鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
04 | 2017/05 | 06
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

2ステージ制+プレーオフの拙速決定でJリーグが赤っ恥(後)
前半の続きとなります。

ゆでがえる理論とパレートの法則
2ステージ制+プレーオフの話が出て来た当初、中西競技・事業統括本部長がしきりに訴えたいたのがゆでがえる理論です。
これは蛙の入っている水を熱してゆっくり温度を上げて行くと、蛙はそれに気付かないまま茹であがって死んでしまうというものです。
観客数が微減傾向にあるJリーグがまさにそれで、この状態が一番危ないと言っていましたね。
ところが、その後14シーズンにJリーグのスポンサーからの収入が10億円減ることを明らかにして、2ステージ制+プレーオフはお金のためだと主張が変わりました。
つまり、ゆでがえるところかJリーグのための当面のお金の補充だったわけです。
このことからも上述したようにゆでがえる理論は、中西競技・事業統括本部長お得意の問題のすり替えだったことが分かります。
確かに現在のJリーグの閉塞感は問題であり、ゆでがえる理論での言いたいことも分かりますし、メディアへの露出を増やして観客の新規開拓を狙うことは必要でしょう。
ただ、その最適な方法が2ステージ制+プレーオフかと言ったらそうではないですし、上述したかねてからサポーターの間で言われている方法の方が効果的だと思いますね。
そもそも観客数を短期間で増やすには、リーグ戦にダービーマッチなど観客の入る対戦カードを増加、スタジアム建設、スター選手の獲得くらいしか実際はありませんから。
何より既存のサポーターの猛反対を受けていてはパレートの法則に反していると思うんですよね。
これは別名8:2の法則とも呼ばれているのですが、ビジネスのいろんなものに当てはまります。
その1例としては、売り上げの8割は顧客の2割が担っているというものです。
そのため、売り上げを伸ばすためには顧客全体を対象にしたサービスより、2割の顧客を狙って行った方がいいそうです。
これは考えてみれば当たり前のことで、Jリーグにもっとお金を使ってもらおうと思っても実際に生活費にそれだけの余裕がある顧客、他の支出を抑えてでもJリーグにお金を使う顧客というのは全体の2割くらいでしょう。
資金に余裕のない顧客、Jリーグにそれ以上使うなら他の楽しみに使うとう顧客から新たに引き出そうとしたら難しいですからね。
実はこれは海外のビッグクラブもそうで、入場料収入のほとんどはソシオ会員によるもの。
鹿島でもシーズンの平均観客数が2,0000人だった場合、その入場料収入の4割は1,500人のソシオ会員が担っていることになります。
ですので、フロントも海外クラブを模範にして、将来的にはソシオ会員数を倍にしてその入場料収入の割合を80%にして経営の安定化を図りたいと考えています。
この8:2の法則を無視して失敗した例はたくさんあって東京ヴェルディ、ユニクロなどがそうですね。
東京ヴェルディは川崎時代、スター選手がたくさんいてJリーグをけん引するクラブでした。
しかし、巨人のような経営(東京ドームの観客には初めての観戦者が多い)を目指して川崎から東京に移転しました。
つまり、2割の顧客を捨てて人口の集中している都心で新規開拓をし続けることによって経営を回していこうとしたんですね。
その結果はご存じの通り凋落の一途をたどり、ついにはJ2に降格、それから一度もJ1に復帰することなく現在もJ2でもがいています。
ユニクロは山口のファーストリテイリングが本社なのですが、中国地方や九州に勢力を伸ばした後、関東にも進出、急速に店舗を増やしました。
もともとユニクロは種類が少ないものの「安くて丈夫」が売りで、学生や旦那の服を買う主婦に重用されていたんですね。
つまり、メインの顧客は男性だったわけです。
しかし、関東に進出して来てからは従来のターゲットをないがしろにして売り場は女性服、子供服がほとんどを占めるようになっていました。
アパレル業者なのでそれ自体は間違いではないのですが、女性は人と同じ服を着るのを嫌がりますよね。
そうなるとユニクロの服の種類のなさは致命的、女性服の売り場が増えて肩身が狭くなったかつてのメイン顧客だった男性も離れて一度潰れかけます。
中国進出で何とか持ち直し、その後のヒートテックやシルキードライなど肌着(他人に見られないので女性にも売れる)のヒット、関東進出当初よりも男性向けの売り場も増やすことで現在に至っています。
新規開拓は大事ですし、しなければいけないことですが、従来の顧客であるリピーターを無視したらとんでもない事になるってわけですよ。
レギュレーションの欠陥によってどうなるかは分からなくなりましたが、2ステージ制+プレーオフで観客が劇的に増えることはありません。
むしろこの8:2の法則に反することで、2割のリピーターの多くを失う可能性の方が高いと思います。
ちなみにゆでがえる理論は現実では起こり得ません。
ゆっくり温度を上げても蛙は気づかないということはなく、温度が上がるにつれて脱出しようと激しく暴れて最終的に死んで行くそうです。
そのため、すでに死に体の会社・組織がもう潰れるのを分かっていて、自転車操業などで最後まであがく姿をゆでがえると例える人も多くなっているようですよ。

