鹿島ブログエトセトラ
鹿島アントラーズを中心としたサッカーブログです。エトセトラ部分としてJリーグ・日本代表・欧州サッカー、はたまた日常生活についても思ったこと、感じたとこを書いています。
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【J1第9節】まだまだ発展途上…の清水戦
結果
5月3日(木) 2012 J1リーグ戦 第9節
清水3-0鹿島(19:01/アウスタ/18,393人)
[得点者]
05' 伊藤翔(清水)
72' 高木俊幸(清水)
75' 大前元紀(清水)
[フォーメーション]
FW:興梠、大迫
MF:ドゥトラ
MF:小笠原、遠藤
MF:柴崎
DF:イバ、山村、岩政、西
GK:曽ケ端

[選手交代]
60分:ドゥトラ→青木、大迫→岡本
73分:岩政→ジュニーニョ


試合の感想
プレスと起点
鹿島は前節と同じ中盤ダイヤモンドの4-4-2、メンバーもそのままでした。
清水はおなじみの4-3-3ですがアレックスとフランサが出場停止でそのポジションには河井、伊藤と若い選手が入っていましたね。
こーめいが警戒していた枝村はケガ、高原も足を痛めているということでベンチスタートでした。
鹿島は失点を除けば立ち上がりはそれ程悪くなかったのですが、20分からは清水の前線からのプレスとサイドの低い位置で作られる起点に完全にハマって終始苦しめられる展開となります。
清水はトップの伊藤が柴崎を見る形、DFラインもコンパクトにして守って積極的にプレスをかけて来ました。
これに対して鹿島は序盤、DFラインの裏を狙って長いボールを入れていたのですが、ピッチがスリッピーで最初のバウンドが流れるため通らず。
次第にそういうボールが減って行き、DFラインからパスを繋いで組み立ていくのですが清水のプレッシャーのきつかったためボールロストすることが多くなりましたね。
全体的にミスが多くパスがズレるシーンが目立ちましたが、疲労やピッチの影響もあって特に柴崎のパス、ドゥトラのドリブルに冴えがなかったです。
起点を作れない鹿島に対して清水はサイドバックと開いたインサイドハーフの選手が低めの位置で起点になってサイドチェンジを多用して来ます。
ダイヤモンド型の4-4-2はどうしてもサイドの守りに対応しづらく、前節もG大阪に鹿島の左サイドで起点を作られていました。
ただ、G大阪は高い位置で起点を作っていたため、ボールの獲り所をアタッキングサードに入る高さに設定している現在の鹿島にとっては好都合、後半にマークの仕方を修正してうまく守れていました。
しかし、清水はサイドバックとインサイドハーフでサイドの低い位置で起点を作って来ました。
ドゥトラはアンカーの村松のケアをしなければならず、インサイドハーフの小笠原と遠藤はシステム上そこまで高いポジションを取れないため、鹿島にとって非常にプレスがかけづらいところで起点を作られていたんですよね。
そこからサイドチェンジを多用して来ましたので、後ろの選手は左右に振られてどうしても相手のウィングやサイドバックの選手がアタッキングサードでボールを受けた時には鹿島の守備は後手に回る状態となっていました。
実は先制点もサイドバックをフリーにして、そこからのサイドチェンジから始まっていました。
それでも前半は何とかそれ以上の失点はせずに堪えます。
後半もクロスバーに助けられたりしながらも同点のチャンスを窺いますが、どうにも攻守に上手くいっていないやり方を続けていては清水に決定機を作られるばかりですね。
こういう時こそセットプレイで得点をして流れを変えたいところですが、遠藤に加えて小笠原のCKもニアばかり狙うワンパターンな形で全部クリアされていました。
セットプレイも工夫がなく可能性を感じませんでした。
60分には青木と岡本を入れて4-4-2のボックス型にしてバランスは改善されますが、72分に高木にドリブルからゴールを奪われるとその3分後にもFKのカウンターから大前に追加点を許してしまいます。
もっと失点をしていてもおかしくない完敗でしたね。

