鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第23節】踏んだり蹴ったり転んだり…の新潟戦
結果
8月25日(土) 2012 J1リーグ戦 第23節
鹿島0-1新潟(18:34/カシマ/12,729人)
[得点者]
38' ミシェウ(新潟)
[フォーメーション]
FW:興梠、ジュニーニョ
MF:レナト、遠藤
MF:柴崎、増田
DF:イバ、山村、岩政、青木
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:増田→本田
67分:ジュニーニョ→岡本
77分:柴崎→本山


試合の感想
やられるならこの形
鹿島はいつもの4-2-2-2のフォーメーションですが、小笠原がケガ、大迫、ドゥトラ、西が出場停止でジュニーニョ、遠藤、増田が先発、DFラインにはCBに山村が入って右サイドバックには青木という配置になりました。
新潟もいつもの4-4-2の布陣で守ってカウンターを狙うという戦い方ですね。
立ち上がりから鹿島がボールを持って攻めます。
まずはペナルティエリア付近からのレナトのシュート、遠藤のスルーパスに抜け出た興梠が仕掛けてセンタリング、柴崎のロングボールに長い距離を走った新井場がセンタリング、それが興梠のシュートに繋がるなど攻撃の形を作ります。
レナトはドリブルで仕掛けてからシュートまで行けますし、新井場に出した柴崎のロングボールは精度の高さはもちろんですがバウンドすると止まるように蹴っているんですよね。
この辺りは各選手の特徴を生かしたいい攻撃ができていました。
そこから少しこう着した時間になるのですが、15分頃から遠藤がポジションを中央に絞ると次々とチャンスが生まれます。
17分には遠藤のサイドチェンジからオーバーラップした新井場がクロス、これは中の選手に合わなかったですが、こぼれ球を拾ったレナトが後ろから上がって来た柴崎に絶妙なスルーパス、最後はジュニーニョが難しいシュートを選択して枠を外してしまいますが、完全に新潟の守備を崩しました。
19分には柴崎が長いくさびのボールを入れます。
それを興梠がワンタッチで落とすと遠藤はスピードに乗った状態でそのままドリブル、強烈なミドルシュートはポストに当たりますが、またまたこぼれ球を拾ったレナトが精度の高いラストパスを送るもまたしてもジュニーニョが決め切れません。
さらに山村のロングボールを興梠が落としてジュニーニョがミドルシュートという場面も作ります。
ここからはまた少しビルドアップのところで停滞するのですが、その原因は増田でしたね。
柴崎より増田が下がってボールをもらうことが多くなると、青木や岩政にバックパスするだけなのでまったくチャンスが作れなくなります。
その証拠に30分の決定機もまた柴崎からでした。
遠藤からのパスを受けた柴崎は新井場と長い距離のワンツー、DFに当たりますがこぼれ球を拾った新井場が追い越す遠藤に出します。
そこから中に入れると三度レナトが精度の高いパスを入れますが、三度ジュニーニョが決め切れません。
しかし、柴崎がボールを持つと攻撃が作れると分かっているので遠藤は中央へポジションを絞りますし、興梠もくさびのボールを受けに下がるためレナト含めて選手間の距離が短くなって攻撃のリズムが出ていました。
35分にはジュニーニョが倒されてFKを得ますが、チャンスを生かせずにいると逆にカウンターから失点してしまいます。
38分に鹿島のFKから逆襲を受けるとB・ロペスにドリブルで持ち上がられ、最後はミシェウに華麗なループシュートを流し込まれてしまいます。
まず遠藤がB・ロペスにかわされて、曽ケ端も簡単に飛び出し過ぎたのもありますが、失点の一番の原因は増田ですね。
一見ミスしてないように思えますが、それもそのはず何もしてないからです。
B・ロペスがドリブルで来ているときにマークにもついていなければプレスにも行っていません。
ミシェウには柴崎が付いていく形となったのですが、増田がプレスをかけてパスコースを限定させるか、B・ロペスに寄せて攻撃を遅らせるよう守備をすれば防げていたシーンです。
また、パスを出された後に曽ケ端が飛び出しているのを分かっていて何もしていませんよね。
GKが飛び出したらゴールに入るというのはディフェンスの基本ですし、全速力で戻っていればミシェウのループシュートも防げた可能性もあります。
せめてマイナスの折り返しを警戒してB・ロペスに付くなどすべきですが、それすらもまったくしていません。
とにかくいるだけで何の役にも立ってないんですよね。
新潟相手にやられるならこれしかないという形でやられてしまいました。

結果を残せなかった控え組
後半に入るとジョルジーニョ監督は増田に代えて本田を投入します。
試合後のコメントでは当然選手をかばうことを言いますが、負けている状況で本田を見てみたかったという理由は本音ではないでしょうね。
前半は増田、岩政、青木を介すとパス回しのリズムが悪くなっていましたし、失点シーンを含めて守備の問題も考えての交代です。
後半はいきなりビッグチャンスが生まれます。
曽ケ端のボールをジュニーニョが落とすとそれを興梠が体を張ってシュートまで持って行きます。
そのこぼれ球にジュニーニョが詰めるのですがこれも決められず。
ここからは前半以上に守備の意識を高めた新潟を何とか崩そうとする時間が続きます。
遠藤がドリブルで相手選手を引きつけてその流れからのセンタリングという形が多かったのですが、中と合ってないことが多かったのでシュートまでなかなか行きませんでした。
あそこが合うようになると得点も決まるんですけどね。
この試合は出場停止が多く、控え選手にとってはチャンスだったのですが、決定機をはずし続けたジュニーニョ同様に結果を残せなかったです。
本来ならチームの中心選手となってないといけない増田は一見ミスが少なく素人には無難に映りますが、それは攻守に何もできないのでミスが生まれていないというだけで、ミスはあってもチャレンジしてチャンスを作っている遠藤や柴崎、山村より存在価値が低いんですよね。
現時点でパス精度、パスセンス、戦術理解度、攻撃センス、守備などすべてにおいて柴崎の方が上で何1つ勝っているところがありません。
次は柴崎が出場停止、小笠原がケガでまだ出られないなら先発での出場の可能性はあると思うのでラストチャンスと思ってベテランの意地を少しは見せて欲しいですね。
青木は運動量を生かして西よりもっとシンプルにサイドバックの仕事をこなしてくれると期待していたのですが、何故か西同様に中盤の選手を追い越さずに足元でバックパスをもらったり、中に入っていく動きが多かったです。
ビルドアップにもやはり難があり、どうしてできもしないプレイばかりをしようとするのか甚だ疑問でした。
普通にサイドを駆け上がって中盤の選手を追い越してボールをもらえばもっといいクロスも入れられたと思うんですけどね。
控え組で先発した中では遠藤がやはり一番いいプレイを出来ていましたね。
調子はだいぶ戻って来ているようですし、レナトともかなり相性は良さそうです。
途中出場だった岡本はまだまだという感じ、他のFW同様に得点の雰囲気はあまりしないですが、やはりいると頭を狙えるので頑張ればこれから出場機会を増やして行けそうです。
注目の本田は攻守において増田よりは存在感もあり、復帰試合にしてはよくやれていましたが、試合後のコメントでも言っていたようにもっといいパスを前線に入れられたと思います。
これから試合勘を取り戻せればもっとやれるんじゃないでしょうかね。
最後にはイエローカードをもらっていた柴崎に代えて本山も投入、変則的な布陣で攻めますが全体的にパサーが多くてフリーランする選手が少なかったのでバランスはそんなによくなかったですね。
さらに最悪なことに終盤には山村が負傷してしまい、全治3カ月はかかるようです。
リーグ後半最初の山場も終えてこれからというところでしたが、踏んだり蹴ったり、いきなり躓いて転んだりという散々な結果となってしまいました。

