鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J第26節】前半守って後半決める得意パターンで6連勝…川崎の戦
結果
2015年08月29日(土)
川崎1-3鹿島(19:03/等々力陸上競技場/22,632人)
[得点者]
51分:カイオ⑦←土居聖真④
58分:金崎夢生⑥
84分:エウシーニョ
93分:赤崎秀平⑥←山村和也①
[フォーメーション]
FW:土居、金崎
MF:カイオ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
83分:土居→赤﨑
88分:カイオ→中村
90分:柴崎→山村


試合の感想
前半はまず守る
川崎は4-2-3-1の布陣、前線は大久保の1トップに2列目が左から杉本、中村憲、新外国人のマイアという並びでした。
鹿島は引き続き4-2-2-2、メンバーは小笠原とファン・ソッコが先発に復帰したという形ですね。
試合はこのメンバーでの予想通りの展開になります。
攻撃が作れないために、山形戦同様に序盤は相手にペースを握られます。
山形戦と違ったのは、川崎は前からプレスする形は見せるものの、基本的に球際にがっつり来てボールを奪おうとする守備はしないのでこのメンバーでもボールは持てていました。
その結果、攻撃は作れないですがミドルシュートは放てていましたね。
別に自分達がボールを持って攻撃しなくてもこの1週間、前線からのプレスの練習をしていたそうなので繋いで来る川崎相手にインターセプトからいい形が作れればと思ったのですが、前からプレスでハメて高い位置でボールを奪うシーンは皆無でした。
もっとも良かった場面は川崎に奪われたボールを高い位置ですぐさま取り返して柴崎がミドルシュートを狙ったところ。
対する川崎の攻撃も奮いません。
前回のブログでセカンドステージに入ってから川崎は調子が落ちているので勝つならこのタイミングだと書きましたが、予想以上に攻撃の迫力が失くなっていました。
大久保の言葉を借りるなら、「今はただ繋いでいるだけでおもしろいサッカーが出来ていない。ゴール前でテンポがない」、まさにそんな感じです。
選手にも迷いがあるのか、鹿島ゴール前までボールを運ぶ事は出来ていたのですが、シュートを打てる場面で躊躇して繋いで行く場面が目立ちましたね。
そんな両チームですからお互いシュートすら出ず。
21分に鹿島の左サイドから崩されて、中で大久保に合わせられたのがファーストシュートとなりました。
鹿島のファーストシュートは25分、柴崎が遠目から狙って行ったシーンでしたね。
ただ、今の鹿島はこういった試合でも焦らずじっくり戦う事が出来ています。
セレーゾ監督時代と異なるのは悪いボールの取られ方をしても、必ず後ろには選手が残っており数的不利、数的同数っていう場面は皆無です。
だから守れているんですよね。
セレーゾ監督時代は信じられないくらい攻守に前に人数をかけて、簡単に数的不利の状況を作られていましたから。
前半の終わりは鹿島がボールを持つ時間が長くなったものの、お互いにこれと言った決定機はないままスコアレスドローで折り返します。
内容は良くはなかったですが、鹿島は石井監督になってからは後半に試合を決めている事が多いので仙台戦のように前半にリードされなければ問題はないです。

後半に決めるも、選手交代は課題
後半も両クラブとも同じメンバーでスタートしますが、開始早々いきなり決定機が生まれます。
DFの裏に出たボールの競り合いでファン・ソッコが簡単に大久保と入れ代わられて奪われます。
GKとの1対1のシーンになりますが曽ケ端がよく観て防ぐと、続くマイアの狙いすましたファーサイドへのシュートもファインセーブします。
ここは曽ケ端のプレイで失点は免れましたが、非常に危なかったですね。
こういう所を先に決められていたら試合はまったく逆の展開になっていたと思います。
それにしてもファン・ソッコはああいう場面で簡単に相手に入れ替わられてしまうことが多いですが、セイフティファーストで確実にクリアするか、しっかり大久保を体で抑えるかしないとダメですよね。
ピンチの後にチャンスありということで、鹿島は51分に先制点を奪います。
右サイドに流れていた土居が縦に突破、マイナス気味に入れたグラウンダーのクロスを前半から積極的にミドルを打っていたカイオが逆サイドに決めます。
この辺り、ボランチがバイタルエリアをスカスカにしているのは川崎の守備の特徴です。
攻撃的な選手を2枚並べているとどうしてもこういう場面は出て来ますからね。
58分には追加点。
左サイドのタッチライン際で金崎が体を張ってキープ、これで川崎の守備が集中して真ん中が空きました。
カイオ、土居と繋いで右サイドの遠藤へ。
ここで柴崎が遠藤の外を回って上がって行ったので、遠藤が車屋を引きつけてそこに出します。
車屋は今度は柴崎へ寄せて行きますが、1対2の状況でヘルプもないので今度は遠藤がフリーに。
ここの守備も完全におかしいですね。
遠藤が得意の角度から左足で巻くようなクロスを入れると、金崎が目いっぱい足を伸ばして左足で合わせます。
これはバーに当たってしまうもすかさずこぼれ球を拾うと、GKを背負いながら上手く叩きつけるような反転シュート。
これが決まって鹿島のリードは2点になります。
金崎は逆サイドで起点になってから真ん中に入って来ていますし、遠藤がボールを持った瞬間にDFの裏にパスを出すよう要求する仕草をしているんですよね。
非常にいい一連のプレイでした。
ただ、ここからの鹿島の試合運びと石井監督の采配は良くなかったです。
ここから川崎にボールを持たれて押し込まれます。
リードしているクラブが終盤に押し込まれるのはよくあるのですが、相手の攻撃を受け過ぎた上に2トップにボールが収まらなくてカウンターの目も無かったですからね。
良くないチームでも失点の心配がない状態でボールを持たせてもらえたら攻撃にリズムが生まれて来ます。
仙台戦の鹿島やこの試合の川崎がまさにそう。
こうなって来ると得点の臭いがして来ます。
76分にはCKから大久保に華麗にボレーを決められるものの、これはエウシーニョが曽ケ端を抑えたということでノーゴール。
恐らくマークは金崎だと思いますが、大久保はずっと完全にフリーにしてしまっていましたし、曽ケ端が抑えられてなくて飛び出していたとしたらボールにまったく触れてなかった軌道でしたらから相当ヤバイシーンでしたよ。
ファウルしてもらえて逆にラッキーでしたね。
83分に土居に代えて赤﨑を投入。
しかし、84分に失点してしまいます。
川崎に攻められていた時間帯に低い位置まで戻っていた赤﨑が川崎のパスミスからボールを奪うとカイオへ繋ぎます。
ところがカイオはトラップを浮かせてしまって奪い返されるとショートカウンターの大ピンチとなります。
さすがにこの位置でこのボールの奪われ方をすると後ろも対応する時間がないですからね。
エウシーニョに決められてしまいます。
2点リードした後もカイオや土居、金崎あたりはそのプレイの性質上前に急いでボールを失う場面が多く川崎に攻めさせる要因になっていましたけど、もっとゆっくり回して自分たちの時間を多くするべきでしたね。
仕掛けるにしてもシュートまで行かないとリズムが悪くなって行きますから。
これで勢いの出た川崎がどんどん攻めて来ますが、石井監督はカイオに代えて中村を入れて試合を締めにかかります。
さらには足の甲を痛めた柴崎に代えて山村を投入します。
選手交代から鹿島は試合を落ち着けるとともに盛り返して、川崎にシュートも打たせず、3本のシュートを放ちます。
ロスタイムには山村のミドルシュートがオフサイドラインを横に走っていた赤﨑の背中に当たって、そのこぼれ球を冷静に押し込んでダメ押しゴール。
これで試合は決まったわけですが、せっかく川崎の攻撃が上手く行ってなかったわけですから、選手交代でそれを最後まで出させない采配をするべきでした。
一時は同点にされそうな雰囲気まで出されてしまいましたから。
早目に赤﨑を入れてDFの裏やサイドのスペースを積極的に狙わせ、中村を入れて攻撃を跳ね返した後にボールをキープできるようにしていたら失点、西と柴崎の警告は防げた可能性は大きかったですね。
このまま試合は終了。
前述したように川崎は予想以上に攻撃の迫力が無くなっていましたね。
川崎が獲得した選手だけあってマイアはよさそうですが、さすがにまだ日本のサッカーやチームに馴染んでいません。
レナトが抜けた穴は非常に大きいですし、前節の湘南戦で顕著でしたが猛暑の影響でコンディションが落ちている時期でチャンスは作っても決め切るところまで行ってないのかなと思います。
もともと攻撃のチームだけに攻撃力が落ちると厳しくなってしまいますね。
鹿島はこれで6連勝、FC東京が前節に続いて引き分けたので年間順位3位との差が6に縮まりました。
これで完全に射程圏内に入りましたね。
秋になって涼しくなると変わって来るでしょうが、今のところ調子がいいチームって鹿島以外には広島、あとはこのところ良くなって来ている横浜FMくらいしか見当たりません。
このままの勢いで行きたいですね。
代表でプチ中断に入りますが、ナビスコ杯と天皇杯があって連戦となるので試合をしながらチームを作っていきたいですね。

