鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第15節】チーム作りとは意思統一を図ること…の甲府戦
結果
6月15日(水) 2011 J1リーグ戦 第15節
鹿島0-1甲府(19:00/カシマ/7,810人)
[得点者]
90'+2 ハーフナーマイク(甲府)
[フォーメーション]
FW:田代、興梠
MF:遠藤、野沢
MF:小笠原、増田
DF:イバ、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
戦術練習に問題
普段のカシマスタジアムに比べて照明が暗いのはもちろん知っていましたが、選手の輝きまで山形戦からさらに落ちてしまうとは思いませんでした。
むしろ普段より低い位置にある照明の方がやたら眩しいって感じです。
前回、勝ったり負けたり不安定なシーズンになるとは言ったものの、こんなに試合内容が悪いとは予想していなかったので録画を見直す気にもなれないですが、相手の守備を崩せない原因ははっきりしていますね。
ミスが多い、バックパスが多い、動き出しが少ない、仕掛けるプレイが皆無など表面上の原因を挙げればキリがないのですが、根本的な原因は2つです。
山形戦でもそうでしたが、左サイドで遠藤がボールを持って相手の守備を引きつけて小笠原に戻し、そこから一気に右サイドを駆け上がった西に展開と言う形でこの試合もチャンスを作りかけるシーンは観られました。
立ち上がりはその西を使った攻撃からセンタリングを入れるシーンがあったのですが、これが今の鹿島のもっとも形になっている攻撃ですよね。
この形についてはある程度選手間で意思統一できているので、遠藤が持っている間に西がすでに高いポジションを取り始めていることができています。
ただ、この形を徹底的に狙っているというわけでもないですし、チーム全体で共有している戦術パターンがあまりにも無さ過ぎです。
つまり1つ目の根本的な原因は、オリヴェイラ監督が練習で相手の守備を崩す複数の戦術パターンの反復練習をしているとは思えないということです。
この試合も決定機、シュートが少なかったですが、数少ない流れの中でのチャンスは同じように小笠原を使って興梠の飛び出しを生かしてGKと1対1になったシーン、遠藤が中央へ切り込んでからの興梠へのスルーパス、逆サイドへの展開、あとはショートカウンターというのが有効なパターンだったのですが、もっと練習でそういった形を反復練習しなければなりません。
鹿島には仕掛けられる選手がいないですが、左サイドにいる時は遠藤に縦に行かせてクロス、もしくは相手にDFを押し下げるなどさせるだけでも全然違うんですけどね。
選手間の意思統一がされていないので、攻撃時に連動できておらず、受け手の動き出しが遅かったり、出し手がボールの出し所を探してノッキングを起こして結局バックパスというシーンが度々観られました。
今はどの選手も手探り状態で動いていますからパスを繋いでいても攻撃のテンポがまったくあがっていません。
そのため、まずはしっかり攻撃の戦術練習をして複数のパターンで選手が連動できるようにしなければいけません。
そして、まだ先のことになりますがそれをベースにアドリブを加えて鹿島らしい攻撃をしていかなければ、いつまでたっても攻撃の形が確立されませんよね。
また、パスの出し手がボールを運ぶ意識が重要になります。
前回こーめいはバックパスが多すぎると言いましたが、スペースがあれば安易にバックパスを選択すべきではなくボールを運ばなければなりません。
受け手の動き出しがないからパスを出せないというのは素人考えです。
スペースにボールを運ぶことでDFをかわせばパスコースができますし、タメを作って相手DFを引きつければ周りも動き出せるわけですからそこでもまたパスコースができます。
これが起点になるということで、鹿島のサッカーをしっかり見続けていれば本山がこういうプレイを得意としていたからこそ、周りは連動して動けて本山もいいパスを出せていたことが分かると思います。
また、そうすることでミドルシュートを打つチャンスも増えるんですけどね。
この試合では起点となるべき遠藤が何故か守備でがんばっていて後ろの選手と相手をサンドイッチしてボールを奪うと言うことは一番できていたのですが、攻撃時はサイドに開きすぎ、ドリブルの選択を忘れてパスしか考えていなかったのでノッキングを起こしていました。
しかし、後半からドリブルで中に切り込んでいくようになってから攻撃の形が作れそうな雰囲気にはなっていましたし、復調傾向にある小笠原もDFをかわしてパスを出すということはできていました。
こういったプレイを起点にして周りの選手が連動するという戦術パターンを練習して全体の意思統一を図らなければなりません。

