鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第28節】直接対決まで喰らいつけず…の新潟戦
結果
10月31日(日) 2010 J1リーグ戦 第28節
新潟2-1鹿島(17:00/東北電ス/30,130人)
[得点者]
48' マルシオリシャルデス(新潟)
60' 新井場徹(鹿島)←野沢拓也
90'+1 本間勲(新潟)

[フォーメーション]
FW:マルキーニョス
MF:ガブリエル、本山、興梠
MF:中田、小笠原
DF:ジウトン、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
これは4-2-3-1ではない
木曜日の練習では4-2-2-2でやっていたので、M・リシャルデスとチョ・ヨンチョルらがいる新潟の中盤に対抗できるか心配だったのですが、金曜日からは4-2-3-1で練習していましたね。
こーめいは4-2-3-1の方が機能すると思っていたので期待していたのですが、ただ、「前線の選手がポジションチェンジをしてやっていく」という興梠の言葉が気になっていました。
試合が始まってすぐにその不安が現実になって表れていましたね。
フォーメーションというのは必ずどれもメリットとデメリットがあって、まず所属する選手で機能させることができる布陣を選択することが大前提ですが、その上でそのフォーメーションのメリットを最大限に生かす戦い方をしなければなりません。
うーん、オリヴェイラ監督はフォーメーションの特性を理解してないんですよね。
普段鹿島が使用している4-2-2-2は、2トップの近くでオフェンシブハーフがプレイするため中央からのコンビネーションが多くなります。
機能すれば実に多彩な攻撃が可能で、守る方は対処しにくくなります。
また、前線の選手が中央にポジションを取るためポジションチェンジも容易です。
しかし、パスコースを確保しづらく前線でタメを作ってサイドバックが上がって行かなければサイドからの攻撃はしづらくなります。
守りに関してもオフェンシブハーフをボールホルダーの後ろまで戻さないと数的不利になる場面も多くなるので、非常に運動量を要求されます。
このシステムにはオフェンシブハーフにトップレベルのタイプが異なる選手が必須となり、攻守において機能させるには難しいフォーメーションと言えます。
この4-2-2-2に近かったフォーメーションで、オフェンシブハーフにトップレベルのタイプが異なる選手を擁していたのはジダンとフィーゴがいたRマドリーですよね。
現在、欧州の主要クラブで4-2-2-2を使っているクラブはほとんどなく、昨季のシャフタール・ドネツクとサンプドリア、今季のユベントスがもっとも近い形でやっていると言えます。
しかし、ウクライナのシャフタール・ドネツクは前線をブラジル人で固めていましたし、昨季のサンプドリアと今季のユベントスはいずれもデル・ネーリ監督が指揮しています。
そして、デル・ネーリ監督は4-2-2-2を機能させるために必ずオフェンシブハーフにはレギュラークラスの選手を4人(クラシッチ、ペペ、マルティネス、ランザファーメ)揃えるように要求していますし、ほとんどの試合で3枚の交替カードのうち2つをオフェンシブハーフで切ります。
そこにはきちんと4-2-2-2が機能する理由があり、そのフォーメーションが機能するように監督は采配しているわけです。
これまでの鹿島はというと、ジーコから始まりレオナルド、ビスマルク、本山、小笠原、増田忠俊などそれこそ代表クラスのタイプの違う選手が攻撃的な中盤を担っていました。
今の鹿島の野沢とガブリエルはタイプが同じで、サイドに張ったりDFの裏を狙う動きが多いのでパスコースが非常に限られます。
サイドハーフならサイドに張ってもいい(イングランドにはサイドハーフを置く中盤がフラットな4-4-2は多く利用されている)ですが、野沢もガブリエルもドリブル突破できるわけではないですし、前線でタメが作れないのでサイドバックの攻撃参加も少なくなってきています。
鹿島全体で見ても代表クラスの選手が少なくなって来ていますし、近年ではACLもあって過密日程や移動の負担で4-2-2-2のフォーメーションを機能させるのは難しくなっていると言えます。

これに対して横浜FM戦から採用された4-2-3-1は、選手の配置を考えても分かるようにピッチ上に多くの三角形ができるのでパスを回しやすいです。
中盤の人数も多いのでゲームを支配しやすいですし、トップ下とサイドハーフがいるので中央からの攻撃もピッチをワイドに使った攻撃もできます。
だから、4-2-2-2のように頻繁に前線の選手がポジションチェンジをする必要がないんですよ。
この試合ではガブリエルと興梠がポジションを左右頻繁に変わったり、本山がサイドにポジションを取ることが多かったです。
これでは味方の選手がどの位置にいるか分からないですし、正しいポジションも取れないのでパスも繋がらないですよ。
正しいポジションというのは前回に書いた相手DFの中間のスペースです。
1トップなのでゴール前が薄くなるという欠点はありますが、まず選手が正しいポジションでボールを受けて、それによってできたスペースに他の選手が走り込むっていうのが4-2-3-1の攻撃です。
また、サイドの選手はワイドに開いて相手の守備陣を広げて中央からの攻撃をしやすくすることも大事となって来ます。
守備でも横浜FM戦でできていたような中盤の3人でブロックを作ってパスコースを限定してボールを奪うということもできていませんでしたからね。
あれだけ前線の選手がポジションを移動してフォーメーションを崩していれば、4-2-3-1でやっている意味がまったくないので機能しないのも当たり前です。
結局前半はほとんどチャンスも作れず、もっとも可能性を感じたのはトップ下に位置した本山が興梠にスルーパスを出した場面くらいです。
つまり、流動的な前線の動きの中でたまたまきちんと4-2-3-1の布陣が取れていたときでした。

