鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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5月の鹿島:噛み合いだした歯車をぶち壊して解任へまっしぐら
鹿島5-6スケジュール
5月の試合の感想
4月の終わりにチーム状態が少し上がって来たと書きましたが、その通り浦和戦ではいい試合をして、接戦をものにしました。
ここから上昇気流に乗って行ければ良かったのですが、もう1つのある意味重要な試合、ACLのムアントン戦で石井監督は噛み合いだした歯車をぶち壊してしまいましたね。
グループリーグの最終戦、すでにラウンド16への進出は決まっていましたが、石井監督は勝ちに行く姿勢を見せていました。
それはいいのですが、あそこまでガチに勝ちに行く采配を行うとは、予想の斜め上を行っていましたね。
ムアントン戦のテーマとしては、遠藤、レオ、昌子ら、替えのきかない主軸を休ませる、もしくは、彼ら主軸に金森、レアンドロ、三竿、伊東らをからめて行く2つがありました。
あくまで勝ちに行くと言っても、ローテーションによって選手を休ませる、またはチーム力を高める方法をとりながら戦わないといけないですよね。
しかし、石井監督はこのどちらも選ばなかったわけで、これが最大の失策となってしまいました。
一応、浦和戦から永木、鈴木、三竿雄の3人は替えていましたが、永木と鈴木は主力で今さらチームにフィットさせるための起用ではないですからね。
山本が出られなくて右サイドは三竿雄を起用していたくらいですが、それも継続して使うつもりがないなら、チーム力の向上には繋がりません。
先発メンバーでそこらへんのチョイスが大きく間違っていましたし、選手交代がこれまた最悪でした。
レオ・シルバには明らかに立ち上がりから疲労が見てとれましたし、ボールに食いつきすぎてかわされるシーンが多かったですね。
失点にも絡んでいましたし、早めに交代させるべきでした。
リードを許す展開にもならず、60分には勝ち越しゴールを決めていたのに、交代カードを1枚しか切らなかったのも謎です。
その1枚も88分ですからね。
この試合の先発メンバー選び、交代カードの采配が完全に歯車を狂わせました。
連戦となる神戸戦で選手がよく走れて、球際で戦えていたなら問題なかったのですが、当然そんなことはなく、遠藤とレオが試合中の負傷で離脱してしまいます。
昨年もこのブログで書いたように、そして実際にそうだったように、遠藤がいないと鹿島は攻撃の組み立てはできないですからね。
レオも出場できないとなると尚更です。
ここですでに石井監督の解任は見えて来ていましたね。
そして、予想を裏切ってくれることなく、遠藤とレオの抜けた鹿島の攻撃はあまりにも酷く、神戸、川崎、広州戦で合計1得点しか取れずに3連敗を喫します。
ホームでのラウンド16第2戦こそ勝利はしますが、2戦トータルでは引き分け、アウェイゴールの差でACL敗退が決まってしまいました。
5月は3勝3敗とはいうものの、1試合は相手も鹿島も勝っても負けても良かったムアントン戦。
そして、1つはホームで無失点勝利という余裕のある広州に上手く戦われたラウンド16の第2戦です。
結果だけでなく内容も悪く、ケガ人が出たことで石井監督の采配も再び幅がなくなり、5月に差し込んだ一条の光もまったくなくなって真っ暗闇になってしまいました。
そこが改善されていたなら、もう少し延命もできたと思いますが、この状態では解任もやむなしです。
相変わらずリーグ戦はホームで勝てていませんし、散々な結果の5月でしたね。
しかし、監督が交代したことで、鹿島にとってタイトルを獲るための大きなターニングポイントになるかもしれません。

