鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第3節】決定率よりセレーゾ監督の采配的中率の方がヤバイ…の名古屋戦
結果
2015年03月22日(日)
名古屋1-1鹿島(17:04/瑞穂陸上競技場/16,053人)
[得点者]
32分:金崎夢生②←西大伍①
69分:矢野貴章
[フォーメーション]
FW:金崎
MF:カイオ、土居、遠藤
MF:柴崎、梅鉢
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
52分:梅鉢→山村
64分:遠藤→高崎
80分:金崎→中村


試合の感想
探り探り0トップの連動性
名古屋は4-2-3-1でダニルソンが欠場。
ナビスコ杯の川崎戦で2ゴールした川又が1トップ、その下にノヴァコヴィッチが入る布陣です。
鹿島も4-2-3-1、こちらは小笠原が欠場で梅鉢がボランチに入りました。
前線は1トップに金崎、左サイドハーフにカイオを入れる布陣ですね。
試合はとにかく立ち上がりから静かな時間が流れて行きます。
川崎戦で勝利したものの、名古屋はまだ攻守にチーム作りが上手く行っていない印象。
フォーメーションもですが選手のポジションも定まっておらず、マイナーチェンジを繰り返しながらの戦いとなっています。
また、鹿島もこの試合ではこれまでほとんど試していない金崎の1トップという事で探り探りの入りになりました。
しかし、昨年ダヴィが負傷してからは中村を1トップに入れる形を何度も経験しており、基本的にはその時と同じ0トップシステムのようになります。
普段の4-2-3-1と違うところはトップの金崎がかなり動いてボールを受けに来るので、そこに縦パスを狙いやすくなっていました。
その分、右サイドの遠藤を起点にする攻撃の回数が減っていたのでチャンスらしいチャンスを作れていませんでしたが、逆に金崎の空けた前線のスペースに遠藤が頻繁に走り込み、それで空いた右サイドのスペースに土居が流れるなど前線の流動性が生まれます。
お互いしっくり行かない状態で鹿島は前線の流動性、名古屋はセンタリングから川又という形で攻めて行きますが、なかなか決定機までは至りません。
そんな中、先に得点を奪ったのは鹿島でした。
右サイドに流れていた土居がドリブルで突っかけると、それによって出来た中へのスペースに西が走ります。
そこでパスをもらった西がフリーの状態でセンタリング、金崎がヘディングでゴールを決めます。
名古屋のDF陣が何故か棒立ちになっていましたが、ゴール前には金崎、カイオ、遠藤、山本と入っており、前述した鹿島の前線の流動性がチャンスに繋がったシーンでした。
また、土居がサイドで仕掛けたことにより名古屋のDFラインが下がって西の走るスペースが生まれましたし、やはりトップ下よりまだサイドでの方が起点になれるプレイはできますね。
試合は1点リードのまま前半終了。
前半の内容はよくなかったように見えますが、0トップシステムの流動性は連携が上がって行けばもっとよくなる可能性を感じました。
しかし、セレーゾ監督にはそうは観えていなかったようですね。
これまでポストやバーに阻まれること度々、先制点の金崎のヘディングシュートもポストに当たったもののゴールしたので鹿島に運気が向いて来たのかと思いましたが、その運気を手放す采配を後半にしてしまいます。

4-1-4-1と0トップ放棄
ハーフタイムで西野監督が動いて来ます。
竹内に交代して小屋松を投入。
矢野が右サイドバックに入りましたね。
50分にカウンターから柴崎がボールを運ぶと金崎にスルーパス、シュートを打つかと思いきや中に折り返します。
フリーのカイオが待っていて決定機を迎えるも合わせ切らずふかしてしまいます。
しかし、ここも前線の連動性が効いていた場面でしたね。
柴崎がボールを運んでいる時にまずは遠藤が前線に入って、そこから下がったことで闘莉王と本多を引きつけました。
そでに出来たDFラインのギャップを突いて、裏に金崎が走り込みましたからね。
決まらなかったものの、まだまだチャンスを作れそうだったところ、52分にセレーゾ監督にしては珍しく早目の選手交代、梅鉢に代えて山村を入れます。
前半に警告には厳しい判定でイエローカードを受けていた梅鉢が退場しそうな雰囲気もあったので、この交代は良かったと思います。
ただ、山村を入れてフォーメーションを4-1-4-1にしてしまったんですよね。
4-2-3-1と4-1-4-1の攻撃面でもっとも違うのは両サイドハーフのポジションです。
4人並ぶため当然4-1-4-1の方がライン際の狭いエリアでプレイすることになります。
そうすると遠藤やカイオのように中に入って行くプレイを得意とする選手はやりづらくなります。
スペイン代表でも4-1-4-1の右サイドハーフにイニエスタを起用した事があります。
イニエスタはスピードはないですが技術が高いので密集地でもドリブルで切り込んで行けますし、そこからのパスもあります。
つまり、ゴールに近いところで能力を最大限発揮できる選手で、4-1-4-1のようなゴールから遠いサイドハーフで使われるとまったく特徴を出せなくなるんですよね。
世界のトッププレイヤーでもそうなってしまうのですから、選手のプレイスタイルとフォーメーションというのはそれ程重要なものなのです。
ライン際で力を発揮できるのはベイルのような選手で、4-1-4-1でやるならせめて遠藤とカイオのポジションを入れ替えて縦に仕掛けやすくするべきです。
こういうところを考えていないってことは、フォーメーションの特性を理解していない、戦術を分かっていないってことなんですよね。
また、サイドバックも前を塞がれて上がり辛くなりますし、金崎も後ろに4人が並んでいるため、4-2-3-1の時より下がってボールを受けるスペースがなくなって消え始めました。
この布陣変更から名古屋にボールを持たれる事が多くなり、カウンターくらいしかチャンスを作れなくなりましたね。
カウンターから得点を取れればよかったのですが、押し込まれる時間が増えてしまったのでファウルも多くなって、名古屋にセットプレイを与える要因になってしまいました。
そして、64分に遠藤が負傷をして高崎を入れたことでこの試合も負けパターンに陥ります。
4-2-3-1の0トップシステムが機能して来ていたので、昨年にもやっていた中村の1トップ、金崎を1列下げて前半と同じ事を続けていれば追加点を奪える可能性は高かったと思います。
采配ミスで運気が悪くなるとやはり失点してしまいます。
CKから矢野に決められましたが、山本のマークのミス、曽ケ端の判断ミスですよね。
そこからは追加点を奪われなかったのが不思議なくらい。
83分にはFKから牟田に合わせられますが、これはポストに救われます。
85分には小屋松の右サイドからのクロスにノヴァコビッチのヘッド、86分にも左サイド永井のクロスから川又に頭で合わせられますが、シュートはゴールの枠の外。
いずれもアンカーの山村がよく寄せていたのもありますが、名古屋の拙攻にも助けられて失点せずに済みました。
セレーゾ監督は守り切る形として4-1-4-1を定期的に使っていますが、8割方失敗していますよね。
ホームで昨年からほとんど勝てていない運気の悪い名古屋、セレーゾ監督の采配ミスで運気を悪くして勝機を逃し続けている鹿島。
そんな両クラブにふさわしいドロー決着だったのではないかと思います。
勝点1を手にしたことをポジティブに考えたいですが、対戦相手はまだ1勝もしていない仲間(もう1クラブは神戸)である名古屋。
清水も湘南も鹿島以外には勝利していないことを考えると、それ程楽観的な気分にもなれません。
試合後のコメントでは相変わらず決定機を決められなかったこと、審判への文句ですから、自分の采配が悪くて負けているとは思っていないのでしょう。
この試合では疲労を考えて土居を交代するつもりだったところ遠藤のケガでプランが崩れたとも言っていましたが、それならどうしてここまでかたくなに土居を先発(ACLの2試合以外)フル出場で使い続けたのか、この試合でも先発起用したのか疑問ですし、本当かどうか分かりませんよね。
すべての采配が当たる監督はいないですが、ここまで外し続ける監督は観たことないです。
ただ、試合内容は悪くはないですし、相手が選手交代で良くなるところ、鹿島はセレーゾ監督の采配でどんどん悪くなるパターンになっていますから、その問題を解決すれば一気に良くなると思います。

