鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第19節】相変わらずの失点壁で苦戦しつつも今季2度目の逆転勝ち…の名古屋戦
結果
8月9日(土) 2014 J1リーグ戦 第19節
名古屋2-3鹿島(19:04/豊田ス/16,369人)
[得点者]
25' 永井謙佑(名古屋)
42' 山本脩斗①(鹿島)←土居聖真③
47' ケネディ[PK](名古屋)
82' ダヴィ⑧(鹿島)
90' 遠藤康⑥(鹿島)←土居聖真④

[フォーメーション]
FW:ダヴィ
MF:中村、土居、カイオ
MF:小笠原、柴崎
DF:山本、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
64分:中村、小笠原→遠藤、ルイス・アルベルト
72分:カイオ→豊川


試合の感想
スペース無い戦いの欠陥と武器
名古屋は4-4-2とフォーメーションは前節と同じですが、闘莉王が復活。
ケネディ、矢野もケガをおしての出場ということで嫌な選手が3人も一気にこの試合で先発に入って来ましたね。
こうなって来ると苦戦する予感しかしません。
さらにサイドハーフも松田から矢田に代わっていました。
鹿島は4-2-3-1の布陣、先発メンバーは前節と同じで2列目には中村、土居、カイオが入りました。
立ち上がりはホームの名古屋が右サイドにポジションをとったレアンドロ・ドミンゲスを起点に攻めて来ましたが、鹿島もカウンターからチャンスを作りかけます。
曽ケ端のフィードから土居が上手くトラップでDFをかわして折り返すも、パスが弱くなってカットされます。
中央には中村とダヴィがドフリーという大チャンスだったので非常にもったいないパスミスでした。
とは言え浦和、広島戦とカウンター主体で戦った試合と違って、予想通り次第に鹿島がポゼッションして行く時間が増えて来ます。
DFラインの裏、ダヴィを走らせるロングボールが多くなるのですが、やはりスペースがないと土居、カイオがボールを持てない欠点が出てしまいますね。
鹿島がボールを持っていても、4-4でブロックを作って守る名古屋のDFラインと中盤の間で起点を作れていなかったです。
両クラブともチャンスを作りきれず、シュートも鹿島の1本だけという五分の時間帯が続きますが、24分に名古屋のファーストシュートがゴールに結びつきます。
鹿島の右サイドから左に振られて守備のシフトが遅くなったところ、オーバーラップして来た矢野へのマークが甘くなってしまいました。
早いクロスは山本の足に当たってなんとGKとDFラインの間、しかもちょうど永井が走り込んだ絶妙な所へ行き、頭で合わせられてしまいました。
植田はきちんと永井の動きは警戒していたのですが、センタリングのコースが変わってしまったことでCBは少し逆を取られた感もありましたね。
永井のスピードにやられての1失点は仕方ないと思っていたのですが、この直後も昌子がボールを持っている時に永井のプレスにひっかけられてしまう場面を作られます。
ここは曽ケ端がクリアして事なきを得ます。
リードを許した鹿島はやはりなかなか高い位置で起点が作れず苦しみますが、前回に書いたように名古屋はサイドハーフの守備が甘いです。
レアンドロ・ドミンゲスと矢田は頻繁にポジションを変えていましたが、特にレアンドロ・ドミンゲスは守備意識が低いのでこの試合は西がほとんどフリーでプレイできていました。
そのため、右サイドを起点に攻める回数が多くなり、36分には柴崎、小笠原と繋いで中村のスルーパスに再び柴崎。
センタリングをダヴィがトラップから反転シュートをしますが楢崎の好セーブに阻まれてしまいます。
ようやくチャンスらしいチャンスを作れましたね。
前回の対戦時ならこのままずるずると相手のペースにしてしまい、攻撃の形をろくに作れずにだらだらとした試合展開で負けていたでしょうが、今の鹿島にはスペースの無い戦いに対して新しい武器があります。
それはブログにも書いたように大宮戦から観られる土居のサイドに流れる動きです。
これによって中央に空いたスペースにサイドハーフ(特にボールの持てる起点になれる選手)が入って行く流動的な攻撃が生まれます。
大宮戦では遠藤であり、この試合では中村ですよね。
そして、まさにその攻撃が42分の同点ゴールを生みます。
小笠原のパスを受けた中村がドリブルでDFをかわして、名古屋の4-4のブロックの間に切り込みます。
やはりここで起点を作れたのが大きかったですね。
中村のスルーパスはサイドに流れていた土居へ。
土居はサイドで起点になるプレイ、センタリングは非常に精度が高いです。
この場面もフリーだったとは言え、よく一番遠いサイドの山本を観ていていいクロスを入れました。
これまでバーやポスト、オフサイドに邪魔されていましたが、山本のヘディングが決まります。
ここも本当はサイドバックである山本の上がりはレアンドロ・ドミンゲスが観てないといけないのですが、フリーにしてしまっていましたね。
いい時間帯に追いついて後半を迎えます。

