鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第17節】見事なまでにフリダシに逆戻り…の川崎戦
結果
2015年06月27日(土)
鹿島2-3川崎(19:03/カシマサッカースタジアム/13,867人)
[得点者]
08分:エウシーニョ
34分:レナト
44分:金崎夢生④←土居聖真②
47分:大久保嘉人
59分:赤崎秀平④←青木剛①
[フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:金崎、土居、カイオ
MF:青木、小笠原
DF:昌子、山村、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
62分:金崎→中村
68分:山村→鈴木隆
72分:土居→本山


試合の感想
そして誰もいなくなった…
川崎は3-4-3の布陣、前節と変わらないスターティングメンバーになります。
鹿島は4-2-3-1、ジネイは前節横浜FM戦の負傷で8カ月の離脱。
さらに柴崎も第5中足骨にストレスがかかっており、このまま出場し続ければ骨折に繋がりかねない状態ということで欠場、遠藤も肉離れによるベンチ外でついに起点になれる選手が誰もいなくなってしまいましたね。
案の定、前節はジネイのおかげで機能した金崎、土居、カイオの並びもこの試合は起点を作れずに序盤から川崎に押し込まれる原因となってしまいます。
守備ではセレーゾ監督のプランは前線からではなく引いてブロックを作ってボランチあたりからプレスをかけて行くプランだったようです。
後ろから繋いで来る川崎に前から積極的にプレスをかけないのは理解できないですね。
これによって川崎のDFラインからのビルドアップでマークをずらされて、バイタルエリアでは中に入って来るWGのレナトとWBのエウシーニョを捕まえ切れずにいました。
サイドの選手とボランチの選手のマークの受け渡しが出来ていなかったですね。
特にレナトには起点になられていました。
そして、7分にあっさり失点してしまいます。
左サイドでレナトに起点を作られるとパスを受けた小宮山が中に入ってクロス。
ゴール前では逆サイドから入って来たエウシーニョが待っていました。
小笠原のマークをものともせずにボールをキープして最後は冷静に飛び出した佐藤もはずす逆サイドへの流しこむようなシュートを決めます。
小笠原はこういうところの1対1の競り合いは本当勝てなくなっていますね。
だから他クラブからも体をぶつければボールを奪える穴としてもう去年から確実に狙われていますから。
この失点シーンは植田のポジショニングもよくないですね。
昌子は逆サイドの選手をケアせざるを得なかったので、中央は大久保とエウシーニョに対して山村、小笠原、植田の3人で見なければいけませんでした。
小笠原が振り切られて昌子が慌てて中央のカバーリングに戻りましたが、すでに後手に回っていたのでやられてしまいましたね。
最初から中央を3対2の数的優位で守れていれば、余っている1人が先手を取ってカバーリングできていました。
そもそもセレーゾ監督の戦術プラン自体が間違っていましたね。
① 後ろから繋いで来る川崎に前線からプレスに行かない愚行
② 山村、植田のCBコンビでは引いて守るには不安大
③ 低い位置でボールを奪ってそこから前線に出しても赤﨑、土居、金崎、カイオでは収まりが悪くボールを奪われる

前節の横浜FMがよかったからジネイと柴崎が出場できなくても、そこだけ入れ替えてあとは同じメンバーで戦えば大丈夫なんて考えがそもそも素人発想です。
それでも、得点を取るチャンスは出来ます。
なぜなら前回の記事でこーめいも書きましたが、川崎の守備は緩いからです。
セレーゾ監督も試合後に川崎はボールを持たせてくれるチームと言っていましたね。
その通りで川崎はボールを取りに行かずに寄せてパスコースを切るだけの守備なので、バイタルエリアでも前を向いてボールを持ちやすいです。
そのため、やはり川崎の守備はバイタルエリアでも緩さがけっこう出るので、10分の金崎のバーを叩いたミドルシュートのような場面は生まれます。
しかし、前線の組み合わせが起点になれない4人組だったとしても、川崎相手にこれだけボールを持てなかったのは予想以上の酷さでした。
中央で起点を作れないのはいつもですが、遠藤もいないのでサイドでも起点を作れていなかったですからね。
15分には右サイドから切り込んで来たレナトのシュートから、ゴール前でこぼれ球に詰められるなど決められてもおかしくない場面を作られます。
攻守にまったく上手くいかない鹿島は小笠原、金崎とイエローカードを受けた上に34分に2失点目を喫してしまいます。
この失点の原因はまず前線4人が前からプレスに行ったところ、ボランチ以下6名がついて行かずに引いて守る選択をしたんですよ。
そのため、前線と後ろに大きなスペースが出来てそこを使われてから、右サイドに展開されてしまいました。
そこからの守備がまたおかしかったですね。
川崎の選手3人に対して鹿島の左サイドに4人かけて守備に行っているのも変なんですけど、そこからレナトにボールを下げさせたところまでは良かったです。
しかし、そこで土居が戻って守備をしておらず川崎の選手がフリーになっているのがおかしいです。
また、サイドの守備に行った4人が誰もレナトに付いて行かずにフリーにさせてしまっていたのも問題です。
青木はサイドの守備に、小笠原は山村が出たスペースを埋めて中央を3対2で守るように対応していましたからバイタルエリアがスカスカ。
こういう時はトップ下が中央を埋めないと行けないですね。
レナトのシュートはゴラッソでしたが、中央でこれだけフリーの選手を作っていたらやられてしまうのも当然です。
2点差付けられた鹿島は前から行くしかなく、攻撃意識を高めます。
小笠原の縦パスに土居が切り込んでシュート、押し込んで行く時間が増えます。
そして、終了間際の44分、西が入れたボールを土居が落として金崎が左足で巻いてミドルシュートを決めます。
レナトとともに見事なゴールですが、お互いバイタルエリアの守備の緩さが出た得点でもありましたね。

