鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第5節】若い力で走り勝っての逆転劇…の横浜FM戦
結果
3月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第5節
横浜FM1-3鹿島(14:04/日産ス/27,764人)
[得点者]
42' 栗原勇蔵(横浜FM)
54' 土居聖真②(鹿島)←伊東幸敏①
80' 野沢拓也①(鹿島)←柴崎岳①
87' 柴崎岳①(鹿島)←カイオ①

[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:中村、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、青木、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
59分:遠藤→野沢
70分:中村→カイオ
84分:土居→ルイス・アルベルト


試合の感想
守備強度と体力の削り合い
横浜FMは4-2-3-1の布陣、斎藤がケガで欠場して左サイドには兵藤が入った以外は今季の主力、いつものメンバーという感じです。
鹿島も4-2-3-1、こちらも左サイドの豊川がケガで欠場、そこには中村充が入ってあとはいつものメンバーですね。
お互い運動量が多く球際も激しい守備をして、武器はセットプレイというチームということもあってガチガチとやりあって潰し合う展開となります。
鹿島も一週間のインターバルが空いたことでFC東京戦やC大阪戦より断然動きが良かったですね。
そんな中、横浜FMはセットプレイから、鹿島は中村充のドリブル突破からシュートでチャンスを窺います。
最初の決定機は横浜FMでした。
遠藤のパスを受けた土居がドリブルで持ち上がってダヴィにパスを出したのですが、シュートまで行けずに奪われたところからのカウンター。
昌子が相手の攻撃を遅らせて鹿島の選手もしっかり戻って人数はいたのですが、小林のクロスを藤本に合わせられてしまいました。
しかし、横浜FMの選手の押し上げもなく鹿島の守備陣に対して人数も少なかったので難しい態勢からのシュートとなり藤本は打ちあげてくれましたね。
お互いに攻撃のスイッチが入らずにシュートは少ないですが、前半の本質は守備強度と体力の削り合い。
少し押し込まれる展開ながらも互角に戦えていたのですが、均衡が破られたのはやはりセットプレイからでした。
42分に中村俊のCKから栗原にヘッドで豪快に決められてしまいます。
マークに付いていた青木は栗原でなくボールにアプローチしたのですが、中村俊のボールがあんなに曲がると思わなかったのかポジションがボールにかぶり気味になってしまいます。
クリアとマーク、どっちつかずの対応になって結局栗原に上から入られてやられてしまいましたね。
警戒していたセットプレイから先制点を奪われたのは痛かったものの、運動量とインテンシティーは負けておらず、この試合では土居も多くボールに触れていましたし横浜FMの守備力を考えたら決して悪くはない内容でした。

ボディブローが効いて来た残り10分
後半になると鹿島がギアを上げて攻めに出て行きます。
セットプレイの数が増えていたのですが、同点ゴールは54分の流れの中から。
柴崎の縦パスを遠藤がワンタッチでサイドにはたくと、伊東がこれまたダイレクトで縦に入れます。
伊東はしっかり土居の前のスペースに出しているんだと思いますが、相手からするとちょっとダヴィと土居のどちらに出したのかどっちつかずのボールでもあったので、中澤が本気でダヴィに釣られましたね。
それでCBの間に少しギャップが出来て、そこを土居が上手く突いて栗原をかわし、GKとの1対1も冷静に決めました。
ここは柴崎、遠藤、伊東のトライアングルで攻撃を作っているのですが、やはり3人が良い距離間で繋げるとチャンスになります。
そして、土居のポジションが明らかに前節より下がり目、ダヴィとの縦関係、距離間も良かったです。
追いついた鹿島は勢いを増して攻めて行き、59分にイエローカードをもらっている遠藤に代えて野沢を投入。
70分には中村に代えてカイオを入れて攻守に負担の大きい両サイドハーフにフレッシュな選手を置いて活性化させます。
樋口監督が普段から動くのが遅いというのもありますが、今季のセレーゾ監督は選手交代が早いですね。
徐々に足の止まって来た横浜FMに対して鹿島は途中交代で入ったカイオ、野沢、そして足を余らせていた柴崎がよく動きます。
体力が無くなると今度は集中力が切れて来るのですが、前半からガチガチやりあっていたボディブローの効果が残り10分で顕著に出ましたね。
横浜FMの選手はバイタルエリアでのチェックに行けなくなっていましたし、クリアした後のDFラインの押し上げも出来なくなっていました。
そのため山本に簡単にドリブルでボールを運ばせてペナルティエリア内にいたカイオに縦パスを出させてくれます。
ゴール前でごちゃごちゃして一度はクリアされるのですが、DFラインの押し上げがなく、柴崎への対応も遅くなっていました。
そこを柴崎と野沢が上手くついて逆転ゴール。
柴崎の浮き球スルーパスも見事でしたが、後ろからのボールをダイレクトでシュートという離れ業をいとも簡単に行う野沢のこの辺の技術はさすがですね。
リードした鹿島はルイス・アルベルトを入れて守備固めを行うとともに、柴崎を1列上げます。
このオプションはジョルジーニョ監督の時から結果が出ていたので、できれば毎試合やって欲しい采配でしたね。
横浜FMはカイオのドリブルに誰も付いて行けず、プレッシャーにも行けずにズルズル下がるだけの対応となります。
カイオのスルーパスに上手く裏に抜け出した柴崎が左足で逆サイドに流し込んでダメ押し。
ルイス・アルベルトの大きなクリアをダヴィが落として小笠原からカイオに繋げたのですが、横浜FMの選手はどこの局面でも誰1人として守備に行けてないですし、ゴールまでの一連の流れを終始鹿島の選手はノープレッシャーでプレイできていました。
さらにこの場面は柴崎が欲しい1つ目のタイミングでパスが出なかったのですが、よく縦に行くのをこらえて横に走りましたよね。
よく焦って縦に行ってオフサイドになるか止まってしまうFWが多いのですが、柳沢が得意だったように相手のDFラインに沿って横に走ればオフサイドにもなりにくいですし、スピードを殺さずに加速してDFを置き去りにできます。
試合を決めたのは途中出場の選手ですが、当然横浜FMが前半からこんなヘロヘロだったら遠藤や中村、ダヴィも結果を出していますよ。
シュートが少ないながらも球際でやりあって体力を削っていた前半があったからこそ、残り10分で相手を仕留められたという試合でした。
小笠原は相手が勝手に崩れただけで守備を崩せたわけではないと戒めており、その通りではあるのですが、今は若い選手が多くなっているだけにそれを活かして走り勝つことで結果を出していけばいいんじゃないですかね。
それにしても横浜FMはマルキーニョスがいないくなって攻撃のヴァリエーションが確実に減っていると前回書いたのですが、前節の甲府戦がシュート4本、この試合が6本だったように斎藤がいないと攻撃のスイッチの入る回数が極端に落ちるというか、ほぼなくなりますね。
相手の攻撃の脅威がないので攻撃に集中できたというのも、鹿島が逆転するのに大きな要素となったと言えるでしょう。

反省を活かした修正点
この試合ではこれまで(特に前節)の反省点を活かした修正点がいくつか見られました。
まずMVP級の活躍をした土居のポジショニングが良くなっていましたね。
前節は運動量が少なく相手のDFラインに張りつくばかりでボールにほとんど絡めずに消えていたのですが、この試合ではきちんとトップ下の位置に入って下がって受けたり、遠藤や中村充の近くに寄ってポジションを取れていたのでパスも繋がっていました。
ダヴィを含めて周りといい距離感を保てていたので、それが同点ゴールに繋がりましたね。
また、横浜FMの守備がいいので最終的に土居とダヴィのところでボールを奪われてチャンスにならなかったので目立たなかったですが、前半から土居がボールを持っている時に猛然と柴崎が上がって行っていたんですよね。
やはり一番味方に囲まれたポジションにいるトップ下が多くボールに触れると周りと連動した攻撃がしやすくなります。
これだけ継続して使ってもらっていたら少しずつでも良くなっていかないといけないですし、最低でもトップ下がこのくらいはボールに触れないと攻撃が成り立たないですから。
左サイドハーフで先発した中村も昨年より中央にポジションを取るようになって、自分らしさを出して行けそうな雰囲気になって来ていますし、守備意識がかなり上がっていますね。
ACミランの本田もサイドで起用されて苦労していますが、サイドだとスピード、ドリブル、運動量のいずれかが突出してないとフィットするには時間がかかります。
本田もこの3つは乏しいのでACミランで機能せずに選手OBやイタリア人記者などからもサイドではなくトップ下が適正と散々議論されていましたね。
それでもセードルフ監督が起用し続けているのでだいぶ良くなっていますが、この冬に加入した本田はすでに昨年鹿島に加入した中村より起用時間が長くなっています。
監督が適正ポジションを見極める目を持つことは言うまでもないですが、他のポジションで起用するなら継続して起用することがいかに大切かということですね。
このどちらも出来ずに選手が機能しない場合、それは監督の責任ということになります。
適正ポジションを見極めてそこで選手を起用するのがもちろん理想であり一番ですが、そうでないなら土居のように我慢して使い続けるのは常識。
日本は戦術のことなどに疎いサポーターや記者がほとんどなので、こういうことでイタリアみたいに監督が批判されることは少ないですけどね。
それから前節ワンツーで柿谷に裏を取られた伊東は、この試合では相手の裏抜けに対しては相当警戒していました。
横浜FMの攻撃に迫力がなかったのもありますが、前節失点に絡んだ昌子も含めてこの試合ではC大阪戦で2失点した反省から全体的に集中して守れていましたね。
そして、すでに交代カードの切り札的な存在となっているカイオは吸収力の高さを見せています。
これまではドリブルで仕掛けてシュート、センタリングではいいプレイを見せていましたが、この試合ではスルーパスから柴崎のゴールをアシスト。
周りを使う事も覚えて来ている証拠ですし、スペースがある時間帯だと攻撃の起点になっていけそうです。
疲労のある終盤にカイオのスピードに対応しないといけないのは相手からしたら相当嫌でしょうね。
今季中にスーパーサブの立ち位置を確立できると思いますし、あとは守備の課題やスペースがない時のプレイなど改善できれば先発も見えてくるかもしれません。