コミュニケーションに問題
もう1つは選手間のコミュニケーションです。
前回ベテラン選手の個の力のなさが問題と書きましたが、それはコーチングについても言えます。
三連覇していた頃は攻守に動き出しの早いマルキーニョスに合わせて周りが動いていました。
そして、後ろから本山がコーチングをしていたのですが、現在のメンバーでは前線にリーダー的な存在がいないんですよね。
年齢、立場的に野沢になるのでしょうが天才肌で感覚でプレイしているので戦術には疎いですし、プレイスタイル的には遠藤がやるべきなのでしょうがオリヴェイラ監督の失策のせいで今年が経験を積む時期になってしまっています。
それにチーム全体が機能するようなコーチングをするにはどうしても出場経験がある程度ないと難しいですから。
そう考えると興梠が言うべきなのですが、メディアにはけっこう言っているのですが実はあまり本人にガーッと言うタイプでもないんですよね。
だから山形戦の岩政との言い合いのようなことをもっと前線の選手とやっていいと思いますし、やらないといつまでもチームの意思統一が図れないです。
オリヴェイラ監督があてにならない以上、選手同士でコミュニケーションをとって修正していかなければなりませんし、例え練習である程度選手間の意思統一ができたとしても試合になれば相手によってピッチ上で微調整することは必要ですからね。

4-2-2-2の布陣、このメンバーでチーム作りをするのはいいのですが、チーム作りをするということは意思統一を図ることでもあるので、それができていないとただ試合をやってるだけになりますし、監督がきちんとチームの意思統一を図っていかないと機能するまでに相当な時間がかかりますよ。
しかし、試合後のオリヴェイラ監督のコメントを見ると、まったく問題点を分かっていません。
しかも、ハーフタイムの指示では、「落ち着いてボールを回すこと」って言ってましたし(´д` ;)
ボールは回せてたので必要なのは仕掛けることでしょ。
危機的状況…の広島戦でも書きましたが、「早急に直さないと取り返しのつかないことになる。」と言っていたにも関わらずまったく改善されていませんし、何度も言うようにこの状況は昨季の新潟戦から続いています。
もう限界なのかなと思いますね。

出場してない選手への妄想
甲府戦の前には田代、新井場待望論が多かったですが、試合後には一気に無くなりましたね(笑)
相変わらず出場してない選手が出れば一気に状況が打開できると思っているサポーターもいますが、柏のレアンドロ・ドミンゲスのような選手だったら別ですけど残念ながら今の鹿島には1人でチームを変えられる選手、この選手がいなければチームが機能しないという選手はいません。
もともと山形に行く前から田代と興梠の2トップの相性はそれ程よくないですし、この試合でも田代はよく競り勝っていましたが、落とすボールが興梠との動きに合うシーンは本当に少ないです。
また、田代がポストプレイをできないので興梠が中途半端に下がって来ることが多くなり、あげくの果てに2人ともサイドに流れてボールをもらうのですが、そこから仕掛けやセンタリングをあげることはできず、必ずバックパスです。
あれだと守る方からするとかなり楽なんですよね。
U-22代表で自信を取り戻して復調傾向にあった大迫が前節の山形戦でようやく天皇杯のように興梠との役割分担がはっきりして来たかと思ったのですが、田代との2トップになったためまたあやふやになってしまいました。
前述したようにしっかりコミュニケーションをとって田代とも役割分担をはっきりさせてほしいですね。
出場してない選手で妄想待望論が出そうなのはケガで離脱しているガブリエルですが、もしこの試合に出場していたら伊東、ダニエルに潰されまくってカウンターの餌食になっていたでしょうね。
今季入団の柴崎、イゴールは面白い存在ではありますが、先発で活躍できるかは未知数ですし、甲府が守備を固めていた時間帯だと柴崎も思うようにプレイできるかどうか。
でも、柴崎は前への意識が高くて面白いパスも出せますし、イゴールも鹿島で少ない仕掛けられる選手なので途中交代での起用にしてももうちょっと時間を与えてあげてもいいと思います。
まあ、今季入団の2人をあの状況で起用しなければいけない、頼らなければいけないということにチーム作りが上手くいってない現状が表れていますね。