守備もフリダシに逆戻り
ジネイがいなくなって起点が作れなくなり、攻撃がフリダシに戻ったのもそうですが、こうなって来ると守備もフリダシに戻ってしまいます。
前半、2点差を付けられてからは鹿島が川崎を押し込んでいいリズムに見えますが、実はこれが落とし穴なんですね。
1トップの赤﨑、トップ下の土居では中央で起点を作れないので結局攻め込んでいても多くチャンスを作れないですし、得点を奪うにはなかなか行きません。
そうなって来ると前に人数をかけていかないといけないのですが、当然失点するリスクも増えて来ます。
この鹿島の守備を顧みない事で生まれる失点パターンが後半始まってすぐに出てしまいます。
この場面は前からの守備だったのですが、鹿島の選手は6,7人が前線に行ってプレスをかけ、すでにハーフウェイラインを越えていた最終ラインは4対5、3対4の状況に陥っていました。
それなのにボールを奪えずに中央でフリーになっていた船山に起点を作られます。
そこから鹿島の左サイドにいたエウシーニョ、前線に走り込んでリターンパスをもらった船山のグラウンダーのクロスを逆サイドに走り込んでいた大久保が決めます。
山村が大久保に付き切れていなかったのもありますが、そもそも数的同数で攻められてしまっているので最終局面が2対2になってしまっていました。
もちろんCBは数的同数でも守れるくらい頼もしい存在になってくれないと困るのですが、せっかく前半終了間際に1点差に追いついたのに、前に人数をかけ過ぎて自らバランスを崩して試合の流れを台無しにしてしまうのが一番の問題ですね。
前からプレスをかけるのは重要ですが、DFラインをハーフウェイラインより前に設定して、しかも数的不利の状況で守るというのは戦術ではなく、バカな指揮官に率いられたバカな集団なだけです。
こんなセオリー無視の無茶苦茶な守備をしていたら、失点してしまうのは当たり前です。
これは今季の鹿島が繰り返している愚行ですよね。
せっかく同点に追いついた試合でも、得点を取り急ぎ過ぎて8人が攻めにかかって逆襲されて失点、反撃の気運を台無しにしてしまうシーンは何度も見られました。
それでも川崎は相手の攻撃を受けて戦うのは苦手ですので、得点を奪えそうな雰囲気はありました。
しかし、中央で起点を作れずサイドで起点を作って攻めてもなかなかゴール前で合わないというシーンが続くのですが、58分に赤﨑がドンピシャで合わせます。
左サイドのスペースに出て行った青木の速いクロスにニアに飛び込んで行った赤﨑が上手く合わせて、難しいシュートを枠に入れました。
赤﨑は前線で起点にはなれていなかったですが、実に赤﨑らしいゴールでしたし、こういう動きが持ち味ですね。
ハーフタイムの交代に加えて、ここで川崎は船山が負傷交代と早くも2枚目のカードを切ります。
鹿島は交代カードの切り方次第で勝ち点を十分狙える雰囲気になります。
セレーゾ監督はまずイエローカードをもらっている金崎に代えて中村を投入、2列目を土居、中村、カイオの並びにしましたね。
ペナルティエリア内で赤﨑、中村がボールを受けて起点になるようになり、左サイド中心に攻めが活性化します。
ところが本来CBである昌子が攻撃参加のところでミスが目立ちブレーキに。
そこでセレーゾ監督は昌子をCBに戻して山村に代えて左サイドバックに鈴木隆を入れます。
直後、小笠原の入れたハイボールを赤﨑が競り合ってこぼれたボールを中村がダイレクトではたき、青木がミドルシュートを打つなどようやく1トップとトップ下の連携が出て来ます。
72分にも中村のドリブル突破から起点を作って逆サイドに展開、カイオのクロスには誰も合わせられなかったもののペナルティエリア内で起点を作れるようになったため、だいぶ川崎ゴールも近づいていたのですが……。
ここまでのセレーゾ監督の交代策は良かったものの、同点に追いつけそうな雰囲気を鈴木隆投入の4分後に台無しにしてしまいます。
土居に代えて本山を入れたのですが、トップ下に置いてしまったためサイドに追いやられた中村が消えてしまいます。
さらに、カイオを左サイドに回してしまったため、鈴木隆を入れた意味もまったくなくなりましたね。
カイオは普段からサイドバックを使うのが上手くない上に、この試合は特に持ち過ぎを通り越して鹿島が勝っていて時間稼ぎをしているのかと見間違える程、ボール離れが悪かったです。
そのため、せっかくの鈴木隆のオーバーラップと仕掛けがほとんど出せなかったです。
右サイドでカイオと西の連携が良くないように、カイオは鈴木隆とも合わないですよね。
この3枚目の交代失敗から攻撃のリズムも崩れてしまいました。
風間監督は守り切るような戦い、選手交代はしないですし、決して守り切るのが得意ではない川崎に守りきられて負けてしまいましたね。
前節、横浜FM戦の完勝を吹き飛ばす見事なまでのフリダシに逆戻り惨敗となってしまいました。
ですが、川崎相手ということもあったので2得点取れましたし、このメンバーにしてはむしろよく戦えたと言えるでしょう。

ファーストステージの結果
これでファーストステージの結果は6勝4分7敗となんと負け越してしまいました。
ホームでは2勝2分4敗とさらに悲惨な状況ですね。
順位も8位、27得点の攻撃力はリーグ4位タイ、25失点の守備はリーグワースト6位タイとなります。
3位の広島とは勝ち点12差、降格圏の16位山形とは8差です。
頼みの綱のジネイがもう今季絶望ですから、監督が代わらない限りセカンドステージもチーム状態がよくなりそうな要素はないですね。
ダヴィも水が溜まって復帰まで時間がかかりそうですし、柴崎もそう簡単に回復できそうな状態ではなさそうです。
最悪手術をする事になれば3カ月の離脱になるということですからね。
遠藤、豊川、山本と相変わらずケガ人も多くなっていますし、完全に今季はコンディション調整に失敗。
セカンドステージになって急にコンディションが良くなって昨年並みの運動量とインテンシティーが復活するようなことも期待できないでしょう。
そのため、優勝よりはとりあえずセカンドステージは残留を目指して戦うのが当面の目標と考えた方がいいかもしれません。
ファーストステージの振り返りとセカンドステージの展望は、改めて中断中に書きたいと思います。

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【J1第16節】待望のジネイ復帰で完勝もまたふりだしに逆戻りか…の横浜FM戦
結果
2015年06月20日(土)
横浜FM0-3鹿島(16:03/日産スタジアム/28,928人)
[得点者]
08分 :カイオ⑤←西大伍④
40分:土居聖真③←柴崎岳⑥
84分:赤﨑秀平③←柴崎岳⑦

[フォーメーション]
FW:ジネイ
MF:金崎、土居、カイオ
MF:小笠原、柴崎
DF:昌子、青木、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
67分:ジネイ→遠藤
73分:土居→山村
75分:金崎→赤﨑


