鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
09 | 2017/10 | 11
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キリン杯に見る岡田色を分析
岡田色がどのように出されるのか注目が集まったキリン杯サッカーは一応日本代表の優勝に終わりました。
肝心の岡田色についてはよく分からなかったという意見もあれば、アムロ・レイばりに、「見える!!」と思わず叫んだ人もいたでしょう。
それ以前に試合がつまんねーよって思った人もいると思います。
今回はそんなキリン杯を振り返ってみて、岡田色の分析を中心につらつらと書いていきたいと思います。

コートジボワール戦
日本代表1-0コートジボワール代表(豊田ス/40,710人)
[得点者]
21' 玉田圭司(日本)

フォーメーション
FW:玉田、大久保
MF:松井、遠藤
MF:今野、長谷部
DF:長友、闘利王、中澤、駒野
GK:楢崎

まず、布陣を見れば一目瞭然、すでにここから岡田色は出ていました。
詳しいことは後述したいと思います。

試合内容
こちらでもいきなり岡田色が出ていました。
守備がオーガナイズされていてこれまでとまったく違っていましたね。
攻守の切り替えの速さ、プレスをかけるタイミングと連動性、カバーリングなど合宿でこれまでに比べて細かく指示したことがはっきりと窺えました。
そして、選手たちがやることをしっかり認識できたことで自信が持て、球際も激しくいけていましたね。
この辺りは横浜時代でもやっていたことなので、選手へ浸透させるのも岡田監督にとってはお手のものなのでしょう。
前から積極的にプレスをかけ、それがチームとしても機能していましたから数的優位を作って、しかも高い位置でもボールを奪うことができていました。
それが序盤の幾度かのチャンスを作り出し、先制点にも繋がりましたね。
しかし、先制点を奪って少し選手に落ち着いた気持ちが生まれたのか、運動量が落ちたこともあって25分あたりからはコートジボワールがペースを握っていきます。
そこからはけっこう押されまくってたような印象があるのですが、コートジボワールもサイドからどんどんクロスを入れてというわけではなく、中央で細かく繋いでの攻撃も多かったです。
雨が降っていたので繋ぎの攻撃を選択してくれたのは日本にとっては助かりましたね。
それでも危ないシーンはいくつもありましたが、高さと強さのあるCBを中心に危険なところを体を張って守っていましたし、本当に危ないところは楢崎がセーブで救ってくれました。
日本が苦しんだ理由は、前線にボールがおさまらなかったためです。
コートジボワールの攻撃をしのいでマイボールにしてもそれをすぐに前線に蹴りこんで相手ボールにしていましたし、中盤で奪われることも多かったです。
このため、日本はボールを支配することができなくなり、コートジボワールに押し込まれる形となりました。
本来なら遠藤がしっかり体を張ってボールをキープする役目を担わないといけないのですが、この試合はパフォーマンスがよくなかったですね。
それとFWに高原や前田などボールをおさめられる選手がいなかったのも影響が大きかったです。
そんな試合展開の中でも最後まで1点を守りきって勝利できたのは、運動量が落ちても攻守の切り替えと球際の激しさは最後まで持続できたというのが大きいでしょう。
もちろんそれ以上にコートジボワールがドログバやカルーなどが来日していなかったこと、アウェイでなおかつ中1日だったことが大きかったわけですが…。

パラグアイ戦
日本代表0-0パラグアイ代表(埼玉/27,998人)
[得点者]
なし

フォーメーション
FW:巻
MF:遠藤、山瀬、中村
MF:鈴木、憲剛
DF:長友、闘利王、寺田、阿部
GK:楢崎

岡田監督のコメントに、「今日のメンバーだとこういう展開になる危険性はあるだろうと。ただ一度やってみなくてはわからないということでトライしてみた」とあるように、この布陣は本命のものではないでしょうね。
考えられる理由は以下の5つかなと思います。
①メンバーが変わっても岡田色であるプレスと攻守の切り替えなど戦術部分が機能するか見るため。
②オマーン戦を控え、中2日での試合にメンバーを大幅変更した。
③オマーンの視察があったので手の内を隠したかった。
④鈴木、巻、高原など万全のコンディションでない選手を試したかった。
⑤トライして確認したいことがあった。

