鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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本田の清水移籍が決定…、そして鹿島の選手構成がヤバイことに
本田 拓也選手が清水エスパルスに完全移籍(鹿島オフィシャル)
以前から移籍が心配されていた本田の退団が決まってしまいましたね。
こーめいとしては非常に残念に思いますが、現在の本田の状況を考えれば仕方ない決断だと思います。
やはりケガが一番大きかったですよね。
長期離脱のあと復帰してまた痛めましたし、昨年は治ってからも本調子ではないことが続き、ジョルジーニョ監督も起用を控えていました。
しかし、ホーム最終戦、選手と1人1人言葉を交わしていったときの様子を見る限り、本田からジョルジーニョ監督に笑顔で話しかけていましたから2人の関係は良好だったと思います。
増田と興梠の態度とは大違いでしたから。
ジョルジーニョ監督が引き続き指揮を執っていれば起用されたでしょうが、復活をかけて臨んだ今季はセレーゾ監督の意味不明の起用に潰される形となってしまいました。
ボランチは小笠原、柴崎のコンビが決して最善というわけでもなくパフォーマンスも常に良かったわけではないので、せめて3人で回して行く形にすれば本田も残る選択肢があったと思うのですが…。
実にもったいないことをしてしまいました。
むしろ起用する気がないならベンチにも入れずに梅鉢の方を使っていれば良かったと思うのですが、移籍されて当然、かと言って干すこともできないという本当に中途半端で何も残らない起用の仕方でしたね。
セレーゾ監督にチーム作りの明確なビジョンがない証拠でしょう。
残り契約年数と年齢を考えるとあまり移籍金は期待できないですが、中途半端なまま進むならこのタイミングでの移籍がお互いにとってベストだと思います。
起用しなかったことをセレーゾ監督が後悔するような活躍をしようと清水ではきっと気合いの入ったプレイを披露するのでしょう。
出場時間は短かったですが、実際に鹿島でもボール奪取や守備のポジショニング、前線へのフィードなど素晴らしいものを見せていましたからね。
小笠原のフィジカル、体力の衰えは顕著で守備に関してはかなり酷い状況なので、先発と入替えてもっとも遜色ない選手だった本田がいなくなったことで後半も劇的な変化は期待できそうにないです。
そして、これによって以前からこのブログでも触れていたように歪な鹿島のチーム構成がさらに加速しましたね。
鹿島フィールドプレイヤーの年齢別チーム構成
19歳:植田、豊川、宮内
20歳:中川、伊東
21歳:柴崎、梅鉢、昌子、土居
23歳:大迫、中村
24歳:山村
25歳:遠藤、前野
26歳:西
27歳:川島
29歳:ダヴィ
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31歳:岩政、青木
32歳:野沢
34歳:小笠原、本山、中田
35歳;ジュニーニョ
<年齢は13シーズンのもの、緑字:プロ入り3年以内の選手太字:他クラブからの移籍選手
育成と補強の失敗続きに歯止めを
年齢構成を見て一目瞭然のように、ベテランと若い選手だらけで経験、フィジカルともに充実する20代後半の選手がほとんどいません。
日本人に関して言えば前野は大卒なのでまだプロ入り3年目ですし、川島はケガ続きで思うような成長を出来ていません。
西にいたってはケガもないのに思ったような成長が出来ていませんからね。
この原因は以前から言っているように、オリヴェイラ監督がまったく若い選手を育てられなかったことに端を発しています。
選手の名前を見てもオリヴェイラ監督が育てたと言える選手は誰一人としていませんからね。
そこでフロントは当然危機感を抱いて、08・09シーズンには伊野波、パク・チュホ程度だった補強に対して、10・11シーズンはジウトン、イ・ジョンス、ガブリエル、アレックス、西、本田、カルロンと大補強を敢行します。
鹿島の育成に続いての誤算は補強の失敗です。
補強の失敗については2通りあり、獲得した選手の能力自体が低かったこと、そして能力はあってもオリヴェイラ監督が使いこなせなかったことです。
そして、最悪なことにオリヴェイラ監督は能力の低い選手を使い続け、期待できる選手をほとんど起用できなかったわけです。
使い続けている選手はいっこうによくならないですし、イ・ジョンスにしても同タイプの岩政との起用は力を発揮しきれていたとは言えませんでした。
そんな2通りの失敗が重なってしまったため、あれだけお金を掛けて補強した戦力で現在残っているのは競争相手がずっとおらずに無風状態が続いてる西のみとなりました。
12シーズンは震災の影響、世代交代の着手もあってシーズン前の即戦力の補強はオリヴェイラ監督がリストアップして交渉していたジュニーニョだけ。
シーズン途中にドゥトラ、レナトと獲得したものの、明らかに近年の補強に比べれば控えめなものでリーグ戦は低迷しましたが、スルガ銀行チャンピオンシップ、ナビスコ杯を獲得。
前半戦は遠藤が試合を決めるプレイを多く見せていましたし、大迫・柴崎は大きく成長、山村も試合経験を多く積む事ができました。
また、昌子はナビスコ杯決勝で自信を深めましたね。
今季は再び大型補強。
ダヴィ、中村、前野、野沢の復帰などありますが、新監督のセレーゾ監督は戦力を活かしきれずにベテランばかりを起用。
再び歪な選手構成を加速させる危機的な状況になっています。
育成できている選手がいない、補強した選手がすでにほとんど残っていない…。
こんな失敗が続けばこんなチーム構成になりますし、弱くなるのも当たり前って感じですね。
守れる選手である本田の移籍で、後半戦に向けてチームをよくしていく現状の方法は、補強と中村の起用くらいしかなくなってしまいました。
その補強話ももっとも有力なのは現在練習に参加しているレナチーニョでは、能力云々ではなくプレイスタイル的にどうなのかなって感じですね。
チーム力を確実にアップさせるなら守備のできる右サイドバックを獲得するのが現実的です。
シーズン前に石川の名前を挙げて書きましたが、今の鹿島は守れる選手がいないので守備の補強は必須でした。
しかし、若くて将来性のあるいい選手は多くいるので、補強するのか、若手を育てるのかは大きな別れ目だったんですね。
それでフロントは後者を選んだのですが、セレーゾ監督は中田を左サイドバック起用、控えとしてはいい補強と言える野沢とジュニーニョの契約更新も、2人を先発起用。
明らかに意思疎通が取れていないようです。
ようやく最近になって山村を起用し始めましたが、オリヴェイラ監督の時と同様にフロントの方針と監督のやっていることが矛盾していたらチームはどんどん弱体化していきますよ。
攻撃に関してはこれまたシーズン前から言っているように、選手の組み合わせ次第です。
今のところケガや出場停止がない限り、いずれの試合でもセレーゾ監督はその組み合わせのチョイスに失敗しています。
戦力は昨季よりも確実に大幅に高いですから、原因がどこにあるかは明白。
齟齬がある状態で進めて行ってはまた同じ過ちを繰り返してしまいますし、時間が経てば経つほど軌道を修正するにしても莫大なエネルギーが必要となって来ます。
フロントは一度セレーゾ監督と話し合って、チーム作りの方針を確認すべきですね。
8年ぶりということで成長していればと思ったのですが、むしろ退化している印象がありますし…。
改善できる選手も要素も手段もあるわけですから、あとはそういうチーム作りができるかどうかです。

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【J1第17節】内容向上中も後半戦に向けて課題は多し…の磐田戦
結果
7月17日(水) 2013 J1リーグ戦 第17節
鹿島1-1磐田(19:04/カシマ/6,681人)
[得点者]
65' ダヴィ⑦(鹿島)←大迫勇也②
78' 金園英学(磐田)
[フォーメーション]
FW:ダヴィ、大迫
MF:ジュニーニョ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
72分:柴崎→本田
79分:遠藤→野沢
86分:ダヴィ→本山