代表中断期間ですべきこと
もちろん真っ先にやるべきことは、選手起用と采配の改善ですから中断期間にチーム力を最大限発揮できる選手の組み合わせ、ベースとなる布陣を模索してほしいところです。
具体的に言えばこれまで何度も述べているようにトップ下問題の改善ですが、セレーゾ監督があくまでトップ下を替えないのであれば、この試合のように1トップを金崎や中村にする選択肢を考えないといけません。
しかし、この試合でも4-2-3-1での0トップシステムを途中で放棄して流れが悪くなったように、采配の改善には大きな期待はできないです。
なおかつ補強ももう間に合わないみたいですから、代表による中断期間ですべきもっとも重要なことはコンディションを上げることでしょうね。
この試合では遠藤が負傷で途中交代しましたが、やはりキャンプで追い込み過ぎた影響でケガ人が増えています。
しかも采配ミスで結果が出ていないため、次第にメンバーも入れ替えづらくなって先発メンバーに負担がかかっていますからね。
セレーゾ監督は追い込めばコンディションが上がると思っているようですが、トレーニングで大事なのは回復です。
有酸素運動にしても筋力トレーニングにしても追い込んだ後の超回復があってこそ効果が出るわけです。
ところがキャンプで走らせ過ぎると、当然その回復までに時間がかかることになります。
セレーゾ監督は「キャンプで1年間戦える体作りができた」と言っていましたが、それはシーズン終盤に息切れしないという意味で、「1年間いいコンディション状態で戦える」という意味ではありません。
単純に秋ごろにコンディションのピークを持って行くというだけです。
しかも、セレーゾ監督の場合はシーズン中でもサーキットやフィジカルトレーニングでけっこうは負荷をかけるので、その度合いによっては回復が遅れることになります。
中断期間では特にそういったトレーニングをする傾向になるので、昨シーズンも中断明けの試合結果は散々でしたね。
運動量、インテンシティーで勝てない試合が多かったです。
特に戦術面や選手起用、補強での上積みが望めない状態では何をしていいか分からないでしょうから、もう走らせるくらいしかないと思っているのではないかと恐怖を覚えます。
前にも言いましたが、セレーゾ監督のフィジカルトレーニングのやり方は陸上選手用のものです。
陸上選手は毎週末に大会があるわけではなく、本命の大会以外は調整のために出場する事もできます。
つまり、本命の大会に向けて最高の状態に持って行くやり方なので当然追い込み方もハンパではなく、追い込み→回復のスパン、コンディションの波もかなり大きなものになります。
しかも、ピークの状態をそれ程長く維持して行けるわけでもなく、それが過ぎればまた落ちて行きます。
毎週末勝たないといけない試合があるサッカーにおいてはもっと短いスパン、1か月程で負荷→超回復のサイクルを作っていくことの方が重要なのですが、今からどうこう出来る問題でもないのでとりあえずキャンプで走り込んだ効果が出る時期を待つしかないです。
それまでは何とかチーム力の差、地力の差で勝ち点を拾って行きたいのですが、選手起用や采配がはずれまくって力を発揮しきれていませんからね。
まずはできるだけコンディションをいい状態にして中断明けのホーム鳥栖戦に臨んでほしいです。

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【ACL第3節】問題の本質は決定力不足ではないのでゴールを取っても勝てない…の広州恒大戦
結果
2015年03月18日(水)
広州恒大4-3鹿島(20:00/広州天河体育中心/48,651人)
[得点者]
10分:リカルド・グラル
36分:高崎寛之
51分:土居聖真

57分:エウケソン
62分:リカルド・グラル
92分:チャオ・シュリー
93分:柴崎岳←本山雅志

[フォーメーション]
FW:高崎
MF:金崎、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
17分:小笠原→梅鉢
69分:高崎→カイオ
73分:遠藤→本山


試合の感想
広州恒大の守備に助けられる
広州恒大は4-2-3-1、負傷でGKは控え選手が先発。
前線の2列目に入るグラルとエウケソンがやはり脅威です。
鹿島も4-2-3-1、豊川と植田はもうU-22代表の方に行っていますね。
やはり公式戦4戦惨敗を受けて引き出しのないセレーゾ監督はメンバーを動かすことができませんでした。
昌子を先発に復帰させて現時点でセレーゾ監督が考えるガチメンバーでの戦いとなります。
しかし、5万人近い観客の入るアウェイでピッチも悪く広州恒大に立ち上がりから押し込まれます。
ガオ・リンのフィジカルに翻弄されて昌子が手で引っ張ってファウルをとられると、10分にはそのFKからニアでグラルに頭で合わせられていきなり失点してしまいます。
グラルのマークは金崎だったのですが、あっさりはずされていましたね。
さらに小笠原が負傷で続行不可能、17分に梅鉢が入ります。
ドタバタした鹿島ですが、20分頃から右サイドを起点にチャンスを作り始めます。
遠藤がサイドに張ってCBを引き付けて中の西にパス。
そこからのスルーパスに高崎が反応して折り返し、ニアで土居が合わせますが決め切れません。
その後もシュートまでは行きませんでしたが、いい形で右からクロスを何度も入れて行きます。
そして36分にその右サイドから同点ゴールが生まれます。
昌子のロングボールをフリーで上がっていた西が頭で落として、遠藤が高い位置でタメを作ります。
ここで広州恒大の左サイドバックとCBの2人を引きつけられたのが大きかったですね。
フリーだった西に落としてセンタリング。
ゴール前には土居、高崎、金崎の3人に対して広州恒大の選手はCBと右サイドバックしかいませんでした。
ニアに入った土居のシュートは当たり損ねますが、GKがはじいたところに高崎が詰めて押し込んで同点とします。
これは広州恒大の守備のルーズさによって生まれた得点ですね。
前線の選手がプレスバックしませんし、特に左サイドハーフのエウケソンは守備をしないので西が上がればフリーになれます。
そうすると遠藤と西のマークに相手の左サイドバックとCBが付いて来る上に、ボランチもDFラインのフォローに入らないのでゴール前で数的優位を作れるというわけです。
鹿島としては少ない人数でチャンスを作って、ゴール前に枚数を掛けられる理想的な守備をしてくれる相手ですね。
ただ、J1クラブはこんな杜撰な守備はしないですし、遠藤を自由にさせるとヤバイというのは分かっていますからそこは厳しく来ます。
そうすると中央にもう1人起点になれる選手がいないとなかなかいい形が作れないんですよね。
それでも強引に決定機は作っているのですが、どうしてもゴール前に至るまでに無理をしているので肝心のシュートを決められないという問題に繋がってしまいます。
大迫が1トップを張っていた時は遠藤と2人でけっこうチャンスを作れていたので良かったんですけどね。
広州恒大は昨年同様に守備がかなり酷く付け入る隙は十分あるので、グラルやエウケソンを抑えられれば勝機も出て来るという流れの前半でした。

