鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【天皇杯準決勝】心配した通りの敗戦でシーズン終了…のG大阪戦
結果
12月29日(土) 第92回天皇杯 準決勝
G大阪1-0鹿島(13:06/エコパ/8,978人)
[得点者]
23' 遠藤 保仁(G大阪)
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ジュニーニョ、ドゥトラ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:遠藤→レナト
62分:ジュニーニョ→興梠
78分:ドゥトラ→本田


試合の感想
敗因は誤ったメンバー起用
G大阪は今野をボランチ、遠藤をトップ下に配置する4-2-3-1。
明神が体調不良、レアンドロが出場停止で今野の相方には武井、1トップには家長が入りました。
鹿島は千葉戦とまったく同じメンバー、そして前回ブログで少し触れたようにこーめいが心配した通りの展開になってしまいましたね。
立ち上がりは柴崎がハーフウェイラインからの超ロングシュート、柴崎の浮き球スルーパスにドゥトラが飛び出して折り返しをジュニーニョがシュート、遠藤、ジュニーニョと繋いでセンタリングを新井場がヘッドといい形を作りますが、G大阪の前線からのプレスにスペースを消され始めると次第にポゼッションを握られます。
こーめいが心配していたのは千葉戦もそうだったようにジュニーニョとドゥトラのところで奪われたり、パスミスであったり、ボールロストが多いことです。
このため、千葉戦もゲームを支配されて受ける時間帯が多くなりましたよね。
大勝したFC東京戦のいい攻撃のイメージも薄れて来てこの選手配置では限界が来ていたのは明らかで、勝っていても変えなければいけないとこーめいが言ったのはそのためです。
後ろからのパスは遠藤か大迫を狙うしかなくなりますから、どうしてもそこにプレッシャーが強くなりますし、後ろの選手も相手のプレスがある中で難しいパスを選択せざるをえなくなりますからね。
それでも無失点のまま前半を終えればと思っていたのですが、22分に失点してしまいます。
ショートコーナーへの反応が遅かったのはありましたが、G大阪の遠藤は完全にクロス狙いでしたし、あそこに飛んでしまうと曽ケ端も触れないですね。
事故的な失点で先制されてしまうと、その後もG大阪遠藤のバー直撃のシュート、今野のシュートを曽ケ端がファインセーブしたと思ったら相変わらずの凡ミスファンブルで自作自演するなど追加点を奪われてもおかしくないシーンを作れらてしまいます。
高い位置で起点ができないのでどうしても押し込まれてしまいますから、危ない場面が生まれてしまいますよね。
鹿島は終盤に柴崎のサイドチェンジから新井場のクロスに大迫のが飛び込むシーン、大迫の仕掛けからループシュートなどチャンスを作ります。
そして、前半最大の決定機だったCKから大迫がヘッドもバーに阻まれてしまい、1点ビハインドのまま後半を迎えることになります。
それでも事故的な失点以外は最後のところできちんと守れていましたし、G大阪は後半にペースが落ちることが予想され、ジョルジーニョ監督は手を打つのが早いですから選手交代で修正すれば十分逆転は可能でした。

敗因は間違った選手交代
しかし、ジョルジーニョ監督は選手交代の選択を間違ってしまいます。
ポゼッションを高めるためにレナト投入はいいのですが、遠藤に代えてしまったことでまったく意味をなさないものになりましたね。
前半は12分に遠藤のくさびのパスを大迫の落とし、ドゥトラがシュート。
14分に大迫の落としを遠藤がワンタッチで浮き球スルーパス、DFラインを抜け出してドゥトラが決定機を迎えるもトラップミスでボールロスト。
36分の遠藤の強烈なミドルシュートも大迫とのコンビネーションからで、チャンスはこの2人がからむところから生まれているんですよね。
ただ、1トップの大迫はかなり広範囲に動かないといけないですし、遠藤は攻撃の組み立てのためにボールを受けに下がらないといけないですから、2人が近くでプレイする機会はあまり多くとれません。
この2人の間を繋ぐのがトップ下の役目なのですが、ドゥトラを経由するとボールロストが多くなりますし、攻撃の組み立てに参加せずにゴール前に入るのが早過ぎる場面も多いです。
レナトだったらこの2人の間を上手く繋げるのですが、実際に今季の鹿島の一番いい時は大迫の1トップに2列目がドゥトラ、レナト、遠藤の並びでした。
重要なのは大迫とレナトと遠藤であって、はっきり言ってしまえば左サイドのオフザボール担当は誰でもいいんです。
運動量と決定力、加速力を考えるとドゥトラ、守備力に重きを置けばジュニーニョ、それ以外でも興梠や増田でも悪くはなかったわけです。
ただ、結局レナトのケガもあってベストメンバーを組めないまま来てしまい、それでも結果は出ていましたからなかなかこういう状況では手を入れづらかったでしょうが、攻守の機能性は確実に落ちていました。
後半は鹿島が得点を奪いに行くため前からのプレスを強め、G大阪が思ったより早くに運動量が落ちたので押し込む展開となりましたが、結局レナトがボールをもらいに降りて来てそこから前に起点を作れないので、G大阪の守備のブロックの前でボールを回していただけでミドルシュートばかりがかさむだけでしたね。
ジョルジーニョ監督はレナトを入れてポゼッションをあげて、ジュニーニョとドゥトラのスピードでという狙いがあったそうですが、G大阪に引かれてしまったため速さを生かすスペ―スがなくなりました。
途中出場の興梠も含めてジュニーニョもドゥトラも狭いエリアでボールを持てる選手ではなく、スペースがあってこそ生きるので試合展開を考えても、遠藤の早々の交代、そして本山がケガで離脱していたのが非常に痛かったですね。
終盤には本田を投入して柴崎をあげて4-4-2にしますが、これも機能せず。
スーパーなミドルシュートが決まるか、G大阪の先制点のように事故的な要素でもなければ得点が生まれない状況が続き、最後まで1点が重くのしかかったまま試合終了。
ベストなメンバーで戦えば勝てる可能性も十分あっただけに、悔やまれる準決勝敗退となってしまいました。
今のG大阪は選手配置やシステムを変えて攻守に機能性が上がっており、いわば鹿島の27節のG大阪戦のあたりと同じ状況にあるわけです。
28節のFC東京戦は数少ないベストメンバーで挑めた試合で大勝しましたからね。
鹿島はそこからベストメンバーを組めずに戦って来た中で結果を出して来たものの、徐々に攻撃の機能性が低下、それに対して特段手を打つことはなかったです。
失点は事故的なものですしチャンスは同じくらいはありましたから、チーム状態が上昇中のG大阪、そして下降していた鹿島、その差が出た試合となってしまいましたね。

ジョルジーニョ監督との歩みは一旦ここまで
カップ戦2冠でジョルジーニョ監督を送り出そうと戦って来た天皇杯ですが、決勝を前に敗れることとなってしまいました。
まあ、敗退の要因はジョルジーニョ監督の采配も大きいですから、仕方ないですね。
今季は予想外の1年でリーグ戦でここまで低迷するとは思ってなかったですし、タイトルが獲れるとも思ってなかったです。
チーム状況は鹿島史上もっとも苦しく若手はまったく育っておらず、79年組は衰え、補強を見返してみても新人の山村、伊東、鈴木、中川、宮内に出戻りの佐々木、川俣、そしてジュニーニョ、岡本と補充にしかなってなかったです。
ドゥトラ、レナトが加入していなかったら相当ヤバかったですよ。
それにドゥトラも並みの監督では上手く使えてなかったでしょうし、ジョルジーニョ監督でなかったら降格していた可能性も高かったです。
こんな状況の中でナビスコ杯、スルガ銀行チャンピオンシップと2つの喜びを与えてくれて、天皇杯もここまで勝ち上がって来ました。
3大大会の賞金は昨年と同じ1億2000万円、そこにスルガ銀行チャンピオンシップの3000万円分をうわずみしました。
それ以上に大迫、柴崎を始め若い選手が大きく育って今後の鹿島の基盤を作ってくれました。
感謝の意とともにジョルジーニョ監督を送りたいです。
そして、そう遠くない内に戻ってまた指揮を取ってほしいです。
選手の出入りもいろいろ報道で出ていますが、来季は補充ではなく補強になりそうな予感ですね。
レナトのレンタル終了、岡本の新潟移籍が正式発表されていますが、補強については確実な情報がもう少し揃ってから改めて書きたいと思います。

今年も鹿島ブログエトセトラにたくさんのご訪問、コメント、ポチっとありがとうございました。
来年も同じペースで更新していく予定なのでよろしくお願いします。
では、よいお年を!