確認したかったことの真意は岡田監督しか分からないですが、こーめいが推察するに山瀬がFW的なポジションで生きるか、中盤にパサータイプを並べてその中で各選手が効率のいい動きができるかではないかと思います。

試合内容
パラグアイは引いて守ってカウンターという戦術ですから、日本が圧倒的にボールを支配します。
序盤は中村を中心としたロングボールの展開から長友らを使って日本がチャンスを作っていました。
しかし、山瀬や巻はサイドに流れる傾向があるので中央に人がいないシーンも目立ちました。
1番の決定機が闘利王が上がっていたときのヘディングシュートですからね。
チームのバランスを見ても中村、憲剛、遠藤、阿部のパサータイプに対して、長友と山瀬、巻と使われる選手が圧倒的に少なかったです。
それでも序盤に日本がチャンスを作れていたのは、技術のある中村、憲剛、遠藤が低い位置でパラグアイのプレスをかわしながらボールを繋いで周りをうまく使っていたからです。
しかし、パラグアイの選手はすぐに修正してきます。
きちんと日本のパスの出所を見極めて、それまでかなり引いていたのですが、プレスを高い位置から厳しくかけるようになりました。
このため、日本は低い位置でボールを繋いで一気にロングボールでの展開という戦術が取りづらくなりました。
ここで日本はフリーランニングして高くなったパラグアイのDFラインの裏を狙う選手がでれば再びリズムを掴むことができたでしょう。
が、なにしろ使われる選手が少ない上に、山瀬も慣れないポジションに戸惑っている感があって機能していませんでしたね。
とはいえ、これも岡田監督の予想していた展開だったため、後半から遠藤に替えて松井を入れます。
山瀬をサイドに出して松井をトップ下に入れるという形でしたね。
これで使われる選手が1枚増えて日本は徐々にリズムを取り戻し始めます。
ただ、基本的にパラグアイは引いて守ってカウンターで、攻撃時もそれ程リスクを負って攻めあがってこなかったので、お互いにミドルシュートがぽつぽつと見られる程度の展開になりました。
パラグアイのゴール前は固かったですからね。
その後はコンディション面を考えて、鈴木、巻、阿部をそれぞれ長谷部、高原、駒野に交替していきます。
そして、本当に得点を取りに言ったのは後半32分に大久保を入れて2トップにしてからです。
そこからはこの試合でもっともいい攻撃ができてはいましたが、肝心のゴール前でのミスが多かったですね。
最大の誤算は高原のコンディションが予想以上に悪かったことでしょう。
しかし、最悪でも引き分けを狙い、それを達成できるという自信は岡田監督にはあったと思います。
戦術面、選手のコンディション面でいろいろなテストを試しながらだったわけですから、よく考えられた選手起用だったと思います。

統括しますと、まずは守備ありきの岡田監督ですから、守備は計算できる出来になっていると思います。
これからは個のレベルアップと連携の向上でより洗練していくという感じでしょうね。
そして、その守備からの素早い攻撃を主にサイドを使って展開していくところでしょう。
ただ、攻撃に関してはまだまだでそれは2試合で1得点、シュート数合計17本という数字が物語っていると思います。
それでも単純なリアクションサッカーを目指すのではなく、ポゼッションからの攻撃というのもチームのバランスによっては十分可能性はあると思います。
あとは運動量がいる戦術ですから、どれだけ動ける時間を90分に近づけていけるかですね。

布陣に見る岡田色
さて、コートジボワール戦のフォーメーションで後述すると言った岡田色ですが、まずパラグアイ戦の最終布陣を見てもらいましょう。
FW:高原、大久保
MF:松井、中村
MF:今野、長谷部
DF:長友、闘莉王、寺田、駒野
GK:楢崎

