鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第3節】継続と新生の差…の広島戦
結果
3月24日(土) 2012 J1リーグ戦 第3節
広島2-0鹿島(13:04/広島ビ/14,349人)
[得点者]
25' 佐藤寿人(広島)
71' 大崎淳矢(広島)
[フォーメーション]
FW:大迫、ジュニーニョ
MF:遠藤、柴崎
MF:小笠原、増田
DF:アレックス、中田、岩政、イバ
GK:曽ケ端

[選手交代]
59分:小笠原、ジュニーニョ→青木、興梠
76分:遠藤→昌子


試合の感想
試合の流れ
鹿島は中3日の戦いでしたが、4-2-2-2のフォーメーションでナビスコ杯神戸戦とまったく同じメンバーでした。
広島はいつも通りの3-4-2-1の布陣でケガの石原のポジションには大崎が入りました。
試合は両クラブの完成度、これまで積み上げて来たものの差が如実に出ましたね。
広島は監督が代わったものの戦術はペトロビッチ監督のものを踏襲、そこに今季は+アルファで守備の意識を高めているところです。
そして、タイトル獲得こそできなかったものの、これまでも若い選手を積極的に起用して育ててチームを作っているので、主力が抜けてもその継続性によってカバーできている状況ですね。
かたや鹿島はジョルジーニョ監督になって戦い方もこれまでとは変えて再構築している最中です。
しかも若い選手を積極的に起用せずに育てて来られなかったため、いきなり若い選手を起用しても現段階ではすぐに実力を発揮しやすい環境ではありません。
この継続性という面で鹿島は広島に大きく遅れを取っていますね。
その上鹿島は中2日、中3日での戦い、広島はナビスコ杯がなかったためコンディション面でも差がありました。
その影響が運動量、球際の競り合い、こぼれ球への反応という部分で出ていたのは否めないですね。
ただ、動きに差が出たのは戦術面の影響も大きいでしょう。
広島は布陣をコンパクトにして組織的にプレスをかけて来ていましたし、ビルドアップについても一日の長がありました。
広島が優勢に試合を進める中、鹿島は大迫のくさびからチャンスを作っていきますが、どちらも手堅い戦い方でシュート本数が少ないまま時間が経過していきます。
しかし、25分に三度セットプレイから失点します。
最初にヘディングでクリアしたのですが下がりながらの対応だったのであまり大きくクリアできず、その後のDFラインの押し上げも遅れてしまいましたね。
そのため、佐藤をオフサイドにかけられず決められてしまいました。
クリアしたボールへのアプローチも鹿島の選手は遅かったですね。
先制されてしまうと広島にさらにしっかり守られてしまいます。
それでも昨季よりは縦にボールを入れる意識は高くなっており、大迫のスルーパスから柴崎が抜け出す決定機を作ります。
遠藤が滑ってハンドを取られてしまったのですが、ここは柴崎が思い切ってシュートを打ってよかったですね。
やはりシュートを打つことで勢いが出ますから。
その後は広島の守備を打開できずに段々と消極的なプレイが顔を出し始め、昨季のように横パスやバックパスの多い試合になります。

後半になるとジョルジーニョ監督がさっそく手を打って来ます。
柴崎をアンカー、遠藤をトップ下に置く中盤がダイヤモンド型の4-4-2に布陣を変更して来ました。
前半の戦いを観れば布陣変更して来るのは監督として優秀と言えますが、ダイヤモンド型の4-4-2を選択したのはジョルジーニョ監督の未熟さと言えます。
新井場が退場したシーンもそうであったように、前半から多く観られた中盤でプレスがかからずにフリーで前を向いてボールを持たれる問題は改善されていませんでした。
新井場は上手くタックルに入ったのですが、レフェリーはどちらがボールに先に触ったのか観えてないのに雰囲気でファウルをとってしまった感じですね。
こーめいは他クラブの試合も観ていますが、PKや退場などの勝敗を左右するジャッジからスローイン、コーナーキックとゴールキックのリスタートの判定など今季は特に誤審が多いです。
開幕の仙台戦でもジュニーニョが倒されてファウルとシーンでも、レフェリーの指示したリスタートの位置が明らかに間違っていましたからね。
それでリスタートに時間がかかっていましたから、アクチュアルタイムを伸ばすならまず誤審をなくすくことから始めないといけないと思いますよ。
1人少なくなったこともあり、小笠原、ジュニーニョに代えて青木、興梠を入れますが、ただでさえ前半攻めあぐねたのに数的不利でさらに苦しくなってしまいます。
大迫や柴崎らの個での打開からチャンスを作りかけますが、広島はゴール前でもよく体を張って守っていましたね。
逆にカウンターから2失点目を献上してしまいます。
この場面も広島のボールホルダーにはノープレッシャーでDFラインにとっては厳しい状況だったのですが、アレックスの判断ミスは明らかですね。
大崎についてポジションを絞って来たのにミキッチがサイドでフリーと見るや否やいきなりマークを外してミキッチへプレスに行きます。
守備の鉄則はまず中央のリスクをケアすることです。
1人少ない状況なら尚更でサイドの守備が後手に回るのは仕方ないです。
それを中央にフリーの選手を作ってわざわざサイドを優先する選択をするなんてDFとして有り得ない判断ですね。
大崎をフリーにすれば当然そこを使われますし、山村の対応も遅れることになります。
マークの受け渡しは青山がドリブルで仕掛けて来た場合、ミキッチへボールを出した場合にアレックスがそれぞれプレスに行った時点でするべきですね。
サイドへの守備は実際にミキッチにボールが出てからでいいですし、数的不利なのですからまずはサイドからの攻撃も中央を固めて跳ね返して行くしかありません。
何とか一矢報いて終わりたい鹿島はロスタイムに大迫のスルーパスから興梠が抜け出すのですが空振り、無得点での開幕3連敗となってしまいました。