何も変えないのだから同じ事の繰り返し
後半は鹿島ペースでスタートします。
まずはCKから惜しい場面を作ると、49分には梅鉢のインターセプトからカウンター。
土居が中央のスペースをドリブルすると左サイドの遠藤へ。
ファーサイドのコースを狙ったシュートはわずかに左にはずれて、しかも誰も合わせることもできませんでした。
このシーンは土居の悪い所が出ましたね。
5対3の圧倒的優位な局面にも関わらず、左の遠藤にパスを出すという最悪の選択をしました。
ドリブルでキム・ヨングァンに仕掛けて引き寄せてから高崎に出せば簡単にフリーに出来たんですけどね。
遠藤に出すならなおさらメイ・ファンをドリブルで引き寄せてから出さないと行けません。
普段から自分がフリーなのにマークが付いている選手にダイレクトでボールをはたいたりっていう事が多いですからね。
これは高崎を信頼していないとかではなく土居のパスセンスが酷いだけ、柴崎だったら絶対にこんな受け手に対して優しくないパスは出さないですよ。
しかし、鹿島の攻勢は続き、50分に遠藤が切り込んでのシュート。
これはGKにはじかれますが、前半同様に広州恒大の守備の欠点を付いて行きます。
さらにはオフサイドになりましたが、梅鉢のインターセプトから今度は柴崎がドリブルで運んでスルーパス、遠藤が抜け出す惜しい場面を作ります。
このシーンを観て分かると思うのですが、柴崎はドリブルでCB2枚を引きつけて遠藤が走り込むスペースを作ってからパスを出しているんですよね。
トップ下のすべき仕事というのはこういうことです。
この勢いのまま鹿島は逆転ゴールを奪います。
梅鉢と金崎の守備でボールを奪うと、梅鉢が右サイドに展開。
遠藤が西とのワンツーで抜けると3対3の状況。
そのままドリブルで切り込んで得意の形からミドルシュートを放ちます。
いいところでバウンドさせて難しいシュートとなってGKがはじくと詰めていた土居が頭で押し込みました。
ここも結局、広州恒大の選手が足りてないですし、遠藤1人でチャンスを作れているので土居がゴール出来ているわけですが、1人2人でチャンスメイクなんてJ1クラブ相手だとそんなにできないです。
攻撃の問題の本質は遠藤+2人程でいかにチャンスを作るかで、そういう意味ではこの得点場面の後のシーンはいい形でした。
例の如く右サイドで遠藤が1人かわして突破口を作ると土居に縦パス、ヒールで落としたボールを柴崎が拾ってドリブルから高崎にスルーパスを出します。
ここはオフサイドになってしまい、自分で狙いに行った方が良かったですが、3~4人絡んだいい攻撃でした。
ただ、逆転されたら広州恒大の攻撃陣が本気を出して来ます。
FKからエウケソンが頭でそらして同点弾。
西のマークでしたがここも簡単にはずされていますよね。
CBコンビは身長のある広州恒大のCBコンビとガオ・リンに付けるのはセオリーですが、得点力の高いグラルやエウケソンには金崎や西ではなくてせめて山本や高崎を付けるべきです。
グラルもエウケソンも動き出しに関しては抜群ですし、身長も180越えていますからセットプレイでも警戒度最優先の選手ですから。
リプレイで観るとエウケソンはオフサイドと言えなくもないですが、真横から観たアングルだと出ていても数センチほどだと思うので判定は難しいでしょうね。
オフサイドではないとジャッジされてもしようがないレベルです。
そして62分には逆転ゴールも決められてしまいます。
金崎のパスと梅鉢が合わなくてボールを奪われるとショートカウンター。
グラルがドリブルで仕掛けながら左足でシュート。
これが右ポストに当たりながらも決まります。
これぞストライカーっていうプレイですよね。
さすがに精度まではマネできなくても、攻撃の組み立てに加わらない前線の選手はこのくらいの仕掛けからシュートっていうプレイをしてくれないと困ります。
逆転されたセレーゾ監督は高崎に代えてカイオを入れてトップに。
4分後には遠藤に代えて本山を入れて、2列目の並びを土居、本山、カイオにします。
最近はよくカイオを右サイドで使っていますが、まだ機能していないですね。
利き足と同サイドだと縦には仕掛けやすいですが、逆に中には切り込みづらくなります。
そのため、縦のドリブルを警戒されたら詰まってしまう事態になっています。
むしろ左サイドでの縦、中と2つの選択肢があるドリブルの仕掛けの方が相手からするとイヤですからね。
しかも、カイオはドリブルで抜き切ろうとするので守りやすいです。
仕掛けて抜き切らずにセンタリングを入れることが出来たら、プレイの選択肢も広がって守る方はやっかいなんですけどね。
サイドは逆でしたが、ジュニーニョがそういう形でセンタリングを入れてニアで大迫が合わせるというゴールがありましたけど、ああいうプレイをできるようにならないと右サイドで使っている効果が薄いです。
この選手交代の采配ミスで鹿島の勝機はなくなりました。
あとはいつものパターンです。
前線でボールを持てなくなると攻撃する時間が減って逆に押し込まれます。
そうする守備が耐えきれなくて失点、ロスタイムにジャオ・シュリーに決められてしまいます。
その後すぐに得点直後で明らかに集中力を欠いていた広州恒大の隙をついて、本山のセンタリングから柴崎がゴールを決めますが、得点を取っても勝てませんでしたね。
いくら太鼓持ちのスポーツライターがセレーゾ監督が変えないことを肯定的に書こうとも、それは単に引き出しがなくて何をどうしたらいいか分からない事実が変わらないっていうだけです。
手をこまねいているだけなんですよ。
これだけ失点しても相変わらず、試合後のコメントは「チャンスを作った時にそれを決めていれば状況は変わった」ですからね。
この試合のシュート決定率は21.4%ですよ。
これはJリーグ年間のシュート決定率で言えばズバ抜けている数字になりますし、セレーゾ監督はシュート決定率50%くらいを目指しているのでしょうか。
守備に関してコメントしないのはどうしていいかもう分からないからでしょう。
そして、攻撃に関しては相変わらず見当はずれの選手起用と采配、2年以上かかっても最適解を見出せないという状況です。
ただ、ウェイスタン・シドニーとFCソウルは引き分けましたし、広州恒大の守備にはかなり付け入る隙はあるので、ホームでは最適解のガチメンバーで臨んで勝てばまだグループリーグ突破の可能性は出て来るかもしれません。
アウェイだからとガチガチに守って来られたら苦しくなりますけどね。

守備をどう改善するか
4連敗の敗因は決定力不足だと各所で叫ばれていましたが昨年の8節神戸戦、16節大宮戦、22節FC東京戦、27節G大阪戦、28節柏戦のようにダヴィがいようと2得点しようと勝てなかった試合は多々ありました。
逆に1-0で勝利したのはたったの4試合、しかも徳島、甲府、横浜FM、仙台と見事に得点力下位6クラブ(37得点以下)のうち4クラブでした。
確かに能力の高いブラジル人FW、さらに起点となって周りを活かしつつ自らもゴールを狙えるようなトップ下を獲得して決定力を上げる事は必要です。
しかし、どう考えても今の鹿島の最大の問題は守備をどうするかってことです。
その方法はとりあえず現時点では3つ。
①運動量とインテンシティー
何度も言うように昨年は運動量とインテンシティーで勝って来たようなものです。
そのため、そこで上回れればある程度守れるようになります。
ただ、昨年のように個のミスから失点するのは仕方ないですけどね。
運動量とインテンシティーを高く保つにはコンディションをいい状態にすること、ローテーションをして選手を休ませながら起用することです。
それだけにセレーゾ監督の選手起用が重要だったのですが、ローテーションに関しては絶望的。
コンディションについてもキャンプで走らせ過ぎてケガ人が多く出てしまっている状態です。
このままACLを早々に敗退することになれば負担は減りますし、キャンプで追い込んだ身体が回復して行けばこれから良くなっていくでしょう。
②人を替える
運動量とインテンシティーで相手を上回っても、守れない選手が多くいれば軽いプレイやミスが頻繁に起きて失点してしまいます。
それを改善するには守れる選手を入れるのが手っとり早いのですが、もうこのタイミングでは補強は難しいですし、新戦力のファン・ソッコも起用していますからね。
ここから劇的に良くするってことは不可能でしょう。
だからあれほどこーめいが最優先補強ポジションはボランチだと言っていたのに、フロントはルイス・アルベルトを放出したにも関わらずまったく選手獲得を考えていなかったですからね。
しかし、選手を替えて守備がよくなる可能性があるとすればボランチです。
小笠原がこの試合でケガをしたので梅鉢を使うことになると思いますが、プレスバックに関しては小笠原よりいいですし、展開やクロスのロングボールの精度も高いです。
ただ、パス回しの時にショートのパスミス、判断ミスが多いのでそこを改善しないと失点の原因になってしまいますね。
本当は13シーズンにやって欲しかったことですが、梅鉢を使い続けて成長を待つしかないでしょう。
③まともな采配
もっとも即効性があって有効なのが采配を改善することです。
改善というかもう少しまともな選手起用、選手交代をしてくれればいいだけなんですけどね。
と言っても必要なのは後ろの選手を替えることではなく、前線の機能性を増す采配です。
後ろに関しては前述したように人を替えることはもう難しいですから、CBコンビを昌子とソッコで固定してなるべく動かさない事。
それより重要なのは前線の選手起用です。
5試合中4試合でロスタイムに失点しているのは、もはや得点を取りに行った結果だからという言い訳にはなりません。
遠藤を下げて攻撃が減退、前線にボールが収まらなくなって攻められる時間が多くなっているのに強引に得点を取りに行くのでバランスを崩して失点に繋がっています。
攻撃が機能していれば後ろの選手も焦る事はないですし、まずは失点しないよう意思統一してしっかり守って前線にボールを繋ぐ事を考えればいいわけです。
昨年も多々観られましたが、今季のセレーゾ監督はここまで全部の試合で采配を失敗していますからね。
前線に起点を増やす采配をすれば得点も望めますし、押し込まれる時間帯を減らす事ができればそれだけ失点に直結するミスも生じにくくなります。
それが出来ていないから5試合で13失点、ロスタイムに4失点なんてことになるわけです。

