鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
08 | 2017/09 | 10
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ザックジャパン予想外の船出…のアルゼンチン戦
結果
キリンチャレンジ
日本代表1-0アルゼンチン代表
[得点者]
岡崎慎司
[フォーメーション]
FW:森本
MF:香川、本田、岡崎
MF:遠藤、長谷部
DF:長友、栗原、今野、篤人
GK:川島


試合の感想
悪癖と縦パス、そして右サイド
立ち上がりは両チームともバタバタしていましたね。
日本は栗原のミスからよもやというシーンがあり、アルゼンチンもパスミスが多くボールがおさまらない場面が多かったです。
この時点でアルゼンチンの選手のコンディションはあまりよくないのだろうと感じましたが、それを抜きにしても日本の試合内容はよかったですね。
この試合はザッケローニ監督がやりたいことがいくつか見られればと思っていたのですが、攻守においてそれはもちろんのこと結果もついて来て、日本代表の成長、これまでの経験が生かされていると思える試合でした。
日本は立ち上がりの栗原のミスから失点せずに済み、逆にアルゼンチンはパスミスが多かったので日本が主導権を握れましたね。
ただ、日本人の悪い癖が顔を出してしまいました。
ザッケローニ監督から手数をかけるなという指示が出ていたため、序盤はDFラインの裏を狙う縦パスばかり目立ちました。
日本は左サイドにボールの持てる遠藤、香川+トップ下の本田がいたのでそちらでゲームを作ることが多くなっていました。
アルゼンチンも左サイドバックのエインセ、中盤のカンビアッソらが中央に絞る傾向があったので右サイドには大きなスペースがあり、篤人が何度もボールを呼んでいたのですが遠藤らは監督の指示に忠実に手数をかけずに縦を狙っていましたね。
しかし、ザッケローニ監督の右サイドを使えという指示でようやくワイドなサッカーが出始めます。
実際に篤人のクロスから岡崎の決定機がありましたし、先制点となったゴールも右サイドに展開してからでしたからね。

ポジショニングと1対1
ザッケローニ監督のやりたいことを見ると、選手のオフザボールのポジショニングや守備での1対1の対応に変化があったと思います。
日本の選手は育成年代で適正な試合数(年間30試合ほどのリーグ戦)を経験しないので、けっこうプロになってもポジショニングがいい加減な選手が多いです。
運動量はあるのですが、そこに走ってもボールは出せないよっていうところにポジショニングしてしまうんですよね。
この試合では、アルゼンチンのプレスがかからないところへの動き出し、パス出しというのが出し手も受け手もよくできていました。
ですからくさびのボールもよく通ってましたし、前を向いてのプレイも多くできていました。
守備では後ろのことは気にするなという指示が出ていたせいか、1対1は絶対に負けないという意識、迫力が出ていたと思います。
岡田監督は1+1=3になるような守備(実際は4+5=10)を目指し数的優位を作るようにしていましたが、この試合では1対1の局面でも積極的にボールを奪いに行けていましたよね。
ただ、1対1だけでなく組織的な守備においてもダイアゴナル(イタリア語ではディアゴナーレ)のポジションが取れていました。
戦術変更する前の岡田ジャパンでは、この基礎がめちゃくちゃで両サイドバックがやたら高い位置を取っていましたから。
また、ダブルマーク(挟み込み)でのボール奪取する場面が多く距離感が適正でしたね。
そして、南アフリカW杯でビエルサ監督率いるチリが見せていたようなサイドに追い込む連動したプレスも時おり見られました。
この辺りはまだまだの部分もあり、これから精度や連携を高めていくのでしょう。
メッシのドリブルを止めるのは苦労しましたが、全体的にはいい守備ができていたと言えます。
その結果、アルゼンチンは組織的な攻撃ができずに南アフリカW杯のドイツ戦のように個に頼ったプレイに終始するしかなかったですね。
アルゼンチンの地元紙が、「チームとしてまとまっていない。一歩後退した」と評していたのはそういうことでしょう。

