鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第9節】ストライカーの力で勝利…のC大阪戦
結果
8月17日(水) 2011 J1リーグ戦 第9節
鹿島2-1C大阪(19:00/カシマ/11,251人)
[得点者]
52' キムボギョン(C大阪)
55' 大迫勇也④(鹿島)←ガブリエル④
74' 増田誓志④(鹿島)←大迫勇也②

[フォーメーション]
FW:大迫
MF:遠藤、ガブリエル、野沢
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
縮むタイムリミット
興梠をスターティングメンバーにして4-2-2-2にするという事前情報もありましたが、アレックスと新井場を入れ替えただけでオリヴェイラ監督はいじって来ませんでした。
守備のプレスを観てもほとんど4-2-2-2に近いのですが、大迫が1トップはやりやすいと1トップという意識でやっているので一応4-2-3-1と表記しておきます。
連戦なので休ませながら使った方がいいと思いますが、興梠と大迫の2トップ、野沢とガブリエルのオフェンシブハーフにするくらいなら現メンバーで臨む方がいいでしょうね。
バランスははるかにいいですから。
この試合も引いてボールをもらう遠藤とサイドに流れたりくさびのボールを受ける大迫が起点になっていい攻撃をしていました。
遠藤のミドルシュート、大迫のオーバーヘッド、増田のヘッドなどヴァリエーションのある攻撃を見せました。
特に大迫は前半からバイタルエリアでボールをもらうとゴールを狙う意識が高く、積極的にミドルシュートを打っていました。
しかし、C大阪は守備意識を高く持ってカウンターという狙いだったので最後のところでは隙を与えてくれませんでしたね。
そうすると鹿島のタイムリミットが迫って来ます。
これまでは先制して30分頃から運動量が落ちていたのですが、さすがに同じメンバーで戦う夏の連戦ということで、この試合では20分になるとボールをもらう動き出しが減り攻撃を組み立てられなくなります。
ロングボールばかりが増えて、野沢の飛び出しからゴール前に入った遠藤にセンタリングというシーンなど時おりチャンスになりかけますが、こう着状態に陥ります。
鹿島にとってあまりいい試合展開ではなかったのですが、38分に茂庭が退場となります。
アレックスのクリアをC大阪の選手が頭で触ってフリックする形となったためバウンドが茂庭の予想以上に伸びて対応が遅れましたね。
キレのある大迫が素早く反応して上手く体を前に入れます。
こうなるとDFはファウルをするか、シュートミスもしくはGKのファインプレイを期待するしかないのですが、茂庭はイエローカードで済めばという祈りを込めながら前者を選びましたね。
しかし、そこはしたたかでペナルティエリアに入る前にファウルをしていました。
これで試合が動かせればとも思いましたが、C大阪が守りを固めてカウンターを狙うのは変わりなく、鹿島に仕掛けや縦パスがないのも変わらず攻めあぐんだまま前半が終わります。

