鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第32節】なくて残念、延長戦…の大宮戦
結果
11月19日(土) 2011 J1リーグ戦 第32節
大宮1-1鹿島(17:00/NACK/9,537人)
[得点者]
67' 李天秀(大宮)
90' 興梠慎三④(鹿島)
[フォーメーション]
FW:興梠
MF:遠藤、ガブリエル、野沢
MF: 柴崎、増田
DF:アレックス、青木、イバ、西
GK:曽ケ端


試合の感想
特に変わらず
鹿島は相変わらずポゼッションはするものの、ショートパスを相手DFの前で回すだけのグダグダなサッカーを展開します。
パスミスが多いですが、技術的な問題以上に選手がどうプレイして良いか迷いながらやっているので意思疎通を欠いてミスになるケースが多いですね。
これはチームが上手くいっていない証拠です。
この試合で変化があったのは田代がケガ、大迫は五輪代表ということで興梠とガブリエルが前線に入って4-2-3-1に近い形になったことです。
これは今季鹿島がもっとも調子が良かった24節福岡戦まで時期にやっていた形に近く、昨季の天皇杯などもそうですが4-2-3-1の試合は選手間の距離が近くなるので、4-4-2に比べればまだ良い形でパスが回ります。
実際にこの試合も富山戦に続いてガブリエルはミスが多く攻撃の芽を潰していたものの、野沢と遠藤が4-4-2の布陣の時と比べて中央に位置を取ることが多かったですね。
特に野沢は序盤、珍しく積極的に仕掛ける意識が高かったです。
大宮はまずはしっかり守って2トップのラファエルとイチョンスにキープしてもらってカウンターという狙いでしたが、意外とバイタルエリアにはスペースを作っていてフリーにしてくれていました。
興梠のオフサイドシーンも遠藤のミドルシュートも中央で起点を作れていたからでしたね。
しかし、大宮の選手も最後は体を張って守備をしてシュートコースを限定していましたし、時間が進むにつれてお互いの攻撃の引き出しの無さが目立って来ました。
鹿島はオリヴェイラ監督の指示でサイドを起点にと言われているので、中央にスペースがあっても中盤の選手がサイドに開いてそこにパスを出すことが多いです。
この試合も時間が経つにつれてその悪癖が出ていました。
富山戦もそうですがサイドに出しても完全にケアされているのでそこで攻めてを失ってバックパス、横パスばかりになってしまいます。
さらに興梠がサイドに流れると中央に選手がいなくなりますし、ボールを出す方ももらう方も迷いながら、迷いながらやっているのが明らかですね。
これは山形にレンタル移籍して成長して帰って来た増田の動きがすでに元に戻ってしまっているのを観ればよく分かります。
今季はじめはもっと前線のスペースに顔を出す動きをしていたんですけどね。
オリヴェイラ監督では増田だけでなく他の選手も上手く持ち味を引き出してもらえないですから、どうしてもこじんまりしたプレイしかできなくなってしまいます。
大宮の攻撃も2トップさえケアしておけばOKだったのでお互い攻撃の引き出しがなくこう着状態が続きます。
前半終盤には野沢のバー直撃のシュート、大宮は青木とお互い決定機を1度ずつ迎えますがスコアレスのまま後半に突入します。

流れが変わった後半
後半、先にサッカーに変化が生じたのは大宮でした。
鈴木監督がハーフタイムにもっとリスクを冒して積極的にいくよう指示すると、その言葉通り大宮のDFラインは前半より高くなって後ろの選手も攻撃にからんでいくようになります。
大宮の意識が攻撃に傾くことによって鹿島が右サイドを崩して遠藤のシュートと決定機を迎えますが、ここも最後はDF2人が最後まで体を張って防いでいましたね。
そのすぐ後にはバイタルエリアで起点を作られて上がって来た渡邉にシュートを打たれるのですが、ここは曽ケ端がセーブします。
試合に動きが見られたのと同時に大宮の攻撃にも確実に変化が生まれました。
これまでは2トップにロングボールを蹴るばかりだったのですが、DFラインを押し上げて布陣をコンパクトにしたことでバイタルエリアで起点を作れるようになっていました。
そのため、後ろの選手も積極的に攻撃に参加して来ていたので、ラファエルがペナルティエリアでボールを受けようとするシーンが増えて来ます。
そこに単純に放り込まれるだけでも青木と新井場の跳ね返す力が弱いCBコンビにはものすごい脅威になっていましたね。
ほとんどのシーンでヘディングまで持って行かれるか、ボールをキープされてしまっており失点する可能性が高まって来ていました。
選手交代で小笠原を入れて中盤のポゼッションを高め、本山やタルタを投入するなどしてもっと前線で起点を作るようにしないといけないなと思っていたのですが、同時にオリヴェイラ監督は失点するまで動けないだろうとも思っていました。
そうすると思った通り67分に失点、その後慌てて小笠原投入となります。
相変わらずオリヴェイラ監督は試合の流れの変化が読めないですね。
失点シーンはやはり疲れがあるのか柴崎がラファエルにボールを奪われてしまいました。
センタリングに対しても新井場、西といたのですがマークに付ききれず、イチョンスにヘディングでゴールを奪われてしまいました。
新井場のCBも悪くはないですが、本職ではないですしもともとマークは苦手なのでどうしても跳ね返す力はかなり見劣りしますね。
西に代わって小笠原が入ると柴崎が右サイドに入ります。

