鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
03 | 2016/04 | 05
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

【J1第8節】観るべきところが何もなく敢なく敗戦…の柏戦
結果
2016年04月24日(日)
鹿島0-2柏(16:00/カシマサッカースタジアム/15,914人)
[得点者]
47分:伊東純也
63分:武富孝介
[フォーメーション]
FW:赤﨑、土居
MF:カイオ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
67分:赤﨑→鈴木
69分:小笠原→永木
81分:土居→中村


試合の感想
先発とフォーメーション
柏は4-4-2、ナビスコ杯の川崎戦を観ましたが予想以上に復調してきていました。
攻撃はそれ程攻め手がない印象でしたが、守備はしっかりして来ていましたね。
この試合はオリヴェイラが出場停止でエデルソンと中川の2トップ。
武富と川崎戦に残り15分で出場した伊東が2列目に入って前線を組みます。
鹿島は4-2-2-2、こちらも攻撃の要である金崎が出場停止。
2トップは土居と赤﨑を選択して来ましたね。

久しぶりのまともな相手に苦戦
試合はセンタリングから頭で合わせられていきなり決定機を作られるのですが、繋いでくる柏に鹿島の前線からのプレスがはまりません。
両サイドバックが上がりボランチが1枚落ちて3-4-3の形でビルドアップして来るのですが、予想以上に柏のプレスをかいくぐるパス回しが良かったです。
この形でのビルドアップは珍しくもなくよくあるので、今さらプレスするのに戸惑うようなものでもないと思いますけどね。
むしろ名古屋の2-4-4のビルドアップの方が異常だったわけで…。
守備ではある程度抑えられると思っていたのですが、プレスがはまらないのと今季サイドバックでの出場が多かったもののこの試合2列目に入った伊東のドリブルに左サイドを突破され続けていたのは予想外。
逆に予想通りだったのは2トップの不甲斐なさですね。
14分に土居のセンタリングから赤﨑のヘッドというシーンはあったものの、ボールが収まらないので後ろからの押し上げが出来ません。
そのため、基本的にはFWが一枚サイドに流れてボールを受けてセンタリングという速い攻撃が多く、クロスは上がってもゴール前に人数が足りない状態が終始続いていました。
金崎不在の影響が攻守に大きかったですね。
特にオフサイドにかかるシーンを観ると赤﨑は厳しいです。
こういうDFの裏を取るのが得意なタイプは得点を取るのに焦りが出るとどうしても動き出すタイミングが早くなって、オフサイド連発の悪循環に陥ってしまう事があります。
開幕からは結婚後初ゴールに焦って、今ではノーゴールの焦りが出ちゃっていますね。
鹿島は決定機らしい決定機も作れずに苦戦しますが、それでも守備陣は柏の攻撃を抑えていました。
ところがロスタイムという最悪のタイミングで試合が動きます。
遠藤のスルーパスをペナルティエリア内で赤﨑がヒールで落とします。
それを土居がトラップしてシュートまで持ち込もうとしたところ中谷の脚がかかって倒れます。
この判定に集中力を失っている間に柏の攻撃。
伊東にあっさり突破されて先制点を奪われます。
守備に飛び出した昌子の戻りも遅かったですが、その前のプレスからして鹿島の選手全員の動きが緩慢になっていました。
これは明らかにその前の判定の事を気にしていてプレイに集中出来ていなかったからです。
それでその肝心の判定の正否についてですが、これはファウルを取らない審判も多くいるでしょうね。
家本主審がいい審判だとは決して思わないですし、この試合でも何度かおかしなジャッジがありましたけどこの場面は中谷が足を出したタイミング、その場所からの土居との距離を考えると中谷の出した脚に土居が突っ込んで倒れたと判断されてもおかしくないです。
確かに脚はかかっていますが、中谷がもっと露骨にひっかけるような動作をするか、土居がかわすような動きをしていればPKになった可能性もあったでしょうね。
ロスタイムについては第4審判に時間を指示した後でロスが生じたら多く取る事はありますし、土居が倒されたシーンも柏のゴールも46分を過ぎてからだったので2分取るつもりだったんでしょう。
ここのところの選手起用から石井監督なら土居と赤﨑の2トップをチョイスするだろうと思っていましたが案の定大失敗でしたね。
カイオ封じのために右サイドバックに鎌田を置いた下平監督に対して、ここのところ大勝しているからとタカをくくって何も考えずにボールの収まらない2トップにしてしまった石井監督の差が出た前半でもありました。
鹿島対策にシステムを変えて失敗してくれた湘南戦のようには行かなかったですね。

久しぶりのまともな相手に完敗
まったく得点の臭いがしない前半の体たらくに失点という状況を考えれば後半開始から動いてくるかと思いましたが、石井監督は動きません。
この選択が後半の戦い方を難しくして鹿島はますます苦しい状況に追い込まれます。
そもそもベンチにジネイを置いてない段階で大きく戦い方を変えづらいですし失敗でしたね。
逆に勝っている下平監督がエデルソンに代えて大津を入れて来ました。
鹿島は前半よりセンタリングがよく入るものの中で合わせる選手がいません。
58分には決定機を作られて再び伊東にゴールを割られそうになります。
そして63分に失点。
ワンツーで伊東に左サイドを突破されるとマイナスのクロスを武富に決められます。
このシーンは小笠原がプレスに出てその裏にパスを出されたため武富がフリーでドリブル。
その対応に植田が引っ張られて左サイドに出ざるを得なくなります。
その後植田は大津のマークに付き、サイドに流れた中川に柴崎、伊東に山本、そのフォローに昌子が飛び出します。
それで武富がフリーになっていたわけですが、CBと柴崎が2枚とも釣り出されていたわけですから小笠原が落ちてゴール前を埋めないといけないですね。
簡単にサイド突破され過ぎですし、マークの受け渡し時の声かけにも問題あります。
ここで石井監督は慌てて赤﨑に代えて鈴木、小笠原に代えて永木と立て続けにカードを切ります。
鈴木はゴールゲッターとして能力高いですが、前線でタメを作る役割としてはまだまだですのでこれでは戦況は大きく動かないですね。
日程は鹿島有利と言っても、連戦となる柏の選手の運動量は落ちません。
ブリーラム遠征帰りで後半動けなくなった広島戦のようには行かなかったですね。
次第に鹿島のポゼッションは増えて行きますが、まったく見どころのないまま時間が過ぎて行きます。
最後のカードとして土居に代えて中村を入れます。
これでくさびのボールは入るようになりましたが、結局センタリングが入ってもゴール前で得点取れる選手が少ないのは変わらず。
柏の選手も守備固めに入っているのにこの時間にボールを回してクロスを入れて中で合わせるという手数をかけた効率の悪い攻撃ではなかなか得点が生まれないですよね。
名古屋戦、広島戦、湘南戦は相手に問題があり、はっきり言って誰が出ていても勝てていた試合でした。
それで大勝したので監督も選手も勘違いしちゃったんですかね。
まともな守備をする走れる相手と対戦したらこの様です。
以前、優勝を狙うなら選手起用はジネイ>土居、永木>小笠原にすべきと書きましたが、土居と赤﨑ではFWの軸にはなれないですから、金崎不在や連戦で休ませる時の事を考えるともっとジネイを使って行っておかないといけないですよね。
さらに2失点目のようなボランチがゴール前を埋めずに失点する場面は何度も出て来ているわけですから、永木を使って改善していくべきだと思います。
ホームで日程も有利だったのに運動量やインテンシティーでも遅れをとって、観るべきところのまったくない凡戦惨敗となってしまいました。