アウェイ名古屋戦
名古屋も大きな補強はなく決してチーム作りが上手くは行っていないですが、ナビスコ杯の川崎戦に勝利して勢いが出て来るかもしれませんね。
一番怖いのは昌子も完敗だったと言っていたノヴァコヴィッチにロングボールを放り込まれることです。
しかし、西野監督はポゼッションサッカーを目指しているので繋いで来るかもしれませんね。
ただ、永井はもちろん小屋松も相当スピードがあるので気をつけないといけません。
川又の得点力も要警戒ですが、西野監督は川崎戦はそれ程メンバーを入れ替えてなかったのでどんな先発で来るのか、また、フォーメーションもリーグ戦で使用していた4-2-3-1にするのか、川崎戦の4-1-4-1か興味深いです。
松本戦で見せた闘莉王を上げて川又を入れてのパワープレイが脅威ですね。
守備に関しては、闘莉王は健在ですがDFラインには若い選手や本職でない選手が入る場合も多いので、鹿島同様に脆さやミスがあります。
鹿島は5連敗を受けて恐らくガチメンバーで来ると思います。
というよりセレーゾ監督はいじれないんじゃないでしょうかね。
ケガの小笠原に代えて梅鉢は間違いないでしょうが、あとは代える可能性があってもこの試合で気合いは入っていたものの立ち上がりから疲労の見えた金崎、雑なプレイが多くなっている西くらいだと思います。
鹿島はアウェイの広州恒大戦もガチメンバーで戦ってしまったので、蓋を開けてみないとどうなるか分かりませんね
先発メンバー、もしくはコンディション次第だと思います。
名古屋は昨年、ホーム試合は3勝6分8敗。
残念ながら豊田スタジアム(1勝2分6敗)ではなく(4月からパロマ)瑞穂ですが、ホームで成績の悪い名古屋相手に、セレーゾ監督のいう今はゴールが決まらない時期という鹿島にまとわりつく邪気が祓われたらと思います。
何しろ監督が運気が悪いだけなので何かを変える必要はない(本当は変えるだけの引き出しがない)って言っていますからね。
とにかく『人事は尽くさないけど天命は待つ』の神頼み精神で悪い流れがいい方向に向かうのを待つしかありません。

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【J1第2節】同じパターンで公式戦4連敗…の湘南戦
結果
2015年03月14日(土)
鹿島1-2湘南(14:03/県立カシマサッカースタジアム/17,295)
[得点者]
13分:金崎夢生①←高崎寛之①
54分:遠藤航
91分:アリソン
[フォーメーション]
FW:高崎
MF:金崎、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、山村、ファン・ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
67分:金崎→カイオ
74分:遠藤→青木
81分:高崎→本山


試合の感想
先制点を取って順調な前半
湘南は3-4-2-1の布陣、1トップにはセザルを起用して来ました。
鹿島は4-2-3-1、昌子、赤﨑、豊川、梅鉢はケガ、ボランチ出場の小笠原も負傷を抱えているということから明らかにキャンプで走らせ過ぎた影響が早くも出て来ていますね。
CBコンビはこれまた替わって山村とファン・ソッコ、前線は相変わらずのバニシングショーマのエアトップ下戦術です。
しかし、この試合ではサイドが金崎と遠藤だったので清水戦の前半と違って鹿島がペースを握ります。
最初の決定機は8分。
柴崎の裏に出したボールに西が走り込んでセンタリング。
中央で受けた金崎はシュートには行けなかったものの冷静に遠藤に落とします。
得意の左足でいいコースを狙ったのですが、GK秋元が指先で触ってポストに。
続いて小笠原の縦パスを受けた土居がヒールで落として、遠藤がスルーパス。
DFラインの裏に走った高崎がペナルティエリア内右からシュートを狙いますが、惜しくもファーサイドに外れてしまいます。
立てつづけにチャンスを作ると13分に先制点を奪います。
柴崎のプレスから土居がボールを奪ってバックパスをすると、遠藤がダイレクトですばやく前線に送ります。
右サイドのスペースに流れていた高崎がドリブルで運んで1対1を仕掛けながら中央へグラウンダーのクロス。
少し弱いかと思いましたが、柴崎が絶妙なポジションに入ってDF2人を引きつけてスルー。
ファーサイドにドフリーでいた金崎がこれを確実に決めます。
今季公式戦で初めてリードする形になるとその後も右サイドで起点を作って攻めて行きます。
西のクロスから金崎、高崎と合わせ、さらに金崎と柴崎のコンビで左からクロスを入れると土居がゴール前に詰めますがいずれもシュートがミートせず。
守備では湘南特有のCBがオーバーラップする攻めにも、両サイドハーフがしっかり引いて対応してチャンスらしいチャンスを作らせません。
その後も鹿島は遠藤、金崎、柴崎が上手く絡んでいい形を作って安定した試合運びができていましたね。
1点リードで後半を迎えます。

小笠原とセレーゾ監督が負け試合に導く
後半になるとここまでのいい流れをいきなり小笠原がぶち壊します。
何でもない湘南のセンタリングだったのに、ボールにまったく行かずにショルダーで遠藤航を潰します。
よく海外でも肩で行っているからファウルではないとアピールする選手がいますが、それは正当にボールを競り合っていることが前提です。
この小笠原のプレイが許されるなら極端な話、相手GKに常に味方選手を貼り付けさせてシュートを打つ瞬間にショルダーで潰せばいくらでも得点できますから。
ペナルティエリア内でこんなプレイをするなんてちょっと信じられないですね。
このPKを遠藤航が決めて同点。
まず小笠原がここまで上手く運べていた試合を台無しにしてくれました。
それでも小笠原が失点に絡んでチームの脚を引っ張ることは昨年からも多々ありましたし、今の鹿島は1点を守りきれるチームではないことは誰もが分かっているので失点は織り込み済み。
重要なのは前線をどう機能させて2点目を取るかです。
得点を取りに行く鹿島はカウンターからすぐに反撃。
遠藤のパスを受けて高崎がシュートを打ちますがDFのブロックに合います。
続くCKでは柴崎のボールを山村が頭で合わせるもGK正面。
さらに57分には金崎のサイドチェンジから右サイドの遠藤、オーバーラップする西を使ってセンタリング。
ファーサイドに入った金崎がシュートを打ちますが大きくはずしてしまいます。
59分には高崎がボールを奪ってカウンター。
土居が運んで右の柴崎へ出し、リターンをヘッドしますがこれも枠をはずしてしまいます。
チャンスを作りながらもなかなか得点を奪えない鹿島は金崎に代えてカイオを投入。
カイオのスピードは本当にやっかいなので、この時間帯から出場されると相手からしたら嫌ですよね。
左サイドから積極的に仕掛けて行きます。
高崎のポストプレイから左へ展開。
走っていた遠藤がシュートを打ちますが、ミートしきれずこれも大きくはずれます。
73分には遠藤がドリブルで1人かわしてセンタリング。
ファーサイドでカイオが頭で合わせますが、これは逆サイドのポスト。
詰めていた高崎もタイミングが合わずに押し込めません。
さらに柴崎のセンタリングをGKがはじき、そのこぼれ球をカイオが遠藤に落とします。
ダイレクトで放ったシュートはいいコースだったのですが、前半同様にGKのファインセーブに合ってバーに嫌われてしまいました。
ここまでは攻撃の質は非常に良くて得点を奪うためにあと1手というところだったのですが、セレーゾ監督がその1手を間違えて試合をぶち壊します。
遠藤に代えて青木をCBのポジションに投入。
2列目の並びは土居、柴崎、カイオになり、山村が1つ上がってボランチに入ります。
前線の4人でもっともダメだった土居を残す意味が分からないですね。
土居は走行距離は長いですが、スプリント回数は途中交代の金崎、遠藤より少ないです。
起点になる仕事をする選手より、パスの受け手の方がスプリント回数は基本的に多くなる傾向があるので尚更ですよね。
それはつまり、効果的な走りが出来ていない、意味のない走りが多いってことを意味します。
よく動きを観ていると、ロングボールが出せない状態の時にDFラインの裏に走り、くさびのパスを受けるスペースがあるのにそこにポジションを取らない。
永木には簡単に潰されてファウルをアピール、高崎にロングボールに入ってもちんたらジョグをしていて、こぼれ球を拾うべくダッシュして近づいて行くのは柴崎です。
そもそも走るより、競り合う方がよっぽど肉体的に負担になりますし、土居は体を張らないので疲れないというのもありますよね。
それに守備の負担もサイドの選手の方が圧倒的に多いですから。
土居のプレイはレギュラーポジションを与えられて34試合使ってもらえていたら、誰でもできるプレイですし残せる結果です。
どうして決定機を決められないかというと、運動量とインテンシティーで勝てていない相手に鹿島はフィールドプレイヤー9人で戦っているからですよ。
あとこの試合では湘南のGK秋元が当たっていましたね。
あれだけのプレイをされるとさらに厳しいところを狙って行かないといけないのでゴールを奪うのは難しくなります。
この試合をこれまでと同じ決定機を決められないのが敗因と思うのはド素人考えですね。
トドメは得点を取る1手を監督が打てないことです。
この74分の交代から鹿島の攻撃は明らかに減退しましたね。
清水戦前半のようにロングボールが多くなります。
実際に後半放った12本のシュートのうち、遠藤が代わってからは3本しか打てておらず、攻める時間が減ったので湘南に押し込まれる時間も増えます。
そして、トドメの采配ミスが飛び出します。
81分に高崎に代えて本山をトップに投入。
その後、なぜかロングボールを放り込んでパワープレイをするという意味不明な戦い方。
これだけ自分たちで試合をぶち壊していたら負けるのも当たり前。
ロスタイムにセンタリングから途中出場のアリソンにヘッドで決められて逆転されます。
青木がサイドに釣り出されてそのスペースを小笠原と山村が埋めていたのですが、実質的にファーサイドは2対2になっていました。
ファン・ソッコがアリソンに付かないといけなかったですが、清水戦同様に守備の連係がとれておらずマークをはずしてしまいましたね。
西が自分のマークをはずしてフォローに行きましたが間に合いませんでした。
[CBコンビの変遷]
大分戦:青木-ソッコ→山村-ソッコ
福岡戦:昌子-植田→昌子-ソッコ
水戸戦:昌子-ソッコ→昌子-山村
ウェスタン・シドニー戦:昌子-植田
FCソウル戦:昌子-ソッコ
清水戦:ソッコ-植田
湘南戦:山村-ソッコ→青木-ソッコ

