鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【プレシーズンマッチ】前途多難過ぎるシーソーゲーム…の福岡戦
結果
2月9日(日) 2014 プレシーズンマッチ
福岡3-4鹿島(レベルファイブスタジアム)
[得点者]
11'プノセバビッチ
13'ダヴィ①←遠藤康①
21'ダヴィ②
36'平井将生
39'プノセバビッチ
83'ダヴィ③←遠藤康②
87'遠藤康①[PK]
[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:豊川、土居、遠藤
MF:小笠原、梅鉢
DF:昌子、青木、植田、伊東
GK:佐藤

[選手交代]
HT:豊川、梅鉢→中村、柴崎
59分:伊東→前野
61分:土居→赤﨑
69分:小笠原、植田→ルイス・アルベルト、山村


試合の感想
攻撃を読まれ前プレスに苦しむ
福岡はプノセバビッチと平井が縦関係になる4-2-3-1の布陣でスタート。
1トップに入ったプノセバビッチは、昨年群馬に加入したダニエル・ロビーニョとともに周りとのレベルの差があり過ぎてあまり活躍できていなかったのですが、2年目の今年は活躍するのではないかと思っています。
鹿島は引き続き4-2-3-1の布陣、基本的には昨年のメンバーがベースですが体調の悪い柴崎に代わって梅鉢、そして豊川、植田と若い選手が先発に名を連ねました。
注目は昌子のサイドバック起用ですね。
試合の立ち上がりは定番のダヴィの仕掛けや遠藤の起点、青木のフィードから豊川、昌子のオーバーラップを使ってセンタリングなど鹿島がチャンスを作りますが、11分にいきなりCKからプノセバビッチにヘッドで決められます。
ここは最初からマークが混乱していましたね。
福岡の選手5人に対して鹿島は小笠原、青木、昌子、梅鉢、植田の5人でマンマーク対応するはずなのですが、青木は13番の選手に振り切られそうになって手でユニフォームを完全に引っ張ってPKを取られてもおかしくなかったですし、小笠原は最初からマークする相手を見失って誰にも付いていませんでした。
そのため梅鉢が9番のプノセバビッチと10番の選手2人を観る形となって結果的に10番に付いて行き、昌子は最初に19番の選手を観ていたのですがプノセバビッチがフリーになっていたので慌ててそちらに付いたもののやられてしまったという形です。
どの選手を誰が見るというのは決まっていて監督から指示が出ているはずですが、まず小笠原が誰にもマークに付いてないのがひどい、ありえないですよね。
そして、こういう時にリーダーシップを取れるディフェンスの選手がいないのが問題です。
初歩的なミスで先制を許した鹿島ですが直後、遠藤と伊東のコンビネーションからセンタリングを上げてダヴィが決めますがこれはゴールラインを割ったと判定されてノーゴールとされてしまいます。
きちんとボールはラインにかかっていましたけどね。
しかし、相手のクリアミスを遠藤がヘッドで折り返すとダヴィがダイレクトで決めて同点に。
