鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第31節】内容悪くも逆転劇で1カ月ぶりの勝ち点3…の新潟戦
結果
11月2日(日) 2014 J1リーグ戦 第31節
新潟1-2鹿島(16:04/デンカS/27,809人)
[得点者]
43' 鈴木武蔵(新潟)
62' 中村充孝②(鹿島)←小笠原満男⑤
86' 西大伍③(鹿島)

[フォーメーション]
FW:赤﨑
MF:豊川、土居、遠藤
MF:小笠原、柴崎
DF:前野、昌子、植田、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
52分:豊川、赤﨑→カイオ、中村
72分:植田→山村


試合の感想
攻撃の中心になれない中央
新潟は4-4-2の布陣、ラファエル・シルバは負傷明けで今節からベンチに復帰したばかりですが、2トップは鈴木と指宿の高さと強さのあるコンビも十分脅威。
鹿島は4-2-3-1、1トップは引き続き赤﨑。
前節負傷交代したカイオは大事をとってか豊川が左サイドハーフに、また、出場停止の山本のポジションには前野が入りました。
試合が始まってすぐにいつもとは違う試合だと感じます。
今季は運動量とインテンシティーで相手に上回ることで勝って来たのですが、この試合は序盤から新潟の球際のボディコンタクトが厳しかったですね。
特に2トップの鈴木と指宿にはボールを収められていましたし、鹿島のCBが歯が立ってなかったです。
前半の出来の悪さはこれがすべてですね。
こうなって来ると攻撃では遠藤以外のところにボールが収まらなくなります。
これは開幕前での福岡、東京V戦、天皇杯でのソニー仙台戦など格下相手にも顕著に出ていた問題です。
6分にトップで遠藤がボールを何とかキープして赤﨑にスルーパスを出したシーンがありましたが、GKに先に追いつかれてしまいます。
赤﨑、豊川は基本的に受け手の役割。
トップ下の土居が本来ならボールを収めて攻撃を操らなければいけないのですが、消えている時間が多く残念ながら起点になれません。
もっと赤﨑にくさびを打つ意識を高めればいいのですが、裏抜けの特徴を活かそうという気持ちが強すぎるのか、ダヴィ感覚でアバウトなボールを入れ過ぎですね。
新潟のプレスによってビルドアップに苦しみ、前に出しても潰されてボールを取られて、何とか遠藤に繋ぐしかなくなるのですが、相手もそれを分かっているのでそこを徹底的に厳しく行くという悪循環です。
新潟はレオ・シルバと山本と右サイドにいる選手が起点になって、そこに松原や2トップの選手が絡んで攻めて来ていました。
13分にはセットプレイの二次攻撃から舞行龍にシュートを放たれますが、昌子がブロック。
ポストに当たる幸運で何とか難を乗り切ります。
非常に嫌な流れでシュートも打てていなかった鹿島は18分に赤﨑が遠目から狙って行きます。
確率は低いシュートでしたが、こういう時は流れを変えるためにもストライカーがとりあえず打っておくというのが定石ですよね。
実際にその後、赤﨑の前線からのプレスでマイボールのスローインにすると、ドリブルで切り込んだ土居のセンタリングから豊川のボレー、さらにこぼれ球を柴崎が狙います。
どちらのシュートも新潟のDFに防がれてしまいますが、ようやくチャンスを作ります。
さらにCKの流れから最後は西がファーサイドを狙う惜しいシュートを放ちます。
24分には柴崎のCKから植田のヘッド。
GKの正面でしたが、赤﨑のシュートからやや流れが変わって盛り返します。
あのまま攻められっぱなしではもっと早い時間に失点していたでしょうからね。
しかし、運動量とインテンシティーで負けているという根本的な部分が改善されない限り苦戦は免れません。
再び新潟が右サイドを起点として攻めて来ると、小林のクロスにファーサイドで山本が決定機を迎えますが曽ケ端が防ぎます。
新潟の前線は流動的で山本も中央に入ったりしていましたし、特に鈴木が右サイドに流れる動きが非常にやっかいでしたね。
鹿島は基本的に豊川が松原、前野が山本のマークになるので、トップが流れるとどうしても昌子がサイドに釣り出されます。
そういう場面はこれまでもあったのですが、1対1で抑えることが出来ていたんですよね。
下がってくさびを受ける指宿にもいいように起点になられていましたし、結局、球際のところで後ろの選手が誰1人勝てていないのでボールの取りところがなく、やられ放題になっていました。
35分にはワンツーからレオ・シルバが抜け出して決定機を作りますが、ここも曽ケ端が防いでくれます。
こんな内容なので選手間でも前半はとりあえず無失点に抑えられればOKという言葉が交わされていたようですが、終了間際にとんでもないことが起きてしまいます。
小笠原の縦パスがカットされてショートカウンター、中央へのくさびのパスを指宿がワンタッチではたくと植田が鈴木にかわされてゴールを決められてしまいます。
本当、この失点は信じられないです。
この試合、新潟のプレスに苦しんで苦し紛れの縦パスをカットされてカウンターを受けるシーンが多かったのに、どうしてこの時間帯であんな無理な縦パスを入れる必要があったんですかね。
ベテランの小笠原がまったく試合を読めてないですから。
簡単にかわされた植田も問題ではありますが、最終ラインが2対2になっている事の方が大問題です。
左からのビルドアップだったので前野が高い位置をとっていたのはまだ分かるのですが、右サイドの西はポジション修正をするのをさぼってライン際のやや高めに位置取っていましたね。
これまで何度も指宿のポストプレイから起点を作られていたのに、中央にいた柴崎も対応が遅く、そのため簡単に2対2の状況を作られてしまいました。
数的同数というのは非常に危ない状況で、仮にしっかり守備してボールにアプローチしても運悪くこぼれ球が相手に渡ってしまうと、あっさり決定機を作られてしまいますからね。
だから、普通DFは1枚余らせて常にカバーできる選手がいるように守るわけです。
この内容なら前半はスコアレスでいいという状況で、多くの選手がまったく逆のリスキーなプレイ、ポジショニングを取っているっていうのは本当信じられないですけど、こういうことがしっかりできないメンバーで後ろが固められているから今季は勝負どころで簡単に失点して負けてしまうことが多くなっています。
ただ、CBはこういった数的同数の不利な場面でもきっちり相手を潰すくらいのことはしないとダメですね。
ロスタイムには柴崎のスルーパスにDFラインの裏をとった西が折り返し。
こぼれたボールを土居がシュートしますが、この試合の新潟の球際の強さはゴール前でも出ていましたね。
この後のFKからの小笠原のミドルシュートも含めてDFのブロックにことごとく防がれてしまいました。