これだけCBのコンビをコロコロ代えていたらマークもはずれますよ。
湘南の決定機はアリソンのゴールの場面くらいでしたし、それを考えると尚更小笠原が与えたPK、セレーゾ監督の采配ミスで試合をぶち壊した感が強く残りましたね。
ベテランを使えば勝てるわけではないという前節終わってのセレーゾ監督の言葉だけは正しかったです。

監督交代論
公式戦4連敗ということでブラジルでしたら監督交代になってもおかしくない最悪のスタートですね。
今季は2ステージ制なので監督を交代せず、ファーストステージをチーム作りに費やして補強をしてからセカンドステージに勝負をかけるという選択もありますし、逆に2ステージ制なので早めに監督を交代してしまえば新監督もファーストステージでチーム状況や選手を把握できて、いい形でセカンドステージを迎えられるという考えもあります。
こーめいはそれ程悲観はしていないですし、昨年同様に運動量とインテンシティーで上回れれば勝てると思います。
昨年は大雪の影響で甲府のコンディションが悪かったのでいいスタートを切れました。
開幕戦は鹿島の状態も決してよくなかったですが、セットプレイ4発で快勝できたのは大きかったですね。
今季はACLもあってタイトルを獲りに行くシーズンということで、選手がこれまで経験したことがないと口を揃えるくらいセレーゾ監督が走らせ過ぎていたのでまだコンディションがいいわけありません。
ケガ人が多く出ているのもその影響でしょう。
逆に開幕に合わせて来た清水、湘南の方が運動量とインテンシティーは良かったですね。
これだけキャンプで追い込んでいたら状態が100パーセントになるのは秋ごろではないかと思います。
夏の暑さでコンディションを崩さなければの話ですけどね。
12シーズンのように曽ケ端がやらかしまくらなければ、残留争いに巻き込まれることもないと思います。
ただ、運動量とインテンシティーで上回れば…というのはあくまで昨年と同じレベルの力が発揮できるというものです。
当然、タイトルを狙うならそれ以上の力が求められるわけですから、結局ずっと抱えているトップ下問題、中央守備ユニット問題に加えて1トップ問題を解決しなければ成長はないですし、上にも行けません。
セレーゾ監督は、「メディアやチーム内外から「あれが悪い」、「采配が悪い」、「あの選手がミスをした」というようなことを言い始めたら、負の連鎖のまま、もっとひどくなっていくだろう」とチームがバラバラになることを懸念するコメントを出していますが、それは結局昨年の力が出せてないだけ、そして昨年と同じレベルのチームを目指しているという発言ですよね。
上手くいかないのは問題を抱えている証拠で、それを解決しないとチーム力は上がりません。
それを「グラウンド外で選手たちに自信を持たせる作業をどれだけできるかというところになってくる」という精神論で、問題解決を先送り、同じミスでまた同じ敗戦を繰り返していては結局、その先に待っているのはチームがバラバラになるってことですから。
この試合でもベンチに下がった遠藤と金崎の表情を観ているとチームが心配になって来ます。
普通まだ1対1のスコアだったらあんな感じにはならないですけどね。
結果を残している2人が代えられて、まったく役に立ってない選手が最後までピッチに立っていたら思う所はあるでしょう。
こういうことこそチームがバラバラになる原因になりますよね。
恐らくセレーゾ監督は素人がよくやる減点法でしか試合を観れていないのでしょう。
ボールのある所しか観てないから、金崎や遠藤がミスすると疲れが出ている→交代しなくては…という思考なんだと思います。
逆に試合から消えている土居はボールに絡まないので当然ミスもないですから、まだ疲れていないって思っているんだと思います。
疲れていなくても機能してない選手をまず代えるべきです。
今は何をしているか知らないですけど、セルジオ・ファリアス監督やクーカ監督と契約できるならすぐにセレーゾ監督を解任した方がいいと思いますけどね。
フロントにそんな情報ネットワークや交渉力、資金力はないですし解任なんて考えていないでしょうから、公式戦4連敗でも監督交代なんていうことはないでしょう。
しかし、監督交代論を述べておくと引き出しのない監督は3年が限度。
それ以上はマンネリしますし、監督がチームに何かをもたらす以上に相手から研究される部分が大きくなってしまいます。
もちろん例外はあって1つはビッグクラブ。
ビッグクラブは毎年大きな補強を出来ますからマンネリを防げますし、当然チーム力も上がります。
もう1つは育成の上手い戦術家監督が率いている場合ですね。
戦術に詳しければマンネリも防げますし、そういう監督は選手の特性の活かし方も上手いです。
そのため、チーム内においてどの選手をどう使えばいいか工夫できますし、選手も育って行きます。
若い選手がどんどん育てばマンネリも防げますからね。
残念ながらセレーゾ監督はこれに含まれません。
名プレイヤーだったので選手の技術を伸ばすことはできますが、戦術に疎いのでチーム内でどう活かせばいいか分からないからです。
そして、気に入った選手は活躍していなくても機能していなくても使い続けます。
だから3年もするとチームがマンネリしてしまいますし、やる事となったらコンディション調整しかなくなるわけです。
オリヴェイラ監督の時もそうでしたよね。
また、この試合後にセレーゾ監督は、「メンバーの入れ替えはできないし、所属している全選手とスタッフ、フロントが変えていくしかない。応援をしてもらえれば選手たちには心強いし、そういう一体感がチームを良くしていく」とも言っています。
もちろん応援はしますし、すべての試合に勝てないのは分かっていて負けたらダメってわけではないんですよ。
同じミス、失敗を繰り返して改善される気配がないから期待感を抱けなくなっているわけです。
そもそもメンバーの入れ替えは補強は無理でも、今いる選手をもっと活かすことはできますからね。

とりあえず経験値を
[広州恒大戦:理想フォーメーション]
FW:鈴木優
MF:カイオ、杉本、土居
MF:青木、久保田
DF:鈴木隆、山村、植田、伊東
GK:小泉

ACLはすでに想い出作りの域に入っており、最優先で考えないといけないのはリーグ戦でまず1勝することです。
そのためケガを抱えている選手はもちろんリーグの先発メンバーははずして構成、帯同メンバーにも入れない方がいいですね。
水曜日にはナビスコ杯がありますから名古屋もごっそりメンバーを入れ替えて来ないなら、コンディションで優位に立てます。
運動量とインテンシティーで上回れればとりあえず昨年と同じくらいの力は出せるでしょう。
広州恒大にはエウケソンやブラジル代表のグラルなど世界のトップクラスにも入れそうな選手がいますから、若い選手がそういう相手との試合を経験するだけでも意味があると思います。
と言っても、まだ可能性がある限り一応勝ちに行かないといけないのでセレーゾ監督はここまで割り切ったメンバーは組めないでしょうね。
そういう意味ではどんなメンバーで臨むかある意味興味深いです。

