鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第7節】やはり連戦を同じメンバーで乗り切ろうというのは虫が良過ぎる…の神戸戦
結果
2015年04月25日(土)
鹿島1-2神戸(14:04/カシマサッカースタジアム/12,275人)
[得点者]
49分:小川慶治朗
71分:柴崎岳③←高崎寛之③
77分:田中英雄
[フォーメーション]
FW:金崎
MF:カイオ、土居、遠藤
MF:青木、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:青木→小笠原
56分:山本→伊東
70分:カイオ→高崎


試合の感想
動きは悪いも流れは悪くはなかった前半
神戸は3-4-2-1の布陣。
展開力のあるチョン・ウヨンが3バックの真ん中、トップには運動量のある小川が入るなど本来と違うポジションで起用して、選手の能力を引き出すネルシーニョ監督の采配です。
森岡をボランチに使って、相方に守備でがっつり戦える三原を入れる辺り分かっていますね。
鹿島は4-2-3-1、昌子が先発に復帰してCBのコンビが代わった以外変更はありません。
予想通り、メンバーの替わっていない鹿島の選手はオーストラリアからの移動もあって序盤から疲労が観てとれました。
そんな中、右サイドの遠藤から金崎と繋いでシュートを放ちますがDFにブロックされた所からカウンターを受けます。
鹿島の右サイドに走った小川がセンタリングを上げてゴール前でマルキーニョスが頭で合わせますが、これは曽ケ端が抑えます。
ここは山本が付いて行っていましたが、マルキーニョスの2列目からの飛び出しは嫌な動きですよね。
7分には再び右サイドからセンタリングを入れられると、昌子のクリアが中途半端になったところをマルキーニョスにバイシクルシュートを打たれます。
ここも曽ケ端にとってイージーなシュートになったので助かったものの、森岡も上がっていたのでゴール前は3対3の数的同数になっていて危なかったです。
過密日程で練習できていないせいか、神戸の3-4-2-1の布陣に対して誰が誰を観るのかというのが曖昧になっていましたね。
攻撃でもサイドを封じられていたのですが、3-4-2-1というのはサイドに対して人数をかけてプレスをかけやすい布陣なんですよね。
しかもWBが下がってラインも低くして5バックで守ることも厭わなかったですから、鹿島のようにサイドに起点を作って攻めるチームには有効です。
サイドで起点を作ってそこから中を使って攻められればいいのですが、今の鹿島にそれは難しいです。
金崎は球際がんばっていましたけど時間が進むにつれて疲労が露わになって、いつものように0トップとして機能していなかったですね。
土居はここの所前を向く意識や仕掛ける意識は高くなっていますが、やはり高い位置で起点にはなれていません。
いいドリブルが観られるのはカウンター時にスペースがある時くらいで、守備をセットしている神戸相手には潰されてボールを奪われる場面が多かったです。
低い位置で柴崎が横パスをカットされてショートカウンターを受けたり、ホームなのに立ち上がりから押し込まれる鹿島、19分に決定機を作ります。
中央で柴崎、金崎、遠藤と1タッチ、2タッチでテンポよく繋ぐと、遠藤の浮き球を土居が頭で右サイドに展開します。
中央で繋いだ事により神戸の守備はサイドには大きなスペースを空けており、西がフリーでセンタリング。
ニアに入った柴崎が難しいボールをしっかり合わせますが、GKに当たってゴールならず。
前半唯一の決定機でしたが、この場面の攻撃は真ん中を使えていて非常に良かったですね。
サイド一辺倒の攻撃ではなかなか3-4-2-1でしっかり守る相手を崩せませんから。
ここからは特に両クラブ共にチャンスもなく過ぎて行くと、神戸側は森岡が負傷交代するアクシデント。
鹿島はマルキーニョスとの絡みでファウルを受けていた山本が笛を吹かれて、繰り返しのファウルでイエローカードを受けてしまうアクシデントに見舞われます。
38分には金崎と柴崎でボールを奪ってからカウンター、土居がドリブルで長い距離を運ぶと右サイドに走って来ていた遠藤へ。
得意の角度から左足でファーサイドを巻いて狙いますが、やっぱり疲れが溜まっているのでこういうところのプレイの精度が落ちて来てしまいますよね。
決定機は1つ、攻撃は上手く行ってなかったですが途中からはバランス良く守れていましたし、悪くはないスコアレスドローの前半でした。

必然の2失点
セレーゾ監督は後半開始から青木に代えて小笠原を入れます。
普段は交代が遅いのにこの試合は早かったですが、この交代策は愚策でしたね。
縦パスを入れたかったのでしょうが、小笠原はリードされて得点を奪いに行くシチュエーションで入れればいいですし、この段階で攻守のバランスを崩す交代をする必要はなかったですね。
確かに前半の攻撃は良くなかったですが、それなら単純に前線に中村や豊川などを入れて起点や運動量を増やすべきでした。
早く得点をしたくて焦れてしまった感じですね。
逆に後半早々に失点してしまいます。
FKからのカウンターだったのでポジションが違っていた選手もいたのですが、しっかり攻撃を遅らせることも出来ていましたし、ゴール前は4対3で人数的には足りていたんですよね。
だから本当はやられたらいけないわけです。
ただ、小笠原はいるだけで肝心のところで守備しないので、結局ソッコと昌子、山本で小川と田中の2人を観る形になっていました。
その向こうで後ろから上がったマルキーニョスに合わせられて、折り返しを小川に決められてしまいました。
スローを観る限りギリギリ並んでいてオンサイドに見えますね。
ボランチが梅鉢のようにDFラインに入ってゴール前で数的優位を作ってくれたら、山本がマルキーニョスに対応しやすかったですし、その後の折り返しも真ん中を3対2で守れるので1人がカバーリングに入れていました。
昌子が小川を見失ったわけですが、ペナルティエリア内でイニシアチブを取られてしまうと、数的同数の場合は守備側は絶対後手に回るしかないですからマークがずれてしまうことが往々にしてあります。
小笠原を入れた効果は攻撃でもあまり出ず。
土居に縦パスを入れたかったみたいですが、そういう場面は前半から前を向いてドリブル仕掛けたところを潰されていましたから、一度サイドに起点を作ってから中を使う攻撃を考えるべきでした。
しかし、土居の動き出しは最悪でサイドハーフの選手がカットインしている時、1トップにくさびやロングボールが入った時にまったく走ってないんですよね。
具体的に言えばサイドハーフがカットインしている時の下がってボールを受ける動き、1トップに縦パスが入る時の近づく動きです。
トップがくさびのボールを土居に落とすっていう場面ってほとんどないんですよ。
そういう受け方をすれば自分が高い位置で前を向いてボールをもらって仕掛けやすくなるんですけどね。
小笠原と同じで肝心のところで走れていない、ポジショニングが悪いってことが多すぎです。
周りにお膳立てしてもらって得点する事はできるのですが、だったら広島の佐藤の方がよほどレベルが高いですからね。
結局、攻撃は活性化せずに山本に代えて伊東を入れます。
失点シーンに加えてイエローカードをもらっているのも考慮したのかもしれませんが、連戦で疲労が明らかな試合で後ろの選手に交代カードを2枚使うというのは致命的ですね。
ここで神戸は2つ目のアクシデント、負傷のCB増川に代えて高橋祥を入れます。
61分には遠藤のスルーパスを金崎がペナルティエリア内で収めると中へ折り返します。
相手のクリアが不十分だったところをカイオが1トラップからボレー、DFに当たってCKを得ます。
ファン・ソッコのシュートなどチャンスになりかけるのですが、攻めきれずにそこからカウンター。
伊東が小川にかわされますが、最後は小笠原が対応して追加点を免れます。
こういう人がいないところではしっかり守備をしてくれるのですが、なまじ人数が揃っているとボールウォッチャーになってしまうのはやはり攻撃の選手ですね。
この後金崎がイライラしてイエローカード、代えて来るかと思いましたが、高崎はカイオに代わって入ります。
カイオは出場停止があったので、ウェスタン・シドニー戦同様に終盤運動量が活きて来ると思ったのですけどね。
しかし、高崎の投入は当たってようやくサイドで起点、中央に当ててという攻撃が出ます。
柴崎、遠藤、伊東で繋いで遠藤が体を張って潰れると、柴崎が前を向いて中にドリブル。
寄って来た高崎とのワンツーから左足でファーサイドにゴラッソを叩き込みました。
柴崎は本当に頭が良く、どう動けば中央で上手くボールにからめるか理解していますし、こういったところの動きをさぼらないですよね。
ここで我慢できればこれまでのように疲れがありながらもギリギリのところで攻撃陣が仕事をしてくれたかもしれないですが、安い失点をして苦しくなってしまいます。
神戸のCK、マルキーニョスのヘッドが真上に上がって、そのボールの処理で高崎と曽ケ端の味方同士がかぶってしまい、こぼれ球になったところを田中に難なく決められました。
曽ケ端は当然声を出しているはずですが、どのタイミングで出したかですよね。
昌子もクリアに行こうとしていましたし、聞こえてなかったのか、昌子が気づいて体を避けたタイミングだったのか…。
そもそもボールには曽ケ端、高崎、昌子と鹿島の選手しか行っておらず、一番後ろの曽ケ端にはその状況は分かっていたわけですから、高崎にクリアさせても何の問題もないシーンでした。
単純に曽ケ端がセーフティファーストより自分がキャッチしてマイボールにすることを優先したがったってだけですよね。
あくまでGKが行くなら味方であろうと潰すつもりで当たっていかないといけないですし、パンチングに切り替える判断もありました。
同点なので無理にマイボールにせずに我慢強く跳ね返してればよかっただけです。
だいたい鹿島の安い失点は、セーフティファーストにプレイしていたら何の問題もないシーンで生まれていますよね。
あまりチャンスの作れていないこの試合、鹿島は82分に小笠原の縦パスから伊東が裏を取ってセンタリング。
ファーサイドにふわっと浮かせたボールに西が飛び込んでヘッド、そのボールを金崎が上手くそらせますが高橋祥にクリアされます。
一番見やすい角度からのリプレイでは入っているように見えますが、ライン上に選手がいたので副審からは判断つかなかったでしょうね。
確実に言えることは、ゴールではないと判断したからではなく、主審も副審も単に見えなかったからゴールを認められなかったという場面でした。
この後、イライラしていた金崎が退場するとそのまま敗退。
ゴール判定に采配ミス、走れない選手たちと何とも消化不良な試合になってしまいましたね。