ポゼッションの3勝目
このまま逆転へ向けて鹿島ペースで後半は進むかと思いましたが、開始直後にいきなり失点してしまいます。
名古屋はキックオフのボールを一旦下げて闘莉王がケネディの頭を狙ってフィードします。
これを昌子が競り勝つのですが、こぼれ球をフリーの田口に拾われてしまいます。
ダヴィと土居はDFラインへプレスをかけ、中村は上がって来ていた矢野を観ており、柴崎がキックオフしてから前線に走る永井について行っていたので、田口を観る選手が誰もいなかったんですよね。
慌てて永井のマークをDFラインに任せて柴崎がプレスに行くものの間に合わず、田口から左サイドのレアンドロ・ドミンゲスにクロスを入れられたのですが、これを慌てた小笠原が手で押して倒してしまいPKをとられます。
よく分からない守備でしたね。
恐らく頭でクリアしたかったのでしょうが、目測を誤ってボールに全然アプローチ出来ていませんでしたし、フリーで前を向いてボールを受けたレアンドロ・ドミンゲスに手を使って守備したらレフェリーの印象も悪いですから、PKを取られて当然ですね。
普通にゴールとレアンドロ・ドミンゲスの間に立つように守備すれば十分対応できたと思うのですが、いちいち守備が一か八かの飛び込みスタイルなのでこういう失点が無くならないです。
このPKをケネディが大胆に中央、曽ケ端の頭の上に決めて再びリードされます。
54分にはカウンターから永井に小笠原があっさり置き去りにされて、そのままの勢いでペナルティエリアまで切り込まれますが植田が食らいついて防ぎます。
前半の失点シーンでは振り切られてしまいましたが、このシーンを始めあの後から植田はしっかり永井のスピードに対応していましたね。
この守備は大きかったです。
すると56分に鹿島が反撃。
やはりサイドハーフの守備が緩く、サイドから中央にドリブルで入るとダイアゴナルに走った中村へスルーパス。
完全にDFラインの裏を取ったのですが、中村のシュートは楢崎に防がれます。
中村はしっかりGKの動きを観ていたのですが、こういう時いいGKは最後まで動かないですから。
ポジショニングも良かったので、結局股の下を狙ったのだと思いますがそこは楢崎も警戒しているところですね。
リードしている名古屋が先に動いて矢田に代えて松田を入れて来ます。
59分にも鹿島にビッグチャンス。
柴崎のフィードにダヴィがDFラインの裏を抜けるとやや角度がないところからシュート。
これも股を狙ったのですが、楢崎はしっかりダヴィの動きを観て最後まで動かずに対応しましたね。
不用意な守備から失点をして、決める所を決められずシーズン前半戦の鹿島ならこのまま負けていたでしょうが、カイオ、小笠原→遠藤、ルイス・アルベルトの交代をすればまだ勝てると思って観ていたらセレーゾ監督が動きます。
ただ、交代する選手は中村、小笠原でした。
カイオはこの試合ほとんど消えていたので引っ張る理由はなかったですし、やはりスペースのない相手だとまだまだ持ち味は出せませんね。
カイオが無駄にボールを持つ時間が多かったので、交代直後はなかなかリズムが出ずに36分には豊川を投入します。
ちょっと時間を無駄にしてしまったので逆転が間に合うかと思ったのですが、徐々に右の遠藤を起点にして攻め始ると押し込み続けます。
前からプレスという意識が全体的に高まっていた時間帯だったのですが、82分に楢崎の間接FKを植田が頭で跳ね返すと、そのボールの処理に牟田が一度逡巡したところを見逃さずダヴィが詰めます。
クリアを足に当てたこぼれたボールを楢崎より先に触ってスライディングシュートを決めました。
同点に追いついた鹿島は勢いに乗ってというわけには行かなかったですが、再び攻めて来る名古屋の攻撃の時間帯を我慢して凌ぎ切ります。
危ないところにはルイス・アルベルトが埋めていましたし、高さがあるのも大きいですよね。
むしろ無謀に攻め、攻めという意識ではなくチーム全体でまずはしっかり守ってからという落ち着きを感じました。
こういうところを失点せずに守れるといい攻撃に繋がって行くんですよね。
そして、90分に逆転ゴールが生まれます。
名古屋のミスから西がボールを奪うとペナルティエリア中央から右に流れて来ていた土居に縦パス。
これをワンタッチヒールでダイアゴナルに走った遠藤に上手く渡すと、遠藤も落ち着いて左のサイドネットに丁寧に蹴り込みました。
ここもどうして名古屋にミスが生まれ遠藤の動きに付いていけなかったかというと、この直前まで名古屋が攻めていて攻撃に意識が行っているからなんですよね。
そこを鹿島がきちんと耐えることができたのが大きかったというわけです。
ロスタイムにはカウンターから永井に抜けられて危ない場面を作られますが、最後は曽ケ端が踏ん張ってくれました。
このところ飛び出しのミスが目立っていましたが、最後はファインセーブで締めましたね。
ただ、このカウンターの原因になったのが柴崎のパスミスなのですが、リードしたのだから慌てて遠藤に展開する必要はまったくなかったです。
逆転して気持ちがイケイケになっていたのかもしれないですが、こういうところのコントロールをきちんとしていかないと植田も永井を引っ張っていましたし、PKを取られても仕方ないシーンでしたからね。
闘莉王、ケネディ、矢野が復帰して苦戦を強いられましたが、成長の観られる攻撃陣の連動性で3得点することができ、横浜FM戦以来の今季2度目の逆転勝利、そしてポゼッションで上回った試合としては開幕戦の甲府、徳島に次いで3勝目となりました。
しかし、3点取らないと勝てないではこの先上に上がって行くのは難しいので守備は改善しないといけないですね。