16分には相手のクリアボールからプノセバビッチに抜け出されて危ない場面を作られますが、佐藤が防ぎます。
鹿島は引き続き右サイドで起点を作り、サイドチェンジから豊川や昌子の仕掛けを活かします。
それで得たCKの二次攻撃から土居が決定機を迎えますがヘッドは左に外れて、さらにはオフサイドの判定。
21分には再び遠藤と伊東のコンビネーションで右から攻撃を作ると中央でダヴィがセンタリングに合わせて逆転。
と、ここまでは悪くはなかったのですが、ここから福岡に完全に攻撃を読まれて前プレスの餌食になります。
鹿島の前線はダヴィ、豊川、土居、遠藤の4人で起点になれる選手は遠藤1人しかいません。
そのため、福岡は遠藤にパスが入ると2人でプレッシャーをかけて徹底的に前を向かせないようにしていました。
そして鹿島のもう1つの攻撃の形、右から左へのサイドチェンジは前からプレスをかけることで封じます。
これによって鹿島のDFラインは激しいプレスに合って逆サイドにフィードを出せなくなるどころか、福岡の選手に追い立てられてまともに前にパスを出せなくなりました。
豊川のスルーから梅鉢のシュート、植田の縦パスを受けた遠藤のスルーパスから土居のセンタリング、最後はダヴィがヘッドと幾つかチャンスも作りますが次第に押し込まれて行きます。
すると36分に後方からロングボールを入れられると青木がプノセバビッチに競り負けて裏に抜け出した平井に決められてしまいます。
ここは植田の悪癖が出てしまいましたね。
DFラインの裏に抜ける選手のマークをはずしてしまう傾向があるんですが、しっかり付いて行ってゴールと相手の間に体を入れるように守らないといけないです。
それからCKから失点した場面でのユニフォーム引っ張りといい、青木はつくづく競り合いが下手だなと思います。
やはりCBが本職ではないので守備に信頼が置けないですし、この場面も競り負けるのは仕方ないとしてももっと体をぶつけないといけないですね。
それが出来ていたらプノセバビッチも平井にあんなに精度の高いボールを落とせないですから。
攻撃を組み立てられない鹿島はロングボールにダヴィを走らせて何とか活路を見出そうとするも劣勢は変わらず。
ダヴィが痛めて倒れている間に逆転ゴールを決められます。
ボールを外に出すのか、続けるのか意思疎通ができてなかったため昌子のバックパスをプノセバビッチにかっさわられて難なく逆転を許してしまいます。
ここの判断には若さが出てしまいましたね。
ただ、よくプレイが切れるまでは集中力を切らせてはいけないというように、逆に言えば完全に集中力を欠いてボールを受ける動きをしなかった小笠原や青木らにも問題があります。
とは言え昌子が出しておけば何の問題もなかったのですが、ベテラン勢もプレイを切るよう指示を出すべきでそういう声が誰からも聞こえなかったのは残念ですね。
やはりピッチ上で指示を出してリーダーシップのとれる選手がいない、若い選手が多くいても言わなくても分かるだろうといつもと同じスタンスでプレイしているところが問題です。
今の鹿島にはチーム全体を見渡して周りをフォローできるような気の利いたベテラン選手がいないですからね。

