鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【天皇杯2回戦】図で解説する…の筑波大戦
結果
10月12日(水) 第91回天皇杯 2回戦
鹿島2-0筑波大(19:00/カシマ/3,468人)
[得点者]
33' 田代 有三(鹿島)←遠藤康
38' 大迫 勇也(鹿島)←遠藤康

[基本フォーメーション]
筑波大戦基本フォメ

試合の感想
苦しみながら隙を突いた前半
普段はスタジアム観戦にしろ、テレビ観戦にしろ試合を観ていることを前提に書いていますが、今回は試合を観られなかった人も多いと思うので図入りにしてみました。
鹿島はいつもの4-4-2の布陣で、スターティングメンバーはナビスコ杯名古屋戦から計6人の変更がありました。
岩政は全治1ヵ月のケガ、中田も名古屋戦で脱臼癖のある肩を痛めてCBには公式戦デビューとなる昌子が入りました。
さらに両サイドバックは左に當間、右に西。
ボランチには代表から戻って来た増田が柴崎とコンビを組み、前線はタルタ、田代が先発でした。
オリヴェイラ監督にしては珍しく大胆に変更して来ましたが、このくらいでいいと思いますし実際に試合を観ると普段出場機会の少ない選手を使っておいて良かったという印象です。
筑波大の普段のフォーメーションは知らないですが、この試合は基本4-2-1-3の形で戦っていましたね。
鹿島は思ったとおり名古屋戦のようには機能せず、大迫の起点になっていた動き、2トップの距離感など良かった部分がこの試合では発揮されないでいました。
筑波大も名古屋に比べて布陣をコンパクトにして激しく当たりに来ていましたし、守備時は引いてゴール前に人数をかけて守っていましたからね。
基本的なフォーメーションで表記すると上図のようになるのですが、実際は攻守時において筑波大の戦術に苦しめられます。

[鹿島攻撃時フォーメーション]
攻撃時フォメ
鹿島は名古屋戦のようにロングボールも使っていたのですが、2トップが思うように競り勝てずボールをキープすることができません。
そのため両サイドハーフ、特に右サイド遠藤を起点にして攻めることになるのですが、筑波大は鹿島の攻撃の組み立てに対して相手のウィングが下がってサイドをケアします。
こうなるとサイドでは2対1、鹿島のサイドバックが上がっても2対2の状況で守られてしまいます。
そして何より中盤中央が2対3のマッチアップになっているので、1枚余るボランチが臨機応変にカバーして守っていました。
それでも個の能力は鹿島の方が高いので筑波大守備陣を何とか打ち破ろうと遠藤が右サイドから中央へ切り込んでミドルシュートを放つのですが、2本とも惜しくも左にはずれます。
相手の9番はCB2人で見ればいいので、鹿島はサイドバックが一番自由に動ける状況になっており、実際にサイドで起点を作ってから逆サイドのサイドバックに振るというプレイもありました。
しかし、全体的に運動量が少なく、逆にミスは多かったのでスムーズに行きませんでしたね。
青木のサイドチェンジは合わず、西のミスも目立ち、結局サイドを変えてもモタモタして筑波大の選手もシフトして来て逆サイドで同じように守られるという始末でした。
それでも、当たりの強い筑波大の守備に何とかファウルをもらうことはできていたのでセットプレイのチャンスは多くありました。
攻撃面では上手く封じられていたという印象ですが、それ以上に酷かったのが守備ですね。