ナビスコ杯、FC東京との連戦
5連戦に突入したわけですが、リーグ戦は代表のためにプチ中断。
ナビスコ杯でのFC東京との連戦が始まります。
最初はアウェイ、味の素スタジアムでの対戦となりますね。
FC東京は最近また4-3-1-2のフォーメーションで戦っています。
ご存じのように鹿島はこの布陣を得意としています。
なぜなら3ボランチでバイタルエリアを守るのはきついからです。
サッカーではピッチの横幅を守るのは5枚で安定、4枚だとどうしてもサイドに振られると逆サイドが空いてしまいます。
3枚だとはっきり言ってスカスカ。
一方のサイドを起点にされてそこに対応すると、当然逆サイドには大きなスペースが出来ますし、サイドチェンジされて守備を横にシフトする時に選手同士の間隔が空いて中央にも隙が出来やすくなります。
そのため、サイドチェンジが有効な手段となるでしょう。
また、4-3-1-2だと相手のサイドバックにプレスを掛けづらいので、サイドバックが効果的に攻撃に絡む鹿島にとっては有利なんですよね。
そんなフォーメーションで結果を出しているのはさすがイタリア人監督というところですが、高橋や米本、羽生など運動量が多く守備をするのを厭わないメンバーが揃っている事も大きいです。
センターハーフの運動量が多くないと3ボランチではなかなか守れないですからね。
だからJリーグではこの4-3-1-2のフォーメーションで結果を出したクラブは非常に少ないですし、鹿島もオリヴェイラ監督やジョルジーニョ監督も試みましたけど機能せず断念しています。
さらにはこの布陣ですと攻撃にあまり人数をかけ過ぎるときつくなるので守備重視になり、少ない人数で攻めて個の力でフィニッシュまで行ける強力なFWも必要になって来ます。
武藤が移籍して後ろも梶山が負傷離脱、すでに復帰したものの太田などケガ人が多くなって今は調子が落ちて来ている時期だと思います。
もともと鹿島はFC東京とは相性がいいですが、ナビスコ杯では気を付けないといけない事があります。
リーグ戦では継続的なチーム作りという目撃もあって相手に合わせてその試合だけ布陣やシステムを大きく変えるということは少ないですが、トーナメントですと勝利のために奇策を打って来る事があるからです。
鹿島との対戦ではフィッカデンティ監督は決まってフォーメーションを途中からフラットの4-4-2にしていますから、もしかしたら最初から何かしら手を打って来るかもしれませんね。
しかもナビスコ杯だとホーム&アウェイの対戦が今回のように短いスパンで行う事がよくあります。
こうなって来るとものを言うのが修正力です。
1戦目で勝利した方はそのまま同じ戦いで2戦目に臨み、負けた方は失敗を受けて修正して来るということがよくあります。
リーグ戦とナビスコ杯決勝の連戦でしたが、ジョルジーニョ監督もリーグ戦での敗戦を受けて昌子をサイドバック起用してそれが見事に功を奏して清水に勝利、タイトルを取りましたからね。
ネイサン・バーンズ(追記:豪州代表で不在)はけっこうドリブルできるので気をつけたいところ、あとはやっぱりセットプレイは精度が高いのでそこでは絶対にやられないようにしなければいけません。
清水戦でも太田がFKから直接同点ゴールを決めていますし、なんと言ってもFC東京のゴールは35点中17得点がPKを含めたセットプレイからとなっています。
ちなみに鹿島は柴崎、FC東京は森重(追記:豪州代表のネイサン・バーンズも)が代表選出のため出場できません。
ボランチには山村が入る事になるでしょうが、連戦なので石井監督がメンバーをどうして行くのかですね。
まずはアウェイですが、しっかり守りながらも隙をついて得点を奪って初戦から勝ちに行きたいところです。

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【J第25節】石井体制最悪の内容も6年ぶりの5連勝…の山形戦
結果
2015年08月22日(土)
鹿島3-0山形(18:34/カシマサッカースタジアム/16,700人)
[得点者]
40分:金崎夢生⑤←土居聖真③
57分:カイオ⑥←遠藤康③
74分:遠藤康⑤←カイオ①

[フォーメーション]
FW:土居、金崎
MF:カイオ、遠藤
MF:山村、柴崎
DF:山本、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
66分:土居→赤﨑
68分:山村→小笠原
86分:カイオ→鈴木隆


試合の感想
攻守にまったく機能しない前半
山形は高崎が契約の都合上、出場できないので3-4-2-1-のフォーメーションでした。
鹿島はさすがに赤﨑とダヴィの2トップの継続はなかったですが、一応布陣は4-2-2-2みたいです。
別メニューだった小笠原がベンチスタート、山村がボランチに入ります。
そして、山形がロングボールを多用してくると予想して高さ対策としてCBに植田を先発起用。
前線は逆転勝利した前節、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間にピッチに立っていた4人でした。
この前線の先発メンバーは1トップ金崎の4-2-3-1という形では割と使われており、セレーゾ監督時代ではまだ機能した方という布陣でした。
ところが4-2-2-2への変更もあって、思った通り仙台戦の時ようには機能しません。
長い時間、一緒に試合をしているので連携面は問題ないはずなので、やはり機能性に問題ありです。
前節はすでに仙台の選手の脚が止まって押し込んでいた状況であり、DFラインもかなり低かったですからね。
当然、金崎やカイオらドリブラーは相手のDFラインが低い方がより高い位置から仕掛けられて有利ですし、土居は相手ペナルティエリア内の高さで仕事するタイプなのでこちらも押し込んだ状態でないとなかなか持ち味を発揮できません。
まだ選手がフレッシュで前からプレスに来ていた山形相手に大苦戦、まったく攻撃を作れませんでした。
頼みの遠藤も疲労からかミスが多く、前半は思うようにボールを持てずむしろ山形の時間でしたね。
立ち上がりのディエゴのシュートを皮切りに思った以上に山形にゴール前まで迫られて危ないシーンを作られます。
前節の仙台戦はミスから2失点したものの、崩されることは皆無でしたから内容はより酷かったと言えます。
守備でやられていた原因は、石井監督がボランチのところでの練習不足を挙げていましたが、赤﨑やダヴィの1トップから代わって前線からのプレスのスイッチがはっきりしなかった事が大きいでしょうね。
FWのプレスバックもまったくなかったですから。
このため、けっこうロングボールより繋がれてやられそうになる場面も目立ちました。
ブログでも書いたように守備をセットして前線からプレスをかけられている時はいいですが、それが出来ないと今の鹿島は後ろが慌ててしまいますね。
24分にはディエゴに決定機を作られてしまいます。
攻撃がまったく出来ていなかった鹿島ですが、40分に前半唯一の決定機。
土居がドリブルで仕掛けてからのクロスに金崎が頭で合わせて先制します。
前半終了間際になって山形のプレスも落ちて、ようやく鹿島が押し込めた時間帯でした。
このいい時間帯に得点できたのは前節と同じですね。
ただ、仙台戦と違ったのは山形の攻撃力がリーグ17位(24節終了時で17得点)だったこと。
そして、何よりレベルの低いミスから安い失点で自滅しなかったことですね。
仮に同じように前半で2失点していたら、その時点で前線のメンバーは誰かしら代えられていたでしょう。
そういう意味では1点リードして終える事が出来たのは、非常にラッキーな前半の結果でしたね。
どう考えても石井監督は鹿島がもっとボールを持って押し込む展開をイメージしていたと思いますよ。

