鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【ACLラウンド16】何もかもが悪すぎた…のFCソウル戦
結果
5月25日(水) AFCチャンピオンズリーグ2011
ソウル3-0鹿島(19:30/ソウル/12,725人)
[得点者]
37' バン スファン(ソウル)
54' ダムヤノビッチ(ソウル)
90'+4 コ ミョンジン(ソウル)
[フォーメーション]
FW:興梠、カルロン
MF:増田、野沢
MF:青木、小笠原
DF:アレックス、伊野波、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
オリヴェイラ監督の専売特許
この試合では大迫に代わりカルロン、浦和戦を休んだ小笠原と新井場が復帰し、その新井場はアレックスが西に代わって左サイドに入ったので右サイドバックとして起用されました。
そして、中盤では遠藤のところに増田が入るというスターティングメンバーとなりました。
こーめいはカルロンをFWの軸にして、遠藤が疲労した時のために増田や柴崎を試しておくべきだと書きましたが、それはチーム作りの上でこれまでのリーグ戦やこれからのリーグ戦のことを言っていたのですが…。
この重要な一発勝負で起用するならば、尚更これまで起用するチャンスがあったわけですからもっとカルロンや増田を起用しておけばいいのにと思いました。
ただ、アウェイの一発勝負なので守備のことを考えれば前線からボールを終えるカルロン、運動量のある増田を起用するのは悪い選択肢ではないですし、田代がケガで大迫も不調、遠藤が疲労でキレを失っているなら起用するしかないとも言えますけどね。
ただ、カルロンなんてこれまでJリーグで72分、ACLもこの試合までは120分程しかプレイしていませんからね。
昨季固定メンバーで戦っていた時に主力がケガ、出場停止だった時もそうでしたが、普段まったく起用しない宮崎、當間を選手がいないからといっていきなり出場させても、そうそういいプレイができるわけではないです。
しかも、主力が戻って来たらまたまったく使わなくなるので選手は自信を失うことに繋がります。
リーグ終盤から天皇杯で継続的に起用された宮崎がいいパフォーマンスを見せましたが、新戦力を組み込もうと思ったらある程度継続して使うことが大事です。
カルロンがプレスの始点になることである程度前線からのプレスはできていたので、守備は川崎戦ほど悪いと言うこともなかったのですが、まず守備を考えるなら西を起用せず、わざわざ新井場を右サイドに回してまで攻撃力が特徴の2人を両サイドに配したことに疑問を持った方は多いでしょう。
この理由は簡単で、こーめいがこれまでも指摘してきたオリヴェイラ監督専売特許の選手名鑑起用によるものです。
選手名鑑起用というのは、選手の能力、プレイスタイル、コンディション、パフォーマンスに関係なく、各ポジションの年齢の高い順、出場試合の多い順にまるで選手名鑑を見て決めたかのように選手(外国人は3割増計算)を起用することを言います。
オリヴェイラ監督が昨季まで頑なに固定メンバーで戦っていたのはこれが理由ですし、実際にACLは田代や中田、アレックスらを優先して起用する傾向がありました。
恐らくケガの影響がなければ増田ではなく、ガブリエルが起用されていたはずです。
確かにチームには経験を持ったベテラン選手の力が必要ではありますが、経験や実績がある選手で固めれば機能するというわけではありません。
3連覇した時はマルキーニョス、本山、(パフォーマンスが落ちる前の)小笠原、篤人と攻守に計算できる選手がバランスを取ってくれていたので、この選手名鑑機能でも機能していました。
しかし、現在は攻守にハイパフォーマンスを期待できる選手は皆無です。
そのため、より選手の組み合わせに気をつけてメンバーを組まなければなりません。
例えば右サイドバックが攻撃的な選手(西、新井場)なら左サイドバックと右ボランチには守備的な選手(宮崎、中田、本田、青木あたり)、そして右サイドバックの前にはボールをキープできる選手(遠藤、本山)ということになります。
もちろん攻守の組み合わせ以外にも重要な要素もあり、場合によってはそちらを優先して組み合わせを考える必要があるのですが、以前にも書きましたがオリヴェイラ監督はこういうことにはまったく無関心で、自分たちのチームが機能することよりも相手の長所をつぶす局所的な選手起用が多いですね。
懸念した通りターンオーバーが上手くできていないということです。
この大一番でオリヴェイラ監督が出した答えは結局、過去4年間で失敗し続けた経験、実績のある選手を優先して起用するというものだったわけです。

