鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
10 | 2017/11 | 12
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

【J1第28節】鹿島らしさでも敗北…の柏戦
結果
10月2日(日) 2011 J1リーグ戦 第28節
鹿島0-1柏(14:00/カシマ/21,466人)
[得点者]
31' 工藤壮人(柏)
[フォーメーション]
FW:興梠、田代
MF:野沢、遠藤
MF:青木、増田
DF:アレックス、中田、岩政、西
GK:曽ケ端


試合の感想
監督力の差が明白
鹿島はこれまでもあまり機能していない興梠と田代の2トップという4-4-2の布陣でした。
柏はワグネルがクロッサーなのでサイドハーフタイプではありますが、オフェンシブハーフにスペシャルな2選手を置くブラジル流の4-2-2-2です。
同い年のブラジル人監督対決となったわけですが、軍配は前回の対戦同様に完全にネルシーニョ監督に上がりましたね。
鹿島は昨年から続く問題、今季に新たに生まれた問題がまったく改善される気配がありませんでした。
相変わらずオフェンシブハーフがタッチライン際でプレイするので選手間の距離が開きすぎてパスを回せずに攻撃が手詰まりになりますし、興梠と田代の2トップは技術が低くてボールが収まりません。
相手陣内で前を向いてボールを持てるのは遠藤とアレックスくらいで、右サイドを起点にしたタメを利用して逆サイドに上がったアレックスに展開する流れが唯一可能性を感じる形でした。
しかし、この2人のパフォーマンスも良かったわけではなく、ボールをもらったアレックスがその場に止まってしまうのでそこで再び詰まってしまいました。
これはアレックスだけでなく、今の鹿島の選手全員に言える問題点ですけどね。
ボールを持っている選手しか観てないサポーターはもっともボールに触れていた遠藤とアレックス、あと西あたりの出来が悪かったように感じるでしょうが、興梠、田代、野沢に至ってはフィジカルと足元の技術の問題から柏の激しい寄せに対してまったくボールを持てていませんでしたからそれ以前の問題でした。
頼みの田代の高さもネルシーニョ監督が対策を立ててその練習の成果が発揮されていたので封じられてしまいましたね。
2トップにあれだけボールが収まらなければ攻撃が出来ないのも当然でしょう。
ただ、柏は自ら主導権を握って攻めるタイプではないので鹿島がポゼッションする時間が長く、スコアレスの状況が続きます。
先制点の行く末を分けたのはまさに監督力の差でしたね。
ネルシーニョ監督はしきりにレアンドロ・ドミンゲスにボールを受けるポジションの指示を出しており、徐々に中央にポジションをとってボールを受けるようになって行きました。
そこから次第に柏もボールポゼッションする時間を盛り返して来ました。
柏の先制点は青木のパスミスを拾った茨田がレアンドロ・ドミンゲスに渡し、そこからドリブルとスルーパス、最後は工藤が決めました。
相手のミスに乗じたショートカウンターという鹿島が得意とする形をやられてしまったわけですが、これは起点になるオフェンシブハーフのレアンドロ・ドミンゲスが中央にポジションを取っていたからこそ生まれたゴールです。
同じようなシーンで鹿島だったら野沢と遠藤が開いているのでボールを奪っても中央から早い攻めはできません。
そのため、2トップに当てることになるのですが技術的な問題からボールをキープできなかったり、パスミスで奪われたりしてチャンスを潰していることが多いですね。
大迫も判断力がまだまだだったりしますから。
4-2-2-2のフォーメーションの特性と選手の特徴をよく理解して修正してきたネルシーニョ監督に軍配が上がるのは必然ですが、柏の方が鹿島らしいサッカーをできていたところが悔しいですね。
この後パクドンヒョクが2枚目のイエローで退場になり、後半の試合展開は予想しやすいものになりました。