只今17試合連続失点中
今季公式戦12試合ですべて失点しているととり上げられている記事が多いですが、実は昨年のリーグ戦から考えると17試合連続で失点しているんですよね。
29節のアウェイ神戸戦を最後に無失点試合がありません。
あの試合もノエビアスタジアムの芝が悪かったのでお互い攻撃陣が苦しんでスコアレスドローという結果になっただけでしたから。
失点が多い理由としてはファーストボランチを置いているかどうか、運動量、インテンシティー、セットプレイ、セーフティファーストにプレイできているかという要素があります。
あとGKのミスも多くなっていますが、12シーズンに比べればまだマシな方です。
これらの要素が複合的に絡み合って失点に繋がっていますね。
昨年のリーグ戦の無失点試合は11試合だったわけですが、まだ元気だった最初の9試合で5完封。
この頃は運動量とインテンシティーで守れていました。
前述した神戸戦を除くと残りは徳島(18位)×2、甲府(17位)、横浜FM(13位)、仙台(15位)と物の見事に得点力下位クラブばかり。
確かに選手個のミスで失点している場面も多いですが、それはこれだけ失点し続けているのに監督が選手を成長させられていない、戦術的に何の手も打てていないってことを意味しています。
ここのところは1失点に抑えられていたので負け無しで勝ち点を奪えていましたが、やはり2失点してしまうと苦しいですよね。
残念ながら劇的に事態を改善する手段はないですから、とりあえず今後もファーストボランチを置く事は欠かさないでほしいです。
それから、土居をトップ下に置く限りは守ってカウンターを狙う戦い方が一番合っています。
守りも堅くなりますし、カウンターからならスペースがあるので土居もまだ仕事をできるでしょう。
よく鹿島らしいサッカーやパスを繋いで攻めるなどセレーゾ監督や選手が言っていますが、連戦に無理してそういうサッカーをする必要ないですし、内容よりも勝点を重視する方が大事です。
あくまで自分たちで攻撃を作って得点を取って勝ちたいなら、そのスタイルに合った選手を起用すべきですし、連戦ではローテーションしてフレッシュな選手で戦ってほしいですね。

次はアウェイ仙台戦
仙台は4-4-2の布陣、手倉森監督全盛期の堅守速攻型の戦い方に回帰しています。
ウイルソンも調子を戻していて開幕から5試合負け無しだったのですが、ここに来て2連敗。
鹿島同様に疲労が蓄積して来ているのかなと思います。
鹿島はこの試合を観ても先発メンバーは3人くらい入れ替えないときついですね。
ここまで広州恒大、柏、ウェスタン・シドニーと勝って来ていましたが、アディショナル弾で勝利したACLの試合はもちろん、柏戦も曽ケ端のファインセーブがなければ負けていておかしくなかったですし、ギリギリのところで勝って来ていました。
連戦の疲労の中でそのギリギリ勝利をずっと続けていければいいのですが、やはりそんなに虫のいい話はないですね。
同じメンバーで戦って負けたら疲労以外何も残らないですし、中村や豊川、伊東らがいてこういった選手を上手く使いながら勝てていけないようではどのみち監督として先はないですよ。
金崎が出場停止なのでそこのポジションは確実に変更がありますが、普通に高崎が先発になるのではないかと思います。
中村を入れて0トップシステムの継続でもいいですし、高崎を先発して後半途中からそのシステムに移行するのも悪くないでしょうからね。
とにかく我慢して失点を抑えることができれば、攻撃の選手は交代カードを含めて揃っているので勝点を拾って行く事はできると思いますよ。

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【ACL第5節】出し切って精神力で劇的逆転勝利…のウェスタン・シドニー戦
結果
2015年04月21日(火)
ウェスタン・シドニー1-2鹿島(19:30/パラマッタスタジアム/5,221人)
[得点者]
24分:ルカヴィツヤ
66分:土居聖真③←青木剛①
90分+1:金崎夢生①←山本脩斗①

[フォーメーション]
FW:金崎
MF:カイオ、土居、遠藤
MF:青木、柴崎
DF:山本、ソッコ、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
60分:遠藤→高崎
62分:植田→小笠原
74分:カイオ→本山


試合の感想
1戦目と似たような展開
ウェスタン・シドニーは4-2-3-1の布陣。
1トップは前回の対戦で苦労したユーリッチではなくブラットでしたね。
鹿島は4-2-3-1、こちらの1トップは金崎になります。
また、梅鉢に代わって青木、昌子が出場停止なのでCBはファン・ソッコと植田のコンビになりました。
天候が心配され、雨がよく降って風もあり、ピッチコンディションも良くなかった中、最初に決定機を作ったのは鹿島。
左サイドでカイオが相手を背負いながら落としたボールを山本が縦へ。
それを金崎が上手くヒールでフリックしてカイオへ。
そこから中央でフリーになっていた土居が1人かわしてファーサイドに巻いて狙いますが、右へ外してしまいます。
ここはかなりゴール右が空いていたので決めてほしかったですね。
ただ、この攻撃で分かるようにウェスタン・シドニーはサイドで起点を作るとそこに人数をかけてプレスに来るので中央、もしくは逆サイドがかなり空きます。
そこを突いて行きたいところだったのですが、直後にはDFラインが4対4の場面を作られてルカヴィツヤにシュートまで持って行かれるとここからポゼッションされる時間帯が続きます。
ボールを圧倒的に支配されながらも鹿島はよく守っていたのですが、次第にDFラインが下がって来てしまっていました。
この辺りやはり昌子不在が響いていましたね。
24分に高萩のスルーパスからルカヴィツヤに決められてしまいます。
植田がカットしようとボールを引っかけたのですが対処しきれず、DFラインも揃ってなかったですね。
昌子がいたらもっとラインを上げるよう周りに促していたと思います。
その前の柴崎が前線にフィードしようとして相手に当ててしまって悪い形でボールロストしてしまったのも単純なミスですよね。
失点してしまった鹿島は気持ちが落ちることなくすぐに反撃。
遠藤の右からのクロスをファーサイドで山本が頭で合わせます。
これは決めなければいけなかった場面ですが、ヘッドを叩きつけ過ぎましたよね。
ここからは鹿島もポゼッションして攻める時間が増え、37分には遠藤のミドルシュート、GKがはじいたところを金崎が詰めますが一歩間に合わず。
終了間際にはカステレンに完全に裏を取られ、決定機を作られますがシュートを大きくはずしてくれて助かりました。
この場面は鹿島のDFライン4人に対してウェスタン・シドニーの選手は6人いましたからね。
ボランチの青木がバイタルを開け過ぎていましたし、やられても仕方ないところでした。
ボールホルダーより前にDFが4人、攻撃の選手が5人なんていうのは本来あってはならない状況ですよ。
柏戦もそうでしたけど、相手がミスしてくれて助かっている部分も大きいんですよね。
鹿島はミドルシュートは多かったですが、ゴールの8割が決まるペナルティエリア内でチャンスを迎えていたのはウェスタン・シドニーの方でした。
1点ビハインドで後半を迎えます。

アディショナルタイムは得点を加える時間
後半はウェスタン・シドニーが1人選手を交代して始まります。
鹿島はまずは同点に追いつくべく攻めますが、なかなか得点の臭いがしません。
前述したようにウェスタン・シドニーはサイドに人数をかけて寄せるので、中央や逆サイドが空くのですがそこを上手く突く事が出来ていませんでした。
金崎がサイドに流れて攻撃の組み立てに参加することが多いですし、土居は前半の立ち上がりに見せたような絡みができません。
そのため、鹿島はサイドを崩してセンタリングという攻撃が多くなるのですが、ウェスタン・シドニーの選手が大きくて強いのでなかなか中で合いません。
こういう展開は1戦目もうそうでしたよね。
ただ、それでもグランウンダーのクロスを中心にチャンスは何とか作っていました。
49分には右サイドで遠藤のパスから西がグラウンダーのセンタリング。
中に上手く入った金崎が合わせますが、ミートしきれずGKの正面に。
さらに1分後にも西の低いクロスに金崎が合わせますがゴール左にはずれます。
その1分後に三度西のクロスに、今度はカイオがニアに入って合わせますがサイドネット。
DFも付いて来ていましたし、角度的にも難しいシュートになりましたね。
60分には遠藤に代えて高崎を投入。
直後の柴崎のCKからファン・ソッコ、土居と頭に当ててファーサイドにこぼれたボールを金崎がボレーしますがGKに防がれます。
鹿島は62分に植田に代えてケガから復帰の小笠原を入れます。
青木がCBに入り、前線は高崎の1トップに2列目が左から土居、金崎、カイオの並びになります。
左からのサイドチェンジをカイオが折り返し、中央で金崎が合わせますがここもミートしきれず。
金崎はよく走ってチャンスを作っているのですが、相当疲れているのが観てとれましたね。
中央で起点が作れずなかなかペナルティエリア内に入れない、サイドからのセンタリングは高さと強さで跳ね返され、低くて速いクロスには疲労で合わせ切れないという感じでなかなか流れの中からはゴールができそうな雰囲気になりません。
かと言ってセットプレイも単純にボールを入れるだけではクリアされてしまいますからね。
そんな中、セットプレイの2次攻撃からゴールを奪います。
3度跳ね返されてウェスタン・シドニーの選手がラインを上げようとしたところ、青木のフィードから土居が裏を取ってペナルティエリア内右へ抜けます。
GKが出て来ていましたが、上手く切り返して左足でゴール。
ここはこれまでと違ってウェスタン・シドニーが待ち構えている所への攻撃ではなくて、守から攻への切り替えでラインを上げようとしている所の裏を狙ったのがよかったです。
攻撃のパターンの違いに戸惑って、切り替えの部分で守備に集中力を欠いて付いて来れなかったです。
あとは高萩の守備が酷かったですね。
4番のスタンリーもびっくりして叫んでいましたが、あの場面で土居のマークに付いていかずにゴールに入ろうとするとは……。
GKが飛び出したらゴールに入るのはセオリーですが、ボールホルダーへマークに行くのもセオリー。
そして、当然そちらが優先されますからね。
74分にはカイオに代えて本山投入。
ベテランを投入して攻め続ける鹿島ですが、やはり流れの中、単純なセットプレイではゴールを割れません。
しかし、ドラマは待っていました。
アディショナルタイムに金崎がファウルをもらってのリスタート。
ファウルの後にも少しもつれてウェスタン・シドニーの選手にイエローカードが出たのですが、この時間で集中力がふっと途切れましたね。
左サイドからの山本のクロスにニアに入った金崎が今度は確実にミートして逆転ゴール。
試合後のインタビューで「その前にいっぱいはずしていたので……」と言っていましたが、ようやく決めてくれました。
劇的な逆転ゴールとなりましたが、疲労がなかったらここまでのチャンスで1、2点を決めていたと思います。
これで広州恒大、柏戦に続いて3試合連続でアディショナルタイムに得点です。
今季の鹿島の試合では11試合中7試合でアディショナルタイムにゴールが決まっています。
まさにアディショナルタイムは得点を加えるための時間と言えるでしょう。
ただ、7ゴール中得点3、失点4ですけどね。
しかし、このところはアディショナルタイムに失点せずに得点できていますから、それが広州恒大戦に続いての劇的勝利に繋がりました。