効率よく追加点
前半をセットプレイからの植田のヘッドと得点シーンのシュート2本で1点を取った鹿島は、後半も見どころがない立ち上がりとなります。
53分にはカウンターから再びディエゴに危ないシーンを作られる始末。
それでも残留争いで苦戦しているクラブというのはこういう試合で得点を決め切れずにミスから失点するというのがよくあるパターンです。
57分にカイオのインターセプトから金崎、柴崎、土居と繋いで右サイドの遠藤へ。
グラウンダーの速いクロスにファーサイドでカイオが合わせて追加点を奪います。
しかし、内容は決して褒められたものではなく石井監督は66分に土居に代えて赤﨑を入れます。
これで前線からのプレスとプレスバックが生まれて後ろが守りやすくなった所で、さらにイエローカードをもらっていた山村に代えて小笠原を投入します。
やっぱり赤﨑のプレスが効いていて、山形がそれに慌ててアバウトなボールを蹴って来るようになったので鹿島はいい形でボールが取れ始めましたね。
その結果、今度は鹿島がボールを持つ時間が長くなって押し込み始めます。
74分にはカイオが左サイドでボールをキープすると見せかけて、股を抜けて切り込むと遠藤へマイナスのクロス。
これを綺麗にボレーで決めてダメ押しの3点目。
何とシュート4本で3得点という効率の良さですが、いつもどんな相手にも少ないチャンスで確実に得点をしていけるわけではないですからね。
しかし、やっとメンバー交代からチャンスも作れ出して、この後西のクロスから赤﨑のヘッド。
さらには小笠原のスルーパスから抜け出して再び赤﨑。
本来は前半からこういう攻撃をしたかったのでしょうね。
86分にはカイオに代わって鈴木隆が入ります。
今週はサイドハーフで練習もしていたということですからね。
短い時間でしたが持ち味のドリブルとクロスは披露しました。
赤﨑へのクロスは鋭かったですし、最後は金崎のパスを受けて思い切って狙って行きましたね。
赤﨑のプレスとキープが効いてこのまま無失点で勝利。
09シーズン以来、6年ぶりの5連勝となりました。
でも、本当は震災の影響で変則開催になった11シーズンの19、20、21、9、22節に5連勝していますけどね。
気になるのは試合内容がどんどん悪くなっている事です。
相手の攻撃を抑える特殊な戦い方をした広島戦はシュート5本でも狙い通りの戦いでしたが、この試合はホームで山形相手にもっと押し込みたかったのにそれができずにシュート7本ですからね。
はっきり言って相手が山形だから勝てたというものでした。
ただ、試合後のコメントを見ると石井監督も内容の悪さには気づいているのか、「今まではいろいろな組み合わせを試してきたが、ここからは違った形になるのでは」とメンバーをある程度固定化していく事を示唆しています。
それは前回のブログでこーめいも書いた通りなのでいいですが、問題はどのメンバーで固定していくのか、そして、次からは連戦になるのでやはりメンバーを入れ替えながら戦うのでは…ってことです。
でも、途中就任の難しさの中で勝ち続けながらしっかりチーム作りも考えて進められているんじゃないでしょうかね。
ナビスコ杯や天皇杯があると言っても、リーグ戦は残り9試合なのであまり悠長にはしてられないですから。
これからの戦い方、メンバー次第では十分セカンドステージ優勝を狙えると思います。
さらにはFC東京が今節引き分けて勝ち点差8になったので、年間順位3位以内も視野に入れておきたいですね。

次は川崎戦、そして連戦スタート
次節はアウェイで川崎戦、その後ナビスコ杯FC東京×2、天皇杯、再びリーグ戦に戻ってG大阪戦となります。
5連戦ですね。
川崎は言わずと知れた攻撃好きなクラブで、鹿島と清水が監督交代で守備重視に切り替え。
柏もファーストステージの散々な成績を受けて今は5バックで守り勝つという試合をやっていますから、川崎は唯一残された攻撃偏重のチームと言っていいでしょう。
そのため、ボールは十分持てると思いますし、特に後ろから繋いで来る相手なので赤﨑を1トップに戻して前線から積極的にプレスをかけたいところです。
ちなみに08シーズンからの川崎とのリーグ対戦成績は4勝4分7敗。
アウェイでの試合は1勝2分4敗と相性が悪いです。
しかし、川崎は現在調子が落ちています(セカンドステージは3勝2分3敗)し、このタイミングでの対戦は十分勝てる可能性があると思いますね。
その後のFC東京とは相性がいいですし、天皇杯はカテゴリーが下の相手、G大阪も現在あまり調子がいいわけではありません。
天皇杯は初戦で苦しむ(昨年は2回戦で敗退)事も多いので、さすがにそう簡単に連戦を乗り切るとはいかないでしょうが、流れは鹿島に来ていると言っていいでしょう。

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【J第24節】采配ミスで窮地に陥るも学習能力で4連勝…の仙台戦
結果
2015年08月16日(日)
鹿島3-2仙台(19:04/カシマサッカースタジアム/16,554人)
[得点者]
03分:野沢拓也
27分:野沢拓也
42分:山本脩斗②←西大伍⑤
82分:土居聖真⑤←西大伍⑥
87分:土居聖真⑥←柴崎岳⑨

[フォーメーション]
FW:赤﨑、ダヴィ
MF:中村、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
35分:中村→カイオ
HT:ダヴィ→金崎
80分:赤﨑→土居