試合の感想
ジネイ1トップで中央に起点
横浜FMは4-2-3-1の布陣。
トップ下には伊藤、右サイドには藤本が入りました。
鹿島もフォーメーションは4-2-3-1、2列目は金崎、土居、カイオの並びとなりましたが、1トップにジネイが先発復帰。
コンディション不良→打撲→足の指を骨折という流れでこの所欠場していましたが、篤人も足の指を骨折した状態でシャルケでプレイし続けていましたから大丈夫なのでしょう。
最終ラインではさすがのセレーゾ監督も西の左サイドバック起用には懲りたようですね。
ジネイの存在は大きく序盤からアウェイの鹿島がボールを持つ時間が多く攻めます。
ジネイは後ろからのロングボールを競り勝つだけでなくしっかり味方に落としてくれますし、足元へのパスも収めて周りに繋いでくれますからね。
さらに前線からの守備も効いていたので鹿島がリズムを握る事ができましたし、ジネイの1トップでしたら2列目が誰でも機能するというくらいのレベルです。
現に10節のG大阪戦で機能せず攻撃を作れずに惨敗した金崎、土居、カイオの並びでも問題なかったです。
そして、8分にCKから先制点を奪えたのも大きかったです。
ショートコーナーだったのですが、今季セットプレイからの失点が多い横浜FMの選手は中のマークの確認に意識が行き過ぎて完全に対応が遅れていましたね。
クロスを入れた西もゴールを決めたカイオもドフリーになっていました。
その後もジネイがサイドに流れたり、下がってボールを受けたりして攻撃の起点になるのですが、これによって土居がゴール前に入って行く動きが多くなり本来の得意なプレイが出来ていました。
大迫と縦関係を組んでいた時と同じイメージですね。
中央で起点を作れると少ない人数でもチャンスを作れるので、この試合はサイドバックやボランチなど攻撃に参加し過ぎる事なくこれまでよりは守れていました。
それでも22分には藤本のパスからDFの裏を取られそうになって中央でアデミウソンに決定機を作られますが、佐藤が体を張って防ぎます。
カウンターから攻められて左サイドからクロスを入れられ、逆サイドの下平にヘッドを打たれますがはずしてくれて助かります。
鹿島はジネイのポストから金崎のミドルシュート、ジネイの頭での落としから金崎のクロスを土居がゴール前ドフリーで合わせるもふかせてしまい、さらには柴崎のクロスに土居がヘディングシュートするなどチャンスを作りますが、お互い決め切れません。
しかし、40分に柴崎のスルーパスから土居がペナルティエリア内で中澤をかわしてニアに決めて追加点をあげます。
土居の得意な切り返しでしたし、横浜FMはスピードタイプのCBがいないので相性がいいのか昨年から活躍していますね。
いい時間帯に追加点を奪って理想の展開で折り返します。

柴崎トップ下で中央に起点
後半は2点ビハインドの横浜FMが攻勢を強めて来ます。
53分にはFKからペナルティエリア内にこぼれたボールを中澤に反転シュートされますが、佐藤が超反応で防ぎます。
押し込まれる時間が多くなっていた鹿島ですが、60分にジネイが高い位置でボールを奪ってゴール前に入った土居へ。
ここでは合わせられませんが、ファーサイドに上がっていた柴崎がボールを拾ってセンタリング。
これをジネイが頭で合わせますが惜しくもバーに阻まれてしまいます。
しかし、ジネイが入ったことで確実にこれまでより少ない人数でチャンスを作れていますね。
ここまで順調に来ていた鹿島ですが、何とジネイが負傷してプレイ続行不可能となるアクシデント。
セレーゾ監督は急遽遠藤を入れて金崎を1トップに入れます。
鹿島はこれまで通りサイドの遠藤を起点にするスタイルになりますが、やはり中央で起点になっていたジネイがいなくなったのは数分間でも大きく感じますね。
しかし、73分に土居に代えて山村を入れ柴崎をトップ下に、さらに75分に金崎に代えて赤﨑をトップに入れたことで前線の関係は良くなります。
後ろは山村がCBに入り、青木がボランチに上がり、2点差あるので全体的にはまずは失点しない事を考えて無理はしない戦い方を心がけます。
そんな中からボールを奪ってカイオや遠藤が斜めに切り込んでミドルシュートを狙い、83分には完勝を決定づける3点目を奪います。
赤﨑が前線からの守備でボールを奪い返すと小笠原、カイオと繋いで縦パスが柴崎に入ります。
ペナルティアーク付近でミドルシュートを打つと見せかけて外を上がって来た赤﨑にノールックパス。
これぞトップ下の選手のプレイですね。
トップ下の選手がこういうプレイをできると1トップがどのタイプでも活躍出来ます。
こういうプレイができるからこそ、昨年もそうであったように柴崎はトップ下に入った短い時間でも決定的な仕事ができるわけです。
決定力に定評のある赤﨑がしっかりファーサイドに決めました。
あとは無理をせずボールをしっかり回して時計を進めながらも昌子の切り込み、柴崎の落としから小笠原のミドルシュートなどチャンスも作って試合終了。
FC東京戦以来の完封勝利となりました。
ジネイの存在がやはり大きかったですし、セレーゾ監督が狙ってやったのかは分かりませんが、ジネイ不在後は柴崎をトップ下に上げて中央で起点を作れる状態をほぼ90分作り続けられたことがこの試合内容に繋がりましたね。
ジネイと後半ポジションを上げた柴崎、中央にいる選手が上手く周りを使うことで効率よく連動した攻撃が生まれました。
また、それによって後ろの選手はタイミングよく効率的にオーバーラップして攻撃に絡めていましたし、これまでのようにむやみやたらに攻撃に人数をかける攻めではなかったので守備でもバランスを崩すことは少なかったですね。