引き続きポゼッション
次節の対戦はホームで甲府となります。
3-4-2-1の布陣ですが、浦和・広島と違ってあそこまで極端に形を変えず、どちらかというと5バックの5-4-1の布陣で耐えてカウンターを狙うという戦い方ですね。
そのため、この試合以上にアタッキングサードではスペースを与えてもらえないと思います。
しかし、攻撃陣は2列目を中村、土居、遠藤の並びで起用して途中から豊川を使えば十分得点は取れると思います。
セットプレイ時の守備は割とマークがずれることが多いので、CB陣は得点のチャンスです。
ミドルシュートがスコーンと決まると一番いいんですけどね。
攻撃は土居がサイドに流れて、遠藤や中村が中央に入って起点になって、流動的にやれば大丈夫だと思います。
それよりも重要なのは守備をどうするかですね。
昨季のアウェイの対戦では3点取られて惨敗したのですが、その時の守り方はマンツーマンでした。
問題だったのはWBのマークをサイドバックにさせようとしたことですね。
そのため、甲府のWBが低い位置を取ると鹿島のサイドバックはある程度前にポジションを取らないといけなくなります。
その裏に1トップ2シャドーが流れて来たのですが、守備意識の低いボランチコンビがこの動きに付いていけずにサイドで起点を作られたり、CBが釣り出されて中央をボランチコンビが埋めきれずにやられたりという悲惨な状況でやられました。
クリスティアーノが1トップに入った場合は、サイドに流れることが多いので誰がマークをするのかはっきりさせた方がいいですね。
盛田が1トップに入った場合は、ターゲットの役割なので植田の頭の見せどころです。
阿部が前節負傷交代したので恐らく盛田の1トップで来ると思います。
いずれにせよ相手のWBをサイドハーフに観させて、両サイドバックを余らせて守るやり方がいいでしょうね。
そうすれば1トップ2シャドーをDFラインの4枚で見ればいいですし、ダブルボランチは相手のボランチにプレスをかけられますから。
最近はジウシーニョが右WBに入っているので左サイドハーフの守備は重要になって来ますね。
甲府はサイド攻撃が多く、特にファーサイドへのクロスが多いのでサイドバックは大外から入って来る選手の動きに注意です。
あとは攻めているときもカウンターをケアする意識を常に持っておくことが必要です。
延期されていた広島-鳥栖戦は、広島が勝利して首位との勝ち点差は4になりました。
スコアは1-0でしたが、鳥栖はシュートたったの2本とやはり監督が代わった影響は大きそうです。
次節は2位浦和と広島の対戦がありますし、鳥栖も調子のいいFC東京戦ですから、ここ10戦を1勝5分4敗(6得点9失点)という下位クラブとの対戦になる鹿島はきっちり勝って上との差を今のうちにできるだけ縮めておきたいです。