試合の感想
時期尚早の4-2-2-2
仙台はDFラインに2人でプレスをかけるシーンはありましたが、基本は4-1-4-1のスタートでしたね。
前半は運動量とインテンシティ高く入って来ました。
鹿島はなんと往年の4-2-2-2のフォーメーション、赤﨑とダヴィの2トップに2列目は遠藤と中村になります。
石井監督のイメージするものがこの布陣とメンバーからこーめいにはよく分かりますし、機能はしていくと思いますよ。
でも、それはこの試合ではないです。
石井監督になって土居がトップ下から退いて確実に4-2-3-1の機能性は上がりましたが、前線のメンバーは毎回先発が代わっているので連携面がとてつもなくぎこちないです。
狙いや意図は分からなくないですが、まだ4-2-3-1が機能していないのに、中3日の試合でいきなり4-2-2-2にして来るなんてはっきり言ってこの采配は意味不明。
案の定、これまでの勢いを殺すような前半の出来となります。
特に2トップが機能しません。
これまでは1トップで得意のオフザボールの動きでDF裏へのボールはもちろん、サイドに流れたり下がってボールを受けたりと縦横無尽に動いてボールを引き出していた赤﨑はスペースが無くなって動き出しの回数が減ります。
ダヴィは強引な仕掛けが持ち味ですが赤﨑、遠藤、中村とコンビネーションで攻撃を作ろうとして足元の下手さを露呈、攻撃のブレーキとなります。
ましてやダヴィは大迫でも一緒に2トップを組んで合わせるのには苦労していましたから。
遠藤、中村はボールを持つものの、2トップの動きを探り探りのプレイなのでどうしても球離れが悪くなってテンポが遅くなってしまいました。
ビルドアップの仕方も変わって来ますからね。
トップ下に本山、金崎、中村が入るようになってからDFラインやボランチから中央への縦パスというのはよく入るようになっていたのですが、4-2-2-2だと真ん中が空きがちになりますし、2トップの連携不足から赤﨑が降りて受ける動きもいつもより少なかったので後ろもやりづらそうでした。
完全に石井監督の采配ミスですね。
それでもこれまでのように前半を無失点でやりすごせれば、その間に前線の選手の連携面も少しずつ改善される可能性はあったのですが、何と3分と早い時間に昌子のミスから仙台に先制点を献上してしまいます。
西の野沢への守備対応も淡白過ぎましたね。
石井監督体制で初めてリードを許した鹿島は、少し浮き足立ちます。
早く同点に追いつこうと焦ってバランスを崩すのですが、次第に落ち着いて来ると前線の4人の間でもパスが繋がり始めます。
遠藤のミドルや中村のスルーパスからダヴィのシュートなどフィニッシュまで行くようになります。
このまま何とか仙台の守備を崩して前半のうちに追いつければと思っていた矢先、再び安い失点を与えてしまいます。
GKからのロングボールをファン・ソッコが競り負けて野沢にあっさり決められてしまいました。
これは新潟戦でも指宿の頭をターゲットに散々やられ、FC東京でもGKのFKから失点している形ですからね。
そもそも遠藤は上手く体を入れてボールを取っており、ファウル判定自体が誤審ですが、これだけ後ろから簡単に放り込まれて、競り負けた上にそのあと決定的な場面を作られるようでは話にならないですよ。
本人も2失点は自分のせいと言っていましたが、確かにここでも西の野沢への対応は酷かったですね。
2点のビハインドを負った鹿島は中村に代えてカイオを投入。
ダヴィを下げてフォーメーションを4-2-3-1に戻すかと思いましたが、さすがにベテランブラジル人FWを前半途中で下げることはできなかったようですね。
試合後のコメントで中村の交代について、「自分のイメージしたいプレイができなかった」と述べていますが、それは当たり前です。
昨日今日で簡単に機能するなら、各国代表の監督は苦労しないですしJ3で戦っているU-22はもっと結果を出していますよ。
4-2-2-2が機能しなかった原因は1つ、単純に練習不足です。
それでもカイオを入れたことで、前線の攻撃を連携<個にバランス修正してサイドから人数をかけて攻めます。
西のクロスに逆サイドに飛び込んだ山本が頭で決めて1点を返して前半終了。
ただ、選手を代えても4-2-2-2が機能しているとは言えない内容でしたね。

学習能力で逆転劇
後半の頭から石井監督はダヴィに替えて金崎を投入、4-2-3-1の布陣に戻して来ます。
この慣れ親しんだシステムへの変更、前半で1点返したこと、そして何より後半に仙台の選手の足がぱったり止まったのは逆転勝利へ大きな要因となりましたね。
前半からだいぶ押し込み始めていたのですが、広島戦で効いていた金崎や中村のように守備を跳ね返した後にキープしてくれる選手が仙台にはいないのでこれでは苦しいです。
前半、飛ばしすぎていたのか、足が止まったので途中出場のカイオと金崎のドリブルが活きに活きましたね。
後半の仙台はサンドバッグと化します
51分にはカイオのシュートをGKがはじいたところ、金崎がフリーで詰めますが大きくふかしてしまいます。
56分には遠藤の突破からグラウンダーの折り返しを中央でカイオが合わせますが、足に当たりきらずに右にはずしてしまいます。
仙台はここで野沢に代えてキム・ミンテを投入。
守備力の強化を図ろうということなのでしょう。
鹿島は押し込みながらもなかなかゴールを奪えない状況が続きますが、仙台の下がり過ぎの守備と前線でのボールの持て無さは酷過ぎ。
2枚目、3枚目の交代カードを切っても改善されず。
この状態では守りきられるというイメージよりも、攻撃がじわじわ効いていていつか得点は入るというイメージの強い試合展開でしたね。
80分、石井監督は3枚目のカードを切ります。
ミスの多かった遠藤を下げるかと思いきや、赤﨑に代えて土居を投入。
石井監督は、「練習で積極的にボールに絡めていない」という理由で先発からはずしたそうですが、これは試合でも同じ。
こーめいが言い続けて来た、「消えている時間が多すぎる」、「起点になれていない」、「ゴールを奪うためのプレイしかしていない」という評価と合致します。
しかし、それは2列目での話。
この試合では赤﨑に代えてFWに入りましたし、ゴールを奪うための起用としてはゴールを奪うためのプレイしかしない選手で十分です。
82分に山本が右サイドに展開、ペナルティエリア内まで上がっていた西が頭で折り返すとゴール前でフリーになっていた土居がヘディングで決めます。
これでまずは同点。
さらに87分には遠藤からのくさびのパスを柴崎がオシャレに少し浮かせて絶妙なボールを土居へ。
トラップから逆サイドに決めてついに逆転。
土居本人も「自分はFWなので」と言っているので、リードしているときはサイドでプレス要員、得点を取りに行くときはFWのスーパーサブ的な存在で使っていくのが一番でしょうね。
残りの時間はしっかり守って試合終了。
もともと失点も崩されたわけではなく、仙台に攻撃する力は残ってなかったですからね。
守備も攻撃もかなり悪く、運動量が復活したら良くなるのか逆に心配になるレベルでした。
中3日でのアウェイ戦という影響が大きかったのかもしれませんね。
この試合は大きな采配ミスから始まり、自滅から苦しい展開にしてしまいましたが、監督だってミスはします。
ましてや石井監督は新人監督ですからね。
しかし、そこから学習して修正していけばいいわけです。
それが早い段階で出来たから勝利まで持っていけました。
セレーゾ監督はいつまで経っても、失敗→学習→修正というサイクルができなかったのでチームはどんどん苦しい状況に追い込まれて行きました。
意味不明だった新潟戦とは明らかに違う、失敗→学習→修正がもたらした逆転劇で4連勝を飾ることに成功しました。