4-2-2-2の可能性
後半に入ってからは本山に替えて野沢を入れ、いつもの4-2-2-2にします。
しかし、普段から機能してない布陣ですからチャンスはそれほど作れずシュートはあれども遠目からのものが多かったですね。
失点、得点はいずれもシュートが素晴らしかったです。
ただ、失点シーンで言えば横浜FM戦のように4-2-3-1できちんと守れていればあんなに簡単にくさびのボールを入れられたりはしなかったですね。
得点シーンは普段から利き足でもまず枠に行かない新井場の左足シュートが綺麗に決まりました。
逆足で蹴った方が変に力が入らずに綺麗に蹴れることがあるので、そういう感じだったのでしょう。
あまりに素晴らしいシュートでの同点ゴールだったので、鹿島の勝負強さが発揮されるかなと思いました。
さらに残り10分を切って遠藤をこーめいのリクエスト通り右サイドに入れてくれたので、逆転ゴールを期待したのですが、野沢のシュートに詰めた大迫というシーンが一番の決定機でしたね。
後半から4-2-2-2にしたのですが、明らかに初めの35分より遠藤が入った後の10分弱の方がいい攻撃ができていました。
そして、やはり遠藤は右サイドに置いた方が機能します。
大迫の決定機を生んだのも遠藤からのプレイでしたし、その前にもマルキーニョスにスルーパスを通していましたからね。
あれだけペナルティエリア付近でボールをキープしてDFを引きつけてくれたら野沢の良さも生きますから。
昨季まではこういう仕事は本山やダニーロがやっていたんですよね。
それをガブリエルと野沢を同時起用するので、どちらも持ち味を出せずに4-2-2-2が機能しなくなるんです。
これもオリヴェイラ監督がフォーメーションの特性を理解していない証拠ですよね。
それでこーめいも分かったのですが、オリヴェイラ監督が固定メンバーで戦う理由はそこにあるんだと思います。
どのフォーメーションにどういう特性があってどういう選手を起用すればいいか理解してないから、選手を積極的に変えることができないわけです。
自分が理解できてないことはできないですからね。
ロスタイムにはどうしても勝たなければいけない鹿島の選手の気持ちが前に行っていたため、守備に隙ができてゴールを奪われてしまいました。
残り10分を切って遠藤を入れたということはパワープレイの選択を捨てたということですから、もはや勝ち越されたら万事休すでしたね。
鹿島は引き分けではどうにもならないのですから、本来なら遠藤をもっと早く入れて10分を切ったところでパワープレイに行くべきです。
まだ優勝の可能性が消えたわけではないですが、試合後には選手の間にも終戦の雰囲気が漂っていましたね。
名古屋も調子を落としていただけに直接対決までは勝ち点差を開かせないようにしたかったです。
理想はもちろん優勝ですが、名古屋に勝利して2位のクラブに2敗したのに優勝かよって負け惜しみを言うのが現実的な目標かなと…(笑)

オリヴェイラ監督続投か?
すでに来季もオリヴェイラ監督続投で話し合いが行われているようですが、レオナルドやC大阪のクルピ監督にオファーをして断られてからでもいいと思います。
ブラジル人はジーコもそうでしたが、戦術に疎くマネージメント力が低い監督が多いですよね。
それがあれだけ世界で活躍している選手を出しながら、欧州や代表(ブラジル以外)で成功したブラジル人監督がいない主原因だとこーめいは思います。
ルシェンブルゴはRマドリーで、パレイラはバレンシアで失敗しましたし、ラザローニやリカルド・ゴメスもそれなりの結果は残しましたが成功したとは言い難いです。
フェリポンは戦術にも長けており、第一人者と言えるかもしれませんがチェルシーではマネージメント力の低さを問題視されて解任されました。
ブラジル人がたくさんいればいいチームを作る印象はあるんですけどね。
来季はプラチナ世代が入団するため、オリヴェイラ監督とは「若手とベテランの融合」を前提に続投の話し合いがされているようです。
しかし、戦術やマネージメント力の問題についても熟考してからフロントには判断してほしいですね。
こーめいはこれまでも言っているようにオリヴェイラ監督でもいいと思いますし、若手(ローテーション含めて)を積極的に使っていくこと前提なら1年任せてみてもいいと思います。
しかし、そのことはすでに去年からこーめいが言っていることで、フロントはやることが1年遅いですよね。
きちんと現状を把握して問題点を洗い出し、将来にどうなるか把握していれば今年の惨状はなかったはずです。
これもすでに昨年から言っていますが、ACL優勝を狙うならマルシオ・リシャルデスのような攻撃的MFを獲得するべきです。
そういう意味では香川や金崎を獲得しに行ったのは間違いではなかったのですが。
オリヴェイラ監督続投なら、4-2-2-2を機能させることができるトップレベルの選手を補強することはなおさら必須ですね。
まずはやたらいい外国人ばかり獲得している新潟のスカウトを引きぬく方が近道かもしれませんけど(笑)
監督、選手、いずれにせよよりレベルアップするための選択肢は探すべきです。
なぜなら、まがりなりにも今季のテーマが新化なわけですから、フロントが現状維持という安易な人事をしていては鹿島の未来はないですよ。
今季は8月からフリー移籍交渉が可能になったため、これまでより各クラブの動きも早いのでぼちぼち来季の補強についても書いて行こうと思います。

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