基本から応用へ
ダイヤモンド型の4-4-2はハマれば威力を発揮しますが、ハマらないとこういう展開になってしまいますよね。
それでも得点の取り合いに持って行ければいいのですが、ピッチがスリッピーだったのは鹿島にとってかなり不利でしたし、ミスも全体的に多かったです。
ただ、清水のプレスと起点の作り方に対応できれば十分戦えたと思います。
では、どう修正すればよかったかというと、幾つか方法があるのですが、要は相手の起点を潰して自分たちは高い位置で起点を作るという作業をすることになります。
まず、相手の起点を潰す守備については鹿島のボールの獲り所と相手に起点をマッチさせるようにします。
現在の鹿島はあまり2トップが高い位置からプレスをかけずに相手を引き込んでバイタルエリアでボールを奪うという守備をしていますが、清水は低い位置で起点を作っていたのでもっと前からプレスをかけて高い位置にボールの奪いどころを設定する必要がありましたね。
あくまで4-4-2のダイヤモンド型を基調とするなら、小笠原と遠藤のポジションを上げて4-1-3-2の形で、前線からプレスをかけて中盤の3人をボールサイドにシフトさせて清水の選手を逆にサイドに追い込んでそこで奪ってしまうというやり方もありです。
また、ダイヤモンド型の4-4-2は清水の4-3-3にシフトしやすいので左からドゥトラ、興梠、大迫と3トップ気味にして清水と同じ守り方をして中盤がそれに連動すれば高い位置でボールの奪い所を作れていました。
慣れ親しんだボックス型の4-4-2にするなら、ドゥトラをFWに上げて大迫を左のOHに下げて前線からしっかりプレスをかける方法も有効ですね。
ただ、いずれもFWからのプレスが必須であり、今の鹿島はそこが足りていないです。
攻撃に関してはどこで起点を作るかというと、ドゥトラをトップに上げていることからも分かるように左サイドにポジションを取らせて、身長168センチの吉田とマッチアップさせます。
鹿島は清水のプレスに苦しんでなかなかビルドアップできていなかったのですが、ジョルジーニョ監督も指示していたようにこういうときはロングボールが有効です。
しかし、ピッチ状況もあってDFラインの裏を狙うボールは流れていましたし、右サイドはヨン・ア・ピンの守備がかなりやっかいでした。
そこで右サイドバックの吉田との高さのミスマッチを生かしてドゥトラに長いボールを集めてそこで起点を作るというやり方をすれば盛り返せたでしょうね。
途中から高さのある岡本が投入されましたが、ヨン・ア・ピンとマッチアップすることも多く封じられていましたから。
監督、メンバー、システムも変わってようやく基本が機能するようになった状態ですが、まだまだ応用が効きません。
これから試合をこなすことで試合途中に臨機応変に相手のやり方に合わせて修正していく力をつけていく必要がありますね。

収穫と課題
全体的にパフォーマンスが低調だったため収穫と呼べるものはあまりありません。
その中で唯一ポジティブな収穫は山村のビルドアップ能力ですね。
昨季までだったらあれだけプレスをかけたらもっとバックパスが増えていたはずで、DFラインに山村が入ったことでプレスをかいくぐって縦パスを入れる場面が目立ちました。
この試合では前線の選手の収まりがよくなかったですけど、そこは今季良くなっている部分ですよね。
それ以外の収穫は、やはり連戦は運動量が少なくなるのでローテーションをした方がいいと思います。
特に柴崎、興梠、小笠原はこれまでも連戦は精彩を欠いてミスが多くなる傾向がありましたからね。
この試合でも柴崎は本人も調子が悪かったことを認めていますし、興梠も無理にワンタッチでパスを出そうとしてミスする場面が多かったです。
それからダイヤモンド型のフォーメーションはスペースのできる後半からにして、前半やアウェイ、ピッチがスリッピーな状態ではボックス型の4-4-2から入るなど考えないといけないですね。
そして試合の主導権を握れなかったらすぐにボックス型に切り替えるなど、ダイヤモンド型の使い方はこの試合からいろいろ学んでいく必要がありそうです。
あとはセットプレイ、前線からのプレスはどのフォーメーションで戦うにしろ、精度を高めていかないといけないですね。