南アフリカの経験
後半になるとアルゼンチンの圧力に守備の時間が増え、終盤になるとより攻撃に人数をかけて来られて押し込まれます。
こうなって来ると日本は人数をかけてひたすら守るという感じになったのですが、それにしてもアルゼンチンはスペースのないところでもボールを細かく繋いでチャンスを作って来ますね。
何度か危ないシーンを作られるのですが、この辺りは南アフリカでの戦い方が生きた守備ができてかなと思います。
なかなか南アフリカで見せたような守備ばかりの戦いではそれ以上の進歩は望めませんが、この試合のように先制して終盤に守るという展開に限っては有効ですよね。
ただ、後半に入った前田がシュート3本を放っていることを考えても守りの時間が多くなりながらも、ゴールチャンスは作っていましたからね。
篤人のクロスから前田のヘディングシュートがあったようにあの展開で前線に高さがあると攻撃の芽も出てきます。
カウンターからのあの前田の決定機を決められるようになったらかなり大きいですね。
スターティングメンバーのバランスや交替選手の使い方も理にかなっていてよかったと思います。

アルゼンチン代表の実力
ザッケローニ監督がスペインと並ぶ強豪国と言っていましたが、アルゼンチンの実力は今さら言うまでもないでしょう。
しかし、バティスタ監督が試合後にコメントしていたように、選手たちには時差ボケや疲労があったのは確かですね。
それは試合の動きやインテル組(Dミリートとカンビアッソ)が負傷交替したことからも明らかです。
もともと来日するはずだったサネッティやアグエロも直前で離脱したこともそうですが、W杯イヤーはどうしても負担が大きくなってケガが多くなりますよね。
ただ、アルゼンチンは現在暫定代表監督となっています。
これは代表監督の選出においてちょっと変わったやり方をしているからです。
年内には決定する意向のようですが、アルゼンチンの指導者にレポート(強化構想など)を提出してもらってそれに全部目を通してその中から決めるという方法をとっています。
この方法は過去にユース年代でやっており、その時選出されたのが日本代表候補としても名前が挙がったペケルマンです。
その成果はご存じの通りです。
それをフル代表でもやろうということなんですよね。
もちろんバティスタ暫定監督も有力候補の一人です。
しかし、国民にはビアンチ待望論が強く、最近になって仲の悪かったグロンドーナサッカー協会会長らとの歩み寄りもあって代表監督に就任する可能性も高いです。
そのため、バティスタ暫定監督も国民受けがいい選手選考をしつつ内容も結果も求められるような試合をしていかなければなりませんでした。
だからこその本気メンバーでの来日であり、アルゼンチンの選手も本気で勝ちに来ていたと思います。
ただ、ちょっとコンディションが悪くて気持ちは入っているけど体が動かないという状態ではありましたけどね。
それでも、これまでなら調子の悪い格上相手の対戦でも終盤に失点して負けたり追いつかれたりというのが常でした。
攻守に随所にいい内容を見せながらの勝利ですから、予想外の素晴らしい船出と言えると思います。
これだけ1対1でも戦えれば次の韓国戦でも、アウェイとはいえ日本優位に試合を進められるのではと期待しています。
ていうか、日本も五輪代表以下のカテゴリーではレポートを提出してもらって、チーム作りや育成に確固たる考えのある人物を監督にすればいいと思いますけどね。

【関連記事】
ザッケローニは日本代表監督に適しているのか

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿
以下の事項にあてはまると管理人が判断した場合、削除・コメント禁止とさせていただく場合があります。
1.記事・コメントの主旨を踏まえない単なる誹謗中傷。
2.記事、それまでのコメントをきちんと読んでいないと判断される反論・異論コメント。
(※よく読んで、調べて、考えてからお願いします)
3.根拠・一貫性のない主張の過度の押し付け。
4.同じ主旨の質問・議論の繰り返しとなるコメント。
5.意味のないもの、管理人から見て不快なもの。














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://kashimablogetc.blog55.fc2.com/tb.php/753-b08f0e18
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

プロフィール

こーめい軍師

Author:こーめい軍師
J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

リンクはご自由にどうぞ(≧∇≦)

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

秋春制反対の方は署名にご協力ください。 ↓携帯の方はこちらからお願いします。 http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=99

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する