鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【天皇杯3回戦】バタつくもしっかり90分で勝利…の京都戦
結果
10月14日(月) 第93回天皇杯 3回戦
鹿島2-1京都(13:04/カシマ/5,574人)
[得点者]
54' 遠藤康②(鹿島)←ジュニーニョ③
67' ダヴィ①(鹿島)

75' 横谷繁(京都)
[フォーメーション]
FW:ダヴィ、大迫
MF:ジュニーニョ、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、山村、青木、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
80分:遠藤→梅鉢
85分:ダヴィ→本山
89分:柴崎→岩政


試合の感想
緊張感・機能性の落ちる先発
京都は普段の4-1-2-3と違って4-1-3-2のような形。
サイドハーフは左に駒井、右に工藤と状況によってはボランチの位置に下がったりもしてかなり変則的な戦い方をして来ましたね。
鹿島は4-4-2、右サイドバックに西が入った以外はFC東京戦と同じ、セレーゾ監督の考えるベストメンバーというところでしょう。
しかし、この選択がよくなかったですね。
FC東京戦は右サイドバックに若い伊東が入って全体的に緊張感、集中力を持って戦うことが出来ていましたが、この試合は序盤から京都に遅れを取ります。
天皇杯では2戦2敗の京都を選手は一様に警戒するコメントはしていましたが、このメンバーなら何となく勝てるのではないかという意識があったのではないかと思います。
そしてジュニーニョは最近だいぶ周りを使えるようにはなって来てはいますが、4-4-2のフォーメーションだとどうしても4-2-3-1より前線の選手の距離間が開いてしまいチームとしての機能性が落ちてしまいますね。
そのため、個の力に頼った戦い方に寄ってしまいます。
立ち上がりにその個の力で大迫がペナルティエリア内でターンして仕掛けてCKを得ますが、2本目のCKからカウンターを受けて決定機まで行かれてしまいます。
最後は工藤がシュートをはずしてくれて助かるのですが、3対5の状況を作られていましたし、CK時に鹿島はゴール前の6人が同じタイミング、同じ高さで入っているんですよね。
キッカーを務めていた遠藤を含めると7人がゴールエリアのライン(ゴールキック時にボールを置く白線)より京都のゴール寄りにいるという状況。
これではカウンターをされたら数的不利になるのは必然、危ない場面を作られるのも当たり前です。
前回の記事で京都はサイドチェンジをせずに狭い局面をドリブルやパスで打開して来ると書いたのですが、さすがにずっとそのスタイルで戦って来ているだけに各選手がJ2レベルとは思えないくらい足元、ボールコントロールがしっかりしていますね。
そのため、鹿島は前線からプレスを仕掛ける場面があったのですが、追い込んでもボールを取り切れない場面が目立ちます。
さらにここのところ5連勝と京都は調子がよく、全員が何をすべきか理解しており、よくチームの意思統一がされていて迷いがなかったですね。
攻守の切り替え、球際の激しさや出足でも上回れていました。
チャンスはCKからの山村のヘッド、ポストに直撃した西のクロスからのダヴィが右足ボレーくらい。
鹿島は京都のパス回しにプレスが付いて行けず、ボールの取り所を絞れなかったですね。
また、京都もこれまでに比べてロングボールも使うようになっており、ショートパスで相手の守備を引きよせてからの長いパスでの展開という形が有効でした。
前半は京都ペースで進んで行ったと言っていいでしょう。
しかし、鹿島も危ない場面はそれ程作らせずスコアレスドローで折り返します。