次はホームで山形戦
次…というか、もう今日が山形戦ですね。
現状では日曜日に試合があると、ブログのアップが土曜日になってしまうので本当は、「勝っている時は変えないとローテーション」についても書きたいのですが今回は簡略に。
今の鹿島がすべきことは2つ。
攻撃では4-2-3-1で連携を高めてベースの戦いを築く事です。
石井監督に代わってから確実に前線の機能性は上がっていますが、先発メンバーがすべて代わっているので連携はまだまだ。
選手の能力を引き出し切れているとは言えないので、1週間のインターバルが空く山形戦、川崎戦ではある程度メンバーを固定して連携を高めていきたいところです。
そこを放置していたらチーム力が高まらないですし、優勝争いをするだけの力を肝心な所で発揮できなくなってしまいますからね。
それに今は夏場で鳥栖や仙台など運動量を武器に戦っているクラブ相手に後半勝負で勝つことが出来ましたが、秋になると走れる時間が伸びます。
そうなると当然、粘って守り切れるようになる試合も増えますから、そのためにも先発で戦うメンバーの連携を高めて前半から得点を奪えるチームを作っていく必要があります。
逆に言えば、先発メンバーを代えてじっくりボールを回すような戦いになったからこそ後半に相手がバテているという側面もあるのですが。
本当は仙台戦でもそういう意図を持って選手を起用して欲しかったのですが、突拍子もないタイミングで4-2-2-2をぶち込んで失敗してしまいました。
面白いのがネットではセレーゾ監督時代に結果が出ないと赤﨑は1トップ向きじゃないからダヴィと2トップを組ませてほしいという声が多く、そして、石井監督になって結果が出て来ると往年の4-2-2-2に戻してほしいという書き込みが多かったのですが、この試合を観てあっさり手のひらを返して4-2-2-2の采配と選手を批判。
掲示板に書き込む人のほとんどはサッカーはまったく理解できてない上に、セレーゾ監督以上に失敗→学習→修正のサイクルができない能力の低い人が多いので、パレートの法則で考えると8割の多数派意見が間違っていて、2割の少数意見が正しいということがよく起こりますね。
起用するメンバーが固定化されて4-2-3-1の布陣に限界が来ていたセレーゾ監督の時に時間をかける覚悟で2トップにして袋小路を何とか打破するという選択肢はありましたが、前線の機能性が上がっている現段階で慌てて赤﨑とダヴィを組ませる必要はないですよ。
石井監督が山形戦にどういうメンバーをチョイスするかですが、金崎や中村を入れて2トップ風にする布陣はあってもさすがに赤﨑とダヴィの併用はしないと思います。
逆にその2人の2トップをこの1週間で機能するように持っていければすごいですが。
川崎戦からはナビスコ杯、天皇杯など5連戦が始まるのでローテーションはそこですればいいです。
もう1つは守備。
前回のブログで後ろはまだ不安定で心配と書いたのですが、この試合でも分かるようにレベルの低いミスからの失点が多すぎますね。
そこを減らしていく必要があるのですが、前線と違って後ろは青木、植田、山村などもCBで起用されてミスから失点していましたから、メンバーを替えても特に良くなる見込みはなさそうです。
山村をボランチに入れる、もしくは守備固めでファン・ソッコをサイドバック起用するくらいしかないでしょうね。
全体的に守備意識を高めて失点は減っていますが、守備がセットされた状態では守れているものの崩される、もしくは弱点をつかれると脆さが出るのは否めません。
前線は連携を高めることで、後ろは個を高めることでチーム力を上げていきたいですね。
山形は現在は3-1-4-2のようなフォーメーションで戦っており、仙台と同じで堅守速攻型のクラブです。
鹿島からレンタル中の高崎は出場できないので、布陣はもしかしたら変更してくる可能性もありますね。
これまた仙台同様に今年の猛暑が効いているのか、運動量を頼みにするクラブは苦戦を強いられていますね。
山形も守った後の攻撃が上手く行っていないチームです。
前線にディエゴはいるものの、ボールが収まってないので高崎を入れてもう1つターゲットを増やそうという意図があって獲得したのだと思います。
現在リーグ戦は13試合勝ちなし(0勝6分7敗)。
この試合のように安い失点をしなければ、苦しむようなことはないと思います。
ただ、引き分けに持ち込んでいる試合は多いので守備で粘られないよう早めに先制点を奪いたいですね。
ちなみに、08シーズンからの山形とのリーグ対戦成績は4勝3分、ホームでは3戦全勝となっています。
仙台戦のように相性の良さもあるので5連勝を狙っていきましょう。

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【J1第23節】玄人好みの鹿島らしいしたたかな勝利…の広島戦
結果
2015年08月12日(水)
広島0-1鹿島(19:04/エディオンスタジアム/16,689人)
[得点者]
32分:山本脩斗①←遠藤康②
[フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:中村、金崎、遠藤
MF:山村、小笠原
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:佐藤

[選手交代]
63分:山村→柴崎
73分:赤﨑→土居
92分:金崎→ダヴィ


試合の感想
守備を意識した固い試合運び
広島は3-4-2-1、森﨑浩や柴崎はケガですがベンチに塩谷や浅野が控える布陣となっています。
鹿島は4-2-3-1、4-4-2と紹介しているメディアもありましたが広島相手の守備対策でそう見えただけで後半の中村のポジションを観ても特にフォーメーションを代えたという事はないですね。
柴崎がベンチスタート、山村がボランチに入りました。
海外でも代表帰りの中心選手をベンチスタートにする事はよくありますし、特に柴崎は疲労性のケガで戦列を離れていたので無理使いは控えた方がいいですね。
こういうところで代わりにどの選手を使ってチームを機能させるかが監督の腕の見せ所ですし、そういう努力をしていかないと監督として伸びないですから。
始まって序盤で石井監督がかなり守備を意識してこの試合に臨んだのが分かりましたね。
中断期間の練習でもそこをテーマに取り組んでいたのでしょう。
それもそのはずセカンドステージは開幕から5連勝、5試合で18得点の広島の攻撃をどう抑えるかは対戦相手にとって重要なファクターとなって来ます。
ベンチに柴崎、ダヴィ、カイオといるので鹿島はその気になれば後半にいくらでも得点を取りに行く戦いにシフトできますから、前半は守備に重きを置いた戦い方で全然問題ないですね。
鹿島は一旦リトリートして布陣を整えてから機を見て連動して前にプレッシャーをかけていくスタイル。
広島の特殊な攻撃布陣に対しては基本的にCBとボランチの4人で1トップ2シャドーを見て、WBにボールが出たらサイドバックが対応。
そこにサイドハーフも戻って数的優位で守るようにしていました。
この守備で広島の攻撃を封じて行くわけですが、ここからピッチ上での駆け引きが静かに始まっていました。
4-1-5の布陣で攻める広島の唯一の中盤、青山がポジショニングを代えて来ます。
最初は自分たちのDFラインの前、つまり赤﨑や金崎より低い位置でボールを受けていたのですが、そこだとモロにプレッシャーを受けるということでポジションを上げます。
鹿島のトップ下とボランチの間でフリーになってボールを受ける事が多くなりました。
鹿島はDFラインへのプレスはあまり行かない代わりに、青山にボールが入ったら必ずプレスをかけるという守りをしていましたから、広島はDFライン4人でボールを回してフリーになるようになった青山に繋ぐのは容易、同時に守備に行くタイミングの基準点を見失った形になりましたね。
しかし、これに鹿島はボランチが縦関係になって山村が青山のマークに行く事で封じにかかります。
ただ、これでは後ろが広島と数的同数になってしまうので、山村は青山のマークと後ろのサポートとかなり上下動することになり負担が大きくなりましたね。
鹿島が広島の攻撃を警戒し、攻撃では無理せず後ろで回してコースが空いたら縦パスを入れる戦いをして、広島も夏場は消耗を控えるためにカウンターから得点を奪う戦いにシフトするので、お互いゴール前のシーンやシュートが少ない展開となります。
そんな中で最初のチャンスは8分、中村が真ん中に下がって受けて遠藤へ。
遠藤のループスルーパスに裏へ抜け出した赤﨑が角度のない所から折り返しますが、GKに防がれます。
16分、広島はミキッチのクロスから佐藤のヘッドでチャンスを作ります。
その直後、遠藤が高い位置でのインターセプトからボールを奪いますが、シュートを大きくふかしてしまいます。
決定機と呼べる程のチャンスは両クラブともない中で、鹿島がセットプレイから先制します。
遠藤のCKにフリーになっていた山本が頭で合わせました。
普段は流れの中からもセットプレイでもサイドから飛び込んで行く事の多い山本はよくシュートをポストやバーに当てていましたが、あれだけゴール前中央からのシュートだったらさすがにネットを揺らしましたね。
今季、初ゴールです。
残り時間もしっかり守って前半をリードで折り返します。