プレスが効かなかった理由
広島戦のプレス
この試合、鹿島の選手はあまり動けていませんでした。
これは日程的なものもありますが、前線からのプレスがはまらなかったことも大きいです。
そもそも4-4-2では広島の3-4-2―1には相性が悪いんですよね。
まずは2トップが3バックにプレスをかけるのですが、広島にはその前にボランチとサイドハーフがいます。
ここへのプレスの仕方が難しくなるんですよね。
遠藤と柴崎がミキッチと山岸をケアしてしまうと相手のボランチには小笠原と増田がプレスをかけなくてはいけなくなります。
そうなると距離があるのでプレスに行ききれなくなりますし、これによってジョルジーニョ監督が言うように青山が自由にビルドアップできていました。
そして、2シャドーもフリーになりますからね。
また、佐藤は岩政と山村の2人で見ることになるのですが、佐藤が下がってボールを受けた時に鹿島はピンチになることが多かったです。
その場合にCBが付いていくのか、ボランチに受け渡すのかという判断になるのですが、佐藤が下がった場合は相手の2シャドーのうち1人が飛び出して来るのでCBがついていくのも難しいんですよね。
しかし、マークを受け渡すには小笠原と増田の守備、ポジショニングでは不安があるとうことで試合後に山村が「相手の攻めに対して、いくところがはっきりいけなかった。」と言っていたのはまさにこのことです。
鹿島がボールを支配して主導権を握れないと小笠原と増田、新井場とアレックスという攻撃的なメンバーではちょっときついですね。

サイド攻撃が封じられた理由
広島戦攻撃時
この試合では神戸戦で見せていたようなサイド攻撃がまったくと言っていいほどできませんでした。
それもシステムの問題が大きいです。
相手が4バックの場合は片方のサイドでボールを持てば守備もそちらにシフトして来ますので、素早くサイドチェンジすれば逆サイドにスペースが生まれています。
神戸戦の時にサイドチェンジをもっと有効に使いたいと書いたのですが、新井場やアレックスがいい形でサイドのスペースを突けていたのはこのサイドチェンジからの形でした。
しかし、広島の場合は3バック、さらにそのサイドのスペースはサイドハーフが埋めて(今季は守備意識が高くなっており先制してからは特に)5バック気味に守るのでサイドチェンジがあまり有効ではありません。
新井場やアレックスがもっと1対1で仕掛けていけたらいいのですが、そういうことができる選手ではないので縦へのスペースを埋められてしまったらサイド攻撃は手詰まりになってしまいます。
そのため広島に上手く守られて横パス、バックパスが増えて行きましたね。
4-2-2-2で突破口を作るなら遠藤が右サイドで起点になって新井場が高い位置を取った時は広島の山岸と森崎がプレスに来ていました。
ボランチの1枚が流れて来ているので中央にスペースが出来ていたんですよね。
ここを小笠原や増田が突いていけばよかったのですが、上がっていってボールを要求する場面はありませんでした。
大迫が一番有効に使えており、くさびのパスを受けてからチャンスを作っていましたね。
ただ、組織的に守っている広島と手探り状態で攻めている鹿島では連動性や動き、反応の速さに差が生まれるのは当然で攻めきるまでには至りませんでした。
こーめいが前回のブログで大迫や遠藤、柴崎が中央で起点になれるようにしていかないといけないと書いたのはこういうことです。
サイドからだけではどうしても攻めの幅が狭くなってしまいますからね。
小笠原はシステム云々より選手が試合をやるんだから気持ちが大事とよく言います。
確かにこの試合でももっと走って球際やセカンドボールの反応ももっと厳しく行けていればまだやれたと思いますよ。
しかし、何をやればいいのか分からない状態ではいくら気持ちがあっても空回りするだけです。
サッカーも格闘技も突きつめれば陣取り合戦であり、相手の陣地にいかにスペース(隙)を作ってそこを侵略していくかが重要になって来ます。
そういうことを考えてプレイできてないからバックパス、横パスばかりになってしまうわけですよ。

