなのでDFは対応しやすいですよね。
もっとサイドから速いクロスを入れたらよかったのですが、ふわっとした合わせるボールが多すぎました。
それでもやはり決定機はサイドからでアレックスのセンタリングからジュニーニョするもこれはGKのファインセーブ、さらには佐々木のクロスからドゥトラの競り合い、こぼれたボールをジュニーニョ、ドゥトラがシュートします。
これが宮澤の手に当たってハンド、ジュニーニョがPKを決めて85分にようやく追い付きます。
その後も押し込むと遠藤のCKを岡本がヘディングで決めて逆転、ナビスコ杯は3連勝となりました。

得られた収穫
内容ははっきり言ってあまりよくなかったですし、誤審がなければそこで追加点を奪われた挙句に1人少なくなって試合が終わっていた可能性もありました。
収穫を挙げるとしたらこれだけメンバーを代えてしまうとなかなか難しいですし、山村と昌子のCBコンビではまだまだ怖いと分かったことですかね。
ただ、ジョルジーニョ監督がこれまで起用していない選手は今季加入のユース昇格組と伊東、本田(GKは除く)だけで、この中にはケガが理由で起用していない選手もいますから底からチーム力をアップするという狙いがあるのかもしれません。
チームのレベルアップに速攻性はないものの、チーム力全体の底上げには効果があるでしょうし競争意識も高まります。
ただ、この試合では全体的に運動量も少なかったですし、スターティングメンバーでアピールできた選手はあまりいなかったですね。
ジョルジーニョのドリブルの切れ味が冴えており、前半はミスもありましたが後半を見る限りはこれからよくなっていきそうです。
あと岡本の高さはサイドからセンタリングを入れる上で有効かなって感じです。
メンバーを大幅に入れ替えていたので当たり前ですが、この試合では初めて選手交代でチーム状態がよくなりました。
予想外だったのですが、佐々木がすごくいいプレイをしていましたね。
長い間スランプかと思うくらい精彩を欠いていましたが、脱したのかもしれません。
あとは相手が1人少なくなったとは言え、最後にきっちり逆転勝利できたのは大きかったですね。

C大阪戦に向けて
4-2-3-1の相手との対戦が続きますね。
今季は大宮、横浜FM、FC東京、札幌とやっていますが、しっかりトップ下と1トップのところをケアして前線で起点を作らせない守備ができています。
このフォーメーションの特徴として1トップがDFラインの裏を狙わずに下がるばかりだと守る側としては前に前にプレッシャーをかけて3シャドーとまとめて見ることができるのでやりやすいということです。
ケンペスもあまり裏を狙うタイプではないですから、播戸の方がやっかいかもしれません。
ただ、C大阪の場合はボランチのビルドアップ能力が高いですし、清武、キムボギョン、柿谷などドリブルで仕掛けてくる選手が多いので要注意ですね。
攻撃は中央突破が多いですがシュートチャンスでもパスを回し過ぎるきらいがあるので、むしろサイドから仕掛けてクロス、中央でケンペスの強さを生かすとか、中央に切り込んでミドルシュートなどドリブルをシンプルに使った攻撃の方が得点に繋がっています。
あとは先制した後に上手く守ってショートカウンターで得点することも多いですね。
守備はFC東京と似ていてブロックを作って守りインテンシティーはあまり高くないです。
DFラインも高めな上に揃ってない場面も多いので裏を狙うのはもっとも有効だと思います。
この試合は追い抜く動きがなかったですし、センタリングがよくなかったですね。
アレックスは上がるタイミングはいいですがボールを持つと停まってしまいますし、西は走りきらないですから。
そういう動きは新井場が一番よく出来てますが、今後はルーキーのサイドバックにも期待したいです。
それからセンタリングもマイナスのクロスやふわっとしたボールが多かったですが、もっと速いボールをDFラインとGKの間に入れて背後に意識を持っていかせてマイナスのクロスを入れる方が効果的ですよね。
それにふわっとしたボールは身長のある岡本やドゥトラに合わせないと簡単にはじきかえされてしまいますから。
佐々木が一番いいセンタリングを入れることが出来ていましたね。
この2つは昨年に引き続いての課題ですから修正しないと守られると得点がなかなかできなくなりますよ。
C大阪のスアレス監督が攻守のバランスに気を遣うタイプなので、先制されたら上手く守られてしまうのでやっかいですから。
ホームでの大阪勢連戦を征して上昇のきっかけにしたいですね。

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【J1第6節】雨にも負けず、誤審にも負けず、初勝点3…のFC東京戦
結果
4月14日(土) 2012 J1リーグ戦 第6節
F東京1-2鹿島(13:04/味スタ/19,279人)
[得点者]
66' 興梠慎三②(鹿島)←大迫勇也①
84' 田邉草民(F東京)
90'+4 遠藤康①(鹿島)
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:小笠原、遠藤
MF:梅鉢、青木
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
69分:興梠→ジュニーニョ
70分:青木→昌子
90+3分:大迫→増田