FCソウル戦も勝つしかない
FCソウルは広州恒大と引き分け。
結果、鹿島と勝点6で並びますが、直接対決の成績でFCソウルの順位が上になります。
つまり、最終戦も引き分けでは上回れないので引き続き勝つしかない状況ですね。
ウェスタン・シドニー同様、FCソウルも自国リーグではあまり調子がよくなく2日には城南戦があるので移動を考えるとチームの調子やコンディションで鹿島が不利になることはないと思います。
ここまで来たら絶対に勝ってグループリーグ突破したいですよね。
結局最後勝てずにグループリーグ突破できなければ、3連敗スタートだった割にはよくやったという結果に終わってしまいますから。
ホームですし十分勝てると思いますが、FCソウルとはどうにも相性が良くない感じなのが気になりますね。
その前に神戸、仙台、甲府と連戦が続くのでひとまずリーグ戦に集中です。

次はホームで神戸戦
神戸は今季からネルシーニョ監督になって今は3-4-2-1をベースに戦っていますね。
次第に調子を上げて現在6戦負け無しというのは鹿島と似たような状況と言えます。
ナビスコ杯の川崎戦は数多くのチャンスを作るも決め切れずスコアレスドローでした。
やっぱりプレイを観ると疲れがあって体のキレがいまいち、それが決定力不足に繋がったのかなという試合でした。
川崎のプレスが甘いのもありますが、小川やマルキーニョス、さらに後ろからフェフージンが頻繁にDFの裏にいい飛び出しをしていました。
鹿島も最近は疲れからプレスが甘くなっているので、裏を狙う動きには注意が必要です。
あと調子が良さそうな石津も要警戒です。
08シーズンからの神戸戦は鹿島の6勝4分2敗。
ホームでの成績はそのちょうど半分の3勝2分1敗となっています。
小笠原が復帰してボランチの組み合わせがどうなるか気になりますが、とりあえず昌子が先発に復帰する以外は変わらないのではないかと予想しておきます。
本当は神戸、仙台、甲府と2、3人ずつ先発メンバーを入れ替えて主力を休ませながら戦うのが理想なんですけどね。
ただ、対戦相手も連戦になりますし、鹿島は残り5連戦をホームで3試合戦えます。
しかもアウェイも仙台、FC東京とそれほど移動のない所なのでベストメンバーで戦い続けても何とかなるかもしれません。
ただ、広州恒大やウェスタン・シドニー戦はギリギリのところで勝利しているところがあるので、それを残りの連戦で続けていけるかです
ここのところは1失点で抑えられているのがやはり大きいですよね。
以前は同点に追いついても先に2失点目をしていましたが、今は守備で我慢できているので攻撃も腰を据えて出来ています。
そのため失点しても慌てずに戦えているので、それが逆転や勝ち越しゴールに繋がっていますね。
攻守のバランスを崩さないようにメンバーをローテーションして行けば、運動量とインテンシティーも上がりますし、主力を休ませながらでも勝っていけると思います。

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【J1第6節】ACL組のお疲れモード対決を制す…の柏戦
結果
2015年04月16日(木)
柏1-3鹿島(19:04/日立柏サッカー場/10,076人)
[得点者]
45分+1:植田直通①←柴崎岳④
49分:エドゥアルド
71分:カイオ①
90分+4:中村充孝①

[フォーメーション]
FW:金崎
MF:カイオ、土居、遠藤
MF:梅鉢、柴崎
DF:山本、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:梅鉢→青木
87分:土居→中村
90分+1:金崎→高崎


試合の感想
動きが鈍くミスが多い展開
柏は4-2-1-3の布陣、茨田が欠場でということで栗澤と大谷のダブルボランチに変えて来ましたね。
トップ下に武富が入っていました。
鹿島はいつもの4-2-3-1、カイオが復帰して金崎が1トップに入る布陣に戻り、ケガのファン・ソッコのポジションには植田が入りました。
セレーゾ監督の考える現状でのベストメンバーということでしょうね。
やはり選手の入れ替えは最小限で、前節の新潟戦でパッタリ脚が止まった事が心配されますが、この試合も立ち上がりから動きが重かったです。
単純なトラップミス、パスミスが見られ、守備では疲労で粘り強く対応できないせいか、ファウルにしかならないポジションから強引にボールを奪おうというプレイが多かったです。
球際を激しくというよりは、余裕がない感じでしたね。
しかし、前節出場停止でこの試合一番期待していたカイオもトラップミスが多く、守備でいつになくさぼる場面が見られたのは計算外でした。
それでも同じACL組で4連戦目の柏の選手にも疲れの色が見えていました。
ミスが多く攻守の切り替えが遅かったですね。
序盤は鹿島がチャンスを作ります。
右サイドからの遠藤のクロスにペナルティエリアに入って来た山本のループのようなヘッド。
さらに右サイドから切り込んだ遠藤が巻いてファーサイドを狙うロングシュート。
いずれも菅野のパンチングに阻まれますが、それによって得たCKも含めて鹿島が攻勢を仕掛けます。
しかし、7分にはそのCKからのカウンターでサイドに引き出された昌子が前述の余裕のないディフェンスで武富にかわされると、センタリングを入れられます。
中央でクリスティアーノが合わせますが、下がりながらのヘッドだったので力なく助かりました。
また、柏はこの時ペナルティエリア内に2人しか入ってなかったのですが、やはり攻守の切り替えの遅さを感じます。
8分には低い位置で土居が粘ってマイボールにするとカウンター。
左サイドのカイオに一旦預けて、折り返しのボールをミドルシュートしますが、ゴール左にはずれます。
両クラブとも前線の守備の甘さから中盤で前を向いてフリーでボールを持てており、DFラインの裏を狙い放題だったのですが、お互いにそこを上手くつけていない状況でしたね。
裏に走る動きも少なかったですし、走ってもそこを狙う意識が低かったです。
連戦となると練習する時間も少なくなりますから、柏のDFの裏を狙う練習も出来ていなかったのでしょうね。
そこを突ければもっと楽に試合を運べたと思います。
17分には大谷のくさびのボールから武富とレアンドロが絡んで、スルーパスに反応して裏に抜けた工藤がゴールしますがオフサイド。
さらに今度は右サイドバックのキム・チャンスが裏を取って、ペナルティエリアの右からシュート。
昌子がブロックに入ってクリアして助かりますが、工藤のオフサイドはかなりギリギリのタイミングでしたし、こういう攻撃をもっとやられていたら嫌でしたね。
この辺りは柏の方がチャンスを作っていて、25分には前半最大のピンチ。
植田の悪い癖が出てしまいます。
柏のクリアボールをセンターサークル中央で拾ったのですが、フリーなのでトラップすればいいものをダイレクトで前に送ろうとします。
これがミスになって奪われるとカウンターを受けます。
レアンドロからドフリーで上がって来た右の工藤に展開されシュートを打たれますが、曽ケ端が防ぎます。
鳥栖戦の反省を活かしてか、角度のない所からのシュートに対してニアをしっかり締めていましたね。
押し込まれる時間が続いた鹿島は、カウンターとセットプレイで反撃。
30分には遠藤のFKを金崎が頭で合わせます。
柏は32分に右サイドに流れていたクリスティアーノが突破してシュート。
これも角度のない所からだったので曽ケ端がしっかりセーブします。
このままスコアレスで前半終了かと思われたロスタイム、遠藤が右サイドでドリブルで仕掛けてファウルをもらうと柴崎のFK。
これを植田がドンピシャで頭で合わせて先制点。
柴崎のボールの精度も上がっていますが、中の選手もゾーンで守る相手には非常にいい入り方が出来ていますね。
鹿島が1点リードで折り返します。