JリーグとTV局の思惑
さて、これまであれこれ述べて来ましたが、Jリーグの現状を鑑みれば結局プレーオフをせざるを得ない状況、こーめいもお金が入って世間への露出も多少なりと上がるならやればいいと思います。
なんだかんだで盛り上がりますからね。
問題は引き続きどんなプレーオフの形式にするかですが、レギュレーションの欠陥がないのは当然として、シンプルで分かりやすく既存のサポーターに受け入れられて、年間勝点最多クラブが不条理を受けず、なおかつ盛り上がってしっかりお金になるだけの大義名分(タイトル)があるのが理想ですね。
それを探るためにまずはJリーグとTV局がプレーオフに何を求めているか整理してみます。
[J>T]◎プレーオフ実施で収入増
[J>T]△2ステージ制で優勝争いの盛り上がり所を増加
[J=T]◎プレーオフは必ず実施
[J≦T]○プレーオフの試合数を4試合は確保&固定
[J=T]◎プレーオフにはそれ相応のタイトル(理想はJリーグチャンピオン)を用意

JがJリーグ、TがTV局、◎は絶対条件、○は準絶対条件、△は可能なら入れたい条件です。
Jリーグからすればプレーオフの実施は絶対条件、TV局側としてもお金になるコンテンツならやりたいでしょうね。
ただ、視聴率が取れなければプロ野球の巨人以外のクライマックスシリーズ状態と同じ末路になることは間違いないです。
そして、プレーオフをするならかつてのチャンピオンシップのように両ステージ制覇になると開催されない事態は絶対に避けるというのは、JリーグとTV局ともに絶対条件です。
さらにやるからにはまとまった試合数が欲しいというのがJリーグの本音、TV局からすれば4試合ほどは絶対に確保したいでしょうし、放映しやすいように試合数やチーム数もしくは開催試合日をある程度固定したいでしょうね。
2ステージ制は優勝争いの盛り上がり所を増やすという意味でJリーグには欲しい要素でしょうが、TV局からすればどうでもいいことだと思います。
最後にJリーグもTV局も絶対条件に考えるのはプレーオフのタイトルです。
盛り上がるにはやはりそれなりのタイトルをかけて戦うことが必須ですし、Jリーグチャンピオン(=日本一)が理想でしょう。
これらに加えて冒頭で述べたように2ステージ制+プレーオフのレギュレーションに欠陥があるので、その形式がお蔵入りになることを考えると、残された形は以下の3つになると思います。
ちなみにベルギーのジュピラーリーグのようなスプリット方式、メキシコのプリメーラディビシオンのような2ステージ制で各ステージごとにプレーオフをするやり方は、スケジュール的に難しいです。
また、一国1リーグの観点からプロ野球のようにリーグを2つに分けて戦う方式は却下、リーグチャンピンと2位・ナビスコ杯&天皇杯優勝クラブが戦うプレーオフも96年にそれに近い形(リーグチャンピンと2位、ナビスコ杯優勝&準優勝クラブ)で行って盛り上がらずに大失敗しているのでこちらも却下です。
①2ステージ制+各ステージ優勝クラブ同士のチャンピオンシップ
②1シーズン制+リーグ優勝とは別タイトルのプレーオフ
③1シーズン制+年間順位上位クラブでリーグ優勝をかけたプレーオフ