連戦、再び
鳥栖戦でもそうであったように一週間のインターバルがあれば運動量、インテンシティーの高い相手でも戦えますね。
それだけに連戦をいかに戦うかが課題となって来ます。
もちろん相手より運動量とインテンシティーで上回ることができれば、同じメンバーで戦っても全然問題はないのですが、ナビスコ杯はやはりメンバーを入れ替えた方がいいでしょう。
特に攻守に運動量で負担の高い2列目(特に両サイド)は入れ替えたいところです。
これまでのプレイを観て守備と体力面を考えると2列目の先発候補は豊川、中村、土居、遠藤、杉本となり、途中交代候補はカイオ、ジャイール、本山、野沢となるんじゃないかと思います。
セレーゾ監督も試合後のコメントで言っているように野沢は守備が出来ないと先発では起用しづらいでしょうし、それはカイオやジャイールも現段階では同じことが言えますね。
本山は連戦でなければ先発でも行けるでしょうが、フィジカル的に相手の体力が十分でガツガツ当たって来られる時間帯で無理に使う必要もないかと思います。
やはり先発と後半の途中からでは相手のインテンシティーの高さが違って来ますし、プレイのしやすさは全然違いますからね。
初戦で負けているので勝たないと行けない試合でありメンバーをいじりづらいですが、サイドバック、ボランチ、2列目と最低でも1人ずつは入れ替えたいところです。
対戦相手はすでにリーグ戦でも戦った鳥栖となります。
鳥栖はグループリーグの1節が休みだったのですが、恐らく昨年と同じようにごっそりメンバーを入れ替えて来るのではないかと思います。
試合展開はそのあたり、両クラブの監督がどういう選択をするかによりますね。

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【J1第4節】若さと未完成によるもったいない敗戦…のC大阪戦
結果
3月23日(日) 2014 J1リーグ戦 第4節
鹿島0-2C大阪(15:04/カシマ/32,099人)
[得点者]
19' 長谷川アーリアジャスール(C大阪)
86' フォルラン(C大阪)
[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:豊川、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、青木、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:土居、豊川→本山、ジャイール
75分:ダヴィ→カイオ


試合の感想
未完成の攻撃陣同士もセットプレイで失点
C大阪は4-2-3-1の布陣、前線はフォルランをトップに2列目に南野、柿谷、杉本と並んで、ボランチには山口と長谷川となります。
バックラインを含めて全体的にメンバーが固まって来た感じがありますね。
鹿島も4-2-3-1、体調不良で出場が危ぶまれた曽ケ端は無事に先発に名を連ねて開幕から4試合連続でまったく同じメンバーでのスタートとなります。
メンバーは固まっているとは言ってもどちらも攻撃はまだまだ未完成なチーム同士の対戦ということで序盤からそれが出ていましたね。
どちらも攻撃はカウンターからが多かったです。
鹿島はプレスでいい形でボールを奪うことはあるのですが、土居と柴崎が縦に焦り過ぎてマークのついているダヴィや豊川への一発を狙ってボールロストし過ぎ。
縦に早過ぎて後ろの選手が上がれないので、なかなかボールを保持できずにリズムを掴めず、当然分厚い攻めもできません。
そんな中、最初の決定機はC大阪に訪れます。
鹿島のスローインからのリースタートだったのですが、クリアボールをフォルランが上手く落として南野がドリブルで上がると追い越した柿谷に。
1点ものの場面でしたが、シュートが曽ケ端の真正面に来たので助かりました。
昨年からそうですが、セットプレイやスローイン時に柴崎と小笠原の2人のポジションが高い上に相手選手が自分たちより鹿島ゴール側にいても(つまりDFラインが数的不利の状況になっていても)下がらないので高い確率で一気にピンチになってしまいますよね。
いつもカウンターが始まってから追いかけるのですが、それでは間に合いません。
鹿島は遠藤の縦パスをダヴィが落として土居がシュートを放ちますが、やたら中央からの攻撃に固執して効率が悪い攻めをしていました。
サイドからビルドアップした時は山口が流れて中央が長谷川1人になっていたのですが、土居のポジションが悪く真ん中を上手く使えていなかったですし、中央からの攻撃では縦一発ばかりになってサイドへの展開がありませんでした。
そんな流れの中、伊東がファウルをしてしまって左サイドからのC大阪のFK。
曽ケ端がパンチングではじいて伊東がクリアするものの、小笠原が競り負けてこぼれたボールを昌子が胸トラップしようとして山下に奪われます。
そのこぼれ球を長谷川に決められてしまいました。
昨年の前半までのルールなら山下は戻りオフサイドになりますが、昌子がボールに触った時点でオフサイド判定はリセットされるのでオフサイドにはなりませんね。
ここは昌子が胸トラップではなくセイフティーファーストでクリアしないと行けないですし、もっと言えばその前にバウンドさせてはいけないですね。
バウンドさせてしまったので処理の難しいボールになってしまったわけで、1つ前のところで体を投げ出してでも大きくクリアしないといけないのですが、伊東とお見合いする形になってしまいました。
でも、いいCBになるにはあそこで味方と被るからと躊躇してはいけませんね。
何が何でも自分がクリアするという気持ちを持ってほしいです。
お互い攻撃の組み立てや連携が今ひとつというところでセットプレイからの先制点を取られてしまったのは非常に痛かったです。
鹿島は追いつくべく攻撃的に行きますが、前線の選手のバランスが悪いです。
ダヴィがサイドに流れて土居がトップに入る場面が多すぎますね。
確かに鳥栖戦の2点目などその形で得点もありましたが、リードしていてカウンターを狙う展開ならまだしも、ダヴィではやはり昨年みたいに遠藤と大迫2人で攻撃を作るというわけにはそうそういかないですから。
土居のポジショニングが悪く、動き直しの回数も少なく、DFラインに張りつき過ぎるので高い位置で起点をつくれず、そうなるとオフザボール担当の豊川も活きないということでこの2人が消えている場面が多かったです。
オフサイドにはなりましたが、遠藤がDFラインの裏に飛び出した豊川にセンタリングを出した場面は土居が下がってサイドの遠藤と近い位置でプレイ、そこに伊東がからんだのでチャンスになったんですよね。
土居がいいポジションでボールを受けた時は攻撃の形が出来ているので、もっとスペースがどこにあるのか、どこにポジションをとればボールをもらえるのか、どこにボールを運べば時間を作れるのかをよく把握してほしいですね。
そうすれば余裕も出来てくるのでボールを持った時のプレイももっと精度が上がりますし判断がよくなります。
リードを奪ったC大阪が思ったより出て来なかったのもあってボールは持てますが、特段チャンスも作れないという時間が続きます。
鹿島の決定機は38分に遠藤のCKから昌子がヘッド、相手選手に当たってバーを叩いたくらいでした。
どちらもシュート数は少なかったですが鹿島の決定機が1つ、C大阪の決定機が2つという内容の前半でした。

4つの誤算
1点を追う鹿島はFC東京戦同様に後半開始から機能していない土居に代えて本山を投入します。
さらに豊川が打撲ということで左サイドハーフにはジャイールが入りました。
一気に2枚替えで攻勢に出たい鹿島ですが、いきなりカウンターから危ない場面を作られます。
小笠原の伊東へのパスがカットされるとそのまま攻められて最後はフォルランのシュート。
ここは曽ケ端がはじきますが、5対6の状況でしたからかなり危なかったですね。
C大阪の波状攻撃は続き、ジャイールが入って左サイドの守備が弱くなったことで左サイドからセンタリングを入れられて中央では青木が被ってしまってフォルランがフリー。
曽ケ端が何とか距離だけは詰めることができたのでフォルランも焦ってはずしてくれましたが、ここで試合が決まっていてもおかしくなかったですね。
逆に攻められてしまい鹿島は慌ててしまったのか、よく訳の分からない誤算が生じます。
せっかく本山を入れてトップ下で起点が作れるようにしたのに繋げる場面でも単純に蹴ってしまう事が多く、なかなかリズムを作れません。
そういう時間帯が15分くらい続きましたね。
ようやく62分に何とか真ん中を使ってジャイールのセンタリングまで行ったところからボールを保持して攻めることが出来始めます。
63分にはダヴィのポストから遠藤が左サイドに展開、山本が落として最後はジャイールのシュート性のクロス、ゴール前のダヴィは触れなかったですがいい流れの攻撃でした。
さらに柴崎の縦パスを本山がフリックして走り込んだ遠藤がシュートを放ちますが、これはミートしきれず弱くなってしまいました。
しかし、ここで2つ目の誤算が生じます。
ジャイール、本山、遠藤にボランチ、サイドバックが絡んでボールは持てるしパスも繋がるのですが、豊川がいなくなってしまったため得点の取れる位置にダヴィしかおらず、ゴール前での怖さがあまりなかったですね。
恐らくセレーゾ監督はジャイールにもっとゴール前に入って行く動きも期待していたのですが、そういうタイプではないのか、まだ合流したばかりで遠慮があるのか、コンディション的にあまり動けないのか分からないですが、シンプルにパスを繋ぐだけのプレイが多かったです。
ただ、技術はしっかりしていてシュートもあればパスも出せるのでトップ下で使ってみてもおもしろいんじゃないかと思います。
押し込んでいた鹿島ですが、70分に杉本にボレーを打たれてあわやというところでしたが、曽ケ端の超反応で失点を免れます。
さらにそのCKから再び杉本に1点もののチャンスを作られますが、ここも何とか曽ケ端が防いでくれます。
決して攻めている時間は多くないのですが、要所・攻め所を心得た攻撃で決定機はC大阪の方が多かったですね。
同点に追い付きたい鹿島はより攻撃的に行きますが、ここで3つ目の誤算が生じます。
前半から豊川へのファウルを見過ごし、ボールに行っていた土居のプレイをファウルに取ったり、遠藤が倒されたのをノーファウルとしたり明らかにC大阪を勝たせようとしていた吉田主審が訳のわからない判断にイライラが募ります。
後半にも普通にプレイを続けようとしていた倒れたダヴィをシミュレーションと判断してカードを出す誤審があったのですが、ドロップボールでのリスタートでも状況判断力の低さを露呈。
また、明らかに近いFKの壁の位置も直さずに放置と試合の流れをぶつ切りにする妨害工作に出ます。
下手なら下手なりにホームびいきにジャッジしておけば何の問題もないと思うのですが、意図的に鹿島に不利な判定をしていたと思われても仕方がないくらい酷い試合コントロールでしたね。
セレーゾ監督はイエローカードをもらっているダヴィに代えてカイオを投入しますが、ここで最後の誤算、FW不足が露呈します。
カイオは明らかにサイドプレイヤーであり、1トップに入って縦パスは受けるもののまだルーキーですから経験不足は否めなかったですね。
サイドに出てからはドリブルの仕掛けで存在感を出していましたが、今度はポジションの被ったジャイールが消えてしまうという事態に。
ここら辺はチームの未完成な部分がモロに出てしまいましたね。
86分にはフォルランにJリーグ初ゴールを献上してしまいます。
昌子のクリアが中に行ってしまったのもミスですが、その後右サイドでの柿谷への対応も問題ですよね。
伊東が付いていたのはいいのですが、柴崎の守備が問題です。
ゴール前は3対3の数的同数なのでそちらをフォローして1枚余らせるようにするか、柿谷に行って伊東と2対1の局面を作るならもっと激しく行かないとダメですよね。
何の考えもなくなくフラフラと寄って行っているだけで、守りの役にも立ってないですから。
その後伊東が柿谷に付いて行っていないのも集中力欠如によるミスですが、小笠原ともどもボランチが意志を持って守備をしていない場面が多すぎですね。
直後に伊東が高い位置でボールを奪ってカイオがチャンスを迎えるもDFのブロックに合い、ロスタイムにはカイオのセンタリングに本山が飛び込みますがGKの好セーブとバーに防がれてゴールを奪えないまま敗戦。
あれだけ試合の流れをレフェリー自身が阻害していたのに、ロスタイムがたったの3分というのも解せないですね。
C大阪は後ろの選手のインテンシティーは高かったものの前からのプレスは緩かったので鹿島はボールを運ぶことはできたのですが、ゴール前での若い選手のプレイの質、全体的な連携がまだまだなのであまり決定機を作ることはできませんでした。
先制点を奪われる展開になったこともありますが、逆にC大阪は選手の個の力が高くゴール前のプレイの質で差がついた試合結果となりました。
実力不足、チームの未完成による敗戦なのは確かですが、戦いようによってはもっと上手く戦えたと思うのでもったいない負けとなってしまいました。
引き続き運があればバーに当たったシュートが入っていたのでしょうが、こういう試合もありますし、1つずつ経験を積み重ねて行くしかないですね。