ヴィジョンの差が勝敗を分ける
スコアレスドローのままロスタイムに突入したのですが、最後はチーム作りのヴィジョンの差が勝敗を分けましたね。
甲府のゲームプランははっきりしていて、攻撃を捨ててでもまず守るということでチームが意思統一されています。
この戦い方には前線の選手、特にハーフナーや永里は自分の持ち味を出せずに不満を持っていると思いますが、切り札の存在が三浦監督のヴィジョンを成り立たせていますよね。
試合展開にもよりますが、この試合のようにスコアレスドローなら残り30分あたりで切り札の片桐を投入して得点を取りに行きます。
試合を観た人なら分かると思いますが、この片桐という選手は上手いですし流れを変えられるスーパーサブです。
アルゼンチンでプレイした経験があり、パスやドリブルが南米のリズムですよね。
よくハーフナーを観ておりいいタイミングでパスを入れていましたし、少々強引でもミドルシュートを打って行き、1対1なら果敢に仕掛けてバックパスなんてしません。
このあたり南米で武者修行しただけあって日本人選手とのメンタルが明らかにいますし、ピッチに入るやいなや鹿島の攻撃に足りないものを全部やっていましたね。
逆に鹿島の交代選手を観ると、本来片桐のようなプレイができる本山は全盛期のパフォーマンスが期待できない状態で、柴崎はいいプレイを見せていたもののやはり若さが見えました。
後半になると野沢、ボランチから後ろの選手がかなり疲れていたのでボールが前に運ばれるシーンが少なかったんですよね。
それなのに高い位置を取っていたのであまりボールに触ることができませんでした。
ボールをもらいに下がって自分が展開役に周り、野沢を前に残す方がよかったですね。
片桐によってペースを甲府に持って行かれていたわけですから。
イゴールにいたってはそもそも時間が短いというのもありますし、最後はパワープレイになりました。
それにやはり後ろの選手が疲れ過ぎていましたね。
この運動量にもチームのヴィジョン、選手の意思統一の差がありました。
甲府はもともと片桐が入ってから攻撃するというプランですし、片桐が入れば攻撃できると選手は分かっているから試合の終盤でも走ることができ、攻めに行くことができました。
鹿島はチームが固まってない上に前半から手探り状態で右往左往、しかも途中からフォーメーションが変わって、新しい選手が入っていって…という不毛状態では選手も走れなくなるのは当たり前です。
チームの意思統一がされない状態ではどう走ればいいのか分からないので、当然動きも鈍りますし疲労も余計に溜まりますよね。
三浦監督のチーム作りで将来的に上位を狙えるようになるかは別として、チームの戦い方、ヴィジョンがはっきりしている甲府と、選手も監督も暗中模索、疑心暗鬼の中でプレイしている鹿島ではこういう結果に終わるのも必然と言えるでしょう。
とにかく練習、コミュニケーションでチームの意思統一を図ってほしいものですが、なにぶん過密日程なので修正するのも難しいと思います。
対戦相手も磐田ですから勝ち点を得るのも厳しいかもしれませんが、週末のカシマスタジアムでは2階に設置された仮設照明ではなく、選手が眩しく感じるようなプレイを見せて欲しいです。

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この記事に対するコメント

こんにちは、こーめいさん。
戦術練習不足は同意です。実際、クラブハウスでも攻撃パターンの練習はボランチから展開してサイドバックを上がらせてクロスというパターンばかりで、他のバリエーションを増やす練習はほとんどしてないですし。

それとは別にしても、野沢や遠藤が基本的なのぞきの動きもしていないのが心配です。メイン2階から見ていたのですが前半からDFの奥に突っ立っていますからね。野沢はもうこのままでしょうが、遠藤には教えられる監督やコーチがいないのかと。
コーチが守備出身ばかりというのは、これでいいのでしょうか?
【2011/06/17 11:25】 URL | サノオ #- [ 編集]