中央で持てればサイドが活きる
後半に入っても新潟の攻勢が続き、開始わずか1分で決定機を作られます。
西のところでボールを奪われると指宿が追いすがる小笠原をものともせずにボールを運んで、右サイドに展開。
フリーで上がった松原のセンタリングにファーサイドで鈴木。
曽ケ端がいいタイミングで飛び出したのでループシュートを狙いましたが、植田が何とか頭に当ててCKに逃れます。
耐えかねたセレーゾ監督が珍しく早い時間帯に2枚替えをして来ます。
52分に赤﨑と豊川に代えて中村、カイオを投入。
1点ビハインドの上にこの内容なので当然ですが、この早い交代はよかったですね。
しかも、中村が入ったことで中央で起点ができるようになったので遠藤が中に絞ってプレイをできるようになりました。
また、途中出場のカイオのスピードは3割増しくらいに感じますよね。
そのカイオが土居とのパス交換から左サイドを抜け出すとセンタリング、中央で中村とクロスしてフリーになった遠藤が合わせますが枠をはずしてしまいます。
こういうところはしっかり決めて欲しいですね。
しかし、選手交代でチームが機能するようになった鹿島は59分にも左サイドをオーバーラップした前野を囮にカイオが中に切り込んでシュート。
GKに抑えられますが、勢いが出て来た鹿島は中村の投入で負担が軽くなった遠藤が右サイドを4人の新潟選手を相手に突破するとファウルをもらいます。
そのFKを小笠原が蹴ってファーサイドで中村がジャストミート。
ダイレクトで打つのは簡単ではなかったと思いますが、技術の高さを見せましたね。
72分には運命の交代カード3枚目。
イエローカードをもらって次節出場停止の植田に代えて山村を入れます。
この交代もよかったですね。
セレーゾ監督のお気に入りのジョルジ・ワグネルではなかったのが大きかったです。
これまではこのまま攻めれば得点を取れるんじゃないかって流れで、ジョルジ・ワグネルを入れて攻守のバランスが崩れて得点は遠くなって失点をしてしまう事も多かったですから。
同点に追いつかれた新潟もギアを上げ直して攻める場面もありましたが、鹿島はバランス良く我慢強く守れていましたし、何より前半のように縦パスを簡単に取られる事がなくなったので安定して守れていました。
その結果、前線からプレスをかける守備も後半は出来ていたのですが、新潟もさるもの。
85分に柴崎、中村、遠藤と前からプレスをかけたところを上手くかわされ、ロングボールでまたもや指宿が起点に。
70メートルくらい走ったレオ・シルバがペナルティアークでボールをもらうとシュートを放ちますが、枠の上にはずれます。
昌子が何とか寄せて行ったのがプレッシャーになってミスを誘いましたね。
これまでジョルジ・ワグネルを投入して全体が攻撃にかかり過ぎてバランスを崩していた試合と違って、同点でもう1点欲しいところでしたが焦らずにチームで我慢強く守れていいたことで逆転ゴールが生まれます。
カイオが相手のプレスをはずして柴崎へ。
柴崎はドリブルで運んでから中央の土居にパスを出します。
ここでDF2人に潰されてしまいますが、中央でボールを持てば相手選手を引きつけられますし、サイドが空いて来ます。
こぼれ球を拾った西が1対1を仕掛けてから思い切り良くシュート。
GKの手もはじいて滑るように逆サイドに決まりました。
新潟はこの後2枚目、3枚目のカードを切るのですが遅すぎますよね。
ロスタイムには攻めに人数をかけにきた新潟の薄い守備をカイオがドリブルで切り裂いてシュート。
惜しくもバーに当たって決まらなかったですが、リードした終盤に少ない人数でシュートまで行けるというのは後ろの選手にとってはすごく楽で助かりますね。
鹿島は最後まで集中してバランス良く守って試合をクローズ。
運動量とインテンシティーで負けて内容はすこぶる悪く、セットプレイとゴラッソで勝った試合でしたが、1か月も勝てていなかったので久しぶりに勝ち点3を取れたことが何よりです。
指宿と鈴木には終始やられていましたが、中村とカイオが入って遠藤とともにインテンシティーで勝てる選手が前線に増え、起点になれていたので逆転できました。