試合の感想
選手間の距離が遠すぎる
鹿島は4-4-2、中田は前日練習を早めに切り上げたという話なのでおそらくケガによる欠場。
左サイドバックには前野が入りました。
磐田は4-2-3-1の布陣です。
立ち上がりは鹿島がお決まりのロングボール攻勢を仕掛けます。
しかし、2列目の選手がワイドに開いている状況では2トップに当ててそれを2トップで拾わなければならないのでほとんど磐田に渡すことになっていましたね。
鹿島は明らかに選手間の距離が遠過ぎてセカンドボールも拾えないですし、ショートパスでの繋ぎも出来ない状況に陥っていました。
このロングボールと選手間の距離の問題は今に始まったことではなく、ずっと同じ過ちを繰り返してしますが、修正するのは簡単です。
まず1つ目は、2列目をワイドに開かせるなら2トップがサイドに流れてサイドバックと競り合う形に持って行って2列目の選手が拾う形にすることですね。
もう1つはこの試合でも遠藤が意図的に中央にポジションを取っていることがあったのですが、その時に後ろの選手はくさびのボールを入れようとしていました。
しかし、磐田の選手がいてパスコースがなく攻撃を作り直していたのですが、そういう時こそロングボールをトップに当てて遠藤が拾う形にしないといけないですね。
この2つの改善でロングボール攻勢もだいぶマシになるはずです。
今のままだとDFラインの裏抜けさえ注意していれば相手からすれば何も怖くはないどころか、自動的にマイボールになるのですから楽なもんです。
鹿島のフォーメーションで唯一近い距離を取れているのはサイドハーフとサイドバックです。
そのため、ファーストシュートもそこから。
ジュニーニョのセンタリングを大迫がヘッド、いいコースに飛んだのですが川口にはじき出されてしまいました。
前野は必ずパスを出した後に動いてジュニーニョからのパスをもらいやすいポジションを取っていますし、もしくは追い越して行く動きをするので磐田のDFが付いて来るんですよね。
これによってジュニーニョは中田とユニットを組んでいる時のように1対2の状況にならないのでボールを持ちやすく、中に切れ込んでセンタリングなどのプレイに繋がっています。
まさにファーストチャンスはこの連携からでしたね。
右サイドは遠藤が持って西が上がるか、遠藤が中に入ってサイドに開けたスペースに西が入ってそこにフィードするかになっています。
しかし、西のコンディションがまだ悪いのは明らかでセンタリングはおろか得意なはずの縦パスの精度もこのところ欠いていますね。
鹿島の攻撃はこんな感じですから次第に磐田にポゼッションを握られて13分に磐田に決定機を作られます。
左サイドのセンタリングを小林がシュートまで持って行くのですが、DFラインとダブルボランチの間に磐田の選手が4人入っているんですよね。
ここも相変わらず小笠原と柴崎の守れない選手をボランチに並べているリスクが出たシーンでした。
21分には鹿島が反撃、青木のパスを柴崎がダイレクトで遠藤へ。
遠藤は触れなかったのですが、スルーする形になってダヴィがサイドをドリブル、そしてセンタリング。
大迫が上手くトラップして反転シュートしますが、DFにブロックされます。
右サイドから攻撃を作ることも多くなっているのですが、ゴール前は大体2トップの1人しかいないのでジュニーニョとボランチはもっと早いタイミングで得点の取れる所に入らないといけないですね。
前半の中盤以降は再び鹿島がペースを握って決定機を作ります。
小笠原のFKをダヴィが競ってこぼれたボールを自らシュートしますがふかしてしまいます。
ここは慌てたというか、咄嗟に反応したのでしょうが、右足で難しい態勢で打ちに行ってしまいましたね。
さらに34分には前半最大のチャンス。
相手のミスからボールを奪うとジュニーニョが前線にスルーパス。
2対1のこれ以上ないという状況だったのですが、大迫のシュートは川口にはじかれてしまい、そのこぼれ球につめた遠藤のシュートもDFにクリアされてしまいます。
川口はさすがでポジショニングもいいですし、慌てず動かず大迫の動きを観て反応しました。
そのため、大迫のシュートはニア、ファーともに意外に難しかったのですが、ダヴィがフリーだったのでシュートを打つ直前でパスに切り替えられていたらゴールは確実だったでしょうね。
イニエスタなどがそうですが、一流選手っていうのはプレイの直前で別の選択肢に切り替えるのが得意なんですけど日本人はそういうのが下手で、パスするならパス、シュートするならシュートの雰囲気を最初から最後まで醸し出していて読まれることも多いです。
終了間際には山村のフィードを大迫が落として遠藤が拾い、大迫から西へ。
西がノッキングを起こすのですが、ダヴィが受けに行ってセンタリング。
最後はファーサイドでジュニーニョがボレーを空振りとなるのですが、ここは初めて遠藤が中央に入っている時に後ろからトップに当てるフィードが出たシーンでしたね。
この距離感ならロングボールを入れてもこぼれ球が拾えますし、その後のパス交換もスムーズになります。
問題だったのは西でまったく縦に仕掛ける気が無く、止まってボールをもらってルックアップするのでノッキングを起こしてしまいますね。
そのためFWがフォローに行く羽目になり、中央の枚数が少なくなっていました。
せっかく中央で作って攻撃を作ってサイドに展開、1対1の状態にしているのに縦に仕掛けてセンタリングを上げる意識がこれっぽっちもないのでは攻撃参加する意味がないですね。
高い位置でもっともフリーでボールをもらえていたのは右サイドの西だったのですが、そこから生まれたチャンスはほとんどありませんでした。
シュート数は11:5、決定機も作れていただけに得点が欲しいところでしたが、スコアレスドローのまま後半に入ります。

決定力と守備力の欠如が響く
後半も一進一退が続きますが、カウンターから鹿島がチャンスを作ります。
ジュニーニョのドリブルからのシュート、52分には山村がボールを奪って小笠原。
ヒールで落としたボールを遠藤が拾ってドリブルで抜くと左サイドへ。
ジュニーニョのセンタリングは完全にチョの開いていた手に当たりますが、ハンドの判定とはなりません。
故意でないと取らないレフェリーもいますが、かつて新井場が取られたように手を体につけておらずあれくらい開いていたらハンドを取るレフェリーが普通だと思うんですけどね。
さらに攻める鹿島はこぼれ球を柴崎が拾って遠藤がタメを作るとその外を西が追い越してセンタリング。
中央でジュニーニョが頭で合わせます。
ここも決定機だったのですが、ヘディングはあまり得意そうではありませんね。
後半になってから…というか、加入3年目にしてようやく西が追い抜く動きをするようになったのでサイドをえぐったいい攻撃が展開できていました。
良い感じで試合を運んでいた鹿島に65分、遂にゴールが生まれます。
スローインからダヴィが相手と競り合いながらキープするとそのまま持ち上がります。
しかし、ここは珍しく持ち過ぎずに右サイドの大迫へ。
リターンパスは少し足元に入りますが、上手く体を入れ替えて左足でシュート。
ダヴィの2試合連続の先制点となりました。
この試合も選手交代は遅かったですが、涼しさもあってとりあえずは問題ありませんでしたね。
1枚目のカードは本田、普段なら遠藤か小笠原に代えるところですが柴崎との交代でした。
この試合ずっとパフォーマンスが悪いと思っていたら体調不良を抱えての出場だったようです。
本田が入ってからも鹿島は試合を上手く運び、77分には本田がボールを奪ってカウンター。
ジュニーニョ、大迫と繋いで再びジュニーニョ。
元気に駆け上がる前野がもらって逆サイドのダヴィへスルーパス。
しかし、GKとの1対1を決められずに詰めた大迫のシュートもDFに当ててしまいます。
ここで嫌な予感がしましたよね。
やられたのはまた左サイドから。
何のことはないセンタリングですが、青木が金園と競らずにヘディングシュートを決められてしまいました。
マークにはついていたのですから競り勝てないにしても飛んで空中で相手に体を寄せるというのはDFの基本ですからね。
それさえやっていれば失点は免れていたでしょう。
あとはいつも通り野沢、ダヴィが負傷したこともあって本山を入れて4-2-3-1の布陣に変更。
ただ、磐田と違って鹿島にはゴール前に入っていくフレッシュなストライカーはいません。
攻める時間はあるのですが、どうしてもパスの出し手の方が多く、ゴール前に人が少ないのではなかなか得点になりませんね。
これまで放置していた守備の問題点が改めて浮き彫りになり、2試合で勝ち点5を失う結果となってしまいました。

改善点と問題点
シーズン当初からのチーム作りの失敗、中断中のコンディション調整の失敗もあって再開後の試合はナビスコ杯を入れて1勝1分4敗と結果が出ていませんが、メンバーを入れ替えてからここ3試合は少しずつ内容はよくなっています。
今季は個の力で勝ててはいましたがチームが機能していた試合はほとんどなく、大分や新潟にも90分攻められ続けていた状態でしたから、それに比べるとボール支配率も上がって攻める時間、チャンスも増えて来ています。
実際にこの2試合は追加点さえ取れていたら勝てていましたからね。
しかし、引き続き失点が多い守備陣を始めとして距離間の遠い攻撃陣と問題も抱えています。
改善点
まず、良くなっているところですが、ジュニーニョのボールの持ち方、状況判断、守備はここ3試合ほど改善が見られます。
特に前野が後ろにいる場合はフォローしてくれるのでプレイしやすそうですね。
それでももっと中に入ってボールを受けられるようにならないと行けないですし、追い抜く動きをしてくれている前野を使う選択肢も活かせるようにならないといけないです。
そして、2列目で言えば遠藤が入ることでボールを持てることで前に重心を置くことが出来ていますし、ポゼッション率も上がっています。
そうすることで攻められる時間が減れば失点する確率も減らせますからね。
ただ、この試合の後半のように遠藤がもっと中央に入りつつ、大迫がトップ下に入る感じで選手間の距離を縮めてプレイするよう努めないといけないです。
試合後のコメントでも中央で受ける意識を高く持っているようですからそこは期待ですが、遠藤は疲労が出て来るとプレイが雑になるのが課題ですね。
ここを改善しないとチームメイトからの信頼も得られないですし、中心選手にはなれないでしょう。
もう1つ良くなっているのはDFラインの機動力とビルドアップです。
前野、山村、青木、西とスピードがあって守備範囲の広い選手を並べることでDFラインを高く保てるようになっていますし、それに伴って布陣をコンパクトに出来ていますね。
前野は危機察知能力が高く、よく周りを観ていて危険だと思えばバイタルエリアのケアまですることあります。
西もこの試合は危ないところを2度ほどケアするシーンがありました。
また、ビルドアップも前野と山村がいることでスムーズになり、青木もボールを運ぶ意識が高くなっていますね。
ただ、問題は青木がボールを持っている時に西が高い位置を取り過ぎて動かないので、孤立した青木がプレスをかけられて慌てるシーンが多いです。
山村を右にするか、梅鉢を右サイドバックにするなりまだまだ改善の余地はありますね。
問題点
最大の問題点はやはりディフェンスですね。
夏場なので終始というわけにはいかないですが、ここのところ前から連動してプレスに行けている場面は何度も見られています。
しかし、ボランチのところでボールを奪えないのは痛いです。
今はほとんどDFラインかサイド、相手のミスによってボールを奪っている状況になっています。
小笠原のフィジカルの強さは確実に落ちていますし、本田などボール奪取力の高い選手を入れれば今より高い位置でボールを奪えてそこからカウンターでチャンスを作れますからね。
それ以上に深刻な問題は以前から言っている守れる選手がいないことです。
ここ2試合は守備固めに本田を入れていますが、柏戦もこの試合も失点は本田と関係ないところから。
シンプルにクロスを入れられて中で合わせられているのですが、あれで簡単に失点していたらいつまで経ってもよくなりません。
やはり西はマークすら出来てないことが多く高確率で前を取られるか、センタリングに被って後ろを取られます。
青木はマークにはついているのですが何故か最後は諦めてしまって、競り合わずに相手を空中で自由にさせてしまいます。
山村ももともとボランチで苦手ですが、最近はよく寄せていますし改善は観られるのでこれからの成長に期待ですね。
リードしている展開では終盤押し込まれることが多くなるので、そういう展開で生きるのは中田と岩政のコンビです。
しかし、この2人だとビルドアップとDFラインを高く保つこと、スピードのある攻撃への対処に難があります。
今の鹿島の守備陣は一長一短あるベテランか経験のない若手しかいないですから、一番の改善策は前から言っているように補強ですよね。
思い切って植田を入れて山村と組ませる選択もありますが、経験を考えると勇気がいります。
もちろん個の能力を上げるのが最善なのですが、青木も西ももう何年も鹿島でDFラインを務めているのに守備はよくなっていないのが現状です。
そこでリードした展開では西に代えて岩政を投入、青木を右に持って行くのが今できる一番の策だと思います。
とにかく中断期間にも書きましたが、今のままでは失点は無くなりませんから早急に手を打つべきですね。
もう1つ勝利を逃している原因は追加点が取れないということです。
決定力と言ってしまえばそうですが、2トップの負担が大きいことが問題だと思います。
疲労があるとどうしても体のキレが鈍りますし、反応も遅くなります。
そういうところがゴール前で合わせるタイミングやシュートにパワーが乗るかに関わって来ますからね。
それに関塚監督の選手交代が当たっているのは、もともと能力の高い選手がいてそういうストライカーをフレッシュな状態で終盤に送り込めるからです。
特に夏場の戦いは体が動けるかどうかだけでも大きなアドバンテージになりますからね。
鹿島は2トップにダヴィと大迫をずっと先発させるしかないですし、途中から出場させるストライカーがいません。
それで2列目の選手を投入してゴール前に人数が少ないっていう状況になっています。
そのため、決定力をあげる方法として手っとり早いのはジュニーニョをFW起用して途中出場、もしくは3人で回していくことですね。
そうすることで2トップの疲労を軽減、フレッシュなストライカーを入れることで決定力は高まります。
さらに攻撃で言えば、エンジンのかかりが遅い、第2エンジンの不在も追加点を上げられない原因になっています。
柏戦、磐田戦と続いて前半からもっと積極的に攻めに行っていいですよね。
チャレンジするプレイ自体が少ないですし、上述したロングボールと選手間の距離を改善すれば前半から決定機もより作れるようになりますし、そうすれば得点できる確率も上がります。
さらに後半になって落ちたギアをもう一度上げられる選手が欲しいです。
これはセレーゾ監督の選手交代の遅さにも関わって来るのですが、ベンチに入れているなら中村、本山をもっと早いタイミングで使いたいですね。
FW:ダヴィ、大迫
MF:中村、遠藤
MF:本田、柴崎
DF:前野、山村、青木、梅鉢
GK:曽ケ端