ダメだ、こりゃ…
この試合は誰が悪かったとかではなく全員ダメだったわけですが、前述したようにカルロンがプレスの始点になって守備が悪かったというわけではありません。
ただ、DFラインの裏にロングボールを入れられたときのカバーリング、GKとの連携など守備陣はシドニーFC戦のように不安定で、ボランチを含めた後ろの選手はこぼれ球を拾った後のビルドアップでパスミスが多かったです。
また、フリーの選手がいるにも関わらずパスを出すためにトラップ、振り向く、パスと3テンポくらいかかっていたので、その間に相手選手に詰められてボールロストしていましたね。
オフェンシブハーフの2人にはボールが収まらず、サイドに開きすぎて2トップとの距離も開いていたのでカルロンがサイドに流れてボールを引き出した場面でもフォローに行けずにロングボールのこぼれ球も拾えていませんでした。
2トップにもボールが収まらず、カルロンはゴールをした川崎戦はまだ動けていたように思いますが動きは緩慢で、頭を狙ったロングボールばかりの攻めと興梠とのコンビネーションに明らかに戸惑っていました。
興梠は前線でボールが収まらないと分かると敢えて引いて受けるというプレイをしていましたが本領発揮できる場面はなく存在感が希薄でした。
悪いばかりの中で何がもっとも悪かったかという攻撃ですね。
カルロンの頭を狙ったロングボールばかりでした。
こーめいが思った以上にはカルロンが競ってヘッドで落としてはいましたが、FCソウルがきちっと守りを固めている状況であのプレイは難しいですよね。
相手の守備が崩れている時に興梠がスペースを突いて走り、カルロンがそこにボールを落とすという形ならチャンスになると思いますけど。
中盤との距離も開いていたのでこぼれ球も拾えていませんでした。
FCソウルに何の脅威も与えられていませんでしたね。
こーめいが監督だったら選手にもっとDFラインの裏を狙うよう指示しますね。
ロングボールを蹴るのはいいですが興梠に裏を狙わせるなどもっと工夫が必要ですし、サイドからGKとDFラインの間にアーリークロスを入れるのも有効です。
実際に野沢や新井場などセンタリングを入れるタイミングはありましたが、すべてバックパスでした。
DFラインの裏を狙えば相手もそこをケアするため意識が後ろに行き、鹿島ももっと押し上げることもできロングボールのこぼれ球も拾えるようになっていたはずです。
FCソウルはDFラインの前に来るロングボールを跳ね返せばいいだけですし、鹿島の攻撃がまったく怖くなかったので次第に全体的に攻撃意識が高くなっていきました。
そして、スルーパスやアーリークロスなど積極的に鹿島のDFラインの裏を狙って来ましたよね。
逆サイドからのクロスのアレックスの守備に怖さを感じながらも何とか守備は対処していたのですが、失点はアンラッキーな部分もありました。
プレスに行った野沢がひっかけたボールがちょうどいい楔のボールになってしまい、そこで伊野波が競り負けて数的不利の状況に陥りました。
アレックスの股間を抜かれていいシュートを決められてしまったのですが、完全に2対1の状況でスペースに走ったもう1人のケアもどうしても考えないといけない状況だったので寄せが甘くなったのは仕方ないところでしょう。
まずは守備をという意識があったものの、攻撃に脅威がなく前半は脅威のシュート0で終わってしまいました。

後半の始まりの終わり
後半のオリヴェイラ監督の選手交代ですでにこの試合の終わりを告げられたようでした。
これは得点をするために何が必要かオリヴェイラ監督が分かってない証拠ですね。
カルロンに代えてガブリエルを入れたのですが、必要なのは相手のDFラインの裏を突く攻撃ですから2トップを削るのは逆効果ですし、ボールの収まらない3人を2列目に置いても仕方ありません。
その証拠に前半に比べて意識は攻撃的になっていたにも関わらず、後半のシュートも(野沢のFK含む)たったの3本でした。
システム変更、選手交代が機能していなかったということです。
むしろ前線からのプレスがかからなくなったため、後半開始から何度も決定機を作られます。
失点シーンはFCソウルのGKからのロングボールだったのですが、岩政が競りきれず、新井場の戻りが遅く、そのスペースを突かれ、伊野波がマークしきれずというミスが重なりました。
いつもは交代が遅いオリヴェイラ監督もさすがに動かざるを得ずコンディションが未知数の遠藤を投入します。
他の選手もこれまで攻撃の起点になっていたのは遠藤だと分かっているのでボールを集めますが、浦和戦に続いて調子がいいとは言えずFCソウルの選手のプレスの前にバックパスが多かったです。
ただ、この時間帯は鹿島選手全員がボールを大事にしようという意識が強すぎて、チャレンジのパスというのはほとんどなかったですね。
ボールに触る機会が増えるにつれ、遠藤も右サイドから中央にドリブルでボールを運んで左サイドに展開というこれまで攻撃の起点になっていたプレイが見られるようにはなったのですが時すでに遅かったです。