移動と疲労の差が勝敗を分ける
後半開始から梅鉢に代わって青木が入ります。
確かに前半ミスも多かったですが、それは他の選手も同じだったので梅鉢を代える意味もないですし、ケガだったのでしょうね。
青木は同じタイプなのでチームのバランスが崩れることはなかったですが、この交代で特に良くなることもありませんでした。
むしろ後半は同点に追いつくべく攻撃意識を高めて来たホームの柏に押し込まれます。
すると早々に同点に追いつかれてしまいます。
右サイドで西が輪湖を倒してFKを与えてしまうのですが、この試合西は攻守両面において輪湖に完敗でしたね。
クリスティアーノの蹴ったボールを柴崎が触って角度が変わってゴールニア隅へ。
これは曽ケ端が何とか止め、さらにこぼれたボールに詰めていた武富のシュートも左手で防ぎますが、最後はエドゥアルドに押し込まれてしまいます。
勢いづいた柏の攻勢にさらされる鹿島は集中してよく守ってはいたものの、61分には柴崎がボールを取られて大ピンチ。
武富、クリティアーノと繋いで最後は中央でレアンドロが合わせますが、シュートをはずしてくれて助かりました。
後半の鹿島は66分の遠藤のミドルまでシュートすら打てずにこの流れは逆転されてもおかしくなかったですが、セレーゾ監督は動けず。
試合の潮目を変えたのはやはり疲労でした。
柏の選手の脚が先に止まったんですよね。
それもそのはず広州恒大、新潟とホームで戦って日立台に乗り込んで来た鹿島に対して、柏は山東魯能とのアウェイでの戦いからホームに戻らずそのまま松本入り。
同じ連戦でも負担は柏の方が大きかったです。
それが65分頃からモロに出ましたね。
遠藤の後半最初のシュートを皮切りに青木のミドル、さらに69分にはカウンターから金崎のシュートとチャンスを作ります。
特に柏は得点を取りに行くため攻撃に人数をかけているにも関わらず、攻から守への切り替えが遅いのでカウンターが有効でした。
70分には青木がクリアしたボールを土居が拾ってパス、これがレフェリーに当たって絶妙なところに落ちると柴崎がドリブルで運んで左のカイオへ。
カイオの逆サイドへのグラウンダーのパスを金崎がスルーして、オーバーラップして来た西がニアを思い切り狙います。
菅野の正面ではじかれてしまうものの、完全に攻守の切り替えで鹿島が上回って来ていました。
続くスローインから青木が左サイドに展開すると、こちらは山本が上がって来ており右のアウトサイドで合わせます。
これも菅野がはじくものの、カイオが詰めており逆転ゴール。
この辺りから前節休んでいたカイオの運動量が活きて来ていましたね。
ここから20分間はサイドハーフも下がって5バックのようになって耐えます。
しかし、鹿島の選手も疲れて来ており守った後のボールが前線に収まらないので攻撃されっぱなしになってしまうんですよね。
こうなるといつ失点してもおかしくなく、75分には左サイドの工藤のクロスに中央でフリーになっていたレアンドロが決定機を迎えます。
昌子がブロックに入ったことでレアンドロのシュートが弱く、曽ケ端の正面に行って助かりますが、失点していたら工藤への青木の寄せが甘いって言われてしまうところですけどね。
鹿島は元気なカイオに預けて何とか時間を使おうというところですが、守備では頑張っていたもののやはり金崎、遠藤、土居の3人が動けなくなっていたのはきつかったです。
次第に守る時間ばかりになると、83分にはロングボールから裏に抜けた武富。
ここも角度のないところからのニアへのシュートだったので、曽ケ端がしっかり守ります。
続くCKをニアで合わせられてついにゴールを破られたかと思いましたが、曽ケ端が脅威の反応でここも掻き出します。
はっきり言って曽ケ端のファインセーブで助かっていただけで、この試合の流れでここまで2人目の交代のカードを切って来ないセレーゾ監督はヤバイです。
87分にようやく土居に代えて中村を投入。
ただ、金崎もよくファイトしていましたが、どうしても疲労で踏ん張りが利かずにボールを奪われる場面も増えていたので、交代1枚では足りなかったですね。
ロスタイムに金崎に代えて高崎を入れます。
セレーゾ監督は攻守の負担が大きいということでサイドハーフから先に代えたがる傾向がありますが、この試合は真ん中2枚を代えたのがよかったですね。
もっと早くこの采配をしたら良かったですが、中央の前線にフレッシュな選手が2人入ることで守って跳ね返したボールをキープできます。
そうするとファウルをもらえますし、少ない人数で攻撃してシュート、あわよくば得点をという狙いが出て来ますから。
実際に終了間際に遠藤のクリアを高崎が収めて右サイドに上がっていた西に展開。
縦へのロングボールを高崎とエドゥアルドが競ります。
DFの裏に元気な選手が走って、そこに出しておけば通ればチャンス、パスが通らなくて柏ボール、またはオフサイドになっても鹿島としてはノーリスクですからね。
ここはエドゥアルドに奪われてしまいますが、GKへのバックパスを中村がカット。
落ち着いて菅野をかわしてフェイントを入れてDFの脚を止めて、左足でニアに決めました。
これで試合は決まり、鹿島がACL組同士の対戦を勝利しました。
ただ、引き続き疲労は心配です。
この試合も移動で不利だった柏の選手の脚が先に止まったので、後半まったくシュートを打てていなかった鹿島に流れが来ましたけど、ACLに出場していないクラブとの対戦だったら前節の新潟戦のように先に動けなくなっていたのは鹿島でしょうね。
采配も最終的に当たった形にはなりましたが、流れが悪かったにも関わらず動けず遅かったですし、曽ケ端のセーブがなかったらその前に逆転されていてもおかしくなかったです。
相変わらず失点は続いていますが、1失点に抑えられるようになったのはポジティブに考えたいですね。
これもファーストボランチを置いている効果だと思います。
鹿島は今季FCソウル戦以外は得点出来ていますから、1失点に抑える事ができれば高確率で勝ち点を取れる計算になりますからね。
疲労の中、セットプレイとカウンターで得点して勝ったのは言うことなしですが、連戦ではトータルのマネージメントが必要になって来ます。
この試合をベストメンバーで戦って次の試合のマネージメントがどうなるのかってところが重要ですね。

正念場のACL
3連敗でスタートしてここに来て正念場を迎えられるのは実にラッキーですし、不思議な感覚もしますが、ウェスタン・シドニーに勝てば順位も入れ代わります。
さらにまだグループリーグの突破の決まっていない広州恒大がFCソウルに勝てば、一気に2位になりますからね。
これはもう何が何でも勝たなくてはいけません。
ホームでの戦いも内容は悪くなかったですし、今の鹿島なら十分勝てると思います。
ただ、アウェイの戦いだとどうなるか分からないですし、何と言ってもコンディションですよね。
新潟戦の後半に脚が止まって走り負けるも運良くドロー、この試合は動きは鈍かったものの勝つ事ができましたが柏の選手の脚が先に止まってくれたからでした。
柏戦の翌日に移動して現地で調整していますが、コンディションが上がってくれればいいですね。
ただ、連戦の上に長距離移動も加わっては上がる要素が見つからないですが……。
恐らく先発メンバーは梅鉢に代わって青木が入る以外は変わらないでしょう。
もう何とか精神力で頑張ってというしかないです。
ただ、疲れている時はこの試合のようにセットプレイとカウンターが重要になって来ますよね。
負けたらグループリーグ敗退なので出し切ってほしいです。

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【J1第5節】連戦をローテーションできずに早くもお疲れモード…の新潟戦
結果
2015年04月12日(日)
鹿島1-1新潟(19:04/カシマサッカースタジアム/10,261人)
[得点者]
41分:ラファエル シルバ
46分:土居聖真①←高崎寛之②
[フォーメーション]
FW:高崎
MF:金崎、土居、遠藤
MF:梅鉢、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:ソッコ→植田
68分:高崎→中村
77分:遠藤→青木