ビルドアップ、仕掛け、高さを抑える
後半も前半と同じ展開で始まります。
ただ、鹿島は守っているだけでなく攻撃を跳ね返した後にトップ下の金崎がよくキープして押し上げる時間を作ったり、ファウルをもらっていましたね。
55分には山村の縦パスを遠藤がフリック、金崎のスルーパスから赤﨑が狙おうとしますが惜しくもオフサイド。
千葉のラインの上げ方が上手かったですね。
58分には中村のループスルーパスから金崎が抜け出しそうになるシーンを作ります。
中村はこの試合、もっともスルーパスを出せていた選手なんじゃないかと思いますが、前半から2列目で起点になれていました。
まだ周りと合ってないところがあって通らなかったりする場面も多いですが、これから呼吸も合って来るでしょうし、セレーゾ監督時代のメンバーに足りなかったピース、プレイですね。
60分を過ぎて広島は2枚替え。
代わって入った浅野がドリブルからシュートまで行ってポスト直撃。
中村のトラップミスからカウンターを受けたのですが、しっかり5対3で守っているのにあそこまで持って行かれる後ろのメンバーの守備対応は引き続き心配がありますね。
それでもセレーゾ監督時代と違って、山村と山本が高い位置を取っていたシチュエーションでも後ろにきちんと人数を残しておいたから浅野にあのポジションからシュートを打たせたとも言えます。
ポストに当たったので惜しいように見えますが、枠内に飛んでいたら確実に曽ケ端が触っていたのでどのみちゴールするには難しいシュートでした。
セレーゾ監督時代だったら小笠原に西も高い位置を取っていて、3対3で真ん中をぶち破られて簡単に失点をしていたシーンですね。
ここで鹿島ベンチも動いて山村に代えて柴崎を投入。
小笠原がボールを取られてからカウンター、柏のクロスにドゥグラスの頭に合わせられますが山本がしっかり寄せて自由にシュートを打たせません。
鹿島の2枚目のカードは赤﨑に代えて土居を投入。
赤﨑はイエローカードをもらっていましたからね。
ファウルもが多かったですが、フリーで前を向いている広島の選手や自分がボールを奪われた時などプロフェッショナルファウルの結果でした。
よく前線からの守備、プレスバックでの守備をしていましたね。
2列目の並びは土居、中村、遠藤になり、トップには金崎が入ります。
サッカー素人でしたらここでカイオやダヴィの投入を考えるのでしょうが、勝っている状況なので石井監督はプレス要因である土居の起用を選択しましたね。
同じ状況でセレーゾ監督だったら柴崎は当然として、お気に入りのダヴィにカイオか土居を投入していたでしょう。
それでダヴィやカイオがドリブルで仕掛けてはボールを奪われて押し込まれる展開に。
もしくは土居をトップ下に入れて前線でボールが収まらなくなって押し込まれる展開に。
どちらにせよ耐えきれなくなって失点していたのは確実。
そもそもセレーゾ監督だったら柴崎をベンチスタートさせるだけの余裕ある采配はできないでしょうし、お気に入りのダヴィ、カイオ、土居は先発だったでしょうけどね。
この試合勝利できたのはトップ下の金崎、そして終盤にトップ下にポジションを移した中村がよくボールを収めていたからです。
相手の攻撃を跳ね返したボールをキープして後ろが押し上げる時間を作る、もしくはファウルをもらって時間を作る。
こういうプレイがないと広島に押し込まれっぱなしになって、後ろは相当きつくなります。
ましてやチーム力の差が小さいJリーグではリードしている方が終盤に押し込まれるという展開は当たり前のようにありますからね。
押し込まれる時間が長かったらもっとドゥグラスの頭を使われていたでしょう。
そして、マイボールにするだけでなくカウンターからチャンスも作っていましたし、終盤になっても前線の選手の守備で広島のビルドアップをしっかり封じる事が出来ていました。
そのため、危ないのはドゥグラスの頭くらいでしたね。
よく「簡単にクロスを入れさせるな」とか、「100%クロスを入れさせない守備をしろ」なんていう頭の悪い者がいますが、「100%クロスを入れさせない守備」をしていたら、100%ドリブルで抜かれます。
結局、こういう頭の弱い人はクロスをドゥグラスに合わせられて危ない場面を作られているという結果だけで言っているんですよね。
もちろん選手だって「このタイミングで100%クロスを入れて来る」というのが分かれば、100%クロスを入れさせない守備をしますよ。
でも、実際は相手がクロスかドリブルかパスか、はたまたシュートか、相手がどんなプレイを選択するか分からない中で守備をしている訳です。
そんな中で鹿島は、サイドだったらもっともやられてはいけないドリブルでの突破をまず封じる守備をしています。
ドリブルで抜かれたらその選手はフリーになりますし、精度の高いクロスどころかそのままシュートまで持って行かれる可能性も出て来ますからね。
それならある程度コースを切った状況でクロスを入れられた方がまだ良いわけです。
鹿島では秋田、大岩、岩政などのCBがいたので新井場も言っていたように、クロスを上げさせて真ん中で跳ね返すという守備を意図的にする事があります。
よほどの実力差がない限り、クロスもパスもドリブルも全部封じる守備なんてできないですからね。
では、ドゥグラスの高さと強さをどうすればいいか。
それはこの試合のようにゴール前で頑張って跳ね返すしかありません。
結局、1の矢がダメでも2の矢、3の矢があるチームが強いって事です。
今の広島は後ろからのビルドアップで真ん中のコンビネーションで崩す攻撃と、サイドのミキッチと柏の仕掛け、さらにここに3つ目のドゥグラスの高さが加わっています。
これによって今までミキッチ、柏のドリブルを抑えれば良かった守備がアバウトに限定的にクロスを入れられてもやられてしまうという非常に守る側からしたらやっかいな事になっているわけですね。
究極の攻撃というのは、「分かっていても止められない」攻撃です。
ドリブル突破を防ぐことに重きを置けばドゥグラスの高さでやられる、クロスを入れさせないようにしようとしたら今度はクロスを入れる動きをフェイントにミキッチ、柏のドリブル突破が活きて来る。
こういう状況を多くのクラブが分かっていて止められないから、広島は5試合で18得点できているわけです。
しかも、ナビスコ杯2試合を入れれば12試合負け無しのチームですから。
鹿島でも前線で遠藤しか起点になれる選手がいない時はそこを抑えられたら厳しくなりますが、そこに中村や本山など起点になれる選手をもう1枚加え、さらにポジションを流動的にして機能するようにすれば分かっていても止められない攻撃になって行きます。
この試合の鹿島は前線からのプレスでビルドアップを封じ、サイドバックとサイドハーフの守備でミキッチ、柏のドリブルを封じ、ゴール前でのマークと寄せでドゥグラスに自由にシュートさせなかった、さらに前述したように前線の選手が最後までよくボールをキープして押し込まれ続ける状況を防いでくれたから無失点に抑えられました。
最後はダヴィを時計を進める交代で使い、1点を守りきって3連勝。
セレーゾ監督の時とは違い、勝ち続けられる勝ち方ですし、上位にも勝てる戦い方をできていますね。
シュートは5本で攻撃の場面は少なかったですが、そもそも石井監督が就任して中断期間があったと言ってもまだ1カ月も経ってないですし、たったの3試合目。
メンバーも戦い方も変わっています。
対して広島はペトロヴィッチ監督の時からスタイルを確立して、受け継いだ森保監督がさらに完成度を高めました。
現在は世代交代に差し掛かっているところもありますが広島とはチームの完成度が違いますし、特殊なサッカーをして来る相手ですから内容よりも何より結果が大事ですね。
それにセットプレイから得点を取ってしたたかに勝つ勝ち方は、まさに玄人好みの鹿島らしい勝利でした。

