鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第27節】本山出陣、布陣変更…の横浜FM戦
結果
10月24日(日) 2010 J1リーグ戦 第27節
鹿島2-0横浜FM(16:00/カシマ/22,973人)
[得点者]
36' 興梠慎三⑦(鹿島)←本山雅志
39' 興梠慎三⑧(鹿島)←本山雅志

[フォーメーション]
FW:興梠
MF:ガブリエル、本山、野沢
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
サッカーの基本と醍醐味
鹿島はマルキーニョスが出場停止のため、本山をトップ下に置く4-2-3-1でした。
普段やり慣れていない布陣ということもあって、先週は紅白戦を3日連続でしたそうですが、前回のエントリー(きれない鹿島にきれそうなサポーター…の湘南戦)で今のメンバーでは4-2-2-2は機能しない、そして本山がスタメンに戻って来れば…と書いたこーめいにとってはこちらの布陣の方が機能すると思っていました。
それに対して横浜は中盤がフラットの4-4-2でしたので、フォーメーション自体の相性もよかったですね。
立ち上がりこそどちらもボールが落ちつかず中盤の攻防が多くなっていましたが、本山のサイドチェンジをきっかけに初めて鹿島がいい形で横浜FMのゴール前まで迫ります。
その流れでPKをもらえたのはラッキーというか、あまりにW杯主審の西村レフェリーの判定が酷かったです。
田中がイバを引っ張って止めたという判定でしょうが、パスをイバがコントロールしていたわけでも、通っていたわけでもないですからね。
おそらくあれをファウルと思ったのは、スタジアムにいた人の中でも西村レフェリーだけでしょう。
しかし、このPKは小笠原が止められてしまいます。
これまで得点力不足で勝ちきれない鹿島としては嫌な雰囲気もあったのですが、徐々に新布陣の4-2-3-1が機能し始めましたね。
守備では中盤の3枚がしっかブロックを作ってパスコースを限定していましたから、横浜FMの選手のパスミスを誘発しました。
攻撃では選手間の距離が時間が経つにつれ短くなって狭い範囲でボールを回すことができるようになりました。
そのためボールを奪ってからのカウンター、パス回しからの攻撃でチャンスを作りかけていました。
そして、36分に本山がバイタルエリアでジウトンからのパスを受け、ヒールで興梠に出します。
前へ抜けた興梠は落ちついてGKをかわすループシュートで待望の先制点を入れます。
これまで追加点を奪うことができずに勝ち点を落として来た鹿島ですが、その3分後に今度は小笠原の縦パスを本山が再びヒールで流します。
それを受けた興梠が念願の2点目を奪います。
この興梠の2得点を演出した本山のプレイにはサッカーの基本と醍醐味が凝縮されていましたね。
1点目も2点目も同じような形ですが、より分かりやすい1点目をクローズアップすると本山のポジショニングがものすごくいいことが分かります。
ジウトンが前を向いてボールを持っていたのですが、本山はこの時山瀬、小椋、天野の三角形の中心にポジションを取っています。
それから本山はジウトンから離れる動きをします。
これはジウトンの前にスペースがあってボールを持ちあがれるという判断があったのですが、きちんとジウトンからグラウンダーのパスを受け取れる(つまり自分とボールを持った味方選手との間に相手の選手が入らない)よう移動しています。
そして、移動した先は小椋、天野、松田の作る三角形の中心です。
どうして三角形の中心にポジションするかというと、そこが一番相手のプレッシャーを受けるまでの時間を稼げるからです。
本山はトラップしてヒールパスを出しましたが、その間に小椋が距離を詰めて来ていました。
当然、ポジショニングが悪いと相手のプレスに合って思うようにプレイできなくなっていた可能性もあるわけです。
ボールをもらう前に本山はよく首を振って周囲を確認してしますが、これは興梠の位置を確認しているだけでなく、きちんと横浜FMの選手の位置も確認してどこでボールを受ければ自分にとって有利かを考えてポジションを取っているわけです。
また、3人の中心でボールを受けることで横浜FMの選手は誰が本山にプレッシャーをかけにいくか曖昧になっていましたよね。
そしてジウトンの何気ないパスも早くて素晴らしく、それをなんなくトラップする本山の技術、その後の前(攻撃)を意識したプレイ。
ポジションニングを含めてこれこそサッカーの基本であり、今の鹿島に足りないものです。
特にマルキーニョスのようにフィジカルの強さでボールをキープできない野沢、ガブリエルは見習ってほしいところです。
というか、鹿島の選手だけでなくこのプレイができるようになれば日本のサッカーは格段にレベルが上がりますよ。
さらに本山らしいヒールパスでのお膳立ては、観る者を魅了するサッカーの醍醐味と言えますね。