試合の感想
浦和戦を受けての戦術変更
鹿島は4-2-2-2の布陣ですが前節3失点した浦和戦を受けて守備意識の高い戦い方を選択して来ましたね。
ボランチには青木と梅鉢が入り、小笠原が1つポジションを上げる形で二列目になりました。
ジョルジーニョ監督は執拗な抗議(というより誤審問題に対する必要な抗議ですけどね)でベンチ入り停止となり、アイルトン監督が指揮をとることになりました。
FC東京は4-2-3-1で攻撃の要である梶山が発熱で復帰できず、調子のいい長谷川が出場停止、1トップは平山という噂もありましたがこれまで同様にルーカスでしたね。
鹿島はまずは守備をしっかりという意識でポゼッションにはこだわらず、FC東京がどうビルドアップしてくるかという展開になります。
羽生のスルーパスにルーカスが抜け出してギリギリオフサイドになるなど立ち上がりこそDFラインの前のスペースを開けてしまいますが、試合が進むにつれて青木、梅鉢のダブルボランチも機能して行きましたね。
基本的に2トップはFC東京のボランチを見ることから始めており、中盤もフラットで4-4-2の3ラインでブロックと作って守るやり方をしていました。
小笠原も意外とゴール前に飛び込んでいく動きもしていましたが、かなり守備にも気を配ったポジショニングをしていたので、ゴール前に人数は揃っていたためこれだとポゼッションされていても崩される心配はあまりないですね。
そもそも鹿島のDFラインが4対5の数的不利を受ける(中央は2対3の)形となった浦和の3-4-2-1に比べて、4-2-3-1ならボランチが1枚残れば相手の前線の4人に対して鹿島は5人がいること(中央も3対2)になります。
浦和戦の後遺症とも言える守備的過ぎる戦いではありますが、今の鹿島の状況を考えるとまずは1勝をもぎ取ることが大事なのでいい選択だったと思います。
それにこれまであまり守備や対戦相手の戦術に気を配ってなかったような感じもありましが、この試合ではポゼッション志向でDFラインを高く取るFC東京に対して堅守速攻という戦い方は有効でした。

カウンターから決定機を演出
守備が落ち着いて来るとカウンターから決定機を作って行きます。
22分には遠藤のドリブル、スルーパスからDFラインの裏へ抜け出した興梠がシュートしますが、権田のファインセーブに防がれてしまいます。
この時の接触で権田が負傷、塩田と交代します。
それ以降は興梠がブーイングを受けていましたが、ボールに先に触っているのは興梠ですし、接触する時には勢いを殺していましたからね。
権田も失点しないためには引くわけにも行かないので接触は仕方ない場面だったと思います。
当たりどころが違えば興梠がケガをしていた可能性もありますからね。
権田は打撲と捻挫ということで、五輪代表では応援しているのでケガが思ったより軽くて良かったです。
34分にも遠藤のスルーパスから興梠が抜け出しますが、これもセーブされてしまいます。
FC東京の守備は引いてブロックを作ってはいますが、それ程ボールホルダーに対して厳しく行かないので遠藤のドリブルでの仕掛けが効いていましたね。
そのため、FC東京の守備は後手に回ることが多くなっていたのですが、DFラインの選手は人についていかずにラインコントロールでオフサイドを取ろうとしていました
しかし、それもはっきりしていなかったのでDFラインがボコボコになり、度々裏を取られることになりました。
前節浦和戦の鹿島もそうでしたが、ボールホルダーにプレスがかかっていないとラインコントロールでオフサイドを取ろうと思ってもパスを出すタイミングが掴めないですからね。
前線の選手が動き出したタイミングで100%スルーパスを出してくれるならいいですが、フリーだとドリブルや他のパスの選択肢もあります。
実際にこの試合でも遠藤はフリーで前を向いてボールを持てていたので、オフサイドにならないタイミングを見計らってスルーパスを出していました。
鹿島のカウンターはFWが中央でくさびのボールを受けるか、サイドのスペースに流れて引き出すことで始まっていましたね。
そして66分、遠藤が太田のパスをカットするとそのままドリブルで攻め上がり大迫にパス、折り返されたボールを中央の興梠がチョンと浮かせて先制します。
この場面でもFC東京の最終ラインは最初に大迫と興梠をオフサイドにかけようとしますが、完全フリーの遠藤はそのタイミングでパスを出さずにドリブルで内に切り込んだので森重が飛び出して対応しようとします。
その時点でFC東京の選手は鹿島の2トップを完全に見失っていましたね。
つまり、前節の浦和戦も山村が動かずにラインを保っていたとしても同じことが起きたということです。

最大の敵、審判
狙い通りの戦いで先制した鹿島は守備でも戻りが早く常に数的優位の状況を作り続けていましたから危険な場面を作られることはなかったのですが、それをレフェリーが演出します。
今の鹿島にとって最大の敵はレフェリーと言っていいでしょう。
81分に新井場のクリアを曽ケ端がキャッチしたプレイをバックパスと見なされてしまいます。
58分にはFC東京が同じジャッジを下されましたが、状況はまったく違いました。
FC東京は自分たちでボールを回していて興梠にプレッシャーをかけられたので慌てて後ろに返したのですが、状況や距離を考えるとバックパスととるレフェリーもいるでしょう。
しかし、鹿島の場合はFC東京の選手がボールを持って攻めていて新井場はルーカスの短くなったパスをクリアしただけですから。
あのペナルティエリアの位置からあんな勢いで意図的にバックパスするなんて有り得ません。
完全に吉田主審の帳尻合わせのジャッジでしたね。
しかも1度は止めたにも関わらずやり直しになりますが、これも不可解な判断です。
恐らく鹿島の選手が早くに動いたということでしょうが、石川が触るまで動いてないですしFC東京の間接FKの守備の時と比べても差異はありません。
やり直しの間接FKも1度目、2度目は止めるのですが3度目のシュートを田辺に決められてしまいます。
広島戦浦和戦(問題となった判定はどちらの試合もすべて松崎審判委員長が誤審と断言)に続いてまたもやレフェリーの有り得ないジャッジで苦境に立たされてしまう鹿島ですが、前節の敗戦で尻とハートに火がついたのかこの試合ではメンタル面の成長が見られました。
ロスタイム94分にカウンターからジュニーニョがドリブルで切り込んでシュート、こぼれ球を遠藤が押し込んで今季リーグ戦初勝利を劇的な形であげることに成功しました。
ゴール後はタイトルを獲得したような喜びようでしたし、ロッカールームではこの勝利に涙していた選手もおり、これで一体感もますます高まっていくんじゃないでしょうかね。