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この記事に対するコメント

いつも楽しく読ませていただいてます。

広島戦はカウンターサッカーが
うまくはまりましたが、
やはり名古屋に苦戦しましたね。
ダヴィの唯一と言ってもいい
得点パターンに救われました。

遠藤がいない方がいいなんて、
言っていた人もいましたが、
見事に黙らせましたね。

カウンターサッカーの時は
カイオやダヴィを軸
ポゼッションサッカーの時は
中村や遠藤を軸
相手に合わせて使い分けて
うまくローテーションして欲しい。
セレーゾはしないだろうなぁ。

甲府戦も攻めるの苦労しそうですが、
土居と中村か遠藤がうまく崩して
得点に結びつけて欲しいです。
【2014/08/12 15:48】 URL | しかくん #- [ 編集]

久しぶりに試合みました
私が今まで中継で見た試合は、新潟、名古屋、川崎と負ける試合ばかりであったので、見ない方がいいのかなと思ってましたが、久しぶりにスカパーに契約して見ました。

久しぶりに見て思ったのは、やはり失点には小笠原か西が絡むんだなです。こーめいさんの「よくわからない守備」はとても面白かったです。
【2014/08/12 19:46】 URL | こばけい #- [ 編集]

しかくんさんへ
いつもコメントありがとうございます。
名古屋戦は闘莉王、ケネディ、矢野が復帰してなければもうちょっと楽に勝てたと思うんですけどね。
2失点もしてこれまでならせいぜい引き分け終わりだったところ、勝てたのはやはり攻撃の部分で改善が見られて1段レベルが上がっているからです。
ただ、今のままではまだ危ういので攻撃のさらなるレベルアップと整備、相手に合わせた使い分けと守備力アップは必須ですね。
セレーゾ監督はそういうことを考えてメンバーを替えたり、ローテーションしたりはしないでしょうが、豊川の体調不良で中村に出場機会が回って攻撃陣のバランスが良くなったように偶然性に助けられることはこれからもあるでしょう。
昨年もそうでしたからね。
【2014/08/15 09:37】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

>久しぶりに試合みました
こばけいさん、コメントありがとうございます。
新潟、名古屋、川崎戦はどれもある意味衝撃的な敗戦でしたからね。
新潟戦はオウンゴール、名古屋戦は中2日での思いつき采配、川崎戦は守備のまずさを突かれて大量失点。
あの時はセレーゾ監督がチームの力を引き出せないメンバー、采配で戦って攻守に機能してない時でした。
守備は相変わらずですが、攻撃はよくなっていますし現在はコンディションも上がって来て開幕直後に近いくらいいい状態なので、夏でも運動量とインテンシティーで勝る試合をできていますね。
そのためにもコンディションがいい状態をできるだけ保つことが重要になってきますが、ナビスコや天皇杯も敗退して連戦が少ないですからいけそうな雰囲気はあります。
【2014/08/15 09:46】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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