鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第23節】錦を着せてもボロは隠しきれず…の清水戦
結果
8月28日(水) 2013 J1リーグ戦 第23節
清水4-3鹿島(19:02/アイスタ/9,238人)
[得点者]
01' 大迫勇也⑫(鹿島)←遠藤康②
06' 山村和也②(鹿島)←遠藤康③

31' ラドンチッチ(清水)
45' 高木俊幸(清水)
49' 高木俊幸(清水)
68' 大迫勇也⑬(鹿島)[PK]
88' 高木俊幸(清水)
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:中村、土居、遠藤
MF:柴崎、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
20分:柴崎→岩政
46分:梅鉢→中田
71分:土居→ジュニーニョ


試合の感想
鬼門どころではない日本平
清水は4-1-2-3ともとれますが、どちらかというと4-1-4-1という布陣。
ワントップはケガで欠場も予想されたラドンチッチ、村松のアンカーの前に河井、杉山、本田、大前と並ぶ布陣です。
DFラインは左サイドバックに吉田、右に石毛となっていましたね。
鹿島は4-2-3-1、なんと出場停止の小笠原に代わって梅鉢が入った以外、前節横浜FM戦とまったく同じスターティングメンバーとなりました。
セレーゾ監督が若手を起用してきたのはいいことだと思います。
このメンバーである以上、現在のチーム力、チーム状態を考えるとこーめいの見立てでは鹿島はチャンスも作れるし、大量得点を取れる可能性も十分あると思っていたんですよね。
しかし、気になるのは08年から日本平で未勝利、どうもこの地で鹿島は昔から奮わず、調子が良くても何かが起こってしまう、そういう何やら不気味な力が働いているとしか思えない鬼門どころではない場所となっています。
さらに気がかりなのは早くからイエローカード累積3枚でリーチがかかっていたにも関わらず、本田が移籍した後、しかも移籍先の清水との対戦というタイミングで小笠原が出場停止。
日本平との相性の悪さを考えると、どうしてもそこが気になっていたんですよね。
試合はある意味、その予想通りに進みます。
鹿島はキックオフからいきなり12秒で先制点をあげます。
柴崎からのパスを受けた遠藤が吉田の当たりをものともせず振り切ると左足のアウトサイドでセンタリング。
ヨン・ア・ピンと平岡の間に上手く入った大迫がちょんと合わせてファーサイドに流し込みました。
清水は前線のラドンチッチの高さと強さ、大前の敏捷性を活かしてそこにボールを入れて起点を作って攻めて来ます。
これにDFラインが手を焼くのですが、カウンターから遠藤、柴崎と繋いで前線の土居に。
これで得たCKから遠藤のボールを山村がヘッドで合わせて早くも6分に追加点をあげます。
清水はセットプレイの守りはかなりルーズなところがありましたね。
先日の大分が開始20分で3得点して浦和に逆転された試合がありましたが、下位クラブや若いチームは早くに得点し過ぎると逆に守りに入り過ぎてペースを崩すということがあります。
こーめいはそこに注目して観ていたのですが、特にそういうことは感じられなかったですね。
ただ、ラドンチッチには立ち上がりからやられていました。
しかし、これは若い選手が多いからということではなく、小笠原がいてもベテランで固めていても同じことが起こっていたでしょう。
8分には早くも梅鉢が繰り返しのファウルということで、イエローカードをもらってしまいます。
ですが、これは完全なプロフェッショナルファウル。
大迫が低い位置でボールを取られてラドンチッチに山村がドリブルでかわされて青木と1対1になるところを後ろから倒したものでした。
この前の大前へのファウルも前野が振り切られたフォローをしたのであって、DFラインがラドンチッチと大前を抑えきれない割を食ってしまったわけですね。
それで小笠原が出場していたらどうなっていたかというと、ドリブルで前を向いて仕掛ける大前、ラドンチッチには追いつけないですから当然ファウルは生まれません。
そのままDFラインが失点の危機にさらされるだけですね。
ラドンチッチのFKはポスト直撃、その後のこぼれ球もクリアしてポゼッション率を高めて行きます。
小笠原がいないので攻撃の組み立てはいつも程スムーズではないですが、柴崎と梅鉢の試合が進むにつれてアジャストして行くだろうと思っていた矢先、悲劇が起こります。
16分に柴崎がスライディングした際にスパイクが芝に引っかかって左足首を痛めて負傷交代。
セレーゾ監督は岩政を入れて山村をボランチの位置に上げます。
今の鹿島は完成度の高いチームではなく、ようやく最適解が見つかってスタートラインに立った状態です。
それがずっと小笠原、柴崎でやって来たボランチが2枚とも替わってしまったら、どうしてもバタバタしてしまうと思いきや、ここから2点のリードを活かしてボールを回しながらよくポゼッションして攻めていました。
そして、16分には遠藤、大迫と繋いで梅鉢が左サイドに展開。
オーバーラップした前野が仕掛けてこぼれ球が逆サイドの土居へ。
さらっと狙ったループシュートはバーに当たってしまいますが、もう少し低かったら入っていたといういいシュートでした。
よく前からもプレスに行ってこぼれ球や清水のクリアも拾えていました。
さらに29分には中央に入った中村から大迫へ縦パス。
一度、ヨン・ア・ピンに引っかけられますがキープし直すと、右サイドの遠藤から土居へスルーパス。
抜け出した土居のセンタリングはクリアされますが、すかさずこぼれ球を拾った遠藤が中央に入れます。
梅鉢はステップが合わずに当てきれなかったですが、いい形で押し込んでフィニッシュまで行けていました。
試合の流れを変えたのは、立ち上がりから清水寄りのブレブレのジャッジでしたね。
山村が本田へのファウルを取られるのですが、むしろ本田の方がユニフォームを掴んでおり、これがファウルなら梅鉢がイエローカードをもらった時に大迫がボールを奪われたところもファウルです。
さらに土居がアフターでタックルを受けたところも流されましたし、試合後にセレーゾ監督もジャッジに文句を言っていましたが、明らかに清水のファウルと鹿島のファウルでは基準が違っていましたね。
このFKは一度は跳ね返すのですが、遠藤がボールを奪われて河井にクロスを入れられるとラドンチッチに決められてしまいます。
遠藤は普通にトラップして切り返してボールを運べば何の問題もなかったのですが、何やらよく分からない難しいプレイをしてしまいましたね。
その後の梅鉢、大迫の河井へのアプローチも遅いですし、せっかくクリアした後ラインを上げたのに岩政1人が下げてしまいました。
しかもラインを下げてまで付いていたラドンチッチに簡単に振り切られてしまいました。
そのままラインを保っていたらオフサイドでしたし、今の鹿島のDFラインはあそこを上げるんですが岩政はどうしても下げたがりますね。
ただ、ここからも鹿島は慌てずに右サイドから攻撃を作って行きます。
土居のクロスが跳ね返されたところを西が拾って最後は遠藤のシュート。
青木のロングボールを遠藤が競り勝ってマイボールにすると西に落とし、そのセンタリングをファーサイドの大迫が折り返します。
シュートまでは行けませんでしたが、前節同様に右サイドで作って左でフィニッシュの形は十分機能していました。
実はこの場面は中村がフリーでゴール前に入っていたのでそっちを使った方がよかったですね。
さらに40分にはカウンターから山村、中村、遠藤と左サイドで繋いで大きくサイドチェンジ。
大迫からのヘッドの落としに長い距離を走った中村がいいポジションを取るのですが、ヨン・ア・ピンに倒されます。
完全に前のポジションを取れていましたし、完全に手で押されていたのですがまさかのノーファウル。
普通ならイエローカードですよ。
清水も持ち直したもののここまで鹿島ペースで進んでいたのですが、終了間際に第2の勝負のあや、第三の勝負のあやから試合が動きます。
2つ目の勝負のあやはゴドビ監督の采配。
1点を返した段階で早くも吉田に代えて高木を投入、河井を左サイドバックに動かしていました。
そして3つ目の勝負のあやはセレーゾ監督の采配です。
実はいいポジショニングとジャンプ力を生かして唯一ラドンチッチに空中戦で勝っていたのが山村だったんですよね。
それをボランチに上げて、岩政を投入したのは失敗でした。
45分に平岡がかなり長いボールをラドンチッチに放り込むのですが、岩政は競り合えずに精度の高いボールを裏の高木に出されてしまいます。
また、西が高木をまったく観ていないのでフリーにしてしまい同点ゴールを決められてしまいました。
昨年もそうであったように清水のWGに大前と高木が入った場合はダイアゴナルの動きに気をつけないといけないのですが、西は何も学習していないですね。
右の大前は前野が抑えてくれるでしょうし、高木はベンチスタートなので大丈夫かと思っていたのですがゴドビ監督がこんなに早く動いて来るとは予想外でしたよ。
岩政は競る前にラドンチッチに一度体をぶつけているのですが、微動だにしなかったのは誤算だったのでしょうね。
それで競り合うタイミングを逸してしまいました。
柴崎の負傷というアクシデントがあったので仕方ないですが、DFラインはいじらずに普通にボランチに中田を入れておいた方がよかったですね。

誰もが本山投入と思いきや…
後半開始から梅鉢に代えて中田をボランチに入れます。
立ち上がりはバタバタしてしまいましたが、1失点してからの鹿島はポゼッションして安定して守れていたので退場の心配は薄れていたもののこの交代はイエローカードをもらっているので仕方ない面はありますね。
同点に追いつかれて交代カードも2つ使ってしまった鹿島ですが、まだまだここから仕切り直していける力は持っています。
そして、立ち上がりから山村のシュート、カウンターから土居のシュートといい攻撃をします。
中田のヘッドが被って左サイドの裏を取られたピンチもラドンチッチのシュートを前野が頭に当ててポストに救われます。
しかし、49分に2失点目とほぼ同じ形であっさりやられてしまいます。
青木がついていたのですが、ロングボールをラドンチッチに余裕で収められると左サイド、ダイアゴナルの動きで岩政と西の間に入った高木へ。
あっさりフリーにしてしまい逆転されてしまいます。
ここも西の守備が問題なんですよね。
中央、青木がラドンチッチと1対1ですから岩政はこの場合、当然青木のカバーに入るポジションを取ります。
ラドンチッチにドリブルを仕掛けられたらまずいですし、まず一番危険なエリアを埋めないといけないので中央寄りに位置せざるをえないんですよ。
本来の高木のマークは西ですし、絞って守備しないといけなのですがちんたら歩いているんでやられてしまうのが当たり前ですね。
逆転されたものの、まだまだ鹿島は得点する力を残しています。
久しぶりのボランチも中田は割と上手くボールを回せていましたし、CBの時よりも前にパスも出せていました。
それに清水は前半からセットプレイの守備がルーズですし、押し込んでセットプレイを取れば得点のチャンスも広がります。
そして、何しろ本山がベンチにいますから。
攻める鹿島は山村のフィードから左サイドに出た遠藤がグラウンダーのクロス、跳ね返されたところリトライして上げるとGKの触ったボールに最後は中田が詰めますが打ちきれず。
後半は基本的に左に遠藤、右に中村というポジションになっていましたね。
それで中村が下がってボールを受けて攻撃を作るシーンも多くなっていました。
66分に同点弾が生まれます。
右からのCKを遠藤がファーサイドに入れると、やはり清水の守備はルーズで山村がフリーになっていました。
ヘディングでの折り返しがヨン・ア・ピンの右手に当たってハンド、PK判定になります。
録画でも当たった所は確認しづらかったですが、右手は体についておらず開いていたのは確かでしたね。
そこに当たったと言う判定なのでしょう。
PKのキッカーは大迫ですが、サンパウロ戦の時より少し長めに助走を取っており、落ち着いて右隅にいいシュートを打ちましたね。
ここでゴドビ監督は負傷を押して出場していたラドンチッチを下げざるを得ず、逆に鹿島は本山投入で逆転に向けてのお膳立ては完成です。
鹿島サポーターすべて、そしてピッチに立っていた選手誰もが3つ目のカードは本山だったと思っていたのですが、なんとセレーゾ監督はお気に入りのジュニーニョを使わないと気が済まないようです。
前回の清水戦では逆転の糸口を作り、前節の横浜FM戦では2アシストした本山を起用しない理由がまったく分からないです。
しかもサイドならまだしもトップ下に入れたのでまったくボールに絡めず、最終的には遠藤がトップ下に入って左サイドに行っていましたからね。
それでも脅威になっていたラドンチッチが下がり、徐々に清水は運動量も落ちてゴール前に人数をかけられなくなって来ていたので失点するリスクも減って来ていました。
鹿島が押し込む時間が多くなり、82分には前野、遠藤で左サイドから作ってセンタリング、しかし、大迫のボレーは当たりきらず。
84分にはFKのこぼれ球から山村がシュートを放ちますが、これも当たりきらず。
さらに中村のフィードを大迫がキープしてファウルをもらい、遠藤のFKは跳ね返されるものの二次攻撃で山村が左サイドからアーリークロス。
これを大迫が今度は中央でしっかり合わせるのですが、さすがに当てるのが精一杯。
GKの真正面に飛んで行き、防がれてしまいます。
ここでゴドビ監督が村田を入れるのですが、その直後です。
元気な村田に左サイドの裏に走られるとセンタリングを合わされ、三度西がやらかして高木にボレーを決められて万事休す。
柴崎の負傷は痛かったですが、小笠原の出場停止を含めても本田がいればボランチはそれ程問題なかったんですけどね。
それをセレーゾ監督が移籍させてしまうし、本山は起用しないし…。
3人で回してもっと本田を起用しておけば移籍することもなかったですし、セレーゾ監督のチーム作りのミスがこんな最悪の形で出て来てしまうとは、これも日本平の相性の悪さなんですかね。
いろんなことが起こりつつも勝機は両クラブに何度か訪れたのですが、それをみすみす逃して勝てた試合を落としてしまいました。

