鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第25節】しっかり守って来る相手には苦戦する理由…の新潟戦
結果
9月10日(土) 2011 J1リーグ戦 第25節
新潟2-2鹿島(19:00/東北電ス/25,819人)
[得点者]
44' 本間勲(新潟)
67' ブルーノロペス(新潟)
74' 岩政大樹⑥(鹿島)←中田浩二①
79' 田代有三⑪(鹿島)

[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:野沢、遠藤
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
スピード感の違い
鹿島は4-2-2-2の布陣で興梠と大迫の2トップでした。
後で詳しく触れますが、オリヴェイラ監督は現在考えられる中でもっとも最悪のフォーメーション、選手起用で再開戦に臨んで来ましたね。
興梠の仕掛け、大迫のポストプレイなど個のパフォーマンスは悪くはなかったですが、この2人の絡みのなさは相変わらずでした。
それでも勝てなかった頃から立ち上がりのパフォーマンスの良かった鹿島がこの日も序盤は攻め込みます。
相手より運動量で勝っている時間帯はよく走れているのでパスもテンポよく周ってチャンスも作れていました。
しかし、勢いが落ち着いて新潟も鹿島の攻撃に慣れてしっかり守って来ると攻め手を失って来るのもこれまで通りです。
この日も10分くらいもすれば退屈な試合になりましたね。
鹿島がボールを支配していたもののカウンターからゴール前へ飛び込んでのヘッド、オンサイドでしたが判定に助けられた飛び出しとブルーノに決定機を作られます。
攻撃の回数自体は少なかったものの、得点の匂いがしていたのは新潟の方でしたね。
35分過ぎから新潟に勢いが出始めるのですが、ここでも興梠と大迫の2トップの問題が原因でした。
この2人では前線からプレスをかけない時間帯が出来るのですが、まさに失点した時間帯はそうなっていましたね。
8月の闘いのようにリトリートするわけでもなく、前線からプレスをかけるわけでもないのでまったく守備が機能していませんでした。
数的同数で攻められると何もできなくなる守備陣も問題であり、前半終了間際には本間に決められてしまいます。
もう1つの問題は小笠原と増田の守備ですよね。
2人とも攻撃の選手なのでどうしてもアグレッシブにボールを奪いに行く守備をしてしまって、危険なスペースを埋めるってことができていないです。
失点シーンでも増田がバイタルエリアのスペースを埋めようとせずに相手が横パス、バックパスを出すと予測してそれを狙いに行こうとしています。
要するにボールを下げるだろうという安易な思考、「だろうディフェンス」をしていたということです。
ここは守備のできる選手ならバイタルエリアのスペースを使われるかもしれないという、「かもしれないディフェンス」をしているところですよね。
このボランチの連携も中断中にきちんと練習して修正しておかないといけないでしょう。
新潟の攻撃の方が得点の匂いがしたのはスピード感の違いです。
前へ向かう勢いと言い換えてもいいですが、速攻主体のため新潟の選手は前を向いてボールを受ける選手が多かったのに対し、遅行の鹿島は後ろを向いてボールをもらう選手ばかりでした。
これではスピード感のある攻撃はできないですから、ボールを支配してパスを回していても得点の匂いがしないのは当たり前です。
これは速攻、遅行関係なく重要なことですからね。
分かりやすいのが前後半に1度ずつ右サイドから遠藤がドリブルで切り込んだシーンです。
周りの選手がまったく動き出し、動き直しをしてしてないんですよね。
前半のミドルシュートを打ったシーンは増田は前にスペースがあるのにそこに走り込んでボールを受けようとせずバックステップで横パスをもらおうとしていましたし、興梠はまったく動かず、野沢は歩きながら下がっていて、右サイドに流れていた小笠原もサイドのスペースに走り込みませんでした。
唯一大迫が遅れ気味に前を向いて中央に入って行っていましたが、しっかり相手のマークがついていました。
やはりこのところ起点になっている大迫と遠藤がボールをもらう動き直しが一番多いですね。
ただ、あれだけ選手が後ろ向きでばかりボールをもらうようなパス回しをしていたら守る方が楽ですよ。

