鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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6月の鹿島:劇的な変化をもたらした大岩監督
6-7月日程
6月の試合の感想
大岩監督に交代してから明らかに鹿島のサッカーが変わり、6月は天皇杯も含めて4連勝スタートとなりました。
鈴木満強化部長も対戦カードを考えての、このタイミングでの監督交代だったのでしょう。
カテゴリーが下の岡崎をはじめ、リーグ戦の対戦相手も下位ばかりでしたが、それを差し引いても13得点1失点の全勝は素晴らしいです。
それもこれも、こーめいが前回の記事で監督解任の共通点として挙げた2列目の選手を入れ替えたことが大きかったですね。
広島戦から2列目は中村とレアンドロのコンビになりました。
この2人がいきなり結果を出して広島戦ではゴールを奪い、札幌戦ではアシストを決めましたね。
これまで石井前監督のときには、あまり使われず、起用されても活躍できていなかった2人でしたが、大岩監督の明確な戦術と的確なアドバイスでその真価を発揮し始めました。
それに対して、石井前監督はチーム全体の指示は出しても、選手個別の指示は出せなかったそうですから、昨年の永木や今季加入のレアンドロらがなかなかチームにフィットできなかったのも頷けます。
中村に関しては、セレーゾ時代からこーめいは土居ではなく、選手構成表のトップ下に彼を入れていましたから、ようやくかという感じです。
岡崎戦では、ターンオーバーを決行しながら5点を取っての快勝となりました。
天皇杯では下位カテゴリークラブにターンオーバーをして苦戦、ベストメンバーで臨んで敗戦ということも割とありますが、勝ったことはもちろん、しっかり若い選手が活躍したのも大きな成果でしたね。
これだけメンバーが代わっていいサッカーができているのは、やはり大岩監督のやりたいサッカーがしっかり描けており、指示が明確ということでしょう。
広島、札幌戦では後半失速、新潟戦ではおそらく練習で負荷をかけすぎて選手が走れなかったのだと思いますが、全体的に動きが悪かったですね。
その点は、これからの課題ではありますが、それを改善する選手も方法もあるので、6月のメンバーから多少入れ替えることで良くなって行くでしょう。
正直、結果はもちろん、内容も良くなっているので、特に書く事もないのですが、今回はその課題の改善点と鹿島の攻撃について書いておこうと思います。

