鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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岡田監督の呪縛に苦しむ選手たち…の香港戦
中国戦後に遠藤が、「意外性のあるプレイをしないと、相手もなかなか崩せない。言われたことを言われたとおりにやるっていう日本人の悪い癖が出てしまったと思う」と言っていたので、くさびやタメ、ドリブルでの仕掛けやサイドチェンジなどもっと選手たちの自主性が出る試合になるかと思いましたが、コメントをした当の遠藤以外は岡田監督の呪縛にがんじがらめの内容でした。
予想通りボールは圧倒的に保持するのですが、ベネズエラ、中国戦と変わらない攻撃の停滞感が続きましたね。
セットプレイからの闘莉王のヘッドで得点は取れるだろうとは思っていましたが、先取点は前半終了間際、香港DFの痛恨のミスから玉田でした。
追加点が闘莉王の頭からでしたね。
どちらもコーナーキックからで闘莉王が直接決めたものと、闘莉王の頭から混戦になって玉田が押し込んだゴールでした。
いずれにせよ、岡田監督の言う日本らしいサッカーからは得点が生まれませんでした。
この日本らしいサッカーというのは、北京五輪のときに反町監督も再三言ってましたね。
しかし、ついぞその日本らしいサッカーはお目見えすることなく3連敗で幕を閉じてしまいました。
岡田監督の言う日本らしいサッカーというのは、以前からコンセプトとして挙げられていた選手間の距離を短くして、ワンタッチ、ツータッチのパスをテンポよく連続して繋いで相手のDFに穴を作り、そこを突くというものなんでしょう。
実際に練習もワンタッチ限定のメニューをよくやってますからね。
前回、パスにメッセージ、気持ちがこもってないことが問題だと書きましたが、その原因が選手たちがこのコンセプトにがんじがらめになっているからです。
香港戦(ベネズエラ、中国戦もですが)を観て、パスミスが多い、リズムが同じという印象を持った人が多いと思います。
それを岡田監督もはじめ、コンディションがまだよくないからと考えてる人が多いようですが、実はツータッチ制限でプレイしているからです。
本当に監督からツータッチ制限の命令が出ていたかは知りませんが、フィールドプレイヤー全員がトラップ(ワンタッチ目)でボールを止めて、パス(ツータッチ目)でボールを出すという単純作業を繰り返していました。
いちいち計算してないですが香港戦なんてツータッチだけでも7割くらい、3タッチ以上したプレイなんて1割に満たないんじゃないですかね。
後ろの選手ですら、スペースにボールを運ぶってことをまったくしてないんです。
だからトラップした場所の近くに選手がいなければパスの出しどころを探すことになりますし、選手間の距離、ポジショニングが悪いのに強引に出そうとして本来パスのうまい小笠原や中村、遠藤らにもミスが多発していました。
パスを出すタイミングが完全に出し手主導なので、受け手と出し手の意識があってない場面も多くみられましたね。
こんな選手も戸惑ってパスを出している状況ですから、パスにメッセージや気持ちがこもってないのも当たり前です。
サイドチェンジなどの長いボールも通常はスペースにドリブルもしくはボールをこねてコントロールして出すわけで、全部ダイレクトやツータッチで出すのは不可能ですからこれが大きな展開がない原因ですね。
ミドルシュートも同様ですし、数少ないカウンターのチャンスもドリブルではなく、ショートパスの連続でボールを運ぼうとするので相手ゴール前に素早くボールを持っていくこともできません。
唯一前半5分にカウンターがいいところまで形となりましたが、これは遠藤がドリブルでボールを運んでいるからです。
くさびのボールにしてももともとポストプレイが得意ではないFWばかりの上、それもダイレクトやツータッチではたこうとしていたので、全然繋がらないですし当然タメもできず高い位置で起点にはなりませんでした。
パスが繋がる場面もトラップ、パス、トラップ、パスの連続なのですごくワンパターンで相手も守りやすいんですよね。
これがパスミスが多かったことと、リズムが同じという現象を生んだわけです。
分厚い攻めをするなら後半はじめに闘莉王が左サイドのペナルティエリア角でフェイントでドリブルを仕掛ける意識を見せ、そのタメを利用して外を駒野がオーバーラップするというシーンを増やすべきだと思うのですが、岡田ジャパンはワンタッチ、ツータッチでショートパスを繋いでっていう意識ばかりでタメっていう概念がないんですよね。
しかもこの香港戦では特にツータッチという意識が顕著でしたね。
タメというのは一種のスイッチで、それを合図に周りの選手が効果的な動きをできるわけです。
それがないということはパスの受け手がパスを受け取る瞬間、もしくはトラップした瞬間には周りの選手がパスをもらえる距離とポジションを取っておかないと繋がらないわけで、しかもこれを少なくとも3人は連動してやらないといけないわけで攻撃の基本に据えるのは不可能ですよ。
アーセナルやバルセロナだって華麗なパスワークで相手を崩しますが、必ずその流れの中には体を張ってボールをキープする、スペースにボールを運ぶ、ドリブルで仕掛けるなどして時間を作って、その間に周りの選手が動いてるわけです。
アデバヨールが抜けてケガをする前まで4-3-3のCFを務めていたファン・ペルシーがどれだけ体を張ってペナルティエリア内でボールをキープして時間を作っていたか。
ワンタッチ、ツータッチでボールを繋いでっていうシーンは高い技術と本当に選手たちのインスピレーションがシンクロしたときに生まれるもので、今の日本代表はそれを常時しようとしてるんですよね。
90分ハイプレス同様に現実的なものではないと思いますが…。
選手感の距離をもっと縮めればまだ繋がりやすくはなりますが、その割にはDFラインと前線をコンパクトに保つっていうことに岡田監督は気を遣ってないのが不思議です。
稲本が入って遠藤が前に行ってからいい攻撃ができるようになった」と言ってるのも見当はずれだと思います。
後半に小笠原がボランチに入ってパスを散らす負担が減った遠藤が、香港選手の動きが落ちたのも手伝ってドリブルでボールを前に運ぶようになりました。
それで前線との距離が縮んで、FWに当てたボールをダイレクトで中盤の選手が前を向いたまま受け取れるようになったから攻撃にリズムが出始めたわけです。
だから厳密に言えば平山が入ったことも日本の攻撃がよくなった直接の原因ではないわけです。
つまり、ツータッチ制限を辞めてボールを運ぶことで選手間の距離を縮めたことによって攻撃のリズムに変化が出てきたのです。
その後は闘莉王や途中から入った香川もドリブルしてましたし、高い位置でダイレクトプレイの連続でサイドから崩して平山が惜しいシーンまで行きました。
日本の攻撃のパターンが変わり、香港選手も疲労が出ていたので対処に後手を踏むようになっていましたね。
平山に関して言えば、ポストプレイがすごくうまいってわけではないですし、中国戦ではDFのプレッシャーに簡単にころころ転ばされて、香港戦もシュートまでは行けず潰されていました。
これではこの先多くを期待するのは厳しいかなと思います。
それと思い出してほしいのはこれまでもダイレクトプレイで細かいパスを繋いでゴール前に迫るシーンはありましたが、得点には全く繋がってないんですよね。
香港相手なので平山がシュート直前まで行きましたが、中国やベネズエラ相手では途中でカットされたりミスが出たりでシュートまでも持っていけなかったわけですから。
昨年まではここまで極端ではなかったと思うのですが、ツータッチ制限のようなサッカーには岡田監督のどんな意図があるのでしょうかね。
いくつか理由を考えてみたのですが、「韓国戦もやることは一緒です」というコメントからもやはりワンタッチ、ツータッチパスの連続で極力フィジカルコンタクトを無くして攻めるというのが岡田監督の目指す日本らしいサッカーなのでしょう。
小笠原、遠藤、中村、FWにしては足下がうまくパスも出せる玉田や大久保を好んで起用する理由もそこにあるんでしょうね。
こう考えると平山やドリブルが得意な金崎や香川をスタメンで使わないのも分かる気がします。
ただ、このサッカーで小笠原が必要なのかというとはなはだ疑問です。
小笠原はW中村や遠藤よりもフィジカルコンタクトを厭わない選手ですからね。
その特徴を必要としないサッカーなら小笠原も必要ないと思います。
小笠原のコメントからも分かるように明らかに今の日本代表に足りないプレイを分かっていながら、遠慮してコンセプトを忠実にこなすようにしてますし、窮屈な思いしてるんじゃないでしょうか。
もし岡田監督が本気でこのサッカーで勝とうと思っているなら、今からでも監督を代えた方が確実に日本代表は強くなりますよ。
確かにその日本らしいサッカーで、日本代表は体力と運動量がある前半20分あたりまではチャンスを作ることもあります。
ですが、すでに書いたように得点までは至っていません。
それに運動量と体力が落ちると当然プレイの精度も落ちてきます。
これも当然ですが、それはダイレクトやツータッチのプレイに顕著な影響を及ぼします。
しかも、前述したようにリズムも攻撃もワンパターンなので相手も守り慣れてしまうんですよね。
もっとコンパクトにすることと、タメを作る攻撃を基本に今のワンタッチ、ツータッチの攻撃を織り交ぜていけばかなり効果があると思うんですけどね。
いやはや、韓国戦はどうなることか。
とは言え、こーめいは岡田監督消極的支持派ですから、きっと韓国戦では小気味いいパス回しから大量得点で勝って優勝してくれるのだろうと楽しみにしてますよ。
中国に敗北した韓国も横パスばかりで縦への仕掛けは単発のロングボールかドリブルでの仕掛けくらいだそうで、日本と現状は似てるのかもしれません。
意外といい勝負になるかもしれませんね。