補強ポイントはFWとSB
以前からも触れていましたが、この試合を観るとFWとSBの補強が必要なのは明らかですね。
決定機を決められるFWがいれば勝てていましたし、シンプルに攻撃参加ができていいクロスを入れられるサイドバックがいればもっとチャンスも作れていました。
ジュニーニョはもう全盛期はおろかそれに近い活躍もできないでしょうし、岡本もまだまだという感じです。
サイドバックは新井場以外は今のところ鹿島のサイドバックとしては使い物になりません。
鹿島のサッカーは中盤の選手とFWが真ん中でプレイすることで相手選手を中央へ寄せ、サイドバックの攻撃参加からチャンスを作るというのが1つの特徴なのですが、中盤の選手を追い越すサイドバックが新井場くらいしかいないですからね。
その新井場もレナトとはまだ連携が合っておらずタイミングが掴めてないみたいですから。
もう移籍期間も終わり、まだシーズン途中なので具体的な補強については書いてはいなかったですが、個人の爆発的な成長がない限り今季は決定力とサイドバックの問題はつきまとってしまいます。
名前を挙げるとFWは仙台のウィルソン、高さのある鳥栖の豊田、サイドバックは磐田で成長中で精度の高いクロスからアシストしている宮崎の復帰、あとは外国人を獲得すればかなり強くなると思います。
やはりDFラインからビルドアップできる選手が山村しかいないときついですからサイドバックに1人欲しいですね。
そうすればこの試合のように途中からボランチを厳しくチェックされても前線にパスを送るのに苦労することはありません。
ただ、できるなら大迫や興梠、西などに成長して補強など不要だと思わせて欲しいですし、サイドバックは梅鉢を起用して様子を見るのもいいと思います。
とりあえず今季は決定力を上げて後ろの選手が追い越す動きを徹底させることですね。

ポジティブな要素を上げてみる
新潟とはどうも相性が悪く相手の思うような試合運びをされて悲惨な結果に終わってしまいましたが、ポジティブな要素もありました。
まずは本田が復帰してこれから大きな戦力になってくれそうだということですね。
本田が完全復帰すれば攻守に活躍できますし、小笠原や柴崎ももっと攻撃に重点を置いてプレイできるようになります。
そして、この試合の15分頃からの決定機から分かるように柴崎と遠藤、レナト、山村の相性はいいです。
後半が始まる前に遠藤と柴崎、山村が話していたのですが、ここらあたりは攻撃のセンスもあるのでフィーリングが合うのでしょうね。
残念ながら山村はケガしてしまいましたが、新井場や大迫、興梠ともレナト、遠藤、柴崎、小笠原、本田の中盤は合うと思います。
興梠、大迫の2トップにレナト、遠藤、柴崎、本田(ケガから復帰すれば小笠原)、新井場、青木、岩政にあとは右サイドバックにビルドアップと守備のできる選手を入れて戦えばよくなっていくと思います。
後半にドゥトラを投入すれば威力絶大です。
あとはレナトは期待通りのプレイをしてくれているということですね。
3連覇した時の本山もそうでしたが、ペナルティエリア近くでボールをキープして精度の高いラストパスを供給してくれています。
ドリブルでかわせる技術もあるので相手も迂闊に飛び込めず高い位置で起点になれていますよね。
今季の鹿島は他の数値に比べてクロスが特に少ないですから、とにかく追い抜く動き、中との動き出しやタイミングを徹底してシンプルにクロスを上げて、最後は決定力。
これができればかなりサッカーが変わって来ます。

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【J1第22節】2トップやる気無し、試合も台無し…の浦和戦
結果
8月18日(土) 2012 J1リーグ戦 第22節
浦和2-1鹿島(19:04/埼玉/44,131人)
[得点者]
26' 宇賀神友弥(浦和)
39' 原口元気(浦和)
55' 岩政大樹②(鹿島)←レナト①
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ドゥトラ、レナト
MF:青木、柴崎
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
28分:大迫→遠藤
66分:ドゥトラ→ジュニーニョ
77分:レナト→本山


試合の感想
プレスとDFラインの押し上げの基本
鹿島は4-2-2-2のフォーメーション、スターティングメンバーも前節とまったく同じ予定でしたが、試合前のアップでアクシデント。
今週別メニュー調整が続いていた小笠原が痛めた個所がよくないということで、急遽青木がボランチに、CBには山村が入りました。
浦和は3-4-1-2の布陣、リシャルデスが出場停止でしたが、それ以上に鹿島の小笠原不在は大きかったですね。
試合は立ち上がりからボールが落ち着かない時間帯も多かったですが、基本的には浦和が攻めて鹿島は守りからカウンター狙いという展開になります。
試合が始まってまず思ったのが、広島戦で出来ていたプレスがまったく出来ていないということです。
あの時は興梠が出場停止だったため大迫とジュニーニョの2トップだったのですが、攻撃時は4-1-5のフォーメーションになる広島に一人がDFラインに、そしてももう1人がボランチにプレスをかけることを徹底していたんですよね。
だから広島はショートパスを使えずにくさびのボールにしろ、サイドへの展開にしろロングパスに頼ることになってそこを後ろの選手が狙ってボールを奪うということが出来ていました。
だからあの試合では2失点したものの、崩されるようなシーンや決定機を作られる場面はほとんどなかったです。
浦和も同じように攻めて来るので同じように守れば問題なかったのですが、この試合では2トップにやる気が見られずDFラインには好きにプレイさせて、ボランチを見るということをまったくしていませんでしたね。
3分の曽ケ端が柏木と接触したシーンも2トップの守備に問題があったからですし、浦和のCBに中央をドリブルで持ちあがれるという場面もたびたびありました。
プレスに行っても寄せるだけでまったくボールを奪ってやるという気持ちが観えません。
プレスというのはパスコースを塞ぐとともに相手に詰めてミスを誘うものなのですが、浦和の選手は鹿島の2トップに本気でボールを取りに来る気がないのは分かっていましたから余裕で前を向いてボールを持てていました。
つまり、まったくと言っていい程プレスは機能しておらず、浦和の選手は好きなタイミングで好きなところにパスが出せる状態だったということです。
それでも後ろはいいインターセプトをして、そこからカウンターのチャンスも生まれそうだったのですが、この日の2トップは攻撃でも簡単なボールロストが多かったですね。
ようやくドゥトラからいいタイミングでパスが出るようになって来たのですが、大迫が感じておらずトラップできないというシーンもありました。
このままでは失点は時間の問題だったので、こーめいが鹿島の選手だったら大迫を突き飛ばして「やる気がないならピッチから出て行け」と怒鳴っているなと思いながら観ていたら、やはり失点してしまいました。
26分の失点シーンはまさにこの2トップのやる気の無さが表れた場面でしたね。
DFラインからまずフリーのボランチに簡単に通されてそこから右サイドに展開、平川のシュートはブロックするもそのこぼれ球を宇賀神に決められてしまいます。
中央は4対3を作れていたのでレナトがもっと下がって宇賀神を見るべきでしたね。
そもそもゴールまで至る最初のシーンでは、大迫は後ろの選手にもっと前からプレスに来るように促していましたが、サッカーの基本を分かってないとしか思えないです。
相手より1枚多く余らせて守るのが守備の基本ですから、5トップで来る広島や浦和に対しては4バックとダブルボランチで見なければなりません。
この状態で前線がプレスをすれば後ろの選手もパスコースやタイミングを掴めるのでインターセプトも狙えてもっと前に押し上げられるのですが、この試合のように2トップがまったくプレスをかけないと後ろの選手は浦和がどのタイミングでパスを出すのか、くさびのボールを入れて来るのか、DFラインの裏を狙うのか、ボランチにショートパスを繋ぐのかまったく分かりません。
つまりDFラインは浦和の5トップに合わせて下がるしかなく、強引にDFラインを上げれば裏を簡単に取られて5,6失点はしていたでしょうね。