ホームで勝ち越しを目指して
代表による中断が約3週間あって、中断明けは川崎戦となります。
今季の鹿島はアウェイでは10勝3分3敗なのですが、ホームでは6勝3分6敗となっています。
苦手な川崎相手ですが、10月からの成績は1勝4敗と調子が落ちていますし、ホームで勝ち越すためにも勝たなければいけません。
メンバーに大きな変更はないでしょうが山本が復帰して、逆に出場停止の植田のところに誰が入るかですね。
前線は赤﨑を起用するならもっとくさびのボールも使うようにしたいところ、さらにトップ下には起点になってスルーパスを出せる中村を入れた方が機能すると思います。
もしくはこの試合のように中村をトップにするのも手ですよね。
ただ、その場合は裏を狙う選手がいなくなるので、土居のオフザボールの動きの質が問われます。
ただ土居は起点になる出し手より受け手になるプレイの方が明らかに好きですよね。
いずれにせよ遠藤と中村のダブル起点にしてしまえば、相当攻撃力は上がると思います。
中断明けの試合で結果が出ていないのをようやくチームも意識し始めたようで、今回は中断中の練習負荷を下げてトレーニングをするようですね。
鹿島はもう天皇杯もないのでリーグ戦残り3試合だけ、それでしたら追いこんでコンディションを一度落としてまた上げるより、負荷を軽くして選手の状態を高いレベルで保った方が効率的です。
その効果が中断明けの川崎戦で出ることを願っています。