上積みのない1からのスタート
ハーフタイムで有効な選手交代をしないと後半も福岡ペースのまま苦しい戦いになるだろうと予想していましたが、やはりそうなってしまいました。
セレーゾ監督は一応ハーフタイムで選手交代はしたんですけどね。
それも予想通り、梅鉢に代えて柴崎、豊川に代えて左サイドに中村という相変わらず何の工夫も意図もない采配でした。
中村を左サイドに置いたって右の遠藤に対する守備対応を左でも同じようにすればいいでだけですから、ハーフタイムで5人メンバーを入れ替えようと福岡からしたらやることは変わらないので楽なんですよね。
大迫との縦関係ではいい仕事をしていた土居は存在感薄くミスは多く、ダヴィとの連携に困っていました。
それに土居は起点になる仕事はできていないですから、中村を遠藤に近いトップ下に置いた方が攻撃に活路を見出せたと思います。
柴崎は体調不良のためキャンプも別メニューの時期がありましたからコンディションは最悪。
しかも昨年同様に小笠原とのコンビの悪癖を露呈、バイタルエリアで2人ともボールホルダーに当たりに行かずに下がってしまってピンチを招く始末。
当然、試合の流れは変わらず59分に伊東に代えて前野を投入、昌子を右サイドに持って行きます。
前野が入ったことでようやくビルドアップができるようになると、中村とのワンツーで前に出た前野が土居に縦パス、ダヴィに繋いで折り返しをファーで遠藤がシュート。
さらに前野のセンタリングをダヴィがトラップ&ボレーと左サイドが活性化します。
61分には土居に交代で赤﨑も投入して4-4-2の布陣に。
さらに小笠原に代えてルイス・アルベルト、植田に代えて山村とGK以外の選手交代枠を使い切って攻撃に打って出ます。
スローインから遠藤がドリブルで抜け出してシュートまで行くなど徐々に鹿島が盛り返して行きますが、赤﨑は今季加入でダヴィ、遠藤と中村も昨季一緒にプレイさせている時間が少なかったのでどうにも連携がチグハグです。
しかも、キャンプ明けもあって前半から1人頑張っていた遠藤がさすがに疲れて来ましたね。
その上得点を取りに行く気持ちが強すぎて前野が裏をとられそうになったり、山村がビルドアップを焦ってカウンターを喰らったりします。
それでそのカウンターから34分にドフリーの決定的な場面を作られますが、このシュートを何とはずしてくれます。
ここをはずしてくれたのが勝敗の分かれ目でしたね。
81分には昌子のくさびのボールを受けた遠藤が中央でボールをキープして左に展開。
前野のグラウンダーのクロスをそのまま上がっていた昌子が合わせるもGKのファインセーブに合います。
83分に鹿島はルイス・アルベルトの縦パスを受けた赤﨑がファウルをもらうと、遠藤がクイックスタートをしてダヴィがボレーで同点ゴール。
終盤には右サイドの昌子からのグラウンダーをダヴィがペナルティエリア内で受けた所を倒されてPK獲得。
これを遠藤がきっちり決めて逆転に成功します。
ダヴィはすでにハットトリックを達成していたので、前半から体を張って頑張っていた遠藤へのご褒美ということでしょう。
この場面はGKの投げたボールを青木が上手くカットしてボールを運び、パスを受けた赤﨑が相手を背負いながらもキープして昌子に落としましたね。
やはりトップがくさびのボールを受けてキープしてくれると後ろの選手も上がれますから、攻撃のヴァリエーションも一気に増えます。
逆転に次ぐ逆転というシーソーゲームになりましたが、その内容には先が思いやられます。
このまま改善がなされなければ厳しいシーズンになるでしょうね。