札幌線に向けて
ポゼッション志向のFC東京戦では守備的な戦いをしましたが、同じ4-2-3-1でも札幌はカウンター主体ですから今度は攻撃に重点を置いた試合運びをすることが重要になってくると思います。
この試合の課題としてはやはり青木と梅鉢のダブルボランチだと中盤の支配力、ゲームメイクに難があります。
サイドバックも守備に意識が行きすぎて上がれるタイミングでオーバーラップをできてなかったですし、サイドからの攻撃もパスを繋ぎ過ぎていたのでもっとシンプルにクロスを狙っていいと思います。
FC東京戦はジュニーニョが得点にからみ、青木は自ら交代を申し出たみたいですが、選手交代でやはりパワーダウンして試合運びが悪くなる傾向があるのでそこも早いうちに修正したいですね。
札幌はFC東京のようにDFラインを高く保っては来ないので、今度はどう得点をするのかが問われる試合になるでしょう。
メンバーに関しては疲労の顕著な大迫、そして主力として出場している小笠原や遠藤は休ませてほしいですね。
そろそろジュニーニョ、ドゥトラ、本山を先発で起用してコンディションを上げていくというのも必要でしょうし、ボランチにも展開できる増田を入れた方がいいと思います。
そして、本田、サイドバックの伊東あたりは途中出場で使っていきたいですね。
札幌のDFラインは低いですがバイタルエリアで起点を作ったり、サイドからアーリークロスを入れれば裏をつくこともできますし、ジュニーニョやドゥトラのドリブルはかなり効果があると思います。
札幌もメンバーはリーグ戦と代えてくるでしょうし、3連勝してナビスコ杯の方には余裕を作っておきたいですね。

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【J1第5節】試練続くも少しずつ前進…の浦和戦
結果
4月7日(土) 2012 J1リーグ戦 第5節
鹿島1-3浦和(17:04/カシマ/23,507人)
[得点者]
02' 興梠慎三①(鹿島)←梅鉢貴秀①
03' マルシオリシャルデス(浦和)
5' ポポ(浦和)
25' マルシオリシャルデス(浦和)
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:土居、遠藤
MF:小笠原、梅鉢
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
53分:土居→ジュニーニョ
68分:新井場→アレックス
70分:小笠原→ドゥトラ


試合の感想
予想通りの展開
鹿島は新しく構築中の4-2-2-2、柴崎がケガで欠場のためそこには土居を入れて来ました。
浦和はペトロビッチ監督の代名詞とも言える3-4-2-1、広島戦の時にも述べましたが鹿島のフォーメーションとは非常に相性の悪い布陣ですね。
鹿島は大宮戦勝利の勢いのまま梅鉢が柏木からボールを奪うとチームが前へ前へという意識が高く序盤から攻め立てます。
そして右サイドの遠藤との絡みから上がった梅鉢のセンタリングを興梠がヘディングで決めて待望の今季リーグ戦初ゴールが生まれます。
こういう高い位置で相手DFをかわさないで入れるセンタリングをイバや西ももっと入れられるようになればチャンスが増えますよね。
得点の喜びも束の間、システムの相性の悪さを突かれてすぐに逆転されてしまいます。
失点の主原因はボランチの守備にあります。
広島戦で説明したようにボランチが前にプレッシャーをかけてしまうと、2人のCBで相手の1トップ2シャドーを見る形になってDFラインは不利な状況を強いられます。
実際に2失点とも小笠原と梅鉢がボールを奪うことに意識が行きすぎて2シャドーより後ろのポジションが取れてないですし、後ろから飛び込んでいる選手について行けてないんですよね。
CBとボランチで相手の前線3人を見ないといけないわけですが、1失点目は梅鉢が、2失点目は小笠原がそれぞれM・リシャルデス、阿部についていってないですよね。
広島戦の反省から山村はDFラインを崩してもまず人についていくということができており、1失点目は柏木に、2失点目はポポについて行っています。
要するにどちらも山村がまず守備のアクションを積極的に起こしており、浦和のボールホルダーがフリーで前を向いて持っている状態である以上、この判断が間違っているわけではありません。
山村が動いて空いたスペースを狙われたわけですが、それは結果論でポポや柏木をフリーにしていたらそこを使われていただけの話ですからね。
問題は周りの選手が誰も山村のアクションに連動できていないことです。
すでに述べたように飛び出して来る選手にボランチがついて行けば良かったわけですし、特に小笠原の守備が酷かったですね。
山村がまず柏木について行って一度ボールをひっかけて攻撃を遅らせて小笠原が戻って来る時間を稼いだのに、柏木より自陣ゴール方向へ戻って危険なスペースを埋めずにバックパスをするだろうと踏んで一発のボール奪取を狙いに行っています。
まず危険な選手、スペースをケアするのが守備のセオリーであり、増田もよくこういう軽率なディフェンスをするのですが、ボランチがこんなことをやっていては広島、浦和の特殊フォーメーションにやられてしまうのも道理です。
2失点目にしても小笠原が阿部についていかないまでも、パスコースを切るポジションを取って守れば防げていたわけですから。
ちなみに1失点目は梅鉢がパスコースを切るポジションをしていたものの、あまりに後方にスペースが開いていたため頭の上を通されました。
この2失点でDFラインの選手を攻めるサポーターはサッカーの事をまったく分かっていないわけで、闘将タイプの精神論ばかり訴える監督にしかなれないですね。
いきなりハイテンポな試合の始まりでしたが、その後は少し展開も落ち着いていきます。
しかし、システムの問題上前線からのプレスがハマらないので常に鹿島のDFラインは飛び出して来る浦和の選手に裏を取られる危険にさらされます。
そうすると新井場がM・リシャルデスを倒してPKの判定となってしまい、突き放されてしまいます。
ただ、こーめいは前回の記事で書いていたように鹿島の守備が対応できないであろうと思っていたのでシステムの問題から失点することは想定内でした。
そして、浦和の守備も良くはないので得点の取り合いを制してくれればと期待していました。
しかし、それを妨げた要因が2つありましたね。

