鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第13節】稀に見るメダパニ合戦を征す…のFC東京戦
結果
5月25日(土) 2013 J1リーグ戦 第13節
鹿島3-2F東京(17:05/カシマ/17,969人)
[得点者]
07' 李忠成(F東京)
44' 渡邉千真(F東京)
47' 大迫勇也⑤(鹿島)←ダヴィ④
56' オウンゴ-ル(鹿島)
65' 大迫勇也⑥(鹿島)

[フォーメーション]
FW:大迫、ダヴィ
MF:野沢、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、昌子、岩政、青木
GK:曽ケ端

[選手交代]
71分:小笠原→本田
76分:遠藤→本山
90+3分:野沢→山村


試合の感想
鹿島は混乱している
FC東京は4-4-1-1と言いますか、渡邉と李が縦関係になる4-4-2のフォーメーションですね。
鹿島はいつもの4-4-2ですが、西が出場停止のため右サイドバックに青木、CBには昌子が入りました。
また、ジュニーニョが引き続きケガで欠場、2列目は遠藤と野沢のコンビになります。
前半は非常に悲惨な状況に追い込まれて何もできなかった印象ですが、立ち上がりはそれ程悪くはなかったんですよね。
何が悪かったかというとロングボールの入れ方とタイミングです。
FC東京はDFラインを高くして布陣をコンパクトに保って前線からプレスをかけて来たので、こういう相手にはロングボールで相手の背後を突くのはセオリーです。
しかし、CBからFC東京のDFラインとボランチにマークされている2トップに放り込んだり、5分には遠藤の落としから中田がいい形で裏を取ったダヴィに入れられるタイミングがあったのにワンテンポ遅れてオフサイド。
さらに青木からのパスを野沢がキープせずにワンタッチで処理しようとして相手に渡したり、曽ケ端のフィードが流れてそのままFC東京ボールになったりと奪ったボールを簡単にロストする場面が多過ぎました。
すると7分に中央で小笠原が簡単にルーカスにかわされて危ない場面を作られます。
相手のパスミスに救われたかと思いきや、岩政の中途半端なクリアが李に当たってしまい、そのままGKと1対1の状況になって先制点を献上してしまいます。
これによって勢いが加速したFC東京はより前線から積極的にプレスをかけて来ます。
出足の遅い鹿島は混乱に陥り、プレスに慌てて前に蹴るのが精一杯、また岩政、昌子や小笠原からマークが2人ついている前線の選手にロングパスを出して奪われるというプレイが増えます。
精度のないボールはFC東京の選手の格好の餌食、ボールを拾われてどんどん攻められていましたね。
しかし、先制点を奪ったことでFC東京もブロックを作って守る受けの意識が観られる時間帯もあって、10分から鹿島がやや持ち直します。
11分にはボールを奪われた後、遠藤が前からプレスをかけたことで太田のパスが乱れ、昌子が頭で繋いで小笠原のロングボールから大迫のヘッドという場面を作ります。
これが前半の一番のチャンスでしたかね。
17分のチャンスは後ろで落ち着いてボールを回せたことで生まれました。
昌子のフィードを一度跳ね返されるもこぼれ球を拾って再び前線へ。
野沢が胸トラップで落として遠藤がそのままドリブル、ミドルシュートを放ちます。
ここは後ろでボールを横に動かすことでFC東京の守備をずらしてスペースを作れていましたし、鹿島は選手間の距離を縮めてこぼれ球やロングボールからの落としを拾うことができました。
19分には大迫が高い位置でボールを奪ってショートカウンターからスルーパスを出すもダヴィがもたついてシュートまで行けません。
11分と19分の場面は、鹿島の前線からのプレスが功を奏してチャンスまで繋げたシーンでしたね。
ただ、やはり圧倒的に早く良いプレスをしていたのはFC東京で、鹿島はDFラインやボランチのプレスをかけられると再び混乱して来ます。
33分にも一度は小笠原がボールを奪ったのですがバックパスを受けた青木に李が素早くプレス、クリアボールを当てられてしまい米本に拾われるとスルーパスから東が抜け出して来ます。
ここは曽ケ端の飛び出しで失点を免れますが、直後にはCKから米本にミドルシュートを放たれると、続いて小笠原がボールを奪われてカウンターからピンチを迎えます。
ここは昌子が体を張ってブロックしますが、高橋が小笠原を倒したシーンは完全にファウルでした。
この試合のレフェリーはファウルされた方のファウルを取るという不可解な判定も多かったのですが、基本的に接触プレイをかなり流していたので前半はプレスの鋭いFC東京に有利に働いていましたね。
前半はこのまま何とか1点差のまま追われたら…と思える程の混乱ぶりだったのですが、心配通り終盤に追加点を許してしまいます。
こぼれ球を拾った小笠原がボールの処理をミスした隙を見逃さず、米本が奪います。
そこから東と李が絡んで最後は渡邉がゴールを奪うのですが、東のくさびのパスを李が受けた時に小笠原がそのまま左サイドの東を観ていたら防げた失点でしたね。
李は岩政がついていましたし、後ろ向きでボールを持っている状態の上に最終ラインもきちんと数的優位の状況でしたから慌てる場面ではありませんでした。
東をフリーにしてしまったため、ワンツーを決められて岩政も李のマークを離してしまいます。
それで中央は昌子が2対1の状況を作られて、渡邉に裏を取られない選択をします。
ペナルティエリアに入れさせない状態でシュートブロックに行けたのは狙い通りだったと思うのですが、曽ケ端ともどもニアを狙われたのは予想外でしたね。
昌子はファーサイドを消すようにブロックしていますし、曽ケ端もファーサイドに打つと予想してポジショニングを取っています。
セオリー通りに守れば曽ケ端のポジションはもう1歩はニア寄りに取ってないといけないでしょうし、シュート打つ瞬間ファーサイドにステップしていますからね。
ファーのシュートコースは昌子に任せてニアをケアしていれば防げたでしょうね。
ただ、一緒にあまり試合をしてない分、あの状況から昌子がファーサイドのコースを消してくれるという信頼感はまだなかったでしょうし、C大阪の柿谷もこの渡邉もトップスコアラー、能力が高いのは間違いないですからこういうちょっとした連携ミスでも致命的になって来ることがあるってことです。
2点は取られましたが、鹿島は遠藤が入っていることで大迫、柴崎が積極的に絡んで攻撃は作れていました。
あとはダヴィの所で躓かなければというところまで行けていましたからね。
また、FC東京はかなりテンション高く戦っていた前半だったので後半に運動量が落ちる可能性もありましたし、ロングボールの使い方を修正すればまだまだいけるという感じはありました。

落ち着かせるセレーゾ監督
後半いきなりダヴィのところで躓かなければチャンスになるという見立てが実現します。
権田から前線へのボールを岩政、遠藤がヘッドで繋ぐと柴崎がダイレクトで前に入れます。
このボールを受け取ったのがダヴィだったのですが、ノーマークでスペースもあったことでシンプルに前線の大迫にスルーパスを出します。
権田との1対1を大迫が冷静に決めて反撃の狼煙をあげます。
このシーンはFC東京の守備がゆるゆるでしたね。
結果的に前半の終了間際という良い時間にあげたFC東京の追加点は、鹿島の選手をもう前から行くしかないと開き直させて、FC東京の選手の気の緩みを誘発するものになりました。
この早い時間帯のゴールで一気に逆転も狙えるという雰囲気になります。
前半からの鹿島の変化は4つ。
まず、より前からプレスに行くようになってインターセプトが増え、前への勢いが出て来ました。
ボールの取られ方が悪くなると当然、守備が整ってない状態で守ることが多くなるのでスペースが生まれますし、全体のバランスを欠いてしまうことになります。
2つ目はサイドチェンジやDFラインでボールを回すなどピッチの横幅を広く使えていたことです。
これによってFC東京の守備を横に動かすことでサイドのスペースやマークのズレを突いて縦にパスを入れることが出来始めました。
3つ目はバックパスを上手く使っていたことです。
前半は前へのパスを焦っていたのですが、後半はバックパスを多用。
FC東京のプレスが来ても無理に縦パスを入れずに後ろに下げて、相手を食いつかせておいて縦パスを入れる方法をとっていました。
バックパスのタイミングで前線の選手が動き出せば、ロングボールを入れるタイミングも取りやすいですからね。
特にボランチの小笠原と柴崎に入れてそこからDFラインに下げさせると相手のプレスが食いついてくれていたので、そうなると鹿島のボランチをFC東京のボランチが観ることになります。
それで前半はDFラインとボランチにサンドイッチにされて守られていた2トップの周りにスペースができました。
また、4つ目の変化としてダヴィと大迫の距離を近くすることでロングボールの回収率を増やしましたね。
横に縦に相手の守備を動かして、そこからDFラインの裏を狙うことでFC東京の陣形を間延びさせることに成功しました。
この辺りはセレーゾ監督の修正が見事で、打って変ってFC東京が混乱します。
立て続けに攻める鹿島はダヴィのセンタリングが流れて逆サイドの遠藤が拾うと、中にオーバーラップして来た青木へ。
センタリングのこぼれ球を柴崎がボレーしますが、惜しくも権田に防がれてしまいます。
さらにそのCKから岩政のヘッド。
そして、56分に同点に追い付きます。
スローインから遠藤、大迫と繋いで再びDFの裏に走った遠藤へ。
飛び出して来た権田をかわしてセンタリングを入れます。
これをダヴィの前に入ったチャン・ヒョンスがオウンゴール。
あれだけえぐって入れるセンタリングは、どうしてもゴールに向かいながらの処理になってしまいますから、こういうことも起こって来ますよね。
押せ押せ状態の鹿島はさらにチャンスを作って行きます。
59分には前線に顔を出した柴崎のグラウンダーのパスを遠藤がDFを背負いながら反転、右足でシュートに行きます。
ここもバックパスを上手く使っていて、中田が小笠原にボールを下げた瞬間で柴崎が前線のスペースに顔を出しているんですよね。
さらに野沢のロングフィードにダヴィが抜け出す決定機、ここはチャン・ヒョンスのファウルで潰されてしまいますが、鹿島の勢いは加速します。
それを何とかしようとポポヴィッチ監督が動いて来ます。
李に代えて田辺を投入して来ますが、このテンションの鹿島に途中出場で試合に入っていくのは難しかったでしょうね。
ファーストプレイの緩慢さを突いて大迫がボールを奪取、再びゴールキーパーとの1対1を冷静に股抜きシュートで征してついに逆転します。