FW不足問題
トップ下問題、ボランチ問題、ビルドアップ問題に加えてこの試合では新たにFW不足という問題が露呈してしまいました。
新たにと言ってもFW不足なのは開幕前から誰しも認識していたことだったのですが、思った以上に早く出て来てしまったという感じです。
ダヴィがすでに累積警告3枚、連戦のFC東京戦、このC大阪戦では明らかに体のキレが落ちていますし、森重や山下などJリーグでレベルの高いCBには抑えられてしまっています。
そうなって来るとイライラが表面化してしまいますし、さらに審判に眼をつけられていわれのないファウル、カードをもらうことも多く出場停止になるのもそう遠くない未来といった感じですね。
その場合どうするのか、今から準備をしておく必要があります。
と言ってもあまり選択肢はなく、赤﨑を起用していくか、ジャイールを使ってみてどこまで可能性があるか探るくらいでしょうね。
センタープレイヤーとサイドプレイヤーの起用を間違うことだけは止めて欲しいです。

今年もJリーグは混戦模様
リーグ戦初黒星となってしまいましたが、横浜FMも昨年の戦い方を取り戻した甲府に負けたので首位は守れました。
世代交代を進めて若い選手を使っているので結果が出ない時もあるでしょうが、一番気をつけないと行けないのはそれなりに戦えているのに結果が出ない事が続くことです。
そのためにも連敗は避けたいのですが、横浜FMも優勝争いをする上で連敗はしたくないでしょうね。
周知の通り、横浜FMは守備が固いですし球際の強さはC大阪の後ろの選手以上ですから前線のメンバーはいじらないとなかなか起点は作れないと思います。
セットプレイの守備も強いですし、前からのプレスもあれば引いて守ってもトップ下の中村が下がって気の利いた守備をしますからね。
攻撃は昨年から成長している伊藤が1トップの座を掴んでいますが、ヴァリエーションはマルキーニョスの時より減っています。
と言っても鹿島は以前から伊藤によくやられている気がしますが…。
今や中村と並んで要注意の斎藤は日本人の中ではドリブルの仕掛けは一番っていうくらいにカットインしても縦に行ってもやすやすと突破して行きますが欠場のようですね。
攻撃でも横浜FMのセットプレイは強みですし、割り切ってガチガチに守ってカウンター、何とか先制点を奪ってという展開になればと思います。
注目の先発メンバーですが、豊川がケガで代表召集を辞退したので変更がありそうです。
単純にジャイールやカイオを入れるだけでは守備に穴ができそうですし、もう一度トップ下を含めてメンバーを熟考した方がいいでしょうが、それ程代えてくることはないでしょう。
今度は1週間のインターバルがあるので鳥栖戦のような運動量とインテンシティーで戦って欲しいですね。

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【ナビスコ杯1節】変身して戦闘力が跳ね上がったクラブ同士の対決…のFC東京戦
結果
3月19日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
F東京3-1鹿島(19:00/味スタ/10,353人)
[得点者]
08' 河野広貴(F東京)
10' 太田宏介(F東京)
71' 三田啓貴(F東京)
72' 本山雅志①(鹿島)←小笠原満男①
[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:豊川、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、青木、伊東
GK:佐藤

[選手交代]
HT:土居→本山
55分:豊川→カイオ
73分:小笠原→梅鉢


試合の感想
いきなりコンディションの良し悪しの悪し
FC東京はリーグ戦から先発メンバーを8人入れ替え、さらに布陣も神戸戦の後半から用いて機能した4-4-2のダイヤモンド型に変更して来ました。
鹿島は4-2-3-1、先発メンバーは何故かGKだけ佐藤に入れ替えてフィールドプレイヤーはそのままとなりました。
昨年はメンバーを入れ替えて(というより大迫が負傷して)逆転負けしたのでそれが頭にあったのかもしれませんね。
すでに各メディアで言われているように鹿島は東京Vとの練習試合での惨敗が相当堪えたようで、選手たちの危機感が高まって開幕の甲府戦までに変身。
運動量とインテンシティーによって戦闘力が跳ね上がってガラっと変わったチームになっていました。
それだけ開幕前は危機的状況に陥っていたということですね。
運動量とインテンシティーを武器に戦っているためコンディションが重要な鍵となりますが、セレーゾ監督がフィールドプレイヤーを入れ替えなかったためこの試合ではFC東京のフィッカデンティ監督の采配に軍配が上がります。
河野や羽生、米本、松田などよく動く選手が多くなったというのもありますが、リーグ戦で結果が出ていないFC東京は平山を始め控え選手の危機感が高まっていたのでしょうね。
リーグ戦とはガラッとチームが変身、前線からよく追い、攻守の切り替えも早く球際も激しく来ていました。
鹿島も今季初の連戦ということでそこまでコンディションが悪いわけではなかったですが、やはり120%の運動量とインテンシティーで戦って来た開幕からの3試合、特に中盤でガチガチやりあった鳥栖戦は負担が大きかったのでしょうね。
全体的にこれまでの試合よりは動けていなかったですし、特にケガ明けからいきなり先発でやっていた山本、攻撃の要として最も警戒される遠藤にキレが感じられませんでした。
そのため戦闘力の跳ね上がったFC東京に序盤から押され、いきなり2失点してしまいます。
8分にはGKのフィードから米本にこぼれ球を拾われて、最後はDFの裏に抜け出した河野に決められます。
さらに10分には右サイドを河野にドリブル突破されるとオーバーラップして来た太田に決められてしまいます。
失点というのはだいたい幾つかのミスが重なって起こるのですが、この2失点はいずれも最も問題があったのはボランチの守備です。
1失点目は小笠原と柴崎の2人とも相手の陣内の半分近くまでプレスに行っており、自陣にはDFラインの選手だけ。
しかもFC東京の選手は4人残っており、中央は3対4の数的不利に置かれていました。
それなのに小笠原も柴崎も後ろの危機的状況を察知せずに、GKのフィードから青木が頭でクリアするまでチンタラとジョグで戻っているんですよね。
数的同数または不利だとDFはどうしても守備が後手に回りますし、誰か1人でも競り負けたり突破されたら簡単に決定機を作られてしまいますから。
ここは青木が何とかクリアしているものの不十分、本来ならボランチがそのこぼれ球を拾わないと行けないのですが、小笠原も柴崎もバイタルエリアを空けてしまっているので米本に簡単に拾われて精度の高いパスをフリーで河野に送られてしまいました。
2失点目もミスの本質は同じ、完全に猪突猛進な小笠原のミスです。
突っ込んで簡単に河野にかわされているんですよね。
この場面はビルドアップのために伊東が高い位置を取り、青木が右サイドに出ていました。
後ろの守備が整っている時に初めて前からプレスが機能するわけですから、この状況でボランチにあんな軽い守備をされたら後ろの選手はたまったものじゃないですよ。
結局FC東京の攻撃のスイッチを入れているのも小笠原なんですよね。
イタリア人監督からしたら守備の基本が出来てないと怒鳴られるくらい酷いプレイですが、小笠原が突っ込まずに河野に余裕を与えていたらボールを持って周りを探す選択肢も横パスを出す選択肢もあったわけです。
それをむやみに突っ込んでしまうと河野はそのタイミングでリアクションするしかないですから、当然ドリブルでかわしにかかります。
それで攻撃のスイッチが入ってしまったんですね。
ここは後ろの守備が整ってないのですから、少し距離を取って河野の縦へのドリブルに備えて相手の攻撃を遅らせる判断をしないといけないですし、小笠原の突進は相手からしたらかわしやすいので守備にもなってなかったです。
これまでの3戦も立ち上がりに決定機を作られており、その中にはやはりボランチのミスからの危ない場面もありました。
曽ケ端のビッグセーブと運で失点せずに助かっていましたが、今一番大事なGKのポジションを代えたらこうなってしまいますよね。
ニアを抜かれないというのは基本ですから少なくとも曽ケ端なら2失点目は防いでいたと思います。
リードしたFC東京は引き続き運動量とインテンシティーが高く、前からプレスをしつつも守備の時はDFラインをむやみに高くすることはないという戦いをします。
これは東京Vとの試合展開に近いですが、前プレスでビルドアップできなくなり、運動量と球際の強さに負けてトップ下で起点を作れず、DFラインの裏にダヴィを走らせる方法もあまり使えないという状況に陥ります。
唯一、守から攻への切り替えの時にFC東京のDFラインの裏を狙えていましたが、ダヴィは森重に上手く抑えられていました。
42分にはショートコーナーから平山に決定機を作られますが、打ちあげてくれて助かりましたね。
セレーゾ監督も1本しかシュートを打てていなかったんじゃないかと言っていたように前半はほとんど何もできずに終わります。
目を覚ましていないというよりは、単純にコンディション的にもモチベーション的にも相手に上回られて、これまで表にあまり出ていなかった戦術的な問題が露わになってしまったという展開でしたね。