こーめいはこのメンバーで戦って欲しいです。
右サイドバックは梅鉢の方がいいクロスを入れるイメージがありますね。
今の鹿島は右サイドバックがフリーでボールを持てる時間が一番多いですから。
中村は今後のことを考えて先発で起用して行かないと宝の持ち腐れです。
野沢やジュニーニョとはまだ合わないでしょうが、遠藤となら合うんじゃないですかね。
試合展開にもよりますが、ダヴィ・大迫→ジュニーニョ、中村・遠藤→本山・野沢、青木・梅鉢→岩政と交代すれば守り切ることも追加点を奪うこともできるようになると思います。
プチ中断の失敗は許されないので、戦術練習でチームの機能性を高めながら、きちんと練習試合も行って名古屋戦を良い状態で迎えられるよう準備してほしいですね。

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【J1第16節】大事なことを忘れていた…の柏戦
結果
7月13日(土) 2013 J1リーグ戦 第16節
柏2-1鹿島(19:05/国立/25,904人)
[得点者]
42' ダヴィ⑥(鹿島)←中田浩二①
67' クレオ(柏)
90'+2 クレオ(柏)
[フォーメーション]
FW:ダヴィ、大迫
MF:ジュニーニョ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
72分:ダヴィ、小笠原→本山、本田
78分:遠藤→野沢


試合の感想
スロースターターズ
柏は4-4-2もしくは4-2-3-1で来るかと思いましたが、ここのところ多用している3-4-2-1でしたね。
ただ、守備時は5-4のブロックを作って守るものの、広島や浦和と違って攻撃時は常に5トップになるようなことはありませんので特別な対処は必要ありません。
鹿島は4-4-2、前節との違いは前野に代わって左サイドバックに中田が入ったことです。
試合はお互いにスロースタート。
柏は前節の湘南戦もそうだったのですが、運動量が少なくて相手にペースを握られていましたね。
湘南の選手のパスミスや判断ミスで前半に失点することはなかったのですが、かなり自由にプレイさせていましたから。
能動的にやれていたプレイは鹿島のポストプレイに厳しくいくことくらいでした。
そのため、鹿島は序盤からもっとエンジンをかけて入ればよかったのですが、セレーゾ監督もどちらかというとあまりリスクを冒さないで試合に入るのが好きですからね。
ロングボールを多用、柏もミスが多かったですが鹿島も小笠原や中田に単純なパスミス、トラップミスも目立ってリズムに乗れない立ち上がりとなります。
それでもポゼッションは鹿島が握ってファーストシュートはダヴィ。
山村の縦パスを遠藤がスライディングを受けながら綺麗に流してダヴィがミドルシュートを放ちました。
柏はフォーメーション的に守る時は5バックになるので、リスクを冒して人数をかけて攻めないとなかなか崩せないですよね。
5-4の形で守られるとボールを動かしてもサイドにもスペースができにくいです。
大迫、遠藤にくさびのボールはよく入っていたので周りの選手がもっと近くでプレイしてフォローして行けば良かったのですが、セレーゾ監督の指示もあったのか重心は全体に後ろ気味。
追い越す動きや押し上げがなかったので攻撃に迫力が出ません。
23分に山村の持ち過ぎからボールを奪われて柏が攻め上がった辺りから、少し試合が動いて来ましたね。
このチャンスで柏の意識が攻撃に移ったため、鹿島もダヴィのドリブル突破、柴崎のスルーパスからジュニーニョとチャンスを作りかけます。
その後には鹿島のCKからの逆襲で柏がカウンター、最終的に工藤が決定機を迎えますが、ここはヘディングシュートを曽ケ端が防いでくれます。
鹿島は川崎戦でもスローインからカウンターを受けて失点した場面がありましたが、両サイドバック、ボランチとも上がっていました。
いずれも原因は似たようなもので、最終ラインは2対1の数的優位で守れているのですが、その前のエリアを埋める選手がいないって状況になっていますね。
この場面はセットプレイだったので青木、山村、中田もゴール前に上がって最終ラインは西と柴崎で守ることになっています。
そして、小笠原はCKのキッカー、そして、遠藤がショートコーナーを受けます。
もちろん大迫、ダヴィ、ジュニーニョもゴール前に入っていてペナルティアーク付近に誰もいないので、クリアされたボールは100%相手に拾われますし、そのまま持ち上がられたら西と柴崎が数的不利になるのは必然です。
セットプレイにしろスローインにしろ、ここの守備の仕方は修正しないと同じやられ方は何度もしてしまうでしょうね。
結局、柏の前半のシュートはこの時の1本だけだったわけですが、柏はここぞという時には後ろからも押し上げて人数をかけて攻めることが出来ていました。
逆に鹿島はダヴィがらしい突破でサイドを駆け上がっていましたが、ゴール前に人が少なすぎでしたね。
唯一人数をかけられていた攻撃はCBからのフィード、サイドチェンジ、2列目のタメからの西の上がりですが、センタリングやパスのミスが多くてチャンスを演出するまでには至りませんでした。
それでも攻める時間が多かった鹿島は遠藤、柴崎からのダヴィへのスルーパスなど柏のゴール前に迫る回数は増えて行きます。
前半のうちに少なくとも1点は取っておきたいという試合のペースだったのですが、終了間際に先制します。
CKから二次攻撃。
遠藤の右足クロスをニアで大迫が潰れながら後ろに流すと、さらにそれを中田がオーバーヘッド気味に後ろに送って最後はダヴィが詰めました。
柏の出来を考えるともっと積極的に攻めていれば前半のうちに複数得点できていたのではないかという試合展開でしたが、それでもこの久しぶりの先制点を上手く活かして後半を戦えれば十分勝てるという前半の内容でした。
ただ、この時こーめいは大事なことをすっかり忘れていました。