GWの連戦に突入
GWは毎年恒例の連戦となります。
と言っても3連戦ですけどね。
鹿島は大宮、新潟、磐田となります。
ここで3連勝して柏戦の敗戦を取り戻したいですね。
初戦はアウェイで大宮との対戦となります。
大宮は豊富な資金で優勝争いをできる戦力を抱えながらなんだかんだ問題を抱えて毎年残留ラインをコントロールする存在として君臨していましたが、一昨年ついに降格してしまいました。
1年で戻って来ると今季は今のところ6位につけています。
ナビスコ杯も首位ですし好調と言えます。
ただ、ナビスコ杯含めてリーグ戦上位との対戦はほとんどありません。
広島には大敗していますね。
フォーメーションは4-4-2で柏と似た戦い方をすると思いますので、油断していると再びまともな対戦相手にやられてしまう可能性もあります。
石井監督は本気でリーグ優勝を考えるならチーム作りを真剣に考えて微修正していかないといけないと思いますよ。
しかし、次の試合は金崎が戻って来るので心強いですね。
大宮との08シーズン以降の対戦は6勝5分3敗、アウェイでは1勝3分3敗と成績悪いのが気になります。
優勝を狙うなら連敗は絶対できないですし、さすがにもう大勝勘違いによる油断もないでしょうから気を引き締めてまずはGW連戦の初戦を勝利したいですね。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→

スポンサーサイト
【J1第7節】順位通りの妥当な結果…の湘南戦
結果
2016年04月16日(土)
湘南0-3鹿島(16:04/BMWスタジアム平塚/13,039人)
[得点者]
20分:金崎夢生④←土居聖真①
45分:OWN GOAL
65分:土居聖真②←金崎夢生①
[フォーメーション]
FW:土居、金崎
MF:カイオ、遠藤
MF:永木、柴崎
DF:山本、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
72分:永木→三竿
74分:遠藤→鈴木
84分:土居→赤﨑


試合の感想
先発とフォーメーション
湘南はいつもの3-4-2-1と違って3-1-5-1のようなフォーメーションでスタートです。
試合後のコメントでチョウ・キジェ監督は鹿島のカウンターを警戒して2列目の選手を増やしたと言っていましたが、このシステム変更が勝負に大きな影響をもたらしましたね。
鹿島は4-2-2-2の布陣、出場停止の小笠原のところにはやはり永木が入りました。

大量得点の予感
試合はナビスコ杯名古屋戦同様に戦術的な部分で立ち上がりから鹿島に大量得点の予感が漂います。
バルセロナのようにポゼッション率が高く、相手陣内でプレイする時間が長いなら前線に人数を増やしてボールを奪われた後すぐにプレッシャーをかけるというのは有効だと思います。
しかし、湘南はガチ引きして守るチームではないにしろ上位と対戦する場合はどうしてもポゼッションされる時間が長くなります。
こうなると5バックで守ることになるのですが普段の3-4-2-1では5-4-1で守るのに対して、この試合の3-1-5-1では5-3-2の形で守ることになっていました。
この湘南のシステム変更は鹿島にとって本当にラッキーでしたね。
このブログで何度も書いているようにピッチの横幅を3人でケアするのは難しいです。
5人で安定、4人で普通、3人だと苦行と言っていいくらいです。
相当な運動量と判断力や守備能力を始めとした選手の質の高さが求められますからね。
フィッカデンティ監督の4-3-1-2のフォーメーションが機能するかもここの人材にかかっていると思います。
攻撃に人数をかけないフィッカデンティサッカーでさえ守備が難しいのに、チョウ・キジェ監督のスタイルは攻撃的、CBも上がって行くくらいですからなおさらです。
そういうわけで3ボランチで守ると当然サイドに起点を作られやすいですし、サイドチェンジやクロスなどで横に振られると守備がシフトする間にマークが必ずずれます。
その弱点が4分の鹿島の攻撃ですでに出ていましたね。
右サイドで遠藤がフリーでボールを持って左のアウトサイドでクロス、DFラインの裏を取った土居がフリーで頭で合わせます。
これは枠に飛ばせませんでしたが、湘南のサイドの守備の緩さがさっそく出たシーンでした。
そして先制点も右サイドからのクロスで決まります。
この布陣のマッチアップで一番フリーになりやすいのは鹿島のサイドバックですよね。
西からのクロスをペナルティエリア内で土居が頭で落としファーサイドの金崎が落ち着いて決めました。
警戒していた湘南の運動量やインテンシティーも今年は最下位に沈んでいるだけあって昨年に比べると全然です。
先制点のシーンでも人数はいるのにペナルティエリア内で土居にフリーでヘディングさせていますから。
心臓とも言える中心選手のボランチ2枚が抜けた影響もあるんでしょうね。
逆に鹿島は広島戦あたりから全体的にコンディションが上がっており、この試合ではDF裏を狙うパス、サイドチェンジを有効に使えていました。
33分には遠藤の裏を狙った走りに釣られてCBが下がってDFラインにギャップが出来たところを時間差で金崎が狙います。
植田からのフィードを直接シュートしますが、惜しくもバーに当たります。
そして、追加点も右からのクロスでしたね。
今度は永木がフリーでクロスを上げて逆サイドに上がっていた山本が折り返し。
詰めに入っていたカイオの前でクリアしようとしたアンドレ・バイーアに当たってゴールしました。
オウンゴールでしたがいい形でしたし、これもやはり湘南のサイドの守備対応のまずさが出たシーンでした。