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【J1第1節】誤審で2得点が生まれ1得点1退場が消えた無茶苦茶な試合…の清水戦
結果
2015年03月08日(日)
清水3-1鹿島(13:04/IAIスタジアム日本平/19,736人)
[得点者]
40分:大前元紀
69分:遠藤康①←柴崎岳①
74分:本田拓也
91分:大前元紀
[フォーメーション]
FW:高崎
MF:金崎、土居、カイオ
MF:梅鉢、柴崎
DF:山本、ソッコ、植田、西
GK:佐藤

[選手交代]
HT:カイオ→遠藤
72分:梅鉢→中村
81分:高崎→豊川


試合の感想
この試合は誤審から始まった
清水は4-2-3-1、やはり加入間もないウタカとデュークはベンチからのスタートでしたね。
鹿島も4-2-3-1、目を疑うような先発メンバーでした。
昌子はオフィシャルでも発表されたように手術を受けて欠場、守備の中心である昌子が出場できない時点で後ろのメンバーは代えるべきではないですよね。
軽いケガという話の小笠原は仕方ないとして、3試合連続でCBコンビが代わっているのにGKを曽ケ端から佐藤にするのは意味が分かりません。
さらにまずいのが2列目の人選。
試合で使っていかないとフィットしないですしHTや選手交代で修正できるので金崎を先発にするのはいいですが、トップ下は相変わらずステルス性能発揮の土居、右サイドにカイオを置いて来ました。
ローテーションの意味を理解していないですよね。
メンバーを適当に入れ替えればいいわけでなく、選手に疲労が溜まらないよう休ませながら、なおかつ機能するように先発を組むのがローテーションです。
それをACL2戦で早めに代えていた遠藤を先発からはずして、出場時間の長かった土居とカイオを起用するとは思いませんでした。
前回の記事でセレーゾ監督が選手起用を間違っても勝てると書きましたが、さすがにこれは想定外。
ここまで間違うと勝機が低くなってしまいます。
これでは2列目でボールが収まらないのは明白。
この試合は終始インテンシティーでも負けていて立ち上がり4分のうちに金崎が本田に、土居が八反田に潰されてボールを奪われる事態が発生します。
カイオも右サイドなので縦には仕掛けやすいですがドリブルは警戒され、左サイドと違って中に入って行くプレイはしづらく戸惑っていました。
土居は高崎の近くにいて競ったボールを拾うのか、遠藤がいないので引いてボールを受けに下がるのかはっきりせず無駄に走行距離ばかり伸ばすもののボールには絡めず。
金崎はまだ加入したばかりで攻撃の中心になれませんからね。
このため、鹿島の攻撃は徐々にロングボールが多くなります。
これは高崎が1トップだからでも小笠原が不在だからでもありません。
これまでも高崎が先発していましたが遠藤がいれば2列目に収まっていましたし、昨年小笠原がいない試合でも中盤で攻撃を作って結果(3勝1分)を残せていました。
2列目のメンバーがダメだからです。
そのため、前半は観るべきところがほとんどありません。
チャンスらしい場面と言えば、19分に清水のCKからカウンターで金崎がドリブルで疾走してクロス、真ん中に柴崎と土居が入っていったところと、梅鉢がボールを奪ってセンターサークルから狙った超ロングシュートがバーに当たった2つくらいでしたね。
ACLと比べてもあまりに前半の攻撃は貧弱でした。
それでも清水の攻撃も自分たちで作ってという形はまだあまり出来ていないので、鹿島の急造守備陣でも対応できていました。
前半は失点しなければ…という流れだったのですが、29分には警戒していた右サイドでワンツーから村田に突破されてしまいます。
グラウンダーのクロスを中央で合わせた大前がシュートしますが、西が体を張ってブロックして助かります。
しかし、40分に失点。
清水の高い位置からのスローイン、ペナルティエリア内で跳ね返したボールを金崎が拾ってトラップが大きくなりますが何とか中央の梅鉢に繋げます。
ここですぐクリアするかスペースのあった右サイドに展開すればよかったのですが、梅鉢がドリブルで本田をかわそうとしてボールを奪われて最後は大前に決められてしまいます。
あの位置でドリブルで抜こうとした判断はまずいですが、梅鉢は本田を完全にかわしているんですよね。
右足でボールを浮かせて本田のスライディングはボールにまったく触らず梅鉢の右足を刈って転ばせています。
完全にファウルでこの後の遠藤のゴールや犬飼のハンドが大きく取りざたされていますが、この先制点も誤審によるものですから。
ハンドのところの誤審に意見書を出すならこちらも一緒に提出して欲しいですね。
誤審から動いた試合は1点リードされて折り返します。

またも采配ミスで大敗
当然、後半開始からメンバー交代、カイオに代えて遠藤を入れます。
これで2列目に起点ができるようになった鹿島は西も高い位置をとれるようになり押し込み始めます。
49分には遠藤がドリブルで1人かわして右足でクロス、ゴール前に入った金崎が頭で合わせますがGKに防がれてしまいます。
しかし、遠藤が入ったことで右で起点を作って左で仕留めるという形が出来て、前半目立っていなかった金崎も持ち味を発揮して来ましたよね。
55分にも右サイドの遠藤が起点になって押し込んでDFラインを下げると、上がって来た梅鉢がフリーになっていいクロスを入れます。
そこにまた金崎が飛び込んで競り勝つのですが、惜しくもGK正面となってしまいます。
64分には山本もクロスから遠藤が頭ですらせますが、これもGKに防がれます。
流れが悪くなって来ていたので、ここで大榎監督は竹内に代えてデュークを投入。
しかし、ゴールを生んだのは鹿島。
69分に柴崎がフリーで前を向いてボールを持つと、その間に遠藤がオンサイドぎりぎりでDFラインの裏に走ります。
浮き球スルーパスを上手くトラップして右足でシュート。
GKが触ったボールはゴールに向かって転がり、これに金崎ともつれながら三浦が突っ込んでクリア。
ラインを割ったとゴール判定されて鹿島が1-1の同点に追い付きます。
ですが、ボールはラインを完全に割っておらず少しかかっていたので本来はノーゴール。
誤審がなければここまでのスコアは0-0のままの試合展開です。
ここからが勝負どころだったのですが、またもやセレーゾ監督の采配ミスで試合が壊れます。
同点に追いつく前に用意していた梅鉢→中村という交代カードをそのまま決行、柴崎が1ボランチの4-1-4-1にします。
これで攻守のバランスが崩れましたね。
同点に追いついたのですから、まずは失点しないことを考えて後ろはダブルボランチでしっかり守って土居→中村の交代で攻撃を活性化するべきでした。
同点で慌てる場面ではないのに無理に得点を奪いに行ってバランスを崩して74分に失点してしまいます。
鹿島の左サイドで村田がドリブルで縦に仕掛けてセンタリング。
中央は4対3と人数は揃っていたのですが、柴崎が山本が抜かれた場合のカバーに入ろうとしたのか中途半端な位置に動きます。
これでゴール前は実質3対3の状況、それでもマンマークで守れば何とかなったのですが、急造CBのファン・ソッコと植田のところで連携ミスが生まれて同じ選手にマークについて行ってしまいました。
これでファーサイドで西が1対2の局面になって本田にやられてしまいます。
西はきちんと大前を観ていたので、ファン・ソッコと植田のマーク、村田が抜かれた時のカバーを誰が行くのかはっきりしていたら守れていました。
梅鉢を残していれば中央、もしくはサイドのカバーに入れていましたし、1ボランチにした影響も出ましたね。
81分に3枚目の交代カード、高崎に代えて豊川を入れます。
これで金崎がトップに入りましたね。
その直後、金崎のミドルシュートがバーを叩いて、跳ね返りを遠藤が拾ってドリブルで切り込むとペナルティエリア内の豊川へ浮き球パス。
トラップからボレー、犬飼に当たってこぼれたところを金崎が押し込みますが、何とこれを犬飼が左腕でセーブするも佐藤主審はハンドをとらないという異次元ジャッジ。
レフェリーの間ではよくダイビングなどする要注意選手の情報を共有していたりしますが、この佐藤主審はクラブ、選手、サポーターの間でよく誤審をする要注意審判としてマークされていますね。
86分にはロングボールを金崎が頭で落として遠藤がファウルを受けます。
このコンビネーションを観ると高崎、土居よりずっといい縦関係ですね。
このFKを柴崎が直接狙い、左上のいいコースに蹴ったのですがGKに掻きだされてしまいます。
何としても同点に追いつきたい鹿島は無理に攻めにかかりますが、ロスタイムにカウンターを受けて3失点目。
これは大前のゴラッソだったので仕方ないですが、これで試合も決まってしまいました。
これだけ監督と審判に試合を壊されたら勝てるはずありませんね。
セレーゾ監督と佐藤主審が無茶苦茶にした試合でした。
ACLに続いてリーグ戦も最悪のスタート、スコアも同じなら一度追いついて無理に得点を奪いに行く采配をしてバランスを崩して失点するという展開も同じでした。
つまり、学習能力がないってことですね。