トップ下問題の応急処置
得点を取りに行くために選手交代が必要となりますが、当然土居に代えて本山を投入します。
これによって鹿島はトップ下に起点ができるようになると遠藤の負担も軽くなって2列目でボールを持てるようになります。
中央で起点ができると相手の守備も真ん中に寄って来るのでサイドが空くんですよね。
これがこーめいがトップ下にもっとボールの収まる選手を入れるように言っている理由です。
しかし、この試合では調子の悪い山本がブレーキ、センタリングの精度は悪く途中出場したカイオとの連携ミスも多くチャンスを作れませんでした。
こういう展開だと前野に交代した方がいいのですがベンチに入れておらず。
それなら左サイドで本山と起点を作って、右に展開して伊東を攻め上がらせるという戦術に切り替える方法もあるのですが、左に豊川orカイオ、右に遠藤ではどうしても右でまず起点を作って左に展開一辺倒になってしまいますよね。
14分には再びショートコーナーから平山に決定機を作られますが、ヘディングシュートは佐藤の正面で救われます。
本山やカイオなどコンディションのいい途中出場の選手がいいプレイをして鹿島は攻め込むも攻撃に意識が行ったところを逆にやられてしまいます。
ここもボランチ、柴崎のミスからの失点でしたね。
GKからのキックを青木がヘディングで跳ね返したのですが、そのこぼれ球の競り合いを柴崎がさぼってしまいました。
そのため、バウンドさせてしまってFC東京は米本が行って、鹿島は1テンポ遅れて山本が行ったので競り負けます。
それで山本が上がった裏を使われてセンタリング、三田に中央で合わせられてしまいましたね。
DFラインが前に跳ね返したボールをボランチが拾わないでどうするのって感じの初歩的なミスですね。
この得点でFC東京の選手も少し集中力が切れたのか、小笠原の浮き球スルーパスに抜け出した本山がボレーで決めて一矢報います。
その後も攻める時間は増え、カイオの仕掛けとスピードにおもしろさは感じるものの、引いて守るFC東京にチャンスを作れずにナビスコ杯グループリーグは昨年に続いて黒星スタートとなってしまいました。
ドラゴンボールでもだいたい変身直後に圧倒的な強さを見せて、その後はけっこう戦闘力に差があるのに手こずったりするものですが、この試合はまさに変身直後のFC東京の強さを見せつけられるものとなってしまいました。
ちょっと相手とタイミングが悪かった感がありますね。

戦術的な問題は何も改善されていない
結果だけを見ればチームがよくなっているように思えますが、リーグ戦の開幕からは運動量とインテンシティーで覆いかぶせて隠していただけで戦術的な問題は何も改善されていません。
ボランチ問題、トップ下問題、ビルドアップ問題、選手起用の問題、それがこの試合で全部出てしまいました。
ボランチの守備のまずさは開幕から出ていたのですが、失点せずに助かっていました。
ここはコンディションの上がって来ているルイス・アルベルトが全盛期の調子を取り戻して活躍してくれることに期待です。
それだけにこの試合は小笠原に代えて試して欲しかったのですけどね。
トップ下問題は誰もが本山が入れば改善されることは分かりますが、コンディションとフィジカルを考えると本山の先発起用、連続起用は厳しく、あくまで応急処置にしか過ぎません。
となると中村、新加入のジャイール、柴崎を1列上げる選択肢くらいしかないですが、セレーゾ監督は土居の起用しか考えていないので成長に期待するしかないです。
それだけにこの試合は土居に代えて中村を試して欲しかったのですけどね。
ビルドアップの問題は前に出せても前線でキープできる選手がいないと意味ないのでトップ下問題とも関わって来ますから、土居を起用する以上DFラインにビルドアップできる選手を置いてもあまり意味ないかなと思います。
とにかく先制されないことを心がけて、相手があまり前からプレスをかけずにDFラインをどんどん押し上げてくれることを期待するしかないですね。
それだけにこの試合では追いかける展開になった時に前野を試して欲しかったのですけどね。
選手起用に関しては運動量とインテンシティーに頼った戦い方だとコンディションやメンタルがものすごく重要になって来ますから、この試合では3人程入れ替えて戦って欲しかったです。
連戦のカップ戦を同じメンバーで戦ってリーグ戦の試合よりモチベーションが上がるなんてことはほとんどありませんからね。
これまで書いて来たようにセレーゾ監督にそういう細かな選手起用は期待できないですし、特に連戦だとそれが顕著に出てしまいます。
それでも1週間のインターバルがあっての試合ならもっと戦えていたと思いますし、今季は若い選手を継続して起用して行っているので昨季と違って実りの多いシーズンにはなるでしょうね。

運動量とインテンシティーが鍵のC大阪戦
幸いなことに序盤なので監督交代があったクラブを中心にまだ戦術が浸透してないところも多いです。
昨年のC大阪はクルピ監督が指揮をしていたわけですが、リトリートして4-4-1のブロックを作って守る戦いをしていました。
サイドに起点を作られたらボランチが出て対応するのですが、空いた中央のスペースをトップ下のシンプリシオが上手く埋めていましたし、押し込まれても引いて守ってもカウンターに残っている柿谷1発で得点を取れるので我慢して守れていましたね。
しかし、ポポヴィッチ監督はDFラインをやたら上げたがるので鹿島としては比較的やりやすい相手です。
前線の選手の組み合わせで試行錯誤していたものの、一応柿谷が下がり目でフォルランと縦関係を組んで左右は南野と杉本で落ち着いたようですね。
しかし、あまり熱心に守備をする選手がいるわけではないのでボールは十分運べるでしょう。
サイドで起点を作ってボランチをおびき出せば、柿谷はシンプリシオのような気の利いた守備はできないので真ん中が空きます。
さらに柿谷が下がり目になることでカウンターの威力は確実に落ちますし、パスを繋ぎたがるポポヴィッチ監督になってからはカウンターの回数も減少傾向にあります。
ただ、能力の高い選手が多いのは確かですし、攻められている時の柿谷の2列目からの飛び出しには要注意ですね。
鳥栖戦もこの試合もボランチがトップ下の選手を捕まえられなくて決定機を作られていますから、ボランチ問題が顔を出さなければいいですが…。
先発メンバーが大きく代わることもないですし、前線の選手の守備のモチベーションがいきなり上がるとも思えないので、C大阪がFC東京のように変身する心配はないと思います。
逆に鹿島はこの敗戦で再び危機意識を高めてほしいですね。
とは言っても走れるか、球際で戦えるかはコンディションも大きく関わって来ます。
鹿島は恐らく先発メンバーを代えて来ないでしょうが、C大阪もゴイコ・カチャルと染谷が代わっただけでしたから、ホームとアウェイ、中3日と中4日のコンディションがどう出るかですね。
あとベンチには守りを固める交代選手だけでなく、リードされた場合のカードも用意しておく必要がありますが、登録が完了したジャイールはベンチ入りするのか楽しみです。

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【J1第3節】これ以上ない、これしかない展開で首位決戦を征す…の鳥栖戦
結果
3月15日(土) 2014 J1リーグ戦 第3節
鳥栖0-3鹿島(15:04/ベアスタ/13,013人)
[得点者]
40' 青木剛①(鹿島)←小笠原満男③
59' 土居聖真①(鹿島)←ダヴィ③
72' 豊川雄太①(鹿島)

[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:豊川、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、青木、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
79分:遠藤、伊東→ルイス・アルベルト、中田
82分:豊川→カイオ


試合の感想
予想通りの苦戦と理想通りの先制点
鳥栖は4-2-3-1、基本的な戦い方、布陣、メンバーに変わりはないですが、新加入の谷口がボランチ、安田が左サイドバックに入って戦力をアップしています。
鹿島も4-2-3-1、無失点2連勝中ということで両クラブともに前節からのメンバー変更はありませんね。
ただ、ナビスコ杯を睨んで梅鉢、赤﨑、中村、野沢らは遠征メンバーから外したかったのか、鹿島のベンチメンバーにはカイオや杉本が入るなどセレーゾ監督は思い切った構成をして来ます。
試合は首位決戦にふさわしい中盤でガチガチやり合う展開になりますが、序盤から鳥栖が決定機を作ります。
いきなり右サイドから警戒しなければいけないキム・ミヌにセンタリングを入れられて、中央ではこれまた最大級の警戒が必要な豊田にボレーを打たれます。
ここは曽ケ端が何とか掻き出して助かりますが、立ち上がりでマークがはっきりしてなかったですね。
ボールの所だけを観れば伊東と昌子のミスのように見えますが、本来ならトップ下の池田はボランチが観ないといけないわけで、左サイドに流れてドリブルしているこの場合は小笠原が戻って攻撃を遅らせるか、プレスバックしてDFラインと挟む守備をしなければいけません。
それが無かったので青木がマークに飛び出して右サイドは2対2の状況。
さらに中央は豊田に昌子、逆サイドには早坂と山本と完全にDFラインが数的同数でマークする形になっているんですよね。
昌子は豊田をしっかり観ていたのですが、DFラインが数的同数だと一瞬の動きでどうしてもはずされてしまいますからね。
そういう動きが上手い豊田ならなおさらです。
青木が飛び出した時点で小笠原か柴崎がそのスペースにフォローに入って、基本通り最終ラインは1枚余らせる形で守らないといけないですし、そうすればあんな簡単にグラウンダーのクロスが豊田まで届くということもなかったです。
さらに7分には再び左サイドから豊田、キム・ミヌ、安田が絡んでの攻撃を受けます。
中央では山本が早坂にマークをはずされてドフリーにしており、たまたまセンタリングが合わなかったので助かりましたが一点もののシーンでしたね。
12分にはCKからまたも危ない場面を作られます。
曽ケ端が飛び出したはいいものの、その前で池田に触られてしまいます。
ヘディングシュートは右に逸れて助かりますが、GKは出たら絶対に触らないといけないですね。
甲府戦、仙台戦同様に立ち上がりに危ない場面を作られている鹿島ですが、特に先制点が勝負の行く末を分ける鳥栖戦でも失点せずにすんだのは助かりました。
鹿島も反撃と行きたいところですが予想通り、鳥栖のインテンシティーの高さに潰されて高い位置で起点を作れません。
頼みの遠藤は当然のように厳しいプレスを受けて持ち味を出せず、ダヴィへのロングボールも鳥栖のDFラインが低いのでスペースではなく頭に当てざるをえません。
鳥栖は空中戦に強いので思うように競り勝てずこぼれ球も拾えません。
ただ、これまでの2戦同様に小笠原を中心に球際で負けない戦いは繰り広げられていたので、セットプレイはもらえていました。
攻撃の形すら作れない鹿島ですが、鳥栖の攻撃をゴール前で体を張って何とか防ぐとそのセットプレイから先制点を奪います。
小笠原のFKを青木が上手く頭でそらせましたね。
前々回の記事で鳥栖はセットプレイの守備に隙があるので先制点を奪って試合を優位に進めたいと書いたのですが、今の鹿島が鳥栖に勝つ数少ないパターンの1つがこれです。
鳥栖はセットプレイをゾーン(CKの時は相手のキーマン1人にマンマークをつける)で守っているのですが、柏や川崎などこういうクラブは軒並み不安定で失点が多いです。
名古屋も開幕戦はゾーンで守っていて同点弾をセットプレイから決められて負けたので、西野監督もマンマークに変えましたからね。
もちろんどちらにもメリット、デメリットがあってマンマークの場合はスクリーンプレイをされるとマークを外されやすいという短所がありますが、こーめいは日本人にはセットプレイをゾーンで守るのは最高に向いていないと思います。
なぜなら外国人の思考は「俺がクリアできるんだから人のゾーンでも行って何が悪い」というのに対して、日本人は「ここは俺のゾーンじゃないから知らない、責任はない」、「ここの曖昧なところは俺の守備ゾーンなのかな、行ってもいいのかな」っていう事なかれ主義、譲り合いの精神だからです。
だから、非常にお見合いが多いですし誰もボールにアプローチしていないっていう場面が多いですね。
逆に日本人は役割をはっきりさせるとそれを忠実にこなそうとするので、責任のはっきりするマンマークの方が向いていると思います。
また、ゾーンの場合はスペース、もしくは身長の低い選手の所に高さのある選手が2,3人突っ込んで行けばかなり高い確率で競り勝てるか、こぼれ球になってゴール前でごちゃごちゃします。
あとは精度の高いキッカーがいればチャンスを作りやすいですし、この得点シーンでは意図してはいないですが、ダヴィと青木が同じスペースに被って入っているので、青木が完全にフリーになれていましたね。
予想通り苦戦する展開となりましたが、セットプレイからの先制点と理想通りの展開に持ち込めました。