安全策の攻撃とリスクある守備
後半の鹿島の戦い方は非常にまずかったですね。
相手が10人になってからは早く得点を奪いたいという想いから選手がどんどん前に入ってパスを繋ぎにくくしていましたし、C大阪は1人少なくなりましたが守備の人数は変わってないので、逆にゴール前のスペースを消してしまっていました。
オリヴェイラ監督はパスを繋いでおけば勝手に相手の守備陣が崩れると考えているので、ゴール前に人数をかけて横パスを繋ぐばかりで縦パス、仕掛け、大きなサイドチェンジがなく攻めに怖さがありません。
安全策の攻撃ではいくら人数をかけても得点はできませんよね。
逆に守備では得点をはやる気持ちから大きなリスクを冒します。
失点シーンにまさにその問題が出ていました。
小松に横パスが出た時に西がプレスに行って攻撃を遅らせず、一発を狙ってやろうとバックパスを奪う動きをします。
そのせいで小松にドリブルを許してしまい、C大阪の速攻が始まりました。
そこには一旦岩政がプレスに行ったので小松はサイドにボールを出しますが、ここで岩政が小松に付いて行っていたらあれほど早くサイドから中央へ展開されなかったですね。
夏が苦手な鹿島が8月になって勝てている1つの要因としては、これもこーめいが以前から提案していたことですが、リトリートして守備をしていることがあります。
しかし、相手が10人になってからは早く得点を奪いたいという想いから、まるでC大阪にボールを持たせてはいけないというルールでもあるのかというくらいポジションを崩して前から行っていましたよね。
西が攻撃を遅らせるか、リトリートしてしまえばまったく問題ないシーンでした。
リトリートで意思統一されていた守備のやり方が、相手の退場で完全にチグハグになっていましたね。
そもそもC大阪に攻めさせてはいけないというルールはなく、逆に今度は相手の攻→守への切り替えで鹿島にチャンスが生まれる可能性も出てくるわけです。
C大阪は速攻しか活路はなかったのですから、きっちり遅らせてリトリートして攻撃を受け止めればよかっただけです。
前半の20分過ぎから大迫頼みの攻撃、10人の相手に失点と嫌な流れになりますが、その大迫がやってくれます。
C大阪はゴール前に人数は揃っていたのですが、個の仕掛けでミドルシュートを豪快に決めました。
この得点でも結局人数をかけるより、仕掛ける意識が大事だということが分かりますよね。
バルセロナでもコンディションが悪くて下位クラブに苦戦する試合はありますが、そういう状況でかつてならエトー、今ならメッシが強引にでもゴールをこじ開けてチームに勢いをもたらすというシーンが何度もありました。
マルキーニョスもそういう得点をしてくれていましたが、これがストライカーの仕事であり力ですね。
先制されてすぐの同点だったのがまた良かったですが、引き続き守備では上述した理由でC大阪のカウンターの危機にさらされそうな場面が多く、特にアレックスがポジションを崩して前にボールを奪いに行っていました。
そのため、オリヴェイラ監督はアレックスを下げて興梠を前線に投入、ガブリエルを左サイドバックに入れます。
この交代がなければさらに失点していた恐れもあり、非常に的確な守備修正でしたね。
また、大迫が流れてボールを受けると前線に得点の取れる選手がいなくなるので興梠を入れたのもよかったです。
同点に追いついた後は遠藤のパスに飛び出した増田がペナルティエリア内で完全にユニフォームを引っ張られて倒されるもノーファウル。
その後はさらに田代を投入して前線の選手を増やします。
大迫が中盤に下がってゴールから遠ざかることになりましたが、4-2-3-1の左ではなく4-2-2-2の左だったので特に問題はなかったです。
むしろ大迫が触らないとなかなかチャンスにならなかったので、悪くはない采配でしたね。
試合終盤に入るとC大阪の選手の運動量が落ちて鹿島が高い位置でも容易にボールを持てるようになります。
その運動量の差が2点目を鹿島に呼び込みます。
フレッシュな田代と興梠がプレスで追い込むとC大阪の選手がパスミス、それを増田が拾って前線にポジションを取っていた大迫に出します。
このポジションでもらったらずっと仕掛けてシュートを打っていましたからね。
慌ててC大阪の選手が2人寄せて来ますが、完全に大迫のシュートを警戒してしました。
その逆をついてフリーの増田に出すと、冷静にニアに決めて逆転に成功します。
その後は最後の力を振り絞って攻撃に出て来たC大阪にゴール前に迫られることもありますが、鹿島も青木を投入して守備固め。
そのまま守り切って4連勝となりました。