試合の感想
中央で収まらず攻撃が作れず
新潟は4-4-2、中3日のナビスコ杯鳥栖戦から4人先発を入れ替えて来ましたね。
FW、OH、ボランチ、DFラインに1人ずつとバランス良くローテーションしています。
しかも、指宿と前野はリーグ戦初先発、連戦と言ってもフレッシュな選手になります。
対する鹿島は4-2-3-1の布陣ですが、メンバーは入れ替えられず。
出場停止のカイオに替わって高崎が入っただけですね。
セレーゾ監督はやはりそっちを選択してしまったか…という感じです。
こうなって来ると鹿島のやることは前節の鳥栖戦と同じ。
前半は我慢して無失点に抑えて後半に選手交代で0トップにして仕掛けて勝負をかけるというプランだったのですが、3つのミスによって台無しになってしまいましたね。
立ち上がりは悪くなかったです。
2分に右サイドで遠藤、柴崎、土居で三角形を作っていい距離感で繋ぎ、土居が前を向いて仕掛けてアーリークロスを入れます。
4分にもやはり右サイドで遠藤が起点を作ると西がオーバーラップ。
グラウンダーのクロスはDFにひっかけられますが、ニアに入っていた土居が上手く切り返してDFをはずしてシュート。
何気に前半唯一の決定機だったのですが、ゴール左にはずしてしまいます。
7分には新潟のチャンス。
バイタルエリアでラファエル・シルバにキープされると右の指宿にスルーパス。
シュートまで行かれてしまいますが、角度もあまりなく昌子がブロックに滑っていたこともあって枠を大きくはずしてくれます。
11分には鹿島が遠藤のFKから金崎がボレー、13分には左サイドで金崎が起点になると山本が中に折り返して遠藤がシュート。
前半の鹿島のシュートはこれで打ち止め。
サイドを起点にいい形になりかける場面はあるのですが、やはり中央の高崎と土居のところで収まらないので攻撃が作れないんですよね。
しかも新潟には強力なボールハンターのレオ・シルバがいて、そこの勝負で勝てる選手が誰もいなかったです。
サイドで起点は作れていたのでクロスからシュートまで行けたらよかったのですが、パスで崩す練習ばかりでクロスに合わせる形はろくに練習していないのでしょうね。
右サイドからクロスを上げるシーンはありましたが、中の高崎と土居の動きがまったく合っておらずチャンスになりそうな場面は皆無。
遠藤が左足で巻くボールを上げて逆サイドの金崎がトラップ、折り返したところに誰もいないというのが一番の見どころでした。
ここからは鹿島がポゼッションして何とか縦パスを繋ぐかサイドからのクロスで得点を狙い、新潟はしっかり守ってボールを奪うと素早く縦に出してカウンターという展開になります。
鹿島としては前半は無失点ならOKですし、縦パスを奪われてカウンターを受ける事はあっても梅鉢が残っていたので数的不利にはならずに守れていたんですよね。
しかし、ここで1つ目と2つ目のミスが出てしまいます。
スカパーで観た人、観直した人ならピッチレポートが入ったので分かりやすかったのですが、30分過ぎにセレーゾ監督から梅鉢にボールを運んで前に出るように指示がでます。
遠藤が試合前に「新潟はハードワークをして来るので焦れずに戦うことが大事」とコメントしていたのですが、セレーゾ監督が焦れてしまいましたね。
ここからカウンターで危ない場面を作られて行きます。
38分には高崎がレオ・シルバにボールを奪われて縦に速く入れられると、最後はラファエル・シルバのミドルシュート。
これは曽ケ端が防ぎますが、カウンターからいい形を作られてしまいましたね。
そして、41分に先制点を奪われてしまいます。
マイボールからのスローインだったのですが、梅鉢からの遠藤へのくさびのパスをやはりレオ・シルバに奪われると縦に入れられます。
ラファエル・シルバとファン・ソッコが競り合いながら追いかけ、さらには曽ケ端も飛び出します。
しかし、先に触ったのはラファエル・シルバ。
そのシュートが詰めていた曽ケ端に当たって、何とファン・ソッコにレフクレクション。
ボールはゴール方向の絶妙なところに跳ね返ってラファエル・シルバに拾われると、DFも何とか戻りはしたのですが、ドリブルでかわされて無人のゴールに決められてしまいます。
まず曽ケ端は飛び出す必要はなかったですね。
ファン・ソッコは曽ケ端が来ていたのでスピードを落としたのであって付いて行っていましたから。
何よりポジションがサイド寄りだったですし、中央では昌子や柴崎も戻って来ていたのでGKと1対1の状況になる前にDFがゴールとの間に入れましたよね。
ディレイできていれば新潟の他の選手は上がっていなかったので鹿島有利に守れていました。
さすがにそこまであの瞬間に判断するのは難しかったとしても、とりあえず飛び出したなら相手より先に触れないといけないですね。
それが出来なかった時点で目測を見謝ったということですから。
そして、もう1つ大きなミスはやはりセレーゾ監督の指示です。
試合後にセレーゾ監督は、「前半の内容は悪く、鹿島らしいパスワークが出来なかった」と言っていましたが、こーめいの評価はまったくの逆。
確かに攻撃を作れてなかったですが、このメンバーで新潟相手なら前半は焦れずに戦って後半の早めに選手交代で仕掛ければ勝機は出て来ます。
無理に梅鉢に縦パスを入れさせる必要はなかったですね。
前半からパスワークで崩して行きたかったら、先発を金崎の1トップにして左サイドには中村を入れるべきでした。
キープできない、繋げないと分かっている2人を中央に並べてパスワークで崩すという発想自体が間違っています。
攻撃の組み立てに1トップとトップ下を使わずに、ダブルボランチを参加させるっていう考え方ですから。
攻撃の組み立てにボランチを2人とも参加させないといけないのは、1トップとトップ下が機能していないからと考えるのが普通だと思いますけどね。
鳥栖戦のように安易なミスから失点して、1点ビハインドで折り返します。

脚が止まって攻撃が作れず
鹿島は思いがけない形で1枚目のカードを切ることになります。
ファン・ソッコが負傷で植田に交代。
その植田のロングボールからの同点弾で後半は幕を開けます。
高崎が胸で落としたボールを土居が走り込んでシュート。
鳥栖戦はセットプレイからの同点弾でしたが、この試合もパスでの崩しからではなく放り込みから。
同点に追いついた鹿島は勢いが出て、51分に柴崎のFKから山本がバックヘッド。
GKがはじいたボールを植田が押し込みますが、ファウルの判定でノーゴールに。
これは昌子が大井を手で抑えたという判定です。
この試合を裁いていたのは家本主審、セットプレイでのゴール前の競り合いは神経質に取るタイプですからこれはファウルを取られても仕方ないですね。
何しろかつて名古屋戦でゴール前での競り合いでファウルを取ってやろうとそこしか見ておらず、FKが壁の選手の頭に当たって明らかに軌道が変わってゴールラインを割ったのにゴールキック判定をしたレフェリーですから。
得点を取りに行くために鹿島は60分には選手交代で0トップにして同点に追いついた勢いを持続したいところ。
しかし、ハーフタイムですでに交代カードを使ったせいかセレーゾ監督は動きません。
すると62分の梅鉢のミドルシュートを最後に前半同様にぱったりとシュートを打てなくなります。
鹿島はこの時点ですでに足が止まって来ていましたね。
遠藤を先に交代するかとも思ったのですが、68分に高崎に代えて中村を投入。
金崎の1トップに土居、中村、遠藤と理想の並びになりますが、選手交代をして仕掛けるのが遅すぎました。
この時間帯からは完全に出足で新潟に負けてボールを持つ時間帯が減っていきます。
77分には遠藤に代えて青木を投入、柴崎をトップ下に上げますが、やはり疲労の色がありあり。
これまでは試合終盤でもトップ下に入ったら躍動していましたが非常にきつそう、それは金崎、土居も同じでした。
鹿島はすでにパスを繋いで3,4人が絡んで攻撃を作ることが不可能になっており、途中出場で元気な中村が組織ではなく個で仕掛けて強引にでも突破して行く戦い方にしないといけなかったですね。
この後半に走れなくなってしまったコンディション調整が3つ目のミスです。
また、ダブルボランチを青木、梅鉢にしてしまったため、そこからのパス、アイデアがなくますますパスワークで崩して行く攻撃は困難に。
83分に柴崎のFKに金崎が頭で合わせた以外はチャンスらしいチャンスもありませんでした。
鳥栖戦のようにリードしている状態で青木と梅鉢のダブルボランチにして柴崎を上げる策は、守備強化とともにカウンターを狙いやすくなるのでいいのですが、得点を奪いに行く状況だと厳しいです。
昨年のように攻撃センスも高かったルイス・アルベルトだったら問題なかったんですけどね。
ただ、勝点1を確実に取るために失点のリスクを減らしたかったという判断なら、悪くはない采配でした。
試合はこのまま終了かと思いきや、ロスタイムに見せ場が待っています。
何でもない右からのクロスを曽ケ端がキャッチしきれず後逸。
こぼれ球を拾った山崎を曽ケ端と山本で挟むようにして倒してボールを奪いますが、ノーホイッスル。
明らかに山崎の方が先にボールに触って浮かせてかわしていますし、その後に山本の脚が入ったように見え、さらに後ろからは曽ケ端が押しつぶす形で接触。
PKを取られても全然おかしくないところでしたね。
普通ああいったミスから危ない場面になってしまうとファウルを取りやすくなるのですが、鹿島としては本当に助かった形となりました。
前半の30分、川口への金崎のスライディングで倒したシーンも、後ろからでしたしボールには全然行ってなかったですからね。
PKを取られなかったのが不思議なくらい、新潟は意見書を出した方がいいと思います。
脚が止まった鹿島が何とか失点せずに済んで、誤審のおかげで勝ち点1と拾ったという試合でした。
レオ・シルバに全員完敗、後半は脚が止まって息切れ状態、採点を付けるなら監督を含めて及第点の6点に達した選手は誰1人いなかったです。
後半から入って無失点、得点の起点になった植田くらいです。
これだけ走れないとこの先の連戦はどうなるかと心配になる内容でしたね。

シュートがたったの7本だった理由
前半は12分の遠藤のシュート以降30分以上シュートがなく、後半は62分の梅鉢のシュート以降これまたロスタイム含めてシュートが1本しかありませんでした。
その1本もセットプレイからの金崎のヘッドでしたからね。
ここまで鹿島のシュート本数はリーグトップ。
この試合でこれだけ打てなかったのは新潟の運動量とインテンシティーというハードワークを元にしたしっかりした守備、レオ・シルバ無双の前に完敗して中央でボールが収まらなかったからです。
後半はメンバーを入れ替えたものの手を打つのが遅く完全にバテていました。
球際以前に出足で完全に負けていて、鹿島がボールを持てなくなっていましたからね。
鳥栖戦同様に失点したものの追いついて、選手交代で逆転という流れだったのですがその脚が残っていませんでした。
前半のメンバーで戦うならパスワークで得点することはある程度捨てて、サイドからシンプルにクロスを入れて高崎に合わせたり、土居や金崎が飛び込んで行くという形からチャンスを作れないときついですね。
要するに手数をかけない攻撃です。
キャンプからもうけっこうやっているのですが、そこの出し手と受け手の意思疎通が未だに全然出来て無さ過ぎるのは問題です。
もう1つは高崎の活かし方ですよね。
裏を狙う動きが少なすぎます。
サイドのスペースに流れたり、スルーパスを受ける時は裏に走るのですが、この試合の得点シーンのように裏を狙って走って空中戦という戦い方をもっとした方がいいですね。
高崎が意外と競り勝てていないのはそういう動きがないからでしょう。
赤﨑のゴールを奪うためのギリギリの裏抜けと違って、高崎の場合は競り合うことが目的ですからオフサイドぎりぎりの駆け引きする必要はありません。
その場合ラインの裏に飛び出せばDFは付いて来ますから、相手のラインを下げることができます。
そうするとバイタルエリアが空いてこぼれ球も拾いやすくなりますからね。
しかもDFは下がりながら空中戦をしないと行けないので、非常に競り合いづらくなります。
今の高崎の空中戦は自分が自陣方向へ下がりながら、もしくは止まっている状態で競り合っていますからDFは前に走りながらそのまま飛べるので非常にイージーに競り合えるんですよね。
また、CBに競り勝てない場合は身長の低い方のサイドに流れてサイドバックと競りあって、サイドハーフにこぼれ球を拾わせるというのも考えないといけないです。
高崎を1トップにする時はパスを繋ぐより、こういう戦い方に切り替えた方がいいでしょうね。
そっちを警戒させれば逆にくさびのパスなども受けやすくなりますから。
後半にシュートが打てなかったのは完全にコンディションの問題。
これだけぱったり脚が止まるなら、采配が間違ってなくても選手交代で前線を活性化して得点を奪うことは困難になります。
元気な前半は金崎の1トップで前線を流動的に戦って得点を奪い、後半は青木、梅鉢のダブルボランチ、柴崎を1つ上げてカウンターを狙うプランを考えた方がいいですね。
前回の記事で書いたようにこの試合も最初から金崎をトップに入れて0トップで戦ってほしかったです。