想定通りの展開と思い通りの追加点
先制点を奪ってリードした鹿島がこれまでの2戦同様にしっかり守りを固めてカウンターを狙うのに対して、ビハインドを負った鳥栖は自らのスタイルを変えて想定通り攻撃に出て来ます。
想定通りと言っても鳥栖の立ち上がりの攻勢に危ない場面は作られてしまいます。
藤田のロングスローから谷口のシュートは曽ケ端がセーブすると、そのCKから早坂に押し込まれるもこれはオフサイド。
小笠原が残っていたものの曽ケ端が飛び出していたので、豊田がヘディングで折り返した時点でのオフサイドラインは山本になります。
早坂は確実にそこより出ていたので副審のジャッジ通りこれはオフサイドです。
ただ、狙って取ったオフサイドでは当然なく、前半もあったように曽ケ端が飛び出して触れないのは致命的なミスなので失点していてもおかしくなかったですね。
56分にはダヴィが高い位置でボールを奪うと柴崎とのワンツーから強烈なシュートを放ちます。
これはGKに防がれるも今季のダヴィは簡単に周りに預けて自身はゴール前に入るようにしているので上手く攻撃に絡めていますね。
そして何より、鳥栖は攻撃に意識が行っているため前半に比べてスペースが出来ており、鹿島はボールをキープ、回しやすくなっていました。
ユン・ジョンファン監督からもボランチは下がり過ぎないよう指示が出ていたのですが、まさにこの攻撃意識が鹿島の追加点に繋がります。
昌子の左足のフィードを左サイドに流れたダヴィが収めると背負ったDFを反転しながらドリブルで抜きます。
折り返しのボールを中央に入った土居が決めたのですが、マイナスのパスなのでオフサイドは当然ありません。
この場面はいかに先制点が大きかったかを表しており、鳥栖は普段は自陣まで引いて守備ブロックを作ってボランチからプレッシャーをかけ始めるのですが、ここでは鹿島のDFラインからプレッシャーをかけに行っています。
そのため、鳥栖はDFラインも高くせざるを得ず、前半はダヴィの頭にしかロングボールを放り込めずに起点を作れなかった鹿島にスペースにフィードする選択肢を与えていました。
また、ユン・ジョンファン監督の指示通りボランチが高い位置を取って、さらにサイドバックも戻らなかったので、ダヴィが1対1を仕掛けてゴール前でも土居がフリーになる事が出来ましたね。
鳥栖は選手を2人交代して得点を取りに来ます。
68分には青木がPKを取られてしまいます。
足が高く上がって水沼を蹴ったという判定みたいですが、青木は先に触って普通にボールをクリアしているだけですし、何よりファウルのあった場所はペナルティエリアの外ですね。
完全な誤審でした。
しかし、ダヴィの右に蹴るという指示もあって曽ケ端が豊田のPKをストップします。
興梠もそうでしたが、あまり技術が高くない選手は高い確率で利き足と同じ方向に蹴りますね。
あの助走の進入角度なら尚更なのですが、分かりやすいようにちょっと極端な例として遠藤が右から切り込んでファーサイド、ニアサイドとシュートを打つシーンを思い浮かべてもらうと、やっぱり利き足と逆(ニア)サイドに蹴るのは難しいんですよね。
コンディションがよくて体がキレてないと振り抜けないですしいいシュートが飛ばないですから。
それにPKと言えど若干利き足と逆方向に曲がるので左に蹴るとGKに近い方から外に曲がる弾道になります。
もちろん、左に蹴っても普通に決められるのですが、この2つの理由から無意識的に技術が高くない選手は利き足と同じサイドを選択するのかもしれません。
リードされて確実に決めたい時は当然その傾向が強くなりますね。
曽ケ端は最初に逆に飛ぼうかと考えていたようで、相手クラブの中心選手のPKのデータが入っていたいのはどうかと思いますが、何はともあれ昨年の豊田のPKを観て右に蹴っていたと記憶していたダヴィのおかげで助かります。
ここで失点していたら鳥栖が勢いづいて試合展開がどうなるか分からなかったですからね。
決定機は作れど得点には至らない鳥栖はどこか自分たちのペースではないことを感じており、隙が生まれます。
ダヴィが左サイドを突破するとグラウンダーのセンタリング、これはDFに防がれるも豊川が見事なボレーでゴールネットに突き刺しました。
相変わらず豊川はいいポジショニング取っていますし、この場面では相手のプレッシャーも来てなかったので迷わず振り切れましたね。
3点のリードを奪った鹿島はルイス・アルベルトと中田を投入して守備固め。
中田をCBに入れてこれまでのように昌子をサイドに出すのかと思いましたが、山本を右に回して左サイドバックに使って来ましたね。
ボランチは小笠原とルイス・アルベルトのコンビになって柴崎が右サイドに入ります。
押し込まれる展開になっていましたが、さらにカイオを投入すると前線でボールを保持できるようになります。
87分には右サイドから仕掛けてセンタリング、青木の決定機を演出しました。
ロスタイムには中田の所を突かれて左サイドから危ない場面を作られますが、池田がシュートではなくパスを選択してくれて助かりました。
やはり中田はボールホルダーへの距離間、詰める速さが今季の鹿島の他の選手と違うんですよね。
スピードがないので距離を取りたがりますし、ドリブルで仕掛けられるとついていけないのでここでもサイドは2対2の状況だったのに昌子が中田のフォローに行かざるを得なくなってその後ろを突かれてしまいました。
それでも最後までしっかり守って無失点に抑えました。
序盤から決定機の多かった鳥栖に先制点を奪われていたらまったく逆の結果になっていた可能性もありますが、見事これしかないという展開に持ち込んで開幕3連勝を飾りました。
長いシーズン、コンディションの良し悪し、上手くいかない時期もあるでしょうが、鳥栖相手にこれだけ球際で戦えればどこのクラブにも遅れはとれないでしょう。

ジャイール獲得
この試合の前にジャイール獲得の発表がありました。
鈴木強化部長がブラジルに渡ったという情報、セレーゾ監督の求める選手を獲得するには5億円くらいかかるという報道もあったので大物ブラジル人の獲得も期待されましたが、やはり州選手権が始まった段階で主力を獲得するというのは難しいですよね。
当然、向こうのクラブは主力選手を安く売るつもりはなく、むしろ構想外もしくは若い育成選手をいかに高く売ったりレンタルするかを目論んでいますから。
しかし、ジャイールの獲得は悪くないと思います。
ちばぎん杯を観ましたけど攻撃力はある選手ですし、守備と球離れの悪さという心配はありますが、技術はあるのでドゥトラほど使い勝手が限定されるということはないでしょう。
鹿島は代々格のあるブラジル人監督を採用している効果もあってブラジル人選手が守備をしないってことは通用しないですし、周りに技術のある選手が多いので球離れの悪さも改善されると思います。
ただ、千葉時代は守備のできなさから鈴木監督に外されて、その際守備を習ったことがないという発言をしたとも聞きますが、たまにいるマンマークの守備しかしたことがなくゾーンでの守り方が分からないブラジル人だったらちょっと時間がかかるかもしれませんね。
当面は得点を取りに行く時のスーパーサブ、もしくはこの試合で途中出場のカイオがやっていたようにリードしている時の前線でのボールの収め所、仕掛けさせてのカウンター要因って感じでしょうか。
カイオは守備やオフザボールの動きはまだまだですが、ボールを持つと非常におもしろい存在ですね。
豊川とはまた違うタイプですが、スピードを活かしたいい仕掛けができるのでこれからが楽しみです。
ジャイールのポジションは左サイドでしょうが、左サイドの交代カードならカイオも使えそうですし、千葉ではFW登録だったのでダヴィがいない時の1トップやトップ下での起用もあるのかもしれません。
この試合でJリーグデビューを果たしたルイス・アルベルトとともに、J2クラブから補強するなら最初からパウリーニョとクリスティアーノを獲得すればよかったんじゃない?と言われないような大活躍をして欲しいですね。