無駄だらけのサイド攻撃
なぜ鹿島の攻撃に勢いが生まれないかと言うとそれはオリヴェイラ監督のサイド攻撃の戦術に2つの大きな問題があるからです。
1つは4-2-2-2のフォーメーションなのに、オフェンシブハーフの野沢と遠藤をサイドに開かせて起点にさせようとしていること、そしてもう1つはいかにしてクロスを入れるかというところに無頓着なことです。
本来4-2-2-2のサイド攻撃はサイドバックの攻撃参加がメインになるのですが、昨季は野沢とガブリエルがタメを作れなかったので上がるチャンスがありませんでした。
今季は遠藤と大迫が起点になれているので攻め上がる時間は作れているのですが、アレックスは上がるのが早すぎますし、西はオーバーラップが遅すぎ、いいタイミングでボールをもらってもその場に止まってパスコースを探すのでまったくスピードのある攻撃ができてないんですよね。
それにサイドバックがいいタイミングで上がれれば今度は前線の選手も仕掛けやすくなります。
福岡戦ではおもしろいようにボールを持てていたのでタイミングを気にする必要はなかったですが、この新潟戦でもあれだけ前半にボールを支配出来ていればサイドバックのオーバーラップ1つで福岡戦のような怒涛の攻撃をできていました。
上がるタイミングに関して言えば新井場、當間の方がいいですけど、きちんとスピード感を意識して戦術練習をすればよくなるんですけどね。
しかし、オリヴェイラ監督は野沢と遠藤を開かせてサイドに起点を作って、そこでサイドバック、流れて来たFWがからんでパスを繋いで守備を崩そうという方法を取っています。
これだとしっかり守られるとまず崩せませんし、サイドに人数をかけることになるので中央が薄くなるんですよね。
相手のゴール前のエリアとタッチライン際のサイドのエリア、どちらがドリブルしやすいか考えてもらうと分かりやすいのですが、答えは当然サイドのエリアとなります。
そこでドリブルで仕掛けることをまったくせず、人数をかけてパスを回していることがいかに効率が悪いかが分かると思います。
野沢と遠藤をサイドに開かせるなら役割はサイドハーフのそれになるので、縦に仕掛けさせてセンタリングを入れて、それに中央の選手が合わせるという練習をしなければなりません。
DFを抜かなくても半歩抜け出せばセンタリングは入れられるわけですから。
岩政の得点はまさにその仕掛けから野沢がコーナーキックを取ったことで生まれたものでした。
しかし、2点差をつけられて切羽詰まった状態ではなく普段からもっと縦に仕掛けなければなりません。
中の選手もただ突っ立っているだけが多く、田代の2点目のように飛び込んでいく動きなおしをしないとなかなか勢いのある攻撃には繋がらないですね。
また、前述した遠藤が中央に切り込んで行くシーンでは中央の選手とのワンツー、裏へ飛び出す選手、相手CBの前のバイタルエリアに入っていく選手など前を向いてボールをもらう動き、ボランチがゴール前に飛び込んでいく動きが必要になっていきます。
結局縦パスを入れないと相手の守備は崩せないわけですから、パスを回して崩すのは中央で、ドリブルで仕掛けるのはサイドからというのが基本です。
今の鹿島はサイドでパスを繋いで崩してセンタリングという戦術を取ってますが、中央でパスで崩せばシュートにいけるわけですから得点の可能性が上がります。
サイドではドリブルからセンタリングの方が効率は相当いいです。
小笠原と増田も攻撃的に振まっていますがゴール前に入っていく動きはなく、結局サイドバックもボランチも上がってパス回しに参加するだけなのでまったくスピード感のある攻撃、効果的なサイド攻撃ができていません。
これがしっかり守って来る相手に引き分けが多くなる原因ですね。
サイドからセンタリングを上げてゴール前で合わせる練習をしてはいますが、それはクロスを上げられること前提の練習になってしまっています。
その前にいかにクロスを上げるかというところに気を配らないとこれからも守備の良いクラブ、運動量で圧倒できない相手には攻めあぐむことになりでしょう。

