移籍情報(3)と背番号の行方 |
ここのところのストーブリーグでは鹿島に大きな動きはなかったですね。 新しい戦力補強情報、新体制発表が待ち遠しいと思いながら過ごし、気付けば前回の更新から2週間以上が経過しておりました。 その間にドゥトラがベルギーのK.S.Cロケレンへの移籍が決まり、アレックスも徳島への完全移籍と発表されました。 ジュピラーリーグには名古屋の永井、横浜FMの小野も移籍して行きましたね。 清水の小林はアメリカのMLSに、C大阪の村田も同リーグへの移籍に動いているようです。 鹿島から海外へ移籍する選手がいないだけマシだなと思うことで、何とか鹿島情報に飢えていたこの2週間をやり過ごしていました。 そんな中で新たに…というか、出戻りで2人の加入選手の発表がありましたね。
野沢 拓也選手が完全移籍で加入(鹿島オフィシャル) まずはオフに入ってから早い段階で復帰するという報道があり、賛否両論あった野沢の1年での出戻りが決定しました。 確かに鹿島から出て行って神戸を降格させての1年での出戻りはかっこ悪いことこの上ないですが、こーめいはそういうのはまったく気にしません。 大事なのは鹿島の戦力になれるか、鹿島のために尽くせるかですからね。 戦力で考えれば同じオフザボール担当のドゥトラが残るならばはっきり言って余剰戦力だったと思いますが、ドゥトラが退団した以上、間違いなく戦力としては計算できる野沢の獲得はいい補強と言えるでしょう。 鹿島フロントはオフに入ると真っ先に野沢の獲得に動いたという話なので、ダヴィの獲得、鹿島らしい4-2-2-2のサッカーの復活と合わせて考えると最初からドゥトラとは契約更新するつもりはなかったのだと考えられます。 それに野沢が鹿島から神戸に移籍するときにはきちんと違約金(推定6,000万円)が発生していたわけで、出戻り復帰させても鹿島に損はない取引になっていると思われます。 むしろこういう状況で温情復帰させてもらったわけですから、控えスタートにされても文句も言えない立場ですし、監督としては使いやすさはありますよね。 神戸では鹿島時代に経験しなかったキャプテン、ボランチをしていましたし、精神的な成長も期待したいです。
川島 大地選手の復帰について(鹿島オフィシャル) 去就の決まっていなかった川島はレンタル移籍していた山形から復帰することで落ち着きました。 技術はしっかりしていますし、こーめいは山形の選手の中ではレベルは高かったと思います。 だからインサイドハーフとして我慢して育てていれば降格したシーズンも最下位にはならなかったでしょうし、昨年ももう少しプレーオフ争いにからめていたと思います。 ケガがあったのと、山形での2年間が小林、奥野両監督と明らかに攻撃的な若い選手を育成するのが下手な監督でしたからね。 レンタルに出す時はもっと監督の特性や能力も考えて合ったところに出さないと武者修行にならならいですから、気をつけなければなりません。 鹿島では試合出場も厳しいポジションからのスタートになりますが、練習でアピールして出番が巡って来たら思い切りのいいプレイを心がけてほしいですね。
[IN] DF:植田直通(大津高・能力:☆) MF:豊川雄太(大津高・能力:☆) DF:前野貴徳(愛媛から完全移籍・能力:☆☆) MF:中村充孝(京都から完全移籍・能力:☆☆☆☆) FW:ダヴィ(ウムサラルから完全移籍・能力:☆☆☆☆☆) MF:川島大地(山形から復帰・能力:☆☆) MF:野沢拓也(神戸から完全移籍・:☆☆☆☆) FW:ジュニーニョ(契約更改交渉中・能力:☆☆☆) [☆:5点満点]
[OUT] DF:新井場徹(0円・C大阪に完全移籍) DF:宮崎智彦(磐田に完全移籍) DF:アレックス(徳島に完全移籍) MF:レナト(レンタル期間終了・広州恒大) MF:増田誓志(0円・蔚山現代FC) MF:ドゥトラ(K.S.Cロケレン・オーストフランデレンに完全移籍) FW:興梠慎三(0円・浦和に完全移籍) FW:岡本英也(?・新潟に完全移籍) FW:佐々木竜太(契約更新せず)