ナビスコ杯始まる
今週からナビスコ杯が始まります。
鹿島の初戦の相手はアウェイでFC東京となりますね。
FC東京は監督が代わった5クラブの中では一番攻守にやりたいサッカーがはっきりしています。
ただ、はっきりしていると言っても開幕戦からの成績で分かるようにそれが出来ているわけではなく、そのサッカーをするのに適した選手がいるのかというとそうでもないですけどね。
やはり4-1-2-3の布陣だと両WGはドリブルで仕掛けられないときついのですが、1対1の勝負で計算できるという選手が少ないですし、そのうち戦術をアジャストして来るでしょうが渡邉がサイドにいると確実に怖さが半減です。
今のところFC東京の攻撃はエドゥーが起点になってからの形が多いです。
ボールが収まりますし、周りも上手く使えますし、自分でもシュートまで行けますし、強さもありますし、何より体の使い方が上手いですね。
なのでとにかくエドゥーにボールを収めさせない、入れさせないことが重要になって来ます。
前線で起点ができるとインサイドハーフと両サイドバックが猛烈な勢いで上がって攻撃に厚みを作って来ます。
こうなるとけっこうチャンスを作れているのですが、相当運動量がいる戦い方をしているなと思いますね。
守備は今の段階ではけっこうザル状態です。
WGが引いて4-5-1で守るのではなく、4-3-3で前からプレスに行くのですが、前線3人はボールホルダーに寄せるだけでボールを奪おうという守備はしないので簡単にいなしてボールを運べます。
そうすると中盤の3人が前に出ざるを得ないのでDFラインとの間にスペースができます。
そこを使って行ったら十分攻撃できますし、DFラインの前を3人で守るのは難しいのでサイドチェンジを使って横に振れば必ず隙を作れますね。
とは言っても、恐らく両クラブとも先発メンバーを入れ替えてくると思うのでどういう試合展開になるかはまったく分かりません。
鹿島としては負担の多い遠藤、ダヴィを休めたいところですが、遠藤がいないと攻撃の起点が作れないのでどうするかですよね。
とりあえずトップ下は別の組み合わせを試してほしいところです。
と言ってもどうせ本山か野沢になるでしょうが。
この試合MVP級の活躍をした小笠原はコンディションがよく動きがいいのでこのペースを崩さないように連戦は避けて欲しいです。
ルイス・アルベルトがこの試合では周りに指示するだけでなく、ボールホルダーへの寄せが早く危ない所には積極的に守備に行っていたので、コンディションが上がって来て調子を取り戻しているのかもしれませんね。
途中出場ではなく先発から出場してどれだけやれるのか観てみたいです。
あとジャイールは登録が間に合えばベンチに入るかもしれないですね。
曽ケ端、青木、柴崎、遠藤、ダヴィのラインを残せば他を替えても何とかなりそうな気もしますが、鳥栖戦にベンチ入りしてないメンバーを考えると大きくガラっと替えて来そうです。

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ブログ廃止のお知らせ
山場を早くも迎えた鳥栖戦を見事に勝利して鹿島アントラーズは開幕から波に乗っていますが、最近コメント欄に春の陽気で頭にお花畑が咲きまくっている頭の悪いコメントが粘着質に書かれているので面倒くさくなってブログの更新をやめることにしました。
チャレンジ的に有料メルマガで発信しようかと思いましたがお金をとってたいした内容もないブログをやっている人々のね。
ん~、気がしれんと思って来たこーめいなのですっぱりやめることにしました。
はっきり言ってやめる理由はそれだけです。
がっかりする方もいると思います。
気にしない方もいると思いますが、そういうことですのでブログを辞めるんだと今回の記事はいつもと違った読み方をしてもらえば幸いです。
のこすブログ更新は今月いっぱい。
使えるようにはしているものの、この件についてのコメントをいただいても、返信は一切しませんのでその旨をご了承お願いいたしますということで。
いったんやめてまたすぐに再開するのではないかと思っている方もいるとは思いますが、可能性としてはなくはないとは思います。
おもいますが当分そんな気持ちにはならないでしょうし改めてこの件について記事をアップする気もないです。
やめると言ってもこれからも鹿島を応援していきますし試合観戦もしていきます。
メンバーもまだ顔写真はないですが、ジャイールも獲得して楽しみになって来ましたからね。
へんに背番号にこだわるタイプではないので7番でいいと思います。
ん~と、恐らく出場するのはFWとしてではないでしょうがアルシンドみたいに得点を量産してほしいです。
では、そういうことでよろしくお願いします。
このブログも思えば鹿島ブログなのにオシムジャパンの発足からという変わったきっかけで開始。
うんと長く続けました。
目指していた期間っていうのはなかったですけど、こんなに続けるとは思わなかったですね。
いつしかサッカーに詳しくなってチーム作りや戦術について勉強したり考えたりするのが楽しくなりました。
もっとこれからも鹿島の試合だけでなく、Jリーグ全体、日本代表ももちろん、海外のサッカーもこれまで同様に観てサッカーを勉強していきたいと思います。
ブログの更新のタイミング上、残す更新は鳥栖戦とナビスコ杯FC東京戦、C大阪戦になると思います。
ロケットスタートを切った鹿島ですが、05シーズンくらいの開幕ダッシュを決めてほしいですね。
具体的な数字を言えば、あのシーズンはセレーゾ監督の最終年となったのですが開幕から7勝1分ででスタート。
おわりはリーグ戦を3位で終わりました。
ヤング鹿島はどこまでの成長を見せてくれますかね。
めっちゃ楽しみです。
へんなタイミングになってしまった感はなみなみにありますが、今は3月ですけど、もうすぐ4月であり、春と言えば英語でスプリング、出会いと別れの季節でもあります。
ん~、まあそんなわけで何かを始めるにしても終わらせるにしてもとてもグッドなタイミングなのではないんじゃないかと思ったりもしないわけでもないんですが、やっぱりそんな気持ちになりますし、やっぱり4月と言えばお花見という日本的なイベントもありますし、入学式もありますし、昭和の日もありまして、他にもまあ、いろいろと何かしらあったような気がしますし、とにかくおもしろいことがいっぱいで心がうきうきしますし、ブログはやめてしまいますが、これからも鹿島アントラーズとサッカーを楽しんでいきたいと思いますし、最後はさすがに文章を考えるのもしんどくてまとまらない感じになってしまいましたけどね。
では、これまで本当にありがとうございました。

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【J1第2節】祝!Jリーグ最速400勝達成…の仙台戦
結果
3月8日(土) 2014 J1リーグ戦 第2節
鹿島2-0仙台(19:04/カシマ/15,033人)
[得点者]
31' 遠藤康②(鹿島)←ダヴィ①
90' 遠藤康③(鹿島)←ダヴィ②

[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:豊川、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、青木、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
68分:豊川→中村
80分:土居→野沢
84分:伊東→植田


試合の感想
持つ者と持たざる者
仙台は4-2-3-1のフォーメーション、角田がケガで欠場のためボランチコンビは鎌田と冨田になりました。
また、代表戦のあったマグリンチィがベンチスタート、代わりに武藤が左サイドに入りましたね。
鹿島も布陣は4-2-3-1、先発メンバーは開幕戦と変わりありません。
立ち上がりにいきなり左サイドを突破されてセンタリングを中央のウイルソンに合わせられそうになりますが、何とか伊東が体を寄せてシュートはさせず事なきを得ます。
ここは小笠原と柴崎が前にプレッシャーに行きすぎて梁が完全にフリー、そこで起点を作られてサイドに展開されてしまいました。
山本が前に出てチェック、その後ろを豊川がケアしたのですが裏を取られてしまいましたね。
鹿島としてはここで失点していたらかなり難しい試合になっていましたが、伊東のファインプレイもあって失点せずに助かりました。
攻撃では前節同様にセットプレイからチャンスを窺います。
ショートコーナーから小笠原がセンタリングを入れてニアで青木が合わせますが、ゴール左にはずれます。
さすがに甲府戦のように簡単にフリーにはしてくれないですし、前節の3,4点目などは特に難しいシュートが枠のいいところに行ったのですが、そうそうバックヘッドがゴールの枠に飛ぶということもないですよね。
序盤は仙台のポゼッションが多かったのですが、若返った鹿島は前からプレスに行くと豊川が2度いい形でボールを奪います。
1度目は土居がすぐにボールロスト、2度目は遠藤と柴崎で右サイドを攻め上がりますが2人の意図が合わなくてパスが通らずチャンスにならなかったですが、この守備から鹿島が落ち着いて後ろでボールを回す時間もできるようになります。
10分にはカウンターから遠藤がボールを運ぶとスルーパス、ダヴィがDFをかわしてとぅキックでGKの股を抜こうとしますが防がれてしまいます。
仙台は監督が代わって、鹿島はメンバーが若返って、いずれもチームを構築中ですが、持つ者と持たざる者の明暗が分かれます。
仙台はウイルソンが中央では孤立、サイドに流れると中が薄くなる状態で明らかに連動性や攻撃の形が未成熟。
選手も迷いながら手探りながらビルドアップしている様子でした。
立ち上がりのミスからピンチを招いてしまったバイタルエリアの空白は柴崎が意識してバランスを取って埋めるように気をつけると梁もフリーになる時間が減りました。
これで仙台の攻撃をしっかり抑えることに成功しましたね。
対する鹿島もDFラインからのビルドアップは上手く行かないですし、ボランチの2人も甲府戦程好きにさせてもらえません。
また、バイタルエリアのプレッシャーも開幕戦より強いので土居と豊川にボールが収まらず、なかなか攻撃の形を作れずにいてシュートまで持って行けない時間が続きます。
しかし、鹿島にはセットプレイの他にダヴィの突破、遠藤の起点という武器があります。
相手のクリアボールを小笠原が頭から行って当てるとそのこぼれ球を伊東が素早く拾って遠藤に繋ぎます。
ドリブルで運ぶとスルーパス、ダヴィは一度しっかり中を観てからマイナス気味にグラウンダーのクロスを入れます。
相変わらずいいポジションに入っている豊川がスルーすると、中央に走り込んでいた遠藤がトラップ、少し流れて土居と被りそうになりますが落ち着いて逆サイドに流し込みました。
連動した形からの攻撃はこのくらいでしたが、これは鹿島が昨年から得意とする右サイドからの攻撃の組み立てですよね。
また、小笠原がボールに頭で行った時に仙台の選手の足が高く上がってファウルだったのですが、東城主審が流したのもファインプレイでした。
これで勢いに乗った鹿島は相手のパスミスに乗じて柴崎がボールを奪い、ショートカウンターをするもダヴィのシュートは大きく外れてしまいます。
37分には伊東のスローインをダヴィが胸トラップして反転シュート、角度のないところから狙って行ったのですが惜しくもニアポストに弾かれてしまいました。
さらに遠藤のスルーパスからダヴィが三度シュートを放つもGK正面。
この時間帯は仙台の選手にパス、トラップのミスが多くなっており鹿島は高い位置で簡単にボールを奪えていましたからチャンスが増えていましたね。
守ってはシュートすら打たせてなかった鹿島ですが、42分に決定機を作られてしまいます。
ウイルソンにDFラインの裏に抜け出されますが、曽ケ端がファインセーブ。
裏を取られてしまった伊東も最後のところまで諦めずにスライディングに行ってシュートコースを限定していました。
これがあるからGKもコースを読みやすくなりますし、失点の多寡に大きく関わってきますよね。
最初と最後に決定機を作られるも仙台の攻撃をほぼ完璧に抑えて1点リードしたまま後半に入ります。