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【天皇杯準々決勝】手堅さと勝負強さでベスト4進出…の千葉戦
結果
12月23日(日) 第92回天皇杯 準々決勝
千葉0-1鹿島(15:00/味スタ/12,843人)
[得点者]
64' 大迫 勇也①(鹿島)←ドゥトラ②
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ジュニーニョ、ドゥトラ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
66分:遠藤、ドゥトラ→レナト、興梠
87分:新井場→昌子


試合の感想
トップ下ドゥトラの限界
千葉は4-4-2、もしくは4-4-1-1ともとれる布陣で藤田と兵藤で鹿島のCBとSBにプレッシャーをかけて、その後ろは4-4の2枚のブロックを敷いて守っていたので固さがありましたね。
鹿島は4-2-3-1の布陣、2列目の並びはジュニーニョ、ドゥトラ、遠藤。
他のポジションはここのところ不動のメンバーとなっています。
最初の決定機は鹿島アントラーズ。
小笠原のFKに大迫がヘッドで合わせますが、岡本の好セーブに合います。
こぼれ球に岩政が詰めていたのですが、これも岡本の左足にしっかりブロックされてしまいました。
いきなりゴールチャンスを作ったものの、前半のボールポゼッションは千葉。
以前の記事でドゥトラは扱いの難しい選手で4-2-3-1でないと機能しないとこーめいは書きましたが、それは左サイドのポジション限定であってトップ下では攻守に限界の見えた試合でした。
まず守備ではドゥトラが相手のボランチを見ないといけないのですが、そこのチェックがザルで簡単に前を向かせてボールを持たせていましたし、ドリブルでボールを運ばせてしまっていました。
このため千葉のサイドバックは高い位置を取ることができ、そのケアで両サイドの遠藤とジュニーニョがどうしても下がり目のポジションになってしまいます。
攻撃ではこれも以前にドゥトラにボールを触らせないことが鹿島のリズムを生むと書いたのですが、トップ下だとどうしてもそこを経由しないと攻撃が組み立てられないですし、ジュニーニョも中盤でボールをキープできるタイプではないので高い位置で起点ができないです。
ドゥトラにボールが収まらないので鹿島の攻撃はそこで完全に停滞していました。
特に千葉はサイドにボールを出されるとボランチが流れてサイドバック、サイドハーフと3人でプレスをかけてくるのですが、その分中央が空くんですよね。
だからサイドで起点を作って千葉の守備を寄せておいてから中央へという展開が非常に有効で、余計にバイタルエリアでボールが収まればチャンスになっていたのですが、攻守に思うようにいってない展開でした。
この試合だけでなくこのところサイドバックのオーバーラップが少なくなっているのも2列目でボールをキープできる選手が減っているためですね。
逆に攻め上がらない分、守備意識が高くなってディフェンスが固くなっていることにも繋がっているのですが、これが前半に千葉にポゼッションを握られて攻撃はぱっとしないものの守備では慌てる場面はまったくなかったサッカーになった原因です。
お互いリスクをかけて攻撃することもなかったので、攻守のバランスを崩さない中での戦いが続きました。
味の素スタジアムの芝の悪さもあってボールキープしづらかった影響もあったでしょうね。
しかし、中央は小笠原と柴崎がケアしていましたし、千葉の得意なサイド攻撃は遠藤とジュニーニョの両サイドハーフとサイドバックのユニットで完璧に抑えていました。
千葉のチャンスと言えるシーンは26分の藤田のミドルシュートくらいでしたし、これも米倉が完全に戻りオフサイドだったのを副審が見逃したから生じたわけで、鹿島のDFラインは完全に狙ってオフサイドを取っていましたからね。
ロスタイムには遠藤のクロスに大迫がヘッドを放ちますが、ここも岡本に止められてしまいます。
このシーンは岩政がインターセプト、大迫に出すとそのままゴール前に上がって行き、鹿島が流れの中で初めてバランスを崩して攻撃に人数をかけたシーンでしたね。
ただ、それは大迫が前線でボールを収めて逆サイドの遠藤にサイドチェンジしたことで上がるタメを作ったからこそ後ろの選手が攻撃にからめる形となりました。
さらにそのCKから遠藤のセンタリングをドゥトラがヘッドと惜しいシーンを作ります。
しかし、再三岡本の好セーブに阻まれて得点ならず、スコアレスドローで折り返すこととなりました。

完璧な守備に綻び
後半になるとジョルジーニョ監督が修正を施して来ます。
まず攻撃ですが、前半は遠藤、ドゥトラ、大迫などサイドの高い位置で起点を作ろうとしていたのですが、後半は西、遠藤とボランチが絡んで低い位置で起点を作るようになりました。
前述したように千葉はサイドには3人かけてプレスに来ます。
高い位置で起点を作ろうとした場合はサイドバック、サイドハーフにボランチが流れてくるのですが、低い位置で起点を作る場合は前線の2人とサイドハーフなど3人でプレスをかけて来ます。
いずれにせよ中央が空くことになるので、小笠原と柴崎が自由にボールを持てる時間が増え、そこで大きな展開を入れることができました。
当然、千葉の守備はボールサイドに寄っていますから逆サイドにスペースがあり、横に振られるとスライドしながら守る分、鹿島の前線の選手もそのタイムラグを利用して前を向いてボールを持ちやすくなりましたね。
48分には小笠原のサイドチェンジから西の縦パス、大迫がそれを上手く収めて最後は遠藤がシュートを放ちます。
これはアウトにかかって左にはずれてしまいますが、前半になかったいい展開でしたね。
守備では大迫とドゥトラが千葉のダブルボランチより下がって守ることでそこから前への展開では相手のパスミスを誘えるようになりました。
また、ボランチがバックパスしてもDFラインからのビルドアップに怖さはなかったですから、鹿島は前半に比べて重心を前に持っていくことができましたね。
これで勢いが出て来た鹿島は52分にこぼれ球を拾った新井場のクロスを遠藤がシュート、ここも岡本に止められてしまいますが、ビッグチャンスだっただけに確実に決めておいて欲しかったシーンでした。
次第にペースを握り始めた鹿島は64分に待望の先制点を奪います。
左サイド低い位置からのFKを小笠原が右サイドへ、リスタートということもあって千葉はこの展開に守備がシフトして来れていなかったですね。
谷澤に代わったばかりの深井が猛烈にプレスをかけて来ていましたが、西が上手く体を入れてかわすとドリブルから大迫へ縦パス。
大迫はワンタッチで後ろのドゥトラへ流します。
ここでもドゥトラが少しボールキープに手間取りますが、千葉のDF3人を引きつける形となり、フリーになることができた大迫が上手くボールをかっさらってそのままシュート、ニアにずばっと決めました。
この試合唯一と言っていい程の大迫とドゥトラ、両方向の絡みが成立した場面でしたよね。
そしてこれも低い位置でサイドを変えることで千葉の守備がシフトしきれないうちに縦に早く展開するという狙い通りの戦術からでした。
66分には遠藤、ドゥトラに代わってレナト、興梠が入ります。
先制点が入る前から準備していた攻撃への交代カードでしたが、これはやはり2列目でもう少しボールを収めたいという意図があったのだと思います。
得点後もジョルジーニョ監督がカードを変えることなくこの2人を投入して来たのは2点目を奪って試合を決めるとともに、遠藤、ドゥトラにイエローカードの累積があるからでしょう。
この狙いは攻撃では功を奏して、レナトにはやはりボールが収まりますし、そのスルーパスから裏へ抜け出した興梠の決定機も作りましたからね。
ただ、守備においては完全に失敗でした。
興梠が千葉のDFラインに張りついてポジションを取り続けるので、誰も右サイドを守る選手がいなくなりましたね。
終盤に兵藤のシュート、米倉のヘッドとチャンスを作られてしまいましたが、いずれも鹿島の右サイドから崩されてしまいました。
興梠が入るまでは遠藤と西で完璧に守っていたのですが、興梠が守備時にポジションに戻らないので西と小笠原で守ることになりました。
兵藤にシュートを打たれたシーンでは小笠原に加えて柴崎もサイドの守備に釣り出されてしまい、そこをドリブルで突破されて岩政もカバーリングに回ることになってしまったので完全に中央が空いてしまいましたね。
兵藤がシュートをはずしてくれて助かりました。
ロスタイムのシーンもゴール前で連携ミスがあってあわやというシーンを曽ケ端のファインセーブで失点は免れましたが、これも千葉の左サイドからチャンスを作られています。
今月のフリークスで岩政が「パッとミスが目立つ選手の周りには必ず2,3人サボっている選手がいる」と言っていますが、まさにこのシーンの興梠がそうですよね。
左サイドを守る選手がいなくなったので小笠原が釣り出されて、中央の広大なスペースを柴崎一人で守ることになってしまいました。
当然ケアしきれないですから精度の高いセンタリングを入れられることになります。
パッと見て昌子のミスのように見えますが、まず守備をまったくしない興梠がサボり、青木もあのタイミングで後ろに任せるのは無責任ですね。
昌子の方がいい態勢でクリアできると思ったのでしょうが、昌子は米倉が入ってくるのを知っていたので青木がクリアすると思ってその瞬間は米倉のポジションを確認していましたから。
態勢が悪くなっても青木がクリアするか、もしくはもう最初から昌子に任せるべきでしたね。
そこが曖昧だったので譲り合う形になってしまいました。
あんなクリアするぞと見せかけながら下がって直前でプレイを止めたら周りの選手はスルーされた感覚になりますよ。
興梠は攻撃時に前線に張りつくのはいいとしても守備の時はしっかりポジションに戻らないといけないですし、かといって前線からボールを追う守備もまったくしてないですからね。
途中出場の興梠よりよっぽど大迫の方が終盤もよく守備をしていました。
ボールキープでは本山やレナトはもちろん遠藤や大迫には叶わず、守備では遠藤、ジュニーニョには及ばず、オフザボールの動きはドゥトラより質量ともに劣る状態ではスターティングメンバーに選ばれないのも道理です。
サッカー選手としてさらに成長するための岐路に立っている興梠が目指すべきは、佐藤のようにワンタッチゴーラーとしてゴール前の動きの質と量を高めて決定力もあげていくか、サイドハーフで起用される岡崎のようにしっかり守備もしてダイアゴナルに入っていく動きでゴールにもからむか、この2つのタイプです。
いずれにせよもっと運動量を上げなくてはいけないですし、鹿島にいようと他クラブに移籍しようと上を目指すならやるべきことは変わりません。
結局は本人の努力次第で、鹿島でできていないことが他クラブに移籍してできるとは思えないですね。
努力嫌いの興梠にはこの辺りが限界かもしれません。
他クラブに移籍すれば成長できると安易に考えているのか、元々努力する気も成長する気もなくて今のうちに大きく稼いでおきたいのかは知らないですが、この試合のようなプレイをしていては移籍してもレギュラーは取れないのではないかと思います。
増田も柏からオファーが来ていますが、ネルシーニョ監督は以前から展開力のあるボランチを欲していました。
そのポジションにブラジル人を獲得するためにネットと契約更新せずに外国人枠を1つ空けたのですが、交渉が不調に終わったのでしょうね。
それで0円プレイヤーの増田に飛びついたのは明らかで、2列目にレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルがいるため、ネルシーニョ監督は展開力だけでなく守備力も期待しているはずですからそれ程評価されてのことではないでしょう。
大谷、栗澤、茨田らとのポジション争いに勝てないと出場できないですから、移籍するにしても出場機会を保証してくれるクラブでないと鹿島にいるときと状況は何も変わらないと思いますよ。
今季はこういう試合では最後まで決定力がないまま無得点、DFラインはミスから失点してしまうなどの展開がお決まりでしたが、最後はピンチもあったものの、1点差を守り切りまずは賞金圏内に勝ち進みました。