混乱を招くセレーゾ監督
ただ、ここからの試合運びはあまりよくなかったですね。
セレーゾ監督もハーフタイムでの修正は良かったのですが、相変わらず選手交代でギアを落としてしまったり、混乱を生みだしてしまいます。
負傷した小笠原に代えて本田の投入はいいのですが、野沢ではなく遠藤に代えて本山を入れたことで前線のキープ力が落ちてしまいました。
小笠原が負傷して1人少ない状況でも、守った後のボールを遠藤がキープしてダヴィに出してシュートまで行く場面を作っていましたからね。
最近の本山は試合出場が多いせいか、調子が落ちてボールロストが多くなっているのは明らかで2列目のボールの収まりどころがなくなってしまったので、結局これが鹿島の最後のシュートになってしまいました。
ボールは回せていたのですが、シュートがないと相手に脅威を与えられないですから次第にFC東京も攻撃の圧力を強めて来ますよね。
本山は守備は相変わらず上手いですし、鹿島は守りの意思疎通は出来ていましたが、それでも守る時間が長くなとチャンスを作られてしまいます。
78分には東にシュートを打たれますが、本田のカバーリングからのスライディングでコースを消して曽ケ端が正面で処理します。
さらに太田のクロスに東がゴール前でフリーになってボレーしますが、これは上手くミートせずに助かります。
まだここまでは良かったのですが、終了間際にポポヴィッチ監督が平山と林を入れてくると、ロスタイムに野沢に代えて山村を投入します。
過去新潟戦、横花FM戦と2度やっていずれも機能せずに失点してしまった高さ対策の変速シフトですね。
思った通りこれまで同様に混乱したのは鹿島でした。
ロングボールのターゲットになった林、その落としたボールを拾った東とフリーになっていて完全にマークが混乱していましたよね。
最後は東のスルーパスに林が切り返してシュートを打つのですが、完全にやられたと思いましたよ。
しかし、曽ケ端の渾身のセーブで何とか失点を免れると1点差を守り切り勝ち点3を取ることに成功しました。
ポポヴィッチ監督がもっと早く平山を入れれば、山村の投入も早くなっていたのでそうなったら恐らく横浜FM戦のように同点に追いつかれていたでしょうね。
混乱したり、落ち着いたり、混乱させたり、また混乱したりと稀に見るメダパニ合戦を何とか征することができました。

気持ちよく中断期間へ
何はともあれ勝ったのでこれで気持ち良く中断期間に入れます。
再開はナビスコ杯準々決勝からになりますね。
対戦相手がどこになるのか、抽選が楽しみです。
中断期間中にやることはまずコンディションの立て直し。
ダヴィ、野沢ら連戦が続いた選手は明らかにコンディションが落ちて来ていましたからね。
控え選手は中断期間に積極的に試合を行うようですからチーム力の底上げをすると同時に、セレーゾ監督が選手の特徴をしっかり把握して先発と交代カードのチョイスを間違わないようにすることが重要です。
7月、8月も連戦はありますから、ローテーションできるように選手と監督のレベルアップは必須ですね。
これまでの鹿島、Jリーグの統括は中断期間に書こうと思います。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

【ナビスコ杯7節】経験値上昇中↑…のC大阪戦
結果
5月22日(水) 2013 ヤマザキナビスコカップ
C大阪2-1鹿島(19:04/金鳥スタ/10,336人)
[得点者]
02' エジノ(C大阪)
21' ダヴィ④(鹿島)
36' 柿谷曜一朗(C大阪)
[フォーメーション]
FW:ダヴィ、大迫
MF:中村、野沢
MF:本田、柴崎
DF:前野、植田、山村、西
GK:佐藤

[選手交代]
65分:中村、西→遠藤、青木
73分:野沢→本山


試合の感想
オープンな展開
フォーメーションはともに4-4-2。
C大阪は柏戦からエジノ、南野、枝村の3人が代わって先発に入りました。
大幅にメンバーを入れ替えたのは鹿島、佐藤、前野、植田、山村、本田、中村が先発となりました。
このメンバーを観て相変わらずセレーゾ監督はDFラインをいじり過ぎるなと思ったのですが、フィールドプレイヤーではCBが一番連戦の利くポジションなので2人を同時に代える必要はないです。
こーめいはメンバーを入れ替えるのには賛成ですが、新しく入る若い選手をフォローできるよう選手起用しないとチームの安定感がなくなってしまいますからね。
それで特に植田と山村のCBコンビはどうかなって思っていたのですが、立ち上がりいきなりその心配が的中します。
枝村からのフィードにエジノが植田と山村の間を抜けて決められてしまいました。
枝村にプレッシャーがかかってなかったのもありますが、あそこはCBが簡単に裏を取られたらいけないですね。
植田は追いついてからエジノの前を塞ぐように動けばプレッシャーになれたと思うのですが寄せも甘く、簡単にシュートを打たれてしまいました。
前半はとにかく自由に動くエジノを捕まえられずにいましたね。
この失点でDFラインを上げるのを怖がったのか、前線のプレスが効いている時も押し上げられていなかったので降りてボールを受けるエジノを潰しきれずに起点になられてしまいました。
また、前線のプレスに呼応してボランチが前に出た時もDFラインは連動できていなかったので、中盤とDFラインの距離が開いてしまってロングボールのこぼれ球を拾われることが多くなっていましたね。
失点後もエジノのポストプレイから柿谷に鹿島の右サイドを破られ、13分にはFKから藤本のヘッド、扇原のシュートと立て続けにゴールを襲われます。
バーと西のシュートブロックによって何とか追加点を奪われることは防ぎますが、不安定な守りによってC大阪に押し込まれました。
しかし、攻撃は中村と大迫が近い距離でプレイした時にはチャンスを作れていました。
特に中央で中村がくさびのボールを受けた時はいい形になって、サイドに展開、右サイドからダヴィが切り込んでシュートまで行くというシーンを生みます。
そして、21分には柴崎の縦パスを大迫が受けて中村とワンツー、股抜きを狙ったシュートはキム・ジンヒョンの足に当たってゴールの枠を逸れる軌道となりますが、ファーサイドに詰めていたダヴィが押し込んで同点とします。
やはり中村が中央でプレイすると攻撃の可能性が広がりますし、スルーパスもよかったです。
大迫、柴崎、本山、遠藤とはコンビネーションも良さそうというか、フィーリングが合うのでしょうね。
この得点シーン、本田がボールを持っていた時に前野がいいタイミングで上がっており、それで少しC大阪の守備が鹿島の左サイドにシフトして右サイドが空きましたね。
それでできたスペースを柴崎、大迫が上手く突きました。
この試合はどちらも守備がはまらずにオープンな展開、速い攻撃でゴール前に迫るシーンが多くなります。
28分には前野がインターセプトしてそのまま攻め上がり、カットインしてから絶妙のスルーパス。
ダヴィが決定機を迎えますがゴール右にはずしてしまいます。
すると今度は前野がパスをインターセプトされ、柿谷にドリブルで持ち込まれそのままゴールされてしまいます。
あの状況では山村も下がるしかないですし、下がりながらの難しい1対1の対応ではやられてしまいますよね。
柿谷はリーグでもトップレベルのアタッカーですし、エジノもまだチームにフィットしてないだけで能力は高いですから、山村と植田のCBで抑えること自体厳しいです。
終了間際には大迫のインターセプトからショートカウンター、ダヴィがチャンスを迎えますがシュートは大きくはずれてしまいます。
お互い多くのチャンスを生み出しましたが、C大阪がリードで折り返します。

決定力と経験が勝敗を分ける
後半の立ち上がりも展開は変わらず。
相変わらず幅広く動くエジノを捕まえ切れずに危ない場面を作られてしまうものの、鹿島もチャンスを作ります。
起点はやはり中村から。
中盤で相手のプレスを受けながらもキープすると左サイドの前野へ。
そこからの縦パスを野沢が受けて大迫とのワンツーで決定機を迎えますが、枠の上にはずしてしまいます。
ここからは鹿島がポゼッションを高めていくものの、こう着状態に陥るとセレーゾ監督は遠藤、青木の2枚替えを行います。
青木は次節に備えての右サイドバック起用ですね。
ただ、遠藤は中村と代えてしまったのでダヴィ、大迫、野沢、遠藤の組み合わせではバランスがいまいちです。
恐らくセレーゾ監督からは左サイドでプレイするように言われていたのでしょうが、そんなのは超絶無視して得意な右サイドでプレイすべきでしたし、中村のようにもっと真ん中に入っていかないといけないですね。
というわけで野沢に代えて本山を投入。
これで全体のバランスもよくなって右サイドに回った遠藤も生きて来ます。
C大阪ゴールに迫る時間が多くなるのですが、もう少しのところでC大阪DF陣に阻まれる展開が続きます。
ちょっと中に中に行きすぎていたので、サイドバックの上がりを上手く使って外から攻められれば良かったですね。
35分には前野、本山、ダヴィと繋いで最後は大迫がシュートを打ちますが枠外。
40分には柴崎の縦パスを本山がワンタッチ、絶妙なパスから遠藤がシュートまで行きますがこれも枠をはずしてしまいます。
キム・ジンヒョンの飛び出しが総じて良かったのもあったのですが、決定機はあれど枠に行かないシーンが多い試合となりましたね。
後半途中からエジノの運動量も落ちて、代わりに入った杉本は広く動くタイプではないのでCBも前半よりは守備がよくなって何とか守れていたのですが、最後は決定力に泣く幕切れとなってしまいました。

学習が必要なローテーション
セレーゾ監督にとってのこの試合の位置づけは、勝つことより控え選手を試合で観てみたいというものだったようです。
それはいいのですが、その割に野沢を起用してベストメンバー規定内の入れ替え枠も1枚残してスタートしましたね。
さらに試合後に「植田選手は僕が来てから初めての公式戦になります」なんて言っていますし、同じように試合で観てみたいという理由で大幅にメンバーを入れ替えたFC東京戦は何かの役に立っていたんですかね?
あの試合もDFラインを西以外3枚入れ替えてCBコンビは昌子、植田にしており、植田が「先輩がフォローしてくれる」と言っていたものの、周りの選手も自分たちのプレイで精一杯という状況でした。
あの試合で学習していたらルーキーの植田はまだJリーグのレベルでやるにはちょっと厳しいと判断できるはずですし、組ませるとしても岩政とでないとこういう先行されてしまう展開になりますよね。
それで普段試合に出してもらえない本田や中村、前野あたりは結果を出さないといけないと焦って終盤にバタバタしてしまう落ち着きのない試合運びとなってしまいました。
リードされた展開ではせっかくベンチに入れている土居なども起用するチャンスがなくなりますからね。
ブラジル人監督はローテーションし慣れてないので、入れ替え方が大雑把ですよ。
これでも当初の目的通り、普段観られない選手を試合で観られたという目的が果たせたのならいいのですが、セレーゾ監督がまた忘れてしまったら意味ないです…。
もう大幅にメンバーを入れ替えて戦う機会は天皇杯の下のカテゴリーのクラブとの対戦くらいしかないでしょうが、CB2枚替えはきつい、中村は中央でプレイさせてこそ生きる、ダヴィを起用するなら大迫+中村、本山、遠藤で2列目を組んだ方がいいということをこの試合から学んで欲しいです。
ダヴィはやはりまだ孤立する場面が多いので、大迫、中村、本山、遠藤らのうち3枚で攻撃を作ってフィニッシャーとして生かすのが現状ではもっとも有効な使い方だと思います。
ダヴィがマルキーニョスくらいフィットしてもっと周りを使えるようになれば、前線の組み合わせももう少しヴァリエーションに余裕ができるでしょうけどね。
若い選手が経験を積めましたし、これまで出場機会の少なかった本田、中村らもいいパフォーマンスを見せていました。
そして、上記に挙げた選手の特性・組み合わせなど得られたものは大きかったと思います。
あとはそれをセレーゾ監督がきちんと今後の糧にできるかどうかですね。