金崎加入がマイナス方向に…
獲得が発表された時に金崎が入って2列目の並びが偶然上手くハマってくれればと書いたのですが、今のところマイナス方向に出ていますね。
金崎個人のプレイは悪くはないのですが、セレーゾ監督がお気に入りの土居とカイオの先発にしたがり、さらに獲得を希望した金崎も使いたがって今後はこの並びが多くなるかもしれません。
要するにチームが勝つことより、チームが機能することより、自分のお気に入りの選手を起用したいだけの自己満足、ゲーム感覚の采配なんですよね。
昨年も自分が獲得希望したジョルジ・ワグネルが入って、ルイス・アルベルトをベンチ外にして勝ち点5を失う愚行を犯しています。
土居をトップ下で起用しているうちはタイトルは獲れないでしょうね。
もともと土居はダヴィが負傷したのをきっかけにトップ下で使われるようになりました。
その時の1トップが鬼のようにボールをキープできる大迫、右サイドにも遠藤がいたのでその間を走ってパスの中継点になって、チャンスを作ってもらってゴール前に入ればよかっただけなので活躍できました。
しかし、昨年からダヴィや赤﨑が1トップになると大迫ほどボールが収まらないので中央で起点が作れなくなって来ています。
それでも鹿島があれだけ攻撃できていたのは遠藤のボールキープ、カイオのドリブル、ダヴィへのアバウトなボールからの強引さ、柴崎が高い位置に入った時のアイデア、決定的な仕事のおかげです。
土居:34試合(2742分)8ゴール6アシスト
遠藤:30試合(2246分)10ゴール6アシスト
カイオ:30試合(2070分)8ゴール3アシスト
ダヴィ:25試合(2065分)10ゴール7アシスト
赤﨑:15試合(801分)5ゴール1アシスト
中村:14試合(558分)2ゴール1アシスト

昨年の出場時間とゴール、アシストを観れば土居だけダントツに出場時間が多いにも関わらず、結果がともなってないことが分かります。
しかも、遠藤は下がってボールをもらって攻撃の起点になる仕事、カイオはドリブルでのチャンスメイクなどもしながら。
逆に土居はほとんど攻撃の組み立てには加わらず消えている時間が多く、サイドハーフよりゴールに近い場所でゴールを取るプレイに特化しているのにこの数字は明らかに物足りないです。
5節の横浜FM戦のようにドリブルでぶっこ抜いてのゴール、24節の横浜FM戦のようなアシストがコンスタントに出来ればいいのですが、ああいうプレイは年に1回くらいしか出ていないですからね。
チャンスを演出してゴールに結びついてないわけではなくて、本当にああいういいプレイの数が少なくてボールに絡んでいないですから深刻です。
そういう意味ではボールの収まるジネイを獲得できなかったのは大きいですね。
本田やルイス・アルベルトを使わずに放出してしまう監督ですから、セレーゾ監督は学習能力がなく土居を使い続けるでしょう。
もうACLに続いてファーストステージも諦めて、ダヴィの復帰か中断期間での外国人FW獲得を待ってセカンドステージを獲りに行くというのがいいですね。

ホーム開幕は湘南戦
[湘南戦:理想フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:金崎、中村、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

湘南は3-4-2-1のフォーメーション、守備も前から積極的にプレスをかけて来ますのでボランチはいなせる小笠原と柴崎がいいですね。
攻撃では何と3CBのうちの1人も上がって大外を追い越して来ます。
そのため、その選手を誰が観るのかはっきりしておく必要があります。
しかし、人数はかけて攻めてもゴール前のプレイ精度、アイデアは乏しいのでここが湘南がJ1で戦って行けるかの課題でしょうね。
新外国人FWのアリソンとセザルがどのくらいのクォリティを生み出せる選手か気になるところです。
湘南は8人で攻めて2人で守っているので攻撃された後は大チャンス、
そういう意味ではまたセレーゾ監督がこりもせず、土居をトップ下で起用してもカウンターからなら何とかなるかもしれません。
湘南の運動量はすごいですが、浦和戦では後半からすでに息切れして前からのプレスが弱まっていましたね。
この2列目の並びですとドゥトラ、レナト、遠藤でやっていた一番いい時に近い機能性を発揮できるでしょう。
昌子は今週から練習復帰だそうで試合には出場できるでしょうし、赤﨑の状態は分からないですが、2列目の選択さえ間違わなければとりあえず1トップはどちらでも大丈夫だと思います。

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【ACL第2節】敗因は学習能力がないから…のFCソウル戦
結果
2015年3月4日 ACLグループH
FCソウル1-0鹿島(19:30/ソウルワールドカップスタジアム/5,790人 )
[得点者]
66分 :キムジンギュ
[フォーメーション]
FW:高崎
MF:カイオ、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、ファン・ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
67分:遠藤→金崎
69分:土居→中村
76分:高崎→赤﨑


試合の感想
決定機を決められず
FCソウルは4-2-3-1の布陣。
鹿島もいつも通り4-2-3-1ですが、メンバーは植田からファン・ソッコに代えて来ましたね。
初戦に負けたクラブ同士なのでFCソウルがもっと積極的に来るかと思いましたが、前から守備をせずプレッシャーも緩かったです。
そのため、立ち上がりは鹿島が決定機を作ります。
11分には遠藤のCKに山本がニアで合わせます。
さらに直後には中央で土居が粘ってから遠藤に繋ぐとそこからスルーパス、柴崎がGKと1対1の決定機を迎えますがこれもGKに防がれてしまいます。
ここは決めて欲しかったですが、土居が中央で起点になれるとサイドの選手もフリーのポジションを取れるのでこういうチャンスがいくらでも生まれて来るんですよね。
それが出来ずに消えている時間が多いのでノッキングを起こしますし、サイドからチャンスを作れても攻撃が単発で終わってしまうことになる事が多くなっています。
14分には小笠原のサイドチェンジから山本が中に切り込んでの右足クロス、これがファーサイドまで抜けてそこに詰めていた遠藤が合わせますがポストに当たってしまいます。
ちょうどショートバウンドになって難しかったですけど、この序盤の決定機で1つは決めておきたかったです。
鹿島がいい内容で試合を進めるもののウェスタン・シドニー戦でもそうでしたが、15分を過ぎるとだいたい相手が守り慣れて来ますよね。
そのため、ここからチャンスを作れなくなります。
28分のカウンターからくらいでしたね、チャンスになりそうだったのは。
カイオから中央の土居、そこから右の遠藤に展開してスルーパスが中央でフリーの高崎に通ったのですがダイレクトで中の土居の落とそうとしてパスミス。
トラップする余裕もありましたし、ここは自分で打ちに行って欲しかったですね。
中央にボールが入らない、誰も強引にドリブルで仕掛けないでは相手の守備陣形はくずれるはずもありません。
30分くらい静かな時間が続いてスコアレスドローのまま折り返します。

試合を動かせず守りきれない
後半になると明らかにFCソウルのテンションが変わります。
高い位置からプレスをかけて来るとともに鹿島を押し込む時間が増えて来ます。
これはこれで悪くはなく、鹿島はカウンターから先制点を狙います。
15分には相手が高い位置からプレスに来たところをかいくぐって、曽ケ端からのボールを受けた遠藤が上手く中央でフリーの土居に出します。
そこから左サイドのカイオへ。
カウンターで3対3の状況になるとカイオが1対1を仕掛けてチャ・ドゥリをかわしてファーサイドへシュート。
狙いはばっちりだったのですが、この決定機もGKに防がれてしまいました。
ここからやはりセレーゾ監督の学習能力のないところが出て来てしまいます。
遠藤が試合後にコメントしていたように、決定機を決められずにいて、守備が我慢しきれずに失点するというのは昨年のJリーグでも何度も経験しました。
FCソウルの戦い方が変わって明らかに試合が動いているのに、同点の状態だと動かない、動けないというのは致命的ですね。
今の鹿島がこういう展開で守りきれるチームならもちろん動かなくてもいいですよ。
でも、そうではないんですから勝つために決定機を増やすための采配をするべきでした。
カウンターでスペースがあると土居はボールを触れるようになるのでいいとして、明らかに良くなかった高崎を赤﨑に代えて裏を狙わせるのは有効でした。
そもそも失点してから赤﨑を投入しても、相手は引いて守っている状態なので持ち味は活かしづらいわけですから、前から来ている時に起用するべきですよね。
こういう試合の流れが読めずに手をこまねいていると、案の定失点してしまいます。
66分に左のあまり高くない位置からのFKだったのですが、明らかにマークが曖昧だったんですよね。
ペナルティアークに相手は4人、鹿島の選手は8人いたものの誰が誰をマークするのかはっきりせず、ボールにクリアに行くわけでもないのでファーサイドに流れてフリーになっていたキム・ジンギュに豪快にニアに決められてしまいました。
昨シーズン鹿島を除くリーグ上位5クラブとの対戦成績は3勝2分5敗だったのですが、やはりこのレベルになるとミスを見逃してくれる確率が低いので命取りになってしまいますよね。
そして、ここからのセレーゾ監督の采配がさらに酷かったです。
失点して慌てて選手交代するのはいつもの事ですが、最初のカードが鹿島でまだプレイしたことがない金崎。
前日練習でトップ下に起用していた中村が2分後に送り込まれます。
これで2列目の並びは金崎、中村、カイオになったわけですが、少し考えてみてください。
金崎(キャンプ不参加・鹿島初試合)
中村(トップ下で起用された事がほとんどない)
カイオ(キャンプ不参加・右サイドで起用された事がほとんどない)