3人目の新戦力
中村、本山に続いて山村とセレーゾ監督時代には戦力外扱いだった選手がこの試合でも先発出場しました。
ボランチのポジションで先発した山村は途中交代するまで無難にこなした感じですが、やはりビルドアップに関しては上手いですね。
後ろの選手でビルドアップが上手い選手に共通するのは、トラップをしっかり自分の前に置ける技術です。
青木や岩政は自分の横にトラップする事が多いです。
これは相手に詰められた時、奪われるリスクを下げるためのトラップ。
篤人や山村は前にパスを出すためのトラップができるのですが、こういう選手は当然それだけ周りもよく見えています。
31分に左サイドの中村のクロスに上がって行った山村がペナルティエリアファーサイドで合わせようとしたシーンも、山村の左足のダイレクトパスから金崎に繋いでいますからね。
山村の場合は、守備時にマークすべき相手よりもむしろ味方選手の動き出しの方がよく見えていると言えます。
そちらの特徴と高さを活かすべきなんでしょうね。
この試合ではしっかりセットされた中での守備が多く、不慮の対応はほとんどなかったですがそういう場面でどの選手につくのか、またはどこのスペースを埋めるのかなど危機察知能力、判断を高めていければ鹿島でもボランチでポジションを見出していけるんじゃないですか。

次はホームで仙台戦
次節は中3日でホームで仙台戦となります。
仙台はセカンドステージを1分4敗でスタート。
最近は忙しくて他クラブの試合をあまり観れていないのでよく分からないですが、運動量の上がらない夏場で持ち味を発揮できてないのかなと思います。
ようやく今節の松本戦で初勝利をあげましたが、それも澤選手の結婚効果があったのかもしれません。
ホームでの試合ですし、調子が上がって来る前にしっかり勝っておきたいところです。
連戦になるので石井監督はこれまで同様にメンバーを代えて来ると思います。
監督が代わってからフォーメーションは同じなもののシステム、戦術、選手起用は確実に変わって来ています。
その中で全試合先発メンバーが代わっているので、石井監督の選手起用に関してはまだ分からない部分が多いです。
今のところコンディションのいい選手を優先して起用しているそうですが、もうちょっと見て傾向を探って行きたいです。
山本がこの試合で捻挫をしたそうで、欠場となれば左サイドバックに誰を使うのか。
鈴木隆を起用するならその前の左サイドハーフにはどの選手を起用するのかなど注視したいところです。
ちなみに10シーズンからの仙台とのリーグ対戦成績は、7勝1分3敗。
ホームでは4勝1分と相性がいいと言えますね。

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【J第22節】我慢強く戦って今季初連勝…の鳥栖戦
結果
2015年07月29日(水)
鳥栖0-3鹿島(19:04/ベストアメニティスタジアム/15,794人)
[得点者]
87分:柴崎岳④←カイオ①
89分:赤崎秀平⑤←遠藤康①
95分:柴崎岳⑤

[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:中村、本山、金崎
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、ソッコ、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
59分:ダヴィ→赤﨑
70分:本山→カイオ
82分:中村→遠藤


試合の感想
はじめまして、こんばんは
鳥栖は3-4-2-1の布陣、復帰が囁かれていた豊田はベンチ外、他には池田や林もケガで欠場ですね。
鹿島は4-2-3-1と布陣は変わらないものの、何と前線の4人のうち3人を入れ替えて来ました。
ダヴィの1トップに2列目は中村、本山、金崎の並びでスタートでしたね。
鳥栖はエースの豊田が欠場、6連戦の6戦目。
石井監督がそれを意識して決めたのかはこの時点で分かりませんでしたが、先発メンバーを観てこーめいは後半勝負だと思いました。
開始早々、柴崎がロングシュートを狙いますが、予想通り前半は比較的静かな45分となります。
それもそのはず、1トップがほぼほぼ動かないダヴィとなれば赤﨑が先発した前節のFC東京戦のような前線が流動性は望めません。
そして、何と言ってもこの前線4人のメンバーで試合するのははじめましてなのです。
今季途中で加入した金崎は、名古屋時代の在籍期間も被ってないでですし、長期離脱から復帰したダヴィと共に先発で試合をするのは初めて。
そもそも一緒にプレイする事自体が最近ですからね。
中村と本山はセレーゾ時代に先発起用がほとんどなかったので、金崎とダヴィを含めてこちらも実は一緒にプレイしている時間はほとんどありません。
就任1週間、ましてや前節から中3日のアウェイ戦でやっていきなり機能する布陣ではないですね。
このメンバーで練習もしておらず、それで前節のFC東京戦くらいの機能性をすぐに発揮できるとか思っている人間はサッカーを嘗めているとしか言いようがありません。
そんなに甘くはないです。
実際の試合の中の刹那のタイミングでの動きでお互いにどういうプレイがしたいのか、どういったボールが欲しいのかをまだ理解できてない所が大きいので当然、前半は探り探りの展開となります。
それでも以前にブログで書いたように遠藤、中村、本山の3人のうち2人が出ればそれなりの機能性は発揮できます。
金崎も遠藤、柴崎、中村、本山とフィーリングが合っていますからね。
決定機は柴崎のロングボールにダヴィが抜け出してGKと1対1になったシーンくらいしか作れていませんでしたが、30分を過ぎた辺りに中村が右サイドに回ってからは伊東とのコンビでチャンスを作って行きます。
要するに探り探りプレイする中で中村が右サイドで遠藤の役割を担う形で落ち着いて来た訳ですね。
34分にはその中村と伊東のコンビで右サイドを崩すとセンタリング、ダヴィがトラップし切れなかったですが流れたボールを金崎が狙います。
シュートは当たり切らずにGKに防がれてしまいますが、右で作って左で決めるというまさに遠藤が出場している時の形でした。
さらに37分には中村、伊東、柴崎が絡んで右サイドを崩します。
抜け出した中村のマイナスのクロスはダヴィと合わなかったですが、時間と共に選手間の意志疎通が高まってチャンスを作り始めていましたね。
39分にはカウンターで柴崎が長い距離を持ち上がるとダヴィに繋いで中央の金崎へ。
そこから右サイドでフリーになっていた本山にパスが出ますが、逆サイドのダヴィを狙ったセンタリングは届かず。
自分で狙って行っても良かったですし、ニアにいい形で入ってフリーになっていた中村へ速いパスを送ってもいいところでした。
そこから立て続けにCKで攻め立て山本のヘッドが2本、決まってもおかしくない場面だったのですがいずれもゴールに入って守備をしていたDFにクリアされてしまいます。
守備では昌子のクリアがオウンゴールになりそうな場面と、立ち上がりに右サイドからシュート性のクロスを入れられたシーンや8分のシーンなど相変わらず小笠原の守備が酷過ぎ、突っ込んであっさりかわされて後追いディフェンスする場面が目立ちましたが、鳥栖にエースの豊田がいない事もなってそれ以外は危ないところはなかったです。
決定機を作りながらもスコアレスドローでの折り返しとなりましたが、もともと後半勝負の戦いですし、このメンバーで前半からあれだけチャンス(決定機が4つ、クロスが合えばというシーンが2つ)を作れたのはむしろ内容的に良かったと思いますね。