監督解任はすべて同じ理由
鹿島のフロントは監督を解任するときの理由に、成績はもちろん、選手との信頼関係がどうなっているのかを見ているそうですね。
今回、信頼関係は崩れていなかったとのことですが、石井監督は選手に個別に指示を出せなくて、それが理由で選手がピッチで好き勝手に自分の好むプレイばかりするようになっていました。
それは、試合を観ていれば分かりますし、そういう選手をはずせずに起用し続けていましたから、選手からはある意味舐められていた部分もあるのでしょう。
それも信頼関係が崩れているということになると、こーめいは思いますね。
しかし、それとは別に、監督が解任されるに至る共通の理由があります。
近年では、セレーゾ監督、石井監督が解任されましたが、成績が落ちて契約満了となったオリヴェイラ監督も含めて考えてみますと、やはり2列目の選手の起用方法が問題なんですよね。
オリヴェイラ監督が3冠をはじめ、数々のタイトルを獲得できたのは本山の存在が大きいです。
その証拠に本山がコンディションの問題から、出場できなくなると急激に弱くなって行きました。
11シーズンのナビスコ杯は、震災の影響でかなり有利な状況で獲得したものでしたからね。
オリヴェイラ監督は、本山が出場できなくなるとフェリペ・ガブリエルという鹿島史上、最悪の外国人を使い続けました。
ボールは持てず技術も低く、攻撃の組み立てができません。
それだけならまだしも、長期間出場機会を与えられてもまったく成長が見られない選手でした。
こーめいは早くからガブリエルではなく、遠藤を起用するように言っていました。
11シーズンはガブリエルの怪我もあって遠藤の出場機会も増えてはいましたが、オリヴェイラ監督は頑なにガブリエルを優先して使い続けたのでチームが弱体化、成績や試合内容を観れば、ネガティブな契約満了による退任は当然の結末でしたね。
むしろ、タイミング的には遅いくらいでした。
そして、12シーズンに就任したジョルジーニョ監督が、現在の主軸となっている遠藤をひとり立ちさせると言って積極起用するようになったんですね。
ジョルジーニョ監督は個人的な理由で1年での退任となりましたが、クラブは契約延長を申し出ていました。
リーグ戦の成績は初の二桁順位でしたが、あのシーズンは曽ケ端の凡ミスによる失点で勝ち点8は損してましたから、それがなければ普通に5位くらいにはいましたからね。
ジョルジーニョ監督時代は4-2-3-1で戦っていましたが、最初はドゥトラをトップ下で起用していました。
これまた、ボールを持てない、ゲームを作れないブラジル人でそこで攻撃が止まってしまうことが多かったです。
それから、2列目を左からドゥトラ、レナト、遠藤にすることでチームが機能したという経緯があります。
ボールの持てるレナトと遠藤が攻撃を作って、ボールを持てないドゥトラが左から中央に入って得点を獲るというパターンがはまっていました。
大迫の出場時間も、11シーズンから1000分近く増えました。
実は、大迫と遠藤が、それぞれFWとMFのポジションでファーストチョイスとなったのが、このシーズンです。
その次は、セレーゾ監督です。
セレーゾ監督も4-2-3-1を主として戦い、1年目の後半からはトップ下に土居を起用していました。
これがリンクマンとして機能はしていたのですが、トップの大迫と右の遠藤がボールを鬼キープしていたので、はっきり言って誰でもあのくらいの活躍はできて当然です。
それをセレーゾ監督が勘違いしてしまって、大迫のいなくなった2年目も起用し続けたので完全に攻撃が停滞していきます。
トップのダヴィがボールを持てないわけですから、トップ下はゲームを作る役割を担える選手を起用しないといけなかったですね。
それでも得点できていたのは、両サイドの遠藤とカイオの存在が大きかったからです。
しかし、タイトルを取れるようなチームになるとは思えない内容でしたから、解任されたのも仕方なかったです。
そして、石井監督が就任すると、まず土居をレギュラーからはずします。
その後、土居はケガで離脱。
鹿島のチーム状態は好転、ナビスコ杯を優勝します。
石井監督2年目は、土居をトップ起用していました。
2列目は遠藤とともにカイオ、シーズン終盤は柴崎を起用することで、ファーストステージ、チャンピオンシップ、天皇杯と優勝することができました。
鹿島は勝つためにスタイルにはこだわらないと言っても、戦力差からリーグ戦ではボールを支配して攻めることがどうしても多くなります。
そのため、2列目の選手がボールをキープしてゲームを作れないといけないわけです。
ガブリエルや土居のようなボールを持てない上に特別な武器があるわけでもない選手を、2列目で起用し続けるのは時間の無駄。
攻撃の組立ができなくなって、チームが停滞します。
しかも、致命的なのは出場時間をあれだけ与えられながら、まったく成長しないところです。
起用し続けて成長するならいいのですが、まったくプレイが変わらないと当然強くはなれないですし、そういった選手を起用しているということは、他の有能な選手が成長する機会を奪っているということですからね。
これは、常にタイトルを目指している鹿島にとって致命的ですし、こういう采配が続くと監督は解任、もしくはネガティブな退任になるのも致し方ないです。
だから、こーめいがこのブログでも何度も書いているように、主軸になれる選手となれない選手を見極めて起用しないといけないってことですね。
そして、ボールを持てる選手がいなくなったときは、そのポジションだけでなく、周りの選手も含めて一度選手構成を考えないといけません。
監督やコーチのようにプロとしてサッカーに関わる人でも、けっこうそういう見方ができてない場合って多いんですよね。
監督が解任されるには理由があるわけですし、それを分析すれば見えて来るものも必ずあります。
そういうところもしっかり学習して、同じ過ちを繰り返さないで欲しいですね。
鹿島のコーチとして長年携わって来て、実際にそれを観て来ている監督ならなおさらです。
大岩監督には、コーチ時代で得た経験をあますところなくフル活用して、チームをいい方向へ導いてほしいです。