勝っているからOKではない
準決勝の相手は大阪ダービーを制したG大阪となりました。
まだ試合を観てないですが、ボランチに今野を起用したことで攻守に改善が見られるようです。
こーめいはここに来てボランチ今野をやられてしまったかという想いです。
G大阪の守備は前線、中盤が機能しておらずにCBの今野のところに来るまでにすでに崩壊してしまっていたので、バイタルエリアでまずは守れるように守備範囲が広い今野をボランチ起用した方がいいと考えていました。
しかし、中澤がずっとケガをしていてCBの枚数も足りなかったのでボランチに上げる選択肢も取れないのだろうと思っていました。
仙台や横浜FM、新潟のようにボランチにファーストボランチタイプを2枚並べる相手はやっかいですから、レアンドロが出場停止ですが侮れないですよね。
鹿島はこのところベストメンバーでなくとも勝てるようになって来ていますが、やはり攻撃では2列目にもう1人ボールのおさまる選手が欲しいところです。
左サイドのオフザボール担当にはドゥトラ、ジュニーニョ、興梠、増田といますが、トップ下と右サイドの起点担当には遠藤、レナト、本山しかいません。
コンディション次第ですが、レナトと本山のどちらかを先発で使いたいですね。
両サイドの守備では遠藤とジュニーニョがよくやれていますし、ドゥトラは累積警告があることを考えてジュニーニョ、レナト、遠藤の並びがベストだと思います。
勝っているからOKではなくて、よりいい試合をするためにディティールを詰めていって欲しいですね。
ここからはそういった少しでも上を目指す意欲が大事になってくると思います。
そして、元日国立決勝に向かいましょう。

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【天皇杯4回戦】チームの成長を感じる勝利…の磐田戦
結果
12月15日(土) 第92回天皇杯 4回戦
鹿島3-1磐田(13:00/カシマ/7,522人)
[得点者]
01' 前田遼一(磐田)
05' 岩政大樹①(鹿島)←小笠原満男①
14' ドゥトラ①(鹿島)←柴崎岳①
66' ジュニーニョ②(鹿島)←遠藤康①

[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ジュニーニョ、ドゥトラ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
70分:新井場→昌子
73分:ジュニーニョ→興梠
87分:ドゥトラ→増田


試合の感想
ゆるゆる守備で得点の取り合い
磐田は4-2-3-1の布陣、ケガから復帰の川口が9カ月ぶりの公式戦出場となりました。
鹿島も4-2-3-1、レナトはまだケガのようで2列目は左からジュニーニョ、ドゥトラ、遠藤の並び、ボランチも小笠原と柴崎のコンビとなりますが、最近はこれらの中盤の組み合わせでも何とか機能するように持って来れていますね。
CBには岩政が復帰しました。
試合はいきなり動きます。
磐田はキックオフから中盤で繋いで攻め上がると右サイドから小林裕がクロス、鹿島のファーストタッチとなった青木の頭をかすめてゴール前へ。
これを岩政が痛恨のクリアミス、こぼれ球を前田に決められてしまいます。
リーグ最終戦から2週間空くのでモチベーションの入れ方が難しい天皇杯再開戦となるのですが、ゆるっとした入りになってしまいましたね。
特に柏戦を欠場して公式戦では3週間の開きがあった岩政にその影響が出てしまったのかもしれません。
しかし、ゆるさは磐田のセットプレイにも見られました。
5分にCKの2次攻撃から岩政のヘッド、それで得た逆サイドからのCKで小笠原のセンタリングを再び岩政がヘッド、いいコースに飛んで同点に追い付きます。
岩政は自分のミスを取り返すとともに、すぐさま同点に追いつけたのはチームにとっても大きかったですね。
磐田は前線からのプレスはしっかりしていましたが、セットプレイ時は岩政に宮崎がマンマーク、他は基本的にゾーンで守るもののまったく競り合えていなかったです。
そこにゆるさが見てとれましたね。
一方、鹿島は前線からのプレスがゆるく、プレスのかける高さも低かったので中盤で数的不利に陥って簡単にアタッキングサードまでボールを運ばれていました。
しかし、立ち上がりの岩政のミスはあったものの、両サイドバックも最近は守備意識が高く、遠藤やジュニーニョも戻って献身的に守備することで最終ラインのところではしっかり守れていましたね。
まだどちらにも得点が入りそうな雰囲気があったのですが、先に追加点を取ったのは鹿島でした。
遠藤のCKを青木がDFと競り合い、こぼれ球を柴崎がしっかり頭で前へ送ります。
それをドゥトラが胸トラップ、豪快にオーバーヘッドでシュートを放つとこれもいいコースに飛んでゴールネットを揺らします。
リードした鹿島はその後もカウンターから大迫のミドルシュート、そのCKの二次攻撃から西のヘッド、大迫のポストからジュニーニョのシュートとチャンスを作ります。
そこからは鹿島がポゼッションして攻撃する時間が続きますが、次第に磐田がボールを持って鹿島が守るという展開にシフトして行きます。
しかし、鹿島はしっかりマークの受け渡しをして磐田にシュートまで行かせませんでしたね。
鹿島の反撃はやはりセットプレイから。
大迫のドリブル突破からもらったFKで青木がヘッド、これは川口の好セーブに合ってしまいます。
終了間際にもドゥトラの突破から大迫が切り返して左足でシュートを放つのですが、これも川口に防がれてしまいました。
復帰戦でいきなりビッグセーブを連発するところはさすがですね。
どちらも守備にゆるさがありましたが、セットプレイ時にペナルティエリアでゆるい守備をしていた磐田、ゴール前ではしっかり守っていた鹿島、その差が出た前半でした。