あくまで2ステージ制にこだわるなら①の形式になりますが、これはかつての2ステージ制とまったく同じなので改めて書きません。
再び両ステージ制覇するクラブが出る場合、年間勝点最多クラブへ配慮を考えてもこれに戻すことはないでしょう。
②は年間チャンピオンはリーグ戦で決めて、ACLの出場権などをかけてプレーオフをする形式ですね。
問題はリーグチャンピオンをかけて戦うわけではないので、プレーオフにそれ相応のタイトルや賞金などの旨みを用意しない限り、やる意味があるのかってこととやっても盛り上がらないだろうってことですね。
そして、③はアメリカのMLSやオーストラリアリーグがモデルになります。
FIFAは一国一リーグなので地区リーグ、プレーオフ好きなアメリカのMLSも一応2つのカンファレンス(イースタンとウェスタン)に分けていますが、H&Aの2回戦総当たりで戦います。
面倒くさいシステムなのでウィキペディアのメジャーリーグサッカーを参照してください。
一応リーグ戦の年間勝点最多クラブは表彰(サポーターズ・シールド)されますが、プレーオフの決勝であるMLSカップの勝者が年間チャンピオンとなります。
オーストラリアのAリーグはもっとシンプルで、リーグ戦の上位6クラブがプレーオフを戦うことになります。
詳しい事はこちらもウィキペディアのAリーグのファイナルシリーズの項を観てもらうと分かりやすいです。
【1】A:1位×2位のH&A初戦、B:3位×6位、C:4位×5位
【2】A:1位×2位のH&A2戦目、D:Bの勝者×Cの勝者
【3】E:Aの敗者×Dの勝者
【4】Aの勝者×Eの勝者

このプレーオフのよく考えられているのはてリーグ1位と2位の立場が尊重されていて、敗者復活の可能性があるってことですね。
また、全体の試合数は7試合で固定されていますし、【3】を中日の水曜日に行えば1試合少なくて済むAの勝者も変に日程が空くことがありません。
ただ、リーグ6位のクラブが年間チャンピオンになってしまうという根本的な問題はどうしようもないですけどね。

賞金王決定トーナメントと全国選手権
賞金王決定トーナメント
批判だけなら誰でもできるということで、以前にこーめいもプレーオフ案を書いたのですが、もちろん前回のは素案だったのでその後それをもとに改良しています。
こーめいがやってほしいプレーオフはやはり賞金王決定トーナメントです。
リーグチャンピオンに次ぐ大きなタイトルとなると賞金王以外にないのではないかと思っています。
これまで通り、1シーズン制のH&Aの2回戦総当たりで戦ってリーグチャンピオンを決めます。
そして、シーズン終了後に賞金を獲得したクラブでプレーオフを行います。
対象賞金は以下の5つの大会になります。
○リーグ戦の1位~7位[7クラブ]
○ゼロックススーパー杯[2クラブ]
○ナビスコ杯優勝・準優勝・ベスト4[4クラブ]
○天皇杯優勝・準優勝・ベスト4[4クラブ]
○スルガ銀行チャンピオンシップ[1クラブ]