誤審と決定力不足
1つはもちろん度重なる誤審です。
木村主審は開幕の仙台戦でも吹いていましたから、試合前にその名前を見た時に誤審が多くなることは覚悟していました。
仙台戦でも誤審が多かったですが、こーめいがもっとも問題だと思ったのがジュニーニョが鎌田に倒されてファウルをもらってからのリスタートのシーンです。
明らかにそのポジションがファウルがあった場所と異なり、小笠原もそのことを何度も主張していましたが耳を貸しませんでしたからね。
ファウルがあった場所すら見えてないレフェリーがゴール前のPKに関わるようなプレイを見れるはずがありません。
こういうレフェリーは時々いるのですが、まずレベルが低いと思って間違いないですね。
この試合でもファウルがあった場所を正しく把握できておらずPK判定、まったくボールに触れておらず左足が接触した西へのファウル、まったくファウルを犯してない大迫のゴール取り消しなど大きなものだけでも多くの誤審がありました。
主審はプレイをよく見ておらず、バックスタンド側の副審は何がファウルで、何が正当なプレイなのか理解すらできていませんでしたね。
もちろん誤審がなければ勝っていたとは思いませんが少なくとも点の取り合いという展開には持っていけたはずです。
もう1つは言わずと知れた決定力のなさですね。
前半だけでも西のクロスから大迫、興梠、右サイドからも大迫が1つこれは決めなくてはという場面を決め切れませんでした。
どちらもチャンスを作った試合でしたが、どちらかというとゴールチャンスは鹿島の方が多かったです。
しかし、それを浦和はM・リシャルデスとポポがきっちり決めたということであり、最後は決定的な仕事ができる選手がいるかどうかの違いが出ましたね。

後半は4-3-3で反撃も…
後半になるとすぐに土居を諦めてジュニーニョを入れて4-3-3で戦います。
これでシステムの相性の悪さは解消され、前からプレスにいくことでボールの奪いどころがはっきりしましたね。
そのため、高い位置でボールを奪うシーンも増えて鹿島が押し込んで行きます。
興梠から遠藤のシュート、遠藤のバー直撃のシュート、遠藤のドリブル、スルーパスから興梠へのチャンス、角度がなかったですが大迫のスルーパスから興梠のシュートなどペナルティエリア内に侵入する数も多かったです。
そして、途中出場のジュニーニョやドゥトラもペナルティアークから積極的にシュートを放って行きますがこれは相変わらず枠に行かず。
その反面、カウンターから危ない場面もあり、運動量が落ちて来るとパスが回らなくなってなるシーンも出て来て徐々に攻撃がトーンダウンしてくると反撃も叶わずスコアは動かないまま試合終了となりました。

初先発と途中出場選手
この試合では土居が初先発を果たしたわけですが、ちょっと厳しい相手でしたね。
チームが機能してない状況ですから難しかったと思いますが、センタリングやシュートは割といいものを放つシーンもありました。
ボールを持った時は積極的なプレイができていたと思いますが、やはりミスも目立ちましたしフィジカルコンタクトはまだまだですね。
起用するなら途中出場からがいいと思います。
ジュニーニョとドゥトラはシュートを放つシーンもありましたが枠に行かないことが続いているのであそこはやはり助っ人外国人である以上、違いを見せてくれないと物足りないですね。
特にドゥトラは出場した直後は強引なドリブルを見せてインパクトがあるのですが、連携がまだまだなのは明らかでこれまでの試合同様に徐々に消えて行きます。
小笠原と交代しましたが守備はともかく攻撃ではいいプレイを見せていたので、こーめいは疲労のある大迫と交代して右のウィングで起用したら面白いと思っていたんですけどね。
アレックスは相変わらずということで…。
この試合でもそうだったように浦和にはサイドからの攻撃が有効なので本当は岡本をサブに入れておいて欲しかったんですけどね。
この試合は監督の力量の差も出た試合でした。
しかし、ジョルジーニョ監督に比べてペトロビッチ監督は経験もありJリーグでの戦いも豊富なわけですから当然ですけどね。
世代交代をしながらチームを作っている現段階、しかも広島戦同様中日にナビスコ杯があって戦うにはきつい相手でした。
本来なら鹿島のサッカーができるようになってから、例えばダブルボランチに本田や梅鉢、青木らを守備重視で起用するなど広島、浦和用に特殊な守り方をしないといけないですからね。
ジョルジーニョ監督も経験を積みながらになるわけで時間がかかるのは必然ですし、レベルの低いレフェリーに5試合中2度も当たり、バー直撃やゴール前のこぼれ球が微妙に鹿島の選手からズレて落ちたり、セットプレイもシュートまでは行っているのに決まらないなど運が向いてないところもありますから。
待望の得点も入りましたし、昨年に比べてバックパスや横パスばかりの時間帯も減って攻撃はよくなっています。
あとはゴール前での強い気持ちの問題もあると思いますが、あまり勝てないと負のスパイラルにはまってその気持ちが完全に空回りしてしまうのでこの敗戦の悔しさを次にぶつけて欲しいですね。
少しずつ前に進んでいるといってもタイムリミットというのはどうしても迎えてしまいますから。
後に振り返ると今季のターニングポイントになるような試合だった思えるよう糧にしたいですね。

FC東京戦に向けて
FC東京は強いですね。
ポポビッチ監督は大分の時と同様に戦術の浸透が早いですし、選手はよく走り、ゴール前で体を張って守ります。
川崎戦(退場者が出る前まで)を見る限り、プレスはそれ程前線から積極的にかけて来ずにブロックを作って守るという感じですね。
インテンシティも高くないので前を向いてボールを持てると思います。
前半運動量が少なくてハーフタイムに渇を入れられて後半動きがよくなるという試合もよくあります。
DFラインは割と高めですし隙はあるので裏のスペースを突いたり、サイドチェンジを積極的にしていけば決定機は作れると思います。
後はゴール前での気持ちで負けないことが明暗を分けることになるでしょうね。
FC東京の攻撃はルーカスが下がることが多く0トップ状態になり、サイドハーフも割と中央に絞って中盤の選手と短い距離でテンポよくパスを繋いで2列目の選手が飛び出して行くので、ルーカスの動きと飛び出しに誰がついて行くか明確にしておかないといけないです。
特にサイドバックの裏を狙われるので次の試合も左新井場、右西でお願いします。
ビルドアップに関してはそれ程後ろに長けている選手がいないので4-2-2-2で前線からプレスをかけて2列目にボールが入る前で奪うということを狙いたいですね。
何度も言うように特殊な広島と浦和以外は前線からのプレスとサイドチェンジを多く使って行けば戦っていけると思います。
この浦和戦はいい経験になったと思うので、選手のメンタルが少しでもたくましくなるきっかけになればと期待しています。