[鹿島守備時フォーメーション]
守備時フォメ
オリヴェイラ監督は攻撃ではサイドハーフをタッチライン際に張らせて起点にさせ、守備時では下がってサイドで数的有利を作って守らせるようにしています。
とにかく攻守においてタッチライン際にプレイを限定するようにしているのですが、筑波大はそれ程ウィングの突破力、サイドバックのオーバーラップを積極的に使って来てはいなかったので鹿島の守備は遠藤とタルタが完全に浮くことになってしまいます。
そうなると相手のダブルボランチには増田と柴崎がプレスをかけに行く事になり、筑波大のトップ下がフリーになります。
さらに右ウィングの8番の選手がサイドから中央バイタルエリアに入ってボールを受ける動きをしていたので、おもしろいようにパスを繋がれてDFラインが危機的状況の陥っていましたね。
筑波大の風間監督が鹿島の試合を観て意図してやっていたようには感じませんでしが、完全にシステムの欠点を突かれた恰好でした。
守備で後手に回る形になりましたが、鹿島の急造4バックはよく持ちこたえていましたよ。
特に昌子は鹿島がボールを奪われた後は西が上がっている場面もあったのでそのスペースをよくカバーしていましたし、1対1で破られたら終わりという状況に何度もさらされていましたが何とか対応していました。
筑波大の前線の選手もフィニッシュが雑で崩しのアイデアがなかったことにも助けられましたね。
この時間帯で先制されていたらかなり苦しい試合展開になっていたでしょうから、DF陣が苦しい状況にさらされながらも踏ん張ってくれたおかげで失点せずにすんでいました。
しかし、中盤中央の不利はどうしようもならず筑波大のパス回しに翻弄され、豪快なミドルシュートがバー直撃というシーンもありました。
それで選手も目が覚めたのか、ミスが減ってボールが回るようになって来たと感じていた30分に遠藤のFKを田代が頭で合わせて先制します。
2点目はその5分後、失点してなおかつボールはよく回るという状況だったので筑波大の選手の意識が攻撃にいった隙をついて遠藤のスルーパスに抜け出した大迫が冷静に左サイドに流し込んで追加点を奪います。
ただ、守備の問題は以前修正されていなかったので、2点目が入った直後にCB2人とボランチ2人が集まって話していて、2点リードしつつも余裕がなく鹿島が苦しめられていることを象徴するシーンでしたね。
こーめいはずっと遠藤とタルタに相手のボランチを見させてサイドにボールを出された時はボランチが流れて守るようにしないとって思って観ていたので、その4人で話し合ってどうにかなる問題でもないよな~(´д` ;)って感じでした。
オリヴェイラ監督も一向に修正する気配がないですし、案の定その後も筑波大に攻められていましたね。

攻めながらノーゴールの後半
[後半基本フォーメーション]
後半基本フォメ
さすがにオリヴェイラ監督もハーフタイムを利用して修正して来ていました。
後半のマッチアップは上図のようになるのですが、まず遠藤orタルタを必ず1人トップ下の位置に配置してやはり相手のボランチを見るようにしてしていましたね。
これで中盤中央は3対3で数的不利がなくなりました。
そして、オフェンシブハーフが中央に絞る分サイドに出された時のケアは増田や柴崎が流れて対応していましたね。
さらに西に少し高いポジションを取らせることで、(筑波大の3トップは後半から⑧→⑪に変更、ポジションチェンジもしていましたが)左のウィングが下がって守備するようにして孤立させます。
残りの2人のFWは昌子、青木、當間の3枚で見る形ですね。
前半は数的不利にさらされていたDFラインですが、これで通常通り1人余る形で対応できるようになります。
攻撃では左サイドに遠藤orタルタ(トップ下に入ってない方の1人)が前半に比べて中央寄りに入ることでフリーの状態になります。
後半はそこを起点に攻めを展開しました。
相手の右ウィングが下がって守備をすれば當間が上がっていけますし、必ず中盤では数的優位を作れるようになっていました。
なおかつ選手間の距離も近くなったのでいい攻撃ができるようになり、守備も安定しました。
これが後半鹿島が試合を支配して當間のビルドアップ、オーバーラップが多くなった理由です。
「いかにブラジル人に守備をさせるか」がブラジル人監督にとっては重要ですから、オリヴェイラ監督も守備戦術には長けているんですよね。
しかし、やはり攻撃については物足りなく相手を押し込むことはできるのですがアタッキングサードでの戦術の不備、アイデア不足が後半の無得点に繋がった感じですね。
せっかく相手の右サイドバックと1対1になる状況が作れていたのですからもっと仕掛けさせていいですし、センタリングもシンプルに入れさせてよかったですね。
當間はかなり積極的にビルドアップ、オーバーラップ、ドリブルでの仕掛けを見せていましたが逆サイドなのでかなりやりづらそうでした。
西の方がマンマークで対応させるには信頼できるという判断でしょうが、それならサイドバックの位置を入替えて遠藤、タルタも右サイドで起点を作るようにしていたら當間ももっといいプレイをできたと思うんですけどね。
あとこの日は2トップにボールが収まらなさ過ぎでした。
大迫は明らかに疲労があり後半はもう足元がおぼつかなくなっていましたし、田代はもともと足元が上手いわけでないので筑波大の激しい当たりに苦しんでいましたね。
空中戦でもあまり存在感を出せておらず、元気がない印象でした。
大迫に代わって途中出場の興梠はトラップミス、決定機もシュートが枠にいかないなど相変わらずでしたから。
それでも左サイドからいくつかいい形は作っていましたし、後半の方が得点が入ってもおかしくなかったんですけどね。
何より守備の問題が改善され、危ない場面はほとんどなかったです。
ただ、終盤は筑波大がもう前からボールを取りに行くしかないとプレスをかけて来たところ、鹿島は省エネモードに入ってバックパスが多くなりすぎていたためDFラインでプレスをかけられて慌てるシーンもありました。
あわやPKかというプレイもあったのですが、何とか無失点で天皇杯初戦を勝ちあがりました。

