鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第14節】ベース作りの第一歩…の山形戦
結果
6月11日(土) 2011 J1リーグ戦 第14節
山形0-2鹿島(16:004/NDスタ/11,012人)
[得点者]
35' 興梠慎三②(鹿島)←岩政大樹①
40' 岩政大樹③(鹿島)←小笠原満男②

[フォーメーション]
FW:大迫、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、イバ
GK:曽ケ端


試合の感想
2つのバックパス
リーグ再開戦はケガ人事情もあって中盤に遠藤、野沢、小笠原、増田とテクニカルな選手が名を連ねる4-2-2-2のスタートとなりました。
対する山形は磐田戦で大敗してからはまずは守備からという意識が高く、従来の4-3-3ではなく、古橋が下がり目の4-4―1-1に近いフォーメーションでしたね。
守備ブロックを低く作って、ある程度ボールを回されるのを覚悟でゴール前を固めてスペースを消すという戦い方でした。
そのため鹿島はボールをポゼッションしつつも山形の守備を崩すような攻撃はあまりできなかったのですが、それ以上にこの試合ではバックパス、横パスが多かったですね。
鹿島に無駄なバックパス、横パスが多いのは今に始まったことではなく、3連覇している頃からなのですが、この試合では再開戦ということもあってかなり選手は慎重に戦っている印象でした。
リスタートと位置付けられるこの試合で結果が出ないとチームが落ち込んでしまう可能性もありますからね。
そういう想いがあってリスクを冒さない選択肢が多くなっていたのかもしれません。
しかし、バックパスや横パスがすべて悪いわけではなく、いいバックパスと悪いバックパスがあります。
山形の守備ブロックが低かったので前線の選手にはプレッシャーがきつかったですが、ボランチの小笠原と増田は前を向いた状態でフリーでプレイできるシーンが多かったです。
そのため、前線4人のところにまずボールをあてて相手のプレッシャーを引きつけてから、ボランチに落としてDFの裏に走った興梠や大迫を狙うパス、そして遠藤が小笠原に落としてワンツーで裏を狙うというシーンもありましたね。
また、サイドでボールを持って相手を引きつけてからバックパ気味の横パス、そこから一気に逆サイドを狙うというシーンもありました。
前半にもあったのですが、一番分かりやすい例は後半遠藤が左サイドでボールを持って小笠原に下げ、右サイドを駆け上がった西に一気に展開、中央でアレックスのスルーから興梠野シュートというこの試合数少ない流れの中からのチャンスに繋がりました。
こういう形をもっと意識してやれれば良かったのですが、あまりにも少なかったですね。
相手のプレッシャーが来ている状態なら仕方ないですが、フリーで前を向いてボールを運べるシーンでも安易にバックパスを選択することが多かったです。
パスを繋いで相手の守備に隙を作る、疲れさせるという戦いもあるのですが、山形は低い位置でしっかりブロックを作って守っていたので、あんな相手に脅威を与えられないバックパスや横パスばかりでは隙を作れないですし、山形もパスを回されているというよりは回させているという意識なので疲労もありませんよね。
古橋、長谷川の負傷交代もあり、まずは守備からという山形の攻撃にも脅威を感じることはなかったですが、ある意味山形ペースで試合が進む中、前半のうちにセットプレイから2点を奪えたのはあまりにも美味しい展開でしたね。

チームのベース作り
後半に入ると2点ビハインドの山形が積極的に出てきます。
前半と比べて守備を始める位置が明らかに高くなり、フリーでプレイさせてもらっていた小笠原、増田のところにもプレッシャーをかけられていたため、その勢いに押し込まれます。
しかし、山形の攻勢に慣れると逆に前がかりになった守備のスペースを突き始めて再びポゼッションしてペースを握ります。
前半に比べると後半はスペースができたこともあってボールを前へ運ぶシーン、縦に入れるチャレンジするパスが増え始めます。
ただ、ボールの出し手と受け手の意図が合わない場面も多かったですね。
その分、ボールを取られてからカウンターを受けるシーンも多くなりますが、チャレンジする分にはまったく問題ないです。
逆にバックパスを奪わると、当然チャレンジの縦パスを奪われるより低い位置からカウンターを仕掛けられることになるのでは危険でしたね。
実際に廣瀬のバー直撃のシュートは大迫のバックパスを奪われてからでした。
前にスペースがあって振り向いてドリブルで仕掛けられる場面だっただけにまったく意味のないバックパスでしたね。
後半には少ないながらも流れの中からチャンスを作ったシーンがあったのですが、攻撃に関して言えば遅攻はほとんど遠藤が相手2人を引きつけるところから始まっていますね。
1対2の状況なので潰されるシーンもありますが、ファウルをよくもらっていましたし、そこを打開すれば遠藤に2人が来ているので他にスペース、フリーな選手ができていることになりますから。
連携が高まってチームのベースが固まって来ればもっと連動して動けてチャンスを作れるようになるはずです。
守備に関しては広島戦から相手にチャンスを作られてもシュートブロックなど、最終ラインで跳ね返すことはできはじめていますね。
問題は前線からのチェイシングとバイタルエリアの守備です。
この試合、2トップはほとんどプレスをかけていませんでしたが、岩政と興梠が言い合ってからはそれなりにできていました。
ただ、後半山形の縦パスを岩政がクリアしきれず大久保にシュートまで持って行かれたシーンでは大迫がボールホルダーにプレッシャーをかけなければいけなかったですね。
昨年までは真っ先にマルキーニョスが行っていたのですが、ああいうところで興梠や大迫、どちらもプレスにいかないシーンが時々見受けられます。
どこのチームでも高い位置から常に完璧にやっているわけではないですが、少なくともハーフウェイライン付近でフリーにしてボールを持たせてはいけません。
高い位置からのフィードでは後ろの選手も対応しきれないですからね。
バイタルエリアに関しての問題は、オフサイドに助けられたシーンを見ればよく分かります。
このシーンではDFラインに吸収された小笠原が、山形がボールを下げたにも関わらず押し上げず、増田はまったく人に付かずに遊んでいました。
あの守備では相手に自由にスペースを使われるのでピンチになっても当たり前ですね。
こういうシーンが多いのでよくミドルシュートを決められてしまっています。
中田、本田のファーストボランチを起用する、相手がボールを下げたら押し上げる、マークをしっかりする、オフェンシブハーフの野沢、遠藤がフォローするよう決めておくなど改善が必要ですね。
80分を過ぎると再びバックパスが多くなります。
サポーターとしては3点目を取ってほしいという気持ちもありますが、現在の状況では確実に無失点に抑えて勝ち点3を得るというのは何においても優先されるべきことなのでこれは仕方ないですね。
次戦に向けて田代を起用し、若い柴崎に経験を積ませ、伊野波でバイタルエリアを締め、
そのまま2点差を守って勝利しました。
相手が山形だから守れたというのもありますし、流れの中からチャンスをあまり作れなかったこともあって試合内容はよくありませんでした。
しかし、攻守にチームのベースを作っていくという試合という色が強かったですね。
ここからベースアップを目指していくわけですから、こういう試合は広島戦と違って内容が悪くても次に繋がります。