この上、ポジションが被って起用されていたので中村とカイオは2列目で同時にプレイしたこともほとんどありません。
これだけ初物尽くしで、いきなり上手く機能すると思う方がおかしいです。
サッカーを舐めているとしか思えないですね。
そんな簡単なものじゃないですから。
中村をトップ下で起用したのはいいですが、だったらどうして3試合あったプレシーズンマッチで1試合でも主力に組み込んで先発させなかったのかと思います。
何の意図もなくただ昨年と同じことをする、出来るだけ多くの選手を起用する、せっかくのプレシーズンマッチをそれだけに費やしていかにチーム力をアップするか、昨年課題だった決定力を上げるか、我慢しきれない守備をどうするのかという観点が抜けているんですよね。
この試合でもまずカイオと遠藤の間に入れてどうなるかをまず観ないといけないわけで、トップ下で起用しても周りとの連携ができてなかったら意味ないですから。
そして、相手が守りを固めている状態の76分に赤﨑投入。
もう何も考えずにとりあえず攻撃的な選手を入れているだけの素人でも出来る采配ですよね。
案の定、前線の選手に連携がないので個別にドリブルでつっかけるだけ。
中村も金崎も積極的に仕掛けていましたが、ACLを見ると強引なくらいにドリブルで突っ込むのは確かに有効です。
もちろん簡単に突破はできないですが、向こうもドリブルされることで守備陣形が崩れますし綺麗にボールを奪えずにこぼれ球になってそれを拾えばチャンスになりますからね。
しかし、初物尽くしのメンバーではそういう狙いを持って攻撃することは出来ていませんでした。
36分にはカウンターからモリーナに決定機を作られますが、ファン・ソッコが何とか喰らいついて追加点を与える事は防ぎます。
こういうところですよね。
切り返されても簡単にかわされない、スライディングで滑っても次の相手のプレイに粘り強く対応する。
前半にマークを見失ってオーバーヘッドを打たれたシーンはありましたが、全体的にはファン・ソッコは安定した守備を見せていました。
昌子も失点シーンのミスはありましたが、1対1での対応はやられてはいなかったんですけどね。
CBは簡単に入れ替えないというのはプロではなく素人でも分かりきっていること。
昨年、昌子と植田のコンビでやって安定しなかった結果があり、今年のキャンプでは植田が代表に行っていたことから、ファン・ソッコの方が多くプレイしていました。
だからウェスタン・シドニー戦では戻って来た植田が先発だったので、こーめいは逆にこんなに簡単にCBを代えてしまうんだなって思いましたね。
やはり初戦からファン・ソッコを起用していれば、まだいいスタートを切れる可能性は高かったです。
前線が機能していない中で、ロスタイムにDFラインからのフィードを上がっていた柴崎が受けてダイレクトでカイオへ。
上手く右足で合わせたのですが、GKの右足で防がれて戻って来たこぼれ球もふかせてしまいました。
この敗戦で早くもグループリーグ突破は絶望的。
試合後にはお決まりの内容は良かった、決定機を決めていれば…というコメントがありましたが、昨年もこういう試合では同じことを言っていましたね。
内容が良かったと思うのなら残っているアウェイのウェスタン・シドニー戦、ホームでのFCソウル戦は修正してきっちり勝ってもらいたいです。

良くも悪くも変わらず
ACLで2連敗してしまいましたが、昨年の同時期よりは確実にチーム力は上がっています。
しかし、良くも悪くも昨年の後半のチームとは変わらずってところですね。
なのでJリーグでは運動量とインテンシティーで勝てれば昨年と同様程度の結果は残せると思います。
決定力がなくても守備が不安定でもJリーグ中位、下位クラブなら得点は取れますし、守備のミスも見逃してもらえますから。
ただ、これまた昨年そうだったようにリーグ終盤の大一番の27節G大阪、28節柏、34節鳥栖戦、そしてACLのような力のあるチーム相手だと厳しいでしょうね。
また、ナビスコ杯で過密日程になった4節C大阪戦、8節神戸戦などやはり運動量とインテンシティーで負けるとやられてしまう可能性が高くなるでしょう。
今季はACLがある分、コンディションで遅れをとる試合が増えるかもしれません。
そのため、セレーゾ監督の選手起用が重要になって来ますが、そこがまったく成長しないので困ったものですね。
選手起用でどれだけ変わって来るのか、それがよく分かる試合が昨年の31節の新潟戦でした。
この試合は新潟に先制されるのですが、先発の前線メンバーは赤﨑、豊川、土居、遠藤でした。
これだと赤﨑、土居、豊川がパスの受け手、遠藤が起点という役割になるので、新潟からすれば遠藤を抑えればいいので楽なんですよね。
後半52分に赤﨑と豊川に代えて中村とカイオを入れます。
これで中村(起点・パスの受け手)、カイオ(起点・パスの受け手)、土居(パスの受け手)、そして中村とカイオが起点にもなれることで遠藤も起点だけでなくパスの受け手の役割ができるようになりました。
前線のバランスが改善されたことによって鹿島は試合内容が良くなり逆転できたわけです。
今季は高崎とファン・ソッコ分の戦力補強はできましたが、大幅アップとはならなかったのでチーム力を上げる(決定力を上げて決定機も増やす)には前線の選手の組み合わせのバランスを考えていかないといけません。
[清水戦:理想フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:カイオ、中村、遠藤
MF:梅鉢、柴崎
DF:山本、昌子、ファン・ソッコ、西
GK:曽ケ端

そのためにもリーグ戦はこのメンバーで戦って欲しいですね。
勝っている状況では後半途中で土居を投入、得点を取りに行く状況なら高崎、金崎、小笠原を入れます。
昨年と同じメンバーで戦っていても望みはないですから攻守においてバランスを改善する先発で試合を重ねていかないと成績は良くならないと思います。
清水はDFラインはある程度高くすると思うので1トップは赤﨑を起用、高崎の場合はとにかく早めにクロスの欲しいスポットとタイミングの意思疎通を合わせる必要があります。
対戦相手の清水は4-2-3-1、後ろは恐らく4CBで来るでしょうが前線のメンバーがどうなるかが注目ですね。
もっとも警戒しないといけないのは村田のスピード。
単独の突破だけでなく中央とのワンツーでもサイドを破っていいクロスを入れて来ます。
中央では長沢の高さと動き出しに要注意。
大前のドリブルに若い北川もいい選手なので気をつけないといけません。
ウタカとデュークは未知数なので出場して来るならプレイしながら特徴を掴んで行くしかないです。
守備に関しては6秒ルールで攻守の切り替えは早くなっていますが、逆にそこで取られなければ緩くなりますし、ブロックを作って守っていても意外とバイタルエリアのプレスは甘いのでボールは持てると思います。
パスだけでなくドリブルで強引に切り込んで相手の守備陣形を崩して、こぼれ球を拾って行くという意識も大事ですね。
また、4CBにして改善されつつあるもののセンタリングやセットプレイ時はボールウォッチャーになる傾向があるのでガンガンにサイドチェンジをしてマークをずらしたいところです。
中3日なのでコンディション次第、選手起用はセレーゾ監督が間違えても大丈夫なのではないかと思います。
あとはやはり清水の外国人FWが不気味ですね。
リーグ戦の方はいいスタートを切ってほしいものです。

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