ACLの賞金はグループリーグの試合を勝利、引き分け(それぞれ約320万、160万)でも出ますし、ドルでの支払いなので相場の問題もあって対象に入れません。
リーグ戦の1位~7位は絶対にクラブがかぶらないので出場クラブの数は最低で7となります。
そして、まず有り得ないでしょうが残りの賞金を仮にリーグ戦8位以下のクラブが重複せずに獲得した場合、プレーオフ出場クラブは最大で18になります。
出場クラブが奇数になった場合はJ2の優勝クラブを加えて偶数にします。
また、出場クラブが偶数でも8・14になった場合はJ2の優勝・準優勝クラブを加えてそれぞれ10、16にします。
面倒なので出場クラブ数に応じてそれぞれのトーナメント表を書いたりはしないですが、8クラブだと3試合日、10~16クラブだと4試合日、18クラブだと5試合日が必要となって来ます。
ですが、いずれもリーグ最終節から3週間後に大会が終わるように開催できます。
トーナメントの対戦は抽選で決めますが、8クラブ・16クラブの時以外はシード(1試合少ない)クラブが出て来るのでそれはJ1の順位で決めます。
ちなみに05年~12年の8年間の出場クラブ数は、10・11・8・9・11・9・12・11です。
今季の賞金獲得クラブは今のところ8クラブとなっていますね。
1回戦から準決勝までの賞金は少なめにして、決勝の賞金総額を3億(優勝:2億、準優勝:1億)に設定。
前回も書いたAllorNothigルールで3点差つけて勝ったら賞金の総取りにすれば、賞金ランキングの大逆転も可能ですし、試合序盤や終盤に2点差、3点差がついても次の1点が普通の試合よりも重要になって来ます。
また、リーグ戦以外のタイトルの重みも増しますよね。
さらにこの案には発展性もあって、2ステージどころか3ステージ(10試合、12試合、12試合)にすることもできます。
各ステージに冠スポンサーをつけて優勝クラブに賞金を出してもらえばプレーオフ出場権をかけた戦いになりますし、リーグチャンピオンはあくまで年間の勝点で決めればいいわけですから。
先に挙げたJリーグとTV局の思惑、そして1シーズン制でリーグチャンピオンを決めるというサポーターの心情も満たすことができると思います。
全国選手権
もう1つ考えたのが地域ごとの代表を選出して戦う全国選手権です。
[道北・東北エリア]札幌・山形・仙台
[関東周辺エリア]浦和・大宮・千葉・柏・鹿島・水戸
[東京・神奈川エリア]FC東京・東京V・川崎・横浜FM・湘南・横浜FC
[北信・北関東]新潟・富山・群馬・栃木・松本
[東海エリア]名古屋・清水・磐田・岐阜・甲府
[関西エリア]C大阪・G大阪・神戸・京都
[中国・四国エリア]広島・岡山・鳥取・愛媛・徳島
[九州エリア]鳥栖・福岡・北九州・長崎・熊本・大分

まずJ1・J2の40クラブを8つの地域に分けます。
あとは単純にその地域で通常のリーグ戦の勝点がもっとも多い(J2は試合数やレベルを考えて勝点×0.75で計算)8クラブでプレーオフをします。
つまり、甲子園のように地域性を打ち出して盛り上げていこうということです。
ただ、地域性と言ってもかなり広い範囲になりますし、関西代表だからとC大阪のサポーターがG大阪を応援するのかと言ったらそうはならないと思いますけどね。
さらにこの案の場合、地域ごとにクラブ数や強豪クラブの数が違うので公平ではありませんし、勝点の計算がちょっと面倒で複雑なのであくまで1つの案ということで、おすすめするわけではありません。

こーめいはもちろん賞金王決定トーナメントをやってほしいですが、おそらくAリーグのプレーオフを参考にしたものになるのではないかと予想しておきます。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

いつも楽しく読ませていただいております。

私自身、2ステージはやはり反対派で、数字を見ながら議論することが大好きなので今回の記事はとても見応えがありました。

批判はするが、それ以上の代替案や改善案の提出をできる人の少ないこと。
今後も楽しみに、記事の更新をお待ちしております。
1ステージ制同様、冨樫先生にも復活してもらいたいものです。
【2013/11/09 23:35】 URL | プロ健 #- [ 編集]

プロ健さんへ
コメントありがとうございます。
こーめいも2ステージ制でチャンピオンを決めるのも、6位がリーグ優勝するようなプレーオフは何だかなぁっ感じですね。
日程もどのくらいの期間を取れるのかなど決まってないですし、まだ決まるまでけっこういろいろ大変なんじゃないかと思います。
冨樫先生というのはハンター×ハンターの作者のことですよね。
本当かどうか知らないですが、12月から連載再開という話があったのでそうあってほしいと願っています。
【2013/11/11 21:57】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿
以下の事項にあてはまると管理人が判断した場合、削除・コメント禁止とさせていただく場合があります。
1.記事・コメントの主旨を踏まえない単なる誹謗中傷。
2.記事、それまでのコメントをきちんと読んでいないと判断される反論・異論コメント。
(※よく読んで、調べて、考えてからお願いします)
3.根拠・一貫性のない主張の過度の押し付け。
4.同じ主旨の質問・議論の繰り返しとなるコメント。
5.意味のないもの、管理人から見て不快なもの。














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://kashimablogetc.blog55.fc2.com/tb.php/1005-44eec480
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

プロフィール

こーめい軍師

Author:こーめい軍師
J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

リンクはご自由にどうぞ(≧∇≦)

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

秋春制反対の方は署名にご協力ください。 ↓携帯の方はこちらからお願いします。 http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=99

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する