恥ずかしい程の負けっぷり
最後は前線の枚数を増やすわけでもなく、何故か西を投入。
ロスタイムにはCKから跳ね返されたボールを青木が拾って中途半端なバックパス、それをさらわれると飛び出した曽ケ端もかわされて3点目を奪われてしまいました。
結局最後までDFラインの裏を突くパスはまったく出ず、まるでこれまでのサッカー人生で培って来たものをすべて忘れてしまったような恥ずかしい負けっぷりでした。
サッカーはメンタルのスポーツとはよく言いますが、自信を失くすとここまで何もできなくなるのだと思い知らされる散々な内容でした。

これからの展望
広島戦に勝利すればまだ優勝ペースに乗れると前回書きましたが、この調子では広島戦も期待は持てないですね。
今年は大量補強してACL優勝を目指すという目標でしたが、新戦力が多く入って世代交代を進めながらというのはかなり虫が良すぎました。
ただ、震災の影響がなければこのラウンド16までにもっとリーグ戦をこなせていたので可能性はあったのですが、こういうことになった以上大量補強は新しいチームを作るためだったと切り替えるしかないですね。
端的に言えば06シーズンのような感じになると思います。
あのシーズンは無冠、リーグ戦も6位でしたが、こーめいはオリヴェイラ監督が3連覇できたのはこの1年があったからこそだと思います。
アウトゥオリ監督が興梠、田代、増田、中後、ルーキーの篤人などを積極的に起用していましたからね。
あれで選手層に厚みが出て起用できる選手の幅が増えたわけですが、逆にオリヴェイラ監督は07年以降入団した選手を今年になるまでほとんど起用していませんでしたから。
そのツケが大きかったのと新戦力が多いこと、ケガ人が多く79年組の復活が難しいことが重なっているわけですから、早めに軸を固定して試合をこなす中で新戦力を取り込みながらチームの形を作って行って、若い選手も積極的に使いたいところです。
FW:興梠、カルロン
MF:野沢、遠藤
MF:中田、増田
DF:アレックス、伊野波、岩政、西
GK:曽ケ端

こーめいが考えるメンバーはこんな感じですが、要所要所休ませながらも主軸は継続して起用して行ってまずはチームを作ることから始めていかないといけないでしょう。
ベテランの力は必要ですから79年組で一番期待できそうな中田をボランチに置いて増田もしくは使えるようなら柴崎と組ませ、本田は中田の控えにして、青木はCBかSBの方がいいでしょう。
攻撃は遠藤を軸にカルロンをできるだけ早くフィットさせます。
もちろんある程度起用して期待できそうにないなら昨季のガブリエルのように固執して使う必要はないですし、日本人FWの調子がよければ和製2トップでもいいです。
ただ、日本人2トップでタイトルを獲ろうと思ったら柳沢と同じくらいの動き出しの速さとポストプレイの巧みさ、鈴木と同じくらいのフィジカルの強さとキープ力、そして前線からのあの脅威の守備がないと厳しいと思います。
CBは選択肢が少ないですから伊野波と岩政、右サイドバックは篤人のように攻守両面の戦力となることを期待して西、左サイドは新井場もアレックスも守備力は対して差はないので攻撃に期待できるアレックスでいいと思います。
ACLは今年も決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいましたが、せめてもの慰みは今季は6月も7月もウィークデイにほとんど試合が組まれているので、厚い選手層が無駄にならないことです。
チームの骨格さえできれば1つのきっかけで大きく変わる可能性もあるので、リーグ優勝もまだまだ悲観的になる必要はありませんが、今のところはシーズンが終わって3位に入っていれば上出来という状況ですかね。
とりあえずまだしばらく我慢が必要ですし、広島戦が終わったら小中断があるのでコンディションだけでも上げてもらいたいです。

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