守備の現状と改善点
というわけで現状の把握と改善点、まずは守備からですがボランチの組み合わせはこの試合で小笠原-梅鉢、小笠原-柴崎、柴崎-ルイス・アルベルトの3パターンが試されました。
最初の組み合わせは梅鉢が前に守備に行って小笠原が残るという形でやっていましたね。
梅鉢が積極的にガンガン行ってバイタルエリアで相手のチェックをしてくれるので前線の選手も戻って来られますし、バランスは良かったです。
2番目の組み合わせは昨季同様に最悪、守備の酷さは相変わらずな上に後で詳しく書きますが攻撃面でも抑えるのは簡単です。
3番目の組み合わせになってからルイス・アルベルトがバイタルのチェックをしてくれていたのでバランスは少し改善されました。
この時にはフォーメーションが4-4-2になっており、やはりこの布陣ではボランチが攻撃を遅らせてくれないと2列目の守備の負担が大きくなってしまいますからね。
そういう意味でも2番目の組み合わせの時より遠藤、中村が攻撃的なポジションを取れるようになりましたし、守備でも安定感が出ていました。
ただ、ルイス・アルベルト自身のパフォーマンスは簡単にかわされるところもあって、ディレイするところまではいいのですが、その先の守備に関してはちょっとどうかなって感じですね。
コンディションと連携が上がって良くなっていけばと思います。
しかし、以前にも書いたように状況把握力、判断力は高くボールを奪ってから赤﨑に素早く縦パスを入れたり、しっかりキープして繋いだりロングボールでサイドチェンジしたりと攻撃面では悪くなかったです。
結果的に前半の小笠原-梅鉢のコンビの時に3失点したわけですがCKとFK、そしてバックパスのミスですからすべて個のミスによるものでした。
しっかり守れる選手がいるかいないか、経験があるかないかという問題です。
経験に関しては試合を通じてしか得られないので若い選手をどんどん起用して行くしかないですね。
それより気になったのは昨季からまったく改善されていないカウンターの守備の危なさです。
鹿島が攻め込んでいた時間帯の多かった前半に多くカウンターから危ない場面を作られていたのですが、やはり小笠原の守備に問題があるんですよね。
セットプレイ時、梅鉢と伊東が最終ラインに残って1人を余らせる形で福岡の選手を観て、その前に小笠原がいるのですがここのポジショニングと対応に難があるので相手の攻撃を遅らせることができずに一気に鹿島のゴール前までボールを運ばれてしまっています。
何とか梅鉢と伊東のところで防げてはいましたが、あれはJ1レベルだと致命的になるでしょうね。
あと全体的に戻りも遅いです。
守備で良かったところは何と言っても昌子のサイドバックです。
12シーズンのリーグ戦で清水に負けてこーめいがサイドバックにCBタイプの選手を置かないと勝てないと言って、ジョルジーニョ監督が1週間後のナビスコ杯決勝で新井場に代えて昌子を左サイドバックに先発起用。
大前のマークに付いて見事抑えて清水にリベンジ、タイトルを手にしました。
やはり守備の選手だけあってポジショニングがいいですよね。
まずは守備の事を考えてプレイしていて裏を取られないのでCBがサイドに釣り出されるような状況にならないですし、むしろ上手く中央のカバーをしていました。
中に絞っての守備は良かったです。
気になったのはバックパスやクリアのところのプレイで曖昧な所があってそれがピンチになっていたので、そこはまずセイフティファーストではっきりさせるべきですし、さらには試合を重ねて判断力を高めないといけないですね。
前半はオーバーラップも果敢にしており、サイドハーフとの距離間や上がるタイミングも悪くなかったです。
ただ、ビルドアップやドリブルでの仕掛けはJ1レベルではちょっと厳しいでしょうね。
それでも4-2-3-1や4-1-2-3の相手には特に有効なオプションだと思いますし、相手に寄って使い分けて行きたいです。
伊東についてはやはり遠藤とのコンビネーションがいいです。
西のように無駄な手間がかからずシンプルに攻撃できますから、あとはセンタリングの精度を高めて行きたいですね。
伊東の特徴はスピードで、篤人の時もそうだったのですが速さがあるので右サイドを空けていても対応できるのは大きいです。
相手が鹿島の左サイドから攻めて来る場合は、当然そちらに守備もシフトするので右サイドが空くことになります。
そのため、攻撃ではサイドチェンジが有効になって来るのですがスピードのある選手はこのカバーリング範囲が広いのでチームとして助かりますね。
代表で自信をつけた植田も良いプレイをしていました。
DFラインの裏を取られやすい悪癖は早期改善が必要ですが、何本かいい縦パスも入れていましたし代表戦での経験で空中戦も少しずつ安定感が出て来ています。
タイプ的には山村と組ませるとバランスがいいので、そのコンビで観てみたかったですね。
守備力に関してはボランチの組み合わせに気をつけて、若い選手を起用して成長を促せば上がっていく兆しが見えます。