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【ナビスコ杯第2節】こちらはスタートダッシュに成功…の大宮戦
結果
4月4日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
鹿島1-0大宮(19:00/カシマ/6,515人)
[得点者]
31' 興梠慎三①(鹿島)
[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:柴崎、遠藤
MF:小笠原、梅鉢
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
41分:柴崎→増田
71分:興梠→ジュニーニョ、遠藤→ドゥトラ


試合の感想
前線4枚の良し悪し
2トップの関係は興梠が下がり目、大迫が前という縦関係でいい連携を築けていました。
10シーズンに天皇杯で優勝した時は前後が逆でしたが、この2トップの場合は縦関係になるといい攻撃の形になりますね。
横浜FM戦では裏を狙う動きがまだ弱かったですが、この試合では大迫が相手DFラインに張り付いていました。
実際に得点シーンやドリブル突破からシュートしたシーン、興梠のパスから迎えた決定機など大迫はいいタイミングでDFの裏を狙えていましたね。
本当は天皇杯の時のように逆の関係の方が理想ですが、興梠はスピードでカバーしてごまかしていたもののDFラインの裏を狙う動き出しのタイミングが遅く、ポジショニングも悪いのでチャンスを逸する事が多かったです。
大迫はそこを上手くやっていたので大宮のDFの注意を引きつけられていましたし、中盤の選手がプレイしやすいように助けることもできていましたね。
前線の4枚で特に良かったのはボールをもらった時にフリーなら前を向いてドリブルを仕掛けるシーンが多かったことです。
これまでならフリーでもボールをもらった場所で止まってパスコースを探し、結局バックパスや横パスしてばかりでしたからね。
これで攻撃に勢いがついていましたし、特に前半にシュート意識が高くなっていた要因にもなっていました。
良し悪しの悪しの部分は、引き続き前線からのプレスができていないことですね。
大迫と興梠は思い出したように猛烈にプレスをかけることはありますが、ほとんど何もしてないことが多かったです。
そのため、大宮のCBはハーフウェイライン手前でフリーでボールを持てていました。
この高さであれだけ自由にさせていたらいいボールを入れる選手がいて、前線の動き出しがあれば一発で決定機を作られてしまいますからね。
幸い大宮にはそういうCBがおらず、この日は前線の選手のフリーランニングが少なかったので大事には至りませんでした。
この試合での守備は遠藤や柴崎が相手SBに行くところがファーストプレスになっていたり、中盤フラットの4-4-2で引いてブロックを作るやり方になっていましたが、これだと攻撃にも悪影響を及ぼしてしまいます。
何度も言うように中盤がフラットの状態になってしまうと遠藤と柴崎がサイドに開いて距離が開いてしまうので、ボールを奪った後の攻撃がやりづらいんですよね。
実際この試合でも右サイド、ペナルティエリアで遠藤がドリブルで仕掛けてシュートを放ったシーン、31分の得点シーンは柴崎が中央で興梠とからむところから生まれています。
2トップが前線からプレスに行くと後ろの選手が連動していくので、当然プレッシャーに行ったエリアに鹿島の選手が密集することになり、ボールを奪った時にもいい距離感でいられます。
これが高い位置からの守備のやり方ですね。
今の鹿島は高い位置からの守備があまりできておらず、バイタルエリアやゴール前で跳ね返してボールを奪うという感じになっているわけですが、低い位置での守り方もこの試合の得点シーンが参考になります。
大宮の左サイドからのスローインからでしたが、西がスライディングでボールを奪うと岩政がそれを柴崎に繋ぎます。
この時はボランチの小笠原と梅鉢が右サイドに寄るポジションを取って柴崎がバイタルエリアをケアしていたんですよね。
ここ2年くらいの鹿島はサイドにボールを出されるとSBとオフェンシブハーフで2対1を作って守っていますが、この試合でもそういうやり方をしていることが多かったです。
しかし、これだと前述したようにボールを奪った後に攻撃に繋げにくいです。
どうすればいいかというとボランチが流れてサイドの守備に周り、オフェンシブハーフが戻ってバイタルエリアを埋めるというやり方が理想ですし、いい時の鹿島はそうしていましたよね。
この方がボールを奪った時にスムーズに攻撃に繋げますし、選手の移動距離も少なくすむので体力のロスも防げます。
そのためにもボランチに守備でいいポジショニングを取り、かつ広範囲に動いてがつがつ行ける選手がいた方がいいですね。
そういう意味でもジョルジーニョ監督から「本田になれ」と言われている梅鉢には期待が高まります。