ポゼッションを握られるもカウンターで切り返す
チョウ・キジェ監督は後半開始から岡本に代えて藤田を入れて来ます。
さすがに前半の守備戦術の穴を観れば修正して来ないわけにはいかないでしょう。
しかし、単純に守備を修正するのではなく2点ビハインドですから攻勢を仕掛けて来ましたね。
後半は湘南のポゼッションが増え、鹿島がカウンターを狙う展開となります。
57分に早くも2枚目のカードを切ります。
パウリーニョに代えて下田を入れて来ましたね。
62分には下田のスルーパスから高山がシュートされるなどチャンスを作られ始めますが、65分にカウンターの一撃をお見舞いします。
西が奪ったボールを永木が身体を張ってマイボールにすると、遠藤のスルーパスで局面は一気に2対2へ。
右サイドからの金崎のクロスを土居が合わせて試合を決めます。
湘南は人数をかけて攻めていますから悪いボールの取られ方をすると一気にピンチになりますよね。
鹿島は70分過ぎから順次交代カードを切り三竿、鈴木らを入れて行きます。
79分には右サイドのカイオのクロスをフリーで鈴木が打ちに行きますが、なんとボレーは空振り。
この後は赤﨑が入るも決定機も大きなピンチもなく特段書くようなこともないまま時間が過ぎますが、最後まで集中して守れていましたね。
4試合目の無失点+前節に続く大量得点で勝利しました。
湘南は開幕からずっと複数失点。
順位通りの妥当な内容と結果になったという感じでしたが、やはり湘南のシステム変更も大きかったですね。
試合後にチョウ・キジェ監督は効果的ではなかった、1点目、2点目の取られ方を含めてチグハグ感が残ったと言っていましたし、やはりサイドで簡単にボールを持たれてしまった事は失敗だったととられているのでしょう。
川崎が多摩川クラシコに土壇場で逆転勝利したため、鹿島は2位のままですが守備は安定していますし得失点差を稼げたのは地味に大きかったですね。

次はホーム柏戦
次は柏戦ですが、今季最初の監督交代となったクラブですね。
早々にメンデス監督から下平監督に代わりました。
正直、試合を観ていないので分かりません。
フォーメーションは4-1-4-1でやっているんですかね。
ここに来て2連勝と順位を中位まで上げて来ていますが、不振のACL組との対戦でしたし試合を観ていないので何とも言えません。
鹿島は金崎が出場停止は痛いですね。
恐らく土居と赤﨑の2トップになると思います。
土居はこのところ前を向く意識が高くなっていますが、潰されるシーンやボールを取られる事が多く守備強度の高い相手に2トップがどこまで起点を作れるかですね。
ただ、ここ3試合同様に相手の守備が緩ければ問題ないですし、柏が4-1-4-1ならアンカーの両脇のスペースを上手く使えればと思います。
前節大谷が負傷交代していますから、欠場となれば守備力が落ちるのは必至でしょう。
キープ力を必須と考えるならカイオを前線に持って来る可能性もありますね。
そして何と言っても有利なのは日程面です。
今週は中日にナビスコ杯があるのですが、鹿島は休み。
ホームですし運動量やインテンシティーで遅れをとるようなことはないでしょう。
もうファーストステージも中盤に入りますから、しっかり勝ちきってここら辺りで優勝争いへ向かっての地盤を固めておきたいですね。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→

【J1第6節】コンディションの差が出た必然の大勝…の広島戦
結果
2016年04月10日(日) 16:04キックオフ 県立カシマサッカースタジアム
鹿島4-1広島(//19,764人)
[得点者]
08分:土居聖真①
38分:ピーター・ウタカ
57分:柴崎岳①←カイオ②
61分:カイオ②
93分:カイオ③

[フォーメーション]
FW:土居、金崎
MF:中村、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:中村→カイオ
72分:金崎→赤﨑
88分:遠藤→永木


試合の感想
先発とフォーメーション
広島は3-4-2-1、浅野や佐々木が負傷離脱しており森崎和も復帰してきたばかりのベンチ入りとACLの負担もあるのか、ケガ人が多くなっています。
佐藤も万全ではないようでベンチスタート、1トップはピーター・ウタカでしたね。
鹿島は4-2-2-2、土居と中村が先発に入りました。
開幕から結果を出せていない赤﨑をようやく代えて来ましたね。
負傷を抱えている金崎、柴崎、植田は揃ってスターティングメンバーに名を連ねています。

大勝への布石となった前半
立ち上がりはアウェイの広島が勢いよく攻め込んで来ます。
右サイドからチャンスを作るとそのCKから千葉がフリーでヘッド。
これはゴール上にはずしてくれますが、いきなり失点してもおかしくない鹿島のふわっとした立ち上がりでしたね。
しかし、この試合前半から鹿島の選手の動き自体は悪くなかったです。
鹿島のファーストチャンスは6分、小笠原の浮き球パスをDFラインの裏に走った遠藤が右足でダイレクトで折り返します。
中央に金崎が走り込んでいましたが、すんでのところでクリアされます。
それで得たスローインから土居がターン、クロスはDFに阻まれますがクリアミスのボールが戻って来て思い切ってシュート。
GKのポジションも少し甘かったこともあってニアを抜けて先制点を奪います。
その直後には左サイドから茶島に仕掛けられて中央で柏にフィニッシュまで持って行かれるなど危ない場面を作られます。
攻められる時間が多い鹿島ですが、20分に再び土居が決定機を迎えます。
左サイドを突破した中村のクロスをファーサイドの遠藤が頭で折り返し、中の土居が決めるだけだったのですがポストに当ててしまいます。
鹿島は広島に攻められながらもよく跳ね返していたのですが、38分に一瞬の隙から同点ゴールを許してしまいます。
くさびのボールを受けたピーター・ウタカに前を向かれて裏を取られるとそのまま決められてしまいました。
対応していた昌子の寄せも甘く、これまで通りゴールに背中を向けてポストプレイをするだろうというだろうディフェンスでした。
それにしてもピーター・ウタカはいいですね。
前所属の清水が降格したのでブラジル人だったら鹿島に獲って欲しいと思っていた選手ですよ。
終盤には柴崎のFKから昌子のヘッドがバーに阻まれますが、広島の攻撃もピーター・ウタカのシュートがポストに当たるなどお互いチャンスを作るも同点のまま折り返します。
広島の変則システムに受けに回る時間が長かったですが、その分鹿島もカウンターなどからチャンスを作れていました。
広島は立ち上がりから攻勢を仕掛けて来ましたが、ゴール前での精度はいまひとつ。
この辺り疲労の影響があったのかなと思いますし、前半飛ばし過ぎた事が後半の行く末を大きく決めましたね。