勝って気持ち良く中断へ
負けはしましたが、2位通過でもまったく問題ないですし、グループリーグを突破したことで6月23日、30日に準々決勝を戦えます。
グループリーグで敗退していたらリーグ再開の7月6日まで試合がなかったわけですから、サポーターとしては中断が2週間縮んだのはすごくありがたいことですね。
その前に週末はまたまた鹿島が中2日、ナビスコ杯の試合が休みだったFC東京は休養十分という試合になります。
しかし、ホームですし今回のC大阪戦はメンバーを休ませることもできました。
そして、何と言っても中断前の最後の試合ですから絶対に勝って気持ちよく中断に入りたいですね。
メンバーは出場停止の西に代わって青木、あとはいつものメンバーでジュニーニョがどうなるかどうかというところでしょう。
青木は西より運動量、守備力は高いのでバランスはむしろ良くなるのではないかと思います。
ビルドアップとセンタリングの精度がどうかというところはありますが、プレスに弱いので中央よりサイドの方が余裕を持ってボールを持てて向いていると思います。
豪快なオーバーラップからセンタリングという鹿島らしい攻めをたくさんできればおもしろくなるんじゃないでしょうか。
それには2列目でボールが収まることが必須条件ですけどね。
今季の鹿島は出場停止の選手がいるくらいの方が強いのではないかと思います。

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【J1第12節】初尽くしでジーコ御前試合を快勝…の名古屋戦
結果
5月18日(土) 2013 J1リーグ戦 第12節
鹿島3-1名古屋(14:06/カシマ/17,161人)
[得点者]
24' 小川佳純(名古屋)
40' 遠藤康②(鹿島)←小笠原満男②
66' 中村充孝①(鹿島)←柴崎岳②
90'+4 大迫勇也(鹿島)←本田拓也①

[フォーメーション]
FW:大迫、本山
MF:野沢、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
63分:本山→中村
82分:西→山村
85分:遠藤→本田


試合の感想
初のベストメンバー
名古屋は4-2-3-1の布陣。
鹿島はいつもの4-4-2のフォーメーションですが、出場停止のダヴィ、ベンチにも入ってないジュニーニョに代わって本山、遠藤が入りました。
ジュニーニョはコンディション不良と聞いていたのですが、大分戦は温存という話もあり、名古屋戦も普通に先発予想されていたのでどうなのかと思ったのですが、やはり体調が良くないようですね。
ジュニーニョには悪いですが(というよりジュニーニョを2列目で使っているセレーゾ監督が悪いのですが)、これで中2日の試合でも鹿島に勝ち目が出て来たなと思いました。
なぜなら以前からこーめいが言っていた本山、遠藤、中村のうちの2人起用となるからです。
さらに言えば大迫+ゲームメイカー×2(本山、遠藤、中村のうち2人)+オフザボール(ダヴィ、野沢、ジュニーニョのうち1人)の組み合わせは今季初、もっともバランスのいい布陣で臨めることとなりました。
それを証明するようにこの試合は鹿島が多くの時間でペースを握ります。
立ち上がりこそ名古屋が押し込んで来るものの、鹿島はよくボールを動かせていましたね。
12分には西のセンタリングを大迫がヘディングシュート、初決定機となりますが楢崎に防がれます。
さらに大迫、遠藤と立て続けにシュートを放ちます。
ゴールは奪えなかったですが、期待感を抱かせるには十分な攻撃でした。
続けざまにサイドからの波状攻撃、小笠原のミドル、本山が落として大迫がシュートなどチャンスを作ります。
17分にも中田のサイドチェンジから右サイドの大迫が中央へ入れ、遠藤の落としたボールを柴崎がシュートという場面を作ります。
名古屋は組織的な守備はできないのでボールを比較的持たせてくれるのですが、やはり鹿島はこの前線のメンバーだとミス、余計なボールロストが少ないのでリズムが生まれますし、無駄な運動量を消費しなくていいですね。
大迫が相手のDFラインの裏を狙い、サイドチェンジもいつもより多く縦にも横にもピッチを幅広く使えていました。
それでも名古屋はさすがにゴール前は固いですし最後は個の力で守っていましたが、ボールを動かすことで相手を走らせ、自分たちは効率よく動くという鹿島らしいサッカーが出来ていましたね。
これできると中2日でも十分戦えます。
守備では名古屋の前線の選手がプレスバックしてボールを奪われた時に危ない場面になりかけていました。
19分には藤本に西のサイドを突破されてしまいますが、最後は小笠原の早い寄せもあって守り切ります。
この試合、ジーコが来ていたこともあってか小笠原の動きが際立っていましたが、鹿島のボランチは1人がこのくらい守備範囲広くケアできないといけないですね。
この後も野沢、柴崎のボールロストから立て続けにカウンターを受けますが、ボールを奪った後遠藤や本山に繋げばしっかりキープしてくれるのでこれまでのように攻められっぱなしにならないというのは大きかったです。
カウンターの他に気になったのは名古屋がサイドバックを高い位置に上げてリスクをかけて攻撃して来ていたことです。
鹿島は基本的にサイドハーフがこれを観ることで対応していました。
野沢と遠藤はポジションを入れ替えたりもしていたのですが、サイドの守備が危ないなと思ったら必ず野沢がそちらサイドにいる時なんですよね。
そして、その心配は失点という最悪の形で現れてしまいます。
24分に小川にゴールを決められてしまうのですが、中田がサイドハーフの藤本のマークに高い位置を取るとその裏をサイドバックの田中隼に狙われてしまいます。
野沢がまったく守備をしてなかったので完全にフリーで精度の高いクロスを入れられてしまいましたね。
青木が釣り出されて中央は名古屋の2人に対して鹿島も岩政と西の同数。
しかもさらにその裏の小川にボールが通ってしまったため、なすすべがありませんでした。
これまでも守備の酷さが目立っていた野沢のサボリで苦しい状況に立たされてしまい、ペースを名古屋に持って行かれそうになります。
それでも遠藤のロングフィードに野沢がDFラインの裏を取ると折り返して大迫へ。
これは最後、シュートまでは行けなかったですがこの試合はこれまでに比べて俄然ボールの動かし方がいいです。
サイドにスペースに走った遠藤がタメを作って小笠原が追い抜いてセンタリングなどいい攻撃の形は作れていました。
すると40分、名古屋のハンド疑惑から遠藤がボールを奪うとそこから15本のパスを繋いで名古屋の守備をサイド、さらに一旦高い位置を取ってから降りて来た柴崎に引きつけます。
これによってバイタルエリアが完全に空きましたね。
小笠原のパスを受け取った遠藤が一瞬で闘莉王をかわすとそのままドリブル、増川もはずすとゴールに流し込みます。
大迫と野沢がゴール前に走ることで名古屋のDFを引きつけて遠藤がドリブルするスペースを作りましたし、名古屋の個の力を破るには個の力。
遠藤が闘莉王をかわしたプレイも素晴らしかったです。
組織による崩しと個の力がレベルの高いところで融合したゴール、ベストゴールにノミネートされるのは当たり前でしょうね。
この時間帯で同点に追いつけたのは鹿島にとって本当に大きかったです。
鹿島はいい形で前半を終えることができました。

初ゴールと初普通采配
今季初めてバランスのいい布陣で前半を戦えた鹿島、後半も初尽くしとなります。
後半は中2日の影響もあって名古屋がボールを持つ時間が多くなりますが、鹿島は守備陣形を引いて粘り強く対応、中央でしっかり跳ね返すと本山、遠藤、大迫らがキープしてカウンターを狙います。
ボールは持たれていても危ない場面はセットプレイからの闘莉王のヘッドくらいでしたね。
最初の交代カードは本山→中村というのは試合前から分かりきっていたことですが、何と同点の状態でセレーゾ監督が早く動きます。
63分に中村投入。
本山はもともと途中交代させることが既定路線ですし、ナビスコ杯大分戦から連戦でミスも多かったので早めに代えたのでしょうね。
やはり負けている時の残り10分の起用では全体的にチームが焦っていますし、勝っている時の残り10分では無理に攻めに行かないので攻撃的な選手は持ち味を出しにくいというのもあります。
そして、時間を与えられた中村がいきなり結果を出します。
曽ケ端のゴールキックを名古屋の選手が跳ね返したボールに柴崎が素早く反応、ドリブルで持ち上がると左の大迫に出すと見せかけて右のアウトサイドでノールックパス。
ダイアゴナルに走ってフリーになった中村も持ち前の技術力でしっかりニアに決めて、今季嬉しい初ゴールで逆転となりました。
追いつこうとする名古屋は攻撃に人数をかけ過ぎて、カウンターを受けた時に1対1の状況になっていることもありましたね。
引き続きポゼッションしても遠藤が起点になって攻撃もできていましたし、大迫もポストプレイが復活、中村もタメが作れて視野の広いので分厚い攻撃が出来て押し込めていました。
大迫のポストプレイは最近球離れが悪くて相手に狙われることが多かったのですが、この試合は本山、遠藤、中村とボールを奪われない選手が周りにいるのでシンプルにはたけてやりやすそうでしたね。
この後のセレーゾ監督の選手交代も初まとも采配と言える程的確。
累積で次節出場停止となった西に代えて山村を投入、青木を右サイドに回します。
ここは一瞬、山村をボランチにして柴崎をサイドバックに回すかとも思いましたが、余計なことしなくてよかったです。
さらに遠藤に代えて本田を入れて、柴崎を1列上へ。
野沢も疲労が色濃かったですが、そちらを代えてしまうと中村、柴崎と2人のポジションを1つずつ上げないといけないのでいじりすぎないで良かったです。
ロスタイムには鹿島るプレイから本田がアバウトに中央へセンタリング。
大迫が上手く体を使って増川といなしてトラップ、ダメ押しのゴールを奪います。
大迫のプレイも素晴らしかったですが、センタリングを入れた本田の判断は非常によかったですね。
名古屋の選手がサイドに固まっていたので、あそこで変にボールキープしようとせずにアバウトでもゴール前に入れたのはむしろリスクが少ないプレイでした。
まさかゴールが生まれるとは思わなかったですが、ロスタイムでナビスコ杯に続いてリーグ戦でも大迫がゴール出来たのはよかったですね。
大迫は終盤も前線からよく守備していましたからそのご褒美でしょう。
初布陣に中村の初ゴール、初普通采配と初尽くし、今季ベストゲームと言える内容で快勝することができました。
遠藤、中村、大迫がゴールし、柴崎、本田がアシストできたのも良かったですし近い将来の鹿島の姿が垣間見えた試合でもありました。