おおざっぱ選手評
當間は前半は守備で、後半は攻撃で貢献して積極的にプレイする姿勢が見られましたね。
悪くなかったと思いますが、前述したように逆サイドだったのでやりづらそうで持ち味を十分に発揮することはできませんでした。
センタリングはもちろんですけど、縦へのドリブルにしても右利きで左サイド(左利きで右サイドも)だと相手に常にボールをさらしながらのプレイになるので難しいんですよね。
ビルドアップもどうしても中央へのコースが増えますし、実際に難しいパスを選択してボールを奪われたりと危なっかしいシーンもありました。
昌子は公式戦デビューが大学生相手とはいえ、バイタルエリアを完全に支配されるあの状況でのプレイとなったためかなりしんどかったと思います。
かなり緊張していたということですが、判断よく対応できていましたね。
特にカバーリングに関しては的確にやれていましたし、次は1対1の強さ、攻撃での持ち味も見せてもらいたいです。
青木についてはボランチよりサイドバック、センターバックの方が適正があると思っているのでこーめいはそれ程心配はしていません。
柴崎は延長戦2試合を含む連戦の中、よく球際でも戦っていましたしいいプレイを見せていました。
この試合では守備の方に気を遣っている時間帯が多かったですが、相手ペースだった前半はよく持ちこたえて、鹿島のペースだった後半はうまく味方をフォローして大人なプレイをしていました。
小笠原や増田より気の利いた守備ができるのでボランチとして期待大です。
タルタは動きがよくドリブルで相手を翻弄する場面が多かったです。
ただ、スペースがあればスピードを生かせるのですがこの試合では小技で抜いて行くことが多かったのでスピードの乗った攻めに繋がる場面は少なかったです。
そのドリブル力をどう生かすかがタルタとしてもチームとしてもオリヴェイラ監督としても課題ですね。
終了間際に負傷交代したので心配です。
小谷野は積極的にドリブルで仕掛けていましたが、あまりにも時間が短かったですね。
本山は名古屋戦に続いてさすがの存在感ですが、途中からかなり後ろでプレイしていたのでそこにボールが集まり筑波大のプレスに勢いを与える原因にもなっていました。
バイタルエリアでは決定的なパスをいくつか出していましたね。
そのパスに反応しなかったり、トラップミスしたり、シュートが枠に行かなかったりと興梠は相変わらずです。
相変わらずは西も同じですが、後半はマンマーク気味で相手のウィングを封じる役目をきちんと果たしました。
1点ずつ取った田代、大迫、2アシストの遠藤は結果だけは残したという感じですね。
代表帰りの増田とこの連戦をレギュラーとして戦っていた選手は動きが重く、運動量も少なかったです。
普段出番の少ない控え選手の方が動きがよかったですし、動ける柴崎、昌子など若いメンバーが奮闘してチームを助けていた試合でした。
これまで通り固定メンバーで戦っていたらまたPK戦までもつれ込んでいたのではないかと思いますし、メンバーを変更したのは功を奏しましたね。

Jリーグ再開
明日はアウェイで磐田戦となります。
リーグ戦ももう残り6試合ですね。
基本的にはナビスコ杯を戦ったメンバーになると思います。
CBのメンバーは中田次第なのでどうなるか分かりませんが、入れ替わるとしたら代表帰りの増田くらいでしょうね。
中2日での試合が続きますが、休養をもらった選手がこの試合の柴崎や昌子のようにいいプレイを見せてくれることを期待してます。
相変わらずゴール前に人数をかけて守られると得点できなくなりますが、磐田戦は縦パスを入れられる小笠原、シンプルにセンタリングを入れる新井場がメンバーに入るでしょうから筑波大戦より少しは攻撃もよくなると思います。
あとなんと言っても大迫ですよね。
今の鹿島は大迫が起点になってくれないと攻撃面では厳しいと思います。
磐田も4-4-2でサイドを起点に攻めてくるチームですから、今の鹿島と似通っていると言えます。
なので守備ではオリヴェイラ監督のやり方でも大丈夫なんじゃないですか。
攻撃はサイドの突破力、2トップにいかにボールを収めさせないかが鍵となるでしょう。
サイドの突破は山田のいる磐田の方に分があると思いますが…。
鹿島はそのどちらも大迫頼りという状況なので、何とかコンディションを上げてもらいたいです。

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