トドメ の一撃
後半はリードしている鹿島の方が攻勢を仕掛けます。
遠藤がボールを取られないのでまずはそこに預けて局面を打開してからという攻撃が多かったですね。
ただ、遠藤が低い位置でボールを受けてそこから前線の選手に預けることになるので、ドゥトラやジュニーニョがラストパスを出す役目になって遠藤がゴール前に入る役割となってしまいます。
やはり2列目にレナトや本山のようなボールをキープしてスルーパスを出せるような選手がもう1人欲しいところですね。
そうすれば柴崎やサイドバックももっと上がれました。
この試合ではジュニーニョが高い位置で仕掛ける形もあまり作れませんでしたし、いまひとつ厚みのない攻めに終始してしまいましたね。
追いつきたい磐田は山田がネットを揺らすもこれは遠藤へのファウル。
手で払ったというよりは左足のつま先がボールとの間に体を入れた遠藤に当たってますから、それをファウルに取ったのでしょうね。
さらに前田の仕掛けから松浦がシュート、この試合で一番危ないシーンでしたがこれは大きく左にはずしてくれます。
この辺りから磐田のポゼッションが高まって来て山田が積極的にミドルシュートを放って来ました。
逆に言えば鹿島はミドルシュートしか打たせなかったのですが、さすがに磐田はリーグ前半戦のような決定力がなくなっていますからね。
あの頃はリーグトップの20%という脅威の決定率を誇り、山田もキレキレでしたから。
62分には大迫のキープから小笠原、遠藤と繋いでオーバーラップした西へ。
西のクロスはDFに当たってしまうものの、高い位置で起点を作ってボールホルダーをサイドバックが追い抜くという鹿島らしい攻撃でした。
最近は西も攻撃で何かを掴みかけている感じはしますね。
66分には待望のトドメ弾が生まれます。
遠藤が藤田に倒されてFKをもらうと、それを自身が蹴ります。
ゴールに向かうボールに磐田の守備と競りながら西が潰れると、ジュニーニョが上手くトラップして押し込みました。
今季、鹿島はリーグ戦で大勝したG大阪戦、札幌戦、FC東京戦、そして最終節の柏戦を除くとすべて1点差の勝利となっています。
1点差の勝負を終了間際に失点して追いつかれたり負けたりすることが多かったのですが、名古屋戦では安定した守りで勝ちきり、柏戦では無失点に抑えて勝利しました。
そして、この試合ではトドメを刺すことに成功、ようやく後半に安心して試合を観ていられる展開が増えて来ていますよね。
磐田もすぐさまドリブルから山田がペナルティエリアに切り込んでシュートを放つも今度は鹿島の曽ケ端が好セーブします。
ここでジョルジーニョ監督が動きます。
新井場に代えて昌子を投入。
これは2点差になったこともあるでしょうが、得点した後すぐに左サイドを新井場がドリブルでやられてしまったのでそこの守備固めという狙いでしょうね。
73分にはジュニーニョに代えて興梠を入れ、中盤の運動量を増やします。
磐田も山本康や金園を投入して前線の枚数を増やしますが、選手交代が功を奏したのは鹿島でした。
しっかりボールをポゼッションして攻めていましたし、磐田の運動量がめっきり減っていましたね。
この辺り、アウェイで今季弱いこととも関係があるのでしょう。
終了間際には増田のミドルシュートからこぼれ球に遠藤が詰めるビッグチャンスがありますが、ここも川口のファインプレイで防がれてしまいましたね。
しかし、このくらい最終ラインが集中して守ればリーグ戦でももっと勝ち点を稼げただろうという内容で最後までしっかり守り、準々決勝への勝ち上がりを決めました。

宮崎は磐田に完全移籍
復帰を期待していた宮崎は磐田に完全移籍することが決まりました。
磐田はもう1年のレンタル延長も考えていたという情報もあり、いわゆる借りパクではないようでそんなに高くはないでしょうが、移籍金は入って来るのだと思います。
サイドバックは新井場の去就に関係なく補強が必要な箇所で、鹿島フロントは新潟のキム・ジンス獲得を狙っていたようですね。
獲得間近という状況だったもののその後動きがなく、もしかしたらブラジル人サイドバックにターゲットを切り替えたのかもしれません。
キム・ジンスは鈴木とともに柏が狙っているようですね。
前回の記事で名前を挙げた同じ新潟の石川は実は今季で契約が切れる0円プレイヤーだそうですから積極的に狙って欲しいです。
CBの即戦力補強もあった方がいいですから、両方のポジションが出来る石川はうってつけの人材です。

準々決勝は千葉と対戦
準々決勝の対戦相手は福島ユナイテッドFCに大勝した千葉となりました。
熊本、町田、横川武蔵野が敗れたため下のカテゴリーで唯一生き残っているチームとなりますね。
昨年は京都にあっさり敗れてしまっているので油断は禁物です。
この磐田戦から精神的にもフィジカル的にも1段階ギアを上げて臨まなければいけないでしょう。
千葉は日本人監督が作る典型的なチームという感じですね。
サイドに起点を作ってそこから攻めるという形であまり中央は使いません。
後ろの選手もいい縦パスを入れられる選手もいないですし、前にもボールをおさめられる選手がいないのも大きいです。
サイドで起点を作ってそこから中央にくさびを打つ形はありますが、全体的にパスミスが多いのでそこを上手く突いていきたいです。
あとはサイド攻撃主体なのでクロスにゴール前で合わせる形に気をつけなければなりません。
千葉はJ2ではボールをポゼッションして攻める展開が多かったですが、鹿島との対戦では守ってカウンターを狙う戦いになるでしょう。
試合展開にもよりますが、その戦い方の違いがどう出るかが興味深いです。
鹿島としては早めに得点を取って千葉に攻めさせる展開に持って行って、そこからパスミスを誘って攻めたいですね。

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来季に向けての鹿島の補強策
[現在の選手構成+補強予想]
GK①:佐藤昭大
GK②:曽ケ端準、川俣慎一郎、八木直生
CB①:岩政大樹植田直通
CB②:昌子源中田浩二山村和也
LSB:宮崎智彦新井場徹鈴木隆雅
RSB:西大伍伊東幸敏
DH①:本田拓也梅鉢貴秀青木剛
DH②:柴崎岳小笠原満男増田誓志
OH①:レナト本山雅志土居聖真
OH②:遠藤康ドゥトラ宮内龍汰、豊川雄太
FW①:大迫勇也興梠慎三
FW②:ブラジル人岡本英也中川義貴

[主力orローテーション退団の可能性あり獲得の可能性ありプロ入り3年以内の選手]

[IN]
DF:植田直通(大津高・確定)
MF:豊川雄太(大津高・確定)
DF:宮崎智彦(磐田にレンタル中)
MF:川島大地(山形にレンタル中)
MF:東慶悟(0円・大宮・興味)
MF:野沢拓也(神戸・興味)
FW:大久保嘉人(0円・神戸・興味)
FW:渡邉千真(FC東京・興味→消滅?)
FW:ダヴィ(ウムサラル・正式オファー)
FW:ラファエル(ボタフォゴ・獲得リストの1人)

[OUT]
DF:新井場徹(0円・C大阪が正式オファー)
DF:中田浩二(0円・山形が正式オファー)
DF:アレックス(徳島にレンタル中・退団濃厚)
FW:佐々木竜太(契約更新せず)
FW:興梠慎三(0円・浦和が正式オファー、FC東京・柏などが興味)
FW:ジュニーニョ(退団濃厚)