すべてはリアクション采配
この試合、選手も非常に楽しそうにゲームができていました。
それは先発メンバーのチョイスがこれまでに比べて良かったのと、選手交代が的確だったからです。
しかし、それはすべてリアクションから生まれたものでした。
ダヴィの出場停止、ジュニーニョのコンディション不良によって遠藤が先発、交代カードの1枚目が中村になり長い時間をプレイすることができました。
さらに本田まで交代枠が回って来たこともあり試合の締め方も完璧。
西がイエローカードを受けて累積警告4枚目になったことで、青木を右サイドに回すという選択肢になったわけです。
つまり、セレーゾ監督は外的要因に対して自分の中の序列通りに采配しただけなんですよね。
それがようやくまともで普通の采配となっただけです。
試合後のコメントで「遠藤選手を含めて、中村選手も試合をやっていかないと成長しないということもあります。そういう段階に入ってきている選手でもありますが、やはりチームの機能性と役割をしっかり理解した上でやってもらわなければなりません。」と言っていますから、これから徐々にメンバーを若返らせていくとは思います。
ただ、試合後のコメントではこれまでもけっこうまともなことを言っているのですが、言っていることとやっていることが矛盾しているのが問題なんですよね。
チームの機能性と役割を考えれば考えるほど、ジュニーニョと野沢の組み合わせは有り得ないですし、試合でもそれが出ていますからね。
もう1つ気になるのは「攻撃に関しては、もっと自由に動いて欲しいと要求しています。」と言っているのに対して、中村は「サイドで仕掛けることを要求されている」と認識していることです。
中村は監督からはサイドでプレイすることを求められているものの、ゴールに絡むには自分の得意な中央でプレイしたいのでこれからはもっと中でプレイするという考えなのだと思います。
その辺の意識の違いが気になるところです。
何はともあれ、セレーゾ監督は自由にプレイしていいと言っていますし、中村はもっと真ん中でプレイした方が良さを出せるでしょう。
そうすることで鹿島もチームとして今より機能することは間違いないです。
得点した場面も左サイドにいましたが、上手くダイアゴナルに走って中央に入りましたからね。
この試合のようにこれだけ技術があってボールを持ててドリブル、パスもできる選手が近い距離間でプレイしたら相当いい攻撃ができますし、相手にとって脅威です。
守備能力も完全に遠藤>中村>野沢ですから。
この試合のようなサッカーをしようと思ったらダヴィ、野沢、ジュニーニョのうち1人の起用が精一杯でしょうね。
この3人を同時起用しているセレーゾ監督は本当に選手の能力を観る目が無いとしかいいようがないです。
今回はたまたまリアクション采配でいいバランスになりましたが、もう少し考えて自分からアクションを起こして鹿島らしいサッカーをできるようチームを作って行ってほしいですね。
大迫+ゲームメイカー×2(本山、遠藤、中村のうち2人)+オフザボール(ダヴィ、野沢、ジュニーニョのうち1人)の組み合わせならもっとプレスが厳しい相手でも十分戦えるでしょう。

消化試合C大阪戦
次は中3日でナビスコ杯、アウェイC大阪戦となります。
すでに鹿島とC大阪のグループリーグ勝ち抜けは決まっており、1位であろうと2位であろうと優位性もないので完全な消化試合となります。
しかし、それは普段先発で起用しているメンバーで臨んだ場合です。
できるだけメンバーを入れ替えて戦えば、レギュラー奪取に燃える控え選手はこれを機にアピールしようとモチベーションは上がるでしょう。
直近のリーグ5試合の先発(曽ケ端、岩政、青木、西、中田、小笠原、柴崎、野沢、ジュニーニョ、ダヴィ、大迫のいつもの11人に山村、前野、本山、遠藤)のうちフィールドプレイヤー5人を起用すればOKということになりますね。
後ろは本田、前野、山村を起用、前線は遠藤、中村、ダヴィ、大迫で戦ってほしいです。
大迫+遠藤、中村でも十分機能すると思いますし、将来のことを考えたら試合をして連携を高めておいた方がいいでしょう。
C大阪戦もこの試合のようにやっていて選手が楽しそうないい内容にして、なおかつ勝利を得たいものです。

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【ナビスコ杯6節】今年はタイトルよりギネス記録を狙っているに違いない…の大分戦
結果
5月15日(水) 2013 ヤマザキナビスコカップ
大分0-1鹿島(19:00/大銀ド/4,563人)
[得点者]
90'+5 大迫勇也②(鹿島)
[フォーメーション]
FW:大迫、ダヴィ
MF:本山、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、青木、山村、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
76分:本山→遠藤
90+1分:野沢→中村


試合の感想
連戦の影響がモロに出る
大分はここのところダブルボランチでやっていた試合もありましたが、この試合ではお馴染みの3-1-4-2の布陣。
ケガから戻って来た選手もいますが、さらに辻尾と高木が負傷。
ただでさえ15戦未勝利と勝てていないチームがさらなる緊急事態を迎えています。
それに対して鹿島は悪い意味で安定感があり、いつも通り。
中3日の試合ですが、メンバーを入れ替えたのは本山と山村だけ。
山村はポジションがら運動量で貢献することができるポジションではないですし、連戦の場合、前の試合がデーゲームかナイターかでけっこう疲労の蓄積が違ってくるんですよね。
思った通り前線からのプレスが機能せず、こぼれ球への反応が遅い、球際で競り合えていないと疲労がモロに出たパフォーマンスとなりました。
とにかく全体的に運動量が少なく、ミスが多くてパスが3つ繋がるシーンが珍しいという状況でした。
そのため立ち上がりから大分にボールを支配されて攻め込まれます。
ただ、鹿島は相変わらずセットプレイからはチャンスを作れます。
小笠原のFKからファーサイドの本山がヘッドで流し込もうとしますが、これはギリギリのところで永芳にクリアされてしまいます。
そして、山村がいることで後ろからいいボールが入り、前線で本山がボールを収められるので攻撃のバランスはいつもよりよかったですね。
山村の縦パスを本山が落とすと大迫のシュート、これは力なくGKにキャッチされています。
さらに山村のフィードに大迫が抜け出しシーンがありますが、オフサイドとなります。
これはギリギリオンサイドのようにも見えましたけどね。
鹿島はミスからカウンターを受ける場面が多かったのですが、20分にはゴールキーパーから繋がれて綺麗に崩されます。
為田にドリブルで突破されてシュート、DFがはじいたボールを永芳がファーサイドで再びシュートしますが青木が何とかブロックします。
この後のCKからも危ない場面を作られるのですが、鹿島は疲労のせいかセットプレイでの集中が欠けるシーンが目立ちましたね。
28分には大迫が中盤でボールを受けてプレスを引きつけるとバックパス。
山村は大迫がDFを引きつけてくれたおかげでフリーになっていた柴崎に縦パスを入れます。
さらに柴崎がスルーパスを出しますが、これは惜しくもダヴィに合わず。
32分には逆にピンチを迎えます。
松本に抜け出されてシュートを打たれますが曽ケ端がファインセーブ。
バイタルエリアのプレスが緩いので簡単にスルーパスを入れられてしまいましたね。
34分には鹿島が前半最大の決定機を迎えます。
西のフィードを右サイドに流れた大迫がキープ、ためを作ってから野沢へ。
その外を西が抜いてセンタリング、逆サイドに入った小笠原がヘディングシュートを放ちますが丹野に防がれてしまいました。
ここはいい攻撃の形ができており、もっとこういう攻めを突きつめて回数を増やして精度を高めたいですよね。

勝つ時は1点差、負ける時は2点差
後半に入ると鹿島の戦う意識が改善されましたね。
これによって球際の競り合い、こぼれ球の拾う確率、選手の距離感がよくなって鹿島がボールを支配する時間が増えます。
その甲斐もあって本山が高い位置で奪い返して決定機を作るのですが、中央に折り返されたボールを大迫がふかしてしまいます。
鹿島はもう1つボールの動かし方が変わりましたね。
前半は小笠原や柴崎、野沢らがかなり下がってボールを受けて大分の最前線の選手がそれを観る形になっていました。
さらにボールの動かし方も遅かったですね。
後半は山村が大分のファーストプレスを引きつけてサイドに素早く展開する場面が増えました。
55分にはダヴィ、大迫と立て続けにシュートに行くのですが、ここも山村が左サイドに展開。
相手のプレスがシフトする前に縦に展開して、さらに大分のプレスがサイドに寄って来ると中央を使うというスペースを早く使っていくプレイが出来ていましたね。
さらに西のドリブル、スルーパスからダヴィが抜け出すという惜しいシーンも作ります。
64分には本山の展開から右サイドの西。
大迫のセンタリングは一度跳ね返されますが、野沢のセンタリングに大迫がシュート。
これはクロスバーに嫌われてしまいます。
柴崎と重なった分、しっかり叩けなかったですね。
決定機が次第に増えて来た鹿島が75分にもダヴィ、小笠原、大迫と繋いで逆サイドに上がって来た柴崎へ。
しっかりファーサイドのダヴィを観ていてグラウンダーのパスをいれるのですが、シュートをDFに当ててしまいます。
ここも決めないといけない場面でしたね。
ここで本山に代えて遠藤投入、右サイドに入ります。
これで右サイドの連携が攻守によくなりましたね。
前半から大分に数的不利の状況を作られて突破されることが多くあったのですが、遠藤がしっかりマークを観て完全に蓋をします。
しかし、逆サイドからのセンタリングに対してかぶるという西の悪癖が出てシュートを打たれますが左にはずれて事なきを得ます。
攻撃では遠藤から大迫、西に展開して再びDFラインの裏へ抜けた遠藤へ。
そこで起点を作るとヒールパスから飛び込んで来た西、2人で完全に崩したものの西のセンタリングはダヴィと合いませんでした。
攻撃の形すらできない試合が続いていましたから、この試合の後半のようにいざ流れの中からチャンスを作っても最後のパスのところでのタイミングが合わないんですよね。
セットプレイやカウンター、個の力でしかチャンスを作れていなかった弊害です。
他会場の途中経過を観ると引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる状況だったので、それ程焦れた気持ちもなく観戦していたのですが、ロスタイムにゴールが生まれます。
すでにロスタイムの3分は過ぎていたので大分のCKが終わって笛が吹かれるかと思いましたが、中村がFKを素早くリスタートしてカウンター。
青木がドリブルで上がって中央へ。
遠藤が落としたボールは一度大分の選手に拾われますが、上がって来た大迫が奪い返すと左足を一閃。
これがゴールに突き刺さってまたもやゴラッソでの勝利、グループリーグ突破が決まりました。
これでC大阪戦を消化試合に出来たのは大きいですね。
前回の対戦に比べると後半は圧倒できた分進歩したとも言えますが、鹿島は本山、山村が出場していたのでいい攻めが生まれたという部分もありますし、大分のチーム状況、先発メンバーの逆戻りを考えるとこの結果では先が思いやられますね。
ただ、浦和戦から縦パスを入れる意識は高くなっていると感じます。
小笠原、柴崎、西、山村からいいパスが多く入っていたので、あとは前線の組み合わせや距離感ですよね。
大迫をどうフォローするのか、ボールの収まる選手を大迫以外に入れるのかということになっていくと思います。
今年のリーグ戦、ナビスコ杯を合わせた9勝はいずれも1点差。
負けた3試合はすべて2点差となっています。
タイトルよりギネス記録を狙える可能性の方が高いんじゃないかと思えて来ました。

