鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1戦力分析2012】仙台、横浜FM、神戸
J1戦力分析2012、第2回は仙台、横浜FM、神戸の3クラブです。
このグループはどういう括りかと言うと、リアクションサッカークラブということですね。
前回、Jリーグで優勝争いをするクラブはイタルエリアを上手く使えているという話をしましたが、もう1つ戦術面でいい結果を出そうと思ったらこのリアクションサッカーを選択するという方法もあります。
堅守速攻とも表現されますが、まずは守備をしっかりやってカウンターで攻めるという形ですね。
攻撃と守備が表裏一体のサッカーは攻守のバランスを取るのが難しいのですが、このスタイルのいいところは守備に比重を置いてボールを奪ったら速い攻撃を繰り出すことで選手の意思統一を図りやすいということです。
やることがはっきりしているので戦術の浸透が早く、組織的に守って選手個々の判断に頼るところが少なくなるので攻守のバランスが崩れることもあまりありません。
さらに日本人は真面目にしっかり守備をする選手が多いので、南アフリカW杯でもそうであったように向いているスタイルと言えます。
守備のやり方としては横浜FMのようにDFと中盤の2ラインをボールより下げて守るやり方と神戸や仙台のようにある程度リトリートした状態から積極的にプレスをかけてボールを奪うやり方があります。
問題点はやはり攻撃が物足りなくなり、カウンターとセットプレイに頼らざるを得なくなることですね。
そのため、前線に強力なFW、精度の高いフリーキックのキッカーがいないと守ってばかりになってしまい、希望が見えないサッカーになってしまいます。
神戸もいいキッカーがいればもう少し順位が上がったと思います。
また、比較的浸透させやすい戦術である反面、上積みがないとどうしてもマンネリしやすくなってしまい、何年もリアクションサッカーを続けていくのは苦しくなります。
短期間で結果を出すための布陣と言えるでしょう。
特にJリーグの場合は攻撃的なサッカーを目指す傾向があるので、ある段階でポゼッションサッカーやハイプレスサッカーに切り替えて失敗するパターンが多いですね。
同じリアクションサッカーと言っても昨季の場合は仙台、横浜FMと神戸では事情が違いましたし、今季はまさにその戦術の切り替えがどう影響するのかが楽しみであります。

仙台
昨季成績:4位 勝点56 14勝14分6敗 39得点25失点
フロント・監督
毎年フロントは水面下で不穏な動きをしたりと一枚岩ではないのですが、結果も出ていることもあってよく手倉森監督がまとめている印象ですね。
丹治強化部長が手倉森監督体制の発足と同時に就任したというのもいい影響があるのかもしれません。
今季も昨季のようにチームが一丸となってモチベーションの高いサッカーを繰り広げるのではないかと思います。
昨季手倉森監督が言っていた「アウェイでは勝点1でいい」という考え方からも分かるように、能動的にリアクションサッカーをしているクラブですね。
25失点はリーグ最少だったものの、39得点は残留争いをしていたクラブと同程度でした。
限られた戦力で狙ったサッカーをやって、いい結果を出せたシーズンだったと言えるでしょう。
しかし、攻撃力アップは必須命題です。
攻撃時には菅井らサイドバックがゴール前に入っていくなど攻めどころで思い切りよくチーム全体で攻撃できているのは仙台のいいところなのですが、その割に得点が少ないです。
そこで得点力アップための手段の1つが昨季マルキーニョスの退団で実現しなかった外国人FWですね。
今季もリアクションサッカーを貫いて、ウィルソンと(ケガをしてしまいましたが)梁のボランチコンバートで攻撃力を上げるという狙いなのでしょう。
センターライン
ウィルソン-梁-角田-上本-林
センターラインは一応こんな感じで予想しておきますが、ウィルソンとサッコーニの新外国人コンビの実力次第で大きく変わりそうですね。
サッコーニが軸になれればキャンプから取り組んでいるように梁をボランチにしてより攻撃的な布陣にできます。
昨季のプレイを見ると角田と上本がその実力を発揮してくれれば後ろの方は大丈夫でしょうし、攻撃力を上げても攻守のバランスが崩れる心配もないと思います。
バイタルエリア
プレイメーカーの梁、ドリブラーの関口、ポストプレイの柳沢などバイタルエリアを使える選手は揃っていますね。
しかも、各選手の能力も高いです。
ただ、もともとリアクションサッカーにはあまりバイタルエリアを使うという意識は必要ないからかもしれませんが、サイドからクロスを入れてゴール前の選手が合わせるというパターンが多いです。
これに(どういうプレイスタイルが知らないですが)サッコーニやウィルソンが上手く絡めばリアクションサッカーもより進化しそうですよね。