やはり右サイドバックの補強は必要だったか…
以前からこーめいは夏に補強するなら右サイドバックだと言っていたように、依然として西がディフェンスの穴であることは変わりありません。
しかし、補強はなく控えの伊東はこーめいの見た限りでもまだ起用するのは厳しいです。
本来なら横浜FM戦の先発メンバーに昌子を右サイドに入れるのがこーめいの本当のベストメンバーなのですが、現在長期離脱中となっています。
そういう状況も踏まえてこれまでブログで言って来たように、今の鹿島はDFラインに前野、山村を入れて後ろからのビルドアップの問題を改善、ラインを高く保って攻撃的にしています。
また、ダヴィの負傷を受けて4-2-3-1に。
これによって前線の選手間の距離の問題を解決、さらに2列目にボールの収まる中村、土居、遠藤を起用して攻撃の起点ができずにいた問題も解決できました。
大宮戦でようやくそこにたどり着いたわけですが、これはいわば攻撃で守備のまずさを覆い隠す応急処置の側面もあります。
つまり、錦(攻撃)を着せることでボロ(西)を隠していたわけです。
しかし、岩政と並ぶとセンタリングは全部処理してくれると思っているのか、西の守備が輪をかけて酷くなりますね。
3失点ともこれまで何十回と繰り返して多くの失点を生み出した基本的なミスをまたやっているっていうものですから。
例えば仙台の菅井のようにサイドバックやボランチの選手が得点を取りに上がって来ていたとか、ゴール前が数的不利で他の選手をマークしていたとかならまだ分かりますが、全然そんなことはなかったですからね。
本来、WGの高木は西のマークですし、4失点目も青木が左サイドのカバーに行っていますが、中央は岩政と西の2人に対して高木だけでした。
自分のマークさえしっかり観ていれば何の問題もないシーンなのですが、その基本がまったくできていないわけですよ。
しかもハーフタイムにはセレーゾ監督からWGのダイアゴナルの動きに注意するよう指示も出ていたのに…。
どれだけ組織的に守って、常に数的有利で守るようにしても結局最後のところでマークをまったく観てなかったら何の意味もないですし、それだけで守備は台無しです。
この試合、確かに1失点目は遠藤のミスが一番大きいですし、2得点した大迫もゴールを決められるチャンスは他にありました。
しかし、攻撃陣は3点取っているわけです。
3得点して負けるというのはどう考えても守備が悪いです。
それに61分には左サイドからセンタリングを入れられて大前がヘッドをするシーンがあるのですが、そこには前野がしっかり絞ってついて自由にシュートを打たせないようにしているんですよね。
対して西は同じミスを1試合で3回も繰り返しているわけです。
しかも基本的なミスですよ。
西の酷過ぎる守備に加えて本田を移籍させてしまったこと、左サイドバックの補強、セレーゾ監督のジュニーニョびいきと鹿島の抱えるボロを何とか今のメンバーによる攻撃的なサッカーで覆い隠せればと思っていたのですが、この試合で一気に出てしまったという感じです。
これでは勝てる試合を落とすのも当たり前ですね。

気持ちを切り替えて柏戦へ
本来、こーめいは気持ちを切り替えて次の試合に臨むというのは好きではありません。
気持ちを切り替えたくらいで上手くいくならそれでもいいのですが、現実はそうではないですからね。
横浜FMのように完成度の高いクラブならやることは固まっていますし、微修正で済むので有効だと思いますが、今の鹿島はチームを作っている段階です。
そのため、しっかり課題は修正しないといけません。
しかし、この敗戦は綺麗さっぱり忘れていいです。
普通、サッカーは誰か1人の選手のせいで負けるということはないですが、この試合に負けたのはほぼ100%西のせいと言ってもいいくらいです。
他の選手は気持ちを切り替えて戦えば問題ないですよ。
次の柏戦は中2日ですし、戦術的な練習をしている時間もないです。
小笠原の欠場、柴崎のケガがあった上にたくさん得点が入ったのでバタバタした印象がありますが、見返してみると十分攻撃は機能しており、自分たちのペースで試合を運べていましたからね。
問題は小笠原が復帰するものの、柴崎が負傷で欠場濃厚なので相方を誰にするか、右サイドバックをどうするかです。
DFラインはなるべくいじりたくないのでボランチは小笠原、中田のコンビでいいんじゃないでしょうかね。
スピードに不安がありますが、柏の前線にはそれ程スピード勝負してくる選手はいないですし、後ろに前野、山村、青木と動ける選手がいれば補えると思います。
そして、問題の右サイドバックには梅鉢を入れます。
やはり西の守備の酷さは看過できませんし、覆い隠せるものでもありませんでした。
首位とは再び勝ち点9差になりましたが、もうワンチャンスあるであろう優勝争いに加わるタイミングを逃さないためにも右サイドバックには手を入れておいた方がいいでしょうね。
今くらいの順位を保てればいいならそのままでもいいですが、ここからより上を目指すなら安定感を高めるための方策を探っておく必要があります。
あと大迫が再び代表に選ばれましたね。
今回はウルグアイ戦同様に海外組も召集されていますが、グアテマラ、ガーナと2試合ありますし、1トップとトップ下には大迫、柿谷、本田しかいないので起用される可能性が高いです。
柏戦でもゴールを決めて、代表戦でもがんばってほしいです。
柴崎は今回もタイミングが悪いですが、ケガが重傷でないことを祈るとともにまずはしっかり治してください。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

【J1第22節】ベストメンバーで会心の逆転勝利…の横浜FM戦
結果
8月24日(土) 2013 J1リーグ戦 第22節
鹿島2-1横浜FM(19:04/カシマ/17,608人)
[得点者]
19' マルキーニョス(横浜FM)
69' 大迫勇也⑩(鹿島)←本山雅志①
78' 大迫勇也⑪(鹿島)←本山雅志②

[フォーメーション]
FW:大迫
MF:中村、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:中村→ジュニーニョ
53分:土居→本山
76分:遠藤→梅鉢


試合の感想
チーム完成度の違い
横浜FMはすっかりお馴染みの4-2-3-1の布陣、斎藤が先発に復帰して負傷の富澤に代わって小椋がボランチに入りました。
鹿島もお馴染みになって来ている4-2-3-1のフォーメーションです。
2列目には中村、土居、遠藤と並び、他のポジションも大宮戦とまったく同じ現在の鹿島のベストメンバーと言える布陣です。
完敗したナビスコ杯のホーム初戦からはダヴィ→土居、野沢→遠藤、中田→前野、岩政→山村と4人が入れ代わっています。
広島をかわして首位に浮上した横浜FMはその地位を固めるため、負ければ上位争いから完全に撤退してしまう鹿島は踏みとどまるとともに終盤戦に向けての足掛かりをつかむため。
お互いに重要な一戦となった試合は、両クラブの選手の気合いが感じられる立ち上がりとなりました。
積極的にプレスをしあって球際も激しく行く中で、序盤は横浜FMがポゼッションをしていたのですが、最初のチャンスは鹿島が作ります。
スローインから小笠原が右サイドに展開すると西が駆け上がってクロス。
ニアに入った大迫が中澤とマッチアップしながらヘッドで狙いますが枠を捉えきれませんでした。
GKの榎本はセンタリングをキャッチに行くポジションを取っていたので、枠に行けば決まっていましたね。
鹿島の選手は本当に気合いが入っていてよくプレスにも行けており、逆にボールに行けないところでも激しく行き過ぎていたのがちょっと心配になるくらいでした。
ここ5試合を4勝1分けと好調、走れるベテラン揃いの横浜FMにそこを上手く利用されてファウルを取られてしまいましたね。
それで立て続けにFK、CKを取られてしまうのですが、集中してよく人について危ない場面を作らせません。
13分には曽ケ端のゴールキックを大迫が競り勝ってヘッドで後ろに逸らすと土居が中澤をブロックしながら上手く潰れます。
それを遠藤が拾って中澤とドゥトラの裏のスペースへ侵入、切り返してセンタリングを入れます。
中央はニアに中村と小笠原が入っており、横浜FMのDFをすべて引きつけたことでファーサイドの柴崎が完全にフリーになっていましたね。
ちょっと難しいボールになったものの、上手くボレーで合わせてGKもはずしてきっちり枠に飛ばしますが、すんでのところで小林にクリアされます。
さらに15分にはプレスバックした土居が中町からボールを奪って前線にフィード。
大迫が中澤との競り合いを征してGKもかわしたと思ったのですが、榎本がよく付いて来てシュートは防がれてしまいます。
ナビスコ杯では2試合とも斎藤とドゥトラに鹿島の右サイドを蹂躙されたのですが、この試合では野沢→遠藤、中田→前野にメンバー変更されていたことが大きかったです。
まったく守備をしない野沢のせいでナビスコ杯では西が斎藤とドゥトラの2人を相手にすることになってしまったのですが遠藤がドゥトラをしっかり観ることで右サイドが安定。
マルキーニョスが流れてきた場合もしっかり対応できていました。
また、逆サイドの前野からビルドアップできることで西があまり高い位置を取らずに済んだことで、その裏のスペースを狙われる心配が減りました。
ただ、チームの完成度は横浜FMの方が上。
こーめいは思い返してみるとナビスコ杯から横浜FM戦の試合は観ていなかったのですが、夏真っ盛りのこの時期にこれだけ前線からプレスをするのかとびっくりしましたね。
そうすることで布陣をコンパクトに保って後ろの選手が連動して縦パスのコースを切って、特に大迫や土居など中央へのボールはボランチとCBで潰しにかかっていました。
これによって鹿島の前へのパスをサイドに持って行かせるのですが、このサイドの守備がビエルサ監督の率いていたチリかと思うほど秀逸でした。
サイドバック、ボランチ、サイドハーフで追い込んでスペースを与えず素早くボールを奪いに来ていました。
とにかく徹底してバイタルエリア、サイドのスペースを全員で消しにかかっていましたね。
両サイド、特に鹿島の攻撃の起点になっている遠藤を封じようと樋口監督も鹿島対策を打って来たのかもしれません。
ボールは持たれながらも決定機を多く作っていたのは鹿島でしたが、先制したのは横浜FMでした。
小笠原がボールを奪われてからのショートカウンター。
中村の股抜きスルーパスをマルキーニョスがこちらも曽ケ端の股を狙って冷静にゴールに流し込みます。
確かに中村俊に青木が行って、山村がマルキーニョスを観る形にすれば防げたかもしれませんが、何しろボールを奪われた位置が低すぎ。
刹那の判断を必要とされたので咄嗟に判断しづらかったでしょうが、山村も意図してしっかりパスコースは消しながら中村俊にプレスに行ったと思うんですよね。
しかし、そこは百戦錬磨の中村俊ですからここしかない所を通されてしまいました。
それより一番問題なのはボールを奪われたところで、中村俊のバックパスを土居がカットして一旦ボールを下げるのですが、これはフリーで前を向いていた柴崎に落としていると思うんですよね。
何故かと言うと小笠原が右手で柴崎を指して土居にパスを出すよう指示しているからです。
自分にパスを出して欲しかったらあんな指し方はしないでしょうね。
それが自分の届く範囲に来たので思わず態勢の悪かった小笠原が無理にトラップしてボールが大きくなり、そこを中町のスライディングでカットされています。
実際に柴崎の方がいい態勢でボールを受けられましたし、これは完全に小笠原のミスですね。
本人もそれを分かっていてここからやたらプレスをかけまくるのですが、横浜FMの選手が楽にパスを出せるタイミング、距離から行くので空回り気味。
24分にもトラップミスから斎藤にボールを奪われていいミドルシュートを打たれるのですが、ここは曽ケ端がギリギリ防いでくれます。
ここも奪われた後すぐに斎藤にプレスに行くのはいいのですが、簡単に前を向かれているんですよね。
さらにはアフターで小椋に突っ込んでイエローカード。
素人目に観れば一番プレスに行っている小笠原がいいように感じますが、単に無理にプレスに行っているだけで横浜FMの選手からしたらまったく怖くないプレスなんですよね。
小笠原がプレスに来るまでに余裕でパスを出せますし、逆に小笠原が空けたスペースを使えますから。
イエローカードをもらったシーンでもレフェリーが止めてくれなかったら危なかったですよ。
横浜FMの選手が怖いのはパスを出した後に来る小笠原のアフタータックルで、こういう感情的になって退場した前科がありますから鹿島としてはそれが怖いっていうプレイでした。
小笠原は早く得点を取りたいと焦り過ぎて明らかに冷静さを欠いており、この後も中町にボールを奪われて危ない場面を作られますし、単純なパスミスも多かったですね。
それでも時間が経過したらだいぶ落ち着いていいプレスをかけられるようになっていましたし、ミスをしたら取り返すっていう気持ちは大事です。
横浜FMはこのメンバー、フォーメーションでもう長くやっているのに対して、鹿島は4-2-3-1に変更したのが大宮戦から。
セレーゾ監督がチーム作りにもたついたせいで、このベストメンバーでの試合もわずか2戦目になります。
そのチームの完成度が前線からのプレス、布陣のコンパクトさ、サイドでのボールの奪い方などに大きく出ていましたね。
鹿島も4-2-3-1になってからは選手間の距離は改善されたのですが、横浜FMはさらに距離間がクロースです。
特に空中戦の競り合い時にその違いが出ていて、鹿島の選手はボールがどこにこぼれるか観てから動き出しているのに対し、横浜FMの選手は空中で競っている時からすでに動いてこぼれ球を拾えるポジションを取っていましたからね。
この違いが前半のポゼッションの差に繋がりました。
そして31分にはそのポゼッションから左サイドを崩されて最後はマルキーニョスが合わせますが、シュートは右にはずれてくれます。
先制した横浜FMはまずはしっかり守って、ボールを奪えば縦に早い展開、ボールを持てば回しながらチャンスを窺うというサッカーをしますが、決定機はこの場面と失点の時くらいで全体的にはよく守れていました。
そして終了間際にもう1つビッグチャンスを作ります。
ここも柴崎の決定機と狙いは同じ、右で作って左でフィニッシュという形ですね。
西の縦パスを遠藤がワンタッチでサイドに開いていた土居に。
土居に食いついて高い位置を取っていたドゥトラの裏を取りましたね。
そして、中央は中村と大迫がクロスする動き。
ニアに中村が早ってファーが完全フリー、大迫がGKの逆を取ってヘディングをファーサイドに流し込もうとするのですが、またしてもゴール寸前でDFにクリアされてしまいます。
同じ形で崩して最後も同じ形で防がれるという何とももどかしい展開ですが、内容自体は悪くなかったです。
カウンターからでしかチャンスを作れなかったナビスコ杯と違って、その試合よりも横浜FMのプレスが厳しかったにも関わらずしっかり流れの中から多くの決定機を作れていましたし、失点も単純なミスからのカウンターでしたらね。
何故か前半の鹿島はカウンターから決定機を作っていたという認識を持っている人が多いですが、実際にカウンターは土居のフィードから大迫が榎本をかわしきれなかった場面だけ。
あとは低い位置からのスローイン、ゴールキック、もう1つは右サイドを綺麗に崩しての形で横浜FMがきちんと守備体型をとっていたところからチャンスを作れていまいた。