監督の目は意外と節穴
次は中2日での名古屋戦となります。
ホームとは言えどナビスコ杯が休みだった名古屋は休養十分。
メンバーを代えずに臨めばこの試合のような動けない悲惨な状況になる可能性は高いです。
はっきり言って機能性ないメンバーの組み合わせ、走れない固定メンバー、交代の遅さにはうんざりです。
この40%先発メンバーに対して、よく「監督が一番近くで見ている」、「監督が一番分かっている」という言葉を耳にしますが、監督の目は意外と節穴です。
こういうことを言える人はまともに働いたことがない学生か専業主婦かニートでしかないと思いますよ。
世の中に人の能力を客観的に正確に評価できる人なんてそうはいません。
人間は感情の生き物ですから、必ずそこには「従順である」、「気が合う」、「ご機嫌取りが上手い」、「付き合いが長い」、「想い入れがある」、「助けられた恩義がある」などの要素が入るので、必ずしも評価が高い=能力が高いということにはなりません。
実際に普通の会社でも当たり前にあることで、さらに言えば「1週間前より成長したな」なんて分かる程部下を良く見ている上司なんてまずいませんよ。
だからセレーゾ監督も「ブラジル人だから」、「ベテランの方が戦術理解力が高い」、「前に一緒にやっていたメンバーにまだ頑張ってほしい」、「若い頃のパフォーマンスをまだまだできる」という安易な理由でメンバーを決めているだけに過ぎないでしょうね。
ましてや現在は紅白戦でも2トップ以外は控え組が圧倒していますし、実際に試合で今の先発メンバーは機能してないですし、連戦では走れてないですから。
身近にいる分、冷静に評価ができないというはままありますし、むしろサッカーの場合は試合+たまに練習を観るくらいの方が選手の能力やコンディションを正確に把握できると思います。
一番大事なのは試合でどれだけのパフォーマンスができているかですから。
ブラジル人は特にこういう感情部分での起用が多い傾向がありますね。
監督でこーめいがもっとも大事だと思うのはこだわり過ぎないということです。
これがないと長く同じチームを率いることはできないですね。
これが上手かったのが先日引退を表明したファーガソン監督です。
かつてはチームの中心選手であったベッカム、C・ロナウドはともにR・マドリーに移籍しました。
もちろん移籍金の駆け引きがあるので簡単に移籍はさせないですが、最後は意外とあっさり手放しましたよね。
しかも、ファーガソン監督がすごいのはチームの中心選手がいなくなれば当然サッカーのスタイルにも影響するのですが、ベッカムやC・ロナウドがいた時のサッカーにこだわらずいる選手で上手く機能するように持っていけるところです。
いなくなった選手にこだわり過ぎてC・ロナウドの役目を他の選手に求めて、同じサッカーを継続しようとして失敗する監督が多いです。
ファーガソン監督はスコールズやギグスらベテランも起用していましたが、そこも思い入れがあるからとこだわり過ぎずに上手く要所、要所で先発させながら使っていました。
こういったことができないのでブラジル人監督が長期政権で成功しない、チームマネジメント力を重要視する欧州で結果を残せない1つの要因だと思いますね。
ブラジルでは3試合勝てないとクビになることもままあるので、ブラジル人監督は勝てない時期が続くとさすがにメンバーをいじって来たりするのですが、それを待つのもジレンマでしかないので勝ちながらさらにチームを強くしていくということができるようになってもらわないと困りますね。
名古屋戦ではダヴィが出場停止、さらに名古屋は前線から組織的にプレスして来るチームではなくゴール前にリトリートして個の力で守るタイプです。
だから、ボールは比較的持ちやすく、ゴール前まではある程度簡単にボールを運べると思います。
ダヴィ不在時の布陣がどうなるか分からないですが、奇跡的に上手く組み合わせることができればいい戦いができる可能性もあると思います。

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【J1第11節】誤審まみれのJリーグにふさわしい記念試合…の浦和戦
結果
5月11日(土) 2013 J1リーグ戦 第11節
浦和3-1鹿島(19:03/埼玉/46,649人)
[得点者]
63' 野沢拓也③(鹿島)←柴崎岳①
66' 那須大亮(浦和)
78' 興梠慎三(浦和)
89' 梅崎司(浦和)
[フォーメーション]
FW:大迫、ダヴィ
MF:ジュニーニョ、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
81分:ダヴィ、ジュニーニョ→本山、中村

試合の感想
サイド攻撃対セットプレイ・カウンター
浦和は3-4-2-1、攻撃時は4-1-5になって攻めるお馴染みの布陣です。
こーめいが警戒していた原口は先発、梅崎はベンチスタートとなりました。
鹿島は4-4-2の布陣、いつもの40%先発です。
しかし、この試合はJリーグ20周年記念ということでいつもより気合いが入っていて60%程の力は出せていた印象です。
浦和対策としては予想通り前線からのプレスで5トップへのパスをインターセプト、後ろもやはりマンツーマンではなくボランチとDFラインでマークを受け渡しながら守るやり方でした。
最初のチャンスは鹿島、森脇のパスを青木がカットしてからでした。
小笠原がミドルシュートを放ちそのこぼれ球を野沢がシュート、GKのはじいたボールに大迫が詰めますが惜しくもクリアされます。
鹿島はこれまでと違っていたのは縦パスを入れる意識が高かったことですね。
しかし、2列目のジュニーニョと野沢に収まらないのはこれまでと同じ。
ファウルをもらうのが精一杯だったのですが、この試合は主人が割と笛を吹く傾向があったので鹿島としては助かりました。
また、浦和は4-1-5で中盤がスカスカの布陣で攻めて来るので、前線へのパスをインターセプトしてからのカウンターがとても有効です。
23分には浦和のクリアボールを奪ってから西が縦パス、ポストに入った大迫が落としたボールをミドルシュートしますがGK正面となってしまいます。
31分にはFKから。
小笠原のFKをニアで青木がすらせて中央に飛び込んだ岩政が右足で押し込もうとしますが、シュートは大きく浮かせてバーの上に行ってしまいます。
ここは絶対決めておきたかったシーンでしたね。
43分にもインターセプトから。
西がパスカットをしてカウンター、ダヴィが阿部をかわしてシュートを放ちますが大きくはずれます。
さらに45分にも前線からのいいプレスでショートパスコースを封じると、加藤のフィードを奪ってカウンター。
西のスルーパスに大迫が抜け出しますがシュートは槙野に阻まれます。
ゴール前でのプレイの精度、周りを使う判断力が上がれば鹿島はもっと得点できるようになるんですけどね。
対して浦和はサイド攻撃を中心に攻めて来ます。
鹿島は中央へのボールはCBとボランチでかなり厳しく行っていましたし、よくインターセプトも出来ていました。
しかし、中央の1トップ2シャドーをダブルボランチとCBでマンツーマンで守る場合はいいのですが、この試合のようにマークを受け渡す形でやっていると浦和の攻撃は中央を封じられてもサイドがフリーになるようなシステムになっています。
守備は必ず1枚余らせるというのが鉄則ですから、2シャドーが中盤に降りて来ているときはボランチが観るのですが、DFラインに入った場合は浦和の前線3人を鹿島のDFラインの4人で観ないといけません。
そうなると両サイドバックは中央に絞って守ることになるので、タッチライン際まで広がった浦和のWBが必ずフリーになります。
これはシステム上仕方がないのでサイドは出されたら守備に行くという完全な後手に回るしかないです。
左サイドは中田のスピード不足が心配だったもののジュニーニョもよく下がって守っておりまだ何とかなっていましたが、逆に右サイドの守備は前半から大いに問題がありました。
野沢と西の守備が酷く、2人ともボールホルダーへ寄せない場面が多い上にマークの受け渡しがまったく出来ていないので、いつかここから失点しそうという状況でした。
柴崎も気をつけてフォローに入るようにしていたのですが、特に槙野が積極的に上がって来た時は数的不利になる場面も見受けられましたね。
14分には鹿島の右サイドを破ると柏木がシュートまで行きますが、曽ケ端がセーブします。
35分にも右サイドを破られるとセンタリングに興梠が飛び込むという危ない場面を作られます。
42分には右サイドを原口にドリブルで破られてマイナスの折り返し、決定的な場面でしたが宇賀神が右にはずしてくれます。
前半はお互い決定機をものにできないままスコアレスドローで折り返しますが、鹿島はセットプレイとカウンターから。
浦和はサイド攻撃から得点が入りそうな展開が続いていましたね。

レフェリーが勝敗を決める
後半になってからも両クラブのやることは変わりません。
変わったところは前半に負傷した宇賀神に変わって警戒していた梅崎が入ったことですね。
これによって鹿島の右サイドの守備の悪さがより浮き彫りにされてしまいます。
ただ、梅崎に起点を作られるようになってからは押し込まれ始めますが、サイドはやられても中央の選手は冷静に対応出来ていましたね。
鹿島のチャンスはやはりインターセプトからのカウンター。
57分にはスローインを岩政がカットすると小笠原が素早く縦パス、野沢が2タッチでDFの裏へ出します。
大迫がGKと1対1の場面を迎えるものの、加藤に詰められたこともあってシュートは枠の外。
前半同様にセットプレイからもシュートまで行けていましたし、浦和は前半より攻守の切り替えや球際の寄せが甘くなって来始めていたのでそろそろ得点が欲しいと思っていたところ、63分に先制点が生まれます。
これもカウンターから。
曽ケ端のキックを阿部がクリアしますが、これが柴崎へ。
柴崎がサイドにはたくと野沢が切り込んで左足のシュート、逆サイドに突き刺します。
リードしたのも束の間、得点を奪った後こそ集中が必要なのですが軽いプレイが連続して飛び出します。
まず、大迫の落としを野沢がフリーの中央へ展開すればいいものを相手にプレゼントパス。
そこから攻められてボールを奪った後のカウンターのチャンスに柴崎がダヴィにグラウンダーのパスを出すもカットされます。
再度攻められるも縦パスが興梠に入ったところを岩政がスライディングで奪い返します。
これはPKをアピールしていましたが、岩政は綺麗にボールにタックルをしてその後に興梠と接触しているのでファウルではありませんね。
しかし、この後の判断がまた悪かったです。
小笠原が左サイドのジュニーニョに浮き球のパスを出そうとしますがこれをカットされて、そこからまた攻められてCKを与えてしまいます。
柴崎が逆サイドの野沢に出しよう指示していましたし、そちらには浦和の選手もいなかったんですけどね。
遅れて入って来た浦和の選手たちに対して鹿島は全体的に集中力を欠いており、那須のマークに誰が行くのかはっきりしていませんでした。
ダヴィが誰もマークしてない状態で那須に前を取られ、ニアに入っていた大迫が慌てて体を寄せるも間に合わず、たったの3分で追いつかれてしまいました。
得点を奪った後の時間帯こそ、お得意の縦ポンサッカーでDFラインの裏を狙ってFWを走らせる形で良かったのですが、柴崎ならまだしも野沢、小笠原と軽率なプレイが続いて、これでは何のためにベテランで先発を固めているのか分からないですね。
よくベテランの経験とか言いますが、特にそんなものは感じません。
ここを勝負所と呼んだペトロヴィッチ監督はM・リシャルデスを投入、柏木をボランチに下げて逆転しにかかります。
対してセレーゾ監督は本山、中村の2枚替えを準備しますが、躊躇っているうちにずっと危うかった右サイドからやられて興梠にゴールを奪われてしまいます。
しかし、これは完全なるオフサイド。
青木がしっかりラインを上げており、狙ってオフサイドを取った場面でした。
ところが副審の旗は上がらず、ゴールが認められてしまいます。
それだけでもびっくりですが、「興梠が触ってないからオフサイドではない」という仰天説明。
主審があれをどこからどう観れば触ってないように観えるのか不思議ですが、そもそも触ってなくても完全にプレイに関与していますからオフサイドですし、この場面は主審でもオフサイドを取れないといけないというくらいクリアなオフサイドです。
Jリーグで最も、そして唯一サポーターからも信頼されていたモットラムさんだったら副審の旗が上がってなくてもオフサイドを取っていたでしょうね。
スタジアムの大型ビジョンにも明らかなオフサイドシーンが流れます。
当然、鹿島は説明を求めますが佐藤主審は上記の通り満足な説明ができないですから、イエローカード連発で事態を収拾しようとします。
好勝負が一気に白けてしまい、鹿島の選手のモチベーションも明らかにダウンするのが観てとれました。
そこで慌てて本山と中村を投入しますが、事態は変わらず。
カウンターから追加点を奪われてしまいます。
このシーンは数的不利でしたから青木がイエローカードを覚悟して興梠を潰さないといけなかったですね。
ポストプレイからやられる悪癖は相変わらずです。
試合はそのまま決着、審判が勝敗を決めるというJリーグらしい後味の悪い試合となりました。
誤審問題については我那覇ドーピング冤罪事件、今やバカ発見機と化した秋春制などの問題を巻き起こす諸悪の権化である日本サッカー協会が管轄であり、協会の面子や利益を守るためならメディアへの圧力、反抗的な記事を欠く雑誌の編集長を首にする、逆らうライターの代表パス発行禁止、選手に冤罪を着せて引退に追い込もうとする、利益のためにクラブを潰す、サポーターをないがしろにするなど平気でやる組織なので一筋縄ではいきません。
それについて書くと長くなるのでまた時間があれば。
何はともあれ誤審問題を日本サッカー協会がブラックボックスとし続けて来た黒歴史を象徴するような、そして、審判のレベルだけは上がっていないことを証明する20周年記念試合となりましたね。