ジョルジーニョ監督の仕掛け
ジョルジーニョ監督も守備が非常にまずい状態だと感じていたので、前半の早い段階から仕掛けます。
まずは失点直後にこの試合を台無しにした大迫に代えて遠藤を投入、4-2-3-1のフォーメーションにします。
これは失点シーンのミスを受けてトップ下のレナトに相手のボランチを見させて、サイドの宇賀神や槙野が上がって来た時は遠藤が下がって守備をするという狙いがありました。
この仕掛けによって鹿島はペースを取り戻してポゼッションして攻めるも縦へのパスが入らないため決定機にはならないです。
もともと興梠も大迫よりマシという程度のパフォーマンスでしたし、バー直撃のシュートを打たれたのはくさびのボールを受けた興梠が簡単に奪われてからの逆襲でしたからね。
そして次第に先に失点しまったこと、小笠原が不在だった影響が出て来ます。
レナトやドゥトラが早く同点に追い付こうと焦り過ぎて、攻めては遠目から強引に打って行くというドゥトラの悪癖が出て、レナトもボランチを見ずに前からプレスをかけ過ぎていました。
その結果、2失点目が生まれてしまいます。
この場面も相手ボランチをフリーにしてしまい、柴崎が気を利かせてマークに行くのですがどうしても距離があるので後手に回ってしまいます。
ダイレクトではたかれると中盤がスカスカになってしまい、そのままゴール前に運ばれてしまいます。
ただ、2失点目はDFラインのマーク、山村の対応も酷かったですけどね。
ジョルジーニョ監督は何とかこの状況を変えようとコーチングエリアから選手を鼓舞します。
ただ、この2つ目の仕掛けは試合の流れが読めない扇谷レフェリーに邪魔されます。
判定に文句があると思ったのかジョルジーニョに注意していましたね。
言葉は分からないにしても、試合の流れからして鹿島の選手に気合いを入れているのは分かると思うんですけど…。
結局、そのままのスコアで後半を迎えます。
後半に入ってからも守備の不安定さはありましたが、55分にCKから1点を返します。
ここは遠藤のシュートが相手に当たってからのCKだったのですが、その前に鹿島がポゼッションして興梠に縦パスが入ったのでいい形になりましたね。
ここからは鹿島のペースになります。
もともと浦和は鳥栖、FC東京戦のように後半になって試合内容がガクッと落ちることがありましたからね。
66分にジュニーニョを投入するとサイドに流れる動きでさらに縦にパスが入りだしてサイドから攻めるのですが、外と中の呼吸がなかなか合わないです。
ここら辺は前から気になっていたところですが、受け手と出し手の意思疎通、FWの動き出し、サイドバックのクロスの精度などを含めて改善していなかといけないです。
残りの時間ではタッチラインを割った後にボールが出て来るのが遅かったり、控えGKが2つ目のボールを入れたり、それにきちんと対処できない主審、槙野が完全にジュニーニョを引っ張ってPKだった場面にジョルジーニョ監督が激昂したりとありましたが、こーめいからすれば2トップの興梠と大迫にやる気がなかったのがこの試合のすべてですね。
ボールを追う人がいればラインは上がるし、いなければラインは下がる。単純な話です」という岩政のコメント、「我々は闘争心が足りなかったのか、不注意から2失点を喫した」というジョルジーニョ監督のコメントもそれを物語っています。
もっとしっかりチームのためにプレイする気持ちがあれば十分勝てる可能性があったにも関わらず試合を台無しにしてしまいました。
後半はほとんど鹿島ペースだったものの、反撃も1点どまりで今後ACL出場権圏内を狙うには重要な一戦でしたが残念な敗戦となってしまいました。

精神的支柱の不在
もとよりこーめいはこの浦和戦まではリーグ後半戦の最初の山場と言い続けていましたし、いくつ勝点を拾って行けるかという戦いと見ていましたからこの敗戦1つでチームがどうこう言うことはない鹿島の将来も見ている真剣なサポーターですから、目先の勝ち負け1つで無様に騒いだりすることはないです。
そして、その将来的な展望を持って考えるとこの試合では小笠原という精神的支柱がいなかったのは大きかったですね。
鹿島の精神的支柱になり得る選手は今のところ小笠原、中田くらいで、他の79年組である曽ケ端、新井場はプレイの面で、本山はコンディションの面で不安定。
次点の岩政も安定感はないですし、攻撃陣に至ってはもっとも年齢が高いのが加入したばかりのレナトですからね。
次戦に小笠原が不在の場合だけでなく、将来のことを考えてもこの問題をどうするかが重要となって来ます。
しかし、リーダーの素質は持って生まれたものですからそう簡単に作れるわけでもありません。
そのため、すぐに別の誰かを精神的支柱にということはできないですが、各選手、特に若い選手のメンタル的な成長を促すことが必要となって来ます。
このブログを見てくれている人なら分かるように、こーめいは試合を見てただ文句を言いたいサポーターとは違って、まともに働いたことがあるなら誰でも分かっている人を育てる大変さを知っているので若い選手がミスしたり、伸び悩んだりしてもただ責めるようなことはしません。
こういうのはサッカーの知識がない人の憂さ晴らし、クレームをつけたいだけのお客様がやることですから。
ただ、ミスをしたとかならともかく、この試合のように2トップのやる気のなさで負けたのはいただけないですね。
こーめいが監督ならこの試合のVTRを見せて興梠と大迫にプレスの掛け方、チームのためのプレイはもちろん、「向上心がないから上のステージに上がれないんだよ。五輪落選組の意地を見せろ」などボロクソ言うでしょうね。
そして次の新潟戦は興梠先発でキャプテンマークを巻かせます。
その次の試合では大迫に、それからは交代でキャプテンを任せますね。
それで成長しないようならもうどうしようもないでしょう。
ジュニーニョももう全盛期のプレイは期待できない状態ですから、今季は興梠と大迫にやってもらうしかないですからね。
自分で目標を決めてそれに向けて努力できる柴崎と違って、ムラのある興梠や大迫には周りから刺激を与えて行くことが必要でしょう。

目標は下方修正
こーめいは勝ち点6差の浦和に勝利すればACL出場権争いにも顔を出せると思っていたのですが、負けてしまったので目標はとりあえず下方修正する必要があります。
もちろんまだまだ可能性はありますが、当面は勝ち点50を目指すのが妥当なところでしょう。
この数字はどこから来ているかと言うと、昨季の勝ち点です。
現在勝ち点が29ですから、残り12試合を7勝5敗で達成ですね。
12試合中残り7試合がホームということを考えるとホームで全勝すればいいので、ちょっと設定が緩いですが、今季はチームがどん底の状態から監督や外国人も代わって選手の個の成長を促しながら世代交代を推進していることを考えると昨季と同じ勝ち点を残せれば前進していると言えます。
それに残留争いをしているクラブも監督交代や戦力補強でどこもチーム状況はよくなっていますからね。
新潟戦、神戸戦とホームでの試合が続きますが、それに勝利できれば勝ち点58に目標を上方修正して行けばいいと思います。
この数字はどこから来ているかと言うと、06シーズンの勝ち点です。
当時もアウトゥトリ監督に代わって世代交代を進めて行くシーズンとなり、攻撃的な選手を多く起用して失点の多い撃ち合いの試合をしていたのも似ていますよね。
それでいてナビスコ杯準優勝、天皇杯は準決勝進出と全大会を通していい成績は残していました。
今季はスルガ銀行チャンピオンシップを獲得しましたし、ナビスコ杯も現段階でベスト4なのでもちろんタイトルを狙ってほしいですね。
アウトゥオリ監督のシーズンは無冠だったものの、07年からの3連覇の礎となった重要なシーズンですから今季もそのようになってくれればと思います。