ナビスコ杯初戦と対称的になった後半戦
後半はセレーゾ監督が積極的に動いて来ます。
ハーフタイムで早くも中村とジュニーニョを代えると、53分には土居に代えて本山も投入します。
本山の交代、タイミングは良かったのですが中村はもう15分引っ張っても良かったですね。
確かに前半は目立った活躍はしてないですが、守備に追われながらもしっかり右からの崩しに連動して役割を果たせていましたから。
ジュニーニョは最後に1本良いシュートを放っただけであとはボールロストしかしてないですし、この交代ではカウンターを受ける事が多くなったくらいしか特に変化も見当たりませんでした。
というわけで後半の立ち上がりも試合の流れは変わらないですが、カウンターからゴール前に迫られるものの集中して守って許したシュートは2本だけ。
ナビスコ杯第1戦では前半は割とゆるく、後半にプレスのギアを上げて横浜FMですが、前半あれだけの運動量、そして鹿島も球際激しくガチガチやっていた分、だいぶスペースが出来始めましたね。
68分に兵働に入ったくさびのボールを前野が奪うと小笠原、本山と繋いで大迫へ。
トラップで中澤の逆を突くと、シュートも榎本のタイミングを外して上手く左サイドに流し込みました。
本山が完全フリーになっていたのですが、この前の場面で栗原がドリブルで持ち上がって右サイドバックの小林とともに高い位置を取っているんですよね。
ボランチも2人ともカバーに入ってないので中澤、ドゥトラと大迫、本山の2対2のシチュエーションになっていました。
これだけ自由を与えたら当然、本山は決定的な仕事をしてくれますよね。
横浜FMからすれば兵働がああいう形でボールを奪われることが珍しいそうですが前節に下半身全体がつったということで、樋口監督も恒例の紅白戦を行わずに練習負荷を軽くするなど全体的に疲労がかなり蓄積しているのを感じていたのかもしれません。
勢いが出た鹿島はさらに西のバイタルエリアを横切るドリブルから左サイドのジュニーニョへ。
フリーだったのですがシュートは正面に行ってしまいましたね。
同点に追いつかれた横浜FMがギアを上げてくるかと思ったのですが、試合後に土居が「流れ的にはマリノスかなというのがあったけれど、後半に運動量が落ちたところで、流れがこちらに来た」、中村俊が「後半、ちょっとエンジンがかからなかった。」とコメントしたように動きがぱったり止まりました。
こーめいが勝利を確信したのは74分、斎藤のスローインを中村俊がダイレクトで戻したのがミスになって鹿島ボールになった場面です。
実はナビスコ杯2戦目の鹿島が後半の終盤、こんな感じでした。
ボールホルダーはなるべくボール持ちたくなくてパスを出し、もらう選手もパスを出した後走りたくない。
疲労があるとかそんなものじゃなくてもう足が止まっている状態なんですよね。
ここからはもう完全にスペースが出来て鹿島は自由にボールが回せていました。
75分には小笠原のフィードを遠藤が頭で落として大迫がシュートまで行きますが、小笠原はノープレッシャーですし、遠藤もフリーでしたからね。
このメンバーの鹿島はスペースがある程度あれば後からしっかり攻撃を組み立てていろんな攻撃ができます。
鹿島はさらに遠藤に代えて梅鉢を投入、柴崎を1列上げます。
どうしても2列目は攻守に運動量を要求されますし、厳しいエリアでプレッシャーを受けながらプレイすることになるので、まだ動けるボランチの柴崎を前に出すオプションは非常に有効ですね。
ここからは鹿島の方がいいプレッシャーをしていて、栗原のフィードを山村がヘッド繋ぐと、小笠原も頭で本山へ。
再び本山からのパスを受けた大迫が中澤との1対1から豪快に決めて逆転します。
ここも1点目とまったく同じ形です。
栗原がビルドアップのために右サイドに出る傾向があるのですが、そこからのフィードを鹿島が奪ってからのカウンターでした。
ボランチが攻撃のため高い位置を取っている上に疲労でもう戻れなくなってますし、横浜FMは再び2バック状態、中澤とドゥトラで中央の広大なスペースを数的同数で守らないといけない状態になっていましたね。
樋口監督も同点に追いつかれてから奈良輪、逆転されてからも藤田、ファビオと投入しますが全体的な運動量が上がらなくてはどうしようもなく。
最後はパワープレイに来ますが、途中出場した梅鉢も効いており、山村も強さを見せてガンガン跳ね返していました。
それに最後まで鹿島の選手の方が動けていましたよね。
前回のリーグ戦の対戦で最後追いつかれた時のやられそうな雰囲気はなく、逆に鹿島が横浜FMゴールに迫る回数の方が多かったです。
安心して観ていられる中、そのまま逃げ切って重要な、そして厳しい戦いに勝利することができました。
前半に決定機をはずした大迫、失点の原因となった小笠原ですが、後半はいい仕事をしましたね。
サッカーにはミスはつきものなので、失敗してもそれを取り戻す気持ちが大事っていう試合でもありました。

大宮戦同様に機能した先発メンバー
前回の記事で書いたように中村、土居、遠藤の先発で本山の途中出場が実現したのですが、非常にいい試合が出来ましたね。
もちろん内容が良かったわけではないですが、それは対戦相手を考えれば当たり前。
現時点ではこのメンバーが一番いいサッカーをできるというのであって、対戦相手の実力、チームの完成度によっては苦戦するのは仕方ないことです。
横浜FM戦は前プレスで守るクラブとしてはリーグ随一の守備ですし、涼しくなってもこの試合の前半程の守備をするクラブはそうそういないんじゃないですかね。
そういうわけでJ1の試合経験が少ない中村、土居が横浜FMの守備に手こずるのも想定内ですし、それを踏まえて考えてもジュニーニョ、野沢を起用するよりはいいサッカーができる可能性、勝てる可能性は高いと考えていました。
それに前述したように鹿島の狙いはドゥトラの裏、そのため土居は遠藤のいる右サイドに流れることが多く、もともと攻撃の組み立てに中村がからむ回数は少なめ、オフザボール担当となっていました。
先発メンバー、本山の投入に加えてこのドゥトラの裏狙いも前回の記事でこーめいが書いたことですし、この試合に限ってはセレーゾ監督がパーフェクトに近い采配をしてくれたので厳しい相手でしたが逆転勝利することができましたね。
やはりどこか調子が良くない広島が大分に引き分けたことで、首位とは勝ち点6差まで縮まりました。
毎試合、このくらいの采配ができればまだまだ優勝も狙えますし、名将になれる可能性もあります。
ただ、この試合ジュニーニョがベンチスタートになったのは体調不良で練習から離脱していたのが原因ですし、ダヴィが戻ってからも上手く機能するメンバー、布陣の選択をできるかは引き続き懸念材料です。
ジョルジーニョ監督のもと、急成長した大迫は昨年は中澤やヨン・ア・ピンなどリーグでもレベルの高いCBには封じられていたのですが、この試合では完全に上を行っていました。
2得点ともDF、GKとの駆け引きが良かったですし、2点目なんてあれだけ振りがコンパクトならシュートするタイミングを読めないので対応しづらいですよね。
ジョルジーニョ監督がケガするまで我慢して起用していたおかげもあって山村も頼もしくなっています。
セレーゾ監督の土居のトップ下起用もいいですし、中村も引き続き試合で起用して行けば前野(中村のリーグ出場時間は前野の1/3ほど)同様にフィットしていくと思います。
何故かナビスコ杯1戦目でも中村を先発起用していますが、本当なら自信を持たせるためにももっとスペースを与えてくれる相手の時に起用した方がいいですけどね。
本山もケガ明けからはコンディションが良くなっているようで、先発からだと厳しいでしょうがスーパーサブとして引き続き起用すれば決定的な仕事を多くしてくれるでしょう。
あとは広島、浦和対策は必要ですが、このメンバーで連携を高めていけば優勝だって狙える期待感を持てますね。

8月の連戦で上位を窺う足固めを
大一番を征して4位に浮上することができましたが、残りの夏の連戦に勝たなければすぐにまた下位の方が近いという状況になってしまいます。
次はアウェイ清水戦ですね。
ラドンチッチ、大前が加入して昨年のナビスコ杯決勝とその前のリーグ戦で対戦した時のスタイルに回帰している感じです。
気をつけたいのはラドンチッチの高さ、ゴール前の動き、それに合わせるアーリークロスですね。
浦和戦では何故かサイドからは入れずに後ろからのフィードをラドンチッチに競らせる形が多かったですが、そんなことしている内に2失点してしまいました。
ボールもけっこう収まるのでポストプレイも気をつけたいですが、やはり一番怖いのはセンタリングからの攻撃です。
あとは大前、高木らのドリブルの仕掛け、本田のボール奪取からのフィードですね。
鹿島は昔から清水、C大阪と相性が悪いって言われているのですが、それは中盤を省略して来るスタイルだったからです。
ボールを奪ってすぐに前線の鹿島のサイドバックの裏にロングボールを放り込むようなサッカーだったので鹿島はよくやられていたんですよね。
先制されるとよりそういうスタイルになりそうなので注意が必要です。
恐らく浦和戦同様にホームなので攻撃的に来ると予想されます。
その場合、清水は横浜FMのようにDFラインを高くして来ますが、前線のプレスはまったくと言っていいくらい別物なのでベストメンバーで臨めばチャンスを多く作れると思います。
ただ、左サイドはジュニーニョの先発になるのではないかと思います。
その場合も吉田相手に仕掛けさせたらチャンスメイクは出来るんじゃないでしょうかね。
鹿島は小笠原が出場停止ですが、すでに本田は対戦相手。
中田、岩政を先発にして山村か青木を上げるという選択肢もありますが、あまりいじりたくないですし、この試合でも途中から出ていい仕事をしていた梅鉢を使ってほしいです。
今季はアウェイで成績が悪いですから、この勢いで克服したいですね。

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【J1第21節】セレーゾ監督のくだらない閃きとやらで大苦戦…の新潟戦
結果
8月17日(土) 2013 J1リーグ戦 第21節
鹿島1-0新潟(18:34/カシマ/16,392人)
[得点者]
88' 大迫勇也⑨(鹿島)←前野貴徳①
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ジュニーニョ、土居、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
64分:野沢→遠藤
67分:土居→本山
76分:ジュニーニョ→中村


試合の感想
10人対11人の戦い
新潟は4-4-2の布陣、レオ・シルバとキム・ジンスが出場停止明けで先発に復帰。
大井がコンディション不良ということでCBは金根煥と舞行龍という初見では何て読んでいいか戸惑ってしまうコンビとなりました。
ベンチには新外国人のホージェル・ガウーショが入っていましたね。
鹿島は4-2-3-1、大迫が右足付け根を痛めたということでしたが無事に先発。
左サイドバックも中田ではなく前野でしたね。
ほっと胸を撫で下ろしたものの、前日練習の情報から2列目はジュニーニョ、土居、遠藤になると聞いていたのですが、何と遠藤→野沢となっており一気に期待感がしぼんでしまいました。
前節、全体的に動きが重い中でアシストの遠藤、得点の中村を先発からはずすという訳分からない采配。
それもそのはず、セレーゾ監督は閃きで先発メンバーを代えたそうです。
しかし、閃きに頼っている時点で自らの戦術力が低いと言っているようなものですし、そもそもジュニーニョと野沢の同時起用はこれまで何度も試してまったく機能していません。
閃きどころか単に学習能力がないだけですね。
こうなるともう試合展開は予想でき、ジュニーニョと野沢のところでボールが収まらないので鹿島はポゼッション、攻撃の組み立てができずにロングボールが多くなって、相手にボールを渡してしまい主導権を握られる戦いとなります。
押し込まれると今の鹿島は守備陣が耐えきれないので失点、残り30分のところで土居→本山の選手交代。
その後、随時野沢→遠藤、ジュニーニョ→梅鉢を交代、柴崎を上げる形になります。
仮に失点しなかった場合は、試合が動かなければセレーゾ監督も動けないので、結局選手交代を引っ張っているうちに失点。
そこから慌てて上述した選手交代をすることになります。
そして、試合は予想通りの展開で進んで行きます。
ジュニーニョはドリブルで仕掛けられる分、前野とユニットを組めばサイドハーフとして機能させることはできますが、野沢は攻守にまったく機能していなので鹿島は前節同様に10人対11人のハンデ戦を強いられることになります。
土居はまだボールが収まるので大迫との縦関係で何とかしてくれればと思っていましたが、その場合は全盛期の本山並みにジュニーニョ、野沢の分も働いてもらわないといけないことになるので、それだけの活躍を求めるのは現時点で酷というものです。
仙台戦よりも大迫が意識してボールをもらって下がったり、柴崎が思い切って前線に飛び出したりと工夫をしていましたが、やはりロングボール主体では精度の高いプレイができずに攻撃の形が作れません。
結局ファーストシュートを打てたのは20分、小笠原のFKに大迫が頭で合わせたシーンでした。
前半最大のチャンスは小笠原のスルーパスに大迫が抜け出したところ。
しかし、キム・ジンスのディフェンスに合い、シュートを打ちきれませんでしたね。
スペースはあったのでボールとDFの間に体を入れるという基本通りにボールコントロールできたら1点でした。
ケガの影響があるのか、やはりザッケローニ監督が視察に来ている時は活躍できないのか、この試合の大迫はボールが足につかない場面やゴール前での判断が遅いシーンがありましたね。
30分頃から鹿島は押し込まれる展開になりますが、これまでの展開と違っていたのは新潟の攻撃が拙かったことです。
鹿島もパスが繋がらなかったのですが、新潟もボールを奪ってからのファーストパスでミスが多かったですし、アタッキングサードでのプレイ精度も高くなかったので救われました。
また、左サイドに動ける前野を起用していたのは守備面でも大きかったですし、山村、曽ケ端もいいプレイを見せていたので失点せずに済みました。
ロスタイムには個の力から前野が仕掛けてシュートを放ちますが、惜しくもポスト。
前回アウェイの対戦の柴崎のゴールのように、機能しないチームではゴラッソでも生まれないとなかなか得点が取れませんね。

11人対10人の戦い
前半は新潟優勢で試合は進んでいましたが、それは新潟が飛ばしていたわけではなく、単に鹿島がボールポゼッションも攻撃の組み立てもできなかったから。
当然、新潟の勢いは衰えることなく後半になっても流れは同じ。
立ち上がりから攻められ、FKから大迫のあわやオウンゴール、レオ・シルバのミドルシュートと危ない場面がありますが曽ケ端が何とか防ぎます。
50分には鹿島も反撃。
相変わらず組織では崩せないですが、西が強引にドリブルで突破してチャンスメイク。
しかし、野沢がドフリーでのシュートをはずしてしまいます。
このまま新潟に攻められて失点しては負けパターンに突入するところでしたが、57分に川口が退場という形で試合が動きます。
やはり19歳の若い選手にはジュニーニョの相手は荷が重かったですね。
新潟は田中達に代えて村上、さらには個の突破力があるホージェル・ガウーショも投入します。
これを受けて鹿島は最初に本山を準備していましたが、取り辞めて64分にようやく野沢→遠藤の交代となります。
しかし、3分後には土居に代えて本山を入れるという意味不明さ、グダグダ感は相変わらずの流れですね。
これまではこのもたついている間に失点する試合もあったのですが、さすがに数的有利の状況だったので交代が間に合います。
野沢が下がって足かせが取れたことで鹿島はようやく11人が揃い、まともなサッカーができるようになりました。
ただ、人数の少なくなった新潟は4-4-1で引き分けもやむなしの引いて守ってカウンターという戦術なので退場者が出た時特有の難しさもありました。
遠藤、本山が入って攻撃にリズムが生まれるも新潟のゴールを割るまでにはいかず。
74分には本山のスルーパスから大迫が抜け出して、ペナルティエリア内で倒されますがノーファウル。
村上のタックルはボールには触れてないですが、大迫の倒れ方も中途半端でわざとらしくなってしまいましたね。
もっと前に行く意思を見せて残った足が村上のスライディングにかかっているような状態ならPKを取ってもらえたと思います。
次第に新潟ゴールに迫るようになると、ジュニーニョに代えて中村を投入して得点を取りに行きます。
鹿島はピッチをワイドに使ってサイドで起点を作り、中央の開いたスペースに選手が入り込むという戦いは良く出来ていました。
76分にはサイドに開いた西から本山が股抜きでキム・ジンスをかわして決定機を迎えますが、シュートは左にそれてしまいます。
攻撃にかかり過ぎたところをカウンターから川又に決定機を作られますが、ここも曽ケ端がファインセーブ。
山村も最後までついていたので川又に余裕を与えず、シュートコースを限定できましたね。
鹿島は中村が積極的にDFラインの裏を狙っていい形でボールを受けるシーンが度々あったのですが、ボールが足に付かず。
しかし、1つ上手く行けば1点という場面ですし、いい動きはできていました。
87分には小笠原がターンからドリブルで持ち込みますが、シュートが弱々しくなってしまいます。
それでも攻撃は着実に効いており、新潟の選手も疲労が出始めて走れなくなります。
88分には裏に抜けようとした川又が守備に戻れず、8人で守る形になっていたのですが、途中出場で右サイドバックのはずの藤田が何故か本山について中央へ。
右サイドハーフのホージェルも前野について行かなかったのでそこが完全フリーになりました。
本間が慌てて追いかけますが間に合うはずもなく、マイナス気味のクロス。
中央は4対4の状況になっていて、本山がペナルティアークで藤田を引きつけ、遠藤と中村がゴール前に入ることで残りの3人を引きつけましたね。
そして、上手くフリーになった大迫が左足で叩き込みます。
ようやくザッケローニ監督が来ている時に活躍できたと思ったら、この時すでに帰路についていたそうで…。
そりゃあ、こんな機能していない鹿島の試合を観てもしようがないですし、さらに新潟に退場者が出てしまっては試合展開も決まって来ますしね。
ロスタイムにはカウンターから大迫、本山と繋いで右サイドの遠藤へ。
ドリブルで完全にキム・ジンスの逆を取りますが、右足シュートはポスト直撃。
惜しくも追加点はなりませんでしたが、負けパターンの試合を勝利に持っていけたのは大きかったですね。