セレーゾ監督の限界
勝敗はレフェリーが決めることとなりましたが、相変わらずセレーゾ監督の修正力の無さも足を引っ張った試合となりました。
まず、前半から危うさがあった右サイドの守備をハーフタイムでも修正できていなかったのはびっくり仰天。
野沢と西は守備が下手ですし、そもそも守備をする意識が低いのでどちらもプレスに行かずに人任せな場面が目立ちますね。
それから選手交代が相変わらず遅いですし、今季よく観られるキャンセルでもたついている間に失点したというのもやはり監督が試合の流れを読めないところが出てしまいました。
さらに1枚イエローカードをもらっていたとは言え同点を目指すならダヴィを下げるべきではなかったですし、それ以上に中村の投入は本当に意味が分かりません。
オリヴェイラ監督も新加入の試合で使っていない選手を得点を取りに行く場面での残り10分でよく出していましたが、10分で結果を出せると思っているなら先発から使うべきですし、10分で結果を出して欲しいなら普段からもっと試合に使うべきです。
どうしてこんな当たり前のことをプロの監督が分からないのか不思議でなりませんね。
案の定、中村はサイドでボールを受けるもそこから周りとの連携が合ってなく、難しいパスばかりを選択してボールロストしていました。
また、交代カードを1枚残したのも納得できません。
ベンチには遠藤もいましたし、山村もいました。
スペースがかなり出来ていましたから遠藤のドリブルも有効でしたし、山村を入れて徹底的にパワープレイをするという手もありました。
諦めずに最後まで得点を奪う姿勢を見せてほしかったですね。
選手交代の遅さ、一度したオーダーをキャンセルする優柔不断さ、ダヴィの交代、中村の投入、交代カードを1枚残すとこれだけミスをしていては勝てる試合も勝てなくなるのは当たり前です。
審判のレベルが20年前と変わっていないというのは同意ですが、セレーゾ監督のレベルも8年前と変わっていないと多くのサポーターが気づき始めていますよ。
まだ中断前とは言え、すでにセレーゾ監督の限界が観えたかなという試合でもありました。

厳しい連戦が始まる
中3日でナビスコ杯大分戦、さらには名古屋、C大阪、FC東京と中断前の5連戦となります。
前回書いたように名古屋戦とFC東京戦は鹿島が中2日なのに対して相手は1週間のインターバルがありますし、名古屋戦はダヴィが出場停止ですから、かなり厳しい戦いになるでしょう。
今の鹿島はセレーゾ監督の選ぶ先発が40%程の力しか出せていないので、正直出場停止があった方がチーム力が上がるのですが2トップだけは別。
しかも、本山か野沢をトップに入れる布陣も相変わらず機能性が低いです。
大分戦では勝って最終戦のC大阪戦を消化試合にするのはもちろんですが、出来る限りメンバーを入れ替えて戦ってほしいですね。
ジュニーニョを休ませて名古屋戦にFW起用するとか、中村をトップ下に置く4-2-3-1の布陣など本来やらないといけないことはたくさんあります。
オリヴェイラ監督時代の興梠、大迫、野沢、ガブリエル、ジョルジーニョ監督時代の興梠、大迫、ドゥトラ、レナトの前線が機能せず、時間をかけてもよくならなかったことでも分かるように今のメンバーではいくらやってもこれ以上よくなることはないでしょう。
この試合でも大迫はけっこうボールを収めていたのですが、ジュニーニョ、野沢、ダヴィが近い位置に全然いないので狙いうちにされていましたからね。
時間をかければよくなるならどんな弱小クラブもいずれ強豪クラブになれます。
実際はそんなことはないわけで、結局は選手を入れ替えて機能する最適解を見つけていくしかないわけですよ。
大分戦は本山と遠藤の2列目でやってほしいですね。
こーめいの記憶ではこの2人が先発で同時に出た試合というのはなかったんじゃないかと思うくらい一緒にやってないですから。
この試合でも後半は浦和のプレスが緩くなって1タッチ、2タッチでしか捌けない野沢もスルーパスを出せるようになって決定機に繋がっていました。
つまり、2列目の選手が中央でボールを持てればそこからいいパスを出て来て、2トップの得点機会が増えるということです。
思えば昨季の今頃はこの試合であったレベルの誤審でぼこぼこ勝ち点を失っていました。
磐田戦で返してもらいましたが、曽ケ端の凡ミスもぼこぼこあって合計すると冗談抜きで勝ち点15失っていましたからね。
それが波に乗れなかった原因にもなったのですが、今季これ程の戦力があればこのくらいの結果は当たり前。
むしろ普段から非常に内容の乏しい試合しかできていないから、こういう内容は問わず勝ち点3だけが欲しいと言う試合では勝てないということになります。
大分はいまだに公式戦未勝利、ナビスコ杯も最下位ですからリーグ戦に力を注ぐことは間違いないです。
つまり、チーム力の差は明らかなので相手に合わせたメンバー、戦い方ではなく、まず鹿島の強みを出すことを考えたメンバーやスタイルを練ってほしいですね。
そうすれば自ずと答えは定まっていくでしょう。

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【J1第10節】敵を知れど己を知らねば一戦すら危う過ぎる…の湘南戦
結果
5月6日(月) 2013 J1リーグ戦 第10節
鹿島1-0湘南(16:04/カシマ/16,411人)
[得点者]
31' ダヴィ⑤(鹿島)←小笠原満男①
[フォーメーション]
FW:大迫、ダヴィ
MF:ジュニーニョ、本山
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
81分:大迫→中村
83分:ジュニーニョ、前野→遠藤、中田


試合の感想
スカウティングは机上の空論
湘南は3-4-2-1の布陣。
鹿島は4-4-2、ケガで欠場の野沢のポジションに本山、左サイドバックには前野が入りました。
また、5日未明の出産に付き添った山村はベンチからはずれています。
おめでとうございます。
野沢ではなく本山が2列目に入ったことで甲府戦のようなおもしろい内容になるかと思いましたが、試合はまったくおめでたいところはなく、中2日の戦いなのにメンバー変更は2人だけというのもあって動きが鈍くもっさりした展開が続いて行きます。
それ以上に試合をつまらないものにしたのは、本山の「スカウティングが頭に入り過ぎた」というコメントに表れていますね。
鹿島のスカウト陣はよく相手を分析しており、中盤の厚いフォーメーションでDFラインを高くして前からプレスをかけてくる湘南に対してロングボールが有効と分析します。
3バックのサイドにジュニーニョや本山を入らせて相手のWBを押し込み、後ろでのボール回しをやりやすいようにしようという狙いです。
要するにセレーゾ監督の言っている「相手の長所を消して自分たちの良さを出す」というものです。
しかし、試合を観てのこーめいの感想は、スカウティングはしっかりできているが自分たちのことをまるで分かってないというものでした。
このスカウティングによって鹿島は実質4-2-4の布陣で、ロングボールによる縦ポンサッカーになってしまいます。
立ち上がりこそ鹿島のやり方に湘南がまだ対応してなかったので一発目の岩政からダヴィへのフィードはチャンスに繋がるのですが、トラップミスで決定機を逃してしまいます。
ただ、ここからはすでに湘南にしっかり対応されてしまいましたね。
湘南は4トップに対しては5バックで守り、前線の5人で鹿島の後ろ6人にプレスをかけて来ます。
鹿島はCBにビルドアップの上手い選手がいないのでそこはある程度自由にボールを持たせていてもいいので、5人で十分プレスを効かせることができるんですよね。
そのため、鹿島は後ろの6人と前の4人の距離、さらに前線の4人もワイドに目いっぱいに広がっていたので4トップの距離感も空いてしまいます。
それで後ろからロングボールを放り込む攻撃が主体になるのですが、そもそも本山やジュニーニョにロングボールを放り込んで高さ勝負させても意味がないです。
また、本山やジュニーニョ、ダヴィに相手を背負いながらのポストプレイをさせても持ち味が生かせません。
さらに本山とジュニーニョがスペースを消していたので、大迫も自由に動けずすごくやりづらそうでしたね。
要するに鹿島は相手に合わせることばかりに気を取られて、自分たちの選手の良さを生かすサッカーがまったくできてなかったわけです。
攻撃がまったく上手く行かずに大迫や本山が降りてボールを受け取ってから何とかしようという意図は観られましたが、これまでの試合ですら攻撃の形が出来てないですから中2日の付け焼刃の戦術下ではどうなるものでもありません。
鹿島の強みは柴崎、小笠原、本山の中盤なのでシンプルにショートパスを繋いで組み立てていたら普通にいい試合ができていたんですけどね。
この試合も苦戦することになるなと思いながら観ていたら、31分にダヴィが超個の力でゴールを奪います。
曽ケ端のゴールキックを小笠原がヘッドですらしてからでしたが、ここではダヴィのトラップからのボールコントロールが珍しく上手く行きましたね。
シュートはドライブがかかったさすがというべきゴラッソでした。
終了間際には小笠原の凡ミスから高い位置でボールを奪われてあわや失点となりそうでしたが、この試合も曽ケ端がファインセーブで救います。
ここからは予想通りの試合展開なのでとりたてて書くこともありません。
湘南はアタッキングサードでのプレイの判断、精度がよくないので失点しそうな雰囲気はありませんでした。
逆に鹿島もこの戦い方では追加点を奪う可能性は低いため、選手交代を早めにしたいのですが、1点差でゲームが推移するとセレーゾ監督の交代は遅いです。
そのため、追加点も期待できないという悪循環に陥って、あとは最後の時間を守れるかどうか。
案の定、最後は押し込まれますが、この試合は山村がベンチに入ってなかったのでセレーゾ監督の変なフォーメーションが飛び出すこともなくバランスよく守れました。
相変わらずのグダグダアントラーズぶりでしたが、スカパーで観た人は鹿島の現状をよく理解できた試合だったと言えます。
田中孝司さんの解説がいちいち的を射ていて、あれをなるほどと納得できなかった人はサッカーの事はおろか、鹿島のことを何も理解できてないと思っていい、質の高い解説でした。
大分の田坂監督やサポーターに今季最高の試合と言われたのに続いて、チョウ監督にもJ2時代を含めて3本の指に入る内容だったと言われてしまう始末です。
ただ、勘違いしないでほしいのは、それはセレーゾ監督が「相手の長所を引き出し、自分たちの良さを潰す戦い」しかできていないからです。
湘南には大分のようにこれで手応えを感じたり、やりたいことが出来始めていると勘違いしないで気を引き締めて欲しいですね。