ジネイのケガが心配
ジネイが先発に復帰して完勝、この内容でしたらセカンドステージにも希望を持てるのですが、後半に負傷交代してしまいました。
軽傷だといいのですが、ケガの仕方やジネイの表情を見ると長期離脱になりそうな感じですかね。
そうなると再び前線の攻撃の組み立て、組み合わせの問題が出て来ます。
ダヴィも練習に復帰していますが、先発からプレイするにはまだきついと思いますし、この試合でも結果を出した赤﨑がファーストチョイスになるでしょう。
しかし、そうなるとまた中央で起点を作れなくなるのでサイドで起点を作ってサイドバックを絡めて攻撃。
さらに中央にはボランチが上がって、ゴール前には逆サイドのサイドバックも入って行くという8人攻撃になってしまうかもしれません。
当然、守備が不安定になって来ますからまたふりだしに逆戻りという可能性もあります。
一番簡単な解決策はトップ下で柴崎を使う事ですね。
そうすれば中央で起点を作れますし、この試合で赤﨑のアシストをしたように決定的な仕事が出来ますから。
今の鹿島の2列目、特にトップ下に足りていないのはああいう起点になってフィニッシュに繋がるパスを出す事です。
トップ下の選手があのプレイを出来ると1トップはどのタイプでも得点を取れますし、攻めに人数をかけ過ぎる事も減って安定感も出て来ます。
でも、柴崎本人はボランチでのプレイを一番に望んでいるみたいですからね。
何にしてもジネイのケガがたいしたことなくてセカンドステージでフルに活躍できるのが一番です。
そうすればタイトル獲得も視野に入れていけると思います。

ファーストステージ最終節
ファーストステージ最終節はホームで川崎との対戦になります。
川崎はこのところ3-4-3のフォーメーションで戦っていますが、例年同様4バックも用いておりそちらの可能性もあります。
横浜FM戦のように同じフォーメーションでマッチアップする方が鹿島としてはやりやすいとは思いますね。
いずれにせよ川崎の最大の特徴は攻撃力です。
鹿島と同じく攻撃にかける人数が多いですし、大久保やレナトなど個の力も高いです。
ただ、小林が負傷しており中村憲もこのところベンチスタートが多くなっていますね。
攻撃的な選手が多くて誰が守備をするんだっていうチーム状況は鹿島と似ています。
そのため、強さはあるものの安定感に欠けているのでタイトルを取るには少し難しいという風間体制が続いていますね。
風間監督が守備には気を使わない人なので十分前を向いてボールを持って攻められると思いますし、後ろから繋いで来るので前線からのプレッシャーは有効です。
鹿島は中断中にバカみたいに走り込みはさせなかったようで、コンディションは良くなっているようですね。
横浜FM戦で気合いの入った守備とゴールを見せた赤﨑、2度のファインセーブでチームを救った佐藤、山形戦から前を向く意識が高くなって来ている土居などチーム全体で意識が変わって来ているのか、それともジネイがまた欠場になってふりだしに戻ってしまうのか。
川崎は攻撃に特化した特殊なチームなので、少しそのあたりを図り辛い相手ではありますが、セカンドステージに向けての試金石としたいですね。
勝っても順位を上げるのは横浜FMの結果次第なので少し難しい状況ですが、勝ち点3を取って現在の7位はしっかりキープしておきたいところです。

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【J1第15節】チームに必要なのは応援より救命処置…の山形戦
結果
2015年06月07日(日)
山形2-2鹿島(16:04/NDソフトスタジアム/13,241人)
[得点者]
26分:遠藤康③[FK]
38分:ディエゴ
58分:西河翔吾
84分:カイオ④←西大伍③
[フォーメーション]
FW:高崎
MF:金崎、土居、遠藤
MF:梅鉢、柴崎
DF:西、昌子、青木、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
53分:梅鉢→小笠原
56分:高崎→カイオ
70分:遠藤→本山


試合の感想
がっかり感の強い予想外の選手起用
山形は3-4-2-1の布陣。
鹿島は4-2-3-1、ジネイ欠場の可能性は予想していましたが何と1トップに高崎を起用して来ましたね。
これはまさかの起用でした。
セレーゾ監督は試合後に連戦なので疲労を考えてローテーションをしたとコメントしていましたが、この試合が終わったら中断になるのにまったくもって理解できない理論です。
そもそも今季の鹿島は試合に出場している選手が疲れているというよりは、チーム全体的にコンディションが良くなく動けていない印象です。
これまたG大阪戦に続いて単純に好みの選手起用をしているだけですね。
基本的に身長が高い選手を好む傾向がありますが、攻撃の中心である遠藤より自分が先発に定着させた土居、カイオ、自分が獲得を希望した金崎。
結果を出している赤﨑より自分が獲得を希望した高崎。
結果や内容はまったく無視の選手起用ではローテーションを実現することは一生無理でしょう。
そこに戦術性、チームの機能性があればいいのですが、西の左サイド起用を観てもそういうのを気にしている、理解できているとは思えません。
高崎を起用するならせめて2トップにするなど工夫すべきですよね。
監督として何の手も施していないのに機能しない選手起用を何度も繰り返す意味が分かりません。
そのため試合も序盤からうだつが上がらない内容、山形に押し込まれる立ち上がりになります。
それでも山形の攻撃はそれ程怖くないので危ない場面はなくシュートも打たせません。
鹿島はFKのリスタートから遠藤のスルーパスに土居がシュート、これは角度がない所からなのでGKに防がれてしまいます。
その後も土居の右サイドからのクロスに高崎のヘッド、遠藤、伊東の右からのコンビネーションで最後は金崎のヘッドとチャンスを作って行きます。
そして、土居が後ろから倒されるとファウルをもらい、そのFKを直接遠藤が決めます。
右でも左でも狙えるGKとしては的を絞りにくい位置からのFKだったので、山岸の反応も遅れましたよね。
セットプレイで先制して守備でもまったく攻撃の形を作らせていない鹿島ですが、山形のファーストシュートで失点してしまいます。
左からのクロスを中央で林に落とされて最後はディエゴに決められます。
これはディエゴのマークの受け渡しの部分のミスですよね。
最初に梅鉢が付いていたのですが、ディエゴがゴール前に入って行ったのでCBに渡してサイドのケアに行きました。
昌子もサイドで1対2を作られたらまずいと真ん中を開けて右サイドのケアに出て行きます。
それで真ん中がぽっかり空いてしまいました。
結果的にサイドは西と梅鉢で2対2で守れていましたし、CBはなるべくゴール前を開けないようにするのがセオリーだとこーめいは思いますね。
コミュニケーションの問題もありますが、中央とサイドのケアのどちらを優先するかなどある程度決まり事を設けていれば防げる失点だと思います。
それに本来なら昌子が梅鉢に指示を出すべきだと思うのですが、ここの所サイドバックをやっていたのでそういう感覚が鈍っていたのかもしれませんね。
それにしても青木もマークについていた林に簡単にヘディングで落とされていますし、1つミスが出ると他の所でも立て続けにミスが生まれてあっさりやられてしまうのが今の鹿島ですよね。
昔は1つミスがあっても他でカバーし合って防ぐ事が出来ていたチームだったのですが……。
同点に追いつかれた鹿島は柴崎の浮き球スルーパスにオーバーラップした伊東の折り返しからすぐさま反撃しますが、ゴール前で土居が合わせ切れず。
43分には左サイドから金崎がドリブルで切り込んで絶好のチャンスを作り出しますが、高崎の左足シュートはなんと空振り。
さらに45分に土居のパスがDFに当たってこぼれたボールを金崎がシュートまで持って行くもふかしてしまってこのチャンスも決められず。
内容があまりよくない中でせっかくセットプレイから先制したのにワンチャンスで失点してしまうもったいない前半でした。