興梠復活の理由
これまで得点を取れずに苦しんでいた興梠が2得点。
これにもきちんとした理由があります。
興梠のゴールは100%と言っていいほど、ペナルティエリア内でのシュートから生まれています。
それはスルーパスに反応して縦に抜け出したり、サイドからのクロスにゴール前に飛び込んで合わせるという形が多いです。
現に昨季終盤は小笠原とのホットラインでゴールを量産していた興梠ですが、今季は小笠原があまり高い位置でプレイできていません。
これはもちろん小笠原自身の調子がよくないというのもありますが、やはり前線で起点ができないのでいい形で上がっていけないという状態が続いていた影響が大きいです。
前線でボールをおさめてくれないとボランチもサイドバックも上がっていけないですし、そもそも湘南戦などは野沢、ガブリエルのポジショニングが悪いため、後ろからパスを出すのも四苦八苦でボールを持ってパスコースを探す時間が多くなり、最優先でプレッシャーをかけられていましたからね。
この試合では前線でボールをキープできていたため、小笠原も後半の立ち上がりや2点目の縦パスを出したシーンなど、前線に上がっていく時間、プレスを受けずに前を向いてボールを持てるシーンがありました。
そして何より本山がペナルティエリアの近くでボールを受けてパスの起点になれていましたからね。
要するに興梠は高い位置で起点となり、鋭いスルーパスを出してくれる選手がいるとそのスピードを生かしたDFライン裏への動き出しが生きて得点力がアップするということです。

新布陣の試行錯誤
後半になっても興梠、本山にボールがおさまっていたので引き続き鹿島がペースを握ります。
しかし、横浜FMも59分に選手交替をして布陣を変更して来てから勢いが出て来ます。
鹿島は運動量が落ち始め、本山もまだケガを抱えて万全ではないということで64分に遠藤と交替します。
この遠藤の使い方がよくなかったですね。
左から遠藤、野沢、ガブリエルという並びになったのですが、遠藤は左サイドに入るとタッチライン際でのプレイが多くなり非常に窮屈そうです。
スピードのあるサイドハーフというタイプではないので、右サイドに置いて中に切り込ませるかトップ下に置いた方が生きます。
それはこの日打った2本のシュートシーンを見ても確実でしょう。
途中から右サイドや真ん中にポジションを取っていたのが誰の指示なのか、自分の判断だったのかは分かりませんが、明らかに左サイドよりプレイしやすそうでしたね。
左サイドバックがジウトンということを考えてもその前にはガブリエルを置いた方が守備も安定すると思います。
それから野沢のトップ下よりも青木を投入して小笠原を1つ上げた方が機能していましたね。
この辺りは攻守のバランスや選手のプレイスタイルを考えれば自ずと答えが出ると思いますが、オリヴェイラ監督も慣れない布陣で試行錯誤といったところなのでしょう。
前日に名古屋が勝利していましたが、鹿島もきっちり勝利しました。
これからの選手起用によっては、名古屋猛追の可能性を感じさせる内容でしたね。

4-2-2-2か、4-2-3-1か
マルキーニョスの出場停止からこの試合では布陣変更をして挑んだわけですが、次節から4-2-2-2と4-2-3-1のどちらでいくかによって、これからの鹿島の成績に大きな影響を及ぼしそうです。
こーめいは前回に書いたように今の鹿島では4-2-2-2は機能しづらいと思います。
本山とマルキーニョスがいれば機能するでしょう(実際に昨季までは機能していた)が、オリヴェイラ監督が守備の負担を減らしたかったということで本山をトップ下起用したこと、ケガで早い時間で交替したことを考えるとコンディションはまだまだ万全とは言えない状態なのでしょう。
そんな状態では攻守に運動量を要求される4-2-2-2のオフェンシブハーフをやるのは難しいでしょうね。
もしどうしても4-2-2-2でやるなら、守備で走れるガブリエルと組ませる(つまり昨季まで本山がやっていた仕事をさせる)ことで本山の負担を減らして、なるべく高い位置でこの試合のように起点となってもらうしかないと思います。
それでも本山は時間制限の起用になるでしょうから、なかなか厳しいでしょうね。
それならマルキーニョスか興梠を1トップ、トップ下に本山(途中から遠藤か小笠原)という布陣がいいと思います。
1トップならマルキーニョスか興梠をベンチに置いてスーパーサブにすることもできますからね。
横浜FM戦でうまく行ったからといってこれからも機能するとは限らないですが、守備面を考えても4-2-3-1の方が格段にやりやすいはずです。
この布陣ならガブリエルと野沢がサイドに開いても問題ない(というよりサイドハーフなのでワイドに開く動きは重要)ですし、1トップで中央が薄くなりますがもともとゴール前に飛び込んでいく動きは二人とも得意なのでより生かしやすいと思います。
攻撃に関しても4-2-2-2より格段に4-2-3-1の方が(中盤の人数が多いからではなく4-3-3でも4-2-2-2よりは)パスが繋ぎやすいですからね。
練習を重ねて連携も上がって行けば、今の鹿島なら4-2-2-2よりは結果を出して行けると思います。
状況は違いますが、4-2-3-1のフォーメーションでのメンバーは以前のエントリー(不振脱出のための分かりやすいサッカー)で書いてあるのでそちらも読んでみてください。
欲を言えばやはりトップ下に加えて両サイドハーフのどちらかでもうちょっとボールがおさまる選手を起用したいところです。
いずれにせよ名古屋戦の記事で本山がいてくれたらJリーグ4連覇は狙っていけそうだと書きましたが、背番号10のコンディションが鍵となっていきそうです。
オリヴェイラ監督はどういった判断をくだすのでしょうね。

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