コンディションの差がモロに出た後半
後半開始から石井監督は中村に代えてカイオを入れて来ます。
左サイドをやられていたのでそこを攻撃力で抑えようという意図だと思いますが、シャドーの茶島がサイドに流れていたのでそこを誰が観るのかはっきりしないと根本的な問題は解決しないですね。
ただ、後半の広島はいきなり運動量が落ちて走れなくなり、鹿島がボールをキープする時間が多くなります。
中盤の寄せもなくなり、攻守の切り替えに至っては後半開始からもう戻れなくなっていましたから。
こんな事は普通ないのでびっくりして確認してみると、広島はACLブリーラム戦がアウェイだったんですね。
最近忙しくて他クラブのACLの試合まではチェックしていなかったので、火曜日に試合のあった広島に対して中3日の鹿島の方が不利かと思っていたくらいでした。
広島はタイから帰国後もホームに帰らずサブ組も早めに呼びよせて千葉で合宿をしていたそうで、それならこのコンディションの悪さも頷けます。
完全にコンディション調整失敗な上に前半飛ばし過ぎでしたね。
後半の勝負はこのコンディションの差で決まりました。
広島は時間が経つごとにそらに動きが鈍くなり、鹿島のサンドバッグとなって行くだけでした。
57分にはカイオのクロスからゴール前に飛び込んだ柴崎が頭で決めて勝ち越します。
この時点ですでに広島の守備は鹿島の選手の動きに付いていけなくなっていました。
さらに左サイドを仕掛けて角度のない所から打ったカイオのシュートをGK林がセーブミス、パンチングしたボールがゴールに入って2点差になります。
負けている広島が当然交代カードを切って行き、鹿島も72分に金崎に代えて赤﨑を入れます。
これだけ目に見えて両チームのパフォーマンスに差があれば、負傷も抱える金崎は休ませておきたいところですからね。
後半終盤はさらに鹿島のやりたい放題、その割にはチャンスが少なかったです。
最後は遠藤に代えて永木を入れて柴崎を1つ上げて逃げ切り態勢を図ると、ロスタイムにはカウンターからカイオがドリブル。
ボールが大きくなったところを柴崎晃にスライディングで阻まれるもこの守備も良く分からないちゅうと半端さでしたね。
ちょっと触ってカイオに戻してあげただけで、そのままドリブル。
柴崎とのワンツーから1度はシュートをDFに阻まれるも、ここも滑るだけが精一杯なのかクリアできず、三度カイオにボールが戻って来るとGKの股を抜いて決めました。
前回名古屋の守備戦術の酷さについて書きましたが、どんな優れた戦術があっても走れないと意味ないですからね。
この広島戦は名古屋戦以上に攻めやすかったです。
大勝にはそれ相応の理由があるってことですね。
しかも普通なら負けているチームが終盤押し込む事が多いですが、広島はその力も残ってなかったですから。
難敵広島に大勝でしたが、相手のコンディションを考えると正直後半はもっと決定機とゴールは増やせたと思います。
このタイミングで広島と対戦できたのは鹿島にとって非常にラッキーでしたね。

3分の1強が終わって
ファーストステージも6節が終わって鹿島は2位。
昨年の終盤と比べるとDFラインのみ安定感が増して良くなっていますたが、コンディションやチームの機能性は落ちている印象ですね。
ただ、チームの強さや順位というのは他クラブとの兼ね合いで決まって来ます。
6節を終わって調子のいいクラブははっきり言ってありません。
FC東京、名古屋、新潟、柏、鳥栖など監督が代わったところはまだ戦術が浸透していませんし、ACL組も移動などの負担が大きくぱっとしませんね。
浦和は3位につけていますが、勝利した試合はすべて対戦相手が下位クラブ。
7位の磐田には負け、4位の横浜FMに引き分けている状況です。
首位を走る川崎は好調と言えますが湘南に4-4、名古屋に3-2と相変わらず安定感のなさを内包しています。
気になるのは外国人FWを補強した横浜FM、あとはACLグループリーグ敗退が決定的なG大阪がどうなるかですね。
どのチームもこのままではないでしょうが、ここからファーストステージ終了まで約2カ月しかないのでそんなに勢いの出て来るチームはないかなと思います。
他クラブと比較して相対的に鹿島は十分ファーストステージ優勝を狙えますよね。
そこで重要となって来るのが下位相手の取りこぼしをいかにしないかです。
次の対戦相手は湘南、昨年は2連敗していますからね。
采配ミスもその原因でしたが、単純に運動量とインテンシティーで負けていました。
今季の仙台戦もそうですし、取りこぼす試合はだいたいこんな感じが多いです。
現在は湘南は最下位と結果は出ていませんが、チョウ・キジェ監督が残留したのでやっているサッカーに大きな変わりはありません。
昨年は2節で鹿島に勝ったことによりJ1で戦って行く自信がついたとコメントしていた選手もいますから、二の舞は避けなければいけません。
というかセカンドステージも負けていますから、三の舞になりますかね。
小笠原が出場停止で先発出場が予想される永木は古巣対戦となりますから特に期待です。
今月はナビスコ杯ももうないですし、GW含めて下位クラブとの対戦が多くなっていますからしっかりコンディション上げて1戦1戦を闘って勝ちきりたいですね。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→

【ナビスコ杯第3節】勝ち点0同士にふさわしい凡戦もとりあえず勝ち点3…の名古屋戦
結果
2016年04月06日(水)
名古屋1-3鹿島(19:04/パロマ瑞穂スタジアム/6,134)
[得点者]
38分:野田隆之介
52分:遠藤康①←植田直通①
66分:カイオ①
71分:昌子源①

[フォーメーション]
FW:土居、赤﨑
MF:カイオ、遠藤
MF:小笠原、永木
DF:山本、昌子、ソッコ、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
HT:赤﨑、永木→鈴木、柴崎
90分:遠藤→中村