コンディションが予想以上に悪そう
後半に入っても試合のリズムは変わりません。
53分には梅鉢に代えて小笠原を入れます。
早く動くのはいいのですが、得点を取りに行くなら真っ先に代えるべきは1トップだと思うんですけどね。
その交代は3分後。
高崎に代えてカイオを入れて金崎をトップに上げます。
セレーゾ監督はこういう小刻みのカードの切り方をけっこうするのですが、こーめいはどうかと思いますね。
選手交代に何らかの意図を持っているなら、普通は10分近くは様子を観ますから。
それで意図した事が上手く行っていないなら次のカードを切るって流れになります。
もしくは同時に2枚替えですよね。
小刻みにカードを切って試合を止めたり、ポジションが代わると選手の集中力も切れやすくなりますし、交代した選手が入って監督の意図を読み取ってこれからどうするってところで、すぐさま選手やポジションを代えられたら落ち着かないですから。
そのせいもあってか、その直後に失点してしまいます。
右サイドからのFKをファーサイドで折り返されて中で西河に決められてしまいます。
FKはマンマークで守っているのですが、ここも青木がまったく競り合えてないんですよね。
ボールをまったく観ずにディエゴしか観てないんですけど、一番大事なのはボールをクリアする事ですからボールをまったく観ないなんて事は有り得ないです。
そもそもボールを観てないとディエゴとどのタイミングで競り合えばいいかも分からないですからね。
ベテランになってもセットプレイの守備の基本を理解していなくて穴になり続けるその成長力のなさはすごいです。
セレーゾ監督は練習が長いので有名ですが、こういう欠点こそ居残り練習で重点的にやるべきですよね。
意味のない練習を何時間したところで選手が成長するはずもありません。
練習時間が多く若い選手を思い切って試合で起用することはできるので、これまで試合経験の少ない選手をある程度までは伸ばすことはできますが、そこから成長させる術を持っていないんですよね。
小笠原、カイオを入れた効果も出ずに時間が経過して行き、遠藤に代えて本山を送り出します。
さすがに終盤になってリードしている山形の守る意識が高くなって鹿島が押し込む時間が増えて行きますが、むしろチャンスを作れずに81分には裏に抜けた林に決定機を作られます。
しかし、84分に本山のおしゃれなパスから中央に出来たスペースに切り込んだカイオがミドルシュート。
これはGKに防がれるもこぼれたボールを土居が西に繋いで右足でのクロス。
これをファーサイドでDFの裏を取ったカイオが頭で合わせて同点とします。
ただ、監督の所に行って喜び合っている場合じゃないですけどね。
本来の鹿島でしたらすぐにボールを拾って逆転を目指すところです。
同点に満足した感じで、そのまま同点のまま試合終了。
正直、得点力の低い山形に2失点もしてしまうとは思いませんでした。
22失点の鹿島より失点の多いクラブは柏(23失点)、川崎(24失点)、清水、新潟(27失点)、鳥栖(28失点)です。
山形に複数失点したクラブは清水と柏、鹿島ですから、守備が悪いから失点しているという分かりやすい結果ではあります。
その守備がまったく改善される気配が見えないのでお先真っ暗ですね。

無茶苦茶な選手起用が脚を引っ張り続ける
浦和、松本、G大阪、山形。
ここ4試合で先発起用したCBはファン・ソッコ、植田、青木、昌子の4人。
同じく先発起用したFWはジネイ、赤﨑、高崎の3人。
それに対して2列目はカイオ、土居、金崎、遠藤とたったの4人。
これだけCBと1トップをコロコロ変更していたら守備が一層不安定になるのは当たり前ですし、フィニッシュの部分で最後のもっとも重要なパスが通らない、合わないのも当然でしょう。
それにしても赤﨑は松本戦で結果を出して次のG大阪戦で得点できないとすぐ代えられちゃうわけですからね。
しかもG大阪戦で攻撃が機能しなかったのは金崎、土居、カイオの2列目のせいではなく、1トップがスペースを上手く利用できなかったせいにするなんて驚きです。
結局、セレーゾ監督の選手起用に戦術性は皆無なのでお気に入りを起用するのがファーストチョイスなんですよね。
そのため、結果を出してもセレーゾ監督のお気に入りの選手が割り込ませたいのですぐにはずされ、結果をずっと出せなくてもお気に入りの選手なら使い続けられます。
チームの雰囲気が悪くなるのも当たり前ですし、もうチームは死にかけているんじゃないですかね。
死にかけているチームに必要なのは応援じゃなくて救命処置ですよ。
応援は必要だとしても、それ以前に適切な救命処置がなされなければ息を吹き返すわけありませんから。
とにかく手遅れにならない事を祈るばかりです。
こーめいはジネイとコンディションの回復が救命処置になると思っていたのですが、ジネイは練習にも参加できていないようですし、チーム全体のコンディションも上がって来てないです。
ACLが終わっても全体的に選手の動きが重く、予想以上にコンディションが悪く走れていない状況なので、運動量とインテンシティーがいつまで経っても戻って来ませんね。
ケガ人の多さでも分かりますがキャンプで走らせ過ぎた影響が大きすぎですから、中断期間はコンディションを上げる事を最優先で考えてもらいたいです。
選手起用の滅茶苦茶さはもう監督を代えない限り今さらどうなるものでもないですからね。
コンディションが良くなって運動量が戻ればもう少し戦える試合も増えるでしょう。