大迫の不調はチームの赤信号
大迫の不調は明らかですが、ケガの影響はもうないと思います。
この試合のあとに「去年は6:4で攻撃を考えていたけれど、いまは3:7で守備の方を考えざるを得なくなっている」というコメントをしていますが、これが不調の原因でしょう。
しかし、選手は監督や他の選手批判になることは言えませんから、これは額面通りには受け取れません。
そもそも4-4-2で2トップの1人が相手のボランチを観るというのは昨季のジョルジーニョ体制でもやっていました。
興梠と大迫の2トップだったのであまり上手く行ってなかったですけどね。
それに他クラブでもこの守備のやり方は当たり前にやっていることです。
つまり、ボランチを観ることが大迫の負担になっているわけではないんですよ。
大迫が言いたいのはジュニーニョや野沢にボールが収まらないので攻撃の時間が少ない、いいパスが出て来ないっていうことなんですね。
この試合でもジュニーニョが中盤でボールを持つことはありましたが、全部スペースがある状態でした。
あれだけスペースがあれば誰でもあの程度のプレイはできます。
今はサイドの仕掛けも全部止められていますし、かと言って中央でジュニーニョが持ってもスルーパスが出て来るイメージがないので周りの選手も動けないんですよね。
だからこの試合でもジュニーニョのところでノッキングを起こすことがたびたびありました。
唯一、後半の大迫のループシュートの場面ではジュニーニョからスルーパスが出て来たのですが、パスが逸れなければ大迫はファーサイドにビシっとシュートを打てていましたから。
大迫は横浜FM戦の後に「自分ではもっと前でやりたかった。モトさんが入ってからみたいに中盤でボールを持つことが出来ればもっと前でできたと思う」とコメントしているんですよね。
横浜FM戦もそうですが、この試合でも遠藤が入って本山と近い位置でプレイするようになってからは前線で起点を作れていました。
1点差で勝っている状態で、残り10分を切ってからの投入だったのでボールキープの方を優先していましたが、あれくらい前で起点が作れればもっと流れの中からチャンスができるわけです。
つまり、単純に本山や遠藤、中村を2列目に起用してポゼッションを上げて攻撃の時間を増やせば大迫の攻守の割合は6:4もしくは7:3くらいまでに持って行けます。
この大迫の不調は本当に大問題で、実は同じコメントはオリヴェイラ監督時代(ガブリエルと野沢の2列目コンビ)の興梠もよくしていました。
興梠が移籍したのは鹿島との契約が切れたタイミング、12年には大迫に抜かれて出番を失ったという要因もありますが、ガブリエルと野沢の2列目に相当不満を抱えていたのも原因なんですね。
だから浦和は1トップの下に2シャドーがいて距離が近いのでやりやすそうで、いいパスも出て来るということを移籍時から何度も言っていました。
ただ、実際は浦和はサイドからの攻撃が主体であまり中盤から(ワンタッチで決めればいいだけの湘南戦のゴールのときのような)スルーパスが出るってことはないんですけどね。
それが興梠があまり得点が取れてない原因です。
その時と今同じことがジュニーニョと野沢で起こってますから、こんなつまらないサッカーをしていたら鹿島から出て行きたくなる選手は増えるでしょう。

スローガンはレナシメント
横浜FM戦での消耗が激しかったので中2日の湘南戦は勝っただけでもよしという声もありますが、それは鹿島のことをまったく理解できてないから言えるのでしょう。
今季の鹿島のスローガンはレナシメント(再生)です。
フロントは鹿島らしいサッカーの復活、世代交代を明言していますし、中村や前野を獲得したのもそのためです。
鹿島らしいサッカーというのは、10番(ビスマルクや本山)を中心にドリブル(マルキーニョスやダヴィ)やポストプレイ(柳沢や鈴木、大迫)のできるFWが中央で起点を作って相手の守備を引き寄せて、サイドの空いたスペースに展開。
オーバーラップしたサイドバック(名良橋、相馬、篤人)が切り込んだり、センタリング、さらに左右に振ることで相手の守備を崩してゴールを奪います。
ボールを奪われた場合は6番(本田や本田)が相手を潰す、もしくは攻撃をディレイして前線の選手がプレスバックして守るというものです。
しかし、セレーゾ監督がやっているのはベテラン起用、時代遅れの縦ポンサッカーです。
つまり、フロントの目指しているものと監督がやっていることに齟齬があるということです。
これはオリヴェイラ監督時代にもあったことで、3年目から鹿島のフロントは若手の育成、世代交代への着手、ローテーションを掲げていました。
そのために、将来性の豊かな選手のスカウト、大迫を起用するようにFWの層を薄くしたり、09シーズンにチーム崩壊しかけたのを受けてローテーションによって控え選手を使いやすくするために10シーズンには大金を投じて選手を獲得し2+1システムを掲げました。
しかし、オリヴェイラ監督は誰1人として若い選手を育てることができずに、結局ローテーションも上手くできずにベテラン起用、メンバー固定で戦い続けました。
その結果、若手育成失敗、起用されない中堅層の移籍による戦力の空洞化、ベテランの衰え、大金を投入して獲得した選手を上手く使えない事態が重なり、チームは急激に弱体化、鹿島史上最弱というまでに落ち込みます。
明らかにフロントと監督の間に大きな齟齬が生じていたものの、フロントは監督交代のリスクを怖がってオリヴェイラ監督を引っ張り過ぎたため事態が深刻化、そのしわ寄せがすべて12シーズンに押し寄せて、リーグ戦では低迷してしまいました。
つまり、今のセレーゾ監督のサッカーがどうしてダメなのかと言うとフロントの目指す方向と違うところへ向かっているからで、それが続けば必ずそのひずみが生じてチーム力が落ちるからです。
フロントがベテラン起用の縦ポンサッカーを目指していてそのための選手を獲得しているのならセレーゾ監督のサッカーは正解ですし、こーめいも支持しますがそうではないわけですよ。
そういう選手を獲っているわけではないので、縦ポンサッカーが機能することはないわけです。
今は単にダヴィら個の力で負けてないサッカーができているだけですからね。
フロントが目指しているものを理解していないというのは鹿島のことを分かってないということで、それで結果だけ観て喜んでいるだけでは本当に鹿島に強くなって欲しいとは考えていないってことですよ。
フロントもオリヴェイラ監督時の失敗を生かして、再び手遅れにならないように選手起用の根本的なところには口を出して行った方がいいでしょうね。
まだセレーゾ監督は就任して間もないので、もう少し様子を観る必要がありますが、引き続きフロントの方針と監督のサッカーに齟齬が生じ続けるようなら早めに来季の監督をリストアップした方がいいです。
その時は鹿島のことを知らない、フラットな目で選手を評価できるブラジル人にするべきでしょうね。

中断前の厳しい戦いが始まる
リーグ中断前にそのセレーゾ監督の真価が問われる試合が続きます。
鹿島との対戦後に横浜FMは柏に負け、鹿島は湘南に勝ったなんて言ってこの試合のつまらなさを言い訳をしていては乗り切れない連戦が待っています。
そもそも鹿島と横浜FMでは選手層が違いますし、横浜はアウェイで中5日の柏戦。
鹿島はホームで同じ中2日、昇格組の湘南が相手だったわけですから。
それでこれだけ無様な試合をして苦戦をしていては、リーグ中断前の名古屋、FC東京戦に勝てるんでしょうかね。
一見、ホーム連戦で鹿島にとって有利に思えますが、鹿島はナビスコ杯を戦っての中2日。
対する名古屋とFC東京は鹿島戦の前のナビスコ杯が休みなので週一ペースでの試合となります。
こーめいは鹿島は中盤は選手層が厚いのでローテーションをして戦えばやって行けると思いますが、これまでのセレーゾ監督の選手起用を観ると固定メンバーで臨むと思います。
ナビスコ杯は大分戦で決勝トーナメント進出を決めて、C大阪戦はできるだけメンバーを代えることでFC東京戦の負担を減らすようすれば何とかなるでしょうが、この試合のような不甲斐なさだと厳しい戦いになるでしょう。
その前にある次節の浦和戦も難しい試合となります。
ご存じのようにペトロヴィッチ監督は独特なサッカーをやって来ます。
攻撃時は4-1-5のフォーメーションでやって来るので、鹿島がそれに対してリアクションしていく展開になると思います。
ただ、浦和や広島への対策はすでに多くのクラブがやって来ています。
① 5バック
② CBとダブルボランチで1トップ2シャドーをマンマーク
③ 後ろの4-1に前線からプレスをかけて前線へのパスの精度を落とす
④ 2CBを2シャドーに付けて1トップをオフサイドポジションに置く
上記の1~4になるのですが、これをやらないと前節のC大阪のように浦和らしいサッカーをやられてしまいますね。
鹿島戦では状況判断力が上がってプレイが良くなっている原口、梅崎が先発復帰するでしょうから、対策を打たなければC大阪のように引き分けるのも難しいと思います。
その辺はセレーゾ監督は得意ですし、非公開練習もしているので対策を立てているでしょう。
鹿島はシステム上、①は現実的ではなく、④は選手の能力からして難しいので②と③の併用になると思います。
ただ、鹿島の場合はダブルボランチが他クラブと違って小笠原と柴崎のセカンドボランチのコンビなので、マンマークには向いていません。
そのため、マークは受け渡しながらやると思いますが、それではやられる可能性は高くなるでしょうね。
こーめいは本田や梅鉢を起用して徹底的に浦和対策をして欲しいところです。
特殊なサッカーをして来る次節浦和戦は内容はどうでもよく、勝てばいいという試合と言えるので結果だけでも満足させてもらえればと思います。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

【J1第9節】先発は40%の力、さらにその下があるとは思わなかった…の横浜FM戦
結果
5月3日(金) 2013 J1リーグ戦 第9節
横浜FM1-1鹿島(15:34/日産ス/40,034人)
[得点者]
73' 野沢拓也②(鹿島)
90'+5 ファビオ(横浜FM)
[フォーメーション]
FW:大迫、ダヴィ
MF:ジュニーニョ、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
79分:ジュニーニョ→本山
82分:野沢→遠藤
86分:大迫→山村


