鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【W杯3次予選】上々発進…のタイ戦
結果
日本代表 4 - 1 タイ代表(埼玉/35,130人)
[得点者]
21' 遠藤 保仁(日本代表)
22' ティーラテープ・ウィノータイ(タイ代表)
54' 大久保 嘉人(日本代表)
66' 中澤 佑二(日本代表)
91' 巻 誠一郎(日本代表)

感想
篤人が8番を付けていたので、まずびっくりの始まりでした。
試合としてはタイが積極的に攻めて来るのか、引いて守って来るのか、そこに注目だったのですが、序盤ですでにはっきりしましたね。
技術、フィジカルで完全に日本の選手が勝っており、いきなりタイはゴール前に8人入って守備する事態になっていました。
「ああ、こんな感じで試合が進んで行くんだろうなぁ」と思いましたが、その通りになりましたね。
タイの選手からは立ち上がりから攻撃的に行こうと言う意志は感じられましたが、日本の攻撃を前に結果的に引いて守ってカウンターという戦術になりました。
4-4-2というフォーメーションながら、守備時は1トップで残り10人で守ってましたね。
主力選手2人がいきなり出場停止になった影響もあるでしょうが、実力差ははっきり出ていました。
ポゼッションは完全に日本で試合が進み、主として一方のサイドでショートパスを繋いで逆サイドに展開という形で攻撃を作っていました。
前半21分の早い段階でFKから遠藤がゴールを決めます。
さすがセットプレイ要員という感じの見事なゴールでしたね。
あのゴールを見ると、遠藤が流れの中からシュートを打たないのはあれですよ、普段からFK・PKに備えてシュート力を溜めてるわけですよ。
ハンターハンターの念能力で言えば、制約と誓約という関係ですね。
しかし、喜びも束の間、1分後にまずい守備からあっさり同点に追いつかれます。
前半の残り時間も圧倒的に日本がボールを支配しますが、クロスにしろワンツーにしろ変化が少なかったですね。
タイもそのボール回しに慣れてきて守備のリズムは悪くなかった感じでした。
まあ、相手のスタミナを削るためのパス回しと思えば日本も悪くなかったかもしれません。
守備に関しては1失点したシーンは反省材料ですが、タイのカウンター自体は完璧に抑えていましたね。
篤人が高い位置を取ることが多かったので、タイの1トップの選手が左サイドの篤人が上がったスペースに流れてボールをもらうシーンが多かったのですが、そのスペースはきちんと中澤がカバーしていました。
そして、戻ってきた篤人と挟んでボールを奪うという連携が確立されてましたね。
実は1点目も篤人が上がったところ、高原がボールを奪われてカウンターを受けたシーンでした。
タイの中盤の選手にボールが入ったところで中澤が突っかけて、こぼれ球を拾ったタイの選手のところで戻ってきた篤人がボールを奪って、それが大久保に渡ってるんですよね。
そういうわけでタイのカウンターはまったく怖くなかったです。
攻め倦んでいた日本ですが、あまり見られなかったミドルシュートがようやく終盤に立て続けに見られ、そこに活路が見いだせそうなところで前半が終わりました。

後半に入ってからも序盤から阿部、中村とミドルシュートを積極的に打ってましたね。
相手がゴール前を固めていたので、いいアクセントになっていたと思います。
そんな中、左サイドからの山瀬の切れ込みでチャンスを作って一旦ボールを奪われるのですが、結果的に中村のアシストで大久保がゴールするというややラッキーなゴールで勝ち越します。
ここからはタイの選手がイライラし始めましたね。
得点を取りに行きたいのにポゼッションは圧倒的に日本ですから、雑かつラフなプレイが多くなっていきます。
そんな心理的影響もあって19分にはナロンチャイが退場。
これでタイは集中力も切れました。
21分に中村のFKから中澤がヘディングで3点目を入れて試合を決定付けました。
そこからは日本もセイフティにボールを回しつつ、チャンスを見つければゴール前へクロスを上げるという試合巧者な運びをしましたね。
岡田監督の選手交替に込められたメッセージから、最後まで攻める手は引きませんでした。
最後は遠藤のCKに巻が飛び込んでダメ押し、初戦としては申し分ないスタートとなりましたね。