試合の感想
先発とフォーメーション
名古屋は4-2-3-1の布陣でしたね。
CBは大武とオーマンという初組み合わせで、控えも後ろの選手は竹内くらいしかいません。
もともと今季はDFラインの層が薄い構成となっており、それがそのまま守備の不安に繋がっていますね。
鹿島は4-2-2-2、こちらもナビスコ杯は守備はズタボロですがこの試合は昌子と植田のコンビです。
柴崎が内転筋、金崎が打撲ということでボランチには永木、2トップには土居が入っていました。
GKはここに来て曽ケ端。
CBコンビが代わるこれまでの2戦に敢えて櫛引を使っていましたが、石井監督は自らの采配ミスを認める形での正GK起用となってしまいましたね。
2連敗、勝ち点0同士の対戦で負ければグループリーグ突破は絶望的、引き分けで共倒れという試合でどちらも絶対に勝利が必要です。

決定機0の凡戦
立ち上がりから名古屋が攻勢を仕掛けます。
鹿島の高い位置を取るサイドバックの裏、特に左の山本の裏を狙われて危ない場面を作られていましたね。
そして、そこから生まれるセットプレイでもピンチを招いていました。
5分にはCKから野田のダイビングヘッドで早々にゴールを割られそうになりますが、曽ケ端のセーブとポストに助けられます。
すでにこの時点から小笠原のセットプレイの守備が穴になっていましたね。
立ち上がりこそお互いシュートが生まれましたが、あっという間にこう着状態というか勝ち点0同士にふさわしい凡戦に突入します。
名古屋のDFラインはボコボコで揃っていない事が多く、けっこう酷い状態だったのに鹿島に至っては決定機すら作れていませんでしたね。
前半終盤には再び名古屋がサイドからチャンスを作りかけると、セットプレイから均衡を破ります。
田口のFKを野田が足で合わせて先制点をあげます。
田口のボールも良かったですが、ここも小笠原が完全にマークを振り切られていました。
高さでやられたならミスマッチとも言えますが、単純にマークにすら付けていないので競り合い以前の問題ですね。
鹿島は結局チャンスらしいチャンスすら作れないまま前半終了。
やはり2トップがこれではね…。
赤﨑は積極的にシュートを打とうという意識は観られましたが、そもそもトップ2人のところで起点が出来無さ過ぎでした。

守備陣の差が出た後半
後半開始から石井監督は赤﨑、永木に代えて鈴木、柴崎を入れて来ます。
ビハインドなので当然攻撃力を上げる采配をしたわけですが、カイオをトップにあげて鈴木は2列目起用でしたね。
前線にカイオを置いてキープさせる意図はわかりますが、これではせっかく入れた鈴木は持ち味を出せずしばらく消えている状態でした。
特に選手交代で変わった部分が立ち上がりなかったですけど、チームを救ったのは52分の遠藤のゴールでした。
植田のロングフィードから大武との1対1を左に行くと見せかけて縦に抜いて右足でフィニッシュ。
楢崎の股を抜いて同点ゴールをあげます。
少し前にも書きましたが、ペナルティエリアでは強烈なシュートを打つ必要はないのでインサイドで蹴ればいいわけです。
それだと利き足と逆の足も使いやすいですし、左だけでなく右もあれば相手は格段に守り辛くなりますからね。
それによって本来得意の左でもより狙いやすくなります。
完全に個人技でのゴールでしたが、これによってようやく鹿島にも勢いが出て来ましたね。
さらに同点に追いつかれた名古屋が躍起になって攻撃に人数をかけるようになったため、鹿島も攻めやすい展開になりました。
60分には遠藤のスルーパスからカイオが完全に抜け出して決定機を迎えますが、シュートをふかしてしまいます。
ここもそうですけど、名古屋は簡単に裏を取られ過ぎですよね。
まずビルドアップ時に両サイドバックが高い位置を取るのですが、ボールを取られた後の守備への切り替えが遅過ぎます。
特に後半に入ってから疲労からか守備の寄せは格段に落ちていましたね。
それで鹿島のボールホルダーがフリーで高精度のボールを出せるので、前線は1対2の状況でも先手を取れて簡単に振り切れていました。
その上、大武もオーマンもスピードのあるタイプではない上に連携も全然、ラインも高く取り過ぎですね。
鹿島も最近は両サイドバックが高い位置を取り過ぎてよくその裏を狙われてカウンターを受けていますが、名古屋はそれと比較にならないくらい脆いです。
鹿島は昌子や植田がいれば1対1や高さで征してよく抑えていますからね。
そんな名古屋の守備の弱点が出て、66分に逆転ゴールが生まれます。
ハーフウェイラインでボールを奪ってからのカウンター。
土居がカイオとのワンツーで抜け出してシュート、これは楢崎のセーブに阻まれるもこぼれ球をカイオが押し込みます。
さっき言ったように名古屋はビルドアップ時に両サイドバックに高い位置を取らせます。
それに呼応してCBが両サイドに大きく開くんですよね。
普通はボランチが1枚降りて3バックの形でビルドアップすることが多いですが、両サイドバック同様にボランチも高い位置を取るんで2-4-3-1のような布陣になってます。
これ子供でも分かると思いますけど、CBが開いてるので低い位置でボールを取られたら真ん中ガラガラであっという間に決定機まで持って行かれますよ。
理想ばかり高い素人監督の酷い守備、戦術は違いますが清水の大榎監督の試合を観た時と同じかぐわしい香りを覚えましたね。
何しろまだボランチや両サイドバックがボールを持っている時点でフィールドプレイヤーの2CB以外が攻撃のためのポジションを取っている状態、いや、CBも開いてビルドアップのためのポジションを取ってますから10人全員ってことになります。
つまり、リスクケアが全く出来てないってことですね。
ボールを出した後オーマンがポジションをもっと中に取り直していたらまだマシでしたが、このやり方だと後ろの選手が状況によって相当細かく正確にポジションチェンジを繰り返さないといけないです。
監督の指示なのでしょうが、そもそも両ボランチがDFラインのフォローに入る場面がないですし守備しなさすぎです。
そして、名古屋はセットプレイからの失点も多いです。
遠藤のCKに鈴木が頭で合わせます。
ヘディングシュートは楢崎にセーブされるもこぼれ球を昌子が押し込んでダメ押し。
名古屋はFKをゾーン、CKをゾーンとマンマークの併用で守っていますが、高さはあるものの緩いです。
小倉監督は川又、小川、小屋松など交代カードを切って得点を取りに行きますが、やはり代表組が戻ったDFラインは全然違いますね。
鈴木を倒したオーマンが2枚目の警告で退場、これでもう完全に勝負は決まりました。
それにしてもオーマンは小倉監督の頼みの綱の即戦力補強だと思っていたのですが、Jリーグのスピードについてこれなさそうですし、予測やポジショニングで勝負するタイプでもなさそうです。
まだ25歳とも言えますが、そんなに若いわけでもないですし年齢的にはDFラインを統率することを期待されているんじゃないですかね。
そんなわけでちょっと名古屋の守備陣相手ですと、得点・勝点で3を取れても評価にはならないです。
開幕戦の磐田戦以外7試合で失点していますからね。
石井監督が好んで使っている赤﨑、土居、柴崎はこの試合でもパッとしなかったですし、正直勝ち点0同士の凡戦を征したという試合だったと思います。
この時点でのグループリーグ敗退はのがれたものの首位大宮は勝ち点7、2位の神戸は6ですが1試合消化が少ないです。
同じ勝ち点3の磐田、湘南も鹿島より試合数が少ないですし、まだまだ崖っぷちの状況が続きますね。
次節は神戸-大宮、湘南-磐田の上位と中位の潰し合いとなっています。
鹿島としては消化数が多く首位の大宮がそのまま走って欲しいところですが、まだ対戦が残っていることを考えるとそっちとの勝ち点を縮めていきたい気持ちもあります。
しかし、消化試合が少なくてすでに戦って負けた神戸が勝つのもあまり好ましくないんで引き分けてくれないと厳しいかもしれないですね。
鹿島は次試合がないのでグループリーグ突破はとりあえず運頼み、後半戦に向けて次節がなるべくラッキーな結果に終わる事を祈っています。