6月の日程
前述しているように、後任は大岩コーチが昇格という形で監督となりました。
フォーメーションは4-2-2-2のままのようですが、いくつか石井監督のときとは変化を加えてくるようですね。
とりあえず、どんな采配、どんなチーム構成で戦っていこうとしているのか、6月の戦いを通して見ていきたいと思います。
もちろん、鹿島ですから優勝を狙うために勝っていかないといけません。
6月は代表の試合もあって、リーグ戦の試合は少ないです。
広島戦こそ準備期間があまりありませんが、プチ中断期間があるので大岩色も出して行きやすいのではないかと思います。
対戦相手も下位クラブばかりですし、結果を出しながらチームを立て直すというミッションもやりやすいタイミングでの就任だったと思います。
まずは、大岩監督の手腕に期待といったところでしょう。

得点アシスト5月

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この記事に対するコメント
監督交代
監督交代へのコメントの多くが、「人柄の良い」石井さんへの擁護派が多くて呆れていたのですが、明快に切って頂き、納得できました。
(ジョルジは、大迫、遠藤、柴崎、山村を将来の軸にするために使い続けていくという意思が見え、好意が持てました。山村の鎖骨骨折が、本人にとってもチームにとっても痛かったです。)
素人の私が石井さんを見たときの危惧は、
1. インタビューでサポーターへの感謝を表明するのは良いが、技術的なコメントは避ける。
2. 監督就任前の役が選手の体調管理に責任をもつ役だったにも関わらず、替えがきかない選手を使い続けて、負傷させてしまう。
3. 試合中にボードを出してきて、交代選手についてコーチと議論を始める。(<= シミュレーションは試合前にできていないのか?)
でした。
選手の入れ替えを何度か試した(これはローテーションではありませんでした。)後、今後は選手固定で行くとの宣言には呆れました。(この時、今後うまく行かなければ首という約束が鈴木さんとできていたのだと思います。)
他のサイトでは、鹿島アントラーズデータブログさんの、「石井正忠監督解任理由はACL敗退にあらず;鈴木満強化部長の4つの不満点とは?」の指摘が納得できました。
http://jleaguedata.xsrv.jp/2629
【2017/06/04 16:55】 URL | 土鹿 #- [ 編集]