1失点は仕方ないのか…
鹿島は後半になると少し戦い方を変えて来ます。
前半は各駅停車によるもの以外はほとんど見られなかったサイドチェンジをよくするようになりました。
実はこのところ前半はサイドチェンジが少なく、ハーフタイムで監督から指示されて後半にサイドチェンジを意識するってことが多いのですが、前半からもっと有効的に使っていかないとダメですね。
特に4-4-2の布陣だとジュニーニョと遠藤の距離が離れているので4-2-3-1の時よりもサイドチェンジは重要になって来ます。
47分には右サイドの遠藤から一気に左サイドのジュニーニョにサイドチェンジすると、仕掛けながら左足でセンタリングを入れます。
惜しくもゴール前に走り込んだ大迫には合いませんでしたが、こうやって両サイドハーフがワイドに開いているならピッチの横幅も広く使っていかないとですね。
さらに大迫のドリブル突破から遠藤、ダヴィと絡んで再び大迫へ。
サイドを突破して折り返すと遠藤が落としたボールをダヴィがシュートします。
これはDFに阻まれてしまいましたが、後半立ち上がりからいい攻撃を見せます。
54分には右サイドでのFKを左サイドの中田に展開。
パスをもらったジュニーニョが縦に仕掛けて左足でセンタリング。
ゴール前にはダヴィ、大迫もいましたが、ファーサイドに入っていた遠藤が頭で合わせて先制点をあげます。
ジュニーニョのセンタリングは非常に精度が高くてGKとDFラインの間と狙いも良かったのですが、ポイントはその前の縦への突破ですよね。
これまでジュニーニョは縦一辺倒で1対2の状態でもドリブルで仕掛けてはロストしていたのですが、このところは周りを上手く使ったり中のスペースにドリブルして行ったりというプレイが増えています。
この試合でも前半は縦に仕掛けるより、中央にボールを運ぶか小笠原にパスを出す回数が多かったんですよね。
しかも、大きなサイドチェンジからだったため京都の守備の横シフトが追いついておらず、中央に広大なスペースがありました。
そのため、マークについていた右サイドバックの安藤もそこが気になって縦を切るか、中を切るか迷いが生じていましたね。
そこをジュニーニョが上手く仕掛けていくことができました。
先制点を取っても攻撃の手を緩めることなく攻めます。
56分にはジュニーニョの縦パスに抜け出した大迫が左サイドの酒井との競り合いを征してグラウンダーのクロス。
中央で遠藤がスルーしてDFを引きつけ、ファーサイドでフリーの柴崎がシュートするのですが枠を大きくはずしてしまいます。
この後小笠原と横谷に一悶着あって両者イエローカードが出るのですが、これは小笠原が悪いですよ。
ダヴィが倒された後に吉田主審はファウルの笛を2度吹いています。
にもかかわらず後ろからボールを取りに行ったら横谷も怒りますよね。
小笠原が横谷に行ったところでさらに吉田主審は笛を吹いて、横谷が小笠原に手を出して揉め始めたところで連続で拭きながら止めに行っていますから。
小笠原は笛が聞こえてなかったっていうことはないでしょうし、早くリスタートしたくてボールを取りに行ったのなら分かりますが、完全に大きく蹴りだしていました。
リードしている展開で不用意なプレイからいらないカードをもらってしまいましたね。
ここからは京都ペースになるのですが、67分に大迫の個の突破からGKの反応しづらいニアの頭の上を狙うようなシュート。
スピードがなかったのでオ・スンフンに触られてしまいますが、得点の取れるポジションに入っていたダヴィが頭で押し込んで追加点をあげます。
鹿島の課題の1つはここからの試合の運び方ですね。
京都が選手交代で3-4-3にシステム変更して来たのもありますが、鹿島は攻守の切り替えが全体的に遅くなっていたので選手交代ももっと早めに必要でした。
ここから京都はさらに動き、システムを3-4-2-1にして来ます。
甲府、大分でもそうだったように鹿島はこのフォーメーションに対して守るのが苦手ですね。
75分には相手のパスを柴崎がマイボールにし切れずに奪われるとそのままドリブルからシュートを打たれて横谷に決められてしまいます。
西は飛び出してプレスをかけた後は守備をする気がなくなっていますし、青木もカバーリングに入れたのですが柴崎に任せてしまいました。
2点差になったことで全体的に集中力を欠いてしまったかもしれませんね。
この直後、遠藤のCKを大迫のヘッドがバー直撃という惜しいシーンがあるのですが、ここで遠藤に代えて梅鉢をサイドハーフに投入。
その直後、再びCKからのカウンターを浴びて梅鉢がファウルで止めてイエローカード。
それでも鹿島の選手の戻りが遅くてリスタートからDFラインの裏を突かれてしまいます。
飛び出した曽ケ端は目測を誤ってボールに触れずに入れ代わられるのですが、三平が無人のゴールにシュートを飛ばせずに助かります。
鹿島は本山を入れますが、両サイドがジュニーニョと梅鉢ではさすがにポゼッション率は上がらず。
ここからは京都に押し込まれて同点ゴールを決められずに済んでラッキーという展開。
87分にはCKから横谷にあわやというヘディングシュートを放たれます。
マークしていたのは柴崎ですがはずされてしまいましたね。
その柴崎に代えてさらなる逃げ切り策として岩政を入れます。
最後までドタバタしつつも何とか1点を守りきって勝利。
他のJ1クラブの多くが延長やPK戦突入と苦戦する中、90分で勝てたのはよかったですね。
今の鹿島は1失点は仕方ない状態ですが、幸い攻撃陣は好調なのでとにかくそれ以上得点を取っていくしかないです。

