鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第31節】電光石火の勝ち越し弾で疾風迅雷の追撃開始…の湘南戦
結果
11月10日(日) 2013 J1リーグ戦 第31節
湘南1-2鹿島(13:04/BMWス/11,736人)
[得点者]
37' 小笠原満男②[FK](鹿島)
90'+1 遠藤航(湘南)
90'+2 大迫勇也⑱(鹿島)←遠藤康④
[フォーメーション]
FW:大迫
MF:ジュニーニョ、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:中田、山村、青木、伊東
GK:曽ケ端

[選手交代]
59分:伊東→西
66分:土居→ダヴィ
89分:ジュニーニョ→中村


試合の感想
勢いと経験、若さとしたたかさ
鹿島は4-2-3-1の布陣、注目の右サイドバックには引き続き伊東が入りました。
一方の湘南も4-2-3-1、2週間のインターバルがあったことで普段の3-4-2-1から変更して来ました。
そして、試合の立ち上がりからチョウ・キジェ監督がしっかり準備して来たプラン、狙いがさく裂していました。
チョウ・キジェ監督の狙いは鹿島のサイドバックの裏、特に右サイドですね。
布陣の変更も先発が守備に難のある西にしろ、若い伊東にしろ、狙い目だと踏んでのことです。
4-2-3-1の布陣だと鹿島のサイドハーフがサイドバック、サイドバックがサイドハーフを見ることになります。
鹿島の右サイドですと遠藤が亀川、伊東が中川のマークについていました。
このマッチアップにすることで中川が少し引いた位置を取れば、伊東を引き出すことができます。
そして、その裏、CBの青木との間に1トップの大槻や梶川が走り込むという形ですね。
さらに湘南のゲームメイカーである永木がかなりサイドに開いたポジションを取ることで、鹿島のマークを混乱させていました。
そのため、序盤は遠藤が1人で亀川と永木を見なければいけない状況を作られており、永木がフリーになることが多くなっていました。
今の鹿島はDFラインを高くしているので、プレスがかかっていないと簡単に裏を取られてしまうんですね。
なぜ3-4-2-1の布陣にしなかったかというと、チョウ・キジェ監督は鹿島が甲府に完敗を喫していたので恐らく同じ轍を踏むことはしないだろうと思ったからでしょう。
あの試合、甲府の3-4-2-1に対してセレーゾ監督はマンマークで守備するようにしていたのですが、鹿島のサイドバックが甲府のウィングバックに釣り出されてその裏にロングボールを入れられてパトリック、柏、ジウシーニョに再三起点を作られていました。
完全に戦略ミスだったわけです。
それがあったので3-4-2-1で戦えば、今度はウィングバックのマークはサイドハーフにして来る可能性が高くなります。
そうすると鹿島のサイドバックは守備で余る(カバーリングの役目)形になるので裏を狙いづらい状況になってしまいます。
鹿島の両サイドハーフが下がって守備をする分、湘南の3バックはフリーになりやすくなりますが、湘南は甲府に比べるとDFラインを高くして後ろから繋いでくるスタイルであり、CBのボールを運ぶ力、ビルドアップ能力、さらには中央から組み立てが多くなることを考えるとリスクが高いと考えたのだと思います。
4バックにすれば1トップの大迫をCB2人で見ればいいですし、サイドバックは高い位置を取りやすいですからね。
チョウ・キジェ監督の戦略に若さとホームでの勢いもあって立ち上がりから湘南が攻勢を仕掛けます。
11分には梶川のスルーパスに大槻が抜け出してシュートされますが、詰めていた山村が足に当ててサイドネットに逃れます。
12分にも左サイドに開いていた永木のスルーパスに大槻が抜け出してセンタリング、ファーサイドで大野がヘディングしますが、その前に曽ケ端が何とか1タッチしていたので枠に飛ばされずに済みました。
しかし、鹿島もいつまでもやられっぱなしという訳にもいきません。
土居が下がって湘南のボランチを見ることでマークのズレを修正して、攻撃では大迫のポストプレイを中心に攻め始めます。
小笠原のパスを大迫がペナルティエリアで受けてヒールパス、走り込んだ遠藤が1人はずしてシュートを放ちます。
これはアレックスにセーブされますが、押し込まれて24分間シュートがなかった展開を少しずつ変えて行っていました。
31分にも遠藤とのワンツーで大迫が切り込んでのシュート、惜しくも左にはずれます。
そして、試合の流れを変えたのは鹿島の経験と湘南の若さから来る甘さでしたね。
伏線は試合序盤からありました。
まず、15分に遅延行為でこの試合最初のイエローカードが岩尾に出されます。
残留するためには勝点3が必要な湘南がこの早い時間から遅延行為を狙ってするはずがないですが、これは警告が出ても仕方ないですね。
前田主審は笛を吹いて蹴るように促した後も手で何度も早くリスタートするように合図を送っていたにも関わらず、蹴るふりをして蹴らなかったですから。
ナビスコ杯5節の名古屋戦では岩政が同じプレイでイエローカードを受けています。
あの試合は松尾主審で鹿島が1点リードはしていましたが、後半14分という比較的早い時間でした。
今季のJリーグは蹴る前に時間をかけた上に蹴る振りをして蹴らないというのは警告の対象になっていますから、こういう情報をしっかりチームで共有できていないのはやはりそこに甘さがあるからですよね。
そして、個の力に差があるので仕方ないのですが、湘南の選手は非常にアフタータックルと手を使ったファウルが多かったです。
前田主審は一貫して手を使ったファウルは厳しく取っていたのですが、アフタータックル時は小笠原が倒された場面では流すべきところを笛で止めてしまい、伊東が倒されたところでは逆にファウルを取らないミスをしてしまいます。
そういった流れもあってアフターファウルに対しては、観る目が厳しくなっていたんですよね。
それが34分の2枚目のカードに繋がります。
曽ケ端のミスキックのようなグラウンダーのフィードを大迫が上手く体を入れ替えてキープ、それを岩尾が倒してしまいます。
1枚すでにカードを受けている岩尾はファウルをしないように気をつけていたように観えますが、右足の裏が大迫のかかとを踏む形になっていました。
故意でなくともこれは完全にファウルですし、鹿島の攻撃の状況を考えるとイエローカードが出てもおかしくないです。
さらに湘南の選手に立ち上がりからアフターファウルが多くカードが出やすくなっていたこと、警告後もカウンター時に岩尾はジュニーニョを後ろから引っ張って倒すファウルを犯していましたから、退場はどう考えても妥当ですよ。
前線からの積極的なプレスで鹿島の攻撃を抑えていた湘南ですが、逆にその積極性、勢いがいらないアフターファウルをすることになってしまい、それが退場を招いてしまったのはやはり若さ故でしょう。
1人少なくなって前からプレスをできなくなった湘南は鹿島に押し込まれます。
小笠原がいい位置でファウルをもらうと、相手の準備が整わないうちにゴール右隅に決めます。
ここも経験の違いが出た場面で、湘南の選手は主審に試合を止めて笛で始めるように言わないといけないですし、ボールの前に立つならイエローカード覚悟で足を出さないといけないですね。
湘南の勢いを鹿島が経験でいなして、若さという甘さを引き出してリードした前半でした。