中断明けは横浜FM戦
横浜FMは今季からモンバエルツ監督になっても4-2-3-1で戦っていますね。
ここまで13失点と相変わらず守備が固いチームですし、ここに来てアデミウソンがフィットして来たのもあって4勝2分と調子を上げて来ています。
中村俊がいない分、セットプレイからの得点力が落ちていますが今の鹿島では完封は難しそうですね。
それだけに守備のいい相手はやっかいです。
残り2試合、勝つ事ができれば7位くらいまでは順位を上げられそうなので少しでも上につけておきたいですね。
あと中断期間なのでぜひともジネイに万全の態勢を整えておいてほしいです。
こーめいは新しく仕事を探すことにしたので中断期間はブログの更新を休みます。
恐らく横浜FM戦のレビューは普通に書けると思いますし、ファーストステージが終わってから今季前半の鹿島のまとめを書こうと思います。

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【J1第10節】セレーゾ病再発症でつまらない試合に…のG大阪戦
結果
2015年06月03日(水)
G大阪2-0鹿島(19:03/万博記念競技場/13,110人)
[得点者]
41分:今野泰幸
52分:遠藤保仁[PK]
[フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:金崎、土居、カイオ
MF:小笠原、柴崎
DF:昌子、青木、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
55分:赤﨑→遠藤
61分:植田→伊東
65分:カイオ→高崎


試合の感想
何の見どころもない前半
G大阪は4-4-2、宇佐美とパトリックの2トップに遠藤保と今野のダブルボランチ。
同ポジションだけでなくチームのバランスの取れた選手起用になっていますね。
鹿島は4-2-3-1、ジネイが体調不良ということで欠場。
それだけでもかなり痛いのですが、なんとセレーゾ病が発症、2列目の並びが金崎、土居、カイオになっていました。
連戦と言えど山形戦が終われば中断に入るのでローテーションは必要ないですし、単純に自分のお気に入りの選手を並べて悦に入りたいというだけの采配ですね。
そこにチームの機能性や勝利を求める意志はありません。
GKも相変わらずの佐藤の起用となっています。
そして、試合はセレーゾ監督の勝つ気持ちのなさが表れたような内容となります。
G大阪は立ち上がりこそ前からプレスをしていましたが、この2トップでは続くはずもなく引いてブロックを作って守る戦術。
そのためかなり自由に前を向いてボールを持たせてもらえていたのですが、鹿島はチャンスらしいチャンスすら作れません。
アタッキングサードでのアイデアや連携が皆無でしたね。
この日の先発フィールドプレイヤーで今季新しく入って来たのは金崎だけ。
にもかかわらず3年目にしてこれだけ攻撃の形を作れない、それ以前に機能させられるメンバーを組めないというのは問題ですね。
守備ではとにかくG大阪の2トップが強力ということでかなり気を使って守っていましたし、それ程人数をかけて攻めて来なかったので危ない場面も少なかったです。
両クラブとも決定機のない見どころのない試合が続いて行きます。
金崎はタイプ的にどちらかというとボールの受け手ですし、ドリブルでの仕掛けはありますが、ボールを持ってゲームを作ったり周りを生かすパスを出すでもありません。
カイオに似たタイプであり、土居に至ってはゲームから消えるのが得意なシャドー。
これでは前線にタメが作れませんし、攻撃の形を作れていませんでしたね。
そのため、前半は柴崎どころか西すら攻撃に上がって行ける場面がほとんどなく厚みのある攻撃はできていませんでした。
前線の選手がワンタッチ、ツータッチで繋いでという場面はあったのですが、フィニッシュに行くまでには至らず苦し紛れのミドルでシュート数を稼いでいるだけでしたね。
それでもスコアレスで折り返せれば良かったのですが、40分にG大阪のFKから佐藤がやらかしてしまって先制を許してしまいます。
鹿島の右サイドから、遠藤保の右足の向かって来るボールだったのですが、余裕でキャッチできないとおかしいですよね。
DFに邪魔されていたわけでもなかったわけですし……。
パンチングもかなり酷かったですね。
これだけミスばかりやらかすGKを2人も抱えているクラブなんて世界的にもちょっと珍しいんじゃないかと思います。

相手のペースにはまるばかり
こういう展開でこそハーフタイムで選手交代を切ってほしいのですが、セレーゾ監督は動かず。
後半もうだつの上がらない試合を続け、50分にPKを取られます。
ただ、西はボールに触っていますし危険なプレイでもなかったのであれで宇佐美を倒したという判定はおかしいですね。
恐らく主審は西がボールを触ったかどうかを観ずに判定したのでしょう。
それにしても前半の酷い出来に加えて終了間際で失点したにも関わらず、手を打たずに後半に入ってしまったのでG大阪の勢いにやられてしまった感はありますね。
失点直後も宇佐美とパトリックだけで決定機を作られてしまいます。
ここは佐藤の好プレイで防ぎますが、相変わらず守備はバタバタですね。
慌てて遠藤を入れますが、すでに2失点していますから時すでに遅し。
しかも得点を取りに行かないといけないのにFWを削りますからね。
58分にも宇佐美とパトリックのワンツーであっさり危ない場面を作られると、セレーゾ監督は早目に2枚目のカードも切ります。
植田を下げて伊東を投入。
昌子をCBに戻しましたね。
そして、これまで機能したことのない西の左サイドバックという迷采配ぶりです。
それでもチャンスを作るよりカウンターで失点しそうな雰囲気の方が高かったですね。
極めつけはカイオに代えて高崎を入れます。
先発メンバーからカードを切るタイミング、投入する選手と終始勝つ気の感じられない采配でした。
それでも遠藤にボールが収まるのでトップ下にポジションを移した金崎が生き始め、右サイドバックに入った伊東が積極的にオーバーラップして行きます。
ただ、そこからフィニッシュにまで持って行けないのがセレーゾ監督のサイド攻撃です。
決定機と言えるのは76分の柴崎のシュートくらいですからね。
ここまで90分通してつまらない試合はさすがになかなかないんじゃないかっていうくらい、しょーもない惨敗でした。