本山タイム
サイドバックに入るとプレッシャーが少ないので柴崎が良い上がりをし始めてはいましたが、やはり大きな変化は富山戦同様に本山が入ってからでした。
タルタと同時投入されたわけですが、これで中盤のポゼッションも高まり相手がプレスにかけて来ても2人がよくかわしてボールを前に繋げていましたね。
そして、本山が興梠にスルーパスを通して決定機を演出しますが、浮かした興梠のシュートはGKに読まれます。
1対1だったのでもっと距離を詰めていけばGKは絶対倒れるのでそこでチョコンと浮かせばよかったのですけど、相変わらずシュートセンスはないですね。
鈴木監督は終了間際に坪内、石原と入れるのですが、特に坪内を投入したことで大宮は意識が守りに入ったように感じます。
柴崎をケアする意図があったようですが、これで逆に選手がゴール前に下がってしまい柴崎がフリーになっていました。
そしてロスタイムに入ろうかというところ、柴崎の縦パスを野沢が本山にスルーパス、シュートはGKにはじかれるも詰めていた興梠が同点ゴールを決めます。
興梠はこういうワンタッチゴーラーを目指すべきですよね。
そのためには極力サイドに流れる回数を減らして、ゴール前でのオフザボールの動きを増やしていかないといけないです。
ロスタイムは4分ありましたが、延長戦はないリーグ戦では勝ち越すことができず、この試合もオリヴェイラ監督の狙い通りドロー決着となりました。

間違った認識を持つ解説者
それにしても、鹿島の試合をあまり観ていない解説者はトンチンカンなことを言うことが多いですね。
昨季は例えば山本氏などを始めとしてしきりに鹿島はしたたか、試合巧者と言っていましたが、実際はすでにそんなことはなかったので追いつかれての引き分けドロー連発。
解説の通りに鹿島の試合が展開しないことが多く、バツが悪そうにすることも多かったです。
それで今季もこの試合の城福氏のようにマルキーニョスの穴が大きい、今季は勝ちきれない試合が多いと言う人がいるのですが、今季はこれで10分けの二桁突入で確かに言っていることは間違っていません。
しかし、昨季は12分けでマルキーニョスがいた頃からもう勝ちきれない試合は多発していたわけですよ。
同様に震災のせいにするサポーターも多いですが、鹿島の試合をきっちり観て分析している人にとってはマルキーニョスがいないせいでも、震災のせいでもなくオリヴェイラ監督のチーム作りに問題があるのは明らかなわけです。
そしてもっとも問題なのは昨季からその問題がまったく改善されていないということですね。
例えば昨季のジウトン、今季のアレックスとオリヴェイラ監督が望んで獲得した外国人選手がいるわけですが、練習中にきちんと指示は出しています。
しかし、一向に改善されるどころかむしろどんどん悪くなっているというのはオリヴェイラ監督の指導力に問題があるということですからね。
富山戦の時にも書いたように監督を交代するか、本山、レアンドロ・ドミンゲス級の外国人を獲得するかしないと大きく変わることはないでしょう。
もちろんマルキーニョスタイプの自分でシュートまで持っていけるストライカーも必要ですけどね。
ただ、ブラジルは好景気でトップレベルのネイマールなんて年俸が16億(半分はスポンサーが負担)です。
若い世代でも代表になればすぐに値段が2倍、3倍になります。
レアンドロ・ドミンゲスは2年前だから獲得できたのであって同じクラスの選手を獲得しようとなるとかなり難しいです。
ガブリエルだって足元を見られて完全移籍になったので移籍金もかかっているわけですからね。
もちろんブラジルはタレントの宝庫ですから、リカルド・ロボなど探せば下部リーグにも良い選手がいます。
ただ、鹿島は縁が深い割にブラジルにアンテナを張って選手や監督の情報を積極的に得ているわけではないですからね。
来季は外国人の獲得にはかなり力を入れるでしょうが、果たして良い選手を見つけられるのか、金銭的な問題をクリアできるのか、その上で監督が使いこなせるタイプの選手を連れて来られるのかと考えると難易度の高いミッションになりそうです。