次はアウェイ柏戦
木曜日はACLを戦っているクラブ同士の対決となります。
鹿島はアウェイで柏と対戦することになるのですが、この試合を観て明らかのようにまずは中3日でいかに回復するか。
そして、まだ連戦は続くので選手を入れ替えて戦えるかがポイントになって来ますね。
特にその後は中4日でアウェイのウェスタン・シドニー戦があるので、柏戦の先発メンバーをどうするかは重要です。
極端な話、スタートダッシュに失敗したファーストステージは捨てて、グループリーグ自力突破の可能性が出たACLのためにメンバーを大きく入れ替えて主力を休ませる選択肢もありますね。
[柏戦フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:カイオ、中村、豊川
MF:梅鉢、久保田
DF:鈴木隆、青木、植田、伊東
GK:小泉

例えばこんな感じですね。
GKは曽ケ端にミスが多く失点の原因になっているので思い切って小泉を使います。
CBはファン・ソッコのケガによってはウェスタン・シドニー戦に出場停止の昌子とともに2枚入れ代わる可能性がありますから、もうそっくり入れ替えます。
本当はサイドバックは代えずにやりたいところですが、山本と西も疲労が溜まっているので休息。
ボランチには柴崎の後継者として期待の高い久保田を起用、2列目にはカイオが復帰してこの試合動けなかった遠藤は休ませます。
1トップはケガ明けですが赤﨑を推したいですね。
なぜなら、柏戦ではDFの裏を狙う動きがキーポイントになるからです。
柏のフォーメーションは4-1-4-1で表記されることもありますが、両サイドはクリスティアーノと工藤になることが多いので実質は4-1-2-3になります。
DFラインを高くする割に前線、特にクリスティアーノのプレスが甘い時が多々あるので簡単に裏を狙えます。
また、攻め込まれた時にWGが守備に参加しない、これまた特にクリスティアーノに多いですが、サイドバックがフリーで上がれるのでそこで数的優位を作れます。
クリスティアーノは守備に下がっていてもいるだけでマークについてないこともありますし、ワンツーなどしたらもう付いて来なくなりますからね。
簡単にはずせると思いますよ。
恐らくまたメンバーはあまりいじって来ないと思いますが、カイオが復帰するので金崎の1トップになりますかね。
高崎より金崎の方が裏を狙ってくれるのでいいと思います。
これまでろくに起用していない中村、豊川あたりを上手く先発で使えれば戦術にも幅が出るのでしょうが、セレーゾ監督では難しいかもしれませんね。
新潟戦前には両クラブの監督からこの試合にしっかり照準を合わせてコンディションを整えたというコメントも出ていたみたいですが、鹿島は全然照準が合ってなかったみたいです。
結局、走れなければどんな戦術、選手起用をしても意味ないですからね。
連戦と言えど、早くもチーム全体があんなに走れなくなってしまうのは気になります。
08シーズンからの柏との対戦成績は3勝4分5敗、アウェイは1勝2分3敗です。
なんとアウェイで勝てたのは09シーズンまでさかのぼることになるんですね。
新潟戦同様に何だか苦手な印象がありますが、昨年ホームで圧倒的な強さを見せていた柏も今季はまだ勝てていません。
ホームでは攻撃的に来ると思うので前述した守備の穴をついていければと思います。
柏は09年の夏にネルシーニョ監督が就任、11シーズンにJ1に戻って来てからの対戦は2勝1分5敗(アウェイは1分3敗)と基本的に監督の戦術力で負けていた試合が多かったです。
監督が替わったことで潮目も変わればいいですね。

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【ACL第4節】気合いと内容と結果が伴ったACL初勝利…の広州恒大戦
結果
2015年04月07日(火)
鹿島2-1広州恒大(19:00/カシマサッカースタジアム/7,033人)
[得点者]
19分:遠藤康①[PK]
75分:エウケソン
93分:高崎寛之②←柴崎岳①
[フォーメーション]
FW:金崎
MF:カイオ、土居、遠藤
MF:梅鉢、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
77分:土居→高崎
82分:遠藤、梅鉢→中村、青木


試合の感想
相手の変化に対応してリードを奪う
広州恒大はカンナバーロ監督がフォーメーションを変えて来ましたね。
中盤ダイヤモンド型の4-4-2、前線はエウケソンとガオ・リンを2トップにしてトップ下にグラルを置く布陣でした。
前回の対戦で鹿島にサイドをかなりやられていたので、端から守備を期待していないエウケソンはサイドではなく真ん中に置いて、鹿島のサイドハーフには3ボランチにすることで対応しようという戦術ですね。
遠藤、カイオがボールを持った時にはそれぞれ16番のフアン、21番のジャオ・シュリーを当ててサイドで自由を与えないようにしていました。
この辺りはさすがカンナバーロ監督というところです。
相手のやり方が違ったことで少し思惑をはずされた鹿島ですが、序盤から広州恒大に押し込まれるものの集中力と守備意識を高く持って持ちこたえます。
そして、15分頃から鹿島も守備のやり方を修正、あまり前からは追わずにある程度リトリートして相手のアンカーからプレッシャーをかけて行くようにします。
するといきなり鹿島に先制点が生まれます。
18分にセンターサークルで梅鉢がインターセプト、こぼれたボールを拾った金崎が右サイドの遠藤に。
左のアウトサイドで上げたセンタリングはキム・ヨングォンの左手に当たってハンド判定、PKとなります。
露骨なハンドではなかったですが、手は体から離れていたので取るレフェリーは取りますよね。
これを遠藤がきっちり左隅に決めて、バースデイゴールで先制します。
アウェイでは撃ち合いになりましたが、この試合はカンナバーロ監督が鹿島の強みであるサイドに対応策を打って来ており、鹿島も前回の失点の多さを反省して守備意識を高く臨んでいました。
そのため、いかに点をとるかよりいかに守るかという展開になっていたので、早めに先制できたのは大きかったですね。
守備ではダブルボランチに梅鉢を入れた効果が出て来ています。
鳥栖戦でもそうでしたが、必ずゴール前で数的不利にならないようにフォローに入っていますし、CBが跳ね返したボールを拾える位置に戻って来ています。
また、DFはそうそう1対1では綺麗にボールを取りきれるわけではないですから、そういう時の抜かれた所でのカバーリング、こぼれ球への反応というのは小笠原にはないいい所です。
パス回しの所でのミスやファウルがまだ多いのが気になりますが、この試合のイエローカードは抜かれたら危ない場面でしたし、きちんとボールにも行っていたんですけどね。
それでも広州恒大の攻撃力はやはり絶大で28分にはグラル、ガオ・リンと繋いでエウケソンが飛び出しますが、スルーパスがやや大きくなったところを曽ケ端が体を張って防ぎます。
34分にもエウケソンのFKをスーパーセーブ、体を伸ばして何とか触ったボールはポストに当たって失点を免れます。
流れの中からはそれ程チャンスを作れていなかった鹿島ですが、終了間際にいい形を作ります。
遠藤がドリブルで相手をかわすと土居へくさびのボール。
土居はワンタッチで右サイドの金崎にはたいてゴール前でリターンを受けます。
センタリングをトラップしたところでハンドになってしまいますが、やはりチャンスを作るにはドリブルでの仕掛けは大事ですし、0トップシステムで前線の流動性が活かされた攻撃でした。
前半は1点リードのまま折り返します。