中断前の山形戦
もうファーストステージも終盤ですが、その前に代表による中断が入ります。
中断前の試合はアウェイで山形戦になりますね。
山形は3-4-2-1のフォーメーションで戦っており、前線にディエゴという強さのあるFWがいるもののここまでリーグ10得点。
これは8得点の甲府に次ぐ少なさですね。
ここ3試合は無得点ですし、慌てずしっかり守ればFC東京戦以来のクリーンシートも可能だと思います。
相性も4勝2分と良く、アウェイこそ1勝2分けですが、凡ミスからの失点がなければ十分勝利を望めるでしょう。
ただ、それもセレーゾ監督の選手起用次第。
G大阪戦のように勝つ気持ちのない采配を振るわれたら自滅苦戦もあり得ます。
ジネイが前線に入れればいいのですが、山形戦も欠場するようだと2列目の選手の組み合わせは重要になって来ます。
トップ下問題、ボランチ問題をずっと解決できないまま穴になり続けていますし、さらにGK問題まで深刻化しています。
確かに曽ケ端も凡ミスからの失点が多いですが、佐藤も変わらないですしいい時は好セーブで救ってくれますからね。
若い小泉などを起用するならミスがあっても仕方ないと思えますけど、凡ミス失点に眼をつぶってまで佐藤を起用し続ける意味があるのかは疑問です。
そもそもGKの補強に失敗した時点で今季は曽ケ端で行くしかなくなったわけですし、佐藤を育てるなら代表クラスでなくても同年代より若く他クラブで出場しているGKを補強して起用していけばいいと思いますね。
またキャンプで走らせ過ぎてケガ人続出問題によって、昌子をサイドバックに回してしまっていますからCB問題も引き起こしてしまっています。
結局、トップ下問題、ボランチ問題を放置していた(というより問題として認識すらできない戦術力の低さが根本的な問題)のがセレーゾ監督の大失敗ですね。
昨年はまだそれでも何とかなっていたのですが、今季は小笠原がさらに劣化。
味方からも敵からも消えていた土居はそれ故に相手から警戒されていない存在であったため、ゴール前でフリーにさせてもらえていたのでチャンスを作ってもらえれば得点出来ていました。
その結果、対戦相手からは消えていても目を放してはいけないという認識をされるようになって今季はプレッシャーが強くなり何もできなくなっています。
これがACLでは得点を取れたのにリーグでは不振を極めている理由でしょうね。
ACLの対戦チームは昨年のJクラブのように優先して遠藤や柴崎らを警戒、消えている土居を放っておく対応なのでゴール前でフリーになって得点に絡めていました。
さすがに戦力差のあるクラブ、下位のクラブには勝って行けるでしょうが、とてもタイトルを狙うための準備なんて言ってられない状況になってしまいましたね。
セレーゾ監督の場合はいい選手を補強してもそれが強さに繋がらないのが本当厳しいですし、もったいないです。
チームの機能性を高める組み合わせ、戦術を用いる事ができないですからね。
結局この試合の金崎の起用にしろ、使ってくれる選手がいない中でサイドで起用したらあんなものですよ。
2列目の選手の中でスプリント回数が一番多いのは金崎ですからね。
それを観たら使ってもらうプレイの方が得意だし生きるというのは素人でも分かりそうなものですが……。
土居なんて2列目でスプリント回数が一番少ないので当然使われる選手としての質が低いと言えます。
しかもボールを持っても自分がフリーにも関わらず前を向かずすぐ後ろに下げたり、マークの付いている選手に横パスを出してしまうので使う側の選手としても質が低いです。
要するに使われるオフザボールのプレイも出来てない上に、使うプレイも出来ていないから余計にボールが入らないんですよ。
ジネイとダヴィが復帰してメンバーが揃ってもセレーゾ監督の選手起用が上手く行くかどうかは結局、好み次第の運任せ。
それでも前線にジネイが入ればさすがに攻撃の機能性は上昇して威力は増すと思います。
守備に関しては何度も言っているように劇的に良くなる手段はないです。
ファーストボランチを入れるくらいですが本田、ルイス・アルベルトを使いこなせず放出してしまいましたし、GKも曽ケ端をレギュラーに戻すくらいしか有効な手立てはないですからね。
選手を上手く使いこなすという発想がなく、自分の好みの選手を並べて機能するかは運次第、にも関わらず多くの選手は試さないというのがセレーゾ監督ですから。
セカンドステージの前に何かチームが良くなりそうな要素が見えればいいですけどね。

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【J1第14節】久しぶりのホーム勝利もタイトルを取るための準備は進まず…の松本戦
結果
2015年05月30日(土)
鹿島3-1松本( 19:03/カシマサッカースタジアム/17,155人)
[得点者]
05分:酒井隆介
07分:赤崎秀平①←西②
45分 :赤崎秀平②←昌子①
91分:カイオ③←ジネイ①

[フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:カイオ、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:昌子、ソッコ、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:ソッコ→青木
57分:赤﨑→ジネイ
79分:遠藤→金崎


試合の感想
先発起用に応えて赤﨑が爆発
松本は3-4-2-1の布陣。
鹿島は4-2-3-1、DFラインの構成は前節のままでしたね。
1トップはジネイに疲労があるということで赤﨑になりました。
立ち上がりからボールキープは鹿島。
しかし、いきなり警戒していたセットプレイから失点してしまいます。
左サイド、松本陣内からのFKだったのですが逆サイドにロングボールを出されるとペナルティエリア内で西があっさり競り負けてしまいます。
実際には頭に当てたのは西なのですが、態勢が悪かったのでGKにバックパスするようなボールになってしまいます。
やはりここはしっかり跳ね返したいところですし、最悪でもタッチに逃げたいですよね。
しかも植田もボールに行くのかマークを観るのか、それともカバーリングのポジションを取るのか、すべてに中途半端。
こぼれ球に素早く反応した酒井にニアの高めをぶち抜かれてしまいます。
またもや簡単に失点しまった鹿島ですが、ボールは持てていましたし松本の守備はJ1レベルではそれ程固くはありません。
けっこう他クラブとの試合でもピンチを迎えていますからね。
鹿島は立ち上がり同様にボールを回してサイドを広く使って攻めます。
そして、7分。
柴崎のサイドチェンジを西が頭で折り返して、ニアで赤﨑が合わせてすぐさま同点に追い付きます。
引き続き攻める鹿島はカイオのグラウンダーのクロスを土居が落として昌子がミドルシュートを放ちます。
松本の攻撃はやはりリスタート。
スローインから一度下げてシンプルにセンタリングを入れると、中央でオビナが合わせます。
このヘッドははずしてくれて助かりましたが、ゴール前で完全にフリーにしていたので危なかったですね。
31分には柴崎が決定機を迎えます。
土居が前を向いて仕掛けてDFを引きつけるとフリーになっていた遠藤に落とします。
得意の角度で狙う事も出来たのでしょうが、ペナルティエリアに入っていたフリーの柴崎にパス。
バウンドが難しかったのですが、高い技術を見せてしっかり合わせてシュートも枠に飛ばしたんですけどね。
GK村山の好セーブに阻まれてしまいました。
しかし、攻撃の形は良かったですし、トップ下が仕掛けたりボールを持って起点になれるとこのくらいのチャンスを作る事はそれ程難しくないんですよね。
さらに34分には遠藤と小笠原の距離の長いワンツーから決定機を作ります。
遠藤が落として走り込んだ所に小笠原からドンピシャで浮き球のスルーパスが来ましたね。
遠藤もこれをドンピチャで合わせて上手くファーサイドを狙ったのですが、村山の右足に防がれてコースを変えられてしまいました。
判定はゴールキックになりましたが、シュートのコースを観るとつま先でほんの少し触っていたように見えますね。
決定機を決め切れずにいると試合は膠着状態に入りますが、前半終了間際にセットプレイから逆転をします。
右サイド松本陣内の深い所から遠藤のFK。
クリアされたボールをカイオが頭に当ててDFに当たってこぼれます。
それを昌子が左足でシュートしようとしたのですが、何と軸足に当たってまたもやこぼれ球に。
しかし、これが赤﨑が狙うには絶妙な位置に来て右脚で叩き込みました。
赤﨑がストライカーらしいゴールで先発起用の期待に応えてくれました。
松本は守備に人数をかけて特に空中戦には強さを見せていますが、それ程球際には厳しく来ないのでここら辺りがJ1では決定機を多く作られている原因になっているのでしょうね。