分かっていても止められない攻撃へ昇華を
・2列目の選手のボールの収まり、ポジショニング
・追い抜く動き
・サイドチェンジ
・中央からの攻撃

大岩監督になってから、攻撃面で確実に変わっているのは上記の4点です。
広島戦や札幌戦など、前半にいい戦いができているのは、2列目の中村とレアンドロがボールを収めて、パスを出した後も走っているからですね。
これによって全線の4人の距離が近くなり、ボールが収まらずにダイレクトでしかパスをはたけない土居と足元が下手なPJでもテンポのいいパス交換ができています。
中村とレアンドロのポジションが真ん中に寄っていることもあって、サイド中心だった石井前監督のときと比べて中央からの攻撃も増えています。
守る側からすれば、当然ゴールが近い真ん中から攻められる方が怖いので、中央の守りを厚くして来ます。
しかし、鹿島のサッカーはサイドバックのオーバーラップもありますから、相手を中央に寄せてサイドからという攻撃も非常に得意としています。
というより、本来の鹿島のサイド攻撃はそういう形であり、その意識がサイドチェンジの増加にも繋がっていますね。
しかし、広島戦や札幌戦は後半に失速しています。
これは全体的に運動量が落ちて、選手間の距離が広がっていることが原因です。
そうなると当然、前線の選手がボールをキープして味方が走る時間を作らないといけないのですが、2列目の中村やレアンドロからいい形でトップにボールを送っても、土居とPJがロストしまくりなので、そこでボールを刈られて、その勢いのまま攻められてしまっていました。
PJはがんばってボールキープしようとはしていますし、大岩監督になって持ち味も結果も出せるようになって来ていますけどね。
この改善は選手を入れ替えるのがもっとも簡単です。
ところが今の鹿島には柳沢や大迫のようなタイプの選手がいません。
金崎もボールコントロールやパスがけっこう雑ですし、ポテンシャルはある鈴木もこのところ伸び悩んでいますからね。
もっともコンスタントに安定してボールを持てるのは現時点では金森だと思いますし、天皇杯で全得点に絡んだ安部も期待できます。
ただ、安部に関しては当面はチャンスがあれば途中交代で使って育てて行くのがいいでしょうね。
このトップでのボールの収まりを改善できれば、鹿島のサッカーの特徴である分かっていても止められない攻撃ができるようになると思います。
この分かっていても止められない攻撃っていうのは、文字通り脅威で、15シーズンに優勝した広島もそうでした。
もともと1トップ2シャドーでのフリックなどのコンビネーションによる中央からの崩し、ミキッチや柏によるサイドからの仕掛けと、広島の攻撃はやっかいなものでした。
しかし、その2つだとしっかりマークさえついてたら抑えることは可能でした。
15シーズンはそこにドウグラスという選手が加わって、ゴール前に高さが生まれました。
これによって、今まではミキッチや柏にドリブルでやられなければ守れていたのですが、ドリブルでマークを抜かなくても、アバウトでもクロスを上げてしまえば、ドウグラスが何とかしてくれていましたからね。
空中戦に競り勝つだけでなく、ペナルティエリア内でクロスを普通にトラップまでされたらDFはたまったものじゃありません。
この攻撃の威力はかなりのもので、戦力の乏しいチームだと抑えるのが大変で、どういう攻撃をしてくるか分かっていても止められないっていう状態でした。
鹿島のスタイルではやはり2列目の選手の能力、ポジショニングが重要ですね。
そこでボールを収めてゲームを作っていくわけですが、前線の選手が流動的に動くことで相手にとってはマークをしづらくなります。
中央の攻撃を抑えられても、今度はサイドバックがオーバーラップしてサイド攻撃。
そこでチャンスを作れなければサイドチェンジ、もしくはもう一度中央からと攻撃の目先を変えて行きます。
その度に、相手のDFは守備をシフトしながら、流動的に動く鹿島の選手を掴まえなければいけないので、必ずどこかにスペースが出来て、マークのズレが生じます。
広島の攻撃が中央、サイド、高さだったのに対して、過去の鹿島は中央、サイド、流動性を武器に分かっていても止められない攻撃を構築していました。
その分、ボールを奪われたあとの守備でも選手個人の高い判断力が求められるのですが、大岩監督のサッカーは、鹿島の本来のサッカーを取り戻そうという意識が見てとれますね。
守備については次回にでも書こうと思います。
懸念材料だった2列目は中村、レアンドロ、遠藤で回して行くでしょうし、トップとサイドバックの人選によっては、充分、分かっていても止められないサッカーを実現することは可能だと思います。

7月はアウェイ連戦
7月はアウェイ4連戦からのスタートです。
しかも、リーグ戦3試合の間隔は中2日、中3日の天皇杯は今季から下位カテゴリーのホームで試合をするレギュレーションに変わっています。
G大阪戦はACLの関係でこのタイミングになっているわけですが、ACLの試合がないのにこんな過密日程になっているというのは、早々に敗退してしまった鹿島にとって皮肉な感じも受けます。
ACLを優勝するために、今季はこれだけの選手を補強したわけですからね。
逆に言えば、こんな理不尽なアウェイ連戦を乗り切れるだけの戦力が揃っているとも言えます。
抗議の意味を含めて、G大阪戦は柏戦に帯同した選手は連れて行かないという手もありますが、3,4人のメンバーを入れ替えながらの総力戦を展開していくことになるでしょう。
6月の戦いは下位クラブばかりでしたから、この7月で大岩監督のサッカーの真価が問われると思います。
真価というには、やっぱりきつすぎる日程ですけどね。
しかし、試合内容は確実に良くなっていますし、大岩監督のマネージメント次第では充分4連勝も狙えます。
連戦のあとはセビージャとの試合があって、最後は甲府戦です。
3連戦をすべて勝つと首位になりますし、FC東京戦からはもうリーグ戦の折り返しです。
柏、G大阪、FC東京にきっちり勝ちきれるようなら、小笠原の口癖である「ぶっちぎりで優勝する」というのも、今度こそ実現可能なのではないかと思います。
そして、連戦が終わったあとは、6月のメンバーから2,3人のレギュラー変更が起きているかもしれないですね。
柏戦は植田が負傷でいきなりピンチではありますが、CBに入る三竿健に代わって久しぶりのリーグ先発となる永木の働きが鍵になりそうです。
そして、前線にもメンバー変更がありそうなので、代わって出場する選手に期待です。
首位の柏を破って、いい連戦スタートにしたいですね。

得点アシスト6月

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