試合の感想
完全なる縦ポンサッカー
横浜FMは4-2-3-1、鹿島は4-4-2のフォーメーション。
いずれも前線からしっかりプレスをかけてのショートカウンター、セットプレイを武器にする似たタイプの対戦となりました。
それを反映するように立ち上がりから中盤での熾烈なボールの奪い合いが続き、なかなかビルドアップから攻撃が組み立てられない手堅いサッカーが続きます。
横浜FMの攻撃はショートカウンターと中村のタメから。
プレスにめっぽう弱い青木と野沢がやらかしてしまいます。
青木がプレスに慌てふためいてボールを取られるとショートカウンターを受けます。
一旦は攻撃を遅らせるも、中村のタメからオーバーラップしたドゥトラがセンタリング、ファーサイドで中町にヘディングシュートで合わせられてしまいました。
完璧にやられた場面でしたが、ポストに救われます。
野沢は相手に寄せられるとお得意の適当パスを出して相手に取られてしまい、マルキーニョスのシュートまで持って行かれてしまいます。
横浜FMは中村がよくキープしてタメを作れていたのでサイドバックも上手く絡んだ攻撃が出来ていましたね。
その後も中村のスルーパスからマルキーニョスが抜け出したシーンもオフサイドの誤審で救われるという鹿島にとってはラッキーな展開でした。
立ち上がりこそ大迫と中澤の奪い合いからこぼれ球をジュニーニョが繋いでダヴィが抜け出したシーンがあったのですが、ワンタッチ余計だった上のそれが大きくなってしまいゴールラインを割ってしまいます。
中に折り返していたら大迫がフリーでいたので決定機でしたね。
相変わらずジュニーニョと野沢が起点になれないので流れの中からは攻撃の組み立てすらできず、2トップ目がけて縦パスを放り込むサッカーになります。
鹿島は2トップな分、横浜FMよりもロングボールを引き出しいい動きは出来ていましたが、相手も長所を消す術をよく心得たもので、ダヴィには前を向かせないように、大迫には中澤が付いていき自由にボールを持たせませんでした。
やはり中澤の守備はさすがで大迫にべったりくっつくのではなく、距離を取って視界に入らないように守っているんですよね。
そして、大迫がパスを受けてコントロールするタイミングでガっと寄せて上手くボールをひっかけていました。
そのため、大迫はこの試合終始自由にプレイさせてもらえませんでした。
ほんの数回ずつでもダヴィや野沢、ジュニーニョのところで起点を作れれば大迫の負担も減らせたでしょうが、横浜FMからすれば大迫にさえボールを入れさせなければよかったので守りやすかったでしょうね。
鹿島の唯一の頼みの綱はセットプレイ。
20分には柴崎が倒されて得たFKからダヴィがシュートまで行くも、その前の小笠原がファウル。
33分にはCKから中田がボレーするもゴール右にはずれます。
この試合、唯一の流れの中からのチャンスが作れたのは37分。
小笠原の縦パスをダヴィが栗原を背負いながらキープ、柴崎に落とします。
裏に走った大迫に浮き球パス、それを落として野沢のシュートという形でした。
ここは何が良かったかというとダヴィのポストプレイですね。
縦に仕掛けるのではなく相手を背負ってキープ、ダヴィはフィジカルが強いので動かずにキープに徹すればボールを奪われません。
その間に味方がフォローに動けばこういった連動が生まれますね。
実は大迫が欠場中はよく観られたのですが、ダヴィを起点にするには今のところ唯一有効なプレイです。
さらにそのCKの二次攻撃から、小笠原のセンタリングを野沢が折り返してダヴィ。
押しこむだけだったのですが、シュートを抑えきれずにクロスバーに当ててしまいます。
ダヴィもずっと先発で出場し続けて、守備でもよく走っていますから疲労の蓄積を感じますね。
それがゴール前での体のキレなどに繋がってプレイの精度、反応がちょっと落ちてしまいますから。
お互いチャンスが少なかった前半はスコアレスドローで終わります。

成長力を感じない退屈サッカー
後半も縦ポンサッカーが続きます。
確かにお互い守備がよくて球際の競り合いも激しく、そういう意味では面白いサッカーではあるのですが、毎試合こんな攻撃の形のまったくない40%サッカーを見せられるとさすがに退屈さを覚えますね。
横浜FMのように中村を起点にする攻めの形、カウンターの精度などもあってセットプレイ以外からも得点を取れているならいいのですが、本当に攻撃ではセットプレイだけしか見どころがないです。
しかも、40%以上の力を出せる戦力を抱えているのにこの体たらくなサッカーですから、尚更つまらなさを感じますね。
その上同じメンバーでかなり戦っているのにまったくよくなる気配はないですし、一昨年の興梠、大迫、野沢、ガブリエル、昨季の興梠、大迫、ドゥトラ、レナトの4-4-2で戦っていた時の停滞感、成長性のなさを感じます。
昨季は興梠に代えて遠藤を入れて4-2-3-1、大迫、レナト、遠藤で起点、チャンスを作ってゴール前に入ったフリーのドゥトラがゴールを決めるという形で修正しました。
このまま戦っていてもよくなる気配は感じないですね。
後半もガチガチの試合展開が続くのですが、59分に栗原が小笠原の顔面に肘打ちをします。
小笠原は普通にボールにアプローチして中村から奪ったのに、栗原が小笠原を押した上に顔面に肘打ちを浴びせます。
これは完全に一発レッドのプレイでしたが、審判は副審にも確認しておらずカードは出ず。
誤審ですから意見書を出した方がいいですね。
20分には曽ケ端のフィードを大迫が受けてオーバーヘッドでDFの裏へ。
ダヴィが狙いますがシュートは左にはずれてしまいます。
横浜FMはケガ明けのマルキーニョスは運動量が少なくミスが多く、ケガを抱える中村もリーグ序盤程のプレイのキレは感じなかったので、セットプレイから得点できれば勝てそうな雰囲気もありました。
そして、やはり神様は栗原の汚いプレイをしっかり観ており天罰が下ります。
セットプレイから鹿島が先制しています。
28分に小笠原のFK、中央で横浜FMの選手がクリアするのですがファーサイドにいた野沢がダイレクトで逆サイドに叩きこみました。
やはりダヴィ、岩政、中田、大迫といると相当脅威ですから、横浜FMもそこばかりを警戒し過ぎてフリーの選手を作ってしまいましたね。
セットプレイでの先制点という今の鹿島ができる唯一最高といっていい展開だったのですが、今度はセレーゾ監督の消極的な采配のせいで鹿島に微笑んでいた勝利の女神もそっぽを向いてしまいます。

戦力を使いきれず最低最悪采配
セレーゾ監督はロスタイム5分に文句を言っていましたが、こーめいからすると妥当でしたね。
以前にこーめいはロスタイムが何分かはだいたい分かると書いたことあるのですが、この試合も表示される前から5分だと思っていました。
ロスタイムに入るまでに5人の交代があり、1人30秒計算ですから2分半。
小笠原、マルキーニョスが倒れていた時間にジュニーニョが交代時にかなりゆっくり歩いて出ていたにも関わらず、審判が早く出るよう促さなかったのでその分も確実にきっちりロスタイムに加算しているなと思いましたから。
むしろこーめいが納得いかなかったのはセレーゾ監督の選手交代です。
いつも通り動くのが遅かったですが、曽ケ端のファインセーブによってリードしているうちに本山、遠藤を投入できたまでは良かったです。
実際に本山が起点になってボールを高い位置まで運べていましたし、遠藤が入ってからもしっかり3ラインでブロックを作れており、それによってDFラインも押し上げて守ることができていました。
あとは本田を入れて試合を締めるだけでした。
しかし、遠藤を入れたわずか4分後に大迫に代えて山村を入れたのは完全に失敗でしたね。
本山、遠藤を入れたのは前線で起点を作って時間を使いながら攻めるという狙いだったのですが、FWを削って山村を投入したことで2人の投入の意図がまったく意味のないものになってしまいました。
これでゴール前を固めて守るのか、前でボールを持って時間を使うのか選手間の意思統一ができなくなっていましたね。
フォーメーションを4-1-4-1にして3ボランチ気味で跳ね返したボールをバイタルエリアで拾うという狙いは分かるのですが、本山がトップ下に入っており柴崎がボランチに入るのか右サイドに行くのか曖昧になって完全に選手は混乱していました。
それなら本山、遠藤ではなく最初から本田や梅鉢など守備の選手を入れた方がよかったですし、そもそも樋口監督の交代に特別な手を打つ必要性はなかったです。
自滅からバランスが悪くなって、新潟戦同様に変に引きすぎて押し込まれてしまいます。
こうなるとゴール前でガチャガチャすると何が起こるか分からないですからね。
特に今の鹿島は守れない選手が小笠原、柴崎、西、青木といるので引きすぎたら必ずこのどこかでボロが出ますね。
50分にFKから放り込まれるとクリアしきれない場面が続き、最後は山村のクリアボールを上がって来たファビオに叩きこまれます。
そもそも最初のクリアのところで岩政と山村が被っているってことはフォーメーションの変更が機能してないってことですからね。
さらに山村がクリアしたようなボールを拾うために3ボランチにしたのに、小笠原も柴崎もバイタルエリアをカバーできてないのも問題ですね。
柴崎は完全にボールウォッチャーになっていましたし、小笠原は最初の競り合いに出た青木のカバーでDFラインに入っていましたから、青木がバイタルエリアを代わりに埋めるべき状況でした。
山村が下がって両サイドバックも中央に絞ってDFラインの数は十分足りており、ペナルティエリア内は7対4の状況だったのに岩政と山村が被って、青木と柴崎はバイタルを空けて横浜FMの選手2人をフリーにしてしまっていました。
さらに飛び込んできたファビオに本山が戻って何とかシュートブロックに入ろうとするものの、岩政と山村がかぶってクリアできなかったり、ファビオのシュートが本山の足?(こーめいには最後栗原に当たったように見えましたがゴールはファビオのまま)に当たって外から巻いて入る素晴らしいゴールになってしまうなど不運もありましたが、こんな消極的な采配をしていたら運にも見放されますよ。
本田を入れて4-4-2で戦っていた方がバランスは良かったですし、よほどバイタルエリアもカバーしてくれたでしょうね。
追いつかれた一番の原因はセレーゾ監督がまだ持てる戦力を使いきれずにいることです。
40%の先発で戦い、本山と遠藤の投入でようやく80%くらいの力を出せる状態になったのに、大迫を下げてフォーメーションを変更。
前回、これ以上悪くなることはないとこーめいは言いましたが間違いでした。
最後は20%くらいの力しか出せなくなってしまっていましたね。
アウェイの横浜FM相手にこういう試合展開になるのは仕方ないですし、勝ち点1を取れたのは悪くないと言えますが、こんな退屈で成長性も将来性もないサッカーは勝たないとやっている意味がないですよ。

中2日で湘南戦
次の湘南戦は中2日なので先発を入れ替えて欲しいですが、この試合の采配を観るとセレーゾ監督はどんどん40%より下の戦いをしてくるかもしれないですね。
しかし、それでも湘南は失点数を観て分かるように守備が悪いです。
すべての試合で失点をしていますし、攻撃がまだ機能しておらず得点力の低い磐田とC大阪にも大量失点しています。
前線からプレスをかけるのですが、サイドチェンジを使えば上手く突破できますし、DFラインもできるだけ高く保とうとします。
何より90分もたずに終盤はバテます。
特にコンディションは開幕に合わせているので現在は下降気味、さらにキリノ不在だとカウンターの突破力、速さも出ないのでどうしても遅効が多くなります。
しかし、遅行になってから攻める形がはっきり作られてないんですよね。
そのため、攻め込まれる時間が多くなって守備が耐えきれないという事態に陥っています。
また、高さのある選手も少ないですからね。
これだけの要素が揃っていれば例えメンバーを入れ替えなくても、今季初の2点差以上の勝利を期待できますしできないと嘘ですね。

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Author:こーめい軍師
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特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

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