逃げ切り策に不安
試合後のインタビューでセレーゾ監督がかなり怒っていましたね。
大一番の浦和戦に向けてパフォーマンス的な意味も多少はあると思いますが、この試合の選手の出来を見れば怒りはもっともだと思います。
しかし、監督の選手起用や采配も問題ですよね。
大分戦は失点してからスイッチが入り、FC東京戦は伊東が先発に入ってスイッチが入っていたように今の鹿島は選手がスイッチを入れるには外的要因が必要でしょう。
それを考えると、引き続き浦和戦が出場停止の西に替わってこの試合でも伊東を起用する、もしくは古巣対戦になる中村を起用するなど先発に工夫があってもよかったです。
ただ、それ以上に気になるのは選手交代についてです。
最近はサイドハーフに梅鉢を入れるのがお気に入りのようですが、これをやって機能していたことってないんですよね。
守備を強化する狙いがあるのでしょうが、梅鉢ではやはりサイドハーフとしてのボールのキープの仕方が出来ていないので攻撃する時間が減って逆に押し込まれることが多くなっています。
さらにジュニーニョを残して遠藤と交代することが多いのでなおさらですね。
本田をボランチに入れていたときは柴崎を1列上げて効果大だったので、シンプルに梅鉢もボランチに入れるべきだと思います。
さらにもっと早い時間帯で2列目には本山、中村などキープのできる選手を入れて終盤も鹿島がボールのポゼッションを握り、隙あらば追加点を取りにいくようにしないとFC東京戦、この京都戦同様に最後に失点してしまいますよね。
ジュニーニョ、中田に続いて梅鉢も本職で起用しないのがセレーゾ監督のマイブームなのかもしれないですが、はっきり言って誰も機能してないです。
ジュニーニョこそここに来てようやく周囲との連携が取れて、この試合でもアシストしましたが相変わらずボールロストも多いですし、守備のしっかりした相手だと封じられてしまいますからね。
そもそも2列目の選手では、ジュニーニョ(1780分:3得点4アシスト)、野沢(1438分:4得点3アシスト)、遠藤(1279分:6得点3アシスト)、本山(609分:2アシスト)、土居(544分:1得点1アシスト)、中村(394分:2得点)で、実は出場時間に比べて数字的に見れば、ジュニーニョや野沢はそれ程活躍しているわけではありません。
ジュニーニョと中村の違いはセレーゾ監督が我慢して使い続けて来たかどうかの違いでしかないと思います。
ジュニーニョのようにあれだけ結果を出していなかったにも関わらず使われ続ければ、誰だってある程度良くなりますよ。
中村だってもっとチームに馴染んでいたでしょうね。
今さら中村をフィットさせている時間はないですから、ジュニーニョを起用し続けるしかないですが、セレーゾ監督のコンバートが上手く行っているわけではないので、梅鉢の起用、2列目の選手交代など逃げ切り策は今一度考えなおさないと終盤バタバタすることはこれからも続くでしょう。