鳥栖戦に向けて
鳥栖はいいサッカーをしていますね。
全選手が非常に献身的によく攻守に走ります。
しっかりプレスをかけてボールを奪うと前線の豊田を狙ってカウンター、ポゼッションしてもよく繋いでサイドから攻撃を組み立て来ますからね。
豊田の高さ、フィジカルはもちろんですが、キム・ミヌのパスとセットプレイ、水沼のドリブルにミドルシュート、野田のサイドからの攻撃、途中出場でアクセントになる清武など要注意人物が目白押しです。
藤田のロングスローもかなり危険ですからね。
新井場もロングスローをする時がありますが、ボールの質が違いますから。
簡単な相手ではないですが、鳥栖のサッカーを具現化しているのは運動量がベースになっていますから、逆に言えば中2日のホームでの試合は鹿島にとって最高のシチュエーションと言えます。
最低限、鳥栖より走らないといい試合にはならないでしょうね。
清水戦で5敗目を喫してしまいましたが、さすがにそんなにとんとん拍子には上がっていける程甘くないです。
5敗のうち4敗は現在の上位4クラブですから、それが現在の鹿島の力を表していると言えるでしょう。
そういう意味ではJ1最少失点で5位の鳥栖戦は重要となって来ます。
長いシーズン、ケガ人などもありますから今後はどうなるか分からないですが、現在の鳥栖は間違いなく5位に位置するだけの実力を持っています。
そこに勝つことができれば鹿島もそのあたりまでは上がれる力はあるということです。
その上、まだまだ鹿島はこれから成長の余地が存分にありますからね。
鳥栖戦は前線からのプレス、ハードワークで絶対に負けないという気持ちで戦ってイニシアティブを握る試合運びを期待しております。

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テーマ:鹿島アントラーズ - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

こんにちは!
G大阪戦とはうってかわって清水戦では完敗しましたね・・・まぁ試合を見ててもミスは多かったし何よりセットプレーの質の低さが目立ちましたね。キッカーがずっと神戸に移籍した方がやられてたから居なくなった時に同等の精度を蹴れる選手が育ってなかったのでは?!と思っちゃいました。さすがに小笠原も全盛期に比べるとキックの精度が落ちているので厳しいですね…セットプレーからの得点が激減してるので流れを変えるって事がなかなか難しくなっているのではないでしょうか?ドゥトラあたりどうなんでしょうね?
中二日で鳥栖戦。鳥栖は前節仙台戦で引き分けでしたし弱くはないチームだと思います。鹿島のHOME試合なのでここはハードに行ってもらいたいものですね!調子を落としているメンバーを変更してガンガン走れる若手を起用してみるのもいいのではないでしょうか?そろそろ本田も復帰が近いでしょうし。明日の試合は勝って連敗は避けたいですね!
【2012/05/05 08:18】 URL | ホソヒロ #- [ 編集]

ホソヒロさんへ
コメントありがとうございます。
セットプレイについては以前からこーめいも言っていたように野沢だけでなく他の選手にも蹴らせて欲しかったですね。
野沢も調子の悪い試合がありましたから。
そういう面でも世代交代の失敗が出ています。
今の鹿島も遠藤と小笠原がいいボールを入れられなかったら柴崎に蹴らせてほしいですね。
ドゥトラは数少ない高さのある選手なので中で使いたいです。
それから今季はゴール前に入っていくのが上手い選手が少なくなっている影響もあると思います。
鳥栖戦は連敗は避けられましたね。
【2012/05/07 19:33】 URL | こーめい #zlAQJbYM [ 編集]


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【結果】5月3日(木) 2012 J1リーグ戦 第9節清水3-0鹿島(19:01/アウスタ/18,393人) [得点者]05 まとめwoネタ速neo【2012/05/12 17:46】

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