4-3-3の効果は…
オリヴェイラ監督は後半から遠藤を下げて大迫を投入して4-3-3の布陣にして来ました。
まず4-3-3の布陣の特徴として、1トップはタイプにもよりますが田代の場合だとボールをキープできなければ話になりません。
山形で経験のある田代は下がって良いポジションを取ってよくボールを受けていましたね。
しかし、名古屋のケネディはペナルティエリア内でボールをキープできますし、それが得点だけでなくアシストランキングトップにも繋がっています。
4-3-3で優勝争いをしている相手に勝とうと思ったらやはりそのくらいのレベルのトップが必要になります。
しかし、田代にボールが収まり、野沢と増田のインサイドハーフに入った2人が中央にポジションを取って距離が近くなったのでボールがよく回るようになりました。
ただ、これは4-3-3だからというより、これまでもあった4-2-3-1でも同じ効果は得られていたわけですから新布陣に意味があったということにはなりませんね。
逆にデメリットは4-2-3-1の場合はFWを削るのですが、4-3-3ではオリヴェイラ監督がMFを削る選択をしてしまうことです。
ウィングに必要な特性は1対1での仕掛けですが、これが出来るのは大迫とタルタだけです。
ただ、マンチェスター・シティのシルバのように相手を抜かなくてもボールをキープして前を向ければいいので、これができるのは全盛期の本山と遠藤になります。
この特性に加えてストライカー(ビジャやメッシなど)、もしくはパス能力(ロナウジーニョやシルバなど)かDFラインの裏を取る特性(ジュリなど)を持っていることが必須ですが、大迫はすべてに可能性を持っており、パス能力は前述した選手全員、裏取りは野沢のみという分類になります。
つまり、ウィングとして機能する(あくまで可能性がある)選手は大迫を筆頭にタルタ、全盛期の本山、遠藤となり、右サイドに入った興梠にその特性はまったくないわけです。
事前にそのことが分かっていたこーめいは興梠を起用してどうするのかと思っていたのですが、思った通り前半以上に完全に消えていました。
こーめいはブログでよくフォーメーションや戦術のことについて触れますが、得点が取れないから3トップにするとかサッカーはそんなに安易なものではないですからね。
きちんとそれらの特徴、利点、欠点を理解して選手の良いところを引き出すようにして、さらにチームのバランスを考えて決めなければならないものです。
そもそも練習で機能していなかったのに試合で結果が出るわけありませんからね。
それ以前の問題として、今の鹿島は前を向いてボールを受ける選手が少ないのでスピードに乗った攻撃ができていません。
この試合の後半でもボールが回るようになりましたが、観ていれば7割くらいは柏ゴールに背を向けた状態でボールをもらっています。
パスを出す方も受ける選手の足元に出してスピードを止めることが多いですから。
これでは相手は守りやすいです。
要するにボールを受けるための動き出し、ポジションが悪いわけです。
一度高い位置を取ってスペースに降りて受けるのではなく、スペースに上がっていきながら受けるようにしなければいけないのですが、この問題をオリヴェイラ監督やコーチ陣がまったく改善できずにいる、改善しようとする気すらないことが一番の問題ですね。
バルセロナが強いのは上記に上げたウィングの特徴を(レベルに差はあれど)ほとんどの選手が高いレベルでできるからですし、パスを回していても必ずウィングに1対1を仕掛けさせる状況を作るか、バイタルエリアに縦パスを入れる意識、DFの裏を狙う意識を常に持って回しています。
そして、そのボールを受ける選手も前を向いてボールを受けられるように意識して動いていますね。
4-3-3にしたから攻撃力が上がるわけでないですし、選手間の距離を縮めるなら4-2-3-1でも可能です。
さらに言うならネルシーニョ監督が修正したようにオフェンシブハーフを中央にポジションさせて4-2-2-2にすればいいわけで、残念ながら4-3-3にしたからと言ってこれといった新しい効果は何1つありませんでした。
前回のブログで「次節の柏戦は鹿島にとって今後の参考となる試合になるのではないかと思います。」と書いた通りの試合となりました。
それはどちらが鹿島らしい試合をしていたのかを考えれば分かると思います。
浦和に勝てなかった時点で柏相手では厳しい戦いになるだろうと思っていましたが、途中出場でいいプレイをしていた小笠原もマンマークで徐々に消されて行き、最後は興梠に代えてタルタではなく新井場と言う消極策もあって予想通り10人の相手から得点することなく敗れてしまいました。