監督力が問われる浦和戦
次節は優勝争いの大一番、ホームで浦和との対戦となります。
ここからの試合はいずれも選手の集中力、高い守備意識が重要になって来ますが、浦和、川崎、広島戦では監督力が問われる試合になると思います。
なぜならペトロヴィッチサッカーと川崎の攻撃力は選手の守備意識が高ければ守れるというものではなく、チームとして組織だって守らないといけないからです。
ご存じのように浦和は攻撃時に4-1-5の布陣になります。
そのため、浦和の1トップ2シャドーが鹿島のDFラインに張りつくと4バックで3人を見ることになります。
しかし、そうなると両WBがタッチライン際でフリーになってしまいます。
そこにボールを出されるとサイドバックがマークに行くことになるのですが、機動力のない中田、経験のない伊東で対応できるかですね。
1トップ2シャドーはもちろんDFラインに張りついてばかりでなく、下がってボールをもらうこともあるので守備の苦手な小笠原と柴崎がCBとのマークの受け渡しをしっかりやって付いていけるかも重要になって来ます。
このやっかいな戦術に対して柏のネルシーニョ監督やFC東京のポポヴィッチ監督は同じ3-4-2-1でマッチアップして戦ったり、大宮は4-4-2でもマンツーマン気味に前線からプレスをかけてビルドアップを封じ、横浜FMは守備力の高いボランチとCBの4枚で相手の1トップ2シャドーを封じるなど様々な方法で対策して来ています。
セレーゾ監督が何かしら手を打たずに今の4-4-2で戦えば浦和に押し込まれる展開になるでしょうね。
そもそもペトロヴィッチ監督のこのサッカーは4-4-2対策として生み出されているので、4-2-3-1で戦った方がまだいいです。
4-4-2だとボランチにいる鈴木を見る選手がいなくなりますからね。
鹿島はまったくやっていない3バックをするわけにもいかず、横浜FMのように後ろに守備力の高い選手が多くいるわけでもありません。
一番現実的な方法は前線からプレスをかけるやり方ですが、今の鹿島はDFラインが高い割にプレスがかからずにDFの裏にいいパスを出されるシーンも多いですからね。
こーめいは4-1-2-3で戦って、押し込まれて浦和がWBにボールを出した時はアンカーがCBの間に入って5バックになって守るやり方でやってほしいです。
浦和のビルドアップ時には3トップで前からプレスをかけられますし、インサイドハーフ2人でボランチの鈴木、サイドバックのドリブルでの持ち上がりに対処します。
ただ、本田が移籍してアンカーに適任者がいないですし、練習でしておらずぶっつけ本番でやっても機能しないでしょうけどね。
オプションとして練習している4-1-4-1(4-1-2-3は両WGがより守備を意識して下がったポジションを取れば4-1-4-1の布陣になる)が浦和対策だといいのですが、おそらくセレーゾ監督は右サイドバックに伊東を入れる以外メンバーをいじらずに普通に4-4-2で戦うでしょう。
浦和との対戦成績は鹿島が圧倒していますが、ここ6試合に限れば3分3敗。
ペトロヴィッチ監督になってからは3連敗中となっています。
ここでこの悪い流れを切っておきたいところです。
同節には横浜FMと広島の試合もあって上位4クラブが激突する絶妙なカード、優勝戦線生き残りをかけた戦いは白熱しそうですが、勝利して生き残りたいですね。

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この記事に対するコメント
セレーゾは持ってるはずだ!
いつも楽しく読ませて頂いてます。

中盤の要である遠藤を梅鉢に代えて
守備固めしたら失点でした。
梅鉢のファーストプレーがまたまた
イエローカードでしたし、
もうこの交代はやめて欲しい。
でも、この苦戦が土曜日に生きた!
なんとことになるなら。。。
セレーゾかなり持ってます。

4-1-4-1を前から試してますが、
ペドロヴィッチ対策じゃないです?
こーめいさんの理屈と合うんです。
まさかとは思いますが。。。

もう理屈抜きで気合で勝つしかない
期待してます。
【2013/10/18 19:01】 URL | しかくん #- [ 編集]

>セレーゾは持ってるはずだ!
しかくん、コメントありがとうございます。
4-1-4-1は浦和対策ではないと思います。
おそらくアウェイでの戦いと同じようになるんじゃないですかね。
浦和もセットプレイやクロスの守備が弱いですし、ナビスコ杯の川崎のようにリードを守る戦いではきついので、得点の取り合いに持って行きたいですね。
明日勝利すれば勢いに乗って行けそうです。
ホームの雰囲気を最大限に活かしたいですね。
【2013/10/18 20:22】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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