シュート3本、課題の後半
後半になると当たり前ですが、仙台の遠藤へのプレッシャーが強くなります。
前半は遠藤のところで起点を作れていたので伊東のオーバーラップはありましたが、それ以外では前線でほとんどタメが作れていなかったのでボランチがなかなか深いところまで入って来る攻撃はできなかったです。
後半は遠藤の所を警戒されると次第に攻め込まれる時間が増え、こぼれ球も拾えずに防戦一方になります。
トップ下の土居がボールを収めて試合を落ち着かせてくれると遠藤の負担も減って助かるのですが、やはり相手のプレスが強くなると消えてしまいますね。
目立ったシーンは62分にカウンターからダヴィが強引にシュートに行った起点になった場面くらい。
この試合ではボールを持てるところでダイレクトでパスしてミスをしたり、パスを出した後の動き出しが無くてリンクマンとしても機能出来ていませんでした。
鹿島はこのダヴィのシュート1本に抑えられてしまい、攻撃の形すら作れません。
こうなって来ると監督の采配が勝敗を分けて来る流れになるのですが、先に動いたのはセレーゾ監督でした。
中村投入のチョイスはいいのですが、交代選手は存在感の消えていた土居ではなく守備で効いていた豊川。
鹿島はダヴィの1つ手前、中央で起点を作りたいのに中村をトップ下ではなく左サイドで起用、守備は豊川>中村なのでわざわざ守備力を下げる交代をするのは疑問です。
中村のところでボールが落ち着く時間も増えたのでそういう意味では効果もあったのですが、そこから先があまり繋がらないんですよね。
プレッシャーがきつくなりながらも遠藤もよくボールをキープしていたので中村を近くに置けばもっと自分たちの時間帯を作れたと思います。
アーノルド監督が右サイドにマグリンチィを入れて来たこともあって、左サイドから押し込まれる時間が増えます。
鹿島として助かったのはアーノルド監督の動きが遅かったことです。
そもそも最初の交代カードが1点リードしているセレーゾ監督より遅いというのは相当腰の重い監督と言えますし、鹿島にとって一番嫌な赤嶺投入でももたついていましたからね。
鹿島はようやく土居に代えて野沢を入れるも甲府戦同様に流れを変えることはなく、最後は植田を投入して逃げ切りを図ります。
昌子と青木が1つずつ左にずれて山本が右に回る形ですね。
押し込まれていた鹿島は植田のフィードからようやくダヴィに繋がって後半2本目のシュートを放つと、90分には今度は青木からダヴィへ。
反転してのドリブルは1度奪われますが競り勝って取り戻すと突進、センタリングも1度DFに引っ掛かりますが、こぼれ球を拾うとセンタリング。
ファーサイドに上がって来ていた遠藤が右足ボレーでたたき込んで試合を決めました。
やはり単純に仕掛けてセンタリングを入れるプレイなら両足使えるダヴィは今の鹿島では一番ですよね。
甲府戦同様に攻め込まれた後半の戦いは課題ですが、開幕から幸先良く2連勝。
Jリーグ最速400勝達成となりました。

鹿島らしい守備の復活
後半は攻められっぱなしでしたが、よく中央で跳ね返していましたし最後の所は体を張って守れていました。
昨年、というかシーズン前のプレシーズンマッチや練習試合と比べても確実にマークを掴む意識、体を張る意識、DFラインを押し上げる意識、球際の強さ、機動力が高くなっていますし、それが実際にタックル数というデータにも表れていますよね。
目立った活躍はしていないですが、土居、野沢、中村も昨年より確実に守備意識は高くなっています。
もともと鹿島は危ない場面を作られる回数は少なくないものの、最後の所で体を張ってブロックしたり、シュートコースを限定してGKが守るというスタイルでその往年の守備が戻りつつある感じです。
結局ゴール前の体の張り具合いが決定力に大きく影響しますから、そこでの差が勝負強さに表れて来るんですよね。
特にこの試合のMVP級の働きをした昌子はミスもなく、空中戦、カバーリングと迷いなく奮闘して仙台の攻撃を防いでいました。
ウイルソンにもファウルしない範囲で相当厳しく行っていました。
DFラインも右の伊東が攻撃的、左の山本が守備的に振舞ってバランスを取れていますし、山本は守備重視でプレイさせるなら前野より身長があり、中田より機動力に優れているので使い勝手がいいのでしょうね。
それに前の豊川があれだけ守備をしてくれたらそうそう危ない場面は作られないですから。
このDFラインで問題があるとしたら2つ。
1つはビルドアップ、もう1つは屈強な外国人や代表クラスのFWと対峙した時に競り合いで勝てるかどうかです。
この試合、仙台の攻撃は工夫がなく押し込んでいる時間もサイドからセンタリングを放り込むだけでしたし、センタリングを跳ね返せていたのは仙台の前線に空中戦の得意な選手がおらず、ポジション取りの上手い赤嶺の投入が終了間際だったというのもありますからね。
真価が問われるのはこれからと言えるでしょう。

進化の真価が問われる首位決戦
次節の鳥栖はその進化の真価を計るにうってつけの対戦相手となります。
しかも勝点6、6得点無失点で並び早くも首位決戦となりますね。
昨シーズン後半17試合の首位は新潟、2位は鳥栖でした。
三門と東口が抜けた新潟に対して、林と菊地が完全移籍で残留、安田、谷口、そして5位と躍進した昇格年の主力だった岡本を再び広島からレンタルしています。
確実に戦力アップしているんですよね。
鳥栖は前からは追って来ずハーフウェイラインまで下がってブロックを作って守ります。
鹿島のダブルボランチにボールが入るのをスイッチに激しくプレスをかけて来ますからね。
さらにDFラインも低く設定することを厭わないので、甲府戦や仙台戦のようにDFラインの裏を狙ってダヴィを走らせるボールも狙いづらいです。
さらにバイタルエリアのプレッシャーはかなり厳しく来るので、昨年のホーム戦ではこれで完全にビルドアップを封じられました。
豊田の強さ・高さに藤田のロングスロー、3アシストと好調の安田の上がり、キム・ミヌの仕掛けなど警戒すべきところが多いですね。
ただ、昨年のリーグ戦の2得点はいずれもセットプレイからだったようにゾーンで守っているセットプレイには隙があります。
何とか先制点を奪って試合を優位に進めたいですね。
この鳥栖相手に球際、ゴール前の高さと強さ、体の張り具合いで互角以上に渡り合えればJクラブどことやっても渡り合えると思います。
ビルドアップ、前線での起点をどう作るかが重要となって来ますが、セレーゾ監督は何か手を打って来るのでしょうかね。

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【J1第1節】すべてが上手く鹿島に転がり込んだ開幕戦…の甲府戦
結果
3月1日(土) 2014 J1リーグ戦 第1節
甲府0-4鹿島(14:05/国立/13,809人)
[得点者]
11' ダヴィ①(鹿島)←遠藤康①
26' 遠藤康①(鹿島)
47' 昌子源①(鹿島)←小笠原満男①
90'+3 ダヴィ②(鹿島)←小笠原満男②

[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:豊川、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、青木、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
78分:伊東→植田
81分:遠藤→野沢
87分:土居→本山


試合の感想
コンディションと試合勘の差が歴然
甲府は3-4-2-1の布陣、前線には新加入のクリスティアーノ、下田が入り、GKは経験のある荻ではなくプロ3年目リーグ戦出場2試合目の岡でした。
鹿島は4-2-3-1の布陣、ケガ明けの山本が先発に起用されて昌子がCBにスライドした以外は練習試合から予想されたメンバーでした。
本来なら甲府のホームである中銀スタジアムでの開幕戦となるはずでしたが、大雪の被害が甚大だったためこの試合の焦点は果たして無事に開催されるのか、そして甲府の選手のコンディションはどのような状態かという2点に集約されました。
国立での代替開催となったため鹿島は第2のホームとも言える会場で開幕戦を迎えられることになりましたが、甲府の選手は結局ホームグラウンドに戻ることはできず前日まで静岡でキャンプをしてこの国立に前乗りする過酷なスケジュールとなりましたね。
こういった経緯の影響から雪の被害にあったホームの人たちのためにも良い試合をということでモチベーションがアグレッシブになっていたのか、今季はスタイルの変化を図ろうという意図があるのか、単に練習不足なのか、試合は本来引いて守ってカウンターを得意とする甲府が立ち上がりからDFラインを高く戦っていました。
ただ、コンディションと試合勘の差は歴然でした。
コンディションの悪さは体のキレ、瞬発力に出やすいのですが、甲府の選手の反応は悪く鹿島の選手の方がこぼれ球を圧倒的に拾えていましたね。
そして、試合勘のなさは競り合いや相手への寄せの部分で出るのですが、甲府の選手のプレッシャーはゆるかったです。
それはセットプレイにも表れていて、11分に遠藤のCKからダヴィが無人のゴールにヘッドで決めて先制します。
なぜ無人のゴールだったかというと、飛び出そうとしていたGKの岡が転んだんですよね。
芝生に足をとられたのか、マルキーニョス・パラナとポジションの取り合いをしていた土居の足に引っ掛かった(岡が自分からぶつかって勝手に転んでいるのでファウルではない)のか分からないですが、経験の少ないGKの起用とルーキーの下田、まだチームにフィットしていないクリスティアーノの前線は攻守ともに鹿島の追い風となっていました。
鹿島はここまでまったく攻撃の形を作れていなかったのですが、最初のCK、最初のチャンスで得点でき、堅守速攻の甲府相手に先制点を奪えたのは試合を運ぶ上で非常に大きなファクターとなりましたね。
しかし、昨年から守備に課題のある鹿島がこの試合の流れを掴むことが出来たのはこの後の時間帯で失点せずに済んだからです。
相変わらず小笠原と柴崎のボランチコンビはバイタルエリアを空けてしまい観ていて危ないのですが、得点直後の甲府の攻撃で小笠原が判断を間違ってマルキーニョス・パラナに簡単に振り切られてDFラインが3対4の決定的ピンチを作られてしまいます。
ここはルーキー下田のシュートが弱々しく助かりましたが、この後も練習試合から毎回ミスをしている昌子のクリアミス、シンプルにクリアしておけばいいのに無理に繋ごうとして曽ケ端が甲府の選手にパスを当ててしまうなど失点してもおかしくない致命的なミスが続きます。
攻撃力のあるチームならすぐさま追いつかれていてもおかしくなかったですが、ここで失点しなかったのは鹿島にとって非常に助かりました。
次第に落ち着いて試合を運べるようになりましたからね。
24分には土居のスルーパスに伊東がクロス、中で豊川がヘッド。
シュートは枠をはずれてしまいますが、この形は練習でもよく見せていたサイド攻撃の形ですね。
さらに高い位置でダヴィがボールを奪うとこぼれ球を土居がシュート、GKが触ってCKを得ます。
小笠原はサインプレイ、1人フリーで後方に残っていた遠藤に合わせます。
遠藤のシュートはGKに阻まれるも豊川がいち早くこぼれ球に反応したことでルーズボールが上手く遠藤の所に来て押し込みます。
昨年もセレーゾ監督は非公開練習をしていたものの、一体何の練習をしているのかと思うほど効果が出ていなかったですが、今回のセットプレイは成果をあげましたね。
守備では前線からのプレスが機能しきれず、あまり高い位置でボールを奪えていなかったのですが引いて守っても鹿島のサイドハーフが甲府のWBを観る形で守っていた時は特に問題なかったです。
前半の終盤は押し込まれる時間が多かったのですが、いいセンタリングを上げられている時は決まって相手のWBに鹿島のサイドバックが引き出された時でした。
昨年完敗した時のやられ方と同じですね。
その裏に1トップ2シャドーのいずれかの選手が流れて来た時は臨機応変にCBかボランチが流れて守るのですが、ここでの守備の厳しさ、カバーリングのスピードに問題があるので隙が出来てしまっていました。
ただ、ゴール前ではよく集中して跳ね返すことが出来ていましたね。
前半は2点リードで折り返します。