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テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

香港戦をテレビで流しつつ、バルセロナの試合をパソコンで同時に見ていました。
結果個人的に思ったことは、まずトラップから前を向くスピードの遅さ。というかトラップが下手だ。パスボールが来るのを待ってるのが代表。パスを効果的な位置にとりに行くのが、シャビ・イニエスタ。周りの選手は、シャビ・イニが振り向いてすぐパスの出せる位置、またはおとりとしての動き出しが早い早い。
んで、日本代表がトラップからの攻めが遅い理由として、オシムの言っていた“考えて走る”を変な方向に理解しているからではないでしょうか?オシムの言わんとしていることは、正確には“その瞬間に走れるように考えておく”だと思います。
つまり、考えながら走っていたら遅い。パサーの能力、その場の体制、を瞬間的に判断して走る。サッカーの試合での決め事は最低限ポジションやフォーションだけで十分だと思います。この前の試合では、効果的なサイドチェンジが目標の一つとしてなっていたせいで、サイドチェンジしたら満足。という感じがしました。しかし相手は香港。ワールドカップではそんな決め事は通用しません。サイドチェンジはゴールをするための手順の一つです。本番は決め事はなく、ただゴールへ向かう動きの早さを期待します。
以上長文でした。
【2010/02/13 13:33】 URL | マリノスケンタロウ #- [ 編集]

マリノスケンタロウさんへ
コメントありがとうございます。
日本代表はサッカーという競技から、新しいビルドアップという競技を作ろうとしてるんじゃないですか(^^;)
【2010/02/16 19:04】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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