補強方針をどうするか?
ドゥトラの去就
来季のチーム構想において最初に決定すべき事項は、実はドゥトラと契約を更新するかどうかです。
なぜなら独特なプレイスタイルで扱いづらいドゥトラは今季のプレイを観ても4-2-3-1でないと機能しないと思われるので、契約更新するかどうかで鹿島の布陣、戦い方が決まると言っても過言ではないからです。
しかし、決定力不足改善のためにブラジル人FWの獲得は必須事項ですし、成長した大迫を先発で起用しないという選択も有り得ません。
そうすると鈴木満強化部長も鹿島らしさを取り戻せるチーム構成にするとコメントしていますし、来季は再び2トップ、4-2-2-2のフォーメーションを採る可能性も高いです。
ドゥトラをOHに置いた4-2-2-2の場合、ビスマルクや本山クラスの10番選手がいないと機能させるのは厳しいのではないかと思います。
ドゥトラは来季で25歳とまだ若く成長も見込めますし、大迫とのコンビネーションもよくなって結果を出しています。
プレイスタイルも独特でおもしろい存在ですから外国人枠でなければ確実に残したい選手なのですが、起用の仕方が難しいことを考えると鹿島にとっては更新するかどうかの判断は微妙なところです。
ドゥトラが残留して新たにブラジル人FWを獲得した場合、機能させる方法は次の2つになると思います。
・4-2-3-1をオプションにする
1つは4-2-2-2を基本布陣にしてドゥトラを途中出場、対戦相手によっては4-2-3-1をオプションとして採用して先発で起用するという方法です。
ただ、控えに置いておくと不平分子と化す可能性もあるので新監督が上手く扱えるかどうかにかかっています。
ジョルジーニョ監督が続投なら問題ない事案だったのですけどね。
・大迫をトップ下に配置
もう1つは外国人FWを1トップ、ボールも収まってパスも出せる大迫をトップ下に配置する方法です。
これだと大迫がくさびのプレイをするために下がり目の位置に降りて来ると捉えれば、4-2-2-2という布陣と言うこともできます。
もともといい時の鹿島は前線のポジションが流動的なので、時間をかければ4-2-2-2崩れの4-2-3-1の布陣でも選手同士の距離感を良くして機能するように持っていける可能性もないことはないと思います。

79年組の去就
次にポイントとなるのは今季で契約が切れる79年組小笠原、本山、中田、新井場、曽ケ端の去就です。
実際に他クラブからオファーも来ている選手もいますし、ケガやコンディション不良によって出場機会も減り、今季コンスタントに出場した小笠原、新井場、曽ケ端も確実にパフォーマンスの低下が感じられます。
ただ、今の鹿島は中堅層が少なくて若い選手が多いですし、フルシーズンは難しくてもコンディションがいい状態では確実に戦力となってくれるので、フロントもオファーを出しているように基本は残留という方向で考えていくことになります。
上記の [現在の選手構成+補強予想]では近年のコンディションやケガを考えて79年組は控えにしていますが、パフォーマンスによってはもちろんレギュラーでの活躍も十分期待できます。

いびつな選手層の改善は?
鹿島のチーム力低下はオリヴェイラ監督時代のチーム作りの失敗が響いており、上記の選手構成を見ても現在の選手層がかなりいびつな状態になっていることが分かると思います。
今季のチームは日本人フィールドプレイヤー22人中(途中でレンタル移籍した佐々木は除く)プロ入り1,2年目の選手がなんと半数近い9人、同様に働き盛りである24歳~29歳の選手は興梠、増田、遠藤、岡本、本田、西のたったの6人。
本来はこの主力となるべき層がもっと多いのが理想なのですが、6人中半分が移籍組となっていることからも、いかに若手育成に失敗し続けたかが分かります。
オリヴェイラ監督の育成手腕のなさから昨季までの5年間は、いい新人選手をとって3年でレギュラー、準レギュラーに育てて足りないポジションを他クラブからの移籍補強で補う鹿島元来の方針ではなく、選手をまったく育てずに補強でチーム力をアップするという真逆の強化方針となっていました。
クラブ史上初めて経験する方針でのチーム作りとなったわけですが、その結果上手くいかずにここ3年間は確実にチームが弱体化、リーグ戦の順位も下がり続けてそのツケが今季一気に来たわけです。
しかし、ジョルジーニョ監督のおかげで今季は大迫、柴崎が完全に主力になり、昌子を始めとするプロ入り1,2年目の選手も成長しています。
そのため、優勝争いをするためのチームを作るために主力クラスの選手を獲得していびつな選手層を改善すべきか、来季プロ入り3年目以内となる選手の中にいい素材が集まっているのでそこを育てていくかも大きな選択となります。
以上のことを考えながら、来季の補強ポイントを考察していきたいと思います。

補強ポイント(年齢は13シーズンの表記)】
決定力のあるブラジル人FW
シーズン中にも補強ポイントに挙げていましたが、今季の決定力が18クラブ中16位だった鹿島にとって決定力のあるブラジル人FWの獲得は必須です。
ダヴィ(29歳・ウムサラル)、ラファエル(30歳・ボタフォゴ)
ダヴィサイドから売り込みがあって現在交渉中ということですが、一時年俸を含めて9億というかなり吹っ掛けられた金額も報道されていました。
中国の金満クラブが飛び付かない限りかなり値引きされるだろうと思っていたら、やはり1億6500万円程にまで下がっているようです。
もともと今季も甲府へのレンタル料は無料、年俸も出来高制でかなり抑えられていたということでしたから、ダヴィ自身も給料未払いの中東、ケガで戦力外とされた中国ではプレイしたくなく、日本でのプレイを望んでいるのでしょう。
ウムサラルも給料を払う気がないダヴィにはチームに残留してもらっては困るという立場ですからね。
年俸交渉で両者に隔たりがあるということですが、こーめいはダヴィ獲得には反対です。
甲府の試合を観るとまったく守備をしないどころか、ボールを引き出したり攻撃の組み立てに参加する動きもないですからね。
本当にフィールドプレイヤー9人で守って、9人でチャンスを作ってダヴィが決めるというダヴィ中心のチームでした。
ボールキープやドリブルでの仕掛けはできるので能力的には前線で起点になれる選手だと思いますが、あまりに攻守で運動量が少ないですね。
甲府は1点差の試合をものにしてJ2で優勝しましたけど、ダヴィがもっと攻守に動いていたら圧倒的な成績だったのではないかと思います。
売り込みがあってそのまま交渉スタートしたようですが、鹿島フロントも甲府の試合をきちんと確認すれば真っ先に交渉すべき事案ではないと分かりそうなものです。
保険として交渉しているのか、かなり年俸を安く提示しているのか…。
それよりボタフォゴの退団が決まっているラファエルの獲得に尽力した方がいいです。
高さもありますし、ボールが収まって周りも上手く使えますからね。
ただ、いずれにせよ監督が上手く起用できるかが重要となって来ます。
オリヴェイラ監督が鹿島で柳沢、大迫、カルロンと能力のある選手を使いきれずに、ボタフォゴで待望のラファエルを獲得したもののやはりこーめいの予想通りポストプレイの得意な選手を起用する手腕をまったく持ち合わせてなかったですからね。
よほど格のある監督の招聘に自信があるのならダヴィという選択肢もあるでしょうが、こーめいはラファエル獲得の目があるのならそちらを最優先に考えてほしいです。

守備的サイドバック
こちらもシーズン中から補強ポイントに挙げていた箇所です。
鹿島もサイドバックの補強を積極的に考えているようで、G大阪が獲得したDFラインならどこでもこなせるというオジェソクにオファーを出していたようです。
石川直樹(28歳・新潟)、宮崎智彦(26歳・磐田にレンタル中)
イ・キジェ(22歳・清水)、キム・ジンス(21歳・新潟)
新井場の去就に関わらず補強は必須であり、お金をかけられるなら仙台も狙っている新潟の石川がいいと思います。
もとはCBですが、左利きでサイドバックもしていますから守備力は期待できますね。
しかし、このポジションは金銭面を考えても宮崎のレンタルバックが現実的かと思います。
引き続きアジア枠で考えるなら、清水のイ・キジェ、新潟のキム・ジンスがおすすめですね。