解決策は…
本当は『引いた相手の崩し方』を書こうと思っていたのですが、チーム状態があまりにも悪くまずはその打開策から見出さないといけない状況ですね。
優勝はもちろん事実上ACL出場権の獲得も不可能、そして監督やコーチもチームを新化させるための指針を示せないので選手も目標がはっきりせずにモチベーションも上がらない感じです。
はっきり言ってしまえば、来季オリヴェイラ監督に続投して欲しくない選手もいるわけで結果が出てない以上チームが1つにまとまっているとは思えないです。
そうなると今の状況を打開するにはフロントがオリヴェイラ監督は今季限りと早々に決断、発表するべきですね。
そうすればクラブに3連覇をもたらしてくれた監督ですから、勇退、有終の美というモチベーションでチームが1つになる可能性があります。
もう1つは積極的に控えの若い選手を使うことでしょう。
興梠をベンチ外にして土居をベンチに入れれば、全体的に少しは危機感も出るんじゃないでしょうかね。
もちろん、全員控え選手とそっくり入れ替えるのではなく、當間、柴崎、タルタ、小谷野、昌子あたりから2,3人積極起用していいと思います。
それから選手にできないことを要求するのではなく、まずできることを自由にやらせて欲しいですね。
守備の構築はどうとでもなるので、失点を気にせず今季の残りのリーグ戦はサイドバックの上がりを含めた攻撃の良さを出すことに執心した方がいいと思います。
カルロン、タルタ、西、アレックスなど新加入した選手は軒並み前所属クラブの時よりパフォーマンスが悪く、そもそもオリヴェイラ監督が就任した07年以降の加入選手は全員レギュラーに定着するまでに至っていませんからね。
きっと新潟でいいパフォーマンスをしている酒井高徳も今の鹿島に来たら西のようになってしまうと思いますよ。
選手が伸び伸びプレイできる環境が何より必要ですね。

ナビスコ杯始まる
震災でレギュレーションが変わり、ACL組はようやくの登場となります。
しかもホーム&アウェイではなく、一発勝負。
対戦相手はリーグ戦で上位の横浜FMですが、ここのところチーム状態がよくありませんので勝てるチャンスはあります。
というのもこちらも鹿島同様に監督の手腕が物足りなく、中澤なんて「攻撃も守備も個人に頼っているだけ」と言っており、攻撃の崩しや守備の決まりごとなどもあまりないそうです。
勝つか負けるかは選手のパフォーマンス次第という状況ですが、それで結果が出せているのは中澤や栗原、小椋、中村、小野、大黒など個の能力が高い選手がいて、彼らが完全リアクションサッカーという戦い方のもと意思統一がされているからでしょう。
だから、相手が攻めてくれれば強いですが、柏や仙台、神戸、先日の新潟戦など相手が主導権を握ろうとしない相手にはなすすべなく負けてしまいます。
ボールを持ったらどう攻撃していいか分からず、そこに激しくプレッシャーをかけられると慌ててしまいボールを失ってカウンターを受けるというパターンが多いですね。
鹿島は主導権を握る戦いをするので相性はよくないと言えますし、今のチーム状況ではそれで通用するかどうか…。
勝つためには4-2-3-1である程度リトリートして布陣をコンパクトにして守ってからプレスをかけ、相手に主導権を渡す戦い方をした方が可能性は高いと思いますが、オリヴェイラ監督はどういった戦い方、選手起用をするのでしょうね。
せめて何かを得られる収穫のある試合にしてほしいです。

最後まで読んでくれた方はもれなくポチっとお願いします→人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿
以下の事項にあてはまると管理人が判断した場合、削除・コメント禁止とさせていただく場合があります。
1.記事・コメントの主旨を踏まえない単なる誹謗中傷。
2.記事、それまでのコメントをきちんと読んでいないと判断される反論・異論コメント。
(※よく読んで、調べて、考えてからお願いします)
3.根拠・一貫性のない主張の過度の押し付け。
4.同じ主旨の質問・議論の繰り返しとなるコメント。
5.意味のないもの、管理人から見て不快なもの。














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://kashimablogetc.blog55.fc2.com/tb.php/843-6d611f5d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

プロフィール

こーめい軍師

Author:こーめい軍師
J発足以来の鹿島ファン。
特に応援してる選手は、内田篤人選手。
大いに期待しているのは遠藤康、佐々木竜太選手です。

リンクはご自由にどうぞ(≧∇≦)

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア

秋春制反対の方は署名にご協力ください。 ↓携帯の方はこちらからお願いします。 http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=99

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する