勝負所に力を集中できたかが勝敗を分けた
1点ビハインドの柏は前半よりはアグレッシブに来ていましたが、鹿島も思惑通りに試合を運びます。
48分にいきなりビッグチャンス。
カウンターから柴崎が左サイドへいいパスを送るとジュニーニョがセンタリング、中央でダヴィが柏DF2人とGKも引きつけて少し触るとそのままボールは大外ドフリーの大迫へ。
余裕もコースも十分にあった決定機だったのですが、何と枠をはずしてしまいます。
ここで決めていたら試合も決められていたんですけどね…。
大迫は柏キラーなのでこーめいは決めてくれるものとシュートの瞬間にすでに喜んでいたのですが、どうやらザック御前試合では活躍しないというイメージの方が勝つようです。
しかし、鹿島はその後も試合を優位に進めてカウンター、小笠原のスルーパスからダヴィが抜け出したり、遠藤のミドルシュートとチャンスを作ります。
この時間帯は柴崎も積極的にゴール前に入っていたのですが、だいだい2人くらいしかいないのでジュニーニョはもっと得点の取れる所に入ってほしいですね。
その直後にも相手のミスからダヴィがボールを奪って単独でシュートまで行くのですが、完全に増嶋の右足に当たってCKなのにゴールキックと判定されてしまって、攻撃の勢いが途切れてしまいました。
そこからパスミスも重なって流れを柏に持って行かれるのですが、この時点ですでに60分は過ぎていました。
ここでこーめいは大事なことを忘れていたことに気が付きます。
7試合連続で先制されていたのでここのところはセオリー通りに残り30分で選手交代することが多くなっていたのですが、セレーゾ監督はリードしていたら動けない監督だったのです。
すっかり失念していましたね。
1点差でこの内容ならまず動かないでしょうけど、夏場の試合でしかも中2日、先発メンバーも1人しか入れ替えてないわけですから、残り30分で選手交代するのはセオリーでしょう。
案の定、運動量も減ってミスも増えて来ると67分に同点に追いつかれてしまいます。
ここはミスがいくつも重なっての失点でしたね。
まず左サイドの守備ですが中田がキム・チャンス、山村が田中を観る形になっていてそれぞれプレスも遅くなっているのですが、致命的だったのはキム・チャンスが一度田中に当てて裏に走り込んだのに中田がまったく付いて行かなかったことです。
それでラインぎりぎりのところでセンタリングを入れられて小笠原がいち早く守備に行ったのはいいのですが、バックパスされたらもう守備の意識がなくなっているんですよね。
もう1人残っていた西も同じで攻撃的な選手によくあることですが、危ないところには守備に行っても自分のところの危険が去るとボールウォッチャーになってしまいがちです。
クリアしたり相手のバックパスでボールが下がったら少しでもDFラインを押し上げるというのは基本ですから。
こういうディティールを徹底してやれないと失点はなくならないですよ。
それにはやはり攻撃的な選手がボランチやDFラインに多すぎるというのは問題で、しっかり守れる選手、常にどこが危険でどこにポジションを取れば相手の攻撃に対処できるかを考えてる選手を入れないといけないですね。
大谷のパスにクレオが反応して押し込むのですが、西の右足の位置を観ると並んでいるくらいですし、手前の小笠原は完全に残っていましたね。
追いつかれたことで慌てて2人交代、小笠原、ダヴィに代わって本田、本山を入れ、フォーメーションも4-2-3-1になります。
ただ、鹿島は最後までドタバタしてしまいましたね。
現在10位でホームの試合であることを考えたら柏の方が必死に勝ち点を狙いに行く展開になるはずなのですが、鹿島の方が何とか得点しようと前に急ぎ過ぎてミスが多くなりそこを突かれていました。
柏はボールを奪ってからの早い攻めを繰り出します。
75分には大迫がボールを奪われて工藤がペナルティエリアに侵入して来ますが、ここは山村がいい守備で止めます。
それで倒れた工藤がシミュレーションということでイエローカードが出されるのですが、これは完全に誤審ですね。
山村は工藤がトラップした瞬間に上手く体を入れてボールにアプローチしているのでファウルではないのですが、その際にフットボールコンタクトは生じているわけであれで倒れたのをダイブと見なされてはFWは堪ったものではないです。
シミュレーションはまったく触ってない時に倒れたり、大げさに倒れたりした時に取るべきものでこの場面は該当しないですね。
柏はジョルジ・ワグネルを入れて来ると残り10分で逆転した前節の湘南戦のように一気に勝負をかけて来ます。
鹿島も遠藤に代えて野沢を投入しますが、頼みの綱は左サイドのジュニーニョのみでした。
昨年もそうだったようにジュニーニョは中盤で起用するなら、サイドハーフの方がいいですよね。
川崎時代も3トップの左をやっていましたし、前に誰もいないのでやりやすいんでしょうね。
よく突破してセンタリングを上げていたのですが、大迫がわずかに届かないと言うシーンが2度ありました。
ロスタイムには再び左サイドからやられます。
完全にスタミナ切れの中田が太田につけずセンタリングを入れられると、ファーサイドの田中も中央のクレオもフリーにしてしまいました。
この流れは本山のボールロストから始まったのですが、山村がそのフォローにかなり奔走、左に流れたクレオについて青木も飛び出していたのでかなりマークがごちゃごちゃしてしまいました。
CBがいないので本田がさすがにいち早く下がってゴール前を埋めたのですが、大谷がフリーでバイタルエリアに上がっていたのでそこもいち早くケアします。
それで戻って来た本山がサイドからゴール前に入って来ていたクレオを一旦観るのですが、センタリングが上がった時点でボールウォッチャーになっていましたね。
柏は攻め時をよく知っており、前節に続いて相手が疲れて来たところに襲いかかって逆転勝ち。
鹿島は後半残り30分からこそ前半のスローペースのように、本山や野沢を入れてボールを回しながら確実に繋げる時にはくさびを入れて、そうでない時はシンプルにDFの裏を狙うようにしたかったです。
同点に追いつかれての野沢の投入はあまり効果的ではなかったです。
中2日の連戦ですからもう少しメンバーはいじっていいと思いますし、代わった中田にしても以前のメンバーに戻しているだけなので新しい発見は生まれないですよね。
勝てた試合でしたが、決定機を決められなかったこと、勝負所を見極めてそれに応じた選手交代や戦い方をできず、その部分で柏に上回られて悔しい敗戦となってしまいました。

鹿島らしさを取り戻せ!
勝ったり負けたりが続いており、それ以上にチーム作りが進んでいないと感じる現在の鹿島ですが、それもそのはず目指すサッカーがはっきりしていないからです。
今季は鹿島らしいサッカーを取り戻すということでダヴィ、中村、前野を獲得、野沢も復帰させたのですが、セレーゾ監督は相手に合わせる戦いばかりしています。
これではなかなかチームは出来上がって行かないですし、この試合でも守備や高さのことを考えて中田を起用しましたけど前野がいないと推進力がなくなりますよね。
まずは自分たちのサッカーを作って、それをベースに微調整して相手に合わせるような戦い方をすべきです。
そこで、鹿島らしいサッカーをするにはどうすべきかですが、下記の7つのことが必要となって来ます。
①フォーメーションは4-2-2-2
②2列目のタメとFWのポストプレイ
③前線4人の流動性
④ボランチの高い守備力と広い守備範囲
⑤サイドバックの追い越す動き
⑥前線からのプレス
⑦DFラインからのビルドアップ

まず①についてですが、本山が先発出場できなくなった10シーズンから鹿島は従来の4-2-2-2ではなく、4-4-2の布陣で戦うようになりました。
この時点からでも遠藤、そしてなるべく川島などを起用して育てていくようにしていればよかったのですが、ボールの収まらないガブリエル、野沢を起用し続けてしまったために以降、完全に4-4-2の布陣で戦うこととなります。
さらに翌年には小笠原と増田、12シーズンからは小笠原と柴崎がボランチで組むことが多くなり、4-2-2-2での戦いがより難しくなって行きます。
鹿島のサッカーは2列目のタメとFWのくさび、そして前線の4人が距離の近いボックスの布陣で流動的に動くことが重要となり、そうすることで相手を撹乱します。
そして、相手の守備が中央に集まったところをサイドバックがオーバーラップで攻撃にからみます。
現在は遠藤が入ることで2列目のタメは出来てきていますし、中央でボールを受ける意識、回数も増えて来ています。
これによってボランチも高い位置を取れるので、この試合でも遠藤、柴崎からのスルーパスが出るシーンが多くありました。
ただ、中盤は基本フラットですしダヴィがあまり動かないこともあって前線の4人がポジションチェンジをすることは少なく、タメが作れても中田、西ではサイドバックの追い抜く動きはほとんどできません。
また、ボランチが2人とも攻撃的だとどうしても2列目はサイドの守備をケアしないといけないです。
2列目が中央でプレイしやすくするには、守備力と守備範囲のあるボランチがサイドをケアするようにしないといけないです。
つまり、鹿島らしいサッカーを目指すなら前野、本田、遠藤、中村をもっと起用して行くべきなのですが、そこら辺をセレーゾ監督が頑なに拒んでいるかのようですからね。
今のように相手に合わせてばかりでは今季が終わったところで何も残らないシーズンになってしまう恐れもあります。
中田を起用しても失点は減らないのですから、まずは鹿島らしいサッカーを構築すべくメンバーを選んでチーム作りをしていってほしいですね。

ホームでは強い
柏戦は負けてしまいましたが、鹿島は今季ホームでは6勝1分と好調なので磐田戦はしっかり勝ってプチ中断に入りたいですね。
清水戦同様、磐田もアウェイ連戦となります。
関塚監督になってチーム状態は良くなっていますが、そう簡単にチームが出来上がるわけでもないですから仙台戦ではあまりチャンスらしいチャンスも作れていなかったです。
鹿島の苦手なドリブルの得意な選手が多いので、スピードのある選手で後ろは固めたいですね。
特に山田には要注意です。
その山田と共に鹿島からは予想通り大迫と柴崎が東アジア選手権の代表メンバーに選ばれました。
発表されたメンバーを観ると実に的確かつかゆいところに手が届いている選出となっていると思います。
特に大迫はこの試合での悔しさを次節ゴールを決めることで晴らして、柴崎ともども代表でもレギュラーでプレイしてほしいですね。
久しぶりに代表の試合をワクワクしながら観られそうなので、磐田戦にしっかり勝利して気分良くプチ中断に入れればと思います。

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【J1第15節】勝てる相手には勝てる…の清水戦
結果
7月10日(水) 2013 J1リーグ戦 第15節
鹿島3-1清水(19:04/カシマ/7,495人)
[得点者]
19' 伊藤翔(清水)
32' ジュニーニョ①(鹿島)
80' 青木剛①(鹿島)←野沢拓也③
84' 野沢拓也④(鹿島)←ジュニーニョ②

[フォーメーション]
FW:ダヴィ、大迫
MF:ジュニーニョ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
64分:遠藤→野沢
75分:ダヴィ→本山
88分:ジュニーニョ→本田