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この記事に対するコメント

いつも楽しく読ませて頂いてます。

1ヶ月ぶりの勝利ですね。
苦戦しただけに嬉しい勝利です。

植田がイエローもらって山村と替えたので、
ワグネル使う枠無くなるという奇跡
これがなかったら危なかったかもですね。
カイオがケガで途中からだったのも、うまくはまりました。
セレーゾの運に助けられました。
采配ズバリ!なんて言われましたが、
狙ったわけじゃないですよね。

残り3勝できるか?
来年に向けてかなり大きいので、
頼みますよ。
【2014/11/08 22:17】 URL | しかくん #- [ 編集]


いつも楽しませてもらっています。
こーめい師のおっしゃっていた、遠藤と中村を同時に使う試合になり、興味深く応援していましたが、分析通りにボールの収まりどころが増え、遠藤も動きやすそうでした。ダヴィの穴を埋めてくれそうな期待ができる布陣ですが・・・(山村の交代を含め)偶然の賜物でなかったことを祈るばかりです。
「世代交代」を言うなら、一番の”目玉”小笠原のところは、結局手つかずでしたが、どうするんでしょう・・・
それでは、次回も楽しみにしています。

【2014/11/09 21:49】 URL | 希望鹿 #- [ 編集]

しかくんさんへ
コメントありがとうございます。
1ヶ月ぶりの勝利だけあって嬉しいですね。
これまでは終盤に遠藤をジョルジ・ワグネルに交代していたので、中村や本山とのW起点があまり実現しませんでしたが、この試合では3枚目の交代が鍵となって最後までバランスよく戦えたことが勝利に繋がりました。
昨年は18勝5分11敗の勝ち点59、今季が今のところ16勝6分9敗の勝ち点54ですから、残り3試合の結果で昨年を超えられるか、昨年並か決まって来ます。
失点は若い選手を積極起用した効果が出て運動量とインテンシティーのおかげで10くらいは減らせそうですが、ここから優勝争いをするまでに減らすにはやはりファーストボランチを始め後ろにしっかり守れる選手が必要でしょう。
その点で今季の山本の獲得は成功だったので、山村や前野、ルイス・アルベルトの去就しだいでは主力CBやサイドバック、ボランチを獲得しないといけませんね。
【2014/11/11 12:36】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

希望鹿さんへ
コメントありがとうございます。
これまでは中村や本山を入れても、すぐに遠藤をジョルジ・ワグネルと交代していましたが、この試合では3枚目の交代カードが鍵となって長い時間をW起点で戦えたのが大きかったです。
ビハインドの状況もあって中村の投入も早かったですからね。
横浜FM戦で土居のヒールパスから遠藤がミドルシュートを決めたシーンがありましたが、本来ならトップ下の土居が起点になれればもっと攻撃のヴァリエーションができるんですけど、消えている時間が多すぎです。
昨年から失点は10ほど減りそうですが、優勝争いをできる失点ライン(34失点以内)にするには小笠原のところにきちんと守れるボランチを入れる必要がありますね。
今季もですが、来季もファーストボランチを誰にするかがタイトルをとれるかどうかが鍵となりそうです。
ACLに出場することになったらなおさら今のボランチコンビだときついでしょうね。
次回の記事では来季の補強を勝手に考えていきたいと思います。
【2014/11/11 12:47】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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