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【J1第21節】勝ち点3のお中元が届く…の磐田戦
結果
8月11日(土) 2012 J1リーグ戦 第21節
鹿島2-1磐田(18:34/カシマ/14,649人)
[得点者]
03' 前田遼一(磐田)
19' レナト①(鹿島)[FK]
76' 遠藤康⑤(鹿島)

[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ドゥトラ、レナト
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
71分:大迫→遠藤
86分:小笠原→増田
89分:興梠→本山


試合の感想
ポゼッションの行方
鹿島は4-2-2-2の布陣、スターティングメンバーは前節と同じでした。
磐田は前田と山崎が縦関係になる4-2-3-1の布陣でしたね。
序盤はアウェイの磐田がポゼッションして攻め込んで来ます。
鹿島はホームですがコンディション的な不利もありますし、メンバー的にもポゼッションして攻めることはまだできてないですからこれは仕方ないですね。
しかし、誤算だったのは3分というあまりに早い段階で失点したことです。
ロドリゴ・ソウトから山崎に縦パスが入ったところからの攻撃だったのですが、中央からサイドに展開された上に山田と駒野のダイレクトで質の高いパスに完全に守備が追いつけていませんでした。
青木が山田のマークに釣り出される形となって、ゴール前では前田の動きに岩政がやられてしまいましたね。
ここはドゥトラと新井場で山田と駒野を見るべきでしたがマークが曖昧でしたし、一度駒野が山田にボールを戻したタイミングでドゥトラが駒野との距離を縮めて守備のポジションを修正していたらあれだけ精度の高いセンタリングを入れさせないで済んだ場面でした。
ここからもポゼッションは完全に磐田、鹿島の選手はやはり体が重そうで何とか守備に付いて行っていましたがシュートまで持っていかれるシーンも多くなります。
カウンターが機能すればいいのですが、磐田の選手も攻から守への切り替えが早いですし、何より鹿島の前線の選手のコンビネーションがまだ合っていません。
鹿島の苦しい状況はシュート数にも表れていて18分まで0本。
15分頃からボールは持てるようになってくさびのボールはいくつか入っていたのですが、そこからがなかなか繋がりません。
ジョルジーニョ監督はもっとレナトにパスの配給役をして欲しいのだと思いますが、受け手に回る方が多いですよね。
そのためボランチから前への展開で息詰まっていたのですが、小笠原がドリブルで強引に2人をかわすとバイタルエリアの大迫へくさびのパス、山田のプレイがファウルと判断されて鹿島のFKとなります。
山田は上手く体を入れたのですがちょっと後ろから大迫に体をぶつけ過ぎましたね。
これをレナトが見事としか言いようのない華麗な軌道でサイドネットに突き刺します。
これはGKも分かっていても止められないですね。
唯一ジャンプしていたロドリゴ・ソウトの頭を越えて落ちてサイドネットですから。
レナトのFKはかなり落ちるのである程度の距離からなら相当高い精度で直接狙えるんじゃないでしょうかね。
ここからは鹿島もこのメンバーで初めてポゼッションして相手ゴール前まで迫るという攻撃の形を見せます。
レナトから興梠へのスルーパス、レナトのミドルシュート、小笠原がペナルティエリア右サイドからのシュート性のクロス、レナトが右サイドをドリブルで切り込んでのニアポストに当たるシュート、そして得点した時と同じ位置での再度のFKなどいい形で攻撃できていました。
こういったポゼッションから崩して攻撃する時間帯をもっと作れれば、これから決定機は多くなるでしょうね。
一方、守備では失点シーンもそうだったように磐田のサイドハーフを誰が見るのかで混乱が続いていました。
サイドバックが見ることが多かったのですが、そうすると磐田のオーバーラップして来たサイドバックがフリーになる場面も多く、ブラジル人MFとサイドバック、ボランチのマークの受け渡しができてなかったですね。
36分でも西の前のスペースを松浦に使われて、レナトが後ろから倒してFKを与えてしまいます。
そして、ここでありえないミスが2つ起こります。
駒野のFKは鹿島の壁に当たってループ状態でゴールに向かうのですが、これを曽ケ端がキャッチしたと思いきやファンブル、そのままゴールに入ります。
鹿島サポーターからすると曽ケ端がまたやってしまったという想いだったですが、井上主審は曽ケ端に詰めていたロドリゴ・ソウトのファウルを取ります。
井上主審は曽ケ端とソウトとほぼ一直線になるポジションを取っていて観えなかったのが原因ですが、それで接触が観えていないのに勘でファウルを取ったということですし、ゴールを認めていた副審に確認するべきですよね。
これは録画で見直すまではなく、主審の位置から観ていたらタイミング的にも触ってないのは分かるレベルの判定だと思います。
有り得ないミスではありますが、曽ケ端とJリーグのレフェリーなら十分有り得るミスと思えてしまうのが情けないですね。
鹿島もリーグ前半戦は誤審の被害にあって5試合以上で勝点を落としていますからよく分かりますが、こういう判定で試合を台無しにされると(特に遠距離のアウェイ)サポーターはがっくり来ますし、一生懸命プレイしている選手もやってられないですよ。
前田があれだけ怒るのも当たり前です。
井上主審は後半の小笠原が山田を倒したと判断した場面や大迫が体を入れ替えて抜け出そうとした場面など接触がないところでファウルを取ることが多いですね。
ミスは仕方ないとしても試合後にジョルジーニョ監督もコメントしていたように早急に改善が必要ですし、前田のイエローカードは取り消すべきです。
しかし、レフェリーに関しては管轄が自分たちの目先の利益しか考えず、強引に秋春制にしてJリーグなどどうなってもいいと思っている日本サッカー協会ですからまったく重い腰が上がりませんね。
曽ケ端はこういうミスがなければ日本代表にもなれたと思うのですが、集中力の問題ですよね。
ボールをキャッチする瞬間にボールへの執着心を失くしてしまっているからこういうミスが起こるわけです。
ナビスコ杯の横浜FM戦の時と同様、これを反省材料としてのまた鬼セーブを見せてくれたらと思いますが、GKはいくらファインセーブを連発しようとこういうミス1つでガタっと評価が落ちますし、今季は得点に繋がってないのを含めるともう3,4回ありますからね。
前にも言いましたが、世代交代を進める今季は若い選手も多くなっていますから特にベテランGKがしっかりしてほしいです。
誤審もあってその後は少し微妙な雰囲気もありましたが、同点のまま前半終了となります。

中盤のせめぎ合い
後半は中盤でのせめぎ合いが続く展開となります。
磐田は森下監督のもと攻守の切り替え、前線からのプレスが徹底されていますし、鹿島はそれほど高い位置からプレスはしませんが、ボールを奪われてからの守備は早く前半に問題のあったマークの受け渡しも改善されていました。
55分には高い位置でボールを奪って興梠のクロスからレナトのヘッドと決定機を作ります。
しかし、中盤でせめぎ合う展開は続いてどちらのポゼッションでもない時間帯のままこう着状態に陥ります。
65分頃になるとコンディションで不利な鹿島が押し込まれる場面が増えて来るのですが、このタイミングで大迫に代えて遠藤投入、ジョルジーニョ監督が動きます。
大迫は足を痛めた影響もあったでしょうが、判断が遅かったりボールの収まりがいつもより悪かったですね。
連戦の疲労もあったでしょうが、2列目との連携の問題もあるのでしょうからまずはしっかり体を休めて練習からコミュニケーションを取って意思疎通を高めてほしいです。
鹿島はレナトをトップ下の4-2-3-1の布陣にして中盤を厚くするとこれまでカウンターしかできてなかったですが、遅行の攻め手が出て来ます。
76分に興梠のパスを遠藤がスルー、西のシュートはDFに当たりますがこぼれ球を遠藤が押し込んで逆転に成功します。
決めた瞬間、本人もオフサイドを気にしていましたが、DFライン上のオンラインでしたね。
この決定機は青木がスローインで曽ケ端にボールを渡したところから始まるのですが、曽ケ端から西まで14本のパスを繋いで完全に崩しました。
この後のレナトのシュート、こぼれ球に詰めたドゥトラのシュートという決定機も24本のパスを繋いでいますが、やはり小笠原、レナト、柴崎辺りがパスやドリブルで磐田の守備を打開して攻撃のスイッチを入れています。
ビハインドを負って攻めに行きたい磐田をパス回しで上手くかわして攻撃できていましたね。
86分に攻守に獅子奮迅の活躍だった小笠原に代わって増田が入りますが、これによってリズムが悪くなります。
増田は明らかにマークの受け渡しが出来てないですし、柴崎に指示されないと主体的に動けない状態、ドゥトラがボールを奪った後のポジショニングの取り方など小笠原や柴崎と比べるとまだ戦術を理解できていないですね。
それを見たジョルジーニョ監督は興梠に代えて本山を入れます。
これによって再びポゼッションを取り戻した鹿島はいきなり本山がからんで柴崎のミドルシュート、守ってもトップに入ったレナトがいいチェイシングですぐに奪い返すと、ボールを回しながら時間を使って6連戦の最後を勝利で飾りました。