監督交代で戦力増強効果
後半はメンバー交代なしにスタート、左サイドの金崎を起点にダヴィのバイシクルシュートが飛び出すと、その直後にも金崎のパスからダヴィが抜け出してGKとの1対1を迎えます。
次第に前線の4人も合っては来ていたのですが、ホームの鳥栖も攻勢を強めて来ます。
そこで石井監督は最初のカードとしてダヴィに代えて赤﨑を投入。
まだコンディション的な問題もあるでしょうが、やはり動かないダヴィより赤﨑の方が前線の流動性が増して機能するという狙いがあったのだと思います。
実際に64分には赤﨑がサイドに流れて起点になる事で、中央のスペースに中村が入ってチャンスになります。
中央で中村がボールを奪うと股抜きで1人かわして右サイドに流れた赤﨑へ。
速いクロスに中村がゴール前に入って合わせ切れなかったものの、FC東京戦に観られた流動的な攻撃が出たシーンでしたね。
2枚目の交代カードはベテランの本山に代えてカイオを投入。
ここから左サイドのカイオを起点にして攻める時間が多くなるのですが、タッチラインへのパスと無駄なファウルが2回ずつ、試合に入れずにチームの勢いが衰えます。
石井監督は3枚目のカードに遠藤を準備しますが、その前にアクシデント。
GKの赤星とキム・ミンヒョクが交錯して赤星が負傷交代となります。
第2GKには経験豊富な選手を置いているクラブは多いですし、特に鳥栖の赤星は林が加入するまで正GKで実力は遜色ないです。
しかし、その第2GKがケガして第3GKが出て来るとなるとやはり経験が少ない選手の場合が多いですから影響は大きいですよね。
しかも、この一連のプレイで赤﨑に無実のイエローカードが出されるというアクシデント付きでした。
ほんの少しの接触があったものの、GKとキム・ミンヒョクがぶつかったのは赤﨑のせいではないですからね。
鹿島はこの間に中村に代えて遠藤を投入します。
ミスが多くて試合に入れずにいたカイオも持ち直します。
右サイドでのスローインから金崎が抜け出して速いグラウンダーのクロス。
ゴール前中央に入った赤﨑は惜しくも届かなかったものの、ファーサイドのカイオが拾って冷静にマイナスのパス。
バイタルエリアでドフリーになっていた柴崎が刺すような鋭いシュートでネットを揺らします。
さらにはカイオのドリブルから金崎のクロスでCKを得ると、その2攻撃から遠藤のクロスに赤﨑が合わせて追加点をあげます。
その前の柴崎の遠藤へのスルーパス、山本のスルーが良かったですね。
ここからは上手く時間を使いながら攻めます。
特に途中出場の遠藤、カイオのドリブルは効いていましたね。
あのキープ力でボールを持たれたら取りに行かないといけない鳥栖からしたらきついです。
ボールを取りに行けばバックパスもありますし、かといってバックパスを狙いに行ったら簡単にかわされて縦に突破されてしまいます。
3点目はそんなプレイからでした。
左サイドで遠藤がボールを持って相手のプレスをいなして落ち着かせると、そこから金崎へくさびのパス。
金崎はダイレクトでカイオにはたいて、そこから外をオーバーラップして中に入った柴崎へ。
DFのスライディングに阻まれますが、上手くこぼれ球をコントロールしてニアサイドに決めます。
得点が決まったのは残り5分を切ってからでしたが、そこまでの布石を含めて90分での戦いが功を奏しました。
特に守備で終盤まで我慢できたのが大きかったですね。
セレーゾ監督時代なら確実に後半に先に失点していたところです。
そして、何よりセレーゾ監督が戦力として扱えていなかった中村と本山を先発起用しての2連勝。
土居をトップ下で固定起用し続けていたセレーゾ監督の采配がいかに愚かだったか分かる連勝となりました。
カイオの使い方もいいですよね。
ブログで以前、カイオは途中出場で起用したらあのドリブルと瞬発力は相手にとってきついのでスーパーサブで活かすのが一番と書きましたが、まさにその狙い通りの起用をしています。
補強がない中でこういった選手起用は大きな戦力増強になるでしょう。
特に中村はスプリント回数も申し分なく、実際に試合を観ているといいポジションに入ってフリーでいる場面も多かったですし、このタイミングでそこにパスが出ればというシーンも目立ちました。
はじめましてのメンバーで前半の45分だけであれだけ機能性は上がりましたから、これからもっと試合をこなして行けば前線の意志疎通やタイミングは良くなります。
セレーゾ監督にポジションを与えられて2年間出場し続けたにも関わらず、まったくチームの機能性を高める事ができなかったこれまでのような事態はもう勘弁してほしいです。
ただ、ハーフタイムの指示や試合後のコメントを聞く限り石井監督は前半のメンバーがはじめましてで、機能するのに時間がかかるというのは考慮できていなかったみたいですけどね。
それでも選手の組み合わせ自体は悪くなかったので、勝利を手にする事が出来ました。
重要なのはここから学習する事です。
セレーゾ監督はそれが出来なかったから同じことを繰り返すばかりでマンネリ化、引き出しも上積みもなく結果が出なくなって解任されましたから。
この2試合、確かに相手クラブの調子が良くなく鹿島に流れがあり、全得点にケガから復帰した柴崎が関与しているのは事実ですが、前線が機能しているから柴崎があれだけフリーで前線に入って行けていけるわけです。
最初から前線にいる選手と後ろから入って来る選手では、DFの対処の難しさは雲泥の差がありますからね。
それだけタイミングのいいオーバーラップ出来ているという事ですし、それは無駄に攻撃に人数をかけていないって事にも繋がりますから守備も安定感は増します。
確実にチーム状況は上向いて来ていますから、あと重要なのは優勝争いに加わるだけの力があるか、もしくは監督がその力を引き出せるかですね。

代表中断を挟んで絶好調の広島戦
次節はアウェイ広島戦です。
鹿島は監督交代したばかりですし、広島はセカンドステージ5連勝と絶好調ですからこのタイミングで代表での中断が入るのはラッキーだと思います。
広島はご存じの通り3-4-2-1の布陣、セカンドステージに入ってから5試合ですでに18得点しています。
鳥栖は守備からのチームですし攻撃の要である豊田が欠場ということもあって、後半勝負の先発メンバーでも大丈夫でしたが、広島相手には立ち上がりからエンジン全開のメンバーで挑まないと早い段階で手遅れになる可能性もあります。
中断期間を経て石井監督がどんな先発メンバーをチョイスするか、それによって今後のチームの方向性も見えて来そうです。
夏場で連戦もあるのでしばらくはローテーションを考えてメンバーを入れ替えながら戦う可能性もありますね。
ちなみに08シーズン以降の広島とのリーグ対戦成績は4勝5分4敗(アウェイでは1勝2分3敗)となっています。
鹿島で長い間フィジカルコーチ、ヘッドコーチをしていた石井監督でしたら当然、広島や浦和のペトロヴィッチサッカーへの対処方法は考えてくれているでしょう。
広島戦は今後鹿島が優勝争いに加われるのかを図る重要な一戦となりますね。

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J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

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