セットプレイのターゲット
今季はセットプレイからの得点が少なかったですが、試合を観ているとキッカーの問題よりターゲットが岩政しかいなかった影響の方が大きかったです。
相手にしてみれば岩政さえしっかり抑えていればたいして怖くなかったですからね。
そのため、ターゲットとなる選手が必要です。
ラファエルを獲得できれば狙い所が1つ増えますが、興梠や中田の退団する場合はさらなる戦力補強を考えないといけません。
渡邉千真(27歳・FC東京)、矢島卓郎(0円・29歳・川崎)
青山直晃(0円・27歳・横浜FM)

FWは渡邉の獲得を鹿島も検討していたようですが、残留が濃厚のようです。
そうなると川崎の矢島が0円プレイヤーですし、ゴール前のポジショニングには非常にいいものを持っていますね。
CBでは横浜FMで出場機会の少なかった青山がエアバトルに強く、今季で契約がきれるので複数クラブが狙っているようです。
ただ、79年組の中ではもっとも安定したパフォーマンスを発揮できる選手であること、海外移籍時の経緯、今季ケガでほとんど出場できなかったことを考えると中田は残ってくれるような気がします。
契約は単年でしょうから、移籍はもう1年鹿島で勝負してからと考えても遅くないですよね。

オフェンシブハーフ
2列目は一応残留路線で考えているものの、ドゥトラ、レナトの去就がまだどうなるか見えないのでそれによっては補強が必要になって来ます。
東慶悟(0円・大宮・23歳)、金崎夢生(0円・名古屋・24歳)
ドゥトラが退団すれば近いタイプの東、金崎、レナトが退団の場合はゲームの作れる10番タイプのブラジル人を探して来る必要があるでしょう。
これまではパスを好む選手が多くてシュート意識の高い選手が少ないという状況が多くて、マルキーニョスがいた頃はバランスが良かったのですが、今はシュート意識の高い選手の割合が多いのでパスの出せる選手が欲しいですね。

鹿島 日本人全26選手と来季契約延長へ!(スポニチ)
こーめいははっきり言ってしまえば曽ケ端、新井場の契約更新はしなくていいと思っています。
これまでもミスが多かった選手が今季特に多くの凡ミスで失点にからみ、これからよくなるとも思えないですからね。
そうすればかなり年俸も浮きます。
しかし、曽ケ端はユース出身ということもありますし鹿島フロントが79年組を戦力外と判断するはずはないと思っていましたが、やはり予想通りでした。
ベテランの経験も大事ですし、これはこれで実に鹿島らしくていいと思います。
ただ、契約が切れる選手だけでなく日本人全員に契約延長のオファーを出したのには2つの意味があると思います。
1つは今季急成長して将来的には海外へ飛び立つであろう大迫と柴崎としっかり5年契約をしておくこと。
そしてもう1つは今季鹿島の母体である住友金属が吸収に近い形で経営統合して新日鉄住金となり、サポーターだけでなくチーム関係者にも来季のチーム構想はどうなるのかという不安もあったと思います。
日本人全員に契約延長のオファーを出したのは引き続きスポンサードしてくれるということを示す意味もあるのでしょう。
昨年が赤字だったにも関わらず、ダヴィなど移籍金のかかる選手の獲得に積極的ということは以前より厚い支援を受けられるのではないかと都合のいい期待もしてしまいますけどね。
いずれにせよ、来季の運営予算が決まったのなら早く動かないと他クラブに遅れをとってしまいます。
興梠や中田、新井場などオファーが来ている選手の決断が遅くなるようなら、そのポジションの獲得を考えている選手と積極的に交渉して鹿島への移籍に前向きならその時点で所属選手を切る判断も必要だと思います。
でないとその頃には移籍マーケットで人気のある選手はすべて所属クラブがきまっており、補強もままならないという事態に陥ってしまいますよ。
鹿島は特に補強に関しては毎年動きが遅いので中途半端な戦力補強にならないよう気をつけてほしいですね。

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【J1第34節】今季一番の安定感で最終戦を勝利で飾る…の柏戦
結果
12月1日(土) 2012 J1リーグ戦 第34節
鹿島2-0柏(15:35/カシマ/19,141人)
[得点者]
41' 大迫勇也⑧(鹿島)←ドゥトラ④
68' 大迫勇也⑨(鹿島)←ジュニーニョ③

[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ジュニーニョ、ドゥトラ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:イバ、中田、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
56分:ドゥトラ→レナト
67分:中田→昌子
80分:ジュニーニョ→興梠


試合の感想
手堅い展開が続くも攻守に連動
柏の布陣は4-2-3-1、茨田が出場停止なもののボランチは大谷と栗澤、前線の選手も工藤のトップにジョルジ・ワグネル、田中、レアンドロ・ドミンゲスといつものメンバーという印象でした。
鹿島も布陣は4-2-3-1ですが、ケガ明けのレナト、前節体調不良で遠征に帯同しなかった興梠がベンチスタート、大迫のトップにジュニーニョ、ドゥトラ、遠藤の並びになります。
さらに岩政が体調不良ということで欠場、中田が久しぶりの先発出場となりました。
名古屋戦後に3連休になったのも体調不良の選手が多いという理由でしたけど、風邪でも流行っているんですかね。
フォーメーションが同じでがっつりぶつかることもあって、試合は立ち上がりから手堅い展開になります。
シュート数もそれを物語るように両クラブ共に少なかったですね。
ただ、鹿島は開始すぐに西のフィードに大迫が右サイドに流れてボールを受けると増嶋との1対1をドリブルでかわしセンタリング。
これは弱くなってクリアされるものの、その後もジュニーニョと新井場の左サイドの崩しからセンタリングなど攻撃の形は作れていました。
ドゥトラのドリブルから左サイドの遠藤がタメを作ると横パス、中央上がって来た小笠原がミドル、これがこの試合初のシュートとなりましたね。
13分には柴崎の展開から西、遠藤のワンツー、23分にも柴崎、遠藤が絡んで新井場のオーバーラップから中央のジュニーニョにクロスとシュートの手前まではチャンスを作れていました。
攻撃が連動していると感じさせる内容でしたが、やはり2列目に遠藤に加えてもう1人ボールの持てる選手がいるとベストですね。
そうすればもっと高い位置で起点を作って攻められますから。
そして31分にはこの試合最初の決定機が生まれます。
遠藤のスルーパスに西が飛び出すとその折り返しを再び遠藤が受けてダイレクトでシュート、しかしこれは枠をはずれてしまいます。
スペースがあったので遠藤ならトラップできたと思いますし、一度止めてから打った方が確実だったのでもったいなかったですね。
連動は攻撃だけでなく、このところは守備でもプレスがよくなっています。
大迫は興梠と2トップを組んでいた時はお互いに相手がプレスに行くだろうと守備が消極的でしたが、1トップになってからは次第に追い所のタイミング、狙い所がよくなって来ました。
また、敢えて追わずにパスコースを切るポジションを取ったり、周りに指示をしたりと守備でも積極性が見られ成長していますね。
それに連動して2列目もラインを上げてプレスをかけたり、引いて守るところはしっかり下がって守備できていました。
特にジュニーニョや柴崎は危険なスペース、上がって来た柏の選手をケアする献身的なプレイを見せていましたね。
そのため柏は序盤からロングボールが多くなっていましたし、攻撃のほとんどはショートカウンターから、シュートで終わったシーンもミドルレンジからがやっとでした。
手堅い展開ながらも攻守の質の差が41分に得点となって表れます。
一度は新井場が奪われるも早い守備への切り替えからジュニーニョが寄せ、その間に後ろから奪い返すとドゥトラへ。
ドゥトラのパスは近藤のスライディングに跳ね返されますが、それが再びドゥトラに当たって大迫へ。
ナビスコ杯準々決勝、ホームでの対戦でも見せたドリブルからの素早い左足のシュートでネットを揺らしました。
プレスに関してはまだ時間帯や得点した後に緩くなったり、下がり過ぎたりする場面が見られますが、このところはジョルジーニョ監督も集中と声をかけて改善してしますし、この試合も前節に続いて選手の集中力が高かったですね。
気を抜くことなく守ると、ロスタイムには遠藤のスルーパスからドゥトラが抜け出すシーンを作ります。
パスを出したタイミングではギリギリオンサイドに見えましたが、これはオフサイドの判定。
シュート数は4:5本の前半でしたが、得点の匂いがしたのは鹿島の攻撃でしたね。