次はホーム広島戦
広島は3-4-2-1の布陣で、例の如く5トップ気味になって攻め、5-4-1で守る戦い方です。
ただ、今季は失点が多く守備がいまいちしっくりハマっていない感じですね。
リーグ戦もACLもスタートで躓きましたが、ここに来て3連勝中と徐々にアジャストしてきています。
ドゥグラスは抜けましたが、ここまで4ゴールのピーター・ウタカ選手には要注意です。
今の鹿島ですと前からプレスに行くのは厳しいですかね。
幸い昌子と植田が存在感を出していますから、引いて守って跳ね返してというまずは守備を意識した戦い方でもいいと思います。
鹿島は広島をずっと苦手としていて09~13シーズンのリーグ戦成績は2勝4分4敗でした。
しかし、過去2年に関しては3勝1分と盛り返して来ています。
ナビスコ杯が相変わらず厳しい状況なだけに、リーグ戦ではしっかり勝ち点3を取って川崎に続く前半の山場の広島戦を乗り切りたいですね。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→

【J1第5節】悪くないも心配な勝ち点1…の川崎戦
結果
2016年04月02日(土) キックオフ 等々力陸上競技場
川崎1-1鹿島(15:03/等々力陸上競技場/23,955人)
[得点者]
27分:カイオ①
36分:エウシーニョ
[フォーメーション]
FW:赤﨑、金崎
MF:カイオ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
55分:赤﨑→土居
81分:遠藤→鈴木
87分:小笠原→永木


試合の感想
先発とフォーメーション
川崎は4-4-2のフォーメーション。
大島と車屋が欠場、大久保はベンチスタートで小林も万全ではない中先発出場と苦しいチーム事情となっています。
鹿島は4-2-2-2、こちらは代表組が戻って来てベストメンバーと言える布陣ですね。

初心が戻って来た前半
この試合、鹿島はこれまでに比べて前線のプレスやインテンシティーの意識は高かったですね。
ファーストチャンスは鹿島、右サイドの遠藤のクロスを金崎が頭で合わせます。
川崎のチャンスは相変わらず調子の悪い柴崎から。
パスミスをそのまま田坂にヘッドで前線に送られて森本が決定機を迎えるもオフサイドに助けられました。
さらには昌子のパスが山本の背中に当たってエウシーニョに奪われてそのままシュートまで持っていかれるなど後ろでのミスから危ない場面を招きます。
後ろのミスは川崎にも伝染します。
川崎のスローインスタートから谷口が何を思ったか自陣ゴール前にセンタリングを入れます。
これに飛び込んで行ったカイオがボレーで決めて先制します。
クリアミスっていうのはありますけど、ここまで低レベルなのは初めて観ました。
前節に続いてまたもやラッキーで先制ゴールを奪った鹿島ですが、相性の良いFC東京戦のようには行きません。
36分に同点に追いつかれます。
バイタルエリア中央で田坂にフリーで持たれてスルーパスを出されます。
裏に抜けた小林には曽ケ端が飛び出しますが、ループパスではずされて最後はエウシーニョがフィニッシュ。
神戸戦もそうでしたけど、4-4-2のサイドハーフが中に入った時にCBが観るのか、ボランチが観るのかはっきりしていない場面が多いんですよね。
一番の原因はやはりボランチが前しか見てなくて、一旦DFラインに入って降りて来た選手への対応が上手く行っていないからです。
場合によってはCBが付いて前に出ればいいのですが、この時みたいにDFラインが5対5の同数になって植田が出ると真ん中が2対2の状況な上にものすごくスペースが出来てしまうんですよね。
ここの修正・確認は急いでしておかないと次の名古屋も4-4-2ですし、今後も狙われますよ。
このまま1-1で折り返しますが、鹿島は遠藤のクロスに金崎が飛び込んだシーンくらいしかチャンスが作れず、川崎も得点シーンくらいとお互い攻撃が上手く行っていない前半でした。