後陣6枚の良し悪し
後ろの6人についてはやはりまず梅鉢の奮闘が目につきました。
今の鹿島はそれ程守から攻への切り替えが早くないですが、梅鉢がよく相手の攻撃を遅らせていました。
攻撃を遅らせる守備、ボールを奪う守備、スペースを埋めて味方をフォローする守備、危険な時はバイタルエリアを飛び出して行くなど判断よくやれていると思いますね。
プレスもネチネチとしつこくていいです。
終盤はバテていましたが、それは試合をこなしていくごとに慣れて来るでしょう。
また、山村ともども相手からプレスをかけられても慌てないですし前線にフリーの選手がいればきちんと縦パスを入れていました。
このおかげで前線の選手もボールをもらって前を向きやすかったということもあると思います。
これまでだと相手がプレッシャーをかけて来たらバックパスばかりになっていたので後陣にこの2人が入ったのは大きいですね。
特に山村は大迫のドリブル突破からのシュート、西の飛び出しから折り返しを遠藤がシュートとロングボールから2度も決定機を演出しています。
逆にフィードでミスが多いのが岩政ですが、ゴール前でよく体を張って守っています。
これも山村や梅鉢が左と前にいる影響が大きいのでしょうね。
篤人や伊野波と組んでた時もそうですが、教師タイプの性格ですから若い選手と組ませた方が力をより引き出せるのかもしれません。
サイドバックに関してはようやく待望の左新井場、右西になったわけですが、やはりこちらの方が安定感はありますよね。
攻撃では新井場は久しぶりの左サイド、西もケガから復帰したばかりなのでオーバーラップのタイミング、中盤の選手を追い越す動き、1対1での仕掛け、センタリングなど物足りなさがありました。
新井場は左だと中に切り込んでのシュートがありますから、縦への仕掛けと共に上手く使って相手を惑わせて欲しいですね。
西はやはりオーバーラップの仕方がよくないです。
ボールホルダーの手前で走りを辞めてしまうことが多々ありますからね。
早くサイドバックの動きを覚えて欲しいです。
小笠原は梅鉢との方がやりやすいんじゃないでしょうかね。
青木と組んでいる時より前への繋ぎ、展開の仕事が減りますし、増田と組んでいる時より守備の負担はなくなります。
一緒にプレイしていくうちにもっと思い切って攻撃参加できるようになりそうです。
小笠原は本田と組んでも同じようなコンビを構築できそうですし、新しいチームを作っている今季ですがボランチは1つの解が導き出されたように思います。

選手交代の良し悪し
後半は疲労から前線の選手の動き出しも減って、奪ったボールをなかなか繋げずにいたのであのタイミングでの選手交代、チョイスは良かったと思います。
前半に柴崎の負傷交代がなければもう少し早く動いていたかもしれませんね。
ただ、やはりシステムも変えてしまって試合内容も落ちてしまうというのは問題です。
最初こそドゥトラとジュニーニョのコンビからシュートまで行きましたが、まず大迫にボールを当てようとするシーンが多かったです。
ドリブルでガンガン進んでいけるのでドゥトラは中央ではなくシンプルにサイドのスペースに開かせてそこにボールを出した方が楽に戦えたでしょうね。
ようやくスターティングメンバーが固まって来たところですから、これから選手交代もよくなっていくのではないかと思います。
ドゥトラはまだコンディション的に90分はきつそうで、連携もジュニーニョ以外とは合ってない感じですが、途中出場で起用して行けばおもしろそうですね。

浦和戦に向けて
横浜FM戦に続いて対戦相手の悪さも考えないといけないですが、去年よりは確実にこれは決めなくてはという決定機は増えていますよね。
あとはラストパス、シュートのところでのミス、意識のズレがあるので決定力を上げていかないといけないですが、決定機不足は解消されつつあります。
心配なのはチームを作っている段階なのでメンバーを大胆にいじれずにレギュラーで出場している選手に疲労が溜まっているところです。
特に前節から柴崎は疲れていると感じていたので、あのスライディングのような無理なプレイをしてしまうとそれがケガという形で出てしまいますね。
あとこの試合では大迫も疲れが溜まっているように感じました。
そういった疲労が最後のシュートの部分で体がキレていないという形で出てしまいますよね。
今はメンバーを大きく変更できないですからしっかり体をケアして浦和戦に臨んで欲しいです。
柴崎の出場は無理そうですが大事に至らないといいですね。
浦和はさすがペトロビッチ監督ということで攻撃の組み立てに関しては短期間でしっかりやって来ています。
ただ、やはり最後のところは課題でシュートまで至る場面が少ないですね。
また、広島に比べて前線の3人の選手のコンビネーションもまだまだです。
一番気になるのはやはり前線からの守備ですね。
この試合みたいに高い位置でCBにボールを持たせたら永田からサイドの梅崎、平川にいいボールを出されてしまいますから。
かと言って広島戦で述べたように2トップが相手3バックにプレスをかけてしまうと中盤で数的不利を強いられて連動した守備ができなくなります。
そこをどうやって守っていくかですよね。
準備期間もないので多分特に手を打って来ることはないでしょうが…。
攻撃に関しては前を向くこと、ボールを運ぶこと、サイドを使うことが有効です
浦和もあまり前から組織的にプレスをしてくるチームではなく、ボールを奪われるとズルズルとゴール前まで引いてしまうことが多いです。
言ってしまえばゴール前に人数を揃えて固めるだけの守備ですね。
広島と同じように5バックで守ることが多いですが、相当中に絞ってポジションをしているのでサイドには大きなスペースができます。
サイドチェンジを多くしてピッチの横幅を上手く使っていきたいですね。
そして、グラウンダーの速いクロスを中心に攻めればリーグ初得点も見られると思います。

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【J1第4節】初勝ち点ゲット…の横浜FM戦
結果
3月31日(土) 2012 J1リーグ戦 第4節
横浜FM0-0鹿島(19:03/日産ス/22,126人)
[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:柴崎、遠藤
MF:小笠原、梅鉢
DF:アレックス、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
68分:遠藤→本山
76分:梅鉢→昌子
81分:興梠→ジュニーニョ