連勝することが重要
誤審に助けられての勝利だったのですっきりしない気持ちもありますが、相手が作った決定機ではなく曽ケ端が普通にキャッチしていれば何の問題もなかったわけで、そう考えると鹿島が勝っていた試合だとも言えます。
それに6連戦の最後を勝利で終えられたことは大きいですし、ホームでなら上位陣相手でも引き分け以上の結果を残せるくらいにはなっているということですね。
攻守にまだまだのところはありますが、ドゥトラは周りを使う意識が高くなっていますし、レナトもこの試合ではフィットして来ているという手ごたえも感じました。
ようやく一週間のインターバルが空くので練習で連携を高めてほしいですね。
浦和戦もおそらくこのメンバーで戦うでしょうし、広島戦と同じ戦い方をすればいいと思うので守備をきっちりしてカウンターという戦い方は有効でしょう。
この試合で気になったのはCBのビルドアップ能力ですね。
ボランチ、主に柴崎がDFラインに下がって展開するシーンも多かったですが、磐田は前からプレッシャーに来るので岩政、青木がボールを前に出すのに苦労する場面が目立ちました。
パスの精度の問題があるのでダイレクトで出して欲しいとは思わないですけど、トラップしてパスというタイミングで前にフリーの選手がいるのですがそこで出せない事が多いです。
そうすると磐田の選手がパスコースを切って、プレスをかけてくるので余計に苦しくなるんですよね。
後半はスペースが出来ていたのでいい縦パスを入れているシーンも少しありましたが、もっと意識と精度を高めてほしいです。
こういうのは山村が上手いですが、五輪から帰って来たばかりですし、青木も調子がいいですからやはり同じメンバーで戦うでしょうね。
3位と勝ち点差6になりましたから、ここから上位を狙うには連勝が必要となって来ます。
ペトロビッチ監督のチームは連敗しないイメージが強いですが、リーグ後半戦最初の山場の最後のアウェイレッズ戦で勝利を飾って勢いをつけたいですね。

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【N杯準々決勝2nd】4度目は大勝も内容はいまひとつ…のC大阪戦
結果
8月8日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
C大阪0-3鹿島(19:04/長居/9,555人)
[得点者]
28' ドゥトラ①(鹿島)
63' 興梠慎三③(鹿島)[PK]
70' 柴崎岳①(鹿島)←興梠慎三①

[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ドゥトラ、レナト
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
69分:レナト→遠藤
72分:興梠→増田
78分:小笠原→ジュニーニョ


試合の感想
遅攻、機能せず
鹿島は4-2-2-2のフォーメーション、スターティングメンバーはケガの中田に代わって青木が入っただけでした。
中田は全治8週間なんですね…。
もともと復帰したときも万全ではないと言っていましたから、やはりまだコンディションもよくなかったのでしょう。
中田の離脱は痛いですが、青木はずっと調子がいいですし山村ももうすぐ戻って来ますから今度はしっかり治してから戻って来てほしいですね。
C大阪は4-4-2、新加入のヘベルチはまだ登録されておらず、枝村は清水でナビスコ杯に出場していたためC大阪では出られないというレギュレーションでした。
立ち上がりは静かでしたね。
鹿島はホームでの戦いで先勝しているので無理に攻める必要はなく、しっかり守ってカウンターを狙う試合運びでした。
C大阪も先に失点したくはないでしょうから序盤から嵩にかかって攻めて来ることはないと思っていましたが、連戦の疲労からかあまりに勢いがなかったですね。
そのため序盤から鹿島の展開となりましたが、決して内容がよかったわけではありません。
鳥栖戦でも述べたようにいい形でボールを奪ってもドゥトラはドリブルを一直線に仕掛けてシュートを大きくはずすかボールをロストして終わり、レナトは早いタイミングでDFの裏を狙って放り込んで相手にボールを渡してしまいます。
このため鹿島はボールをキープする時間が非常に短く、ポゼッションして相手を崩して攻めるということがまったくといっていい程できていませんでした。
ドゥトラのシュートが枠に行くか周りを上手く使うか、レナトのパスが通ればいいのですが、そこの精度やコンビネーションがまだまだなのでカウンターも機能していない状況です。
それでも12分の大迫がヘッドで落としてのレナトのシュート、その後は新井場のクロスから興梠のシュートがポストに当たるチャンスを作ります。
前者はレナトからのロングボールを大迫が興梠に落とすところから始まっており、後者はカウンターからだったのですが、レナトのスルーパスがDFに当たって奪われたのを相手のミスもあってすぐ奪い返せたため新井場がからむ攻めができました。
この2つのシーンは結果的に遅攻の形となったので比較的厚い攻めが出来ており、やはりこういう形を多く作れないとなかなか決定機が増えないですね。
2トップにくさびのボールを当てる回数は圧倒的に少なくなっていて、ポゼッションする時間も減っているため徐々にリズムが悪くなり、27分には酒本のクロスからシンプリシオのヘッドがポストという危ない場面を作られます。