フロントを無視するセレーゾ監督
大宮戦後に鈴木強化部長が若い選手をもっと起用するように進言したそうですが、前節とこの試合の先発を観るとチームの方針・鹿島を強くすることよりも自分のお気に入りであるジュニーニョ、野沢を起用することの方が大事なようです。
もともと野沢が三連覇時に活躍できたのは、嫌いな守備、ボールキープ、ゲームメイク、バランサーの役割を本山が全部やってくれて自分のやりたいプレイだけ好き勝手にできていたからです。
そのため、本山が先発出場できなくなった10シーズンからボールキープのできないガブリエルと組むようになって活躍できなくなっていきましたね。
興梠、大迫、ガブリエルの前線では当然野沢が中心になって攻撃を組み立てなければいけないのですが、その責任を負うのを嫌い、あくまで王様プレイにこだわって自分を中心にチーム作りをしてくれる神戸に移籍しました。
しかし、これもこーめいが言っていたようにボールキープもゲームメイクもできない野沢を中心にチームを作ってもポゼッションサッカーはできません。
思った通りに神戸は迷走、ついには降格するまでに至ってしまいましたね。
降格させてしまった以上、チームに残れば当然昇格させる責任を負わなければいけないのですが、それからも逃亡。
温情移籍によって1年で鹿島に戻る選択をします。
戻ってからも相変わらずの王様プレイ体質は変わらず、チームへの献身性は皆無。
伊野波や李もそうですが、こういう自分本位な移籍を繰り返す選手は代表クラスの能力を持っていても結局は大成しないことが多いですね。
それでも控え選手としてレベルが高いのは間違いなく、ダヴィ、ジュニーニョと正当なポジション争いをさせてオフザボール担当にするか監督が先発起用しなければ戦力として活かしようもあるのですが、攻撃戦術力が乏しいオリヴェイラ監督とセレーゾ監督はともに機能しないコンビを起用し続けて、無駄な時間を過ごしてしまいます。
オリヴェイラ監督はレアンドロ・ドミンゲスの獲得を拒否した以上、遠藤を起用するしかなくなり、こーめいは当時からブログでもそう言っていたのですが、ガブリエル-野沢のコンビにこだわっていました。
そして、今季セレーゾ監督はジュニーニョ-野沢のコンビにこだわっているわけです。
戦術力の高いジョルジーニョ監督はチームに何が足りないのか分かっていたので、遠藤を起用していましたし、レナトも補強しましたからね。
セレーゾ監督のくだらない閃き采配で危うくこの試合は勝ち点を失うところでしたが、相手が10人になったこともあって何とか勝利。
これで21節を終えて10勝5分6敗、32得点30失点となりました。
昨季の21節終了時点での成績は8勝5分8敗、30得点27失点。
開幕5戦勝ち無し、今季と昨季の戦力と曽ケ端のパフォーマンスの違い、夏に獲得したレナトの融合に時間がかかったこと、ナビスコ杯を勝ち上がっていたことを考えると実はたいして変わりはないんですね。
この戦力、この成績で推定年俸1億円のセレーゾ監督にそれだけの価値があるかと言えば、答えはノーです。
2列目のジュニーニョ、野沢の優遇もそうですが、この試合の前野のパフォーマンスを観ても、引き続き中田の左サイドバック起用をねじ込んで来そうで怖いです。
さらにダヴィが復帰したら、また平気でジュニーニョ、野沢との3人併用をしてきそうで空恐ろしいですね。
チームとしてはパフォーマンスに不満がありました。あまり自分たちの時間帯がつくれず、ボールを持つ時間も短すぎた。DF陣にはつらく、きつかったと思う。もっと試合をコントロールすることを覚えないといけない。
前でタメを作る事も出来なかったし、ディフェンスとボランチの選手でボールを回すことが多かった。後ろでまわすのではなく前で、相手のエリアで回すことが出来なかった。相手にとっては楽な試合展開だったと思う。
試合後の柴崎のコメントで分かるように選手たちはもう何が問題なのかは分かっていますよ。
最近は大迫も野沢にかなり厳しい表情で文句を言ってますからね。
大迫、遠藤、中村、柴崎、前野、山村あたりはお互いにフィーリングが合っていて、やりやすさを感じていると思います。
実際に試合でもそれは表れていますからね。
上記のメンバーのときはいい試合をして勝って、野沢などパフォーマンスが悪くてもセレーゾ監督にレギュラーポジションが与えられている選手が先発する時は大迫の言うように「今日は内容よりも結果」と割り切って戦っていくことが今の鹿島には必要でしょう。
ただ、こんなことをいつまでも続けていたらいくら鹿島でも間違いなくチーム内に軋轢が生じますよ。
大宮を対岸の火事と思っていたらとんでもないことになりますし、実際にオリヴェイラ監督の09シーズンに5連敗した時には鹿島もチーム状態が破綻しかけていました。
あの時もチームの状態、先発メンバーのパフォーマンスが悪くてもオリヴェイラ監督が走れないベテラン中心の固定メンバーで戦っていたことが原因でした。
本山を中心に決起集会を開いて、ある控え選手が涙ながらに「試合に出場している選手がしっかりやってくださいよ」と訴えたのでその後まとまって優勝できましたが、そういう効果は長続きしません。
結局、翌年からもオリヴェイラ監督の選手起用に変化が見られなかったため根本的な問題は解消されず、チームの一体感はどんどん薄れ、世代交代も遅れてどんどん鹿島は弱くなってしまいましたからね。
それがあるので今回、フロントもセレーゾ監督に若手を使うよう進言したのですが、それを聞かないようではもうやることは1つしかありません。
さすがに今から監督交代するとまたチームを作るのに時間がかかってしまうので、解任は現実的ではないですがセレーゾ監督は今季限りで十分でしょう。
もちろん完璧な監督はいないので何かしら欠点、足りない部分はあるでしょうが、共通するのは向上心、学習能力の無い監督は必要ないってことです。
チーム状態はもはや違って来ているのに、自分の成功体験を押し付けてそれだけやってれば上手く行くと思っている柔軟性のない監督では結果も伴わないですし、未来がないですから。
その結果、オリヴェイラ監督もセレーゾ監督もフロントから求められる一番重要なものを無視する形となって、鹿島の未来に暗雲が立ち込める事態になるわけです。
ブラジル人監督に目当てがないなら、来季は手倉森監督を招聘することをすでに考えていた方がいいでしょう。
戦術力はセレーゾ監督より高いですし、蜂須賀、武藤など若い選手も使えます。
上本、石川、ウィルソンなど的確な補強も多いですし、チームマネージメントも上手く、ブラジル人もベンチスタートにすることもできます。
オフシーズンにはスペインなどの海外に勉強しに行っていますし、コストパフォーマンスを考えてもいいですね。

不安を抱えつつ首位横浜FM戦
ここのところの広島は絶好調というわけでもなく、名古屋に引き分け。
横浜FMがFC東京に勝利して首位になりました。
夏の暑さで運動量がマックスではないせいか、7試合連続で失点していましたが、前節は完封勝ち。
チームもほぼ固まっていますし、次節からは斎藤も先発復帰するでしょうから手ごわい相手です。
特にDFラインに富澤、中町のボランチは超強力。
それでも隙はあって、左サイドバックのドゥトラはサイドでボールを持つと食いついてくれるので、その裏が空きます。
遠藤を起点に大迫と土居のからみでそこを突いて行きたいですね。
対する鹿島はセレーゾ監督のもたつきのせいで未だにチームの方向性が定まらずに右往左往しています。
惨敗したナビスコ杯のハンデメンバーで再び挑んだらバカ丸出し。
セレーゾ監督は、「来週末、試合に勝つか負けるかというのは、うちのサポーター次第です。来週は、今まで以上に、うちのサポーターが違いを示さなければいけない試合です。」と言っていますが、引き続き鹿島の問題はセレーゾ監督がどういった先発メンバーをチョイスするかです。
正しくは、「来週末、試合に勝つか負けるかというのは、うちの監督次第です。来週は、今まで異常だったうちの監督が間違いを正さなければいけない試合です」ですね。
この試合も鹿島の試合をしっかり観ているサポーターからすれば、先発メンバーを観て試合内容は予想できましたから。
がっかり先発にまがうことないがっかり展開、新潟に退場者が出てからもグダグダ、遠藤、本山、中村が出てようやくサッカーができるようになりました。
2列目は中村、土居、遠藤で本山を途中出場させれば、十分いい勝負ができると思います。
ホームですし絶対に勝って首位との差を縮めるとともに、Jリーグらしい混戦に持ち込みたいですね。

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【J1第20節】ヘビーローテーションで逆転負け…の仙台戦
結果
8月10日(土) 2013 J1リーグ戦 第20節
仙台2-1鹿島(19:04/ユアスタ/17,892人)
[得点者]
23' 中村充孝②(鹿島)←遠藤康①
55' 柳沢敦(仙台)
81' ヘベルチ(仙台)
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:中村、野沢、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、青木、山村、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
60分:野沢、中村→ジュニーニョ、土居
72分:西→岩政


試合の感想
代えるべきか、代えざるべきか
仙台はやはり4-1-2-3ではなく、4-4-2の布陣で来ましたね。
しかし、ウィルソンに加えて武藤、菅井と攻撃的な選手が負傷欠場。
右サイドに蜂須賀、梁がボランチに入って松下が2列目、2トップは赤嶺と柳沢のコンビとなりました。
鹿島のフォーメーションは一応4-2-3-1、中2日のアウェイということでサンパウロ戦から3人を入れ替えて来ました。
左サイドハーフがジュニーニョ→中村、トップ下が土居→野沢、左サイドバックが前野→中田の変更となっています。
この試合は「いい時は代えない」と「連戦のローテーション」、どちらで来るのかセレーゾ監督の選手起用が注目でした。
実はこの答えは簡単で、代えて良くなれば代えた方がいいに決まっていますし、代えて悪くなるなら代えない方がいいということになります。
何を当たり前のことを言っているのかと思うでしょうが、この代えて良くなるか悪くなるかをきちんと理解しているかがポイントになります。
そして、そのポイントが以下の2つです。
①メンバー変更後のチームが同程度もしくはそれ以上に機能する
②入れ替えたメンバーが連戦の選手より運動量がある

①については戦術理解度の高い監督、特に欧州に多いですが、そういう監督なら実際に試合で試していなくてもどの選手とどの選手を組み合わせて、どう配置すれば機能するかを分かります。
ただ、ブラジル人の場合は戦術理解度(特に攻撃戦術力)の低い監督が多いので機能しないメンバーで戦い続けてしまうことがよくあり、ましてやローテーションとなるとどこをどう代えていいかチンプンカンプンといったところです。
まさにセレーゾ監督がそうですね。
こーめいは連戦の場合は選手を入れ替えて戦うことが理想だと思いますが、前回の記事で書いたように今の鹿島はメンバーを入れ替えようにも土居→中村、ジュニーニョ→野沢くらいしか選択肢がありません。
そうでないとチームの機能性が失われてしまいますから。
それを理解せずにセレーゾ監督はメンバーを入れ替えてしまいました。
中村の起用はOK、本当は真ん中で起用したいですがサイドハーフでも許容範囲です。
しかし、野沢のトップ下と中田の左サイドバックは機能しません。
野沢と中田にI love youなサポーターはいても、トップ下の野沢と左サイドバックの中田をI want youもしくはI need youしている人はいないわけですよ。
これは戦術理解度の問題もありますが、一番の問題は学習能力のなさですよね。
どちらも実際にこれまで試合で試していて機能していないのに、学習せずに同じ過ちを繰り返してしまっています。
②に関しては当たり前のことで、連戦の選手より走れない選手を先発させても意味はありません。
動けない野沢と中田の先発起用は、ヘビーなローテーションとなってしまいました。
そして、このセレーゾ監督のミスが試合にもモロに出てしまいます。
ここのところの鹿島の攻撃の組み立ては前野から始まっています。
プレッシャーをかけられてもそれをいなしてボールを運べますし、後ろから2列目や大迫にいい縦パスを入れています。
これによってDFラインも押し上げられて、前線との距離をコンパクトに保つことが出来ていました。
しかし、中田は縦パスを入れられずに低い位置でノッキング、山村に横パスばかり。
山村も縦パスを入れたいのですが、仙台もそこは狙ってプレッシャーをかけて来ますし、パスコースも切られていました。
そうなるとやはりCBがそうそうリスクを冒してボールを運んだり、くさびのボールを入れたりできないんですよね。
となるとまだプレッシャーのかけられづらいサイドバックからビルドアップしたいのですが、そこからパスが出ないのでDFラインから苦し紛れのロングパスが多くなっていました。
それがちょうど野沢のところに行くことが多かったのですが競り勝てないですし、そもそも体を張って競り合う気もないので奪われて仙台に攻められるという構図になります。
後ろからの苦し紛れのロングボールは仙台に完全に狙われていましたね。
そして、今度はトップ下ですが土居が入ると運動量多く、大迫と両サイドハーフの繋ぎ役、つまりリンクマンの仕事を果たしてくれます。
守備の時も基本的に土居が相手のボランチを観るのでマークがはっきりするんですよね。
しかし、野沢がトップ下に入るとチームの機能性など完全無視、自分の好きなプレイしかしたがらないです。
だからサイドにワイドに開きすぎる、仙台のDFラインに張りつく時間(その割に仙台がラインを上げても動かずにオフサイドを取られること)も多く、リンクマンとしての役目を果たせていません。
また、運動量も少なく、ボランチを観る守備もさぼるので野沢が入った場合は4-2-3-1というよりは、4-4-2に近いポジショニングになります。
これが遠藤と中村が孤立することの多かった理由ですね。
そして、土居ともっとも違うのはボールを持って前を向いた時に仕掛けるかどうかです。
この試合、野沢がフリーで前を向いてボールを持ったのにCB2人にマークに付かれている大迫にパスを出した場面が2回、自分が前を向いてシュートまで行けるのにスルーしてボールを奪われた場面が1度ありました。
これが試合後にセレーゾ監督が指摘していた「攻め急ぎ過ぎてタメができていない」部分ですね。
土居だったらドリブルで仕掛けて自分にマークを引きつけてパスを出してくれるので、周りの選手はボールを受けやすくなります。
4-2-3-1にしてからの試合、前半はボールを持って非常にいい攻撃が出来ていたのに、この試合では攻撃が機能せず仙台に押し込まれる時間が多くなったのにはこういった原因がありました。
それでも前半の鹿島はそれ程悪くはなかったです。
仙台の攻撃(特にやっかいだったのがトップの選手が中田の裏に走ってボールを受ける動き)にも何とか対応していましたし、右サイドからビルドアップしている時は遠藤が起点になっていい攻撃が出来ていました。
20分辺りからそういう時間が多くなって、23分に遠藤のセンタリングからゴール前に入った中村が右足で合わせて先制点を奪います。
これ、相当難しいシュートですがよく面を合わせていますし、ボールの勢いを殺してファーサイドに持って行きましたね。
その後も中村のドリブルからファーサイドの遠藤が切り込んで最後は狙って行くシーンがありチャンスも作れていました。
さすがに中2日の不利があったので全体的な運動量は少なかったですが、1点リードで後半を迎えられたのはよかったです。