これはコートジボワール戦のスタメンとほぼ同じです。
同時に得点を取りに行った布陣であるとも言えます。
このことから岡田監督は4-4-2を基本とし、各ポジションに本職、そして明確な役割を求めていることが分かります。
それをポジション別に見ていきたと思います。
・フォワード
まず、求められるのはストライカーであるということです。
しかし、ご存知のように日本にはこの資質を持った選手が非常に少ないです。
該当するのは大久保、ケガがちにも関わらず3年連続で2桁得点をしている前田、そしてコンディションが戻れば高原というところでしょうね。
山瀬をパラグアイ戦であのポジションで使ったのも近年見せているゴール意識の高さと得点力を生かせるのか見たかったのだと思います。
結果は見ての通りでしたけどね。
理想はストライカーであることが前提なわけですが、現段階では付加価値といった感じですね。
それを踏まえてFWのタイプは以下の2つに分かれます。
①:ボールをおさめられるポストタイプ
②:①に組み合わせる選手
まず①ですが、高原、前田、我那覇のような選手で岡田ジャパンでは必須の選手となるでしょう。
そのため、岡田監督も高原、前田の召集には今回こだわりましたよね。
このタイプの選手がいないと前線にボールがおさまらないので、コートジボワール戦のような後ろが苦しい試合展開になりますし、サイドからの展開もやりづらくなりますからね。
実際に2試合ともサイドチェンジはまったくと言っていいほどなかったです。
②は臨機応変、相手に合わせて組み合わせます。
ルーニーのような周りをうまく使って自分もゴールを狙える選手なら大久保、ドリブルなら玉田、裏を狙うなら佐藤、高さなら巻、田代、矢野ということになるでしょう。
・オフェンシブハーフ
パスを出せることは当たり前として、もっとも重要なのはタメを作れることでしょうね。
それに加えて得点力があるのが理想です。
①:ゲームメイカータイプ
②:仕掛けられる選手
③:ダイナモタイプ
①は中村俊輔や遠藤のようなパスを出せる選手ですね。
ただ、遠藤は攻撃的なポジションではあまり使えない選手ですから実はすごく人材不足なポジションなんですよね。
一昔前は中田英寿、小野、小笠原などもっとも優れた選手が集中していたのですが…。
皆、海外に行ってボランチになってしまいましたf(^^;)
②は1対1の局面で仕掛けてチャンスメイクできる選手ですね。
実はサイドアタッカーがいないと言われている日本ですが、松井、山瀬、香川、水野、梅崎がいますし、さらには小川、河野や大竹などおもしろい存在はいっぱいいます。
金崎も非常に楽しみですね。
③は現在の岡田ジャパンでは選ばれてませんが、将来的にはこのタイプの選手が召集される可能性もあると思います。
わかりやく言えば、パク・チソンのような選手です。
現在の日本で言えば羽生なのかもしれませんが、代表レベルの技術力があることが前提ですね。
現在はJ2でプレイしていますが、柏木がもっとも期待できそうです。
オフェンシブハーフは①③が人材不足なら、②と②の組み合わせでもいいと思います。
むしろ海外ではこの組み合わせの方が主流になっていますからね。
現在はあまり①のような司令塔タイプって重宝されませんし、とにかく走れて仕掛けられないとって感じですね。
・ボランチ
現在ボランチがもっとも人材が集中していますから、ここは組み合わせはいろいろあると思います。
基本的には守備のファーストボランチと攻撃的なセカンドボランチの組み合わせでしょうね。
①:守備型
②:展開型
③:移動型
ざっと分けると①は鈴木、今野、②は憲剛、中田浩二、阿部、小笠原、③は長谷部、稲本となります。
ここは前述したようにバリエーションをつけやすいところですから、岡田監督が何を求めるかですね。
まず守備力は絶対でしょうが、前からのアグレッシブな守備を望むなら今野、小笠原、稲本という選択でしょうし、1人を守備専門にするなら鈴木ですね。
基本は①と②、③の組み合わせになるでしょう。
パスの出所は多い方がいいのでこーめいは②の展開型の選手を使った方がいいと思います。
・センターバック
ここは寺田、井川を選出したことで明らかですが、もう高さと強さに尽きますね。
加えてセットプレイでの攻撃力があればいう事なしです。
キリン杯で出場した3人以外では、岩政、そして五輪代表の青山あたりが次候補になりそうですかね。
・サイドバック
ここははっきり言って模索中です。
守備力はもちろん攻撃力も必要ですし、運動量やドリブル、スピードに技術力とすべてにおいて高いレベルのものを要求されます。
長友と篤人は代表でも十分やれますし、これからの伸び代も期待できます。
あとは駒野に安田…、まだまだ人材不足ですね。
ようやく代表に推薦できるレベルまでに成長した新井場、名古屋の阿部が今後からんでくればと思います。

長くなりましたので一旦ここで区切りまして、次回はオシムジャパンと比較した視点からの岡田ジャパン分析をしたいと思います。

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テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

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