[現在の選手構成+補強予想] GK①:佐藤昭大 GK②:曽ケ端準、川俣慎一郎、八木直生 CB①:岩政大樹、植田直通 CB②:昌子源、中田浩二、山村和也 LSB:外国人、前野貴徳、鈴木隆雅 RSB:西大伍、伊東幸敏 DH①:本田拓也、梅鉢貴秀、青木剛 DH②:柴崎岳、小笠原満男 OH①:中村充孝、本山雅志、土居聖真、宮内龍汰 OH②:遠藤康、野沢拓也、川島大地 FW①:大迫勇也、豊川雄太 FW②:ダヴィ、ジュニーニョ、中川義貴 [主力orローテーション、退団の可能性あり、獲得・契約更新の可能性あり、プロ入り3年以内の選手] 新体制発表が28日ですから、選手構成・戦力補強もだいたい固まって来たと見ていいのでしょう。 あとは記事にあったジュニーニョとの契約更新、そして噂にあるセレーゾ監督が連れて来るブラジル人選手の加入があるかも…というくらいだと思います。 2列目は戦力が揃っているものの、FWとサイドバックは選手層が薄いですからね。 退団する選手はもういないと思いますが、今年3年目の土居や梅鉢は場合によってはレンタルに出してもいいと思います。 しかし、今季から23歳以下の選手の移籍期間が自由化されますから焦ることはありません。 キャンプ、そしてリーグ序盤から分かるセレーゾ監督の戦力構想をもとにして、それにはずれて試合出場する機会が少ないと判断した若い選手は積極的にレンタルに出したいですね。
鹿島、ジュニーニョとの残留交渉開始へ(ニッカン) ジュニーニョについてはコメントでの返信にも書きましたが、現在の鹿島の選手構成だと第3FWになるので残ってもらわないと困る状態ですよね。 目ぼしい日本人FWはすでに移籍するか、所属クラブとの契約更新していますから、これから獲得する日本人が果たしてジュニーニョ以上の実力があるのかっていったら疑問です。 オフェンシブハーフも選手は揃っていますから無理に外国人を取りに行く緊急性もなく、外国人枠に余裕がないわけでもないですからね。 昨年はサブでも腐らずにがんばってましたし、今年もブラジルのレジェンド、セレーゾ監督なので変わらず控えでも一生懸命やってくれそうです。 そういうベテランブラジル人の姿は他の選手にとっていいお手本になるでしょうし、ダニーロの時のように戦力以上のものをチームにもたらしてくれることはあると思います。 2年目でコンディションや連携面では昨年よりいい状態でスタートできるでしょうし、第3FWとして考えれば能力の高い選手と言えるでしょう。 ダニーロは先発では活躍できなかったですが、あの独特のリズムとキープ力で途中出場で存在感を出していました。 ジュニーニョもそういうはっきりした役割を確立できたらもっと結果も出せるんじゃないですかね。 あとはどれだけ交渉で年俸を抑えられるかでしょう。
鹿島 中村にエース背番「13」新加入選手では異例の待遇(スポニチ) 選手の出入りが激しければ気になるのが背番号の行方です。 中村が13番という報道が出ていますが、J2での実績しかないものの実力的には十分鹿島のエース番号に匹敵する選手だと思います。 チームの主軸と考えて起用していっていいと思いますが、まだ若くムラもあるので疲労がたまらないように2列目は上手く選手を入替えて使っていくことも大事ですね。 あとはジュニーニョが残るなら野沢の背番号がどうなるのかも気になります。 ダヴィはすんなり11番に決まるのではないかと思いますが、2番、5番、7番が誰になるのか、もしくは篤人が退団した後のようにふさわしい選手が現れるまで抜け番にしておくのか、新体制発表が待ち遠しいです。
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