引き続き後半の戦い方がお粗末
ただ、今の鹿島は後半の戦い方が課題です。
何度も言うように守って守れるチームではないですから、とにかくポゼッションを上げて攻撃して、守備する時間を減らすしかありません。
さすがにリードしている状況でハーフタイムに選手交代する監督は少ないですが、後半も仙台に押し込まれる時間が多かったので始まってすぐスパっと選手交代して欲しかったですね。
心配した通り危ない場面を作られます。
48分には中田の裏を取られて太田にシュートを打たれますが、曽ケ端がファインセーブでチームを救います。
中田の裏は前半から徹底的に狙われていましたし、そうなると山村がカバーのためにサイドに流れることになるので中央が空きます。
しかし、小笠原と柴崎は相変わらず2人してバイタルエリアを空けていることが多いので、次第に危ない場面が増えて来ました。
鹿島は遠藤のスルーパスから大迫のシュートと反撃しますが、試合の流れは変えられず。
もう50分過ぎた頃には中田→前野、野沢→土居の2枚替えをしないといけないくらい危ない状態でした。
すると55分、ロングボールを赤嶺、柳沢、太田と繋がれて一度は中田が跳ね返すのですが、こぼれ球を蜂須賀がセンタリング。
中央は4対2なんですけど、柳沢をフリーにしてしまいファーで合わせられてしまいます。
柴崎が最初、柳沢を観ているのですがポジショニングが悪くマークが不十分です。
センタリングはそこを飛び越えてファーに行ったのですが、何故か西は誰もマークもせずボールを観ているだけ。
柳沢のマークどうこう以前に、守備範囲にセンタリングが来ているのですからクリアに行かないとダメですよね。
守備に回ったら必ず失点する、ある意味安定の守備と言えます。
失点した後にセレーゾ監督が動くのですが、野沢→土居の交代は良かったものの、中村をジュニーニョに代えて下げてしまったのはまずかったですね。
ジュニーニョ(野沢にしろダヴィにしろ)を4-2-3-1の左サイドで起用する場合は、前野を左サイドバックに置いてフォローさせないと機能性はかなり落ちます。
やはりDFラインからボールがスムーズに出ないのでなかなか前線まで運べないですし、この試合は大迫までボールが行く回数も少なかったですね。
71分には冨田に完全に裏を取られますが、ここも曽ケ端が食い止めます。
3枚目のカードは西が退場しそうだったので理解はできますが、前野を入れて中田、山村のCB、青木を右サイドバックに置く方法もあったと思います。
結局、後ろからいいボールが出ないのがこの試合の一番の問題でしたね。
仙台の選手もだいぶ疲れてスペースが出来ていたので、サイドバックからビルドアップできればチャンスが作れていたのですけど、青木が無造作にボールを放り込んで相手に渡してしまうとそこからの攻撃でしたね。
パスを繋がれて途中出場の佐々木にドリブルで仕掛けられセンタリングを入れられます。
あとはお決まりのパターンでファーサイドにフリーな選手を作ってしまい決められてしまいました。
中田がずっとヘベルチに付いていたのですが、何故かセンタリングが上がった瞬間、走るのを辞めてしまいましたね。
両サイドバックの守備の酷さが露呈した2失点、もうずっとこのパターンで何度もやられているのですが監督も選手も修正する気はないみたいです。
鹿島守備陣に何が足りないかというと、自分の届く範囲なら味方とぶつかっても何が何でも自分がクリアするっていう気持ちですよね。
マーク云々以前にそういうボールにくらいついていく気持ちが足りないのが根本的な問題ですし、それを一番持っているのが前野です。
逆転されてからも何とか遠藤が起点になって攻めるのですが得点は生まれず。
日程の不利な上に記録的猛暑で夜もかなり暑かったですから鹿島にとっては厳しい戦いとなりました。
しかし、代わって先発に入った選手の運動量が少なく機能もせず、選手交代も間違ってしまっては必然の結果だったと言えます。
本来なら野沢、中田の運動量の無さを周りの選手が補う布陣ですからね。
やはりセレーゾ監督が攻撃が機能している時の要因、後半に失速する原因、なぜ失点してしまうのかを理解していないので、こういう展開になってしまうよねって試合でした。

今後の行く末が決まる新潟戦
C大阪に抜かれて6位、順位はまだ6位ですが11位までは勝ち点たったの3差です。
この試合のように先発メンバーを間違って起用し、後半に失点する課題も修正できないようではすぐに下位に落ちてしまいますよ。
そういう意味では次節のメンバー起用がどうなるか重要です。
新潟は昨年のレギュラーCBが2枚とも移籍してしまったので、今季は失点が多くなっています。
堅守速攻のイメージはもはやなく、むしろ攻撃の方が好調な印象ですね。
こーめいは岡本を移籍させるなら代わりに川又をくれればいいのにと思っていたのですが、その川又は得点を量産しており、ゴール前の動きには要注意です。
今の鹿島守備陣が苦手なタイプですよね。
上位に食らいつくか、それとも一気に下位に落ちてしまうか、現在の鹿島は先発メンバーのチョイス、選手交代の選択次第でどちらにもなるという状況です。
ダヴィや本山が復帰してどういうフォーメーション、先発メンバーになるかですよね。
そのため、新潟戦は今後の鹿島の行く末が決まる試合となるかもしれません。

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【スルガ銀行CS】祝!初連覇・初90分勝利・初ハットトリック…のサンパウロ戦
結果
8月7日(水) スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI
鹿島3-2サンパウロ(19:02/カシマ/26,202人)
[得点者]
25' 大迫 勇也(鹿島)←柴崎岳
39' 大迫 勇也(鹿島)←ジュニーニョ

58' ガンソ(サンパウロ)
75' アロイージオ(サンパウロ)
90'+2 大迫 勇也(鹿島)←柴崎岳
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ジュニーニョ、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
57分:土居→野沢
68分:遠藤→中村
78分:前野→中田
85分:青木→岩政、ジュニーニョ→梅鉢


試合の感想
攻守にハマる
サンパウロは欧州に移籍が囁かれるウェリントンがアンカー、トップ下にはガンソが入る4-3-1-2の布陣となります。
L・ファビアーノやルシオが来ないのは早くから報道されていましたが、アウディ杯に出場していたジャジソンやファブリシオも来日しなかったのは残念です。
鹿島は今季一番のサッカーが出来た前節の大宮戦同様に4-2-3-1を継続、先発メンバーも左サイドの中村→ジュニーニョの変更だけでした。
いずれもリーグ戦で3連覇という快挙を成し遂げたものの、その後の世代交代が上手く行かずに低迷期に入っている状態で鹿島は昨年のジョルジーニョ体制でようやくベクトルが上向きに。
今季はセレーゾ監督になって下降気味でしたが、主力にケガ人のあった前節の大宮戦でメンバーの入れ替えとフォーメーション変更を余儀なくされて息を吹き返します。
一方アウディ杯のバイエルン戦を観たのですが、サンパウロのチーム作りはまだこれからと言ったところ。
引いて守ればある程度守れるのですが、攻撃の意思疎通はまだまだ。
この試合でも受け手と出し手のタイミングが合わずにパスミスになることが多くなっていましたね。
それでも強行軍による疲労があるかと思ったのですが、序盤から思った以上にプレス、攻守の切り替えは早かったです。
そのため、立ち上がりはサンパウロがボールを持つことが多く、両サイドバックを高い位置に上げてCBとボールをもらいに降りたマイコンとで攻撃を組み立ていましたね。
それに対して鹿島は大迫がCBにプレスをかけ、土居がウェリントン、ジュニーニョと遠藤が両サイドバック、ボランチがインサイドハーフ、前線の3人をDFラインで観る形を基本に上手くマークを受け渡しながら対応していました。
ガンソは下がってボールを受けようとすることも多かったのですが、そこを経由する回数が少なかったのでサンパウロの遅攻には脅威を感じずに済みましたね。
小笠原が低い位置でボールを奪われた時、ジュニーニョの工夫のないセンタリングを跳ね返された時にカウンターを受けることがありましたが、相手のミスもあってゴール前で何とか防ぎます。
鹿島は9分に青木の縦パスを受けて前を向いた大迫がミドルレンジからファーストシュート、14分にもカウンターから積極的に狙って行きます。
ただ、鹿島のカウンターは高い位置を取るサンパウロの両サイドバックに両サイドハーフがどうしても押し込められてしまうのでなかなか人数をかけられなかったですね。
そんなせめぎ合いの中、最初の決定機はサンパウロ、やはりカウンターからでした。
大迫、土居でキープしている間に上がった柴崎が右サイドに展開。
西のセンタリングをクリアされたボールに小笠原が中途半端な守備で対応してしまい、ボールを繋がれると後は前野、山村、青木の3人に対してサンパウロの選手は4人。
ガンソとアロイージオに崩されると最後はアデミウソンがフリーで狙いますが、詰めていた曽ケ端が何とか体に当てて防ぎます。
相変わらず小笠原のカウンターケアが出来ていないところからの大ピンチでした。
それでいて戻る時ものんびりジョグ程度の走りで、敵陣ゴール前まで侵入していた柴崎に追い抜かれていますから、ボランチがこんな守備をやっていてはなかなか失点もなくならないですね。
攻撃では大迫が1対2をドリブルで仕掛けるシーン、遠藤が強引にシュートを打って行ったシーンがあったのですが、土居が大宮戦の序盤同様にゴール前に入るタイミングが早過ぎるので距離感が悪く孤立していました。
しかし、23分に土居がボールのある右サイド、レイナウドの裏を取ると遠藤からスルーパス。
仕掛けてセンタリングを上げると中央のジュニーニョが打つと見せかけて外を回った柴崎に。
柴崎はシュートを打つと思ったのですが、中の大迫に折り返します。
足にはかすめたのですが速いボールだったので反応しきれなかったですね。
どっちつかずだったペースはここから鹿島に傾きます。
24分に西がボールを持つと遠藤が右サイドバックのレイナウド、土居がCBのエジソン・シウバを引きつけながらボールをもらいに降りて来ます。
その裏のスペースを見逃さずに柴崎が走って、西がフィードします。
カバーリングに入ったルーカス・シウバを柴崎はトラップで中央に切り返してかわして大迫へパス。
大迫も飛び出して来たGKロジェリオ・セニをワンタッチでかわして最後は冷静に左足ボレーで押し込みました。
鹿島はサイドチェンジでピッチをワイドに使えていましたし、サイドバックがプレスをかけられづらいフォーメーションのかみ合わせも上手く使えていましたね。
昨年の9節アウェイの清水戦でやられたことを今度は鹿島がやれていました。
あの時の鹿島も使用していた4-3-1-2の布陣は、中央には人数がいるのですがサイドのケアには不向き、また相手のサイドバックにはプレスをかけづらいのが特徴です。
そのため、左右に大きく振られると弱く小笠原を中心に展開できていましたし、ジュニーニョや西もいつもより余裕を持ってプレイ出来ていました。
そして、39分には遠藤がドリブルから素晴らしいサイドチェンジ、ジュニーニョのクロスに後ろから入った大迫がピンポイントで合わせて追加点。
得点直後にスローインから山村がかわされて折り返したボールに合わされそうになるのですが、土居、前野がよく体を張って守りました。
前野は最初定位置にいたのですが、危ないと思ったらボランチより早くバイタルエリアに飛び出して守備してくれるので助かりますよね。
残り時間は無理をせず上手く時間を使いながら経過させ、2点リードで後半突入。
カウンターの守備以外は攻守にハマっていた前半となりました。