攻撃の現状と改善点
攻撃の問題点は前線に遠藤しか起点になれる選手がいない、これに尽きます。
前半こそ伊東とのコンビネーションで右サイドから攻撃出来ていましたが、それを読まれてからは完全に袋小路に入ってしまいました。
獲得間近と言われていた外国人の状況はあれから音沙汰ないですし、これから加入してもフィットまで時間がかかるでしょうから、当面は今いるメンバーで攻撃の改善をしていかないといけません。
となるとはっきり言って選択肢は少ないです
①中村をトップ下に起用
②杉本をトップ下に起用
③赤﨑をトップに起用

昨年、土居は絶対的な攻撃の起点となっていた大迫と遠藤を繋ぐリンクマンとして活躍しましたが、1トップにダヴィが入った場合はまったく違う役割を求められます。
分かりやすく言えば本山のように起点となってスルーパスを出すような仕事なのですが、それがまったく出来ていません。
1トップがダヴィな上に2列目にも土居と豊川と使われる選手が並んでいては攻撃はなかなか作れないですよね。
本山ももうベテランで途中出場なら有効なオプションですが、フル回転は難しいです。
となると別の選手にということになりますが、その候補になるのが中村と杉本ですね。
もちろんこの試合の中村のプレイを観てもいいとは言えなかったですが、もう我慢して使って行くしかないですよ。
遠藤が試合で使われることで成長して行ったように、そして昨年もジュニーニョを我慢して起用し続けて良くなっていったように、もともと中村も能力の高い選手ですから試合で使うことでよくなって行くでしょう。
本当は昨年にこの作業をやっていれば良かったのですが、セレーゾ監督が場当たり的な采配と訳分からない上に機能しないコンバートに終始したため今年に入って1からのスタートをせねばなりません。
そして、ルーキーの杉本はボールをスペースで受ける動き、ボールキープ、パス出し、守備とトップ下の要素を兼ね備えていますからこの2人で競わせてほしいですね。
土居、豊川、カイオは左サイドで競争させていく形にすればいいと思います。
もう1つがダヴィと赤﨑の2トップという選択肢です。
赤﨑はまだまだプレイの判断スピードがプロレベルではないですが、ダヴィよりはボールを持てますし周りも使えると思うので思い切って使って行くのもありだと思います。
ただ、ダヴィ同様にDFラインの裏を狙うのが好きなのでこの2トップだとロングボールばかりの攻めになってしまう可能性も否めないです。
福岡のように前プレスをかけてくる相手には有効ですけどね。
そして、4-4-2でやる場合は2列目の選手は2人とも起点になれる選手、ボランチの組み合わせも1人はファーストボランチにしないと機能させづらいです。
ボランチが相手の攻撃を防げないと2列目のサイドでの守備負担が大きくなり過ぎますからね。
そうなると2列目の選手は中央にポジションを取れずにワイドに開かざるを得ないので孤立してしまいます。
この試合でも中央のダヴィと土居が起点になれないので両サイドは孤立してしまっていましたけどね。
そのボランチですが、この福岡戦を観ても攻撃的な小笠原と柴崎を組ませる意味はないことが分かります。
1-2で負けた昨年の鳥栖戦からも分かるように、結局ボランチに展開のできる選手を2枚置くよりDFライン(特にサイドバック)に前野、山村などビルドアップのできる選手を入れた方が効率よくボールを前に運べるんですね。
鳥栖は福岡と違って前からはプレスに来ず、ハーフウェイラインまで下がって小笠原と柴崎にパスが入ったところでプレッシャーをかけに行くって守備のやり方をやっていました。
前野がいない鹿島だとサイドバックからパスを入れられる心配がないので、中央を固めてボランチにプレッシャーをかければ途端に前にボールを出せなくなります。
小笠原と柴崎が揃っていても相手からすれば抑えるのは超簡単、むしろ守備に穴ができるのでやりやすいってわけです。
DFラインにビルドアップのできるサイドバックを入れないなら、小笠原がDFラインに下がって両CBがワイドに開く3-4-2-1のような形の組み立てを徹底的に練習しないとダメですよ。
実は鹿島でも試合でこの形からのビルドアップはやっているのですが、全然洗練されてないですし上手く行ってないですね。
ゴール前の形については前々回の記事で、今季はサイド攻撃が超重要と書いたようにこの試合の得点はFKからの3点目以外はサイドからでした。
ダヴィを活かすならこのようにサイドから積極的にクロスを入れていくべきですね。
ただ、サイド一辺倒では苦しくなりますからもっと真ん中に当てられるようにならないといけないですし、起点を作れるようにしないといけないですね。
しかし、その方法が上述した3つくらいしかなく攻撃に関しては選択肢が少ない上に、絶対セレーゾ監督は中村や杉本をトップ下で起用しないと思うので良くなりそうな兆しがちょっと見えないです。