甲府戦は私もここまで酷い試合内容になるとは思っていませんでした。
試合前は勝つ流れだと思っていたのですが・・・。
前半は特にパスを回していたというより回させられていたといった感じで、仕掛けが少なく、こーめいさんが言われるように攻撃の連動性が悪いので見ていて全くワクワクできない展開でした。
後半になり遠藤がドリブルで仕掛けるようになったのを見て、これが監督の指示であってくれと思ってましたが違ったようですね。
前半の戦いを見てさすがにそういう指示を出せる監督であってほしいものです(^^;
明日のジュビロ戦も過密日程ですしかなり心配ですが、なんとか楽しいサッカーを見せてもらいたいものです。
私としては本山のコンディションがさらに良くなって長い時間プレイできるようになるとうれしいのですが。
【2011/06/18 00:16】 URL | marirhead #- [ 編集]

サノオさんへ
コメントありがとうございます。
やはり戦術練習不足ですか…。
その形も甲府に開始20分くらいで対応されてしまいましたし、野沢も「サイドチェンジは相手に読まれている。内側からも崩したいが、選手同士の距離が遠い」と言ってますから、もっとヴァリエーションが欲しいですよね、
野沢もこう感じてたならコーチングして修正すればいいと思いますが、オフェンシブハーフはタッチラインに貼るように指示が出ていたのでしょうかね。
遠藤は浦和戦あたりまではよくボールをもらいに顔を出してキープして起点になるプレイはできていましたから。
こーめいは鹿島以外の他試合も今季は90パーセント以上観ていますが、日本人は基本的にのぞきの動きが酷い選手は多いですよ。
チームが機能していればできてるって感じですし。
これはやはりトーナメント文化で育って来て、実力が拮抗した真剣勝負をする場が少ないことが原因です。
シャビを育てたバルセロナのコーチのビラが日本でU-12を指導したときもオシムと同じように戦術的な動きができてない、教えられる指導者がいないと言ってました。
日本の場合は高校、Jリーグ入りしてからも経験できる試合数が少ないのでそのままプロになっている選手が多いです。
柏の北嶋が「最近になってようやくサッカーが分かって来た」と言ってましたが、サッカーを上手くなるにはゲームファーストであり、試合を経験しなければ成長しません。
それを踏まえて、教えられる監督やコーチがいないのか、コーチが守備出身ばかりでいいのかということですが、こーめいもまったく同じことを考えたことがあります。
攻撃の構築ができる指導者をコーチとして迎えるべきではないかと。
しかし、前述したようにトーナメント文化で育った日本人に優れた指導者はいません。
例えばバイタルエリアを上手く使った攻撃ができている日本人監督クラブはG大阪だけですし、磐田、新潟、横浜FM、大宮、山形あたりは攻撃の組み立てはほとんどサイドからで、あとは神戸、甲府などもしっかり守ってカウンターという完全なリアクションサッカーですね。
そのため、戦術勉強をしているという基本的なことがまず重要であって、ポジションはどこ出身でもまったく問題ないと思います。
しかし、そんな日本人指導者がいないので結論としては、迎えるとしたら外国人=監督交代ということになりますね。
【2011/06/18 10:43】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

marirheadさんへ
コメントありがとうございます。
こーめいもカシマスタジアムに戻って来ての試合なので結果はともかくもっといい試合をしてくれるかと期待しておりました。
確かにオリヴェイラ監督が指示をして修正すべき内容でしたが、監督自身はチャンスは作れていたと言ってましたから、決めきれないFWが悪いという結論ではないでしょうか。
しかし、実際は興梠が迎えたGKとの1対1も角度がなく、GKの股間かニアハイ(=GKの頭の上)を狙うしかない決して簡単なシュートではないんですけどね。
もっと決定的なチャンスを多く作るのが本来の鹿島ですから。
あれでチャンスはできていたというならもっとシュート技術の高い選手をFWに置くべきですね。
あとは思い切りシュートを打ってゴールポストに当てるなどシュート技術を高める練習をすべきです。
そして何より選手のよさを生かす攻撃戦術を複数パターン用意してほしいものですが…。
本山についてはこーめいもまったく同意見ですが、昨季からのコンディション、ケガの多さを考えるとあまり頼ることはできなさそうかなって思ってます。
【2011/06/18 10:52】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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