ドゥトラ覚醒の可能性は?
しかし、鹿島は28分に柴崎がボールを奪ってのカウンターの場面でドゥトラがそのままドリブルで突っかけて予想外のコントロールされたシュートで先制点をあげます。
このシーンはC大阪のDFが3人とも何故かずるずる下がってプレスに来なかったのでドゥトラがいい態勢でシュートを打てましたね。
しかも左足だったせいかインサイドでしっかりミートする理想的なシュートでした。
さらにDFがブラインドになっていたためキムジンヒョンの反応も遅れました。
遠藤もそうですが、ドリブル中に常にいい態勢でシュートを打てるところにボールを置いて、インサイドでしっかり打てばもともとパンチ力はあるので決まる可能性は高くなるんですけど2人ともなかなか改善されませんよね。
試合内容はいまひとつだったものの、1戦目のリードを上手く使った試合運びで鹿島がリードして後半を迎えます。
後半も試合展開は変わらないですが、立ち上がりからC大阪が積極的に前に来たことで鹿島はよりカウンターを狙いやすくなりましたね。
62分には小笠原とドゥトラのプレスでボールを奪うと3対2のカウンター。
シュートを打つかと思ったらドゥトラは右サイドの興梠にパスを出しましたね。
興梠のグランダーのクロスは少し流れますが、大迫が上手く中にトラップ、そこにGKキムジンヒョンが突っ込んで倒してしまいPKとなります。
これはアフタータックルのようなものなので完全にファウル、大迫がシュートを打てる位置に上手くトラップできていたら得点機会の阻止で一発退場だったでしょう。
興梠がウニベルシダ戦同様に落ち着いて決めてリードを広げます。
こういうシーンでドゥトラがシュートを打って枠をはずすか、DFに当ててしまうことがこれまで多々あったのですが、もっと味方をシンプルに使えれば決定機が確実に増えるということですよね。
上述した2つの事に加えてドリブルの仕方が改善されればドゥトラはもっと活躍できると思います。
ドリブルもDFがいるかいないか、スペースがあるかないかに関わらず縦に突っ込んでしまうので相手に囲まれて奪われることが多いです。
もっとスペースを見つけて横にドリブル、タメを作ってサイドに展開などするとチームとして機能するんですけどね。
やはりこういうプレイは本山が断トツに上手いのですが、リーグ前半戦で遠藤が攻撃に軸になれていたのはこういったプレイが出来ていたからです。
ジョルジーニョ監督からもプレイの精度や周りを使うことは言われているそうでドゥトラのプレイも少しずつよくなってはいますが、今のところ劇的に変わる気配はないのかなと感じます。
この試合の1点目も相手が下がってくれたおかげですし、2点目は3対2で広大なスペースがありましたから。
もっとプレスの強い相手だと余裕を持ってドリブルからシュートに行けるか、視野を広く保って周りを使えるかと言ったら疑問です。
しかし、連戦でもよく走っていますし覚醒してくれたら本当に心強いんですけどね。
試合展開が楽になった鹿島はレナトに代えて遠藤を投入。
70分には素早いスローインのリスタートから柴崎がダメ押しのゴールを奪います。
小笠原と組んでチームのバランスを取る守備的な役割をしていますが、こういうチャンスを見逃さず上がっていけるのが柴崎の強みです。
シュートもGKの股を抜いていますし、前節鳥栖戦のシュートもバーに当たったとは言え、技術の高さがうかがえます。
その後は興梠に代わって増田、小笠原に代わってジュニーニョが入って4-2-3-1になったり、4-2-2-2に戻ったりしたのですが無失点で試合を終わらせて2戦合計5-1で勝ち上がりました。
準決勝の相手は柏になりましたね。

6連戦の最後は磐田戦
この試合は大勝しましたが、C大阪のチーム状況、鹿島がリードした状態での2戦目ということを考えると決して試合内容が良かったわけではなく、カウンター一辺倒のメンバーでも十分戦いやすかったという感じですね。
戦い方の相性の問題が大きく、逆に鳥栖のように守ってカウンターを狙う相手にはたいして決定機も作れず完敗するのも当然と言えます。
だからこそ尚更、鳥栖戦はメンバーを入れ替えて本山と遠藤を先発で使って欲しかったです。
FC東京やG大阪の攻撃的なクラブ相手にはこの試合のメンバーが有効だと思いますけど、ポゼッションして攻めるならやはり遠藤が入ってからの方がサイドバックは上がりやすかったですし、FWがくさびのボールを受けに下がる動きも多くなりますね。
ただ、連戦で練習する時間がなかったためこれからレナトももっと周りと上手く絡めるようになってくると思います。
次戦は上位の磐田相手ですし、日程的にも不利なのでこーめいはメンバーを入れ替えて戦ってほしいですが、本山が先発起用できないのなら一度レナトと遠藤を一緒に起用してほしいです。
この試合もカウンター狙いなら大迫か興梠に代えてジュニーニョ先発の方がよかったと思いますけどね。
磐田戦はジョルジーニョ監督がどういうメンバーを選択するのか、ドゥトラのプレイが今後どうなっていくかに注目したいと思います。
6連戦もいよいよ最後ですし、リーグ戦はまだ勝利していないので絶対勝ちたいですね。

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【J1第20節】メンバーを代えず戦術を変えて必然の敗戦…の鳥栖戦
結果
8月4日(土) 2012 J1リーグ戦 第20節
鳥栖2-0鹿島(19:04/ベアスタ/12,844人)
[得点者]
23' 水沼宏太(鳥栖)
61' 豊田陽平(鳥栖)
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:レナト、ドゥトラ
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、中田、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
64分:大迫→ジュニーニョ
68分:中田→青木
75分:レナト→遠藤


試合の感想
2列目の機能不全
鹿島は4-2-2-2の布陣、メンバーを変更してくるかと思いましたが、ウニベルシダ戦とまったく同じ先発でした。
鳥栖は4-2-3-1、いつも通り守ってカウンターという戦い方でそれ程ボール支配率に差は出なかったですが、基本的に鹿島がポゼッションする展開となります。
この試合の鹿島はスターティングメンバーは同じでしたが、戦い方はいつもと違っていました。
普段はもっと2トップにくさびのボールを当ててサイドバックのオーバーラップを含めて分厚い攻めをするのですが、立ち上がりから鳥栖のDFラインの裏を狙うことが多かったですね。
それ自体はいいのですが、試合を通じて裏一辺倒になり過ぎてしまいました。
この原因ですが、連戦の中練習はほとんどリカバリーに当てられている以上、ジョルジーニョ監督の意図したものではないでしょうね。
中盤のプレスがきつかったウニベルシダ戦のイメージが残っていた、また全体の運動量の問題も多少はあったかもしれませんが、一番の原因は2列目の機能不全です。
レナトとドゥトラの組み合わせはタイプ的には合っていると思いますが、ウニベルシダ戦を観てもレナトのコンディションはまだまだ、それにチームでの役割や周りとの連携も噛み合っていません。
本当はもっと下がってボールを受けてゲームを組み立てて欲しいのですが、そういうシーンはなかったですし基本的にポジショニングが高いです。
ドゥトラが下がってボールを受けることが多くなっていたのですが、そこからは何も生まれないですから。
ドゥトラ、レナトと単独でシュートを狙うことも多かったですし、2トップとの連携は最悪ですね。
ドゥトラはジョルジーニョ監督にも周りをもっと使うように言われているのですが一向によくなることはなく、可能性を感じるのは左サイドをドリブルで疾走してちょんと出すクロスにFWがニアに走って合わせるというパターンくらいです。
レナトから2トップへのパス出しには可能性を感じますが、まだお互いタイミングがあっていません。
逆に2トップがボールを持った時は、パスを出してもらえなくなるのでブラジル人に渡すのを拒み、大迫も自分で仕掛けるか興梠を狙ったボールを意図的に選択していましたね。
2列目が完全に機能不全を起こしてしまったため、鹿島はいつものサイドバックを使った分厚い攻めはできていませんでした。
よくサッカーが分からない人は攻撃的なサイドバックがオーバーラップしなかったら運動量が少ない、攻撃を控えていると言うのですが、実際は前線にボールがおさまらないので上がれていないことが多いですね。
ボールのあるところ、個人しか見れていないのでチーム全体のバランスや戦術はまったく分かってない証拠です。
まさにこの試合がそうでしたし、興梠にボールが収まった場面では新井場がいい上がりをして攻撃にからんでいました。
ただ、この試合はこれまで作れていた決定機の数すら少なく、決定力以前の問題でしたね。
鳥栖にいくつかチャンスを作られながら相手のシュートミスに助けられていたのですが、ロングスローから危ない場面を作られると、その流れからCKからも決定機を作られて水沼に決められてしまいます。
いずれにしてもこぼれ球への反応が遅いですし、広島戦もそうでしたよね。
セットプレイからの失点が多くなっていますが、最初の守備はできているのでセカンドボールへの対応は徹底しなければいけないです。
これも連戦で選手に体のキレがない、満足な練習ができないということも影響しているのでしょうね。