またもや選手交代失敗が足を引っ張った後半
川崎は後半開始から森谷に代えてネットを投入します。
しかし、後半は鹿島が押し込み始めます。
後半最初の決定機はカイオが左サイドを縦に突破してマイナスの折り返し。
これを遠藤がフリーでシュートしますが神戸戦に続いてふかしてしまいます。
カイオのパスはバウンドして来るので打ちづらいですが、それはもう分かっていることですしはずしたらダメですね。
ここで何を思ったか石井監督は早々に赤﨑に代えて土居を入れて来ます。
赤﨑がボールに絡めていないので交代は分かるのですが、土居を入れるとその後のカードが切り辛くなるんですよね。
金崎はできるだけ代えたくないのでこうなるともうFWはいじれません。
そのため、プレシーズンからG大阪戦とスーパーサブとして結果を出して来た鈴木の投入が遅れます。
仕方なく終盤に得点を取りに行くために鈴木を入れる事になるのですが、2列目起用になってしまうので持ち前のゴール前での怖さが半減してしまいます。
鈴木を最初に入れれば残り10分に金崎に代えてジネイを入れて放り込むというオプションも出来るのですが、土居を入れてしまうと神戸戦同様にその次のカードが手詰まりになってしまうんですよね。
その土居が結果を出してくれればいいのですが、散々にチームの足を引っ張ります。
67分に金崎のクロスをDFがクリアミス、絶好のこぼれ球が土居に訪れますが決められません。
直後にも金崎の折り返しからチャンスを迎えるも、トラップが大きくなった上にシュートを大きくふかしてしまいます。
77分には山本が左サイドをえぐって決めるだけのパスを折り返しますが、なんと真ん中でドフリーでいた土居が右にはずしてしまいます。
今の鹿島はどの選手も決定力がないですが、さすがにこれは酷過ぎですね。
もう決めるだけの状況を作ってくれていたわけですし、はずす方が難しい場面でした。
81分にようやく鈴木を投入しますが、2列目起用ですからね。
それでも短い時間の中で終了間際にヘッドからゴールを狙った場面がありましたが、GKに阻まれてしまいました。
3枚目の交代は87分に永木でしたけど、これはよく分からないですね。
リフレッシュな選手を入れて運動量を増やすならもっと早い時間に入れるでしょうし、引き分け狙いの守備強化くらいにしか思えないです。
もしくは土居を入れてしまったせいでもはや前線はいじれないので、とりあえずボランチ代えておくかって感じのおざなりの交代でしょうね。
やはり選手交代で失敗した代償は大きく、勝てる試合を落としたドロー決着となりました。
プレシーズンマッチから開幕のG大阪戦まで途中出場で鈴木をFWに入れて勝って来ていたのに、意味もなくこの上手く行っていた交代パターンを崩すなんて正直訳分からないですね。
土居を優先して使うようになってからチームは明らかに下降線に陥っています。
鈴木、ジネイ>土居、永木>小笠原、柴崎という采配を振るわないからDFライン前の守備が乱れて失点、後半に選手交代から得点を奪えずに失速という事態に及んでいますね。
ユースの土居を起用するようフロントから指令が出ているのかと思うくらいの優遇ぶりですが、こんな采配していてはリーグ優勝はできないでしょう。
この試合では決定機を3回はずしていますし、その決定機もお膳立てしてもらってフィニッシュのところで顔を出しているだけで、自らチャンスメイクできている場面は皆無です。
相変わらずやっていることはストライカーの役割だけで、その点でFW起用は正しいのですがそれなら3回もあった決定機はしっかり決めないといけないですね。
鈴木は残り10分を2列目起用で決定機1回。
鈴木をもっと早い時間帯からFWで起用していたら土居より多くの決定機に絡んでいたでしょうし、3回もチャンスがあったら1回は決めている男ですからね。
あと赤﨑もゴールどころかチャンスメイクも出来ていないですし、前線でボールキープすら観られないですから厳しいです。
相性の悪い首位の川崎に押し込んだ展開で戦えたと思えば悪くないですが、川崎は決してベストメンバーではなくむしろ苦しいチーム状況でした。
しかももともと川崎はゴール前での守備がよくないので押し込んでしまえばチャンスは作れて当たり前なんですよね。
最強の矛と盾の戦いなんて言われていましたが、守備が踏ん張って矛を抑えれば相手の盾とこちらの矛の威力を考えれば試合を有利に進められても不思議ではありません。
勝てていた試合であれだけ決定機をはずしまくり、石井監督の采配ミスも続いてチームの足を引っ張っています。
これでは今季の義務としてフロントが掲げているリーグ優勝を考えるとちょっと心配な内容でした。

勝ち点3を取らないと本当にヤバイ名古屋戦
次はがけっぷちのナビスコ杯、アウェイで名古屋戦です。
名古屋も2敗ですから生き残りをかけた戦いとなりますね。
そのため、リーグ戦と同じメンバーで戦う可能性もあります。
替えてくるならジネイ、中村、永木あたりでしょうね。
どんなメンバーでも勝つしかないですが、ナビスコ杯グループリーグ敗退がかかっている以上に重要な試合です。
それは今後のリーグ戦にも影響を及ぼすでしょうからね。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→

【ナビスコ杯第2節】惨敗で早くも敗退危機…の神戸戦
結果
2016年03月27日(日)
神戸1-4鹿島(14:00/ノエビアスタジアム/7,024人)
[得点者]
23分:ペドロ・ジュニオール
37分:渡邉千真
64分:ペドロ・ジュニオール
75分 相馬崇人
84分:山本脩斗②
[フォーメーション]
FW:赤﨑、ジネイ
MF:中村、カイオ
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、青木、西、伊東
GK:櫛引

[選手交代]
42分:中村→遠藤
HT:ジネイ→土居
68分:小笠原→鈴木


試合の感想
先発とフォーメーション
神戸は4-4-2のフォーメーションです。
連戦とは言えベストメンバーと言える先発で来ましたね。
鹿島は4-2-2-2の布陣。
甲府戦からは4人の入れ替えがあり赤﨑、カイオ、小笠原、山本が先発に名を連ねました。
ブエノはケガから復帰したもののベンチスタートでしたね。
CB事情が苦しいとは言え西をそのまま中央に使ったのは失策ですが、三竿→山本、永木→小笠原と甲府戦からさらに守備意識を下げて来るとは思わなかったです。