ブレない相手に苦しめられる
しかし、後半は湘南のその勢いに鹿島が苦しめられる展開になります。
普通、残留争いをしているチームは当然上手く行ってないから勝ててないわけで、戦い方がブレブレ、一体感もないのですが、湘南はまったくブレない珍しいチームですよね。
前半は前線からのプレスで善戦出来ていたということで、チョウ・キジェ監督は3バックにして前線の選手を増やしてプレスを復活させます。
普通ならビハインドと言えど後ろに人数をかけて守って何とかカウンターを狙う戦法を取りがちですが、戦い方も一貫していますし、それは1人少なくなっても1点ビハインドになってもブレません。
湘南の運動量に圧倒されて、鹿島は本当に1人多いのか分からない試合展開にしてしまいます。
また、後半は追い風を受けて戦おうとわざわざ前半のエンドを変えたのに風が弱まってしまったのも誤算でしたね。
ボールは持つものの、ケガの影響もあるのか湘南の選手にかなり厳しくマークされている遠藤もなかなか収められず。
こういうシビアな展開では土居はまだまだ存在感を出せないですし、プレスが厳しい相手にジュニーニョが沈黙してしまうのは周知の通り。
ボールの取られ方が悪く、行ったり来たりの展開にしてしまいましたよね。
イエローカードをもらっていた伊東に代えて西、土居に代えてダヴィを投入しますが、何が良くなるというわけもなく、逆に湘南は梶川に代えて島村を入れて遠藤航を前に出したことで勢いが増します。
押し込まれる時間が徐々に増えて行く中、鹿島は78分にCKのこぼれ球を大迫がシュートしますが、ポストに嫌われてしまいます。
さらに80分には大迫がインターセプトからそのままドリブルで運んでスルーパスを出しますが、ダヴィがシュートすることを躊躇。
浦和戦の退場もあって消極的になっているのかもしれませんが、ペナルティエリアでは打たないと…。
終了間際にジュニーニョに代えて中村を入れますが、今の鹿島は誰が入っても失点してしまいますよね。
ロスタイム、菊池のクロスが中村に当たって軌道が変わったので鹿島のゴール前の選手は反応が遅れてしまいました。
鋭い反応を見せた遠藤航が見事なボレーで同点ゴール。
しかし、キックオフ直後に鹿島は西のセンタリングを遠藤が落として大迫へ。
ペナルティエリア内でも冷静に仕掛けてフェイントでDFを倒させると逆サイドを狙ったシュートはアレックスの手をかすめてゴールへ。
電光石火の勝ち越し弾、紙一重での勝利でしたがこれで上位との勝ち点差を縮め、優勝への追撃加速なりました。