試合の感想
コンディションが悪い選手が多すぎる
清水は4-4-1-1の布陣です。
名古屋戦の内容が酷かったと聞いていたのですが、前回のブログを書いた後に観たら本当に酷かったですね。
バイタルエリアの守備はゆるく好きにやられていましたし、攻撃の連動性・形もありません。
しかも後半はガクっと運動量も落ちていました。
守備の修正を考えればバイタルが空きやすくなる4-1-4-1ではなく、2枚のブロックを作って守れる4-4-1-1で来たのは当然の判断でしょうね。
名古屋戦を観る限りメンバー変更がなくても勝てる相手だなと思ったのですが、鹿島は4-4-2の布陣は変わらないものの、ここのところ結果が出ていないばかりか内容も非常にまずいということで先発メンバーを次第に替えて来ています。
DFラインは前野、山村、青木、西の並びになり、2列目はジュニーニョと遠藤の組み合わせになりました。
さらに小笠原→本田、ジュニーニョ→中村にしていたらベンチがおもしろいことになっていましたね。
試合が簡単にならなかったのはやはりこのDFラインだと左の前野からジュニーニョへのビルドアップが多くなるからです。
山村も左ですからなおさらですね。
実際にジュニーニョがボールを触る回数が多くなるのですが、ドリブルができる分、野沢よりも持てるもののパスの出せるタイミングで出さずにドリブルで行って詰まってしまうことが多くなります。
それでもこの試合は中盤でボールを持ってサイドチェンジを狙ったりもしていましたが、やはり左からだと攻撃が作れないですね。
最初のチャンスは右サイドのCKを得ると、小笠原のボールを大迫が競り、こぼれ球にジュニーニョが詰めたのですがシュートはGKに当たって防がれてしまいました。
ペナルティエリアに迫る攻撃はだいたい右サイドからでしたね。
ただ、問題だったのはレギュラー組にコンディションの悪い選手が多すぎることです。
大迫とCBの青木、夏男のジュニーニョは良くなっているようですが、ダヴィ、小笠原、柴崎、西は体が重く動けてないですしミスも多かったですね。
途中から前野や山村はジュニーニョに入れるよりも2トップにくさびを入れる回数を増やして来たのですが、レギュラー組と控え組で普段分かれてやっていたせいか2トップの動き出しのタイミングが遅かったです。
次第に大迫が合わせて受けるようになるのですが、ダヴィとボランチの2人のフォローが遅く孤立気味、右サイドの西はパスミス連発で右からはなかなか作れない状態でした。
大迫はさすがに警戒されてなかなかフリーにさせてもらえなかったので、1人は寄って行ってあげないと厳しいですよね。
特にボランチ2人は守備でも運動量が少なく性格上前には行くのですが、2人が同時に行ってしまう上に2人とも戻らないのでDFラインが跳ね返した後のこぼれ球を拾えなかったです。
それでも清水もミスが多いので失点しそうな雰囲気はなかったのですが、オフサイドからFKのリスタートで小笠原、曽ケ端、青木とプレスをかけられて、青木が慌ててしまいタッチラインを割ってしまいます。
青木ももう大きく蹴ってよかったですし、西もボールを受けやすい位置に下がってあげないとダメですよね。
そこからCKを与えてしまい、さらには曽ケ端病再発…。
ハイボールをキャッチしようとして平岡の頭に競り負け、こぼれたところを最後は伊藤に決められてしまいます。
昨年の凡ミスに比べればまだマシなミスですが、平岡のヘッドは完全にボールに行っていましたし、自分のミスをジャッジのせいにしないで欲しいですね。
パンチングで対応していたらクリアできていた場面でした。
とにかくこーめいは右サイドで攻撃を作って、左サイドでフィニッシュする形をと思って観ていたのですが、ようやく32分にその形が生まれます。
遠藤がサイドに開いて受けると大迫に絶妙なパス。
大迫のドリブルでの仕掛けはワンタッチ多かったのでDFにひっかかってしまいましたが、こぼれたボールにはダヴィとジュニーニョが詰められるところにいましたね。
右サイドを崩しての形だったので余裕があり、ダヴィはよりいい態勢で打てるジュニーニョに任せ、ジュニーニョも落ち着いて決めました。
さらにカウンターから小笠原のフィード、遠藤とジュニーニョのコンビでゴール前に迫るもこれはセンタリングを上げるまでには行けず。
中央は柴崎、大迫、遠藤、前野とフリーで入って来ていたのでセンタリングをあげられたら1点という惜しいシーンでした。
さらにセットプレイの2次攻撃から前野のミドルシュートと攻撃にもリズムが出て来ます。
追加点は取れなかったものの、前半に追いつけたのは大きかったですね。

ロングボール・オフサイドが多すぎる
ハーフタイムに調子の悪い選手を変えて、後半はもっと遠藤を使った攻撃、大迫のフォローを増やせば逆転できるという流れだったのですが、セレーゾ監督は予想通り交代せず。
それでも52分には左サイドに寄っていた遠藤とジュニーニョのワンツー、センタリングを再び遠藤が受けてシュートを放ちます。
しかし、シュートはミートせず右にはずれます。
こういうところをしっかりいいシュートで終わりたいですね。
さらにセレーゾ監督の指示にもありましたが、右サイドでボールを持ってから左サイドへの展開でいい形を作るのですが、ジュニーニョがオフサイド連発。
一番外にいる訳ですし、清水の守備は右に寄せてドフリーでいるのだからオフサイドにかかってはいけないですね。
また、サイドチェンジとくさびを入れる意識はいいのですが、縦へのロングボールも後半はまた多くなって来ていましたね。
相手に脅威を与えられているならいいのですが、全然ボールが通ってないのでもっと精度と連携は高めないといけないです。
63分にはジュニーニョの右足のセンタリングをファーサイドの遠藤がぎりぎりのところで上手く折り返して、中央で大迫が詰めるのですが惜しくもゴール右にはずれてしまいます。
そしてここで何を思ったかその遠藤に代えて野沢。
この采配は完全に失敗で野沢には相変わらずボールが収まらないですが、それを予測していたように柴崎がこぼれ球を拾ってシュート。
決定機でしたが枠をはずしてしまいます。
柴崎なら決めてくれると思ったのですが、まさか枠もはずすとはやっぱりコンディションがよくないのでしょうね。
ここから途端にポゼッションが落ちて攻められる時間が増えて村松のヘッドなどチャンスを作られるのですが、清水は14試合で14得点と攻撃力が乏しいですから失点せずに助かりました。
右サイドに流れたがるバレーも前野と山村でよく抑えていましたし、ジュニーニョもいつもより守備に戻っていましたね。
何より清水の運動量が落ちてスペースが出来始めました。
それもあって野沢、ダヴィと繋いで中央で大迫が胸シュートを放つシーンも生まれますが、これも枠の右に行ってしまいます。
そして、ダヴィに代えて本山、失点する前に投入が間に合ってよかったです。
4-2-3-1になったこともあってこれで再びバイタルエリアでボールが収まるようになると、その本山の度肝を抜くスルーパスからジュニーニョがGKの股を抜くシュート。
ゴール直前でクリアされてしまいますが、そのCKから野沢のボールを青木が決めて逆転します。
このゴールはやはり本山を入れた効果から生まれたものですよね。
しかし、清水は運動量だけでなく集中力も欠いており、守備があまりに杜撰。
GKの櫛引もまだ20歳ということでミスが出てしまいましたね。
久しぶりにリードを奪った鹿島は後ろで上手くボールを回します。
清水は当然、前からボールを奪いに来ますから、後ろに大きなスペースが出来て前野からのパスを受けたジュニーニョがドリブルで独走、スルーパスから抜け出した野沢がGKをかわしてダメ押しのゴールを奪います。
ビデオ判定だと厳密にはオフサイドですけど、仙台戦がそうであったようにこのくらいスペースがあればジュニーニョと野沢のコンビでもチャンスは作れるんですけどね。
この後、村田のセンタリングから伊藤に決定機を作られますが、曽ケ端が体を張って止めます。
ここも野沢の判断が悪くて鹿島の右サイドの守備が数的不利になったんですよね。
それで山村がフォローに行かざるを得なくなって中央が空いたのですが、小笠原がそれに気づくのも遅すぎます。
スピードのある前野が自分のマークを捨てて中央の守備に回って何とか伊藤をフリーにしなかったので曽ケ端も飛び出すタイミングが出来て失点せずに助かりました。
残り少ない時間で出場した本田もカウンターを潰したりサイドチェンジで魅せたりと調子の良さが窺えますし、メンバーを入れ替えて戦えばチームがよくなっていく予感を抱かせる勝利でした。

先制点を取られすぎる
これで公式戦は7試合連続先制点を奪われたことになります。
今の鹿島は1失点くらいは仕方ないチームではあるのですが、さすがに先制点を与え過ぎですしこれでは試合展開も苦しくなるのは当たり前です。
その7試合の結果は3勝4敗。
逆転できた試合はすべて遠藤が先発、できなかった試合は控えスタートでした。
さらに勝った3試合はポゼッションも50%を越えており、負けた試合は50%に達していません。
もちろん勝った試合は対戦相手が名古屋、FC東京、清水で、負けた試合はC大阪、横浜FM×2、川崎と下位、上位というのもありますが、遠藤が入っていることで確実にポゼッション、決定機が増え、サイドの守備は安定することもあって失点も軽減されているということですね。
そして、何よりチャンスは作れるので同点に追いつくタイミングが早いです。
ジュニーニョと野沢のコンビだとロングボールがさらに多くなりますし、セレーゾ監督の交代が残り30分を切ってからなので、それまでは追いつけないという状況になってしまいますからね。
また、この試合の得点からも分かるようにチャンスは遠藤、本山から作られていますし、3点目は広大なスペースがあったから生まれた得点です。
つまり、先発は中村、遠藤にして負けている時、引き分けている時は本山、勝っている時はジュニーニョor野沢を途中出場させるのが効果的ということです。
鹿島がリードしていれば相手は攻撃的に来てくれますし、後半終盤なら相手も疲れているのでスペースができやすくなります。
そうなるとジュニーニョ、野沢も活かせますから。
あとはやはり本田がボランチにいればもっと前野、山村を生かせるでしょうね。
この2人から縦パスが入って攻撃のチャンスは確実に増えていますが、当然カットされる場面もあるのでそういうときにカウンターに備えられる本田がいれば安心、もっと積極的に縦を狙えて攻撃が活性化すること間違いなしです。
とりあえず先制点を許さないようにするためにも遠藤、前野、山村が入ることでポゼッションを高め、攻撃のチャンスを多くすることで失点を減らす方向に持って行きたいですね。