一筋縄ではいかない南米クラブ
後半は強行スケジュールのサンパウロの運動量が落ちてくれればと思ったのですが、やはり南米のクラブは一筋縄ではいきません。
昨年もウニベルシダ・デ・チリに2点先行してから追いつかれてPK戦まで行きましたからね。
サンパウロはギアを上げて運動量アップ、そしてアウトゥオリ監督も動いて来ます。
シウビーニョ、エヴァンゲリスタを入れるとともに2トップをワイドに開かせて鹿島のサイドバックに当たらせます。
これは前述したように4-3-1-2は相手のサイドバックにプレスをかけづらいのでそこをまず封じ、鹿島のCBからのビルドアップは厚い中盤中央で対応できると踏んでの策でしょう。
アロイージオが中央で仕掛けて右から駆け上がったシウビーニョがシュートを放ちますが、曽ケ端がどっしり構えて防ぎます。
ここも最後のところは前野が危ないところをスライディングでケアに入っていますから、コースが限定されて曽ケ端も的を絞りやすかったですね。
立ち上がりからサンパウロに攻勢を仕掛けられますが、鹿島も元気なうちは前線でボールが収まるので押されっぱなしにはなりません。
遠藤のサイドチェンジを受けたジュニーニョがタイミングよく外を追い越し前野へ。
センタリングは中央で大迫が競ってサイドに流れ、最後は遠藤がシュート。
これはGKに防がれてしまいますが、こういったサイドバックのオーバーラップからの攻撃は鹿島の代名詞ですよね。
10分過ぎまでは上手くボールを回して攻撃もできていたのですが、6人交代できるレギュレーションということで早めに土居に代えて野沢の投入があります。
その直後、13分に失点するのですが、サンパウロのドゥグラスへの野沢、ジュニーニョの守備が甘くなって前線にいいボールを入れられます。
前野が何とか競り勝つのですが、問題はやはりバイタルエリアの守備ですよね。
ドゥグラスがボールを持っている時点でサンパウロは4トップになっています。
つまり、DFラインと同数になっているということですね。
それなのに小笠原と柴崎がドゥグラスの蹴ったボールをのんびり眺めているわけですよ。
これではDFラインが跳ね返したボールは100%サンパウロに拾われますし、その後再びDFラインは同数で攻められます。
こぼれ球を拾ったガンソに山村が対応しますが、小笠原はのんびり観ているんですよ。
山村がブラジル代表のガンソに1対1で確実に勝てるとでも思ったのでしょうかね…。
プレスバックして守備を助ければDFラインは1枚余らせて対応できるので、カバーリングなどする選択肢も出来たのですが、数的同数ではどうしても自分のマークを放せないですから。
ガンソに見事なミドルシュートを決められてしまいました。
しかし、鹿島もすぐさま反撃。
CKからのカウンターをジュニーニョががんばってキープすると野沢がスルーパス。
大迫が上手く反転して前を向くとシウビーニョに倒されてPKを獲得。
ファウルがあったのは微妙に外だった気もしますが、鹿島にとっては再び突き放すチャンス。
蹴るのはPKを取った大迫。
こーめいはとにかく助走をもっと取ってくれと思って観ていたのですが、案の定タイミングを合わせられてロジェリオ・セニに防がれてしまいます。
しかし、あの高い位置でセーブしたということは確実に大迫が蹴る前に飛び出しているってことで、思った通り副審もフラッグを上げていました。
実際に録画で確認してもかなり前に出ていましたね。
こーめいはやり直しのPKは別の人に蹴って欲しい、大迫が蹴るならせめて助走をもっと取ってくれと思って観ていたのですが、今度は芝がはがれて軸足がブレて大きくはずしてしまいます。
これでまだまだ行けるぞという気持ちになったサンパウロが押し込んで来ます。
今の鹿島はここからの戦いが課題なのですが、セレーゾ監督が選手交代に失敗します。
そもそもボールの収まらない野沢を最初に入れたことで苦しくなっていたのですが、2枚目は遠藤に代えて中村。
中村の投入はいいのですが、野沢、ジュニーニョと並べてしまったらカウンター時などスペースのある時でないとボールをキープできなくなります。
遠藤と中村を並べてここで何とかもう一度ポゼッションをして試合の流れを取り戻したいところでしたね。
もしくは自由に動き回って起点になっていたガンソに梅鉢あたりをマンツーマンで付けさせる方法も考えられました。
押し込まれてしまうと今の鹿島では守り切れません。
やはり南米の選手は足元の技術や体の使い方が上手い選手が多いですから、疲労もあって簡単に飛び込み過ぎる守備が増えて来ます。
そこでかわされて危ない場面を作られるようになっていました。
そして、30分に前野がかわされるとガンソ、アロイージオと完全に崩されて同点弾を浴びてしまいます。
ここもボランチの守備に問題があるのですが、前野が飛び出してかわされてしまったのでDFラインは3対4の数的不利になっています。
そのため、山村、青木、西でアロイージオとドゥグラスを観ないといけない状況になっているので、柴崎がファーサイドのガンソに付いていかないといけなかったですね。
それだけの余裕はあったのですが、大丈夫だろうってことでさぼっているわけです。
やっぱりボランチが2人ともこういうところをケアできない選手だと失点はなくならないですね。
ここからは中田、岩政、梅鉢と投入して守備固め。
押される展開が続いていたので、危ない場面も多くなっていたのでフレッシュな選手を入れての守備固めはいい策でした。
しかし、前線になかなかボールがおさまらずに攻め手がなく、このまま再びPK戦に突入かという雰囲気が漂うロスタイム。
中村が潮目を変えてくれます。
左サイドで1人かわすと4人に囲まれながらキープ、前に走った梅鉢にいいパスを出します。
残念ながら梅鉢がトラップミスをしてしまいチャンスにはならないですが、全然攻撃できていなくてどんどん前に来ていたサンパウロに、あまり前にかかり過ぎるとまだ一発持っているぞというところを見せることができましたからね。
さらに中村はガンソのパスから抜け出したウェリントンにしっかりついて行って守備をします。
さすがに疲れたのか、引き分けを意識したのか、中村のドリブルが効いたのか、この後サンパウロが受けに回ってくれました。
引いてゴール前を固めて、中盤でボールを持たせてくれたので西もフリーで縦パスをいれることができました。
それを大迫が野沢に流し、落としたボールを柴崎が思い切りよく打ちます。
シュートはDFに当たってさらに大迫に当たって角度が変わり、GKの逆を突いてそのままゴールへ。
柴崎のゴールと発表されていましたが、選手はみんな大迫のところに行っていましたからね。
もしオフサイドポジションでしたら、DFは意図的にパスしたわけではないので新しいルールでもオフサイドでしたが、柴崎がシュートを打った瞬間は大迫はしっかりオンサイドのポジションにいました。
ちょっと格好の悪いハットトリックでしたが、どんな形でも立派な決勝点。
このゴールでスルガ銀行チャンピオンシップ初の連覇、日本勢では初の90分勝利、そして大迫はプロ初ハットトリックになりましたね。
次はJリーグで納得のいくハットトリックを決めればいいですよ。
試合自体も非常に面白い内容で、主力がいなかったのはありますが、やはり南米のクラブは本気で勝ちに来てくれるので良いゲームになります。
ブラジル全国選手権で苦しんでいますが、アウトゥオリ監督に任せて今年を辛抱強く戦えばサンパウロのベクトルも右上がりに持っていけるんじゃないでしょうかね。

中2日でアウェイ仙台戦
ウルグアイ戦の代表メンバーに大迫、柴崎が選ばれなかったのは残念ですが、ここ2試合のパフォーマンスを続けていればブラジルW杯前にチャンスが訪れる可能性もあると思います。
ただ、セレーゾ監督が先発メンバーを間違わなければ…ですけどね。
次節は中2日でアウェイ仙台戦になります。
仙台はこのところ4-4-2で戦っていましたが、前節の川崎戦は久しぶりに4-1-2-3の布陣にしていました。
ジュニーニョ、野沢の2列目が唯一機能した試合が2節の仙台戦で、4-1-2-3は(ウイングが岡崎くらい献身的に守備しない限りは)サイドバックの前にスペースができるので、鹿島のサイドハーフはボールをポゼッションしやすくなります。
再び同じフォーメーションで来てくれると非常に助かりますね。
ただ、前節の4-1-2-3はあくまで川崎対策だと思います。
川崎は左サイドのレナトがあまり下がって守備をしないですし、自陣に戻ってもいるときもまず激しく守備することがありません。
だからそのレナトの裏のスペースを狙いたい、そのためには4-4-2より4-1-2-3の方が有効ですからね。
サイドバックはウイングを観ることになるので、インサイドハーフがレナトの裏に入ればフリーになれます。
実際に手倉森監督は狙い通りに右サイドからチャンスを作って、先制点もそこからでした。
上本が依然負傷欠場で石川も左サイドバックに回って角田がCBに入っていますから、ボランチの組み合わせが富田+梁or松下になります。
それを考えると4-1-2-3もあり得ますが、ウイルソンが川崎戦で負傷交代して出場できなければ前線の枚数も少なくなりますし、手倉森監督が前回対戦の二の轍を踏むようなことはしないでしょう。
それよりも鹿島がどういうフォーメーション、メンバーになるかが重要です。
セオリー通りに行けばいい時は替えないとなりますが、ダヴィは仙台戦に照準を合わせているということなので4-4-2に戻るかもしれません。
ダヴィを途中出場で使ってみるのもおもしろそうですけどね。
連戦でアウェイなのでメンバーも少し入れ替えたいですが、実際に4-2-3-1で変更ができるとすれば、土居→中村、ジュニーニョ→野沢くらい。
でも、今季は中2日・3日の試合は強いのでメンバー変更なしでもけっこう良い戦いができるかもしれません。
最近仙台の守備は復調傾向ですが、4-2-3-1でここ2戦のメンバーで戦えば十分崩せると思います。

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【J1第19節】ようやくスタートラインに立てた…の大宮戦
結果
8月3日(土) 2013 J1リーグ戦 第19節
鹿島1-0大宮(18:34/カシマ/14,925人)
[得点者]
50' 遠藤康③(鹿島)←小笠原満男④
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:中村、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
58分:土居→赤崎
81分:中村→梅鉢
87分:遠藤→岩政


試合の感想
攻撃は最大の防御
大宮は4-4-2の布陣、ノヴァコビッチは引き続き負傷欠場ですがズラタンが先発に復帰。
ボランチのポジションには青木が戻ったものの、入れ替わりで金澤が出場停止となって前節に続いて上田が入りました。
鹿島は前節負傷したダヴィ、本山に加えてジュニーニョも体調不良で欠場。
サンパウロ戦を睨んでか野沢、中田もベンチスタート。
大迫、中村、土居、遠藤の前線に左サイドバックには前野も入って技術とキープ力に加えて若さのあるメンバーが先発となります。
フォーメーションも困った時の4-2-3-1。
これによって選手間の距離、前線の起点という今季ずっと抱えている問題がクリアになり、立ち上がりから鹿島の選手が躍動します。
しっかりとした技術でパスを繋ぎ、前の選手は確実にボールをキープしてくれるので、この試合ではダブルボランチも積極的に高い位置を取れました。
よく攻撃的なボランチやサイドバックが上がらないと調子が悪い、積極性がないと言う解説者がいますが、そもそも後ろの選手は前の選手がボールをキープしてくれないと上がれないですからね。
今の鹿島は前節名古屋戦の40%先発が基本となっていて、ダヴィ、ジュニーニョ、野沢ではボールをキープできないので後ろの選手は上がれません。
あれだけ簡単にボールロストすると、ボランチやサイドバックはもう攻撃参加よりもボールを奪われた後のことを考えてプレイするようになりますから。
体力は無限にあるわけではないですから、上がってもボールを奪われてすぐ戻るハメになるなら最初から上がらない方がいいという意識で固まってしまうんですよね。
この試合ではその心配がなかったのでボランチに加えてDFラインの押し上げもよく、布陣をコンパクトに保てていました。
これがこぼれ球を鹿島が圧倒的に拾えていた要因ですね。
そして、最初のチャンスは鹿島。
左サイドの中村と前野でボールを持つ間に柴崎が上がって来てスルーパス。
2列目からトップの位置に入った遠藤が後ろ向きで受けてから素早く反転、左足シュートを放ちます。
威力はあったもののGKの正面に飛んだため防がれてしまいますが、今までなかった流動性のある攻撃を立ち上がりから繰り出します。
さらに大迫と柴崎のパス交換から遠藤がDFの裏に走ってチャンスになりますが、これはオフサイド。
21分にも大迫のパスから遠藤という場面でオフサイドとなるのですが、大宮は簡単にDFラインを下げずに高く保とうとするのでオフサイドにかける回数は非常に多いですね。
ただ、21分のシーンは完全に誤審。
右サイドバックの今井が残っていたのでオンサイドでしたけどね。
もう1つ大宮の守備の特徴はサイドに強いということです。
サイドハーフ、サイドバック、ボランチの3人でしっかりプレスをかけて、さらにもう1人のボランチも割とボールサイドに寄って来るので、基本的に遠藤のサイドから攻撃を作る鹿島はなかなかここを打破できずにいました。
立ち上がりから土居のポジショニングが悪くボールと反対サイドにいることが多かったので遠藤が孤立気味。
また、ボールを持っていても中央が空いているのにどうしても遠藤の方に預けてしまうので最初は大宮のサイドの守備の網に引っ掛かる事が多くなっていましたね。
ただ、サイドの遠藤や中村もそんなに簡単にボールは取られないですし、プレイしていくうちに前線のポジションチェンジ、土居やボランチがサイドのフォローに行って距離間を縮めることでパスを繋ぎ、そこからスペースのある中央や逆サイドを上手く使えるようになっていました。
24分には中村の縦パスを土居が左サイドで受けてドリブルで仕掛けセンタリング。
ファーサイドの遠藤がヘディングで折り返すと大迫が落としたボールに最後は小笠原のミドルシュートと好機を作ります。
この試合ではマイナスのパスをボランチがシュートという場面はけっこうあったのですが、鹿島でこういう分厚い攻めを観るのは非常に久しぶりな感じがしますね。
前述したように大宮の守備はサイドに寄って中央にスペースができていたのでボランチは比較的プレイがしやすかった上に、守備側はどうしてもより高い位置で起点になる選手が怖いのでそちらを優先的にケアしなければいけません。
これだけ前線の選手にキープ力があって前を向いてボールを持たれると大宮はボランチまで気が回らなくなりますからね。
これが久しぶりに、そして小笠原が今季一番とも言えるいいプレイをできていた理由です。
攻めていても得点が取れなかったのはやはりこのメンバーで試合をほとんどしていないので意思疎通がまだできていないからです。
相手の守備がきつくなるアタッキングサードではより速いプレイを求められますから、意思疎通ができているかは重要になって来ます。
こればかりはこういった緊迫した試合を多く経験して上げていくしかないですね。
しかし、ずっと試合をやっていても合わない選手もいるわけで、よく観られる小笠原と西が合わずにボールがタッチラインを割るというミスがこの試合でも出てしまいます。
こういう凡ミスが流れを変えることは往々にしてあるのですが、合っている2人がチャンスを作ります。
大宮のスローインから遠藤がボールを奪うと大迫へ。
ドリブルで高橋をかわすと狙って行くかと思ったのですが、中央へ折り返し。
土居はフリーだったのですが、蹴る瞬間にバウンドがイレギュラーしてしまったので前半、最大のチャンスをものにできず。
あのタイミングでイレギュラーが起こると一流選手でもはずすことはままあるのですが、やはり観ている方としては決めて欲しかったですね。
大迫は高橋の前に体を完全に入れることができたと思うのですが、それをしていたらDFはもうファウルしかできなくなるのでもっと余裕を持ってシュート、パスどちらも狙えたと思うんですけどね。
攻勢を続ける鹿島は前野がドリブルで切り込んでミドル、遠藤の右サイドからのクロスに中村の飛び込み、ロスタイムには柴崎の切り込みから中村がGKのタイミングを上手くはずすミドルを打つなどいい形を作り続けていました。
再三これまで書いて来ましたが、今の鹿島は守れるチームではないのでポゼッション率を上げて攻撃することで守備をする時間を減らすのが最大のディフェンスとなります。
シュート本数9:2が物語るように攻めることで大宮には何もさせず、安定した試合運びができましたね。
得点こそできなかったですが、攻撃は最大の防御を体現できた前半となりました。