チャンスがヌルリとやって来た
同時間帯キックオフの横浜FMが名古屋に負けて、広島が柏と引き分け。
ナイターだった浦和も仙台にロスタイムで追いつかれてドローに終わったので、首位の横浜FMとは勝ち点3差。
相変わらず得失点差は鹿島だけ低いですが、残り3試合で3差は優勝を狙える可能性が十分出て来たと言えますね。
しかし、やはり1シーズン制で優勝するクラブはそれに値する戦いを1年間続けてクラブなので、それは今のところ横浜FMかなと思います。
この湘南戦のような戦い方をしていては仮に3連勝したとしても横浜FMに逃げられそうです。
そのため、優勝を目指すなら残り3試合はただ勝つだけでなく優勝するにふさわしい強い鹿島を見せるくらいの気持ちが必要だと思います。
そうすればその先に大逆転優勝も見えてくるかもしれません。
そして、07シーズンのように天皇杯も獲ってしまえば十分、優勝するに値する説得力を出せるのではないかと思います。

大迫不在の広島戦
その天皇杯4回戦広島戦が土曜日に開催されます。
鹿島のホーム試合となりますが、大迫が日本代表で不在です。
ペトロヴィッチサッカーには苦戦続きで、大迫がいても広島戦は厳しいのにこれはすごく痛いですね。
しかし、大迫には代表で活躍してもらって、鹿島も大迫がいない時の戦い方を何とか見出したいところです。
布陣はダヴィの1トップになると思いますが、例え2列目を中村、本山、遠藤のボールの持てる選手にしても横にワイドに広がった3人では攻撃を作りづらいですからね。
やはりFWのボールキープで奥行きを出さないときついでしょう。
かと言って広島の攻撃に対応するなら4-4-2にするのも不利ですし、4-2-3-1で前からプレスをかけて行きたいです。
勝てばよかろうのトーナメント戦なので、昨季の甲府のように10人で引いて守ってカウンターのみでリスクを冒さずにダヴィを使って攻めるっていうのもありですけどね。
今季の鹿島は守りきれる力がないので、ギャンブル性の高い戦術と言えるかもしれません。
ダヴィのトップですと攻撃の形はサイドからがポイントになりますかね。
両サイドバックを前野と伊東にして2列目でタメを作ってガンガン上がらせて、ダヴィ狙いのセンタリングやファーサイドへの飛び込みを増やせばチャンスを作れると思います。
また、広島は守る時は5-4-1の形になるのですが、5-4の間のプレスが緩い時があってけっこうボールを持てるのでそこを突いていきたいですね。
フロントからの進言で若手起用に切り替え、ダヴィの負傷→土居起用の4-2-3-1、西の2試合出場停止→伊東の起用とセレーゾ監督はやむを得ない状況に陥った時の策で、意図せず欠点が解消されてチーム状態が良くなっているという持っている監督と言えます。
大迫不在の状況もセレーゾ監督の持っている部分が発揮されて、新しいチームの形が見えればいいなと思います。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント
セレーゾは持ってるはずだ!
いつも楽しく読ませて頂いてます。

まさかのロスタイム被弾と
まさかまさかのロスタイムV弾
内容的には負けてもおかしく
なかったのです。
残り4試合なら結果が全て!
世界的な名選手は持っているものが
違うのでしょう。
セレーゾは運だけはありますね。

2ステージ制だとしたら、
2ndステージは首位ですかね?
2ステージ制は反対派ですが、
鹿島はうまく立ち回りそうです。

天皇杯は大迫不在でダヴィ頼み
だったのですが、まさかの発熱
ゼロトップですかね?
これをセレーゾの持ってるものと
信じたいです。
【2013/11/16 08:03】 URL | しかくん #- [ 編集]

運だけでは生きていけない。
広島のやり方はわかっているのに
無策ともいえる対応。
左サイドがスカスカすぎて
試合にならないですね。

【2013/11/16 15:59】 URL | しかくん #- [ 編集]

しかくんさんへ
コメントありがとうございます。
広島相手だったのでむしろ0トップで挑めば何かが起こるかと期待したのですが、さすがにセレーゾ監督はダヴィを使わざるをえなかったですね。
浦和戦と違って前から守備するようにしていましたが、広島の攻撃の組み立てと完成度が違いました。
抽選でもっとも当たりたくなかった広島になってしまった時点で運がなかったってことですかね。
【2013/11/19 10:13】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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