調子の悪いクラブは意外に多い
4連戦も半分終わり、ここから柏、磐田との対戦となって行くのですが、順位表を見渡すと中断明けも調子の悪いクラブが意外と多いですね。
鹿島、C大阪、川崎は勝てる相手には勝てるというクラブですが、そこより下位はそれ程チーム状況がよくありません。
そこからいくつのクラブが調子を上げてくるかですが、監督の代わった磐田は確実に良くはなっていますね。
しかし、次節対戦する柏はレアンドロ・ドミンゲスもずっとケガですし、ACLを勝ち上がっていること、浦和・広島対策に3-4-2-1のフォーメーションをしたのをきっかけに布陣が定まらなかったりと波に乗れていない感じですね。
鹿島はキャンプ、練習、暑さ、試合でコンディションが上がらない選手がいますが、本山はこの2試合が途中出場だったので調子が上がって来ているようです。
またすぐ中断に入るもののコンディションをあげるためにもダヴィ、小笠原、柴崎、西のうち2人は次の試合、先発から外した方がいいと思いますね。
メンバーを入れ替えながら戦えば試合の負荷がなくなる分、コンディションは上がっていくでしょう。
ボランチには本田、ダヴィに代えてFWにジュニーニョを入れて2列目に中村を入れるのもいいですね。
他のメンバーはこのまま続けて行って、前野や山村、遠藤、大迫の意思疎通がもっと良くなれば攻撃も機能するようになるでしょう。
もちろん夏場の戦いが続くので疲労の見え始めた選手はその都度休まることも必要ですし、鹿島はチーム力は高いのでその方が他のクラブより有利に戦えると思います。
ただ、選手の組み合わせを間違ってしまっては元も子もないですけどね。
それでもいろいろいじりながらの方が偶然セレーゾ監督が最適解を見つける可能性が生まれて来るので、これまでの固定メンバーで戦い続けるよりもずっと希望が持てることは確かです。
そんな夏場の戦いを経て、秋になる頃には本当のベストメンバーメインで戦えるようになっていればと思います。
次は中2日での試合になってさらに大変だと思いますが、勝利をお願いします。
特に若い選手は回復力はベテランより勝っているのでいい意味での若さを見せて欲しいです。
あとスポニチによればジュニーニョは7月いっぱいの契約らしいのでどうなるんでしょうね。
昨年もそうだったように大迫、遠藤、本山、中村のうち3人で攻撃を作ればフィニッシャーはダヴィでも野沢でもジュニーニョでもいいので、実はダブついているポジションではあるのですが、セレーゾ監督は契約更新を望んでそうです。
2列目の選手が欲しいと言っていましたが、さすがにここのところの失点を見て守備の補強に気持ちが切り替わっている可能性も考えられますけどね。

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【J1第14節】40%スタメンでボコられる…の川崎戦
結果
7月6日(土) 2013 J1リーグ戦 第14節
川崎F4-2鹿島(19:03/等々力/18,447人)
[得点者]
07' レナト(川崎F)
36' 大久保嘉人(川崎F)
38' 大迫勇也⑦(鹿島)←ジュニーニョ①
44' 中村憲剛(川崎F)
51' 大久保嘉人(川崎F)
87' 梅鉢貴秀①(鹿島)←小笠原満男③
[フォーメーション]
FW:ダヴィ、大迫
MF:ジュニーニョ、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、岩政、青木
GK:曽ケ端

[選手交代]
60分:野沢→遠藤
85分:ダヴィ→ジュニーニョ
86分:岩政→梅鉢


試合の感想
DFラインだけ変えても意味がない
川崎は4-2-3-1、ここのところメンバーがほぼ固まって来ていますが小林悠がケガで右サイドは風間二男になっていました。
鹿島は4-4-2の布陣、前線は相変わらずの40%メンバー、DFラインは左から前野、山村、岩政、青木と大きく変更して来ました。
どうしてこのタイミングでDFラインをいじって来るのか、不思議でなりません。
連携面を考えると本来こーめいはDFラインを大きくいじるのは好きではありませんが、先週の横浜FM戦は2点ビハインド、鹿島は得点を取りに行かないといけないですし、横浜FMはそれ程攻撃的に来ないだろうということもあるのでこのDFラインで行った方が良かったと思うんですよね。
変更するなら横浜FM戦からが妥当、攻撃力の高い川崎戦からDFラインを大きくいじるのはリスキーです。
ただ、さすがにセレーゾ監督も西の守備の酷さに気づいて右サイドの青木を置いた采配は分かりますし、そうすると左サイドは攻撃的な前野、CBに中田が山村という選択肢になるのは仕方ないと言えば仕方ないですね。
この先もこのDFラインでやっていくならこのタイミングで変更するのもありかなとは思います。
結局、今の鹿島の失点が多い根本的な原因はしっかり守れる選手が少ないってことですから。
思った通り連携ミスから失点をしてしまいます。
7分に柴崎がパスをひっかけられると速攻を受けます。
大久保に対して岩政と山村の2人で対応するのですが、やはり組んであまり試合をやっていないせいかマークの受け渡しでミスがありました。
最初は岩政が大久保についてディレイ、中央にドリブルされた時に山村がマークを受け取ったのですが、その後の岩政のポジショニングが完全に山村とかぶってしまいましたね。
そのため、後ろから上がって来たレナトへの対応が遅れました。
ただ、前線の選手の戻りも遅すぎます。
中村がパスを出した時点で青木、柴崎、小笠原、前野はレナトより鹿島陣地寄りにポジションを取っていたのですが、レナトより早く戻ったのは逆サイドの前野だけでしたからね。
そのため、せっかく大久保を1度はディレイしたにも関わらず局面で2対2の状況を作られてしまいました。
そこからも鹿島はいいように攻められてしまい、特にレナトには青木を当てたのですが右サイドから相当やられていました。
それでも最後までよく喰らいついてはいたので、守備に対して淡白な西が出場するよりずっとよかったでしょうね。
今やレナトはミキッチをはるかに凌駕してJリーグで随一の仕掛けの上手い選手ですから。
それより問題は全体の攻守のバランスですね。
2列目の野沢とジュニーニョがまったくサイドバックに付いて行かないので横浜FM戦同様にサイドを簡単に突破されてしまいます。
左サイドには遠藤、ボランチにも小笠原に代えて本田を入れて右サイドをフォローさせるなどしないとDFラインだけ変えても意味はありません。
1点を追う鹿島ですが、相変わらず40%メンバーは機能せずたいして可能性を感じる時間帯もないまま、36分に追加点を奪われてしまいます。
ここも結局、連携ミスから岩政と前野がかぶっているんですよね。
風間には前野がスライディングに行っていたので、岩政が行く必要はまったくなし。
その後のカバーリングを考えるべきシーンでしたね。
ただ、その前に中村をフリーにし過ぎているので風間にいいパスを出されてしまいましたし、最後も中央でもっとも決められる可能性が高いニアで合わせられるという形を小笠原と青木がケアできていないのも問題です。
その直後、大迫が1点を返します。
山村の縦パスをジュニーニョが上手くワンタッチで落とすと前野が潰れながらもいいパスを出せたので得点が生まれましたね。
ジュニーニョもフリーだったのでいいクロスを入れられましたし、大迫も余裕を持って決めることができました。
本来なら反撃ムードが漂うところなのですが、この試合の鹿島は守備の酷さをどうにかしないとどう考えてもどうにもならない流れで、終了間際に中村にFKを決められてしまいます。