3-4-2-1の攻略法
例:4-2-3-1
ジョルジーニョ監督は後半からダイヤモンド型の4-4-2にして来ましたが、これは有効な手ではないですね。
では、どうすればよかったかというと4-2-2-2を基本布陣とするなら守備の時は大迫を下がり目に置いてボランチをケアする形、4-2-3-1にしてプレスをかければもっと上手く守れました。
最初から4-2-3-1で戦うなら大迫、遠藤、柴崎の並びでもOKです。
ジュニーニョが3CBにプレスをかけてコースを限定して、その前のミキッチ、青山、森崎、山岸には柴崎、大迫、遠藤で見る形ですね。
中央は広島の3人に対して鹿島は2ボランチ、2CBで見れば数的優位を保てるのでそこでボールを奪ってしまえば、プレスの掛け心やボールの取りどころがはっきりしないなんて事態にはならなかったわけです。
攻撃のときは3トップにして相手の3バックのサイドのスペースを突いていけば、広島のサイドハーフは下がらざるを得なくなるので両サイドバックを高い位置に上げて中盤で数的優位を作って攻めることができます。
もっと攻撃的に行くなら4-3-3(4-1-2-3)でも良かったと思います。
これも3トップで相手の3バックに圧力をかけられますし、インサイドハーフが相手のボランチにどんどんプレスをかけて行けば前からボールを奪いやすいですから。
ペトロビッチ監督が3-4-2-1のフォーメーションを好んで使っているのは後ろからパスを繋いで攻撃しやすいというのもありますが、Jリーグでは2トップ、4-4-2のクラブが多く、そういった相手に優位に戦えるからです。
新監督になってチームを作り直している鹿島にとってはちょっと難易度の高い対戦相手だったと言えますが、今回システムや戦術について触れたのは横浜FM戦の次に浦和戦があるからです。
ジョルジーニョ監督は試合のビデオを観て分析しているでしょうから、浦和戦には何らかの対策をしてきてくれることを期待しております。

横浜FMに向けて
厳しい結果が続いており、そんな流れの中引き続き次戦もアウェイですが横浜FMもチーム状態がよくないようですね。
今季の試合はまだ観ていないのでよく分かりませんが、ここが鹿島の正念場となりそうです。
新井場が出場停止なので誰を起用するのか気になります。
西が間に合うのか、経験のある青木を起用するのか、この試合で途中出場した昌子を抜擢するのか。
とりあえずサイドバックの弱点を修正するために西の復帰にまだかかるならバランスを考えても浦和戦から先は左に新井場、右に守備的な青木、昌子を起用するのもありかと思います。
まだ得点がありませんが、ポジティブに考えればG大阪のように失点が多く個の力で得点を取っているクラブより立て直しやすいと思います。
そのG大阪は監督、コーチ陣の入替えとなりましたが、試合を観ても今の鹿島より混沌としてましたからね。
鹿島の失点はセットプレイからと退場してからですし、攻撃も次第にかみ合っていくでしょう。
ただ、セットプレイで失点、シュートまで行かれているシーンはだいたい新井場がマークをはずしているんですよね。
今は再び試合前日にはセットプレイの練習をやっているようですが、もっと徹底してほしいです。
今度はインターバルが1週間ありますからしっかり準備をしていい試合を観せてくれるでしょう。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

こんばんは・・・
ん~広島戦は0-2で負けちゃいました。1点目の佐藤の得点は自分の感覚ではオフサイドって思えたんですが山村の上りが遅れてましたか?
それにしても先制をされると跳ね返す事ができないくなった鹿島・・・攻撃陣の怖さを感じないのは自分だけでしょうか?大迫はそれなりに成長をし良い感じなんですがその他のメンバーがボールを持っても点が入る気がしないのは何故でしょうか?!
守備陣もやはりサイドバックの弱さが目立ちます・・・DMFに本田が復帰すれば変わるかもしれないけど今のままでは今シーズンは降格争いをしちゃいそうな雰囲気で怖いです。
次戦の横浜FM戦は新井場が出場できないので誰をスタメンに起用するのかが注目ですね。伊東はまだ使えそうにないですかねぇ?!西が復帰できれば問題ないですけど・・・
次の週末には笑顔で試合を見終えたいです!
【2012/03/27 22:10】 URL | ホソヒロ #- [ 編集]

ホソヒロさんへ
コメントありがとうございます。
広島の佐藤の得点はクリアした山村が残る形になっていたのでオンサイドでしたね。
先制されると跳ね返す力がなくなったのはこーめいもすごく感じますが、その前の勝っていても3点目を取って勝つことができなくなっていた頃から攻撃は次第にパワーダウンしていたのかもしれませんね。
西はもう全体練習に合流しており横浜FM戦は先発が有力なんじゃないでしょうかね。
試合勘がちょっと心配ですけど。
【2012/03/29 21:06】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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