プレスに苦しみカウンターもイマイチ
後半も鹿島はセットプレイから得点を積み重ねます。
小笠原のFKから昌子がバックヘッドで決めます。
ダヴィと青木が上手くスクリーンプレイをして昌子をフリーにしているのですが、甲府の守備もものすごく淡白ですね。
セットプレイの守りはマンマークでやっているのですが、ゾーンで守っているのかと思うくらいフリーの選手を生んでいますから。
開始直後という集中力を欠きやすい時間に上手く追加点を奪った鹿島ですが、後半から前からプレスに来るようになった甲府相手に手こずって攻撃を作れなくなって行きます。
それでもリードしているのでカウンター狙いでやり過ごすことが出来たのは大きかったですね。
甲府も単純なパスミスが多かったですし、特に危ない場面も作られませんでした。
そこで城福監督は盛田を前線に投入して試合を動かして来ます。
これに対してセレーゾ監督は植田で対抗、昌子と青木が1つずつポジションを左にずれて、山本は右サイドバックに回ります。
昨年も高さ対策の守備戦術を用いていたのですが、フォーメーションを4-1-4-1にしてバランスを崩して失敗ばかり。
この試合ではフォーメーションをそのままにしていたのでバランスを崩さずに済みました。
しかし、後半は攻撃の糸口をほとんど見出せずに押し込まれてばかり。
昌子がドリブルで抜かれてPKを取られてもおかしくない場面がありますがノーファウルで助かりました。
イエローカードをもらっていた遠藤に代えて野沢、さらには本山を投入しても流れは変わりません。
それでもロスタイムに四度セットプレイから得点をあげます。
小笠原からの長いパスだったのですが、甲府の選手は完全に集中力が切れていてダヴィがフリーで難なく決めました。
試合を観ればコンディション、試合勘の差がスコアの差に繋がったというのは明らかで、やはりキャンプからずっとホームに戻れずにいたのは心身への負担が相当大きいですよね。
22日の富山戦が中止になったため、90分の試合も15日のG大阪戦しか経験できていなかったので試合勘もなかったですし、前プレスに苦しんでほとんどの時間でリードされていた福岡戦、東京V戦とは違ってすべてが鹿島にとって上手く転がったという開幕戦の展開でした。
ただ、若い選手が多く出ている中、開幕から結果が出ずにずるずる行く最悪のパターンは避けたかったので勝てたのは何より大きいです。
勝つことで若い選手は自信になりますし、プレイもより積極的にできるようになりますから。
前プレスされた時のビルドアップ、攻撃の組み立てと形、ダブルボランチを始めとするバイタルエリアでの守備など依然課題はありますが、この試合くらい球際の競り合い、こぼれ球への反応、ゴール前での体の張り具合で相手より勝っていればどの試合でもいい勝負ができます。
しかし、問題はそれを継続できるか、どの相手でも上回ることができるかなんですよね。
この1年はできるだけ結果を出しながらも、若い選手を育ててそのためのチーム力を付けて行かなければなりません。

若鹿たちのパフォーマンス
昨年後半にレギュラーに定着した土居と伊東に加えて、豊川と昌子と若い選手が先発に名を連ね、植田も途中出場しました。
その中でもMVPと言える活躍をしたのが豊川です。
非常に運動量が多く攻撃時は必ずゴール前に入って来ますし、上下運動を繰り返して守備も相当がんばっていました。
ロスタイムでもよく戻って守備をしていたのは驚嘆の域でしたし、あれだけサイドハーフが献身的に守ってくれたら後ろの選手は楽ですよね。
特に甲府は右サイドからの攻撃が多い(なぜなら3バックとダブルボランチが全員右利きな)ので豊川の守備は大きかったです。
この1試合に限って言えば昨年のジュニーニョより運動量、守備は上です。
特に豊川の守備の良いところは必ず素早くボールホルダーとゴールの間にポジションを取ることですね。
あれで相手の攻撃が1テンポ、2テンポ遅れることになりますから。
ドリブルでの仕掛けもおもしろく、担っている仕事はジョルジーニョ体制でドゥトラがやっていたシャドーストライカーの役割ですね。
足元とドリブルは豊川の方がいいですが、フィジカルやゴール前でのクォリティはドゥトラの方が上です。
東京Vとの練習試合のところでも書きましたが、ゴール前での最後のプレイ(トラップ、シュート、ドリブル、パス)の精度と判断が課題です。
63分に伊東のセンタリングをダヴィが競り合って甲府DFがクリアしたボールを豊川が拾ったのですがトラップが少し大きくなってシュートまで行けなかったです。
ああいうところを決めて行けるようになりたいですよね。
これは試合経験を重ねて行けば身に付くでしょう。
厳しいゴール前での局面でまだまだなところはあるものの左サイドはとりあえず豊川でいいのですが、問題はトップ下です。
ほとんど消えていた福岡戦、東京V戦に比べればこの試合の土居はまだ良かった方です。
その要因はやはり甲府の選手のバイタルエリアのプレッシャーが緩かったのが大きいです。
相手の圧力がないと誰でもあの程度、というかあれ以上のプレイはできるのでプレスを掛けられた時にいかに起点になれるかが課題ですね。
2度ほど上手く体を入れ替えて縦に抜けようとしたシーンがありましたが、もっと中央の密集地帯でいかに自分のプレイをできるか工夫していかないといけないです。
この試合では昨年同様に遠藤に近いところにポジションを取る意識が高くなっていた分、ボールに絡む場面も増えていました。
昨年は大迫と遠藤に上手く絡んで攻撃を作っていましたが、今季は大迫がいないので遠藤と伊東に上手く絡んでトライアングルを作る形になりますね。
あと守備でも問題があって、サイドから攻められた時にサイドバック、サイドハーフ、ボランチの3人で対応する形になるのですが、その場合ボランチが流れているので中央が空いてしまいます。
このスペースを上手くトップ下が埋めて守れば強固なブロックができるのですが、それが全然できていないので守備のやり方を覚えていく必要がありますね。
土居はむしろサイドから仕掛けてのセンタリングにセンスを感じますけど、セレーゾ監督はトップ下でのファーストチョイスとして考えているのでもう試合で使って成長していくことを期待するしかないです。
あとはナビスコ杯でメンバーを少しいじって別の組み合わせで新たな可能性を探って行きたいですね。
伊東はやはりオーバーラップのタイミングがいいですし、運動量があって相手のDFラインの裏を狙って走り切ってくれるので遠藤を始め周りの選手も非常にやりやすそうです。
攻撃重視でもスピードがあるので守備に戻って来れますし、ゴール前でのマーキングも相手に付こうという意識は前任者より高いですから。
昌子は凡ミスが目立つもののゴール前で跳ね返す力とコーチング力は高い方ですね。
DFラインならどこでもできるユーティリティ性も魅力です。
植田は与えられたミッション、盛田を抑えることに集中していました。
しっかり競り勝っていましたし、それによって盛田は植田を避けて一番危険なゴール前から遠ざけることに成功、高い位置ではファウルをしてでも止めていました。
こういうタイプには強いですよね。

攻撃構築中の仙台
次節は昨年同様にホーム開幕戦で仙台を迎えることになります。
監督が代わったものの守備は手倉森監督から継続路線、角田と冨田のダブルボランチの圧力はこの試合の比ではありません。
ただ、前節の新潟戦では角田が筋肉系のケガで途中交代しており、もしかしたら出場できない可能性もありますね。
それ程前からプレスをかけて来てはいなかったですし、何より攻撃はまだまだ形になっておらず新潟戦の得点は6秒ルールによる間接FKからのものでした。
ウイルソンはサイドに流れたがる傾向があるので2トップの時は良かったのですが、1トップにはあまり向いておらず、ゴール前に人がいないことが多いので怖さはあまりなかったですね。
ただ、トップ下の梁が自由に動き回って積極的に裏にも飛び出して来るので、誰が観るのかはっきりさせてしっかり抑えていかないといけません。
あと二見のロングスローには注意が必要ですね。
それから仙台は外国人GKを補強したようです。
鹿島戦で出場するかはわかりませんが、外国人だといきなりDFラインとの連携を取るのは難しいとは思います。
よほど反応がいいGKだとやっかいですけどね。
これまでも言っているようにサッカーは相手があるものですから、鹿島の調子が悪くても相手がそれ以上に悪ければこの甲府戦のように勝つことはできます。
大迫が抜けて若い選手も起用している鹿島はチームを再構築中ですが、監督の代わった仙台もチームを作っているところですから十分勝機はありますよ。
ホームですし開幕2連勝を飾って若い選手たちに自信をつけてもらって、勢いに乗ってほしいですね。

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