1つの修正で劇的な変化
ハーフタイムでも相変わらず動かずに勝つ気のない試合が続きます。
そのため、48分にはチャンスも生まれるのですが偶然の形から。
ジュニーニョがボールをひっかけられたのですが、それを前野が上手い事フォローしてそのままスピードに乗って駆け上がりセンタリング。
大迫の上手いトラップから反転してボレーを放ちますが、これはGKにセーブされてしまいます。
ミスからたまたまではなく、こういう形を意図して出来るようにならないといけないのですが開幕からジュニーニョと野沢が2列目をしていることが多いですがまったく改善されないですよね。
50分にはダメ押しの4点目を早くも取られます。
鹿島のスローインだったのですが、青木の投げたボールをやる気のない野沢がかぶってしまいそのまま川崎の選手に渡ってしまいます。
ショートパスを繋がれて一気に崩されるとまたもやニアでやられてしまいます。
2点目同様に岩政が大久保のニアに入っていたら防げたのですけどね。
その後もレナトに決定機を作られますが、枠をはずしてくれて助かります。
野沢に続いて小笠原も守備をする気が全くなく、DFラインが無防備な状態になっていました。
横浜FM戦でもあったように小笠原が周りの選手にキレてる時は、コンディションが悪い時なんですよね。
自分が動けずにミスを連発して周りに逆切れしているだけですから。
これではチーム状態がよくなるはずもありません。
それでも改善策は4つありました。
1つは前回の記事でも書きましたが、前からプレスをかけることです。
川崎はプレスに弱いですからかなり有効なのですが、横浜FM戦、そしてこの前半を観てもコンディション的にそれは不可能でしたね。
2、3、4つ目は前述したように守れる選手を補強すること、全体の攻守のバランスを整えること、2列目にタメの作れる選手を入れることです。
現実的に補強は試合中には無理ですから、3つ目、4つ目として本田、遠藤の投入がこの時点できる修正となります。
そのうち遠藤の投入だけ実現されたわけですが、これによって劇的に鹿島のサッカーが変わりましたね。
ずっと押し込まれていた鹿島ですが、タメが作れるようになったのでようやく重心を前に持って行くことができました。
まずはあいさつ代わりのなかなか枠に飛ばないミドルシュートを放つとFKから大迫の決定機を演出。
相変わらずジュニーニョはパスを出せるタイミングでも出さずにドリブルで仕掛けてボールを奪われ時間を浪費、左サイドを殺していましたが、右サイドから攻めた時は遠藤が確実にチャンスを作っていました。
69分にはドリブルからスルーパス、大迫がちょんとGKをかわして上手くシュートまで持って行ったのですが威力がなかったことも災いしてDFにクリアされてしまいます。
さらにCKからダヴィのヘッド、右サイドを青木とのコンビネーションで崩すと中央でジュニーニョが合わせますがここもGKの好セーブに泣かされます。
完全に勢いに乗っている鹿島は前野が積極的にミドルシュートを狙うなどゴールまでもう少しのところまで迫っていたので、次の手を早めに打てばもっと早く得点出来ていたでしょうね。
いつも通り交代でモタモタしていると岩政が信じられないミス。
DFラインでボールを奪われて一気にレナトが強襲、ここは曽ケ端が何とかセーブしますが危うくいつも通り手を打つべきところで打てずに失点して相手に流れを渡してしまうところでした。
ようやく本山、梅鉢を投入。
岩政は全失点で致命的なミスをしているので交代させられても仕方ないです。
同時に疲労のある青木よりも梅鉢にレナトの相手をさせた方がまだ可能性はあると考えたのでしょうね。
ただ、鹿島は遠藤が入ってから攻める時間が増えていたので攻撃こそ最大の防御となっていました。
そして、梅鉢がファーストプレイでやってくれます。
遠藤が中央で川崎のDFを引きつけると小笠原に落とし、右の梅鉢へ。
フリーでしたし、思い切って狙って行きましたね。
直後、レナトに決定機を作られますが、その後は右サイドの攻撃は梅鉢、青木、遠藤、本山でしっかり防いでいました。
前半にはなかった形ですが、ボールを奪ってから遠藤の絶妙なパス、大迫も相手を背負いながらもくさびで受けて柴崎に落とし、スペースのある左サイドへ。
そして、最後はジュニーニョが台無しにするという足の引っ張り具合。
柴崎がフリーでしたし、大迫もいいタイミングでくさびを受ける動きをして、前野も外を追い越して上がっていたのに逆サイドに大きく蹴ってゴールキックにしてしまうとは…。
最後の本山のチャンスも右サイドの守備からでしたね。
レナトも疲れていたのもあるのでしょうが、梅鉢と青木の連携でボールを奪って前線へ。
本山が抜け出しますが、GKとの1対1をはずしてしまいます。
前回の記事でも書きましたが、川崎は守備がよくないので攻めればけっこうミスが出て来るんですよ。
最初から遠藤を起用していたらポゼッション、攻める時間も増え、守る時間が減っていたので勝てた可能性も十分あったんですけどね。
セレーゾ監督の采配ミスとベテラン選手の不甲斐なさで情けない大敗となってしまいました。

攻撃が逆順
何度も言っているようにダヴィ、ジュニーニョ、野沢の起用は一度に1人まででないとチームは機能しません。
ボールのおさまらないこの3人を同時起用しているわけですから、攻撃の形が作れないのは当たり前。
このメンバーの時、鹿島は本来持っている力の40%程しか出せていません。
特にジュニーニョと野沢の2列目の時は本当に周りが苦労しているのが観えますね。
とにかくボールは持てない、すぐ取られるということでこの2人を何とかフリーにするか、ワンタッチでパスをもらえるポジションを取ってあげないといけません。
だから後ろの小笠原、柴崎、山村、前野とパスの出せる選手はできるだけ自分に川崎の選手を引きつけて野沢やジュニーニョがフリーの状態でボールを受けられるよう、難しい状況で難しいパスを選択していましたね。
当然、そういうパスが増えるとボールを奪われることが多くなりますが、それでもこの4人は工夫しながらよく前にボールを出している方でしたよ。
前野なんてジュニーニョに簡単に出せる場面でもフリーでなかったら、間に川崎の選手がいる小笠原に浮き球の難しいパスを出していましたし、自分がプレッシャーを受けながらジュニーニョが裏に走ってフリーで受けられるパスをよく出していました。
それが出たのが鹿島の1点目のシーンです。
山村の縦パスをジュニーニョがワンタッチでサイドにはたくのですが、前野がそのタイミング(2列目の選手がまったくタメを作らないタイミング)でボールを受けられる位置にいましたし、その後も相手のプレッシャーが来る中でパスを出しましたね。
それでジュニーニョがフリーになって中央へ良いクロスを入れることができました。
ここの最初の縦パスも山村ならではで中田、青木、岩政ではこのパスは入れられないですね。
本来ならその縦パスを2列目の選手が体を張るなり、ドリブルするなりしてタメを作っている間に周りがパスをもらえるポジションに動いていくのですが、ジュニーニョや野沢の場合はパスを受け取った瞬間にすでに周りの選手はパスを受けられる所にいないといけないのでタイミングは相当無駄にシビアになっています。
そういうわけで今の鹿島は後ろの選手が相手を引きつけながらタメを作って2列目の選手がフリーになるような形になっていて攻撃が逆順になっています。
そのため、当然相手からしたら後ろから上がって来る選手ではなくて、最初から前にいるダヴィ、ジュニーニョ、野沢らをマークしていればいいので守りやすいですよね。
しかもちょっとプレスをかければ簡単にボールを奪えるわけですから。
これが機能していない原因で、その原因はジュニーニョと野沢なわけです。
だから野沢に代えて遠藤を入れた途端に攻撃の形が正常になり、チャンスが出来始めたわけですね。
その結果が鹿島の2点目に繋がっています。
遠藤が中央で川崎の選手を3人引きつけながらボールを取られずに小笠原に落としているので、川崎の左サイドにあれだけスペースが出来て梅鉢もフリーになれたわけです。
このシーンは梅鉢が遠目から見事なシュートを決めたのですが、あれだけスペースがあればドリブル、センタリングなど自由にプレイできますし、フリーなのでプレイの精度も高くなります。
チーム状態をまったく見ずに国籍や懐かしさで先発を決めているわけですから、やはり選手をフラットな目で判断できる鹿島と縁のない監督にすべきでしたね。

勝てる相手には勝てる
まだ順位は5位とは言え、今季の鹿島は個の力に頼っているだけで本当にどうしてこの順位にいるのか不思議なくらい攻守に機能している試合が少ないです。
この現状を観て危機意識を持たない人は相当サッカーを観る目がないと言えます。
そして、解決策は明らかになっているのに監督がそれを実現できないのはかなりヤバイですね。
それでもサッカーは対戦相手があるので、40%メンバーでも勝てる時は勝てます。
ただ、清水は中断前から4-1-4-1の布陣で戦っており、こーめいはその試合を観てないので清水に勝てるかどうかは分からないですけどね。
それでも幸いなことに清水はアウェイ連戦、ヨン・アピンも出場停止です。
そもそも今の鹿島は相手どうこうより最適解の選手を送り出せるかどうかが最重要ポイントですから。
さすがのセレーゾ監督もここのところの試合をきちんと観ているなら、近いうちに先発メンバーを入れ替えて来るでしょう。

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【ナビスコ杯準々決勝】ヘタレ采配でわずかな勝機すら見出せず…の横浜FM戦
結果
6月30日(日) 2013 ヤマザキナビスコカップ
横浜FM3-1鹿島(19:00/日産ス/14,038人)
[得点者]
39' 齋藤学(横浜FM)
59' マルキーニョス(横浜FM)
65' ダヴィ⑤(鹿島)←大迫勇也②
90' 奈良輪雄太(横浜FM)
[フォーメーション]
FW:大迫、ダヴィ
MF:本山、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、青木、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
60分:本山、野沢→ジュニーニョ、遠藤
74分:西→前野


試合の感想
第一戦の教訓を全く生かせず
横浜FMは4-2-3-1、先発メンバーは第一戦と同じです。
2点ビハインドでスタートする鹿島は4-4-2、得点を取りに行かないといけない戦いですがメンバー変更は中村に代えて本山のみでしたね。
試合展開は決してリスクを冒さずに守備から入る横浜FMに対して、ボールは持つもののこちらもリスクを冒すことはせずロングボールを放り込むばかりで攻め手をまったく見いだせない鹿島という構図になります。
守備を固めてスペースを埋めている相手に裏を狙うロングボールはセオリーではありますが、あまりに工夫なく一辺倒過ぎますね。
これでは本山を入れている意味もないですし、大迫のポストプレイも使えていません。
何より問題なのはこういう展開になるのは分かりきっていたのに先発メンバーを間違ってしまったことですね。
まず狭いスペースでもボールを受けて局面を打開できる遠藤は必須でしたし、後ろからビルドアップできる山村、そしてサイド攻撃にスピード感を与える前野も必要でした。
さらにあれだけやられまくった右サイドには西ではなく、青木や梅鉢など守備的な選手を当てるべきなのは明白でした。
問題点にまったく手をつけていないので試合が上手く運べるはずがないですね。
CBの岩政と青木にビルドアップのセンスと精度がないので常に小笠原が下がってボールを受けて展開しないといけないですし、サイドチェンジからいいタイミングで攻撃参加できるチャンスがあっても中田がまったく縦に行けないので結局FWや中盤の選手がフォローに行かなければいけないという状況。
攻撃の組み立ての段階で無駄に人数をかけないといけないわけですからチャンスを作れるはずがありません。
第一戦から何も学んでおらず、精神論だけで何とかしようという指揮官の無能さが観てとれた立ち上がりとなりましたね。
そのため、決定機も横浜FMに作られます。
カウンターからドゥトラのセンタリング、マルキーニョスの落としを兵働がシュート、さらに17分にもマルキーニョスのヒールパスから再び兵働がチャンスを迎えます。
鹿島はセレーゾ監督らしいヘタレな采配でリスクを極力冒さない戦いをするばかり。
次の1点を取られたらおしまいなのでまずは失点をしないことを考えるというのもアリではあるのですが、それはしっかり守れるチームでないとやる意味のない戦略です。
今の鹿島はいくら守備的に戦っても後ろの選手に問題を抱えていますから失点はなくなりません。
リスクを冒しても攻めに行く、これこそがわずかに残された勝機を見出せる唯一の方法だったのですが、まったくチャレンジするプレイがないので鹿島のチャンスはようやく34分、中村俊のクリアミスがダヴィのところにいい感じでこぼれて来たシーンでした。
しかし、シュートは榎本の正面に行ってしまいます。
ようやくチャンスが生まれてゴール前にも入れるようになった鹿島は、センタリングをクリアされた後のこぼれ球を本山がシュートしますが、榎本に阻まれます。
逆に39分には斎藤に痛い失点を喫してしまいます。
ゴラッソではありますが、相変わらずの西の対応の酷さ、そして岩政は倒れたドゥトラのことで審判にアピールしていてカバーリングをさぼっていましたね。
さらに酷いのはその前でドゥトラに簡単にドリブルを許してしまった野沢です。
まったく守備をする気がなく、ドゥトラに自由にドリブルさせてしまい、岩政が飛び出すことになりました。
柴崎、小笠原のポジショニングもリスク管理がまったくできてないですね。
今の鹿島の守備を象徴するような失点でした。
前半終了間際には本山のさすがのスルーパスから大迫の折り返し、ダヴィ、野沢が詰めるチャンスを作りますがここも榎本の壁にはばまれます。
本山を起用するなら最初からこういう使い方をしないと意味ないですよね。