仕掛け続けた成果がロスタイムに
後半は広州恒大がより攻撃的になり、そんな中鹿島のチャンスも増えて行きます。
立ち上がりに梅鉢の頭でのパスを金崎がDFを背負いながら上手く遠藤に繋ぐと、中央の土居に落とします。
土居はフリーだったもののシュートまで行けず。
しかし、やはり遠藤以外にトップかトップ下でボールが収まると攻撃の作りやすさも全然違いますよね。
48分にもスローインを金崎がポスト役になって起点になると、パスを受けたカイオが股抜きで左サイドを切り込みます。
切り返して右足で出したマイナスのパスに走り込んだ柴崎。
トラップは少し大きくなったのですが、DFに突っ込まれながら右サイドのいいコースを狙ったんですけどね。
GKの好セーブに防がれてしまいました。
続く51分には遠藤が左サイドをドリブルでかき乱すと、カイオが落としたところを梅鉢が左足でミドルシュート。
ファーサイドに鋭い弾道で飛んで行きますが、ここもGKがファインセーブ。
しかし、こぼれ球を土居が押し込んで追加点と思いきやオフサイド判定でノーゴール。
確かに右足1本分くらい出ておりオフサイドですね。
土居が後ろから飛び出している状態だったら副審も迷ったかもしれませんが、もともとオフサイドポジションにいてポジションを取り直してなかったので確信を持って旗を上げたと思います。
際どい判定になったのはDFが土居のマークのために少しラインを下げたからでしたからね。
ここからは広州恒大が鹿島の左サイドから攻勢を仕掛けて来ます。
何とか守備で踏ん張ってカウンターを狙う鹿島でしが、広州恒大の攻撃の圧力を考えると2点目が必要な事は明らか。
それをどのように取りに行くかが重要になって来ます。
もちろん先に動くのはカンナバーロ監督、65分にメンバーを2人入れ替えて来ました。
鹿島はしっかり守ってカウンター、さらにサイドの遠藤とカイオが積極的に仕掛けて行きます。
広州恒大は3ボランチで守っていますから、後半になって疲労も出て来て横幅をカバーしきれなくなって来ましたね。
鹿島もサイドチェンジを意識してそこを狙って行っていました。
1点差で守備も悪いわけではないとなると動きづらい状況ですが、セレーゾ監督が動けないでいると同点に追いつかれてしまいます。
リードしている時点で交代するならイエローカードをもらっている梅鉢か、体を張って仕掛けることがまったくできていない土居になります。
ただ、梅鉢は守備で効いていたので交代しづらいというのは分かるのですが、2点目を取るために土居はもっと早く代えてよかったです。
セレーゾ監督が迷っていると29分にFKのリスタートから、前線に一気に放り込まれます。
左サイドでガオ・リンがキープするとセンタリング、エウケソンには昌子が付いていたのですが上手く合わせられて決められてしまいます。
ここはこれまでの失点と違って単純に人数が足りないとか、マークに誰も付いてないとかじゃなくて人数も揃っていましたし、ガオ・リンには西が付いて、梅鉢も戻って来ていました。
昌子もエウケソンの事は見ていたのですが、やはりエウケソンの裏の取り方や競り合いながらきっちり合わせて来る技術はすごいですね。
ただ、1つ言えばあそこは素早く簡単にリスタートをさせすぎました。
誰かが警告覚悟でもボールの前に立って遅らせて欲しかったですね。
嫌な流れになった鹿島ですが、この試合はこれまで勝てなかった試合とは別。
失点して追いつかれたものの守備はよく我慢する事が出来ていましたし、やはり2点目を取らないと勝てないっていう試合でしたよね。
そこでセレーゾ監督が打った手は土居に代えて高崎投入、金崎をトップ下に入れます。
珍しく最初の交代カードで土居を下げて来ましたね。
この交代が良かったです。
5分後には遠藤、梅鉢に代えて中村、青木を入れるのですが、高崎と土居が中央で並ぶ事がなかったので攻撃が失速することがなかったですね。
前線の選手は連携が出来ていなくて個で強引に仕掛ける場面が多くなりますが、前半から遠藤、カイオ、後半の選手交代からは1つ下がった金崎、途中から入った中村がガンガン仕掛けていたことが勝負の綾となります。
この試合はドリブルで仕掛けてチャンスも作れていましたし、ファウルも多くもらうことができていました。
カイオも引き続き仕掛け続けて、右サイドで粘ってファウルをもらいます。
ロスタイムももう終わりかというところ、柴崎がいいボールを上げて高崎が起死回生のヘッド。
DFとDFの間に入って上手くファーサイドに流し込みました。
鳥栖も同様にセットプレイをゾーンで守っていましたが、そういう相手への対処をセレーゾ監督はかなり練習していますね。
これがラストプレイとなって劇的なACL初勝利となりました。
結局、鳥栖戦もこの試合も選手交代で失速しなかったことが勝利に繋がりましたね。
Jリーグではパスを回して回して…っていうのでもある程度チャンスを作れますが、ACLではやはり個の力、強引にでも仕掛けて行くことが勝敗を分けます。
仕掛ければ相手を引きつけられますし、そうすることで守備のバランスも崩れます。
相手も仕掛けられるのは嫌ですし、突っ込まれるとなかなかボールを綺麗には取れないのでこぼれ球を拾えればチャンスに繋げられます。
当然ファウルも多くもらえますからね。
守備でもよく我慢して守れていましたし、ACL仕様の戦い方が出来たからこそ広州恒大に勝てたという試合でした。

自力突破の可能性復活
FCソウルとウェスタン・シドニーが2戦連続で引き分けるという鹿島にとってもっともラッキーな結果になったため、自力突破の可能性が復活しました。
鹿島が勝点3、FCソウルとウェスタン・シドニーが共に勝点5ですから、残り2戦の直接対決で勝利すれば上の順位に行けます。
ただ、次の試合はアウェイでウェスタン・シドニー、しかも昌子が出場停止ですからね。
ホームでの対戦を見ると失点さえ気を付ければ十分勝てる力はあると思いますが、鹿島は連戦がずっと続くのもありますし、やはりアウェイの戦いはそう簡単には行かないでしょう。
それでもグループリーグを突破してダヴィの復帰、ジネイの獲得となれば決勝トーナメントでも戦えるんじゃないかと思いますし、3連敗スタートの中かなりの幸運も手伝って自力突破の可能性が浮上したわけですからそのチャンスを活かしたいですね。
新潟、柏戦を挟んでのウェスタン・シドニー戦になるのでそこまでの持って行き方も大事になって来ます。

次もホームで苦手新潟戦
次の試合は日曜日、ホームで新潟戦となります。
鳥栖も苦手な相手でしたが、新潟も08シーズンからの対戦は4勝4分6敗と苦手なクラブの1つ。
ホームの成績に至っては1勝2分4敗という分の悪さとなっています。
そんなに圧倒される試合はないんですけど、何だか勝てないって感じですよね。
やはり鳥栖同様に運動量があって球際を激しく来てファイトするチームなので、鹿島が苦手とするタイプと言えるでしょう。
水曜日にナビスコ杯があったので日程は鹿島が1日有利ですが、新潟はメンバーを入れ替えて戦っています。
対して鹿島はほぼ同じメンバーで戦わざるを得ない状況です。
カイオが出場停止なので高崎を1トップに入れて金崎を左サイドにするか、金崎の0トップを継続して左サイドに中村、豊川を入れるかですね。
中央に高崎と土居が並ぶと攻撃で苦しくなるので、こーめいは後者を希望します。
トップ下を替えるという手もありますが、セレーゾ監督はやらないでしょうからね。
他はサイドバックに鈴木隆、伊東のどちらかを使うくらいしか動かしようがないと思います。
コンディションがどんなものかというのはありますが、0トップシステムは機能して来ているので苦手な鳥栖にも勝ちましたし、新潟もホームで撃破したいですね。

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【J1第4節】ケガの功名!!采配失敗なしの布陣で今季初勝利…の鳥栖戦
結果
2015年04月03日(金)
鹿島3-1鳥栖(19:04/カシマサッカースタジアム/8,539人)
[得点者]
07分:谷口博之
64分:金崎夢生③←柴崎岳②
76分:柴崎岳①[PK]
78分:遠藤康②←柴崎岳③

[フォーメーション]
FW:高崎
MF:金崎、土居、カイオ
MF:梅鉢、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
66分:カイオ→遠藤
73分:高崎→中村
90分:土居→青木


試合の感想
セットプレイからの失点多すぎ
鳥栖は4-2-3-1といつものフォーメーションです。
左サイドバックのチェ・ソングンが出場停止で清水から移籍して来た吉田がそのポジションに入っていました。
鹿島もいつも通り4-2-3-1ですが、ケガ人続出で先発とベンチメンバーが変わっています。
ダヴィと小笠原はもちろん、別メニューだった山村、赤﨑がベンチ外、名古屋戦で負傷交代した遠藤もベンチスタートになりました。
U-22代表に参加していた豊川、植田もベンチに入っていませんでした。
鹿島は特に中断中に変わったところはありませんでしたね。
高崎もまだフィットしておらず、遠藤がいないと前線に起点ができないですし、両サイドバックも西はプレイが雑、山本もどこか調子が良くなさそうです。
いきなり昌子が遠目から狙って林がはじいてバーを叩く惜しいシーンはあったものの、鳥栖持ち前の運動量とインテンシティーの前に苦戦します。
しかも心配されていた守備でも早々にやらかしてしまいます。
6分右からのFKをファーサイドで谷口に合わせられてあっさり失点。
鹿島は壁に4枚、ペナルティエリア内には鳥栖の選手5人に対して6人で守っていました。
高崎は人に付かずゾーンで守っていたので5対5の状況だったんですよね、最初は…。
しかし、中の競り合いでレフェリーが一度注意をしたのですが、その間に鳥栖が1人ペナルティエリア内に人数を増やしていました。
曽ケ端と昌子が必死にマークに付くように言っていたのですが、そのままファーサイドが3対4の数的不利の状態でリスタート。
それは誰だってあそこを狙って放り込みますし、数的不利なんだから当然ドフリーでシュートされてしまいますね。
ただ、曽ケ端のプレイも酷いです。
ポジショニングが悪過ぎですね。
あそこでGKがまず考えないといけないことは、ニアを抜かれないことです。
これはGKの守備の基本ですからね。
ファーサイドで合わせられる事は分かっていたわけですし、もっとニア寄りにポジションを取れる余裕はあったので、まずもっとも危険な選択肢、そして谷口にとってはもっともイージーな選択肢を潰さないといけなかったです。
谷口がドフリーだったので、ファーサイドに決められたり、中に折り返されて決められたのなら仕方ないと言えますが、あのプレイは有り得ません。
マークミスがあったのでもう最初から決められても仕方がないというような中途半端な気持ちでやっている感じでしたね。
守備の不安定さも相変わらずで苦手の鳥栖に苦しい展開が予想されますが、この試合でいつもと決定的に違うのは後半のセレーゾ監督の采配です。
この試合はメンバーが発表された時点ですでにそれは確定していました。
なぜなら別メニューでベンチスタートになった遠藤が交代のファーストチョイスになるのは確実でしたし、退く選手の順序もこれまでのセレーゾ監督の采配を観ていたら高崎、カイオ辺りになります。
そして、FWの控えが入っていないということは高確率で中村が投入され、名古屋戦で機能していた金崎の0トップになるわけですね。
さらに山村不在なので4-1-4-1にして攻守のバランスを欠いて混乱する可能性も低いと予想されます。
要するに采配に失敗のしようがない布陣になっていたわけですよ。
そのため、この試合は後半に選手交代のカードを切る前に同点であれば十分勝てる可能性のある試合だったのです。
早々に失点してしまったものの、1点差のまま持ちこたえればまだ後半に同点にすることは難しくないという状況でした。
幸いなことに鳥栖はハードに守ってはいましたが、1点を取って安心したのか攻撃にあまり圧力をかけて来ませんでした。
危ない場面は右サイドでカイオがボールを取られてからのカウンターくらいでしたね。
最後は豊田との1対1の所で昌子が勝ってボールを奪い、追加点を阻止しました。
とは言っても押し込まれていたのは鹿島ですし、攻撃に関してはやはり上手くいっていません。
立ち上がりの昌子に加えて、カイオ、梅鉢と遠目からシュートを打ったのですが、GKやDFに阻まれました。
どれもいいシュートだったので決まってゴラッソが生まれてくれれば楽になるんですけど、鳥栖のようにゴール前を固める相手にはなかなか遠目からだと決まらないです。
それでも打っていくしかないんですけどね。
前線で起点を作って攻められたのは、ペナルティエリア内でカイオが起点になって柴崎がシュートした場面くらい。
前半終盤にはCKから昌子のヘッドで決定機を作りますが、叩きつけ過ぎてゴールの枠の上に飛んでしまいます。
ただ、ゾーンで守る鳥栖のセットプレイの守備はDFの間に入ってそこにボールが来ればフリーで合わせられるのでチャンスになりますよね。
前半は1点ビハインドのまま折り返します。