完全なる采配ミス
前半からそうだったのですが、後半になるとコンディションの差が顕著になって行きます。
この試合の松村主審はファウル気味の接触も流す傾向にあるので、余計に鹿島にとっては苦しい展開になりましたね。
ボールを支配しても鳥栖の守備の前に攻め手がないまま時間が進んで行きます。
シュートは多かったですが、得点になりそうだったのはバイタルエリアで大迫が粘ってボールをキープしてからの柴崎のミドルくらいでしたね。
若いので回復力があるだけあってこの試合、大迫と柴崎は他の選手より動けていました。
特に柴崎は積極的に前に出てスルーパスを狙っていました。
ただ、厳しいところを狙い過ぎというのもありますし、疲労が蓄積してくるとかなりパスが雑になって来るところは要修正ですね。
チームが機能しないまま時間が進むと、61分にはCKから豊田にヘッドで豪快に決められてしまいます。
中田がついていたのですが振り切られたというか、もう付いていくことができなかったという感じでしたね。
ウニベルシダ戦は6枚の交代カードがあったので、こーめいもレナトの起用をと言ったのですが、ジョルジーニョ監督も試合後のコメントで前半くらい持つだろうと思って起用したと言っていたので同じ意図だったと思います。
しかし、後半のパフォーマンスの見解は違っていましたね。
こーめいはかなり早い段階でレナトが動けなくなっていると判断したのですが、ジョルジーニョ監督はかなり引っ張りましたから。
どちらにせよまだ周りと合ってないドゥトラとレナトを連戦で使うメリットは薄いとウニベルシダ戦で思ったのですが、その心配がこの鳥栖戦でもろに出てしまいました。
前回の記事で書いたように、本山と遠藤の中盤に起用すればこれだけチームが機能しないということはなかったでしょうね。
そして調子のいい青木を起用しなかったのは完全に予想外でした。
1枚目の交代カードのジュニーニョもリードして守りを固める鳥栖相手には適当ではなかったですし、中田のところで交代を使わざるを得なかったのも失敗ですよね。
その結果、岡本、本山、遠藤のうち2枚は使わないと攻撃できないと思っていたところ、3枚目のカードで遠藤を切るのみとなってしまいました。
それでも遠藤が入ってからサイドチェンジなども出て来てサイドバックも上がれるようになってサイドから攻められるようになったのですが、中で合わせられる選手がいないので強引に打ちに行くしかないという状況でした。
5バック気味に守っていた鳥栖にミドルシュートを打って前に出させるのはセオリーですが、やはり中央は固いですね。
センタリングを上げようにももともと興梠、ジュニーニョにへディングシュートのイメージはないですし、ドゥトラのヘッドは足同様に決まる雰囲気がありません。
広島戦の終盤もそうでしたが、岡本を入れておけばまだ可能性はあったでしょうね。
以前に書いたように6連戦+浦和戦は後半の山場で厳しい戦いになるとこーめいは予想していたので、中2日でのアウェイ鳥栖戦がこういう結果になるのはある意味仕方ないかと思います。
ただ、それでも先発、交代カードなど采配ミスがなければもっと戦えたと思いますし、勝てるチャンスも十分あったと思うのでそこが悔やまれますね。

さらに連戦は続く
ドゥトラやレナトを先発にするのはいいのですが、まだ周りと合ってないだけに中2日の連戦で起用するのはまったく意味が分かりません。
レナトの左足は可能性を感じるもののこの試合では体のキレが悪くて振りきれてなかったので、シュートも枠に飛んでいませんでした。
完全に疲労の影響が出ていましたね。
オリヴェイラ監督は連戦、夏場の戦いで動けずに5連敗していてもかたくなにメンバーを変えて来なかったですが、ジョルジーニョ監督にはこの試合を糧にきちんと学習してほしいです。
大事なのは失敗から学ぶことですからね。
失敗から学ばずに変われないと、昨年までがそうであったようにチームの成長が止まって下り坂に入ってしまいます。
次戦もアウェイ、中3日の試合となるので今度はスターティングメンバーを入れ替えてほしいですね。
ナビスコ杯の第一戦はホームでC大阪に勝っているものの、相手は新戦力のシンプリオが札幌戦でいい仕事をしていたみたいですし鹿島にとって嫌なイメージのある枝村も加入しましたから簡単な試合にはならないでしょう。
それにホームに戻らずずっと遠征しているのっていうのは肉体的にも精神的にも負担が大きいんですよね。
まだまだ苦しい状況は続きますが、今度はC大阪も連戦(鹿島と違って6連戦ではないですが)ですし何とか勝つつもりで引き分けてナビスコ杯を勝ち上がり、ホームに戻っての磐田戦は勝利して連戦の最後を飾りたいですね。

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【スルガ銀行C】今季最強の相手をPKで退ける…のウニベルシダ戦
結果
8月1日(水) スルガ銀行チャンピオンシップ 2012 IBARAKI
鹿島 2-2(PK7-6)ウニベルシダ・デ・チリ(19:01/カシマ/20,021人)
[得点者]
18' 岩政 大樹(鹿島)←小笠原満男
27' レナト(鹿島)

40' オウンゴール(ウニベルシダ・デ・チリ)
73' チャルレス・アランギス(ウニベルシダ・デ・チリ)
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:レナト、ドゥトラ
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、中田、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
56分:ドゥトラ → 遠藤 康
62分:柴崎 岳 → 青木 剛
69分:大迫 勇也 → ジュニーニョ
73分:レナト → 本山 雅志


試合の感想
プレスをいなして2得点
鹿島はいつもの4-2-2-2の布陣ですが、広島戦からジュニーニョと遠藤、青木が控えに回り、興梠とレナト、中田が先発となりました。
ウニベルシダ・デ・チリは3-4-3、南アフリカW杯でビエルサ監督に率いられたチリ代表と同じ布陣、同じチームスタイルでした。
前線から積極的にプレスをかけて来たのですが、序盤の鹿島は前線の選手も動けてパスコースがありましたし、小笠原と柴崎を中心に技術を見せてかわすとウニベルシダの高いDFラインの裏を上手く狙っていました。
レナトが最初は高い位置を取っていたのですが、次第に下がってボールを受けることが多くなってからはバランスもよくなってさらにパスが回るようになりましたね。
ただ、まだ出し手と受け手のタイミングが合ってなくて全体的にオフサイドになる場面が多かったです。
それでもオンサイドではないかと思う微妙な判定もありましたし、大迫のキープ、スルーパスから抜け出したドゥトラがGKと1対1の決定機を迎えるなど鹿島が押し込みます。
ウニベルシダの攻撃はやはりいいプレスからで、西や小笠原が低い位置で奪われてカウンターを受けるシーンもありましたがシュートミスに助けられます。
ボールホルダーが少しでもためらったり、プレスを嫌って後ろを向いてしまうと2人、3人と押し寄せてボールを奪いに来ていましたからね。
押し込んでセットプレイからチャンスを作っていた鹿島は18分、ペナルティエリア近く右サイドのFKから小笠原のセンタリングを岩政がヘッドで押し込みます。
ウニベルシダの選手は全員戻って1列になってゾーンで守っていたのですが、C大阪戦の時と同じような形で少し後ろから入った岩政がラインの裏を見事にとりました。
その後も鹿島のリズムで試合が進むと今度はペナルティエリア近く左サイドでレナトがボールをキープ。
相手DFも2人が対峙していたのですが、レナトだったらシュートを打ってもおもしろいなと思って観ていたら、ものの見事にゴール右に決めます。
加入前に観たプレイからも窺い知れるところだったのですが、やはりシュートセンス、精度は高いものがありますね。
前半のうちに2点差をつけてこのまま楽な試合運びになればと願っていたのですが、ここからがウニベルシダの真骨頂、鹿島の試練が始まります。

鬼プレスに苦しめられる
ウニベルシダはここからさらにプレスを強化して来ます。
当然得点を取りに行かないといけない状況なのですが、2失点もすると3失点目が怖くて最終ラインも下がってなかなか前から行けないものですけどね。
そんなの関係なく鹿島の選手がボールを持っているときでもDFラインはハーフウェイラインの近く、暑さなんかも関係なく鬼プレスを敢行して来ます。
逆に鹿島は2点が入ったことで前線の運動量が減ってパスをもらう動きが少なくなります。
次第に押し込まれる展開となるもののサイドからの攻撃では1対1をやられないようにし、ゴール前もサイドバックが絞ってウニベルシダの選手にしっかりついて対応できていました。
しかし、前半終了間際に鹿島の右サイドからのセンタリングが岩政に当たってコースが変わりゴールへ。
オウンゴールで失点しまい、1点リードとなって前半を終えます。
後半も試合の流れはウニベルシダ、相変わらずの鬼プレスで鹿島は攻撃どころかボールをキープする時間もほとんどできません。
相手が前から来ているのでボールを奪って早い攻撃をという意識があって、特に柴崎は考える時間がない中でもいい縦パスを何本も入れているんですけど、それ以上にウニベルシダの寄せが速くてインターセプトされてしまいます。
恐らく柴崎の中では十分パスが通るタイミング、コースというイメージだったのでしょうが、Jリーグでは通じるパスでもこの相手には格好の餌食、インターセプトされまくっていましたね。
それ程の鬼プレスでした。
もう1つ鹿島を苦しめたのはジャッジです。
前半は軽い接触でもファウルを取ってくれていたのですが、後半からは明らかなファウルでも流す場面が増えて来ました。
ブラジルのジャッジからJリーグの基準にコロっと変わった印象でした。
どっちの基準で捌こうといいのですが、試合の中で変わってしまったので選手たちも戸惑っていましたね。
大迫は前半からよく戻って守備もしていましたし、前線でもボールをキープしていたのですが、ファウルを取ってもらえなくなるとウニベルシダの鬼プレスにつかまってしまいます。
ボールを持っても考える時間がほとんどないですし、その短いタイミングで前線の選手も動いてパスコースを作ってあげないといけない状況でした。
ボールホルダーが1人かわしてパスコースを作ろうとしても2人目、3人目がプレスに来て餌食になっていましたからね。
そのため、ジョルジーニョ監督はドゥトラに代えて遠藤を入れます。
イエローカードをもらっていたのもありますが、中盤でまったくスペースがない状況では視野が狭くてボールキープの苦手なドゥトラは前半の終盤からすでに消えていましたからね。

やりきれない攻撃とやりきった守備
遠藤が入るとボールをキープしてパスを出せるのでそこに相手選手3人が引きつけられて、手薄な守備を突くというシーンも出て来るのですが、何故か攻撃をやりきれない場面が続きます。
サイドをドリブルで駆け上がるシーンもいくつかあったので、もっとシンプルに速いクロスを入れていけばよかったと思いますけどね。
その後は柴崎に代えて青木、大迫に代えてジュニーニョとカードを切っていくのですが、試合の大勢はまったく変わらず苦しい展開が続きます。
連戦を考えての交代だと思いますが、大迫がいなくなったことでこれまで以上にボールがおさまらずに相手にボールを奪われるか、1発DFラインの裏を狙ってボールを渡してしまうかのどちらかでしたね。
後半はウニベルシダの左から右への展開で特に鹿島の左のサイドから攻められるシーンが多かったのですが、新井場、流れて守備する小笠原がしっかり対応して好きにやらせません。
曽ケ端のファインセーブや相手のシュートミスに助けられたところもありますが、ジョルジーニョ監督になって確実に1対1の守備、マーキングはよくなっているので運動量が落ちても何とか耐えていましたね。
しかし、セットプレイの2次攻撃から守備に入った興梠が相手選手を倒してPKを取られます。
ここも普通に相手につけば守れていたと思うのですが、やはりFWなだけあって簡単にスライディングで飛び込んでしまいましたね。
そこを上手くファウルにされてしまいました。
同点にされるとレナトに代わって本山が入ります。
要所では走っていたもののレナトも早い時間から疲労困憊で動きが少なくなっていましたし、得点を取りにいかないといけなくなりましたからね。
しかし、ウニベルシダのプレスはまったく衰えず鹿島は攻撃の芽すらなかなか出ません。
セットプレイはいくつかあったのですが、ウニベルシダはFKの守り方も失点してからマンマークに変更していましたね。
鹿島の攻撃はボールを取って裏を一発で狙うか、サイドからドリブルで切り込んでという形だったのですが、前者は手数をかけなさ過ぎで相手にボールを渡してしまい、後者は手数をかけ過ぎてボールを奪われるという悪循環でした。
後半のチャンスは本山のパスにジュニーニョが抜け出したシーンくらいだったのですが、ここもDFにブロックに入られます。
遠藤もジュニーニョも本山もボールを奪われないコースにドリブルしている意識があると思うのですが、ウニベルシダの選手は試合終盤でも寄せが速く、それをかわしても最後は脚が伸びてきますし、結局鬼プレスは最後まで甘くなることはなかったですね。
ここら辺りもちょっとJリーグレベルではなかなか経験できない守備だったと思います。
最後は興梠も疲労からほとんど動けず、ジュニーニョは相手のプレスに苦しんでボールが収まらず、小笠原も獅子奮迅の活躍で最後は脚に来ていましたが、何とか守りきってPK戦決着となります。

落ち着きはらったPK戦
こーめいは小笠原、本山、ジュニーニョ、中田にあと1人誰が蹴るのかと思っていたのですが、PKのキッカーはジュニーニョ、興梠、小笠原、遠藤、本山の順番でした。
先行はウニベルシダだったのですが、さすがに南米のあちこちで試合をしているだけあってアウェイの雰囲気にもまったく飲まれることなく、落ち着いていました。
曽ケ端の読みは合っていることが多かったのですが、GKが触れないコース、対応し辛い高目を狙ってきっちり6人目まで決めてきます。
しかし、鹿島の選手も全員がしっかり決めていましたね。
興梠、遠藤がちょっと心配だったのですが、予想以上に落ち着いていました。
恐らくPKを与えてしまった興梠、ここのところ調子が落ちている遠藤への配慮があったのだと思います。
若い選手を信頼して任せられるのはジョルジーニョ監督のいいところですね。
これをきっかけにメンタル面が成長してくれたらと思います。
6人目の新井場がGKに触られながらも決めると、ウニベルシダは7人目をはずします。
最後の西も落ち着いて決めて、鹿島がスルガ銀行チャンピオンシップを制しました。
鹿島はジョルジーニョ監督になって初タイトル、ジョルジーニョ監督自身も初タイトルということでこの先いいきっかけになりそうなうれしい戴冠となりました。

厳しい連戦の中アウェイ鳥栖戦
2点リードするも追いつかれてのPK戦だったわけですが、3連戦目でこのウニベルシダとの対戦はかなりきつかったですね。
Jリーグではあれだけのプレスをして来れるクラブはいないですし、足元も上手かったです。
最後のフィニッシュの部分はけっこう雑だったので助けられたところもありますが、前評判通り非常に強く、最後はPK戦で勝てたということもあって最高におもしろい試合となりました。
再び戦う機会があったら今度はお互い一週間のインターバルがある状態での試合を観てみたいですね。
やはり後半はコンディションの差が大きく出ていましたから。
6連戦の4戦目、次はアウェイですし鳥栖戦も厳しい戦いになりそうです。
中2日ですので選手たちにはまずしっかり休んで体重を戻して欲しいですね。
メンバーもボランチ、サイドバックは変更しづらい状況ですが、前線は大迫、ジュニーニョ、本山、遠藤あたりを先発で起用してもいいんじゃないかと思います。
5戦目もアウェイでC大阪戦なので数人の主力を思い切って鳥栖の遠征に帯同させないという判断もありかもしれませんね。
鳥栖戦は鹿島がボールを支配して鳥栖がカウンターという展開になると思うので、攻撃はシンプルにクロスを上げるなどやりきって終えてほしいですね。
ホームなので鳥栖もかなり運動量多く、球際厳しく来ることが予想されますが、このウニベルシダ・デ・チリの戦いがチームのさらなる成長のきっかけになればと思います。

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