試合の感想
苦しんでいる両クラブの修正
まだ勝利がない両クラブの対戦ということで、どちらもこの試合に向けて紅白戦を連日行って修正を試みて来た一週間でした。
鹿島は本山先発で4-2-3-1という情報もありましたが、コンディションのよくないジュニーニョをはずした場合の布陣をいろいろ試していたようですね。
その結果、大迫と興梠の2トップ、ボランチに梅鉢を入れる4-2-2-2という布陣でした。
横浜FMは選手が言っていたように前節の鳥栖戦は何もできずに敗北しており、これまで中盤フラットの布陣で戦っていましたが、ビルドアップ、前線のプレス、ボランチの守備、前線の起点と多くの問題を抱えていますね。
この試合に向けてはドゥトラ起用でビルドアップ、中町起用でボランチの守備とビルドアップ、中村トップ下起用で前線の起点、4-2-3-1で前線からのプレスの改善を図りたかったようです。
ただ、ドゥトラは移籍証明書の関係で出場できませんでしたね。
試合の立ち上がりはホームの横浜FMがボールを持ちます。
これは鹿島の2トップが大迫と興梠だったのが原因ですね。
昨年からの問題ですがこの2人がコンビを組むと前線からの守備が機能しません。
このため、横浜FMのDFラインは高い位置でボールを持つことが出来ました。
しかし、ビルドアップや攻撃の組み立てに問題を抱えており、中村が下がり目の位置を取ることが多く、前線でボールを持てる選手もいないという状況のため、動き出しのいい大黒にロングボールを送るしかできませんでした。
鹿島は岩政と山村がしっかり大黒について横浜FMの唯一の攻撃方法を封じると次第にポゼッションし始めます。
横浜FMは4-4-2フラットの時は大黒とポジションチェンジする兵働、斎藤のどちらかが2トップを組んでいるのですがこちらも前線からボールを追うことはしないですね。
そのため、この試合では4-2-3-1にして自陣に引いてブロックを作る守り方に変更していました。
つまり、今季掲げていたポゼッションサッカーを捨て再びリアクションサッカーに切り替えたということですね。
そうなると今の鹿島はその守備をなかなか崩せないわけでどちらとも言えないペースで試合が進んでいましたが、サイド攻撃を中心に少しずつ攻め込んで行きます。
アレックスのオーバーラップからのセンタリング、遠藤の右サイドからの左足でのセンタリングなどでチャンスを作って行きます。
ファーサイドへのセンタリングをヘッドで折り返して中の選手が詰めるという形は一番の決定機になっていましたね。
横浜FMの中澤、栗原に高さ、強さがあるのでそういう形を練習しておいたのでしょう。
また、遠藤が右サイドから積極的にドリブルで切りん込んだりと攻め込み始めるとセットプレイも多くなり、コーナーキックからチャンスを作るも決められずに前半はスコアレスのまま終了します。

ズレと崩れ
後半になると横浜FMの選手が攻撃の意識を高めて来ます。
前線の選手は積極的にドリブルで仕掛けたり、飛び込んで来ていたので鹿島はペナルティエリア内でギリギリの守備、あわやPKというプレイで何とか凌ぐ場面も増えています。
しかし、気持ちの入った体を張った守備でシュートまではいかせてなかったですね。
横浜FMは相変わらず前線からプレスは機能しておらずDFラインは押し上げられていないので中盤が間延びして鹿島もボールを奪えば前に運べていました。
そのため、ミドルシュートやスルーパスなど多く飛び出していたのですが、そこで選手間の意思疎通にほんの少しのズレがあって得点までは至りませんでしたね。
ここが合ってくれば得点も入って来ると思います。
その後はジョルジーニョ監督が選手交代のカードを切ってくるのですが、これまで通り流れがよくなることはなく、本山もあまりボールを触れなかったですね。
昌子、ジュニーニョとむしろメンバーを入れ替えるほど鹿島の攻撃は崩れて行き、最後は攻め込まれるシーンも多くなりましたが、お互い勝点1を欲したようなところもあり、スコアレスドローのまま試合終了となりました。

引き続き課題修正
〇前線からのプレス
他クラブの試合を観ていても前線からのプレスをしっかりするFW、しないFWってはっきり分かれるんですよ。
大迫と興梠の場合は後者ですが、マルキーニョスやジュニーニョとコンビを組めばそれに連動してプレスはします。
そして、それに中盤の選手が続いて行くので4-2-2-2に戻した川崎戦の前半や神戸戦はいいプレスが出来ていましたよね。
単にさぼっているのか、どうプレスをかけていいのか分からないのかは不明ですが、この2人を組ませるなら練習でしっかりプレスの行き方を徹底しないといけないです。
前述したように横浜FMは後方からのビルドアップ能力がないですし、ロングボールを入れても競り勝てないので、前から積極的にプレスに行けばショートカウンターでかなりチャンスを作れていたはずですから。
ジュニーニョがしばらくベンチスタートになるなら大迫と岡本のコンビを考えてみてもいいかもしれません。
〇サイド攻撃
この試合は前線からのプレスに続いてサイドチェンジも少なかったですね。
その原因の1つは西のオーバーラップのタイミングが遅かったということです。
久しぶりの試合でまだ勘が戻っていないのか新井場なら確実に上がっているタイミングで出ていけてなかったので、左から右へのサイドチェンジはあまり見られませんでした。
逆に右から左のアレックスへのサイドチェンジはいくつかあったのですが、ボールをもらうとやはり止まってしまうのであまりいい形でセンタリングが入りません。
前半は遠藤、後半は西が積極的に仕掛けて右サイドからチャンスを作っていたのは良かったですが、どうしても起点を作った同サイドからの突破だと相手の守備も厚くなっているので攻めきれないです。
仕掛けるならサイドチェンジの後に守備の手薄な所を突く方が崩しやすいに決まっていますからね。
中央から崩そうという意識が強すぎでしたし、センタリングからチャンスを作れていたのでもっとサイドチェンジを意識してやるべきでしたね。
このサイドチェンジと前線からのプレスを意識してやるだけで仙台や広島のような守備が堅いクラブ以外はいい試合ができるポテンシャルはあると思います。
〇ゴール前でのズレ
中央からの攻めが多かった影響からこの試合で目立ったのが最後のゴールにかかる部分での選手間の意識のズレですよね。
これは試合をこなしていけば合っては来るでしょうが、結局ゴールを決める選手がどういうボールが欲しいのかということですからFWがしっかり要求しないといけないですし、もっと言えば自分の得点の形というのをはっきり周りに示さないと行けないです。
他サポでも名古屋のケネディや広島の佐藤にはどんなボールを出したらいいのか、どんなパスをもらいたがるのか分かると思います。
しかし、大迫や興梠の得意なゴールスタイル、どういうボールを出せば点を取ってくるのかというのは鹿島サポでも分かりづらいですよね。
興梠は本山や小笠原のスルーパスからゴールをよく取っていましたが、下がったりサイドに流れたりすることが多いですし、DFラインが低いとほとんど裏は狙わなくなります。
実際、この試合でも横浜FMのDFラインが高い時は興梠に裏を狙わせるボールはいくつもあったのですが、ポジショニングが悪く、動き出しが遅いので中澤らに潰されていましたね。
広島の佐藤は基本的には相手DFラインに張り付いていますし、横幅もペナルティエリアの範囲でしか移動しません。
それに前節の鹿島戦、今節のFC東京戦のゴールを観てもどんなに相手のDFラインが低くてもその裏を狙っていますよね。
だから周りの選手もそこに出しておけば決めてくれると感覚でパスを出せています。
鹿島のFWはオールマイティな動きをする選手が多いので、もっと特徴を生かすように特化した動きをさせるべきですね。
以前から言っているように興梠は裏へ飛び出す初速が持ち味なのでDFラインに張りつかせてワンタッチゴーラーに育てた方がいいです。
くさびのボールやサイドに流れた時に入れるパスのタイミングは出し手と受け手で合っているので肝心なゴールを奪うラストパスのところが課題です。
ただこの課題も中央からの攻めが多いから生じてしまうものです。
サイドからのセンタリングだったらFKと同じく出し手主導で得点の取れるスポットにクロスを上げ、そこにゴール前の選手が飛び込めばいいので、やはりサイドチェンジを多くしてしばらくはサイド攻撃主体で攻めるべきですね。
その間に中央でのコンビネーションも高めていきたいところです。
そういう意味でもジュニーニョが先発できないなら岡本を起用してみるのもおもしろいと思います。