前線のタメ、0トップ、柴崎トップ下
ハーフタイムで選手交代はなかったので基本的に前半と試合の流れは変わりません。
立ち上がりに柴崎がロングシュートを放ちますが、前線で起点が作れないのでどうしても遠目から狙うことが多くなります。
攻撃もチグハグ感が漂いますが、62分にようやくチャンスを作ります。
西のボールに前線に飛び出した土居がトラップから切り返し、DFを1人かわしてファーサイドの金崎にクロスを送りますが少し精度を欠いて、金崎のヘッドは枠に持っていけませんでしたね。
この時間辺りから徐々に鳥栖の選手の運動量も落ちて守備の対応が遅れて来ます。
金崎が左サイドでファウルをもらうと、柴崎のFKを自身が頭で合わせて同点とします。
ゾーンで守る鳥栖の選手の間に上手く入りましたし、その前で昌子が競っていて見えづらかったと思いますが、抜けて来たボールをしっかりとらえましたね。
この1点は大きかったです。
同点としたところでカイオに交代して遠藤投入。
ちなみにカイオはこの時、ペットボトルを蹴ってしまい警告、次節出場停止となってしまいました。
ここからの鹿島は今季初めて選手交代でチームが良くなって行きます。
さらに73分には高崎に代えて中村を投入、金崎を上げて0トップにします。
前線も流動的になりますし、今の鹿島ではこのシステムがもっとも機能していると言えるでしょうね。
その交代直後、昌子のフィードから土居が左サイドに走って切り返しで丹羽をかわすと中に切り込みます。
ペナルティエリア内で菊地のファウルを誘ってPK獲得。
これまで何度も言っているように土居はサイド向き。
前節の金崎のゴールの起点、この試合後半の右からの金崎へのセンタリングなどサイドで仕掛けて中に切り込む、もしくは切り返しというのは相当精度高いので真ん中で使っているのは宝の持ち腐れですよ。
もちろんトップ下でも体を張ってキープして前を向いて自分でドリブルで切り込めれば一番なんですけどね。
このPKを柴崎が落ち着いて決めて逆転。
さらに鹿島の攻勢は続きます。
鳥栖のスローインを中村がカット、頭で土居に落とすと、ボールをもらった柴崎がそのままドリブルで中に切り込んで右サイドへ。
逆サイドでパスを受けた遠藤が1対1を仕掛けて、得意の角度から左足のシュートでファーサイドのゴールネットに。
このゴールで鹿島としては楽になりましたね。
この後、キム・ミンヒョクに金崎が顔面を踏まれてイエローカードで済ませるという誤審がありましたが、鹿島は今季初勝利を目指して追加点を狙うよりセイフティにボールを回していく感じでした。
最後は土居に代えて青木を投入、柴崎をトップ下に上げます。
問題ない采配で攻守のバランスも崩れることなく、試合をクローズできましたね。
鳥栖はこれまで前半から運動量とインテンシティーが高くても、何だかんだでバテずに試合終了まで行くイメージがあったと思います。
実際にそんな鳥栖を鹿島は苦手にしており、ホームで今まで勝ててなかったわけですからね。
そんな鳥栖の変わったところと言えば、監督です。
今季から就任した森下監督はセレーゾ監督以上に練習が長くハードです。
紅白戦でもゴールが決まるまで延々とやらせて、3時間以上になるそうで磐田時代は選手が練習より試合の方が楽と口を揃えて言っていたものです。
その結果何が起こったかと言うと13シーズンはアウェイの戦績が5勝2分10敗、14シーズンも解任されるまでのアウェイ戦は0勝1分4敗とアウェイで非常に弱かったんですね。
その上、ハードすぎる練習が祟ってシーズン中盤以降にケガ人が続出してしまって降格の原因となってしまいました。
後半に失速した鳥栖と選手交代で活性化した鹿島、これまでの試合展開と逆になったことでようやく初勝利を手にする事が出来ました。

これまでのセレーゾ監督の采配ミスが浮き彫りに
ようやく今季公式戦初勝利となりましたね。
今季はここまでACLを含めて1分5敗、すべての試合で後半にセレーゾ監督が采配を振るって失速。
遠藤の交代、4-1-4-1への布陣変更、名古屋戦では前半機能していた0トップを放棄などこれまでは学習能力なく…、いやブレずに同じことを繰り返してすべて失敗していましたからね。
ようやくこの試合では後半の選手交代でチームが良くなるという采配を揮うことができました。
ただ、それは完全にケガの功名、セレーゾ監督お得意の『出場停止やケガ人で今までと違うことをせざるを得なくなったらそれがたまたま上手く行った』という戦術です。
ダヴィ、小笠原、赤﨑、山村のケガ人に加えて、U-22の豊川と植田という選択肢がなくなって、本山もベンチに入ってなかったのでもう攻撃では遠藤、中村を入れていくしかなかったですからね。
さすがに采配の失敗しようがないという状況でした。
逆に言えば、これまでの試合もセレーゾ監督の采配が失敗し続けていなければ勝てていたんですけどね。
ただ、この試合で上手く行ったからといって同じことを今後続けていけばいいというわけではありません。
まず、遠藤がいない時間帯の攻撃をどうするのかという問題があります。
この試合ではセットプレイから同点に追いつけたので良かったですが、遠目からのいいシュートは何本もあったものの攻撃の形、決定機はあまり作れていなかったですからね。
さらに後半に交代カードを切るまで失点をせずにいられるかという問題もあります。
この試合は鳥栖も高い位置で起点を作れていなかったですし、攻撃している時間も長いクラブではないので1失点で済みましたけど、後半勝負を仕掛ける前に2点差をつけられていたらきついですから。
そのため、やるべきことなんですがもっとも最良な選択は遠藤以上の外国人選手を獲得することです。
前線で起点になれる選手、過去で言えばジーコはもちろんビスマルクやレオナルドらですが、そこまでいかなくてもレナトクラスの選手がいればだいぶ違って来ます。
メディカルチェックでケガが判明したものの思ったより重い症状ではなくて復帰まで早いと予想されていたジネイがクラブハウスやスタジアムに来ており、契約する流れみたいですからね。
ジネイが前線で起点になれれば攻撃力はかなりアップすることでしょう。
2つ目の策は遠藤と同等、代わりになる選手を育てることですね。
そういう選手を後半途中から投入できれば、第二エンジンとして攻撃を活性化する事が出来ます。
もう1つの策は遠藤程でなくても起点になれる選手を入れて遠藤の負担を軽くすることです。
これは中村をトップ下に入れてしまえばすぐ解決する問題だと思います。
広州恒大戦を挟んで新潟戦でどういう選手起用、采配をするのか注目ですね。

本当の本当の崖っぷち広州恒大戦
次は火曜日にホームで広州恒大戦です。
鹿島はACL3連敗となっていますが、前節でFCソウルとウェスタン・シドニーが引き分けてくれたのでまだグループリーグ突破の可能性は残っています。
ホームですしベストメンバーで挑んで勝点3を狙いたいところ。
広州恒大に勝てれば、セレーゾ監督が内容では勝っていたと言っていたウェスタン・シドニーとFCソウル相手にも勝点3を奪ってくれることでしょう。
ただ、ケガを抱えている選手は無理に先発させないでほしいですね。
前節の対戦で明らかだったように広州恒大の守備には問題があります。
2列目に並ぶ外国人選手の守備意識が低いですし、プレスバックすることも少ないですからね。
特にエウケソンの裏は狙い目です。
相手の守備の隙を突き、ディフェンスでは何とか気合いで踏ん張って撃ち合いを制したいところです。
広州恒大が外国人を温存して守備的な戦術を取って来たら、じっくりボールを回して何とかこじ開けるしかないですが、選手起用を間違わなければ得点は取れるでしょう。
それにしてもこの鳥栖戦からGW終了後の5月10日FC東京戦までは、10試合連続で中3日、中4日の日程になるんですね。
これは相当きついですしケガ人が多く選手起用の選択肢が狭ければ連戦を戦っていけないですから、ケガの功名とか言ってられないです。
しかし、選手起用の選択肢が増えればセレーゾ監督の采配が負の方向に向かってしまいますから、どっちに進んでも困ったことになりそうです。
ますます監督の選手起用が重要になって来ますし、この試合のように不可抗力でも偶然でも上手くハマればと思いますね。

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