前途多難な監督力
杉本、カイオ、山本も観たかったですがベンチにも入ってなくて残念、水戸戦では少しメンバーを代えてどうすれば機能するのか、組み合わせを試して欲しいですね。
実際に試合で観てみないと分からないならいろいろ試してみればいいと思うのですが、何も考えず同じことばかり繰り返しているだけっていうのは本当に気がしれません。
今季のプレシーズンマッチ初戦は非常に不甲斐ないものとなり、勝てたのが不思議なくらい何とか勝利できたという内容でした。
しかし、これで若い選手の出来がどうとか言う人はサッカーを観るセンスが欠片もないですね。
前プレスが特徴の福岡相手に前野や山村などビルドアップの出来る選手を先発起用しない、前線に起点になれる選手を遠藤以外起用しない、ハーフタイムに中村を入れても相変わらず遠藤と距離のある逆サイドに置くなどこれ程サッカーを分かってない選手起用をしていたらチームは機能しないですよ。
メンバーを観ただけで苦労する試合になるのは明らかですし、それが分からないとおかしいレベルの選手起用です。
若手だろうとベテランだろうと関係なく、機能しないメンバーで戦えばこうなるのは当たり前。
だから、マンチェスターユナイテッドのように監督が代わってチームがグダグダになることもあれば、有能な選手がステップアップの移籍を実現したはいいものの監督やチームスタイルと合わずに活躍できなくなる事態も起こるのです。
そもそも「リーグ戦で彼らを試すことはできない」という言葉が自らの戦術力の乏しさを露わにしてしまっていますね。
どういう選手の組み合わせ、戦術で戦えば自分たちのチームが機能するのか。
そして、相手のチームがどういう戦術でどのくらいのレベルか、そういうディティールを理解していれば若い選手を組み込んで行くことは難しくありません。
こーめいはこの試合を観て若い選手に足りないのは試合経験だけなので、リーグ戦でもどんどん起用していけばいいと思いましたね。
なぜならしっかりとした戦術力があれば、それでも勝って行けるだけの方法が見えるからです。
むしろ(昨年のナビスコ杯や天皇杯もそうでしたが)プレシーズンマッチだからと言って若い選手を一気に使うやり方がナンセンス。
機能しないメンバーで戦わせておいて不甲斐ない試合だったから若い選手がダメとか有り得ないですから。
そもそも昨年の中田とジュニーニョのコンバートも機能していなかったですけど、ベテランというだけで起用し続けていましたからね。
かなりの時間を与えられた結果、4-2-3-1にしてジュニーニョは機能し始めましたが、中田は最後まで機能せず穴になっていました。
同じ穴になっていてもベテランは許されて起用され続け、若い選手はダメだからリーグ戦で起用できないっていう理論がまったくもって分からないですね。
そんなくだらないことを言っている暇があったら、少しは選手起用を工夫すべきです。
大迫の代わりに1トップにダヴィが入ったらトップ下には起点になれる選手を入れないといけないくらい誰でも分かりそうなものですけどね。
最大の問題は監督力の乏しさです。
今季もセレーゾ監督の偶然に頼ったチーム作りにやきもきさせられることになりそうです。
水戸戦ではもう少し意図と工夫の観られる選手起用をしてほしいですね。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

こんばんは。
またコメしてみました。
にわかなので偉そうなことは言えませんがセレーゾとモイーズって悪い意味でイメージが重なりますよね。。
昨シーズンも結局中途半端な成績でしたし、それなら去年から小笠原、中田、西をスタメンから外して中村、前野、伊東など若手を使って育てておいた方が良かった気がします。
マンUもそうですが選手補強以前に監督をどうにかした方が成績が上がりそうですよね。
セレーゾのおかげで今シーズンもあまり期待できなさそうです。
【2014/02/14 00:26】 URL | うどんや #- [ 編集]

うどんやさんへ
コメントありがとうございます。
セレーゾ監督世代のブラジル人監督は代表やブラジル人選手の多いチームを率いれば結果を出せることもありますが、基本的に戦術力が低いですからね。
そのためベテランを使いたがって先を見据えたチーム作りができません。
それに対して40代のブラジル人監督は戦術をよく勉強している人が多いです。
若い選手を育てるならセルジオ・ファリアス監督にして欲しいですね。
広州富力では年俸も7,000万円だったと思うので十分契約できますし。
今年も出場停止やケガなど偶然性の高い要素からチームが上手く機能していくようになっていくんじゃないですかね。
【2014/02/14 10:56】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

奇跡が起きた!
いつも楽しく読ませて頂いてます。

中田が左サイドじゃない!
これだけでも奇跡的な采配です。
後はボランチとトップ下の人選に
奇跡が起きれば優勝争い!