コンディションは上がっておらず
前回の記事でセレーゾ監督のメンバー起用が奇跡的に上手く行けば逆転劇もありうると書きましたが、残念ながら奇跡は起きませんでした。
ハーフタイムでの選手交代もなく、もう1つ重要な要素であったコンディションも前半を観る限りまったく変わってなかったですね。
そして、勝つ気のない試合が続いて行きます。
一応、西を高く上げて3バックにする時間帯を作って何とかしようという姿勢は見せていますが、これも大いに見当違い。
山村を入れての守備固めの時もそうだったようにフォーメーションを変えることでバランスを崩してさらに酷くなって行きます。
ダブルボランチが攻撃的な小笠原と柴崎なのに、3バックをあれだけワイドに広げていては中央が手薄になってしまうのは当たり前で、案の定立ち上がりから横浜FMにそこを突かれていましたね。
後半は完全に横浜FMペースで進み、相変わらず交代をモタモタしていると追加点を奪われてしまいます。
ここもドゥトラから攻撃のスイッチが入ったのですが、一戦目からどんだけドゥトラをフリーにさせているのって感じですね。
精度の高いスルーパスを出されて、飛び出したマルキーニョスに決められてしまいました。
ここでようやく選手交代、本山と野沢に代えてジュニーニョと遠藤を投入します。
これでようやく前からボールを奪う意志の出て来た鹿島は、20分に大迫がボールを奪い、遠藤のスルーパス、大迫のセンタリング、ダヴィのヘッドで一矢報います。
こういう場面のように遠藤と大迫の2人で攻撃を作ってダヴィをフィニッシャーにできればいいのですが、いつもそうはできないのでどうしても攻撃の組み立てに3人目が必要になって来ます。
しかし、その3人目が野沢、ジュニーニョ、ダヴィではかなりの確率でそこでボールロストしてしまい、鹿島の特徴であるサイドバックの攻撃参加は中田と西ではレベル自体があまりにも低いです。
だから大迫、遠藤、中村の同時起用に本山の途中投入が一番理想的なんですね。
さらに左サイドにスピード感のある前野、ボランチに本田を入れて柴崎を攻撃参加しやすくするとともに右サイドにも梅鉢か青木を入れて守備のバランスを取るのがもっともチーム力を発揮できるでしょう。
遠藤が入ったことで起点ができ、さらに得点したことで鹿島が攻める時間帯が続きますが3枚目の前野の投入によって勢いがなくなりましたね。
前野はいいのですが、前野の前の交代で前野の前にジュニーニョを入れていたのが失敗でした。
右サイドバックに入った青木がやはりビルドアップできないので、左の前野から前にパスを出すことになるのですが、前野の前はジュニーニョですからそこでボールを失うことが多くなりましたね。
起点になってサイドチェンジして遠藤らを使えれば攻撃も厚みが出たのですが、縦一辺倒に終始して攻撃が単調になってしまいました。
特に前半から飛ばしている印象は受けなかったですが、何故か最後は小笠原、中田、そして体力自慢の青木まで哀れなくらいよぼよぼ。
走れなく…というか、ボールに反応すらできなくなっていましたね。
昨年の天皇杯で若手が出て足を攣る選手が続出ということがありましたが、若手とかベテランとか関係ないですよ。
ゲーム体力のついてない選手が出場すれば動けなくなる、それだけのことですね。
あまりにも情けないボールロストの仕方が多くなると、最後は奈良輪にトドメをさされてジ・エンド。
3連覇を目指してスタートしたナビスコ杯でしたが、コンディション調整、準備の失敗というチームの力をまったく発揮できないままの敗退となってしまいました。

アントラーズレポートはもはやコント状態
今月のアントラーズレポートでセレーゾ監督のロングインタビューと中断中のキャンプの様子が放送されたのですが、もはやコントの前フリにしか思えません。
言っていることとやっていることが完全に矛盾しているので、結果もこんな感じになってしまうのは当たり前ですね。
セレーゾ監督は守備より攻撃に問題があると感じており、バックラインはユーティリティな選手がいるのでむしろ補強は2列目に起点となって得点も取れる選手を欲しいと考えているそうです。
要するに一次政権の時のビスマルクのような選手ですね。
そういう選手の補強をと思ってフロントも中村を獲得したわけですけど、遠藤ともどもろくに起用もしていないのにそのポジションの補強を訴えているというのはチームのことをまだまったく把握できてない証拠です。
そもそも2列目に起点となって得点の取れる選手をと思っているのに、野沢とジュニーニョを起用しているのが間違いです。
攻撃は遠藤と中村を2列目に置いて戦って行けばよくなって行きますが、むしろ問題なのは守備の方です。
セレーゾ監督のサッカーは守備的な戦いですが、今の鹿島はそれをすれば失点をしないチームではないので、補強を考えるなら絶対に後ろの選手ですよ。
この試合、ジョルジーニョ監督なら第一戦の内容を受けて西を代えないっていうことはなかったでしょうね。
さらに中断中に試合をしなかったことを質問されて、試合での選手の能力はもう把握したから必要なかったと言っていますが、蓋を開ければ試合勘なく動けない選手続出です。
キャンプの様子もサーキットトレーニングや砂浜の走り込み、そしてキャンプは大成功、ナビスコ杯3連覇と09シーズン以来のリーグ戦制覇を目指すというような終わり方だったのですが、こーめいからすればこんな旧時代のコンディション調整をしていては現代サッカーにはついて行けないのは当たり前って感じですね。
横浜FMとの2戦を観ればキャンプは失敗だったという結論が妥当でしょう。
とはいえ、前回の記事で述べたようにセレーゾ監督のコンディション調整はリーグ戦に合わせてあるので従来のやり方なら秋にピークを持っていくと思います。
しかし、今季は7,8月に試合が多くなっているので横浜FMのように早めにコンディションを上げた状態で再開を迎えて、夏にピークを持って来るようなクラブが多いかもしれませんね。

厳しくなりそうなリーグ再開戦
リーグの再開はアウェイでの川崎戦となります。
ちなみに風間監督はキャンプで走り込むようなことはせず、ジョルジーニョ監督がそうであったようにフットボール型のフィジカルトレーニングをやっているようです。
そして、実際に試合を観る限りコンディションは川崎の方がいいですね。
鹿島はメンバーを入れ替えて戦えば勝てる可能性は十分ありますが、結局はセレーゾ監督が奇跡的に機能するメンバーを先発にできるかどうか、そこにかかっています。
そして、コンディションについても引き続き問題を抱えています。
キャンプで追い込んだ鹿島の選手のコンディションは今60%台くらいでしょう。
サッカーダイジェストの鹿島特集の大迫のインタビューを読むと、むしろ開幕前のキャンプよりきつく、ナビスコ杯に合わせてセーブするということはまったくしてなかったようですね。
コンディションは1週間で80%、90%まで上げられるものではなく、今季開幕直後もそうであったようにセレーゾ監督はまだ負荷の高い練習を続けていくでしょうから、コンディションはしばらく上がらないのではないかと思います。
当のセレーゾ監督はコンディションが落ちている状態だから動けないわけではなく、意識改革の問題だと考えているようです。
その結果、具体的な改善案もなく精神論ばかり述べていますね。
小笠原、中田、野沢、ジュニーニョとパフォーマンスの悪いベテラン選手を問答無用でレギュラーにして、控え組が紅白戦で圧倒しても先発で起用されない競争のないチームを作っていながら、意識改革も何もあったもんじゃないです。
一番、意識改革しないといけないのは監督の方ですね。
それでも序盤同様に選手の個の力で得点を取って勝ち点を拾って行ければいいのですが、コンディションに加えて守備の問題も以前大きいです。
斎藤にチンチンにやられた西ではレナトにケチョンケチョンにやられるのは目に見えていますね。
川崎は攻撃の時は人数をかけて攻めて来ますから、ボランチのカバーリング能力も問われます。
その分カウンターのチャンスはできますし、川崎は決して守備のいいチームではないので得点の取り合いを征することができれば、勝機も出て来るでしょう。
一番いいのは前線からプレスをかけて川崎のパスを封じて鹿島が主導権を握る試合をすることですが、今のコンディションと先発メンバーではそれができるかどうか…。
川崎に主導権を握られたらかなり攻め込まれるでしょうね。
アウェイと言えど再開初戦ですし、ナビスコ杯で2連敗していますから運良く結果だけでも出ればと思います。

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