ボランチが足を引っ張り過ぎ
試合はその守備意識の低下の影響が結果に繋がります。
6分にはペドロ・ジュニオールとレアンドロのコンビにゴールを脅かされると、序盤からボランチのポジションの悪さが目立ちましたね。
真ん中空け過ぎてDFラインが無防備にさらされる事が多かったです。
鹿島は山本のスルーパスから中村のシュートを打つなどしますが、先発を入れ替えても全員どこか身体が重そうでいい攻撃が観られません。
そしてこの試合も先制点を奪われてしまいます。
中央で中村がボールを奪われたのですが、ボランチが2人とも右サイドに寄っている上に柴崎のパスミスが加わります。
中村が欲しいところに出せていればワンタッチで前に出せていましたからね。
パスがズレたため後ろ向きでもらう事になってそこを神戸の選手2人に狙われました。
パスミスは誰にでもありますが、特に今季の柴崎は多く、フリーでの何でもないパスを相手に渡したり、この場面のようにズレる事が度々あります。
そもそもこの状況でDFラインが3対3になっているのは大問題であり、それはボランチの責任ですね。
山本が早々に攻撃のポジションを取ろうと上がったため、ボールを奪われた時点で2対3の状況、これはセレーゾ監督の時によくあった失点パターンですよ。
CBにGKが代わっているわけですからいつも以上に守備重視で戦わないといけないのにメンバー変更で攻撃意識を上げてしまうのでこういう失点が生まれてしまいます。
33分には中村のスルーパスからジネイがチャンスを迎えますがシュートまでは行けず。
さらにはカイオのクロスからジネイがボレーと見どころがない前半で鹿島の攻撃はこのくらいでしたね。
逆にカウンターからレアンドロに危ういシーンを作られると、甲府戦同様に前半のうちに追加点をあげられてしまいます。
ここも両ボランチの守備が最悪でしたね。
コンディションが明らかに悪い柴崎がペドロ・ジュニオールに振り切られ、小笠原はまたもや柴崎と同サイドにポジションを取りすぎで中央を空けてしまいます。
それでフリーになった渡邉に決められます。
ゴール前は3対2で守れていたわけですから柴崎が抜かれた時点で青木がフォローに入ればまだ中央は3対3で何とか対応はできなくなかったです。
それを小笠原が無意味に柴崎の方に行くので青木とかぶって結局2人とも何も出来ないまま中央にパス出されてやられてしまいました。
ここで中村に代えて遠藤を入れますが、CBが脆弱な中守備に穴を作っているボランチを代えないとどうしようもないですよね。

山本以外決定力がない
後半開始からジネイに代えて土居を入れます。
これも1枚目に続いて見当違いな交代ですね。
曲がりなりにも前半でシュートやスルーパスでチャンスに絡んでいたのは中村とジネイですから。
交代するなら赤﨑に代えて遠藤を入れて4-2-3-1にすべきです。
コンディションが悪くて運動量やインテンシティーで負けているわけですから、フォーメーションを変更して前線の距離を近くすることも考えないといけないですね。
結局、ボランチの穴はそのままに攻撃意識をさらに高めてしまうので失点が止まるはずありません。
立ち上がりこそカイオのクロスに遠藤が絶好期を迎えますが、パスがバウンドしていたので打ち損じてしまいましたね。
その後は石津に右サイドを突破されてまたもや渡邉にゴールを脅かされ、カウンターから危ない場面を多く作られそうになります。
ここまで失点の多い神戸も決して守備は良くないですし、カウンター後に隙も生まれているので鹿島もチャンスはなくはなくですが、柴崎のクロスにカイオのボレーは枠の上。
ただ早々に2枚替えした割には後半も決定機をろくに作れていないのは酷いですね。
すると64分にCKから失点してしまいます。
ペドロ・ジュニオールには西が付いていましたが、あっさりヘディングされてしまいましたね。
ここがやはり甲府戦に続いて真ん中の強度が足らないところです。
何1つ思惑が上手く行かず、まったく何もさせてもらえていない石井監督は小笠原に代えて鈴木を投入。
3枚目の交代はさらに分かりません。
得点を取るために後ろを削って前線の選手を増やすのなら分かりますが、遠藤をボランチに下げるなら意味ないですよね。
しかも土居がフィジカル弱くてボールを持てないので高さのある鈴木を2列目で使わざるを得ないという本当に訳分からない采配でした。
それなら単純に赤﨑を交代させたらいいと思うのですが、2枚目で無駄なカードを切るからこういう苦しい状況に陥るわけです。
当然チーム状況が良くなるはずもなく、75分にさらなる追加点を許してしまいます。
ここはカイオが守備さぼったところを左サイドからクロスを入れられて、中央も人数はいたものの左サイドバックの相馬にマークに付けずにやられてしまいました。
渡邉のマークの受け渡しも終始上手く行ってなかったですが、神戸のサイドバックに付かないといけないカイオ、鈴木が両方とも守備してなかったですからね。
数少ない決定機を決められない鹿島は、CKからようやく1点返します。
ファーサイドからの青木の折り返しをGKが触ったボールが山本にとって絶好のところに来ましたね。
終了間際には伊東のクロスに土居のヘッドもバーに阻まれ、赤﨑とのワンツーから鈴木のシュートも大きくふかしてしまいます。
後半の少ない決定機もことごとく決められず、山本以外決定力ないって感じですね。
コンディションの影響もあると思いますし、守備がバタバタしているので攻撃に焦りが生まれているのも原因でしょう。
試合は間違いなく今季最悪の内容でそのまま終了。
あまりの惨敗ぶりな上に何も残らない試合でしたね。
ナビスコ杯早くも敗退危機という状況に陥ってしまいました。

初心に戻るには絶好の相手
次はアウェイで川崎戦です。
パスを繋いで来る攻撃的な相手ですので、まずはしっかり守る意識、そして前線からのプレスと初心を取り戻すにはいい相手だと思います。
心配なのはコンディションですね。
現在の鹿島は誰1人調子のいい選手が観られず身体が多くキレがない状態です。
運動量やインテンシティーで負けていますし、決定力がない事にも影響しているでしょうね。
復帰する代表組に期待ですが、金崎のコンディションはいかほどか。
ナビスコ杯の悪い空気を持ち込みたくないでしょうから、恐らく先発はリーグ戦のメンバーを基本に組んで来ると思います。
間違いなく先発で起用されるであろう柴崎のコンディションが鍵になりますね。
FC東京戦では復調傾向にありましたが、連戦でまたコンディションを落としてナビスコ杯では最悪なプレイの連続でした。
川崎は今季から守備の意識を高めているようですね。
と言っても引いて守るわけではなく、バルサ式の守備です。
自分達がボールを保持して攻撃に人数をかければ、ボールを取られた場所=自チームの選手が多いエリアになりますから、そこでプレスをかけて奪い返せば効率いいし、攻撃にも繋げられてお得だよねという発想です。
でも、まだ上手く機能してないですしこういう相手には守から攻への切り替えが大事ですね。
特にサイドへの展開や前線へのロングボールを用いて素早くプレスをかいくぐりたいところです。
とにかく大事なのは走る事、ファイトする事、まずは守備からしっかりやるという初心ですね。
特に石井監督の選手交代が足を引っ張ってチーム状態がダウンしている事が多いので、采配でも初心を取り戻す事が重要でしょう。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→



最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

プロフィール

こーめい軍師

Author:こーめい軍師
J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

リンクはご自由にどうぞ(≧∇≦)

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

秋春制反対の方は署名にご協力ください。 ↓携帯の方はこちらからお願いします。 http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=99

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する