選手のコンディション
チリ戦は全体的に最悪だったのですが、ボスニア戦を経てコンディションはだいぶ上がっていますね。
駒野もこの試合は中に切れ込んでシュート、前にスペースがあれば1対1を仕掛けるなどの意識が出ていました。
これまでに比べればだいぶん、体が動いて来てるのでしょう。
でも、まだまだやれると思いますけどね。
問題なのが高原です。
徐々によくなってるのは確かですが、動き出しは遅いですし、くさびのボールが収まらないどころかタイのカウンターのスイッチになってしまっていましたね。
あんなに簡単に倒されたり、ボールを奪われたりする選手ではないですから、まだまだトップコンディションにはほど遠いのでしょう。

1失点をどう見るか
結果的に4-1の勝利でしたが、こーめいはこの失点はいただけないと思います。
4点とってから失点するなら強いチームでもありますが、先制した直後に失点するなんて弱いチームのやることですよ。
しかもあのシーンは川口のゴールキックを中盤で競り負けて落とされ、そこからスタートしていました。
まず鈴木がタイの選手にプレスに行くのですがワンタッチではたかれ前に出されます。
そこに戻ってきた中村がプレッシャーをかけて時間を稼ぐのですが、バイタルエリアでゴールを決めたティーラテープが完全にフリーになっていました。
ただ、日本も人数は揃ってたのできちんと対応できれば問題なかったシーンで、それができなかったのが問題なんですね。
駒野は左サイドに上がっていたタイの選手をケアし、篤人は上がってきていた右サイドの選手をケアするポジションを取ってました。
中央は中澤と阿部ですが、この間にサラーユットが斜めに切れ込んできたため、阿部が遅れて付いていき、中澤もその選手にスルーパスを通されないようポジションを修正しました。
ここで鈴木が戻ってきていたのですが、中途半端なポジション取るんですよね。
もっとも危険なボールを持った選手にいって中村と連携して潰すか、フリーになってるティーラテープのマークに入ればあのゴールはなかったんですけどね。
もっとも危険なところを率先して潰すのはDFの基本というか、最終的にポジションとか関係なく守備というのは個々の判断で危険なところを潰していけばいいわけで、ボールを持った選手、フリーの選手の順で危険なわけですから、どうしてあそこを開けてしまったんでしょうね。
危険察知能力が高いと言われている選手だけに、残念なプレイでした。
1ボランチで負担も大きいでしょうが、失点シーンは中村も戻ってきていて関係なかったですからね。
ティーラテープのシュートは見事でしたが、あそこであれだけフリーにしていたら世界レベルならボンボン決めてきますよ。
たとえミスがあれだけとしても、やってはいけないミスですね。