 お忙しい中お疲れ様です。
 まさかの解任、衝撃の解任等の報道、および解任への批判あるいは疑問符を付けるコメントの数々にうんざりしつつ、「ここのブログならきっと」と更新を待ちわびていたところです(笑)(仕方ない事と解っているつもりですが、今年更新が減って寂しい限りです。)
 または「緻密なスカウティング」とか「戦術家だった」とか本当に何言っているの?って報道やコメントも有りますし。
 成績こそ芳しくなかったもののジョルジの方がよほど戦術面で工夫や試行錯誤が見られ、二年目以降が有ればと残念に思っていました。……そう言えばそのジョルジは先日バイーアの監督に就任したそうで、もう少しこちらの解任が早ければ?などと妄想してしまいますが。

 さて、このブログが度々ご指摘なさっている土居について、大岩新監督から興味深い発言。なんでも「中央の最終ラインとボランチの間で受ける力は日本を代表するものがある」そうですが、セレーゾと同じ勘違いをしていないかと不安です。
 昨日の試合では最前線は鈴木でしたが金崎やかつての大迫に比べまだまだタメと言う点で課題が見られますし、中村やレアンドロも起点として遠藤ほどとは言えず、結局土居は一点目のドフリーでのアシストは有りましたがほぼ試合から消えている様に感じました(見直した訳ではないので見当違いでしたらすみません)。
 まだ一試合ですが、早くも少しモヤモヤしています。これから怪我人が復帰して選択肢が増えた時の采配を見るまでは、何とも判断できませんが……。
【2017/06/05 13:51】 URL | 鹿日 #gP7CzdLE [ 編集]


こんにちは naoです。
他チームサポです。
鹿島はホームが強い印象がありましたが、今期はホームでもなかなか厳しい戦いをしていますね。
ACLとの連戦で大変だったのでしょうが、監督も替わってこれからJリーグ一本で大変脅威になるような気がします。怖い存在です。
がんばって応援してくださいね。
【2017/06/11 12:56】 URL | nao #IglfGgG2 [ 編集]

土鹿さんへ
コメントありがとうございます。
ガブリエルもそんな理由で擁護してる人が多かったですからね(笑)
サッカーを分からない人は、そういうところで判断するしかないんでしょう(^_^;)
石井監督解任に反対していたサポーターも、いまや何も言わなくなっています。
試合中にボードでコーチと議論してる監督は、他クラブでもいますけど、選手個別の指示が出せないのは監督して致命的ですね。
永木やレアンドロのような能力の高い選手が、馴染むのに時間がかかりすぎるのも納得です。
【2017/07/01 18:26】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

鹿日さんへ
コメントありがとうございます。
更新に関しては、時間もそうですがダゾーンも関係しているんですよね。
試合について書くときに、録画を見直しながら重要なシーンは巻き戻して何度も確認するのですが、ダゾーンだと電波最強なのにクルクル、10秒、30秒スキップもないので見づらくてしようがないです。
来年については、またどうするか考えるつもりですが、濃い内容の記事を書くならメルマガなど有料にしないと無理かもしれません。
大岩監督の土居に対する、「中央の最終ラインとボランチの間で受ける力は日本を代表するものがある」というコメントですが、こーめいはこれを見たとき、ボールを持ったときのプレイに関しては物足りなく感じているだなと思いました。
ゴン中山や岡崎がボールを受ける動きを褒められたら文字通り褒め言葉と受け取っていもいいですが、土居のようなテクニカルな選手がそこを賞賛、ましてや日本を代表するなんて大げさに言われたら、逆に屈辱だと感じて奮起しないとダメだと思います。
石井監督は頑なに土居を先発、途中交代もさせなかったですが、大岩監督はトップでもろくなプレイできていない土居をきっちり交代でさげてるので大丈夫なんじゃないでしょうか。
【2017/07/01 18:39】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

naoさんへ
コメントありがとうございます。
昨年も白ユニジンクスができるなど、ホームで弱く、アウェイで強かったですね。
大岩監督になってそこらへんも変わっていくと思います。
どちらのサポーターか分からないですが、一緒にJリーグを盛り上げていけたらいいですね。
お互いがんばって応援していきましょう!
【2017/07/01 18:43】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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