奇跡起きないかなぁ。
【2014/02/14 22:57】 URL | しかくん #- [ 編集]

CBも何とかして
昨年青木がCBとしてフル出場しましたね。
CBでフル出場がすごいとは思いません。激しく行かないからフル出場できたのではないでしょうか。2点目の失点を見てがっくりきました。結局CBとして出続けてもまったく成長を感じないのでそろそろ勘弁して欲しいです。また青木がボールを持った時ごくたまにロングフィードをしますがほとんどパスコースがありながらすぐそばの味方にしかボールがでずに違うだろー!とつぶやくことばっかりなのは相変わらずでした。昨年一時積極的に前に出る時期があったのに結局元通りのきょどきょどしたプレイに戻ってしまいましたね。成長が望めないのでもうあきらめて山村ー植田か山村ー昌子の若手に経験を積ませたほうがよっぽど、ましなのではないでしょうか。しばらく我慢すればリーグきってのCBコンビに成長できる素材だと思います。
【2014/02/15 04:45】 URL | うちゃん #- [ 編集]

>奇跡が起きた!
しかくんさん、コメントありがとうございます。
中田は今年はCBかボランチの控えという位置づけになりそうですね。
コンバートも昌子のサイドバック起用と今のところまともになって来ているところも見られますが、やはりセンターラインのトップ下とボランチの起用が肝になって来ますからそっちでも奇跡が起きてくれればと思います。
【2014/02/15 11:48】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

>CBも何とかして
うちゃんさん、コメントありがとうございます。
昨年は中田がサイドバックに回っていたこともあって青木が手薄なCBのレギュラーに入っていましたが、やはり本職ではないので競り合いの弱さは目立ちますよね。
青木の評価は仰るとおりで、よく勘違いされてるのは複数のポジションをできることと、ロングフィードについてです。
チーム事情に合わせてボランチやCB、サイドバックでも使われて便利屋としては助かるのですが、それはどのポジションでも明確な武器と存在感がないということ。
ロングフィードについてはグラウンダーの縦パスを出せないからリスクを嫌って相手にボールを取られない長いボールを出してるだけなんですよね。
昨年は山村と組んだことでボールを運ぶ意識が高まったのは良かったところですが、上記の2つに加えて競り合いの弱さという弱点は昔からそうでよくなってないです。
今年は山村がリーダーシップを積極的のとってくれることを期待しして、CBも思い切って昌子や植田を使っていくタイミングを考えないといけないかもしれません。
【2014/02/15 11:57】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


本日19日は、インターバルトレーニングだったとのことですが、公式戦直前にこのようなトレーニングで良いのでしょうか?
アントラーズは、個々の選手の能力は高いと言われますが、セレッソなどと比較すると、連携プレーが全くなっていないような気がします。
先発フォーメーション、それに適したメンバー構成、伸ばしたい若手とそれをサポートする中核選手の組み合わせ、メンバーの連携等が見えてこないといけない時期だと思うのですが、見えていません。
私としては、若手をどう伸ばしていくのかが楽しみなのですが、セレーゾではその楽しみが味わえないような気がします。
セレーゾによく似た名前のチームである、セレッソではそれがよく味わえそうなのですが。
【2014/02/19 21:03】 URL | 土鹿 #- [ 編集]

土鹿さんへ
コメントありがとうございます。
盛岡戦の内容に納得が行かなくて急遽2部練にして戦術練習をして、次の日はインターバル走、週末の練習試合はコンディションも悪く、戦術も機能していないではとても有意義な練習ができているとは思えないですね。
セレーゾ監督は練習してるだけなので、クルピ監督のような育成力は期待できないです。
偶然若い選手が育って、偶然戦術が機能することを期待しましょう。
【2014/02/23 21:22】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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