ホーム最終戦は清水
次節は清水戦となります。
清水は主力が大量流出したものの、戦術家として知られるゴドビ監督が上手く選手を生かしてここのところ調子を上げて来ていますね。
当初は本田が抜けたアンカーのポジションで岩下や山本真を起用したり、ダブルボランチにしたりとの人選に苦しんでいましたが、夏のマーケットでヨン・ア・ピンを獲得して安定して来ました。
そのヨン・ア・ピンは出場停止なのでどういう布陣で来るのか興味深いですが、小野もケガで出て来ないようなので鹿島にとってはラッキーですね。
清水の攻撃は高原のポストプレイもありますが、基本的にはサイドをワイドに使ってのもので鹿島と似てあまり中央は使って来ないです。
しかし、鹿島と違うのは大前、高木など仕掛けて来る選手がいることとゴール前に必ず3人は入って行くことです。
ドリブルは人数をかけて対処すれば問題ないでしょうが、高原がサイドに流れても枝村などが上がってゴール前は人数をかけて来るのでしっかりマークにつかないとやられてしまいますよ。
鹿島は新井場、柴崎が出場停止、大迫もまだ五輪代表から戻って来れないので、相手云々以前の問題もありますけどね。
CBには昌子が入るようですが、チーム状態がもっといい中でプレイさせてあげたいです。
今の鹿島は本山がいないと誰が入っても輝けないですし、コンビを組む青木も中田や岩政がいる時はいいですがDFリーダーとなるとあたふたしてしまいます。
本来はベテランが若い選手がプレイしやすいようにフォローしてあげるべきですが、どの選手もその余裕はなさそうです。
それだけに逆に開き直って周りのことやもともと機能していない組織のことなんて気にせず、自分の持ち味を出すことだけを考えて欲しいですね。
できればもう自分が周りに指示を出すくらいの気持ちで戦ってもらいたいです。
柴崎のところには小笠原が入って後は同じメンバーになるんでしょうかね。
いずれにせよ天皇杯はもっとテンションが高いかと思ったら富山戦は相当酷い試合でしたし、清水戦はホーム最終戦、負ければ順位が入れ替わる戦いなのでモチベーションだけは高い所を見せて欲しいですね。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント
こんにちは
この試合でもそうですが今シーズンの遠藤はドリブル突破が少ないように思えます。昨年までの途中出場と違って最初から出ることで増える守備の負担などが影響しているのでしょうか?
【2011/11/25 20:56】 URL | 卍丸 #- [ 編集]


大宮戦と聞いてまっさきに、ラファエルとィ・チョンスのツートップが頭に浮かびました。もし私が逆の立場だったら、今の鹿島のFWを驚異と思えるかわかりません。今年は大型補強をしたと言っても、メンバーがほぼ固定されているのでけが人が出るとすぐ万全な状態ではないと言う声が聞こえてきます。毎回同じようにつまらない試合するなら負けてもいいので若手を出して欲しいと思うくらいです。

次節は本山がスタメンということで、いつもと違う展開が来るのではと大いに期待しています。本人も最初からの方がゲームに馴染めると行ってましたし。この試合で結果がでたら、これからのゲームプランは少しは変わるのでしょうか。

ところでオリヴェイラにブラジルのクラブからオファーが来てるようですね。続投が濃厚だという記事は多く見ますが、こんなサッカーしてても買ってくれるクラブがあるのですから、機を逃さないほうがいいと思います。
【2011/11/26 00:41】 URL | こばけい #- [ 編集]

>こんにちは
卍丸さん、コメントありがとうございます。
清水戦の記事でも書きましたが、遠藤だけでなく若い選手や新加入の選手はミスを恐れて縮こまったプレイが多く、本当にリスクを冒さないですね。
大迫も中田のアドバイスで積極的になるまではそんな感じでしたから。
原因はオリヴェイラ監督がどう攻めるかはっきりした方針を選手に示せてない(清水戦を観ても本山任せなのは明らか)ので迷いながらやっているということと、オリヴェイラ監督お気に入りの選手がケガから復帰したらまた起用されなくなって次のチャンスがいつ来るか分からないので余計にミスができないと精神的に追い込まれるから。
あとは起用されたらされたで、休ませることなくコンディションが落ちても使い続けるので遠藤は明らかに疲れていましたね。
興梠もそうだったように、最近はスタメンからはずれているので動きもよくなっては来ています。
そんなところだと思います。
【2011/11/30 18:58】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]

こばけいさんへ
コメントありがとうございます。
ケガ人が出てメンバーが足りなくなるのもオリヴェイラ監督の育成手腕のなさが原因でもあるんですけどね。
本山が出ればやはり全然違いますし、若い選手が出ても勝てますよね。
新井場をCBに起用したのは勝つためと言ってましたが、年功序列でやってれば勝てるというわけではないということですよね。
本当は3連覇中のいい時期に固定メンバーで負け続けてる場合でなく、もっと若い選手を使うべきで、そのことはこーめいは当時から言ってたんですね。
それができてないから今の惨状になっています。
本山がスタメン出場する方が逆に若い選手を使いやすいですし、チームがいい状態で使って上げる方が若い選手にとってもためになります。
ブラジルのクラブは先日レオンが就任したようにベテラン監督を好みますね。
どうせ3試合勝てなかったりするとどんどん解任するので、監督選びは過去の実績だけですることも多いですよ。
【2011/11/30 19:09】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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