若い選手の成長
この試合は大迫で勝ったと言ってもいいくらいでしたね。
中田から「取られてもいいから仕掛けろ」と言われてふっきれたそうですが、こういう雰囲気が若い選手を育てるんですよね。
浦和の原口やG大阪にいた宇佐美もミスしてもどんどん仕掛けていましたし、別にボールを奪われたことに文句を言う選手もいませんから。
もちろん中田のようにベテラン選手が声をかけるというのもいいのですが、本来ならこういう意識は監督、コーチが練習で作ってあげないといけないです。
それができてないから若い選手が育たない、育てられなかったんですよね。
また、ボールを取られた=悪というあまりに無能な判断基準で若い選手のミスを責めるサッカーの分からないサポーターの存在も若い選手の育成の妨げにしかなっていません。
もちろんキープ力がなくてボールを奪われたり、フリーの状態でのパスミスや横パスをさらわれたりしてボールロストすることはいけないですが、PKは蹴る勇気がある者しか失敗しないように、バイタルエリアで仕掛けたり、くさびのボールを受けたり、ボールキープをしようとすればそれだけミスも出るのです。
当然一番プレスの厳しいエリアですからね。
プレスの緩いサイドのエリアばかりでプレイしたり、プレスが来たら体を張らずにバックパス、まったく仕掛けないプレイを選択すればミスを減らすことは簡単ですよ。
前回のC大阪戦の失点は大迫がくさびのボールをキープできずに奪われたところからでしたが、こーめいが書いたようにミスしたからと言って委縮するのではなくどんどん積極的にプレイすることが大事です。
あれをミスしたからと責めるばかりでは若い選手は育たないです。
そもそもその時の失点も、この試合の失点も後ろの選手の対応が間違ってなければ防げていたわけですから。
攻撃というのは仕掛けなければチャンスは生まれませんし、バイタルエリアでボールをいかに受けるかが得点への近道となります。
そういう部分で積極的なプレイをしている選手のミスを普段から責めてばかりいるようなサポーターはこの大迫の成長、ゴールを喜ぶ資格はないですね。
そういうサポーターはサッカーの事が分からないので、監督のやることが正しいと思いがちでオリヴェイラ監督が若い選手を使わなかったのも使える選手がいなかったと思っていることが多いです。
若い選手が持ち味を出しやすいようにプレイさせ、ミスしても何度もトライさせる忍耐力のあることが育成の上手い監督の共通点ですね。

連戦正念場の広島戦
5連戦の真ん中、日程の不利、順位もこれまでの相手よりもっとも高い相手ということで次の広島戦は正念場になりますね。
しかも勝利すれば順位が入れ替わりますし、上位5クラブに今季は全敗していますから上を目指すためにはまず勝たなければいけない相手となります。
まだ興梠、田代も本調子ではなさそうですし、オリヴェイラ監督はまたサイドバックを入れ替えるくらいで同じメンバーで臨むのではないかと思います。
8月に勝てているのは対戦相手の調子もおおいに関係ありますが、まず1つ目の理由としては上述したリトリートする守備でチームの意識が統一されているというのがありますよね。
広島戦はもう5メートル程プレスをかける位置を高くした方がいいと思いますけど。
あとは大迫、遠藤、増田ら若い選手に回復力があってベテランよりはずっと走れますね。
ただ、同じメンバーで戦うとなるそうなるとこの試合のように動けなくなってから厳しいです。
大迫は現在キレているので使い続けるとしても、遠藤、小笠原は疲労が溜まってそうですし、野沢のFKの調子を観るとかなり疲れてそうです。
今はバランスがいいので変えづらいところはありますが、可能性があるとしたら小笠原→青木、ガブリエル→田代、野沢→ガブリエル、遠藤→タルタって感じでしょうかね。
まだ加入したばかりのタルタ、ケガ明けの田代がどれだけできるかにもよりますが、こーめい的には遠藤は休ませて甲府、福岡戦に備えさせてほしいところです。
それから2トップは田代と大迫にするとさらにバランスがよくなると思います。
大迫がサイドに流れたり、引いてボールを受けるとどうしてもゴール前に得点の取れる選手がいなくなりますからね。
田代の高さを生かしたキープがあればヴァリエーションも増えますし、運動量が減ってロングボールに頼りがちになったときにはさらに有効となります。
広島は前回台風の中で対戦した頃からすでにバイタルエリアの守備がルーズでしたけど、それからさらに酷くなったと思ったらやはり勝てない時期が訪れましたね。
現在は運動量、球際の寄せ、激しさともに復活して来ていますので、日程が不利の中戦うのはかなりやっかいな相手になりそうです。
リトリートして守るやり方なら広島のショートパスを繋いでの攻撃は抑えられそうですが、右サイドのミキッチのドリブルの仕掛けを何としてでも抑えなければなりません。
新井場の仕事になりそうですかね。
あとはあまり下がり過ぎてゴール前の佐藤の動きにロングボールを合わせられないようにしたいです。
攻撃に関してはセットプレイ、サイドからの攻撃で西川の飛び出したくなるボールを入れれば、かなりの確率でミスしてくれますよ。
かなりきついでしょうが広島戦を乗り切れば8月はポポポポ~ンと躍進して行けそうです。

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