狙いは安全な試合運びとカウンターなのだろうか
後半からファン・ソッコに代わって青木がCBに入ります。
これはまたケガなのか、イエローカードの問題か、植田との連携の問題かは分からないですが、いずれにせよこのところ早い段階で1枚目のカードを守備の選手に使ってしまっている事が多すぎですね。
鹿島はリードを活かして後半はカウンターからいい形を作りかえる場面が増えます。
リズムは良かったと思うのですが、57分に赤﨑に代えてジネイを投入とセレーゾ監督は早め早めにカードを切って来ます。
松本が攻撃意識を高めてボールを持つ時間が多くなって来ていたので、前線からの守備を期待して入れたんですかね。
68分にはそのジネイが高い位置での守備でボールを引っかけて、土居が1人かわしてフリーの状態から左足でシュート。
ファーサイドを狙ったのですが、DFのクリアに阻まれてしまいました。
鹿島はジネイを入れてからはそこをターゲットに後ろから放り込んで、その落としたボールを拾ったら押し込んで行くというスタイルでした。
ジネイにくさびのパスも入れていましたが、あまり無理はせずにシンプルに高さを生かしたクロスを入れる場面が多かったですね。
72分には遠藤のクロスにジネイが飛び込むも触れず、しかしそのままゴールかと思いきやここも村山が脚で防ぎます。
前でFWに合わせられそうになるとそちらに反応して、クロスボールへの対応が遅れてゴールというパターンはよくあるのですが、落ち着いてしっかり防ぎましたね。
鹿島はここ2試合得点した後にあっさり失点していたので、セイフティな試合運びを心がけているように見えましたが、昌子のビルドアップのミスなどあったり、やっぱり守備が今一つ安定しません。
それでも松本の攻撃の方にさらにミスが多かったので助かっていました。
最後のカードは遠藤に代えて金崎を投入。
これで2列目は左から土居、金崎、カイオの並びになっていましたね。
終盤は松本に攻められてカウンターも影を潜めていましたが、金崎のドリブルからの突破。
FKから流したボールを小笠原がミドルシュートを狙うなどチャンスを作ります。
ジネイは常にセンタリングに対していいポジションを取っていますね。
ロスタイムに土居がシミュレーションでイエローカードを受けて、前半失点したような位置からのFKとなります。
しかし、ここはジネイが頭で跳ね返すとそのボールを受けたカイオがドリブルで独走。
2対2の状況でしたし、金崎のフリーランニングもあってフェイントで1人はずすと中央に切り込んでシュート。
これがダメ押しとなってリーグ戦では4節鳥栖戦以来のホーム勝利となりました。
守備では前半はファン・ソッコ、後半は青木が松本の攻撃のキーマンであるオビナを上手く抑えたのが大きかったですね。
しかし、失点の後もスローインを含めたリスタートからは危ない場面を作られていたので不安定感は否めませんでした。
赤﨑が結果を出してジネイはいいプレイをしていて、FW不足だった前線の問題は解決しそうな雰囲気はあるものの、セカンドステージに向けてチームのバランス、守備に関しては特にこの先も変わりそうがないかなという感じでした。

次はG大阪戦
3日の水曜日にナビスコ杯もありますが、ACL組もスケジュールの関係で消化していない10節の試合があります。
鹿島はアウェイでG大阪戦になりますね。
G大阪はさらに鹿島より1試合消化が少ないものの、浦和が独走しているファーストステージで優勝争いをするためにもかなり気合いを入れて来ると思われます。
G大阪の最近の試合を観ていないですが、やはりもっとも警戒しないといけないのは宇佐美ですよね。
パトリックともども攻撃力はJリーグ屈指です。
その反面、前線からの守備はルーズになっているものの長谷川監督は2列目に倉田、大森、阿部など若い選手を入れて走らせることでバランスを取っています。
さらにその後ろにいる今野が守備で効いています。
ただ、リーグ戦の直近5試合では4得点しかできておらず、この所はやや攻撃が停滞気味。
鹿島は攻められると簡単に失点してしまう状態が続いているので何も楽観視はできないですけどね。
球際をしっかり競り合って集中力を高く保って守りたいものです。
最近また守備のプレイが中途半端になっているので、ボールに行くのか、人に付くのか、カバーリングのポジションを取るのか、判断を素早くしてやりきって欲しいです。
迷った挙句、何もしないというのは一番いけないですから。
気づけばファーストステージは次のG大阪戦も含めてあと4試合になってしまいました。
セカンドステージで優勝を狙うならこの4試合でチームの成長、課題の改善、タイトル獲得への光明を見せてもらわないとですね。
特にタイトルを狙うならG大阪と戦って勝つくらいでないとセカンドステージも望みを持てなくなってしまいますよ。
世代交代には成功したものの、その先の伸び代を見出せずチームが停滞しているというのが今の鹿島の現状だと思います。
そこを打ち破って行く起爆剤が必要です。
もう外国人枠はいっぱいでセカンドステージに向けて大きな補強があるとは思えないので、やはり起爆剤はダヴィが復帰してからの選手起用、戦術がどうなるかによるんじゃないでしょうかね。

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J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

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