大きな勝ち点3と新しい1歩
後半に入っても鹿島が攻勢を仕掛けます。
土居がドリブルで仕掛けてミドルシュート、惜しくも左に外れてしまいましたが一連のプレイにはセンスを感じますね。
そして50分に待ちに待った先制点が生まれます。
攻撃の起点は山村でしたね。
相手のフィードをダイレクトで柴崎にフィード返し、そこから土居、小笠原と絡んで一度左に展開。
前野と中村の意思疎通が合わなくて一度ボールを奪われるのですが、大宮のクリアをすぐに前野が拾います。
そこから中村がドリブルで仕掛けてクリアされるのですが、このボールも山村がヘッドで遠藤に渡します。
やはり山村は常に前にパスコースが観えているのでいいですね。
これ、岩政や青木、中田なら下がりながらボールを受けて横にトラップ、そこから横パスかバックパスという流れに絶対なりますから。
そして、右サイドで遠藤と土居のワンツーから小笠原を経由して再び逆サイドへ。
ここもそうですが、前半途中から土居のポジショニングが良くなって良い距離間を保てていましたね。
さらに左から大迫が仕掛けて中央へグラウンダーのパス、土居がそれを落とすと小笠原が右サイドの遠藤へ。
これだけ右に左に振られると大宮もマークに付き切れず、絶対にどこかが空きます。
遠藤は本当は前に落としたかったと思いますが、パスの強さからトラップがマイナスになります。
しかし、ちょうど左足で打ちやすいところに来て非常に力の抜けたいい振りで逆サイドのネットに突き刺しました。
遠藤はシュートの時に力が入り過ぎることが多いのですが、この角度からはいいシュートをよく打っていましたね。
バーやポストに当たることが多かったですが、ようやく入ったというビューティフルゴールでした。
前半からしていた良いサッカーが得点に結実した鹿島はさらに攻めます。
大迫、土居、中村のパス交換から中村が上手く反転して抜けようとしたところをファウルで止められていい位置でのフリーキック。
野沢のFKも精度が高くていいですが、小笠原、遠藤、柴崎、さらに(この場面ではキッカーからはずれていましたが)前野と左右で蹴れる選手がいるとGKは的を絞れないですよね。
柴崎が蹴ったシュートは巻き切れずに右にはずれますが、シュートの時にフェイントを入れてもっと右と左、どちらの選手が蹴るか分からないようにしてGKの逆を取れれば枠に行くだけで決まるっていうFKにできますよ。
土居が足を攣って交代、野沢に代えて来るかと思ったのですが、何とセレーゾ監督は赤崎を投入するという攻めの采配。
赤崎は技術がそれ程高いと感じませんでしたが、非常に頭のいい選手ですね。
周りとの連携はまだまだということで自分にできることをとにかくやろうという意志が観えました。
よく前線、サイドと積極的にファーストディフェンスに行ってくれていました。
残念ながらこの時間帯から鹿島の選手も疲れて来てボールをキープできなくなって来て押し込まれる時間帯が増えていたので、なかなかいい形で攻撃できなかったですが、最後にはシュートも打ちましたからね。
自分の攻撃の特徴を少しでも出すという意味もあったでしょうし、下手にキープするよりはシュートで終わって攻撃をやり切ってしまった方がいいという判断もあったと思います。
前線からあれだけ守備ができるのは実に鹿島向きの選手と言え、これからが楽しみですね。
試合終盤は攻められる時間が増えますが、大宮の拙い攻撃に助けられてセレーゾ監督の選手交代も間に合います。
梅鉢、岩政と入れて守備強化、最後はまた山村をアンカーにするというこれまでバランスを崩して何度も失敗したシステムをとって危ない場面もありましたが、やっぱり大宮の攻撃に迫力がなかったですね。
あとはこれまで勝っている試合の終盤でもガンガン縦パスを入れていた山村と前野もセイフティーなプレイを心がけていたのが良かったです。
この辺りはやはり試合に出場してその中で学んでいくしかないですからね。
逃げ切っての久しぶりの完封勝利、大きな勝ち点3を得るとともにようやくスタートラインに立てたと感じる試合でした。

課せられる3つの向上点
○監督力
・先発メンバーの選択
今の鹿島は監督力の無さが確実にチームの足を引っ張っていますが、この試合でそれが誰の目にも明らかになりましたね。
サッカーの知識がある人はこれまでも前節名古屋戦を始めとする40%先発メンバーの機能性・将来性のなさを嘆いていましたが、この大宮戦で新たにこれまでのベテラン主体の先発メンバーは何だったのかと思った方も多いでしょう。
それはセレーゾ監督が鹿島の抱える問題点を理解できていなかったから起こった無駄な時間です。
そして、今回先発を入れ替えたことでセレーゾ監督が選手間の距離と前線の選手の組み合わせ、この2つの問題点を理解して修正したというわけではありません。
ダヴィ、本山、ジュニーニョが出場できずに、タイトルのかかったサンパウロ戦を控えて野沢や中田をベンチにしたから生まれた先発メンバーでした。
要するに今季の鹿島はケガ人や出場停止があった方がいい試合をしているように偶然から生まれただけで、いわばセレーゾ監督からしたら苦肉の策であったわけですね。
それは試合前の「綺麗なサッカーはしなくていいから泥臭く戦え」というコメントにも出ています。
蓋を開けてみれば小気味よくパスを繋ぎ、年一とも言える鹿島らしいサッカーを展開。
さらには泥臭いどころか綺麗に相手の守備を崩してチャンスを作り、得点したわけですから。
セレーゾ監督は、調子が落ちているとは言え2位の大宮相手にここまで圧倒した試合ができるとはまったく思ってなかったでしょう。
試合後のインタビューを観ても惨敗した名古屋戦は笑顔もあったのに対して、若い選手が出場して快勝した試合の後とは思えないものでした。
勝って兜の緒を締めるという気持ちがあったと考えても、あまりにも暗く終始まるでお通夜みたいな表情をしていましたからね。
頭の中はたくさんの?マーク、「どうしてこうなった?」という想いでいっぱいだったと思います。
どうして名古屋戦のメンバーが機能せず、この試合の若いメンバーが機能したかを監督が理解できないとこれからも足を引っ張ることになるでしょうね。
・選手交代のタイミング
リードしていて押し込まれる終盤はハイボールを跳ね返せる岩政を入れるべきとこーめいが言ったようにこの試合、梅鉢、岩政と交代で入れる選手の選択は良かったです。
しかし、相変わらず交代のタイミングは遅すぎですね。
鹿島は61分の西のシュート以降、ロスタイムの赤崎までシュートが打てない時間帯が続いたのですが、70分頃にはさすがに疲れてクリアしても押し上げられない状態となっていました。
このタイミングで選手交代できないようではこれからも選手交代の遅さで足を引っ張ることになるでしょうね。
大宮の選手のプレイ精度が低かったので失点せずにすみましたが、攻撃精度の高いチーム相手ならまた終盤に追いつかれるところでしたよ。
試合の流れを観る目を高めてほしいのですが、こちらの「選手交代」に関するインタビューで分かるようにセレーゾ監督はやはり長くチームを率いたこと経験が鹿島くらいなので臨機応変さ、選手交代の多様さに欠けます。
選手の修正力に期待ということですが、要するに選手に丸投げ。
そもそも前節惨敗した名古屋戦に象徴されるようにベテランメンバーで固めて機能し続けてないチームが試合中どころか、この半年間まったく修正できてないわけですから、言っていることにまったく説得力を感じないですね。
それはどうしてかというと理由は3つ。
選手にはプレイスタイルがあり、それを上手く組み合わせて適材適所に活かさないといけないからです。
そこが間違っていると、試合中に選手だけで修正することはできません。
野沢やジュニーニョがどれだけアドリブを利かせても本山や遠藤のようなプレイは絶対にできないですから。
ドラマでも温水洋一が木村拓哉の役をできないのと同じで、どれだけ上手い俳優がどれだけ上手くアドリブを入れてやったとしてもどうなるものではありません。
スタイルが違うわけですから、そこはもう根本的に配役が間違っているということですね。
2つ目の理由はチームのベースができていないからです。
どういうサッカーをする、そのベースがないのに選手が修正できるはずありません。
それは監督がやるべき仕事であるチームコンセプトとサッカースタイルの構築を選手に丸投げしているのと同じです。
最後は、そもそも疲れて走れなくなっている選手に修正力を求めても意味がないってことです。
強いチーム、熟成期にあるチームではセレーゾ監督のやり方でも対応できますが、今の鹿島のように新しくチームを作っている場合は、監督の戦術力、試合を観る目の高さによってより的確なタイミングで選手交代が必要になってくるわけです。
チームは生き物であると言うことを理解して、しっかり鹿島の試合を見続けているサポーターにはこんなインタビューを真に受ける間抜けはいないでしょうが。
その多くが長くチームを率いたこと、観たことがないブラジル人監督には経験のないことなので、相当先進的な努力家、研究家の監督でないと理解していないことですね。
それこそビスマルクの名言「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」を地で行くような監督でないと習得できないスキルです。
なので、これからもセレーゾ監督の選手交代の鈍さが改善されることはないと思います。
・選手のコンディション調整
最後は選手のコンディション調整、練習メニューの負荷の度合いです。
まず下記のデータを観てもらいましょう。
① 1週間以上のインターバルで迎えた試合(開幕・中断明け、中4日の浦和戦を含む)
2勝3分6敗(H:1勝1分2敗、A:1勝2分4敗)
② 中2日・中3日で迎えた試合
11勝2分2敗(H:8勝1分、A:4勝2敗)

一目瞭然ですが、連戦の試合の方が圧倒的に勝率がいいです。
今季の鹿島はホームで強く、アウェイで弱いという傾向があるのですが、それにしても連戦ホームでの成績は抜きんでています。
これだけなら連戦を鹿嶋くんだりまでやって来る対戦選手の疲労が半端ないとも言えますが、①のホーム勝率はナビスコ杯初戦のFC東京戦を含むと言っても高くはないです。
さらに②のアウェイの試合を観ると4勝2敗と勝ち越していますし、この2敗も消化試合となったナビスコ杯のC大阪戦、試合内容はすごく良く残り10分で逆転された国立での柏戦ですからね。
このことから何が言えるかというと、セレーゾ監督が連戦をローテーションで持てる戦力を上手く活かして戦えている…なんてことはもちろんありません。
ケガや出場停止でメンバーを入れ替えて戦った時はいい試合が出来ていますが、それがなければ基本的にベテランメンバーで戦って中田と前野を入れ替え、2列目に遠藤をいれることがあるくらいですからね。
では、何を表しているかというとインターバルがある時は練習で負荷をかけ過ぎて試合で走れなくなっており、中2日・中3日の場合はほとんどの時間をリカバリーに費やすことになるので選手のコンディションがいいということです。
つまり、練習の負荷の掛け方を間違っているということですね。
負荷の高い練習をすることでチームの機能性が高まっていればまだそれでもいいのですが、名古屋戦のメンバーでずっと戦っているものの何1つ良くなっておらず、メンバーを大きく入れ替えた大宮戦で機能しているというのが大問題です。
そもそもインターバル走やサーキットトレーニング、チューブトレーニングでチームの機能性が高まるはずないですからね。
特にベテラン勢にはきついでしょうから、練習メニューの改善をしないと試合で動けないという本末転倒な事態は続くでしょう。
○守り切る力
久しぶりの完封試合となりましたが、終盤押し込まれた時間は大宮の拙攻に助けられた面もあります。
それでも梅鉢、岩政の選手交代は今後も有効で、梅鉢は運動量を活かして広くカバーして、岩政はゴール前に入って来るボールをよくはじき返していました。
西も最近攻撃がからっきしですが、中に絞っての守備は意識してしっかりやるようにしているみたいです。
前野は守備範囲が広く、しっかりボールホルダーに付いてくれますし、気の利いたカバーリングもできるので中田より攻守に上ですね。
サイドハーフも攻撃だけでなく守備も明らかに遠藤、中村の方が野沢、ジュニーニョよりいいです。
ボールも支配できるので小笠原、柴崎の前への守備が活かされますし、少し心配なCB2人の空間認識力の低さ、空中戦の競り合いのまずさも目立たなくなります。
空中戦に強いCBはいち早くボールの落下点を捉えて数歩下がってポジショニングしてから、助走をつけて自分が一番高い打点でボールに触れるように飛びます。
しかし、青木と山村はマークしている選手に引っ張られるのもあって最初からボールの落下点かそれより前にポジションをとってしまう事が多いですね。
そのため、ハイボールが自分より後ろに行きがちでかぶったり、体が伸びきった態勢でヘディングしてボールを後ろにそらしてしまうことがよくあります。
ボールにアプローチできる時は自分が一番高い所でヘディングするためのポジションを取り、ボールにアプローチ出来ない時はしっかり人を捕まえるってことが必要なのですがそこの判断が甘いことが多いです。
前節解説の秋田氏もしきりにそのことを言っていましたね。
思考弱者なブロガーはブログをやっている人は誰もがアクセス数を伸ばすために躍起になっていると考えているようですが、そんなことは更新回数を増やすなり、スポーツナビでブログをするなり、何度かメールをもらっているライブドアのサッカージャーナルに登録するなり、当たり障りのないことを書くなりすれば誰でもできることです。
ただ、そういう人気取りに執着しない、誰でも簡単にできることをやっていてもつまらないと思う人が世の中に入るわけですよ。
解説者も同じで当たり障りのないつまらないことを言う人はスカパーに溢れています。
だから、秋田氏の解説はサッカーの分かる人、向上意欲のある人からすればおもしろいと感じますし、自信のあるヘディングの話については別に間違っていることを言っているわけではないですからね。
自分の分からないことを言う人に対して人が不快感を持つのは自然ですし、頭の悪い人は分からないことが多いので不快に思うことが当然多くなります。
それを誰もが人気取りのために生きているという思考弱者なものの見方しかできず、不快な事を言う人が一方的に悪いと批判することしかできないからいつまで経っても頭の悪いままなんですよ。
だからそういう人はいつまで経ってもチラシの裏レベルの記事しか書けないわけです。
特にサッカーの場合、守備の戦術、プレイというのはなかなか目が行かないので理解するのが難しいですからね。
これまであまりに酷かった(残り15試合を1試合1失点の優勝するクラブペースでいかないと昨季の失点43を越してしまう状況)鹿島の守備に関しては、このメンバーで戦って行けばより守れる試合は増えていくでしょうからこれから見物ですよ。
もう1つ2列目にボールを収められる交代カードもあれば大きな守り切る力になるでしょうね。
○追加点を奪う力
ここ4試合いずれも1点しか取れておらず、柏、磐田戦は追加点を取れていれば勝てていた、この試合は楽になったという内容でした。
ただ、この試合は久しぶりに鹿島らしいサッカー、観ていておもしろいサッカーが出来ており、このメンバーをベースに戦って連携を高めればもっといい攻撃が出来るようになるのは間違いないですね。
そうすれば得点も増えて行きます。
中村はまだ周りとフィットしてないですが、やはり前線でボールを持てるのは大きいですし、よく守備もしていました。
その中村を含めて2列目の3人は足元でもらうだけでなくよくDFラインの裏を狙って走っていました。
あとは前線の選手の距離間、ポジションチェンジの連動性を高めて、後半のようにサイドチェンジを意識するとともにもっとサイドバックのオーバーラップを使っての攻撃をスームズにすることですね。
そして、押し込んだ時にバイタルエリアからのミドルシュートが多かったのですが、もっとDFラインの裏を狙って行くようなボールを増やしていくと効果的になります。
やはり一番必要なのは意思疎通、コミュニケーションです。
大迫がボールを持ち過ぎていたとセレーゾ監督がコメントしていますが、ボールを要求していた遠藤には多くのパスを出しているんですよね。
だから年下の柴崎、土居も遠慮せずに欲しいタイミングで声を出して要求すれば大迫も年上の遠藤程にではないにしろパスを出してくれますよ。
今回のメンバーをベースにして戦えば…の話ですが、攻撃力に関しては一番今後に期待できそうです。