セットプレイ×3+ラッキーゴール
3点がセットプレイからで、流れの中のゴールはいささかラッキーな得点だったわけですが、それほど気にすることはないと思います。
1点目はボールをもらったら前を向いて積極的に仕掛けようとする大久保のプレイがファウルを誘ったわけですし、2点目も山瀬の積極的な仕掛け、大久保の常にゴールを狙っている意識が実ったものですからね。
そういったゴールへの意識がセットプレイ、ラッキーゴールという形で出ただけでしょう。
これを続ければ流れの中でのゴールも生まれてくると思います。
ただ、修正点もあります。
流れの中からより多く得点するには、以下の3つを心がけることが大事になってくるでしょう。
①ミドルシュートを枠に飛ばせ
この試合は中村が積極的に狙う姿勢を見せていましたね。
いいプレイだったと思います。
ただ、ミドルシュートで枠にいったのは駒野の最初のシュート(高原のはやや近目かつ右サイドで崩してからだったので除く)くらいだったと思います。
打つことも大事ですが、枠に飛ばしてこそ本当の脅威となるわけですし、枠に飛ばさないと得点にはなりませんからね。
ここの精度は全体的に要向上です。
②サイドバックに頼りすぎるな
逆サイドで作って篤人、駒野に展開するシーンが多かったですが、そこで止まってしまうことが多かったです。
特に篤人がよく上がっていたので右サイドで見られたのですが、タイも日本のサイド攻撃はよく研究していたので必ず2人で守ってました。
なおかつ中央は人数かけて守られてスペースもないるため、これではサイドバックに渡されてもドリブルで仕掛けることもできず、センタリングも入れずらいんですよね。
残念ながら篤人も駒野もメッシやナニのように狭いスペースでもドリブルで切り込んでいけるような選手ではないので、フォローが必要になってきます。
左サイドは山瀬が流れることが多くて、それほど手詰まりになることはなかったのですが、右サイドは本当に篤人だけでしたからね。
極端な時には中村、遠藤も左サイドに寄ってそこからのパス交換で右サイドに展開するので、誰も篤人を追い越す動きがないんですよね。
いわゆるトルシエ時代に言われていたウェーブの動きです。
前後半で遠藤、中村が1回づつありましたが、そういうときはチャンスに繋がっています。
このボールを持った選手を外から追い越す動きをすると、DFが付いていかないといけないから守備を引き出せます。
それにフェイントにも使えますから、プレイの選択肢が広がるんですよね。
この試合では篤人がボールを持ったときに、FWと中盤の前3人は皆ゴール前に入っていく動きが多かったです。
しかもほとんど同じタイミングで。
タイの選手もあれだけいるんですから、ゴール前に人数かければいいっていうもんじゃないですよ。
途中からは中村や遠藤が下がって篤人からボールを受ける場面もありましたが、そういった縦の動きはDFも対応しやすいですからね。
もっとサイドに引き出すような動きをしないといけません。
その解決策としては、この試合使われるプレイをしていた山瀬がもう少し中央でボールをキープしてサイドに展開する役目を担うことですね。
つまり使われるプレイではなく、使うプレイの比重を多くするということです。
サイドにはたいておいて、自分はゴール前にあがっていけばいいわけですから。
もしくは中村、遠藤が一方に集中しないようにすることです。
つまりこちらは使われるプレイの比重を増やすことが必要となってきます。
中村や遠藤がサイドに開いてボールをもらい、それをサイドバックが追い越す動きでもいいわけですから。
本来ならこっちが運動量も節約できるオーソドックスな方法だと思いますけどね。
中村、遠藤が左サイドで作って、右サイドの篤人に展開し、それをまた中村が追い抜いて行くなんて不可能ですからね。
結局サイドバックを高い位置で使ってるだけで、厚みのある攻撃は出来てないわけですよ。
分厚い本というのはめくってもめくってもページがあるから分厚いわけで、サッカーも後ろから選手がどんどん追い越してくるから分厚い攻めになるのです。
タイ戦はサイドバックがよく攻撃参加していたと言っても分厚い攻めができたわけではなく、単に攻撃時間が長かっただけですね。
③センタリングを合わせるな
篤人もそうですが、中村、大久保もふわっとした合わせるクロスを入れることが多いです。
これから世界レベルで戦うなら、「ここへ飛び込め」っていうメッセージの籠もったようなスピードのあるクロスでないとなかなか決定機は作れません。
よほどドフリーでないと、Jリーグで見られるああいうフワっとしたいわゆる合わせるボールっていうのはクリアされてしまいますから。
ただでさえDFが人数かけて待ち構えてるわけですから、人に合わせるよりスペースに蹴りこまないと守備に阻まれて逆に合わないです。
FWの動きに関係なくニアやDFラインとGKの間にスペースができているときはあるのですから、そこに速いボールを入れておけば中の選手が合わせてくれます。
合わなかったら飛び込まないFWが点を取る気がなく悪いわけですし、代表という短い準備期間の中ではそういうクロスを入れることが連携アップ、どういう形で合わせてゴールを取るかのメッセージになりますからね。
理想は駒野のシュートに飛び込んだ高原のシーンです。
あれは受けてともらい手の意図が一致したわけではないですが、決定的なチャンスになりかけましたからね。
ああいうシーンを増やして行けば、クロスから得点が入ることもそう遠くないでしょう。
よくJリーグのセンタリングを見てると、精度:速度=100:60の意識が強いと感じますが、実際に合うクロスというのは、精度:速度=80:100くらいの割合ですね。
それに速いボールを入れておけば、ゴール前で何かが起きます。

予想していたよりおもしろい試合でした。
これからも選手のコンディションは上がって、問題点も修正されていくでしょうから東アジア選手権が楽しみです。

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テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

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