偶然の産物
この試合のスターティングメンバー、選手起用についてはオリヴェイラ監督がよく考えているなと思った部分が2つありました。
1つ目はJ1で随一の攻撃力の乏しさである山形に対して、遠藤、野沢、小笠原、増田と攻撃的な選手を中盤に揃えたことです。
そして2つ目は終盤に伊野波をボランチ起用したことです。
バイタルエリアの守備に問題を抱えていいミドルシュートを打たれることが多い今の鹿島にとってこの交代策は有効でしたね。
しかし、この2つはどちらとも偶然の産物によるものでした。
中盤の構成がこのメンバーになったのもガブリエルのケガ、青木の体調不良があったからですし、伊野波の投入も小笠原から交代要請があったからでした。
本来ならそういう状況がなくても監督が相手の力や現在のチームの問題点を考えてこういった策を練るべきですよね。
オリヴィエラ監督はそういうことができないので、昨年までも結局対戦相手がどこでも固定メンバーで戦うことしかできませんでした。
例え偶然の産物だとしてもその有効性に気づいて、チームの戦術として昇華できればいいのですが、これまでの采配を考えるとあまり期待できないかもしれません…。
せめてケガ人が復帰することで再びチーム作りのベースがブレないことを願っています。

若手の負担とチャンス
07年:勝てるチーム作り、08年:チームの熟成と若手育成、09年:常勝チームの確立と世代交代の第一歩、10年:勝ちながら本格的な世代交代、11年:勝てるチーム作り。
本来ならこういうプランでチーム作りを進めていくべきで、このことについてはこーめいもこれまで書いて来たのですが、現状は若手育成と新たなチーム作りという06年に近い状況になっています。
ここでいう若手とは、オリヴェイラ監督に不当に出場機会、成長機会を奪われ続けて来た07年以降に入団した選手という意味ですが、79年組の衰えと固定メンバーの弊害でチームが0の状態からのスタートとなった状態でいきなりチームの主力級の活躍を求められる厳しい状況となっています。
例えば3連覇している時は、本山が守備に奔走してチームのバランスを取ることによって野沢は自由にプレイさせてもらっていたんですよね。
本来なら野沢がもっと守備をして遠藤がその持ち味である攻撃力を発揮できるような状況にしなければいけませんし、それが理想的な世代交代に繋がります。
しかし、今の鹿島はオリヴェイラ監督の大失策によって0からチームを作っていく状態になってしまったので、各選手にそんな余裕はなくむしろベテラン選手が若手におんぶに抱っこという状況ですね。
例えばC大阪のマルティネスと比べれば今の小笠原と増田のパフォーマンスには雲泥の差があり、鹿島のボランチにマルティネスのキープ力と展開力があればもっと前線の選手は生きるはずです。
また守備に関しては茂庭、上本らがしっかりカバーリング、潰しをできるので両サイドバックも思い切ってオーバーラップできます。
C大阪は数的不利のカウンターを受けることも多いのですが、失点数はリーグ6位タイ。
アマラウがいたらもっと少なかったでしょうね。
後ろに起点になれる選手と堅いCBがいるので、前の若い選手も思い切りよく攻撃できています。
つまり、ベテラン選手が若い選手のプレイしやすい状況を作っているわけです。
そして監督もそれを意図して行っています。
今の鹿島で頼りになるのは中田くらいで、ベテラン選手の個の力が弱すぎるというのが一番の問題ですね。
チーム状態が悪い中でいきなり若手に結果を出せと言われてもなかなか厳しい面もあります。
赤字続きの経営状況を新入社員にどうにかしろと言っているようなものですから。
今季入団して起用されている柴崎もそうですが、若手には特に負担がかかるシーズンとなるでしょうね。
しかし、逆にチャンスでもあるのでこの1年で大きく成長してくれればと思います。
勝ったり負けたり不安定なシーズンになりそうですが、結果はブレてもチーム作りがブレなければ強くなっていくことは間違いないです。
連戦で起用し続けてコンディションを落としたら元も子もないので要所では休ませることも必要ですが、あまり大きくメンバーを変更せず、まずはじっくりチームのベースを作ることに集中してほしいですね。
明日は甲府戦、使い慣れたキッチンの方が早く食事の用意ができるように、カシマスタジアムに戻ればパフォーマンスもよくなってチームのベース作りもより進んでいくでしょう。

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