結局は運動量での力押し
2得点奪って引き分けに持ち込めたことは評価できますが、結局その得点を取った時間帯も鹿島が運動量で勝っていたことが大きいです。
2点目が入った後もしばらく新潟ペースでしたが、70分頃から運動量が落ちて来て失点したことで気持ちが守りに入ってますます動きが鈍くなりました。
逆に選手交代でフレッシュな選手が入って、得点して勢いの出た鹿島は動けるようになって同点に追いつくことができました。
しかし、その後は鹿島の運動量も落ちて来てミスが多くなり、攻められなかった時間帯もありましたね。
それでも最後まで勝点3を狙いに行って終了間際は再び押し込むのですが、大迫のシュートや田代の決定機は小澤に防がれてしまい、ドロー決着となりました。

オリヴェイラ監督の失策
試合後のコメントでホームの新潟は前から来るだろうと予測して、スタートはタメのつくれる選手を起用して、後半に高さのある田代を使う意図があったと言っていましたが、そもそもこの判断から試合が難しくなってしまいましたよね。
まず、これまでの直接対決、新潟のサッカーを観ていれば鈴木前監督の頃からそうだったようにしっかり守って来ることは分かり切っていたと思います。
そもそも新潟と相性が悪いのは、鹿島が1点差で勝つサッカーをする、(特にホームで)新潟が粘り強いサッカーをするなどいろいろありますが、一番の原因は相手の守備を崩せない戦術アイデアの無さです。
その証拠に新潟との対戦成績はこれで5勝6分5敗になったわけですが、オリヴェイラ監督での対戦が2勝4分4敗。
それまでは3勝2分1敗だったわけで相性が悪いわけではありませんでした。
何をもって新潟が積極的に攻撃をして来ると思ったのでしょうね。
さらにスターティングメンバーに田代を起用しなかったのも失策でした。
ケガも考慮したようですが、中断期間も練習はこなしていたわけですし、田代本人は出たがっていたみたいですからね。
現在のパフォーマンスは明らかに田代>興梠なわけですし、2トップの相性を観ても田代に大迫、興梠を組み合わせる方が上手くいっています。
この試合でスターティングメンバーで起用されないようなら、万が一来季オリヴェイラ監督が続投した場合は確実に田代は鹿島に残ってないでしょう。
4-2-2-2なら田代と大迫の2トップ、田代をベンチスタートにするなら大迫の1トップでタルタを左サイドに起用する4-2-3-1の方が機能しますね。
実際に選手交代してからはタルタ左、大迫が右の4-2-3-1になっていましたし、その方が機能していました。
どのみち連戦の時は日程が不利だと文句をつけ、中断期間があれば勢いをそがれたといちゃもんを言う監督は終わっていますけどね。
勢いがなくなったのは自らの見当はずれの戦術練習でチームの機能性を損なわせてしまったからです。

名古屋戦は目安となる試合
相変わらず監督の失策で勝点2を失うということが起こっていますが、遠藤や大迫など試合で使われて成長して来ていますし、田代は得点を取ってくれていますし、タルタもガブリエルよりずっと使える選手なのでチーム力は上がって来ています。
それが8戦負けなしに繋がっているのだと思います。
後はその上がって来ているチーム力を監督が最大限引き出せればいいのですが、なかなか上手くいっていません。
残り9試合には上位4クラブとの対戦もあるので、もちろん1試合1試合勝つつもりで戦っていくわけですが、負けなしを17試合に伸ばせたら御の字なのではないかと思います。
次の名古屋は退席になったストイコビッチ監督がベンチ入りできませんが、柏に負けている以上連敗は絶対に阻止する気持ちも強いでしょう。
五輪代表が抜けるのはお互い様ですが、鹿島は大迫がいないのは痛いですね。
しかし、興梠と大迫の2トップなら田代と興梠の方が機能するでしょう。
こーめいは4-2-3-1で戦って欲しいですけどね。
8戦負けなしはほとんどが下位に低迷する相手だったため、名古屋戦は今後鹿島が上位に割って入って行く余地があるのか、チーム力の現在地はどこになるのかの目安となる試合になりそうです。
名古屋とは相性いいわけですし、ホーム3連戦の初戦ですから勝ってはずみをつけられたら最高ですね。

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