梅鉢デビュー
3連敗している流れで梅鉢を先発で起用して来られるのはすごいですね。
こーめいはもう少しチームを固めて使って行った方がいいと思いますが、このくらいしないと根本的なチーム改革には繋がらないという考えなのかもしれません。
それに広島戦で書いたように増田の攻撃参加については物足りなさもあったので、それなら守備のできる選手を入れて小笠原をより攻撃に絡ませたいという意図があるようにも感じました。
ただ、肝心の小笠原がこの試合ではミスが多く、ファーストタッチが思った通りの所に落とせない場面が目立ちましたね。
梅鉢については意気込み過ぎて退場しなければいいと思って観ていたのですが、やはりその心配は当たりました。
早い段階でイエローカードをもらい、後半もペナルティエリア内で足を高く上げ過ぎて危なかったシーンもありました。
あれもカードを出されてもおかしくなかったですからね。
ただ、パフォーマンスに関してはカードをもらった後も積極的に守備していましたし、バイタルエリアでのプレス、スペースを埋めていい距離感で味方をフォローするなどボールを奪う場面も多かったです。
持ち味のフィードもいくつか見せていたのでジョルジーニョ監督が起用したのも頷けます。
これまでも言って来ましたが今は我慢が必要な時期ですし、実際に梅鉢、昌子と思い切って若い選手も使っていますから、受験と同じく勉強した分に比例して結果が出るというものではないでしょうね。
低空飛行を続けた後に一気に上昇気流に乗っていく感じになるのだと思います。
Jリーグでもそういうチームはいくつも見られますし、昨年に天皇杯で敗れた京都もそうでした。
同じく北九州もでしたが、本当に序盤は何をしたいのか分からない酷い試合が多かったですから。
優勝候補の名古屋、柏もまだ調子が上がってないですし、連勝して巷では評価の上がっていた神戸もやはりそう順調にはいかず、FC東京も敗れました。
G大阪は鹿島の仲間入りしてくれていますし、C大阪、川崎もまだ新外国人がフィットはし切れてないですからね。
磐田、浦和も勝ち点ほどいい試合をしているわけではないですし、調子のいいクラブがあまりないという感じです。
守備のいい仙台と広島が今は一番安定していい試合をできているんじゃないでしょうかね。
まだ盛り返すチャンスは十分ありそうです。
ただ、昨年までJ2は降格がなくじっくりチームを作ることが出来ましたし、その上がって行くタイミングが問題ですけどね。
サポーターとしては早くリーグ戦でもとりあえず1勝して欲しいです。

大宮戦に向けて
次はナビスコ杯大宮戦ですね。
大宮ははっきり言って今季もよく分かりません。
基本的にはあまり前線からプレスをかけて来ないですが、仙台戦では守備時は4-4-2で前線の6人がDFラインとボランチ6枚に鬼のようにプレッシャーに行っていましたね。
思った通り後半は仙台にロングボールを入れられてDFラインと中盤の間のスペースを使われたので4失点をしてしまいました。
ただ、やはり能力の高い選手は揃っています。
カルリーニョスは本当にいい選手で、そのプレイを観て小笠原に全盛期の感覚を取り戻してほしいです。
シーズン前の戦力分析で書いたように上田ボランチでカルリーニョスを2列目で起用して来られるとそこからスルーパスやシュートがあるのでやっかいですね。
前線からプレスをかけてきたら仙台のようにロングボールを使えばいいですが、引いてブロックを作って守られると鹿島としてはやりづらいです。
ただ、前線からのプレスとサイドチェンジ、サイド攻撃をしっかりやって行けばやれると思いますけどね。
サイドバックについてはジョルジーニョ監督もこの試合の後に積極的に仕掛けた西に対してアレックスの物足りなさを語っていたので、左新井場、右西になるかもしれません。
難しい相手ですがホーム2連戦なのでいい試合を見せてほしいですね。

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