迫られる2つの選択
これから鹿島は大きな岐路に立つことになります。
1つはこの先、4-2-3-1で戦うか、4-4-2で戦うかという選択です。
即効性を求めるならやはり昨季ジョルジーニョ監督も採用し、今季もホーム名古屋戦でいい試合をして勝ったように4-2-3-1の方が機能させやすいです。
ただ、その場合ダヴィをどうするかが問題になって来ますね。
結局、これまでも書いたようにオフザボール担当の選手はダヴィ、野沢、ジュニーニョのうち誰かが左サイド、トップ下にセンタープレイヤーの中村、右に遠藤が入る形が一番機能します。
4-4-2の場合は選手間の距離が広くなるので、2トップが縦関係になるなり2列目が絞って4-2-2-2に近づけていくかしないといけないですね。
この場合はボランチの守備力、守備範囲も重要になって来ますし、修正にはある程度時間がかかります。
そもそもセレーゾ監督には難しいでしょうから、選手間で調整して行くしかないですね。
いずれにせよ、どちらのフォーメーションで戦うにしろ、結局はもう1つの選択肢、前節名古屋戦のようなベテラン主体のメンバーをベースにするか、この試合のような若い選手主体のメンバーをベースにするかによってその機能性は大きく変わって来ます。
こちらの答えはもう明確になっていてほとんどの人がそれを分かっています。
しかし、一部分かっていない人がいて困ったことにその中に肝心のセレーゾ監督も含まれています。
その選択によってはせっかくスタートラインに立ったチームが逆走してしまうこともあり得ますね。
サンパウロ戦は経験を積ませるというだけでなく、タイトルの獲得を考えても大宮戦のメンバーをベースに戦った方がいいと思います。
しかし、連戦になりますから週末の仙台戦を若い選手主体で戦うなら、サンパウロ戦はベテラン主体のメンバーで臨んでもこーめいはどうとも思いません。
とにかくまた名古屋戦の惨敗メンバーベースに戻ることだけは辞めてほしいですね。
さすがのセレーゾ監督もこの試合の出来を観て、ようやくスタートラインに立ったんだと気づいてくれる事に期待しておきます。
何はともあれ、サンパウロ戦は対戦相手のメンバーが豪華なので楽しみです。

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【J1第18節】負けるためのメンバーで戦って監督の希望通り惨敗…の名古屋戦
結果
7月31日(水) 2013 J1リーグ戦 第18節
名古屋3-1鹿島(19:34/豊田ス/15,881人)
[得点者]
10' ケネディ(名古屋)
41' 玉田圭司(名古屋)
76' ケネディ(名古屋)
90'+3 大迫勇也⑧(鹿島)←柴崎岳③
[フォーメーション]
FW:大迫、ダヴィ
MF:ジュニーニョ、野沢
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
50分:ダヴィ→本山
61分:中田→前野
73分:本山→梅鉢


試合の感想
お決まりの失点パターン
名古屋はここのところ4-4-2のフォーメーションで戦っており、試合内容はまだまだなもののケネディの復調と共に次第にチーム状況がよくなって来ています。
鹿島もフォーメーションは4-4-2、こちらも試合内容はよくなって来ていますが、ここに来てなんと再び40%先発復活。
2列目にはジュニーニョと野沢、左サイドバックには中田が入り、開幕時のメンバーから岩政→山村に代わっただけとなってしまいました。
こんなことを言っては何ですが、何の期待感も抱けないですしもう負けるためにこの先発メンバーにしているとしか思えないですね。
よく「監督が一番分かっている」と頭の痛い人が言いますが、本当に監督が分かっているなら誰もが名監督になれますよ。
監督も分かってないから失敗が起こっているわけです。
そして、よく「サポーターは信じて応援するだけ」と頭の悪い人が言いますが、問題があるから上手く行ってないわけで、その問題を解決しなければ状況が好転するはずありません。
信じているだけで上手く行くなら誰もが成功者です。
「政治家は政治のプロなんだから税金がどう使われようと信じて応援するだけ」と言っているのと同じですからね。
いかに頭の悪いことを言っているかが分かると思います。
これまで機能したことはない40%先発をとてもではないですが、信じることも期待することもできないですし予想通り機能しません。
何度も言うように今の鹿島は守れる選手がいないので、守ろうとして守れるチームではありません。
失点を減らすには補強をするか、ポゼッションをして攻撃する時間を増やして守備の時間を減らすしかありません。
しかし、ダヴィ、ジュニーニョ、野沢とボールの持てない選手を前線に3人も置いていたらポゼッションなんて到底無理。
これまで通り攻められ続ける展開になります。
そして、7分に早々の失点。
左からの阿部のセンタリングをファーサイドのケネディが折り返して、最後は玉田が頭で押し込みます。
こーめいは完全にやられたと思いましたが、オフサイドに助けられます。
しかし、判定は完全なる誤審。
玉田は山村より出ていなかったのでオンサイドでしたね。
今の鹿島は誤審に助けられても失点を防ぐことはできません。
直後に今度は右からセンタリングを入れられるとゴール前で青木がケネディを倒してしまいペナルティキックを取られてしまいます。
ナビスコ杯決勝の清水戦もそうでしたが、青木は本当に競り合いが下手な上にいいポジションを取られて手で抑えられるとその腕を掴んで引っ張る癖がありますね。
これはFWからしたら思う壺、倒れてしまえばPKをもらえますから。
これをケネディにきっちり決められて、やはり早々に得点を献上してしまいます。
失点は左サイドのジュニーニョと中田の緩慢な守備も原因ですが、オフサイドで助かったシーンも結局は外からシンプルに入れられて中央の1対1であっさり負けているという鹿島お決まりの失点パターンでしたね。
追いつきたい鹿島ですが、このメンバーではセットプレイかカウンターから何とかチャンスを見出すしかありません。
スローインから西がセンタリング、ダヴィがヘッドで合わせますが、楢崎のスーパーセーブに防がれてしまいます。
25分には野沢のパスから大迫が決定機を迎えますが、当たり切らなかったシュートは楢崎に触られてゴールの枠を逸れてしまいます。
名古屋の本来の守備はリトリートしてゴール前で個の力で守り、最後は楢崎が止めるというものなので、相手からすると本当はボールの持ちやすいチームなんですよね。
しかし、このところは結果が出ていないということで、前線からの守備や攻から守の素早い切り替えも増えて来ています。
そのため、ボールが持てずに攻められる時間が続く鹿島でしたが、35分を過ぎたあたりから1点リードしていることもあって名古屋が従来の守備になり、攻撃する時間が出て来ます。
こうなると名古屋はバイタルエリアでも簡単にボールを持たせてくれるので、ようやく西、野沢、ジュニーニョがからんで右サイドからチャンスを作ります。
ここで得点を取らないと厳しい状況だったのですが、ダヴィのヘッドはまたもや楢崎の規格外のセーブに阻まれてしまいます。
すると終了間際には再びお決まりのパターンから失点。
これも前に修正しないとまた同じ形でやられると言っておいた鹿島のセットプレイからカウンターを決められるというパターンでした。
柴崎のミスが発端でボールをバウンドさせてしまったのですが、小笠原ももっと下がって柴崎がバックパスを出せるようにしないといけないですね。
この2人はボランチの守備もそうですが、攻撃の選手なので基本的に攻撃のことしか考えてないです。
だからここも小笠原はできるだけ高い位置で受けたいと思い、柴崎もクリアするのではなく小笠原に繋ごうとしていますよね。
その結果、ボールを取られてファーストディフェンスに行った小笠原も相手を潰す守りではなく、ボールを奪って攻撃に出ようという守備をして抜かれています。
そして最後は玉田に決められてしまいましたね。
実はこのセットプレイからのカウンターは、流れの中からも同じパターンで危ない場面を作られています。
29分にジュニーニョがゴール前に入れたボールをクリアされて、そのボールを小川に拾われます。
ジュニーニョがボールを持っていた間に中田がオーバーラップしているので鹿島の最終ラインは山村、青木、西の3人でケネディと玉田を観る形になっています。
ここは1人余る形で対応しているので問題ないんですよ。
問題は中盤の選手が全員名古屋の2トップの後ろにポジションをとっていた小川よりも前にいて、誰も守備の事を考えてないってことですね。
そのため、小川がボールを持てば誰もマークに行けないですから、ドリブルを仕掛けられて小笠原らは後追いディフェンス。
鹿島の最終ラインは3対3の数的同数で対応しないといけない状況になります。
ここは最終的にケネディがシュートをふかしてくれたので助かりましたが、移籍した本田がボランチに入っていたら小川を観てないってことは絶対にないですからピンチにもなってない場面ですね。
どうしてここをまったく修正しないのか不思議でならないです。
お決まりの失点パターンでやられて2点ビハインドで前半を終えます。

やる気の見えない後半戦
後半に入って早々にダヴィが筋肉系のケガで交代、本山が入ります。
これでボールの収まりどころは出来ますが、この所衰えが観える本山もミスが多く低調なパフォーマンスが増えていますからね。
その後、中田に代えて前野を入れて左サイドが少し活性化しますが、全体的に運動量が少なく勝つ気の感じられない試合が続きます。
さらに困ったことに途中出場の本山が負傷で交代を余儀なくされ、梅鉢を入れて柴崎を1つ前に上げます。
普通、Jリーグではリードしている方が後半は守る時間が増えることが多いのですが、この試合はいつになっても名古屋が攻勢を仕掛けていましたね。
76分にはFKからケネディに決められて散々な試合がより悲惨になります。
ここも結局バウンドさせたらダメですよね。
闘莉王についている青木がスルーする形になっていますが、後ろの山村はボールウォッチャーになってケネディを自由にさせています。
さすがに終盤になると鹿島の方が攻める時間も増えますが、やる気の感じられないプレイが多かったです。
せめて大迫が1点でも入れてくれたらと思っていたら、柴崎とのワンツーからゴール。
確実に頭で触っていてボールの軌道も変わっていたのに、柴崎のゴールになっていたので寝る前に携帯で確認してしまいましたよ。
そうしたら大迫のゴールに変更されていましたね。
一矢報いただけでもよかったと思える本当に悲惨な敗北となりました。
大分、新潟、湘南戦に続いてまたもや対戦相手に今季のベストゲームと言われてしまいましたね。
こーめいは耳にしてないのですが、今季からJリーグアウォーズでベストゲームプレゼンターという新しい賞が創設されたのかもしれません。
きっとセレーゾ監督はその受賞を狙っているのでしょう。

半年間進歩なし
セレーゾ監督が就任してから半年が経過しますが、この間鹿島は何かよくなったところがあるかと考えると何もないですね。
ここのところボールの持ち方が少し良くなっていたジュニーニョもこの試合ではミスを連発、中田とのコンビネーションも相変わらず最悪です。
むしろ昨年より悪くなっているところの方が多いです。
中断明けに動けない、アウェイで弱いのは完全にコンディション作りと練習の負荷調整の失敗でしょうね。
暇さえあれば…、というか戦術練習をもっとしないといけないのにボールを使わないインターバル走、サーキットトレーニング、チューブトレーニングをよく行っていますから。
さらに大迫がインタビューで言っているように試合前日の練習もきついそうですから、当然これだけ練習で負荷をかけていたら試合で動けないです。
それに加えてアウェイでは移動の負担もありますから、結果が出ていないのは無関係ではないでしょうね。
試合後には「諦めないのが鹿島の伝統でそれをできていない選手がいる」とこの試合でもナビスコ杯の横浜FM戦でも言っていましたが、その勝つ気のない40%先発を選択しているのも、無駄な練習で選手を動けなくしているのもセレーゾ監督です。
それに加えてチーム状況が悪くても選手交代が遅いのですから、監督自身が端から勝つ気持ちがないと思われても仕方ないです。
それが選手にも伝染しているだけですよね。
どれだけくだらない練習をしていれば、半年もの間まったく進歩が観られないチームを作ることができるのかとあきれるばかりです。
この試合を観て決定機を決められなかっただけと思っている人は監督の素質がまったくないと言えますから、再び監督をしても恥をかくだけなので辞めておいた方がいいでしょうね。
柏戦、磐田戦は完全に鹿島がペースを握って先制しました。
追加点を取って試合を決めるチャンスも多くあったのにそこを決められなかったので、残り10分でやられて逆転負け、引き分けになってしまいました。
この試合は名古屋に終始ペースを握られていましたから、例え大迫かダヴィのどちらかがゴールを決めて同点に追いついていても結局は名古屋にやられていたでしょうね。
そもそも大迫は2回の決定機のうち1度を決めていますし、ダヴィが決められなかったのは楢崎が凄過ぎただけですから。
本来監督がやるべきなのですが、日本代表のオーストラリア戦を観て前線の距離間について修正しようという選手はいないのですかね。
後半、大迫が野沢にかなり厳しく言っているシーンがありましたが、代表のようにしっかりコミュニケーションをとるなり、監督に言ってメンバーを替えさせるくらいしないといつまでも経ってもこの状況が続くことになりますよ。
セレーゾ監督、小笠原、本山、中田、野沢、ジュニーニョとは来季契約更新をしないという大ナタを振るわないと鹿島は前進できないんじゃないですかね。
こーめいが1つ気になっているのは、ここのところ岩政がベンチスタートになっていることです。
高さ対策で中田を起用するなら岩政こそ、この試合で先発起用するべきですよね。
セレーゾ監督は青木でケネディを抑えられると思ったのでしょうか。
岩政の立ち位置が本田と同じ流れをたどっているようで心配ですね。

大宮も下降気味
負傷交代したダヴィ、本山の出場は難しいでしょうが鹿島はそれほど痛手ではありません。
4-2-3-1の大迫システムで戦えばいいだけですからね。
むしろ2列目の3つのポジションにジュニーニョと野沢の2人が入る方が痛手です。
しかし、遠藤は確実に先発になるでしょうから、少しは良くなるんじゃないですかね。
一方の大宮もノヴァコヴィッチが負傷してからチーム状態は下降気味。
ズラタンは前節広島戦から途中出場で復帰しましたが、やはり前線でボールの収まるノヴァコヴィッチの不在は大きいです。
さらに退場したボランチの金澤が出場停止ですね。
大宮はアウェイ連戦になりますし、広島から戻って中2日で鹿島というのはけっこうきついですよ。
鹿島は中2日の戦いを名古屋戦と同じ先発で臨んだらバカ丸出し。
ダヴィ以外にも4、5人入れ替えてもいいくらいだと思います。
岩政の件以外にももう1つ気になっていることがありますが、それはもう少し様子を観てから判断しようと思っています。
鹿島はサンパウロ戦があるので4連戦になりますから、メンバーを入れ替えながら上手く戦わないとやっていけないですね。

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J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

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