横浜FM
昨季成績:5位 勝点56 16勝8分10敗 46得点40失点
フロント・監督
昨季はACL出場権獲得がマストだったため、ちゃぶるサッカーを捨ててリアクションサッカーで結果を追い求めていました。
しかし、木村監督に戦術の引き出しがなく、新監督に就任した樋口コーチ、選手らに依存する度合いが多かったので不満も溜まっていき終盤は結果が出なくなって行きました。
リーグ戦5位、天皇杯敗退の結果を受けて木村監督を解任、ACL出場権を獲得できなかった場合は辞めると明言していた嘉悦社長は留任になったことを考えてもフロントに一貫とした方針があるようには感じません。
経営状態が切迫しているのでお金をかけられないのは分かりますが、マルキーニョスを推定年俸1億円で獲得しておいて、監督にはここのところずっとお金をかけていないのは何故なんでしょうね。
今季は昨季実現できなかったポゼッションサッカーを目指して自ら攻撃をしてくスタイルを築いていくようです。
センターライン
マルキーニョス-中村-小椋-中澤-飯倉
名前を見ると豪華なセンターラインですが、特に攻守の要になるマルキーニョス、中村、中澤がベテランでコンディションの心配があります。
しかし、他に軸になれそうな選手は栗原と若い小野くらいというのが問題ですね。
大黒や谷口は能力が高いですがチームの軸になれるようなプレイスタイルではないですし、ボランチに展開力のある選手もいないのでポゼッションサッカーを目指すなら物足りなく映ります。
ベテラン勢がいかにいいコンディションで1シーズン戦えるかにかかっているでしょう。
昨季のようなリアクションサッカーを目指すならいいメンバーだと思うんですけどね。
バイタルエリア
昨季はリアクションサッカーだったのでバイタルエリアを使う必要はなかったのですが、チーム作りの経緯を見るとバイタルエリアを機能的に使えていなかったのでリアクションサッカーになってしまったというのが本質ですね。
中村もあまり中央でプレイするタイプではなく、渡邉のポストプレイもいまいち、小野のドリブルに可能性を感じるくらいでした。
今季はポゼッションサッカーを目指すということでポストプレイのできる前田を獲得しようとしましたが失敗、何とかマルキーニョスの獲得に成功しました。
しかし、マルキーニョスはフィジカルが強くドリブルはできるので前線で起点になってくれますが、トラップは苦手で視野も広くないのでポストプレイは苦手ですね。
タイプ的には小野に近いので五輪で活躍した斎藤ともども似たメンバーが揃ってしまった感じです。
大黒は攻撃の組み立てに参加するタイプではなく、このFW陣をどう生かしていくのか樋口監督の手腕に注目したいと思います。
できれば途中で諦めることなく、今季はポゼッションサッカーの追及にこだわってほしいです。

神戸
昨季成績:9位 勝点46 13勝7分14敗 44得点45失点
フロント・監督
横浜FM同様に昨季もポゼッションサッカーを目指していたのですが、結果が出ずにリアクションサッカーを志向、その結果近年ではもっともいい成績の1桁順位となりました。
今季もやはり目指すところはポゼッションサッカーだそうです。
昨季からフロント入りした高橋チーム統括部長は楽天の三木谷社長の秘蔵っ子とも言われているそうですが、このストーブリーグではその手腕を発揮していましたね。
結果の出ないブラジル人を諦めてそれに当てていた資金で田代、野沢、伊野波、橋本、高木と代表経験のある選手を次々に獲得しました。
昨季も海外クラブから出戻りで相馬を獲得していましたからね。
かなり交渉に長けた人物だと思われます。
しかし、それが直接チーム強化に結び付くとは限らないのがサッカーのおもしろいところですね。
例えば今季もACL出場権獲得が目標だそうですが、Jリーグでは上位に入ろうと思ったら能力の高い外国人かリアクションサッカーが必須です。
今季はそのどちらとも決別したチーム作りとなっていますからね。
日本人だけのチームを目指したクラブは過去にたくさんありますが、それが成功したのは全盛期の磐田くらいのものです。
さらに京都や福岡など代表経験のあるベテラン選手を積極的に補強したクラブもこれまた多くありましたが、成功したところはありません。
補強面では間違いなく成功と言えますが、それがサッカーのチーム作りとして果てして正しいのかどうか、今季はそこに注目していきたいと思います。
センターライン
大久保-野沢-橋本-高木-徳重
メンバーの入れ代わりが大きいのでセンターラインがどうなるか分かりませんが、まだ田代と吉田がケガということなので大久保はFWで起用されそうですね。
1つ言っておくと野沢はプレイメーカータイプの選手だとメディアでもよく言われているのですが、鹿島ではゲームメイクをしたことは一度もなくチームの軸になるようなタイプではないです。
ボールをキープしてくれる選手がいてその周りを自由に動いて真価を発揮する選手ですからね。
だからボッティやポポがいてくれた方が生きたと思うのですけど、鹿島でも化けることのできなかった野沢がそういう役割を担えるのかそこが見どころです。
こーめいは10シーズンに野沢にそれを期待てゼロックススーパー杯のG大阪戦で早々に諦めましたけどね。
技術は高いのでセットプレイでは確実に力になってくれるでしょう。
バイタルエリア
こちらもリアクションサッカーだったのでバイタルエリアを上手く使えているクラブではなかったのですが、ポポと大久保のドリブルくらいでしたかね。
今季はポポに加えてボッティ、松岡もいなくなったので昨年に比べてさらにバイタルエリアを使える可能性が減った印象です。
野沢は技術は高いのでボールはキープできますが、自分でボールを持って何かする選手でなないですし田代もそれは同じです。
伊野波、橋本も中盤の底から縦パスを入れたりサイドに大きく展開するのが上手い選手でもないのでどうポゼッションサッカーをやっていって、バイタルエリアを使って行くのか興味深いですね。
今のところ大久保のドリブルくらいしか可能性を感じません。
こちらも横浜FM同様にリアクションサッカーをしたら昨年より強くなりそうですけど、ぶれずにポゼッションサッカーを貫いて欲しいです。

リアクションサッカー組総括
仙台はサッカーのスタイルにブレがないので、新外国人がハズレでなければ昨季と同じくらいの順位を目指すことは可能だと思います。
逆に横浜FMと神戸はポゼッションサッカーを目指すならメンバー的にも攻守のバランス的にもいいサッカーをするのは難しいのではないかと思います。
そうなると順位は昨季より落ちるでしょうね。
あくまでポゼッションサッカーを貫くのか、それともリアクションサッカーに戻すのか、戻すとしたらどのタイミングでその決断を下すのか。
監督の決断が重要なポイントになりそうですね。

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テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ

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