2列目の入れ代わりにも攻守が連動
後半に入ってからも試合展開に大きな変化はなく、リードを許している柏が前半より攻撃の意識が少し上がったくらいでしたね。
しかし、鹿島も今季一番と言って良いほどの安定感で受け、スタンドが湧くシーンは53分の工藤の足が青木にかかってファウルを取られた場面のみでした。
その直後に鹿島は恐らくどこかを傷めたと思われるドゥトラに代えてレナトを投入します。
これまではベストメンバー、ドゥトラ、レナト、遠藤が揃わないと機能しなかった2列目ですが、最近は1人入れ替わっても連動できるようになっています。
それでも2列目に起点が2つあった方が鹿島の攻撃のバランスはよくなりますね。
レナトは地味にいい距離感でポジションをとってボールを受けてくれるので、パスの周りもスムーズになってより起点を高い位置で作れるようになります。
さっそくレナトと遠藤のコンビからジュニーニョが左サイドで仕掛け、その後も右サイドをジュニーニョが突破してセンタリングというチャンスを作ります。
67分には久しぶりの出場で足をつった中田が交代を申し出て昌子が入ります。
すると68分には後半から得点の匂いがしていた形から追加点が生まれます。
レナトのパスを受けたジュニーニョが左サイドで仕掛けセンタリング、ニアに入った大迫が見事としかいいようの無いヘディングシュートを流し込みました。
レナトが入ったことでジュニーニョが前半より明らかに高い位置で仕掛けられるようになっていましたからね。
選手交代の効果が得点に結びつきました。
ジュニーニョはこーめいがこのところ起用を推していたようにチャンスメーカーとして能力を発揮していますよね。
外国人枠でなかったら来季もいてくれたらと思います。
アジア枠はあるものの3枠って少ないですし、こーめいはJリーグに3年以上在籍した外国人選手枠を別に1枠設けてほしいと思います。
そうすることで外国人選手はJリーグで3年以上プレイするメリットが生まれますし、クラブも若いブラジル人選手を発掘、育成することも可能になりますからね。
このジュニーニョの仕掛けからのセンタリングは遠藤や土居に習得してほしいです。
これだけでもプレイの幅が広がりますし、縦を警戒させれば中央に切り返してシュートという選択肢もより威力を増しますからね。
73分にネット・バイアーノが投入されて要警戒外国人が増えます。
78分にはジョルジ・ワグネルのパスをペナルティエリア内で受けて反転からシュート、試合終盤にもセンタリングからヘッドと決定機を作られます。
やはりネットの足元での収まり具合と高さは危険ですね。
ただ、澤のヘディングのシーン含めて最後まで体を寄せて守れていました。
鹿島は80分にジュニーニョに代わって入った興梠が、ものすごく気合いが入ったプレイで球際の競り合い、仕掛けと力強かったです。
カウンターから興梠のセンタリング、流れたボールを遠藤から青木のシュート。
そのCKの二次攻撃から遠藤のクロスに興梠が飛び込むなど追加点を狙いに行きます。
終盤はレナト、レアンドロ・ドミンゲスとお互いに退場者を出すハプニングがありますが、今季一番の安定感ある試合運びでホーム最終戦を勝利、12勝10分12敗と成績も何とか五分に戻してシーズン終了となりました。

終わってみれば悪くはないシーズン
今季はオリヴェイラ監督のチーム作りの失敗を受けてその立て直し、世代交代を図る難しいシーズンとなりました。
Jリーグが混戦となったため残留争いにも巻き込まれ、11位と鹿島初の二桁順位のフィニッシュとなってしまいましたが、勝ち点46、50得点43失点は昨年の勝ち点50、53得点40失点と大きな差はありません。
それに3位の浦和(47得点42失点)と7位の名古屋(46得点47失点)と比べても遜色ないですから、いかに勝ちきれない試合が多かったかを物語っています。
その原因はこれまでも言ってきたように、GKやDFラインの集中力ないプレイによる失点であまりに勝ち点を失い過ぎたこと、そして決定力です。
監督が代わってチーム得点王とアシスト王の田代、野沢が抜けた上にオリヴェイラ監督の戦力補強が相変わらずの失敗だったことを考えると必然の数字で落ち着いた感じです。
むしろドゥトラやレナトを獲得してジョルジーニョ監督がチームを微修正してなければもっと勝ち点を失っていたでしょうね。
昨季4割以上にも上ったセットプレイからもっと得点出来ればよかったのですが、今シーズンを見るとキッカーよりターゲットの問題の方が大きいです。
昨季は岩政、中田、田代、ガブリエルがいましたが、今季はターゲットになりうる選手が岩政とほとんど出場のない岡本だけでしたからね。
ドゥトラ、青木と身長のある選手はいますが、もっとゴール前での競り合い、相手の前に入っていく動きとヘディングの上手いターゲットが必要です。
名古屋戦とこの試合は集中して守れていましたから、守備(特にGKとDFライン)に安定感があれば十分上位に食い込めたシーズンでしたよ。
来季は後ろの選手の補強を含めて守備の安定感を高めたいですね。
その前に天皇杯がありますから、ジョルジーニョ監督にカップ戦2冠というお土産をプレゼントするためにもまずはホームで磐田を撃破です。
集中力高く、安定感のある戦いをできれば天皇杯も勝ち進んで行けるでしょう。

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ジョルジーニョ監督退任、それに伴う監督人事と移籍噂について
ジョルジーニョ監督退任にショック
鈴木満強化部長も青天の霹靂と述べていましたが、本当に突然のことでこーめいもショックでした。
柏戦を観ても分かるように1年間我慢して続けて来たことがようやく実って、チームがいい方向に向かっているところでしたからね。
来季、ジョルジーニョ監督が続投なら若い選手のより一層の成長を期待できましたし、昨年までの選手補強の失敗も取り戻していいチームを作ってもらえたと思います。
それだけに残念ですが、家族の問題と言うことで仕方ない面もあります。
恐らく今季鹿島の監督に就任するにあたっても家族と離れて暮らすというのは1つのネックになっていたと思いますが、それでも鹿島のためにという想いから引き受けてくれたのでしょう。
しかし、実際に離れて暮らしてみると日本で仕事を続けるには難しい問題もあり、それを改善する方法はブラジルに帰って家族全員で一緒に暮らすのが最善という結論に至ったのだと思います。
子供たちがいくつかは知らないですが、普通の家庭でも子供たちと暮らすのは20年前後。一緒に住んでいる時には気づかないですが、子供が自立して離れ離れになるとこの期間は意外と短いと感じますし、こーめいはなるべくその時期は家族で過ごすことも大切だと思います。
1年で退任となってしまいましたが、若い選手を育てられず補強も失敗を続けてチームがジリ貧で崩壊寸前に至っていた状況だっただけに、このジョルジーニョ監督の1年は非常に重要かつ意味があったと言えるでしょう。
昨季の今頃はチームがこのまま弱くなり続けるイメージしかなかったですが、今季は見事に負の遺産を返済してこれからが楽しみになって来る未来を感じるチームになっています。
ジョルジーニョ監督も永遠の別れではないと言っていましたし、いつか戻って来てほしいですね。
今度は鹿島史上最悪のチーム構成という状況ではなく、もっといいタイミングで指揮させてあげたいです。
天皇杯は絶対優勝してジョルジーニョ監督をブラジルに送りたいですね。

次期監督候補の噂について
ジョルジーニョ監督が来季に向けて非常に手応えを感じるチームを作ってくれただけに、次期監督の人事は重要になって来ます。
候補として関塚監督とトニーニョ・セレーゾの名前が挙がっています。
こーめいは関塚監督には反対、トニーニョ・セレーゾがいいというわけではないですが、またブラジル人監督でお願いしたいですね。
というのも世界的にブラジル人監督が有能とは思わないですけど、日本人に比べればやはり能力が高いと思うからです。
それに関塚監督は川崎、五輪代表での実績はどちらもカウンター主体のサッカーでしたし、川崎時代の守備は前3人で攻めて残りで守るという前後分断のサッカー、五輪代表ではオーバーエイジの吉田に丸投げでした。
守備組織の構築、大迫や柴崎を使った崩しの形を上手く作れるのかという不安はありますね。
ただ、戦術に関してはそれなりにはできるとは思います。
こーめいが一番懸念するのは、鹿島が監督選出時にもっとも重要視する格(監督・選手時代の実績、カリスマ性)が足りないということです。
鹿島はこれまでアウトゥオリやオリヴェイラなど世界一監督やトニーニョ・セレーゾ、ジョルジーニョなど世界でも有数のプレイヤーだった人材を監督に据えてきました。
監督の格というのは思っているよりずっと重要だということを今季は改めて認識させられましたね。
シーズン途中で監督を解任したクラブは6クラブありましたが、そのうち動くのが早かったのがG大阪と川崎です。
どちらも理由の1つに監督と選手との間に距離感があるということでした。
優勝を争うようなクラブ、代表クラスの選手がいるクラブでは監督の格、実績に説得力がないと選手がついて来てくれないという状況に陥ることがあります。
川崎の相馬監督はOBだったので1年は持ちましたが、昨年から選手との間に溝があって今季もそれを埋めるどころか広がるばかりで最終的にはかなり酷い状態になって解任されました。
G大阪もセホーン監督、呂比須ヘッドコーチという二頭体制でスタートしたものの、結果が出ずに早々に解任となりました。
要するに監督に格がないと選手がついて来てくれないので、時間を与えられないんですよね。
その結果、後任監督も(中心)選手が納得できる人事であることを最優先せざるを得ず、川崎は風間監督を招聘、そのサッカー感に合わない選手は放出するなど入れ替えも多く行いました。
G大阪はOBという説得力を持っている松波監督を選択してチームをまとめることには成功しましたが、実績の無さは最後まで尾を引きましたね。
つまり、選手に「どうしてこの監督なの?」と思わせたらダメということです。
対して鹿島はOBでもあり世界でも有数のプレイヤーだった格のあるジョルジーニョ監督を選択しました。
小笠原を始めとする一緒にプレイした経験のある79年組はもちろん、大迫、遠藤、柴崎、山村などいいものを持っている選手は我慢強く起用し続けて結果が出なくとも批判は自身が受けていましたから、若い選手からの信頼も絶大でした。
そのため、序盤に結果が出ずとも焦ることはなく、リーグ戦では低迷を続けてもチームが崩壊することはなかったです。
結果、その継続性がナビスコ杯のタイトル獲得やリーグ終盤になってのチーム、選手の成長に繋がりましたからね。
関塚監督は鹿島でコーチをしていましたから一見説得力があるようにも思いますが、それが通用するのは79年組あたりまでではないかと思います。
しかし、今の鹿島の中心はすでに大迫と柴崎ですからね。
西野監督、反町監督は五輪時代に選手の離反にあってグループリーグ敗退、南アフリカW杯の岡田監督、ロンドン五輪の関塚監督は結果を出しましたが、どちらも自らが推し進めたポゼッションスタイルのチーム作りに失敗して直前でカウンターサッカーに切り替えています。
そして、これまたいずれも本番の戦いにおいて守備戦術を選手に任せたことによって成功、そうすることで選手の不満を抑えることができましたが、でなければ西野監督や反町監督と同じように選手の反発にあってチーム崩壊していたと思います。
要するにこれから世界で戦っていくような大迫、柴崎をきちんと生かせる戦いができるか、結果が出なかった時に上手くマネージメントできるかという事を考えると不安もあり、安易な選択肢ではないかと思いますね。
前述したように今季大きく成長した大迫と柴崎はジョルジーニョ監督との信頼関係は目に見えて厚いので、なおさら後任監督選びは下手を打てません。
どうしてこの監督なの?と思わせたらチームがまとまらなくなってしまいますからね。
こーめいはJリーグ創設期からの鹿島サポなのでむしろ関塚監督だと応援しないということはないですし、上手くいかないとも限らないですが、よりチームが上を目指せるように最善の選択を探ってほしいです。
こういうことがあるから日頃から選手も含めてブラジルの情勢にはアンテナを張っておくべきだと以前から言い続けているのですが…。
契約事なのでどうなるか分からないですし、現段階では可能性レベルの話ですが、フロントは監督の続投や候補選びに関しては安易に考え過ぎるところがあるので気にとめておいてもらいたいです。
安易に走り過ぎてこれまで大事にしていたものを見失わないでほしいですね。

選手補強の噂について
選手補強については降格した神戸の野沢への復帰要請、大宮の東獲得に動いているという話が出ています。
鹿島サポならどうしても話題になる神戸の3人組ですが、野沢の復帰は今の鹿島にとってはそれ程戦力にはならないでしょう。
鹿島が欲しいのはゲームメイクタイプですし、野沢は思った通り神戸でそういう仕事ができなかったですからね。
タイプ的にはドゥトラの役割になるので足元の技術の高さを考えると、そういう使い方をすれば活躍すると思います。
しかし、年齢的なものもありますし、移籍金を払ってまで獲得するなんてバカらしいです。
田代のようなタイプは今の鹿島に足りないところですが、ケガと年齢を考えると厳しいですよね。
伊野波は十分戦力になると思いますが、昌子が育って来ていることを考えるとこれまた移籍金を払って獲得する選択はないでしょう。
2列目の枚数が足りないので補強は必要ですから、そういう意味で東の名前も挙がっているのでしょうが、彼もゲームメイクタイプではないですからね。
オフザボールの動きでゴール前に入って行くのが上手い野沢や東を獲得しても、それまでの流れで誰が高い位置で起点になって誰がそこにパスを出すのっていうのが今の鹿島にとって最重要事項です。
今季は大迫、遠藤、レナトの3人が揃ってようやくその形ができているところですからね。
野沢や東よりもしっかりリサーチしていい外国人選手を獲得してほしいです。
Jクラブからの補強でしたら、甲府の片桐を獲得した方がいいですよ。
今長期離脱をしていますが、0円プレイヤーですしバックアップとしては十分計算できます。
FWではFC東京の渡邉千真、ラファエルの名前が挙がっていて、ラファエルはすでに大宮復帰が決まっているという話もありますね。
ダヴィやレアンドロは金銭的に難しく、ウィルソンは来季も仙台。
ブラジルからいい選手を連れてくるのも難しくなっていますし、Jリーグの選手で言えばネット・バイアーノなんていいのではと最近思っています。
ネルシーニョ監督は先発で起用してないですが、あの高さは攻撃のヴァリエーションを増やしてくれますし、ペナルティエリア内で胸トラップや足元でキープできるのは大きいです。
あまり出場時間がないから分からないですけど、決定力はそんなに高くはないんですかね。
サイドバックについては新井場にC大阪が興味を持っているそうで、鹿島の補強話はまだ聞こえて来ません。
外国人の獲得、宮崎の復帰、あとは守備的な選手というイメージではないですけど川崎の0円プレイヤー田中がサイズもあっていいかなと思います。
あと0円プレイヤーかは知らないですが、仙台が狙っている新潟の石川、または逆サイドの村上はしっかり守れるタイプだと思います。
仙台の上本、広島の石原、千葉、塩谷、浦和の阿部、槇野、横浜FMの富澤、ベテランであることを除けばマルキーニョス、ドゥトラの獲得もよかったですし、上位はやっぱり補強が成功していますよね。
来季に向けてはいい補強ができるのではないかと期待もあったのですが、ジョルジーニョ監督が退任することになってつい不安を抱いてしまいます。
ここのところ攻撃的なサイドバックばかりになったり、ファーストボランチやゲームメイクできる選手が足りなかったりと、ピントのずれた補強が続いているのでしっかりチームバランスを考えた補強をしないと来季また苦しいシーズンになりますよ。
監督が決まってからでは遅いのでフロンド主導で補強を進めないといけないですから、退任するものの、選手を見極める目を持っているジョルジーニョ監督に意見をもらった方がいいと思います。
昨季のオリヴェイラ監督と違っていい選手をリストアップしてくれるでしょう。
フロントも安易な選手補強をするのではなくどうせ移籍金を払って獲得するなら鳥栖の豊田や磐田の山田、能力の高い外国人など狙って欲しいですね。
出戻りの伊野波や家長の時もそうでしたが、鹿島フロントは他クラブの選手獲得に情熱が足りないというか、奥手過ぎなところがあります。
新人選手のスカウトと同じくらいの熱心さと根気で誘えば、鹿島に来てくれる選手はいっぱいいると思いますけどね。
天皇杯に優勝して来季はACLに出場すると信じて応援するので、きばって監督人